JPWO2019186980A1 - 中継局、制御局、衛星通信システム、制御回路およびプログラム - Google Patents

中継局、制御局、衛星通信システム、制御回路およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019186980A1
JPWO2019186980A1 JP2020508776A JP2020508776A JPWO2019186980A1 JP WO2019186980 A1 JPWO2019186980 A1 JP WO2019186980A1 JP 2020508776 A JP2020508776 A JP 2020508776A JP 2020508776 A JP2020508776 A JP 2020508776A JP WO2019186980 A1 JPWO2019186980 A1 JP WO2019186980A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay station
terminal
unit
station
relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020508776A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6771691B2 (ja
Inventor
翔伍 津崎
翔伍 津崎
元吉 克幸
克幸 元吉
重紀 谷
重紀 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2019186980A1 publication Critical patent/JPWO2019186980A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6771691B2 publication Critical patent/JP6771691B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations
    • H04B7/15528Control of operation parameters of a relay station to exploit the physical medium
    • H04B7/15542Selecting at relay station its transmit and receive resources
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1851Systems using a satellite or space-based relay
    • H04B7/18513Transmission in a satellite or space-based system
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1853Satellite systems for providing telephony service to a mobile station, i.e. mobile satellite service
    • H04B7/18532Arrangements for managing transmission, i.e. for transporting data or a signalling message
    • H04B7/18534Arrangements for managing transmission, i.e. for transporting data or a signalling message for enhancing link reliablility, e.g. satellites diversity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/28Cell structures using beam steering

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

本発明にかかる端末は、開口面を有するアンテナ(120)と、制御フレームを受信する時は開口面を分割し、分割されたそれぞれの開口面を複数の中継局のそれぞれに指向させ、データフレームを受信する時は開口面を単一の中継局を指向させるアンテナ(120)のアンテナパターンを算出するアンテナパターン演算部(104)とを備えることを特徴とする。

