JPWO2020049630A1 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る冷蔵庫は、上面の一部が冷蔵温度帯の貯蔵室の下面を構成する仕切部品と、前記貯蔵室に空気を供給する風路を開閉するダンパー装置と、を備えている。前記仕切部品は、前記貯蔵室の前記下面を構成する箇所の後方に、前記ダンパー装置の下部部分を収納する凹部が形成され、前記凹部の前方に堰堤を備えている。前記ダンパー装置は、前記風路の一部である第1風路が形成され、該第1風路を開閉するバッフルと、前記バッフルを動作させる駆動部と、該駆動部に接続されたリード線と、を備えている。前記バッフルが前記第1風路の周縁部に上方から接触し、前記第1風路を閉じる構成であり、前記バッフルが前記第1風路を閉じている状態においては、前記バッフルの前記第1風路側の面は前記堰堤よりも下方に配置されており、前記リード線のうち、平面視において前記凹部内に位置する部分は、前記堰堤よりも上方に配置されている。

Description

本発明は、貯蔵室に空気を供給する風路の開閉を行うダンパー装置の動作不良の抑制を図った冷蔵庫に関する。
近年、複数の貯蔵室を有する定格内容積300L以上の冷蔵庫においては、ワークトップ型の冷蔵庫が主流となっている。ワークトップ型の冷蔵庫では、冷蔵室が最上段に配置され、他の貯蔵室が冷蔵室の下方に配置されている。冷蔵室の前面側の開口部は、例えば、観音開き式の扉で開閉自在となっている。また、他の貯蔵室は、例えば、引き出し式の扉で開閉自在となっている。他の貯蔵室とは、例えば、製氷室、小型冷凍室、冷凍室、及び野菜室である。また、使用者のライフスタイルに合わせて週末のまとめ買い時にも全ての食品が収納できるように、冷蔵庫の大容量化がトレンドとなってきている。
多くの冷蔵庫では、冷蔵庫の各貯蔵室内を所定の温度に保つため、以下のような構成が採用されている。詳しくは、貯蔵室には、該貯蔵室内の温度を検出する温度センサが設けられている。また、冷却器で冷却された空気である冷気を貯蔵室へ供給する風路には、該風路を開閉するダンパー装置が設けられている。このダンパー装置には、冷気を貯蔵室へ供給する風路の一部が形成されている。また、ダンパー装置は、該風路を開閉するバッフルと、モータの駆動力によってバッフルを動作させる駆動部とを備えている。そして、ダンパー装置が冷気を貯蔵室へ供給する風路を閉じる場合、バッフルがダンパー装置内の風路の周縁部に上方から接触し、風路を閉じる。
冷蔵庫は、内箱及び外箱で構成される筐体の内部を仕切部品で仕切られることにより、筐体の内部が複数の貯蔵室に区画されている。ここで、従来の冷蔵庫には、仕切部品にダンパー装置を埋め込み、貯蔵室の容量を増大させているものも提案されている(例えば特許文献1参照)。詳しくは、上面の一部が貯蔵室の下面を構成する仕切部品には、貯蔵室の下面を構成する箇所の後方に、ダンパー装置の下部部分を収納する凹部が形成されている。また、該凹部が形成された仕切部品には、該凹部に水分が侵入することを抑制するため、該凹部の前方に、上方へ突出する堰堤を備えている。そして、ダンパー装置は、少なくとも下部が該凹部に埋め込まれて設置されている。このようにダンパー装置を設置した場合、バッフルがダンパー装置内の風路を閉じた状態においては、バッフルとダンパー装置内の風路の周縁部との接触部分は、堰堤よりも下方に配置されることとなる。
特開2013−87965号公報
上述のように、バッフルとダンパー装置内の風路の周縁部とが接触することで、冷気を貯蔵室へ供給する風路が閉じられる。すなわち、風路を閉じている状態では、バッフルにおける風路の周縁部と接触する側の面が、冷却器で生成された冷気で冷却された状態となる。この際、冷却器で生成される冷気温度は−20℃程度と低い。このため、バッフルにおける風路の周縁部と接触する側の面に水が付着した場合、当該水が凍って、バッフルとダンパー装置内の風路の周縁部とが固着し、バッフルが動作不良となる場合がある。そして、このようにバッフルが動作不良となると、貯蔵室に冷気を供給できなくなってしまう。
また上述のように、仕切部品にダンパー装置を埋め込んで設置した場合、バッフルがダンパー装置内の風路を閉じた状態においては、バッフルとダンパー装置内の風路の周縁部との接触部分は、堰堤よりも下方に配置されることとなる。すなわち、仕切部品にダンパー装置を埋め込んで設置した場合、バッフルにおける風路の周縁部と接触する側の面に水が付着しやすい条件となっている。また、設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室の下面を構成する仕切部品にダンパー装置が埋め込まれている場合、当該貯蔵室において水がこぼれた際、貯蔵室内で水が凍結しないため、該水が堰堤を乗り越えやすい。したがって、設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室の下面を構成する仕切部品にダンパー装置が埋め込まれている場合、水が堰堤を乗り越えた場合でも、バッフルにおける風路の周縁部と接触する側の面に水が付着しないようにすることが望ましい。なお、冷蔵温度帯とは、0℃よりも高い温度帯である。すなわち、設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室とは、設定温度が0℃よりも高い温度となっている貯蔵室である。
ここで、上述のように、ダンパー装置の駆動部は、モータの駆動力によってバッフルを動作させる。このため、モータへの電力供給及びモータへの制御信号の送信等を行うため、ダンパー装置の駆動部にリード線を接続する必要がある。このリード線は、ダンパー装置周辺の断熱部品に形成された溝に収納されながら、引き回される。この際、従来、リード線の引き回し方は、風路の流路断面積の確保、及びダンパー装置が埋め込まれる凹部の形状が決定した後、決定される。このため、リード線を収納する溝の配置には、設計自由度が少ない。したがって、従来、平面視において凹部内に位置するリード線部分は、堰堤よりも低い箇所に引き回されることがあった。このため、設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室の下面を構成する仕切部品にダンパー装置が埋め込まれている従来の冷蔵庫においては、堰堤を乗り越えた水がリード線を収納する溝を伝ってバッフルにおける風路の周縁部と接触する側の面に付着し、バッフルとダンパー装置内の風路の周縁部とが固着し、バッフルが動作不良となる可能性があった。すなわち、設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室の下面を構成する仕切部品にダンパー装置が埋め込まれている従来の冷蔵庫においては、未だ、凍結によるバッフルの動作不良を抑制する改善を行った方がよいという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室の下面を構成する仕切部品にダンパー装置が埋め込まれている冷蔵庫において、凍結によるバッフルの動作不良を従来よりも抑制することができる冷蔵庫を得ることを目的とする。
