JPWO2016147791A1 - 通信装置、利用可能帯域計算システム、利用可能帯域計算方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、利用可能帯域計算システム、利用可能帯域計算方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

通信装置は、連続する番号をそれぞれ有する受信予定の複数の計測パケットのうち、複数の計測パケットを受信する受信部と、前記受信された複数の計測パケットうち連続する番号を有する複数の計測パケットを含む有効パケット群を抽出する抽出部と、前記抽出した有効パケット群を用いて利用可能帯域を計算する計算部とを備える。

Description

本発明は、通信装置、利用可能帯域計算システム、利用可能帯域計算方法及びプログラムに関する。
近年ネットワークを利用したサービスが普及している。ネットワークの品質状況を確認し、サービス利用者が快適にサービスを利用できるようにネットワークの設備改善を実施する要求が高まっている。そのため、ネットワーク品質状況を確認する技術として、一連の計測パケットから構成されるパケットトレインを使用してIP(Internet Protocol)レベルでの可用帯域を推定する技術がある(特許文献1)。特許文献1の技術では、送信装置から、単調に増加または減少する複数の計測パケットを所定の送信間隔で順番に送信する。そして、受信装置で受信間隔の変化から使用可能な帯域を推定している。
日本国特開2011−142622号公報
しかし、特許文献1の技術では、例えば低帯域領域のように、ネットワーク装置のバッファあふれによるパケットロスが生じる場合では、推定精度が劣化する可能性がある。ここで、ネットワーク装置は、送信装置と受信装置との間で送受信される通信パケットを中継する装置である。これは、特許文献1の技術では、計測パケットの送受信間隔を正確に制御するために、次のように計測パケットを送受信することに起因している。すなわち、特許文献1の技術では、到達保障のないプロトコル(UDP(User Datagram Protocol)/IP)を使用して例えば100個を超える計測パケットを送受信する。例えば、低帯域領域では、ネットワーク装置が具備しているパケット格納領域(入力バッファ)を全て使い切りバッファあふれが生じると、計測パケットを受信装置に送信せず、破棄してしまう。他方、ネットワーク装置は、パケット格納領域に格納された計測パケットを送信すると、パケット格納領域に空きが生じる。このため、ネットワーク装置は、次の計測パケットをパケット格納領域に格納できるようになる。このため、バッファあふれが生じた場合の計測パケットの受信間隔は、破棄されたパケットの伝送時間が含まれないため、バッファあふれが生じない場合の計測パケットの受信間隔より短くなる。この結果、計測パケットを損失したパケットトレインでは計測パケットの送受信間隔の変化を正確に把握できず、可用帯域の推定精度が劣化する。
本発明の目的の一例は、上述した課題を解決する通信装置、利用可能帯域計算システム、利用可能帯域計算方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様に係る通信装置は、連続する番号をそれぞれ有する受信予定の複数の計測パケットのうち、複数の計測パケットを受信する受信部と、前記受信された複数の計測パケットうち連続する番号を有する複数の計測パケットを含む有効パケット群を抽出する抽出部と、前記抽出した有効パケット群を用いて利用可能帯域を計算する計算部とを備える。
本発明の一態様に係る利用可能帯域計算システムは、送信装置と受信装置とを備える。前記送信装置は、連続する番号をそれぞれ有する複数の計測パケットを生成する生成部と、前記生成された複数の計測パケットを送信する送信部とを備える。前記受信装置は、前記送信された複数の計測パケットのうち、複数の計測パケットを受信する受信部と、前記受信された複数の計測パケットうち連続する番号を有する複数の計測パケットを含む有効パケット群を抽出する抽出部と、前記抽出した有効パケット群を用いて利用可能帯域を計算する計算部とを備える。
本発明の一態様に係る利用可能帯域計算方法は、連続する番号をそれぞれ有する受信予定の複数の計測パケットのうち、複数の計測パケットを受信し、前記受信された複数の計測パケットうち連続する番号を有する複数の計測パケットを含む有効パケット群を抽出し、前記抽出した有効パケット群を用いて利用可能帯域を計算することを含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、連続する番号をそれぞれ有する受信予定の複数の計測パケットのうち、複数の計測パケットを受信し、前記受信された複数の計測パケットうち連続する番号を有する複数の計測パケットを含む有効パケット群を抽出し、前記抽出した有効パケット群を用いて利用可能帯域を計算することをコンピュータに実行させる。
