JPWO2019155638A1 - モバイル端末、給電装置および制御方法 - Google Patents

モバイル端末、給電装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

二次電池(107)を利用して動作するモバイル端末(10)であって、ワイヤレスで電力を受電し、受電した電力を二次電池(107)に供給する受電部(102)と、受電部(102)が電力を受電中であることを示す表示を行う表示部(101)と、受電部(102)で受電する電力の大きさに応じて表示部(101)の表示を変化させる表示制御部(104)とを備えるモバイル端末。

Description

本開示は、モバイル端末、給電装置および制御方法に関し、特に、ワイヤレス給電されるモバイル端末、これの制御方法およびワイヤレス給電する給電装置に関する。
電磁共鳴現象を利用した磁界共鳴方式または電磁誘導現象を利用した電磁誘導方式を用いて非接触で電力を供給するワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システムがある。
例えば特許文献1に開示されるように、携帯機器をワイヤレス給電装置である充電器の所定領域に載置するなどで、携帯端末と充電器と非接続の状態であっても携帯機器が充電される。なお、特許文献1では、ワイヤレス給電機器と無線装置とを一体化した充電器も提案されている。
特開2008−118575号公報
しかしながら、特許文献1では、充電器の所定領域に携帯端末を載置して携帯端末の充電をすることができることについての記載はあるものの、携帯端末の充電の効率を向上させることについての検討はされていない。例えば、充電器の所定領域の中でも、携帯端末を載置する位置によっては、携帯端末の充電自体はできるものの充電の効率(以下、充電効率と称する)が下がる場合がある。さらに、特許文献1に開示されているような、充電器とデータ通信等しながら携帯端末の充電を行う場合には、充電の一部がデータ通信に消費され充電効率が下がり不要に充電時間が長くなってしまうこともある。
本開示は、上述の事情を鑑みてなされたもので、ワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができるモバイル端末等を提供することを目的とする。
本開示の一形態におけるモバイル端末は、二次電池を利用して動作するモバイル端末であって、ワイヤレスで電力を受電し、受電した電力を前記二次電池に供給する受電部と、前記受電部が電力を受電中であることを示す表示を行う表示部と、前記受電部で受電する電力の大きさに応じて表示部の前記表示を変化させる表示制御部とを備える。
ここで、例えば、前記表示制御部は、前記受電部で受電する電力の大きさが所定の値を超えた場合に、前記表示部の前記表示を変化させてもよい。
また、例えば、前記表示制御部は、前記受電部で受電する電力の大きさが増加している場合と減少している場合で前記表示部の前記表示を異ならせるとしてもよい。
また、例えば、前記表示部は、前記表示として、予め定められた電力の大きさを基準とした相対値を示す数値を表示し、前記表示制御部は、前記受電部で受電する電力の大きさに応じて、前記表示部が表示する前記数値を変化させてもよい。
これらの構成によれば、ユーザは、表示部の表示の変化に応じて給電装置との関係で最適位置にモバイル端末を移動させることができるので、モバイル端末のワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。
また、本開示の一形態におけるモバイル端末は、例えば、二次電池を利用して動作するモバイル端末であって、ワイヤレスで電力を受電し、受電した電力を前記二次電池に供給する受電部と、無線通信を行う無線通信部とを備え、前記無線通信部は、前記受電部が電力を受電中である場合、前記受電部が電力を受電中でないときに用いる所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、前記無線通信を行う。
また、例えば、前記無線通信部は、前記受電部が電力を受電中であり、かつ、前記無線通信の相手が前記受電部に電力を送電している給電装置である場合に、前記所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、前記無線通信を行ってもよい。
これら構成によれば、無線通信を行うために消費する電力を低減させることができ、充電効率が下がることを抑制できるので、不要に充電時間が長くなってしまうことも抑制できる。このようにして、ワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。さらに、無線通信を行うための消費電力を低減させることにより、無線通信を行うために発される熱を抑制できる。つまり、放熱効果も向上させることができる。
また、本開示の一形態における給電装置は、給電装置であって、モバイル端末に対してワイヤレスで電力を送電する送電部と、無線通信を行う無線通信部とを備え、前記無線通信部は、前記送電部が前記モバイル端末に対して電力を送電中である場合、前記送電部が電力を送電中でないときに用いる所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、前記無線通信を行う。
ここで、例えば、前記無線通信部は、前記送電部が電力を送電中であり、かつ、前記無線通信の相手が前記モバイル端末である場合に、前記所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、前記無線通信を行ってもよい。
これら構成によれば、無線通信の相手がモバイル端末である場合には、モバイル端末が無線通信に用いる電波強度も低くさせることができ、モバイル端末が無線通信を行うことによる消費する電力を低減させることができる。したがって、モバイル端末の充電効率が下がることを抑制し、不要に充電時間が長くなってしまうことも抑制できる。このようにして、モバイル端末のワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。
