JPWO2016098413A1 - 装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コードブックを用いた非直交多重化が用いられる場合により良好に通信を行うことを可能にする。【解決手段】コードブックを用いた非直交多重化の対象となる複数のレイヤの各々について、レイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成する生成部と、上記複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う調整部と、を備える装置が提供される。【選択図】図13

Description

本開示は、装置及び方法に関する。
近年、LTE(Long Term Evolution)の次の第5世代無線方式のために、新しい無線アクセス方式が様々な方面で検討されている。とりわけ、非直行多重化(Non-Orthogonal Multiplexing)/非直交多元接続(Non-Orthogonal Multiple Access)が検討されている。このような状況の中で、SCMA(Sparse Code Multiple Access)と呼ばれる新たな多元接続方式が提案されている。
例えば、非特許文献1には、SCMAが開示されている。また、例えば、特許文献1には、SCAMのコードブックによるコードワードの生成手法と、当該コードブックの設計手法の例が開示されている。
米国特許出願公開第2014/0140360号
Sparse Code Multiple Access, in 2013 IEEE 24th International Symposium on Personal, Indoor and Mobile Communications
SCMAでは、コードブックに基づいて、複数の信号要素を含むコードワードが生成される。そして、複数のレイヤのコードワード内の各信号要素は、(多重化後に又は多重化前に)対応する無線リソースにマッピングされる。
しかし、例えば、特定の無線リソース(例えば、特定の周波数リソース)においてフェージングが大きくなると、特定のレイヤのデータへの影響が大きくなる。その結果、受信側において干渉除去又は復号に失敗し、大きなビット誤りが生じ、再送が必要になり得る。これは、伝送遅延の増大、及び/又はスループットの低下などにつながり得る。
そこで、コードブックを用いた非直交多重化が用いられる場合により良好に通信を行うことを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、コードブックを用いた非直交多重化の対象となる複数のレイヤの各々について、レイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成する生成部と、上記複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う調整部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、プロセッサにより、コードブックを用いた非直交多重化の対象となる複数のレイヤの各々について、レイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成することと、上記複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行うことと、を含む方法が提供される。
また、本開示によれば、複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整に関する情報を取得する取得部と、上記情報に基づいて、端末装置における受信処理を行う制御部と、を備える装置が提供される。上記複数のレイヤは、コードブックを用いた非直交多重化の対象となるレイヤである。上記複数のレイヤの上記コードワードの各々は、レイヤのためのコードブックに基づいて当該レイヤのデータから生成されるコードワードである。
また、本開示によれば、コードブックを用いた非直交多重化の対象となるレイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成する生成部と、上記コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う調整部と、を備える装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、コードブックを用いた非直交多重化が用いられる場合により良好に通信を行うことが可能になる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
SCMAについての概略的な処理の一例を説明するための説明図である。 コードブックに基づくコードワードの生成の例を説明するための説明図である。 コードブックの例を説明するための説明図である。 コードブックのリソースマッピングの例を説明するための説明図である。 キャリア周波数帯域全体に含まれるサブキャリアの数をコードワードの長さとするケースの例を説明するための説明図である。 ブロックに含まれるサブキャリア数をコードワードの長さとするケースの例を説明するための説明図である。 3レイヤのコードワードがブロックの無線リソースにマッピングされる例を説明するための説明図である。 4レイヤのコードワードがブロックの無線リソースにマッピングされる例を説明するための説明図である。 SCMAにおけるフェージングによる影響の例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 信号要素の間での無線リソースの交換の第1の例を説明するための説明図である。 信号要素の間での無線リソースの交換の第2の例を説明するための説明図である。 信号要素の間での無線リソースの交換の第3の例を説明するための説明図である。 信号要素の間での無線リソースの交換の第3の例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係る基地局の動作の第1の例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係る基地局の動作の第2の例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係る基地局の第1の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る基地局の第2の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る端末装置の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る端末装置の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
1.1.SCMA
1.2.技術的課題
2.システムの概略的な構成
3.第1の実施形態
3.1.基地局の構成
3.2.端末装置の構成
3.3.技術的特徴
3.4.処理の流れ
4.第2の実施形態
4.1.基地局の構成
4.2.端末装置の構成
4.3.技術的特徴
4.4.処理の流れ
5.応用例
5.1.基地局に関する応用例
5.2.端末装置に関する応用例
6.まとめ
<<1.はじめに>>
はじめに、図1〜図9を参照して、SCMA及び技術的課題を説明する。
<1.1.SCMA>
まず、図1〜図8を参照して、SCMAを説明する。
(1)概略
(a)概略的な処理の流れ
図1は、SCMAについての概略的な処理の一例を説明するための説明図である。
例えば、SCMAでは、誤訂正符号化が行われ、コードブックに基づいて、誤訂正符号化後のデータ(バイナリーデータ)からコードワードが生成される。具体的には、例えば、上記コードブックは、データ候補とコードワードとの対応を示す情報であり、データは、上記コードブックにおいて当該データに対応するコードワードに変換される。なお、レイヤ分離のために、レイヤごとのコードブックが用意される。
さらに、生成されたコードワード内の各信号要素は、対応する無線リソースにマッピングされる。例えば、まず、複数のレイヤのコードワードが多重化され、その後、多重化コードワード内の各信号要素が、対応する無線リソースにマッピングされる。あるいは、まず、複数のレイヤの各々について、レイヤのコードワード内の各信号要素が、対応する無線リソースにマッピングされ、その後、同一の無線リソースにマッピングされた2つ以上の信号要素(即ち、異なるレイヤの信号要素)が、多重化されてもよい。
その後、無線リソースにマッピングされた信号要素が送信される。
上述したように、複数のレイヤのコードワードが、同一の無線リソースにおいて送信される。即ち、複数のレイヤの間で無線リソースが共用される。そのために、SCMAは、OFDMAのような直交アクセス方式ではなく、非直交アクセス方式である。
(b)コードワードの生成
図2は、コードブックに基づくコードワードの生成の例を説明するための説明図である。図2を参照すると、データ候補b及びコードワードxが示されている。コードブックの大きさ、即ち、データ候補bの数、及びコードワードxの数が、それぞれMである。この場合に、例えば、入力情報であるデータは、ビットを要素として含むベクトルであり、logMの長さを有する。また、出力情報であるコードワードは、複素数を信号要素として含むベクトルであり、コードワードの送信に用いられる無線リソースの数Kと同じ長さを有する。したがって、コードブックは、入力情報及び出力情報がそれぞれベクトルである関数であるとも言える。出力情報であるコードワードは、レイヤ多重に適した所望の条件を満たすことが求められる。
(c)コードブックの例
