JPWO2019044642A1 - 医療情報処理装置、医療情報処理方法およびプログラム - Google Patents

医療情報処理装置、医療情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

医療従事者による信頼度の高い転帰先の決定に対する支援を行う。医療情報処理装置は、転帰先を予測した結果である転帰先予測結果と、該転帰先予測結果に関連するモデルであって、電子カルテに含まれるデータ項目を説明変数として用い、転帰先を分類するためのモデルとを取得する取得部と、転帰先の予測に影響を及ぼす、所定の条件を満たすデータ項目を、モデルから抽出する抽出部と、抽出結果に基づいて、データ項目を転帰先予測結果に関連付けて出力する出力部と、を備える。

Description

本開示は医療情報処理装置、医療情報処理方法およびプログラムに関する。
患者の予後予測に関する技術が開示されている(特許文献1〜3)。例えば、特許文献1には、現在の患者の生理学的情報と病歴記録との対応から患者の予後の予測を示す通知が提示されることが記載されている。
また、特許文献2には、退院後の死亡のリスクに関する予測モデルを利用して死亡のリスクを算出し、退院後の再入院のリスクに関する予測モデルを利用して再入院のリスクを算出し、これらのリスクから退院のリスクを医者に提示するシステムが記載されている。
また、特許文献3には、機械学習を用いて決定した、患者に関する情報である患者パラメータセットに基づいて、適応的回復環境の設定を決定することが記載されている。
なお、予測モデルを用いた予測の一例として、エネルギー需要の予測を行う技術が特許文献4に記載されている。
特開2012−221508号公報 特表2014−520335号公報 特表2016−532459号公報 特開2010−218394号公報
しかしながら、上述した特許文献に記載の技術では、出力された予後予測が、患者に関連する何れの情報に起因して予測されたのかが明確ではない。そのため、医者などの医療従事者が、出力された予後予測を用いて、患者の転帰先を予測する場合に、患者に関する情報によっては、該患者に対して適した転帰先を決定することができない可能性がある。
よって、医療従事者によって決定される転帰先に対する信頼度が低下してしまう可能性がある。
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、医療従事者による信頼度の高い転帰先の決定に対する支援を行う技術を提供することにある。
本開示の一態様に係る医療情報処理装置は、転帰先を予測した結果である転帰先予測結果と、該転帰先予測結果に関連するモデルであって、電子カルテに含まれるデータ項目を説明変数として用い、前記転帰先を分類するためのモデルとを取得する取得手段と、前記転帰先の予測に影響を及ぼす、所定の条件を満たす前記データ項目を、前記モデルから抽出する抽出手段と、抽出結果に基づいて、前記データ項目を前記転帰先予測結果に関連付けて出力する出力手段と、を備える。
また、本開示の一態様に係る医療情報処理方法は、転帰先を予測した結果である転帰先予測結果と、該転帰先予測結果に関連するモデルであって、電子カルテに含まれるデータ項目を説明変数として用い、前記転帰先を分類するためのモデルとを取得し、前記転帰先の予測に影響を及ぼす、所定の条件を満たす前記データ項目を、前記モデルから抽出し、抽出結果に基づいて、前記データ項目を前記転帰先予測結果に関連付けて出力する。
なお、上記各装置または方法を、コンピュータによって実現するコンピュータプログラム、およびそのコンピュータプログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体も、本開示の範疇に含まれる。
本開示によれば、医療従事者による信頼度の高い転帰先の決定に対する支援を好適に行うことができる。
第1の実施の形態に係る医療情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る医療情報処理装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る医療情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 モデル情報の一例を示す図である。 出力画面の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る医療情報処理装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 出力画面の他の一例を示す図である。 出力画面の他の一例を示す図である。 モデル情報の他の一例を示す図である。 出力画面の他の一例を示す図である。 モデル情報の他の一例を示す図である。 モデル情報の他の一例を示す図である。 モデル情報の他の一例を示す図である。 モデル情報の他の一例を示す図である。 出力画面の他の一例を示す図である。 第3の実施の形態に係る医療情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 条件情報の一例を示す図である。 第3の実施の形態に係る医療情報処理装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 各実施の形態を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)のハードウェア構成を例示的に説明する図である。
<第1の実施の形態>
図1は、本実施の形態に係る医療情報処理装置10の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す通り、本実施の形態に係る医療情報処理装置10は、取得部11と、抽出部12と、出力部13とを備える。
取得部11は、転帰先(discharge destinations)を予測した結果である転帰先予測結果と、該転帰先予測結果に関連する、転帰先を分類するためのモデルを取得する。モデルは、電子カルテに含まれるデータ項目を説明変数として用いている。電子カルテに含まれるデータ項目は、性別、年齢、住所等の患者の個人情報(属性情報)や、意識レベル(意識の有無とその度合い)等の患者の状態に関する情報を含む。
転帰先とは、患者が入院した場所(たとえば、救急搬送された病院)から移動する先の場所を示すものであり、例えば、自宅、医療療養病院または病棟、リハビリを行う病院または病棟、介護施設等が挙げられるがこれに限定されるものではない。
モデルは、予め生成され、任意の記憶部に格納される。モデルが格納される場所は、医療情報処理装置10内であってもよいし、医療情報処理装置10とは別個の記憶装置内であってもよい。モデルは、例えば、患者の電子カルテを学習データとして用いて、任意の機械学習などを行うことにより生成されてもよい。モデルは、例えば、異種混合学習によって生成されてもよい。例えば、モデルは、重症度の順に2クラス分類を行うためのモデルであってもよい。
転帰先予測結果は、任意の予測方法で患者の転帰先を予測した結果である。転帰先の予測方法は、モデルを用いて予測する方法であってもよいし、その他の方法であってもよい。転帰先予測結果は、患者の属性情報(患者識別子や患者名)と、該患者の転帰先として予測された場所(自宅、病院、病棟、施設等)とを少なくとも含む。
