JPWO2018105438A1 - 紡糸ノズル - Google Patents

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JPWO2018105438A1
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Abstract

ファインファイバーシートの製造時に電界紡糸装置で用いられる紡糸ノズルであって、ファインファイバーシートを安定的に製造することができる紡糸ノズルが提供される。前記紡糸ノズルは、中空針を備える。前記中空針は、ファインファイバーの原料となる溶液が噴射される紡糸口を画定する管壁を有する。前記中空針の先端における前記管壁の厚みは、35μm以下である。前記厚みは、30μm以下であることがより好ましく、15μm以下であることより好ましく、10μm以下であることより好ましい。

Description

本発明は、ファインファイバーシートの製造時に電界紡糸装置で用いられる紡糸ノズル及びその製造方法、並びにファインファイバーシートの製造方法に関する。
近年、例えば、医療や工学等の様々な分野で、マイクロファイバーやナノファイバー等と呼ばれる微細な繊維(ファインファイバー)が注目されている。一般に、マイクロファイバーとは、マイクロオーダーの直径を有する繊維であり、ナノファイバーとは、ナノオーダーの直径を有する繊維である。このようなファインファイバーを製造する方法の1つとして、エレクトロスピニング法(電界紡糸法)が知られている。これは、紡糸ノズルとコレクタとの間に高電圧を印加し、クーロン力によりファインファイバーの原料となる溶液を紡糸ノズルからコレクタに向かって噴射させ、ファインファイバーをコレクタ表面上にシート状に集積させる方式である。
こうして製造されるファインファイバーシートには、ファインファイバーがランダムに絡み合うことで構成される不織布状のものや、ファインファイバーが特定の方向に整列されるタイプのものがある。特許文献1は、後者のシート、すなわち、配向性の高いファインファイバーシートを製造するのに適した電界紡糸装置を開示している。
ところで、ファインファイバーの製造中、紡糸ノズルの先端開口(紡糸口)の直下には、ファインファイバーの原料となる溶液によりテイラーコーンが形成される。テイラーコーンは、その名のとおり、図1Aに示されるような略逆円錐形状を形成する。また、テイラーコーンの先端からは、紡糸ジェットと呼ばれる糸状の溶液が突出し、コレクタに向けて引っ張られる。
特開2008−202168号公報
図1Aは、配向性の高いファインファイバーシートを製造するのに理想的な、テイラーコーン及び紡糸ジェットの形態を示している。すなわち、配向性の高いファインファイバーシートを製造するためには、テイラーコーンは、紡糸ノズルの中心軸に対して略回転対称な形状に形成されることが望ましく、紡糸ジェットも、テイラーコーンの先端からコレクタに向かって真っ直ぐ延びていることが望ましいと言える。一方で、従来の電界紡糸装置では、例えば、図1Bに示すように、テイラーコーンの形状が歪んだり、紡糸ジェットの向きがずれたりすることがしばしば起こる。また、図1Cに示すように、1つの紡糸ノズルから複数本の紡糸ジェットが形成される場合もある。そして、このようにテイラーコーン及び紡糸ジェットの形態が大きく乱れると、コレクタ表面に配向性の高いファインファイバーシートを形成することができなくなる。従来の電界紡糸装置では、このような乱れがしばしば起こるため、配向性の高いファインファイバーシートを安定的に製造することが困難であった。また、テイラーコーン及び紡糸ジェットの形態が乱れると、配向性の高いファインファイバーシートに限らず、不織布のようなランダムなタイプのファインファイバーシートであっても、安定的に製造することが難しくなる。
本発明は、ファインファイバーシートを安定的に製造することを目的とする。
本発明の第1観点に係る紡糸ノズルは、ファインファイバーシートの製造時に電界紡糸装置で用いられる紡糸ノズルであって、中空針を備える。前記中空針は、ファインファイバーの原料となる溶液が噴射される紡糸口を画定する管壁を有する。前記中空針の先端における前記管壁の厚みは、35μm以下である。
本発明の第2観点に係る紡糸ノズルは、第1観点に係る紡糸ノズルであって、前記中空針の先端における前記管壁の厚みは、30μm以下である。
