JPWO2020031592A1 - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

V2X通信を初めとした装置間通信において多様な通信トラフィックをより好適な態様で収容可能とする。無線通信を行う通信部(220)と、制御領域に含まれる部分領域に割り当てられた、データ領域に割り当てられるリソースの用途ごとに規定された1以上の制御リソースが含まれる制御リソースセットに関する情報を他の装置から取得する取得部(243)と、取得された前記制御リソースセットに関する情報に応じて前記制御リソースセットを抽出し、当該制御リソースセットに基づき、前記無線通信を介した他の通信装置との装置間通信を制御する制御部(241)と、を備える、通信装置(100)。

Description

本開示は、通信装置に関する。
将来の自動運転の実現のため、近年、車載通信(V2X通信)への期待が高まってきている。V2X通信とは、Vehicle to X通信の略であり、車と“何か”が通信を行うシステムである。ここでの“何か”の例として、車両(Vehicle)、設備(Infrastructure)、ネットワーク(Network)、及び歩行者(Pedestrian)等が挙げられる(V2V、V2I、V2N、及びV2P)。例えば、特許文献1には、V2X通信に関する技術の一例が開示されている。
また、車用の無線通信としては、これまで主に、802.11pベースのDSRC(Dedicated Short Range Communication)の開発が進められてきたが、近年になり、LTEベースの車載通信である“LTE−based V2X”の標準規格化が行われた。LTEベースのV2X通信では、基本的なセーフティメッセージ等のやり取りなどがサポートされている。また、近年では、5G技術(NR:New adio)を用いたNR V2X通信の検討が行われている。
特開2017−208796号公報
従来のV2V通信では主にブロードキャスト通信が行われており、制御チャネルの領域を全ての端末装置がデコードすること可能であった。これに対して、NR−V2X通信においては、ブロードキャスト通信の他に、ユニキャスト通信やマルチキャスト通信を利用することが可能となる。そのため、NR−V2X通信では、上記のような多様な通信トラフィックを効率的に収容可能とする新たな制御チャネルの導入が望まれている。
そこで、本開示では、V2X通信を初めとした装置間通信において多様な通信トラフィックをより好適な態様で収容可能とする技術を提案する。
本開示によれば、無線通信を行う通信部と、制御領域に含まれる部分領域に割り当てられた、データ領域に割り当てられるリソースの用途ごとに規定された1以上の制御リソースが含まれる制御リソースセットに関する情報を他の装置から取得する取得部と、取得された前記制御リソースセットに関する情報に応じて前記制御リソースセットを抽出し、当該制御リソースセットに基づき、前記無線通信を介した他の通信装置との装置間通信を制御する制御部と、を備える、通信装置が提供される。
また、本開示によれば、無線通信を行う通信部と、制御領域に含まれる部分領域に割り当てられた、データ領域に割り当てられるリソースの用途ごとに規定された1以上の制御リソースが含まれる制御リソースセットに関する情報を端末装置に通知する通知部と、装置間通信に利用可能に割り当てられた前記データ領域に含まれる1以上のリソースを、当該リソースの用途に応じて、前記制御リソースセットに関連付ける制御部と、を備える、通信装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、V2X通信を初めとした装置間通信において多様な通信トラフィックをより好適な態様で収容可能とする技術が提供される。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 V2X通信の概要について示した図である。 V2X通信の全体像の一例について説明するための説明図である。 V2X通信のユースケースの一例を示した図である。 V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。 V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。 V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。 V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。 V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。 V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。 サイドリンク通信に割り当てられたリソースの構成の一例について示した図である。 Mode4リソース割り当てに基づき端末装置がパケットを送信する場合の動作タイムラインの一例について説明するための説明図である。 リソースプール内からリソースを選択するためのセンシングの動作の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムにおけるリソース構成の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムにおけるリソースプールの構成に応じたCORESETの設定方法の一例について説明するための説明図である。 サイドリンクCORESETの割り当ての一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムの一連の処理の流れの一例について示したシーケンス図である。 同実施形態に係るシステムの一連の処理の流れの他の一例について示したシーケンス図である。 サイドリンクCORESETの割り当ての他の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る端末装置の一連の処理の流れの一例を示したフローチャートである。 CORESETグループの割り当ての一例について説明するための説明図である。 CORESETの割り当ての変更について概要を説明するための説明図である。 CORESETの再設定に係る処理の流れの一を示したフローチャートである。 マッピングパターンについて概要を説明するための説明図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.構成例
1.1.システム構成の一例
1.2.基地局の構成例
1.3.端末装置の構成例
2.V2X通信
3.サイドリンクへのリソースの割り当て方式
4.CORESET
5.V2X通信におけるリソース割り当てに関する検討
6.技術的特長
6.1.コントロールチャネルのタイプの定義
6.2.コントロールチャネルの領域の決定
6.3.コントロールチャネルの領域におけるリソースの確保
7.応用例
7.1.基地局に関する応用例
7.2.端末装置に関する応用例
8.むすび
<<1.構成例>>
<1.1.システム構成の一例>
まず、図1を参照して、本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明する。図1は、本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。図1に示すように、システム1は、無線通信装置100と、端末装置200とを含む。ここでは、端末装置200は、ユーザとも呼ばれる。当該ユーザは、UEとも呼ばれ得る。無線通信装置100Cは、UE−Relayとも呼ばれる。ここでのUEは、LTE又はLTE−Aにおいて定義されているUEであってもよく、UE−Relayは、3GPPで議論されているProse UE to Network Relayであってもよく、より一般的に通信機器を意味してもよい。
(1)無線通信装置100
無線通信装置100は、配下の装置に無線通信サービスを提供する装置である。例えば、無線通信装置100Aは、セルラーシステム(又は移動体通信システム)の基地局である。基地局100Aは、基地局100Aのセル10Aの内部に位置する装置(例えば、端末装置200A)との無線通信を行う。例えば、基地局100Aは、端末装置200Aへのダウンリンク信号を送信し、端末装置200Aからのアップリンク信号を受信する。
基地局100Aは、他の基地局と例えばX2インタフェースにより論理的に接続されており、制御情報等の送受信が可能である。また、基地局100Aは、所謂コアネットワーク(図示を省略する)と例えばS1インタフェースにより論理的に接続されており、制御情報等の送受信が可能である。なお、これらの装置間の通信は、物理的には多様な装置により中継され得る。
ここで、図1に示した無線通信装置100Aは、マクロセル基地局であり、セル10Aはマクロセルである。一方で、無線通信装置100B及び100Cは、スモールセル10B及び10Cをそれぞれ運用するマスタデバイスである。一例として、マスタデバイス100Bは、固定的に設置されるスモールセル基地局である。スモールセル基地局100Bは、マクロセル基地局100Aとの間で無線バックホールリンクを、スモールセル10B内の1つ以上の端末装置(例えば、端末装置200B)との間でアクセスリンクをそれぞれ確立する。なお、無線通信装置100Bは、3GPPで定義されるリレーノードであってもよい。マスタデバイス100Cは、ダイナミックAP(アクセスポイント)である。ダイナミックAP100Cは、スモールセル10Cを動的に運用する移動デバイスである。ダイナミックAP100Cは、マクロセル基地局100Aとの間で無線バックホールリンクを、スモールセル10C内の1つ以上の端末装置(例えば、端末装置200C)との間でアクセスリンクをそれぞれ確立する。ダイナミックAP100Cは、例えば、基地局又は無線アクセスポイントとして動作可能なハードウェア又はソフトウェアが搭載された端末装置であってよい。この場合のスモールセル10Cは、動的に形成される局所的なネットワーク(Localized Network/Virtual Cell)である。
セル10Aは、例えば、LTE、LTE−A(LTE−Advanced)、LTE−ADVANCED PRO、GSM(登録商標)、UMTS、W−CDMA、CDMA2000、WiMAX、WiMAX2又はIEEE802.16などの任意の無線通信方式に従って運用されてよい。
なお、スモールセルは、マクロセルと重複して又は重複せずに配置される、マクロセルよりも小さい様々な種類のセル(例えば、フェムトセル、ナノセル、ピコセル及びマイクロセルなど)を含み得る概念である。ある例では、スモールセルは、専用の基地局によって運用される。別の例では、スモールセルは、マスタデバイスとなる端末がスモールセル基地局として一時的に動作することにより運用される。いわゆるリレーノードもまた、スモールセル基地局の一形態であると見なすことができる。リレーノードの親局として機能する無線通信装置は、ドナー基地局とも称される。ドナー基地局は、LTEにおけるDeNBを意味してもよく、より一般的にリレーノードの親局を意味してもよい。
(2)端末装置200
端末装置200は、セルラーシステム(又は移動体通信システム)において通信可能である。端末装置200は、セルラーシステムの無線通信装置(例えば、基地局100A、マスタデバイス100B又は100C)との無線通信を行う。例えば、端末装置200Aは、基地局100Aからのダウンリンク信号を受信し、基地局100Aへのアップリンク信号を送信する。
また、端末装置200としては、所謂UEのみに限らず、例えば、MTC端末、eMTC(Enhanced MTC)端末、及びNB−IoT端末等のような所謂ローコスト端末(Low cost UE)が適用されてもよい。また、RSU(Road Side Unit)のようなインフラストラクチャ端末やCPE(Customer Premises Equipment)のような端末が適用されてもよい。
(3)補足