取得部11は、取得した転帰先予測結果に基づいて、該転帰先予測結果に関連するモデルを取得する。取得部11が取得するモデルは、転帰先予測結果に関連するモデルであればよい。例えば、転帰先の予測がモデルを用いて行われた場合、取得部11は、該モデルを取得する。例えば、転帰先の予測がどのような方法で予測されたのかが分からない場合、取得部11は、転帰先予測結果から使用されたモデルを推測し、推測したモデルを取得してもよい。なお、取得部11が取得するモデルは1つであってもよいし、複数であってもよい。取得部11がモデルを推測する場合、取得部11は、例えば、電子カルテの各データ項目の値(項目値)に基づいてモデルを推測してもよいし、その他の方法で推測してもよい。また、例えば、取得部11は、モデルを用いて予測を行った場合に転帰先予測結果が示す転帰先を予測結果としうる複数のモデルのうち、所定数を取得してもよい。例えば、モデルが一の転帰先を予測結果として出力するか否かを判定するためのものである場合、取得部11は、転帰先予測結果に含まれる転帰先を予測結果として出力するか否かを判定するためのモデルを所定数取得してもよい。
抽出部12は、転帰先の予測に影響を及ぼす、所定の条件を満たすデータ項目を、モデルから抽出する。例えば、抽出部12は、モデルに説明変数として含まれる、電子カルテのデータ項目に関連付けられた係数(関連情報とも呼ぶ)の符号が正であるデータ項目と、負であるデータ項目とを、夫々抽出する。例えば、抽出部12は、複数のモデルの夫々に含まれる、データ項目に関連付けられた係数を、データ項目ごとに且つ符号ごとに合計し、合計した値が大きいものから順に該合計した値に関連するデータ項目を所定数抽出してもよい。
出力部13は、抽出部12による抽出結果に基づいて、抽出部12が抽出したデータ項目を転帰先予測結果に関連付けて出力する。例えば、出力部13は、データ項目と転帰先予測結果とを表示装置に出力することにより、表示装置の画面にデータ項目と転帰先予測結果とを表示させる。また、出力部13は、例えば、プリンタなどの印刷装置に、データ項目と転帰先予測結果とを出力することにより、データ項目と転帰先予測結果とを印刷用紙に印刷させる。
図2は、本実施の形態に係る医療情報処理装置10の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図2に示す通り、医療情報処理装置10の取得部11が、転帰先を予測した結果である転帰先予測結果と、該転帰先予測結果に関連するモデルであって、電子カルテに含まれるデータ項目を説明変数として用いたモデルとを取得する(ステップS1)。
そして、抽出部12が、転帰先の予測に影響を及ぼす、所定の条件を満たすデータ項目を、ステップS1にて取得されたモデルから抽出する(ステップS2)。
そして、出力部13が、抽出結果に基づいて、データ項目を転帰先予測結果に関連付けて出力する(ステップS3)。
以上で、医療情報処理装置10の処理を終了する。
以上のように、本実施の形態に係る医療情報処理装置10は、転帰先予測結果と、該転帰先予測結果に関連するモデルから抽出した電子カルテのデータ項目と、を関連付けて出力する。モデルは、電子カルテに含まれるデータ項目を説明変数として用いている。したがって、転帰先予測結果を確認する医療従事者は、該転帰先予測結果に関連付けられたデータ項目が、該転帰先予測結果に影響を及ぼす、電子カルテのデータ項目であると容易に把握することができる。
これにより、医療情報処理装置10は、転帰先予測結果が示す転帰先が患者の転帰先として適しているか否かを医療従事者が決定する際の支援を、好適に行うことができる。例えば、転帰先予測結果に影響を及ぼすデータ項目が、医療従事者が患者の転帰先として決定する際に参照するデータ項目と同じである場合、医療従事者は、転帰先予測結果の信頼性が高いと判断することができる。
また、例えば、転帰先予測結果に影響を及ぼすデータ項目が、医療従事者が患者の転帰先として決定する際に参照するデータ項目と異なる場合、医療従事者は、転帰先予測結果が示す転帰先が適した転帰先か否かを、電子カルテに入力された内容や入力された内容の履歴、他の医療従事者等との会話などから検討することができる。よって、医療従事者は、検討の結果に基づいて、該患者に対して、信頼度が高い転帰先を決定することができる。
よって、本実施の形態に係る医療情報処理装置10は、医療従事者による信頼度の高い転帰先の決定に対する支援を好適に行うことができる。
更に、本開示によれば、医療従事者が信頼度の高い転帰先を決定することにより、患者の再入院を予防することにも寄与することができる。
<第2の実施の形態>
図3は、本実施の形態に係る医療情報処理装置100の構成の一例を示すブロック図である。医療情報処理装置100は、第1の実施の形態の医療情報処理装置10と共通の構成を含む。具体的には、医療情報処理装置100は、モデル記憶部110と、取得部120と、解析部130と、抽出部140と、出力部150と、を含む。
以降の実施の形態および変形例において使用される用語のうち、第1の実施の形態においても使用された用語は、特に断りがある場合を除き、第1の実施の形態において使用された用語と同じ意味で用いられる。また、本実施の形態において、第1の実施の形態に記載された構成と同一の番号が付された構成は、第1の実施の形態に記載された同一番号の構成と同様の構成である。そのため、このような構成に関する重複する説明は、適宜省略される場合がある。
モデル記憶部110は、転帰先を分類するためのモデル(予測モデルと呼ぶ)を含むモデル情報を格納する。予測モデルは、転帰先の予測に用いられるものであってもよい。図4は、モデル記憶部110が格納するモデル情報の一例を示す図である。モデル記憶部110は、例えば、図4に示すようなモデル情報41を格納する。モデル情報41は、各予測モデルを識別するモデル識別子42と、予測モデル43とを含む。なお、モデル情報41は、図4に示す情報以外の情報を含んでもよい。
予測モデル43は、予め生成されたモデルである。予測モデル43は、例えば、任意の機械学習などを行うことにより生成されてもよい。予測モデル43は、例えば、異種混合学習によって生成されてもよい。
予測モデル43は、多項式の形式で表現される。なお、予測モデル43の表現方法は特に限定されない。予測モデル43の各項は、変数(説明変数)と係数(関連情報)とを含む。図4では、変数は括弧で囲った部分である。変数は、電子カルテのデータ項目(単に、項目とも呼ぶ)である。電子カルテの項目は、性別、年齢、住所等の患者の個人情報(属性情報)や、意識レベル(意識の有無とその度合い)等の患者の状態に関する情報を含む。変数に代入する値は、項目に関連する値となる。項目に関連する値(数値や情報)は、患者の入院時に医師や看護師などの医療従事者によって入力されてもよいし、入院後に医療従事者に入力および更新されるものであってもよい。なお、本実施の形態では、項目に関連する値は数値化されているとして説明を行うが、これに限定されるものではなく、数値化されていなくてもよい。この場合、予測モデル43を用いて予測を行う際に、項目に関連する値を数値に変換すればよい。電子カルテの項目のうち、予測モデル43の変数として用いる項目および該変数に関連付けられる(乗算される)係数の大きさは、機械学習によって決定される。なお、予測モデル43の変数は、該予測モデル43を用いて転帰先を予測する際に転帰先の予測に影響を及ぼす要因となりうる。よって予測モデル43の変数を要因とも呼ぶ。
予測モデル43を用いることによって算出された結果(数値)は、転帰先の予測結果となりうる。各予測モデル43は、算出された数値によって、複数の転帰先から一の転帰先を予測可能なものであってもよい。また、各予測モデル43は、一の転帰先を予測結果として出力するか否かを判定するためのものであってもよい。
