JPWO2018150550A1 - 学習データ管理装置及び学習データ管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アップデートにより対象システムの挙動が変化した際に、アップデート前のメトリクス値を用いて作成された学習結果と実際の動作に差異が生じても、ベースライン情報等の予測精度が低下しないようにすること。【解決手段】学習データ管理装置が、抽出した特徴と、処理実行時に稼働中の監視対象システムの監視データの特徴と比較し、両特徴が近いものを学習に用いる学習データとして選択し、当該選択された学習データを用いて予測モデルを生成する。

Description

本発明は、学習データ管理装置及び学習データ管理方法に関し、特に、開発者(Development)と運用管理者(Operations)とが連携して協力する開発手法である「DevOps」において開発されるサービスに対して機械学習が用いられる際における学習データの管理に適用して好適な機能を有する。
近年、サービスやアプリケーションの開発手法が変化しつつある。従来、サービスやアプリケーションを提供する場合には、要件定義、設計及び開発という長いプロセスを経てからユーザにこれらを提供していた。しかしながら、このような長いプロセスを要すると、ユーザのニーズの変化に迅速に対応できないため、従来から開発サイクルを短くしたいというニーズが存在している。近年では、例えばアジャイル開発、DevOpsなどの開発手法が普及している。これにより、アップデートの頻度を高め、1日に複数回に亘ってサービスやアプリケーションをアップデートすることができるようになっている。
これらのサービスやアプリケーションを監視対象システムとした場合、従来は、監視対象システムの動作状況を表すメトリクス値のうち、監視対象システムの故障発生期間以外のメトリクス値から正常範囲を示すベースライン情報を生成するという技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2013−066113号公報
上述した従来技術においては、監視対象システムの故障発生期間とそれ以外の期間とを区別し、ベースライン情報を生成しているが、監視対象システムの挙動、すなわち、メトリクス値の分布が頻繁に変化することは想定されていない。その一方、最近のサービスやアプリケーションにおいては、上述したDevOpsのような開発手法により頻繁に更新が行われ、監視対象システムの挙動が変化することが考えられる。
ベースライン情報等を機械学習で生成していた場合、監視対象システムのアップデートにより内部ロジックが変更されることが考えられる。アップデートにより対象システムの挙動が変化すると、アップデート前のメトリクス値を用いて作成された学習結果と実際の動作との間に差異が生じ、ベースライン情報等の予測精度が低下してしまうおそれがあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、監視対象システムの今後の挙動について予測精度の高い予測モデルを生成可能な学習データ管理装置及び学習データ管理方法を提案しようとする機能を有する。
かかる課題を解決するため、本発明においては、監視対象としての監視対象システムから監視データを取得する監視データ取得部と、前記取得した監視データを前記監視対象システムの挙動に応じて分割する監視データ分割部と、前記分割した監視データから特徴を抽出する特徴抽出部と、前記抽出した特徴と、処理実行時に稼働中の監視対象システムの監視データの特徴と比較し、両特徴が近いものを学習に用いる学習データとして選択する学習データ選択部と、前記選択された学習データを用いて予測モデルを生成する予測モデル生成部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明においては、学習データを用いて予測モデルを生成する学習データ管理装置における学習データ管理方法であって、前記学習データ管理装置が、監視対象としての監視対象システムから監視データを取得する監視データ取得ステップと、前記学習データ管理装置が、前記取得した監視データを前記監視対象システムの挙動に応じて分割する監視データ分割ステップと、前記学習データ管理装置が、前記分割した監視データから特徴を抽出する特徴抽出ステップと、前記学習データ管理装置が、前記抽出した特徴と、処理実行時に稼働中の監視対象システムの監視データの特徴と比較し、両特徴が近いものを学習に用いる学習データとして選択する学習データ選択ステップと、前記学習データ管理装置が、前記選択された学習データを用いて予測モデルを生成する予測モデル生成ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、監視対象システムの今後の挙動について予測精度の高い予測モデルを生成することができる。
第1の実施の形態による学習データ管理装置の構成例を示すシステム構成図である。 図1に示すデプロイサーバの構成例を示すブロック図である。 図1に示す仮想マシンの構成例をより詳細に示したブロック図である。 図1に示すサービス監視サーバの構成例をより詳細に示したブロック図である。 図1に示す管理サーバの構成例をより詳細に示したブロック図である。 図4に示す監視メトリクス値テーブルの構成例を示すテーブル構成図である。 図5に示すバージョン別学習データテーブルの構成例を示すテーブル構成図である。 図5に示すクラスタ重心位置テーブルの構成例を示すテーブル構成図である。 図5に示す予測モデルテーブルの構成例を示すテーブル構成図である。 一般的な予測モデル情報の一例を示す図である。 図5に示すプログラム設定テーブルの構成例を示すテーブル校正図である。 第1の実施の形態による学習処理の一例を示すフローチャートである。 図12に示す学習用データ保存処理をより詳しく表したフローチャートである。 図12に示す学習データ選択処理をより詳しく表したフローチャートである。 クラスタ重心位置計算及びクラスタ重心位置比較の一れを示す図である。 図12に示す予測モデル生成処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による効果の一例を示す図である。 第2の実施形態による管理サーバの構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態による日時別学習データテーブルの稿整理を示すテーブル構成図である。 第2の実施の形態による日時別学習データ保存処理をより詳しく表したフローチャートである。