以上、システム1の概略的な構成を示したが、本技術は図1に示した例に限定されない。例えば、システム1の構成として、マスタデバイスを含まない構成、SCE(Small Cell Enhancement)、HetNet(Heterogeneous Network)、MTCネットワーク等が採用され得る。またシステム1の構成の、他の一例として、マスタデバイスがスモールセルに接続し、スモールセルの配下でセルを構築してもよい。
<1.2.基地局の構成例>
次いで、図2を参照して、本開示の一実施形態に係る基地局100の構成を説明する。図2は、本開示の一実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照すると、基地局100は、アンテナ部110と、無線通信部120と、ネットワーク通信部130と、記憶部140と、制御部150とを含む。
(1)アンテナ部110
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(2)無線通信部120
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(3)ネットワーク通信部130
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
なお、前述したように、本実施形態に係るシステム1においては、端末装置がリレー端末として動作し、リモート端末と基地局との間の通信を中継する場合がある。このような場合には、例えば、当該リレー端末に相当する無線通信装置100Cは、ネットワーク通信部130を備えていなくてもよい。
(4)記憶部140
記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(5)制御部150
制御部150は、基地局100の様々な機能を提供する。制御部150は、通信制御部151と、情報取得部153と、通知部155とを含む。なお、制御部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、制御部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
通信制御部151は、無線通信部120を介した端末装置200との間の無線通信の制御に係る各種処理を実行する。例えば、通信制御部151は、端末装置200が他の装置(例えば、基地局100や他の端末装置200等)と無線通信を行うためのリソースの割り当てを制御してもよい。具体的な一例として、通信制御部151は、端末装置200が他の端末装置200と装置間通信(例えば、サイドリンク通信)を行うためのリソースの割り当てを制御してもよい。また、通信制御部151は、ネットワーク通信部130を介した他のノード(例えば、他の基地局やコアネットワークノード等)との間の通信の制御に係る各種処理を実行する。
情報取得部153は、端末装置200や他のノードから各種情報を取得する。取得された当該情報は、例えば、端末装置との間の無線通信の制御や、他のノードとの連携に係る制御等に利用されてもよい。
通知部155は、端末装置200や他のノードに各種情報を通知する。具体的な一例として、通知部155は、セル内の端末装置200が基地局100と無線通信を行うための各種情報を当該端末装置200に通知してもよい。また、他の一例として、通知部155は、セル内の端末装置から取得した情報を、他のノード(例えば、他の基地局)に通知してもよい。また、通知部155は、端末装置200が他の端末装置200との間で端末間通信(例えば、サイドリンク通信)を行うための情報を、セル内の端末装置200に通知してもよい。
<1.3.端末装置の構成例>
次に、図3を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図3は、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、端末装置200は、アンテナ部210と、無線通信部220と、記憶部230と、制御部240とを含む。
(1)アンテナ部210
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(2)無線通信部220
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。
また、本実施形態に係るシステム1においては、端末装置200が、他の端末装置200と基地局100を介さずに直接通信を行う場合がある。この場合には、無線通信部220は、他の端末装置200との間でサイドリンク信号を送受信してもよい。
(3)記憶部230
記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)制御部240
制御部240は、端末装置200の様々な機能を提供する。例えば、制御部240は、通信制御部241と、情報取得部243と、通知部247とを含む。なお、制御部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、制御部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
通信制御部241は、無線通信部220を介した基地局100や他の端末装置200との間の無線通信の制御に係る各種処理を実行する。例えば、通信制御部241は、他の端末装置200との装置間通信(例えば、サイドリンク通信)の制御に係る各種処理を実行してもよい。具体的な一例として、通信制御部241は、他の端末装置200に対してパケットを送信するためのリソースの選択に係る各種処理を実行してもよい。
情報取得部243は、基地局100や他の端末装置200から各種情報を取得する。具体的な一例として、情報取得部243は、他の端末装置200との通信に関する情報を、基地局100や他の端末装置200から取得してもよい。より具体的な一例として、情報取得部243は、所望のトラフィックタイプによる端末間通信に関する情報を、基地局100や他の端末装置200から取得してもよい。
通知部247は、基地局100や他の端末装置200に各種情報を通知する。具体的な一例として、パケットの送信に利用するために予約したリソースに関する情報を、他の端末装置200に通知してもよい。
<<2.V2X通信>>
続いて、V2X通信について概要を説明する。V2X通信とは、Vehicle to X通信の略であり、車と“何か”が通信を行うシステムである。例えば、図4は、V2X通信の概要について示した図である。ここでの“何か”の例としては、例えば、図4に示すように、車両(Vehicle)、設備(Infrastructure)、ネットワーク(Network)、及び歩行者(Pedestrian)等が挙げられる(V2V、V2I、V2N、及びV2P)。
(V2X通信の全体像)
また、図5は、V2X通信の全体像の一例について説明するための説明図である。図5に示す例では、クラウドサーバとしてV2Xのアプリケーションサーバ(APPサーバ)が保有され、当該アプリケーションサーバにより、コアネットワーク側でV2X通信の制御が実施される。基地局は、端末装置とのUuリンクの通信を行う一方で、V2V通信やV2P通信等の直接通信の通信制御を実施する。また、基地局の他に、路肩のインフラストラクチャ(Infrastructure)としてRSU(Road Side Unit)が配置される。RSUとしては、基地局型のRSUと、UE型のRSUと、の二つが考えられる。RSUにおいてはV2Xアプリケーション(V2X APP)の提供やデータリレー等のサポートが行われる。
(V2X通信のユースケース)
自動車向けの無線通信としては、これまで主に、802.11pベースのDSRC(Dedicated Short Range Communication)の開発が進められてきたが、近年になり、LTEベースの車載通信である“LTE-based V2X(LTEベースのV2X通信)”の標準規格化が行われた。LTEベースのV2X通信では、基本的なセーフティメッセージ等のやり取りなどがサポートされている。一方で、さらなるV2X通信の改善をめざし、近年5G技術(NR:New Radio)を用いたNR V2X通信の検討が行われている。例えば、図6は、V2X通信のユースケースの一例を示した図である。
NR V2X通信では、これまでLTEベースのV2Xではサポートが困難であったような、高信頼性、低遅延、高速通信、ハイキャパシティを必要とする新たなユースケースがサポートされる。具体的な一例として、図6に示す例のうち、例えば、ダイナミックマップの提供やリモートドライビング等が挙げられる。また、この他にも、車車間や路車間でセンサデータのやり取りを行うようなセンサデータシェアリングや、隊列走行向けのプラトゥーニングユースケースが挙げられる。このようなNR V2X通信のユースケース及び要求事項については、3GPP TR22.886において規定されている。参考として、以下にユースケースの一例について概要を説明する。
(1)Vehicles Platoonning
複数の車両が隊列となり、同じ方向に走行する、隊列走行のユースケースであり、隊列走行を主導する車と他の車との間で隊列走行を制御するための情報のやり取りが行われる。これらの情報のやりとりにより、例えば、隊列走行の車間距離をより詰めることが可能となる。
(2)Extended Sensors
センサ関連の情報(データ処理前のRawデータや、処理後のデータ)を車車間等において交換可能とするユースケースである。センサ情報は、ローカルセンサ、ライブビデオイメージ(例えば、周辺の車両、RSU、及び歩行者との間のライブビデオイメージ)、及びV2Xアプリケーションサーバ等を通して集められる。車両はこれらの情報交換により、自身のセンサ情報では得られない情報を入手することが可能となり、より広範囲の環境を認知/認識することが可能となる。なお、本ユースケースでは、多くの情報を交換する必要があるため、通信には高いデータレートが求められる。
(3)Advanced Driving
準自動走行や、完全自動走行を可能とするユースケースである。本ユースケースでは、RSUが自身のセンサ等から得られた認知/認識情報を周辺車両へとシェアすることで、それぞれの車両が、軌道や操作を他の車両と同期、協調しながら調整することができる。また、それぞれの車両は、ドライビングの意図や意思を周辺車両とシェアすることも可能となる。
(4)Remote Driving
遠隔操縦者やV2Xアプリケーションに遠隔操縦させるユースケースである。遠隔操作は、運転を行うことが困難な人に替わって他者が運転を行う場合や、危険地域での車両の操作等に用いられる。ルートや走行する道がある程度決まっているような公共交通機関に対しては、例えば、クラウドコンピューティングベースの操縦を適用することも可能である。本ユースケースでは、高い信頼性と低い伝送遅延が通信に求められる。
(物理レイヤエンハンスメント)
上述した要求事項を達成するためには、LTE V2Xから物理レイヤのさらなるエンハンスメントが必要となる。対象となるリンクは、UuリンクやPC5リンク(サイドリンク)が挙げられる。Uuリンクは、基地局やRSU(Road Side Unit)等のインフラストラクチャと、端末装置との間のリンクである。また、PC5リンク(サイドリンク)は、端末装置間のリンクである。主なエンハンスメントのポイントを以下に示す。
エンハンスメントの一例としては、以下が挙げられる。
・チャネルフォーマット
・サイドリンクフィードバック通信
・サイドリンクリソース割り当て方式
・車両位置情報推定技術
・端末間リレー通信
・ユニキャスト通信、マルチキャスト通信のサポート
・マルチキャリア通信、キャリアアグリゲーション
・MIMO/ビームフォーミング
・高周波周波数対応(例: 6GHz以上)
…等
また、チャネルフォーマットとしては、例えば、Flexible numerology、short TTI(Transmission Time Interval)、マルチアンテナ対応、及びWaveform等が挙げられる。また、サイドリンクフィードバック通信としては、例えば、HARQ、CSI(Channel Status Information)等が挙げられる。
