JPWO2019111762A1 - 衝撃吸収部材 - Google Patents

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簡素な構成で、強力で安定的な打撃をサポートできる衝撃吸収部材を提供する。衝撃吸収部材は、可撓性のシート状体から形成される本体部と、前記本体部に配設される複数の開口孔から形成され、一の開口孔に着用者の親指を挿通すると共に、少なくとも他の開口孔に着用者の人指し指を挿通して嵌合可能な指嵌合部と、を備える。

Description

本発明は、各種の作業用具のグリップに取り付けて衝撃を吸収する衝撃吸収部材に関し、特に優れた衝撃吸収性及び高い固定性を発揮する衝撃吸収部材に関する。
向かってくるボールをバットやラケット等のスポーツ用具で打ち返す各種のスポーツでは、強いボールを打ち返すことや、早いボールを打ち返すことが、競技で勝利を収めるために重要なファクターとなっている。そのため、このようなスポーツでは、打者(選手)がその手に力を込められるように、スポーツ用具のグリップ(握り部分)と手とがしっかりと固定されることが求められている。さらに、打球時の手の負担をやわらげるために、打球時の衝撃を抑えることも求められている。
このようなスポーツの主要なものの一つとしては、野球があり、上記スポーツ用具としては、野球バットが相当する。野球における打者が野球バットを用いて力強い打球を飛ばすためには、打点時の衝撃に負けないように、しっかりとグリップに手を固定すると共に打球時の衝撃を抑えることによって、高い打撃力と打球にジャストミートする確率を共に高めることが重要である。この他にも、競技人口が多いスポーツとして、テニスがあり、上記スポーツ用具としては、テニスラケットが相当する。
従来から、例えばスポーツ用具である野球バットを持つ手に着用する各種の衝撃吸収部材が提案されている。
従来の衝撃吸収部材としては、例えば、衝撃吸収材料から作製され、バッターの親指にフィットするように合わせられた環部分およびバッターの親指と人差し指との間の掌領域をクッションで覆うための付属物を有する本体、を備えるバッティングパッドがある(例えば、特許文献1参照)。
特表2003−527179号公報
しかし、従来の衝撃吸収部材では、例えば、上記特許文献1のように、着用者の親指にフィットするように合わせられた環部分およびバッターの親指と人差し指との間の掌領域をクッションで覆うものがあるが、打撃時に手に伝わる衝撃力の大きさによっては、親指のみで固定されたバッティングパッドがぐらつき易くなり、当該固定が不安定となり、バッティングパッドを安定的に固定するための力を別途加えなければならなくなるという追加的な力の入れ方や動きが必要となってしまい、打撃時の安定性を低下させてしまうという課題がある。
このように、従来の衝撃吸収部材では、着用者に強力で安定的な打撃をサポートできるものは未だ見当たらない。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、簡素な構成で、安定的な打撃をサポートできる衝撃吸収部材の提供を目的とする。
本願に開示する衝撃吸収部材は、可撓性のシート状体から形成される本体部と、前記本体部に配設される複数の開口孔から形成され、一の開口孔に着用者の親指を挿通すると共に、少なくとも他の開口孔に着用者の人指し指を挿通して嵌合可能な指嵌合部と、を備える構成である。
このように、可撓性のシート状体から形成される本体部と、前記本体部に配設される複数の開口孔から形成され、一の開口孔に着用者の親指を挿通すると共に、少なくとも他の開口孔に着用者の人指し指を挿通して嵌合可能な指嵌合部と、を備えることから、複数の指(例えば、親指と人差し指など)が確実に固定され、複数の指の間でスポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具をしっかりと固定できることとなり、打球時の安定性が高められ、スポーツ用具や各種作業用具から手に伝わる衝撃が抑制されると共に、スポーツ用具や各種作業用具に効率よく強い力を伝えることができる。
本願に開示する衝撃吸収部材は、必要に応じて、前記本体部の両端部が、異なる面積を有する構成である。このように、前記本体部の両端部が、異なる面積を有することから、最も力強くスポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具を握る指周辺を重点的に支えると共に、ある程度の可動範囲を必要とする指周辺を必要最低限の厚みで覆うことが可能となり、手にフィットした強固な固定感が得られ、強度と固定性を両立したバランスの良い握りを実現することができ、スポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具から手に伝わる衝撃が抑制されると共に、スポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具に効率よく強い力を伝えることができる。
