JPWO2016047672A1 - 無線基地局及び無線端末 - Google Patents

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Abstract

本実施形態に係る無線基地局は、移動通信網を構成する。前記無線基地局は、無線LANに無線端末が滞在していた滞在時間を計測するコントローラを備える。前記滞在時間は、前記無線端末が前記移動通信網から前記無線LANへ待ち受け先又は接続先を切り替える第1処理を行ってから、前記無線端末が前記無線LANから前記移動通信網へ待ち受け先又は接続先を切り替える第2処理を行うまでの時間である。

Description

本出願は、移動通信網のカバレッジエリアと無線LANのカバレッジエリアとの間で待ち受け先又は接続先を切り替える切替処理を行うシステムで用いる無線基地局及び無線端末に関する。
従来、LTE(Long Term Evolution)に代表される移動通信網のカバレッジエリアと無線LANのカバレッジエリアの少なくとも一部が重複している場合に、移動通信網と無線LANとの間で待ち受け先又は接続先を切り替える切替処理(ネットワークセレクション及びトラフィックステアリング)が提案されている。具体的には、切替処理は、移動通信網側の第1情報が第1条件を満たすか否か及び無線LAN側の第2情報が第2条件を満たすか否かに基づいて行われる。
ここで、移動通信網側の第1情報は、例えば、受信信号の信号レベル(RSRP;Reference Signal Received Power)の測定結果(RSRPmeas)及び受信信号の信号品質(RSRQ;Reference Signal Received Quality)の測定結果(RSRQmeas)である。無線LAN側の第2情報は、例えば、無線LANのチャネル利用値、無線LANのバックホール値、受信信号の信号強度(RSSI;Received Signal Strength Indicator)である。
ところで、移動通信網と無線LANとの間で待ち受け先又は接続先を切り替える切替処理を行うか否かを判定するための判定パラメータは、移動通信網に設けられる無線基地局から無線端末に対して通知される。判定パラメータとしては、無線端末に対して個別に通知される個別パラメータ及び無線端末に対して報知される報知パラメータが存在する。
TS36.304V12.1.0
実施形態に係る基地局は、移動通信網を構成する。前記無線基地局は、前記無線LANに無線端末が滞在していた滞在時間を計測するコントローラを備える。前記滞在時間は、前記無線端末が前記移動通信網から前記無線LANへ待ち受け先又は接続先を切り替える第1処理を行ってから、前記無線端末が前記無線LANから前記移動通信網へ待ち受け先又は接続先を切り替える第2処理を行うまでの時間である。
図1は、実施形態に係る通信システム1を示す図である。 図2は、実施形態に係る無線端末10を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る無線基地局100を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る動作(A−1)を説明するためのシーケンス図である。 図5は、実施形態に係る動作(A−2)を説明するためのシーケンス図である。 図6は、実施形態に係る動作(B−1)を説明するためのシーケンス図である。 図7は、実施形態に係る動作(B−2)を説明するためのシーケンス図である。 図8は、実施形態に係る動作(C−1)を説明するためのシーケンス図である。 図9は、実施形態に係る動作(C−2)を説明するためのシーケンス図である。 図10は、実施形態に係る動作(C−3)を説明するためのシーケンス図である。
[実施形態の概要]
従来の技術では、無線端末が移動通信網から無線LANに待ち受け先又は接続先を切り替える切替処理(オフロード処理)及び同一の無線端末が無線LANから移動通信網に待ち受け先又は接続先を切り替える切替処理(リオフロード処理)を繰り返す現象(以下、ピンポン現象)が懸念される。
このようなピンポン現象を抑制する観点では、無線基地局が判定パラメータを最適化することが好ましい。しかしながら、現在の仕組みでは、判定パラメータを最適化するための情報が不十分であり、判定パラメータを適切に最適化することができない。
そこで、本出願は、上述した課題を解決するためになされたものであり、判定パラメータを最適化するための情報を無線基地局が取得することを可能とする無線基地局及び無線端末を提供することを目的とする。
実施形態に係る無線基地局は、移動通信網を構成する。前記無線基地局は、前記無線LANに無線端末が滞在していた滞在時間を計測するコントローラを備える。前記滞在時間は、前記無線端末が前記移動通信網から前記無線LANへ待ち受け先又は接続先を切り替える第1処理を行ってから、前記無線端末が前記無線LANから前記移動通信網へ待ち受け先又は接続先を切り替える第2処理を行うまでの時間である。
実施形態において、前記第1処理は、前記無線端末が自己の無線基地局から前記無線LANへ待ち受け先又は接続先を切り替える処理である。前記第2処理は、前記無線端末が前記無線LANから自己の無線基地局へ待ち受け先又は接続先を切り替える処理である。
実施形態において、前記第1処理は、前記無線端末が自己の無線基地局から前記無線LAへ待ち受け先又は接続先を切り替える処理である。前記第2処理は、前記無線端末が前記無線LANから自己の無線基地局とは異なる他の無線基地局へ待ち受け先又は接続先を切り替える処理である。
実施形態において、前記コントローラは、前記無線端末が前記第2処理を実行したことを示す情報を前記他の無線基地局から受信することによって、前記無線端末が前記第2処理を行ったことを検出する。
実施形態において、前記コントローラは、前記無線端末が前記第2処理を実行したことを示す情報を前記無線LANを構成するエンティティから受信することによって、前記無線端末が前記第2処理を行ったことを検出する。
実施形態において、前記コントローラは、前記滞在時間に基づいて、パラメータを決定する。前記パラメータは、前記無線端末が前記移動通信網から前記無線LANに対して待ち受け先又は接続先を切り替えるか否かを判定することに用いるパラメータである。
実施形態に係る無線端末は、無線LANに滞在していた滞在時間を計測するコントローラと、移動通信網を構成する無線基地局に対して、前記滞在時間の計測結果に基づくメッセージを送信するトランスミッタとを備える。前記滞在時間は、前記移動通信網から前記無線LANへ待ち受け先又は接続先を切り替える第1処理を行ってから、前記無線LANから前記移動通信網へ待ち受け先又は接続先を切り替える第2処理を行うまでの時間である。
実施形態において、前記メッセージは、前記第1処理を行ってから前記第2処理を行うまでの時間が所定時間内であることを示すメッセージである。
実施形態において、前記メッセージは、前記滞在時間の値を示すメッセージである。
実施形態において、前記メッセージは、前記無線端末が前記第1処理を行ってから前記第2処理を行ったこと及び所定の現象が発生したことを示す通知である。
実施形態に係る無線基地局は、無線LANに接続されていた無線端末又は前記無線LANを構成するエンティティから、前記無線LANに前記無線端末が滞在していた滞在時間の計測結果に基づくメッセージを受信するレシーバを備える。前記滞在時間は、前記無線端末が前記移動通信網から前記無線LANに対して待ち受け先又は接続先を切り替える第1処理を行ってから、前記無線端末が前記無線LANから前記移動通信網に対して待ち受け先又は接続先を切り替える第2処理を行うまでの時間である。
実施形態において、前記メッセージは、前記無線端末が前記第1処理を行ってから前記第2処理を行うまでの時間が一定期間内であることを示すメッセージである。
実施形態において、前記メッセージは、前記滞在時間を示すメッセージである。
実施形態において、前記メッセージは、前記無線端末が前記第1処理を行ってから前記第2処理を行ったこと及び所定の現象が発生したことを示す通知である。
実施形態に係る無線基地局は、移動通信網を構成する無線基地局である。前記無線基地局は、無線端末が前記移動通信網から無線LANへ待ち受け先又は接続先を切り替えてから前記無線LANから前記移動通信網へ待ち受け先又は接続先を切り替えたこと及び所定の現象が発生したことを検出した場合に、前記無線端末が前記移動通信網と前記無線LANとの間で待ち受け先又は接続先を切り替えるか否かを判定することに使用するパラメータを決定するコントローラを備える。
実施形態に係る無線基地局は、前記無線LANを構成するエンティティ又は前記無線端末から前記所定の現象が発生したことを示す通知を受信するレシーバをさらに備える。前記コントローラは、前記レシーバが前記所定の現象が発生したことを示す通知を受信することで、前記所定の現象が発生したことを検出する。
実施形態において、前記所定の現象は、所定条件を満たす現象である。前記所定条件は、前記無線端末が前記移動通信網から前記無線LANへ待ち受け先又は接続先を切り替えてから前記無線LANから前記移動通信網へ待ち受け先又は接続先を切り替えるまでに経過した時間が所定時間内である。
[第1実施形態]