Description

本発明は、端末、中継局、制御局、およびこれらを有する衛星通信システムに関する。
地上に設置される端末と複数の衛星とを有する従来の衛星通信システムでは、端末が複数の受信アンテナを具備し、端末のアンテナによって形成されるビームを用いて、端末と複数の衛星とが同時に通信する衛星MIMO(Multiple Input Multiple Output)によって複数の通信路を空間多重化することで通信を高速化している。
特許文献1は、衛星MIMOを用いる衛星通信システムであって各衛星からの信号を端末が受信する受信タイミングの相違、または各衛星との間で周波数誤差によって発生するデータ転送のスループットの低下を抑制する送信プリコーディング方法および受信等化方法が適用される衛星通信システムを開示する。
特許第6165645号公報
しかしながら、特許文献1に記載の衛星通信システムは、端末が複数の衛星と同時に通信するためのビームを常に形成する必要があるため、アンテナは複数の開口面を有する必要がある。このため、端末は回路規模を大きくする必要がある。また、端末はアレーアンテナを用いて開口面を分割することで複数のビームを形成し、複数の衛星と通信することもできるが、開口面を分割して複数のビームを形成した場合、1ビームあたりの開口面積が減少するためビーム利得が低下するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、端末の回路規模を抑制し、ビーム利得の低下を抑制する端末を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる端末は、開口面を有するアレイアンテナと、制御フレームを受信する時は開口面を分割し、分割されたそれぞれの開口面を複数の中継局のそれぞれに指向させ、データフレームを受信する時は開口面を単一の中継局を指向させるアレイアンテナのアンテナパターンを算出するアンテナパターン演算部とを備えることを特徴とする。
本発明にかかる衛星通信システムは、端末の回路規模を抑制し、ビーム利得の低下を抑制する端末を得ることができるという効果を奏する。
実施の形態にかかる衛星通信システムの構成例を示す図 実施の形態にかかる端末が中継局を介して基地局から信号を受信することを示す図 実施の形態にかかる端末が2つの中継局を介して信号を受信していることを示す図 実施の形態にかかる制御フレームのデータ構造の一例を示す図 実施の形態にかかる中継局追加可否通知のデータ構造の一例を示す図 実施の形態にかかる中継局追加通知のデータ構造の一例を示す図 実施の形態にかかる中継局解放通知のデータ構造の一例を示す図 実施の形態にかかる端末と中継局と基地局と制御局との動作を示すシーケンス図 実施の形態にかかる制御局の機能ブロックを示す図 実施の形態にかかる中継局数決定部の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態にかかる追加中継局決定部の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態にかかる回線割当決定部の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態にかかるフォワードリンクの回線割当を示す図 実施の形態にかかる制御回路を示す図 実施の形態にかかる基地局の機能ブロックを示す図 実施の形態にかかる中継局の機能ブロックを示す図 実施の形態にかかる端末の機能ブロックを示す図 実施の形態にかかる無線信号受信部の機能ブロックを示す図 実施の形態にかかるアンテナパターン演算部の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態にかかる通信可能中継局決定部の動作の一例を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態にかかる端末、中継局、制御局、および衛星通信システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、実施の形態にかかる衛星通信システムの構成例を示す図である。衛星通信システム500は、端末1−1〜端末1−Lと、中継局2−1〜中継局2−mと、基地局3−1〜基地局3−mと、制御局4と、地上回線網5とを備える。なお、図1では、mが2であるときの中継局2を図示しているが、本実施の形態では中継局の数は2局に限らない。また、中継局2−1〜中継局2−mのそれぞれを区別せずに示すときは、中継局2と称する。同様に、図1では、mが2であるときの基地局3を図示しているが、本実施の形態では基地局の数は2局に限らない。また、基地局3−1〜基地局3−mのそれぞれを区別せずに示すときは、基地局3と称する。図1では、Lが2であるときの端末1を図示しているが、本実施の形態では端末の数は2台に限らない。また、端末1−1〜端末1−Lのそれぞれを区別せずに示すときは、端末1と称する。中継局2は衛星とも呼ばれる。中継局2の数と基地局3の数とは1対1の関係が成立する。
端末1は受信アンテナを備え、端末1と中継局2とは無線通信で接続される。中継局2と基地局3とは無線通信で接続される。基地局3と制御局4とは有線通信で接続される。基地局3と地上回線網5とは有線通信で接続される。なお、本実施の形態では、基地局3と制御局4との通信、および基地局3と地上回線網5との通信は有線通信としているが、有線通信に限らず無線通信で接続されていてもよい。本実施の形態の無線通信、有線通信それぞれにおいて、各装置が通信に用いる媒体は電波または光など特に限定されない。図1において破線は無線通信を、実線は有線通信を示す。
図2は、実施の形態にかかる端末1が中継局2−1を介して基地局3−1から信号を受信することを示す図である。端末1−1は、中継局2−1を介して基地局3−1から送信される信号6−1を受信する。本実施の形態では、端末1が中継局2を介して基地局3から送信される信号を受信することをフォワードリンクと呼ぶ。端末1のフォワードリンクのスループットを拡大したい場合、端末1は中継局2−1に加えて、中継局2−2から送信される信号を受信することができる。信号6−1は、制御フレーム601とデータフレーム602とを含む。制御フレーム601は、送信元IP(Internet Protocol)アドレス、送信先IPアドレス、およびACK(ACKnowledgement)などの通信を制御するための情報を含むフレームである。データフレーム602は、端末1が取得を要求するデータを含むフレームである。
図3は、実施の形態にかかる端末1が2つの中継局2を介して信号を受信していることを示す図である。本実施の形態において、中継局2−1および中継局2−2が、それぞれ同一時間スロットかつ同一周波数で端末1へ信号6−1および信号6−2を送信する場合、端末1は、受信アンテナに2個のウェイト乗算器を設けること、または受信アンテナの開口面を2つに分割することで、信号6−1および信号6−2を同時に受信することができる。信号6−2は信号6−1と比べて、データフレームの時間スロットが異なる。本実施の形態において信号6−1、信号6−2のそれぞれを区別せずに示すときは、信号6と称する。
図4は、実施の形態にかかる制御フレーム601のデータ構造の一例を示す図である。制御フレーム601は、基地局3から端末1宛てのデータフレームの送信タイミング情報611を含む。
