JPWO2019176115A1 - 吸光分析装置 - Google Patents
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Abstract
きわめて高感度且つ高分解能の分析が可能な電子式キャビティーリングダウン型の吸光分析装置を提供する。電/光変換素子22が、予め設定された一定波長且つ一定出力の光を出力する光源である可変波長レーザ18と、可変波長レーザ18からの一定波長且つ一定出力の光を光検出器26から出力される電気信号により強度変調する光変調器20とを含むことで構成されており、電気信号の変化に拘わらず波長が変化しない、電気信号に応じた大きさの光パルスを得ることができるので、単一波長で高精度な分析が可能な電子式キャビティーリングダウン型の吸光分析装置10が得られる。これにより、たとえば、大気中に含まれるきわめて微量の二酸化炭素ガス、メタン、一酸化二窒素などの温室効果ガスのppm或いはppbオーダの濃度変化や、水に含まれる水素同位体や酸素同位体の濃度の検出等の、きわめて高感度且つ高分解能の測定が可能となる。
Description
本発明は、単一波長の光源が使用でき、高分解能且つ高感度の測定が可能な電子式キャビティーリングダウン型の吸光分析装置に関するものである。
光透過性を有する物質の吸光特性を利用して試料を分析する装置としては、特許文献1−3に示されているように、反射ミラーを両端に用いたキャビティーリングダウン型吸光分析装置が提案されている。このキャビティーリングダウン型吸光分析装置は、反射率が100%に近い高性能なミラーおよび光軸調整機構が必要であり、また、装置が大型で高価となる欠点があった。これに対して、特許文献4−5に示されているように、反射ミラーを必要とせず、電子回路技術を用いた電子式キャビティーリングダウン型吸光分析装置が知られている。
電子式キャビティーリングダウン型の吸光分析装置においては、特許文献4−5に示されるように、光信号伝播経路の終端から出力される電気信号を光信号に変換する電/光変換素子として、発光ダイオード(LED)若しくはレーザダイオード(LD)が用いられる。また、これらLEDおよびLDは、リングダウンによって順次低下する電気信号により駆動されることで、一定波長の光を順次低下する出力で発光させると考えられている。しかし、レーザダイオードや発光ダイオードの電/光変換素子を光/電変換素子から出力に応じた電流で駆動させるため、電気信号の低下すなわち半導体の接合部に対する注入電流の低下に伴って発光波長が僅かに変化する欠点があった。特に、電/光変換素子としてレーザダイオードを用いて同位体元素の同定を行なう場合には、この微小な波長変化でも極めて影響が大きいと考えられる。
ところで、近年、地球温暖化や大気ガス汚染防止などの環境保全や、安心・安全な社会の構築などの目的のために、二酸化ガスやメタンガスなどの様々なガスの種類や濃度、水に含まれる同位体元素であるH2 16O、H2 18O等を高感度で測定するため、電子式キャビティーリングダウン型の吸光分析装置に対して高い分析性能を備えることの要求がますます高まっている。
また、電子式キャビティーリングダウン型の吸光分析装置では、光信号伝播経路における光伝播経路を長くするために、被測定ガスを収容したセルに入射したレーザ光がセルの両端に配置された一対のミラー間を繰り返し多重反射させるマルチパスセルを用いたりすることが考えられる。
しかしながら、特許文献4−5に記載の従来の電子式キャビティーリングダウン型の吸光分析装置では、LDを用いて同位体元素の分析を行う場合は、微小な波長の変化でも大きな問題で、同位体元素の同定ができない欠点があった。たとえば、大気中に含まれるきわめて微量の二酸化炭素ガス、メタン、一酸化二窒素などの温室効果ガスのppm或いはppbオーダの濃度変化や、水に含まれる水素同位体や酸素同位体の濃度の検出が困難であった。
本発明は以上の事情を背景としてなされたものであり、その目的とするところは、単一で一定の波長の光源を用い、きわめて高感度且つ高分解能の分析が可能な電子式キャビティーリングダウン型の吸光分析装置を提供することにある。
