JPWO2017183309A1 - 端末装置、基地局装置、および、通信方法 - Google Patents

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Abstract

効率的にランダムアクセス手順を実行することができる端末装置(1)は、PDCCHオーダに基づいてランダムアクセス手順を開始する媒体アクセス制御層処理部(15)と、PRACH(physical random access channel)を用いてランダムアクセスプリアンブルを送信する送信部(10)と、送信カウンタに基づいて前記ランダムアクセスプリアンブルの送信のための送信電力をセットする送信電力制御部(17)と、を備え、前記送信カウンタは前記PDCCHオーダに含まれる第1の情報と第2の情報とに少なくとも基づいて設定され、前記第1の情報は、前記ランダムアクセスプリアンブルを示すために用いられ、前記第2の情報は、前記PRACHのリソースを選択するために用いられる。

Description

本発明の一態様は、端末装置、基地局装置、および、通信方法に関する。
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution (LTE: 登録商標)」、または、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access : EUTRA」と称する。)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project: 3GPP)において検討されている。LTEでは、基地局装置をeNodeB(evolved NodeB)、端末装置をUE(User Equipment)とも称する。LTEは、基地局装置がカバーするエリアをセル状に複数配置するセルラー通信システムである。単一の基地局装置は複数のセルを管理してもよい。
LTEリリース13において、端末装置が複数のサービングセル(コンポーネントキャリア)において同時に送信、および/または、受信を行う技術であるキャリアアグリゲーションが仕様化されている(非特許文献1、2、3、4、5)。LTEリリース14において、ライセンス補助アクセス(LAA: Licensed Assisted Access)の機能拡張、および、アンライセンスバンド(unlicensed band)における上りリンクキャリアを用いたキャリアアグリゲーションが検討されている(非特許文献6)。また、非特許文献6において、アンライセンスバンドにおける上りリンクキャリアを用いたPRACH(Physical Random Access Channel)の送信が検討されている。
"3GPP TS 36.211 V13.1.0 (2016-03)", 29th March, 2016. "3GPP TS 36.212 V13.1.0 (2016-03)", 29th March, 2016. "3GPP TS 36.213 V13.1.1 (2016-03)", 31th March, 2016. "3GPP TS 36.300 V13.2.0 (2015-12)", 13th January, 2015. "3GPP TS 36.321 V13.0.0 (2015-12)", 14th January, 2016. "New Work Item on enhanced LAA for LTE", RP-152272, Ericsson, Huawei, 3GPP TSG RAN Meeting#70, Sitges, Spain, 7th - 10th December 2015.
本発明の一態様は、効率的にランダムアクセス手順を実行することができる端末装置、該端末装置に用いられる通信方法、該端末装置に実装される集積回路、効率的にランダムアクセス手順を実行することができる基地局装置、該基地局装置に用いられる通信方法、および、該基地局装置に実装される集積回路を提供する。
(1)本発明の態様は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の第1の態様は、端末装置であって、PDCCH(physical downlink control channel)オーダに基づいてランダムアクセス手順を開始する媒体アクセス制御層処理部と、PRACH(physical random access channel)を用いてランダムアクセスプリアンブルを送信する送信部と、送信カウンタに基づいて、前記ランダムアクセスプリアンブルの送信のための送信電力をセットする送信電力制御部と、を備え、前記送信カウンタは、前記PDCCHオーダに含まれる第1の情報と第2の情報とに少なくとも基づいて設定され、前記第1の情報は、前記ランダムアクセスプリアンブルを示すために用いられ、前記第2の情報は、前記PRACHのリソースを選択するために用いられる。
(2)本発明の第2の態様は、基地局装置であって、ランダムアクセス手順の開始を指示するPDCCH(physical downlink control channel)オーダを送信する送信部と、PRACH(physical random access channel)を用いてランダムアクセスプリアンブルを受信する受信部と、を備え、前記ランダムアクセスプリアンブルの送信のための送信電力は、端末装置によって送信カウンタに基づいてセットされ、前記送信カウンタは、前記PDCCHオーダに含まれる第1の情報と第2の情報とに少なくとも基づいて設定され、前記第1の情報は、前記ランダムアクセスプリアンブルを示すために用いられ、前記第2の情報は、前記PRACHのリソースを選択するために用いられる。
(3)本発明の第3の態様は、端末装置に用いられる通信方法であって、PDCCH(physical downlink control channel)オーダに基づいてランダムアクセス手順を開始し、PRACH(physical random access channel)を用いてランダムアクセスプリアンブルを送信し、送信カウンタに基づいて、前記ランダムアクセスプリアンブルの送信のための送信電力をセットし、前記送信カウンタは、前記PDCCHオーダに含まれる第1の情報と第2の情報とに少なくとも基づいて設定され、前記第1の情報は、前記ランダムアクセスプリアンブルを示すために用いられ、前記第2の情報は、前記PRACHのリソースを選択するために用いられる。
(4)本発明の第4の態様は、基地局装置に用いられる通信方法であって、ランダムアクセス手順の開始を指示するPDCCH(physical downlink control channel)オーダを送信し、PRACH(physical random access channel)を用いてランダムアクセスプリアンブルを受信し、前記ランダムアクセスプリアンブルの送信のための送信電力は、端末装置によって送信カウンタに基づいてセットされ、前記送信カウンタは、前記PDCCHオーダに含まれる第1の情報と第2の情報とに少なくとも基づいて設定され、前記第1の情報は、前記ランダムアクセスプリアンブルを示すために用いられ、前記第2の情報は、前記PRACHのリソースを選択するために用いられる。
この発明によれば、端末装置は効率的にランダムアクセス手順を実行することができる。また、基地局装置は効率的にランダムアクセス手順を実行することができる。