また、本願に開示する衝撃吸収部材は、必要に応じて、前記本体部が、各開口孔間の中間領域のうちの少なくとも1つに衝撃吸収材を有するものである。このように、前記本体部が、各開口孔間の中間領域のうちの少なくとも1つに衝撃吸収材を有することから、スポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具から最も強い衝撃を受ける指間の中間領域で、当該衝撃が吸収されやすくなることとなり、スポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具から手に伝わる衝撃が抑制されると共に、強度と固定性を両立したバランスの良い握りを実現することができ、スポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具に効率よく強い力を伝えることができる。
また、本願に開示するグリップ用テープは、必要に応じて、前記本体部が、多層構造のシート状体から形成されるものである。このように、前記本体部が、多層構造のシート状体から形成されることから、当該多層構造により形成される厚みによって、さらに衝撃が吸収されやすくなることとなり、スポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具から手に伝わる衝撃が抑制されると共に、強度と固定性を両立したバランスの良い握りを実現することができ、スポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具に効率よく強い力を伝えることができる。
また、本願に開示するグリップ用テープは、必要に応じて、前記本体部が、着用者の手の掌側よりも手の甲側が厚いものである。このように、前記本体部が、前記本体部が、着用者の手の掌側よりも手の甲側が厚いことから、当該厚みによって、スポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具から手に伝わる衝撃を受け易い指間領域での衝撃が吸収されやすくなることとなり、スポーツ用具や各種作業用具から手に伝わる衝撃がさらに抑制されると共に、強度と固定性を両立したバランスの良い握りを実現することができ、スポーツ用具や各種作業用具に効率よく強い力を伝えることができる。
本発明の第1の実施形態に係る衝撃吸収部材の構成図を示す。 本発明の第1の実施形態に係る衝撃吸収部材の着用状態を表す説明図を示す。 本発明の第1の実施形態に係る衝撃吸収部材の構成図を示す。 本発明の第2の実施形態に係る衝撃吸収部材の構成図を示す。 本発明の第3の実施形態に係る衝撃吸収部材の構成図を示す。 本発明の第4の実施形態に係る衝撃吸収部材の構成図を示す。 本発明の第5の実施形態に係る衝撃吸収部材の構成図を示す。 本発明の第5の実施形態に係る衝撃吸収部材の構成図を示す。 本発明の第5の実施形態に係る衝撃吸収部材の構成図を示す。 本発明のその他の実施形態に係る衝撃吸収部材の構成図を示す。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る衝撃吸収部材を図1および図2を用いて説明する。
第1の実施形態に係る衝撃吸収部材は、図1(a)に示すように、可撓性の横長のシート状体から形成される本体部1と、前記本体部1の横長方向(一の端部Aから他の端部B)に沿って配設される複数の円形状の開口孔2aおよび開口孔2bから形成され、この開口孔2aおよび開口孔2bに着用者の一又は複数の指を挿通し嵌合可能な指嵌合部2と、を備える構成である。
この本体部1は、可撓性の横長のシート状体から形成され、例えば、図1(a)に示すように、長方形状とすることができる。このシート状体の材質としては、可撓性を有する素材、すなわち弾性変形をしやすい素材であれば特に限定されないが、合皮、動物皮、ポリエステルなどの合成樹脂、およびゴム材料などを用いることができ、例えば、合皮やポリエステルを用いることができる。
