JPWO2018134922A1 - 準同型演算装置、暗号システム及び準同型演算プログラム - Google Patents

準同型演算装置、暗号システム及び準同型演算プログラム Download PDF

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Abstract

暗号化装置(30)は、平文μが設定された暗号要素Cと、属性xが設定された暗号要素Cxと、平文μが設定され、属性xが満たすポリシーfに対応する復号鍵skfによって復号されない暗号要素Fとを含む暗号文ctを生成する。準同型演算装置(40)は、暗号文ctに含まれる暗号要素Cを、暗号要素Fにより、ポリシー取得部によって取得されたポリシー集合Fに対応する復号鍵skFによって復号可能な暗号要素C〜に変換することにより、暗号文ctを暗号文ct〜に変換する。準同型演算装置(40)は、暗号文ct〜に対して準同型演算gを行い暗号文ct*を生成する。

Description

この発明は、データを暗号化したまま演算する技術に関する。
準同型暗号とは、データを暗号化したまま演算できる暗号技術である。昨今、クラウドサービスの利用が広まりつつあるが、クラッキングとクラウドの信頼性の懸念とから、クラウドにはデータを暗号化した上で保管することが考えられる。準同型暗号は、暗号化されているデータに対して、復号することなく演算を施すことができるため、安全性を損なうことなくクラウドサービスの利用を可能とする技術である。
準同型暗号の利便性を向上するために、指定された条件に従って復号者を柔軟に制御可能にした暗号技術が属性ベース準同型暗号である。属性ベース準同型暗号では、暗号文がある属性に関連するとともに、復号鍵がある復号許可条件に関連しており、属性が復号許可条件を満たすような鍵で暗号文を復号したときにだけ、正しい平文を得ることができる。
非特許文献1には、属性ベース準同型暗号の初めての方式が記載されている。非特許文献1に記載された方式では、同一の属性に関する暗号文同士でしか準同型演算できないという課題がある。
非特許文献2には、非特許文献1の課題を解決した属性ベース準同型暗号の方式が記載されている。
非特許文献2には、単一ターゲット属性ベース準同型暗号と複数ターゲット属性ベース準同型暗号と呼ばれる2つの暗号技術の構成が示されている。単一ターゲット属性ベース準同型暗号は、ある1つの復号許可条件に対して、その条件を満たす属性に関する暗号文同士であれば準同型演算を行える暗号方式である。複数ターゲット属性ベース準同型暗号は、複数の復号許可条件に対して、いずれかの条件を満たす属性に関する暗号文同士であれば準同型演算可能な暗号方式である。
C.Gentry,A.Sahai,and B.Waters."Homomorphic Encryption from Learning with Errors: Conceptually−Simpler,Asymptotically−Faster,Attribute−Based".In CRYPTO 2013,pages 75−92,2013. Z.Brakerski,D.Cash,R.Tsabary,and H.Wee."Targeted Homomorphic Attribute Based Encryption".In TCC 2016−B,pages 330−360,2016. C.Peikert,and S.Shiehian"Multi−Key FHE from LWE, Revisited" 2016
非特許文献2に示されている複数ターゲット属性ベース準同型暗号では、演算対象の暗号文Xに対して準同型演算を行って得られる暗号文Yは、演算対象の暗号文Xを復号可能な復号許可条件の集合Fに関連付けられる。暗号文Yを用いて、再び別の準同型演算前の暗号文Zと準同型演算を行う際には、暗号文Zの復号許可条件が、暗号文Yが関連付けられた復号許可条件の集合Fに含まれていない限り、準同型演算を行うことができない。
そのため、暗号文X,Y,Zの復号許可条件によっては、暗号文X,Y,Zを全て事前に収集し、一度に準同型演算を行う必要がある。したがって、例えば、暗号化された時系列データについて準同型演算を行う際には、事前に演算に用いられる時系列データをすべて収集し、保持しておくための膨大な記憶容量が必要となる。
この発明は、柔軟な準同型演算を可能にすることを目的とする。
この発明に係る準同型演算装置は、
平文μが設定された暗号要素Cと、属性xが設定された暗号要素Cと、前記平文μが設定され、前記属性xが満たすポリシーfに対応する復号鍵skによって復号されない暗号要素Fとを含む暗号文ctを取得する暗号文取得部と、
ポリシーの集合であるポリシー集合Fを取得するポリシー取得部と、
前記暗号文取得部によって取得された前記暗号文ctに含まれる前記暗号要素Cを、前記暗号要素Fにより、前記ポリシー取得部によって取得された前記ポリシー集合Fに対応する復号鍵skによって復号可能な暗号要素Cに変換することにより、前記暗号文ctを暗号文ctに変換する暗号文変換部と、
前記暗号文変換部によって変換された前記暗号文ctに対して準同型演算gを行い暗号文ctを生成する準同型演算部と
を備える。
この発明では、暗号要素Fを用いて、暗号要素Cを暗号要素Cに変換する。これにより、暗号要素C内の要素をポリシー集合Fに関連付けてしまうことなく、準同型演算を行うことが可能になる。そのため、暗号文ctを入力として再び柔軟な準同型演算を行うことが可能になる。
実施の形態1に係る暗号システム10の構成図。 実施の形態1に係る鍵生成装置20の構成図。 実施の形態1に係る暗号化装置30の構成図。 実施の形態1に係る準同型演算装置40の構成図。 実施の形態1に係る復号装置50の構成図。 実施の形態1に係るSetup処理のフローチャート。 実施の形態1に係るKeyGen処理のフローチャート。 実施の形態1に係るEnc処理のフローチャート。 実施の形態1に係るEval処理のフローチャート。 実施の形態1に係るDec処理のフローチャート。 変形例1に係る鍵生成装置20の構成図。 変形例1に係る暗号化装置30の構成図。 変形例1に係る準同型演算装置40の構成図。 変形例1に係る復号装置50の構成図。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を参照して、実施の形態1に係る暗号システム10の構成を説明する。