(V2Xオペレーションシナリオ)
以下に、V2Xの通信オペレーションシナリオの一例について述べる。V2N通信においては、基地局−端末装置間のDL/UL通信のみでシンプルであった。これに対して、V2V通信では、多様な通信経路が考えられる。以降では、主にV2V通信の例に着目して、各シナリオの説明を行うが、V2PやV2Iについても同様の通信オペレーションを適用可能である。なお、V2PやV2Iにおいては、通信先がPedestrianやRSUとなる。
例えば、図7〜図12は、V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。具体的には、図7は、車両同士が基地局(E−UTRAN)を介さずに直接通信を行うシナリオを示している。図8は、車両同士が基地局を介して通信を行うシナリオを示している。図9及び図10は、車両同士が端末装置(UE、ここではRSU)及び基地局を介して通信を行うシナリオを示している。図11及び図12は、車両同士が端末装置(UE、ここではRSUや他の車両)を介して通信を行うシナリオを示している。
なお、図7〜図12において、「サイドリンク」は、端末装置間の通信リンクに相当し、PC5とも称される。サイドリンクの具体的な一例として、V2V、V2P、及びV2Iの通信リンクが挙げられる。「Uuインタフェース」は、端末装置−基地局間の無線インタフェースに相当する。Uuインタフェースの具体的な一例として、V2Nの通信リンクが挙げられる。「PC5インタフェース」は、端末装置間の無線インタフェースに相当する。
<<3.サイドリンクへのリソースの割り当て方式>>
続いて、サイドリンクへのリソース割り当ての方式について概要を説明する。サイドリンクへのリソース割り当ての方式としては、基地局がサイドリンクのリソースを割り当てる「Mode3リソース割り当て」の方式と、端末装置自身でセンシングを行いサイドリンクのリソース選択を行う「Mode4リソース割り当て」の方式とがある。ここでは、主に、Mode4リソース割り当ての方式に着目する。
・リソースプール割り当て
Mode4リソース割り当てを行うに当たり、事前にリソースプールの割り当てが行われる。当該リソースプールの割り当ては、例えば、基地局により行われる。また、他の一例として、Preconfigurationにより、当該リソースプールの割り当てが行われていてもよい。端末装置は、割り当てられたリソースプールから、サイドリンク通信用のリソースをセンシングし、適切なリソースを自ら選択して通信を行う。
例えば、図13は、サイドリンク通信に割り当てられたリソース(リソースプール)の構成の一例について示した図であり、周波数分割多重(FDM:Frequency Division Multiplexing)が適用される場合の一例について示している。図13に示すように、リソースプールは、SA(Scheduling Assignment)領域とData領域とに分けられ、各領域により、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)及びPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)が送信される。なお、以降では、図13に示すようにFDMが適用される場合に着目して説明するが、必ずしも本開示に係る技術の適用先を限定するものではない。具体的な一例として、時間分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)が適用される場合においても、技術的な齟齬が生じない範囲で、以降で説明する本開示に係る技術を適用することが可能である。なお、TDMが適用される場合には、SA領域とData領域とは時間軸上で直交することとなる。また、TDMが適用される場合については、FDMにおいて周波数方向及び時間方向に関連付けて説明している部分において、適宜、周波数方向と時間方向とを読み替えるとよい。
・Mode4リソース割り当て
図14を参照して、Mode4リソース割り当ての概要について説明する。図14は、Mode4リソース割り当てに基づき端末装置がパケットを送信する場合の動作タイムラインの一例について説明するための説明図である。図14に示すように、パケットを送信する端末装置は、まず、当該パケットの送信に利用するリソースをリソースプール内から発見するためにセンシングを行う。次いで、端末装置は、当該センシングの結果に基づき、当該リソースプール内からのリソースの選択を行う。そして、端末装置は、選択したリソースを利用してパケットの送信を行う。また、このとき端末装置は、必要に応じて、以降におけるパケットの送信に利用するリソースの予約を行う。
ここで、図15を参照して、上記センシングの動作の一例について説明する。図15は、リソースプール内からリソースを選択するためのセンシングの動作の一例について説明するための説明図である。
具体的には、端末装置は、センシングウィンドウ内における干渉パターンの測定結果や、当該センシングウィンドウ内におけるリソースの予約状況に基づき、リソース選択ウィンドウ内におけるリソースの選択や、将来のリソースの予約を行う。具体的な一例として、図15に示す例では、端末装置は、送信対象となるパケットDが発生した場合に、センシングの結果に基づき、未来のリソースの使用状況、例えば、将来的に他のパケットA〜Cの送信に利用されるリソースを予測する。端末装置は、当該予測の結果を利用することで、当該パケットDの送信に利用可能なリソース、即ち、他のパケットの送信に利用されないことが予測されるリソースの選択や予約が可能となる。
<<4.CORESET>>
続いて、CORESETの概要を説明する。CORESET(Control Resource Set:制御リソースセット)は、複数のリソースブロックから構成される。CORESETは、LTEサブフレームにおける制御領域と同等である。LTEでは、制御情報領域の周波数方向がシステム帯域全体として規定されているため、周波数領域へのパラメータ設定は不要であった。これに対して、CORESETでは、時間領域のみに限らず周波数領域に関してもパラメータ設定を行うことが可能であり、これらのパラメータの端末装置への通知及び設定についてはRRCシグナリングを用いて行われる。なお、
<<5.V2X通信におけるリソース割り当てに関する検討>>
本開示では、特に、NR V2X通信におけるV2V通信リンクのリソース割り当て方式に着目する。NR V2X通信における端末間通信(即ち、装置間通信)では、ブロードキャスト通信のみに限らず、ユニキャスト通信やマルチキャスト通信等の多様な通信が行われる。また、NR V2X通信における端末間通信では、基地局による送信リソースの割り当て(例えば、Mode3リソース割り当て)や、端末装置によるリソース選択(例えば、Mode4リソース割り当て)等のような、リソースの割り当て方法が異なる多様なモードも同様にサポートされる。このように、NR V2X通信における端末間通信において多様な方式の通信を実現するために、制御チャネルの領域の改善が望まれる。そこで、本開示では、NR V2X通信における制御チャネルの領域の設定と、当該領域内におけるリソースの選択方法とについて以下に提案する。なお、以降の説明では、便宜上、リソースが割り当てられる領域(例えば、周波数方向及び時間方向の領域)のうち、制御チャネルの領域を「制御領域」とも称し、データの送信に利用されるリソースの領域を「データ領域」とも称する。
従来のV2V通信では主にブロードキャスト通信が行われており、制御チャネルの領域(制御領域)を全ての端末装置がデコードすること可能であった。これに対して、NR V2X通信では、上述の通り、ブロードキャスト通信に加えて、ユニキャスト通信やマルチキャスト通信等を利用することが可能となる。このような背景から、NR V2X通信の実現にあたり、多様な通信トラフィックを効率的に収容可能とする新たな制御チャネルの導入が望まれている。
以上のような状況を鑑み、本開示では、V2X通信を初めとした装置間通信において、ブロードキャスト、マルチキャスト、及びユニキャスト等のような多様な通信トラフィックをより好適な態様で収容可能とする技術を提案する。
<<6.技術的特長>>
続いて、本開示の一実施形態に係るシステムの技術的特徴として、特に、NR V2X通信におけるサイドリンク通信等のような装置間通信において、多様な通信トラフィックをより好適な態様で収容可能とするための技術に着目して説明する。具体的には、サイドリンク通信等の装置間通信において、多様な通信トラフィックを効率的に収容可能とする技術の一例として以下に示すアプローチでそれぞれ説明する。
・コントロールチャネルのタイプの定義
・コントロールチャネルの領域の決定
・コントロールチャネルの領域におけるリソースの確保
なお、以降の説明では、装置間通信の一例としてサイドリンク通信に着目して、当該サイドリンク通信に対して本開示に係る技術を適用する場合の一例について説明する。
<6.1.コントロールチャネルのタイプの定義>
まず、コントロールチャネルのタイプの定義の観点で、本実施形態に係るシステムの技術的特徴について説明する。具体的には、サイドリンクにおけるCORESETを新たに定義する。
上述の通り、NR V2X通信の実現にあたり、サイドリンク通信においてブロードキャスト、ユニキャスト、及びマルチキャストがサポートされるため、各トラフィックタイプに対応するCORSETが定義されるとよい。具体的には、CORESETは、制御情報が送られる領域として定義される。
また、サイドリンクにおけるリソース割り当てのモードは、基地局からサイドリンクの通信リソースが割り当てられるMode3リソース割り当ての方式と、端末装置自身が送信リソースをセンシングして選択するMode4リソース割り当ての方式とが挙げられる。このような背景から、上記リソース割り当ての方式それぞれに対してCORESETが定義されてもよい。
そこで、サイドリンクに対して、以下に示すCORESETを新たに導入する。なお、以降の説明では、以下に例として挙げるCORESETのように、サイドリンク対して導入されるCORESETを、「サイドリンクCORESET」とも称する。
−トラフィックタイプ別のCORESET
・UE common CORESET(Broadcast)
・UE group specific CORESET(Multicast)
・UE specific CORESET(Unicast)
−リソース割り当ての方式別のCORESET
・Mode 3 CORESET
・Mode 4 CORESET
−CORESET割り当て通知用のCORESET
−ACK/NACK返信用のCORESET
なお、新たなCORESETは、上記CORESETの組み合わせにより規定されてもよい。具体的な一例として、基地局が割り当てたリソースであり、かつUE commonである場合には、「UE common−Mode 3 CORESET」として規定されてもよい。また、上述の通り、CORESETの割り当てを通知するためのCORESETが規定されてもよい。また、特定のCORESETにおいてビームフォーミングの使用の有無が属性情報として規定されてもよい。
このように、本開示の一実施形態に係るシステムでは、トラフィックタイプの違いや、リソース割り当ての方式の違い等といった、データ領域に割り当てられたリソースの用途に応じて、CORESETが定義される。
<6.2.コントロールチャネルの領域の決定>
続いて、コントロールチャネルの領域の決定の観点で、本実施形態に係るシステムの技術的特徴について説明する。上述したCORESETの領域については、サイドリンク通信に利用可能な周波数帯域に設定される。具体的な一例として、サイドリンク通信に利用可能なリソースプールが定義され、各リソースプールにおいて通信が行われる。当該リソースプール内には、制御チャネル及びデータチャネルが定義される。また、少なくとも一部のリソースプールには、サブリソースプールが定義されてもよい。この場合には、サブリソースプール内に、制御チャネル及びデータチャネルが定義されてもよい。
