JPWO2018131548A1 - Shoe heel cover - Google Patents
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Abstract
市販の靴などにも容易に適用することができる靴のヒールカバーを提供する。靴のヒールカバー(1)は、靴本体(S0)と踵部(S1)とから成る靴(S)の踵部(S1)に着脱可能に嵌る嵌込部(11)を有する構成とされている。また、ヒールカバー(1)は、この靴本体(S0)と踵部(S1)との間に形成された段差に引っ掛ける引掛部(12)をさらに備えている。 A shoe heel cover that can be easily applied to commercially available shoes and the like. The heel cover (1) of the shoe is configured to have a fitting portion (11) detachably fitted to the heel portion (S1) of the shoe (S) consisting of the shoe body (S0) and the heel portion (S1) There is. The heel cover (1) further includes a hooking portion (12) hooked on the step formed between the shoe body (S0) and the heel portion (S1).
Description
本発明は、靴のヒールカバーに関するものである。 The present invention relates to a heel cover of a shoe.
従来から、靴は、使用する度に、特にヒールの部分のみが磨り減っていき、使用できる期間が短くなることが問題であった。 Heretofore, it has been a problem that shoes are worn down, particularly only the heel portion, each time they are used, and the usable period becomes short.
こうしたことから、例えば、特許文献1には、ヒールのうち磨耗が最も著しい部分のみを交換可能とした靴底の構造が開示されている。 For this reason, for example,
しかしながら、特許文献1のような靴底の構造では、特注の靴にしか対応することができず、市販の靴などには個人が自らの手で容易に適用できるものではなかった。 However, the sole structure as disclosed in
そこで、本発明は、市販の靴などにも容易に適用することができる靴のヒールカバーを提供することを目的としている。 Then, this invention aims at providing the heel cover of shoes which can be easily applied also to commercially available shoes etc.
前記目的を達成するために、本発明の靴のヒールカバーは、靴本体と踵部とから成る靴の前記踵部に着脱可能に嵌る嵌込部を有することを特徴とする。 In order to achieve the above object, the heel cover of the shoe of the present invention is characterized by having a fitting portion which is detachably fitted to the heel portion of the shoe consisting of a shoe body and a heel portion.
このような本発明の靴のヒールカバーは、上記した構成なので、ヒールカバーを靴の踵部に嵌め込むだけで済むため、市販の靴などにも容易に適用することができる。また、ヒールカバーが磨り減って靴底に達する前に交換すれば、靴をさらに長持ちさせることができる。 Since the heel cover of such a shoe of the present invention has the configuration described above, it is only necessary to fit the heel cover into the heel of the shoe, so it can be easily applied to commercially available shoes and the like. Also, if the heel cover is worn out and replaced before it reaches the sole, the shoe can last longer.
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例1〜5に基づいて説明する。ここにおいて、本発明において「ヒールカバー」とは、少なくとも靴の踵部(かかと部)に嵌め込まれて踵部を覆うものとして定義されるが、もちろん、踵部以外の部位を覆うように構成することもできる。その意味において、本発明の「ヒールカバー」は、ソールカバー、アウトソールカバーなどと表現することもできる。 Hereinafter, modes for carrying out the present invention will be described based on first to fifth examples shown in the drawings. Here, in the present invention, the term "heel cover" is defined as at least being fitted into the heel of the shoe and covering the heel, but of course it is configured to cover a region other than the heel. It can also be done. In that sense, the "heel cover" of the present invention can also be expressed as a sole cover, an outsole cover and the like.