本発明の第3観点に係る紡糸ノズルは、第2観点に係る紡糸ノズルであって、前記中空針の先端における前記管壁の厚みは、15μm以下である。
本発明の第4観点に係る紡糸ノズルは、第3観点に係る紡糸ノズルであって、前記中空針の先端における前記管壁の厚みは、10μm以下である。
本発明の第5観点に係る紡糸ノズルは、第1観点から第4観点のいずれかに係る紡糸ノズルであって、前記管壁の外表面は、金属面である。
本発明の第6観点に係る紡糸ノズルは、第1観点から第5観点のいずれかに係る紡糸ノズルであって、前記管壁の中心軸方向に直交する前記管壁の先端面は、非研磨面である。
本発明の第7観点に係る紡糸ノズルは、第1観点から第6観点のいずれかに係る紡糸ノズルであって、前記管壁の先端部は、前記管壁の中心軸に対して略回転対称な形状のテーパー面を有する。
本発明の第8観点に係る紡糸ノズルは、第1観点から第7観点のいずれかに係る紡糸ノズルであって、前記電界紡糸装置の本体に対し着脱自在なディスポーザブルノズルである。
本発明の第9観点に係る紡糸ノズルの製造方法は、ファインファイバーシートの製造時に電界紡糸装置で用いられる紡糸ノズルの製造方法であって、以下の(1)及び(2)を含む。
(1)中空針を用意すること。
(2)刃先が斜面を形成する切削工具を用いて、前記中空針の管壁の先端部を、当該先端部が前記管壁の中心軸に対して略回転対称な形状のテーパー面を形成するように切削加工すること。
また、(2)は、以下の(2−1)及び(2−2)を含む。
(2−1)前記刃先が、前記管壁の径方向に沿って前記管壁の内周面の位置、又は前記内周面よりも内側の位置に達するように、前記刃先を前記管壁の先端部に対し相対的に移動させて位置決めすること。
(2−2)前記位置決めを行いながら、前記中空針及び前記刃先の少なくとも一方を前記管壁の中心軸周りで回転させることにより、前記刃先で前記管壁の先端部を切削すること。
本発明の第10観点に係るファインファイバーシートの製造方法は、以下の(1)及び(2)を含む。
(1)紡糸口を画定する管壁を有する中空針と、コレクタと、前記中空針と前記コレクタの間に電圧を印加するための電源とを備えた電界紡糸装置であって、前記中空針の先端における前記管壁の厚みが35μm以下である、電界紡糸装置を用意すること。
(2)前記電界紡糸装置を用いて、前記紡糸口から前記コレクタに向けてファインファイバーの原料となる溶液を噴射し、前記コレクタ表面上に前記ファインファイバーシートを形成すること。
本発明の第11観点に係るファインファイバーシートの製造方法は、第10観点に係る製造方法であって、前記ファインファイバーシートは、配向性ファインファイバーシートである。
本発明の以上の観点によれば、紡糸ノズルの中空針の先端における管壁の厚みが、35μm以下である。本発明者らの検証によると、この構成は、テイラーコーン及び紡糸ジェットの形態を安定させることができる。従って、ファインファイバーシートを安定的に製造することができる。
理想的なテイラーコーン及び紡糸ジェットの形態を示す図。 テイラーコーンの形状が歪み、紡糸ジェットの向きがずれた様子を示す図。 紡糸ジェットが複数本形成された様子を示す図。 本発明の一実施形態に係る電界紡糸装置の概略正面図。 図2の電界紡糸装置の機能ブロック図。 本発明の一実施形態に係る紡糸ノズルの側面図。 図4の紡糸ノズルの先端部を拡大した側方断面図。 本発明の一実施形態に係る紡糸ノズルを製造するための切削装置の概略平面図。 図6の切削装置を用いた切削加工時に、刃先が紡糸ノズルの最深部に達したときの様子を示す図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る紡糸ノズル及びその製造方法、並びにファインファイバーシートの製造方法について説明する。
<1.電界紡糸装置>
まず、図2及び図3を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る紡糸ノズル10が取り付けられた電界紡糸装置1の全体構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る電界紡糸装置1の概略正面図であり、図3は、その機能ブロック図である。
