JPWO2017183602A1 - 被監視者監視システムおよび被監視者監視方法 - Google Patents

被監視者監視システムおよび被監視者監視方法 Download PDF

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Abstract

被監視者監視システムは、撮像部と、測定部と、記憶部と、第1の記憶処理部と、検出部と、第2の記憶処理部と、を備える。前記撮像部は、被監視者が寝ている状態で前記被監視者を撮影する。前記測定部は、前記撮影と並行して、寝ている前記被監視者の動き量を測定する。前記第1の記憶処理部は、寝ている前記被監視者の前記動き量が所定量以下の時間帯を記録時間帯に設定し、前記記録時間帯に前記撮像部によって撮影された前記被監視者の画像を、前記記憶部に記憶させる第1の処理をする。前記検出部は、前記第1の処理によって前記記憶部に記憶された画像を基に前記被監視者が寝ている姿勢である寝姿勢を検出する。第2の記憶処理部は、前記検出部が検出した前記寝姿勢を示す寝姿勢情報を、前記記憶部に記憶させる第2の処理をする。

Description

本発明は、例えば、看護を必要とする者や介護を必要とする者(以下、要看護者等)を、監視対象として監視する被監視者監視システム、及び、このシステムに適用される方法に関する。
我が国(日本)は、戦後の高度経済成長に伴う生活水準の向上、衛生環境の改善および医療水準の向上等によって、高齢化社会、より詳しくは、総人口に対する65歳以上の人口の割合である高齢化率が21%を超える超高齢化社会になっている。また、2005年では、総人口約1億2765万人に対し65歳以上の高齢者人口は、約2556万人であったのに対し、2020年では、総人口約1億2411万人に対し高齢者人口は、約3456万人となる予測もある。このような高齢化社会では、高齢化社会ではない通常の社会よりも、病気や怪我や高齢等による要看護者等の数の増加が見込まれる。
このような要看護者等は、病院や、老人福祉施設(日本の法令では老人短期入所施設、養護老人ホームおよび特別養護老人ホーム等)等の施設に入所し、その看護や介護を受ける。このような病院や老人福祉施設等の施設では、要看護者等が快適で安心して過ごせるように、例えば、看護師や介護士のような要看護者等の看護や介護をする者(以下、看護師等)は、定期的に巡視することによってその安否を確認している。しかしながら、日勤の時間帯に較べ、準夜勤や夜勤の時間帯では、看護師等の人数が減るため、一人当たりの業務負荷が増大するので、業務負荷の軽減が要請される。このため、近年では、要看護者等を、被監視者として監視(モニタ)する被監視者監視装置が研究、開発されている。
病院や老人福祉施設等の施設に収容されている要看護者等の中には、ベッド上で寝返りをすることが困難な者もおり、床ずれを防止するために、看護師等は、寝返り困難な要看護者等に対して必要に応じて、寝ている姿勢を変える作業をしている。また、寝返りができる要看護者等であっても、特定の姿勢(例えば、仰向き)で寝ている時間が長いとき、床ずれを起こすことがある。そこで、看護師等は、このような要看護者等に対しても必要に応じて、寝ている姿勢を変える作業をしている。
人が寝ている姿勢としては、仰向き、横向き、うつ伏せがある。要看護者等に対して、寝ている姿勢を変えるとき、特定の姿勢(例えば、仰向き)に集中しないように、寝ている姿勢を管理する必要がある。看護師等が、要看護者等の部屋に定期的に訪れて、寝ている姿勢を確認し、記録することは、看護師等にとって負担となる。
人が寝ている姿勢を自動的に検出できる装置を用いて、要看護者等の寝ている姿勢を記録すれば、看護師等の負担を少なくできる。このような装置として、人に取り付ける接触タイプと、人に取り付けない非接触タイプとがある。要看護者等が、認知症の場合、装置を勝手に取り外す可能性がある。このため、要看護者等の場合、非接触タイプが好ましい。
非接触タイプとして、例えば、特許文献1に開示された生体情報取得装置がある。この生体情報取得装置は、被検者にマイクロ波を照射し前記被検者で反射されたマイクロ波を検出する検出部と、前記検出部によって検出されたマイクロ波に含まれる呼吸成分を抽出する抽出部と、前記抽出部によって抽出された呼吸成分の信号強度に基づいて睡眠時の体位(仰向け、横向き、うつ伏せ)を判定する判定部と、を備える。
要看護者等の体型(やせ型は床ずれのリスクが高い)や、要看護者等の体の麻痺の有無(麻痺があれば床ずれのリスクが高い、麻痺の部分を圧迫する姿勢は床ずれのリスクが高い)等に応じて、寝ている姿勢を変える時間間隔、次に変えるべき姿勢等が異なる。一人の看護師等が多くの要看護者等をケアする介護の現場において、看護師等の負担を小さくするために、要看護者等が寝ている姿勢の管理を支援できる技術が望まれる。
特開2014−207934号公報
本発明の目的は、被監視者が寝ている姿勢の管理を支援できる被監視者監視システムおよび被監視者監視方法を提供することである。
上記目的を達成する本発明の第1局面にかかる被監視者監視システムは、撮像部と、測定部と、記憶部と、第1の記憶処理部と、検出部と、第2の記憶処理部と、を備える。前記撮像部は、被監視者が寝ている状態で前記被監視者を撮影する。前記測定部は、前記撮影と並行して、寝ている前記被監視者の動き量を測定する。前記第1の記憶処理部は、寝ている前記被監視者の前記動き量が所定量以下の時間帯を記録時間帯に設定し、前記記録時間帯に前記撮像部によって撮影された前記被監視者の画像を、前記記憶部に記憶させる第1の処理をする。前記検出部は、前記第1の処理によって前記記憶部に記憶された画像を基に前記被監視者が寝ている姿勢である寝姿勢を検出する。第2の記憶処理部は、前記検出部が検出した前記寝姿勢を示す寝姿勢情報を、前記記憶部に記憶させる第2の処理をする。
上記並びにその他の本発明の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な記載と添付図面から明らかになるであろう。
本実施形態における被監視者監視システムの構成を示す図である。 図1に示す被監視者監視システムにおけるセンサ装置の構成を示す図である。 図1に示す被監視者監視システムにおける管理サーバ装置の構成を示す図である。 本実施形態における被監視者監視システムの一つの機能を説明する説明図である。 被監視者が寝ている状態(仰向け)を示す模式図である。 被監視者が寝ている状態(うつ伏せ)を示す模式図である。 被監視者が寝ている状態(右横向き)を示す模式図である。 被監視者が寝ている状態(左横向き)を示す模式図である。 本実施形態における被監視者監視システムにおいて、被監視者の寝姿勢、及び、記録時間帯の被監視者の画像を記憶する動作について説明するフローチャートである。 体動を検出した場合におけるドップラ信号の一例を示す図である。 呼吸を検出した場合におけるドップラ信号の一例を示す図である。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
