JPWO2016027452A1 - 解析制御装置、解析制御方法及び記録媒体 - Google Patents

解析制御装置、解析制御方法及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

解析処理実行中のインスタンスを他の処理装置に移行できない場合も複数の処理装置で複数の解析エンジンを効率的に実行させることが可能な解析制御装置を提供する。1つ乃至複数の解析手段毎の時間幅毎の予測負荷と、利用者が許容する前記解析手段毎の許容遅延時間と、複数の処理装置毎の処理能力とに基づいて、前記1つ乃至複数の解析手段をそれぞれ前記複数の処理装置へと配置する組み合わせを表す、配置パターンを決定し、決定した配置パターンに基づき、前記解析手段を前記処理装置に配置し、それぞれの前記解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する。

Description

本発明は、データを解析するための解析制御装置、解析制御方法、及びそのための記録媒体に関する。
解析対象となるデータの解析のための複数の解析手段は、複数の処理装置に配置され、それぞれの処理装置において所定の解析が実行される。解析制御装置は、複数の解析手段を複数の処理装置へ配置することを制御及び決定する装置として、知られている。しかしながら、解析処理対象となるデータの内容に応じて、それぞれの解析手段に掛かる負荷は、大きく変動する。このため、特定の処理装置に局所的に解析処理に掛かる負荷が集中しないよう、解析制御装置は、複数の処理装置に対する最適な解析手段の配置パターンを決定する。
この種の解析制御装置の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された解析制御装置は、過負荷の計算機クラスタが運用するサービスを所定の時間間隔で複数のタイムスロットに分割し、一部を計算機クラスタシステム全体で肩代わりする。これによって、解析制御装置は、各計算機クラスタが過負荷になることを防ぐとともに、計算機クラスタの計算資源を効率的に使用する。
特許第4286703号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された技術は、ある計算機クラスタで実行するサービスの一部を、派生サービスとして他の計算機クラスタで実行できることが前提となっている。したがって、特許文献1に記載された技術は、そのプログラムにおいては、解析処理実行中のインスタンスを他の処理装置に移行できない解析エンジンについては考慮していないという問題点がある。さらに、上述した特許文献1に記載された技術は、サービス実行中に意図的な遅延を発生させ、一時的に負荷を低減する、という制御を含まない。したがって、特許文献1に記載された技術は、遅延を発生させる場合に起こる負荷の変化を考慮して配置を決定することができないという問題点がある。
本発明の目的の一例は、上述した問題点を解決できる解析制御装置、解析制御方法および記録媒体を提供することにある。
本発明の一形態における第1の解析制御装置は、1つ乃至複数の解析手段毎の時間幅毎の予測負荷と、前記解析手段毎の利用者が許容する許容遅延時間と、複数の処理装置毎の処理能力とに基づいて、前記1つ乃至複数の解析手段をそれぞれ前記複数の処理装置へと配置する組み合わせを表す、配置パターンを決定する配置制御手段と、前記配置制御手段が決定した配置パターンに基づき、前記解析手段を前記処理装置に配置し、それぞれの前記解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する解析制御手段とを含む。
本発明の一形態における第1の解析制御方法は、1つ乃至複数の解析手段毎の時間幅毎の予測負荷と、利用者が許容する前記解析手段毎の許容遅延時間と、複数の処理装置毎の処理能力とに基づいて、前記1つ乃至複数の解析手段をそれぞれ前記複数の処理装置へと配置する組み合わせを表す、配置パターンを決定し、決定した配置パターンに基づき、前記解析手段を前記処理装置に配置し、それぞれの前記解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する。
本発明の一形態における第1の記録媒体は、コンピュータに、1つ乃至複数の解析手段毎の時間幅毎の予測負荷と、利用者が許容する前記解析手段毎の許容遅延時間と、複数の処理装置毎の処理能力とに基づいて、前記1つ乃至複数の解析手段をそれぞれ前記複数の処理装置へと配置する組み合わせを表す、配置パターンを決定し、決定した配置パターンに基づき、前記解析手段を前記処理装置に配置し、それぞれの前記解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する処理を実行させる。
本発明によれば、解析処理実行中のインスタンスを他の処理装置に移行できない場合も複数の処理装置で複数の解析エンジンを効率的に実行させることが可能という効果が得られる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における解析制御装置100の構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施の形態における解析制御装置100の時間軸での解析時における負荷変動の一例を示した模式図である。 図3は、第1の実施の形態における解析制御装置100の時間軸での解析時において、時間幅Tに対するT秒間最大予測負荷/Tの関係の一例を示した模式図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態における解析制御装置100をコンピュータ装置で実現した場合のハードウェア構成例を示す図である。 図5は、第1の実施の形態における解析制御装置100の負荷情報記憶部101に記憶される情報であり、各解析手段のT秒間最大予測負荷/Tの値を示す図である。 図6は、第1の実施の形態における解析制御装置100の時間情報記憶部102に記憶される情報であり、各解析手段の許容遅延時間の値を示す図である。 図7は、第1の実施の形態における解析制御装置100の資源情報記憶部103に記憶される情報であり、各処理装置のプロセッサ処理能力の値を示す図である。 図8は、第1の実施の形態における解析制御装置100での解析手段の配置制御と解析実施の動作の概要を示すフローチャートである。 図9は、第1の実施の形態における解析制御装置100での解析手段がとりうる配置パターンと、処理装置とに関連する余剰能力スコアを、複数の時間幅毎に、算出した結果を示す図である。 図10は、本発明の第2の実施の形態における解析制御装置300の構成を示すブロック図である。 図11は、第2の実施の形態における解析制御装置300での解析手段の配置と解析実施の動作の概要を示すフローチャートである。 図12は、第2の実施の形態における解析制御装置300の負荷情報記憶部101に記憶される情報であり、各解析手段のT秒間最大予測負荷/Tの値と変動係数を示す図である。 図13は、第2の実施の形態における解析制御装置300での解析手段がとりうる配置パターンと、処理装置とに関連する余剰能力スコアを、複数の時間幅毎に、算出した結果を示す図である。 図14は、本発明の第3の実施の形態における解析制御装置400の構成を示すブロック図である。 図15は、第3の実施の形態における解析制御装置400での解析手段の配置と解析実施の動作の概要を示すフローチャートである。 図16は、第3の実施の形態における解析制御装置400の資源情報記憶部103に記憶される情報であり、各処理装置のプロセッサ処理能力の値を示す図である。 図17は、第3の実施の形態における解析制御装置400での解析手段がとりうる配置パターンと、処理装置とに関連する余剰能力スコアを、複数の時間幅毎に、算出した結果を示す図である。 