JPWO2016174864A1 - 通信方法、通信システム、モバイル通信用基地局、及び、無線lan用通信装置 - Google Patents

通信方法、通信システム、モバイル通信用基地局、及び、無線lan用通信装置 Download PDF

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Abstract

基地局によって形成されるモバイル通信エリア内において、通信端末が無線LAN通信エリアをまたいで移動する場合においても、MECを活用したサービスをシームレスに提供することができる通信システムを提供することを目的とする。本発明にかかる通信システムは、モバイル通信エリアを形成する基地局(10)と、無線LAN通信エリアを形成するアクセスポイント(20)と、モバイル通信エリアに位置する通信端末(50)に対して、アプリケーションサービスを提供するアプリケーションサーバ(40)と、を備える。通信端末(50)が、モバイル通信エリア内において無線LAN通信エリア内へ移動した場合、アクセスポイント(20)は、基地局(10)との間にデータ伝送経路を設定し、基地局(10)と通信端末(50)との間のデータ伝送を中継する。

Description

本発明は通信システム、基地局、アクセスポイント、端末、通信方法、中継方法及びプログラムに関し、特に無線LAN通信を行う通信システム、基地局、アクセスポイント、通信方法、中継方法及びプログラムに関する。
近年、スマートフォンが急速に普及し、スマートフォンを保持するユーザは、いわゆるインターネットへアクセスする機会が増加し、スマートフォンを介して様々なサービスを受けている。また、将来的に、スマートフォン等を保持するユーザに対して、現在よりも低遅延及び広帯域のサービスを提供することが検討されている。低遅延及び広帯域のサービスを提供するにあたり、非特許文献1にMEC(Mobile Edge Computing)を用いた通信システムが記載されている。
MECは、モバイル加入者に近いRAN(Radio Access Network)近傍にCloudコンピューティングリソースを配備して、アプリケーションサービス等を提供する装置である。モバイル加入者は、移動通信事業者と契約して、モバイルネットワークを介して携帯電話端末もしくはスマートフォン等を使用することができる加入者である。アプリケーションサービスを提供するMECが、モバイル加入者に近い位置に配備されることによって、低遅延なデータ伝送を実現することができる。
また、近年のスマートフォンの急速な普及によって、モバイルネットワークにおけるデータの激増も問題となっている。そのため、移動通信事業者は、無線LAN(Local Area Network)通信エリアを構築し、モバイルネットワークのトラヒックを無線LANシステムにオフロードさせることによって、モバイルネットワーク内において通信されるデータを減少させている。無線LANシステムへのオフロードを増加させるために、無線LAN通信エリアが増加することによって、スマートフォン等を保持するユーザが、無線LANシステムへアクセスする機会も増加している。
そのため、今後、モバイルネットワークの移動通信事業者が管理する基地局によって形成されるモバイル通信エリア内に、無線LAN通信エリアが点在するようになることが想定される。また、モバイル加入者にモバイル通信エリアと無線LAN通信エリアとの間のシームレスなハンドオーバを提供するため、無線LANシステムのトラヒックをコアネットワークに収容する機会も増えると想定される。
Mobile-Edge Computing-Introductory Technical White Paper September 2014
MECは、基本的に基地局の近傍に配備される。そのため、通信端末が通信を行う基地局の近傍にMECが配備されている場合、通信端末は、MECが提供するサービスを受けることができる。しかし、通信端末が、モバイル通信エリア内を移動し、モバイル通信エリア内に点在する無線LAN通信エリア内に移動することがある。このように通信端末が無線LAN通信エリア内へ移動した場合、通信端末に関するトラヒックは、モバイルネットワークから無線LANシステムへオフロードされることとなる。無線LANシステムへオフロードされたトラヒックは、モバイルネットワークの基地局を介すことができないため、通信端末は、基地局近傍のMECを活用したサービスをシームレスに受け続けることができないという問題がある。なお、この問題はMECに限らず、モバイルネットワーク内において提供されていたサービスについて発生する。
本発明の目的は、モバイル通信エリア内に、無線LAN通信エリアが点在する環境において、通信端末がモバイル通信エリア内において無線LAN通信システムに接続した場合であっても、モバイルネットワーク内において提供されていたサービスを受け続けることができる通信システム、基地局、アクセスポイント、端末、通信方法、中継方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様にかかる通信システムは、モバイル通信エリアを形成する基地局と、モバイル通信エリア内に、無線LAN通信エリアを形成するアクセスポイントと前記モバイル通信エリアに位置する通信端末に対して、前記基地局を介してアプリケーションサービスを提供するアプリケーションサーバと、を備え、前記通信端末が、前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記アクセスポイントは、前記基地局との間にデータ伝送経路を設定し、前記基地局と前記通信端末との間のデータ伝送を中継するものである。
本発明の第2の態様にかかる基地局は、自装置が形成するモバイル通信エリア内において、アクセスポイントによって無線LAN通信エリアが形成され、自装置を介してアプリケーションサーバからアプリケーションサービスを提供されている通信端末が前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記アクセスポイントとの間にデータ伝送経路を設定する通信部と、前記アプリケーションサービスに関連するデータを設定された前記データ伝送経路を介して前記通信端末へ送信するように制御する処理部と、を備えるものである。
本発明の第3の態様にかかるアクセスポイントは、基地局が形成するモバイル通信エリア内において、無線LAN通信エリアが形成され、前記基地局を介してアプリケーションサーバからアプリケーションサービスを提供されている通信端末が前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記基地局との間にデータ伝送経路を設定する通信部と、前記データ伝送経路を用いて、前記通信端末と前記基地局との間において伝送される前記アプリケーションサービスに関連するデータを中継する処理部と、を備えるものである。
本発明の第4の態様にかかる端末は、基地局が形成するモバイル通信エリア内において、アクセスポイントが形成する無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、アプリケーションサーバが提供するアプリケーションサービスを、前記基地局と前記アクセスポイントとの間に設定されたデータ伝送経路を介して前記アクセスポイントから受ける無線LAN通信部を備えるものである。
本発明の第5の態様にかかる通信方法は、基地局が形成するモバイル通信エリア内において、アクセスポイントによって無線LAN通信エリアが形成され、基地局を介してアプリケーションサーバからアプリケーションサービスを提供されている通信端末が前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記アクセスポイントとの間にデータ伝送経路を設定し、前記アプリケーションサービスに関連するデータを、設定された前記データ伝送経路を介して前記通信端末へ送信するものである。