取得部120は、第1の実施の形態における取得部11の一例である。取得部120は、医療情報処理装置100の外部から入力された、または内部で転帰先を予測されることによって得られた、転帰先予測結果を取得する。転帰先予測結果は、患者の属性情報(患者識別子や患者名)と、該患者の転帰先として予測された場所(自宅、病院、病棟、施設等)とを少なくとも含む。取得部120が取得する転帰先予測結果を生成するための転帰先の予測方法は特に限定されず、どのような予測方法を採用してもよい。転帰先の予測方法は、モデル情報41を用いて予測する方法であってもよいし、その他の方法であってもよい。
取得部120は、取得した転帰先予測結果に基づいて、該転帰先予測結果に関連する予測モデル43をモデル記憶部110から取得する。転帰先予測結果に使用した予測モデル43を示す情報(モデル識別子42)が含まれる場合、取得部120は、モデル識別子42に関連付けられた予測モデル43を取得する。転帰先予測結果にモデル識別子42が含まれない場合、取得部120は、転帰先予測結果から使用した予測モデル43を推測し、推測した予測モデル43を取得する。なお、取得部120が取得する予測モデル43は1つであってもよいし、複数であってもよい。取得部120による予測モデル43の推測方法は特に限定されず、例えば、電子カルテの各項目の項目値に基づいて推測してもよい。
また、例えば、取得部120は、予測モデル43を用いて予測を行った場合に転帰先予測結果が示す転帰先を予測結果としうる予測モデル43のうち、所定数を取得してもよい。
例えば、予測モデル43が一の転帰先を予測結果として出力するか否かを判定するためのものである場合、取得部120は、転帰先予測結果に含まれる転帰先を予測結果として出力するか否かを判定するための予測モデル43を所定数取得してもよい。
取得部120は、取得した予測モデル43を転帰先予測結果と共に解析部130に供給する。
解析部130および抽出部140は、上述した第1の実施の形態に係る抽出部12の一例である。解析部130は、取得部120が取得した予測モデル43を解析する。具体的には、解析部130は、転帰先予測結果に影響を及ぼした電子カルテの項目(説明変数)を、予測モデル43から特定する。このとき解析部130は、抽出した項目と共に、該項目に関連付けられた係数(関連情報)を抽出することが好ましい。なお、予測モデル43が複数の場合、解析部130は、項目ごとに、係数の合計値を算出してもよい。この合計値は、転帰先予測結果に影響を及ぼした電子カルテの項目に関連付けられているため、該合計値は、転帰先予測結果に影響を及ぼした度合いを表していると言える。
解析部130は、好ましくは、転帰先予測結果が示す転帰先に予測されるように寄与すると推定される項目(第1項目)と、転帰先予測結果が示す転帰先に予測されないように寄与すると推定される項目(第2項目)とを符号に基づいて特定する。第2項目は、転帰先予測結果が示す転帰先に予測されないように寄与する項目のため、転帰先予測結果が示す転帰先とは異なる他の転帰先に予測されるように寄与する項目であるとも言える。解析部130は、項目に関連付けられた係数の符号が正の場合、該項目を第1項目として特定し、項目に関連付けられた係数の符号が負の場合、該項目を第2項目として特定する。
そして、解析部130は、第1項目に関連付けられた係数を用いて、転帰先に予測されるように寄与した(影響を及ぼした)度合いである合計値を算出し、第2項目に関連付けられた係数を用いて、転帰先に予測されないように影響を及ぼした度合いである合計値を算出してもよい。
解析部130は、特定した項目と、各項目に対する転帰先予測結果に影響を及ぼした度合いである係数の合計値とを、解析結果として、転帰先予測結果と共に抽出部140に供給する。なお、本実施の形態では、係数の合計値は、項目ごと且つ符号ごとに算出されるとして説明を行う。
抽出部140は、解析結果に基づいて、所定の条件を満たす項目を抽出する。例えば、抽出部140は、解析結果に基づいて、転帰先予測結果に影響を及ぼした度合いが大きいものから順に所定数の項目を抽出する。抽出部140は、抽出した項目と、合計値とを抽出結果として転帰先予測結果と共に、出力部150に供給する。
解析部130および抽出部140の動作について、図4を参照してさらに説明する。例えば、取得部120が取得した転帰先予測結果が「自宅」を示し、図4のモデル識別子42が「1001」、「1002」および「1004」の夫々に関連付けられた予測モデル43を取得部120がモデル記憶部110から取得したとする。
解析部130は、電子カルテの項目のうち、該モデルに含まれる項目を、転帰先予測結果に影響を及ぼした電子カルテの項目として特定する。すなわち、解析部130は、「日常生活自立度」、「意識レベル」、「年齢」、「飲酒歴」、「中枢性麻痺」および「認知症自立判定基準」を、転帰先予測結果に影響を及ぼした電子カルテの項目として特定する。
そして、解析部130は、項目ごと、係数の符号ごとに、係数の合計値を算出する。よって、符号が正の係数の合計値は、項目ごとに、「日常生活自立度」が5、「認知症自立判定基準」が1となる。また、符号が負の係数の合計値は、項目ごとに、「意識レベル」が−5、「年齢」が−3、「飲酒歴」が−2、「中枢性麻痺」が−1となる。
そして、例えば、所定数が2である場合、抽出部140は、符号が正の係数の合計値が大きいものから順に2つの項目である「日常生活自立度」と、「認知症自立判定基準」とを予測モデル43から抽出する。また、抽出部140は、符号が負の係数の合計値が小さいものから順に(負の方向に大きいものから順に、係数の合計値の絶対値が大きいものから順に)、2つの項目である、「意識レベル」と、「年齢」とを予測モデル43から抽出する。このように、解析部130および抽出部140は、係数の符号に基づいて、所定の条件を満たすデータ項目をモデルから抽出する。
抽出部140は、抽出した「日常生活自立度」と、「認知症自立判定基準」と、「意識レベル」と、「年齢」とを、夫々の合計値と共に、抽出結果として、出力部150に供給する。
出力部150は、第1の実施の形態における出力部13の一例である。解析部130は、抽出部140による抽出結果に基づいて、抽出部140が抽出した項目を転帰先予測結果に関連付けて出力する。出力部150は、項目と転帰先予測結果とを表示装置に出力することにより、表示装置の画面に項目と転帰先予測結果とを表示させる。また、出力部150は、例えば、プリンタなどの印刷装置に、項目と転帰先予測結果とを出力することにより、項目と転帰先予測結果とを印刷用紙に印刷させる。出力部150が項目と転帰先予測結果とを出力する先は特に限定されず、例えば、記憶装置であってもよいし、その他の装置であってもよい。
図5は、出力部150が表示装置に出力した場合における、表示装置が表示する出力画面の一例を示す図である。なお、以降においても、出力部150の出力先は表示装置であるとして説明を行う。図5に示す出力画面は、図4を用いて具体的に説明した抽出結果とは異なる抽出結果を用いたものである。なお、表示装置が表示する出力画面の表示形態は一例であり、これに限定されるものではない。
図5に示す出力画面51は、患者の属性情報が表示される領域52と、転帰先予測結果が表示される領域53と、抽出部140が抽出した項目に関連する情報が表示される領域54とを含む。
領域52は、電子カルテの項目に対応する項目52Aと電子カルテの項目の項目値に対応する内容52Bとを含む。領域52に表示される患者の属性情報は、患者を識別する情報が含まれていればよい。
領域53には、転帰先予測結果が示す転帰先が表示される。