上述した少なくとも1つの態様によれば、送信装置と受信装置との間に介在するネットワーク装置で計測パケットが破棄される環境下でも推定精度の劣化を防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係る利用可能帯域計算システムを説明するための構成図である。 図1に示した有効パケット抽出部の構成図である。 図2に示したパケット有無確認機能部が作成するパケット到着情報の一例を説明するための説明図である。 図2に示したパケット群情報生成機能部が作成するパケット群情報の一例を説明するための説明図である。 図2に示した有効パケット抽出部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る有効パケット抽出部の構成図である。 図6に示した有効パケット抽出部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る利用可能帯域計算システムの基本構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるパケットトレインの一例を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施形態におけるパケットトレインの一例を説明するための説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
《第1の実施形態》
図1は、第1の実施形態に係る利用可能帯域計算システム100の概略構成を示す構成図である。利用可能帯域計算システム100は、送信装置(送信側装置)101と受信装置(受信側装置)102とを備える。送信装置101と受信装置102とは、ネットワーク103を介して接続されている。
送信装置101及び受信装置102は、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯型情報端末、携帯電話機、スマートフォン等の通信機能を有する情報処理装置、あるいは情報処理装置の周辺装置として内蔵あるいは外付けされる通信端末であってもよい。送信装置101及び受信装置102は、通信装置の一例である。送信装置101及び受信装置102は、内部にCPU(中央処理装置)等のプロセッサと、主記憶装置、補助記憶装置、入力装置等のハードウェアを備える。
図1に示した送信装置101は、計測パケット生成部110、計測パケット送信部111、送受信部112及びパラメータ記憶部113を備える。受信装置102は、送受信部120、受信間隔計測部121、利用可能帯域計算部122、計測データ記憶部123及び有効パケット抽出部201を備える。計測パケット生成部110は、単に生成部110と称することもある。計測パケット送信部111は、単に送信部111と称することもある。受信間隔計測部121は、単に計測部121と称することもある。利用可能帯域計算部122は、単に計算部122と称することもある。有効パケット抽出部201は、単に抽出部201と称することもある。送信装置101及び受信装置102は、上述したプロセッサ及び他のハードウェアを利用して所定のプログラムを実行することで図1に示した各部の機能を実現する。
送信装置101の生成部110は、受信装置102に送信する複数の計測パケットを生成する。生成部110が生成する計測パケットは、パケットトレインとして、受信装置102に送信される。生成部110は、パケットトレインの最初のパケットから最後のパケットに向けて、パケットサイズが順次に増加または減少する計測パケットを生成する。送受信部112は、ネットワーク103へ計測パケット等の通信信号を送信し、また、ネットワーク103から受信装置102が送信した通信パケット等の通信信号を受信する。送信部111は、送受信部112を介して、パケットサイズが順次に増加または減少する複数の計測パケットを、所定の送信間隔で送信する。
パラメータ記憶部113は、最小パケットサイズ又は最大パケットサイズと、パケット増加サイズ又はパケット減少サイズと、計測パケットの送信間隔とを記憶する。生成部110は、パラメータ記憶部113を参照し、最小パケットサイズから、パケット増加サイズずつパケットサイズを増加させた計測パケットを生成してもよい。別法として、生成部110は、パラメータ記憶部113を参照し、最大パケットサイズから、パケット減少サイズずつパケットサイズを減少させた計測パケットを生成してもよい。送信部111は、パラメータ記憶部113に記憶された送信間隔でパケットサイズが異なる計測パケットを順次、送信する。
受信装置102の送受信部120は、送信装置101が送信したパケットサイズが順次に増加または減少する複数の計測パケットを、ネットワーク103に設置された1又は複数のネットワーク装置(不図示)を介して受信する。計測部121は、受信した計測パケットに関する情報(計測データと称する)を、計測データ記憶部123に記憶する。
計測データ記憶部123が記憶する計測データは、送受信部120が受信した各計測パケットのパケット番号(番号)、パケットサイズ、送信間隔及び受信間隔を含む。計測部121は、送受信部120が計測パケットを受信すると、受信された計測パケットに含まれるパケット番号、パケットサイズ及び送信間隔を取得する。計測部121は、パケット番号、パケットサイズ及び送信間隔を、受信時刻とともに、計測データ記憶部123に格納する。また、計測部121は、前回の計測パケット受信時刻と、今回の計測パケット受信時刻との差から計測パケットの受信間隔を求め、求めた受信間隔を、計測データ記憶部123に格納する。その際、計測部121は、抽出部201が抽出した有効パケット群に含まれる計測パケットに対象を限定して受信間隔を求める計算処理を行う。抽出部201は、受信した複数の計測パケットの中から、受信に成功した連続する計測パケットを含む有効パケット群を抽出する。ここで、パケット群とは、複数のパケットからなるパケットのかたまりを意味する。また、有効パケット群は、可用帯域の推定処理に有効である計測パケットを含むパケット群である。抽出部201は、可用帯域の推定処理に有効である計測パケットの位置又は範囲を示す情報を計測部121や計算部122に対して通知する。この抽出部201の詳細については後述する。