本発明の第6の態様にかかる中継方法は、基地局が形成するモバイル通信エリア内において、アクセスポイントによって無線LAN通信エリアが形成され、前記基地局を介してアプリケーションサーバからアプリケーションサービスを提供されている通信端末が前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記基地局との間にデータ伝送経路を設定し、前記データ伝送経路を用いて、前記通信端末と前記基地局との間において伝送される前記アプリケーションサービスに関連するデータを中継するものである。
本発明の第7の態様にかかるプログラムは、基地局が形成するモバイル通信エリア内において、アクセスポイントによって無線LAN通信エリアが形成され、基地局を介してアプリケーションサーバからアプリケーションサービスを提供されている通信端末が前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記アクセスポイントとの間にデータ伝送経路を設定し、前記アプリケーションサービスに関連するデータを、設定された前記データ伝送経路を介して前記通信端末へ送信することをコンピュータに実行させるものである。
本発明により、モバイル通信エリア内に、無線LAN通信エリアが点在する環境において、通信端末がモバイル通信エリア内において無線LAN通信システムに接続した場合であっても、モバイルネットワーク内において提供されていたサービスを受け続けることができる通信システム、基地局、アクセスポイント、端末、通信方法、中継方法及びプログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかるeNBの構成図である。 実施の形態2にかかるUEの構成図である。 実施の形態2にかかるAPの構成図である。 実施の形態2にかかるTWAPの構成図である。 実施の形態2にかかるUEのハンドオーバ処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかるUEのハンドオーバ処理の流れを示す図である。 実施の形態3にかかるUEのハンドオーバ処理の流れを示す図である。 実施の形態4にかかるUEのハンドオーバ処理の流れを示す図である。 実施の形態5にかかるUEのハンドオーバ処理の流れを示す図である。 実施の形態5にかかるUEのハンドオーバ処理の流れを示す図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。はじめに、図1を用いて本発明の実施の形態1にかかる通信システムの構成例について説明する。図1の通信システムは、基地局10、無線LAN用のアクセスポイント(Access Point:AP)20、サービスネットワーク30、アプリケーションサーバ40及び通信端末50を有している。
基地局10は、モバイル通信エリアを形成する。モバイル通信エリアは、セルもしくはセクタによって構成される通信エリアである。基地局10が形成するモバイル通信エリアに位置する通信端末50は、例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において規定された無線通信規格であるLTE(Long Term Evolution)を用いて基地局10と通信を行ってもよい。
アクセスポイント20は、モバイル通信エリア内に無線LAN通信エリアを形成する。無線LAN通信エリアに位置する通信端末50は、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802等において定められた無線通信規格である無線LAN通信を用いてアクセスポイント20と通信を行う。無線LAN通信エリアは、モバイル通信エリア内の一部のエリアと重複するように形成される。図1においては、モバイル通信エリア内に一つの無線LAN通信エリアが形成されていることを示しているが、モバイル通信エリア内に複数の無線LAN通信エリアが形成されてもよい。アクセスポイント20は、複数のアクセスポイントを管理する機能を有していてもよい。
アプリケーションサーバ40は、基地局10が形成するモバイル通信エリアに位置する通信端末50に対して、基地局10を介してアプリケーションサービスを提供する。例えば、アプリケーションサーバ40は、動画配信サービス等を通信端末50へ提供してもよい。アプリケーションサーバ40はMECのサーバととらえることもできる。一方、サービスネットワーク30は、通信端末50が、モバイル通信エリア及び無線LAN通信エリアからアクセスすることができるネットワークである。サービスネットワーク30は、例えば、PDN(Packet Data Network)もしくはインターネット等であってもよい。
通信端末50は、携帯電話端末、スマートフォンもしくは通信機能を有するコンピュータ装置等であってもよい。通信端末50は、基地局10及びアクセスポイント20と無線通信を行う機能を有する。
ここで、通信端末50が、モバイル通信エリア内において、無線LAN通信エリア外から無線LAN通信エリア内へ移動した場合の動作について説明する。この場合、アクセスポイント20は、基地局10との間にデータ伝送経路20−Pを設定する。アクセスポイント20と基地局10との間にデータ伝送経路20−Pが設定されることによって、基地局10は、通信端末50を宛先とするデータをアクセスポイント20へ送信する。なお、データ伝送経路20−Pは、論理的な接続であってもよいし、物理的な接続であってもよいし、無線による接続であってもよい。データ伝送経路20−Pに3GPP規格で規定される基地局間インタフェースであるX2インタフェースを適用することもできる。また、アクセスポイント20は、通信端末50から送信されたデータを基地局10へ送信する。アクセスポイント20は、基地局10を介してアプリケーションサーバ40と通信を行う。つまり、アクセスポイント20は、基地局10及びアクセスポイント20を介して通信端末50へアプリケーションサービスを提供する。
以上説明したように、アクセスポイント20は、通信端末50が通信していた基地局10との間にデータ伝送経路20−Pを設定することができる。そのため、通信端末50は、モバイル通信エリア内において、無線LAN通信エリア外から無線LAN通信エリア内へ移動した場合であっても、アクセスポイント20を介して基地局10と通信を行うことができる。これより、通信端末50は、モバイル通信エリア内であって、無線LAN通信エリア外においてアプリケーションサーバ40を活用したサービスを受けている状態において、無線LAN通信エリア内へ移動した場合であっても、アプリケーションサーバ40を活用したアプリケーションサービスを受け続けることができる。
(実施の形態2)
続いて、図2を用いて本発明の実施の形態2にかかる通信システムの構成例について説明する。図2の通信システムは、3GPPにおいて動作が規定されているノード装置によって構成されている。図2の通信システムは、eNB(evolved NodeB)60、AP(Access Point)71〜73、TWAP(Trusted WLAN AAA Proxy)80、MEC90、SGW(Serving Gateway)100、PGW(Packet Data Network Gateway)110、MME(Mobility Management Entity)120、HSS(Home Subscriber Server)130、PCRF(Policy and Charging Rules Function)140、AAA(Authentication Authorization Accounting)150、UE(User Equipment)160及びPDN(Packet Data Network)170を有している。
eNB60は、図1の基地局10に相当する。AP71〜73は、図1のアクセスポイント20に相当する。MEC90は、図1のアプリケーションサーバ40に相当する。UE160は、図1の通信端末50に相当する。
eNB60は、無線通信方式として、3GPPにおいて定められたLTEを用いることができる基地局である。MME120は、UE160に関する呼処理制御を行う。UE160は、eNB60が形成するモバイル通信エリア内に位置する。呼処理制御において伝送される制御メッセージは、C−Plane(Control Plane)データと称されてもよい。SGW100及びPGW110は、UE160に関するユーザデータを伝送する装置である。ユーザデータは、U−Plane(User Plane)データと称されてもよい。
