JPWO2017213129A1 - 流体デバイス - Google Patents
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Abstract
流体デバイスは、液体が流れる流路と、前記流路に接続され前記液体が収容されるタンクとを備える。前記タンクは、気体が排出される排気口と、前記排気口からの前記液体の流出を抑制する気液分離フィルターと、前記タンクの内部に配置され、前記液体を吸収する吸収体と、を備える。
Description
本発明は流体デバイスに関する。
本願は、2016年06月06日に出願された特願2016−112690号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
本願は、2016年06月06日に出願された特願2016−112690号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
近年、体外診断分野における試験の高速化、高効率化、集積化、検査機器の超小型化等を目指したμ−TAS(Micro−Total Analysis Systems)と呼ばれる流体デバイスの開発が注目を浴びており、世界的に活発な研究が進められている(例えば、特許文献1を参照)。
μ−TASは、少量の試料で測定、分析が可能なこと、持ち運びが可能となること、低コストで使い捨てが可能なこと等、従来の検査機器に比べて優れた特徴を有している。また、μ−TASは、高価な試薬を使用する場合や少量多検体を検査する場合においても有用性が高い方法として注目されている。
一実施形態は、液体が流れる流路を備える流体デバイスであって、前記流路に接続され前記液体が収容されるタンクを備え、前記タンクは、気体が排出される排気口と、前記排気口からの前記液体の流出を抑制する気液分離フィルターと、前記タンクの内部に配置され、前記液体を吸収する吸収体と、を備える、流体デバイスを提供するものである。
一実施形態は、流路を備える流体デバイスであって、気体が排気される排気口と前記流路に接続される流入口とを有し、前記流入口から流入する液体が収容されるタンクと、前記排気口の位置又は前記排気口に近い位置に配置され、前記液体の流出を抑制する気液分離フィルターと、前記気液分離フィルターを基準にして前記液体が流入する第1側と前記気体が排気される第2側とに分けられ、前記第1側に配置されて前記液体を吸収する吸収体と、を備える、流体デバイスを提供するものである。
以下、場合により図面を参照しつつ、本実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一又は相当部分には同一又は対応する符号を付し、重複する説明は省略する。なお、各図における寸法比は、説明のため誇張している部分があり、必ずしも実際の寸法比とは一致しない。
本実施形態の流体デバイスは、液体が流れる流路を備える流体デバイスであって、前記流路に接続され前記液体が収容されるタンクを備え、前記タンクは、気体が排出される排気口と、前記排気口を覆うように配置され、前記排気口からの前記液体の流出を抑制する気液分離フィルターと、前記タンクの内部に配置され、前記液体を吸収する吸収体と、を備える。
本実施形態の流体デバイスによれば、廃液等の液体をタンクの最大容量に対してほぼ一杯に収容することができる。また、従来の流体デバイスでは、流体デバイスを使用する向きによりタンクの容量一杯に液体を収容することが困難な場合があるが、本実施形態の流体デバイスによれば、流体デバイスを使用する向きに関わらず、廃液等の液体をタンクの容量一杯に収容することができる。また、流体デバイスでヒトの血液等の生体試料を使用する場合、感染症等を防止する観点から、液体(例、血液等の生体試料を含む廃液等)が流体デバイスの外部に漏れ出さないことが求められるが、本実施形態の流体デバイスは、気液分離フィルターを備えることにより、液体が流体デバイスの外部に漏れ出すことを抑制することができる。
本実施形態において、「タンク(タンク部)」は、「廃液槽」、「廃液回収部」、「液体収容部」等といいかえることができる。
図1(a)は、本実施形態の流体デバイスが備えるタンクの一例を示す断面図である。図1(a)に示すように、タンク130は、タンク130の内部に存在する空気等の気体が排出される排気口140と、排気口140を覆うように配置され、排気口140からの液体110の流出を抑制する気液分離フィルター150と、タンク130の内部に配置され、液体110を吸収する吸収体160とを備えている。タンク130は流体デバイスに組み込まれて使用される。例えば、タンク130は、流路120により流体デバイスと接続される。