図18は、本発明の第4の実施の形態における解析制御装置500の構成を示すブロック図である。 図19は、第4の実施の形態における解析制御装置500の解析対象数情報記憶部111に記憶される情報であり、各解析手段のT秒間最大予測解析対象数/Tの値を示す図である。 図20は、第4の実施の形態における解析制御装置500の解析対象数負荷情報記憶部112に記憶される情報であり、各解析手段の解析対象N件時の秒間予測負荷の値を示す図である。 図21は、第4の実施の形態における解析制御装置500での解析手段の配置と解析実施の動作の概要を示すフローチャートである。 図22は、本発明の第5の実施の形態における解析制御装置600の構成を示すブロック図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における解析制御装置100の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、解析制御装置100は、負荷情報記憶部101と時間情報記憶部102と資源情報記憶部103と配置制御部104と解析制御部105と、を備える。なお、配置制御部104は、一般的に配置制御手段、解析制御部105は、一般的に解析制御手段と呼ぶことができる。
本実施形態では、図示しない解析手段A1、A2、A3の3つの解析手段を必要とする解析に関して、解析制御装置100は、次のような処理を実行する。すなわち、解析制御装置100は、最大3つの解析手段を配置可能な図示されない第1の処理装置と最大2つの解析手段を配置可能な図示されない第2の処理装置にどのように配置するかを決定する制御を実行する。解析制御装置100に接続され制御される処理装置の数やそれぞれの処理装置において配置可能な解析手段の数、解析で必要とする解析手段の数は、これらに限らず、いくつでもよい。
次に、第1の実施の形態における解析制御装置100の構成について説明する。
負荷情報記憶部101は、3つの解析手段に関する、時間幅毎の予測負荷を記憶する。
ここで、処理装置は、解析手段A1、A2、A3における処理の実行を遅延させながら解析処理を実行する場合、図2及び図3に示すように、時間幅毎の予測負荷が変化する。その変化の例について、図2および図3を用いて詳しく説明する。
図2は、時間軸に対する解析時の負荷変動を模式的に表す。
図3は、時間幅をT秒とするとき、Tが増加するのに応じて、T秒間の最大の予測負荷をTで除した値が減少する様子を模式的に表す。例えば、図示しないデータ配信装置(解析元)から解析処理対象を図示しない処理装置に送信するデータフレームが存在することを仮定する。データフレームが、処理装置でバッファリングされない場合、最大の予測負荷は、ピーク時の負荷(図2におけるP)となる。処理装置は、データフレームをバッファリングすることによって、最大6秒間の時間幅で遅延させながら解析を実行する。この場合、処理装置は、ピーク時の負荷をピーク時以外の空き時間に分散して実行できる。たとえば、遅延の時間幅が最大6秒である場合、6秒間の最大の予測負荷を6で除した値は、ピーク時の負荷より小さくなる。また、データフレームをバッファリングによって、最大600秒間の時間幅で遅延させながら解析を実行する場合、ピーク時以外の空き時間が増加する。このため、600秒間の最大の予測負荷を600で除した値は、時間幅が6秒間の場合より小さくなる。
即ち、解析の実行を遅延させる時間幅をT秒とするとき、「T秒間の最大予測負荷/T」の値は、Tの増加に応じて減少する。図3の例は、「T秒間の最大予測負荷/T」がTの増加に応じて対数的に減少する関数のモデルを示す。負荷情報記憶部101は、そのモデルの関数を記憶する。
なお、「T秒間の最大予測負荷/T」の関数は、図3に示す例に限らず、他の関数や表形式を用いて記憶してもよい。また、それらの関数の係数や表形式の値は、解析を実行して計測された負荷の値から算出されてもよく、あるいは、理論値などから算出されてもよい。
時間情報記憶部102は、処理装置が解析元のデータ(解析処理対象)を受信してから、各解析手段が解析結果を出力するまでの、ユーザが許容する遅延時間を記憶する。例えば、解析手段A1の解析結果を6秒以内に入手したいというユーザの要求がある場合、時間情報記憶部102は、解析手段A1の許容遅延時間を6秒として記憶する。
資源情報記憶部103は、前述の第1の処理装置と第2の処理装置における各プロセッサの処理能力を記憶する。図7は、資源情報記憶部103が記憶するプロセッサ処理能力の一例を示す図である。図7では処理装置のプロセッサ処理能力を、単位時間に処理装置全体で処理を実行できる時間(ミリ秒)として記憶する。例えば、処理装置のプロセッサ数が4つの場合、一秒間に処理装置全体で処理を実行できる時間は4000ミリ秒となるとする。処理装置のプロセッサ数が基準となるプロセッサに対して処理性能が2分の1である場合、一秒間に処理装置全体で処理を実行できる時間は2000ミリ秒となる。これらの値は、実行して計測された負荷の値から算出された値であってもよく、あるいは理論値などから算出された値であってもよい。
配置制御部104は、複数の(本実施形態では3つの)解析手段を複数の処理装置へと配置する組み合わせを表す、配置パターンを決定する。
解析制御部105は、配置制御部104が決定した配置パターンに基づき、3つの解析手段を第1の処理装置と第2の処理装置に配置し、それぞれの解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する。解析制御部105は、図示しない遅延時間制御部、処理優先度制御部を備え、それら制御部がそれぞれ遅延時間と処理の優先度を管理してもよい。
図4は、本発明の第1の実施の形態における解析制御装置100をコンピュータ装置で実現した場合のハードウェア構成例を示す図である。図4に示されるように、コンピュータ装置1000は、それぞれ通信インタフェース10、CPU(Central Processing Unit)11、出力装置12、入力装置13、主記憶装置14、および二次記憶装置15を含む。
通信インタフェース10は、処理装置および周辺端末との通信のための入出力インタフェースを構成する。また通信インタフェース10は、解析制御装置100に接続する図示しないネットワークとの接続制御のためのインタフェースも含む。
CPU11は、オペレーティングシステムを動作させて本発明の第1の実施の形態に係るコンピュータ装置1000の全体を制御する。また、CPU11は、例えば二次記憶装置15から主記憶装置14にプログラムまたはデータを読み出す。具体的には、コンピュータ装置1000のCPU11は、第1の実施の形態における配置制御部104と解析制御部105として動作し、それぞれプログラム制御に基づいて各種の処理を実行する。また、コンピュータ装置1000のCPU11は、1つに限らず2つ以上備えていてもよい。
出力装置12は、例えばディスプレイ、表示器で実現され、出力を確認するために用いられる。
入力装置13は、例えばマウスやキーボード、内蔵のキーボタン等で実現され、入力操作に用いられる。入力装置13は、マウスやキーボード、内蔵のキーボタンに限らず、例えばタッチパネルでもよい。
主記憶装置14は、CPU11の制御に基づく作業用メモリである。
二次記憶装置15は、例えば光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、外付けハードディスク、または半導体メモリ等であって、コンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録する。二次記憶装置15は、コンピュータ装置1000が実行するためのコンピュータプログラムを一時的に記憶するまたは非一時的に記憶する。したがって、CPU11は、二次記憶装置15に記録されているコンピュータプログラムを読み込み、そのプログラムにしたがって、配置制御部104と解析制御部105として動作してもよい。