暗号システム10は、鍵生成装置20と、暗号化装置30と、準同型演算装置40と、復号装置50とを備える。
鍵生成装置20と、暗号化装置30と、準同型演算装置40と、復号装置50とは、ネットワーク60を介して接続される。ネットワーク60は、具体例としては、インターネットである。ネットワーク60は、LAN(Local Area Network)といった他の種類のネットワークであってもよい。
図2を参照して、実施の形態1に係る鍵生成装置20の構成を説明する。
鍵生成装置20は、コンピュータである。
鍵生成装置20は、プロセッサ21と、メモリ22と、ストレージ23と、通信インタフェース24とのハードウェアを備える。プロセッサ21は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
鍵生成装置20は、機能構成要素として、取得部211と、マスタ鍵生成部212と、復号鍵生成部213と、出力部214とを備える。取得部211と、マスタ鍵生成部212と、復号鍵生成部213と、出力部214との機能はソフトウェアにより実現される。
ストレージ23には、取得部211と、マスタ鍵生成部212と、復号鍵生成部213と、出力部214との機能を実現するプログラムが記憶されている。このプログラムは、プロセッサ21によりメモリ22に読み込まれ、プロセッサ21によって実行される。これにより、取得部211と、マスタ鍵生成部212と、復号鍵生成部213と、出力部214との機能が実現される。
また、ストレージ23は、マスタ鍵記憶部231の機能を実現する。
図3を参照して、実施の形態1に係る暗号化装置30の構成を説明する。
暗号化装置30は、コンピュータである。
暗号化装置30は、プロセッサ31と、メモリ32と、ストレージ33と、通信インタフェース34とのハードウェアを備える。プロセッサ31は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
暗号化装置30は、機能構成要素として、取得部311と、暗号化部312と、出力部313とを備える。取得部311と、暗号化部312と、出力部313との機能はソフトウェアにより実現される。
ストレージ33には、取得部311と、暗号化部312と、出力部313との機能を実現するプログラムが記憶されている。このプログラムは、プロセッサ31によりメモリ32に読み込まれ、プロセッサ31によって実行される。これにより、取得部311と、暗号化部312と、出力部313との機能が実現される。
また、ストレージ33は、公開パラメータ記憶部331の機能を実現する。
図4を参照して、実施の形態1に係る準同型演算装置40の構成を説明する。
準同型演算装置40は、コンピュータである。
準同型演算装置40は、プロセッサ41と、メモリ42と、ストレージ43と、通信インタフェース44とのハードウェアを備える。プロセッサ41は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
準同型演算装置40は、機能構成要素として、取得部411と、暗号文変換部412と、準同型演算部413と、出力部414とを備える。取得部411は、公開パラメータ取得部415と、暗号文取得部416と、ポリシー取得部417と、演算取得部418とを備える。取得部411と、暗号文変換部412と、準同型演算部413と、出力部414と、公開パラメータ取得部415と、暗号文取得部416と、ポリシー取得部417と、演算取得部418との機能はソフトウェアにより実現される。
ストレージ43には、取得部411と、暗号文変換部412と、準同型演算部413と、出力部414と、公開パラメータ取得部415と、暗号文取得部416と、ポリシー取得部417と、演算取得部418との機能を実現するプログラムが記憶されている。このプログラムは、プロセッサ41によりメモリ42に読み込まれ、プロセッサ41によって実行される。これにより、取得部411と、暗号文変換部412と、準同型演算部413と、出力部414と、公開パラメータ取得部415と、暗号文取得部416と、ポリシー取得部417と、演算取得部418との機能が実現される。
また、ストレージ43は、公開パラメータ記憶部431と、暗号文記憶部432との機能を実現する。
図5を参照して、実施の形態1に係る復号装置50の構成を説明する。
復号装置50は、コンピュータである。
復号装置50は、プロセッサ51と、メモリ52と、ストレージ53と、通信インタフェース54とのハードウェアを備える。プロセッサ51は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
復号装置50は、機能構成要素として、取得部511と、復号部512と、出力部513とを備える。取得部511と、復号部512と、出力部513との機能はソフトウェアにより実現される。
ストレージ53には、取得部511と、復号部512と、出力部513との機能を実現するプログラムが記憶されている。このプログラムは、プロセッサ51によりメモリ52に読み込まれ、プロセッサ51によって実行される。これにより、取得部511と、復号部512と、出力部513との機能が実現される。
また、ストレージ53は、鍵記憶部531と、条件記憶部532と、結果記憶部533との機能を実現する。
プロセッサ21,31,41,51は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ21,31,41,51は、具体例としては、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
メモリ22,32,42,52は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ22,32,42,52は、具体例としては、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
ストレージ23,33,43,53は、データを保管する記憶装置である。ストレージ23,33,43,53は、具体例としては、HDD(Hard Disk Drive)である。また、ストレージ23,33,43,53は、SD(登録商標,Secure Digital)メモリカード、CF(CompactFlash)、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)といった可搬記憶媒体であってもよい。