HSS130は、移動通信事業者と契約する加入者に関する加入者データを保持するサーバ装置である。PCRF140は、モバイルネットワークにおける課金もしくはQoS(Quality of Service)に関するポリシー等を制御する装置である。PDN170は、移動通信事業者が管理するモバイルネットワークとは異なるネットワークである。PDN170は、他の通信事業者が管理するネットワークであってもよく、いわゆるインターネットであってもよい。
AP71〜73は、無線LAN通信エリアを形成する。また、AP71〜73は、UE160が無線LAN通信エリア内に移動してきた場合、UE160が通信を行っていたeNB60との間にデータ伝送経路を設定する。具体的に、AP71とeNB60との間にデータ伝送経路71−Pが設定され、AP72とeNB60との間にデータ伝送経路72−Pが設定され、AP73とeNB60との間にデータ伝送経路73−Pが設定される。
TWAP80は、AAA150を用いて、AP71〜73が形成する無線LAN通信エリア内に位置するUE160の認証処理等を行う。
UE160は、3GPPにおいて用いられる、携帯電話端末、スマートフォン等の移動通信端末の総称である。
図2においては、eNB60が形成するモバイル通信エリア内に、AP71、AP72及びAP73が形成する無線LAN通信エリアが含まれていることを示している。したがって、UE160が、モバイル通信エリア内を移動すると、無線LAN通信エリア内に入ることがある。場合によっては、無線LAN通信エリアを通過するように移動することもある。言い換えると、UE160は、モバイル通信エリア内を移動すると、無線LAN通信エリアをまたがるように移動することもある。
続いて、図3を用いて本発明の実施の形態2にかかるeNB60の構成例について説明する。eNB60は、S1AP通信部601、S1AP呼処理部602、RRC(Radio Resource Control)処理部603、無線処理部604、GTP(General Packet Radio Service Tunneling Protocol)−U(S1)通信部605、GTP−U(S1)処理部606、Context記憶部607、GTP−U(X2)処理部608、GTP−U(X2)通信部609、X2AP処理部610及びX2AP通信部611を有している。
eNB60は、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。また、eNB60を構成する各構成要素は、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。また、eNB60を構成する各構成要素は、回路によって構成されてもよい。
S1AP通信部601は、MME120と通信する際のインタフェースとして用いられる。S1AP呼処理部602は、Context記憶部607に記憶されている情報を用いて、MME120との間において呼処理を実行する。
S1AP呼処理部602は、S1AP通信部601を介してMME120との間において呼処理に関するメッセージを送受信する。また、S1AP呼処理部602は、Context記憶部607に記憶されている情報を用いて、呼処理を行うMMEを選択する。
RRC(Radio Resource Control)処理部603は、UE160との間において用いられるRRCプロトコルに関する処理を実行する。例えば、RRC処理部603は、UE160との間の接続状態を管理する処理を実行してもよい。無線処理部604は、UE160と無線通信する際のインタフェースとして用いられる。
GTP−U(S1)通信部605は、MEC90またはSGW100と通信する際のインタフェースとして用いられる。GTP−U(S1)処理部606は、GTP−U(S1)通信部605を介して、MEC90またはSGW100との間においてユーザデータの送受信を行う。
Context記憶部607は、MME120から送信されるUE160に関する呼処理を行う際に接続すべきMMEの情報等が記憶されている。また、Context記憶部607は、AP71〜73との間においてX2コネクションを確立するために必要なAP71〜73への接続情報等を有してもよい。AP71〜73への接続情報は、例えば、AP71〜73のIPアドレス等であってもよい。
GTP−U(X2)通信部609は、AP71〜73と通信する際のインタフェースとして用いられる。GTP−U(X2)処理部608は、GTP−U(X2)通信部609を介して、AP71〜73との間においてユーザデータの送受信を行う。
X2AP通信部611は、AP71〜73と通信する際のインタフェースとして用いられる。X2AP処理部610は、X2AP通信部611を介して、AP71〜73との間において制御データの送受信を行う。
続いて、図4を用いて本発明の実施の形態2にかかるUE160の構成例について説明する。UE160は、無線LAN通信部161、無線LAN処理部162、LTE通信部163、RRC処理部164、NAS(Non Access Stratum)処理部165及びアクセス選択制御部166を有している。
無線LAN通信部161は、AP71〜73と通信する際のインタフェースとして用いられる。無線LAN処理部162は、無線LAN通信部161を介してAP71〜73との間においてデータの送受信を行う。
LTE通信部163は、eNB60と通信する際のインタフェースとして用いられる。RRC処理部164は、eNB60との間においてRRCプロトコルを用いた通信を行う。RRC処理部164は、RRCプロトコルを用いた通信を、LTE通信部163を介して行う。NAS処理部165は、MME120との間の通信において用いられるNASメッセージに関する処理を行う。NAS処理部165は、LTE通信部163を介してeNB60へNASメッセージを送信する。
アクセス選択制御部166は、eNB60もしくはAP71〜73から送信される指示メッセージやLTEと無線LANの電波強度に応じて、eNB60と通信を行うかもしくはAP71〜73のいずれかと通信を行うかを選択する。アクセス選択制御部166は、AP71〜73のいずれかと通信を行うことを選択した場合、無線LAN処理部162へ通信処理の実行を指示する。アクセス選択制御部166は、eNB60と通信を行うことを選択した場合、RRC処理部164及びNAS処理部165へ通信処理の実行を指示する。
続いて、図5を用いて本発明の実施の形態2にかかるAP71の構成例について説明する。AP72及びAP73は、AP71と同様の構成であるため詳細な説明を省略する。AP71は、TWAP向けC−Plane通信部711、TWAP向けC−Plane処理部712、Context記憶部713、GTP−U(X2)処理部714、GTP−U(X2)通信部715、X2AP処理部716、X2AP通信部717、U−Plane処理部718、U−Plane通信部719、UE向けC−Plane処理部720及びUE向けC−Plane通信部721を有している。
Context記憶部713は、UE160に関する通信において、AP71が接続先として選択するeNBに関する情報が記憶されている。
TWAP向けC−Plane通信部711は、TWAP80と通信する際のインタフェースとして用いられる。TWAP向けC−Plane処理部712は、TWAP向けC−Plane通信部711を介してTWAP80との間において制御データの送受信を行う。例えば、TWAP向けC−Plane処理部712は、UE160に関する認証処理を行うためのデータをTWAP80へ送信してもよい。
GTP−U(X2)通信部715は、eNB60と通信する際のインタフェースとして用いられる。GTP−U(X2)処理部714は、GTP−U(X2)通信部715を介してeNB60との間においてユーザデータの送受信を行う。
X2AP通信部717は、eNB60と通信する際のインタフェースとして用いられる。X2AP処理部716は、X2AP通信部717を介してeNB60との間において、データの伝送経路を設定するために、制御データの送受信を行う。
例えば、AP71は、自装置が形成する無線LAN通信エリア内にUE160が移動し、eNB60を介してMEC90を活用したサービスを受ける場合、GTP−U(X2)通信部715及びX2AP通信部717を介してeNB60と通信を行う。
