JPWO2018042601A1 - 計算機システム、管理計算機、および記録媒体 - Google Patents

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Abstract

複数の計算機リソースの中の特定計算機リソースの未割当量が必要量以上でないと判定された場合、管理計算機は、構成情報に基づいて、複数の仮想マシンの中から、追加仮想マシンの追加の影響を受ける仮想マシンを関連仮想マシンとして選択し、複数の仮想マシンのうち関連仮想マシンと異なる仮想マシンから貸主仮想マシンを選択し、貸主仮想マシンに割り当てられており且つ貸主仮想マシンに使用されていない特定計算機リソースの量である未使用量以下の特定計算機リソースを借用計算機リソースとして選択し、物理計算機に対し、借用計算機リソースを追加仮想マシンへ割り当てることで追加仮想マシンを作成することを、指示する。

Description

本発明は、計算機システムに関する。
仮想マシンの台数を増やし、性能向上を図るスケールアウト技術が知られている。スケールアウトは無限に効果があるわけではなく、ボトルネックとなる要素が存在するため、ある一定の台数でスケールアウトの効果は飽和する。
特許文献1に記載の監視制御システムは、トランザクション数などの負荷情報と、システムに要求されるスループットなどといった性能情報との相関から、スケールアウトを行う前に、ボトルネックとなる箇所を特定することができ、無効なスケールアウトを回避することができる。
特許第5500301号公報
一般に、あるシステム全体で使用できるCPUやメモリなどのリソース容量は限られている。たとえば、パブリッククラウドなどでは、契約の種類や利用料に応じて、ユーザが使用できるリソース量がある一定の量で制限されている。その限られたリソース量の範囲内で、システムを構成する各仮想マシンに対して、その仮想マシンに保証されるリソース量を予約量として、割り当てることができる。
各仮想サーバのリソース予約量は、多少の負荷変動があっても耐えられるように、多めに確保していることが多い。ただし、システムのすべての仮想マシンが予約量分のリソースをすべて使い切る状況は、稀であり、どうしても、未使用だが予約されて使用できないリソースが残ってしまう。
このような状況下で、特許文献1の技術を用いてスケールアウトを実施した場合、未使用のリソースが存在するにも関わらず、新たに追加する仮想マシンに対して必要なリソース量が予約できず、物理リソースのボトルネックを検出してしまい、スケールアウトを実施する事ができない。つまり、このような技術は、未使用であるが予約されて使用できないリソースを有効活用できない。
上記課題を解決するために、本発明の一態様である計算機システムは、複数の計算機リソースを含む物理計算機と、前記物理計算機に接続される管理計算機と、を備える。前記管理計算機は、前記物理計算機に対し、各計算機リソースの一部を複数の仮想マシンへ割り当てることで前記複数の仮想マシンを作成することを、指示し、前記複数の仮想マシンと前記複数の計算機リソースとの関係を示す構成情報を記憶し、各仮想マシンの状態に基づいて、仮想マシンの追加が必要である否かを判定する、ように構成されている。仮想マシンの追加が必要であると判定された場合、前記管理計算機は、各計算機リソースに対し、何れの仮想マシンにも割り当てられていない計算機リソースの量である未割当量が、追加される追加仮想マシンのための計算機リソースの必要量以上であるか否かを判定する。前記複数の計算機リソースの中の特定計算機リソースの未割当量が前記必要量以上でないと判定された場合、前記管理計算機は、前記構成情報に基づいて、前記複数の仮想マシンの中から、前記追加仮想マシンの追加の影響を受ける仮想マシンを関連仮想マシンとして選択し、前記複数の仮想マシンのうち前記関連仮想マシンと異なる仮想マシンから貸主仮想マシンを選択し、前記貸主仮想マシンに割り当てられており且つ前記貸主仮想マシンに使用されていない特定計算機リソースの量である未使用量以下の特定計算機リソースを借用計算機リソースとして選択し、前記物理計算機に対し、前記借用計算機リソースを前記追加仮想マシンへ割り当てることで前記追加仮想マシンを作成することを、指示する。
仮想マシンに割り当てられた計算機リソースを有効に利用できる。
実施例の計算機システムの構成を示す。 物理マシン稼働情報510を示す。 仮想マシン稼働負荷情報530を示す。 システム構成情報550を示す。 仮想マシン構成情報560を示す。 パラメータ情報570を示す。 パラメータ依存関係情報580を示す。 リソース貸借情報590を示す。 制御処理を示す。 スケールアウト処理を示す。 リソース確保処理を示す。 貸主仮想マシン決定処理を示す。 除外仮想マシン特定処理を示す。 借用判定処理を示す。 スケールイン処理を示す。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
以下の説明では、「×××テーブル」の表現にて情報を説明することがあるが、情報は、どのようなデータ構造で表現されていてもよい。すなわち、情報がデータ構造に依存しないことを示すために、「×××テーブル」を「×××情報」と呼ぶことができる。また、以下の説明において、各テーブルの構成は一例であり、1つのテーブルは、2以上のテーブルに分割されてもよいし、2以上のテーブルの全部又は一部が1つのテーブルであってもよい。
また、以下の説明では、要素の識別情報として、IDが使用されるが、それに代えて又は加えて他種の識別情報が使用されてもよい。
また、以下の説明では、同種の要素を区別しないで説明する場合には、参照符号又は参照符号における共通番号を使用し、同種の要素を区別して説明する場合は、その要素の参照符号を使用又は参照符号に代えてその要素に割り振られたIDを使用することがある。
また、以下の説明では、I/O(Input/Output)要求は、ライト要求又はリード要求であり、アクセス要求と呼ばれてもよい。