(構成)
まず、構成について説明する。図1は、実施例1の靴のヒールカバー1を靴Sの踵部S1に嵌め込んだ状態を示しており、図2は、実施例1の靴のヒールカバー1の概略構成を示している。なお、この実施例1の靴のヒールカバー1では、一例として、曲面部が後側に向いたカマボコ型の踵部S1を有する男性用の靴Sに適用するものについて示している。(Constitution)
First, the configuration will be described. FIG. 1 shows a state in which the
この実施例1の靴のヒールカバー1は、靴Sの踵部S1と略相似形状のカマボコ型であり、図1に示したように、靴本体S0と踵部S1とから成る靴Sのカマボコ型の踵部S1に着脱可能に嵌る嵌込部11を有する構成とされている。なお、ヒールカバー1の形状は、靴Sの踵部S1の略相似形状に限定されるものではなく、適度な弾性変形性能を有していれば、ある程度の形状の相違には対応できる。 The
また、このヒールカバー1は、図1及び図2に示したように、嵌込部11の後側と左右の上端縁に、靴本体S0と踵部S1との間に形成される段差(踵部S1の周囲において、靴本体S0の側面よりも外側にせり出した部分の上向き面)に引っ掛ける内側へ突出したフランジ状の引掛部12を有する。すなわち、引掛部12は、段差に引っ掛けるために、内側に屈曲したL字状断面乃至鉤状断面に形成される。 Further, as shown in FIG. 1 and FIG. 2, the
この嵌込部11の側面部は、タイトな締め付け用の壁状のゴム(合成ゴム)又は樹脂(合成樹脂)で形成されていることが好ましく、側面部によって踵部S1を締め付けることで、踵部S1とヒールカバー1との接合強度を高めている。すなわち、嵌込部11の内周長さは、踵部S1の外周長さよりも短く形成されているため、ヒールカバー1を靴Sに装着する際には嵌込部11を手で引き伸ばしつつ踵部S1に嵌め込む。 The side surface portion of the
上述したように、ヒールカバー1全体は、合成ゴム又は合成樹脂などの素材で形成されているが、嵌込部11のある上側は、伸び縮みのよい合成ゴム又は合成樹脂を用いており、靴Sの踵部S1のサイズがある程度異なっていてもヒールカバー1を適用できるようになっている。伸び縮みのよい合成ゴムの1種として、例えば、シリコンゴムを使用することが好ましい。 As described above, the
また、ヒールカバー1の下側のアウトソール部は、磨り減り難いように硬めの合成ゴム又は合成樹脂を用いるのが好ましい。このヒールカバー1の下側のアウトソール部の素材としては、一般的にソールとして用いられる素材を用いることができる。さらに、ヒールカバー1の下側のアウトソール部には、悪路、雪道、ぬかるみ用に鋲やスパイクなどを配置することもできる。 In addition, it is preferable to use a hard synthetic rubber or synthetic resin so that abrasion is difficult to occur on the lower outsole portion of the
もちろん、ヒールカバー1の上側と下側の素材は、同じものを用いて実施してもよい。このように同じ素材を用いれば、1回の射出成形によってヒールカバー1全体を作ることができる。 Of course, the upper and lower materials of the
また、図2及び図3に示したように、嵌込部11の底面(内面であって装着時に上を向いた面)には、踵部S1との密着性を高めるために、上側に向いた複数の吸盤13を備えている。なお、図示は省略したが、嵌込部11の底面に1つの上側に向いた大きな吸盤13を備えるようにして実施してもよい。さらに、嵌込部11の側面にも、単一又は複数の吸盤を配置することもできる。なお、図3に点線で示したように、吸盤13の周囲には、縁部を立設することもできる。さらに、図2に示すように、ヒールカバー1の嵌込部11の前側の側面上部から、ベロ部21が前方に突出しており、指で摘まみやすくなっている。これにより、ベロ部21を指で摘まんで引っ張ることで、ヒールカバー1の取り付け・取り外しが容易になる。なお、ベロ部21は、嵌込部11の後側の側面上部に配置することもできる。 Further, as shown in FIG. 2 and FIG. 3, the bottom surface (the inner surface, which is the surface facing upward at the time of mounting) of the
図4(a)〜(c)には、嵌込部の側面の一部の概略構成を示す。なお各図において、左側に正面図を示し、右側に断面図を示している。さらに、嵌込部11の側面には、図4(c)に示したような内側に向いた魚の逆鱗型の吸盤14,・・・を備えることもできる。この魚の逆鱗型の吸盤14,・・・は、基部が下向きの鱗状(くさび形状)の突出部になっており、突出部の表面中央近傍に半球状の凹部(吸盤部)が設けられているので、踵部S1を嵌め込むときは、比較的スムーズに嵌め込むことができるが、取り外そうとすると、吸盤部の吸着力だけでなく、突出部の形状によって取り外れ難くなっている。逆に言うと、足を踏み込むことによって、嵌込部11の側面は押し込まれる方向に移動し、足を持ち上げると(踏み込みを緩めると)逆鱗型の基部が踵部S1に掛止されて踵部S1と一体となって移動するのである。 In FIG. 4 (a)-(c), schematic structure of a part of side of an insertion part is shown. In each of the drawings, a front view is shown on the left side, and a cross-sectional view is shown on the right side. Furthermore, on the side surface of the
他にも、図4(a)に示したように、逆鱗型の突起を設けずに側面内に複数の半球状の凹部(吸盤部)のみを千鳥状に配置することもできる。さらに、図4(b)に示したように、半球状の凹部(吸盤部)を設けずに下向きの鱗状の突出部のみを千鳥状に配置することもできる。 In addition, as shown in FIG. 4A, it is also possible to arrange only a plurality of hemispherical concave portions (suction cups) in a staggered manner in the side surface without providing the inverted bowl-shaped projections. Furthermore, as shown in FIG. 4 (b), it is also possible to arrange only the downward ridge-like projections in a zigzag without providing the hemispherical recesses (suction cups).