実施形態における被監視者監視システムは、監視すべき(見守るべき)監視対象(見守り対象)である被監視者(見守り対象者)を複数の装置を用いて監視するシステムであり、端末装置と、前記端末装置と通信可能に接続され、被監視者に関わる所定のイベント(事象)を検知して前記イベントを前記端末装置へ通知する被監視者監視装置とを備える。前記被監視者監視装置は、1個の装置で一体に構成されて良いが、本実施形態では、被監視者監視装置は、センサ装置と、前記センサ装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続される管理サーバ装置(中央処理装置)とを備えることで、2種類の各装置で別体に構成される。このセンサ装置は、被監視者に関わる前記所定のイベントを検知して前記管理サーバ装置へ通知(報知、送信)する。前記管理サーバ装置は、前記センサ装置から前記通知を受けると、前記通知を受けた前記イベントを管理するとともに前記イベントを前記センサ装置に対応付けられた所定の端末装置へ再通知(再報知、再送信)する。前記端末装置は、1種類の装置であって良いが、本実施形態では、前記端末装置は、固定端末装置と携帯端末装置との2種類の装置である。これら固定端末装置と携帯端末装置との主な相違は、固定端末装置が固定的に運用される一方、携帯端末装置が例えば看護師や介護士等の監視者(ユーザ)に携行されて運用される点であり、これら固定端末装置と携帯端末装置とは、略同様であるので、以下の実施形態では、携帯端末装置を主に説明する。
図1は、実施形態における被監視者監視システムMSの構成を示す図である。図2は、図1に示す前記被監視者監視システムMSにおけるセンサ装置SUの構成を示す図である。図3は、図1に示す被監視者監視システムMSにおける管理サーバ装置SVの構成を示す図である。
このような被監視者監視システムMSは、より具体的には、例えば、図1に示すように、1または複数のセンサ装置SU(SU−1〜SU−4)と、管理サーバ装置SVと、固定端末装置SPと、1または複数の携帯端末装置TA(TA−1、TA−2)と、構内交換機(PBX、Private Branch eXchange)CXとを備え、これらは、有線や無線で、LAN(Local Area Network)等の網(ネットワーク、通信回線)NWを介して通信可能に接続される。ネットワークNWには、通信信号を中継する例えばリピーター、ブリッジおよびルーター等の中継機が備えられても良い。図1に示す例では、これら複数のセンサ装置SU−1〜SU−4、管理サーバ装置SV、固定端末装置SP、複数の携帯端末装置TA−1、TA−2および構内交換機CXは、L2スイッチの集線装置(ハブ、HUB)LSおよびアクセスポイントAPを含む有線および無線の混在したLAN(例えばIEEE802.11規格に従ったLAN等)NWによって互いに通信可能に接続されている。より詳しくは、複数のセンサ装置SU−1〜SU−4、管理サーバ装置SV、固定端末装置SPおよび構内交換機CXは、集線装置LSに接続され、複数の携帯端末装置TA−1、TA−2は、アクセスポイントAPを介して集線装置LSに接続されている。そして、ネットワークNWは、TCP(Transimission Control Protocol)およびIP(Internet Protocol)等のインターネットプロトコル群が用いられることによっていわゆるイントラネットを構成する。
被監視者監視システムMSは、被監視者Obに応じて適宜な場所に配設される。被監視者(見守り対象者)Obは、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする者や、身体能力の低下等によって介護を必要とする者や、一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見と早期対処とを可能にする観点から、被監視者Obは、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合にその発見を必要としている者であることが好ましい。このため、被監視者監視システムMSは、被監視者Obの種類に応じて、病院、老人福祉施設および住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、被監視者監視システムMSは、複数の被監視者Obが入居する複数の居室RMや、ナースステーション等の複数の部屋を備える介護施設の建物に配設されている。
センサ装置SUは、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、TAと通信する通信機能等を備え、被監視者Obに関わる所定のイベントを検知してこの検知した前記イベントを管理サーバ装置SVへ通知し、端末装置SP、TAとの間で音声通話を行い、そして、動画を含む画像を生成して端末装置SP、TAへ動画を配信する装置である。前記所定のイベント(事象)は、好ましくは、対処(対応)が必要なイベントを含む。このようなセンサ装置SUは、例えば、図2に示すように、撮像部11、ドップラセンサ部12、センサ側制御処理部(SU制御処理部)13およびセンサ側通信インターフェース部(SU通信IF部)14を備える。
撮像部11は、SU制御処理部13に接続され、SU制御処理部13の制御に従って、画像(画像データ)を生成する装置である。前記画像には、静止画(静止画データ)および動画(動画データ)が含まれる。撮像部11は、被監視者Obが所在を予定している空間(所在空間、図1に示す例では配設場所の居室RM)を監視可能に配置され、前記所在空間を撮像対象としてその上方から撮像し、前記撮像対象を俯瞰した画像(画像データ)を生成し、前記撮像対象の画像(対象画像)をSU制御処理部13へ出力する。好ましくは、被監視者Ob全体を撮像できる蓋然性が高いことから、撮像部11は、被監視者Obが横臥する寝具(例えばベッド等)における、被監視者Obの頭部が位置すると予定されている予め設定された頭部予定位置(通常、枕の配設位置)の直上から撮像対象を撮像できるように配設される。センサ装置SUは、この撮像部11によって、被監視者Obを、被監視者Obの上方から撮像した画像、好ましくは前記頭部予定位置の直上から撮像した画像を取得する。
このような撮像部11は、可視光の画像を生成する装置であって良いが、比較的暗がりでも被監視者Obを監視できるように、本実施形態では、赤外線の画像を生成する装置である。このような撮像部11は、例えば、本実施形態では、撮像対象における赤外の光学像を所定の結像面上に結像する結像光学系、前記結像面に受光面を一致させて配置され、前記撮像対象における赤外の光学像を電気的な信号に変換するイメージセンサ、および、イメージセンサの出力を画像処理することで前記撮像対象における赤外の画像を表すデータである画像データを生成する画像処理部等を備えるデジタル赤外線カメラである。撮像部11の前記結像光学系は、本実施形態では、その配設された居室RM全体を撮像できる画角を持つ広角な光学系(いわゆる広角レンズ(魚眼レンズを含む))であることが好ましい。