U−Plane通信部719は、UE160と通信を行うためのインタフェースとして用いられる。例えば、U−Plane通信部719は、UE160と無線LAN通信を行う。U−Plane処理部718は、U−Plane通信部719を介してUE160との間においてユーザデータの送受信を行う。
UE向けC−Plane通信部721は、UE160と通信を行うためのインタフェースとして用いられる。例えば、UE向けC−Plane通信部721は、UE160と無線LAN通信を行う。UE向けC−Plane処理部720は、UE向けC−Plane通信部721を介してUE160との間において制御データの送受信を行う。
図5においては、UE向けC−Plane通信部721及びU−Plane通信部719が異なる機能ブロックもしくは異なる構成要素として示されているが、UE向けC−Plane通信部721及びU−Plane通信部719は、一つの機能ブロックもしくは一つの構成要素であってもよい。つまり、U−Plane処理部718及びUE向けC−Plane処理部720は、一つの通信部を共用して、UE160との間においてデータの送受信を行ってもよい。
続いて、図6を用いてTWAP80の構成例について説明する。TWAP80は、STa通信部81、STa処理部82、Context記憶部83、AP向けC−Plane処理部84及びAP向けC−Plane通信部85を有している。
STa通信部81は、AAA150と通信を行うためのインタフェースとして用いられる。STa処理部82は、STa通信部81を介してAAA150と、認証処理を行うためのデータを送受信する。
Context記憶部83は、STa処理部82が認証処理を行うAAA150に関する情報が記憶されている。また、Context記憶部83は、AP71〜73のContext記憶部713と連携し、UE160に関するデータを伝送するための経路に関する情報もしくはAAA150において実行されたUE160の認証結果に関する情報等を共有する。
AP向けC−Plane通信部85は、AP71〜73と通信を行うためのインタフェースとして用いられる。AP向けC−Plane処理部84は、AP向けC−Plane通信部85を介してAP71〜73との間において制御データの送受信を行う。
例えば、AP向けC−Plane通信部85は、AP71を介してUE160から送信された認証を行うために必要なデータを受信する。認証を行うために必要なデータは、例えば、UE160の識別情報等であってもよい。AP向けC−Plane処理部724は、AP向けC−Plane通信部725を介して受信した認証に関するデータをContext記憶部723へ出力する。また、AP向けC−Plane処理部84は、AAA150において実行されたUE160の認証処理の結果に関する情報を、AP向けC−Plane通信部85を介してAP71へ送信する。
続いて、図7及び図8を用いて本発明の実施の形態2にかかるUE160のハンドオーバ処理の流れについて説明する。図7及び図8においては、UE160が、モバイル通信エリア内において、AP71が形成する無線LAN通信エリア外からAP71が形成する無線LAN通信エリア内へ移動する場合の動作について説明する。
はじめに、eNB60は、無線強度の測定を指示するためにUE160へ、RRC:Measurement Controlメッセージを送信する(S11)。無線強度は、例えば、信号強度、電波強度もしくは電界強度等と称されてもよい。eNB60は、UE160の周囲に位置するeNBがLTE通信によって送信する無線信号の無線強度とともに、APが無線LAN通信によって送信する無線信号の無線強度についても測定するようにUE160に指示する内容をRRC:Measurement Controlメッセージに設定する。
次に、UE160は、AP71から送信された無線信号を検出する(S12)。次に、UE160は、検出した無線信号の無線強度と基地局もしくはAP71の識別情報とを関連付けた情報を設定したRRC:Measurement ReportメッセージをeNB60へ送信する(S13)。例えば、UE160は、ステップS12において検出したAP71から送信された無線信号の無線強度と、AP71が報知するSSID(Service set identification)もしくはBSSID(Basic service set identification)とをRRC:Measurement Reportメッセージに設定してもよい。
ここで、UE160は、ステップS12において複数のAPを検出した場合に、検出した全てのAPに関する情報をeNB60へ送信しないように制御されてもよい。例えば、UE160は、eNB60が指定したAPに関する情報のみをRRC:Measurement Reportメッセージに設定してもよい。例えば、eNB60は、コネクションを確立することができるAPに関する情報を、報知情報等として配信してもよい。UE160は、複数のAPに関する無線信号を検出した場合、eNB60から配信された報知情報等において指定されているAPのみに関する情報をeNB60へ送信してもよい。
次に、eNB60は、RRC:Measurement Reportメッセージに設定されている情報に基づいて、UE160をAP71へハンドオーバさせることを決定する(S14)。ここで、eNB60は、AP71とのコネクションを確立することができる場合に、AP71へハンドオーバさせることを決定する。言い換えると、eNB60は、AP71とのコネクションを確立することができない場合、UE160をAP71へハンドオーバさせなくてもよい。
次に、eNB60は、Context記憶部607に記憶されている、AP71へ接続するために必要な情報に基づいて、AP71へX2AP:Handover Requestメッセージを送信する(S15)。UE160がAP71へ接続する際に、AP71は、eNB60との間に設定するX2コネクションとUE160とが対応しているかを判定する必要がある。そのため、eNB60は、UE160のハンドオーバに起因して設定するX2コネクションの識別情報をX2AP:Handover Requestメッセージに設定する。AP71とeNB60との間のインタフェースは、3GPPにおいてX2インタフェースとして規定されている。X2コネクションの識別情報は、AP71とeNB60との間において、X2インタフェースを介して設定された経路情報であってもよい。
さらに、eNB60は、AP71がeNB60へデータを送信する際に指定するeNB60のTEID(Tunnel Endpoint Identifier)(以下、eNB UL TEIDと称する)をX2AP:Handover Requestメッセージに設定する。
さらに、eNB60は、例えば、暗号化もしくは復号化等に用いる鍵情報を生成するためのセキュリティ情報をX2AP:Handover Requestメッセージに設定する。セキュリティ情報は、例えば、X2AP:Handover Requestメッセージ内のAS Security Informationに含まれていてもよい。
AP71は、eNB60から送信されたセキュリティ情報を用いてIEEE802.1xに規定されている秘匿処理を行ってもよく、セキュリティ情報を用いることなくIEEE802.1xに規定されている秘匿処理を行ってもよい。また、AP71は、UE160が、モバイル通信エリア内であって、無線LAN通信エリア外へ移動した場合、X2AP:Handover Requestメッセージに設定されていたセキュリティ情報をeNB60へ送信する。
次に、AP71は、X2AP:Handover Requestメッセージに対する応答として、X2AP:Handover Request AckメッセージをeNB60へ送信する(S16)。AP71は、eNB60がAP71へデータを送信する際に指定するAP71のTEID(以下、TWAN DL TEIDと称する)をX2AP:Handover Request Ackメッセージに設定する。AP71がX2AP:Handover Request AckメッセージをeNB60へ送信することによって、AP71とeNB60との間にX2コネクションが確立する。
