JPWO2015141832A1 - 端末装置、集積回路、および、無線通信方法 - Google Patents

端末装置、集積回路、および、無線通信方法 Download PDF

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Abstract

上りリンクを介して基地局装置へ信号を送信する端末装置であって、前記上りリンクに対する第1のバッファ内の送信可能な第1データの量を示す第1のバッファサイズフィールドを含む第1のMAC制御要素と、前記端末装置と他の端末装置との間の通信に用いられる第1のリンクに対する第2のバッファ内の送信可能な第2データの量を示す第2のバッファサイズフィールドを含む第2のMAC制御要素と、を前記基地局装置へ送信する送信部を備え、第1のパラメータが設定されていない場合は、前記第1のバッファサイズフィールドで用いられる値は第1のテーブルによって示され、前記第1のパラメータが設定されている場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は第2のテーブルによって示され、前記第2のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は常に前記第1のテーブルによって示されることを特徴とする。

Description

本発明は、端末装置、集積回路、および、無線通信方法に関する。
本願は、2014年3月20日に、日本に出願された特願2014−058182号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
セルラ(cellular)移動通信の無線アクセス方式(Evolved Universal Terrestrial Radio Access : EUTRA)および無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network: EUTRAN)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project: 3GPP)において検討されている。EUTRAおよびEUTRANをLTE(Long Term Evolution)とも称する。LTEでは、基地局装置をeNodeB(evolved NodeB)、端末装置をUE(User Equipment)とも称する。LTEは、基地局装置がカバーするエリアをセル状に複数配置するセルラ通信システムである。単一の基地局装置は複数のセルを管理してもよい。
3GPPにおいて、ProSe(Proximity Services)の検討が行われている。ProSeは、ProSe発見(discovery)とProSe通信(communication)とを含む。ProSe発見は、端末装置がEUTRAを用いて他の端末装置と近接している(in proximity)ことを特定するプロセスである。ProSe通信は、2つの端末装置間で確立されたEUTRAN通信路(communication path)を用いる近接している該2つの端末間の通信である。例えば、該通信路は端末装置間に直接確立されてもよい。
ProSe発見およびProSe通信のそれぞれを、D2D発見およびD2D通信とも称する。D2D発見およびD2D通信を総称して、D2Dとも称する。
非特許文献1において、リソースブロックのサブセットがD2Dのためにリザーブされること、ネットワークがD2Dリソースのセットを設定すること、および、端末装置は該設定されたリソースにおいてD2D信号の送信を許可されることが記載されている。
"D2D for LTE Proximity Services: Overview", R1-132028, 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #73, 20 - 24 May 2013.
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、その目的は、バッファステータスレポート(Buffer Status Report:BSR)またはスケジューリング要求(Scheduling Request:SR)に関連する処理を効率的に行うことができる端末装置、該端末装置に実装される集積回路、および、該端末装置に用いられる無線通信方法を提供することである。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の端末装置は、上りリンクを介して基地局装置へ信号を送信する端末装置であって、前記上りリンクに対する第1のバッファ内の送信可能な第1データの量を示す第1のバッファサイズフィールドを含む第1のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、前記端末装置と他の端末装置との間の通信に用いられる第1のリンクに対する第2のバッファ内の送信可能な第2データの量を示す第2のバッファサイズフィールドを含む第2のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信する送信部を備え、上位レイヤにより示される第1のパラメータが設定されていない場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、第1のテーブルによって示され、前記第1のパラメータが設定されている場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、前記第1のテーブルと異なる第2のテーブルによって示され、前記第2のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、常に前記第1のテーブルによって示されるように構成されていてもよい。
(2)また、本発明において、前記端末装置で用いられる前記第1のテーブルと前記第2のテーブルのそれぞれは、前記バッファサイズの値とインデックスの対応を示し、前記第2のテーブルにおけるインデックスは、前記第1のテーブルにおけるインデックスが対応するバッファサイズの値よりも拡張されたバッファサイズの値を示すように構成されていてもよい。
(3)また、本発明において、前記端末装置で用いられる前記第1のテーブルには下記表(1)が用いられ、前記第2のテーブルには下記表(2)が用いられるように構成されてもよい。
Figure 2015141832

Figure 2015141832
