JPWO2016072470A1 - 基地局、装置、及び無線端末 - Google Patents
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Abstract
実施形態に係る基地局は、移動通信ネットワークに設けられる。前記基地局は、無線端末が前記移動通信ネットワークから無線LANにEPC(Evolved Packet Core)との間の通信経路を切り替えたことを示す第1の切り替え情報を前記EPCから受信するネットワーク通信部と、前記第1の切り替え情報の受信に応じて、前記無線LANに前記無線端末が滞在する滞在時間の計時を開始する制御部と、を備える。
Description
本発明は、移動通信ネットワークと無線LANとの間で通信経路を切り替える処理を行うシステムで用いる基地局、装置、及び無線端末に関する。
従来、無線端末が移動通信ネットワークと無線LANとの間で通信経路を切り替える技術が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。通信経路は、無線端末と基幹ネットワークとの間に確立されており、APN(Access Point Name)単位(又はベアラ単位)での切り替えが可能である。
このような通信経路の切り替えは、ネットワークを選択するネットワークセレクション及びトラフィックのルーティングを行うトラフィックステアリングにより行われる。また、LTE(Long Term Evolution)において、移動通信ネットワークはE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)と称され、基幹ネットワークはEPC(Evolved Packet Core)と称される。
無線端末は、移動通信ネットワーク側の第1情報が第1条件を満たすか否か及び無線LAN側の第2情報が第2条件を満たすか否かに基づいて、切り替えを行うか否かを判定する。第1情報は、例えば、参照信号受信電力(RSRP)の測定結果(RSRPmeas)及び参照信号受信品質(RSRQ)の測定結果(RSRQmeas)である。第2情報は、例えば、無線LANのチャネル利用値、無線LANのバックホール値、受信信号強度指示子(RSSI)である。
ところで、移動通信ネットワークと無線LANとの間で通信経路を切り替えるか否かを判定するための判定パラメータは、移動通信ネットワークに設けられる基地局から無線端末に対して通知される。判定パラメータとしては、無線端末に対して個別に通知される個別パラメータ及び無線端末に対して報知される報知パラメータが存在する。
TS36.304 V12.1.0
実施形態に係る基地局は、移動通信ネットワークに設けられる。前記基地局は、無線端末が前記移動通信ネットワークから無線LANにEPC(Evolved Packet Core)との間の通信経路を切り替えたことを示す第1の切り替え情報を前記EPCから受信するネットワーク通信部と、前記第1の切り替え情報の受信に応じて、前記無線LANに前記無線端末が滞在する滞在時間の計時を開始する制御部と、を備える。
実施形態に係る装置は、EPC(Evolved Packet Core)を構成する。前記装置は、無線端末が移動通信ネットワークから無線LANに前記EPCとの間の通信経路を切り替えたことを検知すると、前記無線LANに前記無線端末が滞在する滞在時間の計時を開始する制御部を備える。
実施形態に係る無線端末は、移動通信ネットワークを構成する基地局に対して、無線LANから前記移動通信ネットワークにEPC(Evolved Packet Core)との間の通信経路を切り替えたことを示す切り替え情報を送信する。前記切り替え情報は、前記無線端末と前記基地局との間にRRC接続を確立するためのメッセージ又は前記無線端末と前記基地局との間のRRC接続の再構成のためのメッセージに含まれる。
[実施形態の概要]
背景技術では、無線端末が移動通信ネットワークから無線LANに通信経路を切り替える処理(オフロード処理)及び同一の無線端末が無線LANから移動通信ネットワークに通信経路を切り替える処理(リオフロード処理)を繰り返す現象(以下、ピンポン現象)が懸念される。
背景技術では、無線端末が移動通信ネットワークから無線LANに通信経路を切り替える処理(オフロード処理)及び同一の無線端末が無線LANから移動通信ネットワークに通信経路を切り替える処理(リオフロード処理)を繰り返す現象(以下、ピンポン現象)が懸念される。
このようなピンポン現象を抑制する観点では、基地局が判定パラメータを最適化することが好ましい。しかしながら、現在の仕組みでは、判定パラメータを最適化するための情報が不十分であり、判定パラメータを適切に最適化することができない。
そこで、実施形態は、判定パラメータを最適化するための情報を取得可能とする基地局、装置、及び無線端末を提供する。
実施形態に係る基地局は、移動通信ネットワークに設けられる。前記基地局は、無線端末が前記移動通信ネットワークから無線LANにEPC(Evolved Packet Core)との間の通信経路を切り替えたことを示す第1の切り替え情報を前記EPCから受信するネットワーク通信部と、前記第1の切り替え情報の受信に応じて、前記無線LANに前記無線端末が滞在する滞在時間の計時を開始する制御部と、を備える。
前記第1の切り替え情報は、前記EPCから送信される第1のメッセージに含まれており、前記第1のメッセージは、前記基地局を介して前記無線端末と前記EPCとの間に確立された1又は複数のベアラの解放を指示するためのメッセージであってもよい。
前記ネットワーク通信部は、前記無線端末が前記無線LANから前記移動通信ネットワークに前記通信経路を切り替えたことを示す第2の切り替え情報を前記EPCから受信し、前記制御部は、前記第2の切り替え情報の受信に応じて、前記滞在時間の計時を終了してもよい。
前記第2の切り替え情報は、前記EPCから送信される第2のメッセージに含まれており、前記第2のメッセージは、前記無線端末と前記EPCとの間に前記基地局を介する1又は複数のベアラの確立を要求するためのメッセージであってもよい。
前記制御部は、前記無線端末が前記無線LANに前記通信経路を切り替えた後、前記無線端末と関連付けられた識別子を保持し、前記第2のメッセージは、前記無線端末と関連付けられた識別子を含み、前記制御部は、前記保持している識別子及び前記第2のメッセージに含まれる前記識別子に基づいて、前記無線端末が前記移動通信ネットワークに通信経路を切り替えたことを検知してもよい。
前記無線端末が前記無線LANから前記移動通信ネットワークに前記通信経路を切り替えたことを示す第2の切り替え情報を前記無線端末から受信する無線通信部を備え、前記制御部は、前記第2の切り替え情報の受信に応じて、前記滞在時間の計時を終了してもよい。
前記第2の切り替え情報は、前記無線端末から送信される第3のメッセージに含まれ、前記第3のメッセージは、前記無線端末と前記基地局との間にRRC接続を確立するためのメッセージ、又は前記無線端末と前記基地局との間のRRC接続の再構成のためのメッセージであってもよい。
前記制御部は、前記無線端末が前記無線LANに前記通信経路を切り替えた後、前記無線端末と関連付けられた識別子を保持し、前記第3のメッセージは、前記無線端末と関連付けられた識別子を含み、前記制御部は、前記保持している識別子及び前記第3のメッセージに含まれる前記識別子に基づいて、前記無線端末が前記移動通信ネットワークに前記通信経路を切り替えたことを検知してもよい。
前記ネットワーク通信部は、前記EPCから閾値を受信し、前記制御部は、前記計時した滞在時間を前記閾値と比較し、当該滞在時間が前記閾値未満であることに応じてパラメータを決定し、前記パラメータは、前記無線端末が前記移動通信ネットワークから前記無線LANに前記通信経路を切り替えるか否かの判定に用いるパラメータであってもよい。
実施形態に係る装置は、EPC(Evolved Packet Core)を構成する。前記装置は、無線端末が移動通信ネットワークから無線LANに前記EPCとの間の通信経路を切り替えたことを検知すると、前記無線LANに前記無線端末が滞在する滞在時間の計時を開始する制御部を備える。
