JPWO2019163678A1 - 拡散板 - Google Patents

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Abstract

透過光または反射光のスペックルノイズを抑制しつつ、輝度むらや色むらを改善することができる拡散板を提供する。
本発明の拡散板は、有効径が同一であって、入射光または反射光に対して光路長差を生じさせる構造を有するマイクロレンズアレイからなる。マイクロレンズアレイは、有効径の整数倍で周期的に配置された基本ブロック構造を構成し、前記基本ブロックは、繰り返して配列されることにより、前記基本周期構造内におけるマイクロレンズアレイの周期に対しN倍の周期をもつ2次元の第2周期構造を構成し、この基本ブロック構造内では各マイクロレンズが特定の配列に基づいた光路長差を生じさせるように設定される。

Description

本発明は、マイクロレンズアレイを用いた拡散板に関する。
従来から、ヘッドアップディスプレイやレーザープロジェクタなどに、マイクロレンズアレイを用いた拡散板をスクリーンとして適用する技術が提案されている。マイクロレンズアレイを用いた場合、乳半板やすりガラスなどの拡散板を用いる場合と比較して、スペックルノイズを抑制できるといったメリットがある。
例えば特許文献1には、レーザー光を光源とし、複数画素の配列で形成される映像を投影するレーザープロジェクタと複数のマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレイとを用いた拡散板を有する画像形成装置が提案されている。マイクロレンズアレイを用いた場合、入射された光を適切に拡散させることができると共に、必要な拡散角を自由に設計することができる。
特許文献2では、マイクロレンズなどの微細構造の形状または位置を定義するパラメータの少なくとも一つを予め定められた確率密度関数に従ってランダム分布させることで、微細構造の周期性に起因する回折光による輝度むらや色むらを改善するための方法が提案されている。
特許文献3および4では、各々のマイクロレンズを透過する光に対し光路長差を生じさせる機能をもつ第2の周期構造をマイクロレンズアレイに付与することで、従来の回折光の隙間に新たな回折光を生じさせることができ、輝度むらや色むらを改善するための方法が提案されている。
特開2010−145745号公報 特表2004−505306号公報 国際公開2016/139769号 特開2017−122773号公報
本出願の発明者らは、以下の課題を見出した。
特許文献2には、一般的なマイクロレンズアレイを用いた場合にはその周期性により生じる回折スポットによる輝度むらが発生するが、レンズの形状または位置を定義するパラメータの少なくとも一つを予め定められた確率密度関数に従ってランダム分布させることで、輝度むらを改善することが記載されている。しかしながら、レンズの形状や位置にランダム性を付与する場合、レンズアレイを透過する光にランダムな位相差が生じるため、スペックルノイズが発生しやすく、画質が悪化するという問題がある。また、ランダム分布によりマイクロレンズアレイの全体的平均としては輝度むらが改善されるが、局所的には改善されない部分が残存するという問題もある。
特許文献3および4には、各々のマイクロレンズを透過する光に対し光路長差を生じさせる機能をもつ第2の周期構造をマイクロレンズアレイに付与することで、輝度むらを改善することが記載されている。しかしながら、特許文献3および4で提案されている千鳥配置や垂直な2軸で規定される周期構造では、回折光の密度が数倍程度にしか大きくならない、または各回折光に輝度差が生じるため、輝度むらを十分に改善できない場合がある。
これら従来技術の課題に対して、本発明では、透過光または反射光のスペックルノイズを抑制しつつ、輝度むらや色むらをさらに改善することができる拡散板を提供することを目的とする。
本発明に係る拡散板は、
光入射面または光出射面の少なくとも一方の面に、複数のマイクロレンズからなるマイクロレンズアレイが形成された透過型または反射型の拡散板において、
前記複数のマイクロレンズは有効径が同一、曲率が略同一であって透過光または反射光に対し光路長差を生じさせる構造を有し、