本実施形態の無線通信システムの概念図である。 本実施形態の無線フレームの概略構成を示す図である。 本実施形態における非コンテンションベースランダムアクセス手順の一例を示す図である。 本実施形態におけるRAPタイプ1の一例を示す図である。 本実施形態におけるRAPタイプ2の一例を示す図である。 本実施形態の端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態の基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の無線通信システムの概念図である。図1において、無線通信システムは、端末装置1A〜1C、および基地局装置3を具備する。以下、端末装置1A〜1Cを端末装置1という。
以下、キャリアアグリゲーションについて説明する。
本実施形態では、端末装置1は、複数のサービングセルが設定される。端末装置1が複数のサービングセルを介して通信する技術をセルアグリゲーション、またはキャリアアグリゲーションと称する。端末装置1に対して設定される複数のサービングセルのそれぞれにおいて、本発明の一態様が適用されてもよい。また、設定された複数のサービングセルの一部において、本発明の一態様が適用されてもよい。また、設定された複数のサービングセルのグループのそれぞれにおいて、本発明の一態様が適用されてもよい。また、設定された複数のサービングセルのグループの一部において、本発明の一態様が適用されてもよい。
複数のサービングセルは、少なくとも1つのプライマリセルを含む。複数のサービングセルは、1つ、または、複数のセカンダリセルを含んでもよい。複数のサービングセルは、1つ、または、複数のLAA(Licensed Assisted Access)セルを含んでもよい。LAAセルを、LAAセカンダリセルとも称する。
プライマリセルは、初期コネクション確立(initial connection establishment)手順が行なわれたサービングセル、コネクション再確立(connection re-establishment)手順を開始したサービングセル、または、ハンドオーバ手順においてプライマリセルと指示されたセルである。RRC(Radio Resource Control)コネクションが確立された時点、または、後に、セカンダリセル、および/または、LAAセルが設定されてもよい。
プライマリセルは、ライセンスバンド(licensed band)に含まれてもよい。LAAセルは、アンライセンスバンド(unlicensed band)に含まれてもよい。セカンダリセルは、ライセンスバンド、および、アンライセンスバンドの何れに含まれてもよい。
下りリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアを下りリンクコンポーネントキャリアと称する。上りリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアを上りリンクコンポーネントキャリアと称する。下りリンクコンポーネントキャリア、および、上りリンクコンポーネントキャリアを総称して、コンポーネントキャリアと称する。
端末装置1は、複数のサービングセル(コンポーネントキャリア)において同時に複数の物理チャネルでの送信、および/または受信を行うことができる。1つの物理チャネルは、複数のサービングセル(コンポーネントキャリア)のうち1つのサービングセル(コンポーネントキャリア)において送信される。
本実施形態の物理チャネルおよび物理信号について説明する。
図1において、端末装置1から基地局装置3への上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理チャネルが用いられる。上りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PUCCH(Physical Uplink Control Channel)
・PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)
・PRACH(Physical Random Access Channel)
PUCCHは、上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)を送信するために用いられる。
PUSCHは、上りリンクデータ(Transport block, Uplink-Shared Channel: UL-SCH)を送信するために用いられる。また、PUSCHは、上りリンクデータと共に上りリンク制御情報を送信するために用いられてもよい。
PRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために用いられる。
図1において、上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理シグナルが用いられる。上りリンク物理シグナルは、上位層から出力された情報を送信するために使用されないが、物理層によって使用される。
・上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal: UL RS)
本実施形態において、以下の2つのタイプの上りリンク参照信号が用いられる。
・DMRS(Demodulation Reference Signal)
・SRS(Sounding Reference Signal / Sounding Reference Symbol)
DMRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連する。DMRSは、PUSCHまたはPUCCHと時間多重される。基地局装置3は、PUSCHまたはPUCCHの伝搬路補正を行なうためにDMRSを使用する。
SRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連しない。基地局装置3は、チャネル状態の測定のためにSRSを用いてもよい。
図1において、基地局装置3から端末装置1への下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。下りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PDCCH(Physical Downlink Control Channel)
・PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)
PDCCHは、下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信するために用いられる。下りリンク制御情報を、DCIフォーマットとも称する。下りリンク制御情報は、下りリンクグラント(downlink grant)および上りリンクグラント(uplink grant)を含む。下りリンクグラントは、下りリンクアサインメント(downlink assignment)または下りリンク割り当て(downlink allocation)とも称する。
下りリンクグラントは、単一のセル内の単一のPDSCHのスケジューリングに用いられる。下りリンクグラントは、該下りリンクグラントが送信されたサブフレームと同じサブフレーム内のPDSCHのスケジューリングに用いられる。
上りリンクグラントは、単一のセル内の単一のPUSCHのスケジューリングに用いられる。上りリンクグラントは、該上りリンクグラントが送信されたサブフレームより4つ以上後のサブフレーム内の単一のPUSCHのスケジューリングに用いられる。上りリンクグラントは、PUSCHに対するTPCコマンドを含む。
PDSCHは、下りリンクデータ(transport block, Downlink Shared Channel: DL-SCH)を送信するために用いられる。