以下、図面について、本発明の一実施の形態について詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)概要構成
図1は、第1の実施の形態による学習データ管理装置の構成例を示す。本実施の形態では、監視対象システムとしてWebアプリケーションの1種であるECサービスを例として挙げているが、これに限るものではない。また、監視対象システムはWebアプリケーションに限るものではなく、サーバの挙動、例えばストレージ応答性能予測などにも用いることができる。
また、本実施の形態では、監視対象システムの挙動を分割するための要素として、例えば監視対象システムのバージョンを用いるものとする。
図1は、第1の実施の形態による学習データ管理装置としての計算機システムの構成例を示す。本実施の形態に関わる計算機システムは、監視対象システム100、デプロイサーバ101、サービス監視サーバ102、管理サーバ103、管理端末105及び開発端末104を備える。これらはそれぞれが持つ通信インターフェースによってネットワーク106に接続され、ネットワーク106を介して互いに接続される。
本実施の形態では、監視対象システム100として、例えばWebアプリケーション、具体的にはEC(Electronic Commerce)サービスを例示する。
管理端末105は、通信インターフェース134、プロセッサ133、記憶装置135、メモリ136を備えて、これらが内部バス145によって接続されている。内部バス145には、入力装置137及び出力装置138が接続されている。運用管理者139は、この入力装置137及び出力装置138を介して、ECサービス100、デプロイサーバ101、サービス監視サーバ102及び管理サーバ103に対する操作を実施する。
開発端末104は、通信インターフェース129、プロセッサ130、記憶装置131及びメモリ132を備えており、これらが内部バス144によって接続されている。内部バス144には、入力装置147及び出力装置148が接続されている。開発者140は、開発端末を104用いてアプリケーションを開発する。開発されたアプリケーションのソースコードは、ネットワーク106を介しデプロイサーバ101の記憶装置119に保存される。
ECサービス100は、物理サーバ110上で動作する仮想化ソフトウェア111によって提供される仮想マシン112を備える。物理サーバ110は、通信インターフェース113、プロセッサ114、記憶装置115及びメモリ116を備える。仮想マシン112には、物理マシン110のプロセッサ114、記憶装置115及びメモリ116の一部が割り当てられている。仮想マシン112に対する操作は、物理サーバ110の通信インターフェース113を介して実施される。これら通信インターフェース113、プロセッサ114、記憶装置115及びメモリ116は、内部バス146によって接続されている。
デプロイサーバ101は、通信インターフェース117、プロセッサ118、記憶装置119及びメモリ120を備える。これら通信インターフェース117、プロセッサ118、記憶装置119及びメモリ120は、内部バス141によって接続されている。
サービス監視サーバ102は、通信インターフェース121、プロセッサ122、記憶装置123及びメモリ124を備える。これら通信インターフェース121、プロセッサ122、記憶装置123及びメモリ124は、内部バス142によって接続されている。
管理サーバ103は、通信インターフェース125、プロセッサ126、記憶装置127及びメモリ128を備える。これら通信インターフェース125、プロセッサ126、記憶装置127及びメモリ128は、内部バス143によって接続されている。
図2は、デプロイサーバ101の構成例を示すブロック図を示す。デプロイサーバ101は、ソースコードレポジトリ201に格納されているソースコードをビルドし、仮想マシン112で稼働しているアプリケーションプログラム300を更新する機能を有する。
メモリ120には、デプロイプログラム200が格納されている。記憶装置119には、ソースコードリポジトリ201が格納されている。ソースコードリポジトリ201には、仮想マシン112上で提供されるアプリケーションプログラム300のソースコードが格納されている。このソースコードは、開発者140が開発端末104を用いて開発されており、ネットワーク106を介してソースコードレポジトリ201に保存される。
デプロイプログラム200は、管理端末105の入力装置137を介してデプロイの指示を受領すると、ソースコードリポジトリ201に格納されているソースコードをビルドし、このようなビルドにより生成されたアプリケーションプログラムの実行ファイルを、仮想マシン112で稼働しているアプリケーションプログラム300と入れ替えることによりアプリケーションを更新する。