本発明に係る冷蔵庫は、設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室と、上面の一部が前記貯蔵室の下面を構成する仕切部品と、前記貯蔵室に空気を供給する風路を開閉するダンパー装置と、を備え、前記仕切部品は、前記貯蔵室の前記下面を構成する箇所の後方に、上部が開口しており前記ダンパー装置の下部部分を収納する凹部が形成され、前記凹部の前方に、上方へ突出する堰堤を備え、前記ダンパー装置は、前記貯蔵室に空気を供給する風路の一部である第1風路が形成され、該第1風路を開閉するバッフルと、モータを有し、該モータの駆動力によって前記バッフルを動作させる駆動部と、該駆動部に接続されたリード線と、を備え、前記バッフルが前記第1風路の周縁部に上方から接触し、前記第1風路を閉じる構成であり、前記バッフルが前記第1風路を閉じている状態においては、前記バッフルと前記周縁部との接触部分は前記堰堤よりも下方に配置されており、前記リード線のうち、平面視において前記凹部内に位置する部分は、前記堰堤よりも上方に配置されている。
本発明に係る冷蔵庫においては、ダンパー装置の駆動部に接続されたリード線のうち、平面視においてダンパー装置の下部部分を収納する凹部内に位置する部分は、堰堤よりも上方に配置されている。このため、本発明に係る冷蔵庫においては、堰堤を乗り越えた水がリード線を収納する溝を伝ってバッフルにおける第1風路の周縁部と接触する側の面に付着することを、従来よりも抑制できる。したがって、本発明に係る冷蔵庫は、凍結によるバッフルの動作不良を従来よりも抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る冷蔵庫の正面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の実施の形態に係る冷蔵庫のダンパー装置を前方左側から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る冷蔵庫のダンパー装置を右側から見た縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る冷蔵庫のダンパー装置を後方右側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る冷蔵庫のダンパー装置部ASSYを後方右側から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る冷蔵庫のダンパー装置部ASSYを前方左側から見た斜視図である。 本発明に係る冷蔵庫の仕切部品及びダンパー装置部ASSYを前方右側から見た分解斜視図である。 本発明に係る冷蔵庫の仕切部品の一部及びダンパー装置部ASSYを前方左側から見た分解斜視図である。 本発明に係る冷蔵庫の仕切部品の一部及びダンパー装置部ASSYを前方左側から見た分解斜視図である。 本発明に係る冷蔵庫の仕切部品の一部及びダンパー装置部ASSYを前方左側から見た斜視図である。 本発明に係る冷蔵庫の仕切部品の一部及びダンパー装置部ASSYを右側から見た縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る冷蔵庫の筐体及び仕切部品を前方右側から見た斜視図であり、筐体に仕切部品を固定する前の状態を示す図である。 図13に示すA部の平面図である。 本発明の実施の形態に係る冷蔵庫の仕切部品の収納部近傍を前方右側から見た斜視図であり、筐体に仕切部品を固定した後の状態を示す図である。 本発明に係る冷蔵庫の仕切部品の一部及びダンパー装置部ASSYを右側から見た縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る冷蔵庫のダンパー装置部ASSYを前方左側から見た斜視図である。 本発明に係る冷蔵庫のダンパー装置部ASSYの断熱部品に形成された第2溝近傍の縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る冷蔵庫において冷蔵室の背面を構成する風路部品を前方右側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る冷蔵庫において冷蔵室の背面を構成する風路部品を後方右側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る冷蔵庫において冷蔵室の背面を構成する風路部品を前方右側から見た分解斜視図である。
実施の形態.
以下、図面に基づき、本発明に係る冷蔵庫の一例について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫の正面図である。図2は、図1のA−A断面図である。
冷蔵庫100は、前面部が開口した箱形形状である筐体90を備えている。この筐体90は、該筐体90の外周面部を構成する外箱53と、該筐体90の内周面部を構成する内箱52とを備えている。また、外箱53と内箱52との間には、発泡ウレタン等の断熱材34が設けられている。なお、外箱53と内箱52との間に、断熱材34として真空断熱材を設けてもよい。
筐体90の内部は、仕切部品によって仕切られている。これにより、筐体90には、前面部に開口部を有する複数の貯蔵室が形成される。本実施の形態の場合、筐体90の内部は、仕切部品35、仕切部品36、及び仕切部品37によって縦方向に仕切られている。また、仕切部品35と仕切部品36との間も、図示せぬ仕切部品によって横方向に仕切られている。これにより、冷蔵庫100は、貯蔵室として、冷蔵室1、製氷室2、小型冷凍室3、冷凍室4、及び野菜室5を備えている。
詳しくは、冷蔵室1は、貯蔵室の中で最上段に配置されている。すなわち、本実施の形態に係る冷蔵庫100は、ワークトップ型の冷蔵庫となっている。製氷室2及び小型冷凍室3は、冷蔵室1の下方に配置されている。すなわち、仕切部品35の上面の一部は、冷蔵室1の下面を構成する。ここで、冷蔵室1は、設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室である。冷蔵温度帯とは、0℃よりも高い温度帯である。すなわち、設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室とは、設定温度が0℃よりも高い温度となっている貯蔵室である。したがって、仕切部品35は、上面の一部によって、設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室の下面を構成している。また、仕切部品35の下面の一部は、製氷室2及び小型冷凍室3の上面を構成する。また、仕切部品36の上面の一部は、製氷室2及び小型冷凍室3の下面を構成する。冷凍室4は、製氷室2及び小型冷凍室3の下方に配置されている。すなわち、仕切部品36の下面の一部は、冷凍室4の上面を構成する。また、仕切部品37の上面の一部は、冷凍室4の下面を構成する。野菜室5は、冷凍室4の下方に配置されている。すなわち、仕切部品37の下面の一部は、野菜室5の上面を構成する。なお、冷蔵室1、製氷室2、小型冷凍室3、冷凍室4、及び野菜室5は、冷蔵庫100の貯蔵室の一例である。冷蔵庫100に設けられる貯蔵室の種類及び配置は、上述の構成に限定されない。