ドップラセンサ部12は、被監視者Obにおける所定の体動を測定する装置である。ドップラセンサ部12は、送信波を送信し、物体で反射した送信波の反射波を受信し、送信波と反射波とに基づいてドップラ周波数成分のドップラ信号DSを出力する体動センサである。物体が動いている場合、いわゆるドップラ効果により物体の動いている速度に比例して反射波の周波数がシフトするため、送信波の周波数と反射波の周波数とに差(ドップラ周波数成分)が生じる。ドップラセンサ部12は、このドップラ周波数成分の信号をドップラ信号DSとして生成し、SU制御処理部13へ出力する。送信波は、超音波やマイクロ波等であって良いが、本実施形態では、マイクロ波である。マイクロ波は、着衣を透過して被監視者Obの体表で反射できるため、被監視者Obが衣服を着ていても体表の動きを検知でき、好ましい。
SU通信IF部14は、SU制御処理部13に接続され、SU制御処理部13の制御に従って通信を行うための通信回路である。SU通信IF部14は、SU制御処理部13から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この被監視者監視システムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号を、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、TAへ送信する。SU通信IF部14は、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、TAから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをSU制御処理部13が処理可能な形式のデータに変換してSU制御処理部13へ出力する。SU通信IF部14は、例えば、IEEE802.11規格等に従った通信インターフェース回路を備えて構成される。
SU制御処理部13は、センサ装置SUの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、被監視者Obに関わる所定のイベントを検知してこの検知した前記イベントを管理サーバ装置SVへ通知し、端末装置SP、TAとの間で音声通話を行い、そして、動画を含む画像を生成して端末装置SP、TAへ動画を配信するための回路である。SU制御処理部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路を備えて構成される。
図1には、一例として、4個の第1ないし第4センサ装置SU−1〜SU−4が示されており、第1センサ装置SU−1は、被監視者Obの一人であるAさんOb−1の居室RM−1(不図示)に配設され、第2センサ装置SU−2は、被監視者Obの一人であるBさんOb−2の居室RM−2(不図示)に配設され、第3センサ装置SU−3は、被監視者Obの一人であるCさんOb−3の居室RM−3(不図示)に配設され、そして、第4センサ装置SU−4は、被監視者Obの一人であるDさんOb−4の居室RM−4(不図示)に配設されている。
管理サーバ装置SVは、ネットワークNWを介して他の装置SU、SP、TAと通信する通信機能等を備え、センサ装置SUから、被監視者Obに関わる所定のイベントの通知を受信すると被監視者Obに対する監視に関する情報(監視情報)を管理する装置である。管理サーバ装置SVは、センサ装置SUから前記イベントの通知として第1イベント通知通信信号を受信すると、前記第1イベント通知通信信号に収容された各情報に基づいて、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を記憶(記録)し、そして、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を収容した通信信号(第2イベント通知通信信号)を、前記センサ装置SUに予め対応付けられた所定の端末装置SP、TAに送信する。このために、管理サーバ装置SVは、センサ装置SUから送信された第1イベント通知通信信号等の通知先(再通知先、再報知先、送信先)を示す、送信元であるセンサIDと通知先(再通知先)である端末IDとの対応関係(通知先対応関係)、および、その通信アドレスを記憶する。端末ID(端末装置識別子)は、端末装置SP、TAを特定し識別するための識別子である。そして、管理サーバ装置SVは、クライアント(本実施形態では固定端末装置SPおよび携帯端末装置TA等)の要求に応じたデータを前記クライアントに提供する。このような管理サーバ装置SVは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
図3を参照して、管理サーバ装置SVは、動き量演算部21、第1の判定部22、記憶部23、第1の記憶処理部24、寝姿勢判定部25、第2の記憶処理部26、第1の決定部27、第2の決定部28、第2の判定部29および第3の判定部30を備える。これらの機能ブロックについては、後で説明する。
図1を参照して、固定端末装置SPは、ネットワークNWを介して他の装置SU、SV、TAと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、および、所定の指示やデータを入力する入力機能等を備え、管理サーバ装置SVや携帯端末装置TAに与える所定の指示やデータを入力したり、センサ装置SUで得られた監視情報を表示したり等をすることによって、被監視者監視システムMSのユーザインターフェース(UI)として機能する装置である。このような固定端末装置SPは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。なお、前記端末装置の一例としての固定端末装置SPは、携帯端末装置TAと同様に動作するが、本明細書では、前記端末装置の他の一例である携帯端末装置TAについて説明される。
携帯端末装置TAは、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、SUと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、所定の指示やデータを入力する入力機能、および、音声通話を行う通話機能等を備え、管理サーバ装置SVやセンサ装置SUに与える所定の指示やデータを入力したり、管理サーバ装置SVからの通知によってセンサ装置SUで得られた監視情報(動画を含む)を表示したり、センサ装置SUとの間で音声通話によってナースコールの応答や声かけしたり等をするための機器である。
図4は、本実施形態における被監視者監視システムMSの一つの機能を説明する説明図である。図2〜図4を参照して、撮像部11は、被監視者Obが寝ている状態で被監視者Obの動画を撮影し、SU通信IF部14は、その動画データMDを管理サーバ装置SVに送信する。撮影時間は、例えば、24時間である。