図3は、ECサービス100において稼働している仮想マシン112の構成図を示す。仮想マシン112に割り当てられたメモリ116上では、ECサービス100を提供するアプリケーションプログラム300が稼働している。
メモリ116には、アプリケーションプログラム300及び監視エージェントプログラム301が格納されている。記憶装置115には、商品データDB303が格納されている。商品データDB(データベース)303には、商品の名前、商品の値段、及び商品の在庫数を含む商品情報が格納されている。アプリケーションプログラム300は、商品データDB303に格納されている商品情報を取得し、この商品情報を基にサービスを提供する。
このアプリケーションプログラム300は、ネットワーク106に公開されている。監視エージェントプログラム301は、アプリケーションプログラム300の稼働情報を取得しており、監視により得られた監視メトリクス値を、ネットワーク106を介してサービス監視サーバ102のサービス管理マネージャプログラム400(図4)に送信する。
図4は、サービス監視サーバ102の構成図を示す。サービス監視サーバ102は、仮想マシン112で稼働している監視マネージャプログラム301から監視結果を受信し保存する。
メモリ124にはサービス管理マネージャプログラム400が格納されている。記憶装置123には、監視メトリクス値テーブル401が格納されている。サービス監視マネージャプログラム400は、仮想マシン112で稼働している監視エージェントプログラム300によって取得された監視メトリクス値を受信し、記憶装置123内の監視メトリクス値テーブル401に格納する。監視メトリクス値テーブル401の詳細については後述する。
図5は、管理サーバ103の構成図を示す。管理サーバ103は、サービス監視サーバ102によって取得された監視メトリクス値を学習し、アプリケーションプログラム300における販売数予測モデルを作成する機能を有する。プロセッサ126は、この販売数予測モデルを用いてECサービス100における販売数の予測を行う。
メモリ128には、学習用データ保存プログラム500、学習用データ選択プログラム501、予測モデル生成プログラム502及び在庫管理プログラム503が格納されている。記憶装置127には、バージョン別学習データテーブル504、クラスタ重心位置テーブル505、予測モデルテーブル506及びプログラム設定テーブル507が格納されている。
学習用データ保存プログラム500は、サービス監視サーバ102の監視メトリクス値テーブル401から値を読み出して処理を実行した後、バージョン別学習データテーブル504に格納する。学習用データ選択プログラム501は、バージョン別学習データテーブル504の学習データを基に、クラスタ重心位置を計算し、クラスタ重心位置テーブル505に保存する。学習用データ選択プログラム501は、このように保存されたクラスタ重心位置を基に、学習に用いるテーブルを選択する。なお、通常テーブルにはレコードが格納されているが、本実施の形態では、分かり易く説明する都合上、バージョン別学習データテーブル504にはレコードに相当するテーブルが存在しているものとして説明する。
予測モデル生成プログラム502は、学習用データ選択プログラムで選択されたテーブルの学習データを基に予測モデルを生成し、予測モデルテーブル506に予測モデルを保存する。これらの処理の詳細については後述する。
在庫管理プログラム503は、予測モデルテーブル506から最新の予測モデルを取得し、この取得した予測モデルを販売数予測モデル508として保持する。在庫管理プログラム503は、販売数予測モデル508を基にECサービス100における販売数を予測する。運用管理者139は、この予測情報から発注量を調整する。設定ファイルは、学習用データ保存プログラム500及び学習用データ選択プログラム501で利用される。
図6は、サービス監視サーバ102の記憶装置123に格納される監視メトリクス値テーブル401の一例を示す図である。管理メトリクス値テーブル401は、バージョン601、日時602、アクセス数603、ユーザ数604、遷移率605及び購入率606を管理する。なお、このうちアクセス数603におけるメトリクス値とは5000回などの数値を示し、メトリクスとはアクセス数の項目自体を示している。
監視データとは、ある日時における各メトリクスのメトリクス値をまとめたものを指す。仮想マシン112で稼働している監視エージェントプログラム301によってアプリケーションプログラム300のメトリクス値は、サービス監視サーバ102に送られ、監視マネージャプログラム400によって保存される。監視メトリクス値テーブル401には、バージョン601、日時602、アクセス数603、ユーザ数604、遷移率605及び購入率606が格納される。
バージョン601は、仮想マシン112で稼働しているアプリケーションプログラム300のバージョン情報を示す。日時602は、監視メトリクス値を取得した日時、アクセス数603は単位時間内にECサービス100にて販売される商品の紹介ページがアクセスされた回数を示す。ユーザ数604は、メトリクス値取得時のアプリケーションプログラム300に登録されているユーザの人数を示す。遷移率605は、アクセス数603のうち商品の紹介ページから購入ページに遷移した割合を示す。購入率606は、アクセス数のうち商品を購入した割合を示す。販売数は、商品が購入された数を示す。
図7は、管理サーバ103の記憶装置127に格納されるバージョン別学習データテーブル504の一例を示す図である。ここでは、バージョン2.03の学習データ、バージョン2.04の学習データ、及びバージョン2.05の学習データが、それぞれ別の学習データテーブル701,702,703に格納されている様子を示している。