(通信システム)
以下において、第1実施形態に係る通信システムについて説明する。図1は、第1実施形態に係る通信システム1を示す図である。
図1に示すように、通信システム1は、無線基地局100と、アクセスポイント200とを有する。また、通信システム1は、無線基地局100又はアクセスポイント200と接続可能な無線端末10を備える。
無線端末10は、携帯電話又はタブレットなどの端末である。無線端末10は、無線基地局100と無線通信を行う機能に加えて、アクセスポイント200と無線通信を行う機能を有する。
無線基地局100は、第1カバレッジエリア100Aを有しており、第1カバレッジエリア100Aにおいて、LTE(Long Term Evolution)に代表される移動通サービスを提供する。LTEでは、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)は、無線基地局100を含む。無線基地局100は、ネットワーク装置である。無線基地局100は、1つ又は複数のセルを管理しており、第1カバレッジエリア100Aは、1つ又は複数のセルによって構成される。無線基地局100は、移動通信網のエンティティである。なお、セルとは、地理的なエリアを示す用語と考えてもよく、無線端末10と無線通信を行う機能と考えてもよい。
アクセスポイント200は、第2カバレッジエリア200Aを有しており、第2カバレッジエリア200Aにおいて、無線LANサービスを提供する。アクセスポイント200は、無線LANのエンティティである。第2カバレッジエリア200Aの少なくとも一部は、第1カバレッジエリア100Aと重複する。第2カバレッジエリア200Aの全部が第1カバレッジエリア100Aと重複していてもよい。一般的には、第2カバレッジエリア200Aは、第1カバレッジエリア100Aよりも小さい。
(適用シーン)
第1実施形態において、無線端末が移動通信網と無線LANとの間で待ち受け先又は接続先を切り替える切替処理(例えば、ネットワークセレクション及びトラフィックステアリング)を行う方法について説明する。RRCコネクティッド状態又はRRCアイドル状態の無線端末10は、移動通信網(セルラ通信ネットワーク)及び無線LAN(WLAN通信ネットワーク)のうちトラフィックを送受信するネットワークを選択するために切り替える処理を行う。具体的には、移動通信網側の第1情報が第1条件を満たしており、かつ、無線LAN側の第2情報が第2条件を満たしている状態が所定期間に亘って継続する場合に、切替処理(例えば、ネットワークセレクション及びトラフィックステアリング)が実行される。
第1実施形態において、切替処理は、無線端末が、移動通信網から無線LANに対して待ち受け先又は接続先を切り替える処理、及び、無線LANから移動通信網に対して待ち受け先又は接続先を切り替える処理の双方を含む。
ここで、移動通信網側の第1情報は、例えば、受信信号の信号レベル(RSRP;Reference Signal Received Power)の測定結果(RSRPmeas)及び受信信号の信号品質(RSRQ;Reference Signal Received Quality)の測定結果(RSRQmeas)である。
無線LAN側の第2情報は、例えば、無線LANのチャネル利用値(ChannelUtilizationWLAN)、無線LANの下りリンクのバックホール値(BackhaulRateDlWLAN)、無線LANの上りリンクのバックホール値(BackhaulRateUlWLAN)、受信信号の信号レベル(RSSI;Received Signal Strength Indicator)である。
(移動通信網から無線LANに対する切替処理)
無線端末が移動通信網から無線LANに対して待ち受け先又は接続先を切り替える第1条件は、例えば、以下の条件(1a)又は(1b)のいずれかが満たされることである。但し、第1条件は、以下の条件(1a)〜(1b)の全てが満たされることであってもよい。
(1a)RSRPmeas<ThreshServingOffloadWLAN,LowP
(1b)RSRQmeas<ThreshServingOffloadWLAN,LowQ
なお、“ThreshServingOffloadWLAN,LowP”及び“ThreshServingOffloadWLAN,LowQ”は、無線基地局100から提供される閾値又は予め定められた閾値である。
無線端末が移動通信網から無線LANに対して待ち受け先又は接続先を切り替える第2条件は、例えば、以下の条件(1c)〜(1f)の全てが満たされることである。但し、第2条件は、以下の条件(1c)〜(1f)のいずれかが満たされることであってもよい。
(1c)ChannelUtilizationWLAN<ThreshChUtilWLAN,Low
(1d)BackhaulRateDlWLAN>ThreshBackhRateDLWLAN,High
(1e)BackhaulRateUlWLAN>ThreshBackhRateULWLAN,High
(1f)RSSI>ThreshBEACONSRSSI,High
なお、“ThreshChUtilWLAN,Low”、“ThreshBackhRateDLWLAN,High”、“ThreshBackhRateULWLAN,High”及び“ThreshBEACONSRSSI,High”は、無線基地局100から提供される閾値又は予め定められた閾値である。
(無線LANから移動通信網に対する切替処理)
無線端末が無線LANから移動通信網に対して待ち受け先又は接続先を切り替える第1条件は、例えば、以下の条件(2a)及び(2b)が満たされることである。但し、第1条件は、以下の条件(2a)又は(2b)のいずれかが満たされることであってもよい。
(2a)RSRPmeas>ThreshServingOffloadWLAN,HighP
(2b)RSRQmeas>ThreshServingOffloadWLAN,HighQ
なお、“ThreshServingOffloadWLAN,HighP”及び“ThreshServingOffloadWLAN,HighQ”は、無線基地局100から提供される閾値又は予め定められた閾値である。
無線端末が無線LANから移動通信網に対して待ち受け先又は接続先を切り替える第2条件は、例えば、以下の条件(2c)〜(2f)のいずれかが満たされることである。但し、第2条件は、以下の条件(2c)〜(2f)の全てが満たされることであってもよい。
(2c)ChannelUtilizationWLAN>ThreshChUtilWLAN,High
(2d)BackhaulRateDlWLAN<ThreshBackhRateDLWLAN,Low
(2e)BackhaulRateUlWLAN<ThreshBackhRateULWLAN,Low
(2f)RSSI<ThreshBEACONSRSSI,Low
なお、“ThreshChUtilWLAN,High”、“ThreshBackhRateDLWLAN,Low”、“ThreshBackhRateULWLAN,Low”及び“ThreshBEACONSRSSI,Low”は、無線基地局100から提供される閾値又は予め定められた閾値である。
なお、上述した閾値が提供されていない場合には、無線端末10は、閾値が提供されていない情報の取得(すなわち、受信又は測定)を省略してもよい。
第1実施形態において、上述した各種閾値は、無線端末が移動通信網と無線LANとの間で待ち受け先又は接続先を切り替える切替処理を行うか否かを判定するための判定パラメータ(例えば、RAN assistance parameter)の一例である。すなわち、判定パラメータは、“ThreshServingOffloadWLAN,LowP”、“ThreshServingOffloadWLAN,LowQ”、“ThreshChUtilWLAN,Low”、“ThreshBackhRateDLWLAN,High”、“ThreshBackhRateULWLAN,High”、“ThreshBEACONSRSSI,High”、“ThreshServingOffloadWLAN,HighP”、“ThreshServingOffloadWLAN,HighQ”、“ThreshChUtilWLAN,High”、“ThreshBackhRateDLWLAN,Low”、“ThreshBackhRateULWLAN,Low”及び“ThreshBEACONSRSSI,Low”の中から選択された1つ以上の値を含む。
さらに、判定パラメータは、第1条件又は第2条件が満たされている状態が継続すべき所定期間(TsteeringWLAN)を含んでもよい。或いは、判定パラメータは、移動通信網から無線LANに対して待ち受け先又は接続先を切り替えるオフロード処理を行った場合に、後述する個別パラメータを無線端末10が保持すべき所定期間(T350タイマ値)を含んでもよい。
判定パラメータとしては、無線基地局100から無線端末10に対して個別に通知される個別パラメータ及び無線基地局100から無線端末10に対して報知される報知パラメータが存在する。個別パラメータは、例えば、無線基地局100から無線端末10に送信されるRRCメッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration)に含まれる。報知パラメータは、例えば、無線基地局100から報知されるSIB(例えば、WLAN−OffloadConfig−r12)に含まれる。無線端末10は、報知パラメータに加えて個別パラメータを受信した場合に、報知パラメータよりも個別パラメータを優先して適用することに留意すべきである。
