JPWO2016185758A1 - ユーザ装置及び基地局 - Google Patents

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Abstract

LTEをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信するユーザ装置であって、前記基地局との間で、一つ又は複数の無線ベアラを確立するベアラ確立手段と、前記基地局からの指示に基づいて、確立された前記一つ又は複数の無線ベアラの各々に対するアクティブ化及び非アクティブ化を制御する制御手段と、前記一つ又は複数の無線ベアラのうちアクティブ化された無線ベアラを用いて、前記基地局との間でデータを送受信する通信手段と、を有するユーザ装置を提供する。

Description

本発明は、ユーザ装置及び基地局に関する。
LTE(Long Term Evolution)を用いた移動通信システムでは、例えばスマートメータ等に用いられるMTC(Machine Type Communication)端末を想定し、比較的安価な端末を実現するための通信仕様が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
例えば、3GPP(3rd-Generation-Partnership-Project)のリリース12では、主に、基地局とユーザ装置との間で行われる通信においてデータのビット数を制限させる通信仕様が規定されたことで、ユーザ装置の実装の簡素化が図られている。
LTEにおいて、ユーザ装置は、基地局との間でベアラ(データを転送するための通信路)を確立することで無線通信を行っている。ユーザ装置と基地局との間で確立されるベアラは、無線ベアラ(RB:Radio Bearer)と呼ばれる。また、無線ベアラには、制御信号の転送に用いられるSRB(Signaling Radio Bearer)と、ユーザデータの転送に用いられるDRB(Data Radio Bearer)がある。
また、ユーザ装置と基地局との間で行われる無線通信に用いられるRLC(Radio Link Control)プロトコルでは、無線ベアラごとに、複数の転送モードのうちいずれかの転送モードを設定することができる。具体的には、受信側からの送達確認信号に基づいて再送制御が行われるRLC−AM(RLC-Acknowledge Mode)と、再送制御が行われないRLC−UM(RLC-Un acknowledge Mode)と、RLCそのものを透過させるTM(Transparent Mode)がある。
3GPP TS22.368 V13.1.0(2014−12) 3GPP TS36.331 V12.5.0(2015−03)
従来のLTEでは、ユーザ装置は、複数の無線ベアラを用いて基地局と通信することが前提とされており、ユーザ装置が最低限担保すべき処理能力が規定されている。具体的には、ユーザ装置は、少なくともSRBを同時に2本、及びRLC−AMによるDRBを同時に4本用いて通信することが可能な処理能力を担保すべきであることが規定されている(例えば、非特許文献2参照)。
しかしながら、上述のMTC端末のような比較的安価なユーザ装置は、そもそも複数の無線ベアラを用いるような複雑な通信を行うことを想定していない。つまり、従来のLTEの規定に従うと、MTC端末のようなユーザ装置は無駄に高い処理能力を担保する必要があり、不要にコストがかかってしまう要因になると考えられる。
開示の技術は上記に鑑みてなされたものであって、ユーザ装置と基地局との間で行われる無線通信において、通信に用いられる無線ベアラを削減することが可能な技術を提供することを目的とする。
開示の技術のユーザ装置は、LTEをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信するユーザ装置であって、前記基地局との間で、一つ又は複数の無線ベアラを確立するベアラ確立手段と、前記基地局からの指示に基づいて、確立された前記一つ又は複数の無線ベアラの各々に対するアクティブ化及び非アクティブ化を制御する制御手段と、前記一つ又は複数の無線ベアラのうちアクティブ化された無線ベアラを用いて、前記基地局との間でデータを送受信する通信手段と、を有する。
開示の技術によれば、ユーザ装置と基地局との間で行われる無線通信において、通信に用いられる無線ベアラを削減することが可能な技術が提供される。
実施の形態に係る移動通信システムの構成例を示す図である。 従来の無線ベアラの構成の一例を説明するための図である。 従来の無線ベアラの構成の一例を説明するための図である。 第一の実施の形態における無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を説明するための図である。 第一の実施の形態における無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を説明するための図である。 第一の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。 第一の実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。 第一の実施の形態に係る移動通信システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。 第二の実施の形態における無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を説明するための図である。 第二の実施の形態における無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を説明するための図である。 第二の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。 第二の実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。 第二の実施の形態に係る移動通信システムが行う処理手順(その1)の一例を示すシーケンス図である。 第二の実施の形態に係る移動通信システムが行う処理手順(その2)の一例を示すシーケンス図である。 第二の実施の形態に係る移動通信システムが行う処理手順(その3)の一例を示すシーケンス図である。 第三の実施の形態における無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を説明するための図である。 第三の実施の形態における無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を説明するための図である。 第三の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。 第三の実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。 第三の実施の形態に係る移動通信システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。 各実施の形態に係るユーザ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 各実施の形態に係る基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態に係る移動通信システムはLTEに準拠した方式のシステムを想定しているが、本発明はLTEに限定されるわけではなく、他の方式にも適用可能である。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「LTE」は、3GPPのリリース8、又は9に対応する通信方式のみならず、3GPPのリリース10、11、12又は13以降に対応する通信方式も含む広い意味で使用する。
また、以下で説明する第一の実施の形態、第二の実施の形態及び第三の実施の形態のうち複数の実施の形態を任意に組み合わせるようにしてもよい。
<概要>
図1は、実施の形態に係る移動通信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、実施の形態における移動通信システムは、ユーザ装置UEと、基地局eNBと、EPC(Evolved Packet Core)1とを有する。図1には1つのユーザ装置UEが図示されているが、図示の便宜上であり、複数のユーザ装置UEが含まれていてもよい。
ユーザ装置UEは、無線を通じて基地局eNB及びEPC1等と通信を行う機能を有する。ユーザ装置UEは、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、モバイルルータ、ウェアラブル端末、MTC端末などである。ユーザ装置UEは、通信機能を有する機器であれば、どのようなユーザ装置であってもよい。ユーザ装置UEは、プロセッサなどのCPU、ROM、RAM又はフラッシュメモリなどのメモリ装置、基地局eNBと通信するためのアンテナ、RF(Radio Frequency)装置などのハードウェアリソースにより構成される。ユーザ装置UEの各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをプロセッサが処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、ユーザ装置UEは、上述したハードウェア構成に限定されず、他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
基地局eNBは、ユーザ装置UE及びEPC1との間で通信を行う。基地局eNBは、プロセッサなどのCPU、ROM、RAM又はフラッシュメモリなどのメモリ装置、ユーザ装置UE等と通信するためのアンテナ、隣接する基地局等と通信するための通信インタフェース装置などのハードウェアリソースにより構成される。基地局eNBの各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをプロセッサが処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、基地局eNBは、上述したハードウェア構成に限定されず、他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