前記複数のマイクロレンズの各々は、前記有効径に基づく間隔で配置されることにより、2次元の基本周期構造を構成し、
前記複数のマイクロレンズは、前記光路長差を生じさせる構造を有するN×N個(Nは2以上の整数)のレンズの配列による基本ブロックを構成し、
前記基本ブロックは、繰り返して配列されることにより、前記基本周期構造内におけるマイクロレンズの周期に対しN倍の周期をもつ2次元の第2周期構造を構成し、
前記基本ブロックは、p行q列(pおよびqは1≦p,q≦Nを満たす整数)の要素が下記式(1)
C(p,q)=(p−1)(q−1) mod N (1)
で定義されるN×N配列C、または、前記配列Cに対して任意の行置換若しくは列置換を施したN×N配列Dであり、
前記配列CまたはDに応じて1行1列のレンズに対してp行q列に位置するレンズが生じさせる光路長差が入射光波長λのC(p,q)/N倍、または、D(p,q)/N倍に設定されていることを特徴とする拡散板である。
また、前記基本ブロックは、前記配列Cであるのが好ましい。
また、前記複数のマイクロレンズは、前記光路長差を生じさせる構造を有するN×N個(2≦N≦11)のレンズの配列による基本ブロックを構成するものであるのが好ましい。
本発明によれば、透過光または反射光のスペックルノイズを抑制しつつ、輝度むらや色むらを改善することができる拡散板が提供される。
40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を示す図である。 40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を示す図である。 60μm×60μm周期のマイクロレンズアレイの回折光実験結果を示す図である。 60μm×60μm周期のマイクロレンズアレイの回折光実験結果を示す図である。 マイクロレンズアレイの高さの制御方法を示す図である。 実施例1に係る40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を示す図である。 実施例2に係る40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を示す図である。 実施例3に係る40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を示す図である。 実施例4に係る40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を示す図である。 実施例5に係る40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を示す図である。 実施例6に係る40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を示す図である。 実施例7に係る40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を示す図である。 実施例8に係る40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を示す図である。 比較例1に係る40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を示す図である。 比較例2に係る40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を示す図である。 比較例3に係る40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を示す図である。 比較例4に係る40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を示す図である。
(マイクロレンズアレイの設計方法)
拡散板に用いる材料の光学物性(特に屈折率)と所望の拡散角度分布とから、基準となるレンズ形状を設計する。レンズ形状は球面でも非球面でも構わない。光学設計は光線追跡法などの従来技術を用いて行う。また、拡散特性に異方性を持たせたい場合はこの限りではなく、レンズの縦横比を任意に設定できる。
(マイクロレンズに設定する光路長差の原理)
