JPWO2018131403A1 - 電動オイルポンプ - Google Patents

電動オイルポンプ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018131403A1
JPWO2018131403A1 JP2018561887A JP2018561887A JPWO2018131403A1 JP WO2018131403 A1 JPWO2018131403 A1 JP WO2018131403A1 JP 2018561887 A JP2018561887 A JP 2018561887A JP 2018561887 A JP2018561887 A JP 2018561887A JP WO2018131403 A1 JPWO2018131403 A1 JP WO2018131403A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
housing
motor
oil pump
electric oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2018561887A
Other languages
English (en)
Inventor
豪 坂田
清美 河村
雄一郎 定永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JPWO2018131403A1 publication Critical patent/JPWO2018131403A1/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C15/00Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/14Structural association with mechanical loads, e.g. with hand-held machine tools or fans

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Abstract

本電動オイルポンプは、ポンププレートとポンプハウジングとの間のポンプ室でポンプロータが回転自在に支承されたオイルポンプと、ポンプロータに固定される回転軸と、モータハウジングを有し、回転軸と直結してポンプロータを回転駆動するモータとを備える。さらに、ポンプハウジングのモータ側の端面とモータハウジングのポンプハウジング側の端面とは隣接している。そして、オイルポンプとモータとは、モータハウジングの外径及びポンプハウジングのモータ側外径よりも径方向内側で、複数の締結ボルトにより軸心方向に締結されている。

Description

本発明は、電動によりオイルポンプの駆動を行う電動オイルポンプに関するものであり、特に、モータ部とオイルポンプ部とが一体になった電動オイルポンプの構造に関する。
従来、電動オイルポンプの具体的一例には、例えば油のような流体を循環させるオイルポンプとオイルポンプを駆動する電動モータとを組み合わせたものがある(例えば、特許文献1参照)。図7Aは、このような従来の電動オイルポンプの構成例を示す縦断面図、図7Bはその横断面図である。
図7Aに示すように、従来の電動オイルポンプ901は、上述のようなオイルポンプ902と電動モータ903とで構成されている。電動モータ903は、回転するロータ904と、このロータ904の外周面の外側に固定されたステータと905とで構成される。ロータ904は、回転軸904aの外周に複数個の永久磁石904bを周方向に沿って並べて配置したものである。そして、回転軸904aは、電動モータ903とオイルポンプ902とで共用する回転軸である。ステータ905は、コア905aに装着されたインシュレータ905cにコイル905bが巻回されて形成され、樹脂905dで成型されたモータハウジングに一体成型されている。
また、オイルポンプ902は、図7Bに示すようなインナーロータ902aとアウターロータ902bとを有している。図7Bに例示するインナーロータ902aは、回転軸904aの先端部に接続された4つの外歯を有している。また、図7Bに例示するアウターロータ902bは、上記外歯と噛み合う5つの内歯を有している。オイルポンプ902は、これら外歯と内歯との間の間隙902cを利用して、ポンプ動作を行なう。
そして、モータハウジングからボルト906を挿入し、そのボルト906をオイルポンプ902のハウジングにボルト止めする。これにより、従来の電動オイルポンプ901では、電動モータ903のステータ905をオイルポンプ902に固定するようにしている。
しかしながら、上記電動オイルポンプ901において、オイルポンプ902と電動モータ903とを締結用のボルト906で締結する場合、モータハウジング外径の外側周囲にフランジ936を設ける必要がある。これにより、車両に搭載するとき、フランジ936が突出し電動オイルポンプ901周辺の他の車両部品と干渉する場合がある。また、外部から、モータハウジングの樹脂とポンプハウジングの金属面との境界面を通して、モータ内部へ水が浸入する可能性がある。