また、コンピュータプログラムは、通信網に接続されている図示しない外部コンピュータからダウンロードされてもよい。また、コンピュータ装置1000の二次記憶装置15は、第1の実施の形態における負荷情報記憶部101と時間情報記憶部102と資源情報記憶部103として機能する。
なお、第1の実施の形態の説明において利用されるブロック図(図1)には、機能単位のブロックが示されている。これらの機能ブロックは、図4に示すコンピュータ装置に限らず、各部がハードウェア回路によって実現されてもよい。ただし、解析制御装置100が備える各部の実現手段は特に限定されない。すなわち、解析制御装置100は、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線または無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
以上のように構成された解析制御装置100の動作について、図8のフローチャートを参照して説明する。
図8は、第1の実施の形態における解析制御装置100での解析手段の配置制御と解析実施の動作の概要を示すフローチャートである。尚、このフローチャートによる処理は、前述したCPU11によるプログラム制御に基づいて、実行されても良い。また、負荷情報記憶部101に記憶されたT秒間最大予測負荷/Tの値、時間情報記憶部102に記憶された許容遅延時間の値、資源情報記憶部103に記憶されたプロセッサ処理能力の値は、それぞれ図5、図6、図7に記載された通りとする。すなわち、各値は、解析手段を表す情報または処理装置を表す情報に関連付けて記憶されている。
図8に示すように、まず、配置制御部104は、時間情報記憶部102を参照し、複数の時間幅を設定する(ステップS101)。時間幅の設定については、図6を参照して説明する。図6において、許容遅延時間は6秒および600秒の2つの値があるため、配置制御部104は、複数の時間幅を6秒および600秒の2種類に設定する。配置制御部104は、複数の時間幅を、時間情報記憶部102に記憶する値よりさらに細分化して設定してもよい。例えば、配置制御部104は、複数の時間幅を6秒、60秒、600秒に設定してもよい。
次に、配置制御部104は、図示されない解析手段A1、A2、A3がとりうる配置パターンと、図示されない処理装置(第1、第2の処理装置)とに関連する余剰能力スコアを、ステップS101で設定した複数の時間幅毎に、算出する(ステップS102)。図9は配置パターンP1、P2、P3、P4について余剰能力スコアを算出した結果の一例を示す図である。
ここで、余剰能力スコアは、処理装置の余剰能力の予測を数値化したものである。時間幅Tについての余剰能力スコアは、以下のように算出する。まず、配置制御部104は、該当する処理装置に配置されている解析手段のうち、許容遅延時間が時間幅T以下であるものを列挙する。次に、配置制御部104は、それらの解析手段について、時間幅Tにおける予測負荷を算出し、予測負荷を合計した合計予測負荷を算出する。配置制御部104は、該当する処理装置の処理能力から合計予測負荷を減じた値を、余剰能力スコアとする。
ここでステップS102において、余剰能力スコアは、図5、図6、図7に記載された値を用いて算出される。図9において、仮に、配置パターンは、P1、P2、P3、P4の4通りとする。配置パターンP1は、第1の処理装置に解析手段A1、A2、A3を配置し、第2の処理装置には解析手段を配置しないという配置パターンを表す。配置パターンP2は、第1の処理装置に解析手段A1、A2を配置し、第2の処理装置に解析手段A3を配置するという配置パターンを表す。配置パターンP3は、第1の処理装置に解析手段A1、A3を配置し、第2の処理装置に解析手段A2を配置するという配置パターンを表す。配置パターンP4は、第1の処理装置に解析手段A1を配置し、第2の処理装置に解析手段A2、A3を配置するという配置パターンを表す。
配置パターンP1における第1の処理装置の余剰能力スコアの算出について説明する。時間幅が6秒の場合、図6を参照すると、許容遅延時間が6秒以下である解析手段は解析手段A1とA2の2つである。図5を参照すると、解析手段A1のT秒間最大予測負荷/Tは、
2000−100×lnT
であり、解析手段A2のT秒間最大予測負荷/Tは、
1800−100×lnT
である。時間幅が6秒の場合、合計予測負荷は、
(2000−100×ln(6))+(1800−100×ln(6))=3441.65(ミリ秒)
となる。図7を参照すると、第1の処理装置のプロセッサ処理能力は4000(ミリ秒)であり、時間幅が6秒の場合、余剰能力スコアは、
4000−3441.65=558.35
となる。
次に、時間幅が600秒の場合、図6を参照すると、許容遅延時間が600秒以下である解析手段は解析手段A1とA2とA3の3つである。図5を参照すると、解析手段A1のT秒間最大予測負荷/Tは、
2000−100×lnT
であり、解析手段A2のT秒間最大予測負荷/Tは、
1800−100×lnT
であり、解析手段A3のT秒間最大予測負荷/Tは、
4000−400×lnT
である。時間幅が600秒の場合、合計予測負荷は、
(2000−100×ln(600))+(1800−100×ln(600))+(4000−400×ln(600))=3961.84(ミリ秒)
となる。図7を参照すると、第1の処理装置のプロセッサ処理能力は4000(ミリ秒)であり、時間幅が600秒の場合、余剰能力スコアは、
4000−3961.84=38.16
となる。
なお、配置パターンP1における第2の処理装置は解析を実行しないため、時間幅が6秒であっても600秒であっても、余剰能力スコアは、
4000−0=4000
となる。
このようにして配置制御部104は、解析手段がとりうる配置パターンと、処理装置とに関連する余剰能力スコアを、ステップS101で設定した複数の時間幅毎に、算出する。残りの配置パターンP2、P3、P4について余剰能力スコアを算出した結果は、図9に示す表の通りである。
次に、配置制御部104は、ステップS102で算出した余剰能力スコアに基づいて、最適な配置パターンを選択する(ステップS103)。選択方法は、まず、配置パターン毎、処理装置毎、および時間幅毎に算出された余剰能力スコアの中から、配置制御部104は、配置パターン毎の最小値を抽出する。配置制御部104は、それらの配置パターン毎の余剰能力スコアの最小値のうち、最大値を算出する。その最大値を持つ配置パターンを、配置制御部104は、最適な配置パターンとして選択する。
一例として図9に示す余剰能力スコアの場合、配置パターンP1の余剰能力スコアのうち、最小値は38.16である。同様にして、配置パターンP2の余剰能力スコアの最小値は558.35、配置パターンP3の余剰能力スコアの最小値は1198.46、配置パターンP4の余剰能力スコアの最小値は1398.46となる。これらの配置パターン毎の余剰能力スコアの最小値のうち、最大値である1398.46をとる配置パターンP4を、配置制御部104は、最適な配置パターンとして選択する。
次に、解析制御部105は、ステップS103で配置制御部104が決定した配置パターンに基づき、全ての解析手段を第1の処理装置と第2の処理装置に配置する。そして、解析制御部105は、それぞれの解析手段に対して図6に示す遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する(ステップS104)。処理の優先度とは、解析手段A1、A2、A3のうち、より長く実行するようにスケジューリングする優先度である。したがって、解析制御部105は、常に第1の処理装置と第2の処理装置に配置した全ての解析手段に対して、遅延時間と処理の優先度を制御する。また、遅延時間と処理の優先度の制御を解析制御部105ではなく、図示しない第1の処理装置と第2の処理装置内の制御部が実施してもよい。この場合、解析制御部105は、図示しない第1の処理装置と第2の処理装置内の制御部に遅延時間と処理の優先度を指定する。さらに、図示しない第1の処理装置と第2の処理装置内の制御部が、指定された遅延時間と処理の優先度に基づいて自装置内に配置された解析手段を制御する。
