JPWO2017170809A1 - ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

リスニングの適用が規定されたセルを利用する通信システムにおいて、適切な通信を実現すること。上り制御情報を所定のULチャネルで送信する送信部と、UL送信前に適用するULリスニングに基づいてUL送信を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、ULチャネルの種別に応じて、前記ULリスニングの条件と、前記ULリスニング後に設定されるULチャネル占有期間を制御する。

Description

本発明は、次世代移動通信システムにおけるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。また、LTEからの更なる広帯域化及び高速化を目的として、LTEアドバンスト(Rel.10−12)が仕様化され、さらに、例えば5G(5th generation mobile communication system)と呼ばれるLTEの後継システムが検討されている。
Rel.8−12のLTEでは、通信事業者(オペレータ)に免許された周波数帯域(ライセンスCC(licensed band)ともいう)において排他的な運用がなされることを想定して仕様化が行われてきた。ライセンスCCとしては、例えば、800MHz、1.7GHz、2GHzなどが使用される。
近年、スマートフォンやタブレットなどの高機能化されたユーザ端末(UE:User Equipment)の普及は、ユーザトラヒックを急激に増加させている。増加するユーザトラヒックを吸収するため、更なる周波数バンドを追加することが求められているが、ライセンスCCのスペクトラム(licensed spectrum)には限りがある。
このため、Rel.13 LTEでは、ライセンスCC以外に利用可能なアンライセンススペクトラム(unlicensed spectrum)のバンド(アンライセンスCC(unlicensed band)ともいう)を利用して、LTEシステムの周波数を拡張することが検討されている(非特許文献2)。アンライセンスCCとしては、例えば、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)を使用可能な2.4GHz帯や5GHz帯などの利用が検討されている。
具体的には、Rel.13 LTEでは、ライセンスCCとアンライセンスCCの間でのキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)を行うことが検討されている。このように、ライセンスCCとともにアンライセンスCCを用いて行う通信をLAA(License-Assisted Access)と称する。なお、将来的には、ライセンスCCとアンライセンスCCのデュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity)や、アンライセンスCCのスタンドアローン(SA:Stand-Alone)もLAAの検討対象となる可能性がある。
3GPP TS 36.300 "Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description; Stage 2" AT&T, Drivers, Benefits and Challenges for LTE in Unlicensed Spectrum, 3GPP TSG-RAN Meeting #62 RP-131701
アンライセンスCCでは、他事業者のLTE、Wi−Fi又はその他のシステムとの共存のため、干渉制御機能の導入が検討されている。Wi−Fiでは、同一周波数内での干渉制御機能として、CCA(Clear Channel Assessment)に基づくLBT(Listen Before Talk)が利用されている。
したがって、LTEシステムに対してアンライセンスCCを設定する場合にも、干渉制御機能としてリスニング(例えば、LBT)を適用してUL送信及び/又はDL送信を制御することが考えられる。かかる場合、他システムや他事業者との効率的かつフェアな共存を図ることが要求される。送信前に行うリスニングは、チャネルアクセス動作(channel access procedure)とも呼ぶ。
リスニングを適用して送信を制御する場合、送信前に行うリスニング結果に基づいて送信有無及び/又は送信タイミングが変更されることとなる。例えば、ユーザ端末が無線基地局から受信したDL信号に対するUL信号をアンライセンスCCにおいて送信する場合、ULのリスニング結果次第ではUL信号を長期間送信できなくなる場合が生じる。
一方で、DLの再送制御に用いる送達確認信号(HARQ−ACK)等を含む上り制御情報等の通信に重要となる信号の送信がリスニングによって大きく制限されると、通信を適切に行えなくなるおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、リスニングの適用が規定されたセルを利用する通信システムにおいて、適切な通信を実現することができるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的の1つとする。
本発明のユーザ端末の一態様は、上り制御情報を所定のULチャネルで送信する送信部と、UL送信前に適用するULリスニングに基づいてUL送信を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、ULチャネルの種別に応じて、前記ULリスニングの条件と、前記ULリスニング後に設定されるULチャネル占有期間を制御する。
本発明によれば、リスニングの適用が規定されたセルを利用する通信システムにおいて、適切な通信を実現することができる。
図1A及び図1Bは、チャネルアクセス動作を利用した通信方法の一例を示す図である。 ランダムバックオフの適用例を示す図である。 図3A及び図3Bは、第1の実施形態におけるULリスニング動作の一例を示す図である。 第1の態様においてDL−LBTにカテゴリ4を適用した一例を示す図である。 第1の態様においてショートTTIの一例を示す図である。 図6A及び図6Bは、同一アンライセンスCCの同一サブフレームでユーザ多重するチャネルアクセス動作を示す図である。 図7A及び図7Bは、DLリスニングとULリスニングの双方にカテゴリ2を適用する一例を示す図である。 図8A及び図8Bは、DLリスニングにカテゴリ2を適用し、ULリスニングにカテゴリ4を適用する一例を示す図である。 ショートTTIのサブフレーム構成においてDLリスニングにカテゴリ2を適用し、ULリスニングにカテゴリ4を適用した一例を示す図である。 ULグラントがクロスキャリアスケジューリングで通知される一例を例を示す図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
アンライセンスCCでLTE/LTE−Aを運用するシステム(例えば、LAAシステム)においては、他事業者のLTE、Wi−Fi又はその他のシステムとの共存のため、干渉制御機能が必要になると考えられる。かかる場合、他事業者や他のシステムとの効率的かつフェアな共存を図ることが要求される。なお、アンライセンスCCでLTE/LTE−Aを運用するシステムは、運用形態がCA、DC又はSAのいずれであるかに関わらず、総称して、LAA、LAA−LTE、LTE−U、U−LTEなどと呼ばれてもよい。
一般に、アンライセンスCCのキャリア(キャリア周波数又は単に周波数と呼ばれてもよい)を用いて通信を行う送信ポイント(例えば、無線基地局(eNB)、ユーザ端末(UE)など)は、当該アンライセンスCCのキャリアで通信を行っている他のエンティティ(例えば、他のユーザ端末)を検出した場合、当該キャリアで送信を行うことが禁止されている。
このため、送信ポイントは、送信タイミングよりも所定期間前のタイミングで、リスニング(LBT:Listen Before Talk)を実行する。具体的には、LBTを実行する送信ポイントは、送信タイミングよりも所定期間前のタイミングで、対象となるキャリア帯域全体(例えば、1コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier))をサーチし、他の装置(例えば、無線基地局、ユーザ端末、Wi−Fi装置など)が当該キャリア帯域で通信しているか否かを確認する。
リスニングとは、ある送信ポイント(例えば、無線基地局、ユーザ端末など)が信号の送信を行う前に、他の送信ポイントなどから所定レベル(例えば、所定電力)を超える信号が送信されているか否かを検出/測定する動作を指す。また、無線基地局及び/又はユーザ端末が行うリスニングは、チャネルアクセス動作(channel access procedure)、LBT、CCA(Clear Channel Assessment)、キャリアセンスなどと呼ばれてもよい。
送信ポイントは、他の装置が通信していないことを確認できた場合、当該キャリアを用いて送信を行う。例えば、送信ポイントは、LBTで測定した受信電力(リスニング期間中の受信信号電力)が所定の閾値以下である場合、チャネルがアイドル状態(LBTidle)であると判断し送信を行う。「チャネルがアイドル状態である」とは、言い換えると、特定のシステムによってチャネルが占有されていないことをいい、チャネルがアイドルである、チャネルがクリアである、チャネルがフリーである、などともいう。
一方、送信ポイントは、対象となるキャリア帯域のうち、一部の帯域でも他の装置が使用中であることを検出した場合、自らの送信処理を中止する。例えば、送信ポイントは、当該帯域に係る他の装置からの信号の受信電力が、所定の閾値を超過していることを検出した場合、チャネルはビジー状態(LBTbusy)であると判断し、送信を行わない。LBTbusyの場合、当該チャネルは、改めてLBTを行いアイドル状態であることが確認できた後に初めて利用可能となる。なお、LBTによるチャネルのアイドル状態/ビジー状態の判定方法は、これに限られない。