図1(a)に示すように、タンク130の内部(タンク130の内側の空間)は、気液分離フィルター150によって第1の空間170と第2の空間180とに分けられていてもよい。この場合、排気口140は第1の空間170に設けられ、吸収体160は第2の空間180に配置されることになる。また、ここで、気液分離フィルター150が排気口140に密着していてもよい。この場合、第1の空間170の体積は微小なものとなる。
タンク130において、気液分離フィルター150は、吸収体160が配置される位置より排気口140に近い位置に配置してもよい。
吸収体160は、例えば、タンク130の内面に少なくとも一部が当接するように配置してもよい。また、吸収体160は、気液分離フィルター150に少なくとも一部が当接するように配置してもよい。流路120からタンク130の内部に流入した液体が、気液分離フィルター150に直接接触しないように、例えば、少なくとも流路120の開口部を覆うように吸収体160をタンク130の内部に配置してもよい。また、少なくとも気液分離フィルター150を覆うように吸収体160をタンク130の内部に配置してもよい。また、タンク130の内部には吸収体160が存在しない領域が存在していてもよい。また、タンク130の内部に配置される吸収体160は、1個であってもよいし、その本体に切り込み(例、本体の一部分に切れ目)があってもよいし、複数に分割されていてもよい。
図1(b)〜(d)は、上述したタンク130を備える、本実施形態の流体デバイスの一例を示す断面図である。図1(b)〜(d)に示すように、流体デバイス100は、液体110が流れる流路120と、流路120に接続され、液体110が収容されるタンク130とを備えている。流路120とタンク130との接続部分は、液体110の流入口125であるということもできる。
液体110は、流体デバイス100が有するバルブやポンプ等によってタンク130に導入されてもよい。また、流体デバイス100は、タンク130内の気体をタンク130の外部から吸引する吸引部(外部の吸引機構)に接続される吸引口を備え、排気口140は、前記吸引口に流路を介して接続されていてもよい。例えば、該吸引部から吸引することにより、液体110がタンク130に導入されてもよい。例えば、吸引部としては、吸引ポンプ等が挙げられる。排気口140に吸引部が接続されている場合、排気口140は吸引口140であるということもできる。例えば、排気口140と吸引口140とは一体化して構成されてもよい。
図1(b)〜(d)では、タンク130の下方に形成された排気口140がタンク130内において下(重力方向)に位置する向きで流体デバイス100が使用される状態で、液体110がタンク130に導入されている。この状態において、タンク130に導入された液体110は、吸収体160に吸収される。
図1(b)は、タンク130の内部への液体110の導入が開始された直後の状態を示している。図1(b)では、流入口125を通じて液体110がタンク130の内部に流入し、流入口125の近傍の吸収体160は液体110を吸収している。また、排気口140の近傍の吸収体160は未だ液体110を吸収していない。液体110の流入により押し出されたタンク130の内部の気体(例、空気)は、気液分離フィルター150を通過し、排気口140を通じてタンク130の外部に排出される。
ここで、上述したように、排気口140に吸引部を接続し、タンク130の内部の気体を吸引部によって吸引することにより、液体110をタンク130の内部に流入させてもよい。この場合においても、タンク130の内部の気体は、気液分離フィルター150を通過し、排気口140を通じてタンク130の外部に排出される。
図1(c)は、図1(b)よりも多くの液体110がタンク130の内部に収容された状態を示している。図1(c)では、吸収体160のうち、液体110を吸収した領域が図1(b)よりも増加しているが、液体110を未だ吸収していない領域も残存している。