(無線端末)
以下において、第1実施形態に係る無線端末について説明する。図2は、第1実施形態に係る無線端末10を示すブロック図である。
図2に示すように、無線端末10は、LTE無線通信部11(トランシーバ/トランスミッタ/レシーバ)と、WLAN無線通信部12(トランシーバ/トランスミッタ/レシーバ)と、制御部13(コントローラ)とを有する。
LTE無線通信部11は、無線基地局100と無線通信を行う機能を有し、例えば、無線送受信機によって構成される。例えば、LTE無線通信部11は、無線基地局100から参照信号を定期的に受信する。LTE無線通信部11は、参照信号の信号レベル(RSRP)及び参照信号の信号品質(RSRQ)を定期的に測定する。LTE無線通信部11は、判定パラメータとして個別パラメータ及び報知パラメータを無線基地局100から受信する。
WLAN無線通信部12は、アクセスポイント200と無線通信を行う機能を有し、例えば、無線送受信機によって構成される。例えば、WLAN無線通信部12は、アクセスポイント200からビーコン又はプローブ応答を受信する。ビーコン又はプローブ応答は、BBS Load情報要素を含み、無線LANのチャネル利用値(ChannelUtilizationWLAN)は、BBS Load情報要素から取得することができる。
WLAN無線通信部12は、アクセスポイント200に対する要求(GAS(Generic Advertisement Service) Request)に応じてアクセスポイント200から返信される応答(GAS Response)を受信する。応答(GAS Response)は、無線LANの下りリンクのバックホール値(BackhaulRateDlWLAN)及び無線LANの上りリンクのバックホール値(BackhaulRateUlWLAN)を含む。このような問合せ手順は、WFA(Wi−Fi Alliance)のHotspot2.0で規定されるANQP(Access Network Query Protocol)に従って行われる。
WLAN無線通信部12は、アクセスポイント200から信号を受信する。WLAN無線通信部12は、受信信号の信号レベル(RSSI)を測定する。受信信号の信号レベル(RSSI)は、ビーコン又はプローブ応答の信号強度である。
制御部13は、CPU(プロセッサ)及びメモリ等によって構成されており、無線端末10を制御する。具体的には、制御部13は、LTE無線通信部11及びWLAN無線通信部12を制御する。また、制御部13は、移動通信網側の第1情報が第1条件を満たしており、かつ、無線LAN側の第2情報が第2条件を満たしている状態が所定期間に亘って継続する場合に、移動通信網と無線LANとの間で待ち受け先又は接続先を切り替える切替処理を実行する。
第1実施形態において、制御部13は、移動通信網から無線LANに対して待ち受け先又は接続先を切り替えるオフロード処理を行った後に、無線LANから移動通信網に対して待ち受け先又は接続先を切り替えるリオフロード処理を行った場合に、個別パラメータを破棄する。
詳細には、制御部13は、原則として、オフロード処理に伴ってアイドル状態へ遷移が行われる際に無線端末10が起動する所定タイマ(上述した(T350タイマ)が起動されている期間(T350タイマ値)において、個別パラメータを保持するように構成されている。言い換えると、制御部13は、所定タイマの満了又は所定タイマの停止によって、個別パラメータを破棄するように構成されている。
(無線基地局)
以下において、第1実施形態に係る無線基地局について説明する。図3は、第1実施形態に係る無線基地局100を示すブロック図である。
図3に示すように、無線基地局100は、LTE無線通信部110(トランシーバ/トランスミッタ/レシーバ)と、制御部120(コントローラ)と、ネットワークインターフェイス130とを有する。
LTE無線通信部110は、無線端末10と無線通信を行う機能を有する。例えば、LTE無線通信部110は、無線端末10に対して参照信号を定期的に送信する。LTE無線通信部110は、例えば、無線送受信機によって構成される。LTE無線通信部110は、判定パラメータとして個別パラメータ及び報知パラメータを無線端末10に送信する。上述したように、LTE無線通信部110は、RRCメッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration)によって個別パラメータを無線端末10に通知し、SIB(例えば、WLAN−OffloadConfig−r12)によって報知パラメータを無線端末10に通知する。
制御部120は、CPU(プロセッサ)及びメモリ等によって構成されており、無線基地局100を制御する。具体的には、制御部120は、LTE無線通信部110及びネットワークインターフェイス130を制御する。なお、制御部120を構成するメモリが記憶部として機能してもよいし、制御部120を構成するメモリとは別に記憶部を構成するメモリが設けられてもよい。
ネットワークインターフェイス130は、X2インターフェイスを介して近隣基地局と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GWと接続される。ネットワークインターフェイス130は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。また、ネットワークインターフェイス130は、所定のインターフェイスを介してアクセスポイント200と接続されてもよい。ネットワークインターフェイス130は、アクセスポイント200との通信に用いられる。
(切替処理の判定)
以下において、切替処理の判定について、移動通信網から無線LANに対する切替処理を例に挙げて説明する。
第1に、第1情報が第1条件を満たしている状態が所定期間(TsteeringWLAN)に亘って継続するか否かを判定する方法について説明する。第1情報は、参照信号の信号レベル(RSRP)の測定結果(RSRPmeas)又は参照信号の信号品質(RSRQ)の測定結果(RSRQmeas)であり、参照信号は短い周期で定期的に受信され、RSRPmeas又はRSRQmeasが比較的に短い周期で測定される。すなわち、RSRPmeas又はRSRQmeasは、時間軸方向において連続的に取得される。
第2に、第2情報が第2条件を満たしている状態が所定期間(TsteeringWLAN)に亘って継続するか否かを判定する方法について説明する。第2情報を取得する周期について取り決めがない。すなわち、第2情報(例えば、BackhaulRateDlWLAN又はBackhaulRateUlWLAN)は、時間軸方向において離散的に取得される。
(実施形態に係る動作)
次に、実施形態に係る動作について説明する。具体的には、ピンポン現象を抑制するために、判定パラメータを最適化するための情報を取得する動作について説明する。
以下において、ピンポン現象の発生を判定するために、無線LANに無線端末10が滞在していた滞在時間を計測する主体が、(A)無線基地局(eNB)100であるケース、(B)無線端末(UE)10であるケース、(C)アクセスポイント(AP)200であるケース、を説明する。なお、各ケースにおいて、同様の内容の説明は適宜省略する。
(A)無線基地局100
無線基地局100が、無線LANに無線端末10が滞在していた滞在時間を計測するUE滞在タイマ(UE stay timer)を有するケースについて説明する。
第1に、無線基地局100から無線LANへのオフロード処理を実行した無線端末10が、無線LANから同じ無線基地局100へのリオフロード処理を実行するケースについて、図4を用いて説明する。図4は、実施形態に係る動作(A−1)を説明するためのシーケンス図である。
図4に示すように、ステップS101において、無線端末10は、無線基地局100からアクセスポイント200へのオフロード処理を実行する。
ステップS102において、無線基地局100は、オフロード処理の実行をトリガとして、UE滞在タイマを開始する。例えば、無線基地局100は、オフロード処理の開始又は終了(アクセスポイント200への接続完了)を検出した場合に、UE滞在タイマを開始する。或いは、無線基地局100は、無線基地局100によって管理するセルにおいて無線端末10がアイドル状態に遷移する手順によってオフロード処理の実行を検出した場合に、UE滞在タイマを開始する。すなわち、無線基地局100は、無線端末10とのRRC接続の解放をトリガとしてUE滞在タイマを開始してもよい。
或いは、外部ネットワークから又は外部ネットワークにユーザデータを中継する制御を行うネットワークノードであるP−GW(Packet data network Gateway)が、無線端末10のデータの流れに基づいて、オフロード処理(又はリオフロード処理)が実行されたことを判定してもよい。P−GWは、オフロード処理を示す情報を、例えば、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に該当するMME等のネットワークノードを経由して、無線基地局100に通知する。無線基地局100は、オフロード処理を示す情報の受信をトリガとしてUE滞在タイマを開始してもよい。