前記制御部は、前記無線端末が前記無線LANから前記移動通信ネットワークに前記通信経路を切り替えたことを検知すると、前記滞在時間の計時を終了して、前記移動通信ネットワークを構成する基地局に前記滞在時間に基づく情報を通知してもよい。
実施形態に係る無線端末は、移動通信ネットワークを構成する基地局に対して、無線LANから前記移動通信ネットワークにEPC(Evolved Packet Core)との間の通信経路を切り替えたことを示す切り替え情報を送信する。前記切り替え情報は、前記無線端末と前記基地局との間にRRC接続を確立するためのメッセージ又は前記無線端末と前記基地局との間のRRC接続の再構成のためのメッセージに含まれる。
[第1実施形態]
(通信システムの構成)
以下において、第1実施形態に係る通信システムについて説明する。図1は、第1実施形態に係る通信システム1を示す図である。第1実施形態において、移動通信方式としてLTEが採用されている。
(通信システムの構成)
以下において、第1実施形態に係る通信システムについて説明する。図1は、第1実施形態に係る通信システム1を示す図である。第1実施形態において、移動通信方式としてLTEが採用されている。
図1に示すように、通信システム1は、E−UTRAN10と、EPC20と、WLAN(無線LAN)30と、外部パケットネットワーク40と、UE(User Equipment)100と、を備える。UE100は、無線端末に相当する。第1実施形態において、E−UTRAN10は移動通信ネットワークに相当する。また、EPC20は基幹ネットワークに相当する。
E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。第1実施形態において、eNB200は、移動通信ネットワークに設けられる基地局に相当する。eNB200は、1つ又は複数のセルを管理する。なお、セルとは、地理的なエリアを示す用語と考えてもよく、UE100と無線通信を行う機能と考えてもよい。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300と、P−GW(Packet Data Network Gateway)400と、を含む。MMEは、UE100の位置登録及びハンドオーバなどの各種モビリティ制御などを行う。S−GWは、P−GW400とeNB200との間でユーザデータを中継する制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
P−GW400は、外部パケットネットワーク40との接続点としての機能と、WLAN30との接続点としての機能と、を有する。P−GW400は、UE100へのIPアドレスの割り当て、及びベアラ確立時の認証などを行う。また、P−GW400は、外部パケットネットワーク40から又は外部パケットネットワーク40にユーザデータを中継する制御を行う。第1実施形態において、P−GW400は、基幹ネットワークに設けられる基幹ネットワーク装置に相当する。
外部パケットネットワーク40は、EPC20の外部に設けられており、インターネット及び/又はオペレータサービスネットワークなどのパケットネットワークである。
WLAN30は、アクセスポイント(AP)500を含む。AP500は、例えばIEEE 802.11諸規格に準拠して構成される。AP500は、LTE通信の周波数帯とは異なる周波数帯(例えば、アンライセンスドバンド)でUE100との無線通信を行う。
UE100は、携帯電話又はタブレットなどの端末、又はカード型端末である。UE100は、eNB200と無線通信を行う機能に加えて、AP500と無線通信を行う機能を有する。UE100の構成については後述する。
なお、AP500とP−GW400との間にePDG(enhanced Packet DataGateway)が設けられてもよい。ePDGは、セキュリティ上信用できないWLANを収容するために、UE100とIPSecトンネルを張るためのEPC20側のエンドポイントである。また、eNB200とAP500との間に直接的なインターフェイスが設けられてもよい。
(切り替え処理の概要)
以下において、UE100がE−UTRAN10とWLAN50との間で通信経路を切り替える切り替え処理(例えば、ネットワークセレクション及びトラフィックステアリング)を行う方法について説明する。図2は、第1実施形態に係る切り替え処理を示す図である。
以下において、UE100がE−UTRAN10とWLAN50との間で通信経路を切り替える切り替え処理(例えば、ネットワークセレクション及びトラフィックステアリング)を行う方法について説明する。図2は、第1実施形態に係る切り替え処理を示す図である。
図2に示すように、eNB200は、自身のカバレッジエリアにおいてLTEの移動通信サービスを提供する。eNB200のカバレッジエリアは、1つ又は複数のセルによって構成される。AP500は、自身のカバレッジエリアにおいて無線LANサービスを提供する。AP500のカバレッジエリアの一部又は全部は、eNB200のカバレッジエリアと重複する。
RRCコネクティッド状態又はRRCアイドル状態のUE100は、E−UTRAN10及びWLAN50のうちトラフィックを送受信する無線アクセスネットワークを選択するために切り替え処理を行う。詳細には、E−UTRAN10側の第1情報が第1条件を満たしており、かつ、WLAN50側の第2情報が第2条件を満たしている状態が所定期間に亘って継続する場合に、切り替え処理(例えば、ネットワークセレクション及びトラフィックステアリング)が実行される。
UE100とP−GW400との間には、トラフィックを送受信するための通信経路が確立されている。第1実施形態において、切り替え処理は、UE100が、E−UTRAN10からWLAN50に対して通信経路を切り替える処理、及び、WLAN50からE−UTRAN10に対して通信経路を切り替える処理の双方を含む。また、通信経路の切り替えは、APN単位で行われる。或いは、通信経路の切り替えは、ベアラ単位で行われてもよい。
ここで、E−UTRAN10側の第1情報は、例えば、受信信号の信号レベル(RSRP;Reference Signal Received Power)の測定結果(RSRPmeas)及び受信信号の信号品質(RSRQ;Reference Signal Received Quality)の測定結果(RSRQmeas)である。
WLAN50側の第2情報は、例えば、WLAN50のチャネル利用値(ChannelUtilizationWLAN)、WLAN50の下りリンクのバックホール値(BackhaulRateDlWLAN)、WLAN50の上りリンクのバックホール値(BackhaulRateUlWLAN)、受信信号の信号レベル(RSSI;Received Signal Strength Indicator)である。
・E−UTRAN10からWLAN50に対する切り替え処理
UE100がE−UTRAN10からWLAN50に対して通信経路を切り替える第1条件は、例えば、以下の条件(1a)又は(1b)のいずれかが満たされることである。但し、第1条件は、以下の条件(1a)〜(1b)の全てが満たされることであってもよい。
UE100がE−UTRAN10からWLAN50に対して通信経路を切り替える第1条件は、例えば、以下の条件(1a)又は(1b)のいずれかが満たされることである。但し、第1条件は、以下の条件(1a)〜(1b)の全てが満たされることであってもよい。
(1a)RSRPmeas<ThreshServingOffloadWLAN,LowP
(1b)RSRQmeas<ThreshServingOffloadWLAN,LowQ
(1b)RSRQmeas<ThreshServingOffloadWLAN,LowQ
なお、“ThreshServingOffloadWLAN,LowP”及び“ThreshServingOffloadWLAN,LowQ”は、eNB200から提供される閾値又は予め定められた閾値である。
UE100がE−UTRAN10からWLAN50に対して通信経路を切り替える第2条件は、例えば、以下の条件(1c)〜(1f)の全てが満たされることである。但し、第2条件は、以下の条件(1c)〜(1f)のいずれかが満たされることであってもよい。
(1c)ChannelUtilizationWLAN<ThreshChUtilWLAN,Low