さらに、モバイル端末が無線通信を行うための消費電力を低減させることにより、無線通信を行うために発される熱を抑制できる。つまり、放熱効果も向上させることができる。
また、本開示の一形態における給電装置は、給電装置であって、前記給電装置の筺体内に位置し、モバイル端末に対してワイヤレスで電力を送電する送電部と、前記筺体内に位置し、前記モバイル端末を前記筺体の上方の所定の位置で浮上させて維持する第1磁性体であって前記モバイル端末に配された第2磁性体とは異なる磁性を持つ第1磁性体とを備え、前記送電部は、前記筐体内において、前記第1磁性体に対する位置が変更可能である。
この構成によれば、送電コイルを有する送電部の位置を最適位置に移動できるので、モバイル端末におけるワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。さらに、モバイル端末が浮上させた状態で維持されて充電されるので、モバイル端末および給電装置の隙間により、モバイル端末の充電中におけるモバイル端末および給電装置の発熱をより放熱することができる。つまり、この構成によれば、熱効果を促進させ熱による充電効率の低下を抑制することができる。このようにして、モバイル端末におけるワイヤレス給電による充電効率をさらに向上させることができる。
また、本開示の一形態における制御方法は、二次電池を利用して動作するモバイル端末の制御方法であって、前記モバイル端末に、ワイヤレスで電力を受電させ、受電させた電力を前記二次電池に供給する受電ステップと、前記受電ステップにおいて電力を受電中であることを示す表示を前記モバイル端末に行わせる表示ステップと、前記受電ステップにおいて受電する電力の大きさに応じて前記モバイル端末に前記表示を変化させる表示制御ステップとを含む。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータで読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示のモバイル端末等によれば、ワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。
図1は、実施の形態1におけるモバイル端末の充電方法を説明するため図である。 図2は、実施の形態1におけるモバイル端末の構成の一例を示すブロック図である。 図3Aは、実施の形態1におけるモバイル端末の表示部の一例を示す概観図である。 図3Bは、実施の形態1におけるモバイル端末の表示部の一例を示す概観図である。 図4は、図2に示す受電部の詳細構成の一例を示す図である。 図5は、実施の形態1における給電装置の構成の一例を示すブロック図である。 図6は、図5に示す送電部の詳細構成の一例を示す図である。 図7は、実施の形態1における効果を説明するための図である。 図8は、実施の形態1における効果を説明するための図である。 図9は、実施の形態2におけるモバイル端末が充電されている場面の一例を示す図である。 図10Aは、実施の形態2における給電装置のX1−X2断面図の一例を示す図である。 図10Bは、実施の形態2における給電装置のX1−X2断面図の一例を示す図である。 図11は、実施の形態2における給電装置の送電コイルが移動可能であることを概念的に説明するための図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、使用手順、通信手順等は、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図は、必ずしも厳密に図示したものではない。各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
以下では、図面を参照しながら、実施の形態1に係るモバイル端末10および給電装置11の説明を行う。
[構成等]
図1は、実施の形態1におけるモバイル端末10の充電方法を説明するための図である。図1に示すように、給電装置11の上面にモバイル端末10を載置することで、給電装置11とモバイル端末10とを非接続(ワイヤレス)でモバイル端末10の充電を行うことができる。
[モバイル端末10]
モバイル端末10は、二次電池を利用して動作する。モバイル端末10は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット、PDA(Personal Digital Assistant)などであるが、これに限らない。モバイル端末10は、給電装置11に載置されることで給電装置11の送電コイル1121から送電される電力をワイヤレスで受電できる機能を有していれば、スピーカ等の電子機器であってもよい。また、モバイル端末10の形状も図1に示す平板状に限られず、球形状、円盤状などでもよい。また、図1に示すモバイル端末10は、一例として例えばLEDなどインジケータして機能する表示部101を有し、給電装置11から電力を受電中すなわちモバイル端末10の充電中に発光する等でその旨を表示する。なお、表示部101はLEDに限らない。詳細は後述する。
図2は、実施の形態1におけるモバイル端末10の構成の一例を示すブロック図である。図3Aは、実施の形態1におけるモバイル端末10の表示部101の一例を示す概観図である。図3Bは、実施の形態1におけるモバイル端末10の表示部101Aの一例を示す概観図である。
本実施の形態では、モバイル端末10は、例えば図2に示すように、表示部101と、受電部102と、制御部103と、無線通信部106と、二次電池107と、本来機能部108とを備える。なお、表示部101と、無線通信部106とは必須構成でなく、給電装置11との構成との組み合わせで適宜選択されればよい。
<表示部101>