図1(d)は、図1(c)よりも更に多くの液体110がタンク130の内部に収容された状態を示している。図1(d)では、吸収体160のうち、液体110を吸収した領域が図1(c)よりも更に増加しており、液体110を未だ吸収していない領域はほとんど残されていない。例えば、タンク130の容量一杯に高い充填率で液体110が収容されている(タンク130における液体110の高充填率状態)。
図1(d)に示す気液分離フィルター150のうち、液体110と接した領域において、タンク130の内部の気体は排出することが難しい。このため、図1(d)のように、気液分離フィルター150の大部分又は全てが液体110と接した状態になったタンク130では、更に液体110を収容することは困難である。
本実施形態の流体デバイスでは、気液分離フィルター150等を備えることにより、液体110が流体デバイスの外部に漏れ出すことを抑制することができる。図1(a)〜(d)では、気液分離フィルター150は、タンク130の内部に配置されているが、気液分離フィルター150は、タンク130の外部側に排気口140を覆うように配置されていてもよい。
また、排気口140の位置は、タンク130の内部に存在する空気等の気体を排出することができれば特に制限されない。例えば、気液分離フィルター150と液体110との接触を可能な限り遅延させる観点から、排気口140は、上述した液体110の流入口125からできるだけ遠くなる位置に配置されていてもよい。例えば、排気口140は、流入口125と排気口140とを結ぶ直線距離が最長となる位置に配置されていてもよい。例えば、気液分離フィルター150は、排気口140を覆うように配置されていてもよい。また、吸収体160は、気液分離フィルター150を覆うように配置されていてもよい。
図1(b)〜(d)に示す流体デバイス100は吸収体160等を備えているため、タンク130に導入された液体110は吸収体160に吸収され、液体110が気液分離フィルター150を介して直ちに排気口140を塞ぐことがない。その結果、流体デバイス100をどのような向き(設置方向)で使用した場合においても、タンク130の容量一杯に液体110を収容することができる。ここで、流体デバイス100の向き(設置方向)としては、例えば、排気口140が上(重力と逆の方向)に位置する向き、排気口140が下(重力方向)に位置する向き、排気口140が横(重力方向に垂直な方向)に位置する向き等が挙げられる。
実施形態の流体デバイス100は、気液分離フィルター150と吸収体160との双方を備えることにより、気液分離フィルター150で気液を分離しつつ、吸収体160によって液体110を吸収して気液分離フィルター150への液体110の接触を時間的又は空間的に遅らせること、或いは気液分離フィルター150への液体110の接触面積を空間的に小さくさせることで、タンク130への液体110の高い充填率を得ることができる。さらに、第2の空間180の気体が第1の空間170の排気口140に流れるための気体の流路を確保しやすくなる。
本実施形態の流体デバイスにおいて、「タンク130の容量一杯に液体110を収容する」とは、タンク130に可能な限り多くの液体110を収容することを含む。タンク130に収容される液体110の量は、例えばタンクの容量の65%以上であってもよく、例えばタンクの容量の70%以上であってもよく、例えばタンクの容量の75%以上であってもよく、例えばタンクの容量の80%以上であってもよく、例えばタンクの容量の85%以上であってもよい。
流体デバイスの流路やタンクを構成する材質は、通常流体デバイスに用いられるものであれば特に制限されず、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリクロロプレン、ポリイソブチレン、ポリ(スチレン−ブタジエン−スチレン)、ポリウレタン、シリコーンポリマー、ポリ(ビス(フルオロアルコキシ)ホスファゼン)(PNF、Eypel−F)、ポリ(カルボラン−シロキサン)(デキシル(Dexsil))、ポリ(アクリロニトリル−ブタジエン)(ニトリルゴム)、ポリ(1−ブテン)、ポリ(クロロトリフルオロエチレン−ビニリデンフルオリド)コポリマー(Kel−F)、ポリ(エチルビニルエーテル)、ポリ(ビニリデンフルオリド)、ポリ(ビニリデンフルオリド−ヘキサフルオロプロピレン)コポリマー(バイトン(Viton))、ポリビニルクロリド(PVC)のエラストマー組成物、ポリスルホン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリテトラフルオロエチレン、クロロシラン、メチルシラン、エチルシラン、フェニルシラン、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、メタクリルスチレン等のスチレン系ポリマー等が挙げられる。
