JPWO2019082589A1 - 太陽光発電システム - Google Patents

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Abstract

日中に太陽を追尾する動作を実行する太陽光発電装置が複数基集まって構成される太陽光発電システムであって、太陽光発電装置の各基に対応して設けられた駆動制御部と、太陽光発電装置の各基に対応して設けられたパワーコンディショナと、複数のパワーコンディショナからの電力を集約する変電機器と、複数基の太陽光発電装置が設置されている場所の気象に関する情報を取得する気象センサと、駆動制御部を遠隔制御可能であり、また、全ての駆動制御部、全てのパワーコンディショナ、変電機器、及び、気象センサと通信可能であり、通信によって収集した情報に基づいて、異常の発生の検出、及び、異常の種類を判定する機能を有する監視制御部と、を備えている。

Description

本発明は、太陽光発電システムに関する。
本出願は、2017年10月26日出願の日本出願第2017−207464号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
集光型太陽光発電(CPV:Concentrator Photovoltaic)では、発電効率の高い小さな発電素子に、フレネルレンズ等で集光させた太陽光を入射させ、発電する構成を基本としている。この基本構成を、マトリックス状に多数並べて構成された集光型太陽光発電モジュールを、さらに多数並べて集光型太陽光発電パネル(アレイ)とする(例えば、特許文献1参照。)。集光型太陽光発電パネルは、太陽を追尾するため、仰角及び方位角の2軸に駆動できる支持装置によって支持されている。
集光型太陽光発電パネル及びこれを支持する支持装置によって構成されるものを1基の太陽光発電装置とすると、このような太陽光発電装置を高日射地域の広大なエリアに多数並べた太陽光発電システムにより、例えば数十MWの発電量を得ることができる。
特開2014−226025号公報
本発明の一表現に係る太陽光発電システムは、日中に太陽を追尾する動作を実行する太陽光発電装置が複数基集まって構成される太陽光発電システムであって、前記太陽光発電装置の各基に対応して設けられた駆動制御部と、前記太陽光発電装置の各基に対応して設けられたパワーコンディショナと、複数の前記パワーコンディショナからの電力を集約する変電機器と、前記太陽光発電装置が設置されている場所の気象に関する情報を取得する気象センサと、前記駆動制御部を遠隔制御可能であり、また、全ての前記駆動制御部、全ての前記パワーコンディショナ、前記変電機器、及び、前記気象センサと通信可能であり、通信によって収集した情報に基づいて異常を検出する機能を有する監視制御部とを備えている。
図1は、1基分の、集光型の太陽光発電装置を、受光面側から見た斜視図である。 図2は、1基分の、集光型の太陽光発電装置を、背面側から見た斜視図である。 図3は、太陽光発電パネルの受光面が、太陽に正対した状態の一例を示す斜視図である。 図4は、一例として、太陽光発電装置が、例えば縦横にそれぞれ8基ずつ並び、合計64基の太陽光発電装置群を含む、太陽光発電システムとなっている状態を示す略図である。 図5は、個々の太陽光発電装置と、システム全体の共有部との接続図である。 図6は、図5の変形例としての接続図である。 図7は、監視制御部による監視制御動作の一例を示すフローチャートである。
[本開示が解決しようとする課題]
上記のような太陽光発電システムにおいては、例えば、多数の太陽光発電装置の1基ごとに、太陽光発電パネルの発電出力は、パワーコンディショナを介して、交流電力となり、全基に共通の変電機器に提供される。一方、太陽を追尾するための姿勢制御は、個々の太陽光発電装置ごとに行われる。但し、日射センサ等の気象センサを、個々の太陽光発電装置ごとに装備するのはコスト的に得策ではないため、太陽光発電システムが設置されている場所の一箇所に気象センサが設置されている。