例えば、図16は、本開示の一実施形態に係るシステムにおけるリソース構成の一例について説明するための説明図であり、サイドリンク通信に利用可能に割り当てられたリソースの構成の一例について示している。図16において、横軸は時間を示しており、縦軸は周波数を示している。「SLSS」は、Sidelink Synchronization Signalを示している。「PBCH」は、Physical Sidelink Broadcast Channelを示している。「Control」は、制御チャネルを模式的に示しており、例えば、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)が該当する。「Data」は、データチャネルを模式的に示しており、例えば、PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)が該当する。なお、リソースが割り当てられる領域のうち、上記制御チャネルが割り当てられる領域が「制御領域」の一例に相当し、データチャネルが割り当てられる領域が「データ領域」の一例に相当する。
図16に示す例では、サイドリンク通信に利用可能にリソースプールとして、「Resource pool A」及び「Resource pool B」が設定されている。また、「Resource pool A」には、サブリソースプールとして「Sub−resource pool A−1」と「Sub−resource pool A−2」とが定義されている。また、「Resource pool B」には、サブリソースプールとして「Sub−resource pool B−1」が定義されている。
また、図16に示すように、サイドリンク通信に利用可能な周波数帯域においては、リソースが割り当てられる領域(例えば、時間方向及び周波数方向の領域)が、周波数方向に分割されることで、制御チャネルが割り当てられる制御領域と、データチャネルが割り当てられるデータ領域とが規定されている。このような構成とすることで、時間方向のいずれの位置においても、少なくとも制御領域を参照することが可能となる。特に、V2X通信においては、リアルタイム性を要求される場合がある。このような場合においても、図16に示すように、制御領域とデータ領域とが割り当てられることで、遅延をより小さく抑えることが可能となる。
また、図17は、本開示の一実施形態に係るシステムにおけるリソースプールの構成に応じたCORESETの設定方法の一例について説明するための説明図である。図17に示す例における横軸及び縦軸は、図16に示す例と同様に時間及び周波数を示している。図17に示すように、リソースプールの構成としては、「Adjacent resource pool」と「Non adjacent resource pool」とが挙げられる。具体的には、図17に示すように、「Adjacent resource pool」では、制御領域(Control)とデータ領域(Data)とが隣接するように割り当てられる。また、「Non adjacent resource pool」では、制御領域それぞれとデータ領域それぞれとが集約されており、対応する制御領域とデータ領域とが隣接するように割り当てられるとは限らない。図17に示すように、上述したCORESETは、「Adjacent resource pool」のみに限らず、「Non adjacent resource pool」についても適用可能である。
上述した制御領域のうち少なくとも一部の領域(以下、「部分領域」とも称する)に対して、前述した各種CORESETが定義される。なお、このとき、制御領域中の部分領域に対して、CORESETが固定的に割り当てられていてもよく、CORESETが準静的に割り当てられてもよい。なお、V2X通信では、環境に応じてリソースの割り当てがより柔軟に制御されることが望ましい場合がある。そのため、制御領域中の部分領域に対して、CORESETが準静的に割り当てられることがより望ましい。このような構成とすることで、例えば、環境に応じて制御領域中の部分領域に対するCORESETの割り当てを変更することが可能となるため、よりフレキシブルかつより効率的にリソースを利用することが可能となる。
例えば、図18は、サイドリンクCORESETの割り当ての一例について説明するための説明図である。図18に示す例における横軸及び縦軸は、図16に示す例と同様に時間及び周波数を示している。図18に示す例では、図16に示す例と同様に、サイドリンク通信に利用可能な周波数帯域において、リソースが割り当てられる領域が周波数方向に分割されることで、制御領域とデータ領域とが割り当てられている。また、図18に示す例では、当該制御領域が少なくとも時間方向に分割された各部分領域に対して、データ領域に割り当てられたリソースの用途に応じたCORESET(例えば、トラフィックタイプの違いや、リソース割り当ての方式の違いに応じたCORESET)が割り当てられている。より具体的には、図18に示す例では、各部分領域に対して、モード3のブロードキャスト(Mode3_Broadcast)、モード4のユニキャスト(Mode4_Unicast)、モード4のブロードキャスト(Mode4_Broadcast)、及びモード3のブロードキャスト(Mode3_Broadcast)それぞれに対応したCORESETが割り当てられている。
サイドリンクCORESETの割り当てについては、例えば、基地局100等のようなサイドリンク通信の制御に関する権限を有する装置によりRRCにて設定される。サイドリンク通信の制御に関する権限を有する装置としては、例えば、基地局、RSU、リレーノード、リレー端末、マスター端末(リーダー端末)等が挙げられる。なお、上記したサイドリンク通信の制御に関する権限を有する装置が、「第1の装置」の一例に相当する。また、上記第1の装置に対して、上記権限を有しない端末装置200相当の装置のように、サイドリンク通信等の装置間通信の対象となる、上記第1の装置とは異なる他の装置が、「第2の装置」の一例に相当する。また、ネットワーク圏外の端末装置200に対しては、端末Preconfigurationを用いるか、基地局100からの割り当てのリレーを用いるとよい。
なお、CORESETの設定等のようなCORESETに関する情報の通知にリレーを利用する場合には、サイドリンク用のRRCが導入されてもよい。具体的には、基地局100の通信圏内の端末装置200(送信端末)は、サイドリンクのRRCを用いて、圏外端末に対してCORESETの設定(例えば、CORESETに関する情報の通知)を行えばよい。サイドリンク用のRRCは、例えば、PBCH及びPSSCHのいずれかまたは双方を用いることで、端末装置200(送信端末)から他の端末装置200(受信端末)に通知される。
リレーが用いられる場合には、CORESETに関する情報(例えば、制御情報の割り当てに関する情報)をリレーするか否かの判断については、端末装置200側で実施してもよい。具体的な一例として、端末装置200は、基地局100からダウンリンク信号のRSRPレベルに基づき、当該基地局100から通知されたCORESETに関する情報を他の端末装置200にリレーしてもよい。また、端末装置200は、CORESETに関する情報の送信元となる端末装置200(以下、「送信端末」とも称する)からのサイドリンク信号のRSRPに基づいて、当該情報を送信端末(通信端末200)とは異なる他の端末装置200にリレーするか否かの判断を行ってもよい。また、端末装置200は、送信端末の同期信号の種別に基づいて、CORESETに関する情報を他の端末装置200にリレーするか否かの判断を行ってもよい。なお、同期信号の種別としては、例えば、カバレッジ内からリレーされた同期信号と、カバレッジ外からリレーされた同期信号とのいずれかを示す種別等が挙げられる。
ここで、図19を参照して、CORESETに関する情報を端末装置200が他の端末装置200にリレーする場合の処理の流れの一例について説明する。図19は、本開示の一実施形態に係るシステムの一連の処理の流れの一例について示したシーケンス図である。具体的には、図19は、基地局100から端末装置200−1に通知されたCORESETに関する情報を、当該端末装置200−1が他の端末装置200−2にリレーする場合の処理の流れの一例を示している。
具体的には、まず基地局100(通信制御部151)は、サイドリンクCORESETとして適用するCORESETの種別(例えば、トラフィックの種別に応じたCORESETの種別)を決定し、サイドリンク通信に利用可能な帯域中の制御領域に対して当該種別ごとのCORESETを割り当てる(S101)。そして、基地局100(通知部155)は、当該サイドリンクCORESETに関する情報を端末装置200−1に通知することで、当該端末装置200−1に足してサイドリンクCORESETの設定を行う(S103)。
端末装置200−1(通信制御部241)は、基地局100から通知される情報に基づきサイドリンクCORESETを抽出することで(例えば、デコードすることで)、当該サイドリンクCORESETの設定(例えば、CORESETの種別や、各CORESETの割り当て等)を認識する(S105)。これにより、端末装置200−1は、サイドリンクCORESETの認識結果に応じて、自身が利用するサイドリンク通信の種別に応じて、当該サイドリンク通信を制御することが可能となる。
また、端末装置200−1(通信制御部241)は、通信環境等の各種条件に応じて、基地局100から通知されたCORESETに関する情報を、通信範囲内に位置する他の端末装置(例えば、端末装置200−2)にリレーするか否かを判断する(S107)。そして、端末装置200−1(通知部247)は、当該判断の結果に応じて、基地局100から通知されたCORESETに関する情報を、通信範囲内に位置する他の端末装置200−2にリレーすることで、当該端末装置200−2に対してサイドリンクCORESETの設定を行う(S109)。端末装置200−2(通信制御部241)は、端末装置200−1によりリレーされた情報に基づきサイドリンクCORESETを抽出することで(例えば、デコードすることで)、当該サイドリンクCORESETの設定を認識する(S111)。
なお、基地局100から端末装置200−1に通知される上記サイドリンクCORESETに関する情報や、当該端末装置200−1が端末装置200−2にリレーする当該情報が、「制御リソースセットに関する情報」の一例に相当する。
以上、図19を参照して、CORESETに関する情報を端末装置が他の端末装置にリレーする場合の処理の流れについて説明した。
次いで、図20を参照して、CORESETに関する情報を端末装置が他の端末装置にリレーする場合の処理の流れの他の一例について説明する。図20は、本開示の一実施形態に係るシステムの一連の処理の流れの他の一例について示したシーケンス図である。具体的には、図20は、端末装置200−1が端末装置200−2にリレーした基地局100からのCORESETに関する情報を、さらに当該端末装置200−2が他の端末装置200−3にリレーする場合の処理の流れの一例を示している。
具体的には、図20に示す例では、端末装置200−1(通信制御部241)は、基地局100から通知された情報に基づきサイドリンクCORESETを抽出することで(例えば、デコードすることで)、当該サイドリンクCORESETの設定を認識する(S151)。そして、端末装置200−1(通知部247)は、当該情報を通信範囲内に位置する他の端末装置200−2にリレーすることで、当該端末装置200−2に対してサイドリンクCORESETの設定を行う(S153)。このとき、端末装置200−1(通信制御部241)は、図19に示す例と同様に、基地局100から通知されたCORESETに関する情報を、通信範囲内に位置する他の端末装置にリレーするか否かの判断を行ってもよい。