表示部101は、モバイル端末10を給電装置11に載置したときに見える位置に構成される。表示部101は、図3Aに示すようにLEDまたはランプなどで構成されてもよい。また、表示部101は、図3Bの表示部101Aとして示すように、ディスプレイなどで構成されてもよい。いずれにせよ、表示部101は、二次電池107の電力または受電部102からの電力により動作し、受電部102が電力を受電中であることを示す表示を行う。例を挙げると、表示部101がLEDなどで構成される場合には白色などで発光することで電力を受電中であることを示す表示をしてもよい。また、表示部101がディスプレイなどで構成される場合には、示すアイコン、画面の色により電力を受電中であることを示す表示をしてもよい。また、電力を受電中であることを示す表示として、予め定められた電力の大きさを基準とした相対値を示す数値を表示してもよい。
また、表示部101は、表示制御部104の制御により受電部102で受電する電力の大きさに応じて表示を変化させる。
具体的には、表示部101は、受電部102で受電する電力の大きさが所定の値を超えた場合、表示を変化させてもよい。例を挙げると、表示部101は、LEDなどの色、ディスプレイの表示色を変えるなど受電中であることを示していた表示色を変えてもよいし、受電中であることを示していたディスプレイ中のアイコンの大きさを変えてもよい。また、表示部101は、受電中であることを示していたディスプレイに、さらに受電部102で受電する電力の大きさが所定の値を超えた旨を文字列等で表示してもよい。
また、表示部101は、受電部102で受電する電力の大きさが増加している場合と減少している場合で表示を異ならせてもよい。例を挙げると、表示部101がLEDなどで構成されている場合、表示部101は、電力の大きさが増加しているときにはLEDなどの色を緑に、電力の大きさが減少しているときにはLEDなどの色を赤にしてもよい。また、表示部101がディスプレイなどで構成されている場合、表示部101は、電力の大きさが増加しているときには受電中であることを示しているアイコンの大きさを大きくし、電力の大きさが減少しているときにはアイコンの大きさを小さくしてもよい。
また、表示部101は、ディスプレイ等に予め定められた電力の大きさを基準とした相対値を示す数値を示す場合には、受電部102で受電する電力の大きさに応じて表示する数値を変化させてもよい。例を挙げると、モバイル端末10の図示しないメモリ等においてモバイル端末10が十分すなわち最大効率で充電できる電力の大きさを基準として記憶している場合、表示部101は、その基準に対する相対値を表示する数値を、受電部102で受電する電力の大きさに応じて変化させてもよい。
これらのように、表示部101が受電部102で受電する電力の大きさに応じて表示を変化させることで、モバイル端末10のユーザは、給電装置11との関係で最適位置にモバイル端末10を移動させることができ、給電装置11での載置位置を最適化することができる。つまり、モバイル端末10は、表示部101の表示により、最大の充電効率を達成する載置位置に載置されることにより、ワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。
また、表示部101は、モバイル端末10の背面に備えたカメラにて撮影した給電装置11の映像を表示し、かつ、拡張現実(AR)を用いて、給電装置11での最大の充電効率を達成できる載置位置へのガイダンスを表示してもよい。ガイダンスは、例えば、事前に給電装置11について最適位置をモバイル端末10に登録しておき、その情報を基づいて、実際の給電装置11の映像に最適位置の表示をかぶせるような形式であってもよい。
<受電部102>
図4は、図2に示す受電部102の詳細構成の一例を示す図である。
受電部102は、ワイヤレスで電力を受電し、受電した電力を二次電池107に供給する。受電部102は、図2に示すように、例えば受電コイル1021と受電回路1022とを備える。
受電コイル1021は、図1に示す例ではモバイル端末10が給電装置11に載置されたとき、給電装置11側の送電コイル1121と対向する位置となるように配置される。受電コイル1021は、送電コイル1121に交流電流が流れると電磁誘導作用により交流電流が発生する。受電回路1022は、受電コイル1021で発生した交流電流を、不図示の整流部で直流電流に整流し、さらに不図示の安定化電源部で安定化させることで、所望の電圧に安定化させた電力を二次電池107に供給する。
なお、受電コイル1021は、電磁誘導方式により交流電流が発生するとしたが、これに限らず、磁界共鳴方式により交流電流が発生するとしてもよい。
<制御部103>
制御部103は、二次電池107の電力により動作して、無線通信部106および表示部101を制御する。制御部103は、図示しない、ユーザIF(InterFace)デバイスと、CPU(Central Processing Unit)と、メモリとなどにより実現される。本実施の形態では、制御部103は、図2に示すように、表示制御部104と通信制御部105とを備える。
≪表示制御部104≫
表示制御部104は、受電部102で受電する電力の大きさに応じて表示部101の表示を変化させる。具体的には、表示制御部104は、受電部102で受電する電力の大きさが所定の値を超えた場合に、表示部101の表示を変化させてもよいし、受電部102で受電する電力の大きさが増加している場合と減少している場合で表示部101の表示を異ならせてもよい。また、表示制御部104は、表示部101が予め定められた電力の大きさを基準とした相対値を示す数値を示す場合には、受電部102で受電する電力の大きさに応じて、表示部101が表示する数値を変化させてもよい。これにより、モバイル端末10のユーザは、給電装置11との関係で最適位置にモバイル端末10を移動させることができ、給電装置11での載置位置を最適化することができる。このように、モバイル端末10は、表示部101の表示により最大の充電効率を達成する載置位置に載置されることにより、ワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。
≪通信制御部105≫