四角レンズを周期Lで配置したマイクロレンズアレイに平行光(波長λ)が入射するとき、各レンズに光路長差を生じさせる構造が無い場合、周知の回折格子作用によって、出射光の輝度分布は正弦間隔λ/Lで縦横方向に離散化される(回折光と呼ぶ)。入射光が平行光ではなく、視直径ωの円錐状である場合には、離散化される各方向は視直径ωの円錐状となる。ωが2λ/L値よりも大きい場合には、離散化状態は実質的に解消される。しかし、ωが2λ/Lよりも小さい場合には、離散化の名残として、輝度分布に正弦間隔λ/Lの周期性が残存し、これが明暗の輝度むらとなる。
図1Aに40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイを透過した回折光のシミュレーション結果を示す。前述したように各レンズに光路長差を生じさせる構造が無い場合、正弦間隔λ/Lで縦横方向に離散化された回折光が生じる。また、実際に60μm×60μm周期のマイクロレンズアレイに入射したレーザー光の出射光を垂直平面に投影した像を図2Aに示す。このように出射したレーザー光は離散化されており、シミュレーション結果と良く一致する。
この輝度むらを克服するには、回折光の間隔を小さくする必要がある。この解決手段として、各レンズに入射した光に光路長差を生じさせる構造を持たせる方法がある。そこで、ここではN×N個のレンズ(Nは2以上の整数)を基本ブロックと見なし、N×N配列で光路長差を施すことを考える。実際のマイクロレンズに光路長差を生じさせることは、例えば下記で詳述する方法により各マイクロレンズを光路に沿った軸方向に異なった位置に配置することで実現できる。
N×N配列では回折光の正弦間隔を最小λ/NLまで小さくすることができ、回折光の密度を縦横の各方向で最大N倍、両方向合わせてN倍にすることができる。このとき、N×N配列の複素共役自己相関cc(x/λ,y/λ)は、任意の整数m、nについて次の性質を満たすものとなるべきである。
mがNの整数倍かつnがNの整数倍のとき:
cc(mL/λ,nL/λ)=N (2)
mまたはnの少なくとも一方がNの非整数倍のとき:
cc(mL/λ,nL/λ)=0 (3)
式(2)は縦横周期NLの模様であることの必然的帰結である。式(3)はN×N配列で実現できる可能性のある最高の性質である。従来はN=2に対してのみ式(3)を満たす解が知られていた(特許文献4)。
本発明は、N≧3以上に対しても、式(3)を満たす解を利用したマイクロレンズアレイを提供する。マイクロレンズアレイの回折光による輝度むらを目立たなくする為には、N=2の場合には、入射光の視直径ωを2λ/(2L)より大きくする必要がある。N=3の場合には、入射光の視直径ωを2λ/(3L)より大きくする必要がある。従って、N=3の場合には、N=2の場合に比べて、入射光の視直径ωを2/3倍に小さくすることが許容される。または、L値自体を小さくして、マイクロレンズアレイの解像度限界を1.5倍に改善することができる。従って、本発明を用いれば従来技術よりも効率の優れたシステムを構成できる。
式(3)は容易には解けない。ゆえに、発明者は式(3)のかわりに次の十分条件を設定した。
「N×N配列の任意の列ベクトルが、残り(N−1)個の任意列ベクトルおよびその巡回置換ベクトルと直交する」
この要請を満たすN×N配列は、式(4)で定義される基本N×N直交配列である。ここで、gpqは行列の第p行q列要素である。
pq=exp[j2π(p−1)(q−1)/N] (4)
x,yを平面位置座標としてg(x/λ,y/λ)を複素透過率とすると、出射光の指向特性は、そのフーリエ変換G(sinθx,sinθy)の絶対値の2乗に合致する。また、G(sinθx,sinθy)の絶対値の2乗は、g(x/λ,y/λ)の複素共役自己相関cc(x/λ,y/λ)のフーリエ変換に合致する。
まずは、各レンズに光路長差を生じさせる構造が無い3×3マイクロレンズアレイについて考える。このとき、g(x/λ,y/λ)は以下のようになる。ここでは、式簡略化のため、左上の要素を原点(0,0)としたマトリクス表現としている。
Figure 2019163678
このフーリエ変換G(sinθx,sinθy)の絶対値の2乗は以下のようになる。
Figure 2019163678