(吸収体)
本実施形態の流体デバイスにおいて、吸収体160としては、液体(例、主成分が水である液体等)を吸収することができるものであれば特に制限なく使用することができる。吸収体としては、例えば、スポンジ、織布、不織布、発泡体、多孔質ポリマー、吸水性高分子化合物等が挙げられる。吸収体は、互いに材料(材質)が異なる複数の層状構造体であってもよい。例えば、吸収体は互いに材質が異なる2層のポリマーからなる構造体であってもよい。
本実施形態の流体デバイスにおいて、吸収体160としては、液体(例、主成分が水である液体等)を吸収することができるものであれば特に制限なく使用することができる。吸収体としては、例えば、スポンジ、織布、不織布、発泡体、多孔質ポリマー、吸水性高分子化合物等が挙げられる。吸収体は、互いに材料(材質)が異なる複数の層状構造体であってもよい。例えば、吸収体は互いに材質が異なる2層のポリマーからなる構造体であってもよい。
吸収体160は、界面活性剤又は湿潤剤で処理されていることが好ましい。吸収体160が界面活性剤又は/及び湿潤剤で処理されていると、液体110の吸収体160への吸収速度を速めることができる傾向にある。
ここで、界面活性剤又は湿潤剤で処理されているとは、例えば、吸収体160の表面に界面活性剤又は湿潤剤が塗布されていること、吸収体160の材料に界面活性剤又は湿潤剤が添加されていること等を含む。例えば、吸収体160を溶媒に溶解又は分散させた界面活性剤若しくは湿潤剤に浸漬した後、溶媒を除去すること等により、吸収体160の表面に界面活性剤又は湿潤剤を塗布することができる。
界面活性剤としては、例えば、脂肪酸エステル型非イオン界面活性剤、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルエーテルサルフェート、高級アルコール硫酸塩、アルキルホスフェート金属塩等が挙げられる。また、湿潤剤としては、グリセリン等が挙げられる。界面活性剤又は湿潤剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。また、界面活性剤及び湿潤剤を混合して用いてもよい。
吸収体160は、ポリビニルアセタール、ポリビニルアルコール又はセルロースを主成分として含有することが好ましい。ここで、ポリビニルアセタールとしては、例えば、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール等が挙げられる。
ここで、主成分として含有するとは、吸収体の50質量%以上、例えば60質量%以上、例えば70質量%以上、例えば80質量%以上がこれらの材料から構成されていることを含む。上記の材料は1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。実施例において後述するように、吸収体160が上記の材料を主成分として含有していると、液体110をタンク130の容量一杯に収容することが容易になる傾向にある。
(気液分離フィルター)
上述したように、本実施形態の流体デバイスは、気液分離フィルターを備えている。気液分離フィルターは、タンクの内部を2つの空間に分けて仕切り、液体が満たされる空間(液体側の空間)に吸収体が配置され、気体が排出される空間(気体側の空間)に排気口が配置されたことで、高い充填率、天地有用が可能となる。
上述したように、本実施形態の流体デバイスは、気液分離フィルターを備えている。気液分離フィルターは、タンクの内部を2つの空間に分けて仕切り、液体が満たされる空間(液体側の空間)に吸収体が配置され、気体が排出される空間(気体側の空間)に排気口が配置されたことで、高い充填率、天地有用が可能となる。
ここで、気液分離フィルターとは、気体のみ透過させ、液体を透過させない、又は液体を透過しにくい膜状体を含む。本実施形態の流体デバイスは、気液分離フィルターを備えることにより、液体が流体デバイスの外部に漏れ出すことを抑制する(又は防止する)ことができる。これは、流体デバイスでヒトの血液等の生体試料を解析する場合に、感染症を防止する観点から必要な性能である。気液分離フィルターは、液体だけでなく、細菌やウイルス等の病原物質も透過させないことが好ましい。