電界紡糸装置1は、エレクトロスピング法(電界紡糸法)を動作原理として、ファインファイバーを製造する装置である。なお、ここでいうファインファイバーとは、マイクロオーダー又はナノオーダーの直径を有するファイバーである。図2及び図3に示すように、電界紡糸装置1は、筐体2を有し、筐体2内に紡糸ノズル10とコレクタ20と電源30とを有する。電源30は、紡糸ノズル10とコレクタ20との間に高電圧を印加するための電源である。筐体2の正面には、開閉式のドア2aが設置されており、ドア2aを開くことで、筐体2内のファインファイバーの製造空間S1にアクセスすることができる。なお、ドア2aは、少なくとも部分的に透明に形成されていることが好ましく、この場合、ファインファイバーの製造工程を観察することができる。すなわち、ファインファイバーの製造中にテイラーコーン及び紡糸ジェットの様子を確認することができ、異常があれば直ちに対応することができる。
筐体2内には、ファインファイバーの原料となる溶液L1を収容するためのシリンジ3が収容されている。ファインファイバーの原料となる溶液L1とは、典型的には、繊維の素材となるポリマーを揮発性の溶媒に溶解させた溶液である。シリンジ3は、図2に示すとおり、同じく筐体2内に収容されている駆動機構4により駆動され、これにより、シリンジ3内の溶液L1がチューブ7を介して紡糸ノズル10に送液される。駆動機構4は、適宜構成することができるが、例えば、シリンジ3のプランジャーをシリンダに対し往復動させるモーター等から構成することができる。
紡糸ノズル10も、図2に示すとおり、同じく筐体2内に収容されている駆動機構6により駆動される。これにより、紡糸ノズル10は、左右方向に往復動することができる。なお、ここでいう左右は、図2の状態を基準に定義される。駆動機構6は、適宜構成することができるが、例えば、紡糸ノズル10を支持するスライダーと、これをスライドさせるスライドレールと、スライドレールに沿ってスライダーを移動させるモーター等から構成することができる。なお、前述したチューブ7は、このような紡糸ノズル10の移動の影響を吸収できるよう、可撓性のある材質から構成されることが好ましい。
紡糸ノズル10は、上下方向に起立し、その先端の紡糸口10aが下方を向くような姿勢で、駆動機構6に固定される。そして、この紡糸ノズル10の紡糸口10aから下方へ一定の距離を開けた位置に、コレクタ20が配置されている。コレクタ20は、その表面上で、クーロン力により紡糸口10aから噴射された溶液L1を受け取る。本実施形態のコレクタ20は、回転ドラム式であり、図2に示すとおり、同じく筐体2内に収容されている駆動機構5により駆動される。コレクタ20は、円柱体であり、中心軸が左右方向に延びるような姿勢で支持されており、駆動機構5により駆動されることにより、中心軸周りを回転する。その結果、紡糸口10aから噴射された紡糸ジェットに含まれるファインファイバーの素材が、コレクタ20の表面上で巻き取られ、ファインファイバーがシート状に集積される。駆動機構5は、適宜構成することができるが、例えば、コレクタ20の中心軸を通るシャフトと、シャフトを回転させるモーター等から構成することができる。
筐体2の正面のドア2aの横には、操作ボタン及びディスプレイから構成される操作ユニット8が設置されている。ユーザは、操作ユニット8を操作することにより、紡糸動作を開始及び強制停止させることができるとともに、紡糸動作時の紡糸ノズル10の左右方向の移動速度及び移動幅、コレクタ20の回転速度、並びに溶液L1の流量等の各種制御パラメータを設定することができる。
図3に示すように、電界紡糸装置1は、電界紡糸装置1の動作を制御する制御ユニット9を有する。制御ユニット9は、CPU、ROM、RAM及び不揮発性の記憶装置等から構成され、CPUがROM又は記憶装置に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、紡糸動作をはじめとする各種動作を実現する。具体的には、制御ユニット9は、駆動機構4〜6、操作ユニット8及び電源30に接続されており、これらに上述した及び後述する動作を実行させる。
<1−1.紡糸ノズル>
次に、図4を参照しつつ、紡糸ノズル10の形状について詳細に説明する。図4は、紡糸ノズル単体の側面図である。
紡糸ノズル10は、図4に示すとおり、中空針12と、中空針12の上端に強固に固定されたベース部11とを有する。中空針12は、金属製であり、紡糸ノズル10とコレクタ20との間に電界を形成するための電極となる。なお、他方の電極は、コレクタ20である。