ステップS103において、無線端末10は、アクセスポイント200から無線基地局100へのリオフロード処理を実行する。
ステップS104において、無線基地局100は、リオフロード処理の実行をトリガとして、UE滞在タイマを停止する。例えば、無線基地局100は、リオフロード処理の開始又は終了を検出した場合に、UE滞在タイマを停止する。或いは、無線基地局100は、無線基地局100によって管理するセルにおいて無線端末10がコネクティッド状態に遷移する手順によってリオフロード処理の実行を検出した場合に、UE滞在タイマを停止する。すなわち、無線基地局100は、無線端末10とのRRC接続の確立をトリガとしてUE滞在タイマを停止してもよい。或いは、無線基地局100は、無線端末10からのRRC接続要求の受信をトリガとしてUE滞在タイマを停止してもよい。或いは、無線基地局100は、P−GWからのリオフロード処理を示す情報の受信をトリガとしてUE滞在タイマを停止してもよい。
ステップS105において、無線基地局100は、計測した滞在時間に基づいて、ピンポン現象が発生しているか否かを判定(分析)する。無線基地局100は、ピンポン現象が発生していることを示す閾値よりも滞在時間が短い(小さい)場合、ピンポン現象が発生していると判定する。従って、オフロード処理を行ってからリオフロード処理を行うまでに経過した時間(滞在時間)が所定時間内である場合、ピンポン現象が発生していると判定する。
ステップS106において、無線基地局100は、ピンポン現象が発生していると判定した場合、判定パラメータの最適化を行う。例えば、無線基地局100は、移動通信網側の第1情報に関する閾値を低く設定する。或いは、無線基地局100−1は、無線LAN側の第2情報に関する閾値を高く設定する。つまり、無線基地局100は、無線LANへのオフロード処理が実行されにくくなるような判定パラメータに設定する。
或いは、無線基地局100は、所定期間(TsteeringWLAN)を示すタイマ(Tsteering WLAN Timer)の最適化を行う。当該タイマは、オフロード処理又はリオフロード処理を実行するために、第1情報が第1条件を満たしている状態又は第2情報が第2条件を満たしている状態が継続すべき最小の時間(TsteeringWLAN)を計測するためのタイマである。例えば、無線基地局100は、当該タイマを現在の設定値よりも長く設定する。
第2に、無線基地局100−1から無線LANへのオフロード処理を実行した無線端末10が、無線LANから無線基地局100−1と異なる無線基地局100−2へのリオフロード処理を実行するケースについて、図5を用いて説明する。図5は、実施形態に係る動作(A−2)を説明するためのシーケンス図である。
ステップS201において、無線端末10は、無線基地局100−1からアクセスポイント200へのオフロード処理を実行する。なお、ここでは、無線端末10は、無線基地局100によって管理するセルにおいてコネクティッド状態である。
ステップS202において、無線基地局100−1は、オフロード処理の実行をトリガとして、UE滞在タイマを開始する。
ステップS203において、無線端末10は、ハンドオーバ手順によって、無線端末10が在圏するセルを無線基地局100−1によって管理するセルから無線基地局100−2によって管理するセルに変更する。なお、「在圏」とは、無線基地局100−1が管理するセルに対する待ち受け状態(RRCアイドル状態)であってもよく、無線基地局100−1が管理するセルに接続された接続状態(RRCコネクティッド状態)であってもよい。
なお、無線基地局100−1は、ハンドオーバ手順において、無線基地局100−2に対して、無線端末10のUE滞在タイマを起動していることを示す情報を送信してもよい。
ステップS204において、無線端末10は、アクセスポイント200から無線基地局100−2へのリオフロード処理を実行する。
ステップS205において、無線基地局100−2は、リオフロード処理の実行をトリガとして、無線端末10のソース基地局であった無線基地局100−1に対して、無線端末10が無線LANから無線基地局100−1へのリオフロード処理を実行したことを示す情報(Re−offloadインディケータ(Re−offload Indicaor))を送信する。例えば、無線基地局100−2は、P−GWからのリオフロード処理を示す情報の受信をトリガとして、Re−offloadインディケータを送信する。なお、上記実施形態では、一例としてRe−offloadインディケータ(Re−offload Indicaor)を送信することとしたが、これに限られず、無線端末10が無線LANから無線基地局100−1へのリオフロード処理を実行したことを示す単なる通知であってもよい。
Re−offloadインディケータは、以下の少なくとも一部の情報を含むことができる。
・メッセージ種類(Message Type)
・eNB識別子(E−UTRAN CGI(Source cell/Target cell))
・WLAN識別子(WLAN ID)
・UE識別子(UE ID)
なお、メッセージ種類は、メッセージがRe−offloadインディケータであることを示す。
eNB識別子は、オフロード処理が行われた無線基地局100を示す識別子(送信先の識別子)、及び、リオフロード処理が行われた無線基地局100を示す識別子(送信元の識別子)のそれぞれの識別子である。
WLAN識別子は、リオフロード処理が行われたアクセスポイント200を示す識別子である。WLAN識別子は、例えば、BSSID(Basic Service Set Identifier)、HESSID(Homogenous Extended Service Set Identifier)、SSID(Service Set Identifier)のいずれかである。
UE識別子は、無線端末10を示す識別子である。
ステップS206において、無線基地局100−1は、Re−offloadインディケータの受信に応じて、UE滞在タイマを停止する。
ステップS207及びS208は、ステップS105及びS106に対応する。
なお、ステップS208において、無線基地局100は、判定パラメータと同様にして、自セル内の無線端末10にハンドオーバを実行させるか否かを判定するために使用するハンドオーバパラメータ(HO parameter)の最適化を行ってもよい。具体的には、無線基地局100は、ハンドオーバ手順に起因してピンポン現象が発生していると判定した場合、オフロード処理が開始するよりも先にハンドオーバ手順が開始されるように、ハンドオーバパラメータを変更する。例えば、無線基地局100は、無線端末10が、無線基地局100に測定報告を送るかどうかを判定するために使用される待ち時間(Time to Trigger:TTT)を短くする。また、無線基地局100は、近隣セルに対して負荷するセル固有のオフセット値(Cell Individual Offset:CIO)を大きくしてもよい。これにより、オフロード処理よりも先にハンドオーバ手順が開始するため、ハンドオーバ元の無線基地局100からの判定パラメータに従ってオフロード処理を実行した直後に、ハンドオーバ先の無線基地局100からの判定パラメータに従ってリオフロード処理することを避けることができる。その結果、ピンポン現象の発生を抑制できる。
なお、無線基地局100は、例えば、ハンドオーバ先の無線基地局100からRe−offloadインディケータを受信し、且つ、ピンポン現象が発生していると判定した場合、当該ピンポン現象は、ハンドオーバ手順に起因してピンポン現象が発生していると判定する。
(B)無線端末10
次に、無線端末10が、UE滞在タイマを有するケースについて説明する。
第1に、無線基地局100から無線LANへのオフロード処理を実行した無線端末10が、無線LANから同じ無線基地局100へのリオフロード処理を実行するケースについて、図6を用いて説明する。図6は、実施形態に係る動作(B−1)を説明するためのシーケンス図である。
図6に示すように、ステップS301において、無線端末10は、無線基地局100からアクセスポイント200へのオフロード処理を実行する。
ステップS302において、無線端末10は、オフロード処理の実行をトリガとして、UE滞在タイマを開始する。すなわち、無線端末10は、ステップS102における無線基地局100と同様にして、UE滞在タイマを開始する。無線端末10は、オフロード処理を示す情報の受信をトリガとしてUE滞在タイマを開始してもよい。
ステップS303において、無線端末10は、アクセスポイント200から無線基地局100へのリオフロード処理を実行する。
ステップS304において、無線端末10は、リオフロード処理の実行をトリガとして、UE滞在タイマを停止する。すなわち、無線端末10は、ステップS104における無線基地局100と同様にして、UE滞在タイマを停止する。無線端末10は、リオフロード処理を示す情報の受信をトリガとしてUE滞在タイマを停止してもよい。