次に、eNB60は、AP71への接続を開始することを指示するために、RRC:Handover IndicationメッセージをUE160へ送信する(S17)。eNB60は、X2コネクションの識別情報をRRC:Handover Indicationメッセージに設定してもよい。
続いて、図8に移り、UE160は、AP71との間において接続処理(Non-3GPP Access)を開始する(S18)。次に、UE160と、AP71との間、AP71とTWAP80との間、TWAP80とAAA150との間、さらに、AAA150とHSS130との間において、認証処理が実行される(S19)。
次に、UE160は、AP71との間において、Attach処理(Attach trigger)を開始する(S20)。UE160は、モバイル通信エリアから、AP71が形成する無線LAN通信エリア内へ移動したことを示すために、ステップS17のRRC:Handover Indicationメッセージにおいて取得したX2コネクションの識別情報をステップS18〜S20の間に、AP71へ送信してもよい。
例えば、UE160は、ステップS19における認証処理時に送信するEAP(Extensible Authentication Protocol) payloadにX2コネクションの識別情報を設定してもよい。もしくは、ステップS18〜S20の間に、UE160が、IPアドレス取得のために送信するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)メッセージにX2コネクションの識別情報を設定してもよい。
次に、AP71は、UE160が、eNB60によって形成されるモバイル通信エリアからAP71が形成する無線LAN通信エリアへ移動してきたと判定した場合、eNB60へX2AP:UE IP address Requestメッセージを送信する(S21)。
AP71は、RAT(Radio Access Technology) Typeとして無線LANを示す情報、さらに、SSID及びBSSIDをX2AP:UE IP address Requestメッセージに設定する。また、AP71は、ECGI(E-UTRAN Cell Global ID)を利用して、RAT Typeとして無線LANを示す情報を設定してもよい。ECGIは、PLMN(Public Land Mobile Network) ID及びECI(E-UTRAN Cell Identity)とから構成される。さらに、ECIは、eNB ID及びCell IDとから構成される。
次に、eNB60は、MME120へ、S1AP:UE IP address Requestメッセージを送信する(S22)。eNB60は、RAT Typeとして無線LANを示す情報、さらに、SSID及びBSSIDをS1AP:UE IP address Requestメッセージに設定する。また、eNB60は、ECGIを利用して、RAT Typeとして無線LANを示す情報を設定してもよい。
次に、MME120は、SGW100へ、GTP-C:Modify Bearer Requestメッセージを送信し、さらに、SGW100は、PGW110へ、GTP-C:Modify Bearer Requestメッセージを送信する(S23)。
MME120及びSGW100は、RAT Typeとして無線LANを示す情報、さらに、SSID及びBSSIDをGTP-C:Modify Bearer Requestメッセージに設定する。また、MME120及びSGW100は、ULI(User Location Information) IEを利用もしくは拡張して、RAT Type、SSID及びBSSIDを設定してもよい。
次に、PGW110は、Diameter:RAR(Re-Authentication Request)メッセージをPCRF140へ送信する(S24)。RAT Typeが無線LANへ変更されたことに伴い、ポリシーもしくは課金ルール等を変更する場合に、PGW110は、Diameter RARメッセージをPCRF140へ送信する。そのため、RAT Typeが無線LANへ変更されたことに伴い、ポリシーもしくは課金ルール等を変更する必要がない場合には、PGW110は、Diameter:RARメッセージをPCRF140へ送信しなくてもよい。
次に、PCRF140は、Diameter:RARメッセージへの応答としてDiameter:RAA(Re-Authentication Answer)メッセージをPGW110へ送信する(S25)。次に、PGW110及びSGW100は、GTP-C:Modify Bearer Requestメッセージへの応答としてGTP-C:Modify Bearer ResponseメッセージをSGW100及びMME120へ送信する(S26)。
GTP-C:Modify Bearer Responseメッセージには、PAA(PDN Address Allocation) IEにUE160に割り当てられるIPアドレスが設定されている。UE160に割り当てられるIPアドレスは、UE160が、eNB60が形成するモバイル通信エリア内であって、無線LAN通信エリア外において、eNB60と通信する際に用いていたIPアドレスと同じである。
次に、MME120は、S1AP:UE IP address Requestメッセージへの応答としてS1AP:UE IP address ResponseメッセージをeNB60へ送信する(S27)。MME120は、GTP-C:Modify Bearer Responseメッセージに設定されたUE160のIPアドレスをS1AP:UE IP address Responseメッセージに設定する。
次に、eNB60は、X2AP: UE IP address Requestメッセージへの応答としてX2AP: UE IP address Request AckメッセージをAP71へ送信する(S28)。eNB60は、S1AP: UE IP address Responseメッセージに設定されたUE160のIPアドレスをX2AP UE IP address Request Ackメッセージに設定する。AP71は、X2AP: UE IP address Request Ackメッセージを受信するとUE160との間におけるAttach処理を完了するための処理を実行する(Attach completion)(S29)。eNB60は、Attach処理を完了する際に、UE160へ、UE160に割り当てられたIPアドレスを通知する。
以上説明したように、本発明の実施の形態2にかかる通信システムを用いることによって、UE160が、eNB60によって形成されるモバイル通信エリアからAP71が形成する無線LAN通信エリアへハンドオーバした際に、eNB60とAP71との間にデータ伝送経路が設定される。そのため、UE160は、無線LAN通信エリアへハンドオーバした後においても、eNB60と通信を継続することができる。そのため、UE160は、eNB60を介してMEC90が提供するサービスを継続して受けることができる。
また、図8においては、UE160が無線LAN通信エリアにて使用するIPアドレスとして、UE160がモバイル通信エリアにて使用していたIPアドレスをPGW110が払い出す処理について説明した。これ以外に、例えば、IPアドレスは、HSSによって払い出されてもよい。さらに、AP71は、UE160から、モバイル通信エリアにて使用していたIPアドレスに関する情報を受信してもよく、eNB60からUE160がモバイル通信エリアにて使用していたIPアドレスに関する情報を受信してもよい。
さらに、図7において、ステップS14の後に、eNB60は、AP71を自律的に探索してもよい。つまり、eNB60は、事前にAP71と接続するために必要な情報を保持していない場合、AP71を自律的に探索する。例えば、MME120とAP71との間に新たなインタフェースを定義し、eNB60は、新たに定義されたインタフェースを経由して、AP71へ接続するために必要な情報、例えば、AP71のIPアドレス等を取得してもよい。もしくは、HSS130が、AP71〜AP73へ接続するために必要な情報を保持しておき、eNB60は、HSS130からAP71へ接続するために必要な情報を取得してもよい。