図9Aは、送信時パケットトレイン150を示す図である。図9Bは、受信時パケットトレイン160を示す図である。送信時パケットトレイン150は、送信装置101で送信される計測パケットトレインである。送信時パケットトレイン150は、パケットサイズPSを順次に増加させた複数の計測パケット151から構成されている。以下の説明では主に、パケットトレインを、パケットサイズPSを順次に増加させた複数の計測パケットから構成する場合について説明する。図9Aおよび9Bでは、パケットサイズPSを網掛けした部分の大きさで示した。ここでは、生成部110が生成する計測パケット151の個数をN個(Nは3以上の整数)としている。パケット番号PNは、計測パケット151を識別するための番号である。送信時パケットトレイン150は、時系列に並んだパケット番号PNが1番からN番までの計測パケット151で構成される。計測パケット151として、例えば、IPパケット、UDPパケットやRTP(Real-time Transport Protocol)パケットなどを用いることができる。
送信時パケットトレイン150にて、各計測パケット151の送信間隔Tsは、パラメータ記憶部113が記憶する送信間隔に等しい。つまり、隣接する計測パケット151間の時間間隔は、等間隔である。パケット番号が1番の計測パケット151のパケットサイズPSは、パラメータ記憶部113に記憶された最小パケットサイズに等しい。パケット番号が2番の計測パケットのパケットサイズPSは、パケット番号1が番の計測パケットのサイズよりも、パラメータ記憶部113が記憶するパケット増加サイズ分だけ大きい。以降、計測パケット151のパケットサイズは、パケット番号が1つ増えるたびに、パケット増加サイズ分ずつ増加していく。生成部110は、各計測パケット151に、パケット番号PN、パケットサイズPS及び送信間隔Tsを含める。
図9Bに示した受信時パケットトレイン160は、受信装置102が受信する計測パケットトレインを示す。送信時パケットトレイン150は、ネットワーク103を伝送され、受信時パケットトレイン160として、受信装置102で受信される。受信時パケットトレイン160では、ある時点までは、計測パケット161の受信間隔Trは、計測パケット送信時の送信間隔Tsにほぼ等しい。しかし、計測パケット161のパケットサイズPSが大きくなっていくと、ある時点で、計測パケット161の受信間隔Trが、送信時の送信間隔Tsよりも大きくなる。
計算部122は、計測パケット161の受信間隔Trが、送信間隔Tsよりも大きくなったとき、その計測パケットの1つ前の計測パケットを用いて利用可能帯域を計算する。計測パケット161の受信間隔Trは、抽出部201が抽出した有効パケット群を用いて計測部121によって求められる。
計測パケットのパケットサイズは増加していくので、受信間隔が送信間隔よりも大きくなる計測パケットの1つ前に送信された計測パケットは、受信間隔と送信間隔とがほぼ等しい計測パケットのうちで、パケットサイズが最大の計測パケットに相当する。計算部122は、受信間隔が送信間隔よりも大きくなる計測パケットの1つ前に送信された計測パケットのパケットサイズと送信間隔とに基づいて、下記の手順で利用可能帯域を計算する。
すなわち、計算部122は、まず、受信間隔Trが送信間隔Tsよりも大きくなった計測パケット161のパケット番号を調べる。受信間隔Trが送信間隔Tsよりも大きくなるときの計測パケット161のパケット番号をjとする。この場合、パケット番号jの計測パケット161とパケット番号j−1の計測パケット161との受信間隔が、パケット番号jの計測パケット161とパケット番号j−1の計測パケット161との送信間隔よりも大きい。さらに、パケット番号j−1の計測パケット161とパケット番号j−2の計測パケット161との受信間隔が、パケット番号j−1の計測パケット161とパケット番号j−2の計測パケット161との送信間隔にほぼ等しい。ただし、パケット番号j−2,j−1,jの計測パケット161は、いずれも有効パケット群に含まれる計測パケットである。
次いで、計算部122は、計測データ記憶部123から、パケット番号がj−1番の計測パケット161のパケットサイズと送信間隔Ts(パケット番号j−1の計測パケット161とパケット番号j−2の計測パケット161との送信間隔)とを取得する。その後、計算部122は、「利用可能帯域=(j−1番目の計測パケットのパケットサイズ)/送信間隔Ts」の計算式を用いて、利用可能帯域を計算する。計算部122は、計算した利用可能帯域を、計測データ記憶部123に記憶する。また、計算部122は、計算した利用可能帯域を、送受信部120を介して、送信装置101に送信する。送信装置101の送受信部112は、受信装置102が送信した利用可能帯域の測定結果を受信する。
次に、図2から図5を参照して、図1に示した抽出部201の詳細について説明する。図2は、抽出部201の構成例を示したブロック図である。図2に示す構成のうち、図1に示した構成と同一の構成には同一の符号を付しその構成の説明を省略する。