学習データとは、学習用データ保存プログラム500によってバージョン別学習データテーブル504に保存されたデータを指す。バージョン別学習データテーブル504の中身の値は、学習用データ保存プログラム500によって正規化されている。このバージョン別学習データテーブル504には、監視メトリクス値テーブル401のメトリクスの中から学習に使うメトリクスだけ選択し正規化された値が格納される。項目705,706,707には、アクセス数、遷移率、購入率が正規化された値が保存されている。項目704は、学習データのIDの役割を持つため、正規化されずそのまま保存される。本実施の形態では、ユーザ数604は、学習に用いないため、バージョン別学習データテーブル504には格納されない。
図8は、管理サーバ103の記憶装置127に格納されるクラスタ重心位置テーブル505の一例を示す図である。クラスタ重心位置テーブル505には、バージョン801と関係するテーブルにおけるクラスタ重心位置の計算結果802が格納されている。クラスタ重心位置とは、学習データテーブル504の各バージョンのテーブルの学習データを座標空間にマッピングした座標の平均のことを指す。クラスタ重心位置テーブル505は、学習データ選択プログラム501の実行時に使用され、更新される。
図9は、管理サーバ103の記憶装置127に格納される予測モデルテーブル506の一例を示す図である。この予測モデルテーブル506は、予測モデルを生成した日時900と、予測モデルを生成する際に使用したバージョン901と、それによって生成された予測モデル情報902と、が格納されている。
学習に複数のバージョンが使用された場合は、バージョン901の[2.01]、[2.02]のように各バージョンが羅列される。予測モデル情報には予測モデルそのものの情報が格納されている。例えば、予測モデルが、図10のようなニューラルネットワークを用いて作成されていた場合、各ノードの重みが予測モデル情報に格納される。予測モデルテーブルは、予測モデル生成プログラム502の実行時に更新される。
図10は、予測モデル生成プログラムによって作成される販売数予測モデル508のニューラルネットワークの構成例を示しており、例えば入力層、隠れ層及び出力層に分かれている。本実施の形態では、一例として、入力は、アクセス数、遷移率及び購入率であり、出力は販売数となる。ノード1には1つの入力があり、これに対し「w1_0」という重みがかかっている。
これに対し、ノードNに関しては5つの入力があり、それぞれの入力に対して「wN_0」、「wN_1」、「wN_2」、「wN_3」及び「wN_4」という重みがかかっている。この重みの値は、図9に示す予測モデル情報903,904に格納されている。
図11は、管理サーバ103の記憶装置127に格納されるプログラム設定テーブル1000の一例を示す図である。このプログラム設定テーブル1000には、学習データ保存プログラム500及び学習データ選択プログラム501において使用される設定が保存されている。
処理時間実行間隔設定1001は、管理サーバ103にて実行される学習処理S1100(図12)の実行間隔が保存される。学習メトリクス選択設定1002は、学習データ選択プログラム501で学習に用いるメトリクスを選択する際に用いられる。データ数閾値設定1003は、学習データ選択プログラム501において処理を実行するか否かの判断の際に用られる。クラスタ重心位置閾値設定1004は、学習データ選択プログラム501で学習に用いる学習データテーブルを選択する際に用いられる。
プログラム設定テーブル1000は、学習処理S1100が実行される前に運用管理者139によって管理端末105の入力装置137が用いられることにより、ネットワーク106を介して設定が保存される。
既述の監視メトリクス値テーブル401では、監視対象がECサービス100になっているため、格納されているメトリクスがアクセス数603、ユーザ数604、遷移率605及び購入率606となっている。
なお、本実施の形態は、監視対象システム100として、ECサービスを例示しているが、これに限られず、例えば、ストレージの応答性能の予測等にも適用することができる。このようにストレージ応答性能の予測を行う場合は、監視メトリクス値テーブル401には、プロセッサ使用率、キャッシュ使用率、キャッシュサイズなどが格納されることになる。
(1−2)予測モデルの生成を実施する学習処理
図12は、予測モデルを生成する学習処理S1100の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、管理サーバ103によって実行される。
学習用データ保存処理S1101は、学習用データ保存プログラム500に対応しており、学習用データ選択処理S1102は、学習用データ選択プログラム501に対応しており、予測モデル生成処理S1103は、予測モデル生成プログラム502に対応している。管理サーバ103では、これらのプログラム500,501,502が管理サーバ103のメモリ128に展開されており、各プログラム500,501,502に含まれる処理がプロセッサ126によって実行される。
学習処理S1100は、予め運用管理者139が定めた処理実行時間間隔設定509を基に一定時間間隔ごとに実行される(ステップS1105)。図11に示すプログラム設定テーブル1000の処理実行時間間隔設定1001には、処理の実行間隔のみが記述されている。この処理実行時間間隔設定1001に1時間と記述されていれば、1時間ごとに処理が実行されることを表している。処理S1105では、前回処理を実行した日時が出力され、この前回実行した日時が次の学習用データ保存処理S1101において使用される。