(1d)BackhaulRateDlWLAN>ThreshBackhRateDLWLAN,High
(1e)BackhaulRateUlWLAN>ThreshBackhRateULWLAN,High
(1f)RSSI>ThreshBEACONRSSI,High
(1d)BackhaulRateDlWLAN>ThreshBackhRateDLWLAN,High
(1e)BackhaulRateUlWLAN>ThreshBackhRateULWLAN,High
(1f)RSSI>ThreshBEACONRSSI,High
なお、“ThreshChUtilWLAN,Low”、“ThreshBackhRateDLWLAN,High”、“ThreshBackhRateULWLAN,High”及び“ThreshBEACONRSSI,High”は、eNB200から提供される閾値又は予め定められた閾値である。
・WLAN50からE−UTRAN10に対する切り替え処理
UE100がWLAN50からE−UTRAN10に対して通信経路を切り替える第1条件は、例えば、以下の条件(2a)及び(2b)が満たされることである。但し、第1条件は、以下の条件(2a)又は(2b)のいずれかが満たされることであってもよい。
UE100がWLAN50からE−UTRAN10に対して通信経路を切り替える第1条件は、例えば、以下の条件(2a)及び(2b)が満たされることである。但し、第1条件は、以下の条件(2a)又は(2b)のいずれかが満たされることであってもよい。
(2a)RSRPmeas>ThreshServingOffloadWLAN,HighP
(2b)RSRQmeas>ThreshServingOffloadWLAN,HighQ
(2b)RSRQmeas>ThreshServingOffloadWLAN,HighQ
なお、“ThreshServingOffloadWLAN,HighP”及び“ThreshServingOffloadWLAN,HighQ”は、eNB200から提供される閾値又は予め定められた閾値である。
UE100がWLAN50からE−UTRAN10に対して通信経路を切り替える第2条件は、例えば、以下の条件(2c)〜(2f)のいずれかが満たされることである。但し、第2条件は、以下の条件(2c)〜(2f)の全てが満たされることであってもよい。
(2c)ChannelUtilizationWLAN>ThreshChUtilWLAN,High
(2d)BackhaulRateDlWLAN<ThreshBackhRateDLWLAN,Low
(2e)BackhaulRateUlWLAN<ThreshBackhRateULWLAN,Low
(2f)RSSI<ThreshBEACONRSSI,Low
(2d)BackhaulRateDlWLAN<ThreshBackhRateDLWLAN,Low
(2e)BackhaulRateUlWLAN<ThreshBackhRateULWLAN,Low
(2f)RSSI<ThreshBEACONRSSI,Low
なお、“ThreshChUtilWLAN,High”、“ThreshBackhRateDLWLAN,Low”、“ThreshBackhRateULWLAN,Low”及び“ThreshBEACONRSSI,Low”は、eNB200から提供される閾値又は予め定められた閾値である。
なお、上述した閾値が提供されていない場合には、UE100は、閾値が提供されていない情報の取得(すなわち、受信又は測定)を省略してもよい。
第1実施形態において、上述した各種閾値は、UE100がE−UTRAN10とWLAN50との間で通信経路を切り替える切り替え処理を行うか否かを判定するための判定パラメータ(例えば、RAN assistance parameter)の一例である。すなわち、判定パラメータは、“ThreshServingOffloadWLAN,LowP”、“ThreshServingOffloadWLAN,LowQ”、“ThreshChUtilWLAN,Low”、“ThreshBackhRateDLWLAN,High”、“ThreshBackhRateULWLAN,High”、“ThreshBEACONRSSI,High”、“ThreshServingOffloadWLAN,HighP”、“ThreshServingOffloadWLAN,HighQ”、“ThreshChUtilWLAN,High”、“ThreshBackhRateDLWLAN,Low”、“ThreshBackhRateULWLAN,Low”及び“ThreshBEACONRSSI,Low”の中から選択された1つ以上の値を含む。
さらに、判定パラメータは、第1条件又は第2条件が満たされている状態が継続すべき所定期間(TsteeringWLAN)を含んでもよい。
判定パラメータとしては、eNB200からUE100に対して個別に通知される個別パラメータ及びeNB200からUE100に対して報知される報知パラメータが存在する。個別パラメータは、例えば、eNB200からUE100に送信されるRRCメッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration)に含まれる。報知パラメータは、例えば、eNB200から報知されるSIB(例えば、WLAN−OffloadConfig−r12)に含まれる。UE100は、報知パラメータに加えて個別パラメータを受信した場合に、報知パラメータよりも個別パラメータを優先して適用することに留意すべきである。
このような切り替え処理において、判定パラメータが適切に設定されていない場合、UE100がE−UTRAN10からWLAN30に通信経路を切り替える処理(オフロード処理)及び同一のUE100がWLAN30からE−UTRAN10に通信経路を切り替える処理(リオフロード処理)を繰り返すピンポン現象が発生し得る。
(無線端末の構成)
以下において、第1実施形態に係るUE100(無線端末)の構成について説明する。図3は、第1実施形態に係るUE100の構成を示すブロック図である。
以下において、第1実施形態に係るUE100(無線端末)の構成について説明する。図3は、第1実施形態に係るUE100の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、UE100は、LTE無線通信部110と、WLAN無線通信部120と、制御部130と、を含む。
LTE無線通信部110は、eNB200と無線通信を行う機能を有し、例えば、無線送受信機によって構成される。例えば、LTE無線通信部110は、eNB200から参照信号を定期的に受信する。LTE無線通信部110は、参照信号の信号レベル(RSRP)及び参照信号の信号品質(RSRQ)を定期的に測定する。LTE無線通信部110は、判定パラメータとして個別パラメータ及び報知パラメータをeNB200から受信する。
WLAN無線通信部120は、AP500と無線通信を行う機能を有し、例えば、無線送受信機によって構成される。例えば、WLAN無線通信部120は、AP500からビーコン又はプローブ応答を受信する。ビーコン又はプローブ応答は、BBS Load情報要素を含み、WLAN50のチャネル利用値(ChannelUtilizationWLAN)は、BBS Load情報要素から取得することができる。
WLAN無線通信部120は、AP500に対する要求(GAS(Generic Advertisement Service) Request)に応じてAP500から返信される応答(GAS Response)を受信する。応答(GAS Response)は、WLAN50の下りリンクのバックホール値(BackhaulRateDlWLAN)及びWLAN50の上りリンクのバックホール値(BackhaulRateUlWLAN)を含む。このような問合せ手順は、WFA(Wi−Fi Alliance)のHotspot2.0で規定されるANQP(Access Network Query Protocol)に従って行われる。
WLAN無線通信部120は、AP500から信号を受信する。WLAN無線通信部120は、受信信号の信号レベル(RSSI)を測定する。受信信号の信号レベル(RSSI)は、ビーコン又はプローブ応答の信号強度である。