通信インタフェース24,34,44,54は、外部の装置と通信するためのインタフェースである。通信インタフェース24,34,44,54は、具体例としては、Ethernet(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標,High−Definition Multimedia Interface)のポートである。
図2では、プロセッサ21は、1つだけ示されている。しかし、鍵生成装置20は、プロセッサ21を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。同様に、暗号化装置30は、プロセッサ31を代替する複数のプロセッサを備え、準同型演算装置40は、プロセッサ41を代替する複数のプロセッサを備え、復号装置50は、プロセッサ51を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、各機能構成要素の機能を実現するプログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ21,31,41,51と同じように、演算処理を行うICである。
***動作の説明***
図6から図10を参照して、実施の形態1に係る暗号システム10の動作を説明する。
実施の形態1に係る暗号システム10の動作は、実施の形態1に係る暗号方法に相当する。また、実施の形態1に係る暗号プログラムの処理に相当する。
暗号システム10の動作は、Setup処理と、KeyGen処理と、Enc処理と、Eval処理と、Dec処理とに分けられる。
以下の説明では、非特許文献2に記載された内容と異なる部分を中心に説明し、非特許文献2に記載された内容と同一の部分について既に公知の内容であるため、一部説明を省略する。
以下の説明における符号について説明する。
n,q,χは、LWE(Learning With Errors)問題におけるパラメータである。LWE問題は公知の問題である。Decisional LWE問題(DLWE問題)は、次のように定義される。
<DLWE問題>
λはセキュリティパラメータであり、n=n(λ)とq=q(λ)とは整数であり、χ=χ(λ)は整数Z上の確率分布であるとする。DLWEn,q,χ問題は、全てのm=poly(n)に対して、数11とする場合に、(A,sA+e)と(A,u)とが計算的に見分けがつかないというものである。
Figure 2018134922
m、N,M.gは、数12に示す通りである。
Figure 2018134922
任意のx∈Zに対して、数13に示すyは、数14を満たすベクトルである。
Figure 2018134922
Figure 2018134922
任意の自然数n,mに対して、Iはn行n列の単位行列であり、0n×mは要素が全て0のn行m列の行列である。任意のi∈[n]に対して、e∈{0,1}は、n要素目が1でその他が0の標準基底ベクトルである。なお、i∈[n]は、i=1,...,nを意味する。
F⊆{0,1}→{0,1}は、深さdのブーリアンサーキットで計算できるポリシーのクラスである。G⊆{0,1}→{0,1}は、深さdのブーリアンサーキットで計算できる演算のクラスである。
図6を参照して、実施の形態1に係るSetup処理を説明する。
Setup処理は、暗号システム10の初期設定時等に、主に鍵生成装置20によって実行される。実施の形態1に係るSetup処理は、実施の形態1に係るマスタ鍵生成方法とマスタ鍵生成プログラムの処理とに相当する。
(ステップS11:取得処理)
鍵生成装置20の取得部211は、パラメータλ,L,d,dを取得する。
具体的には、取得部211は、通信インタフェース24を介して、暗号システム10の管理者等によって入力されたパラメータλ,L,d,dを受け付ける。取得部211は、受け付けられたパラメータλ,L,d,dをメモリ22に書き込む。
(ステップS12:マスタ鍵生成処理)
鍵生成装置20のマスタ鍵生成部212は、公開パラメータppとマスタ秘密鍵mskとのペアを生成する。
具体的には、マスタ鍵生成部212は、数15に示すように、行列AとトラップドアAτ0 −1とのペア(A,Aτ0 −1)を生成する。
Figure 2018134922
TrapGenアルゴリズムは非特許文献2に記載されている。ここで、行列Aは数16に示す行列であり、トラップドアAτ0 −1は数17に示すアルゴリズムである。
Figure 2018134922
Figure 2018134922
マスタ鍵生成部212は、数18に示すように、行列B,B,B,...,Bを生成し、B を定義する。
Figure 2018134922
マスタ鍵生成部212は、数19に示すように、ベクトルvとPRF(PseudoRandom Function)のシードσとを生成する。
Figure 2018134922
PRF.Genアルゴリズムは非特許文献2に記載されている。
マスタ鍵生成部212は、(A,B,B ,B,v)を公開パラメータppとし、(Aτ0 −1,σ)をマスタ秘密鍵mskとする。マスタ鍵生成部212は、公開パラメータppをメモリ22に書き込むとともに、公開パラメータpp及びマスタ秘密鍵mskをマスタ鍵記憶部231に書き込む。
(ステップS13:出力処理)
鍵生成装置20の出力部214は、公開パラメータppを出力する。
具体的には、出力部214は、メモリ22から公開パラメータppを読み出す。そして、出力部214は、通信インタフェース24を介して、公開パラメータppを暗号化装置30と準同型演算装置40と復号装置50とに送信する。
(ステップS14:公開パラメータ取得処理)
暗号化装置30の取得部311と、準同型演算装置40の公開パラメータ取得部415と、復号装置50の取得部511とは、公開パラメータppを取得する。
具体的には、取得部311は、通信インタフェース34を介して、出力部214によって送信された公開パラメータppを受信する。取得部311は、受信された公開パラメータppを公開パラメータ記憶部331に書き込む。
また、準同型演算装置40の公開パラメータ取得部415は、通信インタフェース44を介して、出力部214によって送信された公開パラメータppを受信する。公開パラメータ取得部415は、受信された公開パラメータppを公開パラメータ記憶部431に書き込む。