図2に示した構成例において、抽出部201は、パケット有無確認機能部210と、パケット群情報生成機能部211と、パケット情報格納部212と、有効パケット番号検出機能部213とを備える。パケット有無確認機能部210は、単に確認機能部210と称することもある。パケット群情報生成機能部211は、単に生成機能部211と称することもある。パケット情報格納部212は、単に格納部212と称することもある。有効パケット番号検出機能部213は、単に検出機能部213と称することもある。確認機能部210は、パケットトレインに含まれる各計測パケットが到着したか否かを確認する。生成機能部211は、ネットワークで損失した計測パケットを区切りとして、受信したパケットトレインをパケット群に分割し、各パケット群の情報(各パケット群)を生成する。格納部212は、確認機能部210が生成した各計測パケットの到着結果を示す情報と、生成機能部211が生成した各パケット群に関する情報とを格納する。検出機能部213は、格納部212に格納された情報から計測部121及び計算部122が利用可能帯域の推定処理に使用する計測パケットの番号を検出する。
次に、図3を参照して、確認機能部210が生成する、計測パケットが到着したか否かを示す情報(パケット到着情報2101と称する)について説明する。図3は、パケット到着情報2101の構成例を示す。図3に示した例では、パケット到着情報2101が、到着する予定(受信予定)の全計測パケットの各到着結果を要素とする配列構造を有している。パケット到着情報2101は、先頭の要素が1番目に到着する予定の計測パケットの到着結果を示している。そして、パケット到着情報2101は、2番目に到着する予定の計測パケットの到着結果を示す要素から順に115番目に到着する予定の計測パケットの到着結果を示す要素まで含んでいる。なお、各要素には、パケットが到着した場合に「1」が、パケットが到着しなかった場合に「0」が格納されている。
次に、図4を参照して、生成機能部211が作成するパケット群の情報(パケット群情報と称する)について説明する。図4は、パケット群情報2111の構成例を示す。図4に示したパケット群情報2111の内容は、図3に示したパケット到着情報2101の内容に対応している。図4に示した例では、パケット群情報2111が、複数のレコードを含むテーブルとして構成されている。各レコードは、パケット群番号と、開始パケット番号と、終了パケット番号と、パケット個数と、損失パケット数と、損失開始パケット番号とをそれぞれ格納する複数のフィールドを含む。
パケット群番号は、ネットワークで損失した計測パケットを区切りとして受信したパケットトレインを複数のパケット群に分割した場合に分割した各パケット群を識別する番号である。開始パケット番号は、同じレコードのパケット群番号で識別されるパケット群が開始される計測パケットの番号である。終了パケット番号はそのパケット群が終了する計測パケットの番号である。パケット個数は、そのパケット群に含まれる計測パケットの個数である。損失パケット数は、パケット到着情報2101で「0」と表記された計測パケットの個数である。損失開始パケット番号は、そのパケット群においてパケット到着情報2101に「0」と表記された最初の計測パケットの番号である。パケット群の区切り方としては、例えば、パケット到着情報2101において、「0」の直後に「1」が記載された箇所を区切りと見なすことで実現できる。例えば、図3に示したパケット到着情報2101では、パケット番号4、パケット番号9が区切りになっている。また、パケット番号1から4までの計測パケットをパケット群1、パケット番号5から9までの計測パケットをパケット群2とみなしている。この場合、パケット群1に関して、パケット群番号は1、開始パケット番号は1、終了パケット番号は4、パケット個数は4、損失パケット数は1、そして、損失開始パケット数は4である。また、パケット群2に関して、パケット群番号は2、開始パケット番号は5、終了パケット番号は9、パケット個数は5、損失パケット数は1、そして、損失開始パケット数は9である。
次に、図5に示したフローチャートを参照して、図2に示した抽出部201の動作について説明する。
まず、パケットトレインを受信装置102の送受信部120が受信する。受信したパケットトレインに基づいて、確認機能部210がパケット到着情報2101を作成する(ステップS1)。この処理は例えば、図3に示したような処理により実現できる。すなわち、確認機能部210が各計測パケットが到着したか否かを示す情報を格納する配列を作成する。さらに、確認機能部210がその配列を構成する各要素に計測パケットが到着した場合には「1」を、計測パケットが到着しなかった場合には「0」を挿入する。
次に、生成機能部211がパケット群情報を生成する(ステップS2)。この処理において、生成機能部211は、例えば、図4で示すパケット群情報2111を次のようにして生成することができる。生成機能部211は、まず、パケット到着情報2101において、「0」と「1」がこの順に連続して格納された箇所をパケット群の区切りと判定する。次に、生成機能部211は、その「0」が格納されたパケット番号を『前の』パケット群の終了パケット番号、次の「1」が格納されたパケット番号を『後の』パケット群の開始パケット番号と設定する。次に、生成機能部211は、『「終了パケット番号」−「開始パケット番号」+1』の計算式を用いてパケット個数を算出する。次に、生成機能部211は、パケット到着情報2101で「0」が格納された計測パケットの個数を損失パケット数に設定する。次に、生成機能部211は、パケット到着情報2101で「0」が最初に格納された計測パケットの番号を「損失開始パケット番号」に挿入する。以上の処理で生成機能部211は、パケット群情報2111を生成することができる。