UL−SCHおよびDL−SCHは、トランスポートチャネルである。媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層で用いられるチャネルをトランスポートチャネルと称する。MAC層で用いられるトランスポートチャネルの単位を、トランスポートブロック(transport block: TB)またはMAC PDU(Protocol Data Unit)とも称する。
以下、本実施形態の無線フレーム(radio frame)の構成について説明する。
図2は、本実施形態の無線フレームの概略構成を示す図である。図2において、横軸は時間軸である。無線フレームのそれぞれは、10ms長である。また、無線フレームのそれぞれは10のサブフレームから構成される。サブフレームのそれぞれは、1ms長であり、2つの連続するスロットによって定義される。スロットのそれぞれは、0.5ms長である。無線フレーム内のi番目のサブフレームは、(2×i)番目のスロットと(2×i+1)番目のスロットとから構成される。つまり、10ms間隔のそれぞれにおいて、10個のサブフレームが利用できる。
以下、公平な周波数共用技術について説明する。
LAAセルが対応する周波数は、他の通信システムおよび/または他のLTEオペレータと共用されてもよい。この場合、LAAセルで用いられる通信方式において、公平な周波数共用技術を用いられてもよい。
公平な周波数共用技術は、LBT(Listen-Before-Talk)を含んでもよい。無線送受信装置(基地局装置3または端末装置1)がサービングセル(コンポーネントキャリア、チャネル、媒体、周波数)を用いて物理チャネルおよび物理信号を送信する前に、当該サービングセルにおける干渉電力(干渉信号、受信電力、受信信号、雑音電力、雑音信号)などを測定(検出)する。当該測定(検出)に基づいて、当該サービングセルがアイドル状態、および、ビジー状態の何れであるかを識別(検出、想定、決定)する。無線送受信装置が当該測定(検出)に基づいて当該サービングセルはアイドル状態であると識別した場合、無線送受信装置は当該サービングセルにおいて物理チャネルおよび物理信号を送信することができる。無線送受信装置が当該測定(検出)に基づいて当該サービングセルはビジー状態であると識別した場合、無線送受信装置は当該サービングセルにおいて物理チャネルおよび物理信号を送信しない。尚、下りリンク送信の前に基地局装置3が行うLBTを下りリンクLBT、上りリンク送信の前に端末装置1が行うLBTを上りリンクLBTと呼称してもよい。
LBTの手順は、無線送受信装置がサービングセルにおける送信の前にCCA(Clear Channel Assessment)チェックを適用するメカニズムとして定義される。無線送受信装置は、サービングセルがアイドル状態かビジー状態かどうかを識別するために、当該サービングセルにおいて他の信号の有無を決定するための電力検出または信号検出を行う。本実施形態において、CCAの定義はLBTの定義と同等であってもよい。なお、本実施形態において、CCAはキャリアセンスとも呼称される。
CCAにおいて、他の信号の有無を決定する方法は、様々な方法を用いることができる。例えば、他の信号の有無は、サービングセルにおける干渉電力が、閾値を超えているかどうかに基づいて決定されてもよい。例えば、他の信号の有無は、サービングセルにおける所定の信号またはチャネルの受信電力が、閾値を超えているかどうかに基づいて決定されてもよい。当該閾値は予め規定されてもよい。当該閾値は他の無線送受信装置から受信した情報/信号に基づいて設定されてもよい。当該閾値は送信電力(最大送信電力)などの他の値(パラメータ)に少なくとも基づいて決定(設定)されてもよい。
CCAは、ICCA(Initial CCA、single sensing、LBT category 2、FBE: Frame-based Equipment)、および、ECCA(Extended CCA、multiple sensing、LBT category 3/4、LBE: Load-based Equipment)を含む。CCAチェックを行う期間を、CCA期間と称する。
ICCAの場合、CCAチェックを一度行った後に物理チャネルおよび物理信号を送信することができる。ICCAに関連するCCAチェックを行う期間を、ICCA期間、または、ICCAスロット長と称する。例えば、ICCA期間は25マイクロ秒である。
ECCAの場合、所定回数のCCAチェックを行った後に物理チャネルおよび物理信号を送信することができる。ECCAに関連するCCAチェックを行う期間を、ECCA期間、または、ECCAスロット長と称する。例えば、ECCA期間は9マイクロ秒である。なお、当該所定回数は、バックオフカウンタ(カウンタ、乱数カウンタ、ECCAカウンタ)とも称される。また、サービングセルがビジー状態からアイドル状態に変化した後に、CCAチェックを行う期間を、デファ期間(defer period)、または、ECCA デファ期間(ECCA defer period)と称する。例えば、デファ期間は34マイクロ秒である。
LBT(LBT category 4、LBE)の手順の一例を示す。無線送受信装置は、送信を待機しているアイドル状態において、送信が必要な情報(データ、バッファ、ロード、トラヒック)が発生した場合、送信が必要か否かを決定し、初期CCAに移行する。初期CCAでは、初期CCA期間(Initial CCA period)にCCAチェックを行い、アイドルかビジーかを感知する。初期CCAを行った結果、アイドルであったと判断した場合、無線送受信装置はアクセス権を獲得し、送信の動作に移行する。そして、そのタイミングで実際に送信を行うか否かを判断し、送信を行うと決定した場合に送信を行う。送信を行った後、他の送信が必要な情報がまだ存在(残留)しているか否かを判別する。他の送信が必要な情報がまだ存在(残留)していない場合には、アイドル状態に戻る。一方で、初期CCAを行った結果、ビジーであったと判断した場合、または、他の送信が必要な情報がまだ存在(残留)しているか否かの判別の結果、送信後に他の送信が必要な情報がまだ存在(残留)している場合には、ECCAに移行する。
ECCAでは、初めに、0からq−1の範囲からランダムにカウンタ値Nが生成される。次に、無線送受信装置は、ECCAデファ区間がアイドルかビジーかを感知する。ECCAデファ区間においてビジーであると判断した場合は、再度ECCAデファ区間でチャネルがアイドルかビジーかを感知する。一方で、ECCAデファ区間においてアイドルであると判断した場合は、無線送受信装置は、1つのECCAスロット時間でチャネル(媒体)を感知し、当該チャネルがアイドルかビジーかを判断する。当該チャネルがアイドルと判断した場合は、カウンタ値Nから一つ減らす。当該チャネルがビジーと判断した場合は、再度ECCAデファ区間でチャネルを感知するプロセスに戻る。無線送受信装置は、カウンタ値が0になったか否かを判断する。カウンタ値が0になった場合には、送信を行うプロセスに移行する。一方で、カウンタ値が0ではない場合には、再度一つのECCAスロット時間でチャネル(媒体)を感知する。なお、カウンタ値Nが生成される際の衝突窓qの値はチャネルの状態に応じてXとYの間の値となるように更新される。
例えば、衝突窓qの値は、無線送受信装置のチャネルの感知によって得られる電力値、および、測定結果などに基づいて決定される。衝突窓qの値を決定する際に用いられる最小値Xと最大値Yの値は、上位層で設定されるパラメータであってもよい。
LBTの手順において、ECCAを行わなくてもよい。具体的には、ICCAの結果、チャネルがビジーであったと判断した場合は、ECCAのプロセスに遷移せず、無線送受信装置はアイドル状態に戻ってもよい。また、送信を行った後に他の送信が必要な情報がまだ存在している場合においても、ECCAのプロセスに遷移せず、無線送受信装置はアイドル状態に戻ってもよい。この様なプロセスを行うLBTは、LBT category 2とも呼称される。