制御部130は、CPU(プロセッサ)及びメモリ等によって構成されており、UE100を制御する。詳細には、制御部130は、LTE無線通信部110及びWLAN無線通信部120を制御する。また、制御部130は、E−UTRAN10側の第1情報が第1条件を満たしており、かつ、WLAN50側の第2情報が第2条件を満たしている状態が所定期間に亘って継続する場合に、E−UTRAN10とWLAN50との間で通信経路を切り替える切り替え処理を実行する。
(基地局の構成)
以下において、第1実施形態に係るeNB200(基地局)の構成について説明する。図4は、第1実施形態に係るeNB200の構成を示すブロック図である。
以下において、第1実施形態に係るeNB200(基地局)の構成について説明する。図4は、第1実施形態に係るeNB200の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、eNB200は、LTE無線通信部210と、制御部220と、ネットワーク通信部230と、を含む。
LTE無線通信部210は、UE100と無線通信を行う機能を有する。例えば、LTE無線通信部210は、UE100に対して参照信号を定期的に送信する。LTE無線通信部210は、例えば、無線送受信機によって構成される。
LTE無線通信部210は、判定パラメータとして個別パラメータ及び報知パラメータをUE100に送信する。上述したように、LTE無線通信部210は、RRCメッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration)によって個別パラメータをUE100に通知し、SIB(例えば、WLAN−OffloadConfig−r12)によって報知パラメータをUE100に通知する。
制御部220は、CPU(プロセッサ)及びメモリ等によって構成されており、eNB200を制御する。詳細には、制御部220は、LTE無線通信部210及びネットワーク通信部230を制御する。なお、制御部220を構成するメモリが記憶部として機能してもよいし、制御部220を構成するメモリとは別に記憶部を構成するメモリが設けられてもよい。
ネットワーク通信部230は、X2インターフェイスを介して近隣基地局と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GWと接続される。ネットワーク通信部230は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
このように構成されたeNB200において、ネットワーク通信部230は、eNB200を介してEPC20との間に通信経路を有するUE100がeNB200からWLAN50に通信経路を切り替えたことを示す第1の切り替え情報(steer from LTE to WLAN)をEPC20から受信する。第1実施形態において、第1の切り替え情報は、EPC20から送信される第1のメッセージに含まれている。第1のメッセージは、eNB200を介してUE100とEPC20との間に確立された1又は複数のベアラ(E−RAB;E−UTRAN Radio Access Bearer)の解放を指示するためのメッセージ(E−RAB Release Command)である。E−RABは、eNB200とS−GW300との間のS1ベアラ、及びeNB200とUE100との間の無線ベアラにより構成される。
制御部220は、第1の切り替え情報の受信に応じて、WLAN50にUE100が滞在する滞在時間の計時を開始する。詳細には、制御部220は、第1の切り替え情報を受信した際にWLAN滞在タイマを起動する。
また、ネットワーク通信部230は、UE100がWLAN50からE−UTRAN10に通信経路を切り替えたことを示す第2の切り替え情報(steer from WLAN to LTE)をEPC20から受信する。第1実施形態では、第2の切り替え情報は、EPC20から送信される第2のメッセージに含まれている。第2のメッセージは、UE100とEPC20との間にeNB200を介する1又は複数のベアラ(E−RAB)の確立を要求するためのメッセージ(E−RAB Setup Request)である。
制御部220は、第2の切り替え情報の受信に応じて、滞在時間の計時を終了する。詳細には、制御部220は、第2の切り替え情報を受信した際にWLAN滞在タイマを停止し、WLAN滞在タイマの値を滞在時間として取得する。
第1実施形態において、制御部220は、UE100がWLAN50に通信経路を切り替えた後、UE100と関連付けられた識別子を保持する。第2のメッセージ(E−RAB Release Command)は、UE100と関連付けられた識別子を含む。制御部220は、保持している識別子及び第2のメッセージに含まれる識別子に基づいて、UE100が自eNB200に通信経路を切り替えたことを検知する。詳細には、保持している識別子及び第2のメッセージに含まれる識別子が一致する場合、制御部220は、UE100がWLAN30に通信経路を切り替えた後に自eNB200に再び通信経路を切り替えたとみなす。
第1実施形態において、UE100と関連付けられた識別子は、TEID(Tunnel Endpoint Identifier)である。但し、TEID以外の識別子を使用してもよい。TEIDは、eNB200とEPC20との間のIPトンネルを識別するための識別子である。IPトンネルはUE100ごとに割り当てられる。eNB200とEPC20との間で送受信されるユーザデータにはTEIDが付加される。
第1実施形態において、ネットワーク通信部230は、EPC20から閾値(Ping−pong thereshold)を受信する。閾値は、ピンポン現象が発生しているか否かを判定するための閾値である。閾値(Ping−pong thereshold)は、制御部220に事前設定されたものであってもよい。
制御部220は、計時した滞在時間を閾値と比較し、滞在時間が閾値未満であることに応じてパラメータを決定する。パラメータは、UE100がE−UTRAN10からWLAN50に通信経路を切り替えるか否かの判定に用いるパラメータ(判定パラメータ)である。
詳細には、制御部220は、滞在時間が閾値未満である場合、ピンポン現象が発生していると判定し、判定パラメータの最適化を行う。例えば、eNB200は、E−UTRAN10側の第1情報に関する閾値を低く設定する。或いは、eNB200−1は、WLAN50側の第2情報に関する閾値を高く設定する。つまり、eNB200は、WLAN50へのオフロード処理が実行されにくくなるような判定パラメータに設定する。
或いは、制御部220は、所定期間(TsteeringWLAN)を示すタイマ(Tsteering WLAN Timer)の最適化を行う。当該タイマは、オフロード処理又はリオフロード処理を実行するために、第1情報が第1条件を満たしている状態又は第2情報が第2条件を満たしている状態が継続すべき最小の時間(TsteeringWLAN)を計測するためのタイマである。例えば、eNB200は、当該タイマを現在の設定値よりも長く設定する。
(基幹ネットワーク装置の構成)
以下において、第1実施形態に係るP−GW400(基幹ネットワーク装置)の構成について説明する。図5は、第1実施形態に係るP−GW400の構成を示すブロック図である。
以下において、第1実施形態に係るP−GW400(基幹ネットワーク装置)の構成について説明する。図5は、第1実施形態に係るP−GW400の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、P−GW400は、制御部410と、ネットワーク通信部420と、を含む。
制御部410は、CPU(プロセッサ)及びメモリ等によって構成されており、P−GW400を制御する。詳細には、制御部410は、ネットワーク通信部420を制御する。なお、制御部410を構成するメモリが記憶部として機能してもよいし、制御部410を構成するメモリとは別に記憶部を構成するメモリが設けられてもよい。
ネットワーク通信部420は、MME/S−GW300、AP500、及び外部パケットネットワーク40と接続される。ネットワーク通信部420は、MME/S−GW300、AP500、及び外部パケットネットワーク40との通信に用いられる。さらに、ネットワーク通信部420は、所定のインターフェイスを介してeNB200と接続されてもよい。