本発明者は、以上の事情を背景として種々検討を重ねた結果、波長および出力が一定の光源と、その光源からの光を電気信号により変調させる光変調器とを電/光変換素子として用いると、電気信号の低下に拘わらず、電気信号に応じた出力の一定波長の光パルスを得ることができ、単一波長で分析可能な電子式キャビティーリングダウン型の吸光分析装置が得られ、高感度且つ高分解能の測定が可能となることを見いだした。本発明は斯かる知見に基づいて為されたものでる。
すなわち、第1発明の要旨とするところは、光信号を始端から被測定試料を収容する試料収容容器を通して終端へ向かう経路で伝播させる光信号伝播経路と、前記光信号伝播経路の終端から出力される光信号を受けて電気信号に変換する光/電変換素子と、前記電気信号から前記光信号に変換する電/光変換素子と、前記光/電変換素子から出力される電気信号が前記電/光変換素子へ供給されるまでの時間を遅延させる電気信号遅延素子とを、備え、前記被測定試料を繰り返し通過させられる光信号の減衰に基づいて前記被測定試料の吸光分析を行う吸光分析装置であって、前記電/光変換素子は、一定波長且つ一定出力の光を出力する光源と、前記光源からの一定波長且つ一定出力の光を前記光/電変換装置から出力される電気信号により強度変調する光変調器とを含むことにある。
第2発明の要旨とするところは、第1発明において、前記光変調器は、電気光学効果、音響光学効果、磁気光学効果、熱光学効果および非線形光学効果のうちのいずれか1つを利用して、外部から変調が加えられる外部変調によって前記光源から出力される光を変調するものであることにある。
第3発明の要旨とするところは、第1発明または第2発明において、前記光変調器は、印加電圧に応じて屈折率が比例的に変化する電気光学結晶を備えることにある。
第4発明の要旨とするところは、第1発明または第2発明において、前記光変調器は、印加電圧によって屈折率が変化する性質を有する半導体変調素子を備えることにある。
また、第5発明の要旨とするところは、第1発明乃至第4発明のいずれかの1の発明において、前記電/光変換素子に含まれる光源は、予め設定された波長で一定出力のレーザ光を連続的に出力する可変波長レーザであることにある。
また、第6発明の要旨とするところは、第1発明乃至第5発明のいずれかの1の発明において、前記電気信号遅延素子は、同軸ケーブル、デジタル遅延集積素子、およびアナログ遅延素子のうちから選択されたものであることにある。
また、第7発明の要旨とするところは、第1発明乃至第6発明のいずれかの1の発明において、前記光/電変換素子は、フォトダイオード、光電導型半導体素子、光起電型半導体素子、又は、光電子倍増管であることにある。
また、第8発明の要旨とするとろは、第1発明乃至第7発明のいずれかの1の発明において、前記光伝播経路は、1枚以上のミラーを用いて光路を多重化することで実効的に光路長を長くしたマルチパスであることにある。
第1発明の吸光分析装置によれば、電/光変換素子が、一定波長且つ一定出力の光を出力する光源と、前記光源からの一定波長且つ一定出力の光を前記光/電変換装置から出力される電気信号により強度変調する光変調器とを含むため、電気信号の低下に拘わらず波長が変化しない、電気信号に応じた出力の光パルスを得ることができるので、単一波長で高精度な分析が可能な電子式キャビティーリングダウン型の吸光分析装置が得られる。これにより、たとえば、水に含まれる水素同位体や酸素同位体の濃度の検出等の、きわめて高感度且つ高分解能の測定が可能となる。
第2発明の吸光分析装置によれば、前記光変調器は、電気光学効果、音響光学効果、磁気光学効果、熱光学効果、又は非線形光学効果を利用して、外部から変調が加えられる外部変調によって、前記光/電変換装置から出力される電気信号により強度変調するため、電気信号の変化に拘わらず波長が変化しない、電気信号に応じた出力の光パルスを得ることができるので、単一波長で高精度な分析が可能な電子式キャビティーリングダウン型の吸光分析装置が得られる。また、種々の効果を用いることによって、変調する光波長や応答速度が任意に選べる。
第3発明の吸光分析装置によれば、前記光変調器は、印加電圧に応じて屈折率が比例的に変化する高速な光通信で用いられている電気光学結晶を備えることから、他の光変調器を用いる場合に比較して、吸光分析装置が高速且つ高精度となる。
第4発明の吸光分析装置によれば、前記光変調器は、印加電圧によって屈折率が変化する性質を有する半導体変調素子を備えることから、他の光変調器を用いる場合に比較して、吸光分析装置が小型となる。また、半導体の材料を種々選択することによって、変調する光波長を任意に選択できる。
