JPWO2016199503A1 - 被監視者監視システムの親装置および該親装置の動作状態監視方法、被監視者監視システムの子装置および該子装置の動作状態監視方法、ならびに、該被監視者監視システム - Google Patents

被監視者監視システムの親装置および該親装置の動作状態監視方法、被監視者監視システムの子装置および該子装置の動作状態監視方法、ならびに、該被監視者監視システム Download PDF

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Abstract

本発明にかかる被監視者監視システムは、子装置および親装置を用いて被監視者を監視する。この被監視者監視システムでは、前記親装置と前記子装置それぞれとの間で、相互に、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための問合せ通信信号を送受信し、前記所定のアプリケーションソフトウェアの動作(動作中)を判定すると、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための動作通知通信信号を送受信する。

Description

本発明は、監視対象である被監視者を監視する被監視者監視システムの親装置および該親装置の動作状態監視方法、被監視者監視システムの子装置および該子装置の動作状態監視方法、ならびに、該被監視者監視システムに関する。
我が国(日本)は、戦後の高度経済成長に伴う生活水準の向上、衛生環境の改善および医療水準の向上等によって、高齢化社会、より詳しくは、総人口に対する65歳以上の人口の割合である高齢化率が21%を超える超高齢化社会になっている。また、2005年では、総人口約1億2765万人に対し65歳以上の高齢者人口は、約2556万人であったのに対し、2020年では、総人口約1億2411万人に対し高齢者人口は、約3456万人となる予測もある。このような高齢化社会では、病気や怪我や高齢等による看護や介護を必要とする要看護者や要介護者(要看護者等)は、高齢化社会ではない通常の社会で生じる要看護者等よりもその増加が見込まれる。
このような要看護者は、病院や、老人福祉施設(日本の法令では老人短期入所施設、養護老人ホームおよび特別養護老人ホーム等)等の施設に入所し、その看護や介護を受ける。このような病院や老人福祉施設等の施設では、要看護者が快適で安心して過ごせるように、看護師や介護士等は、定期的に巡視することによってその安否を確認している。しかしながら、省力化が要請され、特に日勤の時間帯に較べ、準夜勤や夜勤の時間帯では、看護師や介護士等の人数が減るため、一人当たりの業務負荷が増大するので、前記業務負荷の軽減が要請されている。このため、近年では、要介護者等の、監視すべき監視対象である被監視者を監視(モニタ)する被監視者監視装置が研究、開発されている。
このような被監視者監視装置は、例えば、1または複数の子装置と、前記子装置と通信可能に接続され前記子装置を管理する親装置とを備え、前記子装置および前記親装置を用いて監視対象である被監視者を監視する被監視者監視システムとして実現されている。このような被監視者監視システムでは、互いに通信可能に接続される前記子装置および前記親装置によって被監視者を監視しているため、通信に支障が生じたり、その動作に支障が生じたりすると、前記被監視者の監視に支障が生じてしまう。このため、通信状態やその動作状態を監視する必要がある。このような技術の1つとして、ネットワーク監視システムとその動作方法が例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1では、パケットを監視するための専用の装置が設けられ、システムの状況が詳細に監視されている。
ところで、通信ネットワークを介して通信を行う通信装置は、一般に、物理層やデータリンク層等の複数の階層を備えて構成され、アプリケーションソフトウェアは、いわゆるマルチタスクを実現しているオペレーティングシステム上で動作している。このため、例えばPing(ピング)等の一般的な通信信号で通信状態や動作状態を確認しようとすると、外部の装置から受信したPingに対し、前記アプリケーションソフトウェアの動作状態にかかわらず、オペレーティングシステムは、返答するため、前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を監視することが難しい。
このため、前記特許文献1のように、専用の装置をシステムに別途に導入することによって前記アプリケーションソフトウェアの動作状態の監視が可能になる。しかしながら、専用の装置を導入することによって、コストがアップしてしまう。また、この専用の装置に支障が生じれば、前記アプリケーションソフトウェアの動作状態をやはり監視できない。
特開2008−42892号公報
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、専用の装置を別途に導入することなく、相互に状況を監視できる被監視者監視システムの親装置および該親装置の動作状態監視方法、被監視者監視システムの子装置および該子装置の動作状態監視方法、ならびに、該被監視者監視システムを提供することである。
本発明にかかる被監視者監視システムは、子装置および親装置を用いて被監視者を監視する。この被監視者監視システムでは、前記親装置と前記子装置それぞれとの間で、相互に、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための問合せ通信信号を送受信し、前記所定のアプリケーションソフトウェアの動作(動作中)を判定すると、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための動作通知通信信号を送受信する。したがって、本発明にかかる被監視者監視システムの親装置および該親装置の動作状態監視方法、被監視者監視システムの子装置および該子装置の動作状態監視方法、ならびに、該被監視者監視システムは、専用の装置を別途に導入することなく、相互に状況を監視できる。
上記並びにその他の本発明の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な記載と添付図面から明らかになるであろう。
実施形態における被監視者監視システムの構成を示す図である。 前記被監視者監視システムにおける管理サーバ装置の構成を示す図である。 前記被監視者監視システムにおける携帯端末装置の構成を示す図である。 前記監視サーバ装置における、子装置(本実施形態ではセンサ装置、固定端末装置および携帯端末装置)でのアプリケーションソフトウェアの動作状態の監視に関する動作を示すフローチャートである。 前記監視サーバ装置における、自機でのアプリケーションソフトウェアの動作状態の監視に関する動作を示すフローチャートである。 前記携帯端末装置における、親装置(本実施形態では管理サーバ装置)でのアプリケーションソフトウェアの動作状態の監視に関する動作を示すフローチャートである。 前記携帯端末装置における、自機でのアプリケーションソフトウェアの動作状態の監視に関する動作を示すフローチャートである。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
図1は、実施形態における被監視者監視システムの構成を示す図である。図2は、実施形態の被監視者監視システムにおける管理サーバ装置の構成を示す図である。
本被監視者監視システムは、監視すべき(見守るべき)監視対象(見守り対象)である被監視者(見守り対象者)Obを検知して前記被監視者Obを複数の機器によって監視するものである。このような被監視者監視システムMSは、例えば、図1に示すように、1または複数のセンサ装置SU(SU−1〜SU−4)と、管理サーバ装置SVと、固定端末装置SPと、1または複数の携帯端末装置TA(TA−1、TA−2)とを備え、これらは、有線や無線で、LAN(Local Area Network)、電話網およびデータ通信網等の網(ネットワーク、通信回線)NWを介して通信可能に接続される。ネットワークNWには、通信信号を中継する例えばリピーター、ブリッジ、ルーターおよびクロスコネクト等の中継機が備えられても良い。図1に示す例では、これら複数のセンサ装置SU−1〜SU−4、管理サーバ装置SV、固定端末装置SPおよび複数の携帯端末装置TA−1、TA−2は、アクセスポイントAPを含む無線LAN(例えばIEEE802.11規格に従ったLAN等)NWによって互いに通信可能に接続されている。
被監視者監視システムMSは、被監視者Obに応じて適宜な場所に配設される。被監視者(見守り対象者)Obは、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする者や、身体能力の低下等によって介護を必要とする者や、一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見と早期対処とを可能にする観点から、被監視者Obは、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合にその発見を必要としている者であることが好ましい。このため、被監視者監視システムMSは、被監視者Obの種類に応じて、病院、老人福祉施設および住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、被監視者監視システムMSは、複数の被監視者Obが入居する複数の居室RMや、ナースステーションST等の複数の部屋を備える介護施設の建物に配設されている。