この|G|を逆フーリエ変換することで複素共役自己相関cc(pL/λ,qL/λ)が求まる。
Figure 2019163678
よって、各レンズに光路長差を生じさせる構造が無い場合は式(3)を満たさない。
次に、各レンズに光路長差を生じさせる構造がある3×3マイクロレンズアレイについて考える。N=3のとき、式(1)に基づく配列Cは以下のようになり、
Figure 2019163678
そこから導かれる位相差ΔPは以下のようになる。
Figure 2019163678
また、式(4)に基づくg(pL/λ,qL/λ)は以下のようになる。
Figure 2019163678
このフーリエ変換G(sinθx,sinθy)の絶対値の2乗は以下のようになる。
Figure 2019163678
これは回折光の出射角度が均等に9分割される、つまり回折光密度が9倍になることを表している。この|G|を逆フーリエ変換することで複素共役自己相関cc(pL/λ,qL/λ)が求まる。
Figure 2019163678
よって、式(3)を満たし、十分条件である。N≧4についても同様に確かめることができる。
図1Bに40μm×40μm周期で、N=3の上記配列により光路長差を生じさせる構造を有するマイクロレンズアレイを透過した回折光のシミュレーション結果を示す。上記の計算結果通り、図1Aと比較して回折光の密度が9倍となっており、輝度むらが低減されていることが確認できる。また、実際に60μm×60μm周期で、N=3の上記配列により光路長差を生じさせる構造を有するマイクロレンズアレイに入射したレーザー光の出射光を垂直平面に投影した像を図2Bに示す。このマイクロレンズアレイには前記式(5)に対応する光路長差を生じさせるため、レンズ高さに高低差ΔHを付与している。ΔHはマイクロレンズアレイを構成する材料の屈折率が1.5、使用する光源の波長が630nmの場合、以下のようになる。
Figure 2019163678
図2Bに示すように出射したレーザー光の密度は9倍となっており、シミュレーション結果と良く一致する。
また、式(4)で定義される配列の任意の列置換及び行置換を施しても、式(3)の性質は保持される。そのため、このような列や行の置換された変形N×N直交配列も周期的な輝度むらに対して有用である。
マイクロレンズアレイに同時にコヒーレントな光が入射する場合、基本ブロック内のレンズ数に対応するNが大きいほど回折光の密度が大きくなるため、輝度むら低減効果は大きい。しかし、コヒーレントな光が入射するレンズ領域は限定される場合は、基本ブロックの大きさをそのレンズ領域に合わせるほうが好適である。例えば、走査しないレーザー光を拡散させる場合は、レーザービーム径の大きさ程度に基本ブロックの大きさを設定すれば良い。一方、レーザーをスキャンしながら画像を表示させるプロジェクタの光を拡散させる場合は、それに合わせて基本ブロックを大きく設定すればよく、レーザースポット径の数倍程度あるいは10数倍程度に基本ブロックの大きさを設定すれば良い。特にレーザービーム光をマイクロレンズアレイ全体に走査しているときは全域を基本ブロックとすることも可能であり、この場合は前述した通りNが大きいほど好適である。ただし、後述のように決定される位相差の最小値は、Nを大きくするのに伴って小さくなることから、Nを極端に大きくする意義は低い。
次に、位相差の設定方法について述べる。本発明において、位相差はマイクロレンズを透過または反射した光の光路長の差を波長で規格化して表す。位相差を変化させるには、レンズ高さや曲率、ピッチ、配置、屈折率など様々な因子を選択可能である。本発明では個々のレンズに位相差を与えるために、レンズの嵩上げ高さのみを変化させており、個々のレンズの曲率が略同一であるところに特徴がある。
透過型拡散板に用いるマイクロレンズアレイについて具体的に説明する。図3に示すように、個々のレンズの断面プロファイルは同一とし、網掛け部分に示すレンズの嵩上げ部分の高さを制御することでマイクロレンズの凸部最大高さに変化を与える。つまり、マイクロレンズの凸部最大高さは、光学設計によって決定されるレンズ高さと嵩上げ部分の高さとの和によって決定される。本発明では、レンズ高さは固定値であり、嵩上げ部分の高さを個々のレンズで変化させることで、各マイクロレンズに位相差を生じさせ、回折因で発生する輝度ムラや色ムラの改善を図っている。各マイクロレンズの凸部最大高さの高低差をΔHとすると、ΔHに対応する位相差は、マイクロレンズアレイを構成する材料の屈折率をn、使用する光源の波長λ[nm]とすると、
