JPWO2016147746A1 - ユーザ装置及び無線通信方法 - Google Patents
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Abstract
低遅延通信を実現するための復号制御技術が開示される。本発明の一態様は、基地局とのキャリアアグリゲーション通信を制御するキャリアアグリゲーション制御部と、前記キャリアアグリゲーション通信におけるコンポーネントキャリアに対して設定される複数のHARQプロセスを共通のHARQプロセスとして管理するHARQシェアリングを設定するMAC処理部とを有するユーザ装置に関する。
Description
本発明は、無線通信システムに関する。
LTE(Long Term Evolution)システムでは、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)を用いた高速再送によって高いスループットを実現することが可能である。HARQはMAC(Medium Access Control)レイヤにおいて実行され、LTE規格では、ユーザ装置(User Equipment:UE)及び基地局(evolved NodeB:eNB)が管理するHARQプロセスの個数は、セルのデュプレクスモードなどに依存して決定される。また、キャリアアグリゲーションが設定されている場合、図1に示されるように、セル又はコンポーネントキャリア(Component Carrier:CC)毎にHARQエンティティが設定され、各HARQエンティティが複数のHARQプロセスを維持する。 LTE規格によると、トランスポートブロック(TB)は、図2に示されるような復号手順に従って復号される。まず、トランスポートブロックを受信すると、MACレイヤは、ステップS11において、当該トランスポートブロックのHARQプロセス番号を確認し、当該トランスポートブロックが新規に送信されたものであるか、又は再送されたものであるか判断する。トランスポートブロックが新規に送信されたものである場合、MACレイヤは、ステップS12において、当該トランスポートブロックを復号し、ステップS13において、復号結果が成功であるか判断する。復号結果が成功である場合、MACレイヤは、ステップS14において、復号結果をDisassembly and demultiplexingエンティティに転送し、ステップS105において、ACKを送信する。他方、ステップS13における復号結果が不成功である場合、MACレイヤは、ステップS16において、復号を試みたデータをソフトバッファに格納し、ステップS17において、NACKを送信する。
他方、ステップS11においてトランスポートブロックが再送されたものである場合、MACレイヤは、ステップS18において、当該トランスポートブロックが以前に復号成功しているか判断する。以前に復号成功している場合、MACレイヤは、ステップS19において、ACKを送信する。他方、以前に復号不成功であった場合、MACレイヤは、ステップS20において、当該トランスポートブロックをソフトバッファ内のデータと合成する。MACレイヤは、ステップS21において、合成されたトランスポートブロックを復号し、ステップS22において、復号結果が成功であるか判断する。復号結果が成功である場合、MACレイヤは、ステップS19において、ACKを送信する。他方、復号結果が不成功であった場合、MACレイヤは、ステップS23において、復号を試みたデータをソフトバッファに格納し、ステップS24において、NACKを送信する。
第5世代(5G)通信では、図3に示されるような3つの代表的なユースケースが想定されている。すなわち、3つのユースケースは、モバイルブロードバンドをさらに発展させたユースケース、あらゆるものがネットワークに接続されるIoT(Internet of Things)などのユースケース、及び高信頼かつ超低遅延通信を実現させたユースケースである。
3GPP TS36.321 V12.4.0(2014−12)
このように第5世代通信の要求条件の1つとして、信頼性が高くかつ超低遅延な通信が挙げられている。従来、音声サービスなどの遅延要求の厳しいサービスに対しては、他の論理チャネルやユーザ装置よりも高い優先度によりスケジューリングすることによって、データの送受信が大きく遅延することを回避してきた。
しかしながら、無線品質が十分に良好でない場合やセルが混雑している場合には、当該サービスに対するセル内の優先度を向上させたとしても、遅延低減効果は限定的となる可能性がある。また、図4に示されるように、RLC(Radio Link Control)レイヤからの再送をより迅速化することも考えられる。しかしながら、RLCレイヤのRTT(Round Trip Time)は数10msとなるため、遅延低減効果は限定的となる。