また、図示は省略したが、嵌込部11の底面には、踵部S1との接合手段として吸盤13を設けずに両面テープを貼設したり、吸盤13の上面中央部に両面テープを追加して貼設したりすることもできる。さらに、吸盤13の周辺(吸盤13と吸盤13の間)に両面テープを貼設することも可能である。 Although not shown, a double-sided tape is attached to the bottom of the
さらに、この接合手段としては、両面テープに代えて、接着剤などを用いて実施してもよい。接着剤を用いた場合には、接合強度が大きくなるという利点を有するが、摩耗したヒールカバー1を取り替える場合などには、前回の接着剤を丁寧に取り除いておくことが必要となる。この他、地震時の家具の固定等に用いられることの多い、粘着性を有するシリコンゲルを用いることもできる。 Furthermore, as the bonding means, in place of the double-sided tape, an adhesive or the like may be used. When an adhesive is used, it has an advantage that the bonding strength is increased, but when replacing the
或いは、この接合手段として、嵌込部11の底面と踵部S1のいずれか一方に金属板を貼設し、他方に磁石を貼設するようにして磁力接合を用いて実施してもよい。さらに、嵌込部11と踵部S1の両方に磁石を配置することもできる。このように磁力を用いることで、踵部S1とヒールカバー1との接合強度を大きくできるうえ、摩耗した際にも容易に交換できるようになる。 Alternatively, as the bonding means, a metal plate may be attached to one of the bottom surface of the
(作用・効果)
次に、実施例1の作用・効果を列挙して説明する。(Action / effect)
Next, the operation and effects of the first embodiment will be listed and described.
このような実施例1の靴のヒールカバー1は、靴本体S0と踵部S1とから成る靴Sの踵部S1に着脱可能に嵌る嵌込部11を有する構成とされている。 The
上記した構成なので、ヒールカバー1を靴Sの踵部S1に嵌め込むだけで済むため、市販の靴Sなどにも容易に適用することができる。また、踵部S1に嵌め込むだけであり、アッパー部分には影響を与えないため、靴Sの外観を損なうこともない。 With the above-described configuration, only the
他方、容易に取り外すことができるため、例えば客先を訪問する際など靴の外観を特に美しく見せたい場合には、一時的に取り外しておくことも容易である。加えて、踵部S1の側面についての摩耗や損傷を防止することができる。これとは逆に、踵部S1のアウトソール部が摩耗したために廃棄しようとする靴Sに適用することもできるため、靴Sを再生することもできる。 On the other hand, because it can be easily removed, it is also easy to temporarily remove it, for example, when it is desired to make the appearance of the shoe look particularly beautiful, for example, when visiting a customer site. In addition, it is possible to prevent wear and damage on the side surface of the buttocks S1. On the contrary, since it can also apply to shoes S which it is going to discard because the outsole part of buttocks part S1 was worn, shoes S can also be regenerated.
また、ヒールカバー1が磨り減って靴底に達する前に交換すれば、靴Sをさらに長持ちさせることができる。すなわち、踵部S1のアウトソール部は摩耗しないため、擦り減ったヒールカバー1を取り替えて新しいヒールカバー1を適用すれば、半永久的に踵部S1のアウトソール部の摩耗を防止することができる。 Also, if the
さらに、用いる素材が安価であり、かつ、大量生産にも適した単純な形状とすることができるため、靴Sを修理する場合に比べて大幅に安価で済む。 Furthermore, since the material used is inexpensive and can be made into a simple shape suitable for mass production, it can be significantly cheaper than when repairing the shoe S.
ここで、ヒールカバー1は、靴本体S0と踵部S1との間に形成された段差に引っ掛ける引掛部12を有する。このため、引掛部12の段差への引掛力により、ヒールカバー1を踵部S1から取れ難くすることができる。すなわち、ヒールカバー1は伸び縮みする素材によって形成されるため、引き伸ばされた状態で引掛部12を段差に引っ掛けることによって、ヒールカバー1が外れてしまうことを防止できる。 Here, the
また、嵌込部11の底面(上向きの内面)には1つ又は複数の吸盤13を備えている。このため、吸盤13の吸着力により、ヒールカバー1を踵部S1からより取れ難くすることができる。さらにいえば、この吸盤13には繰り返し吸盤を押し付ける方向の力が作用するため、歩行の際に足を踏み込むごとに吸盤13の吸着力が高められる。さらに、複数の吸盤13を備える場合には、踵部S1の底面に吸い付く領域が複数に分散するようになるため、いっそうヒールカバー1が踵部S1から外れにくくなる。 In addition, one or
さらに、嵌込部11の側面に、魚の逆鱗型の吸盤14,・・・を備えている。このように構成すれば、魚の逆鱗型の吸盤14,・・・の吸着力と戻力により、ヒールカバー1を踵部S1からいっそう取れ難くすることができる。なお、嵌込部11において、吸盤13は任意に配置することができる。例えば、底面及び側面に吸盤13を配置したり、底面のみに吸盤13を配置したり、側面のみに吸盤13を配置したりすることが可能である。さらに、底面及び側面における吸盤13の平面的な配置についても、千鳥配置、整列配置など、どのような配置であってもよい。また、吸盤13の大きさについても、場所ごとに異なる大きさにすることもできる。 Furthermore, on the side surface of the
また、嵌込部11の底面に、踵部S1との接合手段としての両面テープを設けることも好ましい。このように構成すれば、接合手段としての両面テープの接合力により、ヒールカバー1を踵部S1からいっそう外れ難くすることができる。さらに、踵部S1に凹凸がある場合などには、接着剤によって嵌込部11を踵部S1と接着することもできる。 Moreover, it is also preferable to provide the double-sided tape as a joining means with the collar part S1 in the bottom face of the
次に、実施例2について説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。 Next, Example 2 will be described. The same or equivalent parts as the contents described in the first embodiment will be described with the same reference numerals.
