JPWO2016186132A1 - ブドウエスカ病、ブラックデッドアーム病及び/又はユーティパディーバック病の防除用組成物 - Google Patents
ブドウエスカ病、ブラックデッドアーム病及び/又はユーティパディーバック病の防除用組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2016186132A1 JPWO2016186132A1 JP2017519377A JP2017519377A JPWO2016186132A1 JP WO2016186132 A1 JPWO2016186132 A1 JP WO2016186132A1 JP 2017519377 A JP2017519377 A JP 2017519377A JP 2017519377 A JP2017519377 A JP 2017519377A JP WO2016186132 A1 JPWO2016186132 A1 JP WO2016186132A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disease
- grape
- composition
- grapes
- grape esca
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N59/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing elements or inorganic compounds
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N59/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing elements or inorganic compounds
- A01N59/04—Carbon disulfide; Carbon monoxide; Carbon dioxide
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/15—Medicinal preparations ; Physical properties thereof, e.g. dissolubility
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N25/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
- A01N25/30—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests characterised by the surfactants
Abstract
Description
また、本発明はブドウエスカ病、ブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の防除用組成物、該防除用組成物を施用するブドウエスカ病、ブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の防除方法にも関する。
3病害の中では、エスカ病の発生面積が最も大きく、特に問題視されている一方、最近ではブラックデッドアーム病の被害面積が急速に拡大して問題となっている。
ブドウエスカ病の病徴は樹幹内部の病原菌侵入部位の腐敗が徐々に進行してから発現することが多い。また、ブドウは、冬の間に数本の枝のみを残して他の枝が全て切り落とされるため、当該残された枝付近の樹幹がブドウエスカ病に感染していれば翌年のブドウに枝枯れや葉の変色等の病徴が観察されるが、当該残った枝付近の樹幹がブドウエスカ病に感染していない場合には翌年のブドウに病徴が現れないことがある。そのため、ブドウエスカ病に感染しているブドウを同定するには、長期間、具体的には少なくとも3年間の追跡調査が必要であった。
また、ブドウエスカ病と同じ樹幹病害である、ブドウブラックデッドアーム病やユーティパディーバック病は、エスカ病と同時に発生することもあり、これらの病害に対しても有効な防除剤の開発が望まれている。
また、ブドウエスカ病に感染しているブドウを同定する方法の確立が望まれている。
さらには、ブドウエスカ病の防除剤を効率良く選抜し、開発するために、防除剤の効果を正確に評価できる試験方法の確立が望まれている。
また、本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属炭酸水素塩からなる群から選択された少なくとも1種を含む組成物が、ブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害に対し高い防除効果を有することを見出し、本発明を完成させた。
また、本発明は、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属炭酸水素塩からなる群から選択された少なくとも1種からなるアルカリ金属塩を有効成分として含むことを特徴とするブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の防除用組成物及び、該防除用組成物をブドウに施用することを特徴とするブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の防除方法に関する。
また、本発明の防除用組成物及び防除方法は、環境や作業者に対する安全性が高く、ブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の病徴発現を抑制することができる。
本明細書及び特許請求の範囲において、ブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害を「防除」するとは、ブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の病徴発現を抑制することをいう。
本発明の防除用組成物は、ブドウエスカ病の病徴発現を抑制することができる。すなわち、本発明の防除用組成物は、ブドウエスカ病に感染しているブドウがブドウエスカ病の病徴を発現すること、及び/又はブドウエスカ病に感染していないブドウがブドウエスカ病に感染して病徴を発現することを抑制することができる。したがって、本発明の防除用組成物は、ブドウエスカ病の病徴発現抑制剤としても用いることができる。ブドウエスカ病の病徴としては、葉の変色、葉の枯れ、結実不良などが挙げられる。
本発明の防除用組成物は、ブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の病徴発現を抑制することができる。すなわち、本発明の防除用組成物は、ブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害に感染しているブドウがブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の病徴を発現すること、及び/又はブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害に感染していないブドウがブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害に感染して病徴を発現することを抑制することができる。したがって、本発明の防除用組成物は、ブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の病徴発現抑制剤としても用いることができる。ブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の病徴としては、葉の変色、葉の枯れ、結実不良などが挙げられる。
本発明の防除用組成物及び防除方法は、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属炭酸水素塩からなる群から選択された少なくとも1種からなるアルカリ金属塩を有効成分として含有することを特徴とする。アルカリ金属としては、カリウム又はナトリウムが好ましく、カリウムがより好ましい。
アルカリ金属塩は、それぞれ単独で用いても良く、混合して用いても良いが、炭酸カリウム又は炭酸水素カリウムをそれぞれ単独で用いるのが好ましい。
アルカリ金属塩は、防除用組成物中に50質量%以上含まれていることが好ましく、60質量%以上含まれていることがより好ましく、70質量%〜95質量%含まれていることがさらにより好ましく、75質量%〜90質量%含まれていることがさらにより好ましく、75質量%〜85質量%含まれていることがさらにより好ましく、80質量%〜85質量%含まれていることがさらにより好ましい。また、本発明の防除剤は、防除用組成物中に100質量%含まれていてもよい。
植物油はそれぞれ単独で用いても良く、混合して用いても良い。植物油の含有量は、本発明の組成物全量に対して、0.001〜50質量%であることが好ましく、0.01〜40質量%であることがより好ましく、0.1〜30質量%であることがさらにより好ましく、1〜25質量%であることがさらにより好ましく、1〜20質量%であることがさらにより好ましく、1〜10質量%であることがさらにより好ましく、1〜5質量%であることがさらにより好ましい。また、植物油としてダイズ油を用いる場合には、ダイズ油の含有量は、本発明の組成物全量に対して、0.1〜10質量%であることが好ましく、1〜5質量%であることがより好ましい。植物油としてヒマワリ油を用いる場合には、ヒマワリ油の含有量は、本発明の組成物全量に対して、0.1〜20質量%であることが好ましく、1〜20質量%であることがより好ましい。