そして、例えば夜間には全基が、太陽光発電パネルを水平にした共通の姿勢となるように、統括的な指示が与えられる。そのために、個々の太陽光発電装置には姿勢制御用のサブコントローラが設けられ、全基のサブコントローラに対して指示する共通のメインコントローラが、どこか特定の場所に設けられる場合もある。
ところが、このような構成では、発電と追尾制御と気象情報の収集とが、それぞれ独立して行われており、例えば、システム全体から見た個々の情報が、追尾制御に活かされない。
かかる課題に鑑み、本開示は、システム全体の監視と追尾制御とをさらに効率的に行う太陽光発電システムを提供することを目的とする。
[本開示の効果]
本開示の太陽光発電システムによれば、システム全体の監視と追尾制御とをさらに効率的に行うことができる。
[実施形態の要旨]
本発明の実施形態の要旨としては、少なくとも以下のものが含まれる。
(1)これは、日中に太陽を追尾する動作を実行する太陽光発電装置が複数基集まって構成される太陽光発電システムであって、前記太陽光発電装置の各基に対応して設けられた駆動制御部と、前記太陽光発電装置の各基に対応して設けられたパワーコンディショナと、複数の前記パワーコンディショナからの電力を集約する変電機器と、前記太陽光発電装置が設置されている場所の気象に関する情報を取得する気象センサと、前記駆動制御部を遠隔制御可能であり、また、全ての前記駆動制御部、全ての前記パワーコンディショナ、前記変電機器、及び、前記気象センサと通信可能であり、通信によって収集した情報に基づいて異常を検出する機能を有する監視制御部と、を備えている。
このような太陽光発電システムでは、個々の太陽光発電装置についての追尾動作の情報や発電電力の情報が、全ての太陽光発電装置の分だけ、監視制御部に集約される。かかる監視制御部は、収集した情報に基づいて、異常を検出することができる。また、監視制御部は、全ての駆動制御部を管轄下に置き、追尾に関するマスターコントローラとしての役割を果たすことができる。従って、システム全体の監視と追尾制御とをさらに効率的に行うことができる。
(2)また、(1)の太陽光発電システムにおいて、例えば、前記監視制御部は、前記太陽光発電装置について、追尾の姿勢を方位角及び仰角のそれぞれについて前後に所定範囲内で振った場合の発電電力の反応に基づいて、太陽に対する追尾のずれの有無を判定し、追尾ずれがあると判定した場合は、該当する前記駆動制御部に対して、追尾ずれを解消する較正動作を行わせる。
この場合、複数基の太陽光発電装置の全体を監視制御する監視制御部により、該当する駆動制御部に較正動作を行わせることができる。
(3)また、(1)又は(2)の太陽光発電システムにおいて、前記監視制御部は、全ての前記太陽光発電装置で、発電電力が予測値に対して同程度にずれている場合、前記気象センサのうち、日射センサに異常があると判定するようにしてもよい。
この場合、全ての太陽光発電装置で同時に異常が発生しているとは考えにくいため、日射センサが、実際の日射より高い数値又は低い数値を検出している、と判定することができる。
(4)また、(1)〜(3)のいずれかの太陽光発電システムにおいて、前記監視制御部は、前記太陽光発電装置が設置されている場所からインターネット回線を介して存在するものであってもよい。
この場合、監視制御部は、太陽光発電装置が設置されている場所に制約されることなく、任意の場所に置くことができる。
[実施形態の詳細]
以下、本発明の一実施形態に係る太陽光発電システムについて、図面を参照して説明する。
《太陽光発電装置》
図1及び図2はそれぞれ、1基分の、集光型の太陽光発電装置を、受光面側及び背面側から見た斜視図である。図1において、太陽光発電装置100は、上部側で連続し、下部側で左右に分かれた形状の太陽光発電パネル1と、その支持装置2とを備えている。太陽光発電パネル(アレイ)1は、背面側の架台11(図2)上に集光型太陽光発電モジュール1Mを並べて構成されている。図1の例では、左右のウイングを構成する(96(=12×8)×2)個と、中央の渡り部分の8個との、合計200個の集光型太陽光発電モジュール1Mの集合体として、太陽光発電パネル1が構成されている。