上述した問題点を鑑み、本発明の課題は、低遅延通信を実現するための復号制御技術を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、基地局とのキャリアアグリゲーション通信を制御するキャリアアグリゲーション制御部と、前記キャリアアグリゲーション通信におけるコンポーネントキャリアに対して設定される複数のHARQプロセスを共通のHARQプロセスとして管理するHARQシェアリングを設定するMAC処理部とを有するユーザ装置に関する。
本発明の他の態様は、ユーザ装置による無線通信方法であって、基地局とのキャリアアグリゲーション通信を開始するステップと、前記キャリアアグリゲーション通信におけるコンポーネントキャリアに対してHARQプロセスを設定するステップと、前記設定したHARQプロセスを共通のHARQプロセスとして管理するHARQシェアリングを設定するステップと、前記基地局との無線通信を実行するステップとを有する方法に関する。
本発明によると、低遅延通信を実現するための復号制御技術を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
以下の実施例では、キャリアアグリゲーション機能を有するユーザ装置が開示される。後述される実施例を概略すると、ユーザ装置は、キャリアアグリゲーション通信における複数のコンポーネントキャリアに対してHARQプロセスを設定すると共に、基地局から指定されたHARQプロセスを共通のHARQプロセスとして管理する。ユーザ装置は、図5に示されるように、当該共通のHARQプロセスを含むHARQプロセスの下で複数のコンポーネントキャリアを利用してMAC送受信又は再送を実行する。すなわち、複数のセルのリソースを用いた多重再送によって、通信品質や輻輳などにより一部のセルでデータの送受信に失敗しても、他のセルで当該データを送受信することによって、低遅延通信を実現することが可能になる。
図6Aを参照して、本発明の一実施例による無線通信システムを説明する。図6Aは、本発明の一実施例による無線通信システムを示す概略図である。
図6Aに示されるように、無線通信システム10は、ユーザ装置100及び基地局200を有する。無線通信システム10は、例えば、キャリアアグリゲーションをサポートするLTEシステム又はLTE−Advancedシステムである。すなわち、ユーザ装置100は、図示されるように、複数のコンポーネントキャリアCC#1,CC#2を同時に用いて基地局200との間で無線信号を送受信することができる。図示された実施例では、ユーザ装置100は、1つの基地局200とキャリアアグリゲーション通信を行うことしか示されていないが、本発明は、これに限定されるものでない。例えば、ユーザ装置100は、複数の基地局200により提供されるコンポーネントキャリアを同時に利用して、複数の基地局200と同時に送受信を行ってもよい(デュアルコネクティビティ)。また、図示された実施例では、1つの基地局200しか示されていないが、無線通信システム10のサービスエリアをカバーするよう多数の基地局200が配置される。
ユーザ装置100は、基地局200により提供される複数のキャリアを同時に利用して、基地局200と無線信号を送受信するキャリアアグリゲーション機能を有する。典型的には、ユーザ装置100は、図示されるように、スマートフォン、携帯電話、タブレット、モバイルルータ、ウェアラブル端末などの無線通信機能を備えた何れか適切な情報処理装置であってもよい。図6Bに示されるように、ユーザ装置100は、プロセッサなどのCPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどのメモリ装置102、基地局200との間で無線信号を送受信するための無線通信装置103、入出力装置や周辺装置などのユーザインタフェース104などから構成される。例えば、後述されるユーザ装置100の各機能及び処理は、メモリ装置102に格納されているデータやプログラムをCPU101が処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、ユーザ装置100は、上述したハードウェア構成に限定されず、後述する処理の1以上を実現する回路などにより構成されてもよい。
基地局200は、ユーザ装置100と無線接続することによって、コアネットワーク(図示せず)上に通信接続された上位局やサーバから受信したダウンリンク(DL)パケットをユーザ装置100に送信すると共に、ユーザ装置100から受信したアップリンク(UL)パケットをサーバに送信する。基地局200は、複数のキャリアを介しユーザ装置100から無線信号を同時に送受信するキャリアアグリゲーション機能を有する。
図6Cに示されるように、基地局200は、典型的には、ユーザ装置100との間で無線信号を送受信するためのアンテナ201、隣接する基地局200と通信するための第1通信インタフェース(X2インタフェースなど)202、コアネットワークと通信するための第2通信インタフェース(S1インタフェースなど)203、ユーザ装置100との送受信信号を処理するためのプロセッサ204や回路、メモリ装置205などのハードウェアリソースにより構成される。後述される基地局200の各機能及び処理は、メモリ装置205に格納されているデータやプログラムをプロセッサ204が処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、基地局200は、上述したハードウェア構成に限定されず、他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