センサ装置SUは、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、TAと通信する通信機能を備え、被監視者Obを撮像して画像を生成しこの生成した画像から被監視者Obを検知する機器である。より具体的には、センサ装置SUは、例えば、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、TAと通信するための通信インターフェース回路(例えばLANカード等)、マイクロ波を送受信して被監視者Obの体動(例えば呼吸動作等)によって生じた前記マイクロ波のドップラシフトを検出することで被監視者Obを検知するドップラシフト方式の体動センサ、被監視者Obを撮像して画像を生成する画像センサ、前記体動センサの出力(体動センサ出力)および前記画像センサの出力(画像)に基づいて被監視者Obの検知結果として被監視者Obの状態(状況)を判定するデータ処理回路、これらを制御する制御回路およびその周辺回路を備えて構成され、前記検知結果を管理サーバ装置SVへ送信する。また、センサ装置SUは、所定の他の装置SV、SP、TAに前記生成した画像(静止画および動画を含む)を送信する。さらに、本実施形態では、センサ装置SUは、固定端末装置SPや携帯端末装置TA等に対してナースコールを通知するナースコール回路、および、固定端末装置SPや携帯端末装置等との間で音声通話を行う通話回路を備え、ナースコールおよび音声通話が可能となっている。図1には、一例として、4個の第1ないし第4センサ装置SU−1〜SU−4が示されており、第1センサ装置SU−1は、被監視者Obの一人であるAさんOb−1の居室RM−1(不図示)に配設され、第2センサ装置SU−2は、被監視者Obの一人であるBさんOb−2の居室RM−2(不図示)に配設され、第3センサ装置SU−3は、被監視者Obの一人であるCさんOb−3の居室RM−3(不図示)に配設され、そして、第4センサ装置SU−4は、被監視者Obの一人であるDさんOb−4の居室RM−4(不図示)に配設されている。
固定端末装置SPは、ネットワークNWを介して他の装置SU、SV、TAと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、および、所定の指示やデータを入力する入力機能等を備え、管理サーバ装置SVや携帯端末装置TAに与える所定の指示やデータを入力したり、センサ装置SUで得られた検知結果や画像を表示したり等することによって、被監視者監視システムMSのユーザインターフェース(UI)として機能する機器である。このような固定端末装置SPは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
管理サーバ装置SVは、ネットワークNWを介して他の装置SU、SP、TAと通信する通信機能を備え、これら他の装置SU、SP、TAを管理し、そして、センサ装置SUから被監視者Obに関する前記検知結果を受信して被監視者Obに対する監視に関する監視情報を管理する機器である。このような管理サーバ装置SVは、例えば、図2に示すように、サーバ制御処理部(SV制御処理部)11と、サーバ記憶部(SV記憶部)12と、サーバ通信インターフェース部(SV通信IF部)13とを備える。なお、管理サーバ装置SVは、親装置の一例である。
SV通信IF部(第1通信部)13は、SV制御処理部11に接続され、SV制御処理部11の制御に従って通信を行うための回路である。SV通信IF部13は、SV制御処理部11から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この被監視者監視システムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介して他の装置SU、SP、TAへ送信する。SV通信IF部13は、ネットワークNWを介して他の装置SU、SP、TAから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをSV制御処理部11が処理可能な形式のデータに変換してSV制御処理部11へ出力する。
SV記憶部12は、SV制御処理部11に接続され、SV制御処理部11の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、クライアント(本実施形態では固定端末装置SPおよび携帯端末装置TA等)の要求に応じたデータを前記クライアントに提供するサーバプログラムや、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を処理する監視処理プログラムや、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第1問合せ通信信号を子装置(本実施形態ではセンサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TA)全てへSV通信IF部13で送信する第1問合せ処理プログラムや、自機のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定する第1動作状態判定処理プログラムや、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を子装置SU、SP、TAからSV通信IF部13で受信した場合に、第1動作状態判定処理プログラムによって前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定させ、前記第1動作状態判定処理プログラムによって前記アプリケーションソフトウェアの動作が判定された場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第1動作通知通信信号を、前記第2問合せ通信信号の送信元の子装置SU、SP、TAへSV通信IF部13で送信する第1動作通知処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記サーバプログラムや前記監視処理プログラムは、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの一例である。なお、前記第2問合せ通信信号を送信する子装置は、外部に情報を出力するユーザインターフェースを持つ子装置(本実施形態では、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TA、以下、これらは「固定端末SP、TA」と適宜に呼称される)であることが好ましい。前記各種の所定のデータには、子装置SU、SP、TAの通信アドレス(例えばIPアドレス等)、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報等の、前記所定のプログラムを実行する上で必要な各データが含まれる。SV記憶部12は、例えばROM(Read Only Memory)や書き換え可能な不揮発性の記憶素子であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等を備える。そして、SV記憶部12は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるSV制御処理部11のワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等を含む。
SV制御処理部11は、管理サーバ装置SVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、センサ装置SUから被監視者Obに関する前記検知結果を受信して被監視者Obの前記監視情報を管理する回路である。SV制御処理部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路を備えて構成される。SV制御処理部11には、制御処理プログラムが実行されることによって、サーバ制御部(SV制御部)111、サーバ監視処理部(SV監視処理部)112、サーバ問合せ処理部(SV問合せ処理部)113、サーバ動作状態判定処理部(SV動作状態判定処理部)114およびサーバ動作通知処理部(SV動作通知処理部)115を機能的に備える。
SV制御部111は、管理サーバ装置SVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、管理サーバ装置SVの全体制御を司るものである。
SV監視処理部112は、前記監視情報を管理するものである。より具体的には、例えば、本実施形態では、SV監視処理部112は、センサ装置SUから、前記監視情報を収容した監視情報通信信号をSV通信IF部13で受信すると、この受信した監視情報通信信号に収容されている前記監視情報をSV記憶部12に記憶し、前記監視情報通信信号を端末装置SP、TAにSV通信IF部13で送信する。