第5発明の吸光分析装置によれば、前記電/光変換素子に含まれる光源は、予め設定された波長で一定出力のレーザ光を連続的に出力する可変波長レーザであることから、光伝播経路に介在させられる被測定物質の吸収波長に応じて光源から出力される光の波長を任意に設定できるので、吸光分析装置の汎用性が高められる。また、被測定物質の微細な吸収スペクトルが測定可能となり、同位体元素の検出が容易になる。
第6発明の吸光分析装置によれば、前記電気信号遅延素子は、同軸ケーブル、デジタル遅延集積素子、およびアナログ遅延素子のうちから選択されたものであるので、電気信号の遅延時間を容易に設定することができる。
第7発明の吸光分析装置によれば、前記光/電変換素子は、フォトダイオード、光電導型半導体素子、光起電型半導体素子、又は、光電子倍増管であることから、光信号が容易に電気信号に変換される。また、半導体や光電子増倍管の材料を選択することによって、受光可能な光波長を任意に選択できる。
第8発明の吸光分析装置によれば、前記光伝播経路は、1枚以上のミラーを用いて光路を多重化することで実効的に光路長を長くしたマルチパスであるので、一層小型の吸光分析装置が得られる。大気中に含まれるきわめて微量の二酸化炭素ガス、メタン、一酸化二窒素などの温室効果ガスのppm或いはppbオーダの濃度変化が測定できる。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。尚、以下の説明に用いる図面において各部の寸法比等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明の一実施例の吸光分析装置10の構成の要部を示す略図である。図1において、吸光分析装置10は、マイクロコンピュータおよびインタフェース等を備える電子制御装置12と、パルスジェネレータ14と、光変調器駆動回路16と、可変波長レーザ18および光変調器20を有する電/光変換素子22と、電/光変換素子22から出力された一定波長λ1の光パルス信号を被測定試料を収容するセル(試料収容容器)24を透過させて光/電変換素子である光検出器26へ伝播させる光学系28と、光検出器26により検出された光パルス信号から電気信号に変換された電気パルスを所定の遅延時間だけ遅延させて光変調器駆動回路16へ供給する電気信号遅延回路(電気信号遅延素子)30と、光変調器駆動回路16へ供給された電気信号を観測するオシロスコープ32とを備える。光変調器駆動回路16は、遅延させられて供給された電気パルス信号に基づいて光変調器20を再び駆動し、光変調器20から出力させた光パルス信号を、被測定試料を収容するセル24を透過させて光検出器26により検出させる。
電子制御装置12は、予め記憶された関係から、光検出器26により検出された周期的に減衰する光信号(リングダウン信号)に基づいて光学系28内のセル24に収容された物質の種類或いはその濃度を特定し、表示装置34に測定結果を表示する。
パルスジェネレータ14は、測定開始操作に応答して電子制御装置12から出力される指令信号に従って電/光変換素子14内の光変調器16から一発目の光パルス信号を出力させるための電気信号を出力する。
電/光変換素子22の可変波長レーザ18は、被測定試料に吸収されることが可能に予め設定された一定波長λ1且つ一定出力の連続レーザ光を出力するものであり、たとえば半導体レーザと、発振波長を制御するための波長選択性を有する回折格子とを備える。この場合、外部に回折格子を有する外部共振型半導体レーザ、および、半導体構造内に波長選択性素子が内蔵された半導体レーザであってもよい。
電/光変換素子22の光変調器20は、透過光に対して光変調器駆動回路16からの駆動信号を用いて外部から強度変調を加えるものであり、好適には、可変波長レーザ18から出力された一定波長λ1且つ一定出力のレーザ光を光変調器駆動回路16からの駆動信号に応じてオンオフ制御し、その駆動信号に応じた大きさの光パルス信号を出力させるものである。光変調器20は、たとえば、レーザ光を分岐して一対の光導波路に伝播させ、その後に合波させる光回路が形成された光基板と、印加された電界に応じて屈折率を変化させる電気光学効果、すなわち屈折率変化が印加電界に比例するポッケルス効果を有し、一対の光導波路のうちの一方の光道破路を伝播するレーザ光の位相を変化させて出力する強誘電体酸化物結晶(LiNiO3:以下、LNデバイスという)とを備え、一対の光導波路に伝播させたレーザ光の合波時の光干渉によって上記印加電界に応じて強度変調したレーザ光を出力させるように構成される。