端末装置200−2(通信制御部241)は、端末装置200−1から通知される情報に基づきサイドリンクCORESETを抽出することで(例えば、デコードすることで)、当該サイドリンクCORESETの設定を認識する(S155)。これにより、端末装置200−2は、サイドリンクCORESETの認識結果に応じて、自身が利用するサイドリンク通信の種別に応じて、当該サイドリンク通信を制御することが可能となる。
また、端末装置200−2(通信制御部241)は、通信環境等の各種条件に応じて、端末装置200−1から通知されたCORESETに関する情報を、通信範囲内に位置する他の端末装置(例えば、端末装置200−3)にリレーするか否かを判断する(S157)。そして、端末装置200−2(通知部247)は、当該判断の結果に応じて、端末装置200−1から通知されたCORESETに関する情報を、通信範囲内に位置する他の端末装置200−3にリレーすることで、当該端末装置200−3に対してサイドリンクCORESETの設定を行う(S159)。端末装置200−3(通信制御部241)は、端末装置200−2によりリレーされた情報に基づきサイドリンクCORESETを抽出することで(例えば、デコードすることで)、当該サイドリンクCORESETの設定を認識する(S161)。
このように、基地局100から送信されたCORESETに関する情報が、複数の端末装置200によりリレーされてもよい。
以上、図20を参照して、CORESETに関する情報を端末装置200が他の端末装置200にリレーする場合の処理の流れの他の一例について説明した。
また、サイドリンクRRCでは、各サイドリンクCORSETの割り当てが実施される。このとき、CORESETの割り当ては、例えば、リソースプールごとに行われてもよい。即ち、複数のリソースプールが割り当てられている場合には、当該複数のリソースプールそれぞれに対して、互いに異なるCORESETが個別に関連づけられていてもよい。また、時間領域及び周波数領域において複数のCORESETが設定されてもよい。
また、前述したように、CORESET割り当て通知用のCORESETが設定されてもよい。例えば、図21は、サイドリンクCORESETの割り当ての他の一例について説明するための説明図であり、CORESET割り当て通知用のCORESETが設定される場合の一例を示している。図21に示す例における横軸及び縦軸は、図18に示す例と同様に時間及び周波数を示している。
図21に示す例では、制御領域のうち、データ領域に割り当てられたリソースの用途に応じたCORESETが割り当てられる領域とは別に、CORESET割り当て通知用のCORESETが別途割り当てられている。CORESET割り当て通知用のCORESETには、時間領域において以降に割り当てられた他のCORESET(即ち、データ領域に割り当てられたリソースの用途に応じたCORESET)の割り当てに関する情報が含まれる。なお、制御領域のうち、データ領域に割り当てられたリソースの用途に応じたCORESETが割り当てられる領域が、「第1の部分領域」の一例に相当する。これに対して、CORESET割り当て通知用のCORESETが割り当てられる領域が、「第2の部分領域」の一例に相当する。なおこの場合には、当該第2の分領域に対して、「制御リソースセットに関する情報」、特に、CORESETの割り当てに関する情報が割り当てられることとなる。
CORESET割り当て通知用のCORESETは、例えば、基地局によりConfigureされるか、またはPreconfigureされるとよい。端末装置200は、CORESET割り当て通知用のCORESETをまずデコードすることで、リソースプール内の他のCORESETの割り当てに関するConfigurationを認識し、当該認識の結果に応じて所望のCORESETをデコードする。このような特性から、CORESET割り当て通知用のCORESETは、時間領域において、データ領域に割り当てられたリソースの用途に応じたCORESETそれぞれが割り当てられる領域よりも以前に割り当てられる。
また、サイドリンクCORESETの割り当ては、周期的に行われてもよい。具体的な一例として、図18に示すように割り当てられた一連のCORESETを繰り返しの単位(1period)として、当該一連のCORESET(即ち、当該繰り返しの単位)が周期的に割り当てられてもよい。
また、サイドリンクCORESETは、他のCORESETと共通のリソースの領域(例えば、リソースプール、サブリソースプール等)に関連付けられるように割り当てが行われてもよい。即ち、少なくとも一部のリソースの領域に対して互いに異なる用途に対応したCORESETが関連付けられることで、当該リソースの領域が互いに異なる複数の用途間で重複利用されてもよい。なお、以降の説明では、あるリソースの領域に対して複数のCORESETが関連付けられるように、当該複数のCORESETが割り当てられることを、便宜上「重複割り当て」とも称する。また、以降の説明では、主に、リソースプールに対してCORESETが関連付けられる場合に着目して説明するが、特に説明が無い限りは、リソースプールのみには限らないものとする。即ち、サブリソースプールに対してCORESETが関連付けられる場合についても同様であるものとし、また、リソースプールやサブリソースプールに限らず、1以上のリソースを含む領域に対してCORESETが関連付けられる場合についても同様であるものとする。
具体的な一例として、少なくとも一部のリソースプールが、Mode4_unicastとMode3_unicastとで重複利用されてもよい。この場合には、例えば、当該リソースプールに対して、Mode4_unicast用のCORESETと、Mode3_unicast用のCORESETとが関連付けられてもよい。
また、上記のような重複利用の許可については、例えば、基地局100等のようなサイドリンク通信の制御に関する権限を有する装置が行ってもよい。また、この場合には、重複利用の許可を行った装置は、例えば、対象となるリソースプールについて重複利用を許可する旨の情報や、重複利用が許可されたリソースプールに関する情報等を、属性情報として端末装置200に通知してもよい。
また、上記重複利用の許可を行った装置(例えば、基地局100)は、リソースプールの重複利用を許可するためのトリガー条件に関する情報を端末装置200に通知してもよい。当該トリガー条件としては、例えば、対象となる周波数帯域の混雑度(CBR:Channel busy ratio)やCORESETの混雑度等が挙げられる。CORESETの混雑度については、例えば、制御領域(Control channel領域)をデコードし、当該制御領域に割り当てられている少なくとも一部のCORESETの使用率(ひいては、全てのCORESETの使用率)から導出されてもよい。上記トリガー条件として、CR(Channel Occupancy Ratio)が利用されてもよい。
ここで、図22を参照して、端末装置200の一連の処理の流れの一例として、トリガー条件に応じてリソースプールの重複利用を実施する処理の一例について説明する。図22は、本開示の一実施形態に係る端末装置の一連の処理の流れの一例を示したフローチャートであり、トリガー条件に応じたリソースプールの重複利用に係る処理の流れの一例を示している。
図22に示すように、端末装置200(情報取得部243)は、基地局100等のようなサイドリンク通信の制御に関する権限を有する装置から送信された、リソースプールの重複利用を許可するためのトリガー条件に関する情報を受信する(S201)。
端末装置200(通信制御部241)は、トリガー条件に関する情報を受信すると、当該情報に基づきトリガー条件を認識し、当該トリガー条件に関するMeasurementを実施することで、当該トリガー条件を満たすか否かを判定する(S203)。
端末装置200(通信制御部241)は、上記Measurementの結果からトリガー条件を満たすと判定した場合には(S205、YES)、対象となるリソースプールの重複利用を実施する(S207)。即ち、端末装置200は、重複利用される可能性があるリソースプールを利用して、サイドリンク通信(端末間通信)を行ってもよい。なお、この場合には、当該リソースプールは、その時々の状況に応じて、種別の異なる通信(例えば、トラフィックタイプの異なる通信や、リソース割り当て方式の異なる通信)に利用される可能性がある。
一方で、端末装置200(通信制御部241)は、上記Measurementの結果からトリガー条件を満たさないと判定した場合には(S205、NO)、リソースプールの重複利用を実施しない(S209)。この場合には、端末装置200は、重複利用とならないリソースプールを利用してサイドリンク通信(端末間通信)を行ってもよい。
以上、図22を参照して、端末装置200の一連の処理の流れの一例として、トリガー条件に応じてリソースプールの重複利用を実施する処理の一例について説明した。
また、制御領域中の少なくとも一部の部分領域に割り当てられたCORESETが互いに異なる複数の用途で利用されてもよい。換言すると、制御領域中の少なくとも一部の部分領域に対して、互いに異なる複数のCORESETが割り当てられてもよい。なお、この場合には、例えば、互いに異なる複数の用途に対応するCORESETを区別する必要が生じる場合がある。そのため、例えば、互いに異なるRNTIを利用する、サーチスペース(Search space)を変更する、モニタリング(Monitoring)周期を変更する等の方法により、上記複数のCORESETが判別されてもよい。
また、CORESETは、サブリソースプールをまたいで構成されてもよい。即ち、少なくとも一部のCORESETが、周波数方向にホッピングしてもよい。なお、この場合には、CORESETの周波数上のホッピングパターンについては、例えば、RRCシグナリング等を利用して端末装置にConfigureされる。
また、トラフィックごとにCORESETのPeriodicityが決定されてもよい。なお、この場合には、当該Periodicityを決定するためのトラフィックの情報として、パケットサイズ、メッセージサイズ、パケット優先度、最大遅延許容量、送信周期等、送信方法(ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャスト)等の情報が利用されてもよい。
また、CORESETグループ(制御リソースセットグループ)が定義されてもよい。例えば、図23は、CORESETグループの割り当ての一例について説明するための説明図である。図23に示す例における横軸及び縦軸は、図16に示す例と同様に時間及び周波数を示している。
CORESETグループは、CORESETの1ピリオド(period)として定義され、少なくとも1以上のCORESETが含まれる(典型的な例としては、複数のCORESETが含まれる)。また、CORESETグループは周期的に割り当てられてもよい。具体的な一例として、CORESETグループを100msごとに割り当てるといった制御も可能である。また、CORESETグループは、時間領域のみに限らず、周波数領域も含む領域として定義されてもよい。
CORESETグループの割り当てに係るパラメータとしては、例えば、スタートタイミングに関する情報、周期及び期間に関する情報、周波数方向に関する情報等が挙げられる。
スタートタイミングに関する情報としては、例えば、CORESETグループのスタートタイミング(即ち、時間方向におけるスタート位置)等の情報が挙げられる。当該スタートタイミングは、例えば、サイドリンクにおける所定のタイミング(例えば、Sidelink frame number 0等)を基準として、当該所定のタイミングからオフセット量を加えた値として定義されてもよい。
周期及び期間に関する情報としては、例えば、CORESETの周期に関する情報や、CORSETグループが割り当てられた期間(即ち、CORESETグループの時間方向の幅)等の情報が挙げられる。
周波数方向の情報としては、例えば、CORESETやCORESETグループの周波数方向の幅等の情報が挙げられる。