以上で、解析制御装置100は、解析手段の配置と解析実施の動作を終了する。
次に、本発明の第1の実施の形態の効果について説明する。
上述した本実施形態における解析制御装置100は、解析処理実行中のインスタンスを他の処理装置に移行できない場合も複数の処理装置で複数の解析手段を効率的に実行させることができる。
その理由は、以下のような構成を含むからである。即ち、第1に配置制御部104は、許容遅延時間情報に基づいて、複数の時間幅を設定し、時間幅毎の予測負荷情報に基づいて、優先して実行する解析手段の予測負荷の合計から処理装置の時間幅毎の余剰能力スコアを算出する。第2に、配置制御部104は、配置パターン毎に算出した余剰能力スコアについて、その最小値が最大となる配置パターンを最適な配置パターンとして選択する。第3に、これらの処理は解析処理を実行する前に行われる。これにより、解析制御装置100は、適した時間幅で特定の解析手段の解析を遅延させることで負荷のピークをシフトできる。また解析制御装置100は、複数の処理装置の間で負荷を平準化する処理を、解析処理を実行する前に行う。このため、解析制御装置100は、解析処理実行中のインスタンスを他の処理装置に移行できない場合も複数の処理装置で複数の解析手段を効率的に実行させることができるという効果が得られる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る解析制御装置300の構成を示すブロック図である。
図10を参照すると、本実施形態における解析制御装置300は、第1の実施形態のそれと比べて、負荷情報記憶部101の代わりに負荷情報記憶部106を、配置制御部104の代わりに配置制御部107をそれぞれ備える。
第2の実施の形態では、負荷情報記憶部106は、解析手段A1、A2、A3について、それぞれT秒間最大予測負荷/Tおよび変動係数を記憶する、という点で、第1の実施の形態と異なる。ここで、変動係数は、標準偏差を算術平均で割った値である。T秒間最大予測負荷/Tの値にばらつきがあるとする場合、変動係数は、T秒間最大予測負荷/Tを算術平均とし、その相対的なばらつきとして表す。変動係数の値は、解析を実行して計測された負荷の値から算出してもよく、あるいは、理論値などから算出してもよい。
第2の実施の形態における配置制御部107は、時間幅Tについての余剰能力スコアを、以下のように算出する。まず、配置制御部107は、該当する処理装置に配置されている解析手段のうち、許容遅延時間が時間幅T以下であるものを列挙する。次に、配置制御部107は、それらの解析手段について、時間幅Tにおける予測負荷の平均および分散を算出し、合計した合計予測負荷の平均および分散を算出する。該当する処理装置の処理能力、および合計予測負荷の平均および分散から、配置制御部107は、負荷が処理装置の処理能力を超えない確率を算出し、余剰能力スコアとする。
次に、解析制御装置300の動作について図11に示すフローチャートを参照して説明する。第1の実施の形態と同様の動作については、詳細な説明を省略する。
図11は、第2の実施の形態における解析制御装置300での解析手段の配置と解析実施の動作の概要を示すフローチャートである。尚、このフローチャートによる処理は、前述したコンピュータ装置1000のCPU11によるプログラム制御に基づいて、実行されても良い。また、負荷情報記憶部106に記憶されたT秒間最大予測負荷/Tの値と変動係数は図12の通りとする。時間情報記憶部102に記憶された許容遅延時間の値、資源情報記憶部103に記憶されたプロセッサ処理能力の値はそれぞれ第1の実施形態と同じ値すなわち図6、図7に記載された通りとする。
図11に示すように、まず、配置制御部107は、時間情報記憶部102を参照し、複数の時間幅を設定する(ステップS201)。
次に、配置制御部107は、解析手段がとりうる配置パターンと、処理装置とに関連して余剰能力スコアを、ステップS201で設定した複数の時間幅毎に、算出する(ステップS202)。
ここでステップS202の余剰能力スコアの算出を図12、図6、図7に記載された値を用いて実際に算出する。また、配置パターンは、第1の実施の形態と同じパターンであるP1、P2、P3、P4の4通りとする。
配置パターンP1における第1の処理装置の余剰能力スコアの算出について説明する。時間幅が6秒の場合、図6を参照すると、許容遅延時間が6秒以下である解析手段は解析手段A1とA2の2つである。図12を参照すると、解析手段A1のT秒間最大予測負荷/Tの平均は、
2000−100×lnT
であり、解析手段A2のT秒間最大予測負荷/Tの平均は、
1800−100×lnT
である。時間幅が6秒の場合、合計予測負荷の平均は、
(2000−100×ln(6))+(1800−100×ln(6))=3441.65
となる。また、図12を参照すると、解析手段A1のT秒間最大予測負荷/Tの変動係数は0.5、解析手段A1のT秒間最大予測負荷/Tの変動係数は0.5である。合計予測負荷の分散は、
((2000−100×ln(6))×0.5)^2+((1800−100×ln(6))×0.5)^2=1485617.71
となる。図7を参照すると、第1の処理装置のプロセッサ処理能力は4000である。合計予測負荷が正規分布に従うと仮定すると、平均が3441.65、分散が1485617.71の場合に、4000を超えない確率を算出することができ、その値は0.677となる。従って、余剰能力スコアは0.677となる。
なお、配置パターンP1における第2の処理装置は解析を実行しないため、第1の実施の形態と同様に、時間幅が6秒であっても600秒であっても、余剰能力スコアは4000となる。
このようにして配置制御部107は、解析手段がとりうる配置パターン及び処理装置に関連する余剰能力スコアを、ステップS201で設定した複数の時間幅毎に、算出する。図13は残りの配置パターンP2、P3、P4について余剰能力スコアを算出した結果の一例を示す図である。
以降の処理は第1の実施の形態と同様である。すなわち算出した余剰能力スコアに基づき解析制御部105が最適な配置パターンを選択する(ステップS203)。その配置パターンに基づき、解析制御部105が全ての解析手段を第1の処理装置と第2の処理装置に配置し、それぞれの解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する(ステップS204)。なお、図13の余剰能力スコアの場合、配置パターン毎の余剰能力スコアの最小値のうち、最大値である0.951をとる配置パターンP4を、配置制御部107は、最適な配置パターンとして選択する。
以上で、解析制御装置300は、解析手段の配置と解析実施の動作を終了する。
次に、本発明の第2の実施の形態の効果について説明する。
上述した本実施形態における解析制御装置300は、各解析手段の予測負荷にばらつきが存在する場合でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
その理由は、以下のような構成を含むからである。即ち、第1に配置制御部107は、各解析手段の予測負荷の平均および変動係数に基づいて、第1の処理装置と第2の処理装置の処理能力を超えない確率を算出し、余剰能力スコアとして利用する。したがって、解析制御装置300は、各解析手段の予測負荷にばらつきが存在する場合でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができるという効果が得られる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図14は、本発明の第3の実施形態に係る解析制御装置400の構成を示すブロック図である。