ステップS305において、無線端末10は、UE滞在タイマの計測結果(すなわち、滞在時間の計測結果)を示すメッセージであるRe−offloadインディケータ及び/又はピンポンインディケータ(Ping−Pong Indicator)を送信する。
Re−offloadインディケータは、無線端末10が無線LANから無線基地局100へのリオフロード処理を実行したことを示すメッセージであると共に/又は滞在時間の値を示すメッセージである。また、ピンポンインディケータは、オフロード処理が行われてからリオフロード処理が行われるまでの時間が一定期間内であることを示すメッセージである。従って、無線端末10は、UE滞在タイマを停止した後に、Re−offloadインディケータを送信できる。一方で、無線端末10は、計測した滞在時間がピンポン現象の発生を示す閾値よりも短い場合に限り、ピンポンインディケータを送信できる。すなわち、ピンポンインディケータは、ピンポン現象が発生していると判断した結果を示す。また、ピンポンインディケータは、単にピンポン現象が発生したことを示すメッセージであってもよい。ここで、ピンポン現象とは、例えば、無線端末10が移動通信網から無線LANへ接続先を切り替えてから無線LANから移動通信網へ接続先を切り替え、かつ所定条件を満たす(例えば、無線LANの滞在時間がピンポン現象の発生を示す閾値よりも短い)現象であるといってもよい。これ以降、ピンポン現象とは上記の意味を含んでもよい。
Re−offloadインディケータ及びピンポンインディケータは、以下の情報を含むことができる。なお、上述のRe−offloadインディケータと同様の部分は説明を適宜省略する。
・メッセージ種類(Message Type)
・eNB識別子(E−UTRAN CGI(Source cell/Target cell))
・WLAN識別子(WLAN ID)
・UE識別子(UE ID)
・WLAN滞在時間(WLANStayTimer)
・オフロードトラフィック(OffloadTraffic)
・リオフロード理由(Re−offloadCause)
・ユーザプリファレンス(UserPreference)
・UE測定報告(UE measurementReport)
なお、ここでは、eNB識別子は、オフロード処理及びリオフロード処理が行われた無線基地局100(又はセル)を示す識別子である。
WLAN滞在時間は、UE滞在タイマの計測結果を示す。すなわち、WLAN滞在時間は、無線LANに無線端末10が滞在していた滞在時間の値を示す。
オフロードトラフィックは、無線端末10が無線LANにおいてオフロードしたデータ量を示す。
リオフロード理由は、無線端末10がリオフロードした理由を示す。リオフロードするために使用された判定パラメータ(RAN assistance parameter)に含まれる閾値を示してもよい。或いは、判定パラメータに含まれる各閾値(例えば、ChannelUtilizationWLAN、BackhaulRate、BackhaulRateUlWLAN、RSRP、RSRQ)のそれぞれに対する理由(例えば、測定値)を示してもよい。
ユーザプリファレンスは、ユーザの意思でリオフロード処理を実行したことを示す。例えば、マニュアル操作によってユーザが無線LANを選択したことを示す情報である。すなわち、無線端末の制御部に対して、無線LANを選択する指示の入力があった場合又はそれに相当する指示の入力があった場合に、Re−offloadインディケータ及びピンポンインディケータはユーザプリファレンスを含む。或いは、ユーザプリファレンスは、例えば、ユーザの意思でリオフロード処理が行われた場合にオンを示し、ユーザの意思でリオフロード処理が行われない場合にオフを示すフラグ情報であってもよい。
UE測定報告は、無線LANに滞在している間に測定した無線LANにおける受信品質及び/又は受信強度を示す情報が含まれる。
ステップS306及びS307は、ステップS105及びS106に対応する。
無線基地局100は、ピンポンインディケータを受信した場合には、ピンポン現象が発生しているか否かの判定を省略できる。
なお、無線基地局100は、上述したRe−offloadインディケータ及びピンポンインディケータに含まれる情報(特に、UE測定報告)に基づいて、アクセスポイント200が有する第2カバレッジエリア200Aの状態を把握することができる。また、無線基地局100は、上述したRe−offloadインディケータ及びピンポンインディケータに含まれる情報(特に、UE測定報告)に基づいて、オフロード処理の開始タイミングが適切であったか否かを判定することができる。例えば、無線基地局100は、オフロード処理の開始時点で想定よりも無線LANにおける受信強度が弱い場合には、オフロード処理の開始タイミングが早かったと判定する。
無線基地局100は、このような分析に基づいて、判定パラメータ及びTsteering WLAN Timerの最適化を行うことができる。
なお、無線基地局100は、判定パラメータ及びTsteering WLAN Timerの最適化をより適切に行うために、ユーザプリファレンスに基づいて、ユーザの意思でオフロード処理及びリオフロード処理を実行したケースを除いて、判定パラメータ及びTsteering WLAN Timerを設定(更新)してもよい。
無線基地局100は、ユーザプリファレンスを取得できない場合には、下記の統計情報に基づいて、ユーザの意思でオフロード処理及び/又はリオフロード処理を実行したケースを推測してもよい。例えば、無線基地局100は、任意の時間における第1のスループットを計測していたと仮定する。この第1のスループットは、例えば、判定パラメータを更新する前の平均スループットである。この平均スループットには、ユーザの意思でリオフロード処理及びリオフロード処理を実行することによって変動するスループットが反映されている。次に、無線基地局100は、判定パラメータを更新した際の第2のスループットを計測する。この第2のスループットもまた、ユーザの意思でリオフロード処理及びリオフロード処理を実行することによって変動するスループットが反映されている。従って、第1のスループットと第2のスループットとの差を、判定パラメータの更新に起因したスループットの変動量と見なすことができる。さらに、無線基地局100は、第1のスループット(又は第2のスループット)に対する判定パラメータの更新に起因したスループットの変動量の割合を算出することによって、判定パラメータの更新に起因したスループットの割合(統計情報)を把握することができる。このように、無線基地局100は、ユーザプリファレンスを取得できない場合であっても、統計情報を考慮することによって、判定パラメータ及びTsteering WLAN Timerを適切に設定(更新)することができる。
第2に、無線基地局100−1から無線LANへのオフロード処理を実行した無線端末10が、無線LANから無線基地局100−1と異なる無線基地局100−2へのリオフロード処理を実行するケースについて、図7を用いて説明する。図7は、実施形態に係る動作(B−2)を説明するためのシーケンス図である。
図7に示すように、ステップS401において、無線端末10は、無線基地局100−1からアクセスポイント200へのオフロード処理を実行する。
ステップS402において、無線端末10は、オフロード処理の実行をトリガとして、UE滞在タイマを開始する。
ステップS403及びS404は、ステップS203及びS204に対応する。
ステップS405において、無線端末10は、リオフロード処理の実行をトリガとして、UE滞在タイマを停止する。
ステップS406において、無線端末10は、Re−offloadインディケータ及び/又はピンポンインディケータを無線基地局100−2に送信する。
ステップS407において、無線基地局100−2は、Re−offloadインディケータを受信した場合、Re−offloadインディケータに含まれるWLAN滞在時間に基づいて、ピンポン現象が発生しているか否かを判定する。無線基地局100−2は、ピンポン現象が発生している場合、ピンポンインディケータを無線端末10のソース基地局であった無線基地局100−1に送信する。ここでいうピンポンインディケータは、単なるピンポン現象の発生を示すものであってもよい。
一方で、無線基地局100−2は、無線端末10からピンポンインディケータを受信した場合、当該ピンポンインディケータを無線端末10のソース基地局であった無線基地局100−1に転送する(S408参照)。また、無線基地局100−2は、新たにピンポンインディケータを生成し、無線基地局100−1に送信してもよい。
ステップS409は、ステップS208に対応する。
(C)アクセスポイント200
次に、アクセスポイント200が、UE滞在タイマを有するケースについて説明する。
第1に、無線基地局100から無線LANへのオフロード処理を実行した無線端末10が、無線LANから同じ無線基地局100へのリオフロード処理を実行するケースについて、図8を用いて説明する。図8は、実施形態に係る動作(C−1)を説明するためのシーケンス図である。
ステップS501は、ステップS101に対応する。