次に、図7〜16を参照して、本発明の一実施例によるユーザ装置を説明する。図7は、本発明の一実施例によるユーザ装置の構成を示すブロック図である。
図7に示されるように、ユーザ装置100は、キャリアアグリゲーション制御部110及びMAC処理部120を有する。また、図示されるように、MAC処理部120は、基地局200から受信したデータを格納するソフトバッファ121と、ソフトバッファ121のデータの復号中に基地局200から受信したデータを一時的に格納する一時バッファ122とを有してもよい。
キャリアアグリゲーション制御部110は、基地局200とのキャリアアグリゲーション通信を制御する。具体的には、キャリアアグリゲーション制御部110は、基地局200により提供される複数のキャリアを同時使用して、基地局200との間でアップリンク/ダウンリンク制御チャネルやアップリンク/ダウンリンクデータチャネルなどの各種無線チャネルを送受信する。キャリアアグリゲーションでは、ユーザ装置100との接続性を担保する信頼性の高いプライマリセル(Primary Cell:PCell)と、プライマリセルに接続中のユーザ装置100に追加的に設定されるセカンダリセル(Secondary Cell:SCell)が設定される。
MAC処理部120は、キャリアアグリゲーション通信におけるコンポーネントキャリア(CC)に対して設定される複数のHARQプロセスを共通のHARQプロセスとして管理するHARQシェアリングを設定する。具体的には、基地局200は、ユーザ装置100に対して複数のセル(PCell及びSCell)を設定すると共に、これらのセルのための複数のHARQプロセスを共通のHARQプロセスとして管理するHARQシェアリングを設定する。例えば、基地局200は、各セカンダリセルを通常のキャリアアグリゲーションのセカンダリセル又はHARQシェアリングが適用されたセルとするか設定し、ユーザ装置100に通知してもよい。また、設定された全てのHARQプロセスにHARQシェアリングが適用されてもよいし、一部のHARQプロセスにHARQシェアリングが適用されてもよい。さらに、HARQプロセス毎にHARQシェアリングが適用されるコンポーネントキャリアが異なっていてもよい。例えば、3つのコンポーネントキャリアCC#1,CC#2,CC#3が設定される場合、HARQプロセス#0〜3はCC#1,CC#2の間でシェアリングされて共通のHARQプロセスとして管理され、HARQプロセス#4〜7はCC#2,CC#3の間でシェアリングされて共通のHARQプロセスとして管理されてもよい。
また、HARQシェアリングは、ダウンリンク通信とアップリンク通信とのそれぞれに対して個別に適用されてもよい。すなわち、基地局200は、ダウンリンク通信とアップリンク通信とのそれぞれに対してHARQシェアリングを個別に設定するようユーザ装置100に指示してもよい。例えば、基地局200は、ダウンリンク通信に対してはHARQシェアリングを適用し、アップリンク通信に対してはHARQシェアリングを適用しないことをユーザ装置100に指示してもよい。この場合、MAC処理部120は、ダウンリンク通信では、設定されたHARQプロセスのうち指定されたHARQプロセスを共通のHARQプロセスとして管理する一方、アップリンク通信では、設定されたすべてのHARQプロセスを個別のHARQプロセスとして管理する。
このようにして、MAC処理部120は、基地局200からのHARQシェアリングの設定指示に従って、共通のHARQプロセスとして管理するHARQプロセスを決定することができる。MAC処理部120は、HARQシェアリングが設定されたコンポーネントキャリアに対してPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)を受信すると、当該PDSCHの復号結果を共通のHARQプロセスにわたして再送処理を実行する。
なお、キャリアアグリゲーション制御部110は、HARQシェアリングに関する能力情報を基地局200に通知してもよい。具体的には、キャリアアグリゲーション制御部110は、キャリアアグリゲーションをサポートしていることを示す能力情報において、キャリアアグリゲーションにおいてHARQシェアリングをサポートしていることを示してもよい。例えば、キャリアアグリゲーション制御部110は、キャリアアグリゲーションが対応可能なバンドの各組み合わせについて、HARQシェアリングが可能なコンポーネントキャリア数及び/又はHARQプロセス数を能力情報として基地局200に通知してもよい。基地局200は、ユーザ装置100にHARQシェアリングを適用する際、受信した能力情報に基づき共通のHARQプロセスとして管理されるべきHARQプロセス及びコンポーネントキャリアを指定することができる。