また、復号装置50の取得部511は、通信インタフェース54を介して、出力部214によって送信された公開パラメータppを受信する。取得部511は、受信された公開パラメータppを鍵記憶部531に書き込む。
つまり、鍵生成装置20は、数20に示すSetupアルゴリズムを実行して、公開パラメータppとマスタ秘密鍵mskとを生成する。
Figure 2018134922
図7を参照して、実施の形態1に係るKeyGen処理を説明する。
KeyGen処理は、新たな復号鍵skを生成する際に、主に鍵生成装置20によって実行される。実施の形態1に係るKeyGen処理は、実施の形態1に係る復号鍵生成方法と復号鍵生成プログラムの処理とに相当する。
(ステップS21:復号鍵依頼処理)
復号装置50の取得部511は、復号鍵skの生成を鍵生成装置20に依頼する。
具体的には、取得部511は、復号装置50の利用者等によって入力された復号許可条件を示すポリシーfを受け付ける。ポリシーfは、例えば、利用者の属性が設定される。そして、取得部511は、入力されたポリシーfを鍵生成装置20に送信して、ポリシーfに関連付けられた復号鍵skの生成を要求する。
取得部511は、復号鍵skの生成を要求した際に送信されたポリシーfを条件記憶部532に書き込む。
(ステップS22:取得処理)
鍵生成装置20の取得部211は、ポリシーfを取得する。
具体的には、取得部211は、通信インタフェース24を介して、復号装置50から送信されたポリシーfを受信する。取得部211は、受信されたポリシーfをメモリ22に書き込む。
(ステップS23:復号鍵生成処理)
鍵生成装置20の復号鍵生成部213は、ポリシーfに関連付けられた復号鍵skを生成する。
具体的には、復号鍵生成部213は、メモリ22からポリシーfを読み出し、マスタ鍵記憶部231から公開パラメータpp及びマスタ秘密鍵mskを読み出す。復号鍵生成部213は、数21に示すように、行列Bを計算する。
Figure 2018134922
Evalアルゴリズムは非特許文献2に記載されている。
復号鍵生成部213は、ランダムオラクルにクエリして行列r’=O(A,f)∈{0,1}を得る。つまり、復号鍵生成部213は、ランダムな行列r’を生成する。復号鍵生成部213は、数22に示すように、行列rを生成する。
Figure 2018134922
ここで、τは数23に示す通りである。
Figure 2018134922
このとき、トラップドアAτ0 −1は数17に示すアルゴリズムであるから、数24が成立する。
Figure 2018134922
復号鍵生成部213は、行列rを復号鍵skとしてメモリ22に書き込む。
(ステップS24:出力処理)
鍵生成装置20の出力部214は、復号鍵skを出力する。
具体的には、出力部214は、メモリ22から復号鍵skを読み出す。そして、出力部214は、通信インタフェース24を介して、復号鍵skを復号装置50に送信する。
(ステップS25:復号鍵取得処理)
復号装置50の取得部511は、復号鍵skを取得する。
具体的には、取得部511は、通信インタフェース54を介して、出力部214によって送信された復号鍵skを受信する。取得部511は、受信された復号鍵skを鍵記憶部531に書き込む。
つまり、鍵生成装置20は、数25に示すKeyGenアルゴリズムを実行して、復号鍵skを生成する。
Figure 2018134922
図8を参照して、実施の形態1に係るEnc処理を説明する。
Enc処理は、暗号文ctを生成する際に、主に暗号化装置30によって実行される。実施の形態1に係るEnc処理は、実施の形態1に係る暗号化方法と暗号化プログラムの処理とに相当する。
(ステップS31:取得処理)
暗号化装置30の取得部311は、平文μと、属性xとを取得する。
具体的には、取得部311は、通信インタフェース34を介して、暗号化装置30の利用者等によって入力された平文μと属性xとを受け付ける。平文μは、暗号化した上で送信するメッセージであり、平文μ∈{0,1}である。属性xは、暗号文に関連付けられる属性であり、属性x∈{0,1}である。取得部311は、平文μと属性xとをメモリ32に書き込む。
(ステップS32:暗号化処理)
暗号化装置30の暗号化部312は、属性xを設定して平文μを暗号化した暗号文ctを生成する。
具体的には、暗号化部312は、公開パラメータ記憶部331から公開パラメータppを読み出すとともに、メモリ32から平文μと属性xとを読み出す。暗号化部312は、数26に示すように、行列Sと行列Eとエラーベクトルeとを生成する。
Figure 2018134922
暗号化部312は、数27に示すように、i∈{0,1,...,L}の各整数iと、j∈[M]の各整数jとについて、行列Ri,jを生成する。
Figure 2018134922
暗号化部312は、数28に示すように、i∈{0,1,...,L}の各整数iと、j∈[M]の各整数jとについて、行列E[j]を生成する。ここで、E[j]及びE[j]は、それぞれ行列E及び行列Eのj列目を示す。
Figure 2018134922
暗号化部312は、数29に示すように行列Cを生成し、数30に示すように行列Cを生成する。
Figure 2018134922
Figure 2018134922
行列Cには、平文μが設定されており、属性xが満たすポリシーfに対応する復号鍵skによって復号可能な構成になっている。
ここで、数31は、テンソル積を示す。
Figure 2018134922
また、数32である。
Figure 2018134922
暗号化部312は、数33に示すように、行列Rと行列Eとを生成する。
Figure 2018134922
暗号化部312は、数34に示すように、行列Fを生成する。
Figure 2018134922
数34に示すように、行列Fには、平文μと乱数である行列Rとが設定されている。行列Fは、行列に含まれる行列Bに代えて行列Bが含まれており、属性xが満たすポリシーfに対応する復号鍵skによって復号されない構成になっている。
暗号化部312は、数35に示すように、i∈{0,1,...,L}の各整数iと、j∈[M]の各整数jと、k∈[N]の各整数kとについて、行列E(k) と、ベクトルe(k) と、行列R(k) i,jとを生成する。
Figure 2018134922
暗号化部312は、数36に示すように、ベクトルE(k) と行列E(k)とを生成する。ここで、E(k) [j]及び行列E(k) [j]は、それぞれ行列E(k) 及び行列E(k) のj列目を示す。
Figure 2018134922