これらの貯蔵室の前面部に形成された各開口部は、扉によって開閉自在に覆われている。具体的には、冷蔵室1の前面の開口部には、左扉6及び右扉7が設けられている。左扉6は、左側端部が筐体90に回転自在に接続されている。右扉7は、右側端部が筐体90に回転自在に接続されている。すなわち、冷蔵室1の前面の開口部は、観音開き式の扉によって開閉自在に覆われている。製氷室2の前面の開口部は、引き出し式の扉33によって開閉自在に覆われている。小型冷凍室3の前面の開口部は、引き出し式の扉30によって開閉自在に覆われている。冷凍室4の前面の開口部は、引き出し式の扉31によって開閉自在に覆われている。野菜室5の前面の開口部は、引き出し式の扉32によって開閉自在に覆われている。
冷蔵室1内には、高さ方向の異なる位置に、収納物を収納する複数のポケット20が設けられている。本実施の形態では、3つのポケット20が、左扉6及び右扉7のうちの少なくとも一方に取り付けられている。また、冷蔵室1内は、3つの棚19で区画されている。そして、最下段となる棚19の下方は、チルド室17となっている。チルド室17は、冷蔵室1の温度よりも低い温度に設定されている。例えば、冷蔵室1の温度が約3℃の場合、チルド室17は、例えば約0℃に設定されている。このチルド室17には、収納物を収納するケース18が設けられている。また、小型冷凍室3には、収納物を収納するケース25が設けられている。また、冷凍室4には、収納物を収納する上ケース26及び下ケース27が設けられている。また、野菜室5には、収納物を収納する上ケース28及び下ケース29が設けられている。
冷蔵庫100は、各貯蔵室を冷却するために、冷凍サイクルを備えている。この冷凍サイクルは、一般的なもので、圧縮機14、図示せぬ凝縮器、図示せぬ毛細管等の絞り機構及び冷却器11が順次配管接続されて構成されている。すなわち、圧縮機14で高温高圧に圧縮された冷媒は、凝縮器に送られ、主に冷蔵庫100外に熱を放熱して凝縮していく。凝縮した冷媒は、絞り機構で減圧された後に冷却器11に送られる。そして、冷却器11に送られた冷媒は、冷却器11の周囲の空気を冷却する。
冷却器11は、冷凍室4の後方に形成された冷却器室91に設けられている。冷却器室91は、冷凍室4との間をファングリル15によって仕切られている。すなわち、冷却器11は、冷却器室91内の空気を冷却する。また、冷却器室91と各貯蔵室とは、風路で連通している。そして、冷却器室91には、冷却器11の下流側に庫内ファン10が設けられている。すなわち、庫内ファン10を駆動させることにより、冷却器11で冷却された空気が循環し、各貯蔵室を冷却する。
例えば、筐体90の後部には、風路部品21が設けられている。風路部品21は、冷蔵室1の背面を構成している。なお、上述のように、冷蔵室1内には、チルド室17も形成されている。風路部品21は、チルド室17の背面も構成している。この風路部品21には、風路24が形成されている。また、風路部品21には、風路24と冷蔵室1とを連通する例えば複数の吹出口22が形成されている。すなわち、冷却器室91から風路24に供給された冷気は、吹出口22から冷蔵室1内へ吹き出される。また、風路24は、後述するダンパー装置9に形成された風路等を介して、冷却器室91と連通している。すなわち、風路24及び吹出口22は、後述するダンパー装置9に形成された風路等と共に、冷却器室91から冷蔵室1に空気を供給する風路を構成する。なお、風路部品21には、冷却器室91からチルド室17に空気を供給する風路も形成されている。本実施の形態では、風路部品21には、冷却器室91からチルド室17に空気を供給する風路として、冷却器室91に連通する後述の風路80と、該風路80とチルド室17とを連通する吹出口23とが形成されている。すなわち、冷却器室91から風路80に供給された冷気は、吹出口23からチルド室17内へ吹き出される。
ここで、冷却器11で生成される冷気は、−20℃程度となり、冷蔵室1の設定温度よりも低い。このため、風路部品21の風路24と冷却器室91との間には、ダンパー装置9が設けられている。そして、冷却器室91から冷蔵室1に空気を供給する風路をダンパー装置9によって開閉することにより、冷却器室91から冷蔵室1に供給される冷気の量を調整し、冷蔵室1内の温度を設定温度近傍に保っている。
具体的には、冷蔵庫100は、冷蔵室1内の温度を検出する温度センサ38を備えている。温度センサ38は、例えば、風路部品21の表面に取り付けられている。なお、冷蔵室1内の温度を検出できれば、温度センサ38の設置位置は任意である。また、ダンパー装置9は、ダンパー装置9に形成された風路を開閉するバッフル45を備えている。また、冷蔵庫100は、温度センサ38の検出温度に基づいて、バッフル45を動作させる制御基板16を備えている。制御基板16は、温度センサ38の検出温度が冷蔵室1の設定温度となるように、バッフル45を動作させて、冷却器室91から冷蔵室1に供給される冷気の量を調整する。なお、冷蔵室1に供給された冷気は、図示せぬ戻り風路を通って冷却器室91に戻り、冷却器11によって再び冷却される。
本実施の形態では、制御基板16は、バッフル45の動作以外も制御している。例えば、本実施の形態に係る冷蔵庫100においては、少なくとも一部の貯蔵室に、温度補償用のヒータが設けられている。また、本実施の形態に係る冷蔵庫100においては、左扉6と右扉7との間に配置される仕切板8等に、露付き防止用のヒータが設置されている。制御基板16は、これらのヒータへの通電も制御している。
ところで、従来の冷蔵庫には、冷凍室に供給する空気を冷却する冷却器と、冷蔵室に供給する空気を冷却する冷却器とを、別々に備えた冷蔵庫が存在する。このタイプの冷蔵庫では、冷却器によって冷蔵室の設定温度近傍の温度に空気を冷却し、該空気を冷蔵室に供給することができる。このため、このタイプの冷蔵庫は、冷蔵庫に供給する冷気の量を調整するダンパー装置が不要な場合が多い。しかしながら、このタイプの冷蔵庫は、それぞれの冷却器に対応して庫内ファンを備える必要がある。また、このタイプの冷蔵庫では、各冷却器へ流す冷媒の流量によって貯蔵室へ供給する空気の温度が決定されるので、各冷却器へ流す冷媒の流量の制御が非常に複雑になる。
一方、本実施の形態に係る冷蔵庫100は、同一の冷却器11によって冷却された空気を、冷蔵室1及び冷凍室4の双方に供給する。このため、上述のように、本実施の形態に係る冷蔵庫100は、ダンパー装置9によって、冷蔵室1に供給される冷気の量を調整する必要がある。しかしながら、本実施の形態に係る冷蔵庫100は、冷却器11へ流す冷媒の流量の制御を容易とすることができ、冷蔵室1内の温度の制御も容易となる。