(4)また、本発明の端末装置は、上りリンクを介して基地局装置へ信号を送信する端末装置であって、前記上りリンクに対する第1のバッファ内の送信可能な第1データの量を示す第1のバッファサイズフィールドを含む第1のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、前記端末装置と他の端末装置との間の通信に用いられる第1のリンクに対する第2のバッファ内の送信可能な第2データの量を示す第2のバッファサイズフィールドを含む第2のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信する送信部を備え、上位レイヤにより示される第1のパラメータが設定されていない場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第1のバッファ内の送信可能な第1データの量との対応は、第1のテーブルによって与えられる第1の対応によって示され、前記第1のパラメータが設定されている場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第1のバッファ内の送信可能な第1データの量との対応は、前記第1のテーブルと異なる第2のテーブルによって与えられる第2の対応によって示され、前記第2のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第2のバッファ内の送信可能な第2データの量との対応は、前記第1の対応によって示されるように構成されていてもよい。
(5)また、本発明の集積回路は、上りリンクを介して基地局装置へ信号を送信する端末装置に実装される集積回路であって、前記上りリンクに対する第1のバッファ内の送信可能な第1データの量を示す第1のバッファサイズフィールドを含む第1のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、前記端末装置と他の端末装置との間の通信に用いられる第1のリンクに対する第2のバッファ内の送信可能な第2データの量を示す第2のバッファサイズフィールドを含む第2のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信する機能を含む一連の機能を前記端末装置に発揮させ、上位レイヤにより示される第1のパラメータが設定されていない場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、第1のテーブルによって示され、前記第1のパラメータが設定されている場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、前記第1のテーブルと異なる第2のテーブルによって示され、前記第2のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、常に前記第1のテーブルによって示されるように構成されていてもよい。
(6)また、本発明の集積回路において、前記端末装置で用いられる前記第1のテーブルと前記第2のテーブルのそれぞれは、前記バッファサイズの値とインデックスの対応を示し、前記第2のテーブルにおけるインデックスは、前記第1のテーブルにおけるインデックスが対応するバッファサイズの値よりも拡張されたバッファサイズの値を示すように構成されていてもよい。
(7)また、本発明の集積回路において、前記端末装置で用いられる前記第1のテーブルには下記表(3)が用いられ、前記第2のテーブルには下記表(4)が用いられるように構成されてもよい。
Figure 2015141832

Figure 2015141832
(8)また、本発明の集積回路は、上りリンクを介して基地局装置へ信号を送信する端末装置に実装される集積回路であって、前記上りリンクに対する第1のバッファ内の送信可能な第1データの量を示す第1のバッファサイズフィールドを含む第1のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、前記端末装置と他の端末装置との間の通信に用いられる第1のリンクに対する第2のバッファ内の送信可能な第2データの量を示す第2のバッファサイズフィールドを含む第2のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信する機能を含む一連の機能を前記端末装置に発揮させ、上位レイヤにより示される第1のパラメータが設定されていない場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第1のバッファ内の送信可能な第1データの量との対応は、第1のテーブルによって与えられる第1の対応によって示され、前記第1のパラメータが設定されている場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第1のバッファ内の送信可能な第1データの量との対応は、前記第1のテーブルと異なる第2のテーブルによって与えられる第2の対応によって示され、前記第2のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第2のバッファ内の送信可能な第2データの量との対応は、前記第1の対応によって示されるように構成されていてもよい。
(9)また、本発明の無線通信方法は、上りリンクを介して基地局装置へ信号を送信する端末装置に用いられる無線通信方法であって、前記上りリンクに対する第1のバッファ内の送信可能な第1データの量を示す第1のバッファサイズフィールドを含む第1のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、前記端末装置と他の端末装置との間の通信に用いられる第1のリンクに対する第2のバッファ内の送信可能な第2データの量を示す第2のバッファサイズフィールドを含む第2のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、上位レイヤにより示される第1のパラメータが設定されていない場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、第1のテーブルによって示され、前記第1のパラメータが設定されている場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、前記第1のテーブルと異なる第2のテーブルによって示され、前記第2のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、常に前記第1のテーブルによって示されるように構成されていてもよい。
(10)また、本発明の無線通信方法において、前記端末装置で用いられる前記第1のテーブルと前記第2のテーブルのそれぞれは、前記バッファサイズの値とインデックスの対応を示し、前記第2のテーブルにおけるインデックスは、前記第1のテーブルにおけるインデックスが対応するバッファサイズの値よりも拡張されたバッファサイズの値を示すように構成されていてもよい。
(11)また、本発明の無線通信方法において、前記端末装置で用いられる前記第1のテーブルには下記表(5)が用いられ、前記第2のテーブルには下記表(6)が用いられるように構成されてもよい。