EPC1は、LTEにおけるコアネットワークであり、例えば、モビリティ制御機能及びEPSベアラ制御機能等を提供する装置であるMME(Mobility Management Entity)、EPC1と外部網(PDN(Packet data network))とを接続するためのゲートウェイ装置であるPGW(Packet Data Network Gateway)、基地局eNBとPGWとの間でU−plane信号を中継するSGW(Serving Gateway)といった複数の装置から構成される。
ここで、ユーザ装置UEが所定のサービス(例えばインターネットアクセス等)を受けるために所定のPDNと通信する場合、ユーザ装置UEと、無線ネットワーク及びコアネットワークとの間で複数のベアラが確立される。まず、ユーザ装置UEとPGWとの間に確立されるEPSベアラがある。EPSベアラは、QoS(Quality of Service)パラメータと関連づけられており、所定のQoSでユーザデータを、PGWを介してユーザ装置UEとPDNとの間で伝送するためのベアラである。
EPSベアラは、更に、ユーザ装置UEとSGWとの間に確立されるE−RAB(E-UTRAN Radio Access Bearer)と、SGWとPGWとの間に確立されるS5/S8ベアラとに分けられる。E−RABは、更に、ユーザ装置UEと基地局eNBとの間に確立される無線ベアラと、基地局eNBとSGWとの間に確立されるS1ベアラとに分けられる。
また、無線ベアラには、制御信号の転送に用いられるSRBと、ユーザデータの転送に用いられるDRBがある。SRBは、具体的には、RRC(Radio Resource Control)信号及びNAS(Non Access Stratum)信号の伝送に用いられる。NAS信号は、ユーザ装置UEとMMEとの間で例えばEPSベアラ確立のために送受信される制御信号である。LTEの仕様では、RRC信号の用途に応じて複数のSRB(SRB0、SRB1、SRB2)が規定されており、SRBを一意に識別するためのIDは、SRB Identityと呼ばれる。また、DRBは、QoSパラメータと1対1に対応づけられている。すなわち、ユーザ装置UEと基地局eNBとの間に複数のDRBが確立されている場合、DRBごとに対応づけられているQoSパラメータが異なる。DRBを一意に識別するためのIDは、DRB Identityと呼ばれる。
なお、LTEにおいて、無線ベアラと論理チャネル(LCH:Logical Channel)とは1対1に対応づけられる。以下の説明において、無線ベアラと論理チャネルとは同義であると考えてよい。
図2A及び図2Bは、従来の無線ベアラの構成の一例を説明するための図である。図2Aは、ユーザ装置UEが確立する無線ベアラの構成の一例を示しており、図2Bは、基地局eNBが確立する無線ベアラの構成の一例を示している。図2において、サービス#1〜3の各々は、例えばベストエフォートによるインターネットアクセス、高品質なVoIP(Voice over IP)通信のように、それぞれ要求されるQoSが異なるサービスであると仮定する。
ユーザ装置UEは、図2Aに示すように、複数のサービス(サービス#1〜#3)のために送受信されるデータをそれぞれDRB#1〜#3にマッピングすると共に、MACレイヤ機能を用いて、DRB#1〜#3をそれぞれ論理チャネル(LCH#A〜C)にマッピングして送受信する。また、ユーザ装置UEは、RRC信号(カプセル化(ピギーバック)されたNAS信号を含む)を、SRB#1にマッピングすると共に、MACレイヤ機能を用いて、論理チャネル(LCH#D)して送受信する。なお、論理チャネル(LCH#A〜C)は、例えばDCCH(Dedicated Control Channel)であり、論理チャネル(LCH#D)は、例えば、DCCH又はCCCH(Common Control Channel)である。なお、複数のサービス(サービス#1〜#3)のために送受信されるデータのうち、下り方向のデータは、TFT(Traffic Flow Template)機能を用いてDRB#1〜#3にマッピングされる。なお、TFT機能とは、IPパケットを適切なベアラに振り分けるフィルタリング機能である。
また、基地局eNBは、図2Bに示すように、SGWから各S1ベアラを通じて送受信されるデータを、それぞれDRB#1〜#3にマッピングすると共に、MACレイヤ機能を用いて、DRB#1〜#3をそれぞれ論理チャネル(LCH#A〜C)にマッピングして送受信する。また、基地局eNBは、RRC信号(カプセル化(ピギーバック)されたNAS信号を含む)を、SRB#1にマッピングすると共に、MACレイヤ機能を用いて、SRB#1を論理チャネル(LCH#D)にマッピングして送受信する。
本実施の形態に係る移動通信システムは、ユーザ装置UEと基地局eNBとの間に確立される無線ベアラ(SRB及びDRB)を様々に制御することで、ユーザ装置UEと基地局eNBとの間において同時に通信に用いられる無線ベアラ及び論理チャネルの数を削減するようにする。以下、第一の実施の形態、第二の実施の形態及び第三の実施の形態について説明する。
なお、以下の説明において、RRC信号には、RRC信号によりカプセル化(ピギーバック)されたNAS信号を含む前提で説明する。
[第一の実施の形態]
第一の実施の形態に係る移動通信システムは、ユーザ装置UEと基地局eNBとの間で、一旦複数の無線ベアラ及び論理チャネルを確立しつつ、確立された複数の無線ベアラ及び論理チャネルをアクティブ化(有効化)、及び非アクティブ化(無効化)することを可能にする。無線ベアラ及び論理チャネルをアクティブ化するとは、当該無線ベアラ及び論理チャネルを、データの送受信が可能な状態にすることをいい、無線ベアラ及び論理チャネルを非アクティブ化するとは、当該無線ベアラ及び論理チャネルを、データの送受信が出来ない状態にすることをいう。基地局eNBは、一旦確立された複数の無線ベアラ及び論理チャネルのうち、ユーザ装置UEの処理能力の範囲内で、無線ベアラ及び論理チャネルをアクティブ化するようにする。
前述の通り、従来のLTEでは、少なくともSRBを同時に2本、及びRLC−AMによるDRBを同時に4本用いて通信することが可能な処理能力を担保することが必要であった。第一の実施の形態によれば、基地局eNBは、同時に通信を行う無線ベアラ及び論理チャネルの数を、ユーザ装置UEの処理能力の範囲内に抑えることが可能になる。
図3A及び図3Bは、第一の実施の形態における無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を説明するための図である。図3Aは、ユーザ装置UEが確立する無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を示しており、図3Bは、基地局eNBが確立する無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を示している。なお、図3に示す無線ベアラ及び論理チャネルの構成はあくまで一例である。確立される無線ベアラ及び論理チャネルの数は、1つであってもよいし、又は複数であってもよい。図3において、SRBは1本(SRB#1)のみが図示されているが、図示の便宜上であり、複数のSRBが確立されるようにしてもよい。また、特に言及しない点は、図2A又は図2Bと同一でよい。
第一の実施の形態において、無線ベアラ及び論理チャネルは、任意のタイミングでアクティブ化及び非アクティブ化することができる。無線ベアラ及び論理チャネルのアクティブ化及び非アクティブ化は、基地局eNBが行う。
図3Aは、DRB#1及びLCH#A、DRB#3及びLCH#Cが非アクティブ化され、DRB#2及びLCH#B、SRB#1及びLCH#Dがアクティブ化されている状態を示している。この状態で、ユーザ装置UEは、サービス#2に係るユーザデータ及びRRC信号を基地局eNBと同時に送受信することができる。
図3Bは、図3Aと同様に、DRB#1及びLCH#A、DRB#3及びLCH#Cが非アクティブ化され、DRB#2及びLCH#B、SRB#1及びLCH#Dがアクティブ化されている状態を示している。この状態で、基地局eNBは、サービス#2に係るユーザデータ及びRRC信号をユーザ装置UEと同時に送受信することができる。なお、図3Bにおいて、基地局eNBは、非アクティブ化されている無線ベアラ及び論理チャネルに対応づけられているS1ベアラ(図3Bでは、サービス#1及び#3に係るS1ベアラ)からデータを受信した場合、受信したデータを一旦バッファに記憶するようにしてもよい。また、基地局eNBは、SGWと連携して、無線ベアラ及び論理チャネルと同様に、S1ベアラをアクティブ化及び非アクティブ化するようにしてもよい。
<機能構成>
(ユーザ装置)
図4は、第一の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ装置UEは、無線信号送信部101と、無線信号受信部102と、能力通知部103と、要求部104と、受付部105と、レイヤ2制御部106と、RRC制御部107と、マッピング処理部108とを有する。図4は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図4に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
無線信号送信部101及び無線信号受信部102は、パケットバッファを備え、物理レイヤ(レイヤ1)の処理を行う。
能力通知部103は、ユーザ装置UE自身が同時にアクティブ化することが可能な無線ベアラ及び論理チャネル数を示す能力情報を基地局eNBに通知する。能力情報には、例えば、具体的な無線ベアラ及び論理チャネル数が格納されていてもよい。また、能力情報には、ユーザ装置UE自身が同時にアクティブ化することが可能なDRBの数とSRBの数とをそれぞれ別個に格納するようにしてもよい。また、予め基地局eNBとユーザ装置UEとの間で、例えばMTC端末を示す特定のUEカテゴリを予め定めておき、能力情報に、当該特定のUEカテゴリが格納されるようにしてもよい。この場合、基地局eNBは、当該特定のUEカテゴリに基づいて、ユーザ装置UE自身が同時にアクティブ化することが可能な無線ベアラ及び論理チャネル数を把握する。