冷蔵庫100の運転を続けていると、冷却器11に霜が付着する。このため、冷蔵庫100は、冷却器11に付着した霜を溶かす霜取ヒータ12を備えている。霜取ヒータ12への通電は、制御基板16によって制御される。また、冷蔵庫100は、冷却器11の霜取りによって発生した水を受けるドレンパン13を備えている。このドレンパン13は、筐体90の下部に形成された機械室92に設置されている。機械室92には、圧縮機14も設置されている。このため、機械室92内は、比較的高温となっている。したがって、ドレンパン13に排出された水は、蒸発していく。
次に、ダンパー装置9の詳細について説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫のダンパー装置を前方左側から見た分解斜視図である。すなわち、図3は、冷蔵庫100の前方左側からダンパー装置9を見た分解斜視図である。図4は、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫のダンパー装置を右側から見た縦断面図である。すなわち、図4では、紙面左側が冷蔵庫100の前側でありダンパー装置9の前側となっており、紙面右側が冷蔵庫100の後ろ側でありダンパー装置9の後ろ側となっている。なお、図4(a)は、第1風路47が開かれているダンパー装置9の状態を示している。図4(b)は、第1風路47が閉じられているダンパー装置9の状態を示している。また、図5は、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫のダンパー装置を後方右側から見た斜視図である。すなわち、図5は、冷蔵庫100の後方右側からダンパー装置9を見た斜視図である。なお、以下では、冷蔵庫100の構成の前後方向及び左右方向を記載する場合、当該構成が冷蔵庫100に設置された状態の方向を示すものとする。
ダンパー装置9は、駆動部39、フレーム部40及びバッフル45を備えている。駆動部39の筐体とフレーム部40とは、ネジ41で締結されている。駆動部39は、例えばステッピングモータであるモータ42と、モータ42の回転を減速する複数のギア43とを備えている。また、駆動部39は、複数のギア43のうちの1つと接続され、複数のギア43で減速後のモータ42の回転を出力するドライビングピン44を備えている。このドライビングピン44は、バッフル45の横方向端部のうちの一方に接続されている。すなわち、駆動部39は、モータ42の駆動力によってバッフル45を動作させるものである。
フレーム部40には、貫通孔である第1風路47が形成されている。この第1風路47は、冷却器室91と風路部品21の風路24とを連通する風路である。すなわち、第1風路47は、冷却器室91から冷蔵室1に空気を供給する風路の一部を構成する。また、フレーム部40は、第1風路47の周縁部に、上方へ突出したリブ48を備えている。
バッフル45は、第1風路47を開閉するものであり、フレーム部40の第1風路47の上方に配置されている。バッフル45の横方向端部のうちの一方は、上述のように、駆動部39のドライビングピン44と接続されている。また、バッフル45の横方向端部のうちの他方は、フレーム部40に回転自在に接続されている。バッフル45の横方向端部のうちの他方の回転中心は、ドライビングピン44の中心軸と同軸上に配置されている。このため、バッフル45は、駆動部39のモータ42の駆動力により、ドライビングピン44の中心軸を中心として、揺動可能となっている。
バッフル45は、一方の面に、シール材46を備えている。シール材46は、例えば、水をほとんど含水しないポリエチレン製のシール材である。図4(b)に示すように、バッフル45が第1風路47に近づくように回転すると、シール材46が第1風路47周縁のリブ48に、上方から接触する。これにより、第1風路47が閉じられ、冷却器室91から冷蔵室1へ空気を供給する風路も閉じられることとなる。また、図4(a)に示すように、バッフル45が第1風路47から離れるように回転すると、シール材46が第1風路47周縁のリブ48から離れる。これにより、第1風路47が開かれ、冷却器室91から冷蔵室1へ空気を供給する風路も開かれることとなる。
ここで、上述のように、ダンパー装置9の駆動部39は、モータ42の駆動力によってバッフル45を動作させる。このため、モータ42への電力供給及びモータ42への制御信号の送信等を行うため、ダンパー装置9の駆動部39にリード線を接続する必要がある。したがって、ダンパー装置9は、後述のリード線68を備えている。図5に示すように、駆動部39は、右側後部の上部に、接続部49を備えている。後述のリード線68は、この接続部49に、例えばコネクタを用いて接続される。
なお、本実施の形態に係るダンパー装置9は、貯蔵室に連通する風路として、冷蔵室1と連通する第1風路47のみが形成されたダンパー装置となっていた。すなわち、本実施の形態に係るダンパー装置9は、所謂シングルタイプのダンパー装置となっていた。しかしながら、従来のダンパー装置には、異なる貯蔵室に連通する2つの風路が形成され、独立して動作する2つのバッフルで各風路を開閉するダンパー装置も存在する。すなわち、従来のダンパー装置には、所謂ツインタイプのダンパー装置も存在する。本実施の形態に係るダンパー装置9は、このようなツインタイプのダンパー装置であってもよい。ダンパー装置9がツインタイプの場合、ダンパー装置9によって、冷蔵室1へ供給される冷気の量に加え、冷蔵室1以外の他の貯蔵室へ供給される冷気の量を調整することも可能となる。
続いて、ダンパー装置9の設置構成について説明する。
仕切部品35は、上面の前側部分が冷蔵室1の下面を構成する。ダンパー装置9は、仕切部品35における冷蔵室1の下面を構成する箇所の後方に、該ダンパー装置9の下部が埋め込まれるように設置される。なお、本実施の形態では、ダンパー装置9と該ダンパー装置9の上部に設置される断熱部品59とを、ダンパー装置部ASSY64として事前に組み立てている。そして、このダンパー装置部ASSY64を仕切部品35に取り付けている。したがって、以下では、まずダンパー装置部ASSY64について説明する。そして、その後に、ダンパー装置部ASSY64の仕切部品35への取り付け方について説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫のダンパー装置部ASSYを後方右側から見た分解斜視図である。また、図7は、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫のダンパー装置部ASSYを前方左側から見た斜視図である。
断熱部品59は、例えば発泡スチレン等の断熱材で形成された部品である。断熱部品59は、ダンパー装置9を上方から覆うように、ダンパー装置9に組み合わされている。この断熱部品59には、第2風路55aが形成されている。第2風路55aは、ダンパー装置9の第1風路47の上方となり、風路部品21の風路24の下方となる位置に配置されることとなる。そして、第2風路55aは、ダンパー装置9の第1風路47及び風路部品21の風路24と連通し、冷却器室91から冷蔵室1に空気を供給する風路の一部を構成することとなる。なお、断熱部品59には、風路部品21の後述の風路80と連通する風路56aも形成されている。すなわち、風路56aは、冷却器室91からチルド室17に空気を供給する風路の一部を構成する。