図14を参照すると、本実施形態における解析制御装置400は、第1の実施形態のそれと比べて、配置制御部104の代わりに配置制御部109をそれぞれ備える。
第3の実施の形態では、配置制御部109が、余剰能力スコアの時間幅毎平均、および余剰能力スコアが負数を含むかの判定に基づいて、最適な配置パターンを選択する点で第1の実施の形態と異なる。
配置制御部109は、最適な配置パターンを、以下のように算出する。まず、配置制御部109は、配置パターンと、処理装置とに関連する余剰能力スコアの平均を、時間幅毎に算出する。次に、配置制御部109は、配置パターン毎に、余剰能力スコアが負数を含むかを判定する。さらに、配置制御部109は、余剰能力スコアが負数を含まない場合の、時間幅毎の余剰能力スコアの平均のうち、最大値を算出する。配置制御部109は、その最大値を持つ配置パターンを、最適な配置パターンとして選択する。
次に、解析制御装置400の動作について図15に示すフローチャートを参照して説明する。
本発明を実施するための第3の実施の形態における解析制御装置400の動作の一例を、図15を用いて説明する。第1の実施の形態と同様の動作については、詳細な説明を省略する。
図15は、第3の実施の形態における解析制御装置400での解析手段の配置と解析実施の動作の概要を示すフローチャートである。尚、このフローチャートによる処理は、前述したCPUによるプログラム制御に基づいて、実行されても良い。また、本実施形態における資源情報記憶部103に記憶されたプロセッサ処理能力の値は図16の通りとする。負荷情報記憶部101に記憶されたT秒間最大予測負荷/Tの値、時間情報記憶部102に記憶された許容遅延時間の値はそれぞれ第1の実施形態と同じ値すなわち図5、図6に記載された通りとする。
図17に示すように、まず、配置制御部109は、時間情報記憶部102を参照し、複数の時間幅を設定する(ステップS301)。
次に、配置制御部109は、解析手段がとりうる配置パターン毎、処理装置毎、ステップS301で設定した複数の時間幅毎に、余剰能力スコアを算出する(ステップS302)。
次に、配置制御部109は、ステップS302で算出した余剰能力スコアに基づいて、最適な配置パターンを選択する(ステップS303)。
ここでステップS303の最適な配置パターンの選択を図5、図6、図16に記載された値を用いて算出された余剰能力スコアに基づいて実際に選択する。配置パターンおよび算出方法は第1の実施の形態と同じとし、算出された余剰能力スコアは図17に記載された通りとする。
一例として図17の余剰能力スコアの場合、配置パターンP1における第1の処理装置の時間幅が6秒の場合の余剰能力スコアは−441.65、時間幅が600秒の場合の余剰能力スコアは−961.84であり、時間幅毎の余剰能力スコアの平均は
((−441.65)+(−961.84))/2=−701.75
となる。同様にして、配置制御部109は、全ての配置パターンと、処理装置とに関連する、時間幅毎の余剰能力スコアの平均を算出する。また、第2の処理装置における時間幅6秒の場合の余剰能力スコアは3000、時間幅600秒の場合の余剰能力スコアは3000である。従って、配置制御部109は、配置パターンP1において、余剰能力スコアは負数を含むと判定する。同様にして、配置制御部109は、全ての配置パターン毎に、余剰能力スコアが負数を含むかを判定する。配置パターンP1、P2、P3、P4について、余剰能力スコアが負数を含まないものは、P3およびP4となり、そのうち、時間幅毎の余剰能力スコアの平均の最大値は1609.43となる。配置制御部109は、その最大値を持つ配置パターンP3を選択する。
以降の処理において、選択された配置パターンに基づき、解析制御部105が全ての解析手段を第1の処理装置と第2の処理装置に配置する。解析制御部105は、それぞれの解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する(ステップS304)。これらの処理は第1の実施の形態と同様である。
以上で、解析制御装置400は、解析手段の配置と解析実施の動作を終了する。
次に、本発明の第3の実施の形態の効果について説明する。
上述した本実施形態における解析制御装置400は、複数の処理装置が過負荷にならない範囲で、1つの処理装置の余剰能力を最大にすることができる。
その理由は、以下のような構成を含むからである。即ち、第1に配置制御部109が、配置パターンと、処理装置とに関連する、時間幅毎の余剰能力スコアの平均を算出し、配置パターン毎に、余剰能力スコアが負数を含むかを判定する。第2に配置制御部109は、余剰能力スコアが負数をふくまない配置パターンのみを抽出し、時間幅毎の余剰能力スコアの平均が最大となる配置パターンを選択する。第3に余剰スコアが負数であるということは合計予測負荷がプロセッサ処理能力を上回っており、過負荷状態である。したがって、過負荷状態となる配置パターンを除外できるので、解析制御装置300は、複数の処理装置が過負荷にならない範囲で、1つの処理装置の余剰能力を最大にすることができるという効果が得られる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図18は、本発明の第4の実施形態に係る解析制御装置500の構成を示すブロック図である。
図18を参照すると、本実施形態における解析制御装置500は、第1の実施形態のそれと比べて、配置制御部104の代わりに配置制御部110を、負荷情報記憶部101の代わりに解析対象数情報記憶部111と解析対象数負荷情報記憶部112をそれぞれ備える。
第4の実施の形態では、配置制御部110が、解析対象数情報記憶部111に記憶されたT秒間最大予測解析対象数/T、解析対象数負荷情報記憶部112に記憶された解析対象N件時の秒間予測負荷に基づいて時間幅毎予測負荷を算出し、その上で、配置パターン毎、処理装置毎、複数の時間幅毎に、余剰能力スコアを算出する点で第1の実施の形態と異なる。
解析対象数情報記憶部111は、図示しないデータ配信装置が各解析手段に配信するデータに含まれる、時間幅毎の予測解析対象数を記憶する。
ここで、時間幅毎の予測解析対象数の例について、詳しく説明する。例えば、図示しないデータ配信装置が処理装置へデータを配信すると考えると、データフレームには0乃至複数の解析対象が含まれる可能性がある。例えば、データフレームをバッファリングしない場合、最大の予測解析対象数は、ピーク時の解析対象数となる。データフレームをバッファリングし、最大6秒間の時間幅で遅延させながら解析を実行する場合、ピーク時の解析対象数を含むデータフレームをピーク時以外の空き時間に分散して実行できるため、6秒間の最大の予測解析対象数を6で除した値は、ピーク時の解析対象数より小さくなる。データフレームをバッファリングし、最大600秒間の時間幅で遅延させながら解析を実行する場合、ピーク時以外の空き時間が増加するため、600秒間の最大の予測解析対象数を600で除した値は、時間幅が6秒間の場合より小さくなる。即ち、時間幅をT秒とするとき、T秒間最大予測解析対象数/Tは、Tの増加に応じて減少する。図19の例では、T秒間最大予測解析対象数/TがTの増加に応じて対数的に減少するとモデル化し、その関数を記憶する。
なお、T秒間最大予測解析対象数/Tの値は、図19に示す例に限らず、他の関数や表形式を用いて記憶してもよい。また、それらの関数の係数や表形式の値は、計測された解析対象数の値から算出してもよく、あるいは、理論値などから算出してもよい。