この実施例2の靴のヒールカバー1では、図5に示したように、靴本体S0の足を入れる縁に鈎状の先端を引っ掛ける3本のI字状のアーム部15,・・を有し、アーム部15,・・の靴本体S0への引掛力により、ヒールカバー1を踵部S1から更により取れ難くすることができるようにしたことが実施例1の靴のヒールカバー1と主に異なる。 In the
アーム部15,・・の先端は、靴Sを履く人の足を傷付けないように面取りされている。また、アーム部15は、靴本体S0の足を入れる縁の後部のみを引っ掛けるものだけを用いて実施してもよいし、後部と内側部又は外側部のみを引っ掛けるものだけを用いて実施してもよいし、内側部又は外側部のみを引っ掛けるものだけを用いて実施してもよい。すなわち、アーム部15は、3本に限定されるものではなく、1本であってもよいし、2本であってもよいし、4本以上であってもよい。さらに、アーム部15の形状は、図示したI字状のものに限定されるものではなく、どのような形状であってもよい。例えば、アーム部15は、先端が分岐したT字状やY字状であってもよいし、X字状に交差させることなどもできる。 The tip of the
アーム部15は、靴S本来のデザインを壊さないように、靴Sと同色にしたり透明にしたりして実施してもよいし、特に子供や老人の夜間の安全性を考慮して蛍光色などにして実施してもよい。もちろん、アーム部15に加えて、実施例1の引掛部12をさらに設けることもできる。 The
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。 In addition, about another structure and an effect, since it is substantially the same as Example 1, description is abbreviate | omitted.
次に、実施例3について説明する。なお、実施例1、2で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。 Next, Example 3 will be described. The same or equivalent parts as those described in the first and second embodiments will be described with the same reference numerals.
この実施例3の靴のヒールカバー1では、図6に示したように、靴Sのつま先部まで延在し、その先端につま先カバー16を有し、つま先部の磨り減りまで防止できるようにしたことが実施例1の靴のヒールカバー1と主に異なる。つま先カバー16の底面は、磨り減りを考慮して、他の延在部よりも厚さを大きくすることができる。 In the
このように構成することで、靴Sのつま先部のアウトソール部の摩耗を防止することができる。さらに、つま先を覆うように引っ掛けることによって、靴Sとヒールカバー1の装着強度を高め、ヒールカバー1全体が靴Sから外れにくくなる。 By comprising in this way, abrasion of the outsole part of the toe part of shoes S can be prevented. Furthermore, by hooking to cover the toes, the mounting strength of the shoe S and the
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。 In addition, about another structure and an effect, since it is substantially the same as Example 1, description is abbreviate | omitted.
次に、実施例4について説明する。なお、実施例1〜3で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。この実施例4の靴のヒールカバー1では、図7、図8に示したように、ヒールカバー1が、靴Sの全周を覆うように構成されていること、及び、ヒールカバー1が防水機能を有するオーバーハング部17を備えること、が実施例1の靴のヒールカバー1と主に異なる。 Next, the fourth embodiment will be described. The same or equivalent parts as the contents described in the first to third embodiments will be described with the same reference numerals. In the
換言すると、本実施例のヒールカバー1は、靴Sの踵部S1だけではなく、土踏まず部分からつま先部分にかけて、靴Sの底(アウトソール部)の全体を覆うように構成されている。加えて、図8の断面図に示すように、本実施例のヒールカバー1は、L字状の引掛部12の上から内側に湾曲して庇状に突出したオーバーハング部17を備えている。オーバーハング部17の先端の位置は、靴Sに嵌めていない状態で、靴Sのアッパー部の仮想位置よりも内側まで延在することにより、靴Sに嵌め込んだ状態で、オーバーハング部17が変形してアッパー部に隙間なく密着するように形成されることが好ましい。 In other words, the
このように構成することで、靴Sの底全体の摩耗を防止することができるとともに、靴Sの底からの浸水を防止することにより靴Sの防水性を高めることができる。さらに、オーバーハング部17を備えることで、オーバーハング部17が靴Sのアッパー部等に隙間なく接するため、アッパー部分等からの浸水を防止することにより靴Sの防水性を高めることができる。 By comprising in this way, while being able to prevent wear of the whole bottom of shoes S, by preventing water immersion from the bottom of shoes S, waterproofness of shoes S can be improved. Furthermore, by providing the overhanging
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。 In addition, about another structure and an effect, since it is substantially the same as Example 1, description is abbreviate | omitted.