図8は、本発明に係る冷蔵庫の仕切部品及びダンパー装置部ASSYを前方右側から見た分解斜視図である。図9及び図10は、本発明に係る冷蔵庫の仕切部品の一部及びダンパー装置部ASSYを前方左側から見た分解斜視図である。図11は、本発明に係る冷蔵庫の仕切部品の一部及びダンパー装置部ASSYを前方左側から見た斜視図である。また、図12は、本発明に係る冷蔵庫の仕切部品の一部及びダンパー装置部ASSYを右側から見た縦断面図である。
仕切部品35は、上側部材50、下側部材51及び断熱部品54を備えている。上側部材50は、例えば樹脂で形成されており、仕切部品35の上面部を構成する部材である。換言すると、上側部材50の上面の前側部分は、冷蔵室1の下面を構成する。下側部材51は、例えば樹脂で形成されており、仕切部品35の下面部を構成する部材である。断熱部品54は、例えば発泡スチレン等の断熱材で形成されている。平面視において、この断熱部品54は、仕切部品35における冷蔵室1の下面を構成する箇所の後方で、上側部材50と下側部材51との間に配置されている。上側部材50と下側部材51とは、断熱部品54を挟み込んだ状態で、ネジ41で固定されている。仕切部品35は、筐体90に取り付けられる前の状態においては、内部が空洞となっている。そして、仕切部品35が筐体90の内箱52へ取り付けられ、内箱52と外箱53との間に断熱材34が発泡充填された際、側面に形成された貫通穴から仕切部品35の内部に断熱材34が充填発泡される。
断熱部品54には、上部が開口した凹部81が形成されている。また、上側部材50における凹部81と対向する範囲には、開口部が形成されている。凹部81は、例えば、左右方向の略中央部に形成されている。そして、凹部81には、ダンパー装置9の下部部分が収納されている。また、本実施の形態では、凹部81に、断熱部品59の下部部分も収納されている。詳しくは、凹部81の底部のうち、断熱部品59の下部部分と対向する範囲に、シール材58が貼り付けられている。この状態において、ダンパー装置部ASSY64の下部部分が、すなわち、ダンパー装置9の下部部分及び断熱部品59の下部部分が凹部81に収納されている。なお、仕切部品35の上側部材50は、冷蔵室1内でこぼれた水が凹部81に侵入することを抑制するため、該凹部81の前方に、上方へ突出する堰堤69を備えている。
また、凹部81には、風路55b及び風路56bが形成されている。そして、下側部材51における風路55b及び風路56bと対向する範囲には、開口部が形成されている。風路55bは、ダンパー装置9の第1風路47の下方となり、冷却器室91の上方となる位置に配置されている。そして、風路55bは、ダンパー装置9の第1風路47及び冷却器室91と連通し、冷却器室91から冷蔵室1に空気を供給する風路の一部を構成している。また、風路56bは、断熱部品59の風路56aの下方となり、冷却器室91の上方となる位置に配置されている。そして、風路56bは、断熱部品59の風路56a及び冷却器室91と連通し、冷却器室91からチルド室17に空気を供給する風路の一部を構成している。
また、断熱部品54には、冷蔵室1から冷却器室91へ冷気を戻す戻り風路の一部である風路57も形成されている。風路57は、例えば、凹部81の右側に形成されている。風路57が上側部材50で塞がれないよう、上側部材50の風路57と対向する箇所には、スリット状の開口部65が形成されている。また、風路57が下側部材51で塞がれないよう、下側部材51の風路57と対向する箇所にも、開口部が形成されている。
仕切部品35の凹部81に下部が収納されたダンパー装置部ASSY64には、上方から、例えば樹脂製のカバー60が被せられている。カバー60は、上部に開口部が形成されており、ダンパー装置部ASSY64の断熱部品59の第2風路55a及び風路56aを塞がないように、断熱部品59の上面部の外周縁を覆っている。また、断熱部品59の上面部には、カバー60で覆われていない範囲に、第2シール材63が貼り付けられている。第2シール材63には、断熱部品59の第2風路55a及び風路56aを塞がないように、第2風路55a及び風路56aと対向する箇所に開口部が形成されている。カバー60を仕切部品35の上側部材50にネジ41で固定することにより、ダンパー装置部ASSY64が固定されている。
このように仕切部品35にダンパー装置9を埋め込んで設置することにより、冷蔵室1の容積を拡大することができる。一方、図12に示すように、このように仕切部品35にダンパー装置9を埋め込んで設置することにより、バッフル45が第1風路47を閉じている状態においては、バッフル45のシール材46と第1風路47周縁のリブ48との接触部分は、堰堤69よりも下方に配置されることとなる。
仕切部品35には、ダンパー装置9の駆動部39及び図示せぬヒータ等の電装品が取り付けられている。このため、仕切部品35の後方左側には、これらの電装品のリード線の端部を収納する収納部62が設けられている。例えば、ダンパー装置9の駆動部39に接続された後述のリード線68のうち、駆動部39の接続部49に接続される側の端部を第1端部68aとし、第1端部68aとは反対側の端部を第2端部68bとする。この場合、リード線68の第2端部68bが、収納部62に収納されている。なお、リード線68の第1端部68aについては、図6も参照されたい。また、リード線68の第2端部68bについては、後述の図15も参照されたい。
続いて、ダンパー装置部ASSY64が取り付けられた仕切部品35の筐体90への取り付け方について説明する。
図13は、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫の筐体及び仕切部品を前方右側から見た斜視図であり、筐体に仕切部品を固定する前の状態を示す図である。図14は、図13に示すA部の平面図である。また、図15は、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫の仕切部品の収納部近傍を前方右側から見た斜視図であり、筐体に仕切部品を固定した後の状態を示す図である。なお、上述のように、仕切部品35の収納部62には、仕切部品35に取り付けられた電装品に接続されているリード線の端部が収納されている。図14及び図15では、収納部62に収納されているこれらのリード線を、リード線66として示している。すなわち、リード線66の一部が、ダンパー装置9の駆動部39に接続されているリード線68である。また、当該リード線68の収納部62に収納されている側の端部が、第2端部68bである。
仕切部品35を筐体90への取り付ける際、まず、筐体90の所定の位置に仕切部品35を固定する。筐体90の内箱52には、仕切部品35の収納部62近傍となる位置から、一端が制御基板16等と接続される本体リード線61の他端が露出している。筐体90の所定の位置に仕切部品35を固定した後、仕切部品35の収納部62に収納されているリード線66と、本体リード線61とを、例えばコネクタを用いて接続する。