非イオン系界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸(C8〜18)エステル(具体的には、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノオレエート、ソルビトールモノラウレート等)、グリセリン脂肪酸(C8〜18)エステル(具体的には、グリセロールモノステアレート、グリセロールモノオレエート等)、プロピレングリコール脂肪酸(C8〜18)エステル(具体的には、プロピレングリコールモノステアレート、プロピレングリコールモノオレエート、プロピレングリコールモノパルミテート等)、ショ糖脂肪酸(C8〜18)エステル(具体的には、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖オレイン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖ベヘニン酸エステル等)、ポリグリセリン脂肪酸(C8〜18)エステル(具体的には、ジグリセリンモノオレエート、ジグリセリンモノステアレート、デカグリセリンモノラウレート、デカグリセリンモノオレエート、脂肪酸ポリグリセライド等)、有機酸モノグリセライド(具体的には、酢酸モノグリセライド、乳酸モノグリセライド、クエン酸モノグリセライド、ジアセチル酒石酸モノグリセライド、コハク酸モノグリセライド等)、脂肪酸アルコールポリグリコールエーテル、アセチレングリコール、アセチレンアルコール、オキシアルキレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン(C8~18)アルキルエーテル(具体的には、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等)、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルアリールエーテル、ポリオキシエチレングリコールアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル(具体的には、ポリオキシエチレングリコールモノラウレート、ポリオキシエチレングリコールモノステアレート、ポリオキシエチレングリコールモノオレエート等)、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸(C8〜18)エステル(具体的には、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート等)、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル(具体的には、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット等)、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル(具体的には、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ポリオキシエチレンオレイン酸グリセリル等)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシプロピレン脂肪酸エステル等、ポリオキシエチレンアルキルアミン(具体的には、ポリオキシエチレンココアミン等)が挙げられる。中でも、ポリグリセリン脂肪酸(C8〜18)エステル、ポリオキシエチレン(C8〜18)アルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸(C8〜18)エステル及びポリオキシエチレンアルキルアミン(具体的には、ポリオキシエチレンココアミン等)が好ましく、より具体的には、ジグリセリンモノオレエート(例えば、ポエムDO-100V(商品名、理研ビタミン(株)製)、NIKOL DGMO-90V(商品名、日本サーファクタント工業(株))等)、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(例えば、リケマールB-205(商品名、理研ビタミン(株)製)、ペグノールTH-8(商品名、東邦化学(株)製)、Synperonic L11(商品名、CRODA製)等)及びポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(例えば、ソルボンT-20(商品名、東邦化学(株)製)、Tween20(商品名、CRODA製)、Tween21(商品名、CRODA製)等)、ポリオキシエチレンココアミン(例えば、ソルポール7643(商品名、東邦化学(株)製)、Genamin C020(商品名、CLARIANT製))が好ましい。これらの中でも、ポリグリセリン脂肪酸(C8〜18)エステル、ポリオキシエチレン(C8〜18)アルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸(C8〜18)エステル、及びポリオキシエチレンアルキルアミン(具体的には、ポリオキシエチレンココアミン等)からなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましく、ジグリセリンモノオレエート、ポリオキシエチレンラウリルエーテル及びポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンココアミンからなる群から選択される少なくとも1種であることがより好ましい。
界面活性剤としては1種類の界面活性剤を単独で用いても良く、2種類以上の界面活性剤を組み合わせて用いてもよい。界面活性剤の含有量は、本発明の組成物全量に対して、0.001〜50質量%であることが好ましく、0.01〜40質量%であることがより好ましく、0.1〜30質量%であることがさらにより好ましく、1〜20質量%であることがさらにより好ましく、5〜15質量%であることがさらにより好ましく、10〜15質量%であることがさらにより好ましい。
担体は、1種類の担体を単独で用いても良く、2種類以上の担体を組み合わせて用いてもよい。担体の含有量に特に制限はなく、本発明の効果を損なわない範囲内で用いることができる。例えば、担体は、本発明の組成物全量に対して、0〜10質量%又は0.1〜10質量%であってもよい。
吸油剤は、1種類の吸油剤を単独で用いても良く、2種類以上の吸油剤を組み合わせて用いてもよい。吸油剤の含有量に特に制限はなく、本発明の効果を損なわない範囲内で用いることができる。例えば、吸油剤は、本発明の組成物全量に対して、0〜50質量%、0.1〜50質量%、0.1〜30質量%、0.1〜20質量%又は0.1〜10質量%であってもよい。
有効成分であるアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属炭酸水素塩は、植物油及び界面活性剤にほとんど溶解しないため、当該組成物が植物油及び/又は界面活性剤を含む場合には、有効成分が保存中に沈降しやすく、再分散も容易ではない等、取り扱いに困難を伴う場合があるが、該組成物に含有されるアルカリ金属塩の粒径を調整することにより取り扱いにくさを改善できる。好ましい粒径の範囲は篩目開き0.038mm(400mesh/Tyler)〜2.0mm(9mesh/Tyler)、より好ましい粒径の範囲は0.045mm(325mesh/Tyler)〜1.7mm(10mesh/Tyler)である。
アルカリ金属塩として炭酸水素カリウム又は炭酸カリウムを用いる場合には、好ましい粒径の範囲は、篩目開き0.075mm(200mesh/Tyler)〜2.0mm(9mesh/Tyler)、より好ましい粒径の範囲は0.09mm(170mesh/Tyler)〜1.7mm(10mesh/Tyler)であり、炭酸水素ナトリウム又は炭酸ナトリウムを用いる場合には、好ましい粒径の範囲は、篩目開き0.038mm(400mesh/Tyler)〜2.0mm(9mesh/Tyler)、より好ましい粒径の範囲は0.045mm(325mesh/Tyler)〜1.7mm(10mesh/Tyler)、さらにより好ましい粒径の範囲は0.045mm(325mesh/Tyler)〜0.15mm(100mesh/Tyler)である。
メパニピリム(mepanipyrim)、ピリメサニル(pyrimethanil)、シプロジニル(cyprodinil)のようなアニリノピリミジン系化合物;
5-クロロ-7-(4-メチルピペリジン-1-イル)-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジンのようなトリアゾロピリミジン系化合物;
フルアジナム(fluazinam)のようなピリジナミン系化合物;
トリアジメホン(triadimefon)、ビテルタノール(bitertanol)、トリフルミゾール(triflumizole)、エタコナゾール(etaconazole)、プロピコナゾール(propiconazole)、ペンコナゾール(penconazole)、フルシラゾール(flusilazole)、マイクロブタニル(myclobutanil)、シプロコナゾール(cyproconazole)、テブコナゾール(tebuconazole)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ファーコナゾールシス(furconazole-cis)、プロクロラズ(prochloraz)、メトコナゾール(metconazole)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、テトラコナゾール(tetraconazole)、オキスポコナゾールフマル酸塩(oxpoconazole fumarate)、プロチオコナゾール(prothioconazole)、トリアジメノール(triadimenol)、フルトリアホール(flutriafol)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、ジニコナゾール(diniconazole)、トリシクラゾール(tricyclazole)、プロベナゾール(probenazole)、シメコナゾール(simeconazole)、ペフラゾエート(pefurazoate)、イプコナゾール(ipconazole)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、アザコナゾール(azaconazole)、トリチコナゾール(triticonazole)、イマザリル(imazalil)、イプフェントリフルコナゾール(ipfentrifluconazole)、メフェントリフルコナゾール(mefentrifluconazole)のようなアゾール系化合物;
キノメチオネート(quinomethionate)のようなキノキサリン系化合物;
マンネブ(maneb)、ジネブ(zineb)、マンゼブ(mancozeb)、ポリカーバメート(polycarbamate)、メチラム(metiram)、プロピネブ(propineb)、チラム(thiram)のようなジチオカーバメート系化合物;
フサライド(fthalide)、クロロタロニル(chlorothalonil)、キントゼン(quintozene)のような有機塩素系化合物;
ベノミル(benomyl)、チオファネートメチル(thiophanate-methyl)、カーベンダジム(carbendazim)、チアベンダゾール(thiabendazole)、フベリアゾール(fuberiazole)のようなイミダゾール系化合物;
シモキサニル(cymoxanil)のようなシアノアセトアミド系化合物;
メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシル−M(metalaxyl-M;別名メフェノキサム(mefenoxam))、オキサジキシル(oxadixyl)、オフレース(ofurace)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベナラキシル−M(benalaxyl-M、別名キララキシル(kiralaxyl、chiralaxyl))、フララキシル(furalaxyl)、シプロフラム(cyprofuram)、カルボキシン(carboxin)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、チフルザミド(thifluzamide)、ボスカリド(boscalid)、ビキサフェン(bixafen)、イソチアニル(isotianil)、チアジニル(tiadinil)、セダキサン(sedaxane)、ピラジフルミド(pyraziflumid)のようなアニリド系化合物;