(実施の形態3)
続いて、図9を用いて本発明の実施の形態3にかかるUE160のハンドオーバ処理の流れについて説明する。本図においては、UE160が、モバイル通信エリア内において、AP71が形成する無線LAN通信エリア外からAP71が形成する無線LAN通信エリア内へ移動する場合の動作について説明する。はじめに、UE160は、AP71から送信された無線信号を検出する(S31)。次に、UE160は、図7のステップS17においてeNB60から送信されたRRC:Handover Indicationメッセージのようなハンドオーバに関連するメッセージを受信することなく、ステップS32〜S34におけるAP71への接続処理を行う。図9のステップS32〜S34は、図8のステップS18〜S20と同様であるため詳細な説明を省略する。
次に、AP71は、UE160をAP71へハンドオーバさせることを決定する(S35)。ここで、AP71は、eNB60との間にコネクションを設定することができない場合、UE160との間の接続を解除し、UE160との接続を拒否してもよい。言い換えると、AP71は、eNB60との間にコネクションを設定することができない場合、UE160の接続先をeNB60へ切り戻すようにしてもよい。もしくは、AP71は、eNB60との間にコネクションを設定することができない場合、PGW110との間にコネクションを設定してもよい。
次に、AP71は、図8のステップS21と同様にeNB60へX2AP:UE IP address Requestメッセージを送信する(S36)。ステップS37及びS38は、図7のステップS15及びS16と同様であるため詳細な説明を省略する。さらに、ステップS38以降は、図8のステップS22〜S29の処理が実行される。図9においては、ステップS38以降の処理については記載を省略する。
以上説明したように、本発明の実施の形態3にかかる通信システムを用いることによって、AP71は、UE160のハンドオーバ実行を決定することができる。これより、実施の形態2と同様にeNB60とAP71〜AP73との間にデータ伝送経路が設定される。さらに、ハンドオーバの実行をAP71が決定することによって、実施の形態2と比較してeNB60における処理負担が軽減する。
さらに、図9において、ステップS35の後に、AP71は、eNB60を自律的に探索してもよい。つまり、AP71は、事前にeNB60と接続するために必要な情報を保持していない場合、eNB60を自律的に探索する。例えば、MME120とAP71との間に新たなインタフェースを定義し、AP71は、新たに定義されたインタフェースを経由して、eNB60へ接続するために必要な情報、例えば、eNB60のIPアドレス等を取得してもよい。もしくは、HSS130が、eNB60へ接続するために必要な情報を保持しておき、AP71は、HSS130からeNB60へ接続するために必要な情報を取得してもよい。
(実施の形態4)
続いて、図10を用いて本発明の実施の形態4にかかるUE160のハンドオーバ処理の流れについて説明する。図9のハンドオーバ処理は、UE160が、モバイル通信エリア内の移動であって、AP71が形成する無線LAN通信エリア内からAP71が形成する無線LAN通信エリア外へ移動する場合の処理の流れについて説明する。また、図9においては、UE160がAP71によって形成される無線LAN通信エリア内に移動した際に、UE160とeNB60との間のRRCコネクションが解放されていることを前提とする。
UE160は、AP71から送信される無線信号の強度が予め定められた閾値よりも低下し、eNB60から送信される信号の強度が予め定められた閾値よりも増加した場合に、eNB60へRRC:RRC Connection Requestメッセージを送信する(S41)。
次に、eNB60は、UE160をeNB60へ接続させるために、AP71へX2AP:UE IP address Requestメッセージを送信する(S42)。次に、AP71は、X2AP: UE IP address Requestメッセージへの応答としてX2AP: UE IP address Request ackメッセージをeNB60へ送信する(S43)。ここで、AP71は、UE160がAP71へハンドオーバした際に、eNB60からセキュリティ情報を受信している場合、受信したセキュリティ情報をX2AP: UE IP address Request ackメッセージに設定してもよい。次に、eNB60は、UE160の接続先をAP71からeNB60へ切り替えることを決定する(S44)。
次に、eNB60は、UE160との間にRRCコネクションを設定するために、RRC:RRC Connection SetupメッセージをUE160へ送信する(S45)。次に、UE160は、RRC:RRC Connection Setupメッセージに対する応答として、RRC:RRC Connection Setup CompleteメッセージをeNB60へ送信する(S46)。
ステップS46以降は、図8のステップS22〜S29の処理が実行される。図10においては、ステップS46以降の処理については記載を省略する。
以上説明したように、本発明の実施の形態4にかかる通信システムを用いることによって、UE160は、AP71からeNB60へハンドオーバすることができる。これによって、UE160は、AP71を介してMEC90から受けていたサービスを、ハンドオーバ後もeNB60を介して受けることができる。
(実施の形態5)
続いて、図11を用いて本発明の実施の形態5にかかるUE160のハンドオーバ処理の流れについて説明する。図11のハンドオーバ処理は、UE160が、モバイル通信エリア内の移動であって、AP71が形成する無線LAN通信エリア内からAP71が形成する無線LAN通信エリア外へ移動する場合の処理の流れについて説明する。また、図11においては、UE160がAP71によって形成される無線LAN通信エリア内に移動しても、UE160とeNB60との間のRRCコネクションが維持されていることを前提とする。
UE160は、AP71から送信される無線信号の強度が予め定められた閾値よりも低下し、eNB60から送信される信号の強度が予め定められた閾値よりも増加した場合に、eNB60へRRCプロトコルを用いた任意のRequestメッセージを送信する(S51)。例えば、UE160は、eNB60へRRC:Measurement Reportsメッセージを送信してもよい。
次に、eNB60は、UE160の接続先をAP71からeNB60へ切り替えることを決定する(S52)。ステップS52以降は、図8のステップS22〜S29の処理が実行される。図11においては、ステップS52以降の処理については記載を省略する。また、図10においては、RRC:RRC Connection Setupメッセージ及びRRC:RRC Connection Setup Completeメッセージを送受信していたが、図11においては、UE160とeNB60との間のRRCコネクションが維持されているため、RRC:RRC Connection Setupメッセージ及びRRC:RRC Connection Setup Completeメッセージの送受信は不要となる。
次に、図12を用いて本発明の実施の形態5にかかるUE160のハンドオーバ処理の流れについて、図11と異なる処理の流れについて説明する。図12においては、図11と異なり、AP71が、eNB60における切替処理のトリガーとなる信号をeNB60へ送信する。
はじめに、AP71は、UE160が無線LAN通信エリア外へ移動したことによって、AP71とUE160との間のコネクションが切断されたことを検出する(S61)。次に、AP71は、AP71とUE160との間のコネクションが切断されたことを検出すると、X2AP:IndicationメッセージをeNB60へ送信する(S62)。次に、eNB60は、UE160の接続先をAP71からeNB60へ切り替えることを決定する(S63)。ステップS63以降は、図8のステップS22〜S29の処理が実行される。図12においては、ステップS63以降の処理については記載を省略する。