要求部104は、所定のサービスに係る(所定のQoSに対応する)ユーザデータ又はRRC信号を送信する場合において、当該所定のサービス(所定のQoSに対応する)に係るユーザデータ又はRRC信号に対応づけられる無線ベアラ及び論理チャネルがアクティブ化されていない場合、基地局eNBに対して、無線ベアラ及び論理チャネルのアクティブ化を要求する機能を有する。
受付部105は、基地局eNBから、無線ベアラ及び論理チャネルをアクティブ化及び非アクティブ化するための指示を受け付け、指示された無線ベアラ及び論理チャネルをアクティブ化及び非アクティブ化するようにレイヤ2制御部に指示する。
レイヤ2制御部106は、基地局eNBとの間でレイヤ2(MAC(Media Access Control)レイヤ、RLCレイヤ、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ)の処理を行う。また、レイヤ2制御部106は、受付部105の指示により、無線ベアラ及び論理チャネルをアクティブ化及び非アクティブ化する。また、レイヤ2制御部106は、どの無線ベアラ及び論理チャネルが、アクティブ化されているのか又は非アクティブ化されているのかの状態を管理する。
RRC制御部107は、基地局eNBとの間でRRC信号の送受信を行い、RRCレイヤに関する各種処理を行う。
マッピング処理部108は、ユーザ装置UEで実行される各サービスが要求するQoSに基づいて、各サービスにおいて送受信されるデータを、要求されるQoSに対応する無線ベアラにマッピングする機能を有する。また、マッピング処理部108は、RRC信号を、RRC信号の送受信に用いられる無線ベアラにマッピングする機能を有する。なお、マッピング処理部108には、図3に示すTFT機能が含まれ得る。
(基地局)
図5は、第一の実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。図5に示すように、基地局eNBは、無線信号送信部201と、無線信号受信部202と、CN(Core Network)信号送信部203と、CN信号受信部204と、能力情報記憶部205と、アクティブ化制御部206と、レイヤ2制御部207と、RRC制御部208とを有する。図5は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図5に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
無線信号送信部201及び無線信号受信部202は、パケットバッファを備え、物理レイヤ(レイヤ1)の処理を行う。
CN信号送信部203及びCN信号受信部204は、EPC1を構成するMME及びS−GWと通信する機能を有する。また、CN信号送信部203及びCN信号受信部204は、S1ベアラを終端する機能を有する。CN信号送信部203及びCN信号受信部204は、レイヤ2制御部207と連携して、S1ベアラと無線ベアラとの対応付けを管理する。
能力情報記憶部205は、基地局eNBが有するメモリにより実現され、ユーザ装置UEから受信した能力情報を記憶する。
アクティブ化制御部206は、アクティブ化される無線ベアラ及び論理チャネル数がユーザ装置UEの処理能力(ユーザ装置UE自身が同時にアクティブ化することが可能な無線ベアラ及び論理チャネル数)を超えないように、無線ベアラ及び論理チャネルをアクティブ化及び非アクティブ化するようにユーザ装置UEに指示する。また、アクティブ化制御部206は、アクティブ化及び非アクティブ化する無線ベアラ及び論理チャネルをレイヤ2制御部に通知する。
レイヤ2制御部207は、ユーザ装置UEとの間でレイヤ2(MAC(Media Access Control)レイヤ、RLCレイヤ、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ)の処理を行う。また、レイヤ2制御部207は、アクティブ化制御部206の指示により、無線ベアラ及び論理チャネルをアクティブ化及び非アクティブ化する。また、レイヤ2制御部207は、基地局eNB自身が管理しているユーザ装置UEごとに、どの無線ベアラ及び論理チャネルが、アクティブ化されているのか又は非アクティブ化されているのかの状態を管理する。
RRC制御部208は、ユーザ装置UEとの間でRRC信号の送受信を行い、RRCレイヤに関する各種処理を行う。
<処理手順>
図6は、第一の実施の形態に係る移動通信システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。図6を用いて、ユーザ装置UEと基地局eNBとの間で確立された1以上の無線ベアラ及び論理チャネルが、アクティブ化又は非アクティブ化される際の処理手順について具体的に説明する。
なお、図6において、ステップS303乃至ステップS306の処理手順は、無線ベアラ及び論理チャネルをアクティブ化するために行われる処理手順であり、ステップS308及びステップS309の処理手順は、無線ベアラ及び論理チャネルを非アクティブ化するために行われる処理手順である。すなわち、ステップS303乃至ステップS306の処理手順と、ステップS307乃至ステップS309の処理手順とは、連続して行われるのではなく、無線ベアラ及び論理チャネルのアクティブ化又は非アクティブ化に応じて非同期に行われる。
ステップS301で、ユーザ装置UEの能力通知部103は、基地局eNBに能力通知信号を送信する。能力通知信号には能力情報が含まれる。能力通知信号は、例えば、RRC信号(例えば、UE Capability Information)であってもよいし、MAC信号又は物理レイヤの信号であってもよい。
ステップS302で、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部106と、基地局eNBのレイヤ2制御部207との間で、送受信されるユーザデータに対応づけられるQoSごとに1以上の無線ベアラ及び論理チャネルが確立される。また、RRC信号の送信のために1以上の無線ベアラ及び論理チャネルが確立される。なお、当該1以上の無線ベアラ及び論理チャネルは、一旦非アクティブ化されている状態で確立されるようにしてもよい。
ステップS303で、基地局eNBのCN信号受信部204は、EPC1からアクティブ化要求信号を受信する。アクティブ化要求信号は、MMEから送信される制御信号(例えば、S1−APのメッセージ)であってもよいし、SGWから送信される制御信号であってもよい。また、アクティブ化要求信号には、EPC1がユーザ装置UEに送信したいユーザデータに対応づけられるQoSを示すQoSパラメータ(例えば、QCI又はEPSベアラID)が含まれていてもよいし、MMEがNAS信号をユーザ装置UEに送信したいことを示す情報(以下「NAS送信指示情報」という)が含まれていてもよい。
また、基地局eNBのCN信号受信部204は、EPC1からアクティブ化要求信号を受信するのではなく、S1ベアラを通じてユーザ装置UEに送信するユーザデータを受信することで、S1ベアラに対応づけられる無線ベアラ及び論理チャネルのアクティブ化を要求されていることを認識するようにしてもよい。また、基地局eNBのCN信号受信部204は、MMEからNAS信号を含むメッセージを受信することで、NAS信号がカプセル化されたRRC信号を送受信するための無線ベアラ及び論理チャネルのアクティブ化を要求されていることを認識するようにしてもよい。
なお、ステップS303の処理手順は、EPC1がユーザ装置UEに送信したいデータがある場合にのみ実行されるようにしてもよい。
ステップS304で、ユーザ装置UEの要求部104は、基地局eNBに対してアクティブ化要求信号を送信する。アクティブ化要求信号は、RRC信号、PDCP信号(Packet Data Convergence Protocol)、RLC信号、MAC CE(Control Element)又は物理レイヤの信号であってもよい。アクティブ化要求信号には、ユーザ装置UEが送信したいユーザデータに対応づけられるQoSパラメータ(例えば、QCI又はEPSベアラID)が含まれていてもよいし、ユーザ装置UEがRRC信号を基地局eNBに送信したいことを示す情報が含まれていてもよい。また、アクティブ化要求信号には、アクティブ化を要求する無線ベアラ及び論理チャネルを具体的に指定するために、無線ベアラ識別子(SRB Identity、DRB Identity)又は論理チャネル識別子(LCH Identity)が含まれるようにしてもよい。
なお、ステップS304の処理手順は、ユーザ装置UEが基地局eNBに送信したいデータがある場合であり、かつ、送信したいデータに対応づけられている無線ベアラ及び論理チャネルが非アクティブ化されている状態である場合にのみ実行されるようにしてもよい。
ステップS305で、基地局eNBのアクティブ化制御部206は、アクティブ化指示信号をユーザ装置UEに送信する。アクティブ化指示信号には、例えば、無線ベアラ識別子(SRB Identity、DRB Identity)又は論理チャネル識別子(LCH Identity)が含まれる。また、アクティブ化制御部206は、レイヤ2制御部207に、アクティブ化する対象の無線ベアラ及び論理チャネルを通知する。アクティブ化指示信号は、RRC信号、PDCP信号、RLC信号、MAC CE又は物理レイヤの信号であってもよい。
ステップS306で、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部106及び基地局eNBのレイヤ2制御部207は、ステップS305の処理手順で指定された無線ベアラ及び論理チャネルをアクティブ化する。
ステップS307で、アクティブ化された無線ベアラ及び論理チャネルにより、ユーザデータ又はRRC信号の送受信が行われる。
ステップS308で、基地局eNBのアクティブ化制御部206は、非アクティブ化指示信号をユーザ装置UEに送信する。非アクティブ化指示信号には、例えば、無線ベアラ識別子(SRB Identity、DRB Identity)又は論理チャネル識別子(LCH Identity)が含まれる。また、アクティブ化制御部206は、レイヤ2制御部207に、非アクティブ化する対象の無線ベアラ及び論理チャネルを通知する。非アクティブ化指示信号は、RRC信号、PDCP信号、RLC信号、MAC CE又は物理レイヤの信号であってもよい。