{1000×ΔH×(n−1)}/λ
と表される。ここで、光源が複数の波長からなる場合は、使用する波長の中で最も長い波長、もしくは最も視認性の高い波長で代表して計算すれば良い。
ここまでは凸レンズを例として説明したが、凹レンズの場合はΔHの代わりに、各マイクロレンズの凹部最大深さの高低差ΔDと置き換えて考えれば良い。
反射型拡散板として用いるマイクロレンズアレイで、凸レンズの場合、凸部最大高さに分布を持ったマイクロレンズの表面で入射光が反射され、空気中を通過する光路差が生じて、各マイクロレンズ間の位相差が発生する。このときの各マイクロレンズ間の凸部最大高さの最大高低差ΔHに対応する位相差は、
{1000×2ΔH}/λ
と表される。ここで、光源が複数の波長からなる場合は、透過型の場合と同様に使用する波長の中で最も長い波長、もしくは最も視認性の高い波長で代表して計算すれば良い。
反射型で凹レンズを用いる場合は、ΔHの代わりに、各マイクロレンズの凹部最大深さの最大高低差ΔDと置き換えて考えれば良い点も透過型の場合と同様である。
設計データからマイクロレンズアレイを加工する方法は、機械加工、マスクを用いたフォトリソグラフィ、マスクレスリソグラフィ、エッチング、レーザーアブレーションなど多くの加工方法を使うことができる。これらの技術を用いて金型を製造し、樹脂を成形してマイクロレンズアレイを有する拡散板部材を製造する。前記金型を直接反射型の拡散板として使っても良い。成形方法は、ロールトゥロール成形、熱プレス成形、紫外線硬化性樹脂を用いた成形、射出成形など数多くの成形方法の中から適宜選択すれば良い。反射型の拡散部材として用いる場合は、表面または裏面にアルミニウム蒸着膜などの反射膜を成膜して用いれば良い。
以下、レーザー走査型のマスクレスリソグラフィと電鋳により金型を作製し、その金型を用いた熱プレス成形により拡散板を成形する方法についてより詳細に説明する。
マスクレスリソグラフィは、基板上にフォトレジストを塗布するレジスト塗布工程、微細パターンをフォトレジストに露光する露光工程、露光後のフォトレジストを現像して微細パターンを有する原盤を得る現像工程からなる。レジスト塗布工程では、基板上にポジ型のフォトレジストを塗布する。フォトレジストの塗布膜の膜厚は、微細パターンの高さ以上の厚さであれば良い。塗布膜に対しては70〜110℃のベーキング処理を施すことが好ましい。露光工程では、前記塗布工程で塗布されたフォトレジストに対して、レーザービームを走査しながら照射してフォトレジストを露光する。レーザービームの波長はフォトレジストの種類に応じて選定すればよく、例えば351nm、364nm、458nm、488nm(Arレーザーの発振波長)、351nm、406nm、413nm(Krレーザーの発振波長)、352nm、442nm(He−Cdレーザーの発振波長)、355nm、473nm(半導体励起固体レーザーのパルス発振波長)、375nm、405nm、445nm、488nm(半導体レーザー)などを選択することができる。
嵩上げ部つきのマイクロレンズの露光工程では、レーザーパワーをレンズ形状とレジスト感度から決まる値に変調させながら、レジスト上にレーザーを走査させる。レーザー露光に用いられるレーザーは対物レンズで集光してレジストに焦点を結ばせている。あるマイクロレンズとそれに隣接するマイクロレンズとの嵩上げ高さの差を大きくするには、隣接するマイクロレンズ間のレーザーパワーの差を大きくとれば良い。しかし、レーザースポットは一般に有限の径を有するガウス分布であるため、レーザーパワーの差を大きくとり過ぎると、隣接するレンズ境界に近い部分のレンズ形状が光学設計から設定された形状からはずれる領域が増え、拡散角度分布が他のレンズと同一なレンズ部の比率が低下する。したがって、光学設計とできるだけ同じ拡散角度分布を得るためには、隣接するマイクロレンズ間の嵩上げ部の高さの差を一定の範囲内に収めたほうが好ましい。本発明では各マイクロレンズのレンズ部の高さは一定であるため、各マイクロレンズの凸部最大高さの最大高低差ΔHは、嵩上げ高さの最大高低差と一致する。そのため、前述した波長で規格化した位相差が0〜1の間に収まるように嵩上げ高さを設定するほうが好ましい。