紡糸ノズル10は、電界紡糸装置1の本体に対し着脱自在なディスポーザブルノズルである。ベース部11は、中空針12を電界紡糸装置1の本体に連結するためのコネクタの役割を果たす。紡糸ノズル10が電界紡糸装置1の本体にセットされたとき、言い換えると、電界紡糸装置1の本体側に配置されるコネクタに、これに対応する構造のコネクタであるベース部11が連結されたとき、中空針12の内部空間はチューブ7と連通する。従って、このとき、シリンジ3から送り出された溶液L1は、中空針12の内部空間に達し、ここを通過して先端の紡糸口10aに達する。また、このとき、溶液L1の表面張力により、紡糸口10aの下方にはテイラーコーンが形成される。
図4に示すとおり、中空針12は、管壁121を有する。溶液L1が噴射される紡糸口10aは、この管壁121により画定される。管壁121は、直線状に延びる中心軸A1を有する略円筒体である。
図5は、図4の中空針12の先端部を拡大した側方断面図である。同図に示されるように、管壁121の先端部は、テーパー面122を形成しており、このテーパー面122は、管壁121の中心軸A1に対して略回転対称な形状を有する。管壁121の先端部は、略逆楕円錐形状に形成されており、下方に向かう程管壁121の厚みが薄くなる先細りの形状である。管壁121の先端面123は、管壁121の中心軸A1に直交する平面内に含まれる。先端面123は、円環状である。以下では、管壁121の先端面123を含む平面を符号P1で表す。
中空針12の先端における管壁121の厚みをw1としたとき、w1≦35μmである。なお、w1≦30μmであることが好ましく、w1≦15μmであることがより好ましく、w1≦10μmであることがさらに好ましい。
w1は、以下の測定方法により測定される。すなわち、平面P1内における管壁121の外径r1及び内径r2を測定し、これらの測定値r1,r2からw1=(r1−r2)/2の式に従って、w1が算出される。また、r1,r2は、キーエンス社製のデジタルマイクロスコープVHX−5000を用いて測定される。より具体的には、管壁121の底面(先端面123を含む面)を当該底面に直交する方向から撮影した画像上で、先端面123の外周上の3点を指定することにより、この3点を通る円を特定し、この円の直径をr1とする。同様に、同画像上で、先端面123の内周上の3点を指定することにより、この3点を通る円を特定し、この円の直径をr2とする。
以上のとおり、本実施形態の中空針12は、紡糸口10aを形成する先端面123の厚みw1が薄い。そのため、管壁121内に形成される流路を通過した溶液L1の、先端面123からの液離れが改善される。その結果、テイラーコーンの形状が安定し、さらには紡糸ジェットも複数本に割れることなく、コレクタ20に向かって真っ直ぐ直線的に方向付けられる。よって、ファインファイバーシートを安定的に製造することができ、特に配向性ファインファイバーシートであっても安定的に製造することができる。
管壁121の内径r2に対する厚みw1の比率rは、r≦15%であることが好ましく、r≦10%であることがより好ましく、r≦5%であることがより好ましく、r≦3%であることがさらに好ましい。
また、テーパー面122の中心軸A1に対する角度θは、0°<θ<90°の範囲内で適宜設定することができる。しかしながら、10°<θ<80°であることが好ましく、15°<θ<70°であることがより好ましく、20°<θ<60°であることがさらに好ましく、25°<θ<50°であることがより好ましい。
内径r2のサイズは、製造しようとするファインファイバーの直径及びファインファイバーの材料に応じて適宜選択されるが、下限については、好ましくは0.10mm≦r2であり、より好ましくは0.20mm≦r2であり、より好ましくは0.30mm≦r2である。上限については、好ましくはr2≦5.0mmであり、より好ましくはr2≦3.0mmであり、より好ましくはr2≦2.0mmであり、より好ましくはr2≦1.0mmであり、より好ましくはr2≦0.60mmであり、より好ましくはr2≦0.50mmである。
以上の紡糸ノズル10により製造されるファインファイバーの直径は、典型的には、100nm〜500μmであり、好ましくは100nm〜10μmである。
また、本実施形態では、テーパー面122及び先端面123を含む管壁121の外表面は、金属面を露出させている。また、管壁121の先端面123は、非研磨面である。
<2.ファインファイバーシートの製造方法>
次に、上述した電界紡糸装置1を用いたファインファイバーシートの製造方法について説明する。ここでは、配向性ファインファイバーシートが製造される場合が例示される。