ステップS309で、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部106及び基地局eNBのレイヤ2制御部207は、ステップS308の処理手順で指定された無線ベアラ及び論理チャネルを非アクティブ化する。なお、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部106及び基地局eNBのレイヤ2制御部207は、無線ベアラ及び論理チャネルを非アクティブ化する際に、RLCレイヤ、PDCPレイヤに蓄積されているデータを削除するために、RLC re−establish処理又は、PDCP re−establish処理を行うようにしてもよい。また、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部106及び基地局eNBのレイヤ2制御部207は、同様に、MACレイヤにおけるHARQバッファに蓄積されているデータを削除するようにしてもよい。
なお、基地局eNBのアクティブ化制御部206は、ステップS305の処理手順においてアクティブ化指示信号をユーザ装置UEに送信する前に、レイヤ2制御部207に、既にアクティブ化されている無線ベアラ及び論理チャネルの数を問い合わせると共に、能力情報記憶部205からユーザ装置UEの能力情報を取得し、ユーザ装置UEが同時にアクティブ化することが可能な無線ベアラ及び論理チャネル数を超えていないことを確認した上で、アクティブ化指示信号をユーザ装置UEに送信するようにする。また、既にアクティブ化されている無線ベアラ及び論理チャネルの数が、ユーザ装置UEが同時にアクティブ化することが可能な無線ベアラ及び論理チャネル数と等しい場合、アクティブ化制御部206は、ステップS308及びステップS309の処理手順を用いて、既にアクティブ化されている無線ベアラ及び論理チャネルのいずれかを非アクティブ化してから、アクティブ化指示信号をユーザ装置UEに送信するようにする。
なお、図6の処理手順において、ステップS302で確立される1以上の無線ベアラ及び論理チャネルの数が、ユーザ装置UE自身が同時にアクティブ化することが可能な無線ベアラ数以下である場合、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部106及び基地局eNBのレイヤ2制御部207は、当該1以上の無線ベアラを、アクティブ化されている状態で確立するようにしてもよい。
また、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部106及び基地局eNBのレイヤ2制御部207は、ステップS302で確立される1以上の無線ベアラ及び論理チャネルのうち、SRB及びSRBに対応する論理チャネルについては、予めアクティブ化されている状態で確立されるようにしてもよい。
また、ステップS302で確立された1以上の無線ベアラ及び論理チャネルのうち一部の無線ベアラ及び論理チャネルが削除された場合であって、かつ、削除された無線ベアラ及び論理チャネルがアクティブ化されている状態の無線ベアラ及び論理チャネルであった場合、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部106及び基地局eNBのレイヤ2制御部207は、非アクティブ化されている状態の無線ベアラ及び論理チャネルのうち、無線ベアラ識別子(SRB Identity、DRB Identity)又は論理チャネル識別子(LCH Identity)のうち最も識別子の値が大きい/小さい無線ベアラ及び論理チャネルを自律的にアクティブ化するようにしてもよい。
[第二の実施の形態]
次に、第二の実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、第一の実施の形態と同一構成部分についての説明は省略する。また、特に言及しない点については、第一の実施の形態と同様でよい。
第二の実施の形態に係る移動通信システムは、ユーザ装置UEと基地局eNBとの間で、同時に確立される無線ベアラ及び論理チャネルの数をユーザ装置UEの処理能力の範囲に制限し、制限された数の無線ベアラ及び論理チャネルの用途を時間軸で切替えることで、複数のQoSの各々に対応づけられるユーザデータの送受信とRRC信号との送受信を、制限された数の無線ベアラ及び論理チャネルを用いて実現するようにする。なお、無線ベアラ及び論理チャネルの用途とは、当該無線ベアラ及び論理チャネルが、どのQoSパラメータに対応づけられるユーザデータ又はRRC信号の送受信に用いられる状態にあるのかを意味している。
前述の通り、従来のLTEでは、少なくともSRBを同時に2本、及びRLC−AMによるDRBを同時に4本用いて通信することが可能な処理能力を担保することが必要であった。第二の実施の形態によれば、基地局eNBは、同時に通信を行う無線ベアラ及び論理チャネルの数を、ユーザ装置UEの処理能力の範囲内に抑えることが可能になる。
図7A及び図7Bは、第二の実施の形態における無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を説明するための図である。図7Aは、ユーザ装置UEが確立する無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を示しており、図7Bは、基地局eNBが確立する無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を示している。なお、図7に示す無線ベアラ及び論理チャネルの構成はあくまで一例である。図7において、無線ベアラ及び論理チャネルはそれぞれ1本(RB#1及びLCH#A)ずつ図示されているが、図示の便宜上であり、ユーザ装置UEの処理能力の範囲内であれば、複数の無線ベアラ及び論理チャネルが確立されるようにしてもよい。また、特に言及しない点は、図2A又は図2Bと同一でよい。
図7Aは、サービス#1〜#3に係るユーザデータ及びRRC信号のうち、サービス#1に係るユーザデータの送受信が、RB#1及びLCH#Aを用いて行われている状態を示している。図7Bは、図7Aと同様に、サービス#1〜#3に係るユーザデータ及びRRC信号のうち、サービス#1に係るユーザデータの送受信が、RB#1及びLCH#Aを用いて行われている状態を示している。言い換えると、図7A及び図7Bは、RB#1及びLCH#Aの用途が、サービス#1に係るユーザデータの送受信を行う状態に切替えられている状態を示している。
なお、図7Bの例では、ユーザ装置UEと基地局eNBとの間で同時に確立される無線ベアラ及び論理チャネルの数と同一のS1ベアラが、基地局eNBとSGWとの間で確立されることを想定しているが、これに限られるわけではない。
第二の実施の形態において、無線ベアラ及び論理チャネルの用途は、任意のタイミングで切替えることができる。例えば、図7A及び図7Bにおいて、RB#1及びLCH#Aの用途を、サービス#2に係るユーザデータの送受信を行う状態に切替えることができる。また、RB#1及びLCH#Aの用途を、サービス#3に係るユーザデータの送受信を行う状態に切替えることができる。また、RB#1及びLCH#Aの用途を、RRC信号の送受信を行う状態に切替えることができる。
第二の実施の形態において、無線ベアラ及び論理チャネルの用途の切替え方法(その1)として、例えば、基地局eNBからの指示により用途が切替えられるようにしてもよい。また、無線ベアラ及び論理チャネルの用途の切替え方法(その2)として、予め定められた周期的なタイミングにより自動的に用途が切替えられるようにしてもよい。また、無線ベアラ及び論理チャネルの用途の切替え方法(その3)として、所定のQoSに対応するユーザデータ又はRRC信号が基地局eNBからユーザ装置UEに送信された時点から一定期間の間、無線ベアラ及び論理チャネルの用途が、当該QoSに対応するユーザデータ又はRRC信号の送受信を行うことができる状態に自動的に切替えられるようにしてもよい。
<機能構成>
(ユーザ装置)
図8は、第二の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図8に示すように、ユーザ装置UEは、無線信号送信部401と、無線信号受信部402と、要求部403と、受付部404と、レイヤ2制御部405と、RRC制御部406と、マッピング処理部407とを有する。図8は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図8に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
無線信号送信部401及び無線信号受信部402は、パケットバッファを備え、物理レイヤ(レイヤ1)の処理を行う。
要求部403は、所定のサービスに係る(所定のQoSに対応する)ユーザデータ又はRRC信号を送信する場合において、無線ベアラ及び論理チャネルの用途が、当該所定のサービスに係る(所定のQoSに対応する)ユーザデータ又はRRC信号の送受信に用いられる状態ではない場合に、基地局eNBに対して、無線ベアラ及び論理チャネルの用途の切替えを要求する。
受付部404は、基地局eNBから、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を切替えるための指示を受け付け、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を、指示された無線ベアラ及び論理チャネルの用途に切替えるようにレイヤ2制御部に指示する。
レイヤ2制御部405は、基地局eNBとの間でレイヤ2(MAC(Media Access Control)レイヤ、RLCレイヤ、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ)の処理を行う。また、レイヤ2制御部405は、受付部404の指示により、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を切替える。また、レイヤ2制御部405は、各無線ベアラ及び論理チャネルがどの用途で用いられているのかを管理する。
RRC制御部406は、基地局eNBとの間でRRC信号の送受信を行い、RRCレイヤに関する各種処理を行う。