また、以下の説明では、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))によって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶資源(例えばメモリ)及び/又はインターフェースデバイス(例えば通信ポート)等を用いながら行うため、処理の主語がプロセッサとされてもよい。プログラムを主語として説明された処理は、プロセッサあるいはそのプロセッサを有する装置が行う処理又はシステムとしてもよい。また、プロセッサは、処理の一部または全部を行うハードウェア回路を含んでもよい。プログラムは、プログラムソースから計算機のような装置にインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバまたは計算機が読み取り可能な記憶メディアであってもよい。プログラムソースがプログラム配布サーバの場合、プログラム配布サーバはプロセッサ(例えばCPU)と記憶資源を含み、記憶資源はさらに配布プログラムと配布対象であるプログラムとを記憶してよい。そして、プログラム配布サーバのプロセッサが配布プログラムを実行することで、プログラム配布サーバのプロセッサは配布対象のプログラムを他の計算機に配布してよい。また、以下の説明において、2以上のプログラムが1つのプログラムとして実現されてもよいし、1つのプログラムが2以上のプログラムとして実現されてもよい。
また、以下の説明では、管理システムは、一以上の計算機を含んでいてもよい。具体的には、例えば、管理計算機が情報を表示する場合(具体的には、例えば、管理計算機が自分の表示デバイスに情報を表示する、或いは、管理計算機が表示用情報を遠隔の表示用計算機に送信する場合)、管理計算機が管理システムである。また、例えば、複数の計算機で管理計算機と同等の機能が実現されている場合は、当該複数の計算機(表示を表示用計算機が行う場合は表示用計算機を含んでよい)が、管理システムである。管理計算機(例えば管理システム)は、表示システムを含むI/Oシステムに接続されたインタフェースデバイスと、記憶資源(例えばメモリ)と、インタフェースデバイス及び記憶資源に接続されたプロセッサとを有してよい。表示システムは、管理計算機が有する表示デバイスでもよいし、管理計算機に接続された表示用計算機でもよい。I/Oシステムは、管理計算機が有するI/Oデバイス(例えばキーボード及びポインティングデバイス、タッチパネル)でもよいし、管理計算機に接続された表示用計算機又は別の計算機でもよい。管理計算機が「表示用情報を表示する」ことは、表示システムに表示用情報を表示することであり、これは、管理計算機が有する表示デバイスに表示用情報を表示することであってもよいし、管理計算機が表示用計算機に表示用情報を送信することであってもよい(後者の場合は表示用計算機によって表示用情報が表示される)。また、管理計算機が情報を入出力するとは、管理計算機が有するI/Oデバイスとの間で情報の入出力を行うことであってもよいし、管理計算機に接続された遠隔の計算機(例えば表示用計算機)との間で情報の入出力を行うことであってもよい。情報の出力は、情報の表示であってもよい。管理計算機は、監視制御サーバであってもよい。
以下、実施例の計算機システムの構成について説明する。
図1は、実施例の計算機システムの構成を示す。
本実施例の計算機システムは、監視制御サーバ100、物理サーバ(物理計算機)200、ロードバランサ300、クライアント400を含む。
監視制御サーバ100は、CPU110、メモリ120を含む。監視制御サーバ100は更に、入力装置、表示装置、補助記憶装置等を含んでもよい。
CPU110は、メモリ120に格納されたプログラムに従って、処理を実行する。メモリ120は、稼働負荷情報収集部141、稼働負荷予測部142、VMデプロイ処理部143、リソース貸借処理部144、全体制御部145の、プログラムを格納する。更にメモリ120は、物理マシン稼働情報510、仮想マシン稼働負荷情報530、システム構成情報550、仮想マシン構成情報560、パラメータ情報570、パラメータ依存関係情報580、リソース貸借情報590の、データを格納する。
物理マシン稼働情報510は、物理マシンである物理サーバ200の稼働状況を示す。仮想マシン稼働負荷情報530は、物理サーバ200上で動作する仮想マシンの稼働状況および負荷を示す。システム構成情報550は、業務システムの構成を示す。仮想マシン構成情報560は、仮想マシンの構成を示す。パラメータ情報570は、仮想マシン上のソフトウェアのパラメータを示す。パラメータ依存関係情報580は、パラメータの依存関係を示す。リソース貸借情報590は、仮想マシン間のリソースの貸借の関係を示す。
稼働負荷情報収集部141は、物理マシン稼働情報510および仮想マシン稼働負荷情報530を収集する。稼働負荷予測部142は、仮想マシンの稼働状況及び負荷を予測する。VMデプロイ処理部143は、仮想マシンの追加および削除を行う。リソース貸借処理部144は、仮想マシン間のリソースの貸借を行う。全体制御部145は、稼働負荷情報収集部141、稼働負荷予測部142、VMデプロイ処理部143、リソース貸借処理部144を制御する。
物理サーバ200は、通信ネットワークを介して監視制御サーバ100に接続されている。物理サーバ200は、CPU210、メモリ220を含む。CPU210は、メモリ220に格納されたプログラムに従って、処理を実行する。メモリ220は、複数のWeb/AP(application)サーバ230、DB(database)サーバ240、仮想マシン制御部250の、プログラムを格納する。物理サーバ200は、監視制御サーバ100からの指示に従って、物理サーバ200内の複数のリソース(計算機リソース)の一部を仮想マシンに割り当てる(予約する)ことで、仮想マシンを作成する。