ジクロフルアニド(dichlofluanid)のようなスルファミド系化合物;
水酸化第二銅(cupric hydroxide)、有機銅(oxine copper)、無水硫酸銅、ノニルフェノールスルホン酸銅、8-ヒドロキシキノリン銅、ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩(II)(別名DBEDC)のような銅系化合物;
ホセチルアルミニウム(fosetyl-Al)、トルクロホスメチル(tolclofos-Methyl)、エジフェンホス(edifenphos)、イプロベンホス(iprobenfos)のような有機リン系化合物;
キャプタン(captan)、キャプタホル(captafol)、フォルペット(folpet)のようなフタルイミド系化合物;
プロシミドン(procymidone)、イプロジオン(iprodione)、ビンクロゾリン(vinclozolin)のようなジカルボキシイミド系化合物;
フルトラニル(flutolanil)、メプロニル(mepronil)、ベノダニル(benodanil)のようなベンズアニリド系化合物;
ペンチオピラド(penthiopyrad)、ペンフルフェン(penflufen)、フラメトピル(furametpyr)、イソピラザム(isopyrazam)、シルチオファム(silthiopham)、フェノキサニル(fenoxanil)、フェンフラム(fenfuram)、フルキサピロキサド(fluxapyroxad)、ベンゾビンジフルピル(benzovindiflupyr)のようなアミド系化合物;
フルオピラム(fluopyram)、ゾキサミド(zoxamide)のようなベンズアミド系化合物;
イソフェタミド(isofetamid)のようなチオフェンアミド系化合物;
トリホリン(triforine)のようなピペラジン系化合物;
ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリソキサゾール(pyrisoxazole)のようなピリジン系化合物;
フェナリモル(fenarimol)、ヌアリモール(nuarimol)のようなカルビノール系化合物;
フェンプロピディン(fenpropidin)のようなピペリジン系化合物;
フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、トリデモルフ(tridemorph)のようなモルホリン系化合物;
フェンチンヒドロキシド(fentin hydroxide)、フェンチンアセテート(fentin acetate)のような有機スズ系化合物;
ペンシキュロン(pencycuron)のような尿素系化合物;
ジメトモルフ(dimethomorph)、フルモルフ(flumorph)、ピリモルフ(pyrimorph)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、ベンチアバリカルブ−イソプロピル(benthiavalicarb-isopropyl)、バリフェナレート(valifenalate)、マンジプロパミド(mandipropamid)のようなカルボン酸アミド系化合物;
ジエトフェンカルブ(diethofencarb)のようなフェニルカーバメート系化合物;
フルジオキソニル(fludioxonil)、フェンピクロニル(fenpiclonil)のようなシアノピロール系化合物;
アゾキシストロビン(azoxystrobin)、クレソキシムメチル(kresoxim-methyl)、メトミノストロビン(metominostrobin)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、オリザストロビン(oryzastrobin)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、エネストロブリン(Enestroburin)、ピラオキシストロビン(Pyraoxystrobin)、ピラメトストロビン(Pyrametostrobin)、クモキシストロビン(coumoxystrobin)、エノキサストロビン(enoxastrobin)、フェナミンストロビン(fenaminstrobin)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、トリクロピリカルブ(triclopyricarb)、マンデストロビン(mandestrobin)のようなストロビルリン系化合物;
ファモキサドン(famoxadone)のようなオキサゾリジノン系化合物;
エタボキサム(ethaboxam)のようなチアゾールカルボキサミド系化合物;
フェナミドン(fenamidone)のようなイミダゾリノン系化合物;
フェンヘキサミド(fenhexamid)のようなハイドロキシアニリド系化合物;
フルスルファミド(flusulfamide)のようなベンゼンスルホンアミド系化合物;
シフルフェナミド(cyflufenamid)のようなオキシムエーテル系化合物;
ジチアノン(dithianon)のようなアントラキノン系化合物;
メプチルジノキャップ(meptyldinocap)のようなクロトン酸系化合物;
バリダマイシン(validamycin)、カスガマイシン(kasugamycin)、ポリオキシン(polyoxins)のような抗生物質;
イミノクタジン(iminoctadine)、ドディン(dodine)のようなグアニジン系化合物;
テブフロキン(tebufloquin)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キノフメリン(quinofumelin)のようなキノリン系化合物;
フルチアニル(flutianil)のようなチアゾリジン系化合物;
プロパモカルブ塩酸塩(propamocarb hydrochloride)、トルプロカルブ(tolprocarb)のようなカーバメート系化合物;
アミスルブロム(amisulbrom)、シアゾファミド(cyazofamiid)のようなスルホンアミド系化合物;
メトラフェノン(metrafenone)、ピリオフェノン(pyriofenone)のようなアリルフェニルケトン系化合物;
硫黄(Sulfur)、石灰硫黄剤のような硫黄系化合物;
その他の化合物として、ピリベンカルブ(pyribencarb)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、ピロキロン(pyroquilon)、ジクロメジン(diclomezine)、クロルピクリン(chloropicrin)、ダゾメット(dazomet)、メタムナトリウム塩(metam-sodium)、ニコビフェン(nicobifen)、ジクロシメット(diclocymet)、プロキンアジド(proquinazid)、マンジプロパミド(mandipropamid)、フルオピコリド(fluopicolide)、カルプロパミド(carpropamid)、フェリムゾン(ferimzone)、スピロキサミン(spiroxamine)、フェンピラザミン(fenpyrazamine)、アメトクトラジン(ametoctradin)、オキサチアピプロリン(oxathiapiprolin)ピカルブトラゾクス(picarbutrazox)、ジピメチトロン(dipymetitrone)、ピラジフルミド(pyraziflumid)、SB-4303、BAF-1107、SYJ-247など;
Bacillus amyloliqefaciens strain QST713、Bacillus amyloliqefaciens strain FZB24、Bacillus amyloliqefaciens strain MBI600、Bacillus amyloliqefaciens strain D747、Pseudomonas fluorescens、Bacillus subtilis、Trichoderma atroviride SKT-1のような微生物殺菌剤;及び
ティーツリー油(Tea tree oil)のような植物抽出物。
プロフェノホス(profenofos)、ジクロルボス(dichlorvos)、フェナミホス(fenamiphos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、EPN((RS)-(O-ethyl O-4-nitrophenyl phenylphosphonothioate))、ダイアジノン(diazinon)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホスメチル(chlorpyrifos-methyl)、アセフェート(acephate)、プロチオホス(prothiofos)、ホスチアゼート(fosthiazate)、カズサホス(cadusafos)、ジスルホトン(disulfoton)、イソキサチオン(isoxathion)、イソフェンホス(isofenphos)、エチオン(ethion)、エトリムホス(etrimfos)、キナルホス(quinalphos)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジメトエート(dimethoate)、スルプロホス(sulprofos)、チオメトン(thiometon)、バミドチオン(vamidothion)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピリミホスメチル(pirimiphos-methyl)、プロパホス(propaphos)、ホサロン(phosalone)、ホルモチオン(formothion)、マラチオン(malathion)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、シアノホス(cyanophos)、トリクロルホン(trichlorfon)、メチダチオン(methidathion)、フェントエート(phenthoate)、オキシデプロホス(oxydeprofos、別名ESP)、アジンホスメチル(azinphos-methyl)、フェンチオン(fenthion)、ヘプテノホス(heptenophos)、メトキシクロル(methoxychlor)、パラチオン(parathion)、ホスホカルブ(phosphocarb)、デメトン-S-メチル(demeton-S-methyl)、モノクロトホス(monocrotophos)、メタミドホス(methamidophos)、イミシアホス(imicyafos)、パラチオン-メチル(parathion-methyl)、テルブホス(terbufos)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホスメット(phosmet)、ホレート(phorate)のような有機リン酸エステル系化合物;