管理サーバ103では、プロセッサ126が、学習用データ保存処理を実行し(ステップS1101)、前回実行した日時を基に、前回の処理S1100実行時から増加した分のデータを監視メトリクステーブル401から読み込み、バージョン別学習データテーブル504に保存する。
次にプロセッサ126は、学習用データ選択処理を実行し(ステップS1102)、バージョン別学習データテーブル504の中で予測モデル生成に用いる学習データテーブルを選択する。
学習用データ選択処理では、プロセッサ126が、学習に用いるバージョン別学習データテーブル504の学習データテーブルを出力する(ステップS1102)、次にプロセッサ126は、予測モデル生成処理を実行し(ステップS1103)、学習用データ選択処理S1102によって渡されたバージョン別学習データテーブル504の学習データテーブルを使って新しい予測モデルを生成し、予測モデルテーブル506に保存する。
さらにプロセッサ126は、予測モデルテーブル506から予測モデル生成処理(ステップS1103)において生成された予測モデルを予測モデルテーブル506から取得し、在庫管理プログラム503の販売数予測モデル507を生成された新しい予測モデルへ更新する(ステップS1104)。
図13は、図12に示す学習用データ保存処理の詳細を示したフローチャートである。管理サーバ103では、プロセッサ126が、サービス監視サーバ102の監視メトリクス値テーブル401からネットワーク106を介して、前回実行時から増加した分の監視データを取得する(ステップS1201)。この際、プロセッサ126は、増加した分の監視データであるか否かの判断のために、既に説明した前回処理を実行した日時を使用し、前回処理を実行した日時以降の日時を示す監視データを取得する。
次にプロセッサ126は、予め運用管理者139によって設定された学習メトリクス選択設定1002を参照し、監視メトリクス値テーブル401の監視データから、学習に用いるメトリクスを選択する(ステップS1202)。学習メトリクス選択設定1002には学習に使うメトリクスが列挙されており、例えばアクセス数、遷移率及び購入率の3つのメトリクスが列挙されている。
次にプロセッサ126は、上述のように選択されたメトリクスのメトリクス値を正規化する(ステップS1203)。ここでいう正規化とは、各メトリクスのメトリクス値が取り得る最大値と最小値との間においてメトリクス値がどこに位置するかを0から1の間の数値で示すように変換することである。最後に処理S1204は、正規化されたメトリクス値をバージョン別にバージョン別学習データテーブル504に保存する。
例えば、監視メトリクス値テーブル504から増加した分の監視データとして日時2016/10/10 13:00の監視データが上記ステップS1201において取得されると、プロセッサ126は、メトリクスのアクセス数、遷移率及び購入率を選択する(ステップS1202)。
プロセッサ126は、上述のように選択されたメトリクスのメトリクス値を正規化し(ステップS1203)、この正規化されたメトリクス値をバージョン別学習データテーブル504のテーブル703に保存する(ステップS1204)。
図14は、図12に示す学習用データ選択処理の詳細を示したフローチャートである。まず、管理サーバ103では、プロセッサ126が、仮想マシン112で稼働しているアプリケーションプログラム300のバージョンのデータ数が十分存在するか否かについてバージョン別学習データテーブル504を参照して確認する(ステップS1301)。データ数が十分であるか否かの判断は、予め運用管理者139が決定しておいたデータ数閾値設定1003に従うものとする。
データ数閾値設定1003には、データ数がいくつであれば十分であると判断するかという値のみが格納されている。例えば、予め運用管理者139により「300」と設定されていた場合、バージョン別学習データテーブル504のテーブル703に300個以上の学習データがあれば、データ数が十分であると判断される。データ数が十分であった場合、プロセッサ126は、各バージョンのバージョン別学習データテーブル504を用いてクラスタ重心位置を計算する(ステップS1303)。
この際、既述のステップS1302では、プロセッサ126が、前回のクラスタ重心位置計算及びクラスタ重心位置計算に用いられたデータ数同士を比較し、データ数が増加している場合のみクラスタ重心位置の計算を行い、この結果をクラスタ重心位置テーブル505に保存する。クラスタ重心位置計算に用いられたデータ数は、学習用データ選択プログラム501が保持する。
すべてのバージョンに対してクラスタ重心位置の計算終了後、プロセッサ126は、学習に用いる学習データテーブルを選択する(ステップS1304)。このステップS1304では、プロセッサ126が、運用管理者139によって予め設定されたクラスタ重心位置閾値設定1004に従い、仮想マシン112で稼働しているアプリケーションプログラム300のバージョンの「クラスタ重心位置からの距離」が閾値内に収まるバージョンのバージョン別学習データテーブル504の学習データテーブルを選択する。
ここでいうクラスタ重心位置からの距離とは、複数のクラスタ重心位置の値同士の差を示す。クラスタ重心位置閾値設定1004には、閾値の値のみが格納されている。各バージョンのクラスタ重心位置は、クラスタ重心位置テーブル505から取得される。ステップS1301において学習データ数が十分でなかった場合、プロセッサ126は、クラスタ重心位置計算の処理を実行しない。
この場合、プロセッサ126は、前回の学習データ選択処理実行時に選択されたバージョンを選択するとともに、仮想マシン112で稼働しているバージョンの学習データテーブルを選択する(ステップS1305)。選択された学習データテーブルは、学習用データ選択プログラム501によって保持される。以上のようにステップS1304またはステップS1305において、プロセッサ126が学習データテーブルを選択し、次のような予測モデル生成処理を実行する(S1103)。