次に、実施例5について説明する。なお、実施例1〜4で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。 Example 5 will now be described. The same or equivalent parts as those described in the first to fourth embodiments will be described with the same reference numerals.
この実施例5の靴のヒールカバー1では、図9に示したように、ヒールカバー1が、靴Sのアッパー部18を含む全体を覆うように構成されていることが実施例1の靴のヒールカバー1と主に異なる。そして、足の甲に対応するアッパー部18には切込み18aが設けられ、切込み18aの両側にベルト19が架け渡されてスナップ19aによって締め付けて固定できるようになっている。換言すると、本実施例のヒールカバー1は、靴Sの踵部S1だけではなく、足の甲に対応するアッパー部18を含む、靴Sの全体を覆うように構成されている。 In the
このように構成することで、靴Sの底全体の摩耗を防止することができるとともに、靴Sの底及び側面からの浸水を防止することにより、靴Sの防水性を高めることができる。さらに、靴Sのアッパー部18をも覆うことによって、アッパー部18からの浸水を防止することにより靴Sの防水性をいっそう高めることができる。加えて、靴Sの全体が嵌め込まれることでヒールカバー1が外れにくくなり、ベルト19及びスナップ19aによって固定することでいっそう外れにくくなる。 By comprising in this way, while being able to prevent abrasion of the whole bottom of shoes S, by preventing water immersion from the bottom and side of shoes S, waterproofness of shoes S can be improved. Furthermore, by covering the
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。 In addition, about another structure and an effect, since it is substantially the same as Example 1, description is abbreviate | omitted.
次に、図10〜図13を用いて、実施例6について説明する。なお、実施例1〜5で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。 A sixth embodiment will now be described with reference to FIGS. The same or equivalent parts as those described in the first to fifth embodiments will be described with the same reference numerals.
この実施例6の靴のヒールカバー1は、図10に示したように、カマボコ型でありカマボコ型の踵部S1に着脱可能に嵌る嵌込部11を有する構成とされている。なお、ヒールカバー1の形状は、後述するように、靴Sの踵部S1の略相似形状に限定されるものではない。嵌込部11は、底面部31と側面部32とを有している。そして、嵌込部11は、その内側面において、底面部31から側面部32に連通する空気を通すための空気溝41が形成されている。また、嵌込部11の底面31(内面であって装着時に上を向いた面)には、踵部S1との密着性を高めるために、上側に向いた複数の吸盤13、・・・が設けられている。さらに、本実施例のヒールカバー1は、やや大きめの三角形状のベロ部21を備え、ベロ部21に両面テープ210が貼設されて靴底に接着されるようになっている。なお、両面テープ210の他に、粘着剤や吸盤などで靴底に接着されるようにすることも好ましい。さらに、ベロ部21の上面の全面に両面テープや粘着剤や吸盤を貼設することも可能である。 As shown in FIG. 10, the
空気溝41は、底面部31から側面部32に連続して形成される。空気溝41は、図11(a)、(b)に示すように、側面部32の上方において高さが漸減するように形成されている。このような構成によって、吸盤13が靴底に吸着する際に空気の逃げ道が形成されて、吸盤13内を負圧状態にしやすくなるため、ヒールカバー1と靴Sとの密着性を高めることができる。さらに、空気溝41の上部はテーパ上に浅くなっており、上端部が開放されていないため、上方からヒールカバー1内に雨水等が浸入することを防止することができる。この他、側面部32の上縁は、内側に向かってテーパ状に薄くなっている。 The
さらに、本実施例の空気溝41は、中央の空気溝41から左右に分岐して斜め上方に延びる複数の空気溝41、・・・を備えている。このように構成することによって、分岐した複数の空気溝41、・・・から空気が逃げやすくなる。さらに、分岐した左右の空気溝41は、下向きのくさび形状を呈することで嵌込部11の内面が踵部S1の外面に接した状態でヒールカバー1が抜けにくくなる。なお、空気溝41は、上述した分岐形状に限定されるものではなく、中央の空気溝41のみで構成されていてもよいし、どのような形状であってもよい。さらに、分岐した空気溝41は、斜め下方に延びるように形成することもできるし、横方向(水平方向)に延びるように形成することもできる。 Furthermore, the
複数の吸盤13、・・・は、図12に示すように、外周近傍において高くなっているとともに、中央近傍において低くなっている。このような構成によって、靴Sの踵部S1から受ける荷重を面全体で略均等に分配して受けることができるため、より多くの吸盤13が寄与して靴Sとヒールカバー1との密着性を高めることができるようになる。 As shown in FIG. 12, the plurality of
なお、図15に示すように、底面部31の立体形状は、あらかじめ中央近傍が内側に盛り上がった凸状に形成されることも好ましい。このように底面部31を凸状に形成することで、底面部31を引き延ばしつつ踵部S1に嵌め込んだときに、全体の嵌合具合(収まり)が向上する。すなわち、あらかじめ底面部31を凸状に形成しておけば、底面部31が伸ばされたときに平面形状に近づくため、結果として踵部S1に対して収まりがよくなる。 In addition, as shown in FIG. 15, it is also preferable that the three-dimensional shape of the
さらに、図15に示すように、複数の吸盤13、・・・の高さは、底面部31内においてランダムとなるように配置されていることが好ましい。すなわち、ある特定の1つの吸盤13の周囲には、高さの異なる吸盤13が配置されている。このような構成によって、いずれかの吸盤13が、多様な踵部S1の底面のパターンに対して吸着するようになるため、靴Sとヒールカバー1との密着性を全体的に均一に高めることができる。 Furthermore, as shown in FIG. 15, it is preferable that the heights of the plurality of