このように構成されたP−GW400において、制御部410は、eNB200を介してEPC20との間に通信経路を有するUE100がeNB200からWLAN50に通信経路を切り替えたこと(すなわち、オフロード処理)を検知する。例えば、制御部410は、UE100のユーザデータの流れに基づいて、オフロード処理を検知する。或いは、制御部410は、UE100からの通知に基づいて、オフロード処理を検知してもよい。
オフロード処理を検知した場合、ネットワーク通信部420は、第1の切り替え情報(steer from LTE to WLAN)を含む第1のメッセージ(E−RAB Release Command)をeNB200に送信する。ネットワーク通信部420は、MME/S−GW300を介して第1のメッセージをeNB200に送信してもよい。
第1実施形態において、制御部410は、UE100がWLAN50に通信経路を切り替えた後、UE100と関連付けられた識別子を保持する。第1実施形態において、UE100と関連付けられた識別子は、TEID(Tunnel Endpoint Identifier)である。但し、TEID以外の識別子を使用してもよい。
また、制御部410は、UE100がWLAN50からE−UTRAN10に通信経路を切り替えたこと(すなわち、リオフロード処理)を検知する。例えば、制御部410は、UE100のユーザデータの流れに基づいて、リオフロード処理を検知する。或いは、制御部410は、UE100からの通知に基づいて、リオフロード処理を検知してもよい。リオフロード処理を検知した場合、制御部410は、保持しているTEIDをUE100のために割り当てる。
また、リオフロード処理を検知した場合、ネットワーク通信部420は、第2の切り替え情報(steer from WLAN to LTE)を含む第2のメッセージ(E−RAB Setup Request)をeNB200に送信する。ネットワーク通信部420は、MME/S−GW300を介して第2のメッセージをeNB200に送信してもよい。第2のメッセージは、UE100のために割り当てられたTEIDを含む。
(第1実施形態に係る動作シーケンス)
次に、第1実施形態に係る動作シーケンスについて説明する。詳細には、ピンポン現象を抑制するために、判定パラメータを最適化するための情報を取得する動作について説明する。
次に、第1実施形態に係る動作シーケンスについて説明する。詳細には、ピンポン現象を抑制するために、判定パラメータを最適化するための情報を取得する動作について説明する。
図6は、第1実施形態に係る動作を示すシーケンス図である。本シーケンスの初期状態において、UE100とP−GW400との間には通信経路が確立されている。詳細には、UE100とEPC20との間にeNB200を介する1又は複数のベアラ(E−RAB)が確立されている。また、UE100とeNB200との間にはRRC接続(及び無線ベアラ)が確立されており、eNB200とEPC20の間にはS1接続(S1ベアラ)が確立されている。
図6に示すように、本シーケンスに先立ち、P−GW400は、閾値(Ping−pong thereshold)をeNB200に設定する(ステップS101)。閾値(Ping−pong thereshold)は、ネットワークの運用・管理などを行うOAM(Operations Administration Maintenance)からeNB200に設定されてもよい。
ステップS102において、UE100は、eNB200からAP500へのオフロード処理を行うことを決定する。
ステップS103において、UE100は、eNB200からAP500へのオフロード処理を行う。P−GW400は、オフロード処理を検知する。
ステップS104において、P−GW400は、オフロード処理の前にUE100のIPトンネル又はGTP(GPRS Tunnel Protocol)トンネルに割り当てられていたTEIDを保持する。
ステップS105において、P−GW400(又はMME/S−GW300)は、第1の切り替え情報(steer from LTE to WLAN)を含む第1のメッセージ(E−RAB Release Command)をeNB200に送信する。eNB200は、第1のメッセージを受信する。その結果、E−RAB(無線ベアラ及びS1ベアラ)が解放される。
ステップS106において、P−GW400は、WLAN滞在タイマを起動する。第1実施形態において、P−GW400のWLAN滞在タイマは、P−GW400がTEIDを保持すべき期間を規定するために使用される。
ステップS107において、eNB200は、オフロード処理の前にUE100のIPトンネル又はGTPトンネルに割り当てられていたTEIDを保持する。
ステップS108において、eNB200は、WLAN滞在タイマを起動する。WLAN滞在タイマは、ステップS107において保持したTEIDと関連付けられている。
ステップS109において、UE100は、eNB200とのRRC接続を解放する。詳細には、eNB200からUE100にRRC解放メッセージを送信することにより、UE100がeNB200とのRRC接続を解放する。
ステップS110において、UE100は、AP500との接続(WLAN接続)を確立する。
ステップS111において、AP500とP−GW400との間に接続(IPトンネル)が確立される。その結果、UE100とP−GW400との間の通信経路がeNB200からAP500に切り替わる。
オフロード処理の後、eNB200及びP−GW400は、WLAN滞在タイマの値(すなわち、UE100のWLAN滞在時間)を閾値と比較する。WLAN滞在タイマの値が閾値を超えた場合、eNB200及びP−GW400は、保持していたTEIDを破棄する(ステップS112、S113)。以下において、WLAN滞在タイマの値が閾値を超えないと仮定して、説明を進める。
ステップS114において、UE100は、AP500からeNB200へのリオフロード処理を行うことを決定する。
ステップS115において、UE100は、AP500からeNB200へのリオフロード処理を行う。P−GW400は、リオフロード処理を検知する。
ステップS116において、P−GW400は、保持していたTEIDをUE100のIPトンネル又はGTPトンネルに割り当てる。
ステップS117において、P−GW400(又はMME/S−GW300)は、第2の切り替え情報(steer from WLAN to LTE)及び保持していたTEIDを含む第2のメッセージ(E−RAB Setup Request)をeNB200に送信する。eNB200は、第2のメッセージを受信する。
ステップS118において、eNB200は、第2のメッセージに含まれるTEIDに関連付けられているWLAN滞在タイマを停止する。
ステップS119において、eNB200は、WLAN滞在タイマの値が閾値未満である場合に、ピンポン現象が発生したと判定し、判定パラメータを変更する。
ステップS120において、UE100及びeNB200は、接続(RRC接続)を確立するための処理を行う。
ステップS121において、UE100は、eNB200との接続(RRC接続)を確立する。
ステップS122において、eNB200とP−GW400との間に接続(IPトンネル)が確立される。その結果、E−RAB(無線ベアラ及びS1ベアラ)が確立される。よって、UE100とP−GW400との間の通信経路がAP500からeNB200に切り替わる。
このように、第1実施形態によれば、ピンポン現象が発生したか否かをeNB200が判定し、ピンポン現象の発生に応じて判定パラメータを最適化することが可能となる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。
次に、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。
第1実施形態において、eNB200は、EPC20から送信される第2のメッセージ(E−RAB Setup Request)に基づいてリオフロード処理を検知していた。
これに対し、第2実施形態において、eNB200は、UE100から送信される情報に基づいてリオフロード処理を検知する。