動き量演算部21は、撮像部11による動画の撮影と並行して、動画データMD(画像データ)を用いて、寝ている被監視者Obの動き量を演算する。詳しく説明すると、動き量演算部21は、例えば、動画データMDを構成するフレームの中で、現在のフレームと、例えば、5秒前のフレームとの差分を算出し、画素値が異なっている画素の合計を算出し、この合計を動き量とする。このように、撮像部11および動き量演算部21は、寝ている被監視者Obの動き量を測定する測定部として機能する。
上記測定部は、寝ている被監視者Obの動き量を逐次測定する。例えば、所定時間毎(例えば、1秒毎)に動き量を測定する。第1の判定部22は、逐次測定された動き量が所定の閾値以下であるか否かを判定する。第1の記憶処理部24は、動き量が所定の閾値以下の時間帯(言い換えれば、寝ている被監視者Obの動き量が所定量以下の時間帯)を記録時間帯に設定し、記録時間帯に撮像部11によって撮影された被監視者Obの画像を、記憶部23に記憶させる第1の処理をする。図4に示す記号(⇔)で示される時間帯は、非記録時間帯である。非記録時間帯(⇔)と非記録時間帯(⇔)との間の時間帯が記録時間帯(例えば、時刻t2〜時刻t3の時間帯が記録時間帯)である。例えば、第1の記憶処理部24は、動き量が所定の閾値以下になったとき、第1の処理を開始し、動き量が所定の閾値を超えたとき、第1の処理を終了させる。
寝姿勢判定部25は、記録時間帯が経過後、動画データMD(画像データ)を用いて、被監視者Obの寝ている姿勢(寝姿勢)を判定する。このように、撮像部11および寝姿勢判定部25は、被監視者Obの寝姿勢を検出する検出部として機能する。寝姿勢の検出の仕方の一例を説明する。図5〜図8は、被監視者Obが寝ている状態を示す模式図であり、図5は、寝姿勢が仰向けの場合を示し、図6は、寝姿勢がうつ伏せの場合を示し、図7は、寝姿勢が右横向き場合を示し、図8は、寝姿勢が左横向き場合を示している。
図5〜図8を参照して、被監視者Obは、ベッド41上で寝ており、被監視者Obの頭部以外の身体には、布団45がかけられている。符号43は、枕を示す。上記検出部は、被監視者Obの頭部の肌色領域51と髪色領域53とに着目して、被監視者Obの寝姿勢を判定する。肌色領域51は、被監視者Obの顔の領域である。肌色領域51の色は、被監視者Obの顔の肌の色である。髪色領域53は、被監視者Obの頭部の髪の毛が生えている領域である。髪色領域53の色は、被監視者Obの頭部の髪の毛の色である。寝姿勢判定部25は、記録時間帯経過後の動画データMDを用いて、被監視者Obの頭部の画像領域を抽出する。例えば、円形や楕円形のハフ変換によって、又は、例えば、予め用意された頭部のモデルを用いたパターンマッチングによって、又は、例えば、頭部検出用に学習したニューラルネットワークによって、被監視者Obの頭部の画像領域が抽出される。次に、寝姿勢判定部25は、抽出した画像領域における肌色領域51と髪色領域53を抽出する。これらの領域は、色により区別することができる。
寝姿勢判定部25は、被監視者Obの頭部の画像領域において、左側部の大部分に髪色領域53が存在すれば、被監視者Obの寝姿勢が右横向きと判定する(図7)。寝姿勢判定部25は、被監視者Obの頭部の画像領域において、右側部の大部分に髪色領域53が存在すれば、被監視者Obの寝姿勢が左横向きと判定する(図8)。寝姿勢判定部25は、右横向きおよび左横向きのいずれにも該当せず、被監視者Obの頭部の画像領域において、肌色領域51が髪色領域53より大きければ、被監視者Obの寝姿勢が仰向きと判定する(図5)。寝姿勢判定部25は、右横向きおよび左横向きのいずれにも該当せず、被監視者Obの頭部の画像領域において、髪色領域53が肌色領域51より大きければ、被監視者Obの寝姿勢がうつ伏せと判定する(図6)。
なお、寝姿勢の検出は、背景技術で説明した特許文献1の技術を用いてもよい。
図2〜図4を参照して、第2の記憶処理部26は、寝姿勢判定部25によって判定された寝姿勢(すなわち、撮像部11および寝姿勢判定部25によって構成される上記検出部が検出した寝姿勢)を示す寝姿勢情報(仰向き、うつ伏せ、左横向き、右横向きのいずれかを示す情報)を、記憶部23に記憶させる第2の処理をする。図4に示す記号(↑)で示される寝姿勢が仰向きを示し、記号(↓)で示される寝姿勢がうつ伏せを示し、記号(←)で示される寝姿勢が左横向きを示し、記号(→)で示される寝姿勢が右横向きを示す。
本実施形態における被監視者監視システムMSにおいて、被監視者Obの寝姿勢、および、記録時間帯の被監視者Obの画像を記憶する動作について説明する。図9は、この動作を説明するフローチャートである。図4に示す痩せた人を例にして説明する。
図2および図9を参照して、撮像部11は、寝ている状態の被監視者Obの動画の撮影を開始し(ステップS21)、センサ装置SUは、撮影された動画の動画データMDを逐次、管理サーバ装置SVに送信する。
動き量演算部21(測定部の構成要素)は、動画データMDを用いて、被監視者Obの動き量を演算する(ステップS22)。
第1の判定部22は、ステップS22で演算された動き量を、図4に示す閾値TH1と比較し、動き量が閾値TH1以下であるか否かを判定する(ステップS23)。
第1の判定部22が、動き量が閾値TH1を超えると判定したとき(ステップS23でNo)、動き量演算部21は、ステップS22の処理を継続する。
第1の判定部22が、動き量が閾値TH1以下になったと判定したとき(ステップS23でYes)、第1の記憶処理部24は、被監視者Obの画像を記憶部23に記憶させる処理を開始する(ステップS24)。例えば、第1の判定部22は、図4に示す時刻t2の動き量が閾値TH1以下と判定したとき、第1の記憶処理部24は、動画データMDのうち、時刻t2のフレーム(画像)から、フレーム(画像)を記憶部23に記憶させる処理を開始する。
動き量演算部21は、時刻t2後の動画データMDを用いて、被監視者Obの動き量を演算する(ステップS25)。
第1の判定部22は、ステップS25で演算された動き量を、図4に示す閾値TH1と比較し、動き量が閾値TH1以下であるか否かを判定する(ステップS26)。
第1の判定部22が、動き量が閾値TH1以下と判定したとき(ステップS26でYes)、動き量演算部21は、ステップS25の処理を継続する。
第1の判定部22が、動き量が閾値TH1を超えると判定したとき(ステップS26でNo)、第1の記憶処理部24は、被監視者Obの画像を記憶部23に記憶させる処理を終了する(ステップS27)。例えば、第1の判定部22は、図4に示す時刻t3の動き量が閾値TH1を超えると判定したとき、第1の記憶処理部24は、動画データMDのうち、時刻t3のフレーム(画像)から、フレーム(画像)を記憶部23に記憶させる処理を中止する。記憶部23には、非記録時間帯T1と非記録時間帯T2との間の記録時間帯(時刻t2〜時刻t3の時間帯)の動画データMDが記憶される。
寝姿勢判定部25は、時刻t2以降の動画データMDを用いて、被監視者Obの寝姿勢を判定する(ステップS28)。図4を参照して、時刻t2後の寝姿勢は、仰向きと判定されている。