図5は、実施の形態にかかる中継局追加可否通知8のデータ構造の一例を示す図である。中継局追加可否通知8は、端末1が接続可能な中継局2を示す、中継局ID(Identification)リスト801と、中継局IDリスト801に記載されている受信SNR(Signal Noise Ratio)の推定値802とを含む。受信SNRの推定値802は、端末1が中継局2から送信された信号6を受信し、電力強度を測定することで推定することができる。IDは識別情報とも呼ばれる。
図6は、実施の形態にかかる中継局追加通知9のデータ構造の一例を示す図である。中継局追加通知9は、端末1が新しく接続する追加する中継局ID901を含む。
図7は、実施の形態にかかる中継局解放通知10のデータ構造の一例を示す図である。中継局解放通知10は、端末1が接続を解放する中継局ID1001を含む。
図8は、実施の形態にかかる端末1と中継局2と基地局3と制御局4との動作を示すシーケンス図である。図8に示すように、衛星通信システム500は、制御フレーム601と、中継局追加要求7と、中継局追加可否通知8と、中継局追加通知9と、中継局解放通知10とを用いて通信を行う。各制御の詳細については後述する。中継局追加要求7は、端末1に対して要求する通信であり、データ構造に関しては特に限定されない。
図9は、実施の形態にかかる制御局4の機能ブロックを示す図である。制御局4は、基地局とのIF(Interface)401と、フォワードリンクデータ量取得部402と、中継局数決定部403と、追加中継局決定部404と、回線割当記憶部405と、回線割当決定部406とを備える。
中継局数決定部403の動作について説明する。図10は、実施の形態にかかる中継局数決定部403の動作の一例を示すフローチャートである。図10で示すように、まず、中継局数決定部403は、フォワードリンクデータ量取得部402より端末1のフォワードリンクデータ量を取得する(ステップS1−1)。
次に、中継局数決定部403は、ステップS1−1で取得した端末1のフォワードリンクデータ量が閾値A以上かどうかを判定する(ステップS1−2)。端末1のフォワードリンクデータ量が閾値A以上である場合(ステップS1−2,Yes)、中継局数決定部403は、端末1のフォワードリンクデータ量に対し、端末1が接続している中継局2の数が不足していると判断し、中継局追加要求7の生成を基地局3に指示する(ステップS1−3)。一方で、端末1のフォワードリンクデータ量が閾値Aより低い場合(ステップS1−2,No)、中継局数決定部403は、端末1のフォワードリンクデータ量を閾値Bと比較する(ステップS1−4)。閾値Aは閾値Bよりも大きい値である。
端末1のフォワードリンクデータ量が閾値B以下である場合(ステップS1−4,Yes)、中継局数決定部403は、端末1が接続している中継局2の数が、端末1のフォワードリンクデータ量と比較して多いと判断し、中継局数決定部403は、中継局解放通知10の生成を基地局3に指示する(ステップS1−5)。端末1のフォワードリンクデータ量が閾値Bより大きい場合(ステップS1−4,No)、処理は終了する。閾値Aおよび閾値Bは、例えば、基地局3から取得された、基地局3の送信バッファの蓄積量に応じて閾値を決定されても良いし、システムで予め決められた固定の値としても良く、閾値Aおよび閾値Bの決定方法は限定されない。以上の処理により、中継局数決定部403は、端末1のフォワードリンクデータ量に応じて、接続する中継局の数を決定することができる。
追加中継局決定部404の動作を説明する。追加中継局決定部404は、端末1から基地局3を介して受信した中継局追加可否通知8に記載されている、端末1が接続可能な中継局IDリスト801と、回線割当記憶部405より取得した基地局3のフォワードリンクにおけるトラヒック負荷状況とに基づいて、端末1が追加で接続する中継局2を決定する。以下、通信システム全体でN機の中継局2が存在し、N機の中継局2の中から端末1が新しく接続する中継局2を決定するケースを想定して、追加中継局決定部404の動作について説明する。
図11は、実施の形態にかかる追加中継局決定部404の動作の一例を示すフローチャートである。図11に示すように、追加中継局決定部404は、中継局追加可否通知8に記載されている中継局IDリスト801を取得する(ステップS2−1)。追加中継局決定部404は、中継局2−iが中継局IDリスト801に含まれているかを確認する(ステップS2−2)。iは、初期値が1であり、iがNになるまで1ずつ加算される値である。後述するステップS2−9の処理の終了後、ステップS2−2のNoに分岐後、ステップS2−4のNoに分岐後、およびステップS2−8のNoに分岐後にiは1加算される。また、iがNになるまでステップS2−2からステップS2−9までの処理が繰り返される。中継局2−iが中継局IDリスト801に含まれている場合(ステップS2−2,Yes)、追加中継局決定部404は、回線割当記憶部405より中継局2−iに割り当てられた周波数リソースのうち、端末1に割り当てることが可能な周波数リソース量を取得する(ステップS2−3)。ステップS2−3の後、追加中継局決定部404は、ステップS2−3で取得した中継局2−iに割り当てられた周波数リソースのうち端末1に割当て可能な周波数リソースの有無を判定する(ステップS2−4)。中継局2−iが中継局IDリスト801に含まれていない場合(ステップS2−2,No)、処理はステップS2−9の処理後のフローへ進む。
ステップS2−4の判定の結果、中継局2−iで使用可能な周波数リソースが存在する場合(ステップS2−4,Yes)、追加中継局決定部404は、中継局追加可否通知8に記載されている端末1における中継局2−iからの受信SNRの推定値802を用いて、中継局2−iの推定受信SNR値を取得する(ステップS2−5)。中継局2−iで使用可能な周波数リソースが存在しない場合(ステップS2−4,No)、処理はステップ2−9の処理後のフローへ進む。ステップS2−5の後に、追加中継局決定部404は、基地局−端末間で回線が成立する変調方式の中で、最も変調多値数の高い変調方式の周波数利用効率を取得する(ステップS2−6)。ここで、端末のフォワードリンクの変調方式が予め決められている場合は、予め決められた変調方式の周波数利用効率を取得してもよい。ここで、周波数利用効率とは、単位帯域幅あたりの情報ビット数のことを意味している。
次に、追加中継局決定部404は、ステップS2−3で取得した中継局2−iに割り当てられた周波数リソースのうち、端末1に割り当てることが可能な周波数リソース量と、ステップS2−6で得た端末1の周波数利用効率とを用いて、端末1が中継局2−iに接続した場合のフォワードリンクスループットを算出する(ステップS2−7)。中継局2−iのフォワードリンクスループットが、端末1が中継局2−1,2−2・・・2−(i−1)に接続することで得られるスループットより高い場合(ステップS2−8,Yes)、追加中継局決定部404は、中継局2−iを端末1の追加中継局とする(ステップS2−9)。中継局2−iのフォワードリンクスループットが、端末1が中継局2−1,2−2・・・2−(i−1)に接続することで得られるスループット以下である場合(ステップS2−8,No)、処理はステップS2−9の処理後のフローへ進む。追加中継局決定部404は、基地局3に中継局追加通知9の生成を指示する(ステップS2−10)。追加中継局決定部404は、回線割当決定部406に端末1の追加中継局を通知する(ステップS2−11)。以上、ステップS2−2〜ステップS2−9の処理を、システムを構成するN機の中継局2に対して実施することで、端末1が接続可能な中継局2の中で、最も高いスループットが得られる中継局2を決定し、ステップS2−10およびステップS2−11で追加中継局を通知することができる。