仮想マシン制御部250は、仮想マシンを生成し、その仮想マシンを制御する。Web/APサーバ230は、仮想マシンであり、クライアント400からのリクエストに応じて処理を行い、応答をクライアント400へ返す。DBサーバ240は、仮想マシンであり、Web/APサーバ230からのリクエストに応じて処理を行い、応答をWeb/APサーバ230へ返す。ここでは、複数のWeb/APサーバ230とDBサーバ240が業務システムを構成する。業務システムは、少なくとも一つの仮想マシンを含む。物理サーバ200は、複数の業務システムを作成し、動作させてもよい。
ロードバランサ300は、通信ネットワークを介して物理サーバ200に接続されている。ロードバランサ300は、CPU310、メモリ320を含む。CPU310は、メモリ320に格納されたプログラムに従って、処理を実行する。ロードバランサ300は、クライアント400からのリクエストを複数のWeb/APサーバ230の何れか一つへ転送することにより、複数のWeb/APサーバ230の負荷分散を行う。
クライアント400は、通信ネットワークを介してロードバランサ300に接続されている。クライアント400は、CPU410、メモリ420を含む。CPU410は、メモリ420に格納されたプログラムに従って、処理を実行する。クライアント400は、Web/APサーバ230へのリクエストをロードバランサ300へ送信する。
物理サーバ200は、クライアント400へ業務システムを提供する。
図2は、物理マシン稼働情報510を示す。
物理マシン稼働情報510は、物理サーバ毎のエントリを有する。一つの物理サーバのエントリは、物理サーバ番号511、物理サーバ名512、CPU予約量521、CPU使用量522、CPU余り量523、メモリ予約量524、メモリ使用量525、メモリ余り量526、ネットワーク帯域予約量527、ネットワーク帯域使用量528、ネットワーク帯域余り量529を含む。
物理サーバ番号511は、当該物理サーバの番号を示す。物理サーバ名512は、当該物理サーバの名称を示す。CPU予約量521は、当該物理サーバのCPUのうち、仮想マシンに対して予約されているリソース量[GHz]を示す。CPU使用量522は、当該物理サーバのCPUのうち、仮想マシンに使用されているリソース量を示す。CPU余り量523は、当該物理サーバのCPUのうち、仮想マシンに予約されていて使用されていないリソース量、即ち、CPU予約量521−CPU使用量522を示す。メモリ予約量524は、当該物理サーバのメモリのうち、仮想マシンに対して予約されているリソース量[GB]を示す。メモリ使用量525は、当該物理サーバのメモリのうち、仮想マシンに使用されているリソース量を示す。メモリ余り量526は、当該物理サーバのメモリのうち、仮想マシンに予約されていて使用されていないリソース量、即ち、メモリ予約量524−メモリ使用量525を示す。ネットワーク帯域予約量527は、当該物理サーバのネットワーク帯域のうち、仮想マシンに対して予約されているリソース量[Gbps]を示す。ネットワーク帯域使用量528は、当該物理サーバのネットワーク帯域のうち、仮想マシンに使用されているリソース量を示す。ネットワーク帯域余り量529は、当該物理サーバのネットワーク帯域のうち、仮想マシンに予約されていて使用されていないリソース量、即ち、ネットワーク帯域予約量527−ネットワーク帯域使用量528を示す。
図3は、仮想マシン稼働負荷情報530を示す。
仮想マシン稼働負荷情報530は、仮想マシン毎のエントリを有する。一つの仮想マシンのエントリは、仮想マシン番号531、仮想マシン名532、負荷533、最小SLA(service level agreement)534、CPU予約量541、CPU使用量542、CPU余り量543、メモリ予約量544、メモリ使用量545、メモリ余り量546、ネットワーク帯域予約量547、ネットワーク帯域使用量548、ネットワーク帯域余り量549を含む。
仮想マシン番号531は、当該仮想マシンの番号を示す。仮想マシン名532は、当該仮想マシンの名称を示す。負荷533は、当該仮想マシンの負荷[tps(transactions per second)]を示す。最小SLA534は、ユーザに対して保証された当該仮想マシンの負荷の最小値を示す。CPU予約量541は、当該仮想マシンにより予約されているCPUのリソース量[GHz]を示す。CPU使用量542は、当該仮想マシンにより使用されているCPUのリソース量を示す。CPU余り量543は、当該仮想マシンにより予約されていて使用されていないCPUのリソース量、即ちCPU予約量541−CPU使用量542を示す。メモリ予約量544は、当該仮想マシンにより予約されているメモリのリソース量[GB]を示す。メモリ使用量545は、当該仮想マシンにより使用されているメモリのリソース量を示す。メモリ余り量546は、当該仮想マシンにより予約されていて使用されていないメモリのリソース量、即ちメモリ予約量544−メモリ使用量545を示す。ネットワーク帯域予約量547は、当該仮想マシンにより予約されているネットワーク帯域のリソース量[GB]を示す。ネットワーク帯域使用量548は、当該仮想マシンにより使用されているネットワーク帯域のリソース量を示す。ネットワーク帯域余り量549は、当該仮想マシンにより予約されていて使用されていないネットワーク帯域のリソース量、即ちネットワーク帯域予約量547−ネットワーク帯域使用量548を示す。
CPU、メモリ、ネットワーク帯域の夫々をリソースと呼び、仮想マシンに予約されているリソース量を予約量と呼び、仮想マシンに使用されているリソース量を使用量と呼び、予約量−使用量を余り量(未使用量)と呼ぶ。仮想マシン毎の負荷や、仮想マシン毎、リソース毎の、予約量、使用量等を、稼働負荷情報と呼ぶ。仮想マシン稼働負荷情報530余り量を含まなくてもよいし、使用量/予約量である使用率を含んでもよいし、1−使用率である未使用率を含んでもよい。