通信制御部105は、受電部102が電力を受電中である場合、受電部102が電力を受電中でないときに用いる所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、無線通信部106に無線通信を行わせてもよい。さらに、通信制御部105は、受電部102が電力を受電中であり、かつ、無線通信の相手が受電部102に電力を送電している給電装置11である場合に、所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、無線通信部106に無線通信を行わせてもよい。受電部102が電力を受電中すなわちワイヤレス給電中であるときは、モバイル端末10と、無線通信の相手でもある給電装置11に非常に近接していることから、電波強度を十分に下げても無線通信が可能であるからである。
なお、所定の電波強度よりも低い電波強度とは、0dBより大きな電波強度かつ給電装置11と無線通信可能な電波の電波強度のうちで最も小さい電波強度より大きい範囲に含まれる。
これにより、無線通信部106が消費する電力を低減させることができるので、充電効率が下がることを抑制し、不要に充電時間が長くなってしまうことを抑制できる。さらに、モバイル端末10は、無線通信を行うための消費電力を低減することができるので、無線通信を行うために発される熱を抑制できる。つまり、モバイル端末10は、放熱効果も向上させることができる。このようにして、モバイル端末10は、ワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。
<無線通信部106>
無線通信部106は、二次電池107の電力により動作し、無線通信を行う。ここで、無線通信方式は、例えば、Wi‐Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、または反射波伝送方式などである。無線通信部106は、無線通信を行うことで、例えばデータ交換、モバイル端末10が有している映像コンテンツを送信する。無線通信部106の送信先つまり無線通信の相手としては、TV、PCまたは給電装置11等が挙げられる。これによりモバイル端末10が有している映像コンテンツを直接または給電装置11を介してTVまたはPC等に送信でき、モバイル端末10が有するディスプレイより大きい画面で見ることができる。
無線通信部106は、受電部102が電力を受電中である場合、受電部102が電力を受電中でないときに用いる所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、無線通信を行う。ここで、無線通信部106は、受電部102が電力を受電中であり、かつ、無線通信の相手が受電部102に電力を送電している給電装置11である場合に、所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、無線通信を行ってもよい。
<二次電池107>
二次電池107は、一回限りではなく充電を行うことにより電気を蓄えて電池として使用できる、つまり、繰り返し使用することができる充電可能な電池である。本実施の形態では、二次電池107は、受電部102が供給する電力により充電される。また、二次電池107は、その電力を動作電力として表示部101、制御部103、無線通信部106および本来機能部108に供給する。
<本来機能部108>
本来機能部108は、モバイル端末10の本来の機能を発揮する制御を行う。モバイル端末10がスマートフォンであれば、通話機能および通信機能に限らず、WEB閲覧、動画再生、ゲーム、アプリケーション動作など、スマートフォンといわれるものに通常搭載される機能を発揮する制御を行う。本来機能部108は、モバイル端末10がスピーカであれば、音再生機能および通信機能を発揮する制御を行う。このように、本来機能部108は、モバイル端末10が通常搭載される機能を発揮する機能構成部である。
[給電装置11の構成]
給電装置11は、商用電源を利用して動作し、自身に載置されたモバイル端末10に対してワイヤレスで給電(つまり電力を送電)する。給電装置11は、例えば充電器である。給電装置11の形状も図1に示す平板状に限られず、送電コイル1121から電力をワイヤレスでモバイル端末10に送電できる機能を有していれば、円盤状などであってもよい。また、図1に示す給電装置11は、一例として例えばLEDからなる表示部111を有し、電力を送電中すなわちモバイル端末10の充電中に発光する等でその旨を表示する。なお、表示部111はLEDに限らない。詳細は後述する。
図5は、実施の形態1における給電装置11の構成の一例を示すブロック図である。本実施の形態では、給電装置11は、例えば図5に示すように、表示部111と、送電部112と、制御部113と、無線通信部116と、電源部117とを備える。なお、表示部111と、無線通信部116とは必須構成でない。例えば、モバイル端末10で表示部101が構成される場合には表示部111を構成しないとしてもよいし、モバイル端末10で無線通信部106が構成されない場合には、無線通信部116を構成しないとしてもよい。つまり、これら構成は、モバイル端末10が備える構成との組み合わせで適宜選択されればよい。
<表示部111>
表示部111は、例えば図1に示すように、モバイル端末10が給電装置11に載置されても見える位置に、例えばLEDまたはランプなどで構成される。
表示部111は、電源部117の電力により動作し、送電部112が電力を送電中すなわちモバイル端末10が充電中であることを示す表示を行う。表示部111は、例えば白色などで発光することで電力を送電中であることを示す表示をしてもよい。なお、表示部111は、LED等で構成される場合に限らず、ディスプレイなどで構成されてもよい。この場合、表示部101と同様に、アイコン、画面の色により電力を送電中であることを示す表示をしてもよい。また、電力を送電中であることを示す表示として、予め定められた電力の大きさを基準とした相対値を示す数値を表示してもよい。