図1に、チャネルアクセス動作を利用した通信方法の一例を示す。図1AはDL伝送を示し、図1BはUL伝送を示している。
DL伝送の場合、無線基地局がDL送信前に実施するリスニング(DL−LBT)の結果がLBT−idleである場合、LBTを省略したDL送信(DLバースト送信)が許容される期間を設定することができる(図1A)。リスニング後(LBT−idleの場合)にLBTを実施せずに送信が許容される期間を、DL最大チャネル占有期間(DL MCOT:DL Maximum Channel Occupancy Time)、チャネル占有期間、バースト期間(バースト送信期間、バースト長、最大バースト長、最大許容バースト長、Maximum burst length)とも呼ぶ。
UL伝送の場合、ユーザ端末がUL送信前に実施するリスニング(UL−LBT)の結果がLBT−idleである場合、LBTを省略したUL送信(ULバースト送信)が許容される期間を設定することができる(図1B)。リスニング後(LBT−idleの場合)にLBTを実施せずに送信が許容される期間を、UL最大チャネル占有期間(UL MCOT:DL Maximum Channel Occupancy Time)、チャネル占有期間、バースト期間(バースト送信期間、バースト長、最大バースト長、最大許容バースト長、Maximum burst length)とも呼ぶ。
以上述べたように、LAAシステムにおいて、LBTメカニズムに基づく干渉制御を導入することにより、LAAとWi−Fiとの間の干渉、LAAシステム間の干渉などを回避することができる。また、LAAシステムを運用するオペレータ毎に、送信ポイントの制御を独立して行う場合であっても、LBTによりそれぞれの制御内容を把握することなく干渉を低減することができる。
一方で、LAAシステムにおいてLBTメカニズムを導入する場合、他システム(例えば、Wi−Fi)や他のLTE事業者とのフェアな共存を図ることが要求される。
他システムや他の事業者とのフェアな共存を実現するために、アンライセンスCCでLTE/LTE−Aシステムを利用する場合にも、リスニングにおいてランダムバックオフを適用することが考えられる。ランダムバックオフとは、チャネルが空き状態(アイドル状態)となった場合であっても、各送信ポイントがすぐに送信を開始するのでなく、ランダムに設定される期間(カウンタ値)だけ送信を待機してチャネルがクリアであれば送信を開始するメカニズムを指す。
例えば、アンライセンスCCにおいてチャネルが使用状態(ビジー状態)の場合、各送信ポイント(アクセスポイント)は、リスニングによりチャネルが空き状態(アイドル状態)と判断した時にデータの送信を開始する。この時、チャネルの空き状態を待っていた複数の送信ポイントが一斉に送信を開始すると送信ポイント間で衝突する可能性が高くなる。そのため、送信ポイント間の衝突を抑制するために、チャネルが空き状態になった場合でも各送信ポイントはすぐに送信を行わず、ランダムに設定される期間だけ送信を待機して送信ポイント間の衝突の確率を抑制する(ランダムバックオフ)。
各送信ポイントに設定されるバックオフ期間は、ランダムに設定されるカウンタ値(乱数値)に基づいて決定することができる。カウンタ値の範囲はコンテンションウィンドウ(CW:Contention Window)サイズに基づいて決定され、例えば、1〜CWサイズ(整数値)の範囲からランダムにランダムバックオフのカウンタ値が設定される。
図2にランダムバックオフの適用例を示す。送信ポイントは、CCAによりチャネルがアイドル状態と判断した場合にランダムバックオフ用のカウンタ値を生成する。そして、所定期間(defer period(D_eCCA)とも呼ばれる)の待ち時間だけチャネルが空いていることを確認できるまでカウンタ値を保持する。チャネルが所定期間空いていることを確認できた場合、送信ポイントは、所定時間単位(例えば、eCCAスロット時間単位)のセンシングを行い、チャネルが空いている場合にはカウンタ値を減らし、カウンタ値がゼロになったら送信を行うことができる。
ランダムバックオフにおいて、カウンタ値はCWサイズに関連づけられた範囲から決定される。図2ではバックオフ期間として1〜16の中からランダムな値が選択される場合を示している。このように、リスニングにおけるランダムバックオフのカウンタ値に基づいて送信を制御することにより、複数の送信ポイント間で送信機会を分散してフェアにすることができる。
アンライセンスCCでLTEシステムを利用する場合にも、Wi−Fiと同様に送信ポイント(無線基地局及び/又はユーザ端末)がUL送信及び/又はDL送信を行う前のリスニングにおいてランダムバックオフを適用することが考えられる。
しかし、UL送信についてLBTを適用する場合、UCI(Uplink Control Information)等の重要な信号の送信が大きく制限される(送信遅延等)。これにより、スループット低下等により通信が適切に行えなくなる。
そこで、本発明者等は、アンライセンスCCでUCI等の信号を送信する場合に、リスニング(LBT)に使用するLBT条件を変えて適用することに着目した。例えば、ULチャネルの種別に応じて、ULリスニングの条件とULリスニング後に設定されるULチャネル占有期間を制御する。例えば、DL伝送に適用されるLBTは、ランダムバックオフが適用されないカテゴリ2と、ランダムバックオフが適用されるカテゴリ4とが規定されている。UL伝送においても、UL送信前に適用するULリスニング(UL−LBT)においてランダムバックオフが適用されない第1のリスニング条件(カテゴリ2に相当)と、ULリスニングにおいてランダムバックオフが適用される第2のリスニング条件(カテゴリ4に相当)とが規定されることが考えられる。第1のリスニング条件(カテゴリ2)は、第2のリスニング条件(カテゴリ4)と比べて、センシング期間が短いチャネルアクセス動作ということができる。
具体的には、UCIのUL伝送にPUCCHを利用する場合、UL−LBTに第1のリスニング条件(ランダムバックオフが無い)を適用し、UL MCOTは所定時間(例えば、1ms又は2ms)に制限する。これにより、UCIのPUCCH送信前に適用するUL−LBTに対して第1のリスニング条件を適用することで、UCIを高確率で送信成功させることができる一方、UL MCOTを所定時間に制限するショートUL MCOTを適用することで、他の送信ポイントとの公平性を確保することができる。
また、ユーザ端末は、UCIのUL伝送にPUSCHを利用する場合、無線基地局から通知されるLBT条件でULリスニングを行う。無線基地局から通知されるLBT条件は、PUSCHの送信を指示するULグラントの送信前に無線基地局で行われるDLリスニングの条件に応じて決定されることができる。具体的には、DLリスニングの条件がカテゴリ4(ランダムバックオフが有る)であれば、ULリスニングを行うLBT条件は第1のリスニング条件(ランダムバックオフが無い)に決められる。また、DLリスニングの条件がカテゴリ2(ランダムバックオフが無い)であれば、ULリスニングを行うLBT条件は第2のリスニング条件(ランダムバックオフが有る)に決められる。ULリスニングに第2のリスニング条件が適用される場合、さらにUL MCOTを所定時間に制限するショートUL MCOTを適用することができる。第2のリスニング条件は、defer periodの長さを短時間に制限するパラメータ、バックオフ期間を短時間に制限するCWサイズを含んでもよい。または、ULリスニングを行うLBT条件は第1のリスニング条件(ランダムバックオフが無い)であるが、ULリスニングを行うLBT条件は第1のリスニング条件(ランダムバックオフが有る)に決められる。このとき、UL MCOTを所定時間に制限するショートUL MCOTを適用する。
また、クロスキャリアスケジューリングが適用された場合、PUSCHの送信を指示するULグラントがDLリスニングを適用しないセルから送信される場合がある。ULグラントがDLリスニングを適用しないセルから送信される場合、ULリスニングを行うLBT条件は第2のリスニング条件(ランダムバックオフが有る)に決められる。ULリスニングに第2のリスニング条件が適用される場合、さらにUL MCOTを所定時間に制限するショートUL MCOTを適用することができる。第2のリスニング条件は、defer periodの長さを短時間に制限するパラメータ、バックオフ期間を短時間に制限するCWサイズを含んでもよい。
(第1の実施形態)
リスニングを適用するセル(例えば、アンライセンスCC)でPUCCHがサポートされている場合、上り制御情報をPUCCHで送信することができる。この場合、上り制御情報をPUCCHで送信するためのULリスニングにはランダムバックオフが無い第1のリスニング条件が適用される。上り制御情報は、UCI(例えば、3GPPで規定されたScheduling Request、HARQ ACK/NACK、CQI、CSI等)の少なくとも1つであってもよい。
UL−LBTに第1のリスニング条件(カテゴリ2)を適用する場合、UL MCOTは短時間に制限されたショートUL MCOTを適用する。さらに、アンライセンスCCでのUL伝送では、PUCCHと共にPUSCHを送信してもよい。例えば、PUSCHの送信期間は、UCIを送信するPUCCH用に設定されたUL MCOTに合わせることができる。これにより、PUCCH送信のために行う1回のULリスニングだけで、PUSCH送信が可能になる。
図3はアンライセンスCCでUCIをPUCCHで送信する場合に実施されるUL−LBTの一例を示している。図3AはノーマルTTIの場合であり、図3BはショートTTIの場合を示している。