気液分離フィルターとしては、気体のみ透過させ、液体を透過させない、又は液体を透過しにくいものであれば特に制限なく用いることができ、例えばポリテトラフルオロエチレン膜であってもよい。気液分離フィルターは、撥水能を有する材料から構成されていてもよく、撥水処理されていてもよい。例えば、フィルターの表面に有機シランを塗布すること等により、フィルターを撥水処理することができる。
気液分離フィルターは、例えば接着剤でタンク130の内壁に固定してもよいし、例えば超音波融着等により固定してもよい。また、例えば、排気口にも気体透過フィルター(例、気液分離フィルター)を配置してダブルフィルター構成にしてもよい。
(流体デバイス)
以上、流体デバイスのタンク部分について説明してきたが、ここで、タンク130を備える流体デバイスについて説明する。図2は、一実施形態に係る流体デバイスを模式的に示した平面図である。流体デバイス200は、本実施形態の流体デバイスの一例であり、試料中の標的タンパク質(検出ターゲットである生体分子、粒子等)を検出するものである。本実施形態の流体デバイスは流体デバイス200に限られるものではない。
以上、流体デバイスのタンク部分について説明してきたが、ここで、タンク130を備える流体デバイスについて説明する。図2は、一実施形態に係る流体デバイスを模式的に示した平面図である。流体デバイス200は、本実施形態の流体デバイスの一例であり、試料中の標的タンパク質(検出ターゲットである生体分子、粒子等)を検出するものである。本実施形態の流体デバイスは流体デバイス200に限られるものではない。
図2に示す流体デバイス200は、基板210上に設けられた、インレット220と、検出部230と、インレット220と検出部230とを接続する流路240と、リザーバー250と、リザーバー250と検出部230とを接続する流路260と、流路260内の流体の流れを制御するバルブ270と、タンク280と、検出部230とタンク280とを接続する流路290とを備えている。タンク280は、上述したタンク130と同様の構成を備えている。流体デバイス200の材質としては、例えば、上述した流路やタンク130の材質と同様のものが挙げられる。
続いて、流体デバイス200を用いた標的タンパク質の検出工程について説明する。初期状態では、検出部230の所定面には標的タンパク質に特異的な第1の特異的結合物質が固定され、リザーバー250には標的タンパク質に特異的な第2の特異的結合物質を含む試薬が収容されており、バルブ270は閉じられている。リザーバー250に収容された第2の特異的結合物質は、例えば蛍光色素で標識されている。
まず、血清、血漿等のサンプル(試料)をインレット220に導入する。インレット220に導入されたサンプルは、流路240を通じて検出部230に導入される。サンプル中の標的タンパク質は、検出部230の内壁(所定面)に配置された第1の特異的結合物質によって捕捉される。ここで、特異的結合物質としては、抗原、抗体、アプタマー等が挙げられる。検出部230を通過したサンプルは、廃液として、流路290を通じてタンク280に収容される。
そして、インレット220から洗浄液を導入する。インレット220に導入された洗浄液は、流路240を通じて検出部230に導入される。検出部230に存在していた夾雑物は、洗浄液によって除去され、廃液として、流路290を通じてタンク280に収容される。
続いて、バルブ270を解放する。これにより、リザーバー250に収容された第2の特異的結合物質を含む試薬が流路260を通じて検出部230に導入される。その結果、検出部230の内壁の第1の特異的結合物質に捕捉された標的タンパク質に対して蛍光色素で標識された第2の特異的結合物質が結合する。検出部230を通過した未反応の第2の特異的結合物質は、流路290を通じてタンク280に収容される。
そして、インレット220から洗浄液を導入する。インレット220に導入された洗浄液は、流路240を通じて検出部230に導入される。検出部230に存在していた夾雑物は、洗浄液によって除去され、廃液として、流路290を通じてタンク280に収容される。
続いて、検出部230に検出装置から励起光を照射し、発生する蛍光の強度を検出装置によって測定する。これにより、サンプル中の標的タンパク質を検出(例、定量)することができる。蛍光強度の測定は、例えば、図示略の蛍光顕微鏡、光源及びパソコン等の制御部により行うことができる。