CORESETグループは、例えば、リソースプールごとに定義されてもよい。具体的な一例として、図23に示す例では、リソースプールとして「Resource Pool A」及び「Resource Pool B」が割り当てられている。このような構成に基で、「Resource Pool A」に対して「group A」として示したCORESETグループが定義されており、「Resource Pool B」に対して「group B」として示したCORESETグループが定義されている。また、CORESETグループは、複数のリソースプールに対して定義されてもよい。換言すると、少なくとも一部のCORESETグループが、複数のリソースプールに関連付けられていてもよい。即ち、1つのCORESETグループにより、複数のリソースプールに対するConfigureが行われてもよい。
また、互いに異なる複数のCORESETグループにより、複数のリソースプールに対するConfigureが行われてもよい。即ち、少なくとも一部のリソースプール(または、少なくとも一部のサブリソースプール)に対して、設定された複数のCORESETグループのうち2以上のCORESETグループが関連付けられてもよい。また、CORESETグループそれぞれのConfigurationが、リソースプールごとに異なっていてもよい。
ここで、図21を参照して説明した、CORESET割り当て通知用のCORESETに含まれる情報の一例について説明する。CORESET割り当て通知用のCORESETに含まれる情報としては、例えば、当該CORESETが割り当てられた領域の時間方向の有効範囲を示す情報(即ち、どこまでを当該領域とするかを示す情報)が挙げられる。
また、上述したCORESETグループの定義を想定した場合には、CORESET割り当て通知用のCORESETに含まれる情報としては、例えば、CORESETグループ内に含まれるCORESETの数に関する情報が挙げられる。また、CORESET割り当て通知用のCORESETに含まれる情報として、CORESETグループ内に含まれる各CORESETの時間周波数領域に関する情報が含まれていてもよい。また、CORESET割り当て通知用のCORESETに含まれる情報として、CORESETグループ内に含まれる各CORESETの属性、種別に関する情報(タイプ情報)、送信トラフィックに関する情報、優先度情報等が挙げられる。また、当該優先度情報としては、例えば、どのレベルの優先度のパケットを送信できるかを規定した情報等が挙げられる。
CORESET割り当て通知用のCORESETは、複数のCOESETのPeriodに対する割り当てに関する情報を含んでもよい。また、CORESET割り当て通知用のCORESETは、所定のperiodごと(例えば、1periodごと)の割り当てに関する情報を含んでもよい。
また、送信端末(端末装置200)は、CORESETの設定の上書きや、一部のCORESETについての割り当て領域の拡張を行ってもよい。換言すると、端末装置は、少なくとも一部のCOERSETの割り当ての変更を行ってもよい。例えば、図24は、CORESETの割り当ての変更について概要を説明するための説明図である。図24に示す例における横軸及び縦軸は、図16に示す例と同様に時間及び周波数を示している。
具体的には、送信端末は、センシングを実施することで一部のCORESETが使用されていないと判断した場合には、当該CORESETを新たに異なるCORESET(例えば、異なる用途に対応したCORESET)に改めて設定したうえで、当該設定後のCORESETを使用してもよい。また、送信端末は、一部のCORESETの領域に対して、他のCORESETを上書きしてもよい。例えば、図24に示す例では、Mode4_Broadcastに対応するCORESETの一部が、Mode4_Unicastに対応するCORESETに書き換えられている(即ち、上書きされている)。これにより、制御領域中の部分領域のうち、Mode4_Unicastに対応するCORESETが割り当てられた部分領域を拡張することが可能となる。なお、CORESETの上書きが可能な部分領域、換言すると、互いに異なる複数の用途に対応するCORESETが割り当てられ得る部分領域については、例えば、基基地局100等のようにサイドリンク通信の制御に関する権限を有する装置により設定されてもよい。
送信端末(端末装置200)は、CORESETの割り当ての変更(例えば、上書きや追加等)を行った場合には、変更したCORESETの割り当てに関する情報を、他の通信装置(例えば、他の端末装置)に通知してもよい。この場合には、送信端末は、例えば、サイドリンクRRC等を利用して、当該情報を他の通信装置に通知してもよい。また、送信端末は、一部のCORESETが割り当てられる領域を拡張する可能性がある場合には、当該可能性の示唆に関する情報を、事前に他の通信装置(例えば、他の端末装置)に通知してもよい。この場合には、例えば、送信端末から送信されたデータを受信する他の端末装置(受信端末)は、送信端末から通知された情報に基づき、拡張の可能性が示唆された領域に割り当てられたCORESETのデコードを行ってもよい。また、CORESETが割り当てられる領域の拡張は部分的に行われてもよい。具体的には、あるCORESETが割り当てられた領域のうち、一部の部分領域に対してのみ他のCORESETへの上書きを行うことで、当該他のCORESETが割り当てられた領域の拡張が行われてもよい。
ここで、図25を参照して、CORESETの再設定(例えば、上書き)に係る処理の流れの一例について説明する。図25は、CORESETの再設定に係る処理の流れの一を示したフローチャートである。
まず、基地局100等のようにサイドリンク通信の制御に関する権限を有する装置により、CORESETの割り当てが行われる(S251)。また、端末装置200(情報取得部243)は、CORESETが割り当てられた領域のセンシングを行うことで、例えば、一連のCORESETのうち少なくとも一部のCORESETの使用率を測定する(S253)。
端末装置200(通信制御部241)は、使用率が閾値以下のCORESETを検出した場合には(S255、YES)、当該CORESETの少なくとも一部を、所望の用途に対応するCORESETとして再設定する(S257)。また、この場合には、端末装置200(通知部247)は、当該再設定の結果を周辺の他の端末装置に通知してもよい(S259)。そして、端末装置200は、再設定後のCORESETの割り当てに基づき通信(例えば、サイドリンク通信)を実施する(S261)。
一方で、端末装置200(通信制御部241)は、使用率が閾値以下のCORESETが検出されなかった場合には(S255、NO)、既存のCORESETの割り当てに基づき通信(例えば、サイドリンク通信)を実施する(S263)。
以上、図25を参照して、CORESETの再設定(例えば、上書き)に係る処理の流れの一例について説明した。
また、端末装置200は、各CORESETのCBR(以下「CORESET_CBR」とも称する)やCR(以下「COREEST_CR」とも称する)の計算を行ってもよい。当該計算については、例えば、CORESETが割り当てられる領域におけるCBRやCRに基づき行われる。なお、端末装置200が当該計算を実施するか否かについては、基地局100等のようなサイドリンク通信の制御に関する権限を有する装置により設定されてもよい。
また、端末装置200は、CORESET_CBRやCORESET_CRの算出結果に応じた情報を基地局100等のようなサイドリンク通信の制御に関する権限を有する装置にレポートしてもよい。これにより、レポートを受けた当該装置は、当該レポートの内容を鑑みて、CORESETの設定を変更することも可能となる。また、端末装置200は、基地局100等のようなサイドリンク通信の制御に関する権限を有する装置に対して、CORESETの変更の要求を通知してもよく、当該通知に対して、CORESET_CBRやCORESET_CRの算出結果に応じた情報を関連付けてもよい。
<6.3.コントロールチャネルの領域におけるリソースの確保>
続いて、コントロールチャネルの領域におけるリソースの確保の観点で、本実施形態に係るシステムの技術的特徴について説明する。
CORESETが設定された後は、送信端末(端末装置200)は、パケット送信のためにCORESETが関連付けられたリソースを確保し、当該リソースを利用してパケットを送信する。リソース確保の方法については、基地局100等のようなサイドリンク通信の制御に関する権限を有する装置により割り当てられる方式と、端末装置200自体がセンシングにより自律的に割り当てる方式とが挙げられる。サイドリンク通信の制御に関する権限を有する装置により割り当てられる方式の場合には、基本的にはリソースの衝突が発生する可能性がないため、以降では、主に端末装置200自体がセンシングにより自律的に割り当てる方式について説明する。
端末装置200は、パケット送信のためのリソースの選択時に、例えば、以下に示すパラメータに基づきCORESETを選択してもよい。
・CBR
・CR
・端末装置の位置情報
・送信するパケットに関する情報
また、サイドリンクにおけるV2X通信では、送信と受信とを時分割で行うように制限され、常に送信または受信ができるとは限らない、所謂HD(Half Duplex)という制約がかけられる場合がある。このようなHDの制約により、送信または受信が制限されるような状況(以下、「HD問題」とも称する)が発生することを防ぐために、送信端末(端末装置200)は、時間方向の連続送信を可能な限り控えることが望ましく、周波数方向のリソースを可能な限り多く確保することがより望ましい。このような状況から、送信端末は、時間方向に連続した送信が行われる状況を避けるために、マッピングパターン(Mapping pattern)を導入してもよい。
例えば、図26は、マッピングパターンについて概要を説明するための説明図である。図26に示す例における横軸及び縦軸は、図16に示す例と同様に時間及び周波数を示している。具体的には、図26に示す例では、マッピングパターンとして「Mapping pattern A」及び「Mapping pattern B」が設定されており、適用するマッピングパターンに応じてリソースの割り当てが行われる。このとき、各マッピングパターンは、時間周波数領域で相互に直交するように設定される。このようにマッピングパターンが設定されることで、時間方向に連続してリソースが割り当てられる事態の発生を回避することが可能となる。
マッピングパターンは、基地局100等のようなサイドリンク通信の制御に関する権限を有する装置により端末装置200に設定されてもよく、Preconfigurationによって端末装置200に設定されていてもよい。送信端末(端末装置200)は、選択したマッピングパターンを受信端末(他の端末装置200)に通知するために、SCI(Sidelink Control Information)に対して当該マッピングパターンに関する情報を関連付けてもよい。また、他の一例として、マッピングパターンを通知するためのCORESETが定義されてもよい。また、他の一例として、受信端末側で、マッピングパターンごとにブラインドデコーディング(Blind decoding)を行ってもよい。
<<7.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局100として動作してもよい。
また、例えば、端末装置200又300は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200又300は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置200又300は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つの基地局100ダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