また、表示部111は、表示制御部114の制御により送電部112で送電する電力の大きさに応じて表示を変化させる。具体的には、表示部111は、送電部112で送電する電力の大きさが所定の値を超えた場合、表示を変化させてもよい。また、表示部111は、送電部112で送電する電力の大きさが増加している場合と減少している場合で表示を異ならせてもよい。また、表示部111は、ディスプレイ等に予め定められた電力の大きさを基準とした相対値を示す数値を示す場合には、送電部112で受電する電力の大きさに応じて表示する数値を変化させてもよい。なお、表示部101と同様の例示を行えるので、具体的な例示については説明を省略する。
これらのように、表示部111が送電部112で送電する電力の大きさに応じて表示を変化させることで、モバイル端末10のユーザは、モバイル端末10を給電装置11との関係での最適位置に移動させることができる。このように、モバイル端末10は、表示部111の表示により最大の充電効率を達成する載置位置に載置されるので、ワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。
<送電部112>
図6は、図5に示す送電部112の詳細構成の一例を示す図である。
送電部112は、電源部117の電力により動作し、モバイル端末10に対してワイヤレスで電力を送電する。送電部112は、図6に示すように、例えば送電コイル1121と送電回路1122とを備える。
送電回路1122は、電源部117から動作電力を受けて、ワイヤレス給電を行うための高周波電力を発生する。送電回路1122は、発生させた高周波電力を、不図示の波形変換回路等を通して送電コイル1121に給電(印加)する。
送電コイル1121は、図1に示す例ではモバイル端末10が給電装置11に載置されたとき、モバイル端末の受電コイル1021と対向する位置となるように配置されている。送電コイル1121は、送電回路1122から給電された高周波電力により、交流電流が流れる。なお、送電コイル1121は、電磁誘導方式により交流電流が発生されてもよいし、磁界共鳴方式により交流電流が発生されてもよい。
<制御部113>
制御部113は、電源部117の電力により動作して、無線通信部116および表示部111を制御する。制御部113は、図示しない、ユーザIF(InterFace)デバイスと、CPU(Central Processing Unit)と、メモリとなどにより実現される。本実施の形態では、制御部113は、図5に示すように、表示制御部114と通信制御部115とを備える。
≪表示制御部114≫
表示制御部114は、送電部112で送電する電力の大きさに応じて表示部111の表示を変化させる。具体的には、表示制御部114は、送電部112で送電する電力の大きさが所定の値を超えた場合に、表示部111の表示を変化させてもよいし、送電部112で受電する電力の大きさが増加している場合と減少している場合で表示部111の表示を異ならせてもよい。また、表示制御部114は、表示部111が予め定められた電力の大きさを基準とした相対値を示す数値を示す場合には、送電部112で受電する電力の大きさに応じて、表示部111が表示する数値を変化させてもよい。これにより、モバイル端末10のユーザは、給電装置11との関係で最適位置にモバイル端末10を移動させることができる。このようにして、モバイル端末10は、表示部111の表示により最大の充電効率を達成する載置位置に載置されるので、ワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。
≪通信制御部115≫
通信制御部115は、送電部112がモバイル端末10に対して電力を送電中である場合、送電部112が電力を送電中でないときに用いる所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、無線通信部116に無線通信を行わせてもよい。さらに、通信制御部115は、送電部112が電力を送電中であり、かつ、無線通信の相手がモバイル端末10である場合に、所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、無線通信部116に無線通信を行わせてもよい。送電部112が電力を送電中すなわちワイヤレス給電中であるときは、給電装置11と、無線通信の相手でもあるモバイル端末10に非常に近接していることから、電波強度を十分に下げても無線通信が可能であるからである。
なお、所定の電波強度よりも低い電波強度とは、0dBより大きな電波強度かつモバイル端末10と無線通信可能な電波の電波強度のうちで最も小さい電波強度より大きい範囲に含まれる。
これにより、無線通信の相手がモバイル端末10である場合には、モバイル端末10が無線通信に用いる電波強度も低くさせることができ、モバイル端末10が無線通信を行うことによる消費する電力を低減させることができる。したがって、モバイル端末10の充電効率が下がることを抑制し、不要に充電時間が長くなってしまうことも抑制できる。さらに、モバイル端末10が無線通信を行うための消費電力を低減させることにより、モバイル端末10が無線通信を行うために発される熱を抑制できる。つまり、放熱効果も向上させることができる。このようにして、モバイル端末10のワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。
<無線通信部116>
無線通信部116は、電源部117が提供する電力により動作し、無線通信を行う。ここで、無線通信方式は、例えば、上述したように、Wi‐Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、または反射波伝送方式などである。無線通信部116は、モバイル端末10およびモバイル端末10以外のTV、PCなどの機器と同時に無線通信を行うことができる。例えば、無線通信部116は、Bluetooth(登録商標)によりモバイル端末10と無線通信するとともに、TV等とWi‐Fi(登録商標)で無線通信してもよい。つまり、無線通信部116は、モバイル端末10のデータ交換、モバイル端末10が有している映像コンテンツの送信の中継機能を有するため。無線通信部106の送信先つまり無線通信の相手としては、TV、PCまたは給電装置11等が挙げられる。これによりモバイル端末10が有している映像コンテンツを直接または給電装置11を介してTVまたはPC等に送信でき、モバイル端末10が有するディスプレイより大きい画面で見ることができる。