領域54には、抽出部140が抽出した項目に関連する情報が表示される。該項目は、領域53に表示される転帰先予測結果に関連付けられている。領域54は、正の要因55Aと、負の要因55Bと、項目56と、項目値57と、パラメータ58とを含む。
正の要因55Aは、転帰先予測結果が示す転帰先に予測されるように寄与することを示す情報(第1情報)である。負の要因55Bは、転帰先予測結果が示す転帰先に予測されないように寄与することを示す情報(第1情報とは異なる第2情報)である。
項目56は、抽出部140が予測モデル43から抽出した抽出した電子カルテの項目である。正の要因55Aに関連付けられた項目56は、転帰先予測結果が示す転帰先に予測されるように寄与する項目(第1項目)である。負の要因55Bに関連付けられた項目56は、転帰先予測結果が示す転帰先に予測されないように(または、転帰先予測結果が示す転帰先とは異なる他の転帰先に予測されるように)寄与する項目(第2項目)である。
このように、出力部150は、第1項目と第1情報(正の要因55A)とを関連付けて出力し、第2項目を第1情報とは異なる第2情報(負の要因55B)に関連付けて出力する。つまり、出力部150は、転帰先予測結果に影響を及ぼす項目56が、転帰先予測結果が示す転帰先に予測される方向に寄与したのか別の方向に寄与したのかを、医療従事者が把握可能な様態で、例えば表示装置等に出力する。これにより、医療情報処理装置100は、項目56が寄与した方向を、医療従事者に容易に把握させることができる。
項目値57は、該項目56の値であり、項目56に関連付けられている。項目値57は、電子カルテの項目の項目値そのものであってもよいし、項目値を所定の基準と比較した結果から得られる値であってもよい。例えば、図5に示す項目値57のうち「年齢」の項目に関連付けられた項目値57は、所定の基準よりも高いか否かを比較した結果である「高い」となっている。
出力部150は、このように、転帰先予測結果に関連付けられた項目56に、項目値57を関連付けて出力することにより、転帰先予測結果に影響を及ぼす項目56の項目値57を容易に医療従事者に把握させることができる。
パラメータ58は、項目56に関連付けられた係数(関連情報)の合計値をグラフで示したものである。パラメータ58の表示態様は、グラフではなく合計値を表す数値であってもよいし、形状および色等で表現してもよい。このように、出力部150が、パラメータ58である係数の合計値を、項目56に関連付けて出力することにより、転帰先予測結果に影響を及ぼす項目56が、転帰先に予測されるように寄与した(影響を及ぼした)度合いを、医療従事者に容易に把握させることができる。
図6は、本実施の形態に係る医療情報処理装置100の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図6に示す通り、医療情報処理装置100の取得部120が、外部装置または医療情報処理装置100内部で予測された転帰先の予測の結果である転帰先予測結果を取得する(ステップS61)。
次に、取得部120が取得した転帰先予測結果に関連する予測モデル43を、モデル記憶部110から取得する(ステップS62)。
そして、解析部130が、転帰先予測結果に影響を及ぼした電子カルテの項目を予測モデル43から特定する(ステップS63)。解析部130は、項目に関連付けられた係数を用いて、特定した項目が転帰先予測結果に影響を及ぼした度合い(係数の合計値)を項目に関連付けられた係数を用いて算出する。つまり、解析部130は、係数の合計値を、項目ごと、且つ、係数の符号ごとに算出する(ステップS64)。
そして、抽出部140は、転帰先予測結果に影響を及ぼした度合いが高いものから順に所定数の項目を抽出する(ステップS65)。具体的には、抽出部140は、係数の符号が正の場合、係数の項目ごとの合計値が大きいものから順に所定数の項目を抽出し、係数の符号が負の場合、係数の項目ごとの合計値が小さいものから順に(係数の合計値の絶対値が大きいものから順に)所定数の項目を抽出する。
そして、出力部150は、抽出結果に基づいて、抽出した項目を転帰先予測結果に関連付けて出力する(ステップS66)。以上により、医療情報処理装置100は処理を終了する。
本実施の形態の形態に係る医療情報処理装置100は、転帰先予測結果と、該転帰先予測結果に関連する予測モデル43から抽出した電子カルテの項目と、を関連付けて出力する。したがって、転帰先予測結果を確認する医療従事者は、該転帰先予測結果に関連付けられた項目が、該転帰先予測結果に影響を及ぼす、電子カルテの項目であると容易に把握することができる。
これにより、医療情報処理装置100は、転帰先予測結果が示す転帰先が、患者の転帰先として適しているか否かを医療従事者が決定する際の支援を好適に行うことができる。
例えば、転帰先予測結果に影響を及ぼす項目が、医療従事者が患者の転帰先として決定する際に参照する項目と同じである場合、医療従事者は、転帰先予測結果の信頼性が高いと判断することができる。
また、例えば、転帰先予測結果に影響を及ぼす項目が、医療従事者が患者の転帰先として決定する際に参照する項目と異なる場合、医療従事者は、転帰先予測結果が示す転帰先が適した転帰先か否かを、電子カルテに入力された内容や入力された内容の履歴、他の医療従事者等との会話などから検討することができる。よって、医療従事者は、検討の結果に基づいて、該患者に対して、信頼度が高い転帰先を決定することができる。よって、本実施の形態に係る医療情報処理装置100は、医療従事者による信頼度の高い転帰先の決定に対する支援を好適に行うことができる。
なお、転帰先予測結果が示す転帰先は、具体的な場所名であってもよいし、転帰先の種類であってもよい。例えば、転帰先が病院である場合、転帰先は、病院の種類(例えば、リハビリ病院、医療療養病院、介護療養病院等)を示す情報であってもよい。例えば、転帰先が病院とは異なる施設の場合、転帰先は、施設の種類(例えば、介護老人保健施設、介護老人福祉施設、有料老人ホーム等)を示す情報であってもよい。
(変形例1)
取得部120が取得する転帰先予測結果が示す転帰先は1つに限定されなくてもよい。
転帰先予測結果は、予測の確度が関連付けられた複数の転帰先を含んでもよい。この場合において、解析部130および抽出部140は、各転帰先に対して、上述した動作と同様の動作を行い、転帰先予測結果に含まれる複数の転帰先の夫々に対して抽出した項目を抽出結果として転帰先予測結果と共に出力部150に供給する。
図7は、本変形例における出力部150が表示装置に出力し、表示装置が表示する出力画面の一例を示す図である。図7に示す出力画面71は、図5に示した出力画面51と同様に領域52を含む。また、出力画面71は、転帰先予測結果が表示される領域72と、抽出部140が抽出した項目に関連する情報が表示される領域73とを含む。
領域72には、転帰先予測結果が示す転帰先が表示される。上述した通り、本変形例における転帰先予測結果は、予測の確度が関連付けられた複数の転帰先を含むため、領域72には、予測の確度がパーセントで示された複数の転帰先が表示される。
領域73には、図5に示す領域54と同様に、抽出部140が抽出した項目に関連する情報が表示される。領域73には、転帰先予測結果に含まれる複数の転帰先の何れかが選択可能に表示された領域74を含む。そして、出力部150は、抽出部140が抽出した項目のうち、領域74に表示された転帰先に関連する項目の情報が領域54と同様に領域73に表示させる。そして、領域74に表示される転帰先が変更されると、変更された転帰先に関連する項目の情報が領域73に表示される。