解析対象数負荷情報記憶部112は、解析手段A1、A2、A3の実行について、データに含まれる解析対象数に応じた予測負荷を記憶する。
ここで、解析対象数に応じた予測負荷の例について、詳しく説明する。例えば、解析手段A1、A2、A3が、映像データに含まれる複数の解析対象を検出し、それらの特徴を抽出する処理を行うと考える。その場合、負荷は、解析対象の検出にかかる負荷、解析対象数毎の特徴の抽出にかかる負荷を合計したものになる。即ち、データに含まれる解析対象数をNとする場合、解析の負荷はNに応じて増加する。図20の例では、解析対象数負荷情報記憶部112は、解析対象N件時の秒間予測負荷がNの増加に応じて線形に増加するとモデル化し、その関数を記憶する。
なお、解析対象N件時の秒間予測負荷の値は、図20に示す例に限らず、他の関数や表形式を用いて記憶してもよい。また、それらの関数の係数や表形式の値は、解析を実行して計測された負荷の値から算出してもよく、あるいは、理論値などから算出してもよい。
配置制御部110は、以下のように、余剰能力スコアを算出する。まず、配置制御部110は、該当する処理装置に配置されている解析手段のうち、許容遅延時間が時間幅T以下であるものを列挙する。次に、配置制御部110は、解析対象数情報記憶部111を参照し、それらの解析手段毎に、接続されるデータ配信装置に関して、時間幅Tにおける予測解析対象数を算出する。次に、配置制御部110は、解析対象数負荷情報記憶部112を参照して、それらの解析手段毎に、解析対象数に応じた予測負荷を算出する。さらに、配置制御部110は、予測負荷を合計した合計予測負荷を算出する。配置制御部110は、該当する処理装置の処理能力から合計予測負荷を減じた値を、余剰能力スコアとする。
次に、解析制御装置500の動作について図21に示すフローチャートを参照して説明する。
本発明を実施するための第4の実施の形態における解析制御装置500の動作の一例を、図21を用いて説明する。第1の実施の形態と同様の動作については、詳細な説明を省略する。
図21は、第4の実施の形態における解析制御装置500での解析手段の配置と解析実施の動作の概要を示すフローチャートである。尚、このフローチャートによる処理は、前述したCPUによるプログラム制御に基づいて、実行されても良い。また、本実施形態における解析対象数情報記憶部111に記憶されたT秒間最大予測解析対象数/Tの値は図19、解析対象数負荷情報記憶部112に記憶された解析対象N件時の秒間予測負荷の値は図20に記載された通りとする。時間情報記憶部102に記憶された許容遅延時間の値、資源情報記憶部103に記憶されたプロセッサ処理能力の値はそれぞれ第1の実施形態と同じ値すなわち図6、図7に記載された通りとする。
図16に示すように、まず、配置制御部110は、時間情報記憶部102を参照し、複数の時間幅を設定する(ステップS401)。
次に、配置制御部110は、解析対象数情報記憶部111に記憶されたT秒間最大予測解析対象数/T、解析対象数負荷情報記憶部112に記憶された解析対象N件時の秒間予測負荷に基づいて時間幅毎予測負荷を算出する。さらに、配置制御部110は、解析手段がとりうる配置パターンと、処理装置とに関連する余剰能力スコアを、ステップS401で設定した複数の時間幅毎に、算出する(ステップS402)。
ここでステップS402の余剰能力スコアを図19、図20、図6、図7に記載された値を用いて実際に算出する。また、配置パターンは、第1の実施の形態と同じパターンであるP1、P2、P3、P4の4通りとする。
配置パターンP1における第1の処理装置の余剰能力スコアの算出について説明する。時間幅が6秒の場合、図6を参照すると、許容遅延時間が6秒以下である解析手段は解析手段A1とA2の2つである。図19を参照すると、解析手段A1が図示しないデータ配信装置から受信するデータのT秒間最大予測解析対象数/Tは、
5−0.5×lnT
であり、解析手段A2が図示しないデータ配信装置から受信するデータのT秒間最大予測解析対象数/Tは、
2−0.25×lnT
である。時間幅が6秒の場合、解析手段A1が図示しないデータ配信装置から受信するデータの予測解析対象数は、
5−0.5×ln(6)=4.10
であり、解析手段A2が図示しないデータ配信装置から受信するデータの予測解析対象数は、
2−0.25×ln(6)=1.55
となる。解析手段A1の解析対象N件時の秒間予測負荷は、
1000+200×N
であり、解析手段A2の解析対象N件時の秒間予測負荷は、
1000+400×N
である。時間幅が6秒の場合、解析手段A1の予測負荷は、
1000+200×4.10=1820.82
であり、解析手段A2の予測負荷は、
1000+400×1.55=1620.82
となる。従って、合計予測負荷は、
1820.82+1620.82=3441.65
となる。図7を参照すると、第1の処理装置のプロセッサ処理能力は4000であり、時間幅が6秒の場合、余剰能力スコアは、
4000−3441.65=558.35
となる。同様にして、配置制御部110は、全ての配置パターン毎、処理装置毎、時間幅毎に、余剰能力スコアを算出する。
以降の処理において、算出した余剰能力スコアに基づき、解析制御部105が最適な配置パターンを選択する(ステップS403)。その選択された配置パターンに基づき、解析制御部105が全ての解析手段を第1の処理装置と第2の処理装置に配置する。さらに、解析制御部105は、それぞれの解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する(ステップS404)。これらの処理は第1の実施の形態と同様である。
以上で、解析制御装置500は、解析手段の配置と解析実施の動作を終了する。
次に、本発明の第4の実施の形態の効果について説明する。
上述した本実施形態における解析制御装置500は、解析手段A1、A2、A3の時間幅毎予測負荷を直接的に記憶しない場合でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
その理由は、以下のような構成を含むからである。即ち、第1に解析制御装置500が、T秒間最大予測解析対象数/Tを記憶した解析対象数情報記憶部111および解析対象N件時の秒間予測負荷を記憶した解析対象数負荷情報記憶部112を備える。したがって、解析手段A1、A2、A3の時間幅毎予測負荷を間接的に算出するので、解析制御装置500は、解析手段A1、A2、A3の時間幅毎予測負荷を直接的に記憶しない場合でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができるという効果が得られる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図22は、本発明の第5の実施形態に係る解析制御装置600の構成を示すブロック図である。第5の実施形態に係る解析制御装置600は、前述した第1乃至第4の実施形態の基本となる構成に対応する。
図22を参照すると、本実施形態における解析制御装置600は、第1の実施形態のそれと比べて、負荷情報記憶部101、時間情報記憶部102、資源情報記憶部103を備えない。第1の実施の形態において負荷情報記憶部101が記憶する1つ乃至複数の解析手段毎の時間幅毎の予測負荷、時間情報記憶部102が記憶する解析手段毎の利用者が許容する許容遅延時間、資源情報記憶部103が記憶する複数の処理装置毎の処理能力は、それぞれ図示しない外部または内部の記憶装置が記憶する。図示しない外部または内部の記憶装置は、全ての情報を記憶する単一の記憶装置でもよいし、それぞれの情報を1つ乃至複数記憶する複数の記憶装置でもよい。
解析制御装置600の動作は第1の実施の形態と同様であり、解析制御装置600の効果も同様である。