SV問合せ処理部(第1問合せ処理部)113は、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第1問合せ通信信号を子装置SU、SP、TAへ、例えば子装置SU、SP、TA全てへSV通信IF部13で送信するものである。本実施形態では、SV問合せ処理部113は、さらに、前記第1問合せ通信信号に対する返信の無い子装置SU、SP、TAがあった場合に、前記第1問合せ通信信号に対する返信の無い子装置SU、SP、TAがあった旨を出力させるための不応答出力指令通信信号を、外部に情報を出力するユーザインターフェースを持つ子装置(本実施形態では端末装置SP、TA)へ送信する。なお、管理サーバ装置SVは、外部に情報を出力するユーザインターフェースをさらに備え、第1問合せ処理部113は、前記第1問合せ通信信号に対する返信の無い子装置SU、SP、TAがあった場合に、前記第1問合せ通信信号に対する返信の無い子装置SU、SP、TAがあった旨を前記ユーザインターフェースで出力してもよい。この場合、好ましくは、管理サーバ装置SVは、前記ユーザインターフェースの1つとして、情報を表示する例えばCRT表示機や液晶表示機等の表示装置を備え、この表示装置に第1問合せ処理部113によって、前記第1問合せ通信信号に対する返信の無い子装置SU、SP、TAがあった旨を表示する。
SV動作状態判定処理部(第1動作状態判定処理部)114は、自機のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定するものである。より具体的には、SV動作状態判定処理部114は、予め決められたテスト用のデータを前記所定のアプリケーションソフトウェアへ通知し、前記テスト用のデータに対する正解のデータが前記所定のアプリケーションソフトウェアから得られたか否かによって、前記所定のアプリケーションソフトウェアが正常に動作しているか否かを判定する。判定の結果、正解のデータが得られた場合には、SV動作状態判定処理部114は、前記所定のアプリケーションソフトウェアが正常に動作していると判定、すなわち、動作中と判定する。一方、前記判定の結果、正解のデータが得られない場合には、SV動作状態判定処理部114は、前記所定のアプリケーションソフトウェアが動作していないと判定、すなわち、非動作と判定する。
SV動作通知処理部(第1動作通知処理部)115は、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を子装置(本実施形態ではセンサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TA)からSV通信IF部13で受信した場合に、SV動作状態判定処理部114に前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定させ、SV動作状態判定処理部114が前記アプリケーションソフトウェアの動作を判定した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第1動作通知通信信号を、前記第2問合せ通信信号の送信元の前記子装置へSV通信IF部13で送信する。
このような管理サーバ装置SVは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
図1に戻って、携帯端末装置TAは、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、SUと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、所定の指示やデータを入力する入力機能、および、音声通話を行う通話機能等を備え、管理サーバ装置SVやセンサ装置SUに与える所定の指示やデータを入力したり、管理サーバ装置SVからの通知によってセンサ装置SUで得られた前記検知結果や画像を表示したり等することによって、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を受け付けて表示する機器である。
このような携帯端末装置TAは、本実施形態では、例えば、図3に示すように、端末制御処理部(TA制御処理部)41と、端末記憶部(TA記憶部)42と、端末通信インターフェース部(TA通信IF部)43と、端末音入出力部(TA音入出力部)44と、端末入力部(TA入力部)45と、端末表示部(TA表示部)46と、端末インターフェース部(TAIF部)47とを備える。
TA音入出力部44は、TA制御処理部41に接続され、外部の音を取得して携帯端末装置TAに入力するための回路であって、TA制御処理部41の制御に従って音を表す電気信号に応じた音を生成して出力するための回路である。TA音入出力部44は、例えば、音の音響振動を電気信号に変換するマイクロホン等と、音の電気信号を音の音響振動に変換するスピーカ等とを備えて構成される。TA音入出力部44は、外部の音を表す電気信号をTA制御処理部41へ出力し、また、TA制御処理部41から入力された電気信号を音の音響振動に変換して出力する。
TA入力部45は、TA制御処理部41に接続され、例えば、所定の操作を受け付け、携帯端末装置TAに入力する回路であり、例えば、所定の機能を割り付けられた複数の入力スイッチ等である。前記所定の操作には、例えば、ログインするためのID(識別子)の入力操作や、前記検知結果および静止画を通報された被監視者Obをセンシングするセンサ装置SUによって撮像される動画を表示させる指示の入力操作や、前記検知結果および前記静止画を通報された被監視者Obに対する例えば看護、介護および介助等の所定の対応を行う意思表明の入力操作等の監視する上で必要な各種操作等が含まれる。TA表示部46は、TA制御処理部41に接続され、TA制御処理部41の制御に従って、TA入力部45から入力された所定の操作内容、および、被監視者監視システムMSによって監視されている被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報(例えば判定された被監視者Obの状態や画像等)等を表示する回路であり、例えば液晶表示機(LCD)および有機ELディスプレイ等の表示装置である。そして、本実施形態では、TA入力部45およびTA表示部46からタッチパネルが構成されている。この場合において、TA入力部45は、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等の操作位置を検出して入力する位置入力回路である。このタッチパネルでは、TA表示部46の表示面上に位置入力回路が設けられ、TA表示部46に入力可能な1または複数の入力内容の候補が表示され、例えば看護師や介護士等のユーザ(監視者)が、入力したい入力内容を表示した表示位置を触れると、位置入力回路によってその位置が検出され、検出された位置に表示された表示内容がユーザの操作入力内容として携帯端末装置TAに入力される。
TAIF部47は、TA制御処理部41に接続され、TA制御処理部41の制御に従って、外部機器との間でデータの入出力を行う回路であり、例えば、Bluetooth(登録商標)規格を用いたインターフェース回路、IrDA(Infrared Data Asscoiation)規格等の赤外線通信を行うインターフェース回路、および、USB(Universal Serial Bus)規格を用いたインターフェース回路等である。
TA通信IF部(第2通信部)43は、SV通信IF部13と同様に、TA制御処理部41に接続され、TA制御処理部41の制御に従って通信を行うための回路である。TA通信IF部43は、TA制御処理部41から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この被監視者監視システムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介して他の装置SU、SV、SPへ送信する。TA通信IF部43は、ネットワークNWを介して他の装置SU、SV、SPから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをTA制御処理部41が処理可能な形式のデータに変換してTA制御処理部41へ出力する。
TA記憶部42は、SV記憶部12と同様に、TA制御処理部41に接続され、TA制御処理部41の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を処理する監視処理プログラムや、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を管理サーバ装置SP(親装置の一例)へTA通信IF部43で送信する第2問合せ処理プログラムや、自機のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定する第2動作状態判定処理プログラムや、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための前記第1問合せ通信信号を管理サーバ装置SVからTA通信IF部43で受信した場合に、前記第2動作状態判定処理プログラムで前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定し、前記第2動作状態判定処理プログラムで前記アプリケーションソフトウェアの動作を判定した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第2動作通知通信信号を、管理サーバ装置SVへTA通信IF部43で送信する第2動作通知処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記監視処理プログラムは、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの一例である。前記各種の所定のデータでは、管理サーバ装置SVの通信アドレス(例えばIPアドレス等)や被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報等の、前記所定のプログラムを実行する上で必要な各データが含まれる。TA記憶部42は、例えばROMやEEPROM等を備える。TA記憶部42は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるTA制御処理部41のワーキングメモリとなるRAM等を含む。