続いて、端末1が中継局2−1と中継局2−2との両方から、データフレーム602を受信するケースを想定して、回線割当決定部406の動作を説明する。図12は、実施の形態にかかる回線割当決定部406の動作の一例を示すフローチャートである。回線割当決定部406は、追加中継局決定部404より、端末1が追加する中継局2の情報を取得する(ステップS3−1)。回線割当決定部406は、回線割当記憶部405より基地局3−1および基地局3−2のフォワードリンクにおける回線割当状況を取得する(ステップS3−2)。回線割当決定部406は、基地局3−1および基地局3−2のフォワードリンクの回線割当を決定する(ステップS3−3)。
図13は、実施の形態にかかるフォワードリンクの回線割当を示す図である。回線割当決定部406がステップS3−3で行う回線割当の決定は、図13に示すように、基地局3−1および基地局3−2のデータフレーム602が同じ時間スロットとならないように回線割当を決定する。回線割当を決定する際は、基地局3−1から中継局2−1と、基地局3−2から中継局2−2との距離差により生じる伝搬遅延を考慮して、端末1において、信号6−1のデータフレーム602を受信する時間と、信号6−2のデータフレーム602を受信する時間とが同じ時間とならないように、データフレーム602およびデータフレーム602の時間スロットを決定する。回線割当決定部406は、ステップS3−3で決定した回線割当を、基地局3−1および基地局3−2へ通知する(ステップS3−4)。以上、回線割当決定部406の一連の処理により、制御局4は、端末1がフォワードリンクにおいて、中継局2−1と中継局2−2との両方からデータフレームを受信できるよう、基地局3−1および基地局3−2のフォワードリンクの回線割当を決定することができる。
実施の形態にかかる基地局とのIF401、フォワードリンクデータ量取得部402、中継局数決定部403、追加中継局決定部404、回線割当記憶部405、および回線割当決定部406は各処理を行う電子回路である処理回路により実現される。
本処理回路は、専用のハードウェアであっても、メモリ及びメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央演算装置)を備える制御回路であってもよい。ここでメモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどが該当する。本処理回路がCPUを備える制御回路である場合、この制御回路は例えば、図14に示す実施の形態にかかる制御回路を示す図となる。
図14に示すように、制御回路700は、CPUであるプロセッサ700aと、メモリ700bとを備える。図14に示す制御回路700により実現される場合、プロセッサ700aがメモリ700bに記憶された、各処理に対応するプログラムを読みだして実行することにより実現される。また、メモリ700bは、プロセッサ700aが実施する各処理における一時メモリとしても使用される。
フォワードリンクデータ量取得部402は、基地局3から端末1のフォワードリンクのデータ量を取得する。中継局数決定部403は、フォワードリンクデータ量取得部402で取得した端末1のフォワードリンクデータ量に応じて、端末1が接続する中継局数を決定する。
基地局3の動作について説明する。図15は、実施の形態にかかる基地局3の機能ブロックを示す図である。基地局3は、無線信号受信部301と、復調部302と、復号部303と、制御局とのIF304と、地上回線網とのIF305と、信号生成部306と、送信タイミング制御部307と、送信バッファ308と、フォワードリンクデータ量測定部309と、符号部310と、変調部311と、無線信号送信部312とを備える。基地局3が備える各機能部はそれぞれ制御回路700により実現される。
無線信号受信部301は、指向方向を変更可能なアンテナ、LNA(Low Noise Amplifier)、およびダウンコンバータを備える。また、無線信号受信部301は、端末1が中継局2を介して基地局3へ送信した送信データを受信後、RF(Radio Frequency)帯からベースバンド帯の電気信号に変換する。復調部302は、無線信号受信部301から出力される電気信号を復調する。復号部303は、復調部302により復調された信号を復号する。復号後の受信データが中継局追加可否通知8、もしくは制御フレーム601である場合、復号部303は、復号後の受信データを制御局とのIF304へと出力する。一方、復号後の受信データが端末1からのデータフレーム602である場合、復号部303は、地上回線網とのIF305へと出力する。信号生成部306は、データフレーム602、制御フレーム601、中継局追加要求7、および中継局追加通知9を生成し、これらを送信バッファ308へ蓄積する。
送信バッファ308からデータフレーム602が符号部310へ出力されるタイミングは、送信タイミング制御部307により制御される。送信タイミング制御部307は、制御局4の回線割当決定部406により決定されたデータフレーム602の出力タイミングに従ってデータフレーム602の出力タイミングを制御する。符号部310は、送信バッファ308から出力されたデータフレーム602、制御フレーム601、中継局追加要求7、および中継局追加通知9を符号化する。符号部310における符号化で用いる符号は、畳込み符号、LDPC(Low Density Parity Check)符号、RS(Reed Solomon)符号等を用いることができるが、本実施の形態ではこれらに限定されない。変調部311は、符号化されたデータを変調する。変調部311における変調方式としては、例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)等を用いることができるが、本実施の形態ではこれらに限定されない。無線信号送信部312は、指向方向を変更可能なアンテナ、LNA、およびアップコンバータ等を有し、変調部311からの出力をベースバンド帯の電気信号からRF帯に変換し、送信アンテナを介して送信データを空間へ放射する。フォワードリンクデータ量測定部309は、送信バッファを常時監視しており、基地局3から全ての端末に対するデータフレーム602の量を、定期的に制御局4のフォワードリンクデータ量取得部402に通知する。
中継局2の動作について説明する。図16は、実施の形態にかかる中継局2の機能ブロックを示す図である。中継局2は、無線信号受信部201−1〜無線信号受信部201−kと、交換部202と、無線信号送信部203−1〜無線信号送信部203−jと、制御部204とを備える。なお、図16では、無線信号受信部201−1〜無線信号受信部201−kは、k個図示しているが、kは受信ビームの個数を意味している。以降では、無線信号受信部201−1〜無線信号受信部201−kのそれぞれを区別せずに示すときは、無線信号受信部201と称する。同様に、無線信号送信部203−1〜無線信号送信部203−jは、j個図示しているが、jは送信ビームの個数を意味している。以降では、無線信号送信部203−1〜無線信号送信部203−jのそれぞれを区別せずに示すときは、無線信号送信部203と称する。なお、図16は、構成例として交換部202を有するマルチビーム衛星を図示しているが、これに限定されず、例えば再生中継機能を有し、受信信号を復調後に再度変調して送信する中継局でも良いし、無線信号受信部201と無線信号送信部203の接続関係が固定で、交換部202を有さないベントパイプ型の中継局でも良い。中継局2が備える各機能部はそれぞれ制御回路700により実現される。