詳細には、eNB200において、LTE無線通信部210は、UE100がWLAN50からE−UTRAN10に通信経路を切り替えたこと(すなわち、リオフロード処理)を示す第2の切り替え情報をUE100から受信する。制御部220は、第2の切り替え情報の受信に応じて、滞在時間の計時を終了する。
第2の切り替え情報は、UE100から送信される第3のメッセージに含まれている。第3のメッセージは、UE100とeNB200との間にRRC接続を確立するためのメッセージ(RRC Connection Request)、又はUE100とeNB200との間のRRC接続の再構成のためのメッセージ(RRC Connection Reconfiguration Complete)である。
また、制御部220は、UE100がWLAN50に通信経路を切り替えた後、UE100と関連付けられた識別子を保持する。第3のメッセージは、UE100と関連付けられた識別子を含む。制御部220は、保持している識別子及び第3のメッセージに含まれる識別子に基づいて、UE100がeNB200に通信経路を切り替えたことを検知する。
第2実施形態において、UE100と関連付けられた識別子は、C−RNTI(Cell−Radio Network Temporary Identifier)である。但し、C−RNTI以外の識別子を使用してもよい。C−RNTIは、eNB200がUE100の制御のために一時的に割り当てる識別子である。
図7は、第2実施形態に係る動作を示すシーケンス図である。本シーケンスの初期状態において、UE100とP−GW400との間には通信経路が確立されている。詳細には、UE100とEPC20との間にeNB200を介する1又は複数のベアラ(E−RAB)が確立されている。また、UE100とeNB200との間にはRRC接続(及び無線ベアラ)が確立されており、eNB200とEPC20の間にはS1接続(S1ベアラ)が確立されている。
図7に示すように、本シーケンスに先立ち、P−GW400は、閾値(Ping−pong thereshold)をeNB200に通知する(ステップS201)。閾値(Ping−pong thereshold)は、OAMからeNB200に設定されてもよい。但し、ステップS201の処理は必須ではなく、省略されてもよい。eNB200は、閾値(Ping−pong thereshold)をUE100に通知する(ステップS202)。UE100への閾値の通知は、ブロードキャストで行われてもよい。
ステップS203において、UE100は、eNB200からAP500へのオフロード処理を行うことを決定する。
ステップS204において、UE100は、eNB200からAP500へのオフロード処理を行う。P−GW400は、オフロード処理を検知する。
ステップS205において、UE100は、オフロード処理の前にeNB200から割り当てられていたC−RNTIを保持する。
ステップS206において、P−GW400(又はMME/S−GW300)は、第1の切り替え情報(steer from LTE to WLAN)を含む第1のメッセージ(E−RAB Release Command)をeNB200に送信する。eNB200は、第1のメッセージを受信する。その結果、E−RAB(無線ベアラ及びS1ベアラ)が解放される。
ステップS207において、eNB200は、オフロード処理の前にUE100に割り当てていたC−RNTIを保持する。
ステップS208において、eNB200は、WLAN滞在タイマを起動する。WLAN滞在タイマは、ステップS207において保持したC−RNTIと関連付けられている。
ステップS209において、UE100は、eNB200とのRRC接続を解放する。詳細には、eNB200からUE100にRRC解放メッセージを送信することにより、UE100がeNB200とのRRC接続を解放する。
ステップS210において、UE100は、WLAN滞在タイマを起動する。第2実施形態において、UE100のWLAN滞在タイマは、UE100がC−RNTIを保持すべき期間を規定するために使用される。なお、ステップS210は、ステップS205と同時に行われてもよい。
ステップS211において、UE100は、AP500との接続(WLAN接続)を確立する。
ステップS212において、AP500とP−GW400との間に接続(IPトンネル)が確立される。その結果、UE100とP−GW400との間の通信経路がeNB200からAP500に切り替わる。
オフロード処理の後、UE100及びeNB200は、WLAN滞在タイマの値(すなわち、UE100のWLAN滞在時間)を閾値と比較する。WLAN滞在タイマの値が閾値を超えた場合、UE100及びeNB200は、保持していたC−RNTIを破棄する(ステップS213、S214)。以下において、WLAN滞在タイマの値が閾値を超えないと仮定して、説明を進める。
ステップS215において、UE100は、AP500からeNB200へのリオフロード処理を行うことを決定する。
ステップS216において、UE100は、AP500からeNB200へのリオフロード処理を行う。
ステップS217において、UE100は、eNB200とのRRC接続の確立を要求する第3のメッセージ(RRC Connection Request)をeNB200に送信する。第3のメッセージは、第2の切り替え情報(steer from WLAN to LTE)及びUE100が保持していたC−RNTIを含む。eNB200は、第3のメッセージを受信する。
ステップS218において、eNB200は、第3のメッセージに含まれるC−RNTIに関連付けられているWLAN滞在タイマを停止する。
ステップS219において、eNB200は、WLAN滞在タイマの値が閾値未満である場合に、ピンポン現象が発生したと判定し、判定パラメータを変更する。
ステップS220において、UE100及びeNB200は、接続(RRC接続)を確立する。
ステップS221において、eNB200とP−GW400との間に接続(IPトンネル)が確立される。その結果、E−RAB(無線ベアラ及びS1ベアラ)が確立される。よって、UE100とP−GW400との間の通信経路がAP500からeNB200に切り替わる。
このように、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、ピンポン現象が発生したか否かをeNB200が判定し、ピンポン現象の発生に応じて判定パラメータを最適化することが可能となる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。
次に、第3実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。
第1実施形態において、ピンポン現象が発生したか否かをeNB200が判定していた。
これに対し、第3実施形態においては、ピンポン現象が発生したか否かをP−GW400が判定する。
詳細には、P−GW400の制御部410は、E−UTRAN10に設けられたeNB200を介してEPC20との通信を行うUE100がeNB200からWLAN50に通信経路を切り替えたこと(すなわち、オフロード処理)を検知し、該検知に応じて、WLAN50にUE100が滞在する滞在時間の計時を開始する。
そして、制御部410は、UE100がWLAN50からeNB200に通信経路を切り替えたこと(すなわち、リオフロード処理)を検知すると、滞在時間の計時を終了して、eNB200に滞在時間に基づく情報を通知する。滞在時間に基づく情報とは、ピンポン現象が発生したことを示す情報である。或いは、滞在時間に基づく情報とは、滞在時間又はそのインデックス値であってもよい。
第3実施形態に係る動作シーケンスは、図6に示した動作シーケンスの一部を変更したものである。詳細には、ステップS118及びS119の処理をeNB200に代えてP−GW400が行い、その後、滞在時間に基づく情報をeNB200に通知する。eNB200は、滞在時間に基づく情報に基づいてピンポン現象が発生したと判定し、判定パラメータを変更する。なお、滞在時間に基づく情報を第2のメッセージ(E−RAB Setup Request)に含めてもよい。
このように、第3実施形態によれば、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、ピンポン現象の発生に応じて判定パラメータを最適化することが可能となる。