さらに、本実施例では、2つの吸盤13、13に対して1つの靴底パターンの凸部が対応するように形成されている。また、3つの吸盤13、13、13に対して1つの凸部が対応してもよいし、1つの吸盤13に対して1つの凸部が対応してもよい。逆に、2つの凸部に対して1つの吸盤13が対応してもよいし、3つの凸部に対して1つの吸盤13が対応してもよい。他にも、吸盤13の数と、それに対応する凸部の数の対応はどのようなものであってもよい。さらにいうと、吸盤の高さ、深さ、幅や、靴底パターンの凸部の高さ、幅は、どのようなものであってもよい。例えば、吸盤13の高さが3通り、深さが3通り、幅が3通りあれば、3×3×3=27通りの吸盤の組合せがあり、それぞれが踵部S1の中のどの位置に配置されるかを考慮すると、多数の組合せが考えられる。さらに、吸盤13と、上述した靴底パターンの凸部の組合せを考慮すると、いっそう多数の組合せが考えられる。加えて、素材は、ヒールカバー1の部位ごとに異なっていてもよい。 Furthermore, in the present embodiment, the convex portion of one sole pattern is formed to correspond to the two
この他、靴のヒールカバー1は、図13に示したように、側面部の平面形状を円型や楕円型に形成することも好ましい。この場合、円型や楕円型のヒールカバー1は、適度な弾性を有する素材によって形成される。さらに、楕円の大きさは、踵部S1の外周長さよりもヒールカバー1の外周長さがひとまわり短くなるようにされている。このような構成によって、ヒールカバー1を引き伸ばしつつ踵部S1に隙間なく(ぴったりと)装着することができる。 Besides, as shown in FIG. 13, it is also preferable to form the side surface of the
そして、図13(a)、(b)に示したように、嵌込部11の前寄りの側面部32の上縁近傍には位置合わせ手段としての複数の突出片51、・・・が円周方向に隣接して並ぶように形成されている。位置合わせ手段としての突出片51は、靴Sの踵部S1の前方側の隅角部に相当する位置近傍に配置されるため、靴Sの踵部S1に対する位置関係を規定することができる。また、突出片51は、ヒールカバー1の踵部S1に対する回転を防止する機能も有する。さらに、突出片51、・・・が複数配置されることで、多様な靴Sの踵部S1に対応することが可能となる。 As shown in FIGS. 13 (a) and 13 (b), a plurality of projecting
なお、図13(a)では、各々の突出片51を直角三角形状に形成されるものとして描いたが、これに限定されるものではなく、どのような形状であってもよい。各々の突出片51は、例えば図13(b)に示すように、半円形状に形成されるものであってもよい。また、図13(c)に示すように、嵌込部11の前寄りの側面部32に、位置合わせ手段として複数の切欠52を備えることも好ましい。この場合、図13(d)に示すように、切欠52は側壁を上下方向に貫通する必要はなく、側壁の高さの一部分だけに部分的な切欠52を設けることも好ましい。このような構成によって、切欠52を通じた空気の出入りを防止して、真空度を保持することが可能となる。この点については、図13(a)、(b)でも同様であり、側壁の高さの全高にわたって突出片51を設けることもできるし、側壁の高さ方向の途中に部分的に突出片51を設けることもできる。 In addition, in FIG. 13 (a), although each
さらに、図13(a)では、側面部の平面形状を楕円型に形成すること場合について説明したが、これに限定されるものではない。図14の下図に示すように、「隅角部のないかまぼこ型」又は「角丸のかまぼこ型(若しくは「角丸の四角型」)」に形成することも好ましい。このように「隅角部のないかまぼこ型」とすることによって、ヒールカバー1を踵部S1に対して任意の位置に嵌めることができるようになる。なお、「隅角部のないかまぼこ型」の前側の辺(図14では上側の辺)や側方の辺(図14では左右の辺)には、直線部があってもなくてもよく、前側の辺や側方の辺は、直線部のない円弧状に形成することもできる。 Furthermore, although FIG. 13A illustrates the case where the planar shape of the side surface portion is formed into an elliptical shape, the present invention is not limited to this. As shown in the lower part of FIG. 14, it is also preferable to form it into “a semi-cylindrical shape without corners” or “a semi-cylindrical shape with rounded corners (or“ square shaped with rounded corners ”)”. As described above, the
これは、図14の上図及び中図に示すように、「(角のある、通常の)かまぼこ型」に形成すると、踵部S1のサイズとヒールカバー1のサイズが異なれば、かまぼこ型の隅角部が突出する可能性があるためである。具体的にいうと、図14の上図に示すように、踵部S1と比べてヒールカバー1の横幅が狭く縦に長い場合には、前側の辺の左右両側が前方に耳状に突出することになる。他方、図14の中図に示すように、踵部S1と比べてヒールカバー1の横幅が広く縦に短い場合には、側面の辺の前寄りの部分が左右に耳状に突出することになる。そうすると、踵部S1にフィットしないうえ、耳状の隙間から空気が抜けてしまったり、水が入ってしまったりして、ヒールカバー1が外れやすくなる可能性がある。さらに、突出した耳状の部分は、外部の構造物に引っ掛かりやすいため、歩行時の安全を損なうおそれがあるうえ、ヒールカバー1がいっそう外れやすくなる。これに対して、本実施例のヒールカバー1は、あらかじめ隅角部を丸く形成することで突出を防止することができる。 As shown in the upper drawing and the middle drawing of FIG. 14, when it is formed into “(cornered, ordinary) semi-cylindrical shape”, if the size of the hip portion S1 and the size of the
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。 In addition, about another structure and an effect, since it is substantially the same as Example 1, description is abbreviate | omitted.