図3は、コードブックの例を説明するための説明図である。図3を参照すると、コードブック1〜6が示さている。コードブック1〜6は、レイヤ1〜6のためのコードブックである。このように、SCMAでは、レイヤごとにコードブックが用意される。この例では、入力情報であるデータは2ビットのデータであり、データ候補の数は4である。そのため、各コードブック内におけるコードワードの数も4である。各コードブック内のコードワードでは、4つの信号要素(即ち、複素数)のうちの2つが0であり、異なる2つのコードワードは互いに疎である。また、各コードブック内のコードワードでは、4つの信号要素のうちの2つが0ではない。即ち、4つの信号要素のうちの0ではない信号要素の数Nは、2である。
(d)リソースマッピングの例
図4は、コードブックのリソースマッピングの例を説明するための説明図である。図4を参照すると、6つのレイヤと4つの無線リソースとが示されている。この例では、各レイヤのコードワード内の信号要素の数が4であるため、4つの無線リソースが用意される。例えば、各レイヤのコードワードに含まれる4つの信号要素のうちの、0ではない信号要素(即ち、2つの信号要素)が、対応する無線リソースにそれぞれマッピングされる。具体的には、例えば、レイヤ1のコードワード内の1番目の信号要素は、無線リソース1にマッピングされ、レイヤ1のコードワード内の2番目の信号要素は、無線リソース2にマッピングされる。例えば、レイヤ3のコードワード内の1番目の信号要素は、無線リソース1にマッピングされ、レイヤ3のコードワード内の3番目の信号要素は、無線リソース3にマッピングされる。
この例では、許容レイヤ数Jは、4つの無線リソースのうちの2つの組合せ(=6)と等しい。このように、6つのレイヤを4つの無線リソースにマッピングする場合には、実現されるオーバーロードは、150%である。
(e)受信側での処理
SCMAでは、上述したように、送信側では、疎なコードワードの多重化が行われる。一方、受信側では、例えば、反復演算を用いたメッセージ伝達法(Message Passing Algorithm)と呼ばれる手法が用いられる。メッセージ伝達法によれば、例えば、受信装置は、4つの無線リソースの受信信号を参照し、当該受信信号の事後確率を最大にする入力ベクトルを推定する。
より一般的に、例えば、J個のレイヤのコードワードが、K個の無線リソースにマッピングされる。この場合に、j番目のレイヤのコードワードをx=(x1j,…,xKj)と表すと、k番目の無線リソースにおける受信信号yは、以下のように表される。
Figure 2016098413
ここで、hは、k番目の無線リソースにおけるチャネル特性であり、nは、k番目の無線リソースにおいて加算されるノイズ成分である。この場合に、以下のX^が、入力ベクトルX=(x,x,…,x)の推定値である。
Figure 2016098413
これを実現するために、受信側では、SIC(Successive Interference Cancellation)が用いられる。SICでは、受信装置は、あるレイヤの受信信号を復調する過程において、その他のレイヤの受信信号を干渉成分として順次キャンセルする。このような処理により、レイヤの受信信号が分離され、所望のレイヤの受信信号が得られる。
(2)最適なコードブックの設計
SCMAの難点の1つとして、最適なコードブックの設計が挙げられる。最適なコードブックを設計するには、信号間距離と信号エネルギーのトレードオフを考慮して、コンスタレーションの極めて多数の組合せの中から最適な組合せを選択する必要がある。
しかし、コードワードのパラメータであるK及びNを大きな値にすると、上記最適な組合せの選択に要する計算の量が極めて多大になり、当該選択は困難になる。
そのため、一般に、SCMAのコードブックは、システム設計の際に、大規模な計算機を用いて設計される。よって、SCMAシステムの運用時には、このように予め設計されたコードブックに基づいて、コードワードが生成される。
(3)リソースマッピング
一般に、多数の端末装置を収容するために、レイヤ数Jは、より大きいことが望ましい。レイヤ数Jをより大きくするためには、K及びNを大きくする必要がある。
(a)キャリア周波数全体へのマッピング
例えば、キャリア周波数帯域全体に含まれるサブキャリアの数を、コードワードの長さとすることが考えられる。以下、図5を参照して具体例を説明する。
図5は、キャリア周波数帯域全体に含まれるサブキャリアの数をコードワードの長さとするケースの例を説明するための説明図である。図5を参照すると、キャリア周波数帯域が示されている。当該キャリア周波数帯域は、多数のサブキャリアを含む。この例では、上記キャリア周波数帯域に含まれるサブキャリアの数が、コードワードの長さであり、コードワードの送信に用いられる無線リソースの数Kである。この場合に、あるレイヤのコードワードは、K個のサブキャリアのうちの、N個のサブキャリア(図5におけるハッチングの箇所)にマッピングされる。即ち、上記コードワード内の、0ではないN個の信号要素が、上記N個のサブキャリアにマッピングされる。なお、NをKよりも十分に小さくすることにより、疎なコードワードが担保される。
このようなケースでは、極めて大きいKに起因して、最適なコードブックの選択に要する計算の量が極めて多大になる。そのため、大規模な計算機を用いたとしても上記計算を完了させることが困難になり得る。なお、計算の量を減らすために、一定の制約条件の下での準最適な解(コードブック)を求めることも考えられるが、最適解の探索空間の大きさに起因して、望まれるレベルの準最適な解を得ることも困難になり得る。
また、コードワードは他のコードワードと疎であることが求められるので、Kに対してNは小さくなる。そのため、キャリア周波数帯域において、1レイヤあたりの通信速度が著しく制約され得る。
(b)ブロックへのマッピング
上述したような懸念を考慮すると、例えば、所定数のサブキャリアを含むブロックにコードワードをマッピングすることが考えられる。即ち、当該ブロックに含まれるサブキャリアの数をコードワードの長さとすることが考えられる。以下、図6を参照して具体例を説明する。
図6は、ブロックに含まれるサブキャリア数をコードワードの長さとするケースの例を説明するための説明図である。図6を参照すると、キャリア周波数帯域が示されている。当該キャリア周波数帯域は、所定数のサブキャリアをそれぞれ含む複数のブロック10を含む。一例として、ブロック10は、リソースブロックであり、12個のサブキャリアを含む。この場合に、コードワードの長さは12であり、コードワードの送信に用いられる無線リソースの数も12である。この場合に、各レイヤのコードワード内の、0ではない4つの信号要素が、12個のサブキャリアのうちの4つにマッピングされる。例えば、あるレイヤのコードワードは、ブロック10内の12個のサブキャリアのうちの、1番目、3番目、6番目及び12番目のサブキャリア(図6におけるハッチングの箇所)にマッピングされる。
このようなケースでは、K及びNが小さいので、最適なコードブックの選択がより容易になる。
なお、図6の例では、上記キャリア周波数帯域全体にわたるブロックが、SCMAの通信のために用いられる例を説明したが、上記キャリア周波数帯域の一部に含まれるブロックのみが、SCMAの通信のために用いられてもよい。この場合に、上記キャリア周波数帯域の残りが、他の通信(例えば、OFDMAの通信)のために用いられてもよい。
(c)レイヤのコードワードのマッピング
例えば、ブロックの無線リソースに、複数のレイヤのコードワードがマッピングされる。以下、この点について図7及び図8を参照して具体例を説明する。
図7は、3レイヤのコードワードがブロックの無線リソースにマッピングされる例を説明するための説明図である。この例では、レイヤ1のコードワードは、ブロック10内の12個のサブキャリアのうちの、1番目、3番目、6番目及び12番目のサブキャリアにマッピングされる。レイヤ2のコードワードは、ブロック10内の12個のサブキャリアのうちの、2番目、7番目、8番目及び9番目のサブキャリアにマッピングされる。レイヤ3のコードワードは、ブロック10内の12個のサブキャリアのうちの、4番目、5番目、10番目及び11番目のサブキャリアにマッピングされる。この例では、無線リソースの数に対するレイヤの数が少ないので、異なるレイヤのコードワードの間で無線リソースが重複していない。そのため、レイヤ間での干渉が回避され得る。
図8は、4レイヤのコードワードがブロックの無線リソースにマッピングされる例を説明するための説明図である。この例では、さらに、レイヤ4のコードワードが、ブロック10内の12個のサブキャリアのうちの、1番目、2番目、3番目及び4番目のサブキャリアにマッピングされる。この例では、レイヤ4のコードワードと、他のレイヤのコードワードとの間で、無線リソースが重複している。そのため、レイヤ間での干渉が生じるが、レイヤ数の増加により、より多数の端末装置の収容が可能になる。
なお、図7及び図8では、簡略化のために、ブロック10A、10Bのみへのマッピングを記載しているが、当然ながら、例えば、他のブロック10へのマッピングも行われる。
無線リソースへのコードワードのマッピングとして、例えば、まず、複数のレイヤのコードワードが多重化され、その後、多重化コードワードが、無線リソースにマッピングされる。あるいは、無線リソースへのコードワードのマッピングとして、まず、複数のレイヤの各々について、レイヤのコードワードが、無線リソースにマッピングされ、その後、同一の無線リソースにマッピングされた2つ以上の信号要素(即ち、異なるレイヤの信号要素)が、多重化されてもよい。
<1.2.技術的課題>
次に、図9を参照して、本開示の実施形態に係る技術的課題を説明する。
上述したように、SCMAでは、コードブックに基づいて、複数の信号要素を含むコードワードが生成される。そして、複数のレイヤのコードワード内の各信号要素は、(多重化後に又は多重化前に)対応する無線リソースにマッピングされる。