次に、図8〜9を参照して、本発明の一実施例によるユーザ装置におけるHARQシェアリング処理を説明する。このようなHARQシェアリングにおける共通のHARQプロセスの指示方法として、後述するようないくつかの具体例が考えられる。
一実施例では、MAC処理部120は、基地局200から受信したHARQシェアリングが設定される複数のコンポーネントキャリアとHARQプロセスとの関連付けに従って、共通のHARQプロセスとして管理するHARQプロセスを静的に設定してもよい。具体的には、基地局200は、ユーザ装置100に対してHARQシェアリングが適用されるHARQプロセスとコンポーネントキャリアとの関連付けを予め設定し、例えば、CC#xのHARQプロセス#XとCC#yのHARQプロセス#Yとを共通のHARQプロセスとして管理するようユーザ装置100に通知する。当該通知を受信すると、MAC処理部120は、CC#xにおいてPDSCHを割り当てるためのPDCCH(Physical Downlink Control Channel)がHARQプロセス#Xを指示する場合、当該PDSCHをCC#yのHARQプロセス#Yと共通のHARQプロセスによって扱う。他方、CC#yにおいてPDSCHを割り当てるためのPDCCHがHARQプロセス#Yを指示する場合、MAC処理部120は、当該PDSCHをCC#xのHARQプロセス#Xと共通のHARQプロセスによって扱う。具体例として、図8に示されるようなテーブル情報によって上記関連付けがユーザ装置100に通知される場合、CC#2のHARQプロセス#0とCC#3のHARQプロセス#0とが共通のHARQプロセスとして管理され、CC#1のHARQプロセス#1とCC#2のHARQプロセス#1とが共通のHARQプロセスとして管理されるなどである。このように、基地局200は予め設定した関連付けをユーザ装置100に通知することによって、静的又は半静的に共通のHARQプロセスを指示することができる。
このようにHARQプロセスが静的又は半静的に指定される場合、キャリアアグリゲーション実行時には、ユーザ装置毎に定義されるソフトバッファ121は、キャリアコンポーネント数×HARQプロセス数により分割されて使用される。一方、HARQシェアリングが適用される場合、共通化後のHARQプロセス数で分割することになるため、分割数はより少なくなる。例えば、各コンポーネントキャリアについて8個のHARQプロセスが設定され、CC#1とCC#2とについて4個の共通のHARQプロセスが設定され、残りの4個のHARQプロセスはHARQシェアリングが適用されないとする。この場合、ソフトバッファの分割数は、CC#1のHARQシェアリング未適用の4個のHARQプロセス、CC#2のHARQシェアリング未適用の4個のHARQプロセス及び4個の共通のHARQプロセスの合計である12となる。
なお、HARQプロセス番号は異なっていてもよいが、暗示的に同一であるとみなされてもよい。この場合、明示的に指示する場合よりHARQシェアリングの設定に係る情報量を削減することが可能になる。
他の実施例では、MAC処理部120は、基地局200によりスケジューリングされた各ダウンリンク送信について指定されたコンポーネントキャリアとHARQプロセスとの関連付けに従って、共通のHARQプロセスとして管理するHARQプロセスを動的に設定してもよい。具体的には、基地局200は、RRCレイヤなどの上位レイヤで半静的にHARQシェアリングを設定する。その後、基地局200は、スケジューリングした各ダウンリンク送信について、PDCCHにおいて共通のHARQプロセスとして設定されるコンポーネントキャリア及びHARQプロセス番号を指示する。一例として、CC#xのPDSCHを割り当てるためのPDCCHにおいて、「CC#yのHARQプロセス#Y」であることが指示されると、MAC処理部120は、当該PDSCHを受信したとき、当該PDSCHをCC#yのHARQプロセス#Yと共通のHARQプロセスによって扱い、復号処理を実行する。他の例として、CC#xのPDSCHを割り当てるためのPDCCHにおいて、「CC#xのHARQプロセス#X」であることが指示されると、MAC処理部120は、当該PDSCHを受信したとき、当該PDSCHをCC#xのHARQプロセス#Xと共通のHARQプロセスによって扱い、復号処理を実行する。このようにして、基地局200は、各ダウンリンク送信について動的に共通のHARQプロセスを指示することができる。
一実施例では、基地局200によりスケジューリングされた各ダウンリンク送信について指定された複数のコンポーネントキャリアとHARQプロセスとの関連付けは、ダウンリンク制御チャネルに含まれるビット又はスケジューリング情報によって指示されてもよい。例えば、共通化の対象となるコンポーネントキャリアは、PDCCHに含まれるビットを用いて明示的に指示されてもよいし、PDCCHのスケジューリング情報(CCE(Control Channel Element)インデックス、アグリゲーションレベルなど)により暗示的に指示されてもよい。