具体的には、収納部62の上面部は、蓋67で開閉自在に塞がれている。このため、リード線66と本体リード線61とを接続する際、まず、蓋67を開いて、収納部62からリード線66を取り出す。そして、リード線66と本体リード線61とを、例えばコネクタを用いて接続する。その後、リード線66を収納部62へ再度収納し、蓋67を閉じる。なお、本実施の形態では、蓋67は、前側の端部を支点として、揺動自在となっている。
続いて、ダンパー装置9の駆動部39に接続されているリード線68の引き回し方について説明する。
図16は、本発明に係る冷蔵庫の仕切部品の一部及びダンパー装置部ASSYを右側から見た縦断面図である。また、図17は、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫のダンパー装置部ASSYを前方左側から見た斜視図である。図18は、本発明に係る冷蔵庫のダンパー装置部ASSYの断熱部品に形成された第2溝近傍の縦断面図である。なお、図16に示す一点鎖線は、堰堤69の高さを示している。
仕切部品にダンパー装置を埋め込んで設置した従来の冷蔵庫においては、平面視においてダンパー装置が埋め込まれる凹部内に位置するリード線部分は、堰堤よりも低い箇所に引き回されることがあった。ここで、設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室の下面を構成する仕切部品にダンパー装置が埋め込まれている場合、当該貯蔵室において水がこぼれた際、貯蔵室内で水が凍結しないため、該水が堰堤を乗り越えやすい。このため、設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室の下面を構成する仕切部品にダンパー装置が埋め込まれている従来の冷蔵庫においては、堰堤を乗り越えた水がリード線を収納する溝等を伝ってバッフルにおける風路の周縁部と接触する側の面に付着し、バッフルとダンパー装置内の風路の周縁部とが固着し、バッフルが動作不良となる可能性があった。
一方、本実施の形態に係る冷蔵庫100においては、設定温度が冷蔵温度帯となる冷蔵室1の下面を構成する仕切部品35にダンパー装置9が埋め込まれているので、冷蔵室1でこぼれた水が堰堤69を乗り越えやすい。しかしながら、本実施の形態に係る冷蔵庫100においては、ダンパー装置9の駆動部39に接続されたリード線68のうち、平面視において仕切部品35の凹部81内に位置する部分は、仕切部品35の上面に設けられた堰堤69よりも上方に配置されている。このため、本実施の形態に係る冷蔵庫100においては、堰堤69を乗り越えた水がリード線68を収納する溝を伝ってバッフル45における第1風路47周縁のリブ48と接触する側の面に付着することを、従来よりも抑制できる。したがって、本実施の形態に係る冷蔵庫100は、凍結によるバッフル45の動作不良を従来よりも抑制することができる。
具体的には、図16に示すように、ダンパー装置9が仕切部品35に固定された状態において、リード線68の第1端部68aが接続される駆動部39の接続部49は、堰堤69よりも高い位置に配置されている。そして、図6、図7及び図17に示すように、リード線68のうち、平面視において仕切部品35の凹部81内に位置することとなる断熱部品59に配置されている部分は、堰堤69よりも高い位置に配置されている。
詳しくは、駆動部39の接続部49に接続されている第1端部68aから第2端部68bに向かってリード線68を見ていった際、リード線68は、次の様に引き回されている。リード線68は、まず、接続部49から駆動部39の上面まで、駆動部39の側面に沿って延びている。そして、駆動部39の上面においてリード線68は、第1風路47の方へ向かって延びている。なお、本実施の形態では、駆動部39の側面及び上面に配置されたリード線68は、ばらけないようにテープ70で固定されている。
ダンパー装置9の駆動部39の上面において第1風路47側の端部まで引き回されたリード線68は、次のように、ダンパー装置9の上部に組み合わせられる断熱部品59表面を引き回される。まず、リード線は、断熱部品59の第2風路55aを通って、断熱部品59の上面部まで延びている。そして、断熱部品59の上面部に配置されているリード線68は、第2風路55aから上面部の前端部に延び、該前端部に沿って配置されている。具体的には、第1端部68aから第2端部68bに向かってリード線68を見ていった際、断熱部品59の上面部の前端部に沿って配置されているリード線68は、左側端部に向かって延びている。断熱部品59の左側端部は、断熱部品59がダンパー装置部ASSY64として仕切部品35に固定された際、収納部62側となる端部である。なお、本実施の形態では、断熱部品59の上面部に配置されているリード線68は、ばらけないようにテープ70で固定されている。
さらに詳しくは、断熱部品59表面においてリード線68の引き回しが容易になるように、断熱部品59は、リード線68が配置される溝を備えている。具体的には、断熱部品59は、当該溝として、第1溝71、第2溝72、及び第3溝73を備えている。第1溝71は、平面視において第2風路55aの角部となる位置等に、上下方向に第2風路55aの内壁部に形成されている。第2溝72は、断熱部品59の上面部に形成されている。第2溝72は、第1溝71と断熱部品59の上面部の前端部とに連通している。第3溝73は、断熱部品59の上面部の前端部において、該前端部に沿って形成されている。第3溝73は、第2溝72と連通している。また、第3溝73は、上方及び前方に開口している。そして、リード線68は、第1溝71、第2溝72、及び第3溝73に配置されている。
また、第1溝71及び第2溝72の少なくとも一部において、リード線68と溝の内壁面との間は、第1シール材74で閉塞されている。図18に示すように、本実施の形態では、第2溝72の少なくとも一部において、リード線68と溝の内壁面との間は、第1シール材74で閉塞されている。また、本実施の形態では、テープ状の第1シール材74をリード線68に巻き付け、第1シール材74が巻かれたリード線68部分を第2溝72内に挿入している。これにより、第2溝72の少なくとも一部において、リード線68と溝の内壁面との間は、第1シール材74で閉塞される。上述のように、断熱部品59の上面部には、第2シール材63が貼り付けられる。この第2シール材63は、第1溝71及び第2溝72を上方から覆うように設けられる。第1シール材74及び第2シール材63を設けることにより、第1溝71及び第2溝72から冷気が漏れ出すことを抑制できる。