図3Aに示すように、アンライセンスCCでUCIをPUCCH送信する場合、UL−LBTとしてランダムバックオフ期間が無い第1のリスニング条件(例えば、カテゴリ2;UL Cat.2 LBT)が適用される。ユーザ端末は、アンライセンスCCにおいてUCIをPUCCHで送信する場合、第1のリスニング条件に基づいてULリスニングを実施する。具体的には、アンライセンスCCのチャネルが所定期間(defer period)に亘ってアイドル状態であれば、所定期間経過後にランダムバックオフを適用すること無く、UCIをPUCCHで送信できるようにUL MCOTを設定する。
UL−LBTに第1のリスニング条件を適用する場合はUL MCOTを短時間(例えば1ms)に制限したショートUL MCOTが設定される。UL MCOTの間にUCIがPUCCHで送信される。
このように、UCIをPUCCHで送信する場合、UL−LBTとしてランダムバックオフ期間が無い第1のリスニング条件を適用することで、重要な信号であるUCIを高確率で送信成功することができる。また、PUCCHのUL MCOTとして、ショートUL MCOTを選択して1ms又は2msという短い送信期間に制限するので、他の送信ポイントはショートUL MCOT後に送信機会を獲得でき、公平性を確保することができる。
また、図3Aでは、ユーザ端末が、PUCCHと並行してPUSCHを送信している。PUSCH送信の終端は、PUCCH送信用に設定されたUL MCOTの終端に合わせている。これにより、PUCCH送信用に獲得したUL MCOTをPUSCH送信に利用でき、PUCCHとPUSCHを並列送信する場合に、別々にUL−LBTを実施する必要がなくなる。
図3Bは、UCIをPUCCHで送信する前に実施するUL−LBTに第1のリスニング条件(ランダムバックオフが無い)を適用していて、さらに1つのTTIが7SC−FDMAシンボルで構成されるショートTTIを適用した例が示されている。PUCCH送信のためのUL MCOTが14シンボル(1ms)に対応したショートUL MCOTである。データ量の小さいUCIのPUCCH送信にはショートTTIで対応し、UCIよりも大きいデータ量が想定されるPUSCH送信には通常のTTI(14シンボル)で対応してもよい。
(第2の実施形態)
ユーザ端末は、アンライセンスCCでPUCCHがサポートされていなければ、UCIをPUSCHで送信する。例えば、ユーザ端末は、無線基地局から通知されるULグラントによってUCIを含むPUSCH送信を行うことができる。あるいは、アンライセンスCCでPUCCHがサポートされている場合であっても、ULデータが送信されるタイミング(例えば、サブフレーム)では、UCIをPUSCHで送信する可能性がある。無線基地局は、ULグラントをアンライセンスCCで送信する場合、送信前にDLリスニングを行う。ULグラントの送信前に実施されるDLリスニングに適用されたリスニング条件に応じてPUSCH送信前に行われるULリスニングに適用するリスニング条件を決定する。無線基地局は、決定したリスニング条件をULグラントと共にユーザ端末へ通知する仕組みを導入する。以下にアンライセンスCCでUCIをPUSCHで送信する第1の態様から第3の態様について説明する。以下の説明では、リスニング条件としてカテゴリ2、4を適用する場合を示すが、これに限られない。
(第1の態様)
無線基地局がULグラントの送信前に実施したDL−LBTにランダムバックオフがある第2のリスニング条件(カテゴリ4)を適用する場合、そのULグラントを受けてPUSCH送信前に実施されるUL−LBTにランダムバックオフが無い第1のリスニング条件(カテゴリ2)を適用する。UL−LBTに第1のリスニング条件(カテゴリ2)が適用される場合には、UL MCOTは例えば、1ms又は2msという短い送信期間に制限されるショートUL MCOTが指示される。
アンライセンスCCでPUCCHがサポートされていない場合、UCI等の信号はPUSCHで送信される。LTE及びLTEアドバンストでは、PUSCH送信に先立ち、無線基地局が下りリンクでULグラントを送信する。無線基地局は、ULグラントを送信する前に実施するDL−LBTに適用するリスニング条件を、ランダムバックオフが有る第2のリスニング条件(カテゴリ4)又はランダムバックオフが無い第1のリスニング条件(カテゴリ2)から選択することができる。
図4に示すように、無線基地局が、ULグラント送信前に実施したDLリスニングに、第2のリスニング条件(DL Cat.4 LBT)を適用した場合、当該ULグラントと共にULリスニングに適用されるリスニング条件として第1のリスニング条件(UL Cat.2 LBT)が通知される。ユーザ端末は、そのULグラントを受けてUCIをPUSCHで送信する。ユーザ端末は、ULグラントが送信されてから所定期間(例えば、4ms)後にPUSCH送信を行う。
ユーザ端末は、PUSCH送信前に実施するULリスニングに、無線基地局から通知されたリスニング条件に基づいてランダムバックオフが無い第1のリスニング条件(UL Cat.2 LBT)を適用する。ユーザ端末は、ランダムバックオフが無い第1のリスニング条件を適用する場合、UL MCOTは1ms等のショートUL MCOTに制限する。UL MCOTの制約情報についても無線基地局からリスニング条件と共に通知されても良い。これにより、ULグラントを受けてPUSCH送信する場合に、当該ULグラント送信前に実施されるULリスニングのリスニング条件として、DLリスニングに適用したリスニング条件を考慮することにより、DL伝送とUL伝送の全体として待機時間の公平性を確保できる。
ショートTTIがLAAに導入された場合、ULグラントを送信してからPUSCHを送信するまでの遅延時間は4msではなく、4sTTIになることが想定される。それにより、ULグラントを送信するために設定したDL MCOTの期間中に、ユーザ端末がULリスニングを開始する可能性が高くなる。図5は1サブフレームが3又は4OFDMシンボルで構成されるショートTTI(sTTI)の一例が示されている。
ULグラント送信前に実施されたDLリスニングでは第2のリスニング条件(カテゴリ;DL Cat.4 LBT)が適用されていて、DL MCOTとして2msが設定されている。ユーザ端末は、無線基地局から通知されたリスニング条件に基づいてPUSCH送信前のULリスニングにランダムバックオフが無い第1のリスニング条件(UL Cat.2 LBT)を適用している。図5では、ULグラント及びULリスニング条件が、DL MCOT期間の11シンボル目に送信されるDL信号に含まれている。ユーザ端末は、ULグラントの送信から4sTTI遅延後にPUSCH送信を開始する。この場合、DL MCOTの期間内(2ms)にULリスニングが実施されてPUSCH送信が開始される。
例えば、図5に示すように、DL MCOT=2msが設定されていれば、UL MCOTをDL MCOT内に収まる期間にしてもよい。DL MCOTは無線基地局−ユーザ端末間で占有できる期間である。したがって、当該ユーザ端末がこのDL MCOTの期間をUL送信に利用しても他の送信ポイントに対して影響が少ない。ユーザ端末は、DL MCOT=2msの終端での期間をUL MCOTに設定し、UCIが含まれたUL信号(PUSCH)を送信する。図5には3シンボル期間のUL MCOTが設定され、PUSCHによりUCIのみ、又はUCIとユーザデータが送信されている。
なお、UL MCOTは、必ずしもDL MCOTに収まる長さでなくても良い。例えば、ショートUL MCOT(例えば、1ms)を設定することもできる。ショートUL MCOTを適用することにより、UL MCOTがDL MCOT期間に収まらないが、短時間でUL MCOTが終了するので、他の送信ポイントに対する影響が抑制できる。
ところで、PUCCH(又はPUCCH及びPUSCH)送信前に実施するULリスニングに第1のリスニング条件を適用する場合、同一アンライセンスCCの同一サブフレームでPUSCHのみを送信する他のユーザ端末をスケジュールする可能性がある。このとき、他のユーザ端末が使用するUL−LBTが第2のリスニング条件であると、FDMによる同時多重送信ができない不具合があり得る(図6A参照)。ULリスニングに第1のリスニング条件が適用されたユーザ端末がPUCCH送信(又はPUSCH送信)している期間に、他のユーザ端末が同一サブフレームでPUSCH送信用にULリスニングに第2のリスニング条件を適用すると、第1のリスニング条件が適用されたユーザ端末のUL送信が継続しているため、第2のリスニング条件が適用されたユーザ端末のLBT結果がビジー状態となる。
そこで、図6Bに示すように、あるユーザ端末におけるULリスニングに第1のリスニング条件を適用する場合であって、同一アンライセンスCCの同一サブフレームでPUSCH送信する他のユーザ端末がスケジュールされる場合、当該他のユーザ端末には第2のリスニング条件に代わり第1のリスニング条件を適用する構成としてもよい。しかも、UL MCOTには短時間に制限されたショートUL MCOTを設定する。
具体的には、無線基地局は、あるユーザ端末のPUSCH送信前のULリスニングに第1のリスニング条件を指示する。このとき、同一アンライセンスCCの同一サブフレームでPUSCH送信する他のユーザ端末がスケジュールされていれば、他のユーザ端末に対して第1のリスニング条件(場合によってはショートUL MCOT)を指示する。FDMによって多重される他のユーザ端末は、無線基地局の指示に基づいて第1のリスニング条件を適用すると共に、UL MCOTは短時間に制限されたショートUL MCOTを設定する。
(第2の態様)
無線基地局がULグラント送信前に実施されるDLリスニングに第1のリスニング条件を適用した場合、ユーザ端末はPUSCH伝送前に実施するULリスニングに適用するリスニング条件として、第1のリスニング条件又は第2のリスニング条件のいずれかを選べる仕組みを導入する。ユーザ端末は、ULリスニングに第1のリスニング条件を適用した場合は、UL MCOTを1ms等のショートUL MCOTに設定する。