以下、PRACH(ランダムアクセスプリアンブル)送信に対する送信電力PPRACHの設定について説明する。
PRACH(ランダムアクセスプリアンブル)送信に対する送信電力PPRACHは、少なくとも状態変数PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERに基づいて設定される。PRACH(ランダムアクセスプリアンブル)送信に対する送信電力PPRACHは、状態変数PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERに基づいてランプアップされる。状態変数PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERを送信カウンタとも称する。送信電力PPRACHは、数式(1)、および、数式(2)によって与えられる。
Figure 2017183309
Figure 2017183309
min{}は、入力された複数の値の中から最小値を出力する関数である。PCMAX,c(i)は、サービングセルcのサブフレームiに対する最大送信電力値である。当該最大送信電力値を、設定されるUE送信電力とも称する。PLcは、サービングセルcに対する下りリンクパスロス推定である。下りリンクパスロス推定は、端末装置1によって計算される。
DELTA_PREAMBLEはランダムアクセスプリアンブルフォーマットに基づく電力オフセット値である。preambleInitialReceivedTargetPower、および、powerRampingStepは、上位層(RRC層)のパラメータである。基地局装置3は、当該上位層(RRC層)のパラメータを示す情報を、端末装置1に送信してもよい。preambleInitialReceivedTargetPowerは、PRACH(ランダムアクセスプリアンブル)送信に対する初期送信電力を示す。powerRampingStepは、送信カウンタPREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERに基づいてランプアップされる送信電力のステップを示す。すなわち、送信カウンタは送信電力がランプアップされた回数に対応している。また、送信カウンタを1にセットすることによって、送信電力のランプアップはリセットされる。また、送信カウンタを1つインクリメントすることによって、送信電力のランプアップが1回適用される。
以下、非コンテンションベースランダムアクセス手順の概要について説明する。
図3は、本実施形態における非コンテンションベースランダムアクセス手順の一例を示す図である。非コンテンションベースランダムアクセスプロシージャは、PDCCHオーダによって開始される。S300において、基地局装置3は、PDCCHを用いてPDCCHオーダ(PDCCH order)を端末装置1に送信する。S302において、端末装置1は、PRACHを用いてランダムアクセスプリアンブルを送信する。基地局装置3は、S304において、S302において送信されたランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセスレスポンスを送信する。端末装置1は、S302において送信されたランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセスレスポンスが受信された場合、ランダムアクセスレスポンスの受信成功とみなし、尚且つ、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したとみなす。
ランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセスレスポンスは、S302において送信されたランダムアクセスプリアンブルを特定するRAPID(Random Access Preamble IDentifier)を含む。すなわち、端末装置1は、ランダムアクセスレスポンスがS302において送信されたランダムアクセスプリアンブルに対応するRAPIDを含む場合、ランダムアクセスレスポンスの受信成功とみなし、尚且つ、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したとみなす。
PDCCHオーダをランダムアクセスメッセージ0とも称する。ランダムアクセスプリアンブルをランダムアクセスメッセージ1とも称する。ランダムアクセスレスポンスをランダムアクセスメッセージ2とも称する。
DCIフォーマット1Aは、PDCCHオーダによって開始されるランダムアクセス手順のために用いられる。以下の情報は、DCIフォーマット1Aを用いることによって送信されてもよい。すなわち、PDCCHオーダは、以下の情報の一部、または、全部を示してもよい。
・プリアンブルインデックス(Preamble Index)
・PRACHマスクインデックス(PRACH Mask Index)
端末装置1は、当該プリアンブルインデックス(Preamble Index)に基づいて、S302において送信されるランダムアクセスプリアンブルのインデックスを選択してもよい。端末装置1は、当該PRACHマスクインデックスに基づいて、S302におけるランダムアクセスプリアンブルの送信のために用いられるPRACHリソースを選択してもよい。
端末装置1は、ランダムアクセスレスポンスウインドウ306の期間、RA−RNTIを含むPDCCHをモニタする。当該RA−RNTIは、S302においてランダムアクセスプリアンブルの送信のために用いられたPRACHリソースに基づいて与えられてもよい。当該RA−RNTIを含むPDCCHは、ランダムアクセスレスポンスを含むPDSCHのスケジューリングのために用いられる下りリンクグラントを含む。
本実施形態における非コンテンションベースランダムアクセス手順は、非コンテンションベースランダムアクセス手順タイプ1、および、非コンテンションベースランダムアクセス手順タイプ2を含む。非コンテンションベースランダムアクセス手順タイプ1をRAPタイプ1と称する。非コンテンションベースランダムアクセス手順タイプ2をRAPタイプ2とも称する。RAPタイプ1においてPRACH送信の直前にLBT/CCAが行われない。RAPタイプ2においてPRACH送信の直前にLBT/CCAが行われる。RAPタイプ1における送信カウンタの管理方法は、RAPタイプ2における送信カウンタの管理方法とは異なる。
RAPタイプ1において、ランダムアクセスレスポンスウインドウにおいてランダムアクセスレスポンスが受信されなかった場合、または、ランダムアクセスレスポンスウインドウにおいて受信されたランダムアクセスレスポンスの全てが送信されたランダムアクセスプリアンブルに対応するRAPIDを含んでいない場合、ランダムアクセスプリアンブルは自動的に再送信される。
RAPタイプ2において、LBT/CCA期間においてビジーと判断することによってランダムアクセスプリアンブルの送信を止めた場合、ランダムアクセスプリアンブルは自動的に再送信される。RAPタイプ2において、ランダムアクセスレスポンスウインドウにおいてランダムアクセスレスポンスが受信されなかった場合、または、ランダムアクセスレスポンスウインドウにおいて受信されたランダムアクセスレスポンスの全てが送信されたランダムアクセスプリアンブルに対応するRAPIDを含んでいない場合、ランダムアクセスプリアンブルは自動的に再送信されない。
プライマリセル、および、セカンダリセルにおいて、RAPタイプ1をサポートし、尚且つ、RAPタイプ2をサポートしなくてもよい。LAAセルにおいて、RAPタイプ1をサポートせず、尚且つ、RAPタイプ2をサポートしてもよい。