負荷の代わりに、レスポンスタイム等の性能を示す情報が用いられてもよい。CPU、メモリ、ネットワーク帯域以外のリソースが用いられてもよい。例えば、ネットワーク帯域の代わりに、NIC(network interface card)数が用いられてもよい。CPU周波数の代わりに、CPUコア数が用いられてもよい。
監視制御サーバ100は、定期的に仮想マシンの稼働負荷情報を取得し、時系列の稼働負荷情報を記憶してもよい。
監視制御サーバ100は、各リソースに対し、一つの物理サーバ200上の全ての仮想マシンについて、予約量の合計と、使用量の合計と、余り量の合計とに基づいて、物理マシン稼働情報510において、対応するリソースの予約量と使用量と余り量を夫々算出してもよい。
図4は、システム構成情報550を示す。
システム構成情報550は、仮想マシン毎のエントリを有する。一つの仮想マシンのエントリは、システム番号551、システム名552、サーバ種別553、仮想マシン名554を含む。
システム番号551は、当該仮想マシンが属する業務システムの番号を示す。システム名552は、当該業務システムの名称を示す。サーバ種別553は、当該仮想マシンの種別を示す。本実施例におけるサーバ種別553は、APサーバ、DBサーバ、Webサーバの何れか一つを示す。仮想マシン名554は、当該仮想マシンの名称を示す。
監視制御サーバ100は、仮想マシンの追加および削除に応じて、システム構成情報550を設定する。
図5は、仮想マシン構成情報560を示す。
仮想マシン構成情報560は、仮想マシン毎のエントリを有する。一つの仮想マシンのエントリは、仮想マシン番号561、仮想マシン名562、CPU周波数563、CPUコア数564、メモリ565、ネットワーク帯域566、OS567、ソフトウェア568を含む。
仮想マシン番号561は、当該仮想マシンの番号を示す。仮想マシン名562は、当該仮想マシンの名称を示す。CPU周波数563は、当該仮想マシンに対して予約されたCPUの周波数を示す。CPUコア数564は、当該仮想マシンに対して予約されたCPUのコア数を示す。メモリ565は、当該仮想マシンに対して予約されたメモリの記憶容量を示す。ネットワーク帯域566は、当該仮想マシンに対して予約されたネットワーク帯域を示す。OS567は、当該仮想マシンのOSを示す。ソフトウェア568は、当該仮想マシンで動作するソフトウェアを示す。
図6は、パラメータ情報570を示す。
パラメータ情報570は、仮想マシン上のソフトウェアのパラメータ毎のエントリを有する。一つのパラメータのエントリは、パラメータ番号571、ソフトウェア名572、パラメータ名573、デフォルト値574、設定値575を含む。
パラメータ番号571は、当該パラメータの番号を示す。ソフトウェア名572は、当該パラメータを持つソフトウェアを示す。パラメータ名573は、当該パラメータの名称を示す。デフォルト値574は、当該パラメータのデフォルト値を示す。設定値575は、当該パラメータの設定値を示す。
監視制御サーバ100は、予め管理者から入力された情報に基づいて、パラメータ名573およびデフォルト値574を設定する。
図7は、パラメータ依存関係情報580を示す。
パラメータ依存関係情報580は、パラメータとリソース量の依存関係毎のエントリを有する。一つの依存関係のエントリは、依存関係番号581、ソフトウェア名582、サイジング項目583、依存関係584を含む。
依存関係番号581は、当該依存関係の番号を示す。ソフトウェア名582は、当該依存関係を用いてリソース量を算出するソフトウェアの名称を示す。サイジング項目583、当該リソース量を示す。依存関係584は、当該パラメータから当該リソース量を算出するサイジング計算式を示す。サイジング計算式は例えば、確保するリソース量の算出に用いられる。例えば、パラメータが仮想マシンの負荷を示し、サイジング計算式が負荷から必要なCPUのリソース量を算出する。
監視制御サーバ100は、予め管理者から入力された情報に基づいてパラメータ依存関係情報580を作成する。
図8は、リソース貸借情報590を示す。
リソース貸借情報590は、リソースの借用毎のエントリを有する。一つの借用のエントリは、借用番号591、借主592、貸主593、借用リソース594、借用量595、借用期間596を含む。
借用番号591、当該借用の番号を示す。借主592は、当該リソースを借りる仮想マシン名を示す。貸主593は、当該リソースを貸す仮想マシン名を示す。借用リソース594は、借主592により貸主593から借りているリソースを示す。借用量595は、借りているリソース量を示す。借用期間596は、当該リソースを借りる期間を示す。
以下、計算機システムの動作について説明する。
監視制御サーバ100は、計算機システムを監視してスケール変更を行う、制御処理を行う。
図9は、制御処理を示す。
S110において全体制御部145は、制御処理の終了の指示を受けたか否かを判定する。例えば、管理者が監視制御サーバ100に対して終了の指示を入力する。
S110の結果がYESである場合、全体制御部145は、このフローを終了する。
S110の結果がNOである場合、S120において稼働負荷情報収集部141は、物理サーバ200から稼働負荷情報を収集する。
S130において稼働負荷予測部142は、何れかの仮想マシンがスケールアウト条件を満たす(スケールアウトが必要である)か否かを判定する。ここで稼働負荷予測部142は、仮想マシン稼働負荷情報530における各リソースの予約量に対する使用量の割合を使用率として算出し、何れかの仮想マシンの何れかのリソースの使用率が予め設定されたスケールアウト使用率閾値を上回った場合、その仮想マシンがスケールアウト条件を満たすと判定してもよい。例えば、稼働負荷予測部142は、ある仮想マシンのCPU使用量542/CPU予約量541がスケールアウト使用率閾値0.9を超えた場合、その仮想マシンがスケールアウト条件を満たすと判定する。また、稼働負荷予測部142は、ある仮想マシンの負荷が、予め設定されたスケールアウト負荷閾値を上回った場合、その仮想マシンがスケールアウト条件を満たすと判定してもよい。また、稼働負荷予測部142は、ある仮想マシンが特定のサイジング計算式の条件を満たさない場合に、その仮想マシンがスケールアウト条件を満たすと判定してもよい。