特開2003−129966号公報
本発明の電動オイルポンプは、ポンププレートとポンプハウジングとの間に形成されたポンプ室にポンプロータが回転自在に支承されたオイルポンプと、ポンプロータに固定される回転軸と、円筒形状のモータハウジングを有し、回転軸と直結して回転軸と直結してポンプロータを回転駆動するモータと、を備える。電動オイルポンプは、回転軸の軸心方向に対し、ポンプハウジングのモータ側の端面とモータハウジングのポンプハウジング側の端面とが隣接している。そして、オイルポンプとモータとは、回転軸の軸心に対し、モータハウジングの外径及びポンプハウジングのモータ側外径よりも径方向内側で、複数の締結ボルトにより軸心方向に締結されている。
このような構成により、モータのモータハウジングの外形よりも径方向内側で、ポンプハウジングとモータハウジングとが締結固定されているので、モータが径方向に大きくなることがなく、電動オイルポンプの車両搭載性が向上する。また、締結面間にはシール部品を挟持しており、外部からの水の浸入を防止できる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る電動オイルポンプの正面図である。 図2は、図1におけるX−X方向から見た電動オイルポンプの概略構成を示す縦断面図である。 図3は、本発明の実施の形態2に係る電動オイルポンプの正面図である。 図4は、図3におけるY−Y方向から見た電動オイルポンプの概略構成を示す縦断面図である。 図5は、本発明の実施の形態2の他の構成例に係る電動オイルポンプの正面図である。 図6は、図5におけるY−Y方向から見た電動オイルポンプの概略構成を示す縦断面図である。 図7Aは、従来例の縦断面図である。 図7Bは、従来例の横断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電動オイルポンプの正面図、図2は、図1におけるX−X方向から見た電動オイルポンプの概略構成を示す縦断面図である。
図1および図2に示すように、電動オイルポンプ101は、オイルポンプ201とオイルポンプ201を回転駆動する電動モータ(以下、適宜、単にモータという)301とが隣接して、それらが一体となるようにユニット化されている。また、電動オイルポンプ101の中央において、モータ301からオイルポンプ201にかけて回転駆動軸(以下、適宜、回転軸とよぶ)305が延伸している。なお、以下、回転軸305が延伸する方向、すなわち軸心方向を軸方向とし、この軸方向に直交する面において、回転軸305の中心から広がる方向を径方向、中心を周回する方向を周方向として説明する。さらに、軸方向において、オイルポンプ201が配置される側を前方、モータ301が配置される側を後方、さらに前方側にある面を前面、後方側にある面を後面として説明する。
オイルポンプ201は、例えば、図7Bで示した従来のオイルポンプのような外歯と内歯との歯車を使用する内接ギヤポンプである。そして、このようなオイルポンプ201を備えた電動オイルポンプ101が、例えば自動車のトランスミッション用油圧ポンプなどに用いられる。また、本実施の形態では、モータ301として、インバータを利用した3相の交流駆動でロータが回転するブラシレスモータとした一例を挙げて説明する。
オイルポンプ201のハウジング202を構成するポンププレート203およびポンプハウジング204は、例えばアルミダイカストなど金属製の非磁性材料により形成される。なお、樹脂により一体成型してもよい。
モータ301を収容するモータハウジング302は、金属板である鋼板をプレスで成型することで形成された金属製のフレーム構造である。また、ブラケット303は、例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂など熱可塑性樹脂材料により形成されている。また、放熱プレート304は、例えばアルミダイキャストなど金属製の非磁性材料により形成される。電動オイルポンプ101のハウジング本体は、上記ポンププレート203、ポンプハウジング204、モータハウジング302、ブラケット303、および放熱プレート304により構成されている。ここで、上記における部品間には、例えばOリングなどのシール部材102を配置し、防水仕様としている。
本実施の形態では、オイルポンプ201として、内接ギヤ式であるトロコイド曲線型ポンプを用いている。これより、オイルポンプ201は、ポンプ用として、図7Bと同様に、ポンプロータとして、トロコイド歯形の内歯を内周側に有したアウターロータ205と、この内歯と噛み合う外歯を外周側に有したインナーロータ206とを備える。そして、ポンプハウジング204内において、アウターロータ205内側に形成された空間にインナーロータ206を配置することで、両ロータ間の間隙207aを含むポンプ室207を構成している。