現像工程では、露光後のフォトレジストを現像する。フォトレジストの現像は公知の方法により実施することができる。現像液としては特に制限なく、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)等のアルカリ現像液を用いることができる。現像工程では露光量に応じてフォトレジストが除去され、フォトレジストの微細パターン形状が形成される。露光工程でポジレジストを用い、凹レンズによるマイクロレンズの形状に応じたレーザーパワーで露光した場合、フォトレジストに凹レンズが形成されたマイクロレンズ原盤が得られることになる。
次に電鋳工程では、露光、現像により形成された前記微細パターンを有するフォトレジスト表面にニッケル金属の蒸着などの方法により導電化処理を施す。さらに、電鋳により前記蒸着膜表面にニッケルを板状に所望の厚みまで堆積させ、このニッケル板をフォトレジスト原盤から剥離すると、フォトレジストの凹レンズ形状が反転転写された凸レンズによるマイクロレンズアレイが形成された金型(スタンパ)が得られる。
成形工程では、前記スタンパを用いてアクリルシートを加熱しつつプレスする熱プレス法により、凸レンズ形状の微細パターンがアクリルシートに転写される。この結果、凹レンズによるマイクロレンズアレイ部材を製造することができる。両面にスタンパを配置した両面成形を採用すれば、両面にマイクロレンズアレイを形成した部材を成形することも可能である。成形に使用する樹脂はアクリルに限らず、成形条件に応じて、拡散板に使用可能な樹脂を選定すれば良い。凸レンズによるマイクロレンズアレイ部材を得るには、前記電鋳工程で得たスタンパ(凸レンズ)を型として複製電鋳を行い、凹レンズによるマイクロレンズアレイが形成されたスタンパを作製し、このスタンパを用いて熱プレス成形すればよい。マスクレスリソグラフィの露光工程で、凸レンズに応じた露光パワーの変調によりレジストを露光する方法ももちろん採用可能であるが、電鋳工程でスタンパを複製電鋳する上記方法のほうがより簡便である。
反射型の拡散板として用いる場合は、例えばマイクロレンズアレイが形成された部材の表面にアルミニウム反射膜を真空蒸着させ、入射光をアルミニウム面で反射させれば良い。また、マイクロレンズアレイが基板の片面のみに形成された部材の場合に、基板の鏡面側から入光させ、アルミニウム反射膜を成膜したマイクロレンズアレイ面で反射させる構成でもよい。一方、反射膜を形成しないマイクロレンズアレイ面から入光して、反射膜を形成した鏡面側で反射させた構成でも拡散板として利用できる。さらに、両面にマイクロレンズアレイを成形した基板で、入射側の反射膜の膜厚を調整してハーフミラーとし、裏面側は反射率をほぼ100%とする構成とすることで、表裏両面の二つのマイクロレンズアレイによる拡散板とすることも可能である。また、必要であればアルミニウム反射膜を保護するために保護層をコートしても良い。
以下、本発明の実施例に基づいて、本発明をさらに詳細に説明する。
<実施例1> 基本2×2配列
式(4)においてN=2とした基本2×2配列を適用した40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイが生じさせる位相差ΔPは以下のようになる。
Figure 2019163678
このときの回折光シミュレーション結果を図4Aに示す。図1Aと比較して回折光の密度が4倍となっており、輝度むらが低減されていることが確認できる。
<実施例2> 基本4×4配列
式(4)においてN=4とした基本4×4配列を適用した40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイが生じさせる位相差ΔPは以下のようになる。
Figure 2019163678
このときの回折光シミュレーション結果を図4Bに示す。図1Aと比較して回折光の密度が16倍となっており、輝度むらが低減されていることが確認できる。
<実施例3> 基本5×5配列
式(4)においてN=5とした基本5×5配列を適用した40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイが生じさせる位相差ΔPは以下のようになる。