カルバリル(carbaryl)、プロポキスル(propoxur)、アルジカルブ(aldicarb)、カルボフラン(carbofuran)、チオジカルブ(thiodicarb)、メソミル(methomyl)、オキサミル(oxamyl)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、ピリミカルブ(pirimicarb)、フェノブカルブ(fenobucarb)、カルボスルファン(carbosulfan)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isoprocarb)、メトルカルブ(metolcarb)、キシリルカルブ(xylylcarb)、XMC(3,5-xylyl methylcarbamate)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)のようなカーバメート系化合物;
カルタップ(cartap)、チオシクラム(thiocyclam)、シュウ酸水素チオシクラム(thiocyclam oxalate)、チオシクラム塩酸塩(thiocyclam hydrochloride)、ベンスルタップ(bensultap)、チオスルタップ(thiosultap)、モノスルタップ(monosultap;別名チオスルタップモノナトリウム(thiosultap-monosodium)、ビスルタップ(bisultap;別名チオスルタップジナトリウム(thiosultap-disodium)、ポリチアラン(polythialan)のようなネライストキシン誘導体;
ジコホル(dicofol)、テトラジホン(tetradifon)、エンドスルファン(endosulfan)、ジエノクロル(dienochlor)、ディルドリン(dieldrin)のような有機塩素系化合物;
酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、シヘキサチン(cyhexatin)のような有機金属系化合物;
フェンバレレート(fenvalerate)、ペルメトリン(permethrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、アルファ-シペルメトリン(alpha-cypermethrin)、ゼータ-シペルメトリン(zeta-cypermethrin)、シータ-シペルメトリン(theta-cypermethrin)、ベータ-シペルメトリン(beta-cypermethrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、ガンマ-シハロトリン(gamma-cyhalothrin)、ラムダ-シハロトリン(lambda-cyhalothrin)、テフルトリン(tefluthrin)、カッパ-テフルトリン(kappa-tefluthrin)、エトフェンプロックス(ethofenprox)、フルフェンプロックス(flufenprox)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ-シフルトリン(beta-cyfluthrin)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルバリネート(fluvalinate)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、ピレスリン(pyrethrins)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、テトラメスリン(tetramethrin)、レスメスリン(resmethrin)、プロトリフェンブト(protrifenbute)、ビフェントリン(bifenthrin)、カッパ-ビフェントリン(kappa-bifenthrin)、アクリナトリン(acrinathrin)、アレスリン(allethrin)、タウ-フルバリネート(tau-fluvalinate)、トラロメスリン(tralomethrin)、プロフルトリン(profluthrin)、メトフルトリン(metofluthrin)、ヘプタフルトリン(heptafluthrin)、フェノトリン(phenothrin)、フルメトリン(flumethrin)、モムフルオロトリン(momfluorothrin)、シラフルオフェン(silafluofen)のようなピレスロイド系化合物;
ジフルベンズロン(diflubenzuron)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、トリフルムロン(triflumuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、フルアズロン(fluazuron)のようなベンゾイルウレア系化合物;
メトプレン(methoprene)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、ジオフェノラン(diofenolan)のような幼若ホルモン様化合物;
ピリダベン(pyridaben)のようなピリダジノン系化合物;
フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フィプロニル(fipronil)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、エチピロール(ethiprole)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、アセトプロール(acetoprole)、ピラフルプロール(pyrafluprole)、ピリプロール(pyriprole)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、ピフルブミド(pyflubumide)、フルフィプロール(flufiprole)のようなピラゾール系化合物;
イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、アセタミプリド(acetamiprid)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、クロチアニジン(clothianidin)、ニジノテフラン(nidinotefuran)、ジノテフラン(dinotefuran)、ニチアジン(nithiazine)のようなネオニコチノイド系化合物;
テブフェノジド(tebufenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)のようなヒドラジン系化合物;
ピリダリル(pyridalyl)、フロニカミド(flonicamid)のようなピリジン系化合物;
スピロディクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スピロテトラマト(spirotetramat)のような環状ケトエノール系化合物;
フルアクリピリム(fluacrypyrim)、ピリミノストロビン(pyriminostrobin)のようなストロビルリン系化合物;
フルフェネリム(flufenerim)、ピリミジフェン(pyrimidifen)のようなピリミジナミン系化合物;
マラチオン(malathion)のような有機硫黄化合物;
フルフェノクスロン(flufenoxuron)のような尿素系化合物;
シロマジン(cyromazine)のようなトリアジン系化合物;
ヒドラメチルノン(hydramethylnon)のようなヒドラゾン系化合物;
フルベンジアミド(flubendiamide)、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、シアントラニリプロール(cyantraniliprole)、シクラニリプロール(cyclaniliprole)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、ブロフラニリド(broflanilide)のようなジアミド系化合物;
ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、クロロメチウロン(chloromethiuron)のようなチオウレア系化合物;
アミトラズ(amitraz)、クロルジメホルム(chlordimeform)、クロロメブホルム(chloromebuform)のようなホルムアミジン系化合物;
また、その他の化合物として、ブプロフェジン(buprofezin)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、トリアザメート(triazamate)、ピメトロジン(pymetrozine)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、インドキサカルブ(indoxacarb)、アセキノシル(acequinocyl)、エトキサゾール(etoxazole)、1,3−ジクロロプロペン(1,3-dichloropropene)、ベンクロチアズ(benclothiaz)、ビフェナゼート(bifenazate)、プロパルギット(propargite)、クロフェンテジン(clofentezine)、メタフルミゾン(metaflumizone)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazone)、フェナザキン(fenazaquin)、アミドフルメト(amidoflumet)、スルフルラミド(sulfluramid)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、メタアルデヒド(metaldehyde)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、フルエンスルホン(fluensulfone)、ベルブチン(verbutin)、ジクロロメゾチアズ(dicloromezotiaz)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrim)、フルヘキサホン(fluhexafon)、チオキサザフェン(tioxazafen)、アフィドピロペン(afidopyropen)、フロメトキン(flometoquin)、フルピラジフロン(flupyradifurone)のような化合物など。
また、本発明の組成物は下記化合物と組み合わせて施用してもよい。
Bacillus thuringiensis aizawai、Bacillus thuringiensis kurstaki、Bacillus thuringiensis israelensis、Bacillus thuringiensis japonensis、Bacillus thuringiensis tenebrionis又はBacillus thuringiensisが生成する結晶タンパク毒素、昆虫病原ウイルス剤、昆虫病原糸状菌剤、線虫病原糸状菌剤などのような微生物農薬;
アベルメクチン(avermectin)、エマメクチンベンゾエート(emamectin Benzoate)、ミルベメクチン(milbemectin)、ミルベマイシン(milbemycin)、スピノサド(spinosad)、イベルメクチン(ivermectin)、レピメクチン(lepimectin)、アバメクチン(abamectin)、エマメクチン(emamectin)、スピネトラム(spinetoram)のような抗生物質及び半合成抗生物質;