暗号化部312は、数37に示すように、行列S(1),...,S(N)を生成する。
Figure 2018134922
暗号化部312は、数38に示すように行列Dを生成し、数39に示すように行列D(k) を生成する。
Figure 2018134922
Figure 2018134922
つまり、行列Dは、行列Fに含まれる乱数である行列Rが暗号化されている。
暗号化部312は、属性xと、行列Cと、行列Cと、行列Fと、行列Dと、k∈[N]の各整数kについての行列D(k) とを暗号要素とする暗号文ctを、メモリ32に書き込む。つまり、暗号文ctには、平文μが設定された暗号要素である行列Cと、属性xが設定された暗号要素である行列Cと、平文μと乱数である行列Rとが設定され、属性xが満たすポリシーfに対応する復号鍵skによって復号されない暗号要素である行列Fと、乱数である行列Rが暗号化された暗号要素である行列Dとが含まれる。
(ステップS33:出力処理)
暗号化装置30の出力部313は、暗号文ctを出力する。
具体的には、出力部313は、メモリ32から暗号文ctを読み出す。そして、出力部313は、通信インタフェース34を介して、暗号文ctを準同型演算装置40に送信する。
(ステップS34:暗号文取得処理)
準同型演算装置40の暗号文取得部416は、通信インタフェース44を介して、出力部313によって送信された暗号文ctを受信する。暗号文取得部416は、受信された暗号文ctを暗号文記憶部432に書き込む。
つまり、暗号化装置30は、数40から数41に示すEncアルゴリズムを実行して、暗号文ctを生成する。
Figure 2018134922
Figure 2018134922
図9を参照して、実施の形態1に係るEval処理を説明する。
Eval処理は、暗号文ctに対して準同型演算を行う際に、準同型演算装置40によって実行される。実施の形態1に係るEval処理は、実施の形態1に係る準同型演算方法と準同型演算プログラムの処理とに相当する。
(ステップS41:暗号文取得処理)
暗号文取得部416は、演算対象の暗号文ct(1),...,ct(k)を取得する。ここで、kは1以上の整数である。
具体的には、暗号文取得部416は、通信インタフェース44を介して、準同型演算装置40の利用者等によって指定された暗号文ct(1),...,ct(k)を暗号文記憶部432から読み出す。暗号文取得部416は、読み出された暗号文ct(1),...,ct(k)をメモリ42に書き込む。
(ステップS42:ポリシー取得処理)
準同型演算装置40のポリシー取得部417は、ポリシーの集合であるポリシー集合F:={f,...,f}を取得する。ここで、dは、1以上の整数である。
具体的には、ポリシー取得部417は、通信インタフェース44を介して、準同型演算装置40の利用者等によって入力されたポリシー集合Fを受け付ける。ポリシー取得部417は、受け付けられたポリシー集合Fをメモリ42に書き込む。
なお、準同型演算を行うためには、ステップS41で読み出されたi=1,...,kの各整数iについての暗号文ct(i)が、ポリシー集合Fに含まれるいずれかのf,...,fを満たす必要がある。言い換えると、i=1,...,kの各整数iについての暗号文ct(i)が、いずれかのf,...,fに関連付けられた復号鍵skで復号可能である必要がある。つまり、i=1,...,kの各整数iについての暗号文ct(i)に設定された属性を属性xとすると、i=1,...,kの各整数iについて、あるj∈[d]に対して、f(x)=0を満たす必要がある。
(ステップS43:演算取得処理)
準同型演算装置40の演算取得部418は、実行する準同型演算gを取得する。
具体的には、演算取得部418は、通信インタフェース44を介して、準同型演算装置40の利用者等によって入力された準同型演算gを受け付ける。演算取得部418は、受け付けられた準同型演算gをメモリ42に書き込む。
(ステップS44:暗号文変換処理)
準同型演算装置40の暗号文変換部412は、i=1,...,kの各整数iについての暗号文ct(i)を暗号文ct(i)〜:=(C,F,D)に変換する。
具体的には、暗号文変換部412は、i=1,...,kの各整数iについての暗号文ct(i)を対象として、まずApplyアルゴリズムを実行し、その後Expansionアルゴリズムを実行する。但し、Applyアルゴリズムは、1度も準同型演算が行われていない暗号文ct(i)についてのみ実行される。つまり、暗号文ct(i)が暗号化装置30によって生成され、図8のステップS33で出力された暗号文ctである場合には、Applyアルゴリズムは実行され、暗号文ct(i)が後述するステップS46で出力された暗号文ctである場合には、Applyアルゴリズムは実行されない。暗号文ct(i)が後述するステップS46で出力された暗号文ctである場合には、Expansionアルゴリズムだけが実行される。
ここでは、表記の簡略化のため、対象とする暗号文ct(i)を暗号文ctと書き、暗号文ct(i)が変換された暗号文ct(i)〜を暗号文ctと書く。また、対象とする暗号文ct(i)が満たすポリシーfをポリシーfと書く。
Applyアルゴリズムについて説明する。
暗号文変換部412は、数42に示すように、行列Hを計算する。
Figure 2018134922
EvRelationアルゴリズムは非特許文献2に記載されている。
暗号文変換部412は、行列C:=Hを生成する。暗号文変換部412は、数43に示すように、行列C^fを生成する。
Figure 2018134922
暗号文変換部412は、i∈[k]の各整数iについて、数44に示すように、行列D(i) を生成する。
Figure 2018134922
暗号文変換部412は、数45に示すように、行列Dを生成する。
Figure 2018134922
暗号文変換部412は、行列D^:=D+Dを生成する。
つまり、暗号文変換部412は、数46に示すApplyアルゴリズムを実行する。
Figure 2018134922
Expansionアルゴリズムについて説明する。
ここで、対象とする暗号文ct(i)が後述するステップS46で出力された暗号文ct:=(C,F,D)である場合には、C^:=C,F:=F,D^:=Dとする。
暗号文変換部412は、行列Fをそのまま行列Fとする。
暗号文変換部412は、数47に示すように、行列Dを生成する。
Figure 2018134922