しかし、例えば、特定の無線リソース(例えば、特定の周波数リソース)においてフェージングが大きくなると、特定のレイヤのデータへの影響が大きくなる。その結果、受信側において干渉除去又は復号に失敗し、大きなビット誤りが生じ、再送が必要になり得る。これは、伝送遅延の増大、及び/又はスループットの低下などにつながり得る。以下、この点について図9を参照して具体例を説明する。
図9は、SCMAにおけるフェージングによる影響の例を説明するための説明図である。図9を参照すると、ブロック10に含まれる12個のサブキャリアにおける受信電力が示されている。この例では、例えば、レイヤ2及び4のコードワードの信号要素がマッピングされた2番目のサブキャリア、及び、レイヤ3及び4のコードワードの信号要素がマッピングされた4番目のサブキャリアにおいて、フェージングが大きい。そのため、例えば、レイヤ4のデータへの影響が大きくなる。その結果、受信側において干渉除去(例えば、レイヤ4の信号要素の除去)又は復号(例えば、レイヤ4のデータの復号)に失敗し、大きなビット誤りが生じ得る。
そこで、コードブックを用いた非直交多重化が用いられる場合により良好に通信を行うことを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
<<2.システムの概略的な構成>>
図10を参照して、本開示の実施形態に係るシステム1の概略的な構成を説明する。図10は、本開示の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図10を参照すると、システム1は、基地局100及び端末装置200を含む。
(1)基地局100
基地局100は、移動体通信システム(又はセルラーシステム)の基地局である。基地局100は、セル101内に位置する端末装置(例えば、端末装置200)との無線通信を行う。例えば、基地局100は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(2)端末装置200
端末装置200は、上記移動体通信システム(又はセルラーシステム)において通信可能な端末装置である。端末装置200は、基地局(例えば、基地局100)との無線通信を行う。例えば、端末装置200は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。
(3)コードブックを用いた非直交多重化
とりわけ本開示の実施形態では、コードブックを用いた非直交多重化/非直交多元接続が行われる。
例えば、上記コードブックは、SC(Sparse Code)のコードブックである。上記コードブックを用いた上記非直交多元接続は、SCMAであり、上記コードブックを用いた上記非直交多重化は、SCMAの多重化である。
後述する第1の実施形態では、ダウンリンクについて、コードブックを用いた非直交多重化/非直交多元接続が行われる。一方、後述する第2の実施形態では、アップリンクについて、コードブックを用いた非直交多重化/非直交多元接続が行われる。
<<3.第1の実施形態>>
続いて、図11〜図21を参照して、本開示の第1の実施形態を説明する。第1の実施形態では、ダウンリンクについて、コードブックを用いた非直交多重化/非直交多元接続が行われる。
<3.1.基地局の構成>
まず、図11を参照して、第1の実施形態に係る基地局100の構成の一例を説明する。図11は、第1の実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図11を参照すると、基地局100は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部150を備える。
(1)アンテナ部110
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(2)無線通信部120
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(3)ネットワーク通信部130
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
(4)記憶部140
記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(5)処理部150
処理部150は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部150は、コードワード生成部151、調整部153、情報取得部155及び通知部157を含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
コードワード生成部151、調整部153、情報取得部155及び通知部157は、後に詳細に説明する。
<3.2.端末装置の構成>
次に、図12を参照して、第1の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図12は、第1の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図12を参照すると、端末装置200は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230及び処理部240を備える。
(1)アンテナ部210
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(2)無線通信部220
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。
(3)記憶部230
記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)処理部240
処理部240は、端末装置200の様々な機能を提供する。処理部240は、情報取得部241及び制御部243を含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
情報取得部241及び制御部243は、後に詳細に説明する。
<3.3.技術的特徴>
次に、図13〜図18を参照して、第1の実施形態に係る技術的特徴を説明する。
(1)コードワードの生成
基地局100(コードワード生成部151)は、コードブックを用いた非直交多重化の対象となる複数のレイヤの各々について、レイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成する。
(a)コードブックを用いた非直交多重化
上述したように、例えば、上記コードブックは、SC(Sparse Code)のコードブックであり、上記コードブックを用いた上記非直交多重化は、SCMAの多重化である。
(b)コードブック
例えば、上記コードブックは、データ候補とコードワードとの対応を示す情報である。一例として、上記コードブックは、図3に示されるコードブックである。
(c)コードワードの生成
例えば、基地局100(コードワード生成部151)は、上記コードブックにおいて上記データに対応するコードワードを生成する。換言すると、基地局100(コードワード生成部151)は、上記データを、上記コードブックにおいて上記データに対応するコードワードに変換する。
(2)無線リソースの調整
基地局100(調整部153)は、上記複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う。
これにより、例えば、コードブックを用いた非直交多重化が用いられる場合により良好に通信を行うことが可能になる。より具体的には、例えば、コードブックを変更することなく、フェージングによる特定のレイヤへの影響の集中が回避され、特定のレイヤにおける通信品質の低下が抑えられる。
(a)無線リソース
(a−1)周波数リソース
例えば、上記無線リソースは、周波数リソースである。即ち、基地局100(調整部153)は、上記多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される周波数リソースの調整を行う。
より具体的には、例えば、上記周波数リソースは、サブキャリアである。即ち、基地局100(調整部153)は、上記多重化コードワード内の信号要素の送信に使用されるサブキャリアの調整を行う。一例として、上記サブキャリアは、12kHzの間隔で配置されるキャリアである。
これにより、例えば、特定の周波数でのフェージングによる影響を抑えることが可能になる。
(a−2)時間リソース
例えば、上記無線リソースは、時間リソースである。即ち、基地局100(調整部153)は、上記多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される時間リソースの調整を行う。
より具体的には、例えば、上記時間リソースは、シンボル、スロット、サブフレーム又は無線フレーム(Radio Frame)である。即ち、基地局100(調整部153)は、上記多重化コードワード内の信号要素の送信に使用されるシンボル、スロット、サブフレーム、又は無線フレームの調整を行う。
これにより、例えば、特定の時間でのフェージングによる影響を抑えることが可能になる。
(b)多重化及び多重化コードワード
(b−1)多重化の例
例えば、上記複数のレイヤの上記コードワードの上記多重化は、上記複数のレイヤの上記コードワードの加算である。上記多重化コードワードは、上記加算により得られるものである。
より具体的には、例えば、上記コードワードの各々は、複素数を信号要素として含むベクトルであり、上記多重化は、ベクトルである上記コードワードの加算である。上記多重化コードワードは、上記加算により得られるベクトルである。
(b−2)多重化のタイミング
例えば、基地局100は、まず、上記複数のレイヤの上記コードワードの上記多重化を行い、その後、上記多重化コードワード内の各信号要素を、対応する無線リソースへマッピングする。
あるいは、基地局100は、まず、上記複数のレイヤの各々のコードワード内の各信号要素(例えば、0ではない信号要素)を、対応する無線リソースへマッピングしてもよい。その後、基地局100は、同一の無線リソースにマッピングされた信号要素(即ち、異なるレイヤの信号要素)を多重化(例えば加算)することにより、上記複数のレイヤの上記コードワードの上記多重化を行ってもよい。