本実施形態の流体デバイスによれば、廃液等の液体をタンク280の容量一杯に収容することができる。なお、本実施形態の流体デバイスは、例えば、前処理として複数の溶液(例、試薬と標的タンパク質を含む試料)を混合或いは定量する流路(例、複数の溶液を混合するループ状流路を含む混合部等)を備え、該流路と検出部230とが接続されている構成であってもよい。
次に実施例を示して本実施形態を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
対照及び実験例1〜4の流体デバイスを作製した。対照の流体デバイスは、タンクを備えており、当該タンクは、排気口と、排気口を覆うようにタンクの内部に配置された気液分離フィルターとを備えていた。実験例1〜4の流体デバイスは、タンク(例、タンク130)を備えており、当該タンクは、排気口と、排気口を覆うようにタンクの内部に配置された気液分離フィルターと、タンクの内部に配置された吸収体(例、吸収体160)とを備えていた。
対照及び実験例1〜4の流体デバイスにおいて、気液分離フィルターとしては、ポリテトラフルオロエチレン膜(孔径100μm、厚さ100μm、耐水圧60kPa)を使用した。気液分離フィルターは、吸収体が配置される位置より排気口に近い位置に配置した。
対照の流体デバイスは吸収体を有しておらず、タンク内は空洞であった。
また、実験例1の流体デバイスでは、吸収体として、ポリビニルホルマール製のスポンジ(スポンジの平均孔径130μm)を使用した。また、このスポンジに水を最大限に吸収させた場合の自重比で示される水の保持力は10.9であった。
また、実験例2の流体デバイスでは、吸収体として、ポリビニルホルマール製のスポンジ(スポンジの平均孔径80μm)を使用した。また、このスポンジに水を最大限に吸収させた場合の自重比で示される水の保持力は9.7であった。
また、実験例3の流体デバイスでは、吸収体として、芯材がポリエステルであり、表面がポリビニルアルコールであるスポンジ(スポンジの平均孔径60μm)を使用した。また、このスポンジに水を最大限に吸収させた場合の自重比で示される水の保持力は6.1であった。
また、実験例4の流体デバイスでは、吸収体として、セルロース及びコットンを材質とする不織布を使用した。また、この不織布に水を最大限に吸収させた場合の自重比で示される水の保持力は12.3であった。
続いて、対照及び実験例1〜4の流体デバイスのタンクに液体(着色した水)を導入し、タンクに収容することができる液体の量を検討した。流体デバイスは、排気口が横(重力方向に垂直な方向)に位置する向きで使用した。また、液体のタンクへの導入は、排気口に吸引ポンプを接続して吸引することにより行った。
表1に、使用した吸収体の諸特性及び実験結果を示す。表1中、「PVFM」はポリビニルホルマールを表し、「PVA」はポリビニルアルコールを表す。吸収体の水の保持力は、吸収体に水を最大限に吸水させた場合の自重比で示す。タンクに収容することができた液体の量は、タンクの充填率(%)で示す。
表1に示すように、対照の流体デバイスにおけるタンク充填率は63.7%であった。これに対し、実験例1の流体デバイスにおけるタンク充填率は85.3%であり、対照の流体デバイスの約1.34倍のタンク充填率であった。
また、実験例2の流体デバイスにおけるタンク充填率は88.0%であり、対照の流体デバイスの約1.38倍のタンク充填率であった。
また、実験例3の流体デバイスにおけるタンク充填率は82.1%であり、対照の流体デバイスの約1.28倍のタンク充填率であった。
また、実験例4の流体デバイスにおけるタンク充填率は81.7%であり、対照の流体デバイスの約1.28倍のタンク充填率であった。
このように、タンクの内部に吸収体を配置した実験例1〜4の流体デバイスでは、排気口が横(重力方向に垂直な方向)に位置する向きで流体デバイスを使用しても、対照の流体デバイスよりも高いタンク充填率で液体を収容できることが明らかとなった。
図3は、実験例の流体デバイスのタンク部分を示す代表的な写真である。図3に示すように、実験例の流体デバイスは、タンク130を備えており、タンク130は、排気口140と、排気口を覆うようにタンクの内部に配置された気液分離フィルター150とタンクの内部に配置された吸収体160とを備えていた。図4では、排気口140が横(重力方向に垂直な方向)に位置する向きで流体デバイスが吸引ポンプに接続され、吸引することにより、流路120から液体(着色した水)がタンクの内部に導入されている様子を示す。