第2の記憶処理部26は、ステップS28で判定された寝姿勢を、記録時間帯(ここでは、時刻t2〜時刻t3の時間帯)の寝姿勢として記憶部23に記憶させる(ステップS29)。
そして、動き量演算部21は、時刻t3以降の動画データMDを用いて、被監視者Obの動き量を演算する(ステップS22)。以後は、これまでの説明と同様の処理が繰り返される。従って、図4を参照して、非記録時間帯T2と非記録時間帯T3との間の記録時間帯の動画データMDおよび寝姿勢、非記録時間帯T3と非記録時間帯T4との間の記録時間帯の動画データMDおよび寝姿勢、・・・・が、記憶部23に記憶される。
以上説明したように、第2の記憶処理部26が、ステップS29の処理(第2の処理)をすることにより、寝ている被監視者Obに対して、寝姿勢を時系列で記憶部23に記憶させることができる。これにより、記憶部23には、寝ている被監視者Obの寝姿勢の履歴が記憶されることになる。従って、監視者NS(看護者等)は、寝ている被監視者Obの部屋に定期的に行って、その被監視者Obの寝姿勢を記録する手間を省くことができるので、監視者NSの業務効率を改善することができる。また、監視者NSは、寝姿勢の履歴を見ることにより、過去の寝姿勢とこの寝姿勢が判定された時刻とが分かる。従って、監視者NSが被監視者Obの寝姿勢を次に変えるときに、次の寝姿勢に変えるタイミングの判断、および、次の寝姿勢をどの寝姿勢にすればよいかの判断の参考にすることができる。
寝ている被監視者Obの動画データMDの全てが記憶部23に記憶される場合、動画データMDのデータ量が大きくなるので、これに対応できる容量の記憶部23が必要となる。従って、記憶部23のコストが高くなる。これに対して、本実施形態によれば、記憶部23には、寝ている被監視者Obが安定していない時間帯を非記録時間帯(例えば、図4に示す非記録時間帯T1,T2,T3,T4)とし、この時間帯の動画データMD(無駄な動画データMD)が記憶されないので、記憶部23に必要とされる容量を小さくできる。従って、記憶部23のコストを低くすることができる。
本実施形態は、以下の機能1〜機能7を有する。
機能1から説明する。図1および図3を参照して、被監視者監視システムMSは、第1の入力部(不図示)を備える。第1の入力部は、管理サーバ装置SV、固定端末装置SP、携帯端末装置TAのいずれに備えられていてもよい。第1の入力部は、キーボード、マウス、タッチパネル等により実現される。
第1の判定部22は、被監視者監視システムMSのユーザ(例えば、監視者NS)によって、第1の入力部が操作されて、上記所定の閾値となる値が入力されたとき、入力された値を所定の閾値として、寝ている被監視者Obの動き量が所定の閾値以下であるか否かを判定する。
機能1によれば、被監視者監視システムMSのユーザが、所定の閾値を決定できる。ユーザは、被監視者Obの体型等を考慮し、所定の閾値となる値を決定する。
機能2を説明する。図1および図3を参照して、被監視者監視システムMSは、第2の入力部(不図示)を備える。第2の入力部は、管理サーバ装置SV、固定端末装置SP、携帯端末装置TAのいずれに備えられていてもよい。第2の入力部は、キーボード、マウス、タッチパネル等により実現される。
第1の決定部27は、被監視者監視システムMSのユーザ(例えば、監視者NS)によって、第2の入力部が操作されて被監視者Obについて、床ずれの発生に関する所定の特徴パラメータが入力されたとき、その特徴パラメータに基づいて、所定の閾値を決定する。
機能2によれば、被監視者監視システムMSのユーザが、被監視者Obの特徴パラメータを入力したとき、特徴パラメータに基づいて、所定の閾値が自動的に決定される。具体的に説明する。例えば、特徴パラメータは、被監視者Obの体型を示す情報とする。第1の決定部27は、被監視者Obの体型が痩せている場合、太っている場合と比べて、決定する所定の閾値を小さくする。図4を参照して、痩せている体型の閾値TH1は、太っている体型の閾値TH2より小さくされている。痩せている場合は、太っている場合と比べて、床ずれのリスクが高いので、詳しく観察できるようにする。
例えば、特徴パラメータは、被監視者Obが麻痺の症状を有するか否かの情報とする。第1の決定部27は、被監視者Obが麻痺の症状を有する場合、麻痺の症状を有さない場合と比べて、決定する所定の閾値を小さくする。麻痺の症状を有する場合は、麻痺の症状を有さない場合と比べて、床ずれのリスクが高いので、詳しく観察できるようにする。
例えば、特徴パラメータは、被監視者Obの麻痺の箇所を示す情報とする。第1の決定部27は、被監視者Obの麻痺の箇所が予め定められた箇所の場合、予め定められた箇所でない場合と比べて、決定する所定の閾値を小さくする。麻痺の箇所が予め定められた箇所の場合(体重がかかりやすい箇所、例えば、臀部)は、予め定められた箇所でない場合と比べて、床ずれのリスクが高いので、詳しく観察できるようにする。
機能3を説明する。図3を参照して、第1の記憶処理部24は、記録時間帯に撮像部11によって撮影された被監視者Obの全画像のうち、当該記録時間帯において、所定の時間間隔で選択した画像を記憶部23に記憶させる。具体的に説明すると、図4を参照して、第1の記憶処理部24は、記録時間帯T1の動画のうち、例えば、5秒間隔で選択した画像を記憶部23に記憶させ、記録時間帯T2の動画のうち、5秒間隔で選択した画像を記憶部23に記憶させ、記録時間帯T3の動画のうち、5秒間隔で選択した画像を記憶部23に記憶させ、以降の記録時間帯の動画についても同様の処理をする。
機能3によれば、記録時間帯の全画像が記憶部23に記憶されるのではなく、記録時間帯の中で、所定の時間間隔で選択した画像(記録時間帯の全画像の一部)を記憶部23に記憶させる。従って、記憶部23に記憶させる画像の量を抑制することができる。
機能4を説明する。図1および図3を参照して、被監視者監視システムMSは、第3の入力部(不図示)を備える。第3の入力部は、管理サーバ装置SV、固定端末装置SP、携帯端末装置TAのいずれに備えられていてもよい。第3の入力部は、キーボード、マウス、タッチパネル等により実現される。
第1の記憶処理部24は、被監視者監視システムMSのユーザによって、第3の入力部が操作されて、上記所定の時間間隔となる値が入力されたとき、入力された値を所定の時間間隔として選択した画像を記憶部23に記憶させる。
機能4によれば、被監視者監視システムMSのユーザが、所定の時間間隔を決定できる。ユーザは、被監視者Obの体型等を考慮し、所定の時間間隔となる値を決定する。例えば、痩せている人は、太っている人と比べて、床ずれのリスクが高いので、詳しく観察する必要がある。そこで、痩せている人は太っている人と比べて、所定の時間間隔を短くする。
機能5を説明する。図1および図3を参照して、被監視者監視システムMSは、第4の入力部(不図示)を備える。第4の入力部は、管理サーバ装置SV、固定端末装置SP、携帯端末装置TAのいずれに備えられていてもよい。第4の入力部は、キーボード、マウス、タッチパネル等により実現される。