S130の結果がYESである場合、S140においてVMデプロイ処理部143は、スケールアウト条件を満たすと判定された仮想マシンを対象仮想マシンとして選択し、仮想マシンを追加するための後述のスケールアウト処理を行い、処理をS110へ移行させる。
S130の結果がNOである場合、S150において稼働負荷予測部142は、何れかの仮想マシンがスケールイン条件を満たす(スケールインが必要である)か否かを判定する。ここで稼働負荷予測部142は、何れかの仮想マシンの何れかのリソースの使用率が、予め設定されたスケールイン使用率閾値を下回った場合、その仮想マシンがスケールイン条件を満たすと判定してもよい。スケールイン使用率閾値は、スケールアウト使用率閾値と等しくてもよいし、スケールアウト閾値より小さくてもよい。また、稼働負荷予測部142は、ある仮想マシンの負荷が、予め設定されたスケールイン負荷閾値を下回った場合、その仮想マシンがスケールイン条件を満たすと判定してもよい。また、稼働負荷予測部142は、ある仮想マシンが借用しているリソースの借用期間が終了した場合、その仮想マシンがスケールイン条件を満たすと判定してもよい。
S150の結果がYESである場合、S160においてVMデプロイ処理部143は、スケールイン条件を満たすと判定された仮想マシンを対象仮想マシンとして選択し、仮想マシンを削除するための後述のスケールイン処理を行い、処理をS110へ移行させる。
S150の結果がNOである場合、稼働負荷予測部142は、処理をS110へ移行させる。
以上の制御処理によれば、監視制御サーバ100は、仮想マシンの状況に応じて、スケールアウトおよびスケールインを行うことができる。監視制御サーバ100は、終了の指示を受けるまで、一定の時間間隔でS110を行ってもよい。
監視制御サーバ100は、前述のS140においてスケールアウト処理を行う。
図10は、スケールアウト処理を示す。
S810においてVMデプロイ処理部143は、対象仮想マシンと同一の種類の追加仮想マシンに必要な複数のリソースの一つを対象リソースとして選択し、対象リソースを確保するための後述のリソース確保処理を行う。
S820においてVMデプロイ処理部143は、追加仮想マシンに必要な全てのリソースを確保したか否かを判定する。
S820の結果がNOである場合、VMデプロイ処理部143は、処理をS810へ移行させる。
S820の結果がYESである場合、S830においてVMデプロイ処理部143は、確保されたリソースを追加仮想マシンに割り当てることで追加仮想マシンを作成し(スケールアウトを行い)、このフローを終了する。ここでVMデプロイ処理部143は、仮想マシン構成情報560へ当該仮想マシンのエントリを追加する。更にVMデプロイ処理部143は、ロードバランサ300に対し、クライアント400からのリクエストの転送先の設定へ、追加された仮想マシンを追加する。
以上のスケールアウト処理によれば、監視制御サーバ100は、必要なリソースを確保し、スケールアウトを行うことができる。
監視制御サーバ100は、前述のS810においてリソース確保処理を行う。
図11は、リソース確保処理を示す。
S210においてVMデプロイ処理部143は、仮想マシン稼働負荷情報530に基づいて、追加仮想マシンに必要な対象リソース量である必要量を算出する。例えば、VMデプロイ処理部143は、対象仮想マシンにおける対象リソースの予約量を、必要量として算出してもよい。
S220において稼働負荷予測部142は、物理マシン稼働情報510に基づいて、対象リソースの空きリソース量(未割当量)が必要量以上である物理サーバ200を探す。ここで、対象リソース量のうち仮想マシンに予約されていない量を空きリソース量と呼ぶ。S230において稼働負荷予測部142は、対象リソースの空きリソース量が必要量以上である物理サーバ200が存在するか否かを判定する。
S230の結果がYESである場合、S360において稼働負荷予測部142は、対象リソースの確保に成功したと判定し、このフローを終了する。
S230の結果がNOである場合、S240において稼働負荷予測部142は、余り条件を満たす(貸出可能な)仮想マシンを探す。例えば、余り条件は、対象リソースの使用率がスケールアウト使用率閾値より小さいことである。S250において稼働負荷予測部142は、余り条件を満たす仮想マシンが存在するか否かを判定する。
S250の結果がYESである場合、稼働負荷予測部142は、処理をS320へ移行させる。
S250の結果がNOである場合、S260において稼働負荷予測部142は、SLA条件を満たす(SLAを確保できる)仮想マシンを探す。ここで稼働負荷予測部142は、最小SLAを維持するための対象リソースの下限量を設定し、ある仮想マシンの対象リソースの予約量が下限量よりも大きい場合、当該仮想マシンがSLA条件を満たすと判定する。S310において稼働負荷予測部142は、SLA条件を満たす仮想マシンが存在するか否かを判定する。
S310の結果がNOである場合、S370において稼働負荷予測部142は、対象リソースの確保に失敗したと判定し、このフローを終了する。この場合、稼働負荷予測部142は、スケールアウト処理を中断し、スケールアウトの失敗を管理者に通知する。
S310の結果がYESである場合、S320においてVMデプロイ処理部143は、貸主を決定するための後述の貸主仮想マシン決定処理を行う。その後、S330においてリソース貸借処理部144は、後述の借用判定処理を行う。
S340においてリソース貸借処理部144は、借主が必要量の対象リソースを貸主から借用できるか否かを判定する。
S340の結果がNOである場合、リソース貸借処理部144は、処理をS370へ移行させる。