暗号文変換部412は、数48に示すように、行列Cを生成する。
Figure 2018134922
ここで、行列Xは、数49に示す通りである。
Figure 2018134922
また、行列sは、数50に示す通りである。
Figure 2018134922
なお、ベクトルr’∈{0,1}は、fをランダムオラクルにクエリすることによって得られるベクトルである。つまり、ベクトルr’は、ランダムなベクトルである。また、Bは、数21に示す通りである。
暗号文変換部412は、暗号文ct:=(C,F,D)をメモリ42に書き込む。
つまり、暗号文変換部412は、数51に示すExpansionアルゴリズムを実行する。
Figure 2018134922
(ステップS45:準同型演算処理)
準同型演算装置40の準同型演算部413は、i=1,...,kの各整数iについての暗号文ct(i)〜に対して、準同型演算gを実行して、暗号文ct:=(C,F,D)を生成する。
具体的には、準同型演算部413は、i=1,...,kの各整数iについての暗号文ct(i)〜を読み出す。そして、準同型演算部413は、i=1,...,kの各整数iについての暗号文ct(i)〜を入力として、非特許文献3の“3.2 Homomorphic Operations”に記載された準同型演算の演算方法に従い、準同型演算gを実行して、暗号文ctを生成する。準同型演算部413は、生成された暗号文ctをメモリ42に書き込む。
具体例として、2つの暗号文ct(1)〜:=(C,F,D)とct(2)〜:=(C,F,D)とについて、準同型加算する場合を説明する。この場合、準同型演算部413は、C:=C+C,F:=F+F,D:=D+Dのように、各暗号要素を計算する。
また、具体例として、2つの暗号文ct(1)〜:=(C,F,D)とct(2)〜:=(C,F,D)とについて、準同型乗算する場合を説明する。この場合、準同型演算部413は、数52に示すように、各暗号要素を計算する。
Figure 2018134922
(ステップS46:出力処理)
準同型演算装置40の出力部414は、暗号文ctを出力する。
具体的には、出力部414は、メモリ42から暗号文ctを読み出す。そして、出力部414は、暗号文ctを暗号文記憶部432に書き込む。
つまり、準同型演算装置40は、数53に示すEvaluationアルゴリズムを実行して、暗号文ctを生成する。
Figure 2018134922
なお、H.Opアルゴリズムは、非特許文献3に記載された準同型演算の演算アルゴリズムのことである。
図10を参照して、実施の形態1に係るDec処理を説明する。
Dec処理は、暗号文ctを復号する際に、主に復号装置50によって実行される。実施の形態1に係るDec処理は、実施の形態1に係る復号方法と復号プログラムの処理とに相当する。
(ステップS51:取得処理)
復号装置50の取得部511は、復号の対象とする暗号文ct(F):=(C^,F,D^)を取得する。
具体的には、取得部511は、通信インタフェース54を介して、準同型演算装置40に暗号文ct(F)の取得要求を送信する。準同型演算装置40の出力部414は、取得要求を受信すると、要求された暗号文ct(F)を暗号文記憶部432から読み出す。この際、準同型演算装置40の暗号文変換部412は、暗号文ct(F)が図8のステップS33で出力された暗号文ctである場合には、上述したApplyアルゴリズムを実行して、暗号文ctを暗号文ct(F):=(C^,F,D^)に変換する。また、準同型演算装置40の暗号文変換部412は、暗号文ct(F)が図9のステップS46で出力された暗号文ct:=(C,F,D)である場合には、暗号文ct(F):=(C^:=C,F:=F,D^:=D)に変換する。そして、出力部414は、変換された暗号文ct(F)を、通信インタフェース44を介して復号装置50に送信する。取得部511は、準同型演算装置40から送信された暗号文ct(F)を受信する。取得部511は、受信された暗号文ct(F)をメモリ52に書き込む。
暗号文ct(F)は、ポリシー集合F:={f,...,f}に関連付けられた復号鍵skf1,...,skfdによって復号可能な暗号文であることを意味する。
(ステップS52:復号処理)
復号装置50の復号部512は、暗号文ct(F)を復号鍵skf1:=rf1,...,skfd:=rfdにより復号して、値μを計算する。
具体的には、復号部512は、j∈[d]の各整数jについて、ランダムオラクルにクエリして行列r’fj:=O(A,f)を取得する。復号部512は、数54に示すように、j∈[d]の各整数jについての復号鍵skfjを連結して、復号鍵r を生成する。
Figure 2018134922
復号部512は、数55に示すように、ベクトルcを計算する。
Figure 2018134922
復号部512は、数56に示すように、値μを計算する。
Figure 2018134922
ここで、ベクトルuは、数57に示す通りである。
Figure 2018134922
(ステップS53:出力処理)
復号装置50の出力部513は、値μの絶対値がq/4未満であれば0を出力し、そうでなければ1を出力する。
つまり、復号装置50は、数58に示すDecアルゴリズムを実行して、暗号文ct(F)を復号する。
Figure 2018134922
***実施の形態1の効果***
以上のように、実施の形態1に係る暗号システム10では、暗号要素Fを用いて、暗号要素である行列Cを暗号要素である行列Cに変換する。これにより、暗号要素C内の要素をポリシー集合Fに関連付けてしまうことなく、準同型演算を行うことが可能になる。そのため、暗号文ctを入力として再び柔軟な準同型演算を行うことが可能になる。
暗号文ctを入力として再び柔軟な準同型演算を行うことが可能になるという効果が得られる理由を説明する。
暗号化装置30により生成された暗号文ct:=(x,C,C,F,D,{D(k) )を入力として、図9のステップS44で説明したApplyアルゴリズムが実行された結果、暗号文ct(f):=(C^,F,D^)が得られたとする。
このとき、暗号文ct(f)は、復号鍵t∈Z m+N+1と、小さなランダム行列R∈Z n×Mとに対して数59に示す(1)から(3)の関係を満たしている。
Figure 2018134922