アザディラクチン(azadirachtin)、ロテノン(rotenone)、リアノジン(ryanodine)のような天然物;
ディート(deet)のような忌避剤;
パラフィン油、鉱物油(mineral oil)のような物理的防除剤。
本発明の組成物を希釈して用いる場合は、水などの希釈剤を用いて、例えば1〜500倍、好ましくは3〜300倍、より好ましくは5〜200倍、さらにより好ましくは20〜100倍に希釈して用いることができる。
施用回数に特に制限はなく、少なくとも1回施用することが好ましく、少なくとも1年に1回施用することがより好ましく、1年に1〜10回施用することがさらにより好ましく、1年に1〜5回施用することがより好ましく、1年に2〜5回施用することがさらにより好ましく、3〜5回施用することがさらにより好ましい。
試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染している場合、樹幹周囲長の増加率が、ブドウエスカ病に感染していないブドウの樹幹周囲長の増加率よりも小さくなる。これにより、試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染しているかどうかを判断することができる。
従って、上記同定方法は、好ましくは、試験対象のブドウの樹幹周囲長の増加率と、ブドウエスカ病に感染していないブドウの樹幹周囲長の増加率とを比較し、ブドウエスカ病に感染していないブドウの樹幹周囲長の増加率に対する試験対象のブドウの樹幹周囲長の増加率の比が1よりも小さい場合に当該試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染していると判断する工程(第1判断工程)を有する、ブドウエスカ病に感染しているブドウの同定方法である。
試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染していると判断するには、ブドウエスカ病に感染していないブドウの樹幹周囲長の増加率に対する試験対象のブドウの樹幹周囲長の増加率の比が、0.9以下であることが好ましく、0.8以下であることがより好ましく、0.7以下であることがさらにより好ましい。下限値に特に制限はなく、例えば0以上、0.1以上、0.3以上、又は0.5以上であってよい。
ブドウの樹幹周囲長の増加率(%)は、ある時点におけるブドウの樹幹周囲長Aと、その時点から一定の期間(C年)経過後のブドウの樹幹周囲長Bを測定し、式「(((B−A)/A)/C)×100」により1年あたりの樹幹周囲長の増加率として求めることができる。
前記一定の期間に特に制限はないが、短い方が好ましく、例えば3年未満、好ましくは2年以下、より好ましくは1.5年以下、さらに好ましくは1年とすることができる。期間の下限も特に制限はないが、6ヶ月以上とすることができる。
ブドウエスカ病に感染していないブドウの樹幹周囲長の増加率は、1本のブドウの樹幹周囲長の増加率であってもよく、複数のブドウの樹幹周囲長の増加率の平均値であってもよい。複数のブドウの樹幹周囲長の増加率の平均値であることが好ましい。
樹幹周囲長の測定部位に特に制限はないが、地面から所定の高さ(例えば、地面から約5〜10cm)付近の樹幹周囲長を測定することが好ましい。また、接ぎ木されたブドウの場合は、接ぎ木部分から例えば5〜20cm程度離れた、樹幹表面が比較的スムースな部分の樹幹周囲長を測定することが好ましい。挿し木の場合は地面から所定の高さ(例えば5〜20cm)の部分の樹幹周囲長を測定することができる。
また、試験対象となるブドウとブドウエスカ病に感染していないブドウとは、品種、土壌条件、樹齢等の条件を同等のものとすることが好ましい。
本発明の方法は、葉のない冬であっても試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染しているかどうかを判断することができる。
当該ブドウエスカ病防除剤施用前の前記ブドウの樹幹周囲長の増加率に対するブドウエスカ病防除剤施用後の前記ブドウの樹幹周囲長の増加率の比は、1.2以上であることが好ましく、1.3以上であることがより好ましく、1.4以上であることがさらにより好ましい。上限値に特に制限はなく、例えば3.0以下、2.0以下、1.8以下、又は1.6以下であってもよい。
ブドウエスカ病防除剤としては、上記本発明のブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の防除用組成物又は本発明のブドウエスカ病防除用組成物を用いてもよく、従来知られている他のブドウエスカ病防除剤を用いてもよい。なかでも、本発明のブドウエスカ病防除用組成物を用いることが好ましい。
本発明の同定方法を用いることにより、ブドウエスカ病に感染しているブドウを容易に見出すことができる。
本発明の方法を用いてブドウエスカ病に感染しているブドウを同定した後、従来知られている他のブドウエスカ病防除剤や本発明のブドウエスカ病防除用組成物を用いて、当該同定したブドウのブドウエスカ病の病徴発現を抑制することができる。また、当該同定したブドウの抜き取り及び植え替えを行うことができる。
一方、本発明は、ブドウエスカ病に感染しているブドウの樹幹周囲長の増加率が感染していないブドウの樹幹周囲長の増加率に比べて一貫して低いことを見出し、試験対象のブドウの樹幹周囲長の増加率と、ブドウエスカ病に感染していていないブドウの樹幹周囲長の増加率とを比較することにより、試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染しているか否かを3年よりも短期間で評価することができる。より具体的には2年程度、好ましくは1〜2年程度で評価することができる。
試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染している場合、樹幹周囲長の増加率が、ブドウエスカ病防除剤を施用したブドウの樹幹周囲長の増加率よりも小さくなる。これにより、試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染しているかどうかを判断することができる。
従って、上記同定方法は、好ましくは、ブドウエスカ病防除剤を施用していない試験対象のブドウの樹幹周囲長の増加率と、ブドウエスカ病防除剤を施用したブドウの樹幹周囲長の増加率とを比較し、ブドウエスカ病防除剤を施用したブドウの樹幹周囲長の増加率に対する試験対象のブドウの樹幹周囲長の増加率の比が0.9以下である場合に当該試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染していると判断する工程を有する、ブドウエスカ病に感染しているブドウの同定方法である。
試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染していると判断するには、ブドウエスカ病防除剤を施用した前記ブドウの樹幹周囲長の増加率に対するブドウエスカ病防除剤を施用していない前記ブドウの樹幹周囲長の増加率の比が、0.8以下であることが好ましく、0.7以下であることがより好ましく、0.65以下であることがさらにより好ましい。下限値に特に制限はなく、例えば0.1以上、0.2以上、0.3以上、又は0.4以上であってもよい。
ブドウの樹幹周囲長の増加率(%)は、ある時点におけるブドウの樹幹周囲長Aと、その時点から一定の期間(C年)経過後のブドウの樹幹周囲長Bを測定し、式「(((B−A)/A)/C)×100」により1年あたりの樹幹周囲長の増加率として求めることができる。
前記一定の期間に特に制限はないが、短い方が好ましく、例えば3年未満、好ましくは2年以下、より好ましくは1.5年以下、さらに好ましくは1年とすることができる。期間の下限も特に制限はないが、6ヶ月以上とすることができる。
ブドウエスカ病防除剤を施用したブドウの樹幹周囲長の増加率は、1本のブドウの樹幹周囲長の増加率であってもよく、複数のブドウの樹幹周囲長の増加率の平均値であってもよい。複数のブドウの樹幹周囲長の増加率の平均値であることが好ましい。
ブドウエスカ病防除剤としては、上記本発明のブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の防除用組成物又は本発明のブドウエスカ病防除用組成物を用いてもよく、従来知られている他のブドウエスカ病防除剤を用いてもよい。なかでも、本発明のブドウエスカ病防除用組成物を用いることが好ましい。
本発明の方法によれば、試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染しているか否かを従来よりも短期間で評価することができる。また、葉のない冬であっても、試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染しているかどうかを判断することができる。
試験対象の化合物又は組成物がブドウエスカ病防除作用を有する場合、当該化合物又は組成物を施用したブドウの樹幹周囲長の増加率が、試験対象の化合物又は組成物を施用していないブドウエスカ病に感染しているブドウの樹幹周囲長の増加率よりも大きくなる。これにより、試験対象の化合物又は組成物がブドウエスカ病防除剤であるかどうかを判断することができる。
従って、上記探索方法は、好ましくは、試験対象の化合物又は組成物を施用したブドウエスカ病に感染しているブドウの樹幹周囲長の増加率と、試験対象の化合物又は組成物を施用していない(無処理の)ブドウエスカ病に感染しているブドウの樹幹周囲長の増加率とを比較して、試験対象の化合物又は組成物を施用していないブドウエスカ病に感染しているブドウの樹幹周囲長の増加率に対する試験対象の化合物又は組成物を施用したブドウエスカ病に感染しているブドウの樹幹周囲長の増加率の比が1よりも大きい場合に前記試験対象の化合物又は組成物がブドウエスカ病防除剤であると判断する工程を有する、ブドウエスカ病防除剤の探索方法である。
本発明によれば、従来よりも短期間で、より具体的には2年程度、好ましくは1〜2年程度で、試験対象の化合物又は組成物がブドウエスカ病防除作用を有するブドウエスカ病防除剤であるか否かを評価することができる。
試験対象の化合物又は組成物を施用していないブドウエスカ病に感染しているブドウの樹幹周囲長の増加率に対する試験対象の化合物又は組成物を施用したブドウエスカ病に感染しているブドウ(A)の樹幹周囲長の増加率の比は、1.1以上であることが好ましく、1.2以上であることがより好ましく、1.3以上であることがさらにより好ましく、1.4以上であることがさらにより好ましい。上限値に特に制限はなく、例えば3.0以下、2.0以下、1.8以下、又は1.6以下であってもよい。
ブドウの樹幹周囲長の増加率(%)は、ある時点におけるブドウの樹幹周囲長Aと、その時点から一定の期間(C年)経過後のブドウの樹幹周囲長Bを測定し、式「(((B−A)/A)/C)×100」により1年あたりの樹幹周囲長の増加率として求めることができる。
前記一定の期間に特に制限はないが、短い方が好ましく、例えば3年未満、好ましくは2年以下、より好ましくは1.5年以下、さらに好ましくは1年とすることができる。期間の下限も特に制限はないが、6ヶ月以上とすることができる。