セカンダリセル、および、LAAセルのそれぞれにおいて、RAPタイプ1、および、RAPタイプ2の両方をサポートしてもよい。基地局装置3は、セカンダリセル、および、LAAセルのそれぞれにおいて、RAPタイプ1、および、RAPタイプ2の何れが適用されるかを、上位層の信号(RRCパラメータ)を用いて制御してもよい。端末装置1は、基地局装置3から受信した上位層の信号(RRCパラメータ)に基づいて、セカンダリセル、および、LAAセルのそれぞれにおいて、RAPタイプ1、および、RAPタイプ2の何れが適用されるかを制御してもよい。
以下、RAPタイプ1の一例について説明する。
図4は、本実施形態におけるRAPタイプ1の一例を示す図である。PDCCHオーダ400によって、RAPタイプ1が開始される。RAPタイプ1が開始される際に、送信カウンタは1にセットされる。
端末装置1は、PDCCHオーダ400に含まれるPRACHマスクインデックスに少なくとも基づいて、ランダムアクセスプリアンブル402の送信のために用いられるPRACHリソースを決定する。ランダムアクセスレスポンスウインドウ403においてランダムアクセスレスポンスが受信されなかった場合、または、ランダムアクセスレスポンスウインドウ403において受信されたランダムアクセスレスポンスの全てがランダムアクセスプリアンブル402に対応するRAPIDを含んでいない場合、送信カウンタを1つインクリメントし、尚且つ、PRACHリソース404を選択する。すなわち、RAPタイプ1において、ランダムアクセスレスポンスウインドウ403においてランダムアクセスレスポンスが受信されなかった場合、または、ランダムアクセスレスポンスウインドウ403において受信されたランダムアクセスレスポンスの全てがランダムアクセスプリアンブル402に対応するRAPIDを含んでいない場合、端末装置1はランダムアクセスプリアンブルの送信を自動的に再開する。すなわち、RAPタイプ1において、1回のPDCCHオーダの受信に基づいて、複数回のPRACH(ランダムアクセスプリアンブル)送信が行われてもよい。
ここで、送信カウンタのインクリメントの後に、送信カウンタの値が所定の値と同じ値である場合、端末装置1はRAPタイプ1が不成功に終わったとみなす、または、ランダムアクセスプロブレムを端末装置1の上位層(RRC層)に示す。当該所定の値は、基地局装置3から受信したRRCパラメータに基づいて与えられてもよい。端末装置1の上位層(RRC層)は、ランダムアクセスプロブレムが発生したことを、基地局装置3の上位層(RRC層)に通知してもよい。
端末装置1は、PDCCHオーダ400に含まれるPRACHマスクインデックスに少なくとも基づいて、ランダムアクセスプリアンブル404の送信のために用いられるPRACHリソースを決定する。ランダムアクセスレスポンスウインドウ405においてランダムアクセスプリアンブル404に対応するランダムアクセスレスポンス406が受信された場合、ランダムアクセスレスポンス406の受信成功とみなし、尚且つ、RAPタイプ1が成功裏に完了したとみなす。
以下、RAPタイプ2の一例について説明する。
図5は、本実施形態におけるRAPタイプ2の一例を示す図である。PDCCHオーダ500によって、RAPタイプ2が開始される。
端末装置1は、PDCCHオーダ500に含まれるPRACHマスクインデックスに少なくとも基づいて、LBT/CCAのための期間501/503、および、ランダムアクセスプリアンブルの送信のために用いられるPRACHリソース502/504を決定する。端末装置1が期間501においてビジーと判断した場合、端末装置1はPRACHリソース502を用いてランダムアクセスプリアンブルを送信しない、尚且つ、期間503においてLBT/CCAを行う。端末装置1が期間503においてアイドルと判断した場合、端末装置1はPRACHリソース504を用いてランダムアクセスプリアンブル504を送信する。
ランダムアクセスレスポンスウインドウ505においてランダムアクセスプリアンブル504に対応するランダムアクセスレスポンス506が受信された場合、ランダムアクセスレスポンス506の受信成功とみなし、尚且つ、RAPタイプ2が成功裏に完了したとみなす。
ランダムアクセスレスポンスウインドウ505においてランダムアクセスレスポンスが受信されなかった場合、または、ランダムアクセスレスポンスウインドウ505において受信されたランダムアクセスレスポンスの全てがランダムアクセスプリアンブル504に対応するRAPIDを含んでいない場合、送信カウンタの値に関わらず、端末装置1はRAPタイプ2が不成功に終わったとみなす、または、ランダムアクセスプロブレムを端末装置1の上位層(RRC層)に示す。すなわち、RAPタイプ2において、ランダムアクセスレスポンスウインドウ505においてランダムアクセスレスポンスが受信されなかった場合、または、ランダムアクセスレスポンスウインドウ505において受信されたランダムアクセスレスポンスの全てがランダムアクセスプリアンブル504に対応するRAPIDを含んでいない場合、端末装置1はランダムアクセスプリアンブルの送信を自動的に再開しない。すなわち、RAPタイプ2において、1回のPDCCHオーダの受信に基づいて、1回のPRACH(ランダムアクセスプリアンブル)送信が行われる。
PDCCHオーダ500に含まれるPRACHマスクインデックスに対応するPRACHリソースの全てにおいてランダムアクセスプリアンブルが送信されなかった場合、端末装置1はRAPタイプ2が不成功に終わったとみなしてもよい、または、ランダムアクセスプロブレムを端末装置1の上位層(RRC層)に示してもよい。
PDCCHオーダ500に含まれるPRACHマスクインデックスに対応するPRACHリソースの全てにおいてランダムアクセスプリアンブルが送信されなかった場合、且つ、ランダムアクセスレスポンスウインドウ505においてランダムアクセスレスポンスが受信されなかった場合、端末装置1はRAPタイプ2が不成功に終わったとみなしてもよい、または、ランダムアクセスプロブレムを端末装置1の上位層(RRC層)に示してもよい。
RAPタイプ2において、基地局装置3は、PDCCHオーダ(DCIフォーマット1A)を用いて、端末装置1における送信カウンタを制御してもよい。すなわち、基地局装置3は、PDCCHオーダ(DCIフォーマット1A)を用いて、PRACH(ランダムアクセスプリアンブル)送信に対する送信電力PPRACHを制御してもよい。
RAPタイプ2において、端末装置1は、PDCCHオーダ(DCIフォーマット1A)に基づいて、送信カウンタを制御してもよい。すなわち、端末装置1は、PDCCHオーダ(DCIフォーマット1A)に基づいて、PRACH(ランダムアクセスプリアンブル)送信に対する送信電力PPRACHを制御してもよい。
例えば、PDCCHオーダに含まれるプリアンブルインデックスが所定の値以外の値を示す場合、RAPタイプ2が開始される際に、送信カウンタは1にセットされてもよい。例えば、PDCCHオーダに含まれるプリアンブルインデックスが所定の値を示す場合、RAPタイプ2が開始される際に、送信カウンタは1つインクリメントされてもよい。ここで、PDCCHオーダXの受信の直前に受信したPDCCHオーダYが対応するPRACHリソースの全てにおいてランダムアクセスプリアンブルが送信されていない場合、当該PDCCHオーダXに含まれるプリアンブルインデックスが所定の値を示していたとしても、送信カウンタは1つインクリメントされなくてもよい。この場合、送信カウンタの値は維持される。ここで、当該所定の値は‘000000’であってもよい。PDCCHオーダXに含まれるプリアンブルインデックスが所定の値を示す場合、端末装置1は、PDCCHオーダXの受信の直前に受信されたPDCCHオーダYに含まれるプリアンブルインデックスに基づいて、ランダムアクセスプリアンブルを選択してもよい。