図15(A)〜図15(C)は、ステップS1303においてクラスタ重心位置を計算する一例を表した概念図であり、図15(D)は、ステップS1304において学習データを選択する一例を表した概念図である。
管理サーバ103では、プロセッサ126が、図15(A)〜図15(C)に各々示すようにバージョンごとに学習データテーブルの学習データを座標空間にマッピングし、そのマッピングされた学習データの重心を計算する(ステップS1400)。
図15(A)〜図15(C)では、それぞれ、バージョン[2.03]、[2.04]、[2.05]の各学習データがマッピングされ、重心位置が計算によって求められる。図15(D)では、各バージョンのクラスタ重心位置のみをマッピングし、バージョン2.05からの距離が比較されている(ステップS1401)。図中の閾値は、運用管理者139が設定したクラスタ重心位置の閾値である。
本実施の形態では、クラスタ重心位置閾値として「0.10」が設定されているものとすると、図15(C)に示すバージョン[2.05]のクラスタ重心位置が例えば「0.61」となるため、図15(A)に示すバージョン[2.03]のクラスタ重心位置「0.56」は閾値内に入っているのに対し、図15(B)に示すバージョン[2.04]のクラスタ重心位置0.72は閾値内に入っていない。以上のことに基づき、学習データテーブルとして、バージョン[2.03]及び現在稼働中であるバージョン[2.05]が選択される。
図16は、予測モデル生成処理(ステップS1103)の詳細を示したフローチャートである。まず、ステップS1501では、プロセッサ126が、予測モデルテーブル506を参照し、選択された学習データテーブルに対応する過去の予測モデルを選択する。以下に予測モデルを選択する一例を示す。
既述の学習データ選択処理(ステップS1102)において、上述のようにバージョン[2.03]及びバージョン[2.05]の学習データテーブルが選択されているので、プロセッサ126は、予測モデルテーブル506からバージョン[2.03]及び[2.05]の学習データテーブルから生成されている予測モデルを検索する。仮にこの予測モデルが存在しない場合、プロセッサ126は、選択されている学習データテーブルのいずれかのみで生成されている予測モデルを検索する。
そのように予測モデルが存在しない場合、上述のようにバージョン[2.03]及び[2.05]が選択されている場合であれば、バージョン[2.03]で生成された予測モデル、及び、バージョン[2.05]で生成された予測モデルのうちのどちらか一方の予測モデルが該当する。
一方、そのように予測モデルが存在しない場合、バージョン[2.01]、[2.03]及び[2.05]が選択されている場合であれば、バージョン[2.01]、[2.03]、[2.05]、[2.01、2.03]、[2.01,2.05]、[2.03、2.05]で生成されている予測モデルが該当する。仮に該当する予測モデルが複数ある場合は総データ数が一番多くなる予測モデルが選択される。
第1の実施の形態では、学習用データ選択処理(ステップS1102)においてプロセッサ126が、バージョン別学習データテーブル504の中からバージョン[2.03]の学習データテーブル701を選択するとともに、バージョン[2.05]の学習データテーブル703を選択している。ステップS1501では、プロセッサ126が、予測モデルテーブル506から、バージョン2.03によって作成された予測モデルを選択する。
次にステップS1502では、プロセッサ126が、ステップS1501によって対応する予測モデルを選択したか否かを判定する。対応する予測モデルが発見され、過去の予測モデルを利用可能な場合、プロセッサ126は、上述したステップS1501において選択された過去の予測モデルに対して差分の学習データを学習させ、新しい予測モデルを生成し(ステップS1503)、これを予測モデルテーブル506(図9参照)に登録する。ここでいう差分とは、予測モデルテーブル506の項目900(予測モデルを作成した日時)を基に、この日時以降の学習データを示す。
第1の実施の形態では、バージョン[2.03]で作成された過去の予測モデルが選択されているので、この過去の予測モデルに対し、差分の学習データを追加で学習させることにより新しい予測モデルを生成し、予測モデルテーブル506に当該新しい予測モデルが追加される。
一方、対応する予測モデルが存在せず、過去の予測モデルが利用できない場合、プロセッサ126は、学習データ選択プログラム1102によって選択されたテーブルに含まれる全ての学習データを用いて予測モデルを生成し(ステップS1504)、予測モデルテーブル506に、この予測モデルを追加する。
図17は、在庫管理プログラム503により示される販売数が予測される様子を示す図である。なお、縦軸が販売数を表し、横軸が時間を表している。横軸の下にはアプリケーションプログラム300においてどのバージョンが稼働していたかというものを示している。実線で示されている販売数変化は実測値であり、点線で示されている販売数変化は予測モデルによる予測値であり、一点鎖線で示されている販売数変化は古い予測モデルによる予測値である。
現在時刻において、上述したステップS1104において新しく生成された予測モデルによる予測値に更新されている(図示の点線に相当)。図示の例では、アプリケーションプログラム300のバージョンが[2.04]から[2.05]に更新され、古いモデルによる予測値では、実線で示した実測値とのずれが大きくなっていた。これを新しいモデルに更新することで、より実測値に近い予測を行うことができるようになる。