無線信号受信部201は、指向方向を変更可能なアンテナ、LNA、およびダウンコンバータを備える。また、無線信号受信部201は、端末1もしくは基地局3からの受信データを受信後、RF帯から交換部202が処理可能な帯域の電気信号に交換する。交換部202は、無線信号受信部201から出力された電気信号を制御部204から指定された無線信号送信部203のいずれかに出力する。ここで、交換部202が再生中継機能を有しても良く、この場合、出力先の情報は制御部204から通知されるのではなく、中継するデータの一部に含まれる制御情報を再生して、同等の機能を実現しても良い。無線信号送信部203は、指向方向を変更可能なアンテナ、LNA、アップコンバータ等を備え、交換部202からの出力をRF帯に変換後、アンテナを介して空間へ放射する。
端末1の動作について説明する。図17は、実施の形態にかかる端末1の機能ブロックを示す図である。端末1は、無線信号受信部101と、復調部102と、復号部103と、アンテナパターン演算部104と、中継局位置取得部105と、端末姿勢取得部106と、端末座標取得部107と、受信SNR推定部108と、時刻取得部109と、通信可能中継局決定部110と、信号生成部111と、符号部112と、変調部113と、無線信号送信部114とを備える。端末1が備える機能部はそれぞれ制御回路700により実現される。
無線信号受信部101は、指向方向を変更可能なアンテナ、LNA、ダウンコンバータを備える。また、無線信号受信部101は、基地局3が中継局2を介して端末1へ送信した信号を受信後、RF帯からベースバンド帯の電気信号に変換する。復調部102は、無線信号受信部101から出力される電気信号を復調する。
図18は、実施の形態にかかる無線信号受信部101の機能ブロックを示す図である。無線信号受信部101は、アンテナ120−1〜アンテナ120−pと、位相器121−1〜位相器121−pと、スイッチ122と、受信モジュール123−1〜受信モジュール123−qとを備える。アンテナ120−1〜アンテナ120−pのそれぞれを区別せずに示すときは、アンテナ120と称する。位相器121〜位相器121−pのそれぞれを区別せずに示すときは、位相器121と称する。受信モジュール123−1〜受信モジュール123−qのそれぞれを区別せずに示すときは、受信モジュール123と称する。
アンテナ120−1〜アンテナ120−pは、アレイアンテナである。アンテナ120−1〜アンテナ120−pは、それぞれ位相器121−1〜位相器121−pと接続する。位相器121−1〜位相器121−pは、それぞれアンテナ120−1〜アンテナ120−pのアンテナパターンを変更する。スイッチ122は、アンテナ120の受信信号を任意の組み合わせで合波する。スイッチ122は、アンテナ120−1〜アンテナ120−pと接続する。受信モジュール123−1〜受信モジュール123−qは、LNAまたはダウンコンバータから構成される。受信モジュール123−1〜受信モジュール123−qは、受信信号をRF帯から、復調部102で復調できる帯域へ変換する。ここでnは、アンテナ120の開口面の最大分割数を表しており、この開口面の最大分割数が、無線信号受信部101で同時に信号を受信可能な中継局の最大数となる。アンテナパターン演算部104は、信号を出力することで位相器121を制御し、位相器121を制御することでアンテナ120のアンテナパターンを制御することができる。また、アンテナパターン演算部104は、信号を出力することでスイッチ122を制御することで、アンテナ120の受信信号を任意の組み合わせで合波することが可能となる。例えば、端末1が全開口を用いて1機の中継局を指向したい場合は、アンテナ120−1〜アンテナ120−pの受信信号を合波する。一方で、開口面を分割し、同時に中継局2−1と中継局2−2とを指向したい場合は、アンテナ120−1〜アンテナ120−p/2までの受信信号を合波後に受信モジュール123−1に入力する経路と、アンテナ120−(m/2+1)からアンテナ120−pまでに受信信号を合波後に受信モジュール123−2に入力する経路を形成することで実現できる。
復号部103は、復調部102により復調された信号を復号する。復号部103が制御フレーム601を復号した場合、制御フレーム601に記載されている情報をアンテナパターン演算部104に通知する。なお、復調部102と復号部103とは同時に受信する信号数の数だけ必要となるが、図17では便宜的にそれぞれ復調部102、復号部103と称する。アンテナパターン演算部104は、中継局位置取得部105で取得した中継局の座標と、端末姿勢取得部106で取得した端末1の姿勢情報と、端末座標取得部107で取得した端末座標と、受信SNR推定部108で取得した端末1が中継局2より受信した信号の受信SNRと、端末1が基地局3より受信した制御フレーム601に記載されているデータフレームの送信タイミング情報611とを用いて、位相器121への制御信号を算出する。ここで、受信SNR推定部108にて、端末1が取得する中継局2からの受信SNRの推定方法は、例えば、中継局2から端末1へパイロット信号を送信することで受信SNRを測定しても良いし、中継局位置取得部105で取得した中継局座標と、端末座標取得部107で取得した端末座標より計算した端末1と中継局2の距離により概算しても良く、これらの手法に限定されない。
次に、端末1が中継局2−1および中継局2−2の両方からデータフレーム602を受信するケースを想定して、アンテナパターン演算部104の動作を説明する。図19は、実施の形態にかかるアンテナパターン演算部104の動作の一例を示すフローチャートである。アンテナパターン演算部104は、中継局位置取得部105より、中継局2−1および中継局2−2の座標を取得する(ステップS4−1)。アンテナパターン演算部104は、端末姿勢取得部106より、端末1の姿勢情報を取得する(ステップS4−2)。アンテナパターン演算部104は、端末座標取得部107から端末1の座標を取得する(ステップS4−3)。アンテナパターン演算部104は、中継局2−1のデータフレーム602の送信タイミング情報611を、中継局2−1から受信した制御フレーム601を用いて取得する。また、アンテナパターン演算部104は、中継局2−2のデータフレーム602の送信タイミング情報611を、中継局2−2から受信した制御フレーム601を用いて取得する(ステップS4−4)。
アンテナパターン演算部104は、現在の時刻が制御フレーム601の受信タイミングかを判定する(ステップS4−5)。時刻取得部109より取得した現在時刻が、制御フレームを受信するタイミングと判定された場合(ステップS4−5,Yes)、アンテナパターン演算部104は、受信SNR推定部108より、端末1が中継局2−1および中継局2−2から受信した信号の受信SNRの推定値を取得し(ステップS4−6)、中継局2−1および中継局2−2の受信SNR値が同じになるよう、アンテナ120の開口面を分割し、分割した場合の無線信号受信部101の位相器121の制御信号を計算する(ステップS4−7)。一方、現在時刻が制御フレーム601の受信タイミングではないと判定された場合(ステップS4−5,No)、アンテナパターン演算部104は、現在時刻が中継局2−2からのデータフレーム602を受信するタイミングかを判定する(ステップS4−8)。