TA制御処理部41は、携帯端末装置TAの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、被監視者Obに対する監視に関する監視情報を処理するための回路である。TA制御処理部41は、SV制御処理部11と同様に、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。TA制御処理部41は、制御処理プログラムが実行されることによって、端末制御部(TA制御部)411、端末監視処理部(TA監視処理部)412、端末問合せ処理部(TA問合せ処理部)413、端末動作状態判定処理部(TA動作状態判定処理部)414および端末動作通知処理部(TA動作通知処理部)415を機能的に備える。
TA制御部411は、携帯端末装置TAの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、携帯端末装置TAの全体制御を司るものである。
TA監視処理部412は、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を処理するものである。より具体的には、TA監視処理部412は、前記監視情報通信信号をTA通信IF部43で受信した場合に、この受信した監視情報通信信号に収容された被監視者Obの前記監視情報をTA記憶部42に記憶する。TA監視処理部412は、前記監視情報の表示に関する動作を処理し、例えば、前記監視情報通信信号をTA通信IF部43で受信した場合に、この受信した監視情報通信信号に収容された被監視者Obの前記監視情報を表示する監視情報画面をTA表示部46に表示する。
TA問合せ処理部(第2問合せ処理部)413は、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を管理サーバ装置SV(親装置の一例)へTA通信IF部43で送信するものである。本実施形態では、TA問合せ処理部413は、さらに、管理サーバ装置SVから前記第2問合せ通信信号に対する返信が無い場合に、管理サーバ装置SVから前記第2問合せ通信信号に対する返信が無い旨をユーザインターフェースで出力する。より具体的には、TA問合せ処理部413は、さらに、管理サーバ装置SVから前記第2問合せ通信信号に対する返信が無い場合に、管理サーバ装置SVから前記第2問合せ通信信号に対する返信が無い旨をTA表示部46に表示する。
TA動作状態判定処理部(第2動作状態判定処理部)414は、SV動作状態判定処理部114と同様に、自機のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定するものである。
TA動作通知処理部(第2動作通知処理部)415は、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための前記第1問合せ通信信号を管理サーバ装置SVからTA通信IF部43で受信した場合に、TA動作状態判定処理部414に前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定させ、TA動作状態判定処理部414が前記アプリケーションソフトウェアの動作を判定した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第2動作通知通信信号を、管理サーバ装置SVへTA通信IF部43で送信する。
このような携帯端末装置TAは、例えば、いわゆるタブレット型コンピュータやスマートフォンや携帯電話機等の、持ち運び可能な通信端末装置によって構成可能である。なお、携帯端末装置TAは、子装置の他の一例である。
そして、本実施形態では、上述のセンサ装置USは、子装置の一例であり、これら上述のTA動作状態判定処理部414およびTA動作通知処理部415の各機能と同様の各機能をさらに持つ。より具体的には、センサ装置SUは、自機のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定し、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための前記第1問合せ通信信号を管理サーバ装置SVから受信した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定させ、前記アプリケーションソフトウェアの動作を判定した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第2動作通知通信信号を、管理サーバ装置SVへ送信する。前記体動センサの出力および前記画像センサの出力に基づいて被監視者Obの検知結果として被監視者Obの状態(状況)を判定するためのデータ処理プログラムや前記ナースコールを通知するためのナースコールプログラムや音声通話を行うための音声通話プログラムは、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの一例である。なお、センサ装置SUは、上述のTA問合せ処理部413の機能もさらに持っても良い。より具体的には、センサ装置SUは、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を管理サーバ装置SV(親装置の一例)へ送信する。この場合、センサ装置SUは、表示装置等のユーザインターフェースを持たないので、センサ装置SUは、管理サーバ装置SVから前記第2問合せ通信信号に対する返信が無い場合に、管理サーバ装置SVから前記第2問合せ通信信号に対する返信が無い旨を出力させるための第2不応答出力指令通信信号を、ユーザインターフェースを持つ端末装置SP、TAへ送信する。
さらに、本実施形態では、上述の固定端末装置SPは、子装置の一例であり、これら上述のTA問合せ処理部413、TA動作状態判定処理部414およびTA動作通知処理部415の各機能と同様の各機能をさらに持つ。より具体的には、固定端末装置SPは、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を管理サーバ装置SV(親装置の一例)へ送信し、管理サーバ装置SVから前記第2問合せ通信信号に対する返信が無い場合に、管理サーバ装置SVから前記第2問合せ通信信号に対する返信が無い旨をユーザインターフェースで出力する。固定端末装置SPは、前記ユーザインターフェースの1つとして、情報を表示する表示装置を備え、管理サーバ装置SVから前記第2問合せ通信信号に対する返信が無い場合に、管理サーバ装置SVから前記第2問合せ通信信号に対する返信が無い旨をこの表示装置に表示する。そして、固定端末装置SPは、自機のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定し、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための前記第1問合せ通信信号を管理サーバ装置SVから受信した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定させ、前記アプリケーションソフトウェアの動作を判定した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第2動作通知通信信号を、管理サーバ装置SVへ送信する。
次に、本実施形態の動作について説明する。このような構成の被監視者監視システムMSでは、各装置SU、SV、SP、TAは、電源が投入されると、必要な各部の初期化を実行し、その稼働を始める。また、管理サーバ装置SVでは、その制御処理プログラムの実行によって、SV制御処理部11には、SV制御部111、SV監視処理部112、SV問合せ処理部113、SV動作状態判定処理部114およびSV動作通知処理部115が機能的に構成され、携帯端末装置TAでは、その制御処理プログラムの実行によって、TA制御処理部41には、TA制御部411、TA監視処理部412、TA問合せ処理部413、TA動作状態判定処理部414およびTA動作通知処理部415が機能的に構成される。