(c)調整の例(信号要素の間での無線リソースの交換)
例えば、上記調整は、複数のレイヤのコードワードからそれぞれ生成される1つ以上の多重化コードワード内の少なくとも2つの信号要素の間で、送信に使用される無線リソースを交換することを含む。
これにより、例えば、フェージングによる影響をレイヤ間で分散させることが可能になる。その結果、例えば、特定のレイヤへの影響の集中が回避される。
(c−1)信号要素
−2つ以上の多重化コードワードに含まれる信号要素
例えば、上記1つ以上の多重化コードワードは、2つ以上の多重化コードワードである。即ち、基地局100(調整部153)は、2つ以上の多重化コードワード内の少なくとも2つの信号要素の間で、送信に使用される無線リソースを交換する。
これにより、例えば、フェージングによる影響を多重化コードワード間で分散させることが可能になる。その結果、例えば、特定の多重化コードワードへの影響の集中が回避される。
−単一の多重化コードワードに含まれる信号要素
上記1つ以上の多重化コードワードは、単一の多重化コードワードであってもよい。即ち、基地局100(調整部153)は、単一の多重化コードワード内の少なくとも2つの信号要素の間で、送信に使用される無線リソースを交換してもよい。
これにより、例えば、フェージングによる影響を多重化コードワード内で分散させることが可能になる。その結果、例えば、多重化コードワード内の特定のレイヤへの影響の集中が回避される。
(c−2)交換の具体例
−第1の例
例えば、上記調整は、上記1つ以上の多重化コードワード内の信号要素のペアの間で、送信に使用される無線リソースを交換することを含む。以下、図13及び図14を参照して、具体例を説明する。
図13は、信号要素の間での無線リソースの交換の第1の例を説明するための説明図である。図13を参照すると、キャリア周波数帯域が示されている。当該キャリア周波数帯域は、12個のサブキャリアをそれぞれ含む複数のブロック10を含む。例えば、通常、図8に示されるように多重化コードワードが送信される。しかし、この例では、ブロック10Aで通常送信される第1の多重化コードワード内の信号要素と、ブロック10Bで通常送信される第2の多重化コードワード内の信号要素との間で、送信に使用される無線リソースが交換される。例えば、これらの多重化コードワードの1番目の信号要素の間で、無線リソース(サブキャリア又はリソースエレメント)が交換される。また、これらの多重化コードワードの2番目の信号要素の間でも、無線リソースが交換される。
図14は、信号要素の間での無線リソースの交換の第2の例を説明するための説明図である。図14を参照すると、キャリア周波数帯域が示されている。当該キャリア周波数帯域は、12個のサブキャリアをそれぞれ含む複数のブロック10を含む。例えば、通常、図8に示されるように多重化コードワードが送信される。しかし、この例では、ブロック10Aで送信される第1の多重化コードワード内の2つの信号要素の間で、送信に使用される無線リソースが交換される。例えば、上記第1のコードワード内の1番目の信号要素と12番目の信号要素との間で、無線リソース(サブキャリア又はリソースエレメント)が交換される。また、上記第1のコードワード内の2番目の信号要素と11番目の信号要素との間で、無線リソースが交換される。
−第2の例(巡回シフト)
上記調整は、巡回シフトにより、上記少なくとも2つの信号要素の間で、送信に使用される上記無線リソースを交換することを含んでもよい。以下、図15を参照して、具体例を説明する。
図15は、信号要素の間での無線リソースの交換の第3の例を説明するための説明図である。図15を参照すると、キャリア周波数帯域が示されている。当該キャリア周波数帯域は、12個のサブキャリアをそれぞれ含む複数のブロック10を含む。例えば、通常、図8に示されるように多重化コードワードが送信される。しかし、この例では、巡回シフトにより、ブロック10Aで送信される第1の多重化コードワード内の12個の信号要素の間で、送信に使用される無線リソースが交換される。例えば、上記第1の多重化コードワード内の1番目の信号要素は、ブロック10Aの2番目のサブキャリアで送信される。同様に、上記第1の多重化コードワード内の2番目の信号要素は、ブロック10Aの3番目のサブキャリアで送信され、上記第1の多重化コードワード内の12番目の信号要素は、ブロック10Aの1番目のサブキャリアで送信される。
当然ながら、巡回シフトは、時間方向において継続して行われてもよい。例えば、時間の経過後に、上記第1の多重化コードワード内の1番目の信号要素は、ブロック10Aの3番目のサブキャリアで送信されてもよい。同様に、上記第1の多重化コードワード内の2番目の信号要素は、ブロック10Aの4番目のサブキャリアで送信され、上記第1の多重化コードワード内の12番目の信号要素は、ブロック10Aの2番目のサブキャリアで送信される。
また、巡回シフトは、1つの無線リソース(例えば、1つのサブキャリア)ずつのシフトではなく、2つ以上の無線リソース(例えば、2つ以上のサブキャリア)ずつのシフトであってもよい。
なお、図15を参照して、単一の多重化コードワード内の信号要素間で無線リソースが巡回シフトにより交換される例を説明したが、当然ながら、2つ以上の多重化コードワード内の信号要素間で無線リソースが巡回シフトにより交換されてもよい。
これにより、例えば、フェージングによる影響をレイヤ間でほぼ均等に分散することが可能になる。
−第3の例(インターリービング)
上記調整は、インターリーブパターンに従って、上記少なくとも2つの信号要素の間で、送信に使用される上記無線リソースを交換することを含んでもよい。以下、図16を参照して、具体例を説明する。
図16は、信号要素の間での無線リソースの交換の第3の例を説明するための説明図である。図16を参照すると、キャリア周波数帯域が示されている。当該キャリア周波数帯域は、12個のサブキャリアをそれぞれ含む複数のブロック10を含む。例えば、通常、図8に示されるように多重化コードワードが送信される。しかし、この例では、インターリーブパターンに従って、ブロック10Aで送信される第1の多重化コードワード内の12個の信号要素の間で、送信に使用される無線リソースが交換される。例えば、上記第1の多重化コードワード内の1番目の信号要素は、ブロック10Aの4番目のサブキャリアで送信される。上記第1の多重化コードワード内の2番目の信号要素は、ブロック10Aの7番目のサブキャリアで送信される。
上記インターリーブパターンは、(例えばチャネルの状態に基づいて)基地局100(又は他のノード)により決定されるインターリーブパターンであってもよい。あるいは、上記インターリーブパターンは、所定のインターリーブパターンであってもよい。
基地局100(通知部157)は、上記インターリーブパターンを端末装置200に通知してもよい。これにより、例えば、端末装置200は、上記インターリーブパターンを知ることが可能になる。
なお、図16を参照して、単一の多重化コードワード内の信号要素間で無線リソースがインターリーブパターンに従って交換される例を説明したが、当然ながら、2つ以上の多重化コードワード内の信号要素間で無線リソースがインターリーブパターンに従って交換されてもよい。
これにより、例えば、フェージングによる影響を柔軟に分散することが可能になる。
(d)調整の他の例
上述したように、例えば、上記調整は、上記1つ以上の多重化コードワード内の上記2つの信号要素の間で、送信に使用される無線リソースを交換することを含む。しかしながら、上記調整は、この交換に限られない。
一例として、上記調整は、多重化コードワード内の信号要素と、多重化コードワード内の信号要素ではない他の信号要素との間で、送信に使用される無線リソースを交換することを含んでもよい。
別の例として、上記調整は、多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースを、空き無線リソース(例えば、サブキャリア又はリソースエレメント)に変更することを含んでもよい。
(e)具体的な動作
(e−1)第1の例
図17は、第1の実施形態に係る基地局100の動作の第1の例を説明するための説明図である。
基地局100(処理部150)は、複数のレイヤの各々について、誤訂正符号化を行う。さらに、基地局100(コードワード生成部151)は、誤訂正符号化後のデータ(バイナリーデータ)からコードワードを生成する。
そして、基地局100(調整部153)は、上記複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う。例えば、基地局100(調整部153)は、リソースマッピングにおける信号要素のマッピング先を変更する。
その後、基地局100(処理部150)は、上記調整の結果に基づいて、リソースマッピングを行う。即ち、基地局100(処理部150)は、上記調整の結果に基づいて、各信号要素を、対応する無線リソースにマッピングする。そして、基地局100(処理部150及び無線通信部120)は、多重化コードワードを送信する。
(e−2)第2の例
図18は、第1の実施形態に係る基地局100の動作の第2の例を説明するための説明図である。
例えば、基地局100(処理部150)は、複数のレイヤの各々について、誤訂正符号化を行う。さらに、基地局100(コードワード生成部151)は、誤訂正符号化後のデータ(バイナリーデータ)からコードワードを生成する。
そして、基地局100(処理部150)は、リソースマッピングを行ってもよい。即ち、基地局100(処理部150)は、各信号要素を、対応する無線リソースにマッピングしてもよい。
その後、基地局100(調整部153)は、上記複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行ってもよい。例えば、基地局100(調整部153)は、無線リソースに既にマッピングされている信号要素を、別の無線リソースに再度マッピングしてもよい。