なお、出力部150は、複数の転帰先の夫々の項目に関する情報を全て、転帰先ごとに、転帰先に関連付けて出力画面71に表示してもよい。また、転帰先予測結果に予測に用いた予測モデルの情報や確度を算出した理由などを表す情報が含まれる場合、出力部150は、この情報を表示してもよい。そして、取得部120が、この情報に基づいて、1または複数の予測モデルをモデル記憶部110から取得してもよい。
このように、出力部150が転帰先の夫々に関連付けて、各転帰先に関連する項目を出力する。これにより、本変形例における医療情報処理装置100は、転帰先予測結果に複数の転帰先が含まれる場合であっても、予測された各転帰先が、電子カルテの何れの項目の影響を受けたかを医療従事者に対して容易に把握させることができる。
(変形例2)
抽出部140は、抽出結果と転帰先予測結果とを互いに関連付けて、記憶装置等に蓄積してもよい。そして、出力部150は、この蓄積された転帰先予測結果および抽出結果を、選択可能に表示する出力画面を出力してもよい。
図8は、本変形例における出力部150が表示装置に出力し、表示装置が表示する出力画面の一例を示す図である。図8に示す出力画面81は、図5に示した出力画面51と同様に領域52を含む。また、出力画面81は、転帰先予測結果の履歴が表示される領域82と、抽出部140が抽出した項目に関連する情報が表示される領域83とを含む。
領域82には、転帰先予測結果が示す転帰先の履歴が表示される。図8では、初日の転帰先予測結果と、3日目の転帰先予測結果と、出力画面81が表示された日(現時点と表示)の転帰先予測結果とを含んでいるが、その他の日の転帰先予測結果を含んでもよい。
領域83には、図5に示す領域54と同様に、抽出部140が抽出した項目に関連する情報が表示される。領域83には、転帰先の予測が行われた時点を示す情報が選択可能に表示された領域84を含む。そして、出力部150は、抽出部140が抽出した項目のうち、領域84に表示された時点の転帰先予測結果に関連付けられた項目の情報が領域54と同様に領域83に表示させる。そして、領域84に表示される情報が変更されると、変更された情報が示す時点の転帰先予測結果に関連付けられた項目の情報が領域83に表示される。
なお、出力部150は、転帰先予測結果の履歴の全てに対して、該転帰先予測結果に関連付けられた項目に関する情報を出力画面81に表示してもよい。
このように、出力部150が転帰先予測結果の履歴を、該転帰先予測結果に関連する、予測モデル43から抽出された電子カルテの項目と共に出力する。これにより、本変形例における医療情報処理装置100は、転帰先予測結果が示す転帰先の遷移と転帰先の予測に影響を及ぼした項目とを、医療従事者に対して容易に把握させることができる。
(変形例3)
モデル記憶部110に格納されたモデル情報が含む予測モデルは、算出された数値によって、一の転帰先を予測可能なものであってもよい。図9は、本変形例におけるモデル記憶部110が格納するモデル情報の一例を示す図である。モデル記憶部110は、例えば、図9に示すようなモデル情報91を格納する。モデル情報91は、各予測モデルを識別するモデル識別子92と、判別種別93と、予測モデル94とを含む。なお、モデル情報91は、図4に示す情報以外の情報を含んでもよい。モデル識別子92および予測モデル94は、夫々モデル識別子42および予測モデル43と同様の情報である。
判別種別93は、各予測モデル94を用いた予測が判別する一の転帰先に対する動作の種別を示す。例えば、モデル識別子92が「2001」の判別種別93は、自宅に対する動作の種別である「自宅退院」である。この判別種別93に関連付けられた予測モデル94を用いた予測では、転帰先が「自宅」か否かを予測することができる。この予測モデル94は、例えば2値分類を行うためのモデルである。モデル情報91は、予測される転帰先(場所)の数分の予測モデル94を含む。
本変形例において、取得部120が取得する転帰先予測結果は、変形例1と同様に、複数の転帰先が含まれているとする。各転帰先には、予測の確度が関連付けられている。取得部120は、転帰先予測結果に含まれる複数の転帰先の夫々に関連する予測モデル94を取得する。例えば、複数の転帰先が「自宅」、「リハビリ病院」、「療養病院」および「施設」の場合、取得部120は、図9に示すモデル情報91から、モデル識別子92が「2001」、「2002」、「2003」および「2004」の夫々に関連付けられた予測モデル94を取得する。
そして、解析部130および抽出部140は、各転帰先に対して、上述した動作と同様の動作を行い、転帰先予測結果に含まれる複数の転帰先の夫々に対して抽出した項目を抽出結果として転帰先予測結果と共に出力部150に供給する。
図10は、本変形例における出力部150が表示装置に出力し、表示装置が表示する出力画面の一例を示す図である。図10に示す出力画面101は、図5に示した出力画面51と同様に領域52と、領域53とを含む。ここで、領域53に含まれる転帰先予測結果として表示される転帰先は、複数の転帰先のうち、予測の確度が最も高い転帰先である。
また、出力画面101は、転帰先予測結果に含まれる複数の転帰先に対する予測の確度を表示する領域102と、抽出部140が抽出した項目に関連する情報が表示される領域103とを含む。
領域102には、表示される確度が、どの転帰先に対するものかを示す情報102Aと、確度を示す確度情報102Bとを含む。ここで、図10に表示される確度は0から1の数字に正規化されているとする。
例えば、図10において、情報102Aに含まれる「自宅退院スコア」は、予測された転帰先が「自宅」であり、転帰先に対する動作が「自宅退院」であり、関連する確度情報102Bが、転帰先が「自宅」であると予測した際の確度である、ことを示す。
「自宅退院スコア」に関連する確度情報102Bには、図10に示す通り、スコア(0から1までの数値)が含まれてもよいし、0から1までの範囲を表すバー上にスコアをプロットし、マーク102Cで表現したグラフが、含まれてもよい。
領域53には、転帰先予測結果が示す転帰先が表示される。
領域103には、図5に示す領域54と同様に、抽出部140が抽出した項目に関連する情報が表示される。領域103には、領域53に示す転帰先の項目に関連する情報が表示される。領域103は、項目104と、パラメータ105とを含む。
項目104は、抽出部140が予測モデル43から抽出した電子カルテの項目である。パラメータ105は、項目104に関連付けられた係数の合計値をグラフで示したものである。図10において、合計値が正の場合は、中心から右方向に伸びる棒グラフで合計値を表示し、合計値が負の場合は、中心から左方向に伸びる棒グラフで合計値を表示している。つまり出力部150は、「年齢」が、転帰先が「自宅」に予測されるように寄与する項目(第1項目)であり、「性別」が、転帰先が「自宅」に予測されないように寄与する項目(第2項目)であることを示している。
なお、出力画面101は、項目値を更に表示してもよい。
このように、モデル記憶部110に格納されたモデル情報が含む予測モデルは、算出された数値によって、一の転帰先を予測可能なものであっても、本変形例における医療情報処理装置100は、転帰先予測結果が示す転帰先と転帰先の予測に影響を及ぼした項目とを、医療従事者に対して容易に把握させることができる。
(変形例4)