第2の決定部28は、被監視者監視システムMSのユーザによって、第4の入力部が操作されて、被監視者Obについて、床ずれの発生に関する所定の特徴パラメータが入力されたとき、その特徴パラメータに基づいて、所定の時間間隔を決定する。
機能5によれば、被監視者監視システムMSのユーザが、被監視者Obの特徴パラメータを入力したとき、その特徴パラメータに基づいて、所定の時間間隔が自動的に決定される。具体的に説明する。例えば、特徴パラメータは、被監視者Obの体型を示す情報とする。第2の決定部28は、被監視者Obの体型が痩せている場合、太っている場合と比べて、決定する所定の時間間隔を短くする。痩せている場合は、太っている場合と比べて、床ずれのリスクが高いので、詳しく観察できるようにする。
例えば、特徴パラメータは、被監視者Obが麻痺の症状を有するか否かの情報とする。第2の決定部28は、被監視者Obが麻痺の症状を有する場合、麻痺の症状を有さない場合と比べて、決定する所定の時間間隔を短くする。麻痺の症状を有する場合は、麻痺の症状を有さない場合と比べて、床ずれのリスクが高いので、詳しく観察できるようにする。
例えば、特徴パラメータは、被監視者Obの麻痺の箇所を示す情報とする。第2の決定部28は、被監視者Obの麻痺の箇所が予め定められた箇所の場合、予め定められた箇所でない場合と比べて、決定する所定の時間間隔を短くする。麻痺の箇所が予め定められた箇所の場合(体重がかかりやすい箇所、例えば、臀部)は、予め定められた箇所でない場合と比べて、床ずれのリスクが高いので、詳しく観察できるようにする。
機能6を説明する。ドップラ信号を基にして、寝ている人間の体動(例えば、寝返り、四肢の動き)が検出できることは広く知られている。本願の出願人も、その技術を開示している(例えば、特願2015−035116号)。図10は、体動を検出した場合におけるドップラ信号の一例を示す図である。図11は、呼吸を検出した場合におけるドップラ信号の一例を示す図である。図10および図11は、ドップラ信号のグラフを示しており、グラフの横軸は、時間であり、グラフの縦軸は、出力値(信号レベル、振幅)である。
図10を参照して、体動は、ゆっくり動く胴体の動きと早く動く手足の動きが混在し、比較的大きな動作で非周期的な動きとなる。このような体の各部が様々な動きをする体動に対応するドップラ信号は、比較的大きな信号強度を持つ比較的広帯域な信号であり、比較的振幅が大きく時間経過に従って振幅が不規則に変化する信号となる。
図11を参照して、呼吸の動きは、胸部の上下動として現れ、比較的小さな動作で周期的な動きとなる。安静呼吸では、一般に、約12〜25回/分であり、約0.2Hz〜0.4Hzで胸部が上下動する。このような呼吸の動きに対応するドップラ信号は、比較的小さな信号強度を持つ比較的狭帯域な信号であり、比較的振幅が小さく時間経過に従って振幅が規則に変化する信号となる。
このように、寝ている人間の体動が検出されているときのドップラ信号は、寝ている人間が呼吸をしているときのドップラ信号と明らかに区別できるので、ドップラ信号を基にして、寝ている人間の体動を検出することができる。
図2および図3を参照して、ドップラセンサ部12は、寝ている被監視者Obに対して、送信波を送信し、寝ている被監視者Obで反射した送信波の反射波を受信し、送信波と反射波とに基づいてドップラ周波数成分のドップラ信号DSを生成する。SU通信IF部14は、ドップラ信号DSを、管理サーバ装置SVに送信する。第2の判定部29は、ドップラ信号DSを基にして、ドップラセンサ部12が被監視者Obの体動を検出したか否かを判定する。
第1の記憶処理部24は、動き量演算部21で演算された、寝ている被監視者Obの動き量が上記所定の閾値(例えば、図4に示す閾値TH1)以下であっても、ドップラセンサ部12が被監視者Obの体動を、所定量を超えて検出している時間帯に、撮像部11によって撮影された被監視者Obの動画(画像)を記憶部23に記憶しない。
撮像部11および動き量演算部21により構成される測定部(不図示)は、撮像部11が撮影した被監視者Obの画像に対して、上述した所定の画像処理をして、動き量を測定するが、動き量を上手く測定できないこともある。そこで、ドップラセンサ部12を補完的に適用し、たとえ、動き量が所定の閾値以下であっても、ドップラセンサ部12によって所定量以上の体動が検出されたとき、第1の記憶処理部24は、体動が検出されている時間帯に撮像部11によって撮影された被監視者の画像を記憶部23に記憶しない。
機能7を説明する。図3を参照して、第3の判定部30は、被監視者Obが寝ている姿勢か否かを判定する。被監視者Obが寝ている姿勢でないと判定されたとき、動き量が所定の閾値(所定量)以下であっても、第1の記憶処理部24は第1の処理をせず、かつ、第2の記憶処理部26は第2の処理をしない。
被監視者Obが寝ている姿勢か否かの判定は、公知の方法を用いることができる。例えば、第3の判定部30は、動画データMDに含まれるフレーム(画像)から被監視者Obの頭部の画像を抽出し、頭部の画像のサイズが所定値より小さければ、被監視者Obが寝ている姿勢と判定し、頭部の画像のサイズが所定値以上であれば、被監視者Obが座っている姿勢と判定する。
被監視者Obが寝ている姿勢以外のときの画像(例えば、ベッド上で座っているときの画像)は、床ずれ防止と関係がなく、無駄な画像である。被監視者Obが寝ている姿勢以外のとき、被監視者Obが寝ている姿勢の判定はできない。そこで、機能7によれば、被監視者Obが寝ている姿勢以外のとき、たとえ、被監視者Obの動き量が所定の閾値以下でも、上述した第1の処理および第2の処理をしない。機能7によれば、被監視者Obが安定して寝ている姿勢以外の画像が記憶部23に記憶されることを防止できるので、記憶部23に必要とされる容量を小さくできる。従って、記憶部23のコストを低くすることができる。
(実施形態の纏め)
本実施形態の第1局面にかかる被監視者監視システムは、被監視者が寝ている状態で前記被監視者を撮影する撮像部と、前記撮影と並行して、寝ている前記被監視者の動き量を測定する測定部と、記憶部と、寝ている前記被監視者の前記動き量が所定量以下の時間帯を記録時間帯に設定し、前記記録時間帯に前記撮像部によって撮影された前記被監視者の画像を、前記記憶部に記憶させる第1の処理をする第1の記憶処理部と、前記第1の処理によって前記記憶部に記憶された画像を基に前記被監視者が寝ている姿勢である寝姿勢を検出する検出部と、前記検出部が検出した前記寝姿勢を示す寝姿勢情報を、前記記憶部に記憶させる第2の処理をする第2の記憶処理部と、を備える。
被監視者の床ずれ防止のためには、正確な寝姿勢を把握することが重要である。本実施形態の第1局面にかかる被監視者監視システムによれば、第1の記憶処理部が、第1の処理をすることにより、被監視者が安定して寝ている時間帯(記録時間帯)の画像が記憶部に記憶される。