そして、基地局100(処理部150及び無線通信部120)は、多重化コードワードを送信する。
(e−3)多重化のタイミング
上述したように、例えば、基地局100は、まず、上記複数のレイヤのコードワードの多重化を行ってもよい。その後、基地局100は、上記多重化コードワード内の各信号要素を、対応する無線リソースにマッピングする。
あるいは、上述したように、基地局100は、上記複数のレイヤのコードワード内の各信号要素(例えば、0ではない信号要素)を、対応する無線リソースへマッピングしてもよい。その後、基地局100は、同一の無線リソースにマッピングされた信号要素(即ち、異なるレイヤの信号要素)を多重化することにより、上記複数のレイヤの上記コードワードの上記多重化を行ってもよい。
(f)動的な調整
例えば、基地局100(調整部153)は、時間方向において動的に又は準静的に上記調整を行う。
第1の例として、基地局100(調整部153)は、所定の周期で上記調整を行う。例えば、基地局100(調整部153)は、シンボル、スロット、サブフレーム又は無線フレームの周期で、上記調整を行う。
第2の例として、基地局100(調整部153)は、チャネル特性に基づいて上記調整を行う。例えば、基地局100(調整部153)は、チャネル特性の悪化(例えば、一部のサブキャリアにおける特性の悪化)に応じて、上記調整を行う。これにより、例えば、必要に応じて上記調整が行われ、通信品質の低下を抑制される。なお、例えば、上記チャネル特性は、端末装置200により測定され、基地局100に報告される。
第3の例として、基地局100(調整部153)は、上記複数のレイヤに含まれるレイヤの数が所定数を超える場合に、上記調整を行ってもよい。これにより、例えば、レイヤ間の干渉が大きくなる場合に上記調整が行われ、通信品質の低下を抑制される。
第4の例として、基地局100(調整部153)は、コードワードの所定の組合せが上記複数のコードワードに含まれる場合に、上記調整を行ってもよい。例えば、基地局100(調整部153)は、上記所定の組合せが上記複数のコードワードに含まれる場合には、上記所定の組合せに応じた調整を行ってもよい。上記所定の組合せに応じた当該調整は、上記所定の組合せのために予め定められたパターンに従って、信号要素間で無線リソースを交換することであってもよい。
(3)端末装置への通知
例えば、基地局100(情報取得部155)は、上記調整に関する情報(以下、「リソース調整関連情報」と呼ぶ)を取得する。そして、基地局100(通知部157)は、上記リソース調整関連情報を端末装置200に通知する。
(a)通知手法
例えば、基地局100(通知部157)は、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information:DCI)の中で、上記リソース調整関連情報を端末装置200に通知する。
基地局100(通知部157)は、端末装置200への個別のシグナリングにより、上記リソース調整関連情報を端末装置200に通知してもよい。基地局100(通知部157)は、システム情報(System Information:SI)の中で、上記リソース調整関連情報を端末装置200に通知してもよい。
(b)リソース調整関連情報
例えば、上記リソース関連情報は、上記調整の有無を示す情報を含む。より具体的には、例えば、上記リソース関連情報は、端末装置200に割り当てられた無線リソースについて上記調整が行われたか否かを示す情報を含む。
例えば、上記リソース関連情報は、上記調整の手法を示す情報を含む。より具体的には、例えば、上記リソース関連情報は、信号要素の間での無線リソースの交換のパターンを示す情報を含む。なお、当該パターンは、上述したインターリーブパターンであってもよい。
(4)端末装置の動作
端末装置200(情報取得部241)は、上記リソース調整関連情報を取得する。そして、端末装置200(制御部243)は、上記リソース調整関連情報に基づいて、端末装置200における受信処理を行う。
例えば、端末装置200(制御部243)は、上記リソース調整関連情報から、上記調整が行われたかを判定する。そして、端末装置200(制御部243)は、上記調整が行われた場合には、上記調整を考慮して、受信信号の中から多重化コードワードを取り出す。そして、端末装置200(制御部243)は、SICにより、所望のレイヤのデータを取得する。
例えば、図13に示されるように、上記調整が行われる場合には、端末装置200は、ブロック10Bの1〜2番目のサブキャリアの信号要素と、ブロック10Aの3〜12番目のサブキャリアの信号要素とから、多重化コードワードを取り出す。そして、端末装置200(制御部243)は、SICにより、所望のレイヤのデータを取得する。
<3.4.処理の流れ>
次に、図19〜図21を参照して、第1の実施形態に係る処理の例を説明する。
(1)基地局の処理
(a)第1の処理
図19は、第1の実施形態に係る基地局100の第1の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第1の処理は、リソース調整関連情報の通知に係る処理である。
基地局100(情報取得部155)は、リソース調整関連情報を取得する(S301)。上記リソース調整関連情報は、複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整に関する情報である。
そして、基地局100(通知部157)は、上記リソース調整関連情報を端末装置200に通知する(S303)。そして、処理は終了する。
(b)第2の処理
図20は、第1の実施形態に係る基地局100の第2の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第2の処理は、データの送信に係る処理である。
基地局100(処理部150)は、複数のレイヤの各々について、誤り訂正符号化を行う(S321)。
次に、基地局100(コードワード生成部151)は、上記複数のレイヤの各々について、誤訂正符号化後のデータ(バイナリーデータ)からコードワードを生成する(S323)。
そして、基地局100(処理部150)は、上記複数のレイヤのコードワードの多重化により、多重化コードワードを生成する(S325)。
さらに、基地局100(調整部153)は、上記多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う(S327)。例えば、基地局100(調整部153)は、リソースマッピングにおける信号要素のマッピング先を変更する。
その後、基地局100(処理部150)は、上記調整の結果に基づいて、リソースマッピングを行う(S329)。即ち、基地局100(処理部150)は、上記調整の結果に基づいて、上記多重化コードワード内の各信号要素を、対応する無線リソースにマッピングする。
そして、基地局100(処理部150及び無線通信部120)は、上記多重化コードワードを送信する(S331)。そして、処理は終了する。
(3)端末装置の処理
図21は、第1の実施形態に係る端末装置200の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該処理は、データの受信に係る処理である。
端末装置200(情報取得部241)は、リソース調整関連情報を取得する(S341)。上記リソース調整関連情報は、複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整に関する情報である。
そして、端末装置200(制御部243)は、上記リソース調整関連情報に基づいて、受信処理を実行する(S343)。そして、処理は終了する。
以上、第1の実施形態を説明した。第1の実施形態によれば、上述したように、例えば、コードブックを用いた非直交多重化が用いられる場合により良好に通信を行うことが可能になる。より具体的には、例えば、コードブックを変更することなく、フェージングによる特定のレイヤへの影響の集中が回避され、特定のレイヤにおける通信品質の低下が抑えられる。その結果、特定のレイヤのデータの再送が少なくなり、伝送遅延の増大及び/又はスループットの低下などが抑えられ得る。
通常、コードブックは予め設計されるので、フェージングによる影響の集中を回避するためにコードブック自体を変更することは困難である。そのため、コードワードの各信号要素の送信に使用される無線リソースは、一意に決まり得る。その結果、特定の無線リソース(例えば、特定の周波数リソース)においてフェージングが大きくなると、特定のレイヤのデータへの影響が大きくなり得る。そこで、上述したように、信号要素の間での無線リソースの調整を行うことにより、コードワードの各信号要素の送信に使用される無線リソースの一意的な決定を回避することができる。そのため、フェージングによる特定のレイヤへの影響の集中が回避され得る。
<<4.第2の実施形態>>
続いて、図22〜図24を参照して、本開示の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態では、アップリンクについて、コードブックを用いた非直交多重化/非直交多元接続が行われる。
<4.1.基地局の構成>
まず、図22を参照して、第2の実施形態に係る基地局100の構成の一例を説明する。図22は、第2の実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図22を参照すると、基地局100は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部160を備える。
アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130及び記憶部140についての説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に特段の差異はない。よって、ここでは当該説明を省略する。