なお、上記一方の光導波路を伝播するレーザ光の位相を変化させて出力する強誘電体酸化物結晶に替えて、半導体(シリコン)中のキャリヤプラズマ分散を利用し、p/n接合に印加した伝達に応じてキャリヤ密度を変化させ、それに応じて屈折率を変化させるキャリヤプラズマ効果を利用したマッハツェンダー(MZ)型光変調器が用いられていてもよい。
また、電/光変換素子22の光変調器20には、半導体の電界吸収効果を利用した電界吸収型(Electro−absorption:以下、EAという)光変調器が用いられてもよい。このEA光変調器では、たとえばInP半導体基板上に光変調を行なうために結晶成長させられた光吸収層に与える電界に応じてその光吸収層を透過させたレーザ光に強度変調を与えるものである。
電/光変換素子22の光変調器20は、超音波が印加されることで屈折率が周期的に異なる領域を形成する回折格子の回折定数を変化させることでブラッグ回折角を変化させる音響光学効果を有する酸化物結晶、磁場に応じて変更面を回転させる磁気光学効果を有する酸化物結晶、局所的加熱に応じて屈折率を変化させる熱光学効果を有する石英PLC基板、或いは、非線形光学効果を有する半導体基板などの他の材料からも構成され得る。
光学系28は、光変調器20から出力されたレーザ光である光パルス信号を被測定試料を収容するセル24を透過させるために、セル24を挟んで一定の距離を隔てて対向する一対の集光レンズ36および38とを備えて、一対の集光レンズ36および38の間に形成される平行ビームに被測定試料を介在させる。これら集光レンズ36および38は代表的な光学素子であり、その他の光学素子は省略されている。一対の集光レンズ36および38の間には、好適には、1枚以上のミラーを用いて光路を多重化することで実効的に光路長を長くしたマルチパスが設けられている。
光検出器26には、光電導型(可視領域用のCdSセル、近赤外領域のPbSやInSbセル、中赤外領域用のHgCdTeセル)および光起電型(フォトダイオード、フォトトランジスタ、太陽電池、CCD(Charge Coupled Device))半導体素子、光電子増倍管(フォトマル、PMT(Photomultiplier tube))などが用いられる。光検出器26は、検知した光パルス信号を電気パルス信号に変換し、同軸ケーブル40を介して光変調器駆動回路16へ出力する。
電気信号遅延回路30は、光検出器26により検出されたパルス信号をたとえば3μs〜300ms遅延させて光変調器駆動回路16に供給する。電気信号遅延回路30は、本実施例では、周回させられる信号間に必要とされる間隔を形成するための遅延時間に等しい伝播時間を発生させる長さの同軸ケーブル40が巻回されることにより構成されている。たとえば、3μs〜300μsの遅延時間が得られる。しかし、電気信号遅延回路30には、電気信号を遅延させるデジタル遅延素子や、アナログ遅延素子が用いられてもよい。デジタル遅延集積素子としては、たとえば、デジタル・ディレイ専用ICであるPT2399(Princeton Technology Corporation製)が、A/Dコンバータ、メモリ、D/Aコンバータと共に構成され、たとえば30ms〜300msの遅延時間が設定され得る。また、アナログ遅延素子としては、たとえば超音波を用いたガラス遅延素子、CCD(Charge Coupled Device)素子、BBD(Bucket Brigade Device)素子が用いられる。BBD素子として知られているMNN3207(Panasonic Corporation製)を用いた場合には、たとえば3ms〜50msの遅延時間が得られる。
光検出器26が、光学系28を通過した光パルス信号を電気信号に変換して出力し、電気信号遅延回路30を介して光変調器駆動回路16に供給すると、それに応答して、光変調器20からは光学系28の始端に光信号が出力される。よって、光学系28に対応する光信号伝播経路と、光信号伝播経路の終端に到達した光パルス信号を検出する光検出器26から光変調器20までの間に対応する電気信号伝播経路とを備えた周回経路で、信号が繰り返し伝播させられる閉鎖系信号伝播装置42が構成される。