試験対象の化合物又は組成物を施用していないブドウエスカ病に感染しているブドウの樹幹周囲長の増加率は、1本のブドウの樹幹周囲長の増加率であってもよく、複数のブドウの樹幹周囲長の増加率の平均値であってもよい。複数のブドウの樹幹周囲長の増加率の平均値であることが好ましい。
ブドウエスカ病防除作用としては、例えば、ブドウエスカ病の病原菌に対して殺菌効果及び/又は静菌効果を有する作用、ブドウエスカ病に特有の病徴発現を抑制することのできる作用、及び/又は、ブドウエスカ病を発病したブドウの割合を減少させることのできる作用が挙げられる。これらの中でも、ブドウエスカ病の病徴発現を抑制することのできる作用であることが好ましい。
本発明の方法によれば、葉のない冬であっても試験対象の化合物又は組成物がブドウエスカ病防除剤であるかどうかを判断することができる。
〔1〕 アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属炭酸水素塩からなる群から選択された少なくとも1種を有効成分として含有することを特徴とするブドウエスカ病防除用組成物。
〔2〕 アルカリ金属が、カリウム又はナトリウムである〔1〕に記載のブドウエスカ病防除用組成物。
〔3〕 界面活性剤をさらに含む、〔1〕又は〔2〕に記載のブドウエスカ病防除用組成物。
〔4〕 界面活性剤が、非イオン系界面活性剤を含む、〔3〕に記載のブドウエスカ病防除用組成物。
〔5〕 非イオン系界面活性剤が、ポリグリセリン脂肪酸(C8〜18)エステル、ポリオキシエチレン(C8〜18)アルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸(C8〜18)エステル、及びポリオキシエチレンアルキルアミンからなる群から選択された少なくとも1種である、〔4〕に記載のブドウエスカ病防除用組成物。
〔6〕 植物油をさらに含む、〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載のブドウエスカ病防除用組成物。
〔7〕 植物油が、ダイズ油又はヒマワリ油である〔6〕に記載のブドウエスカ病防除用組成物。
〔8〕 〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載のブドウエスカ病防除用組成物を水溶性フィルムで包装した包装体。
〔9〕 水溶性フィルムの素材が、ポリビニルアルコールである〔8〕に記載の包装体。
〔10〕 〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載のブドウエスカ病防除用組成物ブドウに施用することを特徴とする、ブドウエスカ病の防除方法。
〔11〕 〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載のブドウエスカ病防除用組成物を、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属炭酸水素塩からなる群から選択される少なくとも1種が、0.01kg/ha〜1000kg/haの範囲となる量でブドウに施用する、〔10〕に記載のブドウエスカ病の防除方法。
〔12〕 試験対象のブドウの樹幹周囲長の増加率と、ブドウエスカ病に感染していないブドウの樹幹周囲長の増加率とを比較することによって、当該試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染しているかどうかを判断する工程を有する、ブドウエスカ病に感染しているブドウの同定方法。
〔13〕 ブドウエスカ病防除剤を施用していない試験対象のブドウの樹幹周囲長の増加率と、ブドウエスカ病防除剤を施用したブドウの樹幹周囲長の増加率とを比較することによって、当該試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染しているかどうかを判断する工程を有する、ブドウエスカ病に感染しているブドウの同定方法。
〔14〕 前記ブドウエスカ病防除剤が、〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載のブドウエスカ病防除用組成物である、〔13〕に記載の同定方法。
〔15〕 試験対象の化合物又は組成物を施用したブドウエスカ病に感染しているブドウの樹幹周囲長の増加率と、試験対象の化合物又は組成物を施用していないブドウエスカ病に感染しているブドウの樹幹周囲長の増加率とを比較することによって、前記試験対象の化合物又は組成物がブドウエスカ病防除剤であるかどうかを判断する工程を有する、ブドウエスカ病防除剤の探索方法。
〔16〕 ブドウエスカ病を防除するための、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属炭酸水素塩からなる群から選択された少なくとも1種の使用。
〔17〕 アルカリ金属が、カリウム又はナトリウムである〔16〕に記載の使用。
〔18〕 ブドウエスカ病を防除するための、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属炭酸水素塩からなる群から選択された少なくとも1種を含有する組成物の使用。
〔19〕 アルカリ金属が、カリウム又はナトリウムである〔18〕に記載の使用。
〔2’〕 前記病害がブドウエスカ病である、〔1’〕に記載の組成物。
〔3’〕 アルカリ金属が、カリウム又はナトリウムである〔1’〕又は〔2’〕に記載の組成物。
〔4’〕 界面活性剤をさらに含む、〔1’〕〜〔3’〕のいずれかに記載の組成物。
〔5’〕 界面活性剤が、非イオン系界面活性剤を含む、〔4’〕に記載の組成物。
〔6’〕 非イオン系界面活性剤が、ポリグリセリン脂肪酸(C8〜18)エステル、ポリオキシエチレン(C8〜18)アルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸(C8〜18)エステル、及びポリオキシエチレンアルキルアミンからなる群から選択された少なくとも1種である、〔5’〕に記載の組成物。
〔7’〕 植物油をさらに含む、〔1’〕〜〔6’〕のいずれかに記載の組成物。
〔8’〕 植物油が、ダイズ油又はヒマワリ油である〔7’〕に記載の組成物。
〔9’〕 〔1’〕〜〔8’〕のいずれかに記載の組成物を水溶性フィルムで包装した包装体。
〔10’〕 水溶性フィルムの素材が、ポリビニルアルコールである〔9’〕に記載の包装体。
〔11’〕 〔1’〕〜〔8’〕のいずれかに記載の組成物をブドウに施用することを特徴とする、ブドウエスカ病、ブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の防除方法。
〔12’〕 前記病害がブドウエスカ病である、〔11’〕に記載の防除方法。
〔13’〕 〔1’〕〜〔8’〕のいずれかに記載の組成物を、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属炭酸水素塩からなる群から選択される少なくとも1種が、0.01kg/ha〜1000kg/haの範囲となる量でブドウに施用する、〔11’〕又は〔12’〕に記載の防除方法。
〔14’〕 試験対象のブドウの樹幹周囲長の増加率と、ブドウエスカ病に感染していないブドウの樹幹周囲長の増加率とを比較することによって、当該試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染しているかどうかを判断する工程を有する、ブドウエスカ病に感染しているブドウの同定方法。
〔15’〕 ブドウエスカ病防除剤を施用していない試験対象のブドウの樹幹周囲長の増加率と、ブドウエスカ病防除剤を施用したブドウの樹幹周囲長の増加率とを比較することによって、当該試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染しているかどうかを判断する工程を有する、ブドウエスカ病に感染しているブドウの同定方法。
〔16’〕 前記ブドウエスカ病防除剤が、〔1’〕〜〔8’〕のいずれかに記載の組成物である、〔15’〕に記載の同定方法。
〔17’〕 試験対象の化合物又は組成物を施用したブドウエスカ病に感染しているブドウの樹幹周囲長の増加率と、試験対象の化合物又は組成物を施用していないブドウエスカ病に感染しているブドウの樹幹周囲長の増加率とを比較することによって、前記試験対象の化合物又は組成物がブドウエスカ病防除剤であるかどうかを判断する工程を有する、ブドウエスカ病防除剤の探索方法。
〔19’〕 前記病害がブドウエスカ病である、〔18’〕に記載の使用。
〔20’〕 アルカリ金属が、カリウム又はナトリウムである〔18’〕又は〔19’〕に記載の使用。
〔21’〕 ブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害を防除するための、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属炭酸水素塩からなる群から選択された少なくとも1種を含有する組成物の使用。
〔22’〕 前記病害がブドウエスカ病である、〔21’〕に記載の使用。
〔23’〕 アルカリ金属が、カリウム又はナトリウムである〔21’〕又は〔22’〕に記載の使用。
(1)炭酸水素カリウム(粒径;篩目開き0.125〜1.7mm(115〜10mesh/Tyler)) 83質量%
(2)ダイズ油 4質量%
(3)ポエムDO-100V(商品名、ジグリセリンモノオレエート) 4質量%
(3)リケマールB-205(商品名、ポリオキシエチレンラウリルエーテル) 4質量%
(3)ソルボンT-20(商品名、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート) 4質量%
(3)ソルポール7643(商品名、ポリオキシエチレンココアミン) 1質量%
遠心粉砕機にて粉砕した炭酸水素カリウムに、残りの成分すべてを60℃に加温してから混合し、本発明の組成物を得た。
(1)炭酸カリウム(粒径;篩目開き0.09〜1.0mm(170〜16mesh/Tyler)) 77質量%
(2)ヒマワリ油 18質量%
(2)ダイズ油 2質量%
(3)リケマールB-205(商品名、ポリオキシエチレンラウリルエーテル) 0.5質量%
(3)ソルボンT-20(商品名、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート) 2質量%
(3)ソルポール7643(商品名、ポリオキシエチレンココアミン) 0.5質量%
遠心粉砕機にて粉砕した炭酸カリウムに、残りの成分すべてを60℃に加温してから混合し、本発明の組成物を得た。
(1)炭酸水素ナトリウム(粒径;篩目開き0.045〜0.15mm(325〜100mesh/Tyler)) 90質量%
(2)ダイズ油 3.5質量%
(3)ポエムDO-100V(商品名、ジグリセリンモノオレエート) 3.5質量%
(3)リケマールB-205(商品名、ポリオキシエチレンラウリルエーテル) 1質量%
(3)ソルボンT-20(商品名、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート) 1質量%
(3)ソルポール7643(商品名、ポリオキシエチレンココアミン) 1質量%
遠心粉砕機にて粉砕した炭酸水素ナトリウムに、残りの成分すべてを60℃に加温してから混合し、本発明の防除用組成物を得た。