インナーロータ206は、図2に示すように、回転軸305の前方側端部に嵌め込まれ、この回転軸305を中心として回転する。一方、アウターロータ205は、このインナーロータ206の外歯よりも1歯多い内歯を備える。さらに、アウターロータ205は、上記のように回転軸305に接続されたインナーロータ206に対して偏心した位置を中心に、ポンプハウジング204内で回転自在となるように、配置されている。そして、インナーロータ206の外歯は、このアウターロータ205の内歯に全周のうちの一部で噛み合うとともに、各外歯がこのアウターロータ205の内面に全周の各所でそれぞれほぼ内接しながら回転するように構成されている。また、このような構成であるため、上記外歯と内歯とが十分に噛み合っていない箇所には、間隙207aが形成される。
したがって、モータ301により回転軸305が回転駆動されると、このオイルポンプ201の内歯と外歯との間の上記間隙207aの容積が、この回転軸305の1回転の間に拡大と縮小を繰り返すことになる。そして、このような繰り返しにより、間隙207aに注入された油を送り出すポンプ動作が行われる。
ポンプハウジング204は、径方向に広がりを持つ厚肉板状のものであり、その中央に、前方側が開口した円形のポンプ用孔204pを有している。そして、そのポンプ用孔204pに、上述したようなポンプ室207が形成されている。ポンプハウジング204の前面には、ポンププレート203が、シール部材102としてのOリング209を介して固定され、ポンプ室207の前面が塞がれている。ポンプ室207内には、上述したように、オイルポンプ201を構成するアウターロータ205が回転自在に収容されている。そして、アウターロータ205の内側に、これと噛み合うインナーロータ206が配置されている。ポンププレート203には、図1に示す吸入口210および吐出口211が設けられている。この吸入口210および吐出口211は、軸方向に貫通する開口であり、吸入口210には吸入管(図示せず)が接続され、吐出口211には吐出管(図示せず)が接続される。そして、吸入管から吸入口210に油が供給され、オイルポンプ201が作動することで、供給された油が吐出口211から吐出管へと吐出される。
次に、モータ301は、回転するロータ306と、このロータ306の外周面よりも外側に配置されるステータ313とを備えている。さらに、モータ301において、ステータ313は、円筒形状を成すモータハウジング302の内側に固定されている。また、このモータハウジング302の前方側の端面と、ポンプハウジング204の後方側の端面とは、互いに固定されている。そして、モータハウジング302の後方側の開口を塞ぐように、ブラケット303がモータハウジング302に装着されている。
ロータ306は、回転軸305の中間部にロータコア307を固定し、ロータコア307の内部や外周表面に複数個の永久磁石308を配置して形成したものである。本実施の形態では、このような回転軸305を、モータ301とオイルポンプ201とで共用している。さらに、本実施の形態では、図2に示すように、ロータ306よりも後方側において、ロータ306の回転位置検出用としてのセンサマグネット312が、保持リング312aを介して回転軸305に保持されている。
また、回転軸305は、一対の軸受309、310によって、回転自在となるように支持されている。すなわち、まず、ポンプハウジング204の後方側の端面の中央に、モータハウジング302より小径の円筒部が形成され、この円筒部内に、カップ状の軸受ハウジング212が挿入されている。さらに、この軸受ハウジング212の内側に、軸受309が嵌め込まれている。一方、ブラケット303の中央にも円筒部が形成され、カップ状の軸受ハウジング311が挿入されて、軸受310が嵌め込まれている。そして、回転軸305の前方側に延びる部分が軸受309によって支持され、また、回転軸305の後方側の端部が軸受310により支持されている。この例では、軸受309、310は、いずれも転がり軸受である玉軸受よりなり、2個の軸受によって、両持ち型の軸受を構成している。また、各軸受309、310の内輪は、回転軸305に固定され、外輪が各軸受ハウジング212、311に固定されている。
このように回転自在に支持される回転軸305は、前方側に伸びて、ポンプハウジング204の後方側の壁に形成された穴の部分を貫通し、ポンプ室207内に進入する。そして、回転軸305の前方側の端部がインナーロータ206に連結されている。また、本実施の形態では、ポンプハウジング204での軸受309より前方側の部分において、回転軸305の周囲に、油の漏れを防ぐため、オイルシール208を設けている。
次に、ステータ313は、ロータ306の外側に配置され、ロータ306の外周面とわずかなエアギャップを介して径方向に対面している。ステータ313は、ステータコア314とインシュレータ316とコイル315とを備える。ステータコア314は、環状のヨークと、ヨーク(図示せず)から内向きに突出する複数個のティース(図示せず)とを含み、構成されている。本実施の形態では、12個のティースを備えた一例を挙げている。このステータコア314の各ティースには、インシュレータ316を介して巻線を巻回したコイル315が形成されている。ここで、インシュレータ316は、コイル315をステータコア314から絶縁するための樹脂(例えば、PPS、ポリフェニレンサルファイド)であり、軸方向両端からティースそれぞれに装着されている。このように、本実施の形態では、1つのティースにコイル315の巻線を巻回したステータサブアッシーを形成している。そして、複数のステータサブアッシーにより、3相のコイル315を有したステータ313を構成している。ステータ313は、モータハウジング302に圧入されて、モータハウジング302の内周に固定されている。