暗号文ct(f)を入力として、図9のステップS44で説明したExpansionアルゴリズムが実行された結果、暗号文ct:=(C,F,D)が得られたとする。このとき、暗号文ctは、復号鍵tに、復号鍵tを連結してできる復号鍵t:=[t||t]と、ランダム行列Rとに対して、以下に説明するように、数59に示す(1)から(3)の関係を満たす状態が保持されている。
行列Fがそのまま行列Fになる。そのため、ランダム行列Rがそのままランダム行列Rになる。したがって、数59の(2)に示す関係は満たされる。
行列Dは、数47に示すように生成される。このとき、数60に示す関係が成立する。
Figure 2018134922
したがって、数59の(3)の関係は満たされる。
行列Cは、数48に示すように生成される。このとき、行列Xの構成により、数61の関係が成立する。
Figure 2018134922
したがって、数62の関係が成立する。
Figure 2018134922
その結果、数63の関係が成立しており、数59の(1)の関係は満たされる。
Figure 2018134922
暗号文ctを入力として、図9のステップS45で説明した準同型演算gが実行された結果、暗号文ct:=(C,F,D)が得られたとする。このとき、非特許文献3で説明されているように、暗号文ctについても、数59に示す(1)から(3)の関係を満たす状態が保持されている。
つまり、暗号化装置30により生成された暗号文ctを入力としてApplyアルゴリズムが実行された結果得られた暗号文ct(f)が満たす関係を、準同型演算gが実行された結果得られた暗号文ctが保持している。そのため、暗号化装置30により生成された暗号文ctに代えて、準同型演算gが実行された結果得られた暗号文ctを入力としてExpansionアルゴリズムが実行された場合にも、この関係を満たす状態とすることができる。その結果、準同型演算gが実行された結果得られた暗号文ctについても、暗号化装置30により生成された暗号文ctと同様に、柔軟な準同型演算を行うことが可能である。
つまり、図9のステップS44では、暗号文変換部412は、暗号文取得部416によって取得された暗号文ctに含まれる暗号要素である行列C及び行列Cを、暗号要素である行列F及び暗号要素である行列Dにより、ポリシー取得部417によって取得されたポリシー集合Fに対応する復号鍵skによって復号可能な暗号要素である行列Cに変換する。また、暗号文変換部412は、行列Dについても、合わせて行列Dに変換する。これにより、暗号文変換部412は、暗号文ctを暗号文ctに変換する。
すなわち、暗号文変換部412は、平文μが設定された暗号要素である行列Cと、属性xが設定された暗号要素である行列Cとを、平文μと乱数である行列Rとが設定され、属性xが満たすポリシーfに対応する復号鍵skによって復号されない暗号要素である行列Fと、乱数である行列Rが暗号化された暗号要素である行列Dとを用いて変換する。このように、暗号文変換部412は、行列F及び行列Dを用いることにより、暗号文と復号鍵及び乱数Rとの間に成立する関係性を保持したまま、準同型演算を実行可能にしている。
***他の構成***
<変形例1>
実施の形態1では、鍵生成装置20と暗号化装置30と準同型演算装置40と復号装置50との機能構成要素がソフトウェアで実現された。しかし、変形例1として、機能構成要素はハードウェアで実現されてもよい。この変形例1について、実施の形態1と異なる点を説明する。
図11を参照して、変形例1に係る鍵生成装置20の構成を説明する。
機能がハードウェアで実現される場合、鍵生成装置20は、プロセッサ21とメモリ22とストレージ23とに代えて、処理回路25を備える。処理回路25は、鍵生成装置20の機能構成要素と、メモリ22とストレージ23との機能とを実現する専用の電子回路である。
図12を参照して、変形例1に係る暗号化装置30の構成を説明する。
機能がハードウェアで実現される場合、暗号化装置30は、プロセッサ31とメモリ32とストレージ33とに代えて、処理回路35を備える。処理回路35は、暗号化装置30の機能構成要素と、メモリ32とストレージ33との機能とを実現する専用の電子回路である。
図13を参照して、変形例1に係る準同型演算装置40の構成を説明する。
機能がハードウェアで実現される場合、準同型演算装置40は、プロセッサ41とメモリ42とストレージ43とに代えて、処理回路45を備える。処理回路45は、準同型演算装置40の機能構成要素と、メモリ42とストレージ43との機能とを実現する専用の電子回路である。
図14を参照して、変形例1に係る復号装置50の構成を説明する。
機能がハードウェアで実現される場合、復号装置50は、プロセッサ51とメモリ52とストレージ53とに代えて、処理回路55を備える。処理回路55は、復号装置50の機能構成要素と、メモリ52とストレージ53との機能とを実現する専用の電子回路である。
処理回路25,35,45,55は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)が想定される。
鍵生成装置20の各機能構成要素の機能を1つの処理回路25で実現してもよいし、各機能構成要素の機能を複数の処理回路25に分散させて実現してもよい。同様に、暗号化装置30と準同型演算装置40と復号装置50とのそれぞれについて、各機能構成要素の機能を1つの処理回路35,45,55で実現してもよいし、各機能構成要素の機能を複数の処理回路35,45,55に分散させて実現してもよい。
<変形例2>
変形例2として、一部の機能がハードウェアで実現され、他の機能がソフトウェアで実現されてもよい。つまり、各機能構成要素のうち、一部の機能がハードウェアで実現され、他の機能がソフトウェアで実現されてもよい。
プロセッサ21,31,41,51とメモリ22,32,42,52とストレージ23,33,43,53と処理回路25,35,45,55とを、総称して「プロセッシングサーキットリー」という。つまり、各機能構成要素の機能は、プロセッシングサーキットリーにより実現される。
***記法の説明***
Aがランダムな変数または分布であるとき、数64は、Aの分布に従いAからyをランダムに選択することを表す。つまり、数64において、yは乱数である。
Figure 2018134922
Aが集合であるとき、数65は、Aからyを一様に選択することを表す。つまり、数65において、yは一様乱数である。
Figure 2018134922
数66は、yがzにより定義された集合であること、又はyがzを代入された集合であることを表す。