次に、検出機能部213がパケットトレインでのパケット損失率を算出する(ステップS3)。すなわち、検出機能部213が、受信したパケットトレインに含まれるすべての計測パケットを対象としてパケット損失率を算出する。この処理において、検出機能部213は、例えば、格納部212に格納されたパケット到着情報2101から「1」と「0」の個数を算出し、『「0」の個数/(「0」の個数+「1」の個数)』の計算式を用いてパケット損失率を算出する。
次に、検出機能部213が各パケット群のパケット損失率を算出する(ステップS4)。この処理において検出機能部213は、例えば、格納部212に格納されているパケット群情報2111から、一つパケット群での損失パケット数とパケット個数を抽出する。そして、検出機能部213は、「損失パケット数/パケット個数」の計算式でパケット群のパケット損失率を算出する。
次に、検出機能部213が、ステップS3で算出したパケットトレインのパケット損失率とステップS4で算出したパケット群でのパケット損失率を比較する(ステップS5)。ステップS5の結果、検出機能部213が、『「パケットトレインのパケット損失率」>「パケット群のパケット損失率」』と判断した場合について説明する。この場合には、検出機能部213は、格納部212から次のパケット群(一つ大きいパケット番号を有するパケット群)の情報を抽出し、ステップS4から繰り返す。
一方、ステップS3の結果、検出機能部213が、『「パケットトレインのパケット損失率」≦「パケット群のパケット損失率」』と判断した場合について説明する。この場合には、検出機能部213は、そのパケット群のひとつ前のパケット群(一つ小さいパケット番号を有するパケット群)における『「損失開始パケット番号−1」までの番号を有する計測パケットが可用帯域の推定処理に有効である旨を計測部121に通知する(ステップS7)。この場合、先頭の計測パケットから「損失開始パケット番号−1」までの番号を有する計測パケットを含むパケット群が有効パケット群である。別法として、「損失開始パケット番号−1」の番号を有する計測パケットを含むパケット群が有効パケット群であるとしてもよい。
上記の動作において、パケットトレインのパケット損失率(すなわち計測パケット全体でのパケット損失率)とパケット群のパケット損失率とを比較することで、計測パケットが破棄され始めた箇所を特定することができる理由を、パケットサイズが順に増加する場合を例に説明する。パケットサイズが順に増加する状況でネットワーク装置がバッファあふれにより計測パケットを破棄する場合、パケットの破棄が始まると、パケット格納領域に格納されたパケットが送信されるまで、パケットが連続的に破棄されることになる。パケット群でパケット損失が発生すると、それ以降のパケット群ではパケットサイズがより大きくなるためパケットが益々伝送されにくくなる。よって、それ以降のパケット群では、より多くのパケットが破棄されることになる。このような、一旦パケット損失が発生すると、連続してパケット損失が発生する状況では、バッファあふれによるパケットロスの前と後とでパケット群毎の損失率が大きく変化する。この損失率の変化は、多くの場合、次のような状況となる。すなわち、バッファあふれによるパケットロスが生じる前のパケット群のパケット損失率は、パケットトレインのパケット損失率より十分に小さい。これは、偶発的なパケットロス(例えば、パケット転送時の物理的な干渉によって起こるパケットロスなど)が生じる確率が、バッファあふれによるパケットロスを含むパケットトレイン全体のパケット損失率より十分に小さいためである。一方、バッファあふれが生じた後はパケット群のパケット損失率は、パケットトレインのパケット損失率より大きくなる。これは、パケットトレイン全体にバッファあふれが生じる前のパケット群が含まれるためである。したがって、パケットトレインのパケット損失率と、パケット群のパケット損失率とを比較することで、バッファあふれが生じ始めた箇所を特定することができる。また、比較の基準をパケットトレインのパケット損失率とすること、すなわち動的に基準を設定することで変化する通信環境に応じて、基準値を適切に設定することができる。
このように、第1の実施形態によれば、ネットワーク装置がバッファあふれによるパケットロスが生じる環境下でも推定精度が劣化することを防止できるという効果がある。これは、送信装置101が送信したパケットトレインにおいて、ネットワーク装置でバッファあふれによるパケットロスが生じ始める前までの計測パケットを抽出し、その計測パケットを使用して推定処理を実施させるためである。
上記の説明では、計測パケットのパケットサイズを順次、増加させる場合について説明した。パケットサイズを順次、減少させる場合については次のように構成を変更することで対応できる。パケットサイズを順次、減少させる場合の送信装置及び受信装置の構成は、図1に示す送信装置101及び受信装置102の構成と同一である。
ただし、生成部110の動作が異なる。パケットサイズを順次、減少させる場合、パラメータ記憶部113に、最大パケットサイズとパケット減少サイズとを記憶しておく。そして、生成部110は、最大パケットサイズから、パケット減少サイズずつ減少するパケットサイズの計測パケットを生成する。この点が、パケットサイズを順次、増加させる場合と異なる。