100,200…流体デバイス、110…液体、120,240,260,290…流路、125…流入口、130,280…タンク、140…排気口(吸引口)、150…気液分離フィルター、160…吸収体、170…第1の空間、180…第2の空間、210…基板、220…インレット、230…検出部、250…リザーバー、270…バルブ。
Claims (19)
- 液体が流れる流路を備える流体デバイスであって、
前記流路に接続され前記液体が収容されるタンクを備え、
前記タンクは、
気体が排出される排気口と、
前記排気口からの前記液体の流出を抑制する気液分離フィルターと、
前記タンクの内部に配置され、前記液体を吸収する吸収体と、を備える、
流体デバイス。 - 前記気液分離フィルターは、前記排気口の位置又は前記排気口に近い位置に配置される、請求項1に記載の流体デバイス。
- 前記排気口が形成された面と直交する方向視において、前記吸収体の少なくとも一部が前記気液分離フィルターに重なる位置に配置される、請求項1又は請求項2に記載の流体デバイス。
- 前記タンクの内部は、前記気液分離フィルターによって第1の空間と第2の空間とに分けられており、
前記排気口は前記第1の空間に設けられ、前記吸収体は前記第2の空間に配置されている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の流体デバイス。 - 前記気液分離フィルターは、前記吸収体が配置される位置より前記排気口に近い位置に配置される、請求項1から4のいずれか一項に記載の流体デバイス。
- 前記吸収体と前記気液分離フィルターとは、前記吸収体と前記気液分離フィルターとのうち前記吸収体の方が先に前記液体に接触する位置関係である、請求項1から5のいずれか一項に記載の流体デバイス。
- 前記吸収体は、吸水性ポリマーを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の流体デバイス。
- 前記吸収体は、前記気液分離フィルターにおける前記気体が透過する面に対向して配置される、請求項1から7のいずれか一項に記載の流体デバイス。
- 前記吸収体は、前記気液分離フィルターにおける膜状体の一面を覆うように配置される、請求項1から8のいずれか一項に記載の流体デバイス。
- 前記タンク内の気体を前記タンクの外部から吸引する吸引部に接続される吸引口を備え、前記排気口は、前記吸引口に接続されている、請求項1から9のいずれか一項に記載の流体デバイス。
- 前記タンクは、前記流路を流れる液体がタンク内に流入する流入口を備える、請求項1から10のいずれか一項に記載の流体デバイス。
- 前記吸収体と前記気液分離フィルターとは、前記流入口から前記排気口に向かって前記液体が流れる方向において、前記流入口に近い方から前記吸収体、前記気液分離フィルターの順に配置される、請求項11に記載の流体デバイス。
- 前記排気口が形成された面に直交する方向において、前記吸収体の少なくとも一部が前記流入口に近い位置に配置される、請求項11又は12に記載の流体デバイス。
- 前記吸収体は、前記流入口の近い位置に配置されている、請求項11又は12に記載の流体デバイス。
- 前記吸収体が界面活性剤又は湿潤剤で処理されている、請求項1から14のいずれか一項に記載の流体デバイス。
- 前記吸収体が、ポリビニルアセタール、ポリビニルアルコール又はセルロースを主成分として含有する、請求項1から15のいずれか一項に記載の流体デバイス。
- 前記気液分離フィルターが、ポリテトラフルオロエチレン膜である、請求項1から16のいずれか一項に記載の流体デバイス。
- 流路を備える流体デバイスであって、
気体が排気される排気口と前記流路に接続される流入口とを有し、前記流入口から流入する液体が収容されるタンクと、
前記排気口の位置又は前記排気口に近い位置に配置され、前記液体の流出を抑制する気液分離フィルターと、
前記気液分離フィルターを基準にして前記液体が流入する第1側と前記気体が排気される第2側とに分けられ、前記第1側に配置されて前記液体を吸収する吸収体と、
を備える流体デバイス。 - 前記排気口は前記第2側に配置されている、請求項18に記載の流体デバイス。
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