Figure 2018134922
aが定数であるとき、数67は、機械(アルゴリズム)Aが入力xに対しaを出力することを表す。
Figure 2018134922
は、位数qの整数の群を示す。また、y∈Z は、yはZ上のv個の要素を有するベクトルであることを示す。また、y∈Z v×wは、yはZ上の要素を持つ、v行w列の行列であることを示す。
10 暗号システム、20 鍵生成装置、21 プロセッサ、22 メモリ、23 ストレージ、24 通信インタフェース、25 処理回路、211 取得部、212 マスタ鍵生成部、213 復号鍵生成部、214 出力部、231 マスタ鍵記憶部、30 暗号化装置、31 プロセッサ、32 メモリ、33 ストレージ、34 通信インタフェース、35 処理回路、311 取得部、312 暗号化部、313 出力部、331 公開パラメータ記憶部、40 準同型演算装置、41 プロセッサ、42 メモリ、43 ストレージ、44 通信インタフェース、45 処理回路、411 取得部、412 暗号文変換部、413 準同型演算部、414 出力部、415 公開パラメータ取得部、416 暗号文取得部、417 ポリシー取得部、418 演算取得部、431 公開パラメータ記憶部、432 暗号文記憶部、50 復号装置、51 プロセッサ、52 メモリ、53 ストレージ、54 通信インタフェース、55 処理回路、511 取得部、512 復号部、513 出力部、531 鍵記憶部、532 条件記憶部、533 結果記憶部、λ セキュリティパラメータ、pp 公開パラメータ、msk マスタ秘密鍵、sk 復号鍵、μ 平文、x 属性、ct,ct(F),ct,ct 暗号文、F ポリシー集合、g 準同型演算。

Claims (9)

  1. 平文μが設定された暗号要素Cと、属性xが設定された暗号要素Cと、前記平文μが設定され、前記属性xが満たすポリシーfに対応する復号鍵skによって復号されない暗号要素Fとを含む暗号文ctを取得する暗号文取得部と、
    ポリシーの集合であるポリシー集合Fを取得するポリシー取得部と、
    前記暗号文取得部によって取得された前記暗号文ctに含まれる前記暗号要素Cを、前記暗号要素Fにより、前記ポリシー取得部によって取得された前記ポリシー集合Fに対応する復号鍵skによって復号可能な暗号要素Cに変換することにより、前記暗号文ctを暗号文ctに変換する暗号文変換部と、
    前記暗号文変換部によって変換された前記暗号文ctに対して準同型演算gを行い暗号文ctを生成する準同型演算部と
    を備える準同型演算装置。
  2. 前記暗号要素Fには、乱数Rが設定され、
    前記暗号文ctには、前記乱数Rが暗号化された暗号要素Dが含まれ、
    前記暗号文変換部は、前記暗号要素Cを、前記暗号要素F及び前記暗号要素Dにより、前記暗号要素Cに変換する
    請求項1に記載の準同型演算装置。
  3. 前記暗号文ctは、数1に示す前記暗号要素Cと、数2に示す前記暗号要素Cと、数3に示す前記暗号要素Fと、数4に示す暗号要素Dとを含む
    請求項2に記載の準同型演算装置。
    Figure 2018134922
    Figure 2018134922
    Figure 2018134922
    Figure 2018134922
  4. 前記暗号変換部は、数5に示すように前記暗号要素Cを暗号要素C^に変換し、数6に示すように前記暗号要素C^を前記暗号要素Cに変換する
    請求項3に記載の準同型演算装置。
    Figure 2018134922
    Figure 2018134922
  5. 前記準同型演算部は、前記暗号要素Cに対して前記準同型演算gを行い暗号要素Cを生成し、前記暗号要素Fに対して前記準同型演算gを行い暗号要素Fを生成し、前記暗号要素Dを変換した暗号要素Dに対して前記準同型演算gを行い暗号要素Dを生成し、前記暗号要素Cと前記暗号要素Fと前記暗号要素Dとを含む前記暗号文ctを生成する
    請求項3又は4に記載の準同型演算装置。
  6. 前記暗号変換部は、数7に示すように前記暗号要素Dを前記暗号要素Dに変換する
    請求項5に記載の準同型演算装置。
    Figure 2018134922
  7. 前記準同型演算部は、前記暗号要素Cに対して準同型演算gを行い生成された暗号要素Cを含む前記暗号文ctを生成し、
    前記暗号文取得部は、前記準同型演算部によって生成された前記暗号文ctを取得し、
    前記暗号文変換部は、前記暗号文ctに含まれる前記暗号要素Cを、前記暗号要素Fにより、前記復号鍵skとは異なる復号鍵skF’によって復号可能な暗号要素Cに変換することにより、暗号文ctを暗号文ctに変換する
    請求項1に記載の準同型演算装置。
  8. 平文μが設定された暗号要素Cと、属性xが設定された暗号要素Cと、前記平文μが設定され、前記属性xが満たすポリシーfに対応する復号鍵skによって復号されない暗号要素Fとを含む暗号文ctを生成する暗号化装置と、
    前記暗号化装置によって生成された前記暗号文ctに含まれる前記暗号要素Cを、前記暗号要素Fにより、ポリシーの集合であるポリシー集合Fに対応する復号鍵skによって復号可能な暗号要素Cに変換することにより、前記暗号文ctを暗号文ctに変換し、変換された前記暗号文ctに対して準同型演算gを行い暗号文ctを生成する準同型演算装置と
    を備える暗号システム。
  9. 平文μが設定された暗号要素Cと、属性xが設定された暗号要素Cと、前記平文μが設定され、前記属性xが満たすポリシーfに対応する復号鍵skによって復号されない暗号要素Fとを含む暗号文ctを取得する暗号文取得処理と、
    ポリシーの集合であるポリシー集合Fを取得するポリシー取得処理と、
    前記暗号文取得処理によって取得された前記暗号文ctに含まれる前記暗号要素Cを、前記暗号要素Fにより、前記ポリシー取得処理によって取得された前記ポリシー集合Fに対応する復号鍵skによって復号可能な暗号要素Cに変換することにより、前記暗号文ctを暗号文ctに変換する暗号文変換処理と、
    前記暗号文変換処理によって変換された前記暗号文ctに対して準同型演算gを行い暗号文ctを生成する準同型演算処理と
    をコンピュータに実行させる準同型演算プログラム。
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