また、ユーザ端末は、ULリスニングに第2のリスニング条件を適用した場合は、ULリスニングに関して短いdefer period、小さいCWサイズ、ショートUL MCOTを適用する。第2のリスニング条件はランダムバックオフがあるので、第1のリスニング条件に比べて遅延時間が長くなる確率が高い。そこで、短いdefer period、小さいCWサイズを選択することでリスニング期間が短くなるようにしている。第2のリスニング条件を利用する場合に、ULリスニングに適用するリスニング条件は、優先度クラスの低い番号をユーザ端末に通知することで間接的に指示することができる。又は優先度クラスの番号を使用することなく、ULリスニングに関するパラメータとして短いdefer period、小さいCWサイズ、ショートUL MCOTを直接的にユーザ端末へ通知してもよい。
図7A、図7BはULグラント送信時のDL−LBTとUCI送信時のUL−LBTの双方にカテゴリ2を適用する一例を示している。
図7Aは、ノーマルTTIのサブフレーム構成において、ULグラント送信前のDLリスニングに第1のリスニング条件(DL Cat.2 LBT)を適用し、PUSCH送信前のULリスニングに第1のリスニング条件(UL Cat.2 LBT)を適用した一例を示している。無線基地局は、ULグラント送信前のDLリスニングに第1のリスニング条件を適用している。無線基地局がULグラントを送信してから4ms後に、そのULグラントを受信したユーザ端末がUCI(又はUCI及びユーザデータ)をPUSCH送信する。無線基地局は、ULグラントと共にULリスニングのリスニング条件(第1のリスニング条件)を含んだDL信号を送信する。ユーザ端末は、ULグラントを受けてUCIをPUSCH送信する。このとき、ユーザ端末は、DL信号で指示された第1のリスニング条件に基づいてULリスニングを実施する。
また、第1のリスニング条件が適用された場合には、PUSCH送信用にショートUL MCOT(例えば、1ms)を設定する。ユーザ端末は、ショートUL MCOTの期間にアンライセンスCCからUCI(又はUCIとユーザデータ)をPUSCH送信する。このように、ULグラント送信前のDLリスニングに第1のリスニング条件を適用する一方、そのULグラントを受けたPUSCH送信前のULリスニングに第1のリスニング条件を適用するので、UCI送信について高確率で送信成功することができる。また、UCIを含むUL信号のPUSCHを送信するためのUL MCOTとしてショートUL MCOT(例えば、1ms)を設定することで、早い時期にキャリアを開放することができる。
図7BはショートTTI(sTTI)のサブフレーム構成において、ULグラント送信前のDLリスニングに第1のリスニング条件(DL Cat.2 LBT)を適用し、PUSCH送信前のULリスニングに第1のリスニング条件(UL Cat.2 LBT)を適用した一例を示している。ショートTTIは1サブフレームが3又は4OFDMシンボルで構成されている。無線基地局は、ULグラント送信前のDLリスニングに第1のリスニング条件を適用している。無線基地局がULグラントを送信してから4sTTI後に、そのULグラントを受けたユーザ端末がUCI(又はUCI及びユーザデータ)をPUSCH送信する。
図7Bに示すようにDL MCOTが1msであり、DL MCOTの最初のシンボルでULグラントを送信していれば、最短でDL MCOTの最終シンボルの次シンボルが4sTTI遅延後になる。そこからUL MCOTを開始してUCIをPUSCH信号に含めて送信する。上記したように、無線基地局は、ULグラントと共にULリスニングのリスニング条件(第1のリスニング条件)を含んだDL信号を送信する。
ユーザ端末は、DL信号で指示されたリスニング条件に基づいて第1のリスニング条件をULリスニングに適用する。また、第1のリスニング条件を使用した場合には、ショートUL MCOT(例えば、1ms)を設定し、ショートUL MCOTの期間にアンライセンスCCからUCI(又は、UCIとユーザデータ)をPUSCH送信する。このように、サブフレーム構成にショートTTI(sTTI)を適用することで、ULグラントを送信してからUCIを含むPUSCH送信までの期間を短縮できる。
図8A、図8Bを参照して、ULグラント送信前のDLリスニングに第1のリスニング条件(DL Cat.2 LBT)を適用し、そのULグラントを受けたUCI送信前のULリスニングに第2のリスニング条件(UL Cat.4 LBT)を適用する一例を説明する。
図8Aは、PUSCH送信前に実施するULリスニングに適用する第2のリスニング条件(UL Cat.4 LBT)に関するパラメータテーブルを示している。このパラメータテーブルにおいて、リスニング期間及びMCOT期間を決める複数パラメータが、優先度クラスに対応付けて設定されている。パラメータテーブルには、リスニング期間を決めるパラメータとして、連続スロット期間(mp)、最大CW(CWmax,p)、最小CW(CWmin,p)、CWサイズ(Allowed CWp sizes)が規定されている。また、MCOTの長さを決めるパラメータとしてMCOT期間(TMCOT,p)が規定されている。
優先度クラス1は、リスニング期間及びMCOT期間を最も短くするパラメータが設定され、優先度クラス2は、リスニング期間及びMCOT期間が、優先度クラス1に比べて長くなるパラメータが設定されている。以降、優先度クラス(p)の番号が増加するのにしたがってリスニング期間及びMCOT期間が長くなるように規定することができる。具体的には、リスニング期間は、所定待ち時間(defer period)とランダムバックオフ期間を含んでいる。待ち時間(defer period)はパラメータ(mp)を構成するスロット数に応じて長さが変化する。
図8Aのパラメータテーブルに示すように、パラメータ(mp)を最小スロット数である1に設定することで、defer periodは最小時間(例えば、25μs)となる。また、ランダムバックオフ期間は、CWサイズ(Allowed CWp sizes)に応じて時間長が変化する。最大CW(CWmax,p)又は最小CW(CWmin,p)のいずれの数値が大きくなってもランダムバックオフ期間が長くなる可能性が高い。図8Aのパラメータテーブルに示すように、最大CW(CWmax,p)又は最小CW(CWmin,p)を小さい数値(例えば、1,3)に設定することでランダムバックオフ期間を短時間に抑えることができる。
図8BはULグラント送信前のDLリスニングに第1のリスニング条件(DL Cat.2 LBT)を適用し、そのULグラントを受けたUCI送信前のULリスニングに第2のリスニング条件(UL Cat.4 LBT)を適用する一例を示している。無線基地局は、ULグラントを送信する際のDLリスニングに第1のリスニング条件を適用している。そのULグラントを受信したユーザ端末は、無線基地局がULグラントを送信してから所定期間(例えば、4ms)後に、UCI(又は、UCIとユーザデータ)をPUSCH送信するため、ULリスニングを開始する。無線基地局は、ULグラントと共にリスニング条件を含んだDL信号を送信する。DL−LBTに適用したカテゴリに対応してULリスニングのリスニング条件が決まる。
具体的には、DL−LBTに第1のリスニング条件を適用した場合、そのULグラントを受けたUCI送信のためのULリスニングには第2のリスニング条件を適用する。ULグラントを送信するDL信号において第2のリスニング条件が指示される場合、短いULリスニング期間及び短いUL MCOT期間(例えば、1ms又は2ms)を実現するための優先度クラス(優先度クラス1又は優先度クラス2)がUL−LBT条件としてDL信号に含まれる。
図8Bに示す例では、優先度クラス2がUL−LBT条件として指示されている。具体的には、優先度クラス2の場合、defer periodのパラメータ(mp)=1であるので、defer periodは1スロット時間(=25μs)が指示され、CWサイズ=3,4であるので、例えばCW=3が指示され、TMCOT,p=2msであるので、UL MCOT=2msが指示される。なお、DL信号に含まれるULリスニング条件は、優先度クラスに代えてパラメータ(mp、CW、TMCOT, p)でも良い。
ユーザ端末は、ULグラントを受けて4ms遅延後にUCIをPUSCH送信するため、ULリスニングを開始する。PUSCH送信のために実施されるULリスニングに適用するリスニング条件がULグラントと共にDL信号で通知されている。ユーザ端末は、リスニング条件が優先度で通知される場合は、保存しているパラメータテーブル(図8A)に基づいてdefer period、CWサイズ、UL MCOTを決定する。
ユーザ端末は、ULリスニングを開始し、例えば優先度2が通知されていれば、待ち時間Tdだけチャネルが空いていることを確認できるまでカウンタ値を保持する。チャネルがTd期間空いていることを確認できた場合、所定時間単位(例えば、eCCAスロット時間単位)のセンシングを行い、チャネルが空いている場合にはカウンタ値を減らし、カウンタ値がゼロになったら、UL MCOTを設定してPUSCH送信を行う。
図8Bに示す例では、カウンタ=2までディクリメントした後にビジー状態が検出されたため、再び待ち時間Tdだけチャネルが空いていることを確認している。ユーザ端末は、UL MCOT期間にUCI(またはUCI及びユーザデータ)を含むUL信号をPUSCHによって送信する。なお、UCIだけを送信する場合は、UL MCOT期間としてより短いショートUL MCOT(例えば、1ms)に設定し、UCIの他にユーザデータを送信する場合は指示されたUL MCOT期間(例えば、2ms)を設定しても良い。
図9は、ショートTTI(sTTI)のサブフレーム構成において、ULグラント送信時のDLリスニングに第1のリスニング条件(DL Cat.2 LBT))を適用し、UCI送信のためのULリスニングに第2のリスニング条件(UL Cat.4 LBT)を適用した一例を示している。無線基地局は、DLリスニングに適用したカテゴリに対応してULリスニングに適用するリスニング条件を決めている。