まず、以上のとおりの電界紡糸装置1を用意する。続いて、ドア2aを開けてシリンジ3にアクセスし、シリンジ3内にファインファイバーの原料となる溶液L1を充填した後、ドア2aを閉じる。その後、操作ユニット8を操作して、駆動機構4〜6を適当な順番で駆動させる。これにより、コレクタ20が所定の回転速度で回転するとともに、シリンジ3内の溶液L1が所定の流量で紡糸ノズル10に供給される。さらに、紡糸ノズル10が、左右方向の所定の移動幅内を所定の移動速度で往復動する。
続いて、電源30をONにすることにより、紡糸動作が開始する。なお、電源30をONにする前の状態においては、紡糸ノズル10内に供給された溶液L1は、紡糸口10a近傍に表面張力で留まり、滴下しない。一方、電源30がONになると、中空針12とコレクタ20との間に高電圧(例えば、数kV〜30kV)が印加され、中空針12及びコレクタ20を電極として電界が発生する。これにより、紡糸ノズル10内の溶液L1の液滴がプラスに帯電し、マイナスに帯電しているコレクタ20に向かってクーロン力の作用により吸引される。その結果、溶液L1が紡糸口10aからコレクタ20に向かって噴射され、紡糸ジェットが形成される。紡糸ジェットは、コレクタ20に連続的に巻き取られる。このとき、紡糸ノズル10が左右方向に往復動しているため、コレクタ20の表面上に所定の幅を有する配向性ファインファイバーシートが形成される。
その後、操作ユニット8を操作して、電源30をOFFにするとともに、駆動機構4〜6を停止させる。さらにその後、ドア2aを開いて、コレクタ20から配向性ファインファイバーシートを取り外す。以上により、配向性ファインファイバーシートが製造される。
<3.紡糸ノズルの製造方法>
次に、図6及び図7を参照しつつ、上述した紡糸ノズル10の製造方法について説明する。まず、紡糸ノズル210を用意する。紡糸ノズル210は、管壁221の厚みが中心軸方向に沿って一定の中空針212、すなわち、図1A〜図1Cに示すような中空針を有する。本実施形態では、このとき用意される紡糸ノズル210は、中空針の管壁の厚みが中心軸方向に沿って一定である点を除いて、最終的に製造される紡糸ノズル10と同様の構造を有する。従って、紡糸ノズル210は、中空針212に加え、ベース部11を有する。
続いて、図6に示すような切削装置50を用意する。切削装置50は、旋盤チャック51と、切削工具52とを有する。また、切削装置50は、旋盤チャック51を回転駆動するための駆動機構53と、切削工具52の位置決めを行うための駆動機構54と、制御ユニット55とを有する。制御ユニット55は、駆動機構53,54を制御することにより、それぞれ旋盤チャック51を回転させ、切削工具52の位置決めを行うことができる。駆動機構53,54の構成は特に限定されず、モーターや適当な機械要素から構成することができる。
次に、旋盤チャック51にワーク、ここでは紡糸ノズル210を固定する。続いて、手動で、或いは制御ユニット55により駆動機構54を駆動させて、旋盤チャック51に固定された紡糸ノズル210の中空針212の先端部の側方に、切削工具52を位置決めする(図6参照)。切削工具52の刃先52aは、中空針212の中心軸方向に対して傾斜した斜面を形成している。より具体的には、刃先52aは、左側から右側に向かうにつれて中空針212に近づくように傾斜している。なお、ここでいう左右は、図6の状態を基準にしており、右側とは中空針212の先端側であり、左側とは中空針212の根本側である。また、このとき、刃先52aの右端は、左右方向に中空針212の先端の位置又はそれよりも右側に位置決めされる。
以上の状態で、制御ユニット55により駆動機構53を駆動させて、旋盤チャック51及びこれに固定されている中空針212を旋回させる。このときの回転軸は、管壁221の中心軸に等しい。同時に、制御ユニット55により駆動機構54を駆動させて、切削工具52の刃先52aを管壁221の先端部に対し移動させる。具体的には、切削工具52は、管壁221の径方向に沿って管壁221に向かうように移動させられる。言い換えると、切削工具52は、管壁221の中心軸に略直交する方向に進む。その結果、刃先52aが高速回転している管壁221の外表面に達し、管壁221の先端部が切削加工される。