すなわち、解析制御装置600は、配置制御部104と解析制御部105とを含む。配置制御部104は、1つ乃至複数の解析手段をそれぞれ複数の処理装置へと配置する組み合わせを表す、配置パターンを決定する。その配置パターンは、1つ乃至複数の解析手段毎の時間幅毎の予測負荷と、解析手段毎の利用者が許容する許容遅延時間と、複数の処理装置毎の処理能力とに基づいて、決定される。
解析制御部105は、配置制御部104が決定した配置パターンに基づき、解析手段を処理装置に配置し、それぞれの解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する。
これにより、解析処理実行中のインスタンスを他の処理装置に移行できない場合も複数の処理装置で複数の解析エンジンを効率的に実行させることが可能という効果が得られる。
以上、各実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しえる様々な変更をすることができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)1つ乃至複数の解析手段毎の時間幅毎の予測負荷と、前記解析手段毎の利用者が許容する許容遅延時間と、複数の処理装置毎の処理能力とに基づいて、前記1つ乃至複数の解析手段をそれぞれ前記複数の処理装置へと配置する組み合わせを表す、配置パターンを決定する配置制御手段と、前記配置制御手段が決定した配置パターンに基づき、前記解析手段を前記処理装置に配置し、それぞれの前記解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する解析制御手段とを含む解析制御装置。
(付記2)前記配置制御手段は、複数の時間幅を設定し、時間幅毎に、許容遅延時間が時間幅より短い前記解析手段のみを対象として前記解析手段毎の予測負荷を算出し、前記解析手段毎の予測負荷に基づいて時間幅毎の処理装置の余剰能力を算出する付記1記載の解析制御装置。
(付記3)前記配置制御手段は、該当する前記処理装置の処理能力の値から、前記解析手段毎の時間幅毎の予測負荷を合計した合計予測負荷の値を減じた値を時間幅毎の前記処理装置の余剰能力とする付記1または2に記載の解析制御装置。
(付記4)前記配置制御手段は、配置パターン毎に、前記処理装置毎、時間幅毎の余剰能力の最小値を算出し、最小値を最大にする配置パターンを最適な配置パターンとして選択する付記1に記載の解析制御装置。
(付記5)前記配置制御手段は、前記解析手段毎の予測負荷を合計した合計予測負荷の平均および分散から、該当する前記処理装置の処理能力の値を超えない確率を算出し、時間幅毎の前記処理装置の余剰能力とする付記1または2に記載の解析制御装置。
(付記6)前記配置制御手段は、前記処理装置毎に、時間幅毎の余剰能力の平均を算出し、配置パターン毎に、余剰能力の平均の最大値を算出し、また、配置パターン毎に、前記処理装置毎、時間幅毎の余剰能力が負数を含むかを判定し、余剰能力が負数を含まず余剰能力の平均の最大値を最大にする配置パターンを最適な配置パターンとして選択する付記1に記載の解析制御装置。
(付記7)前記配置制御手段は、データに含まれる時間幅毎の予測解析対象数と、解析対象数毎の予測負荷とから、時間毎の予測負荷を算出する、付記1に記載の解析制御装置。
(付記8)1つ乃至複数の解析手段毎の時間幅毎の予測負荷と、利用者が許容する前記解析手段毎の許容遅延時間と、複数の処理装置毎の処理能力とに基づいて、前記1つ乃至複数の解析手段をそれぞれ前記複数の処理装置へと配置する組み合わせを表す、配置パターンを決定し、決定した配置パターンに基づき、前記解析手段を前記処理装置に配置し、それぞれの前記解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する解析制御方法。
(付記9)複数の時間幅を設定し、時間幅毎に、許容遅延時間が時間幅より短い前記解析手段のみを対象として前記解析手段毎の予測負荷を算出し、前記解析手段毎の予測負荷に基づいて時間幅毎の処理装置の余剰能力を算出する付記8記載の解析制御方法。
(付記10)該当する前記処理装置の処理能力の値から、前記解析手段毎の時間幅毎の予測負荷を合計した合計予測負荷の値を減じた値を時間幅毎の前記処理装置の余剰能力とする付記8または9に記載の解析制御方法。
(付記11)配置パターン毎に、前記処理装置毎、時間幅毎の余剰能力の最小値を算出し、最小値を最大にする配置パターンを最適な配置パターンとして選択する付記8に記載の解析制御方法。
(付記12)前記解析手段毎の予測負荷を合計した合計予測負荷の平均および分散から、該当する前記処理装置の処理能力の値を超えない確率を算出し、時間幅毎の前記処理装置の余剰能力とする付記8または9に記載の解析制御方法。
(付記13)前記処理装置毎に、時間幅毎の余剰能力の平均を算出し、配置パターン毎に、余剰能力の平均の最大値を算出し、また、配置パターン毎に、前記処理装置毎、時間幅毎の余剰能力が負数を含むかを判定し、余剰能力が負数を含まず余剰能力の平均の最大値を最大にする配置パターンを最適な配置パターンとして選択する付記8に記載の解析制御方法。
(付記14)データに含まれる時間幅毎の予測解析対象数と、解析対象数毎の予測負荷とから、時間毎の予測負荷を算出する、付記8に記載の解析制御方法。
(付記15)1つ乃至複数の解析手段毎の時間幅毎の予測負荷と、利用者が許容する前記解析手段毎の許容遅延時間と、複数の処理装置毎の処理能力とに基づいて、前記1つ乃至複数の解析手段をそれぞれ前記複数の処理装置へと配置する組み合わせを表す、配置パターンを決定し、決定した配置パターンに基づき、前記解析手段を前記処理装置に配置し、それぞれの前記解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する処理をコンピュータに実行させるプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記16)複数の時間幅を設定し、時間幅毎に、許容遅延時間が時間幅より短い前記解析手段のみを対象として前記解析手段毎の予測負荷を算出し、前記解析手段毎の予測負荷に基づいて時間幅毎の処理装置の余剰能力を算出する処理をコンピュータに実行させる付記15記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記17)該当する前記処理装置の処理能力の値から、前記解析手段毎の時間幅毎の予測負荷を合計した合計予測負荷の値を減じた値を時間幅毎の前記処理装置の余剰能力とする処理をコンピュータに実行させる付記15または16に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記18)配置パターン毎に、前記処理装置毎、時間幅毎の余剰能力の最小値を算出し、最小値を最大にする配置パターンを最適な配置パターンとして選択する処理をコンピュータに実行させる付記15に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記19)前記解析手段毎の予測負荷を合計した合計予測負荷の平均および分散から、該当する前記処理装置の処理能力の値を超えない確率を算出し、時間幅毎の前記処理装置の余剰能力とする処理をコンピュータに実行させる付記15または16に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記20)前記処理装置毎に、時間幅毎の余剰能力の平均を算出し、配置パターン毎に、余剰能力の平均の最大値を算出し、また、配置パターン毎に、前記処理装置毎、時間幅毎の余剰能力が負数を含むかを判定し、余剰能力が負数を含まず余剰能力の平均の最大値を最大にする配置パターンを最適な配置パターンとして選択する処理をコンピュータに実行させる付記15に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記21)データに含まれる時間幅毎の予測解析対象数と、解析対象数毎の予測負荷とから、時間毎の予測負荷を算出する処理をコンピュータに実行させる付記15に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