<7.1.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図27は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図27に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図27にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図27に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図27に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図27には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図27に示したeNB800において、図2を参照して説明した基地局100に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、通信制御部151、情報取得部153、及び通知部155の少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図27に示したeNB800において、図2を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ822において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図28は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図28に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図28にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図27を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図27を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図28に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図28には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図28に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図28には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図28に示したeNB830において、図2を参照して説明した基地局100に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、通信制御部151、情報取得部153、及び通知部155の少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図28に示したeNB830において、例えば、図2を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ852において実装されてもよい。
<7.2.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図29は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図29に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図29には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図29に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図29にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図29に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図29に示したスマートフォン900において、図3を参照して説明した端末装置200に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、通信制御部241、情報取得部243、及び通知部247の少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図29に示したスマートフォン900において、例えば、図3を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ902において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図30は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図30に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図30には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図30に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図30にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図30に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図30に示したカーナビゲーション装置920において、図3を参照して説明した図3を参照して説明した端末装置200に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、通信制御部241、情報取得部243、及び通知部247の少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図30に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図3を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ922において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<8.むすび>>
以上説明したように、本開示の一実施形態に係るシステムにおいて、端末装置に相当する通信装置は、無線通信を行う通信部と、取得部と、制御部とを備える。取得部は、制御領域に含まれる部分領域に割り当てられた、データ領域に割り当てられるリソースの用途ごとに規定された1以上の制御リソースが含まれる制御リソースセットに関する第1の情報を他の装置から取得する。制御部は、取得された上記第1の情報に応じて上記制御リソースセットを抽出し、当該制御リソースセットに基づき、上記無線通信を介した他の通信装置との装置間通信を制御する。また、端末間通信(例えば、サイドリンク通信)の制御に関する権限を有する装置(例えば、基地局)は、無線通信を行う通信部と、通知部と、制御部とを備える。通知部は、制御領域に含まれる部分領域に割り当てられた、データ領域に割り当てられるリソースの用途ごとに規定された1以上の制御リソースが含まれる制御リソースセットに関する情報を端末装置に通知する。制御部は、装置間通信に利用可能に割り当てられた上記データ領域に含まれる1以上のリソースを、当該リソースの用途に応じて、上記制御リソースセットに関連付ける。
以上のような構成により、本開示の一実施形態に係るシステムに依れば、NR−V2X通信のように、互いに異なる複数の通信トラフィックを利用可能な装置間通信においても、当該複数の通信トラフィック(即ち、多様な通信トラフィック)を効率的に収容することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
具体的な一例として、本開示に係る技術は、V2X通信に限らず、サイドリンクを介した通信のような、所謂端末装置間の通信に応用することも可能である。当該通信の具体的な一例として、D2D通信、MTC通信等が挙げられる。また、前述したように、主にFDM型のリソースプールに対する方式として説明を行っているが、TDM型のリソースプールに適用することも可能である。なお、この場合には、例えば、周波数方向及び時間方向について述べている部分において、周波数方向と時間方向とを適宜読み替えるものとする。また、本開示に係る技術は、IAB(Integrated Access and Backhaul link)のようなリレー通信におけるサイドリンク通信に対して適用されてもよい。また、車が基地局と車周辺のユーザ端末との間に立ち、リレー端末となるようなVehicle tetheringのユースケースに適用されてもよい。この場合には、例えば、車と周辺のユーザ端末との通信リンクがサイドリンクで確立され、本開示に関わる技術が適用されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
無線通信を行う通信部と、
制御領域に含まれる部分領域に割り当てられた、データ領域に割り当てられるリソースの用途ごとに規定された1以上の制御リソースが含まれる制御リソースセットに関する情報を他の装置から取得する取得部と、
取得された前記制御リソースセットに関する情報に応じて前記制御リソースセットを抽出し、当該制御リソースセットに基づき、前記無線通信を介した他の通信装置との装置間通信を制御する制御部と、
を備える、通信装置。
(2)
前記制御リソースセットは、前記装置間通信の制御に関する権限を有する第1の装置により設定される、前記(1)に記載の通信装置。
(3)
前記装置間通信の制御に関する権限を有する装置は、基地局、ロードサイドユニット、リレーノード、リレー端末、及びマスター端末のうちのいずれかである、前記(2)に記載の通信装置。
(4)
前記取得部は、前記第1の装置から前記制御リソースセットに関する情報を取得する、前記(2)または(3)に記載の通信装置。
(5)
前記取得部は、前記第1の装置から送信された前記制御リソースセットに関する情報を、当該第1の装置とは異なる第2の装置から取得する、前記(2)または(3)に記載の通信装置。
(6)
前記取得部は、前記装置間通信を介して前記第2の装置から前記制御リソースセットに関する情報を取得する、前記(5)に記載の通信装置。
(7)
前記制御リソースセットに関する情報は、前記制御領域のうちの1以上の前記制御リソースセットが割り当てられた第1の部分領域とは異なる第2の部分領域に割り当てられ、
前記取得部は、前記第2の部分領域から前記制御リソースセットに関する情報を抽出する、
前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の通信装置。
(8)
前記制御リソースセットに関する情報は、1以上の前記制御リソースセットが割り当てられた前記制御領域のうちの部分領域に関する情報を含み、
前記制御部は、前記制御リソースセットに関する情報に基づき、前記制御リソースセットを抽出する、
前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の通信装置。
(9)
前記制御リソースセットは、前記装置間通信のトラフィックタイプと、前記装置間通信に利用可能なリソースの割り当て方法と、のうちの少なくともいずれかの前記装置間通信に関する種別ごとに設定され、
前記制御部は、前記制御リソースセットに関する情報に基づき、前記装置間通信に関する種別に応じた前記制御リソースセットを抽出する、
前記(1)〜(8)のいずれか一項に記載の通信装置。
(10)
前記装置間通信に利用可能に割り当てられた少なくとも一部のリソースに対して複数の制御リソースセットが関連付けられており、