(1−3)第1の実施の形態の効果等
以上説明したように、本実施の形態における管理サーバ103では、プロセッサ126が、監視対象システム100から監視データを取得し、当該取得した監視データを監視対象システム100の挙動に応じて分割する。プロセッサ126は、当該分割した監視データから抽出した特徴と、処理実行時に稼働している監視対象システムの監視データの特徴と比較し、両特徴が近いものを学習に用いる学習データとして選択し、当該選択された学習データを用いて予測モデルを生成している。
本実施の形態によれば、そのような学習データを監視対象システムの挙動ごとに管理し、現在動いている監視対象システム100の挙動と近い学習データのみを選んで学習させることで、学習によって生成される予測モデルの予測精度を向上させることができる。これにより、監視対象システムの今後の挙動について予測精度の高い予測モデルを生成可能とし、今後の挙動について予測精度を高めることができる。
(2)第2の実施の形態
第2の実施の形態は、第1の実施の形態とほぼ同様であるため、同様の構成及び動作については説明を省略し、異なる点を中心として説明する。
(2−1)第2の実施の形態における特徴
第2の実施の形態では、プロセッサ126が、学習用データ保存プログラム501による学習用データ保存処理S1101の処理S1204(図13参照)において、第1の実施の形態のように学習データをバージョンごとにバージョン別学習データテーブル504に保存する代わりに、例えば、平日及び休日など時間帯によって挙動が異なる場合を分けて学習データを日時ごとに日時別学習データテーブル1700に保存している。
第2の実施の形態では、後述するようにプロセッサ126が、日時別学習データテーブル1700の学習データを予測モデルの生成に用いる点が第1の実施の形態と異なっている。以下、より具体的に説明する。
図18は、第2の実施の形態による管理サーバ103Aの構成例を示すブロック図である。管理サーバ103Aは、第1の実施の形態による管理サーバ103とほぼ同様の構成であるが、バージョン別学習データテーブル504の代わりに、学習データを日時別に保存可能な次の日時別学習データテーブル1700が設けられている点が相違する。
図19(A)〜図19(C)は、それぞれ、図18に示す日時別学習データテーブル1700のテーブル構成例を示す。この日時別学習データテーブル1700は、管理サーバ103のメモリ128に格納されている。各学習データテーブルには、年月日及び時刻からなるテーブル名前が付されており、どの日時に保存された学習データであるのかを表している。
具体的には、例えば、図19(A)では、2016年10月8日9:00時点の学習データテーブル1701を例示し、図19(B)では、2016年10月9日9:00時点の学習データテーブル1702を例示し、図19(C)では、2016年10月10日9:00時点の学習データテーブル1703を例示している。各学習データテーブルは、例えば日時704、アクセス数705、遷移率706及び購入率707を管理している。
図20は、第2の実施の形態における学習用データ保存処理S1101Aのフローチャートである。なお、第2の実施の形態における図20は、第1の実施の形態における図13に対応しており、第2の実施の形態におけるステップS1201,S1202,S1203は、第1の実施の形態におけるステップS1201,S1202,S1203に対応している。
この学習用データ保存処理S1101Aは、第1の実施の形態による図12及び図13に示す学習用データ保存処理S1100の代わりに、学習用データ保存プログラム500によって実行される。第1の実施形態と同様に学習用データ保存プログラム500は、メモリ128に展開されており、プロセッサ126によって実行される。なお、第2の実施の形態によるステップS1201〜1203は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
プロセッサ126は、第1の実施の形態におけるステップS1204と異なり、バージョンの代わりに日時で学習用データを切り分ける。この際、プロセッサ126は、運用管理者139が予め設定しておいたテーブル分割設定1805を読み込み、このテーブル分割設定1805を基に学習用データを切り分ける。
テーブル分割設定1805は、管理サーバ103のプログラム設定テーブル507に格納されており、運用管理者139は、管理端末105の入力装置137を用いてネットワーク106を介して設定を行う。
テーブル分割設定1805には、どの日時で学習テーブルを切り分けるかが記述されている。このため、同一時間帯で学習テーブルを切り分けても良いし、異なる時間帯で切り分けても良い。
なお、例えば、日時別学習データテーブル1700では、テーブル1701、テーブル1702及びテーブル1703が全て9:00で分割されているが、テーブル1702のみ2016年10月9日12:00で分割されるようにしても良い。日時別学習データテーブル1800には、ステップS1203において正規化されたデータが保存される(ステップS1204A)。
上述した学習用データ保存処理が(ステップS1101A)が終了すると、第2の実施の形態でも、プロセッサ126が、第1の実施の形態と同様に、図12に示す学習用データ選択処理を実行する(ステップS1102)。
この学習用データ選択処理では、プロセッサ126が、第1の実施の形態の場合とほぼ同様の動作を実行するが、処理対象の学習データテーブルがバージョン別学習データテーブル504ではなく、日時別学習データテーブル1700となっている点が第1の実施の形態とは異なっている。