Figure 2015141832

Figure 2015141832
(12)また、本発明の無線通信方法は、上りリンクを介して基地局装置へ信号を送信する端末装置に用いられる無線通信方法であって、前記上りリンクに対する第1のバッファ内の送信可能な第1データの量を示す第1のバッファサイズフィールドを含む第1のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、前記端末装置と他の端末装置との間の通信に用いられる第1のリンクに対する第2のバッファ内の送信可能な第2データの量を示す第2のバッファサイズフィールドを含む第2のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、上位レイヤにより示される第1のパラメータが設定されていない場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第1のバッファ内の送信可能な第1データの量との対応は、第1のテーブルによって与えられる第1の対応によって示され、前記第1のパラメータが設定されている場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第1のバッファ内の送信可能な第1データの量との対応は、前記第1のテーブルと異なる第2のテーブルによって与えられる第2の対応によって示され、前記第2のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第2のバッファ内の送信可能な第2データの量との対応は、前記第1の対応によって示されるように構成されていてもよい。
この発明によれば、バッファステータスレポート(Buffer Status Report:BSR)またはスケジューリング要求(Scheduling Request:SR)に関連する処理を効率的に行うことができる。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの概念図である。 本発明の実施形態に係る無線フレームの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るMAC PDUの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るC−RNTI MAC CEの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るPH MAC CEの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るショートBSRを用いたBSR MAC CEの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るロングBSRを用いたBSR MAC CEの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る6ビットのバッファサイズフィールドによって示されるバッファサイズ基準の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る6ビットのバッファサイズフィールドによって示される拡張バッファサイズ基準の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る第2のショートBSRを用いたD2D BSR MAC CEの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る第3のショートBSRを用いたD2D BSR MAC CEの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るミドルBSRを用いたD2D BSR MAC CEの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る8ビットのバッファサイズフィールドによって示されるバッファサイズ基準の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る4ビットのバッファサイズフィールドによって示されるバッファサイズ基準の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るUL−SCHのための論理チャネルIDの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るUL−SCHのための論理チャネルIDの別の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の実施形態に係る端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態では、端末装置は、1つまたは複数のセルが設定される。端末装置が複数のセルを介して通信する技術をセルアグリゲーション、またはキャリアアグリゲーションと称する。端末装置に対して設定される複数のセルのそれぞれにおいて、本発明が適用されてもよい。また、設定された複数のセルの一部において、本発明が適用されてもよい。端末装置に設定されるセルを、サービングセルとも称する。
設定された複数のサービングセルは、1つのプライマリーセルと1つまたは複数のセカンダリーセルとを含む。プライマリーセルは、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャが行なわれたサービングセル、コネクション再確立(connection re-establishment)プロシージャを開始したサービングセル、または、ハンドオーバプロシージャにおいてプライマリーセルと指示されたセルである。RRC(Radio Resource Control)コネクションが確立された時点、または、後に、セカンダリーセルが設定されてもよい。
セルアグリゲーションの場合には、複数のセルの全てに対してTDD(Time Division Duplex)方式またはFDD(Frequency Division Duplex)方式が適用されてもよい。また、TDD方式が適用されるセルとFDD方式が適用されるセルが集約されてもよい。
図1は、本実施形態の無線通信システムの概念図である。図1において、無線通信システムは、端末装置1A〜1C、リピータ2、および、基地局装置3を具備する。端末装置1A〜1Cを端末装置1という。リピータ2は、端末装置1から受信した信号を増幅し、増幅された信号を送信する機能を持つ。サービングセル4は、基地局装置3(LTE)がカバーするエリアを示す。