無線通信部116は、送電部112がモバイル端末10に対して電力を送電中である場合、送電部112が電力を送電中でないときに用いる所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、無線通信を行う。ここで、無線通信部116は、送電部112が電力を送電中であり、かつ、無線通信の相手がモバイル端末10である場合に、所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、無線通信を行ってもよい。
<電源部117>
電源部117は、商用電源に接続可能なACケーブルを有する。電源部117は、商用電源からの交流電流(AC)を直流電力(DC)に変換し、動作電力として、表示部111、制御部113および無線通信部116に供給する。
[効果等]
図7および図8は、実施の形態1における効果を説明するための図である。
図7に示すように、例えばモバイル端末10は、受電する電力の大きさに応じて表示部101の表示を変化させる。または、図8に示すように、給電装置11は、送電する電力の大きさに応じて表示部111の表示を変化させる。したがって、モバイル端末10のユーザは、表示部101または表示部111の変化を見ることで、給電装置11との関係で最適位置にモバイル端末10を移動させることができ、給電装置11での載置位置を最適化することができる。つまり、モバイル端末10のユーザは、表示部101または表示部111の変化を見ることで、モバイル端末10の充電効率を最大にする載置位置であるスィートスポットの探索を行えることができる。このようにして、モバイル端末10は、表示部101または表示部111の表示により探索したスィートスポットに載置されることにより、ワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。
ここで、モバイル端末10が無線通信により映像コンテンツ等を給電装置11を介してまたは直接にTV等に送信しているときに、ユーザにより給電装置11に載置されて充電中になったとする。この場合、給電装置11またはモバイル端末自身の制御により、モバイル端末10に、充電中でないときに用いる所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて無線通信を行わせる。これにより、モバイル端末10が消費する電力を低減させることができるので、充電効率が下がることを抑制し、不要に充電時間が長くなってしまうことも抑制できる。つまり、モバイル端末10のワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。さらに、モバイル端末10が無線通信を行うための消費電力を低減することができるので、無線通信を行うために発される熱を抑制できる。つまり、モバイル端末10の放熱効果も向上させることができる。
以上のように、本実施の形態のモバイル端末10および給電装置11によれば、モバイル端末10におけるワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。
なお、上記では、モバイル端末10または給電装置11の構成により、モバイル端末10におけるワイヤレス給電による充電効率をより向上させることを実現させたが、これに限らない。すなわち、モバイル端末10の制御方法により、モバイル端末10におけるワイヤレス給電による充電効率をより向上させてもよい。当該制御方法には、二次電池を利用して動作するモバイル端末10の制御方法であって、モバイル端末10に、ワイヤレスで電力を受電させ、受電させた電力を二次電池107に供給する受電ステップと、受電ステップにおいて電力を受電中であることを示す表示をモバイル端末10に行わせる表示ステップと、受電ステップにおいて受電する電力の大きさに応じてモバイル端末10に当該表示を変化させる表示制御ステップとを含む。
(実施の形態2)
実施の形態1では、給電装置11の上面にモバイル端末10を載置することで、モバイル端末10が充電される場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。モバイル端末を給電装置11の上方に、浮かせた状態に維持することで、モバイル端末が充電されてもよい。以下、この場合を実施の形態2として説明する。なお、以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
[構成等]
図9は、実施の形態2におけるモバイル端末20が充電されている場面の一例を示す図である。図9には、給電装置21の上方にモバイル端末20を浮かせた状態に維持することで、非接続(ワイヤレス)の給電装置21からモバイル端末20の充電が行われている場面が示されている。
[モバイル端末20]
モバイル端末20は、図9に示すように、実施の形態1のモバイル端末10に対して、形状が異なり、給電装置21の筺体の上方の所定の位置で浮かせた状態に維持される点が異なる。具体的には、モバイル端末20は、図9に示されるようにその形状が球形であるが、これに限らず、円盤状でもよいし、半球状でもよい。つまり、モバイル端末20の形状は、給電装置21の筺体の上方の所定の位置で浮かせた状態に維持される形状であればよい。また、モバイル端末20は、給電装置21の筺体の上方の所定の位置で浮かせた状態にするために配された第2磁性体(不図示)を有する。ここで、第2磁性体は例えば永久磁石からなり、モバイル端末20の内部に搭載されていてもよいし、ホルダによりモバイル端末20に装着されるとしてもよい。
なお、その他の構成は、二次電池を利用して動作する等も含めてモバイル端末10と同様であるので説明を省略する。もちろん、表示部101と、無線通信部106とは必須構成でなく、給電装置21との構成との組み合わせで適宜選択されればよい点も同様である。