Figure 2019163678
このときの回折光シミュレーション結果を図4Cに示す。図1Aと比較して回折光の密度が25倍となっており、輝度むらが低減されていることが確認できる。
<実施例4> 基本7×7配列
式(4)においてN=7とした基本7×7配列を適用した40μm×40μmピッチのマイクロレンズアレイが生じさせる位相差ΔPは以下のようになる。
Figure 2019163678
このときの回折光シミュレーション結果を図4Dに示す。図1Aと比較して回折光の密度が49倍となっており、輝度むらが低減されていることが確認できる。
<実施例5> 変形5×5配列
基本5×5配列に対して列置換を施した変形5×5配列を考える。
前記式(12)に示される5×5配列の2列と3列と、および4列と5列とを列置換した後、2列と5列を列置換した変形5×5配列が生じさせる位相差ΔPは以下のようになる。
Figure 2019163678
変形5×5配列を適用した40μm×40μmピッチのマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を図4Eに示す。図1Aと比較して回折光の密度が25倍となっており、基本5×5配列と同様に輝度むらが低減されていることが確認できる。変形5×5配列は上記の列置換に限らず、任意の列置換や行置換を施した配列に該当し、同様の輝度むら低減効果を得ることができる。
<実施例6> 変形7×7配列
基本7×7配列に対して列置換を施した変形7×7配列を考える。
前記式(13)に示される7×7配列の2列と5列と、および4列と7列とを列置換した後、3列と5列と、および4列と6列とを列置換した変形7×7配列が生じさせる位相差ΔPは以下のようになる。
Figure 2019163678
変形7×7配列を適用した40μm×40μmピッチのマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を図4Fに示す。図1Aと比較して回折光の密度が49倍となっており、基本7×7配列と同様に輝度むらが低減されていることが確認できる。変形7×7配列は上記の列置換に限らず、任意の列置換や行置換を施した配列に該当し、同様の輝度むら低減効果を得ることができる。
<実施例7> 基本9×9配列
式(4)においてN=9とした基本9×9配列を適用した40μm×40μmピッチのマイクロレンズアレイが生じさせる位相差ΔPは以下のようになる。
Figure 2019163678
このときの回折光シミュレーション結果を図4Gに示す。図1Aと比較して回折光の密度が81倍となっており、輝度むらが低減されていることが確認できる。
<実施例8> 基本11×11配列
式(4)においてN=11とした基本11×11配列を適用した40μm×40μmピッチのマイクロレンズアレイが生じさせる位相差ΔPは以下のようになる。
Figure 2019163678
このときの回折光シミュレーション結果を図4Hに示す。図1Aと比較して回折光の密度が121倍となっており、輝度むらが低減されていることが確認できる。
<比較例1> 2×2千鳥配列
特許文献3に示されている2×2配列を考える。この例では光路長差を生じさせる構造が千鳥配置された2×2配列を基本ブロックとし、光路長差を波長の0.283倍に設定するのが好適であるとしている。つまり、2×2千鳥配列が生じさせる位相差ΔPは以下のように表される。
Figure 2019163678
この2×2千鳥配列を適用した40μm×40μm周期のマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を図5Aに示す。図1Aと比較して回折光の密度が大きくなっており、輝度むらが低減されている。しかし、図1Bの基本3×3配列と比較すると回折光の密度が小さいため、輝度むら低減効果は本発明よりも劣る。
<比較例2> 4×4千鳥配列
特許文献3に示されている4×4配列を考える。この例では光路長差を生じさせる構造が千鳥配置された4×4配列を基本ブロックとし、光路長差を波長の0.377倍に設定するのが好適であるとしている。つまり、2×2千鳥配列が生じさせる位相差ΔPは以下のように表される。