また、送信装置101が送信するパケットトレインは、図9Aに示す送信時パケットトレイン150における計測パケット151の並び順を逆にした構成に相当する。すなわち、パケット番号が1番の計測パケットのパケットサイズが最も大きい。パケット番号が1つ増加するごとに、計測パケットのサイズがパケット減少サイズ分ずつ減少していく。パケット番号がN番の計測パケットのパケットサイズが最も小さくなる。送信時パケットトレインとしてそのような計測パケットによって構成されるパケットトレインを用いた場合について説明する。この場合、受信装置102で受信される受信時パケットトレインでは、ある時点までは、計測パケットの受信間隔は、計測パケット送信時の送信間隔より大きく、ある時点以降は、受信間隔が送信間隔にほぼ等しくなる。そして、計算部122は、計測パケットの受信間隔が送信間隔とほぼ等しくなったとき、そのときの計測パケットのパケットサイズと送信間隔とに基づいて、利用可能帯域を計算する。つまり、計算部122は、受信間隔が送信間隔とほぼ等しくなる最初の計測パケットのパケットサイズと送信間隔とに基づいて、利用可能帯域を計算する。
《第2の実施形態》
図6は、第2の実施形態に係る抽出部201の構成を示す構成図である。
図1に示した利用可能帯域計算システム100の構成は、第1の実施形態と第2の実施形態とで同一である。抽出部201の構成が、第1の実施形態と第2の実施形態とで異なる。図6に示すように、第2の実施の形態では、第1の実施の形態における抽出部201に対して、有効パケット抽出処理判定機能部701が追加されている。有効パケット抽出処理判定機能部701は、単に判定機能部701と称することもある。
判定機能部701は、パケットトレインでのパケット損失率と予め指定した閾値(例えば、10%)とを比較して、生成機能部211を呼び出すかを判断する機能を有する。この判定機能部701は、バッファあふれによるパケットロスが生じず偶発的なパケットロスのみが生じた場合に、次の処理を行う。判定機能部701は、パケットトレインでのパケット損失率と予め指定した閾値(例えば、10%)とを比較することで、パケットロスが偶発的に生じたか否かを判定する。判定機能部701は、パケットロスが偶発的に生じたと判定した場合、計測部121に対して、送受信部120が受信したパケットトレインをそのまま使用して可用帯域の推定用に受信間隔を求めるよう指示を出す。すなわち、判定機能部701は、偶発的なパケットロスのみが生じた場合、計測部121及び計算部122に対して、送受信部120が受信したパケットトレインをそのまま使用して可用帯域の推定処理を実施させる。
次に、図7を参照して、第2の実施の形態の動作について説明する。図7に示したフローチャートは、図5に示した第1の実施の形態のフローチャートにステップS801を追加したフローチャートである。このステップS801では、判定機能部701が、ステップS1で確認機能部210が作成したパケット到着情報2101からパケットトレインのパケット損失率を算出した後、算出されたパケット損失率と予め指定された閾値とを比較する。この閾値は、偶発的なパケットロスが生じる確率を示しており、例えば10%など、バッファあふれによるパケットロスが生じたパケットトレインにおけるパケット損失率よりも低い値となる。
ステップS801の結果、「パケットトレインのパケット損失率」が「閾値」より小さい場合には、パケットロスが偶発的に生じたと推定されるため、判定機能部701は、処理を終了する。
一方、ステップS801の結果、「パケットトレインのパケット損失率」が「閾値」以上である場合には、バッファあふれによるパケットロスが含まれると推定されるため、判定機能部701は、ステップS2の処理を開始する。
第2の実施形態において、複数の計測パケットのパケット損失率(すなわちパケットトレインのパケット損失率)が所定の閾値未満である場合、計算部122は次のように利用可能帯域を計算することができる。すなわち、計算部122は、複数の計測パケットのうち最後に受信に成功した計測パケットを用いて利用可能帯域を計算することができる。
この第2の実施の形態での効果は、第1の実施の形態での効果に加えて、偶発的なパケットロスのみが生じた場合でも可用帯域の推定精度の劣化を防止するという効果がある。その理由は以下のとおりである。すなわち、パケットトレインのパケット損失率と閾値を比較し、パケットロスが偶発的に生じたと判断できる場合に、生成機能部211による処理が行われなくなる。生成機能部211による処理を行わないことで、パケットトレインが意図しないパケット群に分割されてしまうことが防がれる。その結果、受信したパケットトレインを計測部121がそのまま使用できる。
《基本構成》
図8は、利用可能帯域計算システムの基本構成を示す概略ブロック図である。上述した実施形態では、利用可能帯域計算システムの実施形態として図1、図2及び図6に示す構成について説明した。利用可能帯域計算システムの基本構成は、図8に示すとおりである。すなわち、利用可能帯域計算システム10の基本構成は、送信装置(送信側装置)1及び受信装置(受信側装置)2を備える構成である。