そして、上記構成の被監視者監視システムMSは、大略、次の動作によって、各被監視者Obそれぞれを監視している。センサ装置SUは、所定のサンプリング周期で前記体動センサの出力および前記画像センサの出力をサンプリングし、このサンプリングした前記体動センサの出力および前記画像センサの出力に基づいて被監視者Obの状態(状況)を判定し、この判定の結果、被監視者Obが予め設定された状態(例えば、本実施形態では、起床、離床、転倒転落および微体動異常等)であると判定すると、被監視者Obの状態として判定された判定結果を表す判定結果情報や被監視者Obの静止画の画像データ等の監視情報を収容した通信信号(監視情報通信信号)をネットワークNWを介して管理サーバ装置SVへ送信する。センサ装置SUは、公知技術によって被監視者Obの状態(状況)を判定できる。例えば、センサ装置SUは、前記体動センサによって被監視者Obの呼吸動作に伴う胸部の体動(胸部の上下動)を検出し、その胸部の体動における周期の乱れや予め設定された閾値以下である前記胸部の体動における振幅を検知すると、前記微体動異常であると判定する。また例えば、センサ装置SUは、前記画像センサによって被監視者Obの画像を取得し、この取得した画像から被監視者Obの人物領域を検出し、この検出した人物領域の縦横比から被監視者Obの姿勢(例えば立位、座位および横臥等)を判定し、この検出した人物領域の位置を検出し、これら判定、検出した被監視者Obの姿勢および位置に基づいて前記起床、離床および転倒転落の別を判定する。
管理サーバ装置SVは、前記監視情報通信信号をネットワークNWを介してセンサ装置SUから受信すると、SV監視処理部112によって、この監視情報通信信号に収容された判定結果情報や静止画の画像データ等の監視情報をSV記憶部12に記憶(記録)する。そして、管理サーバ装置SVは、これら判定結果情報や静止画の画像データ等の監視情報を収容した監視情報通信信号を端末装置SP、TAへ送信する。これによって被監視者Obの状態(状況)が端末装置SP、TAを介して例えば看護師や介護士等の監視者に報知される。
固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAは、前記監視情報通信信号をネットワークNWを介して管理サーバ装置SVから受信すると、この監視情報通信信号に収容された前記監視情報を表示する。このような動作によって、被監視者監視システムMSは、各センサ装置SU、管理サーバ装置SV、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAによって、大略、各被監視者Obを検知して各被監視者Obを監視している。
次に、被監視者監視システムMSにおける、アプリケーションソフトウェアの動作状態の監視に関する動作について、説明する。図4は、前記監視サーバ装置における、子装置(本実施形態ではセンサ装置、固定端末装置および携帯端末装置)でのアプリケーションソフトウェアの動作状態の監視に関する動作を示すフローチャートである。図5は、前記監視サーバ装置における、自機でのアプリケーションソフトウェアの動作状態の監視に関する動作を示すフローチャートである。図6は、前記携帯端末装置における、親装置(本実施形態では管理サーバ装置)でのアプリケーションソフトウェアの動作状態の監視に関する動作を示すフローチャートである。図7は、前記携帯端末装置における、自機でのアプリケーションソフトウェアの動作状態の監視に関する動作を示すフローチャートである。以下の説明では、子装置の動作は、携帯端末装置TAの動作で説明されるが、センサ装置SUおよび固定端末装置SPの動作も同様に説明できる。
まず、管理サーバ装置SVがセンサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAそれぞれの各アプリケーションソフトウェアの各動作状態を監視する動作について説明する。
図4において、SV制御処理部11のSV問合せ処理部113は、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェア(例えば被監視者Obを監視するためのプログラム等)の動作状態を問い合わせるための第1問合せ通信信号をセンサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TA全てへSV通信IF部13で送信する(S11)。前記第1問合せ通信信号には、前記所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態(動作中か非動作中か)を調べる指令(コマンド)や、前記所定のアプリケーションソフトウェアを特定し識別するための識別子情報(AP−ID、例えばTCP(Transmission Control Protocol)のポート番号等)が収容される。
次に、SV問合せ処理部113は、センサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TA全てから応答があったか否かを判定する(S12)。すなわち、SV問合せ処理部113は、センサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TA全てから前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第2動作通知通信信号をそれぞれ受信したか否かを判定する。前記第2動作通知通信信号には、当該第2動作通知通信信号を送信した送信元の子装置(本実施形態ではセンサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置)を特定し識別するための識別子情報(子−ID)や、AP−IDや、前記AP−IDで特定されるアプリケーションソフトウェアが動作中であることを表すフラグ等が収容される。
この処理S12の判定の結果、センサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TA全てから各第2動作通知通信信号を受信した場合(Yes)には、SV問合せ処理部113は、所定の時間の間、待機するウエイト(Wait)の処理を実行し(S13)、処理を処理S11に戻す。したがって、この場合では、前記所定の時間の間隔で、処理S11、処理S12および処理S13が繰り返される。
一方、前記処理S12の判定の結果、センサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TA全てから各第2動作通知通信信号を受信していない場合(No)には、SV問合せ処理部113は、応答の無い装置が何であるかを判定する(S14)。
この処理S14の判定の結果、応答の無い装置、すなわち、第2動作通知通信信号の返信が無かった装置が固定端末装置SPである場合(固定端末)には、SV問合せ処理部113は、処理S15を実行し、前記応答の装置が携帯端末装置TAである場合(携帯端末)には、SV問合せ処理部113は、処理S16を実行し、そして、前記応答の装置がセンサ装置SUである場合(センサ装置)には、SV問合せ処理部113は、処理S17を実行する。
処理S15では、SV問合せ処理部113は、固定端末装置SPの応答が無い旨を携帯端末装置TAに表示させるための第1不応答表示指令通信信号を携帯端末装置TAへSV通信IF部13で送信し、処理S13を介して処理S11に戻す。前記第1不応答表示指令通信信号には、応答の無い固定端末装置SPの子−IDや、固定端末装置SPから応答が無い旨を表示させる指令(コマンド)等が収容される。第1不応答表示指令通信信号は、全ての携帯端末装置TAへ送信されて良く、また、予め設定された1または複数の特定の携帯端末装置TAへ送信されて良い。携帯端末装置TAは、この第1不応答表示指令通信信号を受信すると、TA制御処理部41は、TA表示部46に、固定端末装置SPの応答が無い旨を表示する。例えば、TA制御処理部41は、TA表示部46に、「固定端末装置SPの応答が無い、または、ネットワークNWが異常である」とのメッセージを表示する。
処理S16では、SV問合せ処理部113は、携帯端末装置TAの応答が無い旨を固定端末装置SPに表示させるための第2不応答表示指令通信信号を固定端末装置SPへSV通信IF部13で送信し、処理S13を介して処理S11に戻す。また、第2不応答表示指令通信信号は、固定端末装置SPへの送信に代え、あるいは、固定端末装置SPへの送信に加えて、固定端末応答のあった携帯端末装置TAへ送信されて良い。前記第2不応答表示指令通信信号には、応答の無い携帯端末装置TAの子−IDや、携帯端末装置TAから応答が無い旨を表示させる指令(コマンド)等が収容される。固定端末装置SPは、この第2不応答表示指令通信信号を受信すると、携帯端末装置TAの応答が無い旨を出力する。例えば、固定端末装置SPは、表示装置を備え、この表示装置に、「携帯端末装置TAの応答が無い、または、ネットワークNWが異常である」とのメッセージを表示する。なお、応答の無い携帯端末装置TAを特定する情報が表示されても良い。
処理S17では、SV問合せ処理部113は、センサ装置SUの応答が無い旨を端末装置SP、TAに表示させるための第3不応答表示指令通信信号を端末装置SP、TAへSV通信IF部13で送信し、処理S13を介して処理S11に戻す。前記第3不応答表示指令通信信号には、応答の無いセンサ装置SUの子−IDや、センサ装置SUから応答が無い旨を表示させる指令(コマンド)等が収容される。第3不応答表示指令通信信号は、全ての端末装置SP、TAへ送信されて良く、また、予め設定された1または複数の特定の端末装置SP、TAへ送信されて良い(すなわち、第3不応答表示指令通信信号は、固定端末装置SPのみに送信されて良く、また、予め設定された1または複数の特定の携帯端末装置TAへ送信されて良く、また、固定端末装置SPおよび予め設定された1または複数の特定の携帯端末装置TAへ送信されて良い)。端末装置SP、TAは、この第3不応答表示指令通信信号を受信すると、センサ装置SUの応答が無い旨を出力する。例えば、携帯端末装置TAは、TA表示部46に、「センサ装置TAの応答が無い、または、ネットワークNWが異常である」とのメッセージを表示する。なお、応答の無いセンサ装置SUを特定する情報が表示されても良い。