判定の結果、現在時刻が中継局2−2からデータフレーム602を受信するタイミングである場合(ステップS4−8,Yes)、アンテナパターン演算部104は、中継局2−2のみを全開口で指向するための、位相器121の制御信号を計算する(ステップS4−9)。一方、現在時刻が、中継局2−2よりデータフレーム602を受信するタイミングではないと判断された場合(ステップS4−8,No)、アンテナパターン演算部104は、中継局2−1のみを全開口で指向するための、無線信号受信部101の位相器121の制御信号を計算する(ステップS4−10)。以上、アンテナパターン演算部104の一連の処理により、端末1は制御フレーム601受信時に開口面を分割することで中継局2−1および中継局2−2より制御フレームを同時に受信し、データフレーム602受信時に全開口で中継局2−1および中継局2−2よりデータフレーム602を受信することができる。
通信可能中継局決定部110は、端末1が中継局追加要求7を受信した時に、中継局位置取得部105で取得した中継局2の座標と、端末姿勢取得部106で取得した端末1の姿勢情報と、端末座標取得部107で取得した端末座標と、受信SNR推定部108で取得した端末1が中継局2より受信する信号の受信SNRの推定値とを用いて、端末1が通信可能な中継局2を信号生成部111に通知する。信号生成部111は、端末1が通信可能な中継局2を記載した中継局追加可否通知8を生成する。符号部112は、信号生成部11から出力された中継局追加可否通知8を符号化する。符号部112における符号化で用いる符号は、畳込み符号、LDPC符号、RS符号等を用いることができるがこれらに限定されない。変調部113における変調方式としては、例えば、QPSK、QAM、等を用いることができるがこれらに限定されない。無線信号送信部114は、指向方向を変更可能なアンテナ、LNA、アップコンバータ等を有し、変調部113からの出力をベースバンド帯の電気信号からRF帯に変換し、送信アンテナを介して中継局追加可否通知8を空間へ放射する。
以下、通信システム全体でN機の中継局2が存在し、N機の中継局2の中から、端末1が通信可能な中継局2のみを抽出するケースを想定して、通信可能中継局決定部110の動作を説明する。図20は、実施の形態にかかる通信可能中継局決定部110の動作の一例を示すフローチャートである。通信可能中継局決定部110は、端末姿勢取得部106より、端末1の姿勢情報を取得する(ステップS5−1)。通信可能中継局決定部110は、端末座標取得部107より端末の座標を取得する(ステップS5−2)。通信可能中継局決定部110は、中継局2−iの位置情報を中継局位置取得部105より取得し(ステップS5−3)、ステップS5−1で取得した端末の姿勢情報と、ステップS5−2で取得した端末の位置情報とを合わせて、中継局2−iが端末1の可視範囲に存在するかを判定する(ステップS5−4)。ここでiは、初期値が1であり、iがNになるまで1ずつ加算される値であり、後述するステップS5−7の処理の終了後、ステップS5−4のNoに分岐後、およびステップS5−6のNoに分岐後にiは1加算される。また、iがNになるまでステップS5−3からステップS5−7までの処理を繰り返す。
中継局2−iが端末1の可視範囲に存在すると判定された場合(ステップS5−4,Yes)、通信可能中継局決定部110は、受信SNR推定部108より端末1が中継局2−iより受信した信号の受信SNRの推定値を取得し(ステップS5−5)、受信SNRの推定値が、端末1と中継局2−iとの間で回線が成立するのに必要となるSNRの最低値より高いかを判定する(ステップS5−6)。受信SNRの推定値が、端末1と中継局2−iとの間で回線が成立するのに必要となるSNRの最低値より高いと判定された場合(ステップS5−6,Yes)、通信可能中継局決定部110は、中継局2−iを端末1が通信可能な端末として判定する(ステップS5−7)。中継局2−iが端末1の可視範囲に存在しないと判定された場合(ステップS5−4,No)、処理はステップS5−7の処理後のフローへ進む。受信SNRの推定値が、端末1と中継局2−iとの間で回線が成立するのに必要となるSNRの最低値以下と判定された場合(ステップS5−6,No)、処理はステップS5−7の処理後のフローへ進む。以上、ステップS5−3からステップS5−7の処理を通信システム全体に含まれる中継局N機に対して行うことで、端末1が通信可能なすべての中継局を抽出することができる。
以上、説明したように、本実施の形態では、制御局4は、端末1が中継局2−1および中継局2−2からのデータフレーム602を、全開口面で受信できるよう、異なる時間スロットに割当てる。一方、回線マージンが大きい制御フレーム601は、システムにより送信タイミングが既知であるため、端末1は受信アンテナの開口面を分割し、中継局2−1および中継局2−2を同時に指向することで、中継局2−1および中継局2−2より同時に受信する。このようにすることで、端末1の受信アンテナは回路規模を増やすことなく、アレイアンテナの個々の素子に励振係数を乗算する回路をビーム数分用意する必要がなくなる。また、複数の中継局からデータフレーム602を全開口で受信でき、端末1のビーム利得の低下の抑制を抑制することができる。また、ビーム利得の低下を抑制することができるため、端末1のスループットの低下を抑制することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1−1〜1−L 端末、2,2−1〜2−m 中継局、3,3−1〜3−m 基地局、4 制御局、5 地上回線網、6,6−1,6−2 信号、7 中継局追加要求、8 中継局追加可否通知、9 中継局追加通知、10 中継局解放通知、101 無線信号受信部、102 復調部、103 復号部、104 アンテナパターン演算部、105 中継局位置取得部、106 端末姿勢取得部、107 端末座標取得部、108 受信SNR推定部、109 時刻取得部、110 通信可能中継局決定部、111 信号生成部、112,310 符号部、113,311 変調部、114,203,203−1〜203−j,312 無線信号送信部、120,120−1〜120−p アンテナ、121,121−1〜121−p 位相器、122 スイッチ、123,123−1〜123−q 受信モジュール、201,201−1〜201−k 無線信号受信部、202 交換部、204 制御部、301 無線信号受信部、302 復調部、303 復号部、304 制御局とのIF、305 地上回線網とのIF、306 信号生成部、307 送信タイミング制御部、308 送信バッファ、309 フォワードリンクデータ量測定部、401 基地局とのIF、402 フォワードリンクデータ量取得部、403 中継局数決定部、404 追加中継局決定部、405 回線割当記憶部、406 回線割当決定部、500 衛星通信システム、601 制御フレーム、602 データフレーム、611 送信タイミング情報、700 制御回路、700a プロセッサ、700b メモリ、801 中継局IDリスト、802 受信SNRの推定値、901 追加する中継局ID、1001 解放する中継局ID。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、端末の回路規模を抑制し、ビーム利得の低下を抑制する中継局を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる中継局は、端末に制御フレームを他の中継局と同一の時間スロットで送信し、データフレームを他の中継局と異なる時間スロットで送信する無線信号送信部を備えることを特徴とする。