S340の結果がYESである場合、S350においてリソース貸借処理部144は、貸主の仮想マシンから必要量の対象リソースを借用し、処理をS360へ移行させる。ここでリソース貸借処理部144は、リソース貸借情報590において、貸主、借用リソース毎に、借用のエントリを追加する。ここでリソース貸借処理部144は、対象リソースを借用リソース594として設定し、借用判定処理により算出される借用可能量を借用量595として設定し、借用判定処理により算出される借用可能期間を借用期間596として設定する。更にリソース貸借処理部144は、仮想マシン稼働負荷情報530の貸主の対象リソースの使用量に借用量を加算する。
以上のリソース確保処理によれば、監視制御サーバ100は、予約されていないリソース、または予約されているが使用されていないリソースを用いて、仮想マシンを追加することができる。業務システムにおけるリソース使用量×仮想マシン台数をリソース総量とすると、スケールアウト処理によりリソース総量を増やすことができる。
計算機システムが複数の物理サーバ200を含む場合、監視制御サーバ100は、複数の物理サーバ200の中から対象リソースの余り量が多い順に選択し、選択された物理サーバ200へ仮想マシンを追加してもよい。
複数の仮想マシンがスケールアウト条件を満たす場合、監視制御サーバ100は、複数の仮想マシンの中から必要量が多い順に、対象仮想マシンを選択し、対象仮想マシンのスケールアウトを行ってもよい。また、監視制御サーバ100は、予め各仮想マシンの種類に対して設定された優先度に従って対象仮想マシンを選択してもよい。
監視制御サーバ100は、前述のS320において貸主仮想マシン決定処理を行う。
図12は、貸主仮想マシン決定処理を示す。
S410においてリソース貸借処理部144は、余り条件を満たす仮想マシンを貸主候補として選択する。
S420において稼働負荷予測部142は、後述の除外仮想マシン特定処理を行うことで、除外仮想マシン(関連仮想マシン)を特定する。
S430においてリソース貸借処理部144は、貸主候補から除外仮想マシンを除外する。
S440においてリソース貸借処理部144は、残った貸主候補を貸主として決定し、このフローを終了する。ここでリソース貸借処理部144は、複数の貸主候補が存在する場合、複数の貸主候補の中から、貸主を選択してもよい。例えば、複数の貸主候補の中に、必要量の対象リソースを保有する1台の貸主候補がある場合、リソース貸借処理部144は、その1台を貸主として選択してもよい。例えば、リソース貸借処理部144は、稼働負荷情報の予測に基づいて、貸主候補の中から、最も借用の影響が小さい貸主候補を貸主として選択してもよい。例えば、リソース貸借処理部144は、仮想マシン間の関係に基づいて、貸主候補の中から、最も借用の影響が小さい貸主候補を貸主として選択してもよい。例えば、リソース貸借処理部144は、複数の貸主候補を複数の貸主として決定し、各貸主候補の借用可能量の割合を算出し、各割合に応じて必要量を複数の貸主へ分配することで、各貸主の借用量を決定してもよい。
以上の貸主仮想マシン決定処理によれば、監視制御サーバ100は、使用されていないリソースを他の仮想マシンへ貸す仮想マシンを決定することができる。
監視制御サーバ100は、前述のS420において除外仮想マシン特定処理を行う。
図13は、除外仮想マシン特定処理を示す。
S510において稼働負荷予測部142は、対象リソースに関連するパラメータを、パラメータ依存関係情報580から選択する。例えば、稼働負荷予測部142は、対象仮想マシンがAPのソフトウェアを実行する場合、前述のパラメータ依存関係情報580の例において、APのメモリ量に関連するap_param3とdb_param1を選択する。
S520において稼働負荷予測部142は、選択されたパラメータが属するソフトウェアを、パラメータ情報570から選択する。例えば、稼働負荷予測部142は、前述のパラメータ情報570の例において、ap_param3とdb_param1が夫々属するソフトウェアAPとDBを選択する。
S530において稼働負荷予測部142は、選択されたソフトウェアが動作する仮想マシンを、仮想マシン構成情報560から選択する。例えば、稼働負荷予測部142は、前述の仮想マシン構成情報560の例において、APを実行する仮想マシン#1、#3とDBを実行する仮想マシン#2を選択する。
S540において稼働負荷予測部142は、選択された仮想マシンのうち、借主と同一の業務システム内の仮想マシンを除外仮想マシンとして、システム構成情報550から選択し、このフローを終了する。例えば、稼働負荷予測部142は、前述のシステム構成情報550の例において、仮想マシン#1、#2、#3の中から、対象仮想マシンが属する業務システムであるAシステム内の仮想マシン#1、#2を除外仮想マシンとして選択する。
以上の除外仮想マシン特定処理によれば、監視制御サーバ100は、スケールアウトの影響を受ける仮想マシンを貸主候補から除外することで、スケールアウトによる他の仮想マシンの性能低下を防ぐことができる。
監視制御サーバ100は、前述のS330において借用判定処理を行う。
図14は、借用判定処理を示す。
S610においてリソース貸借処理部144は、過去の仮想マシン稼働負荷情報530に基づいて、各貸主の仮想マシンの将来の稼働負荷情報を予測し、予測結果に基づいて、各貸主の借用可能期間を決定する。例えば、リソース貸借処理部144は、時系列の稼働負荷情報の現在の傾きを算出し、その傾きに基づいて将来の稼働負荷情報を予測する。また、例えば、リソース貸借処理部144は、予測結果において、貸主の対象リソースが余り条件を満たす期間を、借用可能期間として算出する。
S620においてリソース貸借処理部144は、借用可能期間内で借用可能な対象リソースの上限量を借用可能量として決定する。例えば、リソース貸借処理部144は、借用可能期間内で、(スケールアウト使用率閾値−使用率)×予約量を使用可能量として算出する。
S630においてリソース貸借処理部144は、全ての貸主の借用可能量の合計を算出する。