前記制御部は、当該複数の制御リソースセットの中から、所定の条件に応じて、少なくとも一部の制御リソースセットを抽出する、
前記(1)〜(9)のいずれか一項に記載の通信装置。
(11)
前記複数の制御リソースセットは、前記少なくとも一部のリソースを含むリソースプールまたはサブリソースプールに関連付けられている、前記(10)に記載の通信装置。
(12)
無線通信を行う通信部と、
制御領域に含まれる部分領域に割り当てられた、データ領域に割り当てられるリソースの用途ごとに規定された1以上の制御リソースが含まれる制御リソースセットに関する情報を端末装置に通知する通知部と、
装置間通信に利用可能に割り当てられた前記データ領域に含まれる1以上のリソースを、当該リソースの用途に応じて、前記制御リソースセットに関連付ける制御部と、
を備える、通信装置。
(13) 前記制御部は、
前記制御リソースセットを、前記制御領域に含まれる部分領域に割り当て、
前記1以上のリソースを、当該リソースの用途に応じて、当該制御リソースセットに関連付ける
前記(12)に記載の通信装置。
(14)
前記制御部は、前記制御リソースセットを、前記装置間通信に利用可能に割り当てたリソースプールにまたはサブリソースプールに対応する前記制御領域に割り当てる、前記(13)に記載の通信装置。
(15)
前記制御部は、少なくとも一部の前記リソースプール、または少なくとも一部の前記サブリソースプールに対して、前記制御リソースセットを個別に関連付ける、前記(14)に記載の通信装置。
(16)
前記制御部は、少なくとも一部の前記制御リソースセットに対して、複数のリソースプール、または複数のサブリソースプールを関連付ける、前記(14)または(15)に記載の通信装置。
(17)
リソースを割り当てる領域が周波数方向に分割されることで前記制御領域と前記データ領域とが規定され、
前記制御部は、前記制御領域が時間方向に分割された部分領域に対して前記制御リソースセットを割り当てる、
前記(12)〜(16)のいずれか一項に記載の通信装置。
(18)
前記制御部は、前記制御リソースセットを、所定の期間ごとに周期的に割り当てる、前記(17)に記載の通信装置。
(19)
前記制御部は、
複数の前記制御リソースセットを含む制御リソースセットグループを設定し、
前記制御リソースセットグループを、所定の期間ごとに周期的に割り当てる、
前記(18)に記載の通信装置。
(20)
前記制御部は、
少なくとも一部に互いに異なる前記制御リソースセットが含まれるように、複数の前記制御リソースセットグループを設定し、
複数の前記制御リソースセットグループそれぞれを、リソースプールまたはサブリソースプールに関連付ける、
前記(19)に記載の通信装置。
(21)
前記制御部は、設定した複数の前記制御リソースセットグループのうち少なくとも一部の2以上の制御リソースセットグループそれぞれに対して、リソースプールまたはサブリソースプールを個別に関連付ける、前記(20)に記載の通信装置。
(22)
前記制御部は、設定した前記複数の制御リソースセットグループのうち少なくとも一部の制御リソースセットグループに対して、複数のリソースプールまたは複数のサブリソースプールを関連付ける、前記(20)または(21)に記載の通信装置。
(23)
前記制御部は、少なくとも一部のリソースプール、または少なくとも一部のサブリソースプールに対して、設定した複数の前記制御リソースセットグループのうち少なくとも一部の2以上の制御リソースセットグループを関連付ける、前記(20)〜(22)のいずれか一項に記載の通信装置。
(24)
前記制御部は、前記制御領域を時間方向に沿って所定のマッピングパターンに基づき割り当てた複数の部分領域に対して、少なくとも一部の前記制御リソースセットを割り当てる、前記(12)〜(23)のいずれか一項に記載の通信装置。
(25)
コンピュータが、
無線通信を行うことと、
制御領域に含まれる部分領域に割り当てられた、データ領域に割り当てられるリソースの用途ごとに規定された1以上の制御リソースが含まれる制御リソースセットに関する制御リソースセットに関する情報を他の装置から取得することと、
取得された前記制御リソースセットに関する情報に応じて前記制御リソースセットを抽出し、当該制御リソースセットに基づき、前記無線通信を介した他の通信装置との装置間通信を制御することと、
を含む、通信方法。
(26)
コンピュータが、
無線通信を行うことと、
制御領域に含まれる部分領域に割り当てられた、データ領域に割り当てられるリソースの用途ごとに規定された1以上の制御リソースが含まれる制御リソースセットに関する情報を端末装置に通知することと、
装置間通信に利用可能に割り当てられた前記データ領域に含まれる1以上のリソースを、当該リソースの用途に応じて、前記制御リソースセットに関連付けることと、
を含む、通信方法。
1 システム
100 基地局
110 アンテナ部
120 無線通信部
130 ネットワーク通信部
140 記憶部
150 制御部
151 通信制御部
153 情報取得部
155 通知部
200 端末装置
210 アンテナ部
220 無線通信部
230 記憶部
240 制御部
241 通信制御部
243 情報取得部
247 通知部

Claims (24)

  1. 無線通信を行う通信部と、
    制御領域に含まれる部分領域に割り当てられた、データ領域に割り当てられるリソースの用途ごとに規定された1以上の制御リソースが含まれる制御リソースセットに関する情報を他の装置から取得する取得部と、
    取得された前記制御リソースセットに関する情報に応じて前記制御リソースセットを抽出し、当該制御リソースセットに基づき、前記無線通信を介した他の通信装置との装置間通信を制御する制御部と、
    を備える、通信装置。
  2. 前記制御リソースセットは、前記装置間通信の制御に関する権限を有する第1の装置により設定される、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記装置間通信の制御に関する権限を有する装置は、基地局、ロードサイドユニット、リレーノード、リレー端末、及びマスター端末のうちのいずれかである、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記取得部は、前記第1の装置から前記制御リソースセットに関する情報を取得する、請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記取得部は、前記第1の装置から送信された前記制御リソースセットに関する情報を、当該第1の装置とは異なる第2の装置から取得する、請求項2に記載の通信装置。
  6. 前記取得部は、前記装置間通信を介して前記第2の装置から前記制御リソースセットに関する情報を取得する、請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記制御リソースセットに関する情報は、前記制御領域のうちの1以上の前記制御リソースセットが割り当てられた第1の部分領域とは異なる第2の部分領域に割り当てられ、
    前記取得部は、前記第2の部分領域から前記制御リソースセットに関する情報を抽出する、
    請求項1に記載の通信装置。
  8. 前記制御リソースセットに関する情報は、1以上の前記制御リソースセットが割り当てられた前記制御領域のうちの部分領域に関する情報を含み、
    前記制御部は、前記制御リソースセットに関する情報に基づき、前記制御リソースセットを抽出する、
    請求項1に記載の通信装置。
  9. 前記制御リソースセットは、前記装置間通信のトラフィックタイプと、前記装置間通信に利用可能なリソースの割り当て方法と、のうちの少なくともいずれかの前記装置間通信に関する種別ごとに設定され、
    前記制御部は、前記制御リソースセットに関する情報に基づき、前記装置間通信に関する種別に応じた前記制御リソースセットを抽出する、
    請求項1に記載の通信装置。
  10. 前記装置間通信に利用可能に割り当てられた少なくとも一部のリソースに対して複数の制御リソースセットが関連付けられており、
    前記制御部は、当該複数の制御リソースセットの中から、所定の条件に応じて、少なくとも一部の制御リソースセットを抽出する、
    請求項1に記載の通信装置。
  11. 前記複数の制御リソースセットは、前記少なくとも一部のリソースを含むリソースプールまたはサブリソースプールに関連付けられている、請求項10に記載の通信装置。
  12. 無線通信を行う通信部と、
    制御領域に含まれる部分領域に割り当てられた、データ領域に割り当てられるリソースの用途ごとに規定された1以上の制御リソースが含まれる制御リソースセットに関する情報を端末装置に通知する通知部と、
    装置間通信に利用可能に割り当てられた前記データ領域に含まれる1以上のリソースを、当該リソースの用途に応じて、前記制御リソースセットに関連付ける制御部と、
    を備える、通信装置。
  13. 前記制御部は、
    前記制御リソースセットを、前記制御領域に含まれる部分領域に割り当て、
    前記1以上のリソースを、当該リソースの用途に応じて、当該制御リソースセットに関連付ける
    請求項12に記載の通信装置。
  14. 前記制御部は、前記制御リソースセットを、前記装置間通信に利用可能に割り当てたリソースプールにまたはサブリソースプールに対応する前記制御領域に割り当てる、請求項13に記載の通信装置。
  15. 前記制御部は、少なくとも一部の前記リソースプール、または少なくとも一部の前記サブリソースプールに対して、前記制御リソースセットを個別に関連付ける、請求項14に記載の通信装置。
  16. 前記制御部は、少なくとも一部の前記制御リソースセットに対して、複数のリソースプール、または複数のサブリソースプールを関連付ける、請求項14に記載の通信装置。
  17. リソースを割り当てる領域が周波数方向に分割されることで前記制御領域と前記データ領域とが規定され、
    前記制御部は、前記制御領域が時間方向に分割された部分領域に対して前記制御リソースセットを割り当てる、
    請求項12に記載の通信装置。
  18. 前記制御部は、前記制御リソースセットを、所定の期間ごとに周期的に割り当てる、請求項17に記載の通信装置。
  19. 前記制御部は、
    複数の前記制御リソースセットを含む制御リソースセットグループを設定し、
    前記制御リソースセットグループを、所定の期間ごとに周期的に割り当てる、
    請求項18に記載の通信装置。
  20. 前記制御部は、
    少なくとも一部に互いに異なる前記制御リソースセットが含まれるように、複数の前記制御リソースセットグループを設定し、
    複数の前記制御リソースセットグループそれぞれを、リソースプールまたはサブリソースプールに関連付ける、
    請求項19に記載の通信装置。
  21. 前記制御部は、設定した複数の前記制御リソースセットグループのうち少なくとも一部の2以上の制御リソースセットグループそれぞれに対して、リソースプールまたはサブリソースプールを個別に関連付ける、請求項20に記載の通信装置。
  22. 前記制御部は、設定した前記複数の制御リソースセットグループのうち少なくとも一部の制御リソースセットグループに対して、複数のリソースプールまたは複数のサブリソースプールを関連付ける、請求項20に記載の通信装置。
  23. 前記制御部は、少なくとも一部のリソースプール、または少なくとも一部のサブリソースプールに対して、設定した複数の前記制御リソースセットグループのうち少なくとも一部の2以上の制御リソースセットグループを関連付ける、請求項20に記載の通信装置。
  24. 前記制御部は、前記制御領域を時間方向に沿って所定のマッピングパターンに基づき割り当てた複数の部分領域に対して、少なくとも一部の前記制御リソースセットを割り当てる、請求項12に記載の通信装置。
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