Figure 2019163678
この4×4千鳥配列を適用した40μm×40μmピッチのマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を図5Bに示す。図1Aと比較して回折光の密度が大きくなっており、輝度むらが低減されている。しかし、図1Bの基本3×3配列と比較すると回折光の密度が小さいため、輝度むら低減効果は本発明よりも劣る。
<比較例3> 2×2配列(特許文献4)
特許文献4に示されている2×2配列を考える。この例ではx方向の周期位相構造とy方向の周期位相構造が生じさせるそれぞれの光路長差の和により規定される2×2配列を基本ブロックとし、光路長差を波長の1/4に設定するのが好適であるとしている。つまり、この2×2配列が生じさせる位相差ΔPは以下のように表される。
Figure 2019163678
この2×2配列を適用した40μm×40μmピッチのマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を図5Cに示す。図1Aと比較して回折光の密度が大きくなっており、輝度むらが低減されている。しかし、実施例1の2×2配列に比べ、設ける位相差の水準が増加し、レンズの構成も複雑なものが必要であるにもかかわらず、輝度むら低減効果は図4Aに示す本発明の2×2基本配列と同程度である。
<比較例4> 4×4配列(特許文献4)
特許文献4に示されている4×4配列を考える。この例ではx方向の周期位相構造とy方向の周期位相構造が生じさせるそれぞれの光路長差の和により規定される4×4配列を基本ブロックとし、光路長差を波長の1/2に設定するのが好適であるとしている。つまり、この4×4配列が生じさせる位相差ΔPは以下のように表される。
Figure 2019163678
この4×4配列を適用した40μm×40μmピッチのマイクロレンズアレイの回折光シミュレーション結果を図5Dに示す。図1Aと比較して回折光の密度が大きくなっており、輝度むらが低減されている。しかし、図1Bの基本3×3配列と比較すると回折光の密度が小さいため、輝度むら低減効果は本発明よりも劣る。
この出願は、2018年2月22日に出願された特願2018−029694を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (3)

  1. 光入射面または光出射面の少なくとも一方の面に、複数のマイクロレンズからなるマイクロレンズアレイが形成された透過型または反射型の拡散板において、
    前記複数のマイクロレンズは有効径が同一、曲率が略同一であって透過光または反射光に対し光路長差を生じさせる構造を有し、
    前記複数のマイクロレンズの各々は、前記有効径に基づく間隔で配置されることにより、2次元の基本周期構造を構成し、
    前記複数のマイクロレンズは、前記光路長差を生じさせる構造を有するN×N個(Nは2以上の整数)のレンズの配列による基本ブロックを構成し、
    前記基本ブロックは、繰り返して配列されることにより、前記基本周期構造内におけるマイクロレンズの周期に対しN倍の周期をもつ2次元の第2周期構造を構成し、
    前記基本ブロックは、p行q列(pおよびqは1≦p,q≦Nを満たす整数)の要素が下記式(1)
    C(p,q)=(p−1)(q−1) mod N (1)
    で定義されるN×N配列C、または、前記配列Cに対して任意の行置換若しくは列置換を施したN×N配列Dであり、
    前記配列CまたはDに応じて1行1列のレンズに対してp行q列に位置するレンズが生じさせる光路長差が入射光波長のC(p,q)/N倍、または、D(p,q)/N倍に設定されていることを特徴とする拡散板。
  2. 前記基本ブロックは、前記配列Cであることを特徴とする請求項1に記載の拡散板。
  3. 前記複数のマイクロレンズは、前記光路長差を生じさせる構造を有するN×N個(2≦N≦11)のレンズの配列による基本ブロックを構成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の拡散板。
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