支持装置2は、支柱21と、基礎22と、2軸駆動部23と、駆動軸となる水平軸24(図2)とを備えている。支柱21は、下端が基礎22に固定され、上端に2軸駆動部23を備えている。支柱21の下端近傍には、電気接続や電気回路収納のためのボックス13(図2)が設けられている。
図2において、基礎22は、上面のみが見える程度に地中に堅固に埋設される。基礎22を地中に埋設した状態で、支柱21は鉛直となり、水平軸24は水平となる。2軸駆動部23は、水平軸24を、方位角(支柱21を中心軸とした角度)及び仰角(水平軸24を中心軸とした角度)の2方向に回動させることができる。水平軸24は、架台11を固定し補強する補強材12に直交するように、固定されている。従って、水平軸24が方位角又は仰角の方向に回動すれば、太陽光発電パネル1もその方向に回動する。
なお、図1,図2では1本の支柱21で太陽光発電パネル1を支える支持装置2を示したが、支持装置2の構成は、これに限られるものではない。要するに、太陽光発電パネル1を、2軸(方位角、仰角)で可動なように支持できる支持装置であればよい。
図3は、太陽光発電パネル1の受光面が、太陽に正対した状態の一例を示す斜視図である。太陽光発電パネル1は、2軸駆動部23により、太陽に常に正対するよう姿勢を変えていく。
日没後の太陽光発電装置100は、例えば、太陽光発電パネル1の受光面を下向きにした水平な姿勢となり、翌日の日の出まで待機する。
《太陽光発電システム》
図4は、一例として、太陽光発電装置100が、例えば縦横にそれぞれ8基ずつ並び、合計64基の太陽光発電装置群200を含む、太陽光発電システム300となっている状態を示す略図である。監視制御部6は、全ての太陽光発電装置100と通信可能に接続されており、各太陽光発電パネル1の姿勢を個別に、又は、統括的に制御することができる。
図5は、個々の太陽光発電装置100と、システム全体の共有部との接続図の一例である。図において、太陽光発電装置100は、前述の、支持装置2に支持された太陽光発電パネル1の他、例えばボックス13に内蔵され2軸駆動部23を制御する駆動制御部3と、パワーコンディショナ4とを含む。駆動制御部3は例えば追尾センサ(図示せず。)の出力信号に基づいて2軸駆動部23を制御し、太陽光発電パネル1に太陽の追尾動作をさせることができる。すなわち、太陽の追尾動作は、太陽光発電装置100ごとに独立して行うことができる。パワーコンディショナ4は、太陽光発電パネル1の出力を交流電力に変換し、変電機器5へ送り込む。変電機器5は、送電網(図示せず。)と接続されている。
駆動制御部3は、通信部8を介して監視制御部6と、双方向に通信が可能である。また、パワーコンディショナ4、変電機器5、及び、気象センサ7からのそれぞれの情報は、通信部8を介して、監視制御部6に送られる。監視制御部6は、駆動制御部3に対するマスターコントローラの役割を果たす。すなわち、駆動制御部3に対して、追尾動作についての指示を与えることができる。また、監視制御部6は、駆動制御部3から追尾動作に関する情報やエラー情報を受け取ることができる。さらに、監視制御部6は、パワーコンディショナ4から発電電力に関する情報及びエラー情報を受け取ることができ、変電機器5からも、システム全体としての発電電力に関する情報及びエラー情報を受け取ることができる。なお、図5における通信部8は、監視制御部6の一機能として、監視制御部6と一体化することもできる。
気象センサ7は、太陽光発電装置100が設置されている場所近傍の気象に関する情報を取得して、取得した情報を、監視制御部6に送る。気象に関する情報とは、例えば、日射センサ7s、風向センサ7d、風速センサ7v、温度センサ7t等の各情報である。
なお、図5は、図示の便宜上、1基の太陽光発電装置100のみを図示しているが、全ての太陽光発電装置100が同様に、変電機器5及び監視制御部6と接続されている。従って、変電機器5は全ての太陽光発電装置100のパワーコンディショナ4からの出力(交流電力)を集約する。監視制御部6は、全ての太陽光発電装置100のパワーコンディショナ4から発電電力に関する情報及びエラー情報を取得し、変電機器5からもシステム全体の発電電力に関する情報及びエラー情報を取得することができる。また、監視制御部6は、全ての太陽光発電装置100の駆動制御部3を自己の管轄下に置き、全ての駆動制御部3から追尾動作に関する情報及びエラー情報を取得することができる。