以上説明したように、本発明の実施の形態5にかかる通信システムを用いることによって、UE160は、AP71からeNB60へハンドオーバすることができる。これによって、UE160は、AP71を介してMEC90から受けていたサービスを、ハンドオーバ後もeNB60を介して受けることができる。また、図11及び図12においては、UE160とeNB60との間に維持されているRRCコネクションを利用して通信を行うため、図10における処理と比較して、信号数が減少する。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、通信端末50(例えば、UE160)、基地局10(例えば、eNB60)、MME120、及びアクセスポイント20(例えば、AP71)における処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
モバイル通信エリアを形成する基地局と、モバイル通信エリア内に、無線LAN通信エリアを形成するアクセスポイントと、前記モバイル通信エリアに位置する通信端末に対して、前記基地局を介してアプリケーションサービスを提供するアプリケーションサーバと、を備え、前記通信端末が、前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記アクセスポイントは、前記基地局との間にデータ伝送経路を設定し、前記基地局と前記通信端末との間のデータ伝送を中継する、通信システム。
(付記2)
前記基地局は、前記通信端末が、前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記通信端末が自装置と通信していたことを示す識別情報を前記アクセスポイントへ送信する、付記1に記載の通信システム。
(付記3)
前記基地局は、前記通信端末が、前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記通信端末へ、アクセスポイントへハンドオーバすることを指示するメッセージを送信する、付記1又は2に記載の通信システム。
(付記4)
前記基地局は、前記通信端末が、前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記通信端末を宛先とするデータを前記アクセスポイントへ送信する、付記1乃至3のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記5)
前記基地局は、前記通信端末が、前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア内から前記無線LAN通信エリア外へ移動した場合、前記通信端末と無線回線を設定して前記通信端末と通信する、付記1乃至4のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記6)
前記基地局は、前記通信端末が、前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア内から前記無線LAN通信エリア外へ移動した場合、前記アクセスポイントへ、前記通信端末と前記アクセスポイントとの間の無線回線を解放することを指示するメッセージを送信する、付記5に記載の通信システム。
(付記7)
自装置が形成するモバイル通信エリア内において、アクセスポイントによって無線LAN通信エリアが形成され、自装置を介してアプリケーションサーバからアプリケーションサービスを提供されている通信端末が前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記アクセスポイントとの間にデータ伝送経路を設定する通信手段と、前記アプリケーションサービスに関連するデータを、設定された前記データ伝送経路を介して前記通信端末へ送信するように制御する処理手段と、を備える基地局。
(付記8)
基地局が形成するモバイル通信エリア内において、無線LAN通信エリアを形成し、前記基地局を介してアプリケーションサーバからアプリケーションサービスを提供されている通信端末が前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記基地局との間にデータ伝送経路を設定する通信手段と、前記データ伝送経路を用いて、前記通信端末と前記基地局との間において伝送される前記アプリケーションサービスに関連するデータを中継する処理手段と、を備えるアクセスポイント。
(付記9)
基地局が形成するモバイル通信エリア内において、アクセスポイントが形成する無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、アプリケーションサーバが提供するアプリケーションサービスを、前記基地局と前記アクセスポイントとの間に設定されたデータ伝送経路を介して前記アクセスポイントから受ける無線LAN通信手段を備える、端末。
(付記10)
基地局が形成するモバイル通信エリア内において、アクセスポイントによって無線LAN通信エリアが形成され、前記基地局を介してアプリケーションサーバからアプリケーションサービスを提供されている通信端末が前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記アクセスポイントとの間にデータ伝送経路を設定し、前記アプリケーションサービスに関連するデータを、設定された前記データ伝送経路を介して前記通信端末へ送信する、基地局における通信方法。
(付記11)
基地局が形成するモバイル通信エリア内において、アクセスポイントによって無線LAN通信エリアが形成され、前記基地局を介してアプリケーションサーバからアプリケーションサービスを提供されている通信端末が前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記基地局との間にデータ伝送経路を設定し、前記データ伝送経路を用いて、前記通信端末と前記基地局との間において伝送される前記アプリケーションサービスに関連するデータを中継する、アクセスポイントにおける中継方法。
(付記12)
基地局が形成するモバイル通信エリア内において、アクセスポイントによって無線LAN通信エリアが形成され、基地局を介してアプリケーションサーバからアプリケーションサービスを提供されている通信端末が前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記アクセスポイントとの間にデータ伝送経路を設定し、前記アプリケーションサービスに関連するデータを、設定された前記データ伝送経路を介して前記通信端末へ送信することをコンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
(付記13)
基地局が形成するモバイル通信エリア内において、アクセスポイントによって無線LAN通信エリアが形成され、前記基地局を介してアプリケーションサーバからアプリケーションサービスを提供されている通信端末が前記モバイル通信エリア内において前記無線LAN通信エリア外から前記無線LAN通信エリア内へ移動した場合、前記基地局との間にデータ伝送経路を設定し、前記データ伝送経路を用いて、前記通信端末と前記基地局との間において伝送される前記アプリケーションサービスに関連するデータを中継することをコンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、本願発明は、それぞれの実施の形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
この出願は、2015年4月28日に出願された日本出願特願2015−091319を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 基地局
20 アクセスポイント
30 サービスネットワーク
40 アプリケーションサーバ
50 通信端末
60 eNB
71 AP
72 AP
73 AP
80 TWAP
81 STa通信部
82 STa処理部
83 Context記憶部
84 AP向けC−Plane処理部
85 AP向けC−Plane通信部