このモータハウジング302には、さらに、前方側において、図2に示すようなインロー302aが形成されている。このインロー302aは、ポンプハウジング204の後方側に形成される嵌合部204aの外周面と当接している。すなわち、モータハウジング302のインロー302a内にポンプハウジング204の嵌合部204aを嵌め込むことで、互いの中心を一致させた状態で結合される。そして、このとき、モータハウジング302の前面側の環状の天面部302bと、ポンプハウジング204の後面側の環状の底面部204bとが面接触する。さらに、ポンプハウジング204の底面部204bには、前方側に窪む溝部204cが形成されている。この溝部204cにOリング213を装着することで、モータハウジング302とのシール性が保たれる。
さらに、本実施の形態では、モータハウジング302の天面部302bとポンプハウジング204の底面部204bを面接触させた状態で、締結部材により、モータハウジング302とポンプハウジング204とを固着している。具体的には、モータハウジング302の天面部302bにおいて、ボルトが貫通するボルト穴302dを設け、ポンプハウジング204の底面部204bにおいて、ボルトをねじ込むための穴である雌ねじ部204dを設けている。本実施の形態では、回転中心に対して周方向で等間隔に、3個のボルト穴302dおよび雌ねじ部204dを形成している。これら3箇所でそれぞれ、ボルト穴302dを介して締結ボルト103を雌ねじ部204dにねじ込むことで、モータハウジング302とポンプハウジング204とが、互いに強固に固定される。なお、本実施の形態では、さらに、上述のポンプハウジング204の底面部204bにおいて、溝部204cがこれら雌ねじ部204dの径方向外側に位置するように、溝部204cや雌ねじ部204dを底面部204bに形成している。また、上述の構成より、これら締結ボルト103は図1のポンプハウジング204側からは見えず、図1では、締結ボルト103を点線の円で示している。
また、図1に示すように、ポンププレート203の外周縁部にもボルト穴が形成されている。これらボルト穴を介して、締結部材としての締結ボルト203aを、とポンプハウジング204にボルト止めすることにより、ポンプ室207が形成される。本実施の形態では、回転中心に対して周方向にほぼ等間隔に4個の締結ボルト203aが配置されている。
また、本実施の形態の電動オイルポンプ101には、モータ301を制御するための制御信号などが外部のコントローラから供給される。電動オイルポンプ101は、モータハウジング302のコネクタシェル内にコネクタピンを有しており、このコネクタピンに制御信号が接続される。外部のコントローラは、直流電源を交流に変換してモータ301の各コイル315に駆動電流を供給するインバータ回路、およびこのインバータ回路を制御する制御回路からなる制御回路部が搭載されている。
そして、上記構成により、外部のコントローラによって制御された駆動電流がモータ301の各コイル315に供給される。これにより、ステータ313のコイル315に回転磁界が発生し、ロータ306の永久磁石308にトルクが生じて、ロータ306が回転駆動される。このようにして、インナーロータ206が回転駆動されると、アウターロータ205がこれに従動して回転し、これらのアウターロータ205の内歯と、インナーロータ206の外歯との間の間隙207aが拡縮を繰り返す。この繰り返しによって、インポートである吸入口210およびアウトポートである吐出口211を通じて油を吸入および吐出するポンプ動作が行われる。
次に、上記のように構成された本実施の形態の電動オイルポンプ101の作用および効果について説明する。
上記構成によれば、金属製のオイルポンプ201のポンプハウジング204とモータ301のモータハウジング302とは、回転中心と同軸上に軸方向に配置される。そして、モータハウジング302の内部側から挿入された締結ボルト103が、ボルト穴302dを介してポンプハウジング204の雌ねじ部204dと締結固定されている。このとき、本実施の形態では、上述したように、モータハウジング302の天面部302bとポンプハウジング204の底面部204bとが面接触する箇所において、ボルト締結する構成としている。このため、締結ボルト103は、モータ301の外径より径方向内側に配置される。また、締結ボルト103の軸力は、ポンプハウジング204で受け止められる。そして、ポンプハウジング204とモータハウジング302との締結面間には、締結ボルト103の位置より径方向外側に装着したOリング213を挟み込んでいる。さらに、ポンプハウジング204の嵌合部204aである嵌合外周面とモータハウジング302のインロー302aである嵌合内周面とをインロー嵌合し、回転中心と同軸上に嵌め合わせている。
これにより、電動オイルポンプ101は、モータ301の径方向に大きくはならない。また、締結ボルト103の径方向外側にOリング213が存在するため、外部からモータ301内部への水の浸入がなくなる。さらに、モータハウジング302とポンプハウジング204とをインローで構成しているため、ポンプ室207内のアウターロータ205、インナーロータ206とモータハウジング302のステータ313との芯出し精度が向上する。その結果、オイルポンプ201のポンプハウジング204とモータハウジング302とのシール性を確保し、ポンプ室207内のアウターロータ205、インナーロータ206とステータ313とを容易に組み付けることができる。そして、モータ301の径方向の小型化により車両への搭載性が向上する。
以上のように、本実施の形態によれば、モータを径方向に大きくすることなく、車両への搭載性を向上できる電動オイルポンプを提供できる。
以上、本発明に係る実施の形態1について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することも可能である。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る電動オイルポンプの正面図、図4は、図3におけるY−Y方向から見た電動オイルポンプの概略構成を示す縦断面図である。
前述の実施の形態1と本実施の形態との比較において、実施の形態1では、モータハウジング302内部側より締結ボルト103を挿入し、ポンプハウジング204とモータハウジング302とを締結し、締結ボルト103の径方向外側にOリング213を配置するように構成した。これに対し、本実施の形態では、図3、図4に示すように、ポンプハウジング204が、その外郭に複数のボルト貫通孔201aを有している。そして、ポンププレート203側のポンプハウジング204外郭よりボルト貫通孔201aに締結ボルト103をそれぞれ挿入し、ポンプハウジング204とモータハウジング302とを締結している。ここで、本実施の形態でも、3つの締結ボルト103で締結する一例を示している。また、締結ボルト103の径方向内側にOリング213を配置した構成としている。すなわち、シール部材102であるOリング213の径方向外側、かつモータハウジング302の外径よりも径方向内側に、これらボルト貫通孔201aを形成している。
より詳細には、本実施の形態のモータハウジング302の構成は、非貫通のフランジ付きカラー317をモータフレーム319に圧入し、フランジ付きカラー317のフランジ面に液状ガスケット318を塗布した構成としている。また、フランジ付きカラー317は、雌ねじ部とともに非貫通のフランジを有する構造としている。そして、ポンププレート側のポンプハウジング204の外郭部よりモータハウジング302に向けて、締結ボルト103をボルト貫通孔201aにそれぞれ挿入した状態で、モータフレーム319を挟み、フランジ付きカラー317の雌ねじ部と螺合している。このようにして、ポンプハウジング204とモータハウジング302とを締結している。
このような構成をとることで、電動オイルポンプ101の小型化と防水性を両立させている。さらに、軸方向寸法に余裕があるような場合には、モータフレーム319端面の厚み寸法を大きくとり、モータフレーム319端面に雌ねじ部を形成することで部品点数を減らして電動オイルポンプ101を構成することが可能である。
また、図5は、本発明の実施の形態2の他の構成例に係る電動オイルポンプの正面図、図6は、図5におけるY−Y方向から見た電動オイルポンプの概略構成を示す縦断面図である。この構成例では、図5および図6に示すような形状のポンププレート203およびポンプハウジング204を備えるとともに、ポンププレート203側のポンプハウジング204外郭より締結ボルト103を挿入し、ポンプハウジング204とモータハウジング302とを締結している。このような構成としてもよい。
なお、以上の実施の形態1、2では、オイルポンプ201として内接ギヤ式ポンプを用いる場合を示したが、これに限らず、ベーン駆動や外接ギヤなどを用いた回転ポンプであってもよい。さらに、間隙207aの容積が拡縮変化を繰り返す内接ギヤポンプであれば、必ずしも上述のようなトロコイド曲線型ポンプには限定されない。また、アウターロータ205の内歯やインナーロータ206の外歯は、必ずしも明確ないわゆる歯形に形成されたものに限らず、突出部、突起部または係合部であってもよい。
また、以上の実施の形態1、2では、モータ301を電動オイルポンプ101に適用する場合を示したが、これに限定されるものでなく、同様のモータ301を用いた他の製品に適用してもよい。さらに、ブラシ付モータも適用が可能である。
また、以上の実施の形態1、2では、モータ301のロータ306として、ロータコア307内部に複数個の永久磁石308を配置し固着する場合を示したが、ロータコア307の外周部に複数個の永久磁石308を配置したり、1つのリング状の永久磁石308を固着したりしてもよい。
また、以上の実施の形態1、2では、モータ301と別体でコントローラを設ける場合を示したが、これに限定されるものでなく、コントローラを電動オイルポンプ101のハウジング内に組み込み、基板をモータハウジング302の後方端部に固定する構成であってもよい。