監視制御部6は、コンピュータを含み、ソフトウェア(コンピュータプログラム)をコンピュータが実行することで、必要な監視制御機能を実現する。ソフトウェアは、監視制御部6の記憶装置(図示せず。)に格納される。監視制御部6は、太陽光発電装置100が設置されている場所にあってもよいし、遠隔地のサーバーとして存在していてもよい。
図6は、図5の変形例としての接続図である。図5との違いは、太陽光発電装置100が設置されている場所又はその近傍には通信部8のみが存在し、インターネット回線9を介して監視制御部6が接続されている点であり、その他は同様である。このように、監視制御部6は、太陽光発電装置100が設置されている場所に制約されることなく、任意の場所に置くことができる。
《監視制御動作》
次に、監視制御部6による監視制御動作の一例について図7のフローチャートを参照して説明する。このフローチャートの処理は定期的に実行される。図において、気象センサ7の検出出力に基づいて、監視制御部6は、日射量から発電電力を予測する(ステップS1)。次に、監視制御部6は、いずれかの太陽光発電装置100の発電電力が、予測値の90%以下まで低下したか否かを判定する(ステップS2)。通常、実際の発電電力は予測値の90%より高い値となる。ここで90%より上であれば、問題は無いので、処理は終了となる。
一方、ステップS2においていずれかの発電電力が、予測値の90%以下である場合、監視制御部6は、エラーフラグの判定を行う(ステップS3)。エラーフラグとは、駆動制御部3、パワーコンディショナ4、及び、変電機器5から送られてくる、故障等を示すエラー情報である。エラーフラグが確認できれば、そのエラーフラグが意味する故障等を知らせるA判定を行う(ステップS10)。具体的には例えば、追尾動作の不具合、パワーコンディショナ4の不具合、変電機器5内の不具合である。
エラーフラグが無い場合は、監視制御部6は、全ての太陽光発電装置100で同様の傾向(90%以下)があるか否かを判定する(ステップS4)。ここで、同様の傾向があれば、B判定となる(ステップS11)。B判定とは、具体的には日射センサ7sの不具合である。すなわち、全ての太陽光発電装置100で同時に異常が発生しているとは考えにくいため、日射センサ7sが、実際の日射より高い数値を検出している、と判定することができる。
ステップS4にて同様の傾向が見られない場合は、監視制御部6は、発電電力が予測値の90%以下となっている問題の太陽光発電装置100について、パワーコンディショナ4及び駆動制御部3の情報を確認する(ステップS5)。そして、監視制御部6は、まず、パワーコンディショナ4の情報から電流・電圧の情報を考慮して数値的な矛盾があるか否かを判定する(ステップS6)。矛盾とは例えば、電圧が十分あるのに、電流が少ないことである。このような場合は、C判定となる(ステップS12)。C判定とは例えば、太陽光発電パネルからパワーコンディショナ4までの配線の不具合が予想される、という判定である。原因確定には現地調査が必要である。
ステップS6において「No」であれば、残る原因として追尾が正確に行われていない、すなわち、追尾ずれがあると推定される。そこで、監視制御部6は、問題の太陽光発電装置100に対して、方位角及び仰角のそれぞれについて順番に、+0.3度、−0.3度振る指示を駆動制御部3に対して行う(ステップS7)。ここで、例えば、+0.3度振ると、発電電力が上昇し、−0.3度振ると発電電力が低下した、という反応が見られれば、追尾がマイナス側にずれていることになる。逆に、−0.3度振ると、発電電力が上昇し、+0.3度振ると発電電力が低下した、という反応が見られれば、追尾がプラス側にずれていることになる。従って、発電電力が上昇した場合は(ステップS8)、D判定となる(ステップS13)。D判定とは、追尾ずれがある、ということである。この場合、監視制御部6は、問題の太陽光発電装置100の駆動制御部3に対して較正動作を指示する(ステップS14)。
また、ステップS8において発電電力の上昇が見られなかった場合は、E判定となる(ステップS9)。E判定とは例えば、太陽光発電パネル1自体の異常である。
なお、日射センサ7sの異常に関しては、日射センサ7sの感度が低下することも考えられる。その場合は、図7のステップS1における予測値が低下し、発電電力が予測値を上回ることもあり得る。そのような場合も想定すれば、ステップS2において例えば予測値の110%以上まで上昇という事象と、全装置で同様の傾向あり(ステップS4)の事象とにより、日射センサ7sの異常を検出することも可能である。
《まとめ》
以上のように、この太陽光発電システム300では、監視制御部6が、駆動制御部3を遠隔制御可能である。また、監視制御部6は、全ての駆動制御部3、全てのパワーコンディショナ4、変電機器5、及び、気象センサ7と通信可能であり、通信によって収集した情報に基づいて、異常の発生の検出、及び、異常の種類を判定する機能を有する。
このような太陽光発電システム300では、個々の太陽光発電装置100についての追尾動作の情報や発電電力の情報が、全ての太陽光発電装置100の分だけ、監視制御部6に集約される。かかる監視制御部6は、収集した情報に基づいて、異常の発生を検出し、また、その異常の種類を判定することができる。また、監視制御部6は、全ての駆動制御部3を管轄下に置き、追尾に関するマスターコントローラとしての役割を果たすことができる。すなわち、監視制御部6は、全ての駆動制御部3に対して、監視と制御との両方を行うことができる。このような太陽光発電システムによれば、システム全体の監視と追尾制御とをさらに効率的に行うことができる。
《補記》
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 太陽光発電パネル
1M 集光型太陽光発電モジュール
2 支持装置
3 駆動制御部
4 パワーコンディショナ
5 変電機器
6 監視制御部
7 気象センサ
7d 風向センサ
7s 日射センサ
7t 温度センサ
7v 風速センサ
8 通信部
9 インターネット回線
11 架台
12 補強材
13 ボックス
21 支柱
22 基礎
23 2軸駆動部
24 水平軸
100 太陽光発電装置
200 太陽光発電装置群
300 太陽光発電システム

Claims (4)

  1. 日中に太陽を追尾する動作を実行する太陽光発電装置が複数基集まって構成される太陽光発電システムであって、
    前記太陽光発電装置の各基に対応して設けられた駆動制御部と、
    前記太陽光発電装置の各基に対応して設けられたパワーコンディショナと、
    複数の前記パワーコンディショナからの電力を集約する変電機器と、
    前記太陽光発電装置が設置されている場所の気象に関する情報を取得する気象センサと、
    前記駆動制御部を遠隔制御可能であり、また、全ての前記駆動制御部、全ての前記パワーコンディショナ、前記変電機器、及び、前記気象センサと通信可能であり、通信によって収集した情報に基づいて異常を検出する機能を有する監視制御部と、
    を備えている太陽光発電システム。
  2. 前記監視制御部は、前記太陽光発電装置について、追尾の姿勢を方位角及び仰角のそれぞれについて前後に所定範囲内で振った場合の発電電力の反応に基づいて、太陽に対する追尾のずれの有無を判定し、追尾ずれがあると判定した場合は、該当する前記駆動制御部に対して、追尾ずれを解消する較正動作を行わせる請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 前記監視制御部は、全ての前記太陽光発電装置で、発電電力が予測値に対して同程度にずれている場合、前記気象センサのうち、日射センサに異常があると判定する請求項1又は請求項2に記載の太陽光発電システム。
  4. 前記監視制御部は、前記太陽光発電装置が設置されている場所からインターネット回線を介して存在する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
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