明示的な指示では、例えば、図9に示されるように、PDCCHにおいて何れのセルに対するスケジューリング情報であるかを示す従来のCIF(Carrier Indicator Field)が流用されてもよい。すなわち、MAC処理部120は、HARQシェアリングが適用される場合、CIFの意味を読み替えて、受信したPDSCHが何れのセルのデータと合成すべきかを示していると解釈するようにしてもよい。例えば、図9の下側に示されるように、CC#1で受信したPDCCHのCIFとCC#2で受信したPDCCHのCIFとがCC#1(CellIndex:0)を指定している場合(CIF=0)、MAC処理部120は、これら2つのPDSCHをCC#1のデータと合成する。
一方、このように共通のHARQプロセスが動的に指定される場合、ユーザ装置毎に管理されるHARQプロセスの個数が動的に変更される可能性があり、このような動的なHARQプロセスの個数の変更に対応してソフトバッファ121を動的に分割することは、ソフトバッファ121の管理を複雑化しうる。このため、MAC処理部120は、ソフトバッファ121をHARQシェアリングが適用されない場合のHARQプロセス数で分割してもよい。例えば、各コンポーネントキャリアについて8個のHARQプロセスが設定され、CC#1とCC#2とについて4個の共通のHARQプロセスが設定され、残りの4個のHARQプロセスはHARQシェアリングが適用されないとする。この場合、ソフトバッファの分割数は、CC#1のHARQシェアリング適用前の8個のHARQプロセス及びCC#2のHARQシェアリング適用前の8個のHARQプロセスの合計である16とされる。
なお、上述したように、このような静的、半静的又は動的な共通のHARQプロセスの設定は、ダウンリンク通信とアップリンク通信とのそれぞれに対して個別に行われてもよい。
上述したHARQシェアリングに関する実施例は、ダウンリンク通信に着目して説明されたが、同様の制御がアップリンク通信における基地局200においても適用可能であることは明らかであろう。例えば、アップリンクキャリアアグリゲーションにおいて、基地局200のMACレイヤは、HARQシェアリングを適用し、各コンポーネントキャリアに設定される複数のHARQプロセスを共通のHARQプロセスとして管理してもよい。
次に、図10〜11を参照して、本発明の一実施例によるユーザ装置における復号処理を説明する。以下の実施例では、MAC処理部120は、復号処理のため基地局200から受信したデータを格納するソフトバッファ121と共に、ソフトバッファ121のデータの復号中に基地局200から受信した共通のHARQプロセスに係るデータを一時的に格納する一時バッファ122を利用する。
一実施例では、MAC処理部120は、基地局200から再送データを受信すると、ソフトバッファ121に格納されているデータと合成することによって当該再送データを復号し、再送データの復号結果に従って一時バッファ122に格納されているデータに対する処理を開始してもよい。具体的には、MAC処理部120は、受信したトランスポートブロックが当該セルにおいて新規に送信されたものである場合、あるいは当該HARQプロセスに対応するデータがソフトバッファ121に格納されていない場合、当該トランスポートブロックを復号する。一方、受信したトランスポートブロックが再送データである場合、MAC処理部120は、受信した再送データをシリアル処理する。すなわち、図10に示されるように、MAC処理部120は、以前の復号結果が不成功である場合、受信したデータのHARQプロセスに対応するソフトバッファ121に格納されているデータと当該受信したデータとを合成し、合成されたデータを復号する。ソフトバッファ121のデータの復号中にデータを受信すると(例えば、他のセルで受信したデータの復号中の場合など)、MAC処理部120は、受信したデータを一時バッファ122に格納して維持する。その後、ソフトバッファ121のデータの復号結果が成功であった場合、MAC処理部120は、一時バッファ122のデータを破棄する一方、ソフトバッファ121のデータの復号結果が不成功であった場合、MAC処理部120は、一時バッファ122のデータとソフトバッファ121のデータとを合成し、合成されたデータを復号する。
他の実施例では、MAC処理部120は、基地局200から再送データを受信すると、ソフトバッファ121に格納されているデータと合成することによって当該再送データを復号し、再送データの復号中に基地局200から受信して一時バッファ122に格納されたデータをパラレルに復号してもよい。具体的には、MAC処理部120は、受信したトランスポートブロックが当該セルにおいて新規に送信されたものである場合、あるいは当該HARQプロセスに対応するデータがソフトバッファ121に格納されていない場合、当該トランスポートブロックを復号する。一方、受信したトランスポートブロックが再送データである場合、MAC処理部120は、受信した再送データをパラレル処理する。すなわち、図11に示されるように、MAC処理部120は、以前の復号結果が不成功である場合、受信したデータのHARQプロセスに対応するソフトバッファ121に格納されているデータと当該受信したデータとを合成し、合成されたデータを復号する。