本発明の電動オイルポンプは、例えば自動車のトランスミッション用油圧ポンプなどに有用である。
101,901 電動オイルポンプ
102 シール部材
103,203a 締結ボルト
201,902 オイルポンプ
201a ボルト貫通孔
202 ハウジング
203 ポンププレート
204 ポンプハウジング
204a 嵌合部
204b 底面部
204c 溝部
204p ポンプ用孔
205,902b アウターロータ
206,902a インナーロータ
207 ポンプ室
207a,902c 間隙
208 オイルシール
209,213 Oリング
210 吸入口
211 吐出口
212,311 軸受ハウジング
301 モータ
302 モータハウジング
302a インロー
302b 天面部
302d ボルト穴
303 ブラケット
304 放熱プレート
305,904a 回転軸
306,904 ロータ
307 ロータコア
308,904b 永久磁石
309,310 軸受
312 センサマグネット
312a 保持リング
313,905 ステータ
314 ステータコア
315,905b コイル
316,905c インシュレータ
317 カラー
318 液状ガスケット
319 モータフレーム
903 電動モータ
905a コア
905d 樹脂
906 ボルト
936 フランジ

Claims (8)

  1. ポンププレートとポンプハウジングとの間に形成されたポンプ室にポンプロータが回転自在に支承されたオイルポンプと、
    前記ポンプロータに固定される回転軸と、
    円筒形状のモータハウジングを有し、前記回転軸と直結して前記ポンプロータを回転駆動するモータと、を備え、
    前記回転軸の軸心方向に対し、前記ポンプハウジングの前記モータ側の端面と前記モータハウジングの前記ポンプハウジング側の端面とが隣接する電動オイルポンプであって、
    前記オイルポンプと前記モータとは、前記回転軸の軸心に対し、前記モータハウジングの外径及びポンプハウジングの前記モータ側の外径よりも径方向内側で、複数の締結ボルトにより前記軸心方向に締結されていることを特徴とする電動オイルポンプ。
  2. 前記ポンプハウジングの前記モータ側の前記端面と、前記モータハウジングの前記ポンプハウジング側の前記端面との間に、シール部材を挟持した状態で、前記オイルポンプと前記モータとが、前記複数の締結ボルトにより締結されていることを特徴とする請求項1に記載の電動オイルポンプ。
  3. 前記ポンプハウジングは、前記シール部材の径方向内側に複数の雌ねじ部を有し、
    前記複数の締結ボルトは、前記モータハウジングの円筒形内部側より前記ポンプハウジングに向けて挿入された状態で、前記複数の雌ねじ部と螺合していることを特徴とする請求項2に記載の電動オイルポンプ。
  4. 前記ポンプハウジングは、前記シール部材の径方向外側かつ前記モータハウジングの外径よりも径方向内側に複数のボルト貫通孔を有し、
    前記モータハウジングは、モータフレームと、雌ねじ部および非貫通のフランジを有した複数のカラーとを含み、
    前記複数の締結ボルトは、前記ポンププレート側の前記ポンプハウジングの外郭部より前記モータハウジングに向けて、前記複数のボルト貫通孔に挿入された状態で、前記モータフレームを挟み、前記複数のカラーの雌ねじ部と螺合していることを特徴とする請求項2に記載の電動オイルポンプ。
  5. 前記モータハウジングは金属製のフレーム構造であり、前記ポンプハウジングは金属または樹脂により一体成型されていることを特徴とする請求項1に記載の電動オイルポンプ。
  6. 前記モータハウジングは金属板をプレスにより成型した構造であることを特徴とする請求項5に記載の電動オイルポンプ。
  7. 前記ポンプハウジングは金属製の非磁性材料により鋳造されていることを特徴とする請求項5に記載の電動オイルポンプ。
  8. 前記ポンプハウジングはアルミダイキャストにより成型されていることを特徴とする請求項7に記載の電動オイルポンプ。
JP2018561887A 2017-01-11 2017-12-20 電動オイルポンプ Withdrawn JPWO2018131403A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017002245 2017-01-11
JP2017002245 2017-01-11
PCT/JP2017/045643 WO2018131403A1 (ja) 2017-01-11 2017-12-20 電動オイルポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2018131403A1 true JPWO2018131403A1 (ja) 2019-11-07

Family