閉鎖系信号伝播装置42内の周回によって発生する伝播距離の増加に対応した伝播時間が遅延時間となる。この遅延時間は、当初の光信号とそれにより周回した次の光信号との間および周回した光信号間が重複せず、個別の光信号の大きさが容易に測定可能な十分に分離されたパルス間隔となるように、電気信号遅延回路30により設定される。
以上のように構成された吸光分析装置10では、測定開始操作に応答して、光変調器駆動回路16から1パルスの駆動電圧が供給されると、光変調器20からたとえば3μs程度のパルス幅を有する単一のパルス状の光信号が光学系28の始端へ出力され、閉鎖系信号伝播装置42へ入力される。閉鎖系信号伝播装置42では、光検出器26と光変調器20との間に対応する電気信号伝播経路では電気信号として周回し、光信号が光学系28を繰り返し通過することで、光学系28に介在させられたセル24内に被測定試料の種類および濃度に応じた減衰を受ける。この光学系28内で繰り返し伝播する光信号は、光検出器26により検知され、そこで電気信号に変換された出力信号が電子制御装置12へ出力される。この出力信号は、たとえば光学系28のセル24に水分(H2O濃度)が試料として存在するとき、図3、図5、図7、図9に示すように、指数関数的に減衰している。
電子制御装置12は、マイクロコンピュータなどを有し、予め記憶されたプログラムに従って光検出器26からの出力信号を処理し、光検出器26により検出された第1波長λ1の信号(出力)光の減衰波形の減衰状態に基づき、リングダウン分光法を用いて被測定試料の物質を特定したり、被測定試料の濃度を測定する。このようにして得られた減衰波形、減衰曲線、減衰率β、リングダウンタイムτ、数密度nなどの一部或いは全部の分析結果は、表示装置34に表示される。たとえば、電子制御装置12は、被測定試料を光学系28に介在させないときに光変調器20からの入力光が取り込まれたときに光検出器26から順次得られるパルス群(列)の大きさの減衰波形を算出するとともに、その減衰波形からそのリングダウンタイムτ0を予め求める。次いで、被測定試料を光学系28に介在させたときに光変調器20からの入力光が取り込まれたときに光検出器26から得られるパルス群(列)の減衰波形を算出するとともに、その減衰波形からそのリングダウンタイムτを算出し、たとえば後述する(4)式に示す予め記憶された関係から実際のそれらリングダウンタイムτ0およびτに基づいて被測定試料の数密度nを算出して被測定試料を特定する。また、上記光学系28内に標準濃度の試料を入れたときのリングダウンタイムτ0を求める場合には、上記と同様にして、被測定試料の濃度を特定する。
本実施例に用いられる吸光分析測定の原理および下記(4)式の導出方法を以下に説明する。たとえば図9に示すように上記順次取り出された信号光すなわちパルス群(列)の減衰波形すなわちリングダウン波形が時系列的に観測される。この波形は、時間経過に伴って減衰し、その減衰率は、周回させられるパルス状の入力光およびその増幅光が透過する被測定試料の物質状態に応じて変化する。上記波形は、その初期値の強度をI0とすると、次式(1)の時間関数I(t)で表わされるものである。
I(t)=I0exp(−βt) ・・・(1)
ここで、βは減衰率であり、(1/τ0)で表される。τ0は強度が1/eとなるまでの時間すなわち時定数であり、基準リングダウンタイムとも称される。光学系28における光の取出割合をr、光速をc、キャビティ長(周回長)をLとすると、τ0は後述する次式(2)で示される。
τ0=L/c(1−r) ・・・(2)
次いで、被測定試料をある吸光物質としたときのリングダウンタイムτ、その試料の物質の吸収断面積をσ、物質の数密度をnとすると、(1)式は(3)式に書き換えられる。そして、(2)式から(4)式が得られる。
I(t)=I0exp(−t/τ0−σnct) ・・・(3)
n=1/σc(1/τ−1/τ0) ・・・(4)
これにより、吸収断面積σが既知である媒質を対象とし、τ0とτとを測定で求めることにより、(4)式を用いて物質の数密度nを算出することができる。
I(t)=I0exp(−βt) ・・・(1)
ここで、βは減衰率であり、(1/τ0)で表される。τ0は強度が1/eとなるまでの時間すなわち時定数であり、基準リングダウンタイムとも称される。光学系28における光の取出割合をr、光速をc、キャビティ長(周回長)をLとすると、τ0は後述する次式(2)で示される。