次に、上述の処理S11で管理サーバ装置SVが送信した前記第1問合せ通信信号を受信した携帯端末装置TAの動作について説明する。なお、管理サーバ装置SVから前記第1問合せ通信信号を受信した固定端末装置SPおよびセンサ装置SUも以下と同様に動作する。
図7において、携帯端末装置TAのTA制御処理部41におけるTA動作通知処理部415は、管理サーバ装置SVから前記第1問合せ通信信号を受信すると(S41)、TA動作状態判定処理部414によって、自機のオペレーティングシステム上で動作する、前記第1問合せ通信信号で指定された所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定する(S42)。
この判定の結果、前記所定のアプリケーションソフトウェアが動作していない場合(No(非動作中))には、TA動作通知処理部415は、処理を終了する。一方、前記判定の結果、前記所定のアプリケーションソフトウェアが動作している場合(Yes(動作中))には、TA動作通知処理部415は、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第2動作通知通信信号を、管理サーバ装置SVへTA通信IF部43で送信し、処理を終了する。すなわち、前記第2動作通知通信信号の送信によって、上述の処理S11で管理サーバ装置SVが送信した前記第1問合せ通信信号に対し、前記所定のアプリケーションソフトウェアが動作している場合のみ、その応答が返信される。
このように動作することによって、管理サーバ装置SVは、全てのセンサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAにおける所定のアプリケーションソフトウェアの死活を監視する。
次に、携帯端末装置TAが管理サーバ装置SVのアプリケーションソフトウェアの動作状態を監視する動作について説明する。
図6において、TA制御処理部41のTA問合せ処理部413は、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェア(例えば被監視者Obを監視するためのプログラム等)の動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を管理サーバ装置SV(親装置の一例)へTA通信IF部43で送信する(S31)。前記第2問合せ通信信号には、前記所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態(動作中か非動作中か)を調べる指令(コマンド)や、前記所定のアプリケーションソフトウェアを特定し識別するための識別子情報(AP−ID、例えばTCPのポート番号等)が収容される。
次に、TA問合せ処理部413は、管理サーバ装置SV(親装置の一例)から応答があったか否かを判定する(S32)。すなわち、TA問合せ処理部413は、管理サーバ装置SVから前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第1動作通知通信信号を受信したか否かを判定する。前記第1動作通知通信信号には、当該第1動作通知通信信号を送信した送信元の親装置(本実施形態では管理サーバ装置SV)を特定し識別するための識別子情報(親−ID)や、AP−IDや、前記AP−IDで特定されるアプリケーションソフトウェアが動作中であることを表すフラグ等が収容される。
この処理S32の判定の結果、管理サーバ装置SVから前記第1動作通知通信信号を受信した場合(Yes)には、TA問合せ処理部413は、所定の時間の間、待機するウエイト(Wait)の処理を実行し(S33)、処理を処理S31に戻す。したがって、この場合では、前記所定の時間の間隔で、処理S31、処理S32および処理S33が繰り返される。
一方、前記処理S32の判定の結果、管理サーバ装置SVから前記第1動作通知通信信号を受信していない場合(No)には、TA問合せ処理部413は、管理サーバ装置SVの応答が無い旨をTA表示部46に表示し、処理S33を介して処理S31に戻す。TA問合せ処理部413は、TA表示部46に、例えば、「管理サーバ装置SVの応答が無い、または、ネットワークNWが異常である」とのメッセージを表示する。
次に、上述の処理S31で携帯端末装置TAが送信した前記第2問合せ通信信号を受信した管理サーバ装置SVの動作について説明する。
図5において、管理サーバ装置SVのSV制御処理部11におけるSV動作通知処理部115は、携帯端末装置TAから前記第2問合せ通信信号を受信すると(S21)、SV動作状態判定処理部114によって、自機のオペレーティングシステム上で動作する、前記第2問合せ通信信号で指定された所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定する(S22)。
この判定の結果、前記所定のアプリケーションソフトウェアが動作していない場合(No(非動作中))には、SV動作通知処理部115は、処理を終了する。一方、前記判定の結果、前記所定のアプリケーションソフトウェアが動作している場合(Yes(動作中))には、SV動作通知処理部115は、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第1動作通知通信信号を、携帯端末装置TAへSV通信IF部13で送信し、処理を終了する。すなわち、前記第1動作通知通信信号の送信によって、上述の処理S31で携帯端末装置TAが送信した前記第2問合せ通信信号に対し、前記所定のアプリケーションソフトウェアが動作している場合のみ、その応答が返信される。前記第1動作通知通信信号には、当該第1動作通知通信信号を送信した送信元の親−IDや、AP−IDや、前記AP−IDで特定されるアプリケーションソフトウェアが動作中であることを表すフラグ等が収容される。
このように動作することによって、携帯端末装置TAは、管理サーバ装置SVにおける所定のアプリケーションソフトウェアの死活を監視する。センサ装置SUおよび固定端末装置SPも同様に管理サーバ装置SVにおける所定のアプリケーションソフトウェアの死活を監視する。
以上説明したように、本実施形態における被監視者監視システムMSの管理サーバ装置(親装置の一例)およびその動作状態監視方法は、前記第1問合せ通信信号をセンサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TA(子装置の一例)へ送信することでセンサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAにおけるアプリケーションソフトウェアの動作状態を監視し、そして、センサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAそれぞれから前記第2問合せ通信信号を受信した場合に自機のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定してその動作が判定された場合に前記第1動作通知通信信号を前記第2問合せ通信信号の送信元へ送信する。したがって、上記監視サーバ装置SVおよびその動作状態監視方法は、専用の装置を別途に導入することなく、管理サーバ装置SVとセンサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAそれぞれとの間で相互に状況を監視できる。
上記監視サーバ装置SVおよびその動作状態監視方法は、第1ないし第3不応答表示指令通信信号(不応答出力指令通信信号の一例)を、ユーザインターフェースを持つ端末装置SP、TAへ送信するので、前記ユーザインターフェースを持たなくても、前記第1問合せ通信信号に対する返信の無い装置があった旨を出力させ、その旨をユーザに報知できる。そして、前記ユーザインターフェースが表示装置であれば、上記監視サーバ装置SVおよびその動作状態監視方法は、その旨をユーザに視覚によって簡易に認識させ得る。
本実施形態における被監視者監視システムMSのセンサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TA(子装置の一例)およびその動作状態監視方法は、前記第2問合せ通信信号を管理サーバ装置SV(親装置の一例)へ送信することで管理サーバ装置SVにおけるアプリケーションソフトウェアの動作状態を監視し、そして、管理サーバ装置SVから第1問合せ通信信号を受信した場合に自機のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定してその動作が判定された場合に前記第2動作通知通信信号を管理サーバ装置SVへ送信する。したがって、上記センサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAおよびその動作状態監視方法は、専用の装置を別途に導入することなく、管理サーバ装置SVとセンサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAそれぞれとの間で相互に状況を監視できる。