[その他の実施形態]
第1実施形態乃至第3実施形態では特に触れていないが、第1の切り替え情報(steer from LTE to WLAN)及び第2の切り替え情報(steer from WLAN to LTE)のそれぞれは、対応するメッセージにおけるcauseフィールドに格納されてもよい。causeフィールドは、当該メッセージの要因を示す情報が格納されるフィールドである。
第1実施形態乃至第3実施形態では特に触れていないが、第1の切り替え情報(steer from LTE to WLAN)及び第2の切り替え情報(steer from WLAN to LTE)のそれぞれは、対応するメッセージにおけるcauseフィールドに格納されてもよい。causeフィールドは、当該メッセージの要因を示す情報が格納されるフィールドである。
第1実施形態乃至第3実施形態では特に触れていないが、UE100及びeNB200のいずれかが行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。
或いは、UE100及びeNB200のいずれかが行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップが提供されてもよい。
第1実施形態乃至第3実施形態では、移動通信の方式がLTEである一例について説明した。しかしながら、LTE以外の方式、例えば、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)又はGSM((登録商標)Global System for Mobile communications)などであってもよい。
[付記]
1.はじめに
WLAN/3GPP無線インターワーキングWIが終了し、トラフィックステアリング用のRAN補助パラメータが導入されるよう承認された。マルチRATジョイントコーディネーションSIでは、トラフィックステアリング機構を補完するためのソリューションに関する議論が開始され、WLAN内のUEのスループットの推定のユースケース及びWLANから3GPPノードに交換されるパラメータが特定された。
1.はじめに
WLAN/3GPP無線インターワーキングWIが終了し、トラフィックステアリング用のRAN補助パラメータが導入されるよう承認された。マルチRATジョイントコーディネーションSIでは、トラフィックステアリング機構を補完するためのソリューションに関する議論が開始され、WLAN内のUEのスループットの推定のユースケース及びWLANから3GPPノードに交換されるパラメータが特定された。
一方、UEのモビリティを考慮したユースケース、すなわち、WLANを含むモビリティロバストネスの最適化(MRO)に関心が示されている。
本付記では、RAN補助パラメータを最適化するために、WLANと関わるMROの必要性について検討する。
2.検討
2.1.WLANを伴う調整のさらなるユースケースのためのニーズ
RAN補助パラメータは、E−UTRANとWLANとの間のトラフィックステアリングの決定のためにUEにおいて使用され、パラメータは、eNBによって設定される。この機構は、UTRANにも導入されたが、以下の考察は、議論を簡単にするために、E−UTRANのためのRAN補助パラメータを想定する。
2.1.WLANを伴う調整のさらなるユースケースのためのニーズ
RAN補助パラメータは、E−UTRANとWLANとの間のトラフィックステアリングの決定のためにUEにおいて使用され、パラメータは、eNBによって設定される。この機構は、UTRANにも導入されたが、以下の考察は、議論を簡単にするために、E−UTRANのためのRAN補助パラメータを想定する。
表1は、eNBが適切な値でパラメータを設定するための分類及び可能なソリューションとともにRAN補助パラメータの概要を示す。
なお、OAMが(少なくとも初期の)パラメータを提供することがベースラインであるが、それは表1において省略されている。
UEのスループット及びセル負荷を最適化するために、RSRP及びRSRQ閾値が使用される。これらの閾値は、基地局の負荷状況に基づいて決定されると想定される。
考察1:RSRP及びRSRQ閾値は、基地局自体の状態によって決定されることができる。
他の閾値は、WLANにおけるスループット及び/又は負荷状況を評価するために使用される、BSS負荷、WANメトリック、及びビーコンRSSIのために利用可能である。これらの閾値は、RSRP及びRSRQ閾値に非常に似た目的、すなわち、トラフィックステアリング前又は後にUEのスループットを最適化するために用いられる。したがって、WLAN内のUEのスループットを推定するために開発中のソリューションは閾値の決定のために再使用することができる。
考察2:BSS負荷閾値、WANメトリック閾値、及びビーコンRSSI閾値は、おそらく、WLAN内のUEのスループットを推定するための開発中のソリューションにより決定することができる。
考察3:スループット及び負荷最適化のためのRAN補助パラメータは、既存の情報又は開発中のソリューションにより自動的に決定することができる。
モビリティの最適化を目的として、RAN補助パラメータが、E−UTRANの測定のためのトリガ時間(TTT)と同様のタイマであるTsteeringWLANを有し、それをモビリティの目的で使用することが共通の見解である。0〜7秒の間で調整可能なTsteeringWLANの間、RSRP、RSRQ、BSS負荷、WANメトリック及び/又はビーコンRSSIの閾値に基づく基準を評価が満たす場合、UEがトラフィックステアリングの機会を上位レイヤに通知すると決定し、それはRel−12の基本のメカニズムである。一方、アクセスネットワークの頻繁な変更を回避することができるように、タイマ値が十分長くなければならないことに留意すべきである。明らかに、異なる環境下では、TsteeringWLANに設定すべき最適な閾値は異なる。よって、実際の環境に応じて最適化されるべきである。しかしながら、MRJCの現在のユースケースは、WLAN内のUEのスループットを推定するだけであるため、閾値を決定することができず、現段階では、閾値は、OAMにより提供された固定値で設定せざるを得ない。WLAN APが大量に日々展開されていくことを考慮すると、WLAN無線状態の変化に従う最適な閾値をどのように維持するかが問題である。よって、閾値を更新するための自律的なメカニズム、すなわちMROによって問題が解決されるべきである。
提案1:新しいユースケースとして、WLANを伴うモビリティのロバストネスの最適化をキャプチャすることに同意するべきである。
WLAN識別子、すなわちAPのBSSID、ESSID、及びHESSIDに関しては、自動的な収集メカニズム、例えばWLANと関わるANRに関心が示されている。
表1は、RAN補助パラメータを示す。
注:OAMが(少なくとも初期の)パラメータを提供することがベースラインであるが、それを表1で省略している。
2.2.モビリティのロバストネスのためRAN補助パラメータの調整
2.1節で述べたように、TsteeringWLANは、モビリティのロバストネスを最適化するために不可欠である。明らかに、オフロード効率のみを考慮すると、TsteeringWLANは、最小値(0秒)で設定すべきであるが、それはピンポンステアリング等のモビリティの問題を引き起こす可能性がある。よって、より良いQoEを提供するために、TsteeringWLANはオフロード効率とピンポン回避との間でバランスの取れた値に設定すべきである。
2.1節で述べたように、TsteeringWLANは、モビリティのロバストネスを最適化するために不可欠である。明らかに、オフロード効率のみを考慮すると、TsteeringWLANは、最小値(0秒)で設定すべきであるが、それはピンポンステアリング等のモビリティの問題を引き起こす可能性がある。よって、より良いQoEを提供するために、TsteeringWLANはオフロード効率とピンポン回避との間でバランスの取れた値に設定すべきである。