ステップS502において、アクセスポイント200は、オフロード処理の実行をトリガとして、UE滞在タイマを開始する。例えば、アクセスポイント200は、オフロード処理の開始又は終了を検出した場合に、UE滞在タイマを開始する。或いは、アクセスポイント200は、無線端末10との接続を開始する際に、UE滞在タイマを開始する。
ステップS503は、ステップS103に対応する。
ステップS504において、アクセスポイント200は、リオフロード処理の実行をトリガとして、UE滞在タイマを停止する。例えば、アクセスポイント200は、リオフロード処理の開始又は終了を検出した場合に、UE滞在タイマを停止する。或いは、アクセスポイント200は、無線端末10との接続を終了する際に、UE滞在タイマを停止する。
ステップS505において、アクセスポイント200は、UE滞在タイマの計測結果(すなわち、滞在時間の計測結果)を示すメッセージである滞在時間インディケータ(Stay timer Indicatior)を無線基地局100に送信する。
アクセスポイント200は、無線端末10がリオフロード処理を行う度に、滞在時間インディケータを送信してもよい。或いは、アクセスポイント200は、滞在時間が閾値(例えば、ピンポン現象が発生していることを示す閾値)を超えた場合に、滞在時間インディケータを送信してもよい。また、滞在時間インディケータを送信する代わりに若しくは加えて、Re−offloadインディケータ及び/又はピンポンインディケータを送信してもよい。
滞在時間インディケータは、以下の情報を含むことができる。
・メッセージ種類(Message Type)
・eNB識別子(E−UTRAN CGI(Source cell/Target cell))
・WLAN識別子(WLAN ID)
・UE識別子(UE ID)
・WLAN滞在時間(WLANStayTimer)
・オフロードトラフィック(OffloadTraffic)
なお、メッセージ種類は、メッセージが滞在時間インディケータであることを示す。また、UE識別子は、無線端末10を識別可能な情報であればよく、例えば、契約者コード、IPアドレス、及び、TEID(Tunnel Endpoint. IDentifier)の少なくともいずれかであってもよい。
ステップS506及びS507は、ステップS105及びS106に対応する。
第2に、無線基地局100から無線LANへのオフロード処理を実行した無線端末10が、無線LANから同じ無線基地局100へのリオフロード処理を実行するケースについて、図9を用いて説明する。図9は、実施形態に係る動作(C−2)を説明するためのシーケンス図である。
UE滞在タイマを有するアクセスポイント200に関する上述の第1の動作では、アクセスポイント200は、ピンポン現象の発生の判定を行っていなかった。この第2の動作では、アクセスポイント200がピンポン現象の発生の判定を行う(S606参照)。
ステップS601からS603は、ステップS501からS503に対応する。
ステップS604において、無線基地局100は、無線端末10が無線LANから無線基地局100へのリオフロード処理を実行したことを示すRe−offloadインディケータをアクセスポイント200に送信する。
ステップS605において、アクセスポイント200は、無線基地局100からのRe−offloadインディケータの受信に応じて、UE滞在タイマを停止する。
ステップS606において、アクセスポイント200は、ステップS105の無線基地局100と同様に、ピンポン現象が発生したか否かの判定を行う。
ステップS607において、アクセスポイント200は、ピンポン現象が発生していると判定した場合、ピンポンインディケータを無線基地局100に送信する。或いは、アクセスポイント200は、ピンポンインディケータの代わりに、滞在時間インディケータを無線基地局100に送信してもよい。なお、ピンポンインディケータは、上述の滞在時間インディケータと同様の情報を含む。なお、ピンポンインディケータは、単なるピンポン現象の発生を示すものであってもよい。
ステップS608は、ステップS106に対応する。
第3に、無線基地局100−1から無線LANへのオフロード処理を実行した無線端末10が、無線LANから無線基地局100−1と異なる無線基地局100−2へのリオフロード処理を実行するケースについて、図10を用いて説明する。図10は、実施形態に係る動作(C−3)を説明するためのシーケンス図である。
ステップS701、S703、S704は、ステップS201、S203、S204に対応する。ステップS702は、ステップS502に対応する。
ステップS705において、無線基地局100−2は、無線端末10が無線LANから無線基地局100へのリオフロード処理を実行したことを示すRe−offloadインディケータをアクセスポイント200に送信する。
ステップS706において、アクセスポイント200は、無線基地局100−2からのRe−offloadインディケータの受信に応じて、UE滞在タイマを停止する。
ステップS707は、ステップS606に対応する。
ステップS708において、アクセスポイント200は、ピンポン現象が発生していると判定した場合、無線端末10のソース基地局であった無線基地局100−1にピンポンインディケータを送信する。或いは、アクセスポイント200は、ピンポンインディケータの代わりに滞在時間インディケータを無線基地局100−1に送信してもよい。なお、ピンポンインディケータは、単なるピンポン現象の発生を示すものであってもよい。
ステップS709は、ステップS208に対応する。
(まとめ)
本実施形態では、無線基地局100は、無線LANの滞在時間を計測する。言い換えると、無線基地局100は、UE滞在タイマを有する制御部を備える。これにより、無線基地局100は、無線端末10の無線LANの滞在時間が把握できるため、ピンポン現象が発生しているか否かを把握できる。その結果、無線基地局100は、判定パラメータを適切に設定することができる。
本実施形態では、無線端末10は、無線LANの滞在時間を計測する。言い換えると、無線端末10は、UE滞在タイマを有する制御部と、UE滞在タイマの計測結果に基づくメッセージ(Re−offloadインディケータ/ピンポンインディケータ)を送信する送信部と、を備える。また、アクセスポイント200は、無線LANの滞在時間を計測する。言い換えると、アクセスポイント200は、UE滞在タイマを有する制御部(例えば、プロセッサ)と、UE滞在タイマの計測結果に基づくメッセージ(滞在時間インディケータ/ピンポンインディケータ)を送信する送信部(例えば、ネットワークインターフェイス/無線送受信機)と、を備える。また、無線基地局100は、UE滞在タイマの計測結果を示すメッセージを受信する受信部を備える。これによって、無線基地局100は、当該メッセージを受信することによって、ピンポン現象が発生しているか否かを把握できる。その結果、無線基地局100は、判定パラメータを適切に設定することができる。
本実施形態では、無線基地局100は、無線端末10が移動通信網から無線LANに対して待ち受け先又は接続先を切り替えてから無線LANから移動通信網に対して待ち受け先又は接続先を切り替え、且つ、所定条件を満たす現象(ピンポン現象)の発生を検出した場合に、無線端末10が移動通信網から無線LANに対して待ち受け先又は接続先を切り替えるか否かを判定する際に参照するパラメータを決定する。具体的には、無線基地局100は、無線LANへ待ち受け先又は接続先を切り替えた無線端末10が移動通信網へ待ち受け先又は接続先を切り替え、且つ、ピンポン現象の発生を検出した場合に、無線端末が移動通信網から無線LANに対して待ち受け先又は接続先を切り替えるか否かの判定、及び/又は、無線LANから移動通信網に対して待ち受け先又は接続先を切り替えるか否かの判定に参照する判定パラメータを決定する。これにより、無線基地局100は、ピンポン現象が発生しないように、判定パラメータを適切に設定することができる。
[その他の実施形態]
本出願の内容を上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本出願の内容を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述の実施形態において、ハンドオーバ手順の代わりに、セル(再)選択(Cell (re)selection)が実行される場合に、上述の動作が実行されてもよい。すなわち、オフロード処理は、無線端末10がアイドル状態である場合に、実行されてもよい。
上述した実施形態において、無線基地局100は、UE滞在タイマに関する設定情報(Configuration)をSIB又は個別信号(dedicated signaling)によって無線端末10に送信してもよい。無線基地局100は、RRC接続を確立している場合に(或いは、RRC接続を確立する際に)、当該設定情報を無線端末10に送信してもよい。無線端末10は、当該設定情報に基づいて、UE滞在タイマを起動できる。
また、設定情報は、Re−offloadインディケータ又はピンポンインディケータに含める情報を指定する情報が含まれていてもよい。無線端末10は、当該設定情報に基づいて、Re−offloadインディケータ又はピンポンインディケータに含める情報を決定する。また、設定情報は、Re−offloadインディケータ又はピンポンインディケータに含めない情報を別途送信するタイミングを指定してもよい。