モデル記憶部110に格納されたモデル情報が含む予測モデルは、算出された数値によって、一の転帰先を、所定の順に予測可能なものであってもよい。図11は、本変形例におけるモデル記憶部110が格納するモデル情報の一例を示す図である。モデル記憶部110は、例えば、図11に示すようなモデル情報111を格納する。モデル情報111は、モデル情報91と同様に、各予測モデルを識別するモデル識別子92と、判別種別93と、予測モデル94とを含む。モデル情報111は、更に、優先順位115を含む。
優先順位115は、モデル情報111を用いて予測を行う場合に、使用する予測モデル94の順序を示す。言い換えると、モデル情報111を用いて予測を行う場合に、優先順位115は、数値が小さいものから昇順に、予測モデル94を予測に用いることを促す。
ここで、軽症である患者は、転帰先が「自宅」であると予測されることが多い。また、重症度が高くなるにつれ、設備が整った場所が転帰先と予測される場合が多い。よって、予測にモデル情報111が使用される場合において、軽症であると判断される転帰先に関連する予測モデル94が重症であると判断される転帰先に関連する予測モデル94よりも先に用いられるように、優先順位115が付与されている。
転帰先予測結果が示す転帰先が一の転帰先を示す場合、例えば、転帰先が「自宅」の場合、取得部120は、モデル情報111から、モデル識別子92が「2001」に関連付けられた予測モデル94を取得する。
また、例えば、転帰先が「療養病院」の場合、取得部120は、モデル情報111から、モデル識別子92が「2003」に関連付けられた予測モデル94を取得する。なお、このとき、取得部120は、モデル識別子92が「2001」および「2002」の夫々に関連付けられた予測モデル94を取得してもよい。この場合、例えば、解析部130または抽出部140は、上述した確度を予測してもよい。
また、転帰先予測結果が示す転帰先が、確度が関連付けられた複数の転帰先を示す場合、取得部120は、複数の転帰先の夫々に関連付けられた予測モデル94を取得してもよいし、確度が最も高い転帰先に関連付けられた予測モデル94を取得してもよい。
このような予測モデル94であっても、本実施の形態に係る医療情報処理装置100は、転帰先予測結果と、該転帰先予測結果に関連する予測モデル94から抽出した電子カルテの項目と、を関連付けて出力することができる。
(変形例5)
モデル記憶部110に格納されたモデル情報が含む予測モデルは、条件に応じて異なる予測モデルが使用されるように生成されたものであってもよい。図12は、本変形例におけるモデル記憶部110が格納するモデル情報の一例を示す図である。モデル記憶部110は、例えば、図12に示すようなモデル情報121を格納する。モデル情報121は、各予測モデルを識別するモデル識別子122と、判別種別123と、予測モデル124と、条件125とを含む。
モデル識別子122、判別種別123および予測モデル124は夫々モデル識別子92、判別種別93および予測モデル94に対応する。
判別種別123のうち、「自立可否」は、関連付けられた予測モデル124が自立可能か否かを判別するモデルであることを示す。自立可能である場合、転帰先が「自宅」か、リハビリを行う「リハビリ病院」かに予測される場合が多い。そのため、本変形例における予測モデル124は、自立可能か否かを判定する予測モデル124と含み、まずこの予測モデル124を用いて予測を行うことを促す情報である条件125が関連付けられている。
条件125は、転帰先の予測にモデル情報121に含まれる予測モデル124を用いる場合の条件を示す。転帰先の予測に予測モデル124を用いる場合、予測を行う装置は、条件125を参照し、モデル識別子122が「3001」の予測モデル124を最初に使用して予測を行う。その後、予測を行う装置は、条件125を満たす予測モデル124を1または複数選択して、予測を行う。
予測された転帰先が「自宅」の場合、取得部120は、条件125を参照し、モデル情報121から、モデル識別子122が「3001」に関連付けられた予測モデル124と、モデル識別子122が「3002」の予測モデル124とを取得する。
このような予測モデル124であっても、本実施の形態に係る医療情報処理装置100は、転帰先予測結果と、該転帰先予測結果に関連する予測モデル124から抽出した電子カルテの項目と、を関連付けて出力することができる。
(変形例6)
モデル記憶部110に格納されたモデル情報が含む予測モデルは、図12に示す条件とは異なる条件が関連付けられてもよい。図13は、本変形例におけるモデル記憶部110が格納するモデル情報の一例を示す図である。モデル記憶部110は、例えば、図13に示すようなモデル情報131を格納する。モデル情報131は、各予測モデルを識別するモデル識別子132と、予測モデル133と、条件134とを含む。なお、モデル情報131は、上述した判別種別123を含んでもよい。
モデル識別子132および予測モデル133は夫々モデル識別子92および予測モデル94に対応する。
条件134は、転帰先の予測にモデル情報131に含まれる予測モデル133を用いる場合の条件を示す。転帰先の予測に予測モデル133を用いる場合、予測を行う装置は、条件134を参照する。
条件134は、転帰先の予測を行う対象の患者が入院何日目であるかに応じて、使用する予測モデル133の数を変更する条件を示す。例えば、患者が入院初日である場合、予測を行う装置は、モデル識別子132が「4001」の予測モデル133と、モデル識別子132が「4002」の予測モデル133と、を用いて予測を行う。また、例えば、患者が入院3日目である場合、予測を行う装置は、モデル識別子132が「4001」の予測モデル133と、モデル識別子132が「4002」の予測モデル133と、モデル識別子132が「4003」の予測モデル133と、を用いて予測を行う。
入院後の日数が増えると、電子カルテに入力される項目の数や項目値の詳細度は一般的に増加する。よって本変形例のように、入院後の日数に応じた予測モデル133が予めモデル記憶部110に格納されてもよい。そして、医療情報処理装置100は、入院後の日数に応じた予測モデル133を取得する構成であってもよい。
取得部120は、転帰先予測結果に基づいて、転帰先が予測された患者が入院何日目であるかの情報を取得する。そして、取得部120は、条件134を参照し、モデル情報131から、条件134を満たす予測モデル133を取得する。
このような予測モデル133であっても、本実施の形態に係る医療情報処理装置100は、転帰先予測結果と、該転帰先予測結果に関連する予測モデル133から抽出した電子カルテの項目と、を関連付けて出力することができる。
(変形例7)
モデル記憶部110に格納されたモデル情報が含む予測モデルは、図12および図13に示す条件とは異なる条件が関連付けられてもよい。図14は、本変形例におけるモデル記憶部110が格納するモデル情報の一例を示す図である。モデル記憶部110は、例えば、図14に示すようなモデル情報141を格納する。モデル情報141は、各予測モデルを識別するモデル識別子142と、予測モデル143と、条件144とを含む。なお、モデル情報141は、上述した判別種別123を含んでもよい。
モデル識別子142および予測モデル143は夫々モデル識別子92および予測モデル94に対応する。
条件144は、転帰先の予測にモデル情報141に含まれる予測モデル143を用いる場合の条件を示す。転帰先の予測に予測モデル143を用いる場合、予測を行う装置は、条件144を参照する。
条件144は、転帰先の予測を行う対象の患者が入院何日目であるかに応じて、使用する予測モデル133を変更する条件を示す。例えば、患者が入院初日である場合、予測を行う装置は、モデル識別子142が「5001」の予測モデル143を用いて予測を行う。また、例えば、患者が入院3日目である場合、予測を行う装置は、モデル識別子142が「5002」の予測モデル143を用いて予測を行う。