刃先52aが管壁221の外表面に達した後も、切削工具52は管壁221の径方向に沿ってさらに奥まで移動させられる。その結果、管壁221の先端部が刃先52aの斜面に沿って切削され、当該先端部に上述したテーパー面122が形成される。このとき、制御ユニット55により刃先52aの移動量を制御することにより、最終的に製造される紡糸ノズル10の厚みw1が制御される。勿論、このとき制御される制御パラメータは、刃先52aの移動量そのものでなくてもよく、最終的に刃先52aが達する管壁221に対する相対位置を決定することができる限りどのようなものであってもよい。
最終的に図7に示すような位置まで切削工具52を移動させる場合には、w1≦10μmの紡糸ノズル10を製造することができる。なお、w1≦10μmとは、w1が限りになくゼロに近いことを意味しており、実質的には、管壁121に先端面123が形成されない場合に相当する。従って、w1≦10μmとする場合には、図7中の左右方向の位置C1において、管壁221の径方向に沿って管壁221の内周面の位置、又はこれよりも少し内側の位置に刃先52aが達するまで、切削工具52を移動させる。位置C1は、切削前の中空針212の先端面223の位置である。
以上のとおり、刃先52aを管壁221の先端部に対して位置決めしながら、管壁221が高速回転させられる。これにより、管壁221の先端部にテーパー面122が形成される。
<4.用途>
以上の通り製造されるファインファイバーシートは、様々な用途に使用することができる。例えば、当該ファインファイバーシートを各種細胞のスキャホールドとして使用することができる。具体的には、当該ファインファイバーシートに心筋細胞を担持させた心筋細胞シートは、優れた成熟性と安定した機能性を備えることができ、移植や薬物スクリーニング等において好適に利用することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
<5−1>
上記実施形態では、切削工具52により紡糸ノズル210の先端部を切削するために、紡糸ノズル210を回転させた。しかしながら、紡糸ノズル210を回転させることに代えて又は加えて、切削工具52を紡糸ノズル210の中心軸周りに回転させてもよい。なお、紡糸ノズルは、上述した切削加工に限らず、塑性加工、研削加工等、任意の加工の方法で製造することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に限定されない。
<比較例1>
株式会社ビーエスエーサクライ製の紡糸ノズル(ジェットニードル ストレートタイプ Black 22G)を用意し、比較例1とした。比較例1の中空針の公称サイズは、内径が0.48mmであり、外径が0.7mmであった。なお、この公称サイズから計算される、中空針の先端における管壁の厚みw1は、110μmである。また、比較例1の紡糸ノズルは、1本用意された。
<比較例2>
比較例1の紡糸ノズルをさらに1本用意し、各々の管壁の先端部をテーパー状に切削加工し、比較例2とした。比較例2の紡糸ノズルは、中空針の先端における管壁の厚みw1が約40μm(38.35μm)とされた。なお、ここでいうw1は、上述した測定方法により測定された。
<実施例1>
比較例1の紡糸ノズルをさらに1本用意し、各々の管壁の先端部をテーパー状に切削加工し、実施例1とした。実施例1の紡糸ノズルは、中空針の先端における管壁の厚みw1が約30μm(29.45μm)とされた。なお、ここでいうw1は、上述した測定方法により測定された。
<実施例2>
比較例1の紡糸ノズルをさらに1本個用意し、各々の管壁の先端部をテーパー状に切削加工し、実施例2とした。実施例2の紡糸ノズルは、中空針の先端における管壁の厚みw1が約10μm(10.95μm)とされた。なお、ここでいうw1は、上述した測定方法により測定された。
<検証実験>
比較例1,2及び実施例1,2の紡糸ノズルを株式会社メック製のナノファイバー電界紡糸装置(型番NANON−03)に順番に取り付けて、各々の紡糸ノズルを用いて配向性ファインファイバーシートを製造した。製造条件(温度及び湿度)は、ナノファイバー電界紡糸装置(型番NANON−03)の製造業者の推奨値の中から適当な値を選択した。また、紡糸ノズルとコレクタ間の電圧は20kVとし、シリンジから紡糸ノズルへの溶液の流量は1.0mL/hとした。さらに、ファインファイバーの原料として、PLGA(乳酸・グリコール酸共重合体)を含む溶液が用いられた。