また、無線端末10は、例えば、UE測定報告及び/又はリオフロード理由をRe−offloadインディケータ又はピンポンインディケータとは別に、無線基地局100に送信してもよい。例えば、無線端末10は、無線基地局100とのRRC接続が確立された場合(例えば、リオフロード処理が実行された場合)に、UE測定報告等を送信してもよい。或いは、無線端末10は、無線基地局100からの要求に基づいて、UE測定報告等を送信してもよい。無線基地局100は、無線端末10又はアクセスポイント200からのRe−offloadインディケータ又はピンポンインディケータに、欲しい情報(例えば、UE測定報告等)が含まれない場合に、当該要求を無線端末10に送信してもよい。無線基地局100は、端末情報手順(UE Information Procedure)によって当該要求を送信してもよい。
従って、無線基地局100は、無線端末10からRe−offloadインディケータ又はピンポンインディケータを受信しない場合であっても、無線端末10からのUE測定報告及び/又はリオフロード理由を受信することによって、判定パラメータの最適化を行うことができる。
或いは、無線端末10は、MDT(Minimization of Drive Test)の測定結果と共にUE測定報告を無線基地局100に送信してもよい。MDTを行うよう設定(Configuration)された無線端末は、受信信号状態を測定し、該測定の結果に関する情報と測定時の位置情報とを含む測定データを移動通信網(無線基地局100)に報告する。無線端末が通信実行中に行うMDTは、即座報告型(Immidiate MDT)と称されており、無線端末が待ち受け中に行うMDTは、記録型(Logged MDT)と称されている。無線端末10は、即座報告型MDT及び記録型MDTのいずれかの報告と共に、UE測定報告を無線基地局100に送信できる。
また、無線基地局100は、無線LANに滞在している間に測定する無線LANにおける受信品質及び/又は受信強度の測定に関する設定情報(Configuration)をSIB又は個別信号(dedicated signaling)によって無線端末10に送信してもよい。例えば、当該設定情報は、測定の報告方法、測定の周期、測定対象となる周波数、測定対象が含まれるエリア情報(例えば、Tracking Area等)を指定する情報を含む。
また、無線基地局100は、UE測定報告に基づいて、オフロード対象となるアクセスポイント200を決定してもよい。例えば、所定のアクセスポイント200の受信強度が低いエリアが存在する場合、当該エリアにおいて所定のアクセスポイント200をオフロード対象から外してもよい。
実施形態では特に触れていないが、無線端末10及び無線基地局100のいずれかが行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。
或いは、無線端末10及び無線基地局100のいずれかが行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサ)によって構成されるチップが提供されてもよい。
実施形態では、移動通信網としてLTEを例示した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。移動通信網は、通信キャリアによって提供されるネットワークであればよい。従って、移動通信網は、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)であってもよく、GSM(登録商標)であってもよい。
[付記]
以下において、本実施形態の付記事項について説明する。
(1)導入
この付記では、RANアシスタントパラメータを最適化するために、WLANを伴うMRO(Mobility Robustness Optimization)の必要性について説明する。
(2)説明
(2.1)WLANを伴う協調の更なるユースケースの必要性
RAN補助パラメータ(判定パラメータ)は、E−UTRANとWLANとの間のトラフィックステアリングの決定のためにUEにおいて使用される。RAN補助パラメータは、eNBによって設定される。同メカニズムは、UTRANのために導入されたが、説明を簡単にするために、次の考察は、E−UTRANのためのRAN補助パラメータを前提とする。
表1は、eNBが適切な値でパラメータを設定するために、RAN補助パラメータの概要を、いくつかのカテゴリー及び可能な解決策と共に示す。(少なくとも初期において)パラメータを提供するOAMがベースラインであるが、表1では省略していることに留意すべきである。
UEのスループット及びセル負荷を最適化するために、RSRP及びRSRQ閾値が用いられる。これらの閾値が基地局自身の負荷状況(load status)に基づいて決定されることが前提とされる。
見解1:RSRP及びRSRQ閾値は、基地局自身の状況(condition)によって決定されてもよい。
WLANでのスループット及び/又は負荷状況を評価するために用いられるBSS負荷、WANメトリック及びビーコンRSSIに関して、他の閾値が利用可能である。これらの閾値は、RSRP及びRSRQ閾値と極めて同様の目的のために、特に、トラフィックステアリングの前後のUEスループットの最適化のために用いられる。従って、WLANにおけるUEスループットを推定するために生み出された解決策が、これらの閾値の決定のために再利用されてもよい。
見解2:BSS負荷、WANメトリック及びビーコンRSSI閾値を、WLANにおけるUEスループットの評価のために生み出された解決策によって決定することが可能である。
見解3:スループット及び負荷最適化のためのRAN補助パラメータを、既存の情報又は生み出された解決策を用いて自動的に決定してもよい。
モビリティ最適化目的に関して、RAN補助パラメータは、E−UTRANメジャメントのための既存のタイムトゥトリガ(TTT)と同様のタイマであるTsteeringWLANを有し、RAN補助パラメータをモビリティ目的のために用いることが共通の認識である。0から7の間で調整可能であるTsteeringWLANの間、RSRP、RSRQ、BSS負荷、WANメトリック及びビーコンRSSIに関する閾値に基づく基準を評価が満たす場合、UEは、Rel−12メカニズムにおいて必要最小限であるトラフィックステアリング機会を上位層に通知することを決定する一方で、タイマ値が、アクセスネットワークの頻繁な変更を回避することができるようにするために十分長くなければならないことに留意すべきであることが議論された。明らかに、TsteeringWLANに設定すべき最も適切な閾値は、異なるデプロイメントに従って異なる。従って、実用的なデプロイメントに応じて最適化されるべきある。しかしながら、MRJCにおける現在のユースケースは、WLANにおいてUEスループットを直ちに評価するので、閾値を決定できず、従って、この点で、閾値は、OAMによって提供される固定値と共に設定する他の選択肢を有さない。大量のWLANAPが、日々展開されていることを考慮すると、問題は、WLAN無線状態の変化に従う最適な閾値を維持する方法である。従って、閾値を更新する自律的なメカニズム、すなわち、WLANを伴うMROによって問題を解決すべきである。
提案1:新しいユースケースとしてWLANを伴うモビリティロバスト性の最適化をキャプチャすることに合意すべきである。
WLAN識別子、すなわち、APのBSSID、ESSID及びHESSIDに関して、いくつかの企業が、自律的な収集メカニズム、例えば、WLANを伴うANRにも興味を持っている。
Figure 2016047672
表1は、RAN補助パラメータを説明するための表である。(少なくとも初期において)パラメータを提供するOAMがベースラインであるが、表1では省略していることに留意すべきである。
(2.2)WLANを伴うモビリティロバスト性の最適化
UEは、UEのモビリティにより引き起こされる3GPPとWLANとの間のピンポントラフィックステアリングが原因でQoEに苦しむ可能性がある。さらに、UEモビリティも、スループットの劣化につながる不正確なトラフィックステアリングを引き起こす可能性がある。現在、そのような劣化を避けるための情報がRANには存在しない。3GPPとWLANとの間で(もしあれば)情報を交換することを調査し、WLANデプロイメントを考慮したモビリティロバスト性最適化メカニズムを(もしあれば)拡張することが有益である。
問題1:ピンポントラフィックステアリングを回避する方法
問題2:早すぎるトラフィックステアリング及び/又は遅すぎるトラフィックステアリングを回避する方法
(2.3)モビリティロバスト性のためのRAN補助パラメータ調整
2.1章で述べた通り、TsteeringWLANは、モビリティロバスト性を最適化することが本質である。明らかに、オフロード効率のみを考慮した場合、TsteeringWLANを最小値(0[s])に設定すべきであるが、ピンポンステアリングのようなモビリティ問題が生じる可能性がある。従って、より良いユーザ体験を提供するために、オフロード効率とピンポン回避との間のバランス値で、TsteeringWLANを設定する必要があります。