マッピング処理部407は、ユーザ装置UEで実行される各サービスについて、無線ベアラの用途が、当該各サービスが要求するQoSに対応するユーザデータの送受信を行うことができる状態である場合に、各サービスにおいて送受信されるデータを無線ベアラにマッピングする機能を有する。また、マッピング処理部407は、無線ベアラの用途が、RRC信号の送受信を行うことができる状態である場合に、RRC信号を無線ベアラにマッピングする機能を有する。なお、マッピング処理部407には、図7に示すTFT機能が含まれ得る。
(基地局)
図9は、第二の実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。図9に示すように、基地局eNBは、無線信号送信部501と、無線信号受信部502と、CN信号送信部503と、CN信号受信部504と、用途制御部505と、レイヤ2制御部506と、RRC制御部507とを有する。図9は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図9に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
無線信号送信部501、無線信号受信部502、CN信号送信部503及びCN信号受信部504は、第一の実施の形態における無線信号送信部201、無線信号受信部202、CN信号送信部203及びCN信号受信部204と同一であるため説明は省略する。
用途制御部505は、ユーザ装置UE又はEPC1からの要求に基づき、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を切替えるようにユーザ装置UEに指示する。また、用途制御部505は、ユーザ装置UEに指示した無線ベアラ及び論理チャネルの用途をレイヤ2制御部に通知する。
レイヤ2制御部506は、ユーザ装置UEとの間でレイヤ2(MAC(Media Access Control)レイヤ、RLCレイヤ、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ)の処理を行う。また、レイヤ2制御部506は、用途制御部505の指示により、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を切替える。レイヤ2制御部207は、基地局eNB自身が管理しているユーザ装置UEごとに、各無線ベアラ及び論理チャネルがどの用途に切替えられているのかを管理する。
RRC制御部507は、ユーザ装置UEとの間でRRC信号の送受信を行い、RRCレイヤに関する各種処理を行う。
<処理手順>
(切替え方法(その1))
図10は、第二の実施の形態に係る移動通信システムが行う処理手順(その1)の一例を示すシーケンス図である。図10を用いて、ユーザ装置UEと基地局eNBとの間で確立された無線ベアラ及び論理チャネルの用途が切替えられる際の処理手順(その1)について具体的に説明する。
ステップS601で、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部405と、基地局eNBのレイヤ2制御部506との間で、1以上の無線ベアラ及び論理チャネルが確立される。なお、ステップS601の処理手順において、無線ベアラ及び論理チャネルが確立された時点において、無線ベアラ及び論理チャネルの用途は、RRC信号の送受信を行うことができる状態であってもよい。また、再接続やハンドオーバーにより再度無線ベアラ及び論理チャネルが確立された時点においても、同様に、RRC信号の送受信を行うことができる状態であってもよい。
ステップS602で、基地局eNBのCN信号受信部504は、EPC1から切替え要求信号を受信する。切替え要求信号は、MMEから送信される制御信号(例えば、S1−APのメッセージ)であってもよいし、SGWから送信される制御信号であってもよい。また、切替え要求信号には、EPC1がユーザ装置UEに送信したいユーザデータに対応づけられるQoSを示すQoSパラメータ(例えば、QCI又はEPSベアラID)が含まれていてもよいし、MMEがNAS信号をユーザ装置UEに送信したいことを示す情報(以下「NAS送信指示情報」という)が含まれていてもよい。
また、基地局eNBのCN信号受信部504は、MMEからNAS信号を含むメッセージを受信することで、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を、NAS信号がカプセル化されたRRC信号を送受信することができる状態に切替えることが要求されていると認識するようにしてもよい。
なお、ステップS602の処理手順は、EPC1がユーザ装置UEに送信したいデータがある場合にのみ実行されるようにしてもよい。
ステップS603で、ユーザ装置UEの要求部403は、基地局eNBに対して切替要求信号を送信する。切替要求信号は、RRC信号、PDCP信号、RLC信号、MAC CE(Control Element)又は物理レイヤの信号であってもよい。切替要求信号には、ユーザ装置UEが送信したいユーザデータに対応づけられるQoSパラメータ(例えば、QCI又はEPSベアラID)が含まれていてもよいし、ユーザ装置UEがRRC信号を基地局eNBに送信したいことを示す情報が含まれていてもよい。
なお、ステップS603の処理手順は、ユーザ装置UEが基地局eNBに送信したいデータがある場合であり、かつ、当該送信したいデータと無線ベアラ及び論理チャネルの用途とが一致していない状態である場合に行われるようにしてもよい。
ステップS604で、基地局eNBの用途制御部505は、切替指示信号をユーザ装置UEに送信する。切替指示信号には、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を示す情報が含まれる。当該情報は、QoSパラメータ(例えば、QCI又はEPSベアラID)又はRRC信号を送受信することを示す情報であってもよい。また、用途制御部505は、レイヤ2制御部506に、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を切替えることを通知する。切替指示信号は、RRC信号、PDCP信号、RLC信号、MAC CE又は物理レイヤの信号であってもよい。
ステップS605で、ユーザ装置UEの受付部404は、切替指示信号を受信したことを基地局eNBに通知するため、切替指示受信通知信号を送信するようにしてもよい。切替指示受信通知信号は、例えば、RRC信号、PDCP信号、RLC信号、MAC CE又は物理レイヤの信号であってもよい。
ステップS606で、基地局eNBのCN信号受信部504は、ステップS602の処理手順で切替要求を受信した場合、切替指示信号をユーザ装置UEに送信したことを通知するために、切替通知信号をEPC1に送信するようにしてもよい。
ステップS607で、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部405及び基地局eNBのレイヤ2制御部506は、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を、ステップS604の処理手順で指定された無線ベアラ及び論理チャネルの用途に切替える。
なお、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部405及び基地局eNBのレイヤ2制御部506は、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を切替える際に、RLCレイヤ、PDCPレイヤに蓄積されているデータを削除するために、RLC re−establish処理又は、PDCP re−establish処理を行うようにしてもよい。また、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部405及び基地局eNBのレイヤ2制御部506は、同様に、MACレイヤにおけるHARQバッファに蓄積されているデータを削除するようにしてもよい。
ステップS608で、無線ベアラ及び論理チャネルの用途に応じたユーザデータ又はRRC信号の送受信が行われる。
(切替え方法(その2))
図11は、第二の実施の形態に係る移動通信システムが行う処理手順(その2)の一例を示すシーケンス図である。図11を用いて、ユーザ装置UEと基地局eNBとの間で確立された無線ベアラ及び論理チャネルの用途が切替えられる際の処理手順(その2)について具体的に説明する。
ステップS701の処理手順は、図10のステップS601と同一であるため説明は省略する。
ステップS702で、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部405及び基地局eNBのレイヤ2制御部506は、ユーザ装置UEと基地局eNBとの間で予め定められた周期的なタイミングに従って、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を切替える。基地局eNBのCN信号送信部503及びCN信号受信部504は、基地局eNBとSGWとの間で確立されるS1ベアラの用途についても、同様タイミングで切替えるようにしてもよい。
なお、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部405及び基地局eNBのレイヤ2制御部506は、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を切替える際に、RLCレイヤ、PDCPレイヤに蓄積されているデータを削除するために、RLC re−establish処理又は、PDCP re−establish処理を行うようにしてもよい。また、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部405及び基地局eNBのレイヤ2制御部506は、同様に、MACレイヤにおけるHARQバッファに蓄積されているデータを削除するようにしてもよい。
ステップS703で、無線ベアラ及び論理チャネルの用途に応じたユーザデータ又はRRC信号の送受信が行われる。
以降、ステップS702及びステップS703の処理手順が周期的に繰り返されることで、無線ベアラ及び論理チャネルの用途が周期的に切替えられる。無線ベアラ及び論理チャネルの用途が切替えられる周期は、例えば、無線フレームの周期(10ms)であってもよいし、無線フレームより長い周期であってもよい。また、無線ベアラ及び論理チャネルの各用途に割り当てられる時間は均等でなくてもよい。例えば、RRC信号の送受信を行うことができる状態が長くなるようにしてもよい。