これにより、第2の実施の形態では、プロセッサ126が、既述のステップS1306においてバージョン別学習データテーブル504の代わりに(図14参照)、日時別学習データテーブル1700を用いてほぼ同様の処理を実行し、第1の実施の形態とほぼ同様にテーブルを選択する(ステップS1304,S1305)。
上述した学習用データ選択処理(ステップS1102)を実行することにより、プロセッサ126は、日時別学習データテーブル1700から学習データテーブルを選択し、この学習データテーブルを入力として予測モデルを生成する(ステップS1103)。
(2−2)第2の実施の形態の効果等
以上のような構成によれば、日時別で学習データを管理することにより、日時ごとに、例えば平日と休日、昼間と夜間、セール期間とその他の期間のように監視対象システム100の挙動が異なる場合でも、既述のようにデータを切り分けて学習することができるので、それぞれの状況において予測精度の高い予測モデルを生成することができる。
(3)その他の実施形態
上記実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。例えば、上記実施形態では、監視対象システム100の一例として、ECサービスを例示しているが、これに限られず、様々なWebアプリケーションを例示することもできる。
本発明は、開発者(Development)と運用管理者(Operations)とが連携して協力する開発手法である「DevOps」で開発されるサービスに対して機械学習が用いられる際における学習データの管理方法を用いる学習データ管理装置に広く適用することができる。
103……管理サーバ、500……データ用保存プログラム、501……学習用データ選択プログラム、502……予測モデル生成プログラム、504……バージョン別学習データテーブル、103……クラスタ重心位置テーブル、506…予測モデルテーブル、1100……学習処理、S1101……学習用データ保存処理、S1102……学習用データ選択処理、S1103……予測モデル生成処理、S1201……監視メトリクス値取得処理、S1202……学習メトリクス選択処理、S1203……メトリクス値正規化処理、S1204……バージョン別学習データ保存処理、S1303……クラスタ重心位置計算処理、S1305……学習データテーブル選択処理、S1503……予測モデル生成処理。

Claims (10)

  1. 監視対象としての監視対象システムから監視データを取得する監視データ取得部と、
    前記取得した監視データを前記監視対象システムの挙動に応じて分割する監視データ分割部と、
    前記分割した監視データから特徴を抽出する特徴抽出部と、
    前記抽出した特徴と、処理実行時に稼働中の監視対象システムの監視データの特徴と比較し、両特徴が近いものを学習に用いる学習データとして選択する学習データ選択部と、
    前記選択された学習データを用いて予測モデルを生成する予測モデル生成部と、
    を備えることを特徴とする学習データ管理装置。
  2. 前記監視データ分割部は、
    前記監視対象システムにおいて稼働しているアプリケーションプログラムのバージョンに応じて前記監視データを分割することを特徴とする請求項1に記載の学習データ管理装置。
  3. 前記監視データ分割部は、
    前記監視対象システムにおいて稼働しているアプリケーションプログラムの日時に応じて前記監視データを分割することを特徴とする請求項1に記載の学習データ管理装置。
  4. 前記特徴抽出部は、
    前記分割した監視データの特徴として監視データをマッピングしたクラスタの重心位置を用いることを特徴とする請求項1に記載の学習データ管理装置。
  5. 前記監視対象システムはWebアプリケーションであり、
    前記予測モデル生成部は、
    前記Webアプリケーションの挙動を予測することを特徴とする請求項1に記載の学習データ管理装置。
  6. 前記予測モデル生成部は、
    前記学習データとしてアクセス数、遷移率及び購入率を用いることを特徴とする請求項5に記載の学習データ管理装置。
  7. 前記予測モデル生成部は、
    前記監視対象システムとして、前記Webアプリケーションが稼働するサーバについて挙動を予測することを特徴とする請求項5に記載の学習データ管理装置。
  8. 前記予測モデル生成部は、
    前記学習データとしてプロセッサ使用率、キャッシュ使用率及びキャッシュサイズを用いることを特徴とする請求項7に記載の学習データ管理装置。
  9. 前記予測モデル生成部によって生成された予測モデルを用いて前記監視対象システムの挙動を予測する挙動予測部を備えることを特徴とする請求項1に記載の学習データ管理装置。
  10. 学習データを用いて予測モデルを生成する学習データ管理装置における学習データ管理方法であって、
    前記学習データ管理装置が、監視対象としての監視対象システムから監視データを取得する監視データ取得ステップと、
    前記学習データ管理装置が、前記取得した監視データを前記監視対象システムの挙動に応じて分割する監視データ分割ステップと、
    前記学習データ管理装置が、前記分割した監視データから特徴を抽出する特徴抽出ステップと、
    前記学習データ管理装置が、前記抽出した特徴と、処理実行時に稼働中の監視対象システムの監視データの特徴と比較し、両特徴が近いものを学習に用いる学習データとして選択する学習データ選択ステップと、
    前記学習データ管理装置が、前記選択された学習データを用いて予測モデルを生成する予測モデル生成ステップと、
    を有することを特徴とする学習データ管理方法。
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