ソフトバッファ121のデータの復号中にデータを受信すると(例えば、他のセルで受信したデータの復号中の場合など)、MAC処理部120は、受信したデータを一時バッファ122に格納すると共に、ソフトバッファ121のデータの復号処理とパラレルに、他のデータと合成することなく単体で一時バッファ122のデータを復号する。その後、ソフトバッファ121と一時バッファ122との何れかのデータの復号結果が成功であった場合、MAC処理部120は、他方の復号処理を中止してもよい。このとき、MAC処理部120は、復号が成功したデータをソフトバッファ121に格納してもよい。他方、ソフトバッファ121と一時バッファ122との双方の復号結果が不成功であった場合、MAC処理部120は、一時バッファ122のデータとソフトバッファ121のデータとを合成して、合成されたデータを復号してもよい。
あるいは、先行して終了した復号処理の復号結果が不成功であった場合、MAC処理部120は、後続の復号結果を待つことなく、一時バッファ122のデータとソフトバッファ121のデータとを合成して、合成されたデータを復号してもよい。あるいは、ソフトバッファ121と一時バッファ122との双方の復号結果が不成功であった場合、MAC処理部120は、所定のルールに従って何れかのデータを破棄し、他方のデータを復号してもよい。当該所定のルールに関して、MAC処理部120は、セルインデックス、通信品質(RSRP、SINR、RSRQ、CQIなど)、MCS(Modulation and Coding Scheme)、PDCCHのアグリゲーションレベル、MIMO(Multiple−Input Multiple−Output)のランクなどに基づき復号対象のデータを選択してもよい。
なお、一時バッファ122は、ソフトバッファ121とは別に用意されてもよいし、ソフトバッファ121の一部を利用してもよい。
上述した一時バッファ122を利用したシリアル復号処理及びパラレル復号処理に関する実施例は、ダウンリンク通信に着目して説明されたが、同様の制御がアップリンク通信における基地局200においても適用可能であることは明らかであろう。例えば、アップリンクキャリアアグリゲーションにおいて、基地局200のMACレイヤは、ユーザ装置100から再送データを受信すると、ソフトバッファに格納されているデータと合成することによって当該再送データを復号し、再送データの復号結果に従って一時バッファに格納されているデータに対する処理を開始してもよい。あるいは、基地局200のMACレイヤは、ユーザ装置100から再送データを受信すると、ソフトバッファに格納されているデータと合成することによって当該再送データを復号し、再送データの復号中に基地局から受信して一時バッファに格納されたデータをパラレルに復号してもよい。
次に、図12〜16を参照して、本発明の一実施例によるユーザ装置におけるACK/NACK送信処理を説明する。以下の実施例では、MAC処理部120は、再送データに対する全ての復号結果又は一部の復号結果を基地局200に報告する。
まず、図10を参照して説明したシリアル復号処理において、MAC処理部120が全ての復号結果を基地局200に報告するケースを説明する。本ケースでは、図12に示されるように、MAC処理部120は、ソフトバッファ121のデータ(セル#1で受信したデータ)について復号結果に応じてACK/NACKを送信し、一時バッファ122と合成したデータについても復号結果に応じてACK/NACKを送信する。図12の下側に示されるように、ソフトバッファ121のデータが一時バッファ122のデータと合成する前に復号成功した場合、当該HARQプロセスに対しては受信が成功しているため、MAC処理部120は、一時バッファ122のデータに対しては一律にACKを返してもよい。あるいは、MAC処理部120は一律にNACKを返してもよい。これは、基地局200がユーザ装置100からのACK/NACKに基づきAMC(Adaptive Modulation and Coding)をouter−loop制御している場合、ACKの送信は当該制御を通信品質に対して過剰にアグレッシブなものにしてしまう可能性があるためである。
次に、図11を参照して説明したパラレル復号処理において、MAC処理部120が全ての復号結果を基地局200に報告するケースを説明する。本ケースでは、図13に示されるように、MAC処理部120は、ソフトバッファ121のデータ(セル#1で受信したデータ)について復号結果に応じてACK/NACKを送信し、一時バッファ122と合成したデータについても復号結果に応じてACK/NACKを送信する。ソフトバッファ121のデータが一時バッファ122のデータと合成する前に復号成功した場合、当該HARQプロセスに対しては受信が成功しているため、MAC処理部120は、一時バッファ122のデータに対しては一律にACK/NACKを返してもよい。図13の上側に示されるように、一時バッファ122のデータが単体で復号成功した場合、MAC処理部120はACKを返し、図13の下側に示されるように、ソフトバッファ121のデータと一時バッファ122のデータとが合成され、合成されたデータが復号成功した場合、MAC処理部120は、合成されたデータの復号結果に応じてACK/NACKを送信する。