UEのモビリティを考慮すべき別の側面は、よく知られているような無線条件の変動である。通常、無線状態を評価するための閾値は、条件内と条件外との間のヒステリシスを持ち、RAN補助パラメータもこのような目的のために2つの閾値を持っている。例えば、RSRP閾値のヒステリシスは、(ThreshServingOffloadWLAN, HighP - ThreshServingOffloadWLAN, LowP) [dB]で表すことができる。言うまでもなく、無線状態関連のRAN補助パラメータに設定されたヒステリシスは、UEのモビリティと連動してネットワーク性能に影響を与える。
提案2:提案1が受け入れ可能である場合、WLANと関わるMROは、TsteeringWLANの最適化、及び/又はRSRP、RSRQ、及びビーコンRSSIの閾値のヒステリシスを考慮に入れるべきである。
2.3.WLANと関わるMROによって解決が期待される問題
E−UTRANのための既存のMROは、Too Early HO、Too Late HO、及びHO to Wrong Cellを検知するために用いられるRLF INDICATION及びHANDOVER REPORTを有する。WLANと関わるMROの検討において、既存のMROと異なる点は、RLFと関係がないこと、すなわち、RLFはWLANへ/からのトラフィックステアリング障害に依存しないことである。
E−UTRANのための既存のMROは、Too Early HO、Too Late HO、及びHO to Wrong Cellを検知するために用いられるRLF INDICATION及びHANDOVER REPORTを有する。WLANと関わるMROの検討において、既存のMROと異なる点は、RLFと関係がないこと、すなわち、RLFはWLANへ/からのトラフィックステアリング障害に依存しないことである。
しかしながら、E−UTRANからWLANへの早過ぎるステアリング及びWLANからE−UTRANへの遅すぎるステアリングは同様の理由で問題になる。つまり、UEは、もはや無線アクセスネットワーク(E−UTRAN又はWLAN)により十分なスループットが提供されなくてもトラフィックステアリングを決定しない場合、UEのQoEが著しく影響を受ける可能性がある。
よって、このような誤ったトラフィックステアリングを回避するために、ソリューションを検討する必要がある。トラフィックステアリング後にWLAN内のUEのスループットを監視するために可能なソリューションとみなすことができるかは更なる検討が必要である。
提案3:トラフィックステアリングの前又は後にスループットの劣化を検出する方法を検討する必要がある。
考慮すべき他の側面は、ピンポン回避である。例えば、WLANへのトラフィックステアリングのためのRAN補助パラメータ及びWLANからのトラフィックステアリングのためのRAN補助パラメータが十分に調整されていない、すなわち、誤ったヒステリシスが設定された場合、UEは、WLANへのトラフィックステアリングの直後にE−UTRANへのトラフィックを戻すことを決定し得る。トラフィックステアリングはHOよりも大きい遅延を有するので、E−UTRANとWLANとの間のそのようなピンポンステアリングは、E−UTRANセル間に比べて大きなQoE劣化を招くことがあり得る。よって、ピンポンステアリングを検出するための方法を検討する必要がある。どのUEがWLANへ/からのステアリングをするかをeNBが知るための手段を有している場合、改良されたUE履歴情報を可能なソリューションとするかは更なる検討が必要である。
提案4:E−UTRANとWLANとの間のピンポンステアリングを検出するための方法を検討する必要がある。
[相互参照]
米国仮出願第62/076759号(2014年11月7日出願)の全内容が参照により本願明細書に組み込まれている。
米国仮出願第62/076759号(2014年11月7日出願)の全内容が参照により本願明細書に組み込まれている。
本発明は、通信分野において有用である。
Claims (12)
- 移動通信ネットワークに設けられる基地局であって、
無線端末が前記移動通信ネットワークから無線LANにEPC(Evolved Packet Core)との間の通信経路を切り替えたことを示す第1の切り替え情報を前記EPCから受信するネットワーク通信部と、
前記第1の切り替え情報の受信に応じて、前記無線LANに前記無線端末が滞在する滞在時間の計時を開始する制御部と、を備えることを特徴とする基地局。 - 前記第1の切り替え情報は、前記EPCから送信される第1のメッセージに含まれており、
前記第1のメッセージは、前記基地局を介して前記無線端末と前記EPCとの間に確立された1又は複数のベアラの解放を指示するためのメッセージであることを特徴とする請求項1に記載の基地局。 - 前記ネットワーク通信部は、前記無線端末が前記無線LANから前記移動通信ネットワークに前記通信経路を切り替えたことを示す第2の切り替え情報を前記EPCから受信し、
前記制御部は、前記第2の切り替え情報の受信に応じて、前記滞在時間の計時を終了することを特徴とする請求項1に記載の基地局。 - 前記第2の切り替え情報は、前記EPCから送信される第2のメッセージに含まれており、
前記第2のメッセージは、前記無線端末と前記EPCとの間に前記基地局を介する1又は複数のベアラの確立を要求するためのメッセージであることを特徴とする請求項3に記載の基地局。 - 前記制御部は、前記無線端末が前記無線LANに前記通信経路を切り替えた後、前記無線端末と関連付けられた識別子を保持し、
前記第2のメッセージは、前記無線端末と関連付けられた識別子を含み、
前記制御部は、前記保持している識別子及び前記第2のメッセージに含まれる前記識別子に基づいて、前記無線端末が前記移動通信ネットワークに通信経路を切り替えたことを検知することを特徴とする請求項4に記載の基地局。 - 前記無線端末が前記無線LANから前記移動通信ネットワークに前記通信経路を切り替えたことを示す第2の切り替え情報を前記無線端末から受信する無線通信部を備え、
前記制御部は、前記第2の切り替え情報の受信に応じて、前記滞在時間の計時を終了することを特徴とする請求項1に記載の基地局。 - 前記第2の切り替え情報は、前記無線端末から送信される第3のメッセージに含まれ、
前記第3のメッセージは、前記無線端末と前記基地局との間にRRC接続を確立するためのメッセージ、又は前記無線端末と前記基地局との間のRRC接続の再構成のためのメッセージであることを特徴とする請求項6に記載の基地局。 - 前記制御部は、前記無線端末が前記無線LANに前記通信経路を切り替えた後、前記無線端末と関連付けられた識別子を保持し、
前記第3のメッセージは、前記無線端末と関連付けられた識別子を含み、
前記制御部は、前記保持している識別子及び前記第3のメッセージに含まれる前記識別子に基づいて、前記無線端末が前記移動通信ネットワークに前記通信経路を切り替えたことを検知することを特徴とする請求項7に記載の基地局。 - 前記ネットワーク通信部は、前記EPCから閾値を受信し、
前記制御部は、前記計時した滞在時間を前記閾値と比較し、当該滞在時間が前記閾値未満であることに応じてパラメータを決定し、
前記パラメータは、前記無線端末が前記移動通信ネットワークから前記無線LANに前記通信経路を切り替えるか否かの判定に用いるパラメータであることを特徴とする請求項3に記載の基地局。 - EPC(Evolved Packet Core)を構成する装置であって、
無線端末が移動通信ネットワークから無線LANに前記EPCとの間の通信経路を切り替えたことを検知すると、前記無線LANに前記無線端末が滞在する滞在時間の計時を開始する制御部を備えることを特徴とする装置。 - 前記制御部は、前記無線端末が前記無線LANから前記移動通信ネットワークに前記通信経路を切り替えたことを検知すると、前記滞在時間の計時を終了して、前記移動通信ネットワークを構成する基地局に前記滞在時間に基づく情報を通知することを特徴とする請求項10に記載の装置。
- 移動通信ネットワークを構成する基地局に対して、無線LANから前記移動通信ネットワークにEPC(Evolved Packet Core)との間の通信経路を切り替えたことを示す切り替え情報を送信し、
前記切り替え情報は、前記無線端末と前記基地局との間にRRC接続を確立するためのメッセージ又は前記無線端末と前記基地局との間のRRC接続の再構成のためのメッセージに含まれる無線端末。
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