次に、図16〜図18を用いて、実施例7について説明する。なお、実施例1〜6で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。 Seventh Embodiment A seventh embodiment will now be described with reference to FIGS. The same or equivalent parts as the contents described in the first to sixth embodiments will be described with the same reference numerals.
(構成)
この実施例7の靴のヒールカバー1は、図16に示したように、底面部31の外面となるアウトソール部60に蛇腹部62を備えていることを特徴としている。すなわち、アウトソール部60は、従来からあるような滑り止めのためのパターン部61と、底面部31全体が面内方向に延びるようにするための蛇腹部62と、を備えている。(Constitution)
The
蛇腹部62は、図20の断面図に示すように、底面部31の中央から外周方向に向かって、複数の凹凸からなる蛇腹状(アコーディオン状、ジグザグ)の断面を備えている。そして、蛇腹部62を含むヒールカバー1の全体が柔軟性(弾性)のある素材から形成されることで、中央から外周方向に向かって、底面部31の面内方向に延びたり縮んだりすることができるようになっている。 As shown in the cross-sectional view of FIG. 20, the
蛇腹部62の平面形状としては、図16に示したように、底面部31の平面形状(外周部がなす形状)と相似形の形状とすることが好ましい。具体的に言うと、底面部31の外形が角丸の四角形に形成されていれば、蛇腹部62も底面部31の外縁近傍に、角丸の四角形に形成されることが好ましい。後述するように、蛇腹部62の形状は、底面部31の外形に沿った相似形でなくてもよい。この他、蛇腹部62の形状・数については、以下に説明するように様々な変形例を考えることができる。 The planar shape of the
(変形例1)
例えば、図17に示す変形例のように、第1の蛇腹部62と第2の蛇腹部62aとによって、二重の蛇腹部62、62aを構成することも好ましい。具体的に言うと、ヒールカバー1のアウトソール部60は、外側の第1の蛇腹部62と、内側の第2の蛇腹部62aと、によって構成されることが好ましい。そして、第1の蛇腹部62と第2の蛇腹部62aとの間、及び、第2の蛇腹部62aとの間、には、パターン部61が形成されている。さらに、別の実施態様として、内側の(第2の)蛇腹部(62a)のみを有し、外側の(第1の)蛇腹部(62)は有しなくてもよい。このように構成すれば、擦り減りやすい外周近傍を避けて蛇腹部(62a)を配置することができる、という利点がある。(Modification 1)
For example, as in the modification shown in FIG. 17, it is also preferable to configure
(変形例2)
さらに、図18に示す変形例のように、略十文字形の蛇腹部62b、62cを形成することも可能である。具体的に言うと、ヒールカバー1のアウトソール部60は、横方向の伸びを担保する縦の蛇腹部62bと、縦方向の伸びを担保する横の蛇腹部62cと、4つに区分されたパターン部61と、によって構成されることが好ましい。この他にも、相似形の蛇腹部(62、62a)と十文字形の蛇腹部(62b、62c)の組み合わせなども可能である。(Modification 2)
Furthermore, as shown in FIG. 18, it is possible to form the substantially cross-shaped bellows 62 b and 62 c. Specifically, the
(作用・効果)
次に、本実施例のヒールカバー1が奏する作用・効果について説明する。(Action / effect)
Next, the operation and effects of the
(1)本実施例のヒールカバー1の嵌込部11の底面部31のアウトソール部60には、底面部31が面内方向に伸縮しやすくなるように、底面部31の平面形状と略相似形の蛇腹部62が形成されている。このため、ヒールカバー1が底面部31の面内方向に延びやすくななり、靴Sの踵部S1にフィットしやすくなる。(1) In the
この場合、二重の蛇腹部62、62aを配置することも可能である。これによって、いっそうヒールカバー1が伸び縮みしやすくなるため、いっそう靴Sの踵部S1にフィットしやすくなる。 In this case, it is also possible to arrange
(2)また、嵌込部11の底面部31のアウトソール部60には、底面部31が面内方向に伸縮しやすくなるように、略十文字形の蛇腹部62b、62cが形成されていることも好ましい。このため、ヒールカバー1が底面部31の面内方向に延びやすくなり、靴Sの踵部S1にフィットしやすくなる。(2) Further, in the
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。 In addition, about another structure and an effect, since it is substantially the same as Example 1, description is abbreviate | omitted.