次に、図10を参照して説明したシリアル復号処理において、MAC処理部120が一部の復号結果のみを基地局200に報告するケースを説明する。本ケースでは、図14の下側に示されるように、MAC処理部120は、先行する復号処理が成功した場合、MAC処理部120はその時点でACKを送信する。後続の復号については、MAC処理部120は、一律にACK/NACKを返してもよいし、復号しなかったことを通知してもよいし、実際の復号結果を送信してもよいし、あるいは、ACK/NACKの送信自体を中止してもよい。先行する復号処理が不成功であった場合、図14の上側に示されるように、MAC処理部120は、一時バッファ122にデータがある場合、NACKを送信せず、ソフトバッファ121のデータと一時バッファ122のデータとの合成後のデータの復号結果に応じてACK/NACKを送信する。
最後に、図11を参照して説明したパラレル復号処理において、MAC処理部120が一部の復号結果のみを基地局200に報告するケースを説明する。本ケースでは、MAC処理部120は、先行する復号処理が成功した場合、MAC処理部120はその時点でACKを送信する。後続の復号については、MAC処理部120は、一律にACK/NACKを返してもよいし、復号しなかったことを通知してもよいし、実際の復号結果を送信してもよいし、あるいは、ACK/NACKの送信自体を中止してもよい。先行する復号処理が不成功であった場合、図15の上側に示されるように、MAC処理部120は、一時バッファ122のデータの復号処理が開始されている場合、NACKを送信せず、一時バッファのデータの復号結果に応じてACK/NACKを送信する。さらに一時バッファ122のデータの復号処理が不成功となり、ソフトバッファ121のデータと一時バッファ122のデータとの合成後のデータを復号する場合、図15の下側に示されるように、MAC処理部120は、当該合成後のデータの復号結果に応じてACK/NACKを送信してもよい。
なお、復号結果が不成功であることによりNACKを送信しなかった場合、MAC処理部120は、後続の復号処理の復号結果においてACK/NACKを送信すると共に、先行する復号処理に対してNACKの送信を中止したことを基地局200に通知してもよい。これは、基地局200がACK/NACKを受信できなかったことが、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)の電力不足か、あるいは復号不成功に起因するものか基地局200に示すためである。仮に、電力不足であると誤認した場合、基地局200は、PUCCHの送信電力を不要に増大させるようユーザ装置100を制御してしまう可能性がある。
一実施例では、MAC処理部120は、ACK/NACKを特定のセル(例えば、PCellやネットワークが指定したセルなど)のみで送信してもよいし、当該データを受信したセルで送信してもよい。例えば、図16の左側に示されるように、MAC処理部120は、CC#1,CC#2により受信したデータに対するACK/NACKをCC#1で送信してもよい。また、図16の右側に示されるように、MAC処理部120は、CC#1により受信したデータに対するACK/NACKをCC#1で送信し、CC#2により受信したデータに対するACK/NACKをCC#2で送信してもよい。
なお、上述したACK/NACK送信処理は、ダウンリンク通信においてユーザ装置100が受信したデータの復号処理に対するものであるが、本発明はこれに限定されるものでなく、アップリンク通信において基地局200が受信したデータの復号処理に対しても、同様のACK/NACK送信処理が適用可能である。すなわち、基地局200は、再送データに対する全ての復号結果又は一部の復号結果をユーザ装置100に報告してもよい。
上述したACK/NACK送信処理に関する実施例は、ダウンリンク通信に着目して説明されたが、同様の制御がアップリンク通信における基地局200においても適用可能であることは明らかであろう。すなわち、基地局200のMACレイヤは、ユーザ装置100からの再送データに対する全ての復号結果又は一部の復号結果をユーザ装置100に通知してもよい。
次に、図17を参照して、本発明の一実施例によるユーザ装置の無線通信処理を説明する。図17は、本発明の一実施例によるユーザ装置による無線通信方法を示すフロー図である。
図17に示されるように、ステップS101において、ユーザ装置100は、基地局200とのキャリアアグリゲーション通信を開始する。具体的には、ユーザ装置100は、接続確立時などに、ユーザ装置100がキャリアアグリゲーションをサポートしているかなどに関する能力情報を基地局200に通知する。基地局200は、受信した能力情報に基づき追加的なセル(セカンダリセル)を設定することによって、ユーザ装置100とキャリアアグリゲーション通信を開始する。