すなわち、PDCCHオーダXの受信の直前に受信したPDCCHオーダYが対応するPRACHリソースにおいてランダムアクセスプリアンブルが送信されている場合、尚且つ、PDCCHオーダXに含まれるプリアンブルインデックスが所定の値を示す場合、送信カウンタは1つインクリメントされてもよい。
すなわち、PDCCHオーダXの受信の直前に受信したPDCCHオーダYが対応するPRACHリソースの全てにおいてランダムアクセスプリアンブルが送信されていない場合、尚且つ、PDCCHオーダXに含まれるプリアンブルインデックスが所定の値を示す場合、送信カウンタの値は維持されてもよい。
例えば、PDCCHオーダに含まれる送信電力制御コマンドが‘0’を示す場合、RAPタイプ2が開始される際に、送信カウンタは1にセットされてもよい。例えば、PDCCHオーダに含まれる送信電力制御コマンドが‘1’を示す場合、RAPタイプ2が開始される際に、送信カウンタは1つインクリメントされてもよい。ここで、PDCCHオーダXの受信の直前に受信されたPDCCHオーダYが対応するPRACHリソースの全てにおいてランダムアクセスプリアンブルが送信されていない場合、当該PDCCHオーダXに含まれる送信電力制御コマンドが‘1’を示していたとしても、送信カウンタは1つインクリメントされなくてもよい。この場合、送信カウンタの値は維持される。
すなわち、PDCCHオーダXの受信の直前に受信したPDCCHオーダYが対応するPRACHリソースにおいてランダムアクセスプリアンブルが送信されている場合、尚且つ、PDCCHオーダXに含まれる送信電力制御コマンドが‘1’を示す場合、送信カウンタは1つインクリメントされてもよい。
すなわち、PDCCHオーダXの受信の直前に受信したPDCCHオーダYが対応するPRACHリソースの全てにおいてランダムアクセスプリアンブルが送信されていない場合、尚且つ、PDCCHオーダXに含まれる送信電力制御コマンドが‘1’を示す場合、送信カウンタの値は維持されてもよい。
すなわち、端末装置1は、(i)PDCCHオーダXに含まれる情報、および、(ii)PDCCHオーダXの受信の直前に受信したPDCCHオーダYが対応するPRACHリソースの何れかにおいてランダムアクセスプリアンブルが送信されているかどうかに基づいて、以下の処理(1)から処理(3)の何れかを実行してもよい。
(処理1)送信カウンタを1にセットする。
(処理2)送信カウンタを1つインクリメントする。
(処理3)送信カウンタの値を維持する。
以下、本実施形態における装置の構成について説明する。
図6は、本実施形態の端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、端末装置1は、無線送受信部10、および、上位層処理部14を含んで構成される。無線送受信部10は、アンテナ部11、RF(Radio Frequency)部12、および、ベースバンド部13を含んで構成される。上位層処理部14は、媒体アクセス制御層処理部15、無線リソース制御層処理部16、および、送信電力制御部17を含んで構成される。無線送受信部10を送信部、受信部、または、物理層処理部とも称する。
上位層処理部14は、ユーザの操作等により生成された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を、無線送受信部10に出力する。上位層処理部14は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。
上位層処理部14が備える媒体アクセス制御層処理部15は、媒体アクセス制御層の処理を行う。媒体アクセス制御層処理部15は、無線リソース制御層処理部16によって管理されている各種設定情報/パラメータに基づいて、ランダムアクセス手順の制御を行う。
上位層処理部14が備える無線リソース制御層処理部16は、無線リソース制御層の処理を行う。無線リソース制御層処理部16は、自装置の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御層処理部16は、基地局装置3から受信した上位層の信号に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。すなわち、無線リソース制御層処理部16は、基地局装置3から受信した各種設定情報/パラメータを示す情報に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。
上位層処理部14が備える送信電力制御部17は、PRACH(ランダムアクセスプリアンブル)送信に対する送信電力の設定を行う。
無線送受信部10は、変調、復調、符号化、復号化などの物理層の処理を行う。無線送受信部10は、基地局装置3から受信した信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部14に出力する。無線送受信部10は、データを変調、符号化することによって送信信号を生成し、基地局装置3に送信する。
RF部12は、アンテナ部11を介して受信した信号を、直交復調によりベースバンド信号に変換し(ダウンコンバート: down covert)、不要な周波数成分を除去する。RF部12は、処理をしたアナログ信号をベースバンド部に出力する。
ベースバンド部13は、RF部12から入力されたアナログ信号を、アナログ信号をディジタル信号に変換する。ベースバンド部13は、変換したディジタル信号からCP(Cyclic Prefix)に相当する部分を除去し、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出する。
ベースバンド部13は、データを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)して、SC−FDMAシンボルを生成し、生成されたSC−FDMAシンボルにCPを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換する。ベースバンド部13は、変換したアナログ信号をRF部12に出力する。
RF部12は、ローパスフィルタを用いてベースバンド部13から入力されたアナログ信号から余分な周波数成分を除去し、アナログ信号を搬送波周波数にアップコンバート(up convert)し、アンテナ部11を介して送信する。また、RF部12は、電力を増幅する。また、RF部12は送信電力を制御する機能を備えてもよい。RF部12を送信電力制御部とも称する。
図7は、本実施形態の基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、基地局装置3は、無線送受信部30、および、上位層処理部34を含んで構成される。無線送受信部30は、アンテナ部31、RF部32、および、ベースバンド部33を含んで構成される。上位層処理部34は、媒体アクセス制御層処理部35、および、無線リソース制御層処理部36を含んで構成される。無線送受信部30を送信部、受信部、または、物理層処理部とも称する。
上位層処理部34は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。
上位層処理部34が備える媒体アクセス制御層処理部35は、媒体アクセス制御層の処理を行う。媒体アクセス制御層処理部35は、無線リソース制御層処理部36によって管理されている各種設定情報/パラメータに基づいて、ランダムアクセス手順の制御を行う。
上位層処理部34が備える無線リソース制御層処理部36は、無線リソース制御層の処理を行う。無線リソース制御層処理部36は、物理下りリンク共用チャネルに配置される下りリンクデータ(トランスポートブロック)、システムインフォメーション、RRCメッセージ、MAC CE(Control Element)などを生成し、又は上位ノードから取得し、無線送受信部30に出力する。また、無線リソース制御層処理部36は、端末装置1各々の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御層処理部36は、上位層の信号を介して端末装置1各々に対して各種設定情報/パラメータをセットしてもよい。すなわち、無線リソース制御層処理部36は、各種設定情報/パラメータを示す情報を送信/報知する。
無線送受信部30の機能は、無線送受信部10と同様であるため説明を省略する。
端末装置1が備える符号10から符号16が付された部のそれぞれは、回路として構成されてもよい。基地局装置3が備える符号30から符号36が付された部のそれぞれは、回路として構成されてもよい。
以下、本実施形態における、端末装置1および基地局装置3の種々の態様について説明する。
(1)本実施形態の第1の態様は、端末装置1であって、PDCCHオーダに基づいて非コンテンションベースランダムアクセス手順を開始する媒体アクセス制御層処理部15と、前記PDCCHオーダに基づいて、PRACHを用いたランダムアクセスプリアンブルの送信のための送信電力を設定する送信電力制御部17と、前記PRACHを用いて前記ランダムアクセスプリアンブルを送信する送信部10と、を備える。
(2)本実施形態の第1の態様において、前記送信電力制御部17は、(i)前記PDCCHオーダに含まれる情報、および、(ii)前記PDCCHオーダの直前に受信された第2のPDCCHオーダに含まれる情報に対応する複数のPRACHリソースの何れかにおいて第2のランダムアクセスプリアンブルが送信されたかどうかに基づいて、前記送信電力を設定する。
(3)本実施形態の第1の態様において、前記送信電力制御部17は、送信カウンタに基づいて、前記送信電力を設定し、前記PDCCHオーダに含まれる情報が第1の値を示す場合、前記非コンテンションベースランダムアクセス手順が開始される際に、前記送信カウンタは1にセットされる。
(4)本実施形態の第1の態様において、前記PDCCHオーダに含まれる情報が第2の値を示す場合、前記非コンテンションベースランダムアクセス手順が開始される際に、前記送信カウンタは1つインクリメントされる。
(5)本実施形態の第1の態様において、前記PDCCHオーダに含まれる情報が第2の値を示し、尚且つ、前記PDCCHオーダの直前に受信された第2のPDCCHオーダに含まれる情報に対応する複数のPRACHリソースの何れかにおいて第2のランダムアクセスプリアンブルが送信された場合、前記非コンテンションベースランダムアクセス手順が開始される際に、前記送信カウンタは1つインクリメントされる。
(6)本実施形態の第1の態様において、前記PDCCHオーダに含まれる情報が第2の値を示し、尚且つ、前記PDCCHオーダの直前に受信された第2のPDCCHオーダに含まれる情報に対応する複数のPRACHリソースの全てにおいてランダムアクセスプリアンブルが送信されていない場合、前記非コンテンションベースランダムアクセス手順が開始される際に、前記送信カウンタは維持される。
(7)本実施形態の第2の態様は、基地局装置3であって、非コンテンションベースランダムアクセス手順を開始するために用いられるPDCCHオーダを送信する送信部10と、PRACHを用いてランダムアクセスプリアンブルを受信する受信部10と、を備え、前記PRACHを用いた前記ランダムアクセスプリアンブルの送信のための送信電力は、前記PDCCHオーダを用いて制御される。
(8)本実施形態の第2の態様において、(i)前記PDCCHオーダに含まれる情報、および、(ii)前記PDCCHオーダの直前に送信された第2のPDCCHオーダに含まれる情報に対応する複数のPRACHリソースの何れかにおいて第2のランダムアクセスプリアンブルが送信されたかどうかに基づいて、前記送信電力は設定される。
(9)本実施形態の第2の態様において、前記送信電力は、送信カウンタに基づいて設定され、前記PDCCHオーダに含まれる情報が第1の値を示す場合、前記非コンテンションベースランダムアクセス手順が開始される際に、前記送信カウンタは1にセットされる。
(10)本実施形態の第2の態様において、前記PDCCHオーダに含まれる情報が第2の値を示す場合、前記非コンテンションベースランダムアクセス手順が開始される際に、前記送信カウンタは1つインクリメントされる。
(11)本実施形態の第2の態様において、前記PDCCHオーダに含まれる情報が第2の値を示し、尚且つ、前記PDCCHオーダの直前に送信された第2のPDCCHオーダに含まれる情報に対応する複数のPRACHリソースの何れかにおいて第2のランダムアクセスプリアンブルが送信された場合、前記非コンテンションベースランダムアクセス手順が開始される際に、前記送信カウンタは1つインクリメントされる。
(12)本実施形態の第2の態様において、前記PDCCHオーダに含まれる情報が第2の値を示し、尚且つ、前記PDCCHオーダの直前に受信された第2のPDCCHオーダに含まれる情報に対応する複数のPRACHリソースの全てにおいてランダムアクセスプリアンブルが送信されていない場合、前記非コンテンションベースランダムアクセス手順が開始される際に、前記送信カウンタは維持される。
(13)本実施形態の第3の態様は、プライマリセル、および、セカンダリセルを用いて、基地局装置3と通信する端末装置1であって、ランダムアクセスレスポンスウインドウにおいてプライマリセルに対するランダムアクセスレスポンスが受信されなかった場合、送信カウンタを1つインクリメントし、セカンダリセルに対するPDCCHオーダに含まれる情報に基づいて、前記送信カウンタを1つインクリメントする媒体アクセス制御層処理部15と、前記送信カウンタに基づいて、前記プライマリセルにおけるPRACH、または、前記セカンダリセルにおけるPRACHを用いたランダムアクセスプリアンブルの送信に対する送信電力を設定する送信電力制御部17と、を備える。
(14)本実施形態の第3の態様において、前記PDCCHオーダによって前記プライマリセルにおける非コンテンションベースランダムアクセス手順が開始される場合、前記PDCCHオーダに含まれる前記情報に関わらず、前記送信カウンタは1にセットされ、前記PDCCHオーダによって前記セカンダリセルにおける非コンテンションベースランダムアクセス手順が開始される場合、前記PDCCHオーダに含まれる前記情報に基づいて、前記送信カウンタは1にセットされる。
(15)本実施形態の第4の態様は、端末装置1であって、上位層の信号を受信する受信部10と、前記PDCCHオーダによってサービングセルにおける非コンテンションベースランダムアクセス手順が開始される場合に、(i)前記PDCCHオーダに含まれる前記情報に関わらず前記送信カウンタは1をセットするか、(ii)前記PDCCHオーダに含まれる前記情報に基づいて前記送信カウンタを1にセットするかを、前記上位層の信号に基づいて制御する媒体アクセス制御層処理部15と、を備える。
(16)本実施形態の第5の態様は、基地局装置3であって、PDCCHオーダを送信する送信部10を備え、前記送信部10は、前記PDCCHオーダによってサービングセルにおける非コンテンションベースランダムアクセス手順が開始される場合に、(i)前記PDCCHオーダに含まれる前記情報に関わらず前記送信カウンタが1にセットされるか、(ii)前記PDCCHオーダに含まれる前記情報に基づいて前記送信カウンタが1にセットされるかを制御するための上位層の信号を送信する。