受信装置2の基本構成は、受信部21と、有効パケット抽出部22と、利用可能帯域計算部23とを備える構成である。受信部21は、パケットサイズが順次に増加または減少する複数の計測パケットを受信する。有効パケット抽出部22は、受信した複数の計測パケットの中から、受信に成功した連続する計測パケットを含む有効パケット群を抽出する。利用可能帯域計算部23は、抽出した有効パケット群を用いて利用可能帯域を計算する。
送信装置1の基本構成は、送信部11と、計測パケット生成部12とを備える構成である。計測パケット生成部12は、パケットサイズが順次に増加または減少する複数の計測パケットを生成する。送信部11は、計測パケット生成部12が生成した計測パケットを受信部21に対して送信する。
送信装置1と受信装置2とは、図示してないネットワークを介して接続されている。
利用可能帯域計算システム10は、パケットトレインにおいて、計測パケットの破棄が始まった箇所を特定し、破棄が開始される前に受信装置2に到達した計測パケットを可用帯域の推定処理に使用することができる。したがって、ネットワーク装置で計測パケットが破棄される環境下でも推定精度の劣化を防止することができる。
図8に示した構成と、図1、図2及び図6に示した構成との対応関係は次の通りである。図8の利用可能帯域計算システム10は図1の利用可能帯域計算システム100に対応する。図8の送信装置1は図1の送信装置101に対応する。図8の受信装置2は図1の受信装置102に対応する。図8の受信部21は、図1の送受信部120に対応する。図8の有効パケット抽出部(抽出部)22は、図1の有効パケット抽出部201に対応する。図8の利用可能帯域計算部(計算部)23は、図1の利用可能帯域計算部122に対応する。図8の送信部11は、図1の送受信部112に対応する。図8の計測パケット生成部(生成部)12は、図1の計測パケット生成部110に対応する。
また、第1計測パケットの一例が図3を参照して説明した4番目に到着する予定の計測パケットである。第2計測パケットの一例が図3を参照して説明した5番目に到着する予定の計測パケットである。第3計測パケットの一例が図3を参照して説明した9番目に到着する予定の計測パケットである。第4計測パケットの一例が図3を参照して説明した10番目に到着する予定の計測パケットである。第5計測パケットの一例が図3を参照して説明した3番目に到着する予定の計測パケットである。第6計測パケットの一例が図3を参照して説明した2番目に到着する予定の計測パケットである。第7計測パケットの一例が図3を参照して説明した8番目に到着する予定の計測パケットである。また、算出部(パケット群損失率算出部)の一例が、有効パケット番号検出機能部213による図5及び図7に示したステップS4の処理の実行機能である。第1閾値の一例が図5(ステップS3及びステップS5)を参照して説明した「パケットトレインの損失率」である。また、第2閾値の一例が図7(ステップS801)を参照して説明した「閾値」である。
本発明の実施形態は上記に限定されない。例えば図1、図2及び図6に示した各構成要素を、適宜、統合したり、分割したりすることができる。また、各構成要素が有するプロセッサが実行するプログラムは、一部又は全部をコンピュータ読取可能な記録媒体や通信回線を介して頒布することができる。
本発明の実施形態が適用されるシーンとして例えば次のようなシーンがあげられる。すなわち、本発明の実施形態を一般ユーザに配布するアプリケーションに組み込み、定期的に品質情報(可用帯域)を分析することでエリア改善へと活用するソリューションとして利用することができる。また、企業がサービスを提供する際、サービス内に存在するネットワークのブラックボックス区間に対して、通信品質情報(可用帯域)を取得することによるサービス使用体感の劣化要因の切り分けに活用することができる。
この出願は、2015年3月18日に出願された日本国特願2015−054209を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、通信装置、利用可能帯域計算システム、利用可能帯域計算方法及びプログラムに適用してもよい。
10、100 利用可能帯域計算システム
1、101 送信装置
2、102 受信装置
11 送信部
21 受信部
103 ネットワーク
12、110 計測パケット生成部(生成部)
111 計測パケット送信部(送信部)
112 送受信部
113 パラメータ記憶部
120 送受信部
121 受信間隔計測部(計測部)
23、122 利用可能帯域計算部(計算部)
123 計測データ記憶部
150 送信時パケットトレイン
160 受信時パケットトレイン
22、201 有効パケット抽出部(抽出部)
210 パケット有無確認機能部(確認機能部)
211 パケット群情報生成機能部(生成機能部)
212 パケット情報格納部(格納部)
213 有効パケット番号検出機能部(検出機能部)
701 有効パケット抽出処理判定機能部(判定機能部)

Claims (10)

  1. 連続する番号をそれぞれ有する受信予定の複数の計測パケットのうち、複数の計測パケットを受信する受信部と、
    前記受信された複数の計測パケットうち連続する番号を有する複数の計測パケットを含む有効パケット群を抽出する抽出部と、
    前記抽出した有効パケット群を用いて利用可能帯域を計算する計算部と
    を備える通信装置。
  2. 前記受信予定の複数の計測パケットは、第1計測パケットと、前記第1計測パケットの番号よりも大きくかつ連続する番号を有する第2計測パケットと、前記第2計測パケットの番号よりも大きい番号を有する第3計測パケットと、前記第3計測パケットの番号よりも大きくかつ連続する番号を有する第4計測パケットとを含み、