90 MEC
100 SGW
110 PGW
120 MME
130 HSS
140 PCRF
150 AAA
160 UE
161 無線LAN通信部
162 無線LAN処理部
163 LTE通信部
164 RRC処理部
165 NAS処理部
166 アクセス選択制御部
170 PDN
601 S1AP通信部
602 S1AP呼処理部
603 RRC処理部
604 無線処理部
605 GTP−U(S1)通信部
606 GTP−U(S1)処理部
607 Context記憶部
608 GTP−U(X2)処理部
609 GTP−U(X2)通信部
610 X2AP処理部
611 X2AP通信部
710 TWAG
711 TWAP向けC−Plane通信部
712 TWAP向けC−Plane制御部
713 Context記憶部
714 GTP−U(X2)処理部
715 GTP−U(X2)通信部
716 X2AP処理部
717 X2AP通信部
718 U−Plane処理部
719 U−Plane通信部
720 UE向けC−Plane処理部
721 UE向けC−Plane通信部

Claims (22)

  1. 通信端末に関するユーザデータを通信するための通信方法であって、
    モバイル通信用基地局と無線LAN(Local Area Network)用通信装置との間にインタフェースを設定し、
    前記インタフェースを用いて、前記モバイル通信用基地局から前記無線LAN用通信装置に、または、前記無線LAN用通信装置から前記モバイル通信用基地局に、前記ユーザデータを転送することを特徴とする通信方法。
  2. 請求項1に記載の通信方法であって、
    前記モバイル通信用基地局が、前記通信端末からMeasurement Reportメッセージを受信し、
    前記モバイル通信用基地局が、前記無線LAN用通信装置にRequestメッセージを送信し、
    前記モバイル通信用基地局が、前記無線LAN用通信装置からRequest Ackメッセージを受信し、
    前記モバイル通信用基地局と前記無線LAN用通信装置との間に伝送経路を設定する、通信方法。
  3. 請求項2に記載の通信方法であって、
    前記Measurement Reportメッセージは、無線LANの強度を含んでいる、通信方法。
  4. 請求項2または3に記載の通信方法であって、
    前記Measurement Reportメッセージは、無線LANに関する識別情報を含んでいる、通信方法。
  5. 請求項4に記載の通信方法であって、
    前記無線LANに関する識別情報は、SSID(Service set identification)を含んでいる、通信方法。
  6. 請求項4または5に記載の通信方法であって、
    前記無線LANに関する識別情報は、BSSID(Basic service set identification)を含んでいる、通信方法。
  7. 請求項2乃至6のいずれかに記載の通信方法であって、
    前記Requestメッセージは、前記モバイル通信用基地局のTEID(Tunnel Endpoint Identifier)を含んでいる、通信方法。
  8. 請求項2乃至7のいずれかに記載の通信方法であって、
    前記Requestメッセージは、セキュリティ情報を含んでいる、通信方法。
  9. 請求項2乃至8のいずれかに記載の通信方法であって、
    前記Request Ackメッセージは、前記無線LAN用通信装置のTEID(Tunnel Endpoint Identifier)を含んでいる、通信方法。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の通信方法であって、
    前記通信端末は、前記無線LAN用通信装置を介して、前記モバイル通信用基地局の近傍に配置されたアプリケーションサービスを提供する装置からサービスを受ける、通信方法。
  11. 通信端末とモバイル通信および無線LAN(Local Area Network)通信を行う通信システムであって、
    モバイル通信用基地局と、無線LAN用通信装置と、を備え、
    前記モバイル通信用基地局と前記無線LAN用通信装置との間にインタフェースを設定し、
    前記インタフェースを用いて、前記モバイル通信用基地局から前記無線LAN用通信装置に、または、前記無線LAN用通信装置から前記モバイル通信用基地局に、ユーザデータを転送する、ことを特徴とする通信システム。
  12. 請求項11に記載の通信システムであって、
    前記モバイル通信用基地局が、前記通信端末からMeasurement Reportメッセージを受信し、
    前記モバイル通信用基地局が、前記無線LAN用通信装置にRequestメッセージを送信し、
    前記モバイル通信用基地局が、前記無線LAN用通信装置からRequest Ackメッセージを受信し、
    前記モバイル通信用基地局と前記無線LAN用通信装置との間に伝送経路を設定する、通信システム。
  13. 請求項12に記載の通信システムであって、
    前記Measurement Reportメッセージは、無線LANの強度を含んでいる、通信システム。
  14. 請求項12または13に記載の通信システムであって、
    前記Measurement Reportメッセージは、無線LANに関する識別情報を含んでいる、通信システム。
  15. 請求項14に記載の通信システムであって、
    前記無線LANに関する識別情報は、SSID(Service set identification)を含んでいる、通信システム。
  16. 請求項14または15に記載の通信システムであって、
    前記無線LANに関する識別情報は、BSSID(Basic service set identification)を含んでいる、通信システム。
  17. 請求項12乃至16のいずれかに記載の通信システムであって、
    前記Requestメッセージは、前記モバイル通信用基地局のTEID(Tunnel Endpoint Identifier)を含んでいる、通信システム。
  18. 請求項12乃至17のいずれかに記載の通信システムであって、
    前記Requestメッセージは、セキュリティ情報を含んでいる、通信システム。
  19. 請求項12乃至18のいずれかに記載の通信システムであって、
    前記Request Ackメッセージは、前記無線LAN用通信装置のTEID(Tunnel Endpoint Identifier)を含んでいる、通信システム。
  20. 請求項11乃至19のいずれかに記載の通信システムであって、
    前記通信端末は、前記無線LAN用通信装置を介して 前記モバイル通信用基地局の近傍に配置されたアプリケーションサービスを提供する装置からサービスを受ける、通信システム。
  21. モバイル通信用基地局であって、
    通信端末からMeasurement Reportメッセージを受信する無線通信用インタフェースと、
    無線LAN(Local Area Network)用通信装置にRequestメッセージを送信し、前記無線LAN用通信装置からRequest Ackメッセージを受信する通信用インタフェースと、
    を備え、
    前記通信用インタフェースを介して、前記無線LAN用通信装置にユーザデータを送信または前記無線LAN用通信装置からユーザデータを受信する、ことを特徴とするモバイル通信用基地局。
  22. 無線LAN(Local Area Network)用通信装置であって、
    通信端末と通信する無線通信用インタフェースと、
    モバイル通信用基地局からRequestメッセージを受信し、前記モバイル通信用基地局にRequest Ackメッセージを送信する通信用インタフェースと、
    を備え、
    前記通信用インタフェースを介して、前記モバイル通信用基地局にユーザデータを送信または前記モバイル通信用基地局からユーザデータを受信する、ことを特徴とする無線LAN用通信装置。
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