(切替え方法(その3))
図12は、第二の実施の形態に係る移動通信システムが行う処理手順(その3)の一例を示すシーケンス図である。図12を用いて、ユーザ装置UEと基地局eNBとの間で確立された無線ベアラ及び論理チャネルの用途が切替えられる際の処理手順(その3)について具体的に説明する。
ステップS801の処理手順は、図10のステップS601及び図11のステップS701の処理手順と同一であるため説明は省略する。
ステップS802で、基地局eNBのCN信号受信部504は、EPC1からデータを受信する。EPC1から受信するデータには、QoSパラメータ(例えば、QCI又はEPSベアラID)又は当該データがNASメッセージであることを示す情報が含まれている。
ステップS803で、基地局eNBの無線信号送信部501は、ステップS802で受信したデータ又はステップS802で受信したNASメッセージがカプセル化されたRRC信号をユーザ装置UEに送信する。ユーザ装置UEに送信されるデータがユーザデータの場合、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を示すために、当該ユーザデータに対応づけられるQoSパラメータ(例えば、QCI又はEPSベアラID)が含まれている。
ステップS804で、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部405及び基地局eNBのレイヤ2制御部506は、ステップS803の処理手順でユーザデータ又はRRC信号が送信された時点から一定期間の間、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を、当該ユーザデータに対応するQoSのユーザデータ又はRRC信号の送受信が出来る状態に切替える。
なお、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部405及び基地局eNBのレイヤ2制御部506は、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を切替える際に、RLCレイヤ、PDCPレイヤに蓄積されているデータを削除するために、RLC re−establish処理又は、PDCP re−establish処理を行うようにしてもよい。また、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部405及び基地局eNBのレイヤ2制御部506は、同様に、MACレイヤにおけるHARQバッファに蓄積されているデータを削除するようにしてもよい。
ステップS805で、無線ベアラ及び論理チャネルの用途に応じたユーザデータ又はRRC信号の送受信が行われる。
以上、無線ベアラ及び論理チャネルの用途の切替え方法(その1〜3)について説明したが、切替え方法(その1)を、切替え方法(その2)及び切替え方法(その3)に適用するようにしてもよい。具体的には、図11及び図12で説明した処理手順において、必要に応じて図10のステップS604の処理手順が行われることで、基地局eNBは、無線ベアラ及び論理チャネルの用途を必要に応じて強制的に切替えるようにしてもよい。
[第三の実施の形態]
次に、第三の実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、第一の実施の形態と同一構成部分についての説明は省略する。また、特に言及しない点については、第一の実施の形態と同様でよい。
第三の実施の形態に係る移動通信システムは、ユーザ装置UEと基地局eNBとの間で、1本の無線ベアラ及び論理チャネルを確立し、確立された無線ベアラ及び論理チャネルに、複数のQoSの各々に対応づけられるユーザデータとRRC信号とを多重させるようにする。
前述の通り、従来のLTEでは、少なくともSRBを同時に2本、及びRLC−AMによるDRBを同時に4本用いて通信することが可能な処理能力を担保することが必要であった。第三の実施の形態によれば、あらゆるデータが1本の無線ベアラ及び論理チャネルに多重される。すなわち、ユーザ装置UEは、1本の無線ベアラ及び論理チャネルを確立すればよいため、ユーザ装置UE自身の処理能力を抑えることが可能になる。
図13A及び図13Bは、第三の実施の形態における無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を説明するための図である。図13Aは、ユーザ装置UEが確立する無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を示しており、図13Bは、基地局eNBが確立する無線ベアラ及び論理チャネルの構成の一例を示している。また、特に言及しない点は、図2A、図2B、図7A又は図7Bと同一でよい。
図13Aは、サービス#1〜#3に係るユーザデータ及びRRC信号が多重され、RB#1及びLCH#Aを用いて送受信される状態を示している。図13Bは、図13Aと同様に、サービス#1〜#3に係るユーザデータ及びRRC信号が多重され、RB#1及びLCH#Aを用いて送受信される状態を示している。
なお、図13Bの例では、1本のS1ベアラが、基地局eNBとSGWとの間で確立されることを想定しているが、これに限られるわけではない。
第三の実施の形態において、1本の無線ベアラ及び論理チャネルで複数のQoSの各々に対応づけられるユーザデータとRRC信号とを多重させるため、例えば、無線ベアラ及び論理チャネルで用いられるPDUのヘッダ等に、各PDUに格納されるデータの内容を示す情報(例えば、QoSパラメータ及びRRC信号であることを示す情報)を付与することで、多重されたデータを基地局eNB又はユーザ装置UEで分離できるようにする。
なお、第三の実施の形態において、ユーザデータの送受信に用いられる無線ベアラ及び論理チャネルと、RRC信号の送受信に用いられる無線ベアラ及び論理チャネルとを別々に確立させるようにしてもよい。
<機能構成>
(ユーザ装置)
図14は、第三の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図14に示すように、ユーザ装置UEは、無線信号送信部901と、無線信号受信部902と、レイヤ2制御部903と、RRC制御部904と、多重処理部905とを有する。図14は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図14に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
無線信号送信部901及び無線信号受信部902は、パケットバッファを備え、物理レイヤ(レイヤ1)の処理を行う。
レイヤ2制御部903は、基地局eNBとの間でレイヤ2(MAC(Media Access Control)レイヤ、RLCレイヤ、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ)の処理を行う。
RRC制御部904は、基地局eNBとの間でRRC信号の送受信を行い、RRCレイヤに関する各種処理を行う。
多重処理部905は、ユーザ装置UEで実行される各サービスにおいて送信されるデータとRRC信号とを、無線ベアラ及び論理チャネルで用いられるPDUのデータ部に含めると共に、各サービスで要求されるQoSを示すQoSパラメータ及びRRC信号を示す情報を当該PDUのヘッダに付与することで、各サービスにおいて送信されるデータとRRC信号とを1つの無線ベアラ及び論理チャネルに多重させる機能を有する。
また、多重処理部905は、基地局eNBから受信したPDUのヘッダに付与されているQoSパラメータ及びRRC信号を示す情報に基づいて、当該PDUに含まれるユーザデータ及びRRC信号を分離する機能を有する。なお、多重処理部905には、図13に示すTFT機能を含み得る。
(基地局)
図15は、第三の実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。図15に示すように、基地局eNBは、無線信号送信部1001と、無線信号受信部1002と、CN信号送信部1003と、CN信号受信部1004と、レイヤ2制御部1005と、RRC制御部1006とを有する。図15は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図15に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
無線信号送信部1001、無線信号受信部1002、CN信号送信部1003、及びCN信号受信部1004は、第一の実施の形態における無線信号送信部201、無線信号受信部202、CN信号送信部203及びCN信号受信部204と同一であるため説明は省略する。
レイヤ2制御部1005は、ユーザ装置UEとの間でレイヤ2(MAC(Media Access Control)レイヤ、RLCレイヤ、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ)の処理を行う。また、レイヤ2制御部1005は、CN信号受信部1004で受信したEPC1からのユーザデータと、RRC制御部1006からのRRC信号とが多重化されたPDUをユーザ装置UEに送信する。また、レイヤ2制御部1005は、ユーザ装置UEから受信したPDUから、RRC信号とユーザデータとを分離する。
RRC制御部1006は、ユーザ装置UEとの間でRRC信号の送受信を行い、RRCレイヤに関する各種処理を行う。
<処理手順>
図16は、第三の実施の形態に係る移動通信システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。
ステップS1101で、ユーザ装置UEのレイヤ2制御部903と、基地局eNBのレイヤ2制御部1005との間で、1本の無線ベアラ及び論理チャネルが確立される。