したがって、本実施形態における被監視者監視システムMSは、専用の装置を別途に導入することなく、相互に状況を監視できる。
なお、上述の実施形態では、図5および図7それぞれを用いて説明したように、第2および第1問合せ通信信号それぞれに対し、アプリケーションソフトウェアが非動作中である場合に、前記アプリケーションソフトウェアが非動作中である旨は、その不応答で返答されたが、前記アプリケーションソフトウェアが非動作中である旨を収容した通信信号(非動作通知通信信号)の返信で返答されても良い。
本明細書は、上記のように様々な態様の技術を開示しているが、そのうち主な技術を以下に纏める。
一態様にかかる被監視者監視システムの親装置は、外部に情報を出力するユーザインターフェースを持つ子装置を少なくとも含む1または複数の前記子装置と、前記子装置と通信可能に接続され前記子装置を管理する親装置とを備え、前記子装置および前記親装置を用いて監視対象である被監視者を監視する被監視者監視システムにおける前記親装置であって、通信するための第1通信部と、前記子装置のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第1問合せ通信信号を前記子装置へ前記第1通信部で送信し、前記第1問合せ通信信号に対して前記子装置から応答があったか否かを判定する第1問合せ処理部と、自機のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定する第1動作状態判定処理部と、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を前記子装置から前記第1通信部で受信した場合に、前記第1動作状態判定処理部に前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定させ、前記第1動作状態判定処理部が前記アプリケーションソフトウェアの動作を判定した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第1動作通知通信信号を、前記第2問合せ通信信号の送信元の子装置へ前記第1通信部で送信する第1動作通知処理部とを備える。好ましくは、他の一態様では、上述の被監視者監視システムの親装置において、外部に情報を出力するユーザインターフェースをさらに備え、前記第1問合せ処理部は、前記第1問合せ通信信号に対する返信の無い子装置があった場合に、前記第1問合せ通信信号に対する返信の無い子装置があった旨を前記ユーザインターフェースで出力する。
他の一態様にかかる被監視者監視システムにおける親装置の動作状態監視方法は、外部に情報を出力するユーザインターフェースを持つ子装置を少なくとも含む1または複数の前記子装置と、前記子装置と通信可能に接続され前記子装置を管理する親装置とを備え、前記子装置および前記親装置を用いて監視対象である被監視者を監視する被監視者監視システムにおける前記親装置の動作状態監視方法であって、前記子装置のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第1問合せ通信信号を前記子装置へ送信し、前記第1問合せ通信信号に対して前記子装置から応答があったか否かを判定する第1問合せ処理工程と、自機のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定する第1動作状態判定処理工程と、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を前記子装置から前記第1通信部で受信した場合に、前記第1動作状態判定処理部に前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定させ、前記第1動作状態判定処理部が前記アプリケーションソフトウェアの動作を判定した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第1動作通知通信信号を、前記第2問合せ通信信号の送信元の子装置へ送信する第1動作通知処理工程とを備える。
このような被監視者監視システムの親装置および該親装置の動作状態監視方法は、前記第1問合せ通信信号を子装置へ送信することで子装置におけるアプリケーションソフトウェアの動作状態を監視し、そして、子装置から前記第2問合せ通信信号を受信した場合に自機のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定してその動作が判定された場合に前記第1動作通知通信信号を前記第2問合せ通信信号の送信元の前記子装置へ送信する。したがって、上記親装置およびその動作状態監視方法は、専用の装置を別途に導入することなく、親装置と子装置との間で相互に状況を監視できる。
他の一態様では、上述の被監視者監視システムの親装置において、前記第1問合せ処理部は、前記第1問合せ通信信号に対する返信の無い子装置があった場合に、前記第1問合せ通信信号に対する返信の無い子装置があった旨を出力させるための不応答出力指令通信信号を、前記ユーザインターフェースを持つ前記子装置へ送信する。
このような被監視者監視システムの親装置は、前記不応答出力指令通信信号を、前記ユーザインターフェースを持つ前記子装置へ送信するので、ユーザインターフェースを持たなくても、前記第1問合せ通信信号に対する返信の無い子装置があった旨を出力させ、その旨をユーザに報知できる。
他の一態様では、これら上述の被監視者監視システムの親装置において、前記ユーザインターフェースを持つ前記子装置は、前記ユーザインターフェースの1つとして表示装置を備える。
このような被監視者監視システムの親装置は、前記第1問合せ通信信号に対する返信の無い子装置があった旨をユーザに視覚によって簡易に認識させ得る。
他の一態様にかかる被監視者監視システムの子装置は、外部に情報を出力するユーザインターフェースを持つ子装置を少なくとも含む1または複数の前記子装置と、前記子装置と通信可能に接続され前記子装置を管理する親装置とを備え、前記子装置および前記親装置を用いて監視対象である被監視者を監視する被監視者監視システムにおける前記子装置であって、通信するための第2通信部と、前記親装置のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を前記親装置へ前記第2通信部で送信し、前記第2問合せ通信信号に対して前記親装置から応答があったか否かを判定する第2問合せ処理部と、自機のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定する第2動作状態判定処理部と、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第1問合せ通信信号を前記親装置から前記第2通信部で受信した場合に、前記第2動作状態判定処理部に前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定させ、前記第2動作状態判定処理部が前記アプリケーションソフトウェアの動作を判定した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第2動作通知通信信号を、前記親装置へ前記第2通信部で送信する第2動作通知処理部とを備える。好ましくは、他の一態様では、上述の被監視者監視システムの子装置において、外部に情報を出力するユーザインターフェースをさらに備え、前記第2問合せ処理部は、前記親装置から前記第2問合せ通信信号に対する返信が無い場合に、前記親装置から前記第2問合せ通信信号に対する返信が無い旨を前記ユーザインターフェースで出力する。好ましくは、他の一態様では、上述の被監視者監視システムの子装置において、前記第2問合せ処理部は、前記親装置から前記第2問合せ通信信号に対する返信が無い場合に、前記親装置から前記第2問合せ通信信号に対する返信が無い旨を出力させるための第2不応答出力指令通信信号を、前記ユーザインターフェースを持つ前記子装置へ送信する。
他の一態様にかかる被監視者監視システムにおける子装置の動作状態監視方法は、外部に情報を出力するユーザインターフェースを持つ子装置を少なくとも含む1または複数の前記子装置と、前記子装置と通信可能に接続され前記子装置を管理する親装置とを備え、前記子装置および前記親装置を用いて監視対象である被監視者を監視する被監視者監視システムにおける前記子装置の動作状態監視方法であって、前記親装置のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を前記親装置へ送信し、前記第2問合せ通信信号に対して前記親装置から応答があったか否かを判定する第2問合せ処理工程と、オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第1問合せ通信信号を前記親装置から受信した場合に、前記第2動作状態判定処理工程で前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定し、前記第2動作状態判定処理工程で前記アプリケーションソフトウェアの動作を判定した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第2動作通知通信信号を、前記親装置へ送信する第2動作通知処理工程とを備える。