τ0=L/c(1−r) ・・・(2)
次いで、被測定試料をある吸光物質としたときのリングダウンタイムτ、その試料の物質の吸収断面積をσ、物質の数密度をnとすると、(1)式は(3)式に書き換えられる。そして、(2)式から(4)式が得られる。
I(t)=I0exp(−t/τ0−σnct) ・・・(3)
n=1/σc(1/τ−1/τ0) ・・・(4)
これにより、吸収断面積σが既知である媒質を対象とし、τ0とτとを測定で求めることにより、(4)式を用いて物質の数密度nを算出することができる。
吸光分析装置10では、光検出器26によって順次検出された信号光の強度(パワー)は図1の表示装置34の枠内に示すような減衰波形が表示され、その包絡線が(1)で示されるものとなる。その包絡線(減衰曲線)はτを求めるための減衰曲線の近似曲線である。また、電子制御装置12は、その実線で示される減衰曲線の初期値時点とその初期値の1/eとなる時点との間の時間を計測することでリングダウンタイムτを測定し、(4)式からリングダウンタイムτに基づいて被測定試料の数密度nを算出する。
図2は、光学系28に介挿されたセル24内の空気を減圧することで空気中の水分(H2O濃度)を順次減少させた場合において、吸光分析装置10により連続的に測定される単位時間当たりのβ値(1/s)と、同時にデジタル湿度計を用いて計測したセル24内の空気の湿度(%RH)とを示すグラフである。このグラフによれば、β値(1/s)はセル24内の空気中の湿度(%RH)に比例しており、β値(1/s)から空気中の水分(H2O濃度)を測定可能であることが示されている。
次に、セル24内を真空ポンプを用いて0.03MPaまで減圧し、次いで窒素N2を導入して常圧(0.1MPa)に戻し、その後0.03MPaまで再び減圧し、さらにN2水上置換によって常圧(0.1MPa)に戻した過程で、吸光分析装置10を用いてリングダウンパルス本数を2本、16本、80本、および160本としてそれぞれ測定した場合の光検出器26により検知された電気パルス信号(V)を、図3、図5、図7、および図9に示し、吸光分析装置10を用いてリングダウンパルスの本数を2本、16本、80本、および160本としてそれぞれ測定したβ値(1/s)を、図4、図6、図8、および図10にそれぞれ示している。
ここで、図4、図6、図8、図10に示されるβ値の変化特性を、図11に示すように定義する。すなわち、セル24内に窒素N2を導入する直前のβ値をβb、セル24内に窒素N2を導入した後のβ値(平均値)をβa、βaとβbとの差をΔβ、セル24内に窒素N2を導入した後のβ値のばらつき(標準偏差)をσ(β)、セル24内に窒素N2を導入する直前から窒素N2を導入した後までの間のβ値の上昇幅の平均値をβav(=(βa−βb)/2)と定義する。前記の図3、図5、図7、および図9と図4、図6、図8、および図10とから、リングダウンパルスの本数が増加するにしたがって、Δβ値が大きくなり、偏差σ(β)が小さくなっている。すなわち、検知感度および精度が向上することが示されている。
図12は、リングダウンパルスの本数を2本から160本まで増加してリングダウン波形のβ値を測定したときの、リングダウンパルスの本数と窒素導入後のβ値の増加比Δβ/βbとの関係を示している。リングダウンパルスの本数が増加するほど、窒素導入後のβ値の増加比Δβ/βbが増加している。
図13の横軸はリングダウンパルスの本数であるが、縦軸は、図12のグラフより、リングダウンパルスが1本すなわちシングルパルスで測定した場合を外挿して求めた感度S1の値で、各リングダウンパルス数nでの感度Snを割った相対感度Sn/S1を示している。図13によれば、リングダウン本数が増加するほど、相対感度Sn/S1が増加することを示している。たとえば、リングダウンパルス本数が160本のときは、相対感度Sn/S1が約160倍となっている。すなわち、相対感度がリングダウンパルス数に比例して増加している。このことは、物理的に実効光路長がリングダウンパルス数に比例して増加することを意味している。