この出願は、2014年8月19日に出願された日本出願特願2014−166676を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100、300、400、500、600 解析制御装置
101、106 負荷情報記憶部
102 時間情報記憶部
103 資源情報記憶部
104、107、109、110 配置制御部
105 解析制御部
111 解析対象数情報記憶部
112 解析対象数負荷情報記憶部
1000 コンピュータ装置

Claims (20)

  1. 1つ乃至複数の解析手段毎の時間幅毎の予測負荷と、前記解析手段毎の利用者が許容する許容遅延時間と、複数の処理装置毎の処理能力とに基づいて、前記1つ乃至複数の解析手段をそれぞれ前記複数の処理装置へと配置する組み合わせを表す、配置パターンを決定する配置制御手段と、
    前記配置制御手段が決定した配置パターンに基づき、前記解析手段を前記処理装置に配置し、それぞれの前記解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する解析制御手段と
    を含む解析制御装置。
  2. 前記配置制御手段は、複数の時間幅を設定し、時間幅毎に、許容遅延時間が時間幅より短い前記解析手段のみを対象として前記解析手段毎の予測負荷を算出し、前記解析手段毎の予測負荷に基づいて時間幅毎の処理装置の余剰能力を算出する請求項1記載の解析制御装置。
  3. 前記配置制御手段は、該当する前記処理装置の処理能力の値から、前記解析手段毎の時間幅毎の予測負荷を合計した合計予測負荷の値を減じた値を時間幅毎の前記処理装置の余剰能力とする請求項1または2に記載の解析制御装置。
  4. 前記配置制御手段は、配置パターン毎に、前記処理装置毎、時間幅毎の余剰能力の最小値を算出し、最小値を最大にする配置パターンを最適な配置パターンとして選択する請求項1に記載の解析制御装置。
  5. 前記配置制御手段は、前記解析手段毎の予測負荷を合計した合計予測負荷の平均および分散から、該当する前記処理装置の処理能力の値を超えない確率を算出し、時間幅毎の前記処理装置の余剰能力とする請求項1または2に記載の解析制御装置。
  6. 前記配置制御手段は、前記処理装置毎に、時間幅毎の余剰能力の平均を算出し、配置パターン毎に、余剰能力の平均の最大値を算出し、また、配置パターン毎に、前記処理装置毎、時間幅毎の余剰能力が負数を含むかを判定し、余剰能力が負数を含まず余剰能力の平均の最大値を最大にする配置パターンを最適な配置パターンとして選択する請求項1に記載の解析制御装置。
  7. 前記配置制御手段は、データに含まれる時間幅毎の予測解析対象数と、解析対象数毎の予測負荷とから、時間毎の予測負荷を算出する、
    請求項1に記載の解析制御装置。
  8. 1つ乃至複数の解析手段毎の時間幅毎の予測負荷と、利用者が許容する前記解析手段毎の許容遅延時間と、複数の処理装置毎の処理能力とに基づいて、前記1つ乃至複数の解析手段をそれぞれ前記複数の処理装置へと配置する組み合わせを表す、配置パターンを決定し、
    決定した配置パターンに基づき、前記解析手段を前記処理装置に配置し、それぞれの前記解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する
    解析制御方法。
  9. 複数の時間幅を設定し、時間幅毎に、許容遅延時間が時間幅より短い前記解析手段のみを対象として前記解析手段毎の予測負荷を算出し、前記解析手段毎の予測負荷に基づいて時間幅毎の処理装置の余剰能力を算出する請求項8記載の解析制御方法。
  10. 該当する前記処理装置の処理能力の値から、前記解析手段毎の時間幅毎の予測負荷を合計した合計予測負荷の値を減じた値を時間幅毎の前記処理装置の余剰能力とする請求項8または9に記載の解析制御方法。
  11. 配置パターン毎に、前記処理装置毎、時間幅毎の余剰能力の最小値を算出し、最小値を最大にする配置パターンを最適な配置パターンとして選択する請求項8に記載の解析制御方法。
  12. 前記解析手段毎の予測負荷を合計した合計予測負荷の平均および分散から、該当する前記処理装置の処理能力の値を超えない確率を算出し、時間幅毎の前記処理装置の余剰能力とする請求項8または9に記載の解析制御方法。
  13. 前記処理装置毎に、時間幅毎の余剰能力の平均を算出し、配置パターン毎に、余剰能力の平均の最大値を算出し、また、配置パターン毎に、前記処理装置毎、時間幅毎の余剰能力が負数を含むかを判定し、余剰能力が負数を含まず余剰能力の平均の最大値を最大にする配置パターンを最適な配置パターンとして選択する請求項8に記載の解析制御方法。
  14. データに含まれる時間幅毎の予測解析対象数と、解析対象数毎の予測負荷とから、時間毎の予測負荷を算出する、請求項8に記載の解析制御方法。
  15. 1つ乃至複数の解析手段毎の時間幅毎の予測負荷と、利用者が許容する前記解析手段毎の許容遅延時間と、複数の処理装置毎の処理能力とに基づいて、前記1つ乃至複数の解析手段をそれぞれ前記複数の処理装置へと配置する組み合わせを表す、配置パターンを決定し、決定した配置パターンに基づき、前記解析手段を前記処理装置に配置し、それぞれの前記解析手段に対して遅延時間と処理の優先度を指定し、解析の実行を指示する処理をコンピュータに実行させるプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 複数の時間幅を設定し、時間幅毎に、許容遅延時間が時間幅より短い前記解析手段のみを対象として前記解析手段毎の予測負荷を算出し、前記解析手段毎の予測負荷に基づいて時間幅毎の処理装置の余剰能力を算出する処理をコンピュータに実行させる請求項15記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 該当する前記処理装置の処理能力の値から、前記解析手段毎の時間幅毎の予測負荷を合計した合計予測負荷の値を減じた値を時間幅毎の前記処理装置の余剰能力とする処理をコンピュータに実行させる請求項15または16に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 配置パターン毎に、前記処理装置毎、時間幅毎の余剰能力の最小値を算出し、最小値を最大にする配置パターンを最適な配置パターンとして選択する処理をコンピュータに実行させる請求項15に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. 前記解析手段毎の予測負荷を合計した合計予測負荷の平均および分散から、該当する前記処理装置の処理能力の値を超えない確率を算出し、時間幅毎の前記処理装置の余剰能力とする処理をコンピュータに実行させる請求項15または16に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  20. 前記処理装置毎に、時間幅毎の余剰能力の平均を算出し、配置パターン毎に、余剰能力の平均の最大値を算出し、また、配置パターン毎に、前記処理装置毎、時間幅毎の余剰能力が負数を含むかを判定し、余剰能力が負数を含まず余剰能力の平均の最大値を最大にする配置パターンを最適な配置パターンとして選択する処理をコンピュータに実行させる請求項15に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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