上述のリード線68の駆動部39及び断熱部品59への引き回しは、ダンパー装置部ASSY64を組み立てる際に行われる。このため、駆動部39及び断熱部品59にリード線68が引き回されたダンパー装置部ASSY64が、仕切部品35へ取り付けられる。すなわち、図9等に示すように、仕切部品35の凹部81の底部にシール材58を貼り付ける。その後に、リード線68が引き回されたダンパー装置部ASSY64の下部を仕切部品35の凹部81に挿入する。そして、図10及び図11等に示すように、ダンパー装置部ASSY64の上方から、例えば樹脂製のカバー60を被せ、カバー60を仕切部品35の上側部材50にネジ41で固定し、ダンパー装置部ASSY64を固定する。その後に、断熱部品59の上面部に、第2シール材63を貼り付け、リード線68を確実に固定する。そして、仕切部品35へダンパー装置部ASSY64を固定した後、仕切部品35においてリード線68を引き回し、第2端部68bを収納部62へ収納する。
ここで、特許文献1に記載の冷蔵庫においては、ダンパー装置の下部部分を収納する仕切部品の凹部の底部から、駆動部に接続されるリード線が露出している。また、リード線の露出している部分の長さは、ダンパー装置が凹部に収納される前に駆動部にリード線を接続することができる長さとなっている。このため、特許文献1に記載の冷蔵庫においては、仕切部品の凹部の底部にダンパー装置の下部部分を収納した際、リード線は、ダンパー装置の下部と凹部の底部との間に折りたたまれて収納される。この際、特許文献1に記載の冷蔵庫においては、リード線が見えないため、リード線がきちんと折りたたまれて収納されているか確認することができない。
このため、特許文献1に記載の冷蔵庫においては、ダンパー装置と凹部との間にリード線が挟まり、ダンパー装置を正規の位置に設置できない場合があった。また、特許文献1に記載の冷蔵庫においては、ダンパー装置を正規の位置に設置できず、ダンパー装置の上部に取り付ける部品も正規の位置に取り付けられない場合があった。そして、その結果、ダンパー装置周辺から冷気が漏れ出してしまうという場合があった。また、ダンパー装置周辺の隙間から水がダンパー装置内に浸入して凍結し、バッフルが動作不良となってしまう場合があった。また、ダンパー装置と凹部との間にリード線が挟まることにより、リード線が断線してしまう可能性もあった。
一方、本実施の形態に係る冷蔵庫100においては、リード線68を上述のように引き回しているので、ダンパー装置部ASSY64における仕切部品35の凹部81に収納される箇所には、リード線68が配置されない。このため、ダンパー装置部ASSY64の下部を仕切部品35の凹部81に収納した際、リード線68がダンパー装置部ASSY64と凹部81との間に挟まることがない。
また、本実施の形態に係る冷蔵庫100においては、リード線68を上述のように引き回しているので、ダンパー装置部ASSY64の上部にカバー60及び第2シール材63等の部品を取り付ける際、リード線68が正規の位置に配置されているか否かを確認することができる。このため、リード線68が正規の位置に配置されていない場合、ダンパー装置部ASSY64の上部に部品を取り付ける前に、リード線68の配置を事前に修正することができる。したがって、本実施の形態に係る冷蔵庫100においては、ダンパー装置部ASSY64の上部に取り付けられる部品を、正規の位置に取り付けることができる。
このため、本実施の形態に係る冷蔵庫100においては、ダンパー装置部ASSY64周辺からの冷気漏れ、凍結によるバッフル45の動作不良、及びリード線68の断線を従来よりも抑制することができる。
ダンパー装置部ASSY64の断熱部品59の上面に設けられた第2シール材63の上部には、冷蔵室1の背面を構成する風路部品21が設けられる。最後に、風路部品21の構成を説明する。
図19は、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫において冷蔵室の背面を構成する風路部品を前方右側から見た斜視図である。図20は、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫において冷蔵室の背面を構成する風路部品を後方右側から見た斜視図である。また、図21は、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫において冷蔵室の背面を構成する風路部品を前方右側から見た分解斜視図である。
風路部品21は、ネジ及び爪等により、筐体90に固定される。風路部品21は、前面側部品75、第1断熱部品76及び第2断熱部品77を備えている。前面側部品75は、風路部品21の前面部を構成する部品である。すなわち、前面側部品75は、冷蔵室1の背面及びチルド室17の背面を構成する部品である。前面側部品75における冷蔵室1の背面を構成する箇所には、冷蔵室1内の温度を検出する温度センサ38が設けられている。前面側部品75におけるチルド室17の背面を構成する箇所には、チルド室17内の温度を検出する温度センサ78が設けられている。
第1断熱部品76は、例えば発泡スチレン等の断熱材で形成されており、前面側部品75の背面に設けられている。第1断熱部品76には、上下方向に延びる2本の溝が形成されている。これらの溝は、下面及び背面に開口している。第2断熱部品77は、例えば発泡スチレン等の断熱材で形成されており、第1断熱部品76の背面に設けられている。第1断熱部品76に形成された2本の溝の背面側の開口部は、第2断熱部品77で塞がれている。
これにより、第1断熱部品76と第2断熱部品77との間には、下部が開口した2つの風路が形成される。これら2つの風路のうちの1つが、冷却器室91から冷蔵室1に空気を供給する風路の一部を構成する風路24となっている。また、これら2つの風路のうちの1つが、冷却器室91からチルド室17に空気を供給する風路の一部を構成する風路80となっている。また、前面側部品75及び第1断熱部品76には、冷蔵室1の背面側となる位置に、前面側部品75の前方と風路24とを連通する貫通孔が形成されている。当該貫通孔が、冷蔵室1内へ冷気を吹き出す吹出口22となっている。また、前面側部品75及び第1断熱部品76には、チルド室17の背面側となる位置に、前面側部品75の前方と風路80とを連通する貫通孔が形成されている。当該貫通孔が、チルド室17内へ冷気を吹き出す吹出口23となっている。
前面側部品75の下端部には、左右方向へ延び、前方へ突出する覆い部79が設けられている。この覆い部79の下面は、前方へ行くほど下降する形状となっている。そして、図12に示すように、覆い部79は、風路部品21がダンパー装置部ASSY64の上部に取り付けられた際、仕切部品35の堰堤69を上方から覆う構成となっている。冷蔵室1の左扉6及び右扉7を開いた際に湿度の高い空気が冷蔵室1内に流入すると、前面側部品75の前面に露付きが発生する場合がある。覆い部79を備えることにより、前面側部品75の前面に付着した露が下方に垂れていった場合でも、ダンパー装置9側へ露が侵入することを抑制でき、凍結によるバッフル45の動作不良を抑制できる。