[給電装置21]
給電装置21は、図9に示すように、実施の形態1の給電装置11に対して、モバイル端末20を給電装置21の筺体の上方の所定の位置で浮かせた状態に維持することができる点、少なくとも送電コイル1121が移動可能である点が異なる。具体的には、給電装置21は、自身の筺体の上方の所定の位置でモバイル端末20を浮かせた状態に維持するために配された第1磁性体218を有する。また、給電装置21は、例えばスライダ112a、112bといった少なくとも送電コイル1121が移動可能とするための機構を有する。なお、その他の構成は、給電装置11と同様であるので説明を省略するが、表示部111と、無線通信部116とは必須構成でなく、モバイル端末20との構成との組み合わせで適宜選択されればよい。
図10Aおよび図10Bは、実施の形態2における給電装置21のX1−X2断面図の一例を示す図である。図11は、実施の形態2における給電装置21の送電コイル1121が移動可能であることを概念的に説明するための図である。
第1磁性体218は、例えば永久磁石からなり、モバイル端末20に配された第2磁性体とは異なる磁性を持つ。そして、第1磁性体218は、モバイル端末20を筺体の上方の所定の位置で浮上させて維持する。
ここで、第1磁性体218は、図10Aに示すように、上方からみて、送電コイル1121の内側に構成されるとしてもよい。また、第1磁性体218は、図10Bに示すように、上方からみて、送電コイル1121の外側の少なくとも3点以上に配されるように構成されるとしてもよい。もちろん、送電コイル1121の外側において円状に配されてもよい。いずれにせよ、第1磁性体218は、モバイル端末20を筺体の上方の所定の位置で浮上させて維持させることができれば、その配置、配列、形状は問わない。また、所定の位置とは、モバイル端末20と給電装置21との位置より具体的には、モバイル端末20の受電コイルと給電装置21の送電コイルとの位置、間隔が最適化された位置であり、モバイル端末20に対するワイヤレス給電による充電効率が最大の位置である。
スライダ112a、112bは、少なくとも送電コイル1121を含む送電部112を移動可能とするための機構である。換言すると、送電部112は、給電装置21の筐体内において、第1磁性体に対する位置が変更可能である。
より具体的には、スライダ112a、112bは、例えば図9および図11に示すように、給電装置21の側方に物理的に移動可能に配され、少なくとも送電コイル1121を含む送電部112を第1磁性体に対して移動可能にする。例えば第1磁性体218が、モバイル端末20を浮上させて維持させた筺体の上方の所定の位置にずれが生じ、モバイル端末20に対するワイヤレス給電による充電効率が最大の位置ではない場合がある。この場合、スライダ112a、112bを移動させることで、少なくとも送電コイル1121を第1磁性体に対して移動させることができ、モバイル端末20の受電コイルと給電装置21の送電コイルとの位置を最適化した位置とすることができる。つまり、給電装置21はスライダ112a、112bを備えることで、モバイル端末20のユーザは、表示部101または表示部111の変化を見ながら、モバイル端末20の充電効率が最大の位置となるように所定の位置を調整することができる。
なお、スライダ112a、112bは、少なくとも送電コイル1121を第1磁性体に対して移動可能にできるものであればよいが、送電コイル1121を含む送電部112を移動可能にすることで、送電コイル1121の位置を第1磁性体に対して調整できればよい。
[効果等]
以上のように、本実施の形態のモバイル端末20および給電装置21によれば、送電コイル1121の位置を移動可能とする機構を有することで、モバイル端末20の充電効率が最大の位置となるように所定の位置を調整することができる。つまり、モバイル端末20におけるワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。
さらに、本実施の形態のモバイル端末20および給電装置21によれば、モバイル端末20が浮上させた状態で維持されて充電される。これにより、モバイル端末20および給電装置21の隙間(gap)により、モバイル端末20の充電中におけるモバイル端末20および給電装置21の発熱をより逃がしたり(放熱したり)、給電装置21の熱をモバイル端末20に伝達することを防ぐことができ。つまり、モバイル端末2に対する熱による充電効率の低下を抑制することができる。
以上のように、本実施の形態のモバイル端末20および給電装置21によれば、モバイル端末10におけるワイヤレス給電による充電効率をより向上させることができる。
以上、本開示の態様に係るモバイル端末および給電装置について、実施の形態等に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本開示の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本開示の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本開示に含まれる。
また、以下に示す形態も、本開示の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