UEモビリティのために考慮すべき別の観点が、よく知られているように無線状況の変動である。通常、無線状況評価のための閾値は、内と外の状況(in−and out−of−conditions)の間のヒステリシスを有し、RAN補助パラメータも、そのような目的のための2つの閾値を有する。例えば、RSRP閾値のヒステリシスを(ThreshServingOffloadWLAN,HighP−ThreshServingOffloadWLAN,LowP)[dB]として表示される。言うまでもなく、無線状況関連RAN補助パラメータと共に設定されたヒステリシスは、UEモビリティと併せてネットワークパフォーマンスに影響を与える。
提案2:提案1が受け入れ可能である場合、WLANを伴うMROが、TsteeringWLANの最適化及び/又はRSRP、RSRQ及びビーコンRSSIに関する閾値のヒステリシスを考慮することに合意すべきである。
(2.4)WLANを伴うMROのための可能な情報
E−UTRANのための既存のMROは、早すぎるHO(Too Early HO)、遅すぎるHO(Too Late HO)及び間違ったセルへのHO(HO to Wrong Cell)を検出するために用いることができるRLFインディケーション(RLF INDICATION)及びハンドオーバレポート(HANDOVER REPORT)を有する。WLANを伴うMROを考慮して、既存のMROと異なる点は、RLFと関係がなく、すなわち、RLFは、WLANから/へのトラフィックステアリング失敗したかどうかに基づかない。
しかしながら、E−UTRANからWLANへの早すぎるステアリング及びWLANからE−UTRANへの遅すぎるステアリングは、同様の理由、すなわち、UEが充分なスループットを無線アクセスネットワーク(E−UTRAN又はWLAN)によりもはや提供されないけれども、UEがトラフィックステアリングを決定できない場合、UEのQoEに重大な影響を与える可能性がある。従って、そのような誤ったトラフィックステアリングを避けるための解決策を検討すべきである。トラフィックステアリング後のWLANにおけるUEスループットをモニタするための可能な解決策として考慮するべきである。
提案3:トラフィックステアリング前/後に、スループット劣化を検出する方法を検討すべきである。
検討すべき他の点は、ピンポン回避である。例えば、WLANへのトラフィックステアリングのためのRAN補助パラメータ及びWLANからのトラフィックステアリングのためのRAN補助パラメータが充分に調整されていない、すなわち、誤ったヒステリシスが設定されている場合、UEは、E−UTRANへのトラフィックステアリングの後に、直ちにWLANへトラフィックを戻すことを決定してもよい。トラフィックステアリングはHOよりも遅延が大きいので、E−UTRANとWLANとの間のそのようなピンポンステアリングは、E−UTRANセル間のピンポンよりも、ユーザ体験においてより劣化するという結果になる可能性がある。従って、ピンポンステアリングを検出する方法を検討すべきである。
提案4:E−UTRANとWLANとの間のピンポンステアリングを検出する方法を検討すべきである。
(3)結論
この付記では、RAN補助パラメータを最適化するためにWLANを伴うMROの必要性を説明した。
なお、米国仮出願第62/056061号(2014年9月26日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。

Claims (17)

  1. 移動通信網を構成する無線基地局であって、
    無線LANに無線端末が滞在していた滞在時間を計測するコントローラを備え、
    前記滞在時間は、前記無線端末が前記移動通信網から前記無線LANへ待ち受け先又は接続先を切り替える第1処理を行ってから、前記無線端末が前記無線LANから前記移動通信網へ待ち受け先又は接続先を切り替える第2処理を行うまでの時間であることを特徴とする無線基地局。
  2. 前記第1処理は、前記無線端末が自己の無線基地局から前記無線LANへ待ち受け先又は接続先を切り替える処理であり、
    前記第2処理は、前記無線端末が前記無線LANから自己の無線基地局へ待ち受け先又は接続先を切り替える処理であることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記第1処理は、前記無線端末が自己の無線基地局から前記無線LANへ待ち受け先又は接続先を切り替える処理であり、
    前記第2処理は、前記無線端末が前記無線LANから自己の無線基地局とは異なる他の無線基地局へ待ち受け先又は接続先を切り替える処理であることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  4. 前記コントローラは、前記無線端末が前記第2処理を実行したことを示す情報を前記他の無線基地局から受信することによって、前記無線端末が前記第2処理を行ったことを検出することを特徴とする請求項3に記載の無線基地局。
  5. 前記コントローラは、前記無線端末が前記第2処理を実行したことを示す情報を前記無線LANを構成するエンティティから受信することによって、前記無線端末が前記第2処理を行ったことを検出することを特徴とする請求項3に記載の無線基地局。
  6. 前記コントローラは、前記滞在時間に基づいて、パラメータを決定し、
    前記パラメータは、前記無線端末が前記移動通信網から前記無線LANに対して待ち受け先又は接続先を切り替えるか否かを判定することに用いるパラメータであることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  7. 無線LANに滞在していた滞在時間を計測するコントローラと、
    移動通信網を構成する無線基地局に対して、前記滞在時間の計測結果に基づくメッセージを送信するトランスミッタとを備え、
    前記滞在時間は、前記移動通信網から前記無線LANへ待ち受け先又は接続先を切り替える第1処理を行ってから、前記無線LANから前記移動通信網へ待ち受け先又は接続先を切り替える第2処理を行うまでの時間であることを特徴とする無線端末。
  8. 前記メッセージは、前記第1処理を行ってから前記第2処理を行うまでの時間が所定時間内であることを示すメッセージであることを特徴とする請求項7に記載の無線端末。
  9. 前記メッセージは、前記滞在時間の値を示すメッセージであることを特徴とする請求項7に記載の無線端末。
  10. 前記メッセージは、前記無線端末が前記第1処理を行ってから前記第2処理を行ったこと及び所定の現象が発生したことを示す通知であることを特徴とする請求項7に記載の無線端末。
  11. 無線LANに接続されていた無線端末又は前記無線LANを構成するエンティティから、前記無線LANに前記無線端末が滞在していた滞在時間の計測結果に基づくメッセージを受信するレシーバを備え、
    前記滞在時間は、前記無線端末が前記移動通信網から前記無線LANに対して待ち受け先又は接続先を切り替える第1処理を行ってから、前記無線端末が前記無線LANから前記移動通信網に対して待ち受け先又は接続先を切り替える第2処理を行うまでの時間であることを特徴とする無線基地局。
  12. 前記メッセージは、前記無線端末が前記第1処理を行ってから前記第2処理を行うまでの時間が一定期間内であることを示すメッセージであることを特徴とする請求項11に記載の無線基地局。
  13. 前記メッセージは、前記滞在時間を示すメッセージであることを特徴とする請求項11に記載の無線基地局。
  14. 前記メッセージは、前記無線端末が前記第1処理を行ってから前記第2処理を行ったこと及び所定の現象が発生したことを示す通知であることを特徴とする請求項11に記載の無線基地局。
  15. 移動通信網を構成する無線基地局であって、
    無線端末が前記移動通信網から無線LANへ待ち受け先又は接続先を切り替えてから前記無線LANから前記移動通信網へ待ち受け先又は接続先を切り替えたこと及び所定の現象が発生したことを検出した場合に、前記無線端末が前記移動通信網と前記無線LANとの間で待ち受け先又は接続先を切り替えるか否かを判定することに使用するパラメータを決定するコントローラを備えることを特徴とする無線基地局。
  16. 前記無線LANを構成するエンティティ又は前記無線端末から前記所定の現象が発生したことを示す通知を受信するレシーバをさらに備え、
    前記コントローラは、前記レシーバが前記所定の現象が発生したことを示す通知を受信することで、前記所定の現象が発生したことを検出することを特徴とする請求項15に記載の無線基地局。
  17. 前記所定の現象は、所定条件を満たす現象であって、
    前記所定条件は、前記無線端末が前記移動通信網から前記無線LANへ待ち受け先又は接続先を切り替えてから前記無線LANから前記移動通信網へ待ち受け先又は接続先を切り替えるまでに経過した時間が所定時間内であることを含む請求項15に記載の無線基地局。
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