このような被監視者監視システムの子装置および該子装置の動作状態監視方法は、前記第2問合せ通信信号を親装置へ送信することで親装置におけるアプリケーションソフトウェアの動作状態を監視し、そして、親装置から第1問合せ通信信号を受信した場合に自機のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定してその動作が判定された場合に前記第2動作通知通信信号を前記親装置へ送信する。したがって、上記子装置およびその動作状態監視方法は、専用の装置を別途に導入することなく、親装置と子装置との間で相互に状況を監視できる。
他の一態様にかかる被監視者監視システムは、外部に情報を出力するユーザインターフェースを持つ子装置を少なくとも含む1または複数の前記子装置と、前記子装置と通信可能に接続され前記子装置を管理する親装置とを備え、前記子装置および前記親装置を用いて監視対象である被監視者を監視する被監視者監視システムであって、前記親装置は、これら上述のいずれかの親装置であり、前記子装置は、上述の子装置である。
このような被監視者監視システムは、専用の装置を別途に導入することなく、相互に状況を監視できる。
この出願は、2015年6月9日に出願された日本国特許出願特願2015−116645を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
本発明によれば、被監視者監視システムの親装置および該親装置の動作状態監視方法、被監視者監視システムの子装置および該子装置の動作状態監視方法、ならびに、該被監視者監視システムが提供できる。

Claims (7)

  1. 外部に情報を出力するユーザインターフェースを持つ子装置を少なくとも含む1または複数の前記子装置と、前記子装置と通信可能に接続され前記子装置を管理する親装置とを備え、前記子装置および前記親装置を用いて監視対象である被監視者を監視する被監視者監視システムにおける前記親装置であって、
    通信するための第1通信部と、
    前記子装置のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第1問合せ通信信号を前記子装置へ前記第1通信部で送信し、前記第1問合せ通信信号に対して前記子装置から応答があったか否かを判定する第1問合せ処理部と、
    自機のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定する第1動作状態判定処理部と、
    オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を前記子装置から前記第1通信部で受信した場合に、前記第1動作状態判定処理部に前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定させ、前記第1動作状態判定処理部が前記アプリケーションソフトウェアの動作を判定した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第1動作通知通信信号を、前記第2問合せ通信信号の送信元の子装置へ前記第1通信部で送信する第1動作通知処理部とを備える、
    被監視者監視システムの親装置。
  2. 前記第1問合せ処理部は、前記第1問合せ通信信号に対する返信の無い子装置があった場合に、前記第1問合せ通信信号に対する返信の無い子装置があった旨を出力させるための不応答出力指令通信信号を、前記ユーザインターフェースを持つ前記子装置へ送信する、
    請求項1に記載の被監視者監視システムの親装置。
  3. 前記ユーザインターフェースを持つ前記子装置は、前記ユーザインターフェースの1つとして表示装置を備える、
    請求項1または請求項2に記載の被監視者監視システムの親装置。
  4. 外部に情報を出力するユーザインターフェースを持つ子装置を少なくとも含む1または複数の前記子装置と、前記子装置と通信可能に接続され前記子装置を管理する親装置とを備え、前記子装置および前記親装置を用いて監視対象である被監視者を監視する被監視者監視システムにおける前記子装置であって、
    通信するための第2通信部と、
    前記親装置のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を前記親装置へ前記第2通信部で送信し、前記第2問合せ通信信号に対して前記親装置から応答があったか否かを判定する第2問合せ処理部と、
    自機のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定する第2動作状態判定処理部と、
    オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第1問合せ通信信号を前記親装置から前記第2通信部で受信した場合に、前記第2動作状態判定処理部に前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定させ、前記第2動作状態判定処理部が前記アプリケーションソフトウェアの動作を判定した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第2動作通知通信信号を、前記親装置へ前記第2通信部で送信する第2動作通知処理部とを備える、
    被監視者監視システムの子装置。
  5. 外部に情報を出力するユーザインターフェースを持つ子装置を少なくとも含む1または複数の前記子装置と、前記子装置と通信可能に接続され前記子装置を管理する親装置とを備え、前記子装置および前記親装置を用いて監視対象である被監視者を監視する被監視者監視システムにおける前記親装置の動作状態監視方法であって、
    前記子装置のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第1問合せ通信信号を前記子装置へ送信し、前記第1問合せ通信信号に対して前記子装置から応答があったか否かを判定する第1問合せ処理工程と、
    自機のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定する第1動作状態判定処理工程と、
    オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を前記子装置から前記第1通信部で受信した場合に、前記第1動作状態判定処理部に前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定させ、前記第1動作状態判定処理部が前記アプリケーションソフトウェアの動作を判定した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第1動作通知通信信号を、前記第2問合せ通信信号の送信元の子装置へ送信する第1動作通知処理工程とを備える、
    被監視者監視システムにおける親装置の動作状態監視方法。
  6. 外部に情報を出力するユーザインターフェースを持つ子装置を少なくとも含む1または複数の前記子装置と、前記子装置と通信可能に接続され前記子装置を管理する親装置とを備え、前記子装置および前記親装置を用いて監視対象である被監視者を監視する被監視者監視システムにおける前記子装置の動作状態監視方法であって、
    前記親装置のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第2問合せ通信信号を前記親装置へ送信し、前記第2問合せ通信信号に対して前記親装置から応答があったか否かを判定する第2問合せ処理工程と、
    自機のオペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を判定する第2動作状態判定処理工程と、
    オペレーティングシステム上で動作する所定のアプリケーションソフトウェアの動作状態を問い合わせるための第1問合せ通信信号を前記親装置から受信した場合に、前記第2動作状態判定処理工程で前記アプリケーションソフトウェアの動作状態を判定し、前記第2動作状態判定処理工程で前記アプリケーションソフトウェアの動作を判定した場合に、前記アプリケーションソフトウェアの動作を通知するための第2動作通知通信信号を、前記親装置へ送信する第2動作通知処理工程とを備える、
    被監視者監視システムにおける子装置の動作状態監視方法。
  7. 外部に情報を出力するユーザインターフェースを持つ子装置を少なくとも含む1または複数の前記子装置と、前記子装置と通信可能に接続され前記子装置を管理する親装置とを備え、前記子装置および前記親装置を用いて監視対象である被監視者を監視する被監視者監視システムであって、
    前記親装置は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の親装置であり、
    前記子装置は、請求項4に記載の子装置である、
    被監視者監視システム。
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