実施例1で得られた本発明の防除用組成物20gをクラレ水溶性ポバールフィルムVF-HP#4000製袋(商品名、ポリビニルアルコール製、膜厚約40μm、縦6cm、横7cm、(株)クラレ社製)に充填し、開口部をヒートシールし、水溶性パック剤を得た。
実施例1で得られた本発明の防除用組成物20gを水溶性フィルムハイセロンS-660製袋(商品名、ポリビニルアルコール製、膜厚約50μm、縦6cm、横7cm、日本合成化学工業社製)に充填し、開口部をヒートシールし、水溶性パック剤を得た。
実施例1で得られた本発明の防除用組成物1000gをMonoDose M-8534製袋(商品名、ポリビニルアルコール製、膜厚約50μm、縦18cm、横21cm、Monosol社製)に充填し、開口部をヒートシールし、水溶性パック剤を得た。
(1)炭酸水素カリウム(粒径;篩目開き0.125〜1.7mm(115〜10mesh/Tyler)) 83.2質量%
(2)ダイズ油 4.2質量%
(3)ポエムDO-100V(商品名、ジグリセリンモノオレエート) 4.2質量%
(3)リケマールB-205(商品名、ポリオキシエチレンラウリルエーテル) 4.2質量%
(3)ソルボンT-20(商品名、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート) 4.2質量%
遠心粉砕機にて粉砕した炭酸水素カリウムに、残りの成分すべてを60℃に加温してから混合し、本発明の組成物を得た。
試験圃場:エスカ病汚染圃場(フランス国)
供試品種:ワイン用ブドウ(カベルネ・フラン、1978年定植)
試験規模:1区500〜550樹(反復なし)
試験薬剤:実施例2の炭酸カリウム組成物
処理方法:毎年、最適収穫日(10月上旬〜中旬)の前後、すなわち収穫1、2週間前と収穫1週間後(計3回)に、散布水量は600L/ha、有効成分の投下薬量は10 kg/haとなるように水で60倍に希釈調整した薬液を動力噴霧機にてバンチゾーンの茎葉及び樹幹を中心に散布処理を行った。
調査方法:処理前(2012年)、処理開始1年後(2013年)及び2年後(2014年)に、発病樹率と発病割合を調査した。
発病樹率:下記式により算出した。
発病樹率=(ブドウエスカ病により葉の変色が観察されたブドウ樹の数/調査樹数)×100
発病割合:各ブドウ樹における樹上部の葉全体に占めるブドウエスカ病により変色した葉の割合を、0:樹上部の葉の変色がない状態〜100:全ての葉が変色している状態として評価し、その平均値を発病割合とした。
その結果を表1に示す。
試験圃場:エスカ病汚染圃場(フランス国)
供試品種:ワイン用ブドウ(カベルネ・ソービニヨン、2002年定植)
試験規模:処理区40樹、無処理区39樹(反復なし)
試験薬剤:実施例2の炭酸カリウム組成物
処理方法:試験例1と同じ
調査方法:地面から約10cmの樹幹が最も細い部分の樹幹周囲長を毎年第1回目の散布前に測定し、処理前からの増加率を算出した。なお、ここでは2年間での増加率を求めた。また、求めた2年間での増加率から、1年あたりの増加率を算出した。
2年間での増加率=(処理してから2年後の樹幹周囲長―処理前の樹幹周囲長)/処理前の幹周囲長×100
試験圃場:エスカ病汚染圃場(フランス国)
供試品種:ワイン用ブドウ(カベルネ・ソービニヨン、2002年定植)
試験規模:1区166樹/処理区、34樹/無処理区(反復なし)
試験薬剤:実施例1の炭酸水素カリウム組成物
処理方法:試験例1と同じ(処理前調査を2013年に行った)
調査方法:試験例2と同じ(但し、増加率は、1年間での増加率である。)
また、健全樹での樹幹周囲長の増加率は、処理区と無処理区とでほとんど差がなく、発病樹率及び発病割合を低減させることのできる(試験例1)ブドウエスカ病防除用組成物が、健全樹の樹幹周囲長の増加率にほとんど影響を与えないことが判った。一方、感染樹では本発明の組成物の施用により樹幹周囲長の増加が認められ、ブドウエスカ病防除用組成物が感染樹の樹幹周囲長の増加率に大きな影響を与えることが判った。以上の点から、樹幹周囲長の増加率が、新規エスカ病防除剤を探索するための指標として利用できることが明らかとなった。
ブドウエスカ病原菌菌糸伸長阻害効果試験
供試菌:Phaeomoniella chlamydospora、Phaeoacremonium aleophilum、Fomitiporia mediterranea
供試薬剤:実施例1の炭酸水素カリウム含有組成物又は実施例7の炭酸水素カリウム含有組成物
実施例1の炭酸水素カリウム含有組成物又は実施例7の炭酸水素カリウム含有組成物を所定濃度(質量/体積基準のppm)で含むPDA培地に、前培養して得た菌叢(直径4mm)を移植し、室温(20〜25℃)にて3日間培養後、生育した菌叢直径を測定し、下記の式に基づき菌糸伸長阻害率(%)を求めた。
菌糸伸長阻害率(%)=(1−a/b)×100
a:処理区の菌叢直径、b:無処理区の菌叢直径
その結果を表5及び表6に示す。
ブドウブラックデッドアーム病菌菌糸伸長阻害効果試験
供試菌:Botryosphaeria parv
供試薬剤:実施例1の炭酸水素カリウム含有組成物
実施例1の炭酸水素カリウム含有組成物所定濃度(質量/体積基準のppm)で含むPDA培地に、前培養して得た菌叢(直径4mm)を移植し、室温(20〜25℃)にて3日間培養後、生育した菌叢直径を測定し、下記式に基づき菌糸伸長阻害率(%)を求めた。
菌糸伸長阻害率(%)=(1−a/b)×100
a:処理区の菌叢直径、b:無処理区の菌叢直径
その結果を表7に示す。
ブドウユーティパディーバック病菌菌糸伸長阻害効果試験
供試菌:Eutypa lata
供試薬剤:実施例1の炭酸水素カリウム含有組成物又は実施例7の炭酸水素カリウム含有組成物
実施例1の炭酸水素カリウム含有組成物又は実施例7の炭酸水素カリウム含有組成物を所定濃度(質量/体積基準のppm)で含むPDA培地に、前培養して得た菌叢(直径4mm)を移植し、室温(20〜25℃)にて3日間培養後、生育した菌叢直径を測定し、下記式に基づき菌糸伸長阻害率(%)を求めた。
菌糸伸長阻害率(%)=(1−a/b)×100
a:処理区の菌叢直径、b:無処理区の菌叢直径
その結果を表8に示す。
Claims (17)
- アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属炭酸水素塩からなる群から選択された少なくとも1種を有効成分として含有することを特徴とする、ブドウエスカ病、ブドウブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の防除用組成物。
- 前記病害がブドウエスカ病である、請求項1に記載の組成物。
- アルカリ金属が、カリウム又はナトリウムである請求項1又は2に記載の組成物。
- 界面活性剤をさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
- 界面活性剤が、非イオン系界面活性剤を含む、請求項4に記載の組成物。
- 非イオン系界面活性剤が、ポリグリセリン脂肪酸(C8〜18)エステル、ポリオキシエチレン(C8〜18)アルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸(C8〜18)エステル、及びポリオキシエチレンアルキルアミンからなる群から選択された少なくとも1種である、請求項5に記載の組成物。
- 植物油をさらに含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
- 植物油が、ダイズ油又はヒマワリ油である請求項7に記載の組成物。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物を水溶性フィルムで包装した包装体。
- 水溶性フィルムの素材が、ポリビニルアルコールである請求項9に記載の包装体。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物をブドウに施用することを特徴とする、ブドウエスカ病、ブラックデッドアーム病及びユーティパディーバック病から選択される少なくとも1種の病害の防除方法。
- 前記病害がブドウエスカ病である、請求項11に記載の防除方法。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物を、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属炭酸水素塩からなる群から選択される少なくとも1種が0.01kg/ha〜1000kg/haの範囲となる量でブドウに施用する、請求項11又は12に記載の防除方法。
- 試験対象のブドウの樹幹周囲長の増加率と、ブドウエスカ病に感染していないブドウの樹幹周囲長の増加率とを比較することによって、当該試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染しているかどうかを判断する工程を有する、ブドウエスカ病に感染しているブドウの同定方法。
- ブドウエスカ病防除剤を施用していない試験対象のブドウの樹幹周囲長の増加率と、ブドウエスカ病防除剤を施用したブドウの樹幹周囲長の増加率とを比較することによって、当該試験対象のブドウがブドウエスカ病に感染しているかどうかを判断する工程を有する、ブドウエスカ病に感染しているブドウの同定方法。
- 前記ブドウエスカ病防除剤が、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物である、請求項15に記載の同定方法。
- 試験対象の化合物又は組成物を施用したブドウエスカ病に感染しているブドウの樹幹周囲長の増加率と、試験対象の化合物又は組成物を施用していないブドウエスカ病に感染しているブドウの樹幹周囲長の増加率とを比較することによって、前記試験対象の化合物又は組成物がブドウエスカ病防除剤であるかどうかを判断する工程を有する、ブドウエスカ病防除剤の探索方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015101136 | 2015-05-18 | ||
JP2015101136 | 2015-05-18 | ||
PCT/JP2016/064737 WO2016186132A1 (ja) | 2015-05-18 | 2016-05-18 | ブドウエスカ病、ブラックデッドアーム病及び/又はユーティパディーバック病の防除用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016186132A1 true JPWO2016186132A1 (ja) | 2018-03-08 |
JP6754977B2 JP6754977B2 (ja) | 2020-09-16 |
Family
ID=57320014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017519377A Active JP6754977B2 (ja) | 2015-05-18 | 2016-05-18 | ブドウエスカ病、ブラックデッドアーム病及び/又はユーティパディーバック病の防除用組成物 |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10555529B2 (ja) |