予測モデル143は、入院日数に応じて、項が増加する。言い換えると、予測モデル143は、入院日数に応じて、変数(説明変数)である、電子カルテの項目が増える。入院後の日数が増えると、電子カルテに入力される項目の数や項目値の詳細度は一般的に増加する。よって、本変形例のように、入院後の日数に応じた項目が増える予測モデル143が予めモデル記憶部110に格納されてもよい。そして、医療情報処理装置100は、入院後の日数に応じて項目が増える予測モデル143を取得する構成であってもよい。
取得部120は、転帰先予測結果に基づいて、転帰先が予測された患者が入院何日目であるかの情報を取得する。そして、取得部120は、条件144を参照し、モデル情報141から、条件144を満たす予測モデル143を取得する。
このような予測モデル143であっても、本実施の形態に係る医療情報処理装置100は、転帰先予測結果と、該転帰先予測結果に関連する予測モデル143から抽出した電子カルテの項目と、を関連付けて出力することができる。
(変形例8)
抽出部140は、抽出結果と転帰先予測結果と患者を示す情報(例えば患者ID(IDentifier))とを互いに関連付けて、記憶装置等に蓄積してもよい。そして、出力部150は、この蓄積された情報に基づいて、出力画面を出力してもよい。
図15は、本変形例における出力部150が表示装置に出力し、表示装置が表示する出力画面の一例を示す図である。図15に示す出力画面151は、図5に示した出力画面51と同様に領域52、領域53および領域54を含む。また、出力画面81は、転帰先予測結果が類似する患者の情報が表示される領域152を含む。
出力部150は、蓄積された情報を参照し、抽出結果と転帰先予測結果とが類似する患者を特定する。そして、出力部150は、特定した患者を示す情報を、領域152に表示させる。
これにより、出力画面151を参照する医療従事者に、抽出結果と転帰先予測結果とが類似する類似患者を把握させることができる。よって、医療従事者は、出力画面151に表示された類似患者の転帰先を確認するなどにより、転帰先が予測された患者の転帰先を決定することができる。したがって、本変形例における医療情報処理装置100は、医療従事者による信頼度の高い転帰先の決定に対する支援を好適に行うことができる。
なお、本実施の形態に係る医療情報処理装置100の出力部150は、例えば、抽出結果に含まれる項目のうち、医療従事者によって重みが付された項目を優先的に出力する構成であってもよい。例えば、転帰先予測結果が示す転帰先が「自宅」の場合において、抽出結果に含まれる項目が、「年齢」、「性別」、「意識レベル」および「同居人」であるとする。また、医療従事者によって、転帰先が「自宅」の場合の重みが付された項目が「意識レベル」と「合併症の有無」であるとする。この場合、出力部150は、「年齢」、「性別」および「同居人」よりも「意識レベル」を優先して出力してもよい。
<第3の実施の形態>
図16は、本開示の第3の実施の形態に係る医療情報処理装置200の構成の一例を示すブロック図である。図16に示す通り、医療情報処理装置200は、モデル記憶部110、取得部120、解析部130、抽出部140、出力部150、学習データ記憶部160、学習部170および予測部180を備える。医療情報処理装置200は、医療情報処理装置100に、更に学習データ記憶部160、学習部170および予測部180を備える構成である。
学習データ記憶部160は、学習データを格納する。学習データは、例えば、転帰先の情報を含む電子カルテである。なお、学習データの種類や数は特に限定されない。なお、学習データ記憶部160は、医療情報処理装置200とは別個の記憶装置で実現される構成であってもよい。
学習部170は学習データ記憶部160に格納された学習データを用いて、学習を行い、予測モデルを生成する。学習部170は、任意の機械学習を行ってもよい。学習部170は、例えば、異種混合学習を行ってもよい。また、学習部170は、電子カルテの項目に重みが付されている場合、該重みに応じた学習を行ってもよい。電子カルテの項目に付される重みとは、医療従事者によって転帰先に影響を及ぼす項目として付された重要度である。例えば、転帰先が「自宅」の電子カルテを用いた学習の場合、例えば、「意識レベル」と「合併症の有無」とに対して重みが付される。学習部170は、生成した予測モデルと予測モデルを識別する識別子とを関連付けて、モデル情報としてモデル記憶部110に格納する。
予測部180は、モデル記憶部110に格納されたモデル情報を用いて、転帰先の予測を行う。予測部180が行う予測の方法は特に限定されない。予測部180は、モデル記憶部110に格納されたモデル情報に応じた予測を行ってもよい。また、予測部180は、予め設定された条件に応じて、転帰先を予測してもよい。
図17は、予測部180が予測の際に参照する条件情報の一例を示す図である。条件情報は、モデル記憶部110に格納されてもよいし、予測部180内に格納されてもよい。
図17に示す通り、条件情報171は、モデル識別子172と、条件173と、予測結果174とを含む。モデル識別子172は、モデルを識別する。モデル識別子172は、例えば、図4のモデル識別子42に対応する。条件173は、予測モデルを用いた場合に得られる結果が満たすべき条件を示す。予測結果174は、条件を満たす場合に出力する転帰先を示す。
予測部180は、例えば、図4に示すモデル情報41を用いて予測を行う場合に、モデル識別子42が「1001」の予測モデル43を用いて、予測を行うとする。予測部180は、モデル識別子42が「1001」の予測モデル43を用いて算出した値が満たす条件を、条件173を比較することによって特定し、特定した条件173に関連する予測結果174を、転帰先予測結果として出力する。
図18は、本実施の形態に係る医療情報処理装置200の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図18に示す通り、学習部170が学習データを用いて学習を行う(ステップS181)。学習が行われた結果である予測モデルは、モデル記憶部110に格納される。
予測部180は、モデル記憶部110に格納された予測モデルを用いて転帰先を予測する(ステップS182)。なお、ステップS182が行われるタイミングは、転帰先の予測の指示が例えば医療従事者によって入力されたときであってもよいし、任意の時間であってもよい。ステップS182が行われるタイミングは、医療情報処理装置200に電子カルテが入力された時であってもよい。
その後、医療情報処理装置200は、ステップS61〜ステップS66と同様の処理を行う(ステップS183〜ステップS188)。
以上により、医療情報処理装置200は処理を終了する。
上述した通り、本実施の形態に係る医療情報処理装置200は、医療情報処理装置100に加え、学習データ記憶部160と、学習部170と、予測部180とを備える。これにより、取得部120が転帰先の予測に用いられた予測モデルをモデル記憶部110から取得することができるため、抽出部140は、転帰先の予測に影響を及ぼした項目をより正確に抽出することができる。よって、本実施の形態に係る医療情報処理装置200は、医療従事者による信頼度の高い転帰先の決定に対する支援を更に好適に行うことができる。
(ハードウェア構成について)
本開示の各実施形態において、医療情報処理装置(10、100、200)の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。各装置の各構成要素の一部又は全部は、例えば図19に示すような情報処理装置900とプログラムとの任意の組み合わせにより実現される。図19は、各装置の各構成要素を実現する情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置900は、一例として、以下のような構成を含む。
・CPU(Central Processing Unit)901
・ROM(Read Only Memory)902
・RAM(Random Access Memory)903
・RAM903にロードされるプログラム904
・プログラム904を格納する記憶装置905
・記録媒体906の読み書きを行うドライブ装置907
・通信ネットワーク909と接続する通信インタフェース908
・データの入出力を行う入出力インタフェース910
・各構成要素を接続するバス911
各実施形態における医療情報処理装置(10、100、200)の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム904をCPU901が取得して実行することで実現される。医療情報処理装置(10、100、200)の各構成要素の機能を実現するプログラム904は、例えば、予め記憶装置905やROM902に格納されており、必要に応じてCPU901がRAM903にロードして実行される。なお、プログラム904は、通信ネットワーク909を介してCPU901に供給されてもよいし、予め記録媒体906に格納されており、ドライブ装置907が当該プログラムを読み出してCPU901に供給してもよい。
医療情報処理装置(10、100、200)の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、医療情報処理装置(10、100、200)は、構成要素毎にそれぞれ別個の情報処理装置900とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、医療情報処理装置(10、100、200)が備える複数の構成要素が、一つの情報処理装置900とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
また、医療情報処理装置(10、100、200)の各構成要素の一部又は全部は、その他の汎用または専用の回路、プロセッサ等やこれらの組み合わせによって実現される。
これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。
医療情報処理装置(10、100、200)の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
医療情報処理装置(10、100、200)の各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントアンドサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。
なお、上述した各実施の形態は、本開示の好適な実施の形態であり、上記各実施の形態にのみ本開示の範囲を限定するものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において当業者が上記各実施の形態の修正や代用を行い、種々の変更を施した形態を構築することが可能である。
この出願は、2017年8月30日に出願された日本出願特願2017−165378を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 医療情報処理装置
11 取得部
12 抽出部
13 出力部
100 医療情報処理装置
110 モデル記憶部
120 取得部
130 解析部
140 抽出部
150 出力部
160 学習データ記憶部
170 学習部
180 予測部
200 医療情報処理装置

Claims (10)

  1. 転帰先を予測した結果である転帰先予測結果と、該転帰先予測結果に関連するモデルであって、電子カルテに含まれるデータ項目を説明変数として用い、前記転帰先を分類するためのモデルとを取得する取得手段と、
    前記転帰先の予測に影響を及ぼす、所定の条件を満たす前記データ項目を、前記モデルから抽出する抽出手段と、
    抽出結果に基づいて、前記データ項目を前記転帰先予測結果に関連付けて出力する出力手段と、
    を備える医療情報処理装置。
  2. 前記出力手段は、前記データ項目と該データ項目の項目値とを関連付けて出力する、
    請求項1に記載の医療情報処理装置。
  3. 前記抽出手段は、前記データ項目に関連付けられる関連情報が前記所定の条件を満たす場合に、前記データ項目を前記モデルから抽出し、
    前記出力手段は、前記関連情報を前記データ項目に関連付けて出力する、
    請求項1または2に記載の医療情報処理装置。
  4. 前記抽出手段は、前記データ項目のうち、前記転帰先と予測されたことに寄与する第1項目および前記転帰先とは異なる他の転帰先と予測されたことに寄与する第2項目を、前記関連情報の符号に基づいて抽出し、
    前記出力手段は、前記第1項目と前記転帰先と予測されたことに寄与することを表す第1情報とを関連付けて出力し、前記第2項目を前記第1情報とは異なる第2情報に関連付けて出力する、
    請求項3に記載の医療情報処理装置。
  5. 前記転帰先予測結果は、複数の転帰先と、各転帰先に対する予測の確度とを含み、
    前記抽出手段は、前記転帰先に対する前記データ項目を、前記モデルから抽出し、
    前記出力手段は、前記転帰先ごとに、該転帰先に関連する前記データ項目を、該転帰先に関連付けて出力する、
    請求項1から4の何れか1項に記載の医療情報処理装置。
  6. 前記出力手段は、前記転帰先予測結果の履歴を、該転帰先予測結果に関連する前記データ項目と共に出力する、
    請求項1から4の何れか1項に記載の医療情報処理装置。
  7. 転帰先を予測した結果である転帰先予測結果と、該転帰先予測結果に関連するモデルであって、電子カルテに含まれるデータ項目を説明変数として用い、前記転帰先を分類するためのモデルとを取得し、
    前記転帰先の予測に影響を及ぼす、所定の条件を満たす前記データ項目を、前記モデルから抽出し、
    抽出結果に基づいて、前記データ項目を前記転帰先予測結果に関連付けて出力する、
    医療情報処理方法。
  8. 前記データ項目と該データ項目の項目値とを関連付けて出力する、
    請求項7に記載の医療情報処理方法。
  9. 転帰先を予測した結果である転帰先予測結果と、該転帰先予測結果に関連するモデルであって、電子カルテに含まれるデータ項目を説明変数として用い、前記転帰先を分類するためのモデルとを取得する処理と、
    前記転帰先の予測に影響を及ぼす、所定の条件を満たす前記データ項目を、前記モデルから抽出する処理と、
    抽出結果に基づいて、前記データ項目を前記転帰先予測結果に関連付けて出力する処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラムを記憶した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  10. 前記出力する処理は、前記データ項目と該データ項目の項目値とを関連付けて出力する、
    請求項9に記載の記憶媒体。
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