S640においてリソース貸借処理部144は、借用可能量の合計が必要量以上であるか否かを判定する。
S640の結果がYESである場合、S650においてリソース貸借処理部144は、借用可能と判定し、このフローを終了する。
S640の結果がNOである場合、S660においてリソース貸借処理部144は、借用不可能と判定し、このフローを終了する。
以上の借用判定処理によれば、監視制御サーバ100は、各貸主の借用可能期間を算出することができ、借用可能か否かを判定することができる。
監視制御サーバ100は、前述のS160においてスケールイン処理を行う。
図15は、スケールイン処理を示す。
S710においてVMデプロイ処理部143は、対象仮想マシンに割り当てられている複数のリソースの一つを対象リソースとして選択し、対象仮想マシンに予約されている対象リソースを解放する。
S720においてVMデプロイ処理部143は、対象リソースが借用されているか否かを判定する。ここでVMデプロイ処理部143は、リソース貸借情報590内に、借主592が対象仮想マシンを示し、且つ借用リソース594が対象リソースを示す、エントリがある場合、対象リソースが借用されていると判定する。
S720の結果がNOである場合、VMデプロイ処理部143は、処理をS750へ移行させる。
S720の結果がYESである場合、S730においてリソース貸借処理部144は、対象リソースの借用リソースを貸主へ返却する。ここでリソース貸借処理部144は、リソース貸借情報590から、対象リソースのエントリを削除する。
S750においてVMデプロイ処理部143は、対象仮想マシンに割り当てられた全てのリソースを解放したか否かを判定する。
S750の結果がNOである場合、VMデプロイ処理部143は、処理をS710へ移行させる。
S750の結果がYESである場合、VMデプロイ処理部143は、このフローを終了する。ここでVMデプロイ処理部143は、仮想マシン構成情報560から、対象仮想マシンのエントリを削除する。更にVMデプロイ処理部143は、ロードバランサ300に対し、クライアント400からのリクエストの転送先の設定から、削除された仮想マシンを削除する。
借用期間の終了時に、借主が引き続き借用リソースを必要としている場合、貸主が他の仮想マシンからリソースを借用し、借主が引き続き借用リソースを使用してもよい。
以上のスケールイン処理によれば、監視制御サーバ100は、借用期間が終了した場合にリソースを返却でき、仮想マシンが不要になった場合に仮想マシンを削除できる。
物理計算機は、物理サーバ200等に対応する。管理計算機は、監視制御サーバ100等に対応する。メモリは、メモリ120等に対応する。プロセッサは、CPU110等に対応する。状態は、仮想マシン稼働負荷情報530内の何れかの情報等に対応する。構成情報は、システム構成情報550、仮想マシン構成情報560、パラメータ情報570、パラメータ依存関係情報580内の何れかの情報等に対応する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲を上記構成に限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。
100…監視制御サーバ、 110…CPU、 120…メモリ、 200…物理サーバ、 210…CPU、 220…メモリ、 230…Web/APサーバ、 240…DBサーバ、 300…ロードバランサ、 310…CPU、 320…メモリ、 400…クライアント、 410…CPU、 420…メモリ

Claims (11)

  1. 複数の計算機リソースを含む物理計算機と、
    前記物理計算機に接続される管理計算機と、
    を備え、
    前記管理計算機は、
    前記物理計算機に対し、各計算機リソースの一部を複数の仮想マシンへ割り当てることで前記複数の仮想マシンを作成することを、指示し、
    前記複数の仮想マシンと前記複数の計算機リソースとの関係を示す構成情報を記憶し、
    各仮想マシンの状態に基づいて、仮想マシンの追加が必要である否かを判定する、
    ように構成されており、
    仮想マシンの追加が必要であると判定された場合、前記管理計算機は、各計算機リソースに対し、何れの仮想マシンにも割り当てられていない計算機リソースの量である未割当量が、追加される追加仮想マシンのための計算機リソースの必要量以上であるか否かを判定し、
    前記複数の計算機リソースの中の特定計算機リソースの未割当量が前記必要量以上でないと判定された場合、前記管理計算機は、前記構成情報に基づいて、前記複数の仮想マシンの中から、前記追加仮想マシンの追加の影響を受ける仮想マシンを関連仮想マシンとして選択し、前記複数の仮想マシンのうち前記関連仮想マシンと異なる仮想マシンから貸主仮想マシンを選択し、前記貸主仮想マシンに割り当てられており且つ前記貸主仮想マシンに使用されていない特定計算機リソースの量である未使用量以下の特定計算機リソースを借用計算機リソースとして選択し、前記物理計算機に対し、前記借用計算機リソースを前記追加仮想マシンへ割り当てることで前記追加仮想マシンを作成することを、指示する、
    計算機システム。
  2. 前記物理計算機は、複数の業務システムを作成し、
    各業務システムは、前記複数の仮想マシンの何れかを含み、
    前記構成情報は、前記複数の業務システムと、前記複数の仮想マシンとの関係を示し、
    前記特定計算機リソースの未割当量が前記必要量以上でないと判定された場合、前記管理計算機は、前記構成情報に基づいて、前記複数の業務システムの中から、前記追加仮想マシンを含む特定業務システムを特定し、前記特定業務システムから前記関連仮想マシンを選択する、
    請求項1に記載の計算機システム。
  3. 前記構成情報は、仮想マシンと、ソフトウェアと、パラメータと、計算機リソースとの関係を示し、