ステップS1102で、ユーザ装置UEの多重処理部905及び無線信号送信部901は、ユーザ装置UEで実行される各サービスにおいて送信されるデータとRRC信号とを、無線ベアラ及び論理チャネルで用いられるPDUのデータ部に含めると共に、各サービスで要求されるQoSを示すQoSパラメータ及びRRC信号を示す情報を当該PDUのヘッダに付与して基地局eNBに送信する。また、基地局eNBのレイヤ2制御部1005は、受信したPDUからRRC信号とユーザデータとを分離する。基地局eNBのCN信号送信部1003は、分離されたユーザデータを、S1ベアラを介してEPC1に送信する。
また、基地局eNBのレイヤ2制御部1005は、RRC信号と、CN信号受信部1004で受信したEPC1からのユーザデータとが多重化されたPDUをユーザ装置UEに送信する。また、ユーザ装置UEの多重処理部905は、基地局eNBから受信したPDUのヘッダに付与されているQoSパラメータ及びRRC信号を示す情報に基づいて、当該PDUに含まれるユーザデータ及びRRC信号を分離する。
<ハードウェア構成>
以上、第一の実施の形態乃至第三の実施の形態で説明したユーザ装置UE及び基地局eNBの機能構成は、全体をハードウェア回路(例えば、1つ又は複数のICチップ)で実現してもよいし、一部をハードウェア回路で構成し、その他の部分をCPUとプログラムとで実現してもよい。
(ユーザ装置)
図17は、実施の形態に係るユーザ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図17は、図4、図8及び図14よりも実装例に近い構成を示している。図17に示すように、ユーザ装置UEは、無線信号に関する処理を行うRF(Radio Frequency)モジュール2001と、ベースバンド信号処理を行うBB(Base Band)処理モジュール2002と、上位レイヤ等の処理を行うUE制御モジュール2003とを有する。
RFモジュール2001は、BB処理モジュール2002から受信したデジタルベースバンド信号に対して、D/A(Digital-to-Analog)変換、変調、周波数変換、及び電力増幅等を行うことでアンテナから送信すべき無線信号を生成する。また、受信した無線信号に対して、周波数変換、A/D(Analog to Digital)変換、復調等を行うことでデジタルベースバンド信号を生成し、BB処理モジュール2002に渡す。RFモジュール2001は、例えば、図4に示す無線信号送信部101の一部、無線信号受信部102の一部、図8に示す無線信号送信部401の一部、無線信号受信部402の一部、図14に示す無線信号送信部901の一部、無線信号受信部902の一部を含む。
BB処理モジュール2002は、IPパケットとデジタルベースバンド信号とを相互に変換する処理を行う。DSP(Digital Signal Processor)2012は、BB処理モジュール2002における信号処理を行うプロセッサである。メモリ2022は、DSP2012のワークエリアとして使用される。BB処理モジュール2002は、例えば、図4に示す無線信号送信部101の一部、無線信号受信部102の一部、レイヤ2制御部106、図8に示す無線信号送信部401の一部、無線信号受信部402の一部、レイヤ2制御部405、図14に示す無線信号送信部901の一部、無線信号受信部902の一部、レイヤ2制御部903を含む。
UE制御モジュール2003は、IPレイヤのプロトコル処理、各種アプリケーションの処理等を行う。プロセッサ2013は、UE制御モジュール2003が行う処理を行うプロセッサである。メモリ2023は、プロセッサ313のワークエリアとして使用される。UE制御モジュール2003は、例えば、図4に示す能力通知部103、要求部104、受付部105、RRC制御部107、マッピング処理部108、図8に示す、要求部403、受付部404、RRC制御部406、マッピング処理部407、図14に示すRRC制御部904、多重処理部905を含む。
(基地局)
図18は、実施の形態に係る基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。図18は、図5、図9、図15よりも実装例に近い構成を示している。図18に示すように、基地局eNBは、無線信号に関する処理を行うRFモジュール3001と、ベースバンド信号処理を行うBB処理モジュール3002と、上位レイヤ等の処理を行う装置制御モジュール3003と、ネットワークと接続するためのインターフェースである通信IF3004とを有する。
RFモジュール3001は、BB処理モジュール3002から受信したデジタルベースバンド信号に対して、D/A変換、変調、周波数変換、及び電力増幅等を行うことでアンテナから送信すべき無線信号を生成する。また、受信した無線信号に対して、周波数変換、A/D変換、復調等を行うことでデジタルベースバンド信号を生成し、BB処理モジュール3002に渡す。RFモジュール3001は、例えば、図5に示す無線信号送信部201の一部、無線信号受信部202の一部、図9に示す無線信号送信部501の一部、無線信号受信部502の一部、図15に示す無線信号送信部1001の一部、無線信号受信部1002の一部を含む。
BB処理モジュール3002は、IPパケットとデジタルベースバンド信号とを相互に変換する処理を行う。DSP3012は、BB処理モジュール3002における信号処理を行うプロセッサである。メモリ3022は、DSP3012のワークエリアとして使用される。BB処理モジュール3002は、例えば、図5に示す無線信号送信部201の一部、無線信号受信部202の一部、レイヤ2制御部207、図9に示す無線信号送信部501の一部、無線信号受信部502の一部、レイヤ2制御部506、図15に示す無線信号送信部1001の一部、無線信号受信部1002の一部、レイヤ2制御部1005を含む。
装置制御モジュール3003は、IPレイヤのプロトコル処理、OAM(Operation and Maintenance)処理等を行う。プロセッサ3013は、装置制御モジュール3003が行う処理を行うプロセッサである。メモリ3023は、プロセッサ3013のワークエリアとして使用される。補助記憶装置3033は、例えばHDD等であり、基地局eNB自身が動作するための各種設定情報等が格納される。装置制御モジュール3003は、例えば、図5に示す能力情報記憶部205、アクティブ化制御部206、RRC制御部208、図9に示す用途制御部505、RRC制御部507、図15に示すRRC制御部1006を含む。
通信IF3004は、例えば、図5に示すCN信号送信部203、CN信号受信部204、図9に示すCN信号送信部503、CN信号受信部504、図15に示すCN信号送信部1003、CN信号受信部1004を含む。
<まとめ>
以上、説明したように、本実施の形態によれば、LTEをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信するユーザ装置であって、前記基地局との間で、一つ又は複数の無線ベアラを確立するベアラ確立手段と、前記基地局からの指示に基づいて、確立された前記一つ又は複数の無線ベアラの各々に対するアクティブ化及び非アクティブ化を制御する制御手段と、前記一つ又は複数の無線ベアラのうちアクティブ化された無線ベアラを用いて、前記基地局との間でデータを送受信する通信手段と、を有するユーザ装置が提供される。このユーザ装置UEにより、ユーザ装置と基地局との間で行われる無線通信において、通信に用いられる無線ベアラを削減することが可能になる。
また、ユーザ装置UEは、前記基地局に、同時にアクティブ化することが可能な無線ベアラ数を示す能力情報を通知する通知手段を有するようにしてもよい。この構成により、ユーザ装置UEは、基地局eNBに対して、自身の処理能力を超えない範囲で、無線ベアラ及び論理チャネルをアクティブ化させるようにすることが可能になる。
また、前記制御手段は、前記ベアラ確立手段により確立された前記一つ又は複数の無線ベアラの数が、前記同時にアクティブ化することが可能な無線ベアラ数以下の場合、前記ベアラ確立手段により確立された前記一つ又は複数の無線ベアラをアクティブ化するようにしてもよい。この構成により、ユーザ装置UEは、自身の処理能力の範囲内で無線ベアラが確立されている場合、基地局eNBに対して、無線ベアラをアクティブ化させるための制御信号の送信を抑止させることができ、基地局eNBとユーザ装置UEとの間で送受信される制御信号を削減することが可能になる。
また、前記一つ又は複数の無線ベアラは、1以上のQoSパラメータの各々に対応づけられた1以上のユーザデータ送受信用ベアラを含み、前記通信手段は、前記1以上のQoSパラメータのうち所定のQoSパラメータに対応するユーザデータを、前記所定のQoSパラメータに対応づけられたユーザデータ送信用ベアラであってアクティブ化されたユーザデータ送信用ベアラを用いて、前記基地局に送信するようにしてもよい。この構成により、ユーザ装置UEは、所定のQoSに対応づけられるユーザデータをeNBに送信する際に、当該所定のQoSに対応づけられる無線ベアラがアクティブ化されている場合にのみ基地局eNBに送信するため、同時に通信に用いられる無線ベアラ及び論理チャネルの数を削減することが可能になる。
また、本実施の形態によれば、LTEをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信するユーザ装置であって、前記基地局との間で、複数の用途を切替えることが可能な無線ベアラを確立するベアラ確立手段と、確立された前記無線ベアラを、前記複数の用途のうちいずれか1つの用途に切替える制御手段と、前記無線ベアラが所定の用途に切替えられている場合に、前記基地局との間で前記所定の用途に対応づけられたデータを送受信する通信手段と、を有するユーザ装置が提供される。このユーザ装置UEにより、ユーザ装置と基地局との間で行われる無線通信において、通信に用いられる無線ベアラを削減することが可能になる。
また、前記制御手段は、前記基地局からの指示に基づいて、予め定められた切替えパターンに基づいて、又は、前記基地局から受信したデータに基づいて、確立された前記無線ベアラを、前記複数の用途のうちいずれか1つの用途に切替えるようにしてもよい。この構成により、ユーザ装置UEは、基地局eNBとの間で送受信されるデータの内容等に応じて、様々な方法で無線ベアラの用途を切替えることが可能になる。
また、前記無線ベアラは、制御信号の送受信に用いられるベアラ、及び、1以上のQoSパラメータの各々に対応づけられた1以上のユーザデータ送受信用のベアラのうちいずれか1つに切替えることが可能であり、前記ベアラ確立手段は、前記基地局との間で前記無線ベアラを確立する際に、制御信号の送受信に用いられる前記無線ベアラを確立するようにしてもよい。この構成により、ユーザ装置UEは、基地局eNBとの間でベアラが確立された際に、すぐに制御信号を送受信することが可能になる。