具体的には、DL−LBTにカテゴリ2を適用した場合、そのULグラントを受けたUCI送信時のULリスニングに第2のリスニング条件を適用する。さらに、第2のリスニング条件が指示される場合、短いULリスニング期間及び短いUL MCOT期間(例えば、1ms又は2ms)を実現するための優先度クラス(優先度クラス1又は優先度クラス2)がULリスニングのリスニング条件として指示される。
ユーザ端末は、ULグラントを受けて4sTTI遅延後にUCIをPUSCH送信するため、UL−LBTを開始する。DL MCOTが1msであるとすると、DL MCOT期間内に4sTTI遅延後のUL−LBTが開始する。UL MCOTは、図9に示すようにDL MCOTの期間外であってもよい。
(第3の態様)
ULグラントがクロスキャリアスケジューリング(ライセンスCC)で通知される場合、ユーザ端末はPUSCH伝送前に実施するULリスニングに適用するリスニング条件として、第2のリスニング条件を適用する。無線基地局は、ULグラントをライセンスCCで送信する際にDL−LBTを実施しないので、ユーザ端末がそのULグラントを受けてUL信号を送信する際にはランダムバックオフがある第2のリスニング条件を使用するように指示する。
このように、ULグラントの送信に際してはDL−LBTを適用しない代わりに、そのULグラントを受けたPUSCH送信の際にランダムバックオフがある第2のリスニング条件を使用する。これにより、下りリンクのリスニング動作時間まで考慮してUCI送信段階のリスニング動作時間を制御できる。
ユーザ端末に対して第2のリスニング条件が指示される場合、第2のリスニング条件に対して短いULリスニング期間が指示されても良い。無線基地局は、ULグラント及びULリスニングのリスニング条件を含むDL信号をライセンスCCで送信する。ULリスニングのリスニング条件には、第2のリスニング条件が指示されると共に、優先度クラス1(又は優先度クラス2)が指示される。図8Aに示すように、優先度クラス1(又は優先度クラス2)は、短いULリスニング期間及び短いUL MCOT期間を設定するパラメータ(mp、CW、TMCOT,p)に対応付けられる。ユーザ端末は、ライセンスCCを介してULグラント及びULリスニングのリスニング条件を受信する。
図10はULグラントがクロスキャリアスケジューリング(ライセンスCC)で通知される一例を示している。無線基地局は、ライセンスCCからULグラントをユーザ端末へ送信し、ユーザ端末はULグラントを受けてUCIをアンライセンスCC経由で無線基地局へ送信している。無線基地局は、ライセンスCCではDL−LBTを使用する必要がないので、ULグラントを送信する際にDL−LBTを実施していない。
無線基地局は、ULグラントを送信するDL信号にULリスニングのリスニング条件を含めている。このリスニング条件には、第2のリスニング条件(UL Cat.4 LBT)の指示と、短いULリスニング期間及び短いUL MCOTの指示とが含まれる。短いULリスニング期間及び短いUL MCOTの指示は、優先度クラス1(又は優先度クラス2)として通知してもよい。ユーザ端末は、ULグラントを受けてPUSCH送信する際に、無線基地局から通知されたリスニング条件(UL Cat.4 LBT)に基づいてULリスニングを実施する。
なお、上述した説明では、上り制御情報(UCI)の送信について示しているが、本実施の形態はこれに限定されない。他の上り信号(例えば、PRACH(Physical Random Access Channel)、上り参照信号等)に同様に適用することができる。
(無線通信システム)
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上記各態様に係る無線通信方法が適用される。なお、上記各態様に係る無線通信方法は、それぞれ単独で適用されてもよいし、組み合わせて適用されてもよい。
図11は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。無線通信システム1では、LTEシステムのシステム帯域幅(例えば、20MHz)を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)及び/又はデュアルコネクティビティ(DC)を適用することができる。なお、無線通信システム1は、SUPER 3G、LTE−A(LTE−Advanced)、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)などと呼ばれても良い。
図11に示す無線通信システム1は、マクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12a〜12cとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。セル間で異なるニューメロロジーが適用される構成としてもよい。なお、ニューメロロジーとは、あるRATにおける信号のデザインや、RATのデザインを特徴付ける通信パラメータのセットのことをいう。
ユーザ端末20は、無線基地局11及び無線基地局12の双方に接続することができる。ユーザ端末20は、異なる周波数を用いるマクロセルC1とスモールセルC2を、CA又はDCにより同時に使用することが想定される。また、ユーザ端末20は、複数のセル(CC)(例えば、6個以上のCC)を用いてCA又はDCを適用することができる。また、ユーザ端末は、複数のセルとしてライセンスCCとアンライセンスCCを利用することができる。アンライセンスCCを用いたDL伝送及びUL伝送では上述したリスニング条件が適宜適用される。また、ライセンスCCとアンライセンスCCを用いたクロスキャリアスケジューリングを実行する場合、無線基地局11がライセンスCCからDL伝送でULグラント及びリスニング条件を送信し、ユーザ端末20がアンライセンスCCからPUCCH又はPUSCHでUCIを送信する際にULリスニングでは上記したリスニング条件が適用される。
ユーザ端末20と無線基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)で帯域幅が狭いキャリア(既存キャリア、Legacy carrierなどと呼ばれる)を用いて通信を行うことができる。一方、ユーザ端末20と無線基地局12との間は、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHz、5GHzなど)で帯域幅が広いキャリアが用いられてもよいし、無線基地局11との間と同じキャリアが用いられてもよい。なお、各無線基地局が利用する周波数帯域の構成はこれに限られない。
無線基地局11と無線基地局12との間(又は、2つの無線基地局12間)は、有線接続(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェースなど)又は無線接続する構成とすることができる。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)などが含まれるが、これに限定されるものではない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置30に接続されてもよい。
なお、無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、マクロ基地局、集約ノード、eNB(eNodeB)、送受信ポイント、などと呼ばれてもよい。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、スモール基地局、マイクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、HeNB(Home eNodeB)、RRH(Remote Radio Head)、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。以下、無線基地局11及び12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。
各ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでもよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクにOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクにSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。なお、上り及び下りの無線アクセス方式は、これらの組み合わせに限られず、上りリンクでOFDMAが用いられてもよい。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、下りL1/L2制御チャネルなどが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、SIB(System Information Block)などが伝送される。また、PBCHにより、MIB(Master Information Block)が伝送される。
下りL1/L2制御チャネルは、下り制御チャネル(PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel))、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)などを含む。PDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)などが伝送される。PCFICHにより、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICHにより、PUSCHに対するHARQの送達確認情報(ACK/NACK)が伝送される。EPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重され、PDCCHと同様にDCIなどの伝送に用いられる。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータ、上位レイヤ制御情報が伝送される。送達確認情報(ACK/NACK)や無線品質情報(CQI)などの少なくとも一つを含む上り制御情報(UCI:Uplink Control Information)は、PUSCH又はPUCCHにより、伝送される。PRACHにより、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブルが伝送される。