    前記特定計算機リソースの未割当量が前記必要量以上でないと判定された場合、前記管理計算機は、前記構成情報に基づいて、前記特定計算機リソースに関連するパラメータを特定し、前記特定されたパラメータを用いるソフトウェアを特定し、前記特定業務システム内の仮想マシンのうち、前記特定されたソフトウェアを実行する仮想マシンを前記関連仮想マシンとして選択する、
    請求項2に記載の計算機システム。
  4. 各仮想マシンの状態は、対応する仮想マシンに割り当てられている計算機リソースの量である予約量と、対応する仮想マシンにより使用されている計算機リソースの使用量との関係を示し、
    前記未割当量が前記必要量以上でないと判定された場合、前記管理計算機は、各仮想マシンの状態に基づいて、前記複数の仮想マシンの何れかに割り当てられている特定計算機リソースを貸し出し可能であるか否かを判定し、
    前記複数の仮想マシンの何れかに割り当てられている特定計算機リソースを貸し出し可能であると判定された場合、前記管理計算機は、前記特定計算機リソースを貸し出し可能であると判定された仮想マシンであって前記関連仮想マシンと異なる仮想マシンから、前記貸主仮想マシンを選択する、
    請求項3に記載の計算機システム。
  5. 前記複数の仮想マシンの何れに割り当てられている特定計算機リソースも貸し出し可能でないと判定された場合、前記管理計算機は、前記複数の仮想マシンのうち、予め設定されたSLAを確保できる仮想マシンであって前記関連仮想マシンと異なる仮想マシンから、前記貸主仮想マシンを選択する、
    請求項4に記載の計算機システム。
  6. 前記管理計算機は、前記複数の仮想マシンの過去の状態に基づいて、前記貸主仮想マシンの将来の状態を予測し、前記予測の結果に基づいて、前記借用計算機リソースの借用期間を算出し、前記借用期間の終了時、前記借用計算機リソースを前記貸主仮想マシンへ返却する、
    請求項5に記載の計算機システム。
  7. 前記管理計算機は、前記予測の結果に基づいて、前記借用計算機リソースの量である借用量を算出する、
    請求項6に記載の計算機システム。
  8. 前記借用期間の終了時、前記管理計算機は、各仮想マシンの状態に基づいて、仮想マシンの追加が必要である否かを判定する、
    請求項7に記載の計算機システム。
  9. 前記追加仮想マシンの実行中、前記管理計算機は、前記追加仮想マシンの状態に基づいて、前記追加仮想マシンの削除が必要であるか否かを判定し、
    前記追加仮想マシンの削除が必要であると判定された場合、前記借用計算機リソースを前記貸主仮想マシンへ返却する、
    請求項8に記載の計算機システム。
  10. メモリと、
    前記メモリに接続されるプロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、
    複数の計算機リソースを含む物理計算機に対し、各計算機リソースの一部を複数の仮想マシンへ割り当てることで前記複数の仮想マシンを作成することを、指示し、
    前記複数の仮想マシンと前記複数の計算機リソースとの関係を示す構成情報を記憶し、
    各仮想マシンの状態に基づいて、仮想マシンの追加が必要である否かを判定する、
    ように構成されており、
    仮想マシンの追加が必要であると判定された場合、前記プロセッサは、各計算機リソースに対し、何れの仮想マシンにも割り当てられていない計算機リソースの量である未割当量が、追加される追加仮想マシンのための計算機リソースの必要量以上であるか否かを判定し、
    前記複数の計算機リソースの中の特定計算機リソースの未割当量が前記必要量以上でないと判定された場合、前記プロセッサは、前記構成情報に基づいて、前記複数の仮想マシンの中から、前記追加仮想マシンの追加の影響を受ける仮想マシンを関連仮想マシンとして選択し、前記複数の仮想マシンのうち前記関連仮想マシンと異なる仮想マシンから貸主仮想マシンを選択し、前記貸主仮想マシンに割り当てられており且つ前記貸主仮想マシンに使用されていない特定計算機リソースの量である未使用量以下の特定計算機リソースを借用計算機リソースとして選択し、前記物理計算機に対し、前記借用計算機リソースを前記追加仮想マシンへ割り当てることで前記追加仮想マシンを作成することを、指示する、
    管理計算機。
  11. プロセスをコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
    前記プロセスは、
    複数の計算機リソースを含む物理計算機に対し、各計算機リソースの一部を複数の仮想マシンへ割り当てることで前記複数の仮想マシンを作成することを、指示し、
    前記複数の仮想マシンと前記複数の計算機リソースとの関係を示す構成情報を記憶し、
    各仮想マシンの状態に基づいて、仮想マシンの追加が必要である否かを判定し、
    仮想マシンの追加が必要であると判定された場合、各計算機リソースに対し、何れの仮想マシンにも割り当てられていない計算機リソースの量である未割当量が、追加される追加仮想マシンのための計算機リソースの必要量以上であるか否かを判定し、
    前記複数の計算機リソースの中の特定計算機リソースの未割当量が前記必要量以上でないと判定された場合、前記構成情報に基づいて、前記複数の仮想マシンの中から、前記追加仮想マシンの追加の影響を受ける仮想マシンを関連仮想マシンとして選択し、前記複数の仮想マシンのうち前記関連仮想マシンと異なる仮想マシンから貸主仮想マシンを選択し、前記貸主仮想マシンに割り当てられており且つ前記貸主仮想マシンに使用されていない特定計算機リソースの量である未使用量以下の特定計算機リソースを借用計算機リソースとして選択し、前記物理計算機に対し、前記借用計算機リソースを前記追加仮想マシンへ割り当てることで前記追加仮想マシンを作成することを、指示する、
    ことを備える、
    記録媒体。
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