図14は、窒素導入後のβ値の増加量Δβに対するβ値のバラツキσ(β)の比σ(β)/Δβとリングダウンパルスの本数との関係を示している。図14に示すように、リングダウンパルスの本数が増加するほど、窒素導入後のβ値の増加量Δβに対するβ値のバラツキσ(β)の比σ(β)/Δβが小さくなっている。すなわち、図14は、リングダウンパルスの本数が増加するほど、バラツキ(標準偏差)σ(β)が小さくなって、たとえばリングダウンパルス本数が160本のとき、2本の場合に比べて約5分の1となっている。すなわち、図13および図14により、電子式キャビティリングダウン(CRDS)による吸光分析装置10において、リングダウンパルスの本数が増加すると、感度および測定精度が向上することが示されている。
図15は、可変波長レーザ18からの出力光を1392nmから1393nmまでスキャンしたときの減衰率βから算出した透過率(%)を、セル24に収容された空気中のH2Oの濃度毎、すなわち200ppbおよび1000ppb毎にプロットした図である。この図から明らかなように、H2Oの微細なスペクトルが高感度に測定可能である。
上述のように、本実施例の吸光分析装置10によれば、電/光変換素子22が、予め設定された一定波長且つ一定出力の光を出力する光源である可変波長レーザ18と、可変波長レーザ18からの一定波長且つ一定出力の光を光検出器26から出力される電気信号により強度変調する光変調器20とを含むため、電気信号の変化に拘わらず波長が変化しない、電気信号に応じた大きさの光パルスを得ることができるので、単一波長で高精度な分析が可能な電子式キャビティーリングダウン型の吸光分析装置10が得られる。これにより、たとえば、大気中に含まれるきわめて微量の二酸化炭素ガス、メタン、一酸化二窒素などの温室効果ガスのppm或いはppbオーダの濃度変化や、水に含まれる水素同位体や酸素同位体の濃度の検出等の、きわめて高感度且つ高分解能の測定が可能となる。
また、本実施例の吸光分析装置10によれば、光変調器20は、電気光学効果、音響光学効果、磁気光学効果、熱光学効果、又は非線形光学効果を利用して、外部から変調が加えられる外部変調によって可変波長レーザ18から出力されるレーザ光を変調するものであることから、電気信号の変化に拘わらず波長が変化しない、電気信号に応じた出力の光パルスを得ることができるので、単一波長で高精度な分析が可能な電子式キャビティーリングダウン型の吸光分析装置が得られる。また、種々の効果を用いることによって、変調する光波長や応答速度が任意に選べる。
また、本実施例の吸光分析装置10によれば、光変調器20は、印加電圧に応じて屈折率が比例的に変化する電気光学結晶を備えることから、他の光変調器を用いる場合に比較して、吸光分析装置が高速となる。
また、本実施例の吸光分析装置10によれば、光変調器20は、印加電圧によって屈折率が変化する性質を有する半導体変調素子を備えることから、半導体基板上に設けることができるので、他の光変調器を用いる場合に比較して、吸光分析装置が小型となる。また、半導体の材料を選択することによって、変調する光波長を任意に選択できる。
また、本実施例の吸光分析装置10によれば、電/光変換素子22に含まれる光源は、予め設定された波長で一定出力のレーザ光を連続的に出力する可変波長レーザ18であることから、光学系28内の光信号伝播経路に介在させられる被測定物質の吸収波長に応じて光源から出力される光の波長を任意に設定できるので、吸光分析装置10の汎用性が高められる。また、被測定物質の微細な吸収スペクトルが測定可能となり、同位体元素の検出が容易になる。
また、本実施例の吸光分析装置10によれば、電気信号遅延素子である電気信号遅延回路30は、同軸ケーブルから構成されているので、目標とする電気信号の遅延時間と同等の信号伝播時間を要する同軸ケーブルの長さを容易に設定することができる。
また、本実施例の吸光分析装置10によれば、光/電変換素子である光検出器26は、フォトダイオード、たとえば可視領域用のCdSセル、近赤外領域のPbSやInSbセル、中赤外領域用のHgCdTeセルなどの光電導型半導体素子、たとえばフォトダイオード、フォトトランジスタ、太陽電池、CCDなどの光起電型半導体素子、又は、光電子倍増管であることから、光信号が容易に電気信号に変換される。また、半導体や光電子増倍管の材料を選択することによって、受光可能な光波長を任意に選択できる。