(1)処理部160
処理部160は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部160は、情報取得部161及び通知部163を含む。なお、処理部160は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部160は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
<4.2.端末装置の構成>
次に、図23を参照して、第2の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図23は、第2の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図23を参照すると、端末装置200は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230及び処理部250を備える。
アンテナ部210、無線通信部220及び記憶部230についての説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に特段の差異はない。よって、ここでは当該説明を省略する。
(1)処理部250
処理部250は、端末装置200の様々な機能を提供する。処理部250は、情報取得部251、コードワード生成部253及び調整部255を含む。なお、処理部250は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部250は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
<4.3.技術的特徴>
次に、第2の実施形態に係る技術的特徴を説明する。
(1)コードワードの生成
端末装置200(コードワード生成部253)は、コードブックを用いた非直交多重化の対象となるレイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成する。上記レイヤは、端末装置200に割り当てられたレイヤである。
例えば、コードブックを用いた非直交多重化の対象となる複数のレイヤが端末装置200に割り当てられる。この場合には、端末装置200(コードワード生成部253)は、上記複数のレイヤの各々について、レイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成する。
コードワードの生成に関する詳細な説明は、主体の相違(即ち、第1の実施形態では主体が基地局100であり、第2の実施形態では主体が端末装置200であること)を除き、第1の実施形態と第2の実施形態との間に特段の差異はない。よって、ここでは上記詳細な説明を省略する。
(2)無線リソースの調整
端末装置200(調整部255)は、上記コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う。
例えば、上記複数のレイヤが端末装置200に割り当てられる。この場合には、端末装置200(調整部255)は、上記複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う。
無線リソースの調整に関する詳細な説明は、主体の相違(即ち、第1の実施形態では主体が基地局100であり、第2の実施形態では主体が端末装置200であること)を除き、第1の実施形態と第2の実施形態との間に特段の差異はない。よって、ここでは上記詳細な説明を省略する。
なお、第2の実施形態では、端末装置200(情報取得部251)は、上記調整に関する情報(即ち、リソース調整関連情報)を取得する。そして、端末装置200(調整部255)は、上記リソース調整関連情報に基づいて、上記調整を行う。
(3)端末装置への通知
例えば、基地局100(情報取得部155)は、上記リソース調整関連情報を取得する。そして、基地局100(通知部157)は、上記リソース調整関連情報を端末装置200に通知する。
端末装置へのリソース調整関連情報の通知に関する詳細な説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に特段の差異はない。よって、ここでは上記詳細な説明を省略する。
<4.4.処理の流れ>
次に、図24を参照して、第2の実施形態に係る処理の例を説明する。
(1)基地局の処理
基地局100の第1の処理についての説明(図19を参照した説明)は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に特段の差異はない。よって、ここでは上記詳細な説明を省略する。
(2)端末装置の処理
図24は、第2の実施形態に係る端末装置200の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該処理は、データの送信に係る処理である。
端末装置200(処理部250)は、誤り訂正符号化を行う(S361)。
次に、端末装置200(コードワード生成部253)は、誤訂正符号化後のデータ(バイナリーデータ)からコードワードを生成する(S363)。
そして、端末装置200(調整部255)は、上記コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う(S365)。例えば、端末装置200(調整部255)は、リソースマッピングにおける信号要素のマッピング先を変更する。
その後、端末装置200(処理部250)は、上記調整の結果に基づいて、リソースマッピングを行う(S367)。即ち、端末装置200(処理部250)は、上記調整の結果に基づいて、上記コードワード内の各信号要素を、対応する無線リソースにマッピングする。
そして、端末装置200(処理部250及び無線通信部220)は、上記多重化コードワードを送信する(S369)。そして、処理は終了する。
以上、第2の実施形態を説明した。第2の実施形態によれば、例えば、コードブックを用いた非直交多重化が用いられる場合により良好に通信を行うことが可能になる。より具体的には、例えば、コードブックを変更することなく、フェージングによる特定のレイヤへの影響の集中が回避され、特定のレイヤにおける通信品質の低下が抑えられる。その結果、特定のレイヤのデータの再送が少なくなり、伝送遅延の増大及び/又はスループットの低下などが抑えられ得る。
<<5.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局100として動作してもよい。さらに、基地局100の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
また、例えば、端末装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置200の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
<5.1.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図25は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図25に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図25にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図25に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図25に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図25には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図25に示したeNB800において、図11を参照して説明した処理部150に含まれる1つ以上の構成要素(コードワード生成部151、調整部153、情報取得部155及び/又は通知部157)は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。これらの点については、図22を参照して説明した情報取得部161及び/又は通知部163も、上記1つ以上の構成要素(コードワード生成部151、調整部153、情報取得部155及び/又は通知部157)と同じである。
また、図25に示したeNB800において、図11を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図26は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図26に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図26にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図25を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図25を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図26に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図26には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図26に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図26には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図26に示したeNB830において、図11を参照して説明した処理部150に含まれる1つ以上の構成要素(コードワード生成部151、調整部153、情報取得部155及び/又は通知部157)は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。これらの点については、図22を参照して説明した情報取得部161及び/又は通知部163も、上記1つ以上の構成要素(コードワード生成部151、調整部153、情報取得部155及び/又は通知部157)と同じである。