Claims (7)

  1. 開口面を有するアレイアンテナと、
    制御フレームを受信する時は前記開口面を分割し、分割されたそれぞれの前記開口面を複数の中継局のそれぞれに指向させ、データフレームを受信する時は前記開口面を単一の前記中継局を指向させる前記アレイアンテナのアンテナパターンを算出するアンテナパターン演算部と、
    を備えることを特徴とする端末。
  2. 接続可能な前記中継局の識別情報を含む通知を生成する信号生成部を備えることを特徴とする請求項1に記載の端末。
  3. 端末に制御フレームを他の中継局と同一の時間スロットで送信し、データフレームを前記他の中継局と異なる時間スロットで送信する無線信号送信部を備えることを特徴とする中継局。
  4. 請求項1または2に記載の端末のフォワードリンクのデータ量を取得するフォワードリンクデータ量取得部と、
    前記データ量を用いて、前記端末が接続する中継局の数を決定する中継局数決定部と、
    を備えることを特徴とする制御局。
  5. 前記端末が接続可能な前記中継局の負荷状況と前記中継局の識別情報とを用いて、前記端末が追加で接続する前記中継局を決定する追加中継局決定部を備えることを特徴とする請求項4に記載の制御局。
  6. 複数の前記中継局の間の距離の差により生じる伝搬遅延を考慮して制御フレームとデータフレームの時間スロットを決定する回線割当決定部を備えることを特徴とする請求項4または5に記載の制御局。
  7. 制御フレームとデータフレームとを含む信号を受信する請求項1または2に記載の端末と、
    前記信号を送信する複数の請求項3に記載の中継局と、
    前記端末と複数の前記中継局との接続を制御する請求項4から6のいずれか1つに記載の制御局と、
    を有することを特徴とする衛星通信システム。
JP2020508776A 2018-03-29 2018-03-29 中継局、制御局、衛星通信システム、制御回路およびプログラム Active JP6771691B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/013484 WO2019186980A1 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 端末、中継局、制御局、および衛星通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019186980A1 true JPWO2019186980A1 (ja) 2020-07-02
JP6771691B2 JP6771691B2 (ja) 2020-10-21