この本体部1は、その大きさとしては、特に限定されないが、この開口孔2aおよび開口孔2bに嵌合させる指が親指と人差し指の場合には、親指と人差し指の間の平均的な長さを考慮して、例えば、縦の長さを約10cm、横の長さを約20cmとすることができる。また、図1(b)に示すように、この一の端部Aおよび他の端部Bの両端部を曲線形状とすることも可能であり、着用した手に対して、柔らかい感触で当接されることとなり、使用感を向上させることができる。勿論、両端部のみを曲線形状とすることの他にも、この一の端部Aおよび他の端部Bのうちの一方の端部のみを曲線形状とすることも可能である。
この指嵌合部2の開口孔2aおよび開口孔2bに嵌合させる指については、スポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具をしっかりと固定するという観点から、親指と人差し指とすることが好適であるが、この指の組み合わせに限定されない。例えば、親指と中指、親指と薬指、親指と小指、人差し指と中指、人差し指と薬指、人差し指と小指、中指と薬指、中指と小指、薬指と小指のいずれかを、この開口孔2aおよび開口孔2bに嵌合させる構成とすることも可能である。
この開口孔2aおよび開口孔2bの形状は、円形状であれば特に限定されないが、楕円形状とすることも可能である。この開口孔2aおよび開口孔2bの内径は、特に限定されないが、着用者の指を挿通し嵌合し易いという点から、約5cm程度とすることができる。
本実施形態に係る衝撃吸収部材の着用例としては、図2(a)に示すように、着用者の手100の親指101に開口孔2aを嵌合し、人差し指102に開口孔2bを嵌合して、着用者の手100に対して固定し着用することができる。
本実施形態に係る衝撃吸収部材は、図2(b)に示すように、スポーツ用具や各種作業用具の一例として、例えば、野球バット200のグリップを手100で握った際に、手100とグリップとの間に挟まれた位置に固定され、野球ボールの打撃時には、野球バット200から手100に伝わる衝撃を効果的に吸収する。
このように、本実施形態に係る衝撃吸収部材は、可撓性の横長のシート状体から形成される本体部1と、この本体部1の横長方向に沿って配設される複数の円形状の開口孔2aおよび開口孔2bから形成され、この開口孔2aおよび開口孔2bに着用者の一又は複数の指を挿通し嵌合可能な指嵌合部と、を備えることから、複数の指(例えば、親指と人差し指など)が確実に固定され、複数の指の間でスポーツ用具(例えば、野球バット200)や各種作業用具をしっかりと固定できることとなり、打球時の安定性が高められ、スポーツ用具や各種作業用具から手に伝わる衝撃が抑制されると共に、スポーツ用具や各種作業用具に効率よく強い力を伝えることができる。
なお、上記実施形態では、複数の円形状の開口孔として、開口孔2aおよび開口孔2bの2つが配設される構成としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、図3(a)に示すように、複数の円形状の開口孔として、開口孔2a、開口孔2b、および開口孔2cの3つが配設される構成とすることができる。これらの開口孔に嵌合する指の組み合わせとしては、「親指、人差し指、および中指」、「親指、人差し指、および薬指」、「親指、人差し指、および小指」、「親指、中指、および薬指」、「親指、中指、および小指」、「親指、薬指、および小指」、「人差し指、中指、および薬指」、「人差し指、中指、および小指」、「人差し指、薬指、および小指」、「中指、薬指、および小指」を挙げることができる。
また、例えば、図3(b)に示すように、複数の円形状の開口孔として、開口孔2a、開口孔2b、開口孔2c、および開口孔2dの4つが配設される構成とすることも可能である。これらの開口孔に嵌合する指の組み合わせとしては、「親指、人差し指、中指、および薬指」、「親指、人差し指、中指、および小指」、「親指、人差し指、薬指、および小指」、「親指、中指、薬指、および小指」、「人差し指、中指、薬指、および小指」を挙げることができる。
また、例えば、図3(c)に示すように、複数の円形状の開口孔として、開口孔2a、開口孔2b、開口孔2c、開口孔2d、および開口孔2eの5つが配設される構成とすることも可能である。これらの開口孔に嵌合する指の組み合わせとしては、「親指、人差し指、中指、薬指、および小指」である。
なお、上記では、この指嵌合部2は、上記の開口孔1つあたり1つの指を挿通して嵌合させる構成としたが、この構成に限定されるものではなく、上記の開口孔1つあたり複数の指を挿通して嵌合させることも可能である。例えば、図3(d)に示すように、この開口孔2aには親指101を嵌合させると共に、この開口孔2bには人差し指102と中指103の2つの指を嵌合させる構成も可能である。