また、図26に示したeNB830において、例えば、図11を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。
<5.2.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図27は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図27に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図27には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図27に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図27にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図27に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図27に示したスマートフォン900において、図12を参照して説明した情報取得部241及び/又は制御部243は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部241及び/又は制御部243が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部241及び/又は制御部243の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部241及び/又は制御部243を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。これらの点については、図23を参照して説明した処理部250に含まれる1つ以上の構成要素(情報取得部251、コードワード生成部253及び/又は調整部255)も、情報取得部241及び/又は制御部243と同じである。
また、図27に示したスマートフォン900において、例えば、図12を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図28は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図28に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図28には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図28に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図28にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図28に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図28に示したカーナビゲーション装置920において、図12を参照して説明した情報取得部241及び/又は制御部243は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部241及び/又は制御部243が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部241及び/又は制御部243の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部241及び/又は制御部243を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。これらの点については、図23を参照して説明した処理部250に含まれる1つ以上の構成要素(情報取得部251、コードワード生成部253及び/又は調整部255)も、情報取得部241及び/又は制御部243と同じである。
また、図28に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図12を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、情報取得部241及び/又は制御部243(あるいは、情報取得部251、コードワード生成部253及び/又は調整部255)を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<6.まとめ>>
ここまで、図9〜図28を参照して、本開示の実施形態に係る装置及び各処理を説明した。
第1の実施形態によれば、基地局100は、コードブックを用いた非直交多重化の対象となる複数のレイヤの各々について、レイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成するコードワード生成部151と、上記複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う調整部153と、を備える。
第2の実施形態によれば、端末装置200は、コードブックを用いた非直交多重化の対象となるレイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成するコードワード生成部253と、上記コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う調整部255と、を備える装置。
これにより、例えば、コードブックを用いた非直交多重化が用いられる場合により良好に通信を行うことが可能になる。より具体的には、例えば、コードブックを変更することなく、フェージングによる特定のレイヤへの影響の集中が回避され、特定のレイヤにおける通信品質の低下が抑えられる。その結果、特定のレイヤのデータの再送が少なくなり、伝送遅延の増大及び/又はスループットの低下などが抑えられ得る。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の処理における処理ステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理における処理ステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書の装置(例えば、基地局、基地局装置若しくは基地局装置のためのモジュール、又は、端末装置若しくは端末装置のためのモジュール)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、コードワード生成部、調整部、情報取得部、通知部、及び/又は制御部など)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、基地局、基地局装置若しくは基地局装置のためのモジュール、又は、端末装置若しくは端末装置のためのモジュール)も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素(例えば、コードワード生成部、調整部、情報取得部、通知部、及び/又は制御部など)の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
コードブックを用いた非直交多重化の対象となる複数のレイヤの各々について、レイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成する生成部と、
前記複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う調整部と、
を備える装置。
(2)
前記調整は、複数のレイヤのコードワードからそれぞれ生成される1つ以上の多重化コードワード内の少なくとも2つの信号要素の間で、送信に使用される無線リソースを交換することを含む、前記(1)に記載の装置。
(3)
前記1つ以上の多重化コードワードは、2つ以上の多重化コードワードである、前記(2)に記載の装置。
(4)
前記1つ以上の多重化コードワードは、単一の多重化コードワードである、前記(2)に記載の装置。
(5)
前記調整は、巡回シフトにより、前記少なくとも2つの信号要素の間で、送信に使用される前記無線リソースを交換することを含む、前記(2)〜(4)のいずれか1項に記載の装置。
(6)
前記調整は、インターリーブパターンに従って、前記少なくとも2つの信号要素の間で、送信に使用される前記無線リソースを交換することを含む、前記(2)〜(5)のいずれか1項に記載の装置。
(7)
前記インターリーブパターンを端末装置に通知する通知部をさらに備える、前記(6)に記載の装置。
(8)
前記無線リソースは、周波数リソースである、前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の装置。
(9)
前記周波数リソースは、サブキャリアである、前記(8)に記載の装置。
(10)
前記無線リソースは、時間リソースである、前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の装置。
(11)
前記時間リソースは、シンボル、スロット、サブフレーム又は無線フレームである、前記(10)に記載の装置。
(12)
前記調整部は、時間方向において動的に又は準静的に前記調整を行う、前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の装置。
(13)