Family

ID=68059611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020508776A Active JP6771691B2 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 中継局、制御局、衛星通信システム、制御回路およびプログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11515932B2 (ja)
EP (1) EP3742627B1 (ja)
JP (1) JP6771691B2 (ja)
CA (1) CA3092433C (ja)
WO (1) WO2019186980A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006148483A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線中継伝送方法、無線中継伝送システムおよび受信機ならびに送信機
JP2013207522A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Sumitomo Electric Ind Ltd アレイアンテナ、及びアンテナシステム
JP2016213760A (ja) * 2015-05-07 2016-12-15 株式会社東芝 無線通信用集積回路

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6950418B1 (en) * 1999-04-30 2005-09-27 Rockwell Collins, Inc. Clique activation multiple access (CAMA)
JP4218256B2 (ja) * 2002-05-02 2009-02-04 富士ゼロックス株式会社 データ転送方法及びシステム
US7454202B2 (en) 2004-08-10 2008-11-18 The Boeing Company Low data rate mobile platform communication system and method
KR101111515B1 (ko) * 2005-02-02 2014-05-07 엘지전자 주식회사 데이터 송수신 방법
JPWO2008044318A1 (ja) * 2006-10-13 2010-02-04 富士通株式会社 無線基地局、中継局、及び通信制御方法
KR101447443B1 (ko) * 2008-05-09 2014-10-13 삼성전자주식회사 중계 단말들을 이용한 통신 시스템 및 통신 방법
US8355734B2 (en) * 2008-08-07 2013-01-15 Apple Inc. Wireless system
JP5187138B2 (ja) 2008-10-28 2013-04-24 アイコム株式会社 無線通信システム、その無線通信方法、中継装置及び無線端末装置
KR101556163B1 (ko) * 2009-04-30 2015-10-13 엘지전자 주식회사 다중 홉 셀룰러 시스템에서 신호 중계 방법
EP2690799A4 (en) * 2011-03-25 2014-10-08 Lg Electronics Inc TERRESTRIAL LINK SUB-FRAME STRUCTURE IN A MOBILE COMMUNICATION SYSTEM AND ITS INFORMATION TRANSMISSION METHOD
US10149176B2 (en) * 2014-01-28 2018-12-04 Softbank Corp. Mobile communication system and base station control apparatus
JP6165645B2 (ja) 2014-01-29 2017-07-19 日本電信電話株式会社 無線通信方法、無線通信システムおよび制御局装置
EP3133773B1 (en) * 2014-05-07 2019-01-09 Huawei Technologies Co., Ltd. Method, apparatus and system for data interaction between aps in wifi system

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006148483A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線中継伝送方法、無線中継伝送システムおよび受信機ならびに送信機
JP2013207522A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Sumitomo Electric Ind Ltd アレイアンテナ、及びアンテナシステム
JP2016213760A (ja) * 2015-05-07 2016-12-15 株式会社東芝 無線通信用集積回路

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019186980A1 (ja) 2019-10-03
EP3742627A4 (en) 2021-06-09
CA3092433A1 (en) 2019-10-03
US20210050912A1 (en) 2021-02-18
EP3742627B1 (en) 2023-03-08
US11515932B2 (en) 2022-11-29
EP3742627A1 (en) 2020-11-25
JP6771691B2 (ja) 2020-10-21
CA3092433C (en) 2022-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8774110B2 (en) Link adaptation and antenna selection in cooperative multiple access systems
JP4852984B2 (ja) 複数基地局を用いた伝送路マルチ化システム
KR101140023B1 (ko) 무선 통신 시스템들에서 다수의 안테나들로 송신 및/또는 수신 다이버시티를 제공하는 방법 및 장치
US9225471B2 (en) Cooperative subspace multiplexing in communication networks
US8942082B2 (en) Cooperative subspace multiplexing in content delivery networks
KR100703295B1 (ko) 이동통신시스템에서 안테나 어레이를 이용한 데이터 송/수신 장치 및 방법
US7746815B2 (en) Hybrid forwarding apparatus and method for cooperative relaying in an OFDM network
US8331280B2 (en) Method, apparatus and computer program for relay selection
US9270421B2 (en) Cooperative subspace demultiplexing in communication networks
US20140146924A1 (en) Cooperative Subspace Demultiplexing in Content Delivery Networks
WO2010053695A2 (en) Method for cooperative relaying within multi hop wireless communication systems
US20150139072A1 (en) Satellite mesh communication system and acm control method using the same
JP2009005296A (ja) 無線通信装置及び無線通信方法
KR100878750B1 (ko) 직교주파수 다중분할방식 네트워크에서 협력적중계를 위한혼종 포워딩 장치 및 방법
KR20090111857A (ko) 통신 네트워크를 통해 프레임들을 송신하기 위한 방법 및 장치
US9780844B2 (en) Communication terminal for performing distributed communication in communication system and communication method for same
JP6771691B2 (ja) 中継局、制御局、衛星通信システム、制御回路およびプログラム
CN101656987B (zh) 正交频分多址协作蜂窝系统中继节点选择的方法和基站
KR101379208B1 (ko) 다중안테나 시스템에서 스케줄링 장치 및 방법
KR102024756B1 (ko) 와이파이 협력 통신 릴레이의 멀티홉 개선 경로 선택 장치 및 방법
KR101004000B1 (ko) 디코딩 후 전달 릴레이 시스템에서 처리율 향상 방법
KR20110008956A (ko) 중계국 및 디코딩 후 전달 릴레이 시스템에서 처리율 향상 방법
US20230156560A1 (en) Multiroute integrated access and backhaul networks
Muthukumar et al. Performance analysis of cooperative wireless network with grouping based selection combining
Sadek et al. Cooperative Sensor Communications

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200316

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200316

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6771691

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250