ステップS102において、ユーザ装置100は、キャリアアグリゲーション通信におけるコンポーネントキャリアに対してHARQプロセスを設定する。ユーザ装置100は、MACレイヤにおいて各コンポーネントキャリアに対するHARQエンティティを設定し、各HARQエンティティが複数のHARQプロセスを設定する。
ステップS103において、ユーザ装置100は、設定したHARQプロセスを共通のHARQプロセスとして管理するHARQシェアリングを設定する。例えば、ユーザ装置100は、基地局200からのHARQシェアリングの設定指示に従って、指定されたHARQプロセスを共通のHARQプロセスとして管理する。具体的には、基地局200は、HARQシェアリングが設定される複数のコンポーネントキャリアとHARQプロセスとの関連付けを静的又は半静的に設定し、当該関連付けをユーザ装置100に通知してもよい。あるいは、基地局200は、各ダウンリンク送信をスケジューリングするダウンリンク制御チャネルにおいて共通のHARQプロセスを通知してもよい。
ステップS104において、ユーザ装置100は、基地局200との無線通信を実行する。具体的には、ユーザ装置100は、基地局200から受信したデータを格納するソフトバッファ121と、ソフトバッファ121のデータの復号中に基地局200から受信したデータを一時的に格納する一時バッファとを備え、同一のHARQプロセスのデータをシリアル又はパラレルに復号することによって、ダウンリンク信号の復号処理を制御してもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本出願は、2015年3月13日に出願した日本国特許出願2015−051027号の優先権の利益に基づき、これを主張するものであり、2015−051027号の全内容を本出願に援用する。
10 無線通信システム
100 ユーザ装置
110 キャリアアグリゲーション制御部
120 MAC処理部
200 基地局
100 ユーザ装置
110 キャリアアグリゲーション制御部
120 MAC処理部
200 基地局
Claims (10)
- 基地局とのキャリアアグリゲーション通信を制御するキャリアアグリゲーション制御部と、
前記キャリアアグリゲーション通信におけるコンポーネントキャリアに対して設定される複数のHARQプロセスを共通のHARQプロセスとして管理するHARQシェアリングを設定するMAC処理部と、
を有するユーザ装置。 - 前記MAC処理部は、前記基地局からの前記HARQシェアリングの設定指示に従って、前記共通のHARQプロセスとして管理するHARQプロセスを決定する、請求項1記載のユーザ装置。
- 前記MAC処理部は、前記基地局から受信した前記HARQシェアリングが設定される複数のコンポーネントキャリアとHARQプロセスとの関連付けに従って、前記共通のHARQプロセスとして管理するHARQプロセスを静的に設定する、請求項2記載のユーザ装置。
- 前記MAC処理部は、前記基地局によりスケジューリングされた各ダウンリンク送信について指定されたコンポーネントキャリアとHARQプロセスとの関連付けに従って、前記共通のHARQプロセスとして管理するHARQプロセスを動的に設定する、請求項2記載のユーザ装置。
- 前記基地局によりスケジューリングされた各ダウンリンク送信について指定されたコンポーネントキャリアとHARQプロセスとの関連付けは、ダウンリンク制御チャネルに含まれるビット又はスケジューリング情報によって指示される、請求項4記載のユーザ装置。
- 前記MAC処理部は、
前記基地局から受信したデータを格納するソフトバッファと、
前記ソフトバッファのデータの復号中に前記基地局から受信したデータを一時的に格納する一時バッファと、
を有する、請求項1乃至5何れか一項記載のユーザ装置。 - 前記MAC処理部は、前記基地局から再送データを受信すると、前記ソフトバッファに格納されているデータと合成することによって前記再送データを復号し、前記再送データの復号結果に従って前記一時バッファに格納されているデータに対する処理を開始する、請求項6記載のユーザ装置。
- 前記MAC処理部は、前記基地局から再送データを受信すると、前記ソフトバッファに格納されているデータと合成することによって前記再送データを復号し、前記再送データの復号中に前記基地局から受信して前記一時バッファに格納されたデータをパラレルに復号する、請求項6記載のユーザ装置。
- 前記MAC処理部は、前記再送データに対する全ての復号結果又は一部の復号結果を前記基地局に報告する、請求項7又は8記載のユーザ装置。
- ユーザ装置による無線通信方法であって、
基地局とのキャリアアグリゲーション通信を開始するステップと、
前記キャリアアグリゲーション通信におけるコンポーネントキャリアに対してHARQプロセスを設定するステップと、
前記設定したHARQプロセスを共通のHARQプロセスとして管理するHARQシェアリングを設定するステップと、
前記基地局との無線通信を実行するステップと、
を有する方法。
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