<無線基地局>
図12は、本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。無線基地局10は、複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。なお、送受信部103は、送信部及び受信部で構成される。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、ユーザデータに関して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御(例えば、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理)、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理などの送信処理が行われて送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換などの送信処理が行われて、送受信部103に転送される。
送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部103で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部102により増幅され、送受信アンテナ101から送信される。
送受信部(受信部)103は、ユーザ端末から送信される上り制御情報と上りデータを受信する。例えば、送受信部(受信部)103は、上り制御情報(UCI)を、リスニング結果に基づいて送信が制御される上り共有チャネル(例えば、LAA SCell)で受信する。上りチャネルとしては、他セル(例えば、ライセンスCC)の上り制御チャネル及び/又は上り共有チャネルを利用することができる。送受信部(送信部)103は、ユーザ端末に対してDL信号(例えば、ULグラント等)を送信する。
送受信部103は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置から構成することができる。なお、送受信部103は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。
一方、上り信号については、送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がアンプ部102で増幅される。送受信部103はアンプ部102で増幅された上り信号を受信する。送受信部103は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部104に出力する。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ及びPDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放などの呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
伝送路インターフェース106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。また、伝送路インターフェース106は、基地局間インターフェース(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェース)を介して隣接無線基地局10と信号を送受信(バックホールシグナリング)してもよい。
図13は、本実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。なお、図13では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図13に示すように、ベースバンド信号処理部104は、制御部(スケジューラ)301と、送信信号生成部(生成部)302と、マッピング部303と、受信信号処理部304と、測定部305と、を備えている。
制御部(スケジューラ)301は、無線基地局10全体の制御を実施する。なお、ライセンスバンドとアンライセンスバンドに対して1つの制御部(スケジューラ)301でスケジューリングを行う場合、制御部301は、ライセンスバンドセル及びアンライセンスバンドセルの通信を制御する。制御部301は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
制御部301は、例えば、送信信号生成部302による下り信号の生成や、マッピング部303による下り信号の割り当てを制御する。また、制御部301は、受信信号処理部304による信号の受信処理や、測定部305による信号の測定を制御する。
制御部301は、下り信号(システム情報、DCIを送信するPDCCH/EPDCCH、PDSCH、下り参照信号、同期信号など)のスケジューリング、生成、マッピング、送信などを制御する。また、制御部301は、測定部305によるLBT(リスニング)を制御し、LBT結果に従って、送信信号生成部302及びマッピング部303に対して、下り信号の送信を制御する。また、制御部301は、上り信号(PUSCH、PUCCH、PRACH、上り参照信号など)のスケジューリング、受信などを制御する。
また、制御部301は、ULグラントの送信前に実施されるDLリスニングに適用されたリスニング条件に応じてPUSCH送信前に行われるULリスニングに適用するリスニング条件を決定する。制御部301は、決定したリスニング条件をULグラントと共にユーザ端末20へ通知する。具体的には、ULグラントの送信前に実施したDL−LBTにランダムバックオフがある第2のリスニング条件(カテゴリ4)を適用する場合、そのULグラントを受けてPUSCH送信前に実施されるUL−LBTにランダムバックオフが無い第1のリスニング条件(カテゴリ2)を適用することを決定する。UL−LBTに第1のリスニング条件(カテゴリ2)が適用される場合には、UL MCOTは1ms又は2msという短い送信期間に制限されるショートUL MCOTに決定する。
また、ULグラント送信前に実施されるDLリスニングに第1のリスニング条件を適用した場合、ULリスニングに適用するリスニング条件として、第1のリスニング条件又は第2のリスニング条件のいずれかを選ぶ。具体的には、ULグラント送信前のDLリスニングに第1のリスニング条件を適用した場合、そのULグラントを受けたPUSCH送信前のULリスニングに第1のリスニング条件を適用するように制御し、さらにUCIを含むUL信号のPUSCHを送信するためのUL MCOTとしてショートUL MCOT(1ms)を通知する。
また、制御部301は、DL−LBTに第1のリスニング条件を適用した場合、そのULグラントを受けたUCI送信のためのULリスニングには第2のリスニング条件を適用するように指示する。具体的には、ULグラントを送信するDL信号において第2のリスニング条件が指示される場合、短いULリスニング期間及び短いUL MCOT期間(例えば、1ms又は2ms)を実現するための優先度クラス(優先度クラス1又は優先度クラス2)がUL−LBT条件としてユーザ端末20に通知するように制御する。さらに、ULグラントがクロスキャリアスケジューリング(ライセンスCC)で通知される場合、ユーザ端末20にはULリスニングに適用するリスニング条件として、第2のリスニング条件を適用するように通知する。
制御部301は、送受信部(送信部)103の送受信を制御することができる。例えば、制御部301は、ユーザ端末上り制御情報と上りデータの受信を制御する。制御部301は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、DL信号(下りデータ信号、下り制御信号を含む)を生成して、マッピング部303に出力する。具体的には、送信信号生成部302は、ユーザデータを含む下りデータ信号(PDSCH)を生成して、マッピング部303に出力する。また、送信信号生成部302は、DCI(ULグラント)を含む下り制御信号(PDCCH/EPDCCH)を生成して、マッピング部303に出力する。また、送信信号生成部302は、CRS、CSI−RSなどの下り参照信号を生成して、マッピング部303に出力する。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、送信信号生成部302で生成されたDL信号を、所定の無線リソースにマッピングして、送受信部103に出力する。マッピング部303は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部304は、送受信部103から入力された受信信号に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。ここで、受信信号は、例えば、ユーザ端末20から送信される上り信号である。受信信号処理部304は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置から構成することができる。
受信信号処理部304は、受信処理により復号された情報を制御部301に出力する。例えば、HARQ−ACKを含むPUCCHを受信した場合、HARQ−ACKを制御部301に出力する。また、受信信号処理部304は、受信信号や、受信処理後の信号を、測定部305に出力する。
測定部305は、受信した信号に関する測定を実施する。測定部305は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
測定部305は、制御部301からの指示に基づいて、LBT(リスニング)が設定されるキャリア(例えば、アンライセンスバンド)でLBTを実施し、LBT結果(例えば、チャネル状態がアイドルであるかビジーであるかの判定結果)を、制御部301に出力する。
また、測定部305は、例えば、受信した信号の受信電力(例えば、RSRP(Reference Signal Received Power))、受信品質(例えば、RSRQ(Reference Signal Received Quality))やチャネル状態などについて測定してもよい。測定結果は、制御部301に出力されてもよい。
<ユーザ端末>
図14は、本発明の一実施形態に係るに係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。なお、送受信部203は、送信部及び受信部から構成されてもよい。
複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号は、それぞれアンプ部202で増幅される。各送受信部203はアンプ部202で増幅された下り信号を受信する。送受信部203は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部204に出力する。
送受信部(受信部)203は、無線基地局から送信されるDL信号(例えば、下り制御情報、下りデータ)を受信する。また、送受信部(受信部)203は、受信したDL信号に対する上り制御情報と上りデータを送信する。送受信部203は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。
ベースバンド信号処理部204は、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などを行う。下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御の送信処理(例えば、HARQの送信処理)や、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理などが行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部203で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部202により増幅され、送受信アンテナ201から送信される。
図15は、本実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。なお、図15においては、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図15に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、送信信号生成部402と、マッピング部403と、受信信号処理部404と、測定部405と、を備えている。
制御部401は、ユーザ端末20全体の制御を実施する。制御部401は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置から構成することができる。制御部401は、例えば、送信信号生成部402による上り信号の生成や、マッピング部403による上り信号の割り当てを制御する。また、制御部401は、受信信号処理部404による下り信号の受信処理や、測定部405による信号の測定を制御する。
制御部401は、無線基地局10から送信された下り制御信号(PDCCH/EPDCCHで送信された信号)及び下りデータ信号(PDSCHで送信された信号)を、受信信号処理部404から取得する。制御部401は、下り制御信号や、下りデータ信号に対する再送制御の要否を判定した結果などに基づいて、上り制御信号(例えば、送達確認信号(HARQ−ACK)など)や上りデータ信号の生成を制御する。
制御部401は、LAAセルのUL伝送においてリスニングを適用する。具体的には、ULチャネルの種別に応じて、ULリスニングの条件と、ULリスニング後に設定されるULチャネル占有期間を制御する。ULチャネルがPUCCHである場合、ULリスニングにおいてランダムバックオフを適用しない第1のリスニング条件を適用する。また、ULチャネルがPUSCHである場合、無線基地局10から通知される所定条件でULリスニングを行う。所定条件は、PUSCH送信を指示するULグラントの送信前に無線基地局10で行われるDLリスニングの条件に応じて決定される。さらに、PUSCHの送信を指示するULグラントがDLリスニングを適用しないセルから送信された場合、ULリスニングにおいてランダムバックオフを適用する第2のリスニング条件を適用する。
リスニングを適用するLAAセルと、リスニングが規定されないセルを利用して通信を行う場合、制御部401は、リスニング結果に基づいて送信が制御される上り共有チャネル(例えば、LAA SCellのPUSCH)を利用せずに上り制御情報を送信するように制御する。つまり、制御部401は、リスニング結果に基づいて送信が制御される上り共有チャネル以外の上りチャネル(例えば、他セルの上りチャネル等)を利用して上り制御情報を送信するように制御する。
例えば、制御部401は、上り制御情報の送信タイミングと、リスニング結果に基づいて送信が制御される上り共有チャネルの送信タイミングとが重なる場合、LAAセル以外の他セルの上りチャネルを利用して上り制御情報を送信するように制御する。この場合、制御部401は、上り制御情報を、PCell、PSCell及び/又はPUCCHセルの上り制御チャネルで送信することができる。また、この場合、制御部401は、LAAセルのリスニング結果に応じて、他セルにおける上り制御チャネルと、LAAセルにおける上り共有チャネルの同時送信を行うように制御する。
また、制御部401は、上り制御情報(例えば、LAAに対する上り制御情報)の送信タイミングと、他セルの上り共有チャネルの送信タイミングとが重なる場合、他セルの上り共有チャネルを利用して上り制御情報を送信するように制御する。
また、制御部401は、上り制御情報の送信タイミングと、LAAセルにおいて送信が保障される上りチャネルの送信タイミングとが重なる場合、LAAセルの上りチャネルを利用して上り制御情報を送信するように制御することができる。送信が保障される上りチャネルの送信は、LBTを適用しない上りチャネル送信又はLBT結果に関わらず送信を行う上りチャネル送信とすることができる。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、UL信号を生成して、マッピング部403に出力する。例えば、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、送達確認信号(HARQ−ACK)やチャネル状態情報(CSI)等の上り制御信号を生成する。
また、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。例えば、送信信号生成部402は、無線基地局10から通知される下り制御信号にULグラントが含まれている場合に、制御部401から上りデータ信号の生成を指示される。送信信号生成部402は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部403は、制御部401からの指示に基づいて、送信信号生成部402で生成された上り信号(上り制御信号及び/又は上りデータ)を無線リソースにマッピングして、送受信部203へ出力する。マッピング部403は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部404は、送受信部203から入力された受信信号に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。ここで、受信信号は、例えば、無線基地局10から送信される下り信号である。受信信号処理部404は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置から構成することができる。また、受信信号処理部404は、本発明に係る受信部を構成することができる。
受信信号処理部404は、受信処理により復号された情報を制御部401に出力する。受信信号処理部404は、例えば、報知情報、システム情報、RRCシグナリング、DCIなどを、制御部401に出力する。また、受信信号処理部404は、受信信号や、受信処理後の信号を、測定部405に出力する。
測定部405は、受信した信号に関する測定を実施する。測定部405は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
測定部405は、制御部401からの指示に基づいて、LBTが設定されるキャリア(例えば、アンライセンスバンド)でLBTを実施してもよい。測定部405は、LBT結果(例えば、チャネル状態がアイドルであるかビジーであるかの判定結果)を、制御部401に出力してもよい。
また、測定部405は、制御部401の指示に従って、RRM測定及びCSI測定を行う。例えば、測定部405は、測定用参照信号(CRS、CSI−RS、DRSに含まれるCRS又は、DRSの送信サブフレームに配置されるCSI測定用のCSI−RSのいずれか)を用いて、CSI測定を行う。測定結果は、制御部401に出力され、PUSCH又はPUCCHを用いて、送受信部103から送信される。
(ハードウェア構成)