ID=62840317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018561887A Withdrawn JPWO2018131403A1 (ja) 2017-01-11 2017-12-20 電動オイルポンプ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPWO2018131403A1 (ja)
CN (1) CN110168224A (ja)
WO (1) WO2018131403A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111934484B (zh) * 2020-07-15 2023-04-07 浙江睿驰同利汽车电子有限公司 一种盘式电子油泵
CN111934485B (zh) * 2020-07-15 2023-03-03 浙江睿驰同利汽车电子有限公司 一种电子油泵

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61118568A (ja) * 1984-11-14 1986-06-05 Tokyo Tatsuno Co Ltd ポンプ装置の気液分離室
JP2003129966A (ja) * 2001-10-24 2003-05-08 Aisin Seiki Co Ltd 電動オイルポンプ
CN100389284C (zh) * 2004-03-24 2008-05-21 陈杰余 一种内燃机机油泵
JP4739857B2 (ja) * 2005-08-12 2011-08-03 東芝産業機器製造株式会社 キャンドモータ用樹脂製キャン及びその製造方法、射出成形金型、キャンドモータ、キャンドモータポンプ
CN201041283Y (zh) * 2007-06-12 2008-03-26 胡方坤 双向驱动机油润滑泵
JP5760891B2 (ja) * 2011-09-17 2015-08-12 株式会社ジェイテクト 電動オイルポンプ
JP2013199875A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Jtekt Corp 電動オイルポンプ装置
JP2013247761A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Jtekt Corp 電動オイルポンプ装置
AU2013381385B2 (en) * 2013-03-14 2016-08-18 Allison Transmission, Inc. Electric pump for a hybrid vehicle
JP6385762B2 (ja) * 2014-09-03 2018-09-05 日立オートモティブシステムズ株式会社 電動オイルポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
CN110168224A (zh) 2019-08-23
WO2018131403A1 (ja) 2018-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5987331B2 (ja) 電動オイルポンプ装置
JP2013160079A5 (ja)
EP1566545B1 (en) Electric internal gear pump
JP5880842B2 (ja) 電動オイルポンプ装置
US20120164009A1 (en) Electric pump unit
JP5990896B2 (ja) 電動モータおよびこれを備える電動ユニット
JP2015055201A (ja) 電動ポンプユニット
JP5953758B2 (ja) モータ装置およびその製造方法
JP2015090726A (ja) 電動オイルポンプ装置
WO2018131403A1 (ja) 電動オイルポンプ
JP2011190763A (ja) 回転式ポンプ
JP2014009676A (ja) 電動オイルポンプ装置
JP6255861B2 (ja) ロータおよび電動モータ
JP5915082B2 (ja) 電動オイルポンプ装置
JP2013217237A (ja) 電動オイルポンプ装置
JP5332414B2 (ja) 電動モータユニット
JP2013199875A (ja) 電動オイルポンプ装置
JP2006274968A (ja) 電動ポンプユニット
JP5703862B2 (ja) 電動モータユニットおよび電動ポンプユニット
JP5644356B2 (ja) 電動ポンプユニット
JP5915070B2 (ja) 電動オイルポンプ装置
JP2013249817A (ja) 電動オイルポンプ装置
JP2010180730A (ja) 電動ポンプユニット
JP6019733B2 (ja) 電動オイルポンプ装置
WO2022239484A1 (ja) ポンプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190607

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20200722

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200730