EP (1) | EP3298896B1 (ja) |
JP (1) | JP6754977B2 (ja) |
CN (1) | CN107529759A (ja) |
AU (1) | AU2016265674A1 (ja) |
BR (1) | BR112017024442A2 (ja) |
CA (1) | CA2985980A1 (ja) |
CL (1) | CL2017002916A1 (ja) |
ES (1) | ES2805833T3 (ja) |
MX (1) | MX2017014675A (ja) |
PT (1) | PT3298896T (ja) |
WO (1) | WO2016186132A1 (ja) |
ZA (1) | ZA201708123B (ja) |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1560558A (en) * | 1925-09-11 | 1925-11-10 | Harry R Fulton | Process for prevention of decay of citrous fruits |
US3056721A (en) * | 1960-04-05 | 1962-10-02 | Roussel Uclaf | Cuprous-carbamate fungicide |
US5443835A (en) * | 1993-09-30 | 1995-08-22 | Church & Dwight Co. Inc. | Bicarbonate salt pesticide composition containing a clathrate spreader-sticker ingredient |
NZ260462A (en) * | 1994-05-05 | 1996-04-26 | Horticulture & Food Res Inst | Tree treatment and composition comprising phosphorous acid, a bioprecursor or a salt thereof and a triazole |
US5496568A (en) * | 1995-06-26 | 1996-03-05 | Church & Dwight Co., Inc. | Fungal disease control in cultivated plants |
JP3399789B2 (ja) * | 1997-07-15 | 2003-04-21 | 理化学研究所 | 植物病害防除剤 |
CN1166301C (zh) * | 2001-08-03 | 2004-09-15 | 吴昌华 | 用动植物油制备葡萄或枸杞促干剂 |
EP1494528B1 (en) * | 2002-04-17 | 2006-10-18 | Agribiotec s.r.l. | Use of vegetable oil as an adjuvant for substances having a fungicide, bactericide, insecticide and herbicide activity |
WO2007110354A2 (en) | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Basf Se | Method for combating phytopathogenic fungi |
JP2012529457A (ja) * | 2009-06-12 | 2012-11-22 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 農薬を含むポリウレタンの分散液 |
PT2630475T (pt) * | 2010-10-21 | 2020-09-15 | Inst Superior Agronomia | Método de diagnóstico e tratamento |
PT2829180T (pt) * | 2012-03-22 | 2018-01-22 | Riken | Agente para aumento do teor em açúcar de frutos |
US8754022B2 (en) * | 2012-06-11 | 2014-06-17 | The Clorox Company | Garbage disposal cleaning pouch comprising encapsulated bicarbonate and methods of use |
WO2015044039A1 (en) | 2013-09-30 | 2015-04-02 | Basf Se | Synergistic fungicidal compositions containing khc03 |
-
2016
- 2016-05-18 EP EP16796525.0A patent/EP3298896B1/en active Active
- 2016-05-18 ES ES16796525T patent/ES2805833T3/es active Active
- 2016-05-18 BR BR112017024442-0A patent/BR112017024442A2/ja not_active IP Right Cessation
- 2016-05-18 CN CN201680028755.XA patent/CN107529759A/zh active Pending
- 2016-05-18 WO PCT/JP2016/064737 patent/WO2016186132A1/ja active Application Filing
- 2016-05-18 JP JP2017519377A patent/JP6754977B2/ja active Active
- 2016-05-18 PT PT167965250T patent/PT3298896T/pt unknown
- 2016-05-18 AU AU2016265674A patent/AU2016265674A1/en not_active Abandoned
- 2016-05-18 CA CA2985980A patent/CA2985980A1/en not_active Abandoned
- 2016-05-18 US US15/574,192 patent/US10555529B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2016-05-18 MX MX2017014675A patent/MX2017014675A/es active IP Right Grant
-
2017
- 2017-11-16 CL CL2017002916A patent/CL2017002916A1/es unknown
- 2017-11-29 ZA ZA2017/08123A patent/ZA201708123B/en unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
MX2017014675A (es) | 2018-01-24 |
CA2985980A1 (en) | 2016-11-24 |
CL2017002916A1 (es) | 2018-04-27 |
JP6754977B2 (ja) | 2020-09-16 |
AU2016265674A1 (en) | 2017-11-30 |
CN107529759A (zh) | 2018-01-02 |
EP3298896A4 (en) | 2018-10-31 |
US20180125075A1 (en) | 2018-05-10 |
BR112017024442A2 (ja) | 2018-07-24 |
EP3298896A1 (en) | 2018-03-28 |
PT3298896T (pt) | 2020-05-26 |
ES2805833T3 (es) | 2021-02-15 |
US10555529B2 (en) | 2020-02-11 |
EP3298896B1 (en) | 2020-05-06 |
ZA201708123B (en) | 2019-07-31 |
WO2016186132A1 (ja) | 2016-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6013032B2 (ja) | 殺菌剤組成物及び植物病害の防除方法 | |
JP5940369B2 (ja) | 植物病害の防除方法 | |
CA3094425C (en) | Agricultural or horticultural fungicide composition comprising fluazinam and picoxystrobin | |
KR102368897B1 (ko) | 아릴페닐케톤계 살균제의 식물 병해 방제 효과의 증강 방법 및 식물 병해의 방제 방법 | |
JP6643690B2 (ja) | 農薬製剤 | |
US10791737B2 (en) | Soybean disease control composition and soybean disease control method | |
JP2014015449A (ja) | 殺菌剤組成物及び植物病害の防除方法 | |
JP6754977B2 (ja) | ブドウエスカ病、ブラックデッドアーム病及び/又はユーティパディーバック病の防除用組成物 | |
JPWO2016194741A1 (ja) | 殺菌剤組成物及び植物病害の防除方法 | |
WO2020162416A1 (ja) | ジフェノコナゾールを含有する農薬製剤及び当該農薬製剤の安定化方法 | |
JP7369707B2 (ja) | 油性懸濁農薬組成物 | |
EP2451275B2 (en) | Agricultural or horticultural fungicide composition and its use for controlling plant pathogens | |
TW201309199A (zh) | 殺菌劑組成物及植物病害之防治方法 | |
OA16787A (en) | Agricultural or horticultural fungicide composition and method for controlling plant pathogen. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190319 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200413 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200706 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200805 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6754977 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |