JPWO2018070323A1 - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システムの全体構成を示すブロック図である。この情報処理システムは、各メッシュ内の事象を表す複数の値をその値に応じた大きさの図形で表示するための表示データを生成するサーバ装置1と、その表示データに基づいて画像を表示する表示装置2と、サーバ装置1及び表示装置2を通信可能に接続する通信網3とを備えている。サーバ装置1は、本発明に係る情報処理装置の一例である。本実施形態では、サーバ装置1は、地図平面を緯度経度に従って所定サイズの正方形で区切ったとき、この正方形の各エリア(以下、メッシュという)内に居る人間を国籍別(例えばアメリカ、中国、韓国)に統計処理し、その統計値に応じた大きさの円形図形で表示するための表示データを生成する。メッシュ内に居る人間の国籍は、例えばこれらの人間が携帯する移動通信端末(スマートホンなど)の位置を特定し、その移動通信端末の契約者として登録されている人間の国籍に基づいて把握される。この仕組みはすでに周知であるので(NTTドコモ,モバイル空間統計に関する情報,https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/disclosure/mobile_spatial_statistics/)、詳細な説明は省略する。
(1)メッシュM1内に配置される円形図形の重心A1(つまり頂点A1)と、そのメッシュに隣接するメッシュM3内に配置される円形図形群の重心のうち最も近い重心B3(つまり頂点B3)との距離である、線分A1B3の長さ
(2)メッシュM1内に配置される円形図形の重心B1(つまり頂点B1)と、そのメッシュに隣接するメッシュM4内に配置される円形図形群の重心のうち最も近い重心C4(つまり頂点C4)との距離である、線分B1C4の長さ
(3)メッシュM1内に配置される円形図形の重心B1(つまり頂点B1)と、そのメッシュに隣接するメッシュM5内に配置される円形図形群の重心のうち最も近い重心A5(つまり頂点A5)との距離である、線分B1A5の長さ
(4)メッシュM1内に配置される円形図形の重心C1(つまり頂点C1)と、そのメッシュに隣接するメッシュM2内に配置される円形図形群の重心のうち最も近い重心B2(つまり頂点B2)との距離である、線分C1B2の長さ
(5)1つのメッシュ内に配置される3つの円形図形の各重心の距離である、線分A1B1の長さ
としたとき、(1)=(2)=(3)=(4)=(5)を満たす。メッシュの1辺の長さを1としたとき、この等式を満たす線分A1B1の長さは、0.518となる。
上述した実施形態は次のような変形が可能である。また、以下の変形例を互いに組み合わせて実施してもよい。
[変形例1]
各メッシュ内の事象を表す値の数は2以上であればよい。また、各メッシュ内の事象を表す値に応じた大きさの図形が円形に限らずその形状はどのようなものであってもよい。つまり、本発明を一般化して表現すると、各メッシュ内の事象を表す複数の値に応じた大きさの各図形の重心を当該メッシュ内に離間して配置し、且つ、隣接するメッシュ間において各々の図形の重心が重ならないように配置した表示データを生成する生成部と、生成部により生成された表示データを表示装置に提供する提供部とを備える。そして、生成部は、各々のメッシュにおける値がX個である場合に、当該メッシュ内においてX個の頂点を持つ正多角形の各頂点に図形を配置した表示データを生成する。具体的には、生成部は、各々のメッシュにおける値Xが3個である場合には、当該メッシュ内において正三角形の各頂点に図形を配置した表示データを生成するし、各々のメッシュにおける値Xが4個である場合には、当該メッシュ内において正方形の各頂点に図形を配置した表示データを生成する。
サーバ装置1は、詳細モードと呼ばれる第1の動作モードと、ヒートマップモードと呼ばれる第2の動作モードとを切り替えて動作してもよい。第1の動作モードは、各メッシュ内の事象を表す複数の値に応じた図形の大きさを第1の大きさとし、当該図形の透明度を第1の透明度としたモードであるのに対し、第2の動作モードは、各メッシュ内の事象を表す複数の値に応じた図形の大きさを第1の大きさよりも大きい第2の大きさとし、当該図形の透明度を第1の透明度よりも透明な第2の透明度としたモードである。図9Aは、第1の動作モードでの表示例である。これに対し、図9Bは、図9Aとメッシュ内の同じ値に基づく第2の動作モードでの表示例である。第2の動作モードでは、各メッシュ内の事象を表す値が第1の動作モードと同じ値であったとしても、各円形図形g1〜g3の大きさが第1の動作モードよりも大きい。また、各メッシュ内の事象を表す値が第1の動作モードと同じ値であったとしても、各円形図形g1〜g3の透明度が第1の動作モードよりも透明である。図10は、動作モードごとに各円形図形の大きさ及び透明度を規定する表の一例を示す図である。この表は記憶部103に記憶されており、制御部101(生成部11)はこの表に基づいて表示データを生成する。例えば第1の動作モードでは、メッシュの1辺を1としたとき、円形図形の半径の最大値を1とし、透明度を0.2とする(完全に透明な状態が0で、完全に不透明な状態が1、0から1の範囲で透明度に応じた値となる)。一方、第2の動作モードでは、メッシュの1辺を1としたとき、円形図形の半径の最大値を100とし、透明度を0.05とする。第2の動作モードでは、第1の動作モードに比べて、より大きくより薄い円形図形が表示されることになる。従って、メッシュが存在する地図平面の縮尺を大きくしたとき、つまり、地図平面を俯瞰して表示したときに、メッシュ群における各値の地域的傾向を俯瞰的に把握することが可能となる。例えば表示データが国籍別人数を表現している場合、国籍a,b,cの人間がいる各地域をおおよそ俯瞰的に認識することが可能となる。
メッシュの形状は正方形に限定されない。また、各メッシュ内の事象を表す複数の値はメッシュ内に居る人間の国籍別人数に限らず、どのような種類の値であってもよい。
なお、上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
本明細書で説明した実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
Claims (10)
- 複数のメッシュの各メッシュ内において事象を表す複数の値に応じた大きさの各図形の重心を当該メッシュ内に離間して配置し、且つ、前記複数のメッシュのうち隣接するメッシュ間において各々の前記図形の重心が重ならないように配置した表示データを生成する生成部と、
前記生成部により生成された表示データを表示装置に提供する提供部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記生成部は、各々の前記メッシュにおける値の数がX個である場合に、当該メッシュ内においてX個の頂点を持つ正多角形の各頂点に前記図形を配置した表示データを生成する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記生成部は、前記正多角形の重心を通り前記メッシュの一辺に平行な直線と、前記正多角形の頂点と当該正多角形の重心とを結ぶ直線とが成す角度が前記Xに応じた角度である前記表示データを生成する
ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。 - 前記角度は、前記正多角形の第1の頂点を通り前記メッシュの一の辺に平行な直線及び当該第1の頂点の隣にある第2の頂点を通り前記メッシュの一の辺に平行な直線の距離と、
前記第1の頂点を通り前記メッシュの他の辺に平行な直線及び前記正多角形の第3の頂点及び前記メッシュの他の辺に平行な直線との距離とが同じになる角度である
ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。 - 前記Xが3のとき、前記角度が15度である
ことを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。 - 前記Xが4のとき、前記角度が18.435度である
ことを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。 - 前記正多角形の1辺の長さは、前記複数のメッシュのうち1つのメッシュ内に配置される前記図形の各重心と、そのメッシュに隣接するメッシュ内に配置される前記図形群の重心のうち最も近い重心との距離が、前記1つのメッシュ内に配置される前記図形の各重心間の距離、という等式を満たす
ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。 - 前記Xが3のとき、前記メッシュの1辺の長さと前記正多角形の1辺の長さとの比が1:0.518である
ことを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。 - 前記Xが4のとき、前記メッシュの1辺の長さと前記正多角形の1辺の長さとの比が1:0.447である
ことを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。 - 前記生成部は、前記値に応じた前記図形の大きさを第1の大きさとし、当該図形の透明度を第1の透明度とした前記表示データを生成する第1の動作モードと、前記値に応じた前記図形の大きさを前記第1の大きさよりも大きい第2の大きさとし、当該図形の透明度を前記第1の透明度よりも透明な第2の透明度とした前記表示データを生成する第2の動作モードとを切り替える
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
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JPH11314865A (ja) * | 1998-05-07 | 1999-11-16 | Hitachi Ltd | エレベータの復旧支援システムと地震感知器の動作予測方法、及び被害分析システムと地震時管制運転制御装置 |
JP2006113837A (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | Masumi Hirotsu | リアルタイム商圏調査システム |
-
2017
- 2017-10-04 JP JP2018544974A patent/JP6743165B2/ja active Active
- 2017-10-04 WO PCT/JP2017/036172 patent/WO2018070323A1/ja active Application Filing
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH11314865A (ja) * | 1998-05-07 | 1999-11-16 | Hitachi Ltd | エレベータの復旧支援システムと地震感知器の動作予測方法、及び被害分析システムと地震時管制運転制御装置 |
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Publication number | Publication date |
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JP6743165B2 (ja) | 2020-08-19 |
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