また、本実施の形態によれば、LTEをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信するユーザ装置であって、前記基地局との間で、1つの無線ベアラを確立するベアラ確立手段と、確立された前記1つの無線ベアラを用いて、制御信号及び1以上のQoSパラメータの各々に対応づけられた1以上のユーザデータを前記基地局に送信する送信手段と、を有するユーザ装置が提供される。このユーザ装置UEにより、ユーザ装置と基地局との間で行われる無線通信において、通信に用いられる無線ベアラを削減することが可能になる。
また、本実施の形態によれば、LTEをサポートする移動通信システムにおいてユーザ装置と通信する基地局であって、前記ユーザ装置との間で一つ又は複数の無線ベアラを確立するベアラ確立手段と、前記ユーザ装置との間で確立された前記一つ又は複数の無線ベアラの各々に対するアクティブ化及び非アクティブ化を前記ユーザ装置に指示する制御手段と、
前記一つ又は複数の無線ベアラのうちアクティブ化されたベアラを用いて、前記ユーザ装置との間でデータを送受信する通信手段と、を有する基地局が提供される。この基地局eNBにより、ユーザ装置と基地局との間で行われる無線通信において、通信に用いられる無線ベアラを削減することが可能になる。
また、本実施の形態によれば、LTEをサポートする移動通信システムにおいてユーザ装置と通信する基地局であって、前記ユーザ装置との間で、複数の用途を切替えることが可能な無線ベアラを確立するベアラ確立手段と、確立された前記無線ベアラを、前記複数の用途のうちいずれか1つの用途に切替える制御手段と、前記無線ベアラが所定の用途に切替えられている場合に、前記ユーザ装置との間で前記所定の用途に対応づけられたデータを送受信する通信手段と、を有する基地局が提供される。この基地局eNBにより、ユーザ装置と基地局との間で行われる無線通信において、通信に用いられる無線ベアラを削減することが可能になる。
また、上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
<実施形態の補足>
本実施の形態で説明する各装置(ユーザ装置UE/基地局eNB)の構成は、CPUとメモリを備える当該装置において、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べたシーケンス及びフローチャートは、矛盾の無い限り順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、ユーザ装置UE及び基地局eNBは機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置UEが有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って基地局eNBが有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
なお、各実施の形態において、レイヤ2制御部106、レイヤ2制御部405、又はレイヤ2制御部903は、ベアラ確立手段及び制御手段の一例である。無線信号送信部101、無線信号送信部401、無線信号送信部901、無線信号受信部102、無線信号受信部402、又は無線信号受信部902は、通信手段の一例である。能力通知部103は、通知手段の一例である。レイヤ2制御部207、レイヤ2制御部506、レイヤ2制御部1005は、ベアラ確立手段の一例である。アクティブ化制御部206又は用途制御部505は、制御手段の一例である。無線信号送信部201、無線信号送信部501、無線信号送信部1001、無線信号受信部202、無線信号受信部502、又は無線信号受信部1002は、通信手段の一例である。
本特許出願は2015年5月15日に出願した日本国特許出願第2015−100561号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2015−100561号の全内容を本願に援用する。
UE ユーザ装置
eNB 基地局
1 EPC
101 無線信号送信部
102 無線信号受信部
103 能力通知部
104 要求部
105 受付部
106 レイヤ2制御部
107 RRC制御部
108 マッピング処理部
201 無線信号送信部
202 無線信号受信部
203 CN信号送信部
204 CN信号受信部
205 能力情報記憶部
206 アクティブ化制御部
207 レイヤ2制御部
208 RRC制御部
401 無線信号送信部
402 無線信号受信部
403 要求部
404 受付部
405 レイヤ2制御部
406 RRC制御部
407 マッピング処理部
501 無線信号送信部
502 無線信号受信部
503 CN信号送信部
504 CN信号受信部
505 用途制御部
506 レイヤ2制御部
507 RRC制御部
901 無線信号送信部
902 無線信号受信部
903 レイヤ2制御部
904 RRC制御部
905 多重処理部
1001 無線信号送信部
1002 無線信号受信部
1003 CN信号送信部
1004 CN信号受信部
1005 レイヤ2制御部
1006 RRC制御部
2001 RFモジュール
2002 BB処理モジュール
2003 UE制御モジュール
3001 RFモジュール
3002 BB処理モジュール
3003 装置制御モジュール
3004 通信IF

Claims (10)

  1. LTEをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信するユーザ装置であって、
    前記基地局との間で、一つ又は複数の無線ベアラを確立するベアラ確立手段と、
    前記基地局からの指示に基づいて、確立された前記一つ又は複数の無線ベアラの各々に対するアクティブ化及び非アクティブ化を制御する制御手段と、
    前記一つ又は複数の無線ベアラのうちアクティブ化された無線ベアラを用いて、前記基地局との間でデータを送受信する通信手段と、
    を有するユーザ装置。
  2. 前記基地局に、同時にアクティブ化することが可能な無線ベアラ数を示す能力情報を通知する通知手段を有する、請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記制御手段は、前記ベアラ確立手段により確立された前記一つ又は複数の無線ベアラの数が、前記同時にアクティブ化することが可能な無線ベアラ数以下の場合、前記ベアラ確立手段により確立された前記一つ又は複数の無線ベアラをアクティブ化する、請求項2に記載のユーザ装置。
  4. 前記一つ又は複数の無線ベアラは、1以上のQoSパラメータの各々に対応づけられた1以上のユーザデータ送受信用ベアラを含み、
    前記通信手段は、前記1以上のQoSパラメータのうち所定のQoSパラメータに対応するユーザデータを、前記所定のQoSパラメータに対応づけられたユーザデータ送信用ベアラであってアクティブ化されたユーザデータ送信用ベアラを用いて、前記基地局に送信する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のユーザ装置。
  5. LTEをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信するユーザ装置であって、
    前記基地局との間で、複数の用途を切替えることが可能な無線ベアラを確立するベアラ確立手段と、
    確立された前記無線ベアラを、前記複数の用途のうちいずれか1つの用途に切替える制御手段と、
    前記無線ベアラが所定の用途に切替えられている場合に、前記基地局との間で前記所定の用途に対応づけられたデータを送受信する通信手段と、
    を有するユーザ装置。
  6. 前記制御手段は、前記基地局からの指示に基づいて、予め定められた切替えパターンに基づいて、又は、前記基地局から受信したデータに基づいて、確立された前記無線ベアラを、前記複数の用途のうちいずれか1つの用途に切替える、請求項5に記載のユーザ装置。
  7. 前記無線ベアラは、制御信号の送受信に用いられるベアラ、及び、1以上のQoSパラメータの各々に対応づけられた1以上のユーザデータ送受信用のベアラのうちいずれか1つに切替えることが可能であり、
    前記ベアラ確立手段は、前記基地局との間で前記無線ベアラを確立する際に、制御信号の送受信に用いられる前記無線ベアラを確立する、請求項5又は6に記載のユーザ装置。
  8. LTEをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信するユーザ装置であって、
    前記基地局との間で、1つの無線ベアラを確立するベアラ確立手段と、
    確立された前記1つの無線ベアラを用いて、制御信号及び1以上のQoSパラメータの各々に対応づけられた1以上のユーザデータを前記基地局に送信する送信手段と、
    を有するユーザ装置。
  9. LTEをサポートする移動通信システムにおいてユーザ装置と通信する基地局であって、
    前記ユーザ装置との間で一つ又は複数の無線ベアラを確立するベアラ確立手段と、
    前記ユーザ装置との間で確立された前記一つ又は複数の無線ベアラの各々に対するアクティブ化及び非アクティブ化を前記ユーザ装置に指示する制御手段と、
    前記一つ又は複数の無線ベアラのうちアクティブ化されたベアラを用いて、前記ユーザ装置との間でデータを送受信する通信手段と、
    を有する基地局。
  10. LTEをサポートする移動通信システムにおいてユーザ装置と通信する基地局であって、
    前記ユーザ装置との間で、複数の用途を切替えることが可能な無線ベアラを確立するベアラ確立手段と、
    確立された前記無線ベアラを、前記複数の用途のうちいずれか1つの用途に切替える制御手段と、
    前記無線ベアラが所定の用途に切替えられている場合に、前記ユーザ装置との間で前記所定の用途に対応づけられたデータを送受信する通信手段と、
    を有する基地局。
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