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施形態における無線基地局、ユーザ端末などは、本発明の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図16は、本発明の一実施形態に係る無線基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の無線基地局10及びユーザ端末20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。無線基地局10及びユーザ端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
無線基地局10及びユーザ端末20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述のベースバンド信号処理部104(204)、呼処理部105などは、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ端末20の制御部401は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、上述の送受信アンテナ101(201)、アンプ部102(202)、送受信部103(203)、伝送路インターフェース106などは、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウスなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカーなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、無線基地局10及びユーザ端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、セル、周波数キャリア、キャリア周波数などと呼ばれてもよい。
また、無線フレームは、時間領域において1つ又は複数の期間(フレーム)で構成されてもよい。無線フレームを構成する当該1つ又は複数の各期間(フレーム)は、サブフレームと呼ばれてもよい。さらに、サブフレームは、時間領域において1つ又は複数のスロットで構成されてもよい。さらに、スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDMシンボル、SC−FDMAシンボルなど)で構成されてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。例えば、1サブフレームが送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレームやTTIは、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1−13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、無線基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅や送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
リソースブロック(RB:Resource Block)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(サブキャリア(subcarrier))を含んでもよい。また、RBは、時間領域において、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1サブフレーム又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。なお、RBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)で構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
なお、上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームに含まれるスロットの数、スロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプリフィクス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースは、所定のインデックスで指示されるものであってもよい。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)など)及び/又は無線技術(赤外線、マイクロ波など)を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
また、本明細書における無線基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、無線基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間(D2D:Device-to-Device)の通信に置き換えた構成について、本発明の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の無線基地局10が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」や「下り」などの文言は、「サイド」と読み替えられてもよい。例えば、上りチャネルは、サイドチャネルと読み替えられてもよい。
同様に、本明細書におけるユーザ端末は、無線基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末20が有する機能を無線基地局10が有する構成としてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって)行われてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)など)、MAC(Medium Access Control)シグナリング)、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRCConnectionSetup)メッセージ、RRC接続再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージなどであってもよい。また、MACシグナリングは、例えば、MAC制御要素(MAC CE(Control Element))で通知されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、LTE−B(LTE-Beyond)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、New−RAT(Radio Access Technology)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切な無線通信方法を利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。例えば、上述の各実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本出願は、2016年3月31日出願の特願2016−073410に基づく。この内容は、全てここに含めておく。

Claims (7)

  1. 上り制御情報を所定のULチャネルで送信する送信部と、
    UL送信前に適用するULリスニングに基づいてUL送信を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、ULチャネルの種別に応じて、前記ULリスニングの条件と、前記ULリスニング後に設定されるULチャネル占有期間を制御することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記制御部は、前記ULチャネルが上り制御チャネルである場合、ULリスニングにおいてランダムバックオフを適用しない第1のリスニング条件を適用することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記制御部は、前記ULチャネルが上り共有チャネルである場合、無線基地局から通知される所定条件で前記ULリスニングを行うことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  4. 前記所定条件は、前記上り共有チャネルの送信を指示するULグラントの送信前に前記無線基地局で行われるDLリスニングの条件に応じて決定されることを特徴とする請求項3に記載のユーザ端末。
  5. 前記制御部は、前記上り共有チャネルの送信を指示するULグラントがDLリスニングを適用しないセルから送信された場合、ULリスニングにおいてランダムバックオフを適用する第2のリスニング条件を適用することを特徴とする請求項3に記載のユーザ端末。
  6. ULグラントを含むDL信号をユーザ端末に送信する送信部と、
    前記DL信号の送信前に行うDLリスニングの結果に基づいて前記DL信号の送信を制御する制御部と、を有し、
    前記送信部は、前記DLリスニングに適用する条件に応じて、前記ULグラントで指示されるUL送信前に前記ユーザ端末で行われるULリスニングの条件を通知することを特徴とする無線基地局。
  7. 送信前にリスニングが実施されるセル内のユーザ端末の無線通信方法であって、
    上り制御情報を所定のULチャネルで送信する工程と、
    UL送信前に適用するULリスニングに基づいてUL送信を行う工程と、を有し、
    UL信号及び/又はULチャネルの種別に応じて、前記ULリスニングの条件と、前記ULリスニング後に設定されるULチャネル占有期間を制御することを特徴とする無線通信方法。
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