また、第2の記憶処理部が、第2の処理をすることにより、寝ている被監視者の寝姿勢を記憶部に記憶させることができる。従って、監視者は、寝ている被監視者の部屋に定期的に行って、その被監視者の寝姿勢を記録する手間を省くことができるので、監視者の業務効率を改善することができる。
以上説明したように、本実施形態の第1局面にかかる被監視者監視システムによれば、被監視者が寝ている姿勢の管理を支援することができる。
上記構成において、前記測定部は、前記動き量を逐次測定し、前記被監視者監視システムは、さらに、逐次測定された前記動き量が所定の閾値以下であるか否かを判定する第1の判定部を備え、前記第1の記憶処理部は、前記動き量が前記所定の閾値以下の時間帯を前記記録時間帯に設定し、前記第1の処理をする。
この構成は、記録時間帯の特定の仕方の例である。測定部は、動き量を逐次測定する。例えば、所定時間毎(例えば、1秒毎)に動き量を測定する。第1の判定部は、逐次測定された動き量が所定の閾値以下であるか否かを判定する。第1の記憶処理部は、動き量が所定の閾値以下の時間帯を記録時間帯に設定し、第1の処理をする。
上記構成において、第1の入力部をさらに備え、前記第1の判定部は、前記動き量が、前記第1の入力部が操作され入力された前記所定の閾値以下であるか否かを判定する。
この構成によれば、被監視者監視システムのユーザ(例えば、監視者)が、所定の閾値を決定できる。ユーザは、被監視者の体型等を考慮し、所定の閾値となる値を決定する。例えば、痩せている人は、太っている人と比べて、床ずれのリスクが高いので、詳しく観察をする必要がある。そこで、痩せている人は太っている人と比べて、所定の閾値を小さくする。
上記構成において、第2の入力部と、前記第2の入力部が操作され入力された前記被監視者に関する所定の特徴パラメータ(床ずれの発生に関する所定の特徴パラメータ)に基づいて、前記所定の閾値を決定する第1の決定部と、をさらに備える。
この構成によれば、被監視者監視システムのユーザが、被監視者の特徴パラメータを入力したとき、特徴パラメータに基づいて、所定の閾値が自動的に決定される。具体的に説明する。例えば、前記特徴パラメータは、前記被監視者の体型を示す情報とする。前記第1の決定部は、前記被監視者の体型が痩せている場合、太っている場合と比べて、決定する前記所定の閾値を小さくする。例えば、前記特徴パラメータは、前記被監視者が麻痺の症状を有するか否かの情報とする。前記第1の決定部は、前記被監視者が麻痺の症状を有する場合、麻痺の症状を有さない場合と比べて、決定する前記所定の閾値を小さくする。例えば、前記特徴パラメータは、前記被監視者の麻痺の箇所を示す情報とする。前記第1の決定部は、前記被監視者の麻痺の箇所が予め定められた箇所(例えば、臀部)の場合、前記予め定められた箇所でない場合と比べて、決定する前記所定の閾値を小さくする。いずれも、床ずれのリスクが高い場合は、床ずれのリスクが高くない場合と比べて、所定の閾値を小さくし、詳しく観察できるようにする。
上記構成において、前記第1の記憶処理部は、前記第1の処理として、前記記録時間帯に前記撮像部によって撮影された前記被監視者の全画像のうち、当該記録時間帯において、所定の時間間隔で選択した画像を前記記憶部に記憶させる。
この構成は、記録時間帯の全画像を記憶部に記憶させるのではなく、記録時間帯の中で、所定の時間間隔(例えば、5秒間隔)で選択した画像を記憶部に記憶させる。従って、記憶部に記憶させる画像の量を抑制することができる。
上記構成において、第3の入力部をさらに備え、前記第1の記憶処理部は、前記第3の入力部が操作され入力された前記所定の時間間隔に基づいて選択した画像を前記記憶部に記憶させる。
この構成によれば、被監視者監視システムのユーザが、所定の時間間隔を決定できる。ユーザは、被監視者の体型等を考慮し、所定の時間間隔となる値を決定する。例えば、痩せている人は、太っている人と比べて、床ずれのリスクが高いので、詳しく観察をする必要がある。そこで、痩せている人は太っている人と比べて、所定の時間間隔を短くする。
上記構成において、第4の入力部と、前記第4の入力部が操作され入力された前記被監視者に関する所定の特徴パラメータ(床ずれの発生に関する所定の特徴パラメータ)に基づいて、前記所定の時間間隔を決定する第2の決定部と、をさらに備える。
この構成によれば、被監視者監視システムのユーザが、被監視者の特徴パラメータを入力したとき、特徴パラメータに基づいて、所定の時間間隔が自動的に決定される。具体的に説明する。例えば、前記特徴パラメータは、前記被監視者の体型を示す情報とする。第2の決定部は、前記被監視者の体型がやせている場合、太っている場合と比べて、決定する前記所定の時間間隔を短くする。例えば、前記特徴パラメータは、前記被監視者が麻痺の症状を有するか否かの情報とする。前記第2の決定部は、前記被監視者が麻痺の症状を有する場合、麻痺の症状を有さない場合と比べて、決定する前記所定の時間間隔を短くする。例えば、前記特徴パラメータは、前記被監視者の麻痺の箇所を示す情報とする。前記第2の決定部は、前記被監視者の麻痺の箇所が予め定められた箇所の場合、前記予め定められた箇所でない場合と比べて、決定する前記所定の時間間隔を短くする。いずれも、床ずれのリスクが高い場合は、床ずれのリスクが高くない場合と比べて、所定の時間間隔を短くし、詳しく観察できるようにする。
上記構成において、送信波と前記送信波の反射波とに基づいてドップラ周波数成分のドップラ信号を出力するドップラセンサ部と、前記ドップラセンサ部から出力されたドップラ信号を基にして、前記被監視者に体動が発生したか否かを判定する第2の判定部と、をさらに備え、前記測定部は、前記撮像部が撮影した前記被監視者の画像に対して、所定の画像処理をして、前記動き量を測定し、前記第1の記憶処理部は、前記動き量が前記所定量以下であっても、前記体動が発生している時間帯に、前記撮像部によって撮影された前記被監視者の画像を前記記憶部に記憶しない。
測定部は、撮像部が撮影した被監視者の画像に対して、所定の画像処理をして、動き量を測定するが、動き量を上手く測定できないこともある。そこで、ドップラセンサを補完的に適用し、たとえ、動き量が所定量以下であっても、ドップラセンサによって所定量を超える体動が検出されたとき、第1の記憶処理部は、体動が検出されている時間帯に、撮像部によって撮影された被監視者の画像を記憶部に記憶しない。
上記構成において、前記被監視者が寝ている姿勢か否かを判定する第3の判定部と、前記被監視者が寝ている姿勢でないと判定されたとき、前記動き量が前記所定量以下でも、前記第1の記憶処理部は前記第1の処理をせず、かつ、前記第2の記憶処理部は前記第2の処理をしない。
被監視者が寝ている姿勢以外のときの画像(例えば、ベッド上で座っているときの画像)は、床ずれ防止と関係がなく、無駄な画像である。被監視者が寝ている姿勢以外のとき、被監視者が寝ている姿勢の判定はできない。そこで、この構成によれば、被監視者が寝ている姿勢以外のとき、たとえ、被監視者の動き量が所定量以下であっても、第1の処理および第2の処理をしない。この構成によれば、被監視者が安定して寝ている姿勢以外の画像が記憶部に記憶されることを防止できるので、記憶部に必要とされる容量を小さくできる。従って、記憶部のコストを低くすることができる。