(1)上記の信号処理装置を構成する構成要素の一部は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムであってもよい。前記RAMまたはハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(2)上記の信号処理装置を構成する構成要素の一部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(3)上記の信号処理装置を構成する構成要素の一部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカードまたは前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカードまたは前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、前記ICカードまたは前記モジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(4)また、上記の信号処理装置を構成する構成要素の一部は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号をコンピュータで読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、上記の信号処理装置を構成する構成要素の一部は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
(5)本開示は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
(6)また、本開示は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムにしたがって動作するとしてもよい。
(7)また、前記プログラムまたは前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、または前記プログラムまたは前記デジタル信号を、前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(8)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本開示は、携帯電話、スマートフォン、タブレット、スピーカ等ワイヤレス給電を行うモバイル端末、給電装置等に利用できる。
10、20 モバイル端末
11、21 給電装置
101、101A、111 表示部
102 受電部
103、113 制御部
104、114 表示制御部
105、115 通信制御部
106、116 無線通信部
107 二次電池
108 本来機能部
112 送電部
112a、112b スライダ
117 電源部
218 第1磁性体
1121 送電コイル
1122 送電回路

Claims (10)

  1. 二次電池を利用して動作するモバイル端末であって、
    ワイヤレスで電力を受電し、受電した電力を前記二次電池に供給する受電部と、
    前記受電部が電力を受電中であることを示す表示を行う表示部と、
    前記受電部で受電する電力の大きさに応じて表示部の前記表示を変化させる表示制御部とを備える、
    モバイル端末。
  2. 前記表示制御部は、
    前記受電部で受電する電力の大きさが所定の値を超えた場合に、前記表示部の前記表示を変化させる、
    請求項1に記載のモバイル端末。
  3. 前記表示制御部は、前記受電部で受電する電力の大きさが増加している場合と減少している場合で前記表示部の前記表示を異ならせる、
    請求項1に記載のモバイル端末。
  4. 前記表示部は、前記表示として、予め定められた電力の大きさを基準とした相対値を示す数値を表示し、
    前記表示制御部は、前記受電部で受電する電力の大きさに応じて、前記表示部が表示する前記数値を変化させる、
    請求項1に記載のモバイル端末。
  5. 二次電池を利用して動作するモバイル端末であって、
    ワイヤレスで電力を受電し、受電した電力を前記二次電池に供給する受電部と、
    無線通信を行う無線通信部とを備え、
    前記無線通信部は、前記受電部が電力を受電中である場合、前記受電部が電力を受電中でないときに用いる所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、前記無線通信を行う、
    モバイル端末。
  6. 前記無線通信部は、
    前記受電部が電力を受電中であり、かつ、前記無線通信の相手が前記受電部に電力を送電している給電装置である場合に、前記所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、前記無線通信を行う、
    請求項5に記載のモバイル端末。
  7. 給電装置であって、
    モバイル端末に対してワイヤレスで電力を送電する送電部と、
    無線通信を行う無線通信部とを備え、
    前記無線通信部は、前記送電部が前記モバイル端末に対して電力を送電中である場合、前記送電部が電力を送電中でないときに用いる所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、前記無線通信を行う、
    給電装置。
  8. 前記無線通信部は、
    前記送電部が電力を送電中であり、かつ、前記無線通信の相手が前記モバイル端末である場合に、前記所定の電波強度よりも低い電波強度の電波を用いて、前記無線通信を行う、
    請求項7に記載の給電装置。
  9. 給電装置であって、
    前記給電装置の筺体内に位置し、モバイル端末に対してワイヤレスで電力を送電する送電部と、
    前記筺体内に位置し、前記モバイル端末を前記筺体の上方の所定の位置で浮上させて維持する第1磁性体であって前記モバイル端末に配された第2磁性体とは異なる磁性を持つ第1磁性体とを備え、
    前記送電部は、前記筐体内において、前記第1磁性体に対する位置が変更可能である、
    給電装置。
  10. 二次電池を利用して動作するモバイル端末の制御方法であって、
    前記モバイル端末に、ワイヤレスで電力を受電させ、受電させた電力を前記二次電池に供給する受電ステップと、
    前記受電ステップにおいて電力を受電中であることを示す表示を前記モバイル端末に行わせる表示ステップと、
    前記受電ステップにおいて受電する電力の大きさに応じて前記モバイル端末に前記表示を変化させる表示制御ステップとを含む、
    制御方法。
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