このように、本実施形態に係る衝撃吸収部材は、用途に応じた数の円形状の開口孔を配設することができ、様々なスポーツに適した開口孔を有して構成することができ、野球用やテニス用のスポーツ用具や各種作業用具に利用することが可能となる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態に係る衝撃吸収部材を図4を用いて説明する。
第2の実施形態に係る衝撃吸収部材は、第1の実施形態と同様に、前記本体部1と、前記指嵌合部2と、前記開口孔2aと、前記開口孔2bと、を備え、さらに、図4(a)に示すように、前記本体部1の両端部が、異なる面積を有する構成として、前記本体部1が、前記一の端部A側が前記他の端部B側より広い面積を有する構成である。
この本体部1の形状としては、前記本体部1の両端部が、異なる面積を有する構成であれば特に限定されない。例えば、図4(b)に示すように、この本体部1の形状としては、周囲を曲面形状としてもよく、より好ましくは、しずく形状(涙滴形状)であり、握った際の掌にフィットしやすくさらに固定感を高めることができる。
このように、前記本体部1が、前記一の端部A側が前記他の端部B側より広い面積を有することから、例えば、開口孔2aに親指を嵌合すると共に開口孔2bに人差し指を嵌合する場合には、最も力強くスポーツ用具(例えば、野球バット200)や各種作業用具を握る親指周辺を重点的に支えると共に、ある程度の可動範囲を必要とする人差し指周辺を必要最低限の厚みで覆うことによって、手との強固な固定感が得られ、強度と固定性を両立したバランスの良い握りを実現することができ、スポーツ用具や各種作業用具から手に伝わる衝撃が抑制されると共に、スポーツ用具や各種作業用具に効率よく強い力を伝えることができる。
なお、各開口孔に嵌合する指については、上記で例示した開口孔2aに親指を嵌合し開口孔2bに人差し指を嵌合する場合に限定されず、例えば、開口孔2aに人差し指を嵌合すると共に開口孔2bに中指を嵌合するなど様々に可能である。
なお、上記実施形態では、複数の円形状の開口孔として、この開口孔2aおよび開口孔2bの2つが配設される構成としたが、この構成に限定されるものではなく、上述した第1の実施形態と同様に、複数の円形状の開口孔として、前記開口孔2a〜2eのうちの3つ以上が配設される構成とすることも可能である。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態に係る衝撃吸収部材を図5を用いて説明する。
第3の実施形態に係る衝撃吸収部材は、第1の実施形態と同様に、前記本体部1と、前記指嵌合部2と、前記開口孔2aと、前記開口孔2bと、を備え、さらに、図5(a)に示すように、前記本体部1が、各開口孔間(前記開口孔2aと前記開口孔2bとの間)の中間領域3に衝撃吸収材を有する構成である。
この衝撃吸収材としては、特に限定されないが、例えば、ゴム材料、ゲル材料、ウレタン素材、スポンジ素材など、衝撃を吸収可能な各種の部材を用いることができる。
このように、前記開口孔2aと前記開口孔2bとの間の中間領域3が、衝撃吸収材を有することから、例えば、開口孔2aに親指を嵌合すると共に開口孔2bに人差し指を嵌合する場合には、スポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具から最も強い衝撃を受ける親指と人差し指との間の中間領域3で、当該衝撃が吸収されやすくなることとなり、スポーツ用具や各種作業用具から手に伝わる衝撃が抑制されると共に、強度と固定性を両立したバランスの良い握りを実現することができ、スポーツ用具や各種作業用具に効率よく強い力を伝えることができる。
なお、各開口孔に嵌合する指については、上記で例示した開口孔2aに親指を嵌合し開
口孔2bに人差し指を嵌合する場合に限定されず、例えば、開口孔2aに人差し指を嵌合
すると共に開口孔2bに中指を嵌合するなど様々に可能である。
なお、上記実施形態では、複数の円形状の開口孔として、開口孔2aおよび開口孔2bの2つが配設される構成としたが、この構成に限定されるものではなく、上述した第1の実施形態と同様に、複数の円形状の開口孔として、開口孔2a〜2eのうちの3つ以上が配設される構成とすることができる。
例えば、3つの開口孔を備える場合として、図5(b)に示すように、前記開口孔2aと、前記開口孔2bと、前記開口孔2cと、を備え、前記本体部1が、各開口孔間(前記開口孔2aと前記開口孔2bとの間、および、前記開口孔2bと前記開口孔2cとの間)の中間領域3(すなわち、前記開口孔2aと前記開口孔2bとの間の中間領域3a、および、前記開口孔2bと前記開口孔2cとの間の中間領域3b)のうちの少なくとも1つに衝撃吸収材を有する構成とすることも可能である。例えば、この中間領域3aと中間領域3bの両方に衝撃吸収材を有することも可能であり、また、この中間領域3aと中間領域3bの一方に衝撃吸収材を有することも可能であり、用途に応じて自在に衝撃吸収材を適用することが可能となる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態に係る衝撃吸収部材を図6を用いて説明する。