以上、本実施の形態に係る冷蔵庫100は、冷蔵室1と、上面の一部が冷蔵室1の下面を構成する仕切部品35と、冷蔵室1に空気を供給する風路を開閉するダンパー装置9と、を備えている。仕切部品35は、冷蔵室1の下面を構成する箇所の後方に、上部が開口しておりダンパー装置9の下部部分を収納する凹部81が形成されている。また、仕切部品35は、凹部81の前方に、上方へ突出する堰堤69を備えている。ダンパー装置9は、冷蔵庫100に空気を供給する風路の一部である第1風路47が形成されている。また、ダンパー装置9は、第1風路47を開閉するバッフル45を備えている。また、ダンパー装置9は、モータ42を有し、該モータ42の駆動力によってバッフル45を動作させる駆動部39を備えている。また、ダンパー装置9は、駆動部39に接続されたリード線68を備えている。バッフル45が第1風路47の周縁部であるリブ48に上方から接触し、第1風路47を閉じる。また、バッフル45が第1風路47を閉じている状態においては、バッフル45とリブ48との接触部分は、堰堤69よりも下方に配置されている。そして、リード線68のうち、平面視において凹部81内に位置する部分は、堰堤69よりも上方に配置されている。
このため、本実施の形態に係る冷蔵庫100においては、堰堤69を乗り越えた水がリード線68を収納する溝を伝ってバッフル45における第1風路47周縁のリブ48と接触する側の面に付着することを、従来よりも抑制できる。したがって、本実施の形態に係る冷蔵庫100は、凍結によるバッフル45の動作不良を従来よりも抑制することができる。
なお、本実施の形態では、冷蔵室1に冷気を供給する風路を開閉するダンパー装置9について説明した。しかしながら、冷蔵室1以外でも設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室があり、当該貯蔵室に冷気を供給する風路を開閉するダンパー装置も、当該貯蔵室の下面を構成する仕切壁に埋め込まれて設置される場合がある。このダンパー装置の駆動部に接続されるリード線を上述のように引き回すことによっても、上述の効果を得ることができる。
1 冷蔵室、2 製氷室、3 小型冷凍室、4 冷凍室、5 野菜室、6 左扉、7 右扉、8 仕切板、9 ダンパー装置、10 庫内ファン、11 冷却器、12 霜取ヒータ、13 ドレンパン、14 圧縮機、15 ファングリル、16 制御基板、17 チルド室、18 ケース、19 棚、20 ポケット、21 風路部品、22 吹出口、23 吹出口、24 風路、25 ケース、26 上ケース、27 下ケース、28 上ケース、29 下ケース、30 扉、31 扉、32 扉、33 扉、34 断熱材、35 仕切部品、36 仕切部品、37 仕切部品、38 温度センサ、39 駆動部、40 フレーム部、41 ネジ、42 モータ、43 ギア、44 ドライビングピン、45 バッフル、46 シール材、47 第1風路、48 リブ、49 接続部、50 上側部材、51 下側部材、52 内箱、53 外箱、54 断熱部品、55a 第2風路、55b 風路、56a 風路、56b 風路、57 風路、58 シール材、59 断熱部品、60 カバー、61 本体リード線、62 収納部、63 第2シール材、64 ダンパー装置部ASSY、65 開口部、66 リード線、67 蓋、68 リード線、68a 第1端部、68b 第2端部、69 堰堤、70 テープ、71 第1溝、72 第2溝、73 第3溝、74 第1シール材、75 前面側部品、76 第1断熱部品、77 第2断熱部品、78 温度センサ、79 覆い部、80 風路、81 凹部、90 筐体、91 冷却器室、92 機械室、100 冷蔵庫。
本発明に係る冷蔵庫は、設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室と、上面の一部が前記貯蔵室の下面を構成する仕切部品と、前記貯蔵室に空気を供給する風路を開閉するダンパー装置と、を備え、前記仕切部品は、前記貯蔵室の前記下面を構成する箇所の後方に、上部が開口しており前記ダンパー装置の下部部分を収納する凹部が形成され、前記凹部の前方に、上方へ突出する堰堤を備え、前記ダンパー装置は、前記貯蔵室に空気を供給する風路の一部である第1風路が形成され、該第1風路を開閉するバッフルと、モータを有し、該モータの駆動力によって前記バッフルを動作させる駆動部と、該駆動部に接続されたリード線と、を備え、前記バッフルが前記第1風路を閉じている状態においては、前記バッフルと前記第1風路の周縁部との接触部分は前記堰堤よりも下方に配置されており、前記リード線のうち、平面視において前記凹部内に位置する部分は、前記堰堤よりも上方に配置されている。

Claims (4)

  1. 設定温度が冷蔵温度帯となる貯蔵室と、
    上面の一部が前記貯蔵室の下面を構成する仕切部品と、
    前記貯蔵室に空気を供給する風路を開閉するダンパー装置と、
    を備え、
    前記仕切部品は、
    前記貯蔵室の前記下面を構成する箇所の後方に、上部が開口しており前記ダンパー装置の下部部分を収納する凹部が形成され、
    前記凹部の前方に、上方へ突出する堰堤を備え、
    前記ダンパー装置は、
    前記貯蔵室に空気を供給する風路の一部である第1風路が形成され、
    該第1風路を開閉するバッフルと、
    モータを有し、該モータの駆動力によって前記バッフルを動作させる駆動部と、
    該駆動部に接続されたリード線と、
    を備え、
    前記バッフルが前記第1風路の周縁部に上方から接触し、前記第1風路を閉じる構成であり、
    前記バッフルが前記第1風路を閉じている状態においては、前記バッフルと前記周縁部との接触部分は前記堰堤よりも下方に配置されており、
    前記リード線のうち、平面視において前記凹部内に位置する部分は、前記堰堤よりも上方に配置されている冷蔵庫。
  2. 前記風路の一部である第2風路が形成され、前記ダンパー装置を上方から覆う断熱部品を備え、
    前記リード線は、前記駆動部に接続された側の端部である第1端部と、該第1端部と反対側の端部である第2端部とを備え、
    前記リード線を前記第1端部から前記第2端部に向かって見ていった際、
    前記リード線は、前記第2風路を通って前記断熱部品の上面部に延び、
    前記断熱部品の前記上面部に配置されている前記リード線は、前記第2風路から前記上面部の前端部に延び、該前端部に沿って配置されている請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記断熱部品は、溝として、
    前記第2風路の内壁部に形成された第1溝と、
    該断熱部品の前記上面部に形成され、前記第1溝と前記上面部の前記前端部とに連通する第2溝と、
    前記上面部において該前端部に沿って形成され、前記第2溝と連通する第3溝と、
    を備え、
    前記リード線は、前記溝に配置されている請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記第1溝及び前記第2溝のうちの少なくとも一部において、前記リード線と前記溝の内壁面との間を閉塞する第1シール材と、
    前記第1溝及び前記第2溝を上方から覆う第2シール材と、
    を備えた請求項3に記載の冷蔵庫。
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