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例1〜6に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、これら実施例1〜6に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。 As described above, the embodiments for carrying out the present invention have been described in detail based on Examples 1 to 6 with reference to the drawings, but the specific configuration is not limited to Examples 1 to 6, and A design change that does not deviate from the scope of the invention is included in the present invention.
例えば、上記した実施例1〜6では、例としてヒールカバー1を男性用の靴Sに適用するものについてのみ説明したが、これに限定されず、勿論、女性用の靴に適用することもできる。この他、子供用の靴や長靴などに適用することもできる。さらに、男性用や女性用のブーツにもヒールカバー1を適用できる。 For example, in the first to sixth embodiments described above, only the application of the
また、実施例1では、踵部S1に嵌め込まれるヒールカバー1がL字状の引掛部12を有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、引掛部のないI字状の断面であってもよい。逆に、実施例4では、全周が引掛部12つきのL字状の断面である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、全周が引掛部のないI字状の断面であってもよい。さらに、例えばウエッジソールのサンダルなどに適用する場合に前側をL字状断面とし後側をI字状断面とするなど、全周でL字状の断面とI字状の断面とを組み合わせることもできる。 Moreover, although the case where the
また、実施例6では、側面部に空気溝41が設けられる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、側面部に空気溝41を設けなくてもよい。この場合、二段階に真空状態を保持することができる。すなわち、複数の吸盤13、・・・によって真空状態を冗長化しつつ保持できるとともに、底全体を側面部で囲むことによって底全体を真空状態にできるようになる。さらに、側面部の内面と踵部S1の外面との摩擦力によっても、ヒールカバー1が抜けにくくなる。 In the sixth embodiment, the
また、図19に示すように、踵部S1が凹形状を有していたり、踵部S1と嵌込部11の大きさが相違したりする場合、ヒールカバー1と踵部S1との間に隙間が生じてしまう。この隙間を埋めるために、ヒールカバー1は、調整部材70をさらに備えることも好ましい。調整部材70は、嵌込部11と同じ素材によって、一方の側面が平面で他方の側面が円柱面である、薄いかまぼこ型の断面に形成されている。調整部材70の高さは、踵部S1と略同一とされることが好ましい。なお、調整部材70の形状・大きさは、ここで説明したものでなくてもよく、他の形状・大きさとすることもできる。 In addition, as shown in FIG. 19, when the heel portion S1 has a concave shape or when the sizes of the heel portion S1 and the
また、調整部材70は、接着剤などによって、ヒールカバー(本体)1と接着されることも好ましい。さらに、別部材として調整部材70を備えるのではなく、あらかじめヒールカバー1と一体に成形される調整部材71(図19の一点鎖線)を備えることも好ましい。 It is also preferable that the adjusting
1 靴のヒールカバー
11 嵌込部
12 引掛部
13 吸盤
14 魚の逆鱗型の吸盤
15 アーム部
16 つま先カバー
17 オーバーハング部
18 アッパー部
18a 切込み
19 ベルト
19a スナップ
31 底面部
41 空気溝
51 突出片
60 アウトソール部
61 パターン部
62 蛇腹部
62a〜62d 蛇腹部
70 調整部材
S 靴
S0 靴本体
S1 踵部DESCRIPTION OF
Claims (16)
前記踵部に着脱可能に嵌る嵌込部を備えることを特徴とする、靴のヒールカバー。In a shoe constituted by a shoe body and a buttock,
A heel cover for a shoe, comprising: a fitting portion detachably fitted to the buttock portion.
前記底面部から前記側面部に連通する空気を通すための空気溝が形成されることを特徴とする、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載された靴のヒールカバー。The fitting portion has a bottom portion and a side portion,
The heel cover of a shoe according to any one of claims 1 to 6, wherein an air groove for passing air communicating from the bottom surface portion to the side surface portion is formed.
前記側面部の平面形状は、円型、楕円型、隅角部のないかまぼこ型、角丸のかまぼこ型、又は、角丸の四角型、に形成されることを特徴とする、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載された靴のヒールカバー。The fitting portion has a bottom portion and a side portion,
The plane shape of the side portion may be formed into a circular shape, an elliptical shape, a semicylindrical shape without corners, a semicylindrical shape with rounded corners, or a square shape with rounded corners. The heel cover of a shoe according to any one of the preceding claims.
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