そして、比較例1,2及び実施例1,2の紡糸ノズルからそれぞれ製造されたファインファイバーシートをそれぞれ観察した。より具体的には、それぞれのシートから20〜30本ずつランダムにファインファイバーを選択し、それらのファインファイバーの直径の平均値、最小値、最大値、最大値−最小値、標準偏差を算出した。結果を、以下の表1に示す。また、比較例1,2及び実施例1,2の紡糸ノズルによる紡糸時のテイラーコーン及び紡糸ジェットの形態を目視により確認したところ、表1に示す結果が得られた。なお、「NG」とは、以下の3つの評価基準が1つでも満たされなかった場合であり、「GOOD」とは、全ての基準をクリアした場合である。
(1)テイラーコーンが、紡糸ノズルの中心軸に対して略回転対称な形状を有していた。
(2)紡糸ジェットが1本のみ形成された。
(3)紡糸ジェットがコレクタに向かって直線状に真っ直ぐ延びていた。
以上の結果からは、w1が約30μm程度まで小さくなると、ファインファイバーの径のばらつきが少なくなる(標準偏差が小さくなる)とともに、テイラーコーン及び紡糸ジェットの形態が良好になった。また、w1が約10μm程度まで小さくなると、ファインファイバーの径の最大値と最小値の差異が小さくなった。このことから、w1≦35μmであることが好ましく、w1≦30μmであることがより好ましく、w1≦15μmであることがさらに好ましく、w1≦10μmであることがさらに好ましいことが分かった。
1 電界紡糸装置
10 紡糸ノズル
10a 紡糸口
12 中空針
121 管壁
122 テーパー面
123 先端面
20 コレクタ
30 電源
52 切削工具
52a 刃先
w1 中空針の先端における管壁の厚み

Claims (11)

  1. ファインファイバーシートの製造時に電界紡糸装置で用いられる紡糸ノズルであって、
    ファインファイバーの原料となる溶液が噴射される紡糸口を画定する管壁を有する中空針
    を備え、
    前記中空針の先端における前記管壁の厚みは、35μm以下である、
    紡糸ノズル。
  2. 前記中空針の先端における前記管壁の厚みは、30μm以下である、
    請求項1に記載の紡糸ノズル。
  3. 前記中空針の先端における前記管壁の厚みは、15μm以下である、
    請求項2に記載の紡糸ノズル。
  4. 前記中空針の先端における前記管壁の厚みは、10μm以下である、
    請求項3に記載の紡糸ノズル。
  5. 前記管壁の外表面は、金属面である、
    請求項1から4のいずれかに記載の紡糸ノズル。
  6. 前記管壁の中心軸方向に直交する前記管壁の先端面は、非研磨面である、
    請求項1から5のいずれかに記載の紡糸ノズル。
  7. 前記管壁の先端部は、前記管壁の中心軸に対して略回転対称な形状のテーパー面を有する、
    請求項1から6のいずれかに記載の紡糸ノズル。
  8. 前記電界紡糸装置の本体に対し着脱自在なディスポーザブルノズルである、
    紡糸ノズル。
  9. ファインファイバーシートの製造時に電界紡糸装置で用いられる紡糸ノズルの製造方法であって、
    中空針を用意することと、
    刃先が斜面を形成する切削工具を用いて、前記中空針の管壁の先端部を、当該先端部が前記管壁の中心軸に対して略回転対称な形状のテーパー面を形成するように切削加工することと
    を含み、
    前記切削加工することは、
    前記刃先が、前記管壁の径方向に沿って前記管壁の内周面の位置、又は前記内周面よりも内側の位置に達するように、前記刃先を前記管壁の先端部に対し相対的に移動させて位置決めすることと、
    前記位置決めを行いながら、前記中空針及び前記刃先の少なくとも一方を前記管壁の中心軸周りで回転させることにより、前記刃先で前記管壁の先端部を切削することと
    を含む、
    製造方法。
  10. ファインファイバーシートの製造方法であって、
    紡糸口を画定する管壁を有する中空針と、コレクタと、前記中空針と前記コレクタの間に電圧を印加するための電源とを備えた電界紡糸装置であって、前記中空針の先端における前記管壁の厚みが35μm以下である、電界紡糸装置を用意することと、
    前記電界紡糸装置を用いて、前記紡糸口から前記コレクタに向けてファインファイバーの原料となる溶液を噴射し、前記コレクタ表面上に前記ファインファイバーシートを形成することと
    を含む、
    製造方法。
  11. 前記ファインファイバーシートは、配向性ファインファイバーシートである、
    請求項10に記載の製造方法。
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