第4の実施形態に係る衝撃吸収部材は、第1の実施形態と同様に、前記本体部1と、前記指嵌合部2と、前記開口孔2aと、前記開口孔2bと、を備え、さらに、図6(a)に示すように、前記本体部1が、前記シート状体1aと前記シート状体1bの多層構造のシート状体から形成される構成である。
また、図6(b)に示すように、前記シート状体1aと前記シート状体1bの外周縁に、縁取り部11を設けることも可能であり、この場合には、前記本体部1が傷みやすい外周縁が強固に補強されることとなり、より強度を高めることができる。
このように、前記本体部1が、前記シート状体1aと前記シート状体1bの多層構造のシート状体から形成されることから、当該多層構造により形成される厚みによって、さらに衝撃が吸収されやすくなることとなり、スポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具から手に伝わる衝撃が抑制されると共に、強度と固定性を両立したバランスの良い握りを実現することができ、スポーツ用具や各種作業用具に効率よく強い力を伝えることができる。
なお、上記実施形態では、複数の円形状の開口孔として、開口孔2aおよび開口孔2bの2つが配設される構成としたが、この構成に限定されるものではなく、上述した第1の実施形態と同様に、複数の円形状の開口孔として、開口孔2a〜2eのうちの3つ以上が配設される構成とすることができる。
なお、上記の各実施形態に係る衝撃吸収部材では、対象とする球技として野球を例示して挙げたが、野球に限定されるものではなく、ボールをバットやラケット等のスポーツ用具で打撃する各種の球技に適用することができ、例えば、ゴルフクラブ、テニスラケット、ゲートボールラケット、ホッケーラケット、アイスホッケーラケット、ポロラケットなどに対しても幅広く適用することができ、バットやラケットなどの球具から手に伝わる衝撃が抑制されると共に、強度と固定性を両立したバランスの良い握りを実現することができ、球具に効率よく強い力を伝えることができる。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態に係る衝撃吸収部材を図7および図8を用いて説明する。
第5の実施形態に係る衝撃吸収部材は、第1の実施形態と同様に、前記本体部1と、前記指嵌合部2と、前記開口孔2aと、前記開口孔2bと、を備え、さらに、図7(a)に示すように、前記本体部1が、着用者の手の掌側Dよりも手の甲側Cに厚み部分12が構成される構成である。図7(a)に示すように、着用者の右手のうち例えば開口孔2aに親指を嵌合して開口孔2bに人指し指を嵌合した場合に、着用者の手の掌側Dよりも手の甲側C側に厚み部分12が構成される。この厚み部分12は、片面であっても、両面であってもよい。片面の場合には、表面であっても、裏面であってもよい。また、この厚み部分12は、どのように厚みを形成しても制限されず、例えば、段差があっても、急峻な傾斜であっても、なだらかな傾斜であってもよく、例えば、図7(a)に示すように、段差を設けることによって形成することができる。この段差が着用者の手のストッパーとして作用することとなり、スポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具から手に伝わる衝撃を受け易い指間領域での衝撃が吸収されやすくなることとなる。
また、図7(b)に示すように、厚み部分12上にさらに凸部12aを配置した構成によって、さらなる厚さを形成することができ、さらにスポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具から手に伝わる衝撃を受け易い指間領域での衝撃が吸収されやすくなることとなる。また、商品名やマークなどを表示するエンボス文字を用いて凸部12aを構成することによって、外観的にも商品の宣伝効果を発揮することが可能となる。
このように、段差を設けることによって厚み部分12を形成することができ、この場合には、この段差がストッパーとして作用することとなり、着用者の手をしっかりと固定することができき、特に野球などの飛距離を出すような1回あたりの衝撃が強いスポーツに適するものとなる。