また、本実施例の吸光分析装置10によれば、光学系28内において、光信号伝播経路は、1枚以上のミラーを用いて光路を多重化することで実効的に光路長を長くしたマルチパスで構成されるので、一層小型の吸光分析装置10が得られる。大気中に含まれるきわめて微量の二酸化炭素ガス、メタン、一酸化二窒素などの温室効果ガスのppm或いはppbオーダの濃度変化が測定できる。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例では、光源として、予め設定された波長のレーザ光を出力する可変波長レーザ18が用いられていたが、固定波長のレーザ光が出力されるレーザダイオードが用いられてもよい。
また、前述の図1に示される吸光分析装置10において、オシロスコープ32は必ずしも設けられていなくてもよい。
その他一々例示はしないが、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:吸光分析装置
12:電子制御装置
16:光変調器駆動回路
18:可変波長レーザ(光源)
20:光変調器
22:電/光変換素子
24:セル(試料収容容器)
26:光検出器(光/電変換素子)
28:光学系(光信号伝播経路)
30:電気信号遅延回路(電気信号遅延素子)
12:電子制御装置
16:光変調器駆動回路
18:可変波長レーザ(光源)
20:光変調器
22:電/光変換素子
24:セル(試料収容容器)
26:光検出器(光/電変換素子)
28:光学系(光信号伝播経路)
30:電気信号遅延回路(電気信号遅延素子)
Claims (8)
- 光信号を始端から被測定試料を収容する試料収容容器を通して終端へ向かう経路で伝播させる光信号伝播経路と、前記光信号伝播経路の終端から出力される光信号を受けて電気信号に変換する光/電変換素子と、前記電気信号から前記光信号に変換する電/光変換素子と、前記光/電変換素子から出力される電気信号が前記電/光変換素子へ供給されるまでの時間を遅延させる電気信号遅延素子とを、備え、前記被測定試料を繰り返し通過させられる光信号の減衰に基づいて前記被測定試料の吸光分析を行う吸光分析装置であって、
前記電/光変換素子は、一定波長且つ一定出力の光を出力する光源と、前記光源からの一定波長且つ一定出力の光を前記光/電変換装置から出力される電気信号により強度変調する光変調器とを、含む
ことを特徴とする吸光分析装置。 - 前記光変調器は、電気光学効果、音響光学効果、磁気光学効果、熱光学効果および非線形光学効果のうちのいずれか1つを利用して、外部から変調が加えられる外部変調によって前記光源から出力される光を変調するものである
ことを特徴とする請求項1の吸光分析装置。 - 前記光変調器は、印加電圧に応じて屈折率が比例的に変化する電気光学結晶を備える
ことを特徴とする請求項1又は2の吸光分析装置。 - 前記光変調器は、印加電圧によって屈折率が変化する性質を有する半導体変調素子を備える
ことを特徴とする請求項1又は2の吸光分析装置。 - 前記電/光変換素子に含まれる光源は、予め設定された波長で一定出力のレーザ光を連続的に出力する可変波長レーザである
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1の吸光分析装置。 - 前記電気信号遅延素子は、同軸ケーブル、デジタル遅延集積素子、およびアナログ遅延素子のうちから選択されたものである
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1の吸光分析装置。 - 前記光/電変換素子は、フォトダイオード、光電導型半導体素子、光起電型半導体素子、又は、光電子倍増管である
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1の吸光分析装置。 - 前記光信号伝播経路は、1枚以上のミラーを用いて光路を多重化することで実効的に光路長を長くしたマルチパスである
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1の吸光分析装置。
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前田佳伸: "量子ドット光トライオードを用いた光集積回路の研究", 科学研究費助成事業研究成果報告書, JPN6018020866, 13 June 2014 (2014-06-13), JP, pages 21560048, ISSN: 0004476875 * |
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