本実施形態の第2局面にかかる被監視者監視方法は、被監視者が寝ている状態で前記被監視者を撮影する第1のステップと、前記第1のステップと並行して、寝ている前記被監視者の動き量を測定する第2のステップと、寝ている前記被監視者の前記動き量が所定量以下の時間帯を記録時間帯に設定し、前記記録時間帯に、前記第1のステップによって撮影された前記被監視者の画像を、記憶部に記憶させる第1の処理をする第3のステップと、前記第1の処理によって前記記憶部に記憶された画像を基に前記被監視者が寝ている姿勢である寝姿勢を検出する第4のステップと、前記第4のステップによって検出された前記寝姿勢を示す寝姿勢情報を、前記記憶部に記憶させる第2の処理をする第5のステップと、を備える。
本実施形態の第2局面にかかる被監視者監視方法は、本実施形態の第1局面にかかる被監視者監視システムを方法の観点から規定しており、本実施形態の第1局面にかかる被監視者監視システムと同様の作用効果を有する。
この出願は、2016年4月19日に出願された日本国特許出願特願2016−083456を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
本発明によれば、被監視者監視システムおよび被監視者監視方法を提供することができる。

Claims (15)

  1. 被監視者が寝ている状態で前記被監視者を撮影する撮像部と、
    前記撮影と並行して、寝ている前記被監視者の動き量を測定する測定部と、
    記憶部と、
    寝ている前記被監視者の前記動き量が所定量以下の時間帯を記録時間帯に設定し、前記記録時間帯に前記撮像部によって撮影された前記被監視者の画像を、前記記憶部に記憶させる第1の処理をする第1の記憶処理部と、
    前記第1の処理によって前記記憶部に記憶された画像を基に前記被監視者が寝ている姿勢である寝姿勢を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した前記寝姿勢を示す寝姿勢情報を、前記記憶部に記憶させる第2の処理をする第2の記憶処理部と、を備える被監視者監視システム。
  2. 前記測定部は、前記動き量を逐次測定し、
    前記被監視者監視システムは、さらに、逐次測定された前記動き量が所定の閾値以下であるか否かを判定する第1の判定部を備え、
    前記第1の記憶処理部は、前記動き量が前記所定の閾値以下の時間帯を前記記録時間帯に設定し、前記第1の処理をする請求項1に記載の被監視者監視システム。
  3. 第1の入力部をさらに備え、
    前記第1の判定部は、前記動き量が、前記第1の入力部が操作され入力された前記所定の閾値以下であるか否かを判定する請求項2に記載の被監視者監視システム。
  4. 第2の入力部と、
    前記第2の入力部が操作され入力された前記被監視者に関する所定の特徴パラメータに基づいて、前記所定の閾値を決定する第1の決定部と、をさらに備える請求項2に記載の被監視者監視システム。
  5. 前記特徴パラメータは、前記被監視者の体型を示す情報であり、
    前記第1の決定部は、前記被監視者の体型が痩せている場合、太っている場合と比べて、決定する前記所定の閾値を小さくする請求項4に記載の被監視者監視システム。
  6. 前記特徴パラメータは、前記被監視者が麻痺の症状を有するか否かの情報であり、
    前記第1の決定部は、前記被監視者が麻痺の症状を有する場合、麻痺の症状を有さない場合と比べて、決定する前記所定の閾値を小さくする請求項4に記載の被監視者監視システム。
  7. 前記特徴パラメータは、前記被監視者の麻痺の箇所を示す情報であり、
    前記第1の決定部は、前記被監視者の麻痺の箇所が予め定められた箇所の場合、前記予め定められた箇所でない場合と比べて、決定する前記所定の閾値を小さくする請求項4に記載の被監視者監視システム。
  8. 前記第1の記憶処理部は、前記第1の処理として、前記記録時間帯に前記撮像部によって撮影された前記被監視者の全画像のうち、当該記録時間帯において、所定の時間間隔で選択した画像を前記記憶部に記憶させる請求項1〜7のいずれか一項に記載の被監視者監視システム。
  9. 第3の入力部をさらに備え、
    前記第1の記憶処理部は、前記第3の入力部が操作され入力された前記所定の時間間隔に基づいて選択した画像を前記記憶部に記憶させる請求項8に記載の被監視者監視システム。
  10. 第4の入力部と、
    前記第4の入力部が操作され入力された前記被監視者に関する所定の特徴パラメータに基づいて、前記所定の時間間隔を決定する第2の決定部と、をさらに備える請求項8に記載の被監視者監視システム。
  11. 前記特徴パラメータは、前記被監視者の体型を示す情報であり、
    前記第2の決定部は、前記被監視者の体型がやせている場合、太っている場合と比べて、決定する前記所定の時間間隔を短くする請求項10に記載の被監視者監視システム。
  12. 前記特徴パラメータは、前記被監視者が麻痺の症状を有するか否かの情報であり、
    前記第2の決定部は、前記被監視者が麻痺の症状を有する場合、麻痺の症状を有さない場合と比べて、決定する前記所定の時間間隔を短くする請求項10に記載の被監視者監視システム。
  13. 前記特徴パラメータは、前記被監視者の麻痺の箇所を示す情報であり、
    前記第2の決定部は、前記被監視者の麻痺の箇所が予め定められた箇所の場合、前記予め定められた箇所でない場合と比べて、決定する前記所定の時間間隔を短くする請求項10に記載の被監視者監視システム。
  14. 前記被監視者が寝ている姿勢か否かを判定する第3の判定部と、
    前記被監視者が寝ている姿勢でないと判定されたとき、前記動き量が前記所定量以下でも、前記第1の記憶処理部は前記第1の処理をせず、かつ、前記第2の記憶処理部は前記第2の処理をしない請求項1〜13のいずれか一項に記載の被監視者監視システム。
  15. 被監視者が寝ている状態で前記被監視者を撮影する第1のステップと、
    前記第1のステップと並行して、寝ている前記被監視者の動き量を測定する第2のステップと、
    寝ている前記被監視者の前記動き量が所定量以下の時間帯を記録時間帯に設定し、前記記録時間帯に、前記第1のステップによって撮影された前記被監視者の画像を、記憶部に記憶させる第1の処理をする第3のステップと、
    前記第1の処理によって前記記憶部に記憶された画像を基に前記被監視者が寝ている姿勢である寝姿勢を検出する第4のステップと、
    前記第4のステップによって検出された前記寝姿勢を示す寝姿勢情報を、前記記憶部に記憶させる第2の処理をする第5のステップと、を備える被監視者監視方法。
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