一例として、第5の実施形態に係る衝撃吸収部材の構成図を図8に示す。図8に示すように、着用者の手の掌側よりも手の甲側に厚み部分12が構成される(BーB’断面図)。
さらに、本体部1の両端側(開口孔2aと開口孔2bの外側)にも端部厚み部分12bを配設することもでき(AーA’断面図)、この端部厚み部分12bによって、衝撃吸収部材と着用者の手との装着強度をさらに増大させることとなり、強い衝撃を受けた場合にも、その衝撃によって本衝撃吸収部材が手から外れることなく、よりしっかりと着用者の手を固定することが可能となる。
また、厚み部分12について、上記のように段差を設けることで形成することの他に、図9(a)および(b)に示すように、厚み部分12に段差を設けずに、図9(b)に示すようになだらかな傾斜面を設けることで形成することも可能である(CーC’断面図)。この場合には、このなだらかな傾斜面によって着用者の手が低負荷状態を維持して緩やかに固定されることとなり、特にショットを継続的に繰り返し手が衝撃を受け続けるテニスなどのスポーツに適するものとなる。
また、本実施形態に係るグリップ用テープは、このように、前記本体部1が、着用者の手の掌側よりも手の甲側が厚いことから、当該厚みによって、スポーツ用具(例えば、野球バットやテニスラケット)や各種作業用具から手に伝わる衝撃を受け易い指間領域での衝撃が吸収されやすくなることとなり、スポーツ用具や各種作業用具から手に伝わる衝撃が抑制されると共に、強度と固定性を両立したバランスの良い握りを実現することができ、スポーツ用具や各種作業用具に効率よく強い力を伝えることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記の各実施形態に係る衝撃吸収部材では、前記本体部1は横長の形状としたが、これは一例であり、この横長の形状に限定されない。この他の形状としては、例えば、円形でも良いし、楕円形でも良いし、その他屈曲形状など各種の変形形状でも良い。例えば、図10(a)に示すように、円形とすることもでき、図10(b)に示すように、屈曲形状とすることもできる。このように、前記本体部1の形状は、使用するスポーツや作業用器具の種類に応じて自在な形状を設計することができ、いずれの場合でも、スポーツ用具や各種作業用具から手に伝わる衝撃が抑制されると共に、強度と固定性を両立したバランスの良い握りを実現することができ、スポーツ用具や各種作業用具に効率よく強い力を伝えることができる。
また、上記の各実施形態に係る衝撃吸収部材は、野球やテニスなどの球技を対象とすることに限定されるものではなく、各種の作業用機具のハンドルに対しても、同様に適用することができる。このような作業用機具としては、例えば、金槌、ハンマー、ハンマードリル、電気ドリルなどが挙げられ、上記の各実施形態に係る衝撃吸収部材を手に装着することによって、打撃時に手に伝わる衝撃を抑えることが可能となる。
1 本体部
11 縁取り部
12 厚み部分
12a 凸部
12b 端部厚み部分
2 指嵌合部
2a 開口孔
2b 開口孔
2c 開口孔
2d 開口孔
2e 開口孔
3 中間領域
100 手
101 親指
102 人差し指
103 中指
200 バット

Claims (5)

  1. 可撓性のシート状体から形成される本体部と、
    前記本体部に配設される複数の開口孔から形成され、一の開口孔に着用者の親指を挿通すると共に、少なくとも他の開口孔に着用者の人指し指を挿通して嵌合可能な指嵌合部と、
    を備えることを特徴とする
    衝撃吸収部材。
  2. 請求項1に記載の衝撃吸収部材において、
    前記本体部の両端部が、異なる面積を有することを特徴とする
    衝撃吸収部材。
  3. 請求項1または請求項2に記載の衝撃吸収部材において、
    前記本体部が、各開口孔間の中間領域のうちの少なくとも1つに衝撃吸収材を有することを特徴とする
    衝撃吸収部材。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の衝撃吸収部材において、
    前記本体部が、多層構造のシート状体から形成されることを特徴とする
    衝撃吸収部材。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の衝撃吸収部材において、
    前記本体部が、着用者の手の掌側よりも手の甲側が厚いことを特徴とする
    衝撃吸収部材。
JP2019558152A 2017-12-04 2018-11-27 衝撃吸収部材 Active JP7042843B2 (ja)

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