これにより、端末装置は効率的にランダムアクセス手順を実行することができる。また、基地局装置は効率的にランダムアクセス手順を実行することができる。
本発明の一態様に関わる基地局装置3、および端末装置1で動作するプログラムは、本発明の一態様に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であっても良い。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHDD(Hard Disk Drive)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行われる。
尚、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。
尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、端末装置1、又は基地局装置3に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、複数の装置から構成される集合体(装置グループ)として実現することもできる。装置グループを構成する装置の各々は、上述した実施形態に関わる基地局装置3の各機能または各機能ブロックの一部、または、全部を備えてもよい。装置グループとして、基地局装置3の一通りの各機能または各機能ブロックを有していればよい。また、上述した実施形態に関わる端末装置1は、集合体としての基地局装置と通信することも可能である。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、EUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)であってもよい。また、上述した実施形態における基地局装置3は、eNodeBに対する上位ノードの機能の一部または全部を有してもよい。
また、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよいし、チップセットとして実現してもよい。端末装置1、基地局装置3の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
また、上述した実施形態では、通信装置の一例として端末装置を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置にも適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明の一態様は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の一態様の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
(関連出願の相互参照)
本出願は、2016年4月20日に出願された日本国特許出願:特願2016-084268に対して優先権の利益を主張するものであり、それを参照することにより、その内容の全てが本書に含まれる。
1(1A、1B、1C) 端末装置
3 基地局装置
10 無線送受信部
11 アンテナ部
12 RF部
13 ベースバンド部
14 上位層処理部
15 媒体アクセス制御層処理部
16 無線リソース制御層処理部
17 送信電力制御部
30 無線送受信部
31 アンテナ部
32 RF部
33 ベースバンド部
34 上位層処理部
35 媒体アクセス制御層処理部
36 無線リソース制御層処理部

Claims (6)

  1. PDCCH(physical downlink control channel)オーダに基づいてランダムアクセス手順を開始する媒体アクセス制御層処理部と、
    PRACH(physical random access channel)を用いてランダムアクセスプリアンブルを送信する送信部と、
    送信カウンタに基づいて、前記ランダムアクセスプリアンブルの送信のための送信電力をセットする送信電力制御部と、を備え、
    前記送信カウンタは、前記PDCCHオーダに含まれる第1の情報と第2の情報とに少なくとも基づいて設定され、
    前記第1の情報は、前記ランダムアクセスプリアンブルを示すために用いられ、
    前記第2の情報は、前記PRACHのリソースを選択するために用いられる
    端末装置。
  2. 前記送信電力制御部は、前記第1の情報と前記第2の情報に少なくとも基づいて、(1)1にセットされた前記送信カウンタに基づく前記送信電力、または、(2)インクリメントされた前記送信カウンタに基づく前記送信電力の何れか一方をセットする
    請求項1に記載される端末装置。
  3. ランダムアクセス手順の開始を指示するPDCCH(physical downlink control channel)オーダを送信する送信部と、
    PRACH(physical random access channel)を用いてランダムアクセスプリアンブルを受信する受信部と、を備え、
    前記ランダムアクセスプリアンブルの送信のための送信電力は、端末装置によって送信カウンタに基づいてセットされ、
    前記送信カウンタは、前記PDCCHオーダに含まれる第1の情報と第2の情報とに少なくとも基づいて設定され、
    前記第1の情報は、前記ランダムアクセスプリアンブルを示すために用いられ、
    前記第2の情報は、前記PRACHのリソースを選択するために用いられる
    基地局装置。
  4. 前記第1の情報と前記第2の情報に少なくとも基づいて、(1)1にセットされた前記送信カウンタに基づく前記送信電力、または、(2)インクリメントされた前記送信カウンタに基づく前記送信電力の何れか一方がセットされる
    請求項3に記載される基地局装置。
  5. 端末装置に用いられる通信方法であって、
    PDCCH(physical downlink control channel)オーダに基づいてランダムアクセス手順を開始し、
    PRACH(physical random access channel)を用いてランダムアクセスプリアンブルを送信し、
    送信カウンタに基づいて、前記ランダムアクセスプリアンブルの送信のための送信電力をセットし、
    前記送信カウンタは、前記PDCCHオーダに含まれる第1の情報と第2の情報とに少なくとも基づいて設定され、
    前記第1の情報は、前記ランダムアクセスプリアンブルを示すために用いられ、
    前記第2の情報は、前記PRACHのリソースを選択するために用いられる
    通信方法。
  6. 基地局装置に用いられる通信方法であって、
    ランダムアクセス手順の開始を指示するPDCCH(physical downlink control channel)オーダを送信し、
    PRACH(physical random access channel)を用いてランダムアクセスプリアンブルを受信し、
    前記ランダムアクセスプリアンブルの送信のための送信電力は、端末装置によって送信カウンタに基づいてセットされ、
    前記送信カウンタは、前記PDCCHオーダに含まれる第1の情報と第2の情報とに少なくとも基づいて設定され、
    前記第1の情報は、前記ランダムアクセスプリアンブルを示すために用いられ、
    前記第2の情報は、前記PRACHのリソースを選択するために用いられる
    通信方法。
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