前記調整部は、所定の周期で前記調整を行う、前記(12)に記載の装置。
(14)
前記調整部は、チャネル特性に基づいて前記調整を行う、前記(12)又は(13)に記載の装置。
(15)
前記調整部は、前記複数のレイヤに含まれるレイヤの数が所定数を超える場合に、前記調整を行う、前記(12)〜(14)のいずれか1項に記載の装置。
(16)
前記調整部は、コードワードの所定の組合せが前記複数のコードワードに含まれる場合に、前記調整を行う、前記(1)〜(15)のいずれか1項に記載の装置。
(17)
前記調整に関する情報を端末装置に通知する通知部をさらに備える、前記(1)〜(16)のいずれか1項に記載の装置。
(18)
プロセッサにより、
コードブックを用いた非直交多重化の対象となる複数のレイヤの各々について、レイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成することと、
前記複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行うことと、
を含む方法。
(19)
複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整に関する情報を取得する取得部と、
前記情報に基づいて、端末装置における受信処理を行う制御部と、
を備え、
前記複数のレイヤは、コードブックを用いた非直交多重化の対象となるレイヤであり、
前記複数のレイヤの前記コードワードの各々は、レイヤのためのコードブックに基づいて当該レイヤのデータから生成されるコードワードである、
装置。
(20)
コードブックを用いた非直交多重化の対象となるレイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成する生成部と、
前記コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う調整部と、
を備える装置。
(21)
コードブックを用いた非直交多重化の対象となる複数のレイヤの各々について、レイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成することと、
前記複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(22)
コードブックを用いた非直交多重化の対象となる複数のレイヤの各々について、レイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成することと、
前記複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。

(23)
プロセッサにより、
複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整に関する情報を取得することと、
前記情報に基づいて、端末装置における受信処理を行うことと、
を含み、
前記複数のレイヤは、コードブックを用いた非直交多重化の対象となるレイヤであり、
前記複数のレイヤの前記コードワードの各々は、レイヤのためのコードブックに基づいて当該レイヤのデータから生成されるコードワードである、
方法。
(24)
複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整に関する情報を取得することと、
前記情報に基づいて、端末装置における受信処理を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、
前記複数のレイヤは、コードブックを用いた非直交多重化の対象となるレイヤであり、
前記複数のレイヤの前記コードワードの各々は、レイヤのためのコードブックに基づいて当該レイヤのデータから生成されるコードワードである、
プログラム。
(25)
複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整に関する情報を取得することと、
前記情報に基づいて、端末装置における受信処理を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体であり、
前記複数のレイヤは、コードブックを用いた非直交多重化の対象となるレイヤであり、
前記複数のレイヤの前記コードワードの各々は、レイヤのためのコードブックに基づいて当該レイヤのデータから生成されるコードワードである、
記録媒体。
(26)
プロセッサにより、
コードブックを用いた非直交多重化の対象となるレイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成することと、
前記コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行うことと、
を含む方法。
(27)
コードブックを用いた非直交多重化の対象となるレイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成することと、
前記コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(28)
コードブックを用いた非直交多重化の対象となるレイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成することと、
前記コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
1 システム
10 ブロック
100 基地局
101 セル
151 コードワード生成部
153 調整部
155、161 情報取得部
157、163 通知部
200 基地局
241、251 情報取得部
243 制御部
253 コードワード生成部
255 調整部

Claims (20)

  1. コードブックを用いた非直交多重化の対象となる複数のレイヤの各々について、レイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成する生成部と、
    前記複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う調整部と、
    を備える装置。
  2. 前記調整は、複数のレイヤのコードワードからそれぞれ生成される1つ以上の多重化コードワード内の少なくとも2つの信号要素の間で、送信に使用される無線リソースを交換することを含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記1つ以上の多重化コードワードは、2つ以上の多重化コードワードである、請求項2に記載の装置。
  4. 前記1つ以上の多重化コードワードは、単一の多重化コードワードである、請求項2に記載の装置。
  5. 前記調整は、巡回シフトにより、前記少なくとも2つの信号要素の間で、送信に使用される前記無線リソースを交換することを含む、請求項2に記載の装置。
  6. 前記調整は、インターリーブパターンに従って、前記少なくとも2つの信号要素の間で、送信に使用される前記無線リソースを交換することを含む、請求項2に記載の装置。
  7. 前記インターリーブパターンを端末装置に通知する通知部をさらに備える、請求項6に記載の装置。
  8. 前記無線リソースは、周波数リソースである、請求項1に記載の装置。
  9. 前記周波数リソースは、サブキャリアである、請求項8に記載の装置。
  10. 前記無線リソースは、時間リソースである、請求項1に記載の装置。
  11. 前記時間リソースは、シンボル、スロット、サブフレーム又は無線フレームである、請求項10に記載の装置。
  12. 前記調整部は、時間方向において動的に又は準静的に前記調整を行う、請求項1に記載の装置。
  13. 前記調整部は、所定の周期で前記調整を行う、請求項12に記載の装置。
  14. 前記調整部は、チャネル特性に基づいて前記調整を行う、請求項12に記載の装置。
  15. 前記調整部は、前記複数のレイヤに含まれるレイヤの数が所定数を超える場合に、前記調整を行う、請求項12に記載の装置。
  16. 前記調整部は、コードワードの所定の組合せが前記複数のコードワードに含まれる場合に、前記調整を行う、請求項1に記載の装置。
  17. 前記調整に関する情報を端末装置に通知する通知部をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  18. プロセッサにより、
    コードブックを用いた非直交多重化の対象となる複数のレイヤの各々について、レイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成することと、
    前記複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行うことと、
    を含む方法。
  19. 複数のレイヤのコードワードの多重化により得られる多重化コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整に関する情報を取得する取得部と、
    前記情報に基づいて、端末装置における受信処理を行う制御部と、
    を備え、
    前記複数のレイヤは、コードブックを用いた非直交多重化の対象となるレイヤであり、
    前記複数のレイヤの前記コードワードの各々は、レイヤのためのコードブックに基づいて当該レイヤのデータから生成されるコードワードである、
    装置。
  20. コードブックを用いた非直交多重化の対象となるレイヤのためのコードブックに基づいて、当該レイヤのデータから当該レイヤのコードワードを生成する生成部と、
    前記コードワード内の信号要素の送信に使用される無線リソースの調整を行う調整部と、
    を備える装置。
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