    前記受信された複数の計測パケットは、前記受信予定の複数の計測パケットのうち受信に成功した複数の計測パケットであり、
    前記受信予定の複数の計測パケットのうち前記受信に成功した複数の計測パケット以外の複数の計測パケットが、受信に失敗した複数の計測パケットであり、
    前記受信に成功した複数の計測パケットは、前記第2計測パケットおよび前記第4計測パケットを含み、
    前記受信に失敗した複数の計測パケットは、前記第1計測パケットおよび前記第3計測パケットを含み、
    前記抽出部は、前記第1計測パケットと前記第2計測パケットとの間を区切りと判定し、前記第3計測パケットと前記第4計測パケットとの間を区切りと判定し、
    前記抽出部は、前記判定された区切りに基づいて、前記第1計測パケットを有する第1パケット群と前記第2計測パケットおよび前記第3計測パケットを有する第2パケット群とを生成し、
    前記抽出部は、前記第2パケット群のパケット損失率を算出し、
    前記抽出部は、前記算出された第2パケット群のパケット損失率が第1閾値以上である場合、前記有効パケット群として、前記第1の計測パケットの番号よりも小さい番号を有する複数の計測パケットを抽出する
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記抽出部は、前記第1パケット群のパケット損失率を算出し、
    前記抽出部は、前記算出された第1パケット群のパケット損失率が前記第1閾値未満でありかつ前記算出された第2パケット群のパケット損失率が前記第1閾値以上である場合、前記有効パケット群として、前記第1の計測パケットの番号よりも小さい番号を有する複数の計測パケットを抽出する
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記抽出部は、前記算出された第1パケット群のパケット損失率が前記第1閾値未満でありかつ前記算出された第2パケット群のパケット損失率が前記第1閾値以上である場合、前記有効パケット群として、前記第1の計測パケットの番号よりも小さい番号を有する計測パケットのみを抽出する
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記第1パケット群は、第5計測パケットおよび第6計測パケットをさらに有し、
    前記第2パケット群は、第7計測パケットをさらに有し、
    前記第5計測パケットは、前記受信に成功した複数の計測パケットに含まれ、前記第1計測パケットの番号よりも小さい番号を有し、
    前記第6計測パケットは、前記受信に成功した複数の計測パケットに含まれ、前記第5計測パケットの番号よりも小さくかつ連続する番号を有し、
    第7計測パケットは、前記受信に成功した複数の計測パケット含まれ、前記第4測パケットの番号よりも小さくかつ連続する番号を有する
    請求項2から4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記計算部は、前記有効パケット群に含まれる複数の計測パケットのうち前記受信部によって最後に受信された計測パケットを用いて前記利用可能帯域を計算する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記抽出部は、前記受信予定の複数の計測パケットのパケット損失率を算出し、
    前記計算部は、前記受信予定の複数の計測パケットのパケット損失率が第2閾値未満である場合に、前記有効パケット群に含まれる複数の計測パケットのうち前記受信部によって最後に受信された計測パケットを用いて利用可能帯域を計算する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 送信装置と受信装置とを備える利用可能帯域計算システムであって、
    前記送信装置は、
    連続する番号をそれぞれ有する複数の計測パケットを生成する生成部と、
    前記生成された複数の計測パケットを送信する送信部とを備え、
    前記受信装置は、
    前記送信された複数の計測パケットのうち、複数の計測パケットを受信する受信部と、
    前記受信された複数の計測パケットうち連続する番号を有する複数の計測パケットを含む有効パケット群を抽出する抽出部と、
    前記抽出した有効パケット群を用いて利用可能帯域を計算する計算部とを備える
    利用可能帯域計算システム。
  9. 連続する番号をそれぞれ有する受信予定の複数の計測パケットのうち、複数の計測パケットを受信し、
    前記受信された複数の計測パケットうち連続する番号を有する複数の計測パケットを含む有効パケット群を抽出し、
    前記抽出した有効パケット群を用いて利用可能帯域を計算する
    ことを含む利用可能帯域計算方法。
  10. 連続する番号をそれぞれ有する受信予定の複数の計測パケットのうち、複数の計測パケットを受信し、
    前記受信された複数の計測パケットうち連続する番号を有する複数の計測パケットを含む有効パケット群を抽出し、
    前記抽出した有効パケット群を用いて利用可能帯域を計算する
    ことをコンピュータに実行させるプログラム。
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