上りリンク5は、端末装置1から基地局装置3へのリンクである。尚、上りリンク5において、リピータを介さずに、端末装置1から基地局装置3へ直接信号が送信されてもよい。下りリンク7は、基地局装置3から端末装置1へのリンクである。また、上りリンク5と下りリンク7とをセルラリンク、または、セルラ通信路とも称する。また、端末装置1と基地局装置3の通信をセルラ通信とも称する。
D2Dリンク9は、端末装置1間のリンクである。尚、D2Dリンク9をD2D通信路、ProSeリンク、または、ProSe通信路とも称する。D2Dリンク9において、D2D発見およびD2D通信が行われる。D2D発見は、端末装置1がEUTRAを用いて他の端末装置1と近接している(in proximity)ことを特定するプロセス/手順である。D2D通信は、2つの端末装置1間で確立されたEUTRAN通信路を用いる、近接している該2つの端末装置1間の通信である。例えば、該通信路は端末装置1間に直接確立されてもよい。
尚、D2Dリンク9は、ProSe−assisted WLAN(Wireless Local Area Network)ダイレクト通信路を含んでもよい。例えば、D2D発見に基づいて近接している2つの端末装置1が発見され、EUTRANがWLANの設定情報を該2つの端末装置1に提供し、該2つの端末装置1は該WLANの設定情報に基づいてProSe−assisted WLANダイレクト通信路を確立してもよい。例えば、EUTRANを用いたD2D発見に基づいて近接している2つの端末装置1が発見され、該発見された2つの端末装置1間に、EUTRAN通信路、または、ProSe−assisted WLAN(Wireless Local Area Network)ダイレクト通信路が確立されてもよい。
このようなD2Dリンク9を用いてUEがD2D送信を行う場合の無線リソースの割り当て法にはモード1とモード2の2つのモードが含まれる。モード1は、端末装置1がD2Dリンク9においてデータ信号あるいは制御信号の送信に使用するリソースを基地局装置3がスケジューリングするモードである。ただし、基地局装置3はリレー局であってもよい。モード2は、端末装置1がD2Dリンク9においてデータ信号あるいは制御信号の送信に使用するリソースを使用可能な無線リソースプールの中から端末装置1自体が選択して使用するモードである。モード2に対して、使用可能な無線リソースプールは予め定められたものであっても良いし、基地局装置3から通知されたものであっても良いし、上位層によって設定されたものであっても良い。
本実施形態の物理チャネルおよび物理信号について説明する。
下りリンク物理チャネルおよび下りリンク物理信号を総称して、下りリンク信号と称する。上りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理信号を総称して、上りリンク信号と称する。物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。物理信号は、上位層から出力された情報を送信するために使用されないが、物理層によって使用される。
図1において、上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理チャネルが用いられる。
・PUCCH(Physical Uplink Control Channel)
・PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)
・PRACH(Physical Random Access Channel)
PUCCHは、上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)を送信するために用いられる物理チャネルである。上りリンク制御情報は、下りリンクのチャネル状態情報(Channel State Information: CSI)、PUSCHリソースの要求を示すスケジューリング要求(Scheduling Request: SR)、下りリンクデータ(Transport block, Downlink-Shared Channel: DL-SCH)に対するACK(acknowledgement)/NACK(negative-acknowledgement)を含む。ACK/NACKを、HARQ−ACK、または、HARQフィードバックとも称する。
PUSCHは、上りリンクデータ(Uplink-Shared Channel: UL-SCH)および/またはHARQ−ACKおよび/またはチャネル状態情報を送信するために用いられる物理チャネルである。
PRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために用いられる物理チャネルである。PRACHは、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャ、ハンドオーバプロシージャ、コネクション再確立(connection re-establishment)プロシージャにおいて用いられる。
図1において、上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理信号が用いられる。
・上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal: UL RS)
本実施形態において、以下の2つのタイプの上りリンク参照信号が用いられる。
・DMRS(Demodulation Reference Signal)
・SRS(Sounding Reference Signal)
DMRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連する。DMRSは、PUSCHまたはPUCCHと時間多重される。基地局装置3は、PUSCHまたはPUCCHの伝搬路補正を行なうためにDMRSを使用する。PUSCHとDMRSを共に送信することを、単にPUSCHを送信すると称する。PUCCHとDMRSを共に送信することを、単にPUCCHを送信すると称する。SRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連しない。基地局装置3は、上りリンクのチャネル状態を測定するためにSRSを使用する。
図1において、下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。
・PBCH(Physical Broadcast Channel)
・PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)
・PHICH(Physical Hybrid automatic repeat request Indicator Channel)
・PDCCH(Physical Downlink Control Channel)
・EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)
・PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)
・PMCH(Physical Multicast Channel)
PBCHは、端末装置1で共通に用いられるマスターインフォメーションブロック(Master Information Block: MIB, Broadcast Channel: BCH)を報知するために用いられる。例えば、MIBは、SFNを示す情報を含む。SFN(system frame number)は無線フレームの番号である。MIBはシステム情報である。
PCFICHは、PDCCHの送信に用いられる領域(OFDMシンボル)を指示する情報を送信するために用いられる。
PHICHは、基地局装置3が受信した上りリンクデータ(Uplink Shared Channel: UL-SCH)に対するACK(ACKnowledgement)またはNACK(Negative ACKnowledgement)を示すHARQインディケータ(HARQフィードバック)を送信するために用いられる。
PDCCHおよびEPDCCHは、下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信するために用いられる。下りリンク制御情報を、DCIフォーマットとも称する。下りリンク制御情報は、下りリンクグラント(downlink grant)および上りリンクグラント(uplink grant)を含む。下りリンクグラントは、下りリンクアサインメント(downlink assignment)または下りリンク割り当て(downlink allocation)とも称する。
上りリンクグラントは、単一のセル内の単一のPUSCHのスケジューリングに用いられる。上りリンクグラントは、あるサブフレーム内の単一のPUSCHのスケジューリングに用いられる。下りリンクグラントは、単一のセル内の単一のPDSCHのスケジューリングに用いられる。下りリンクグラントは、該下りリンクグラントが送信されたサブフレームと同じサブフレーム内のPDSCHのスケジューリングに用いられる。
DCIフォーマットには、CRC(Cyclic Redundancy Check)パリティビットが付加される。CRCパリティビットは、C−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)でスクランブルされる。C−RNTIは、セル内において端末装置1を識別するための識別子である。C−RNTIは、単一のサブフレームにおけるPDSCHのリソースまたはPUSCHのリソースを制御するために用いられる。
PDSCHは、下りリンクデータ(Downlink Shared Channel: DL-SCH)を送信するために用いられる。
PMCHは、マルチキャストデータ(Multicast Channel: MCH)を送信するために用いられる。
図1において、下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理信号が用いられる。
・同期信号(Synchronization signal: SS)
・下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal: DL RS)
同期信号は、端末装置1が下りリンクの周波数領域および時間領域の同期をとるために用いられる。FDD方式において、同期信号は無線フレーム内のサブフレーム0と5に配置される。
下りリンク参照信号は、端末装置1が下りリンク物理チャネルの伝搬路補正を行なうために用いられる。下りリンク参照信号は、端末装置1が下りリンクのチャネル状態情報を算出するために用いられる。下りリンク参照信号は、端末装置1が自装置の地理的な位置を測定するために用いられる。
図1において、端末装置1間のD2Dリンク9の無線通信では、以下のD2D物理チャネルが用いられる。
・PD2DCCH(Physical D2D Control Channel)
・PD2DDCH(Physical D2D Data Channel)
PD2DCCHは、D2Dリンク制御情報を送信するために用いられる物理チャネルである。D2Dリンク制御情報は、D2D信号を受信する端末装置1が復号するために必要な情報を含む。例えば、D2D送信データを送信する端末装置1の識別子やD2D送信データ信号に用いられるMCS(Modulation and Coding Scheme)、リソース配置等の情報が含まれて良い。
PD2DDCHは、D2D送信データを送信するために用いられる物理チャネルである。ただし、上記D2D物理チャネルの名称は一例であり、異なる呼称が用いられてもよい。また、端末装置1間のD2Dリンク9の無線通信では、下りリンク物理チャネルや上りリンク物理チャネルが用いられてもよい。D2Dリンク9において送受信される信号(物理チャネル、および、物理信号)を、D2Dに対して用いられる信号、D2Dに対する信号、D2D信号とも称する。
次に、論理チャネルについて説明する。論理チャネルは、媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層で送受信されるデータ送信サービスの種類を定義する。論理チャネルには、下記のチャネルが含まれる。
・BCCH(Broadcast Control Channel)
・PCCH(Paging Control Channel)
・CCCH(Common Control Channel)
・DCCH(Dedicated Control Channel)
・DTCH(Dedicated Traffic Channel)
BCCHは、システム制御情報を報知するために使用される下りリンクチャネルである。
PCCHは、ページング情報を送信するために使用される下りリンクチャネルであり、ネットワークが端末装置のセル位置を知らないときに使用される。
CCCHは、端末装置とネットワーク間の制御情報を送信するために使用されるチャネルであり、ネットワークと無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)接続を有していない端末装置によって使用される。
DCCHは、1対1(point-to-point)の双方向チャネルであり、端末装置とネットワーク間で個別の制御情報を送信するために利用するチャネルである。
DCCHは、RRC接続を有している端末装置によって使用される。
DTCHは、1対1の双方向チャネルであり、1つの端末装置専用のチャネルであって、ユーザ情報(ユニキャストデータ)の転送のために利用される。
BCH、MCH、UL−SCHおよびDL−SCHは、トランスポートチャネルである。媒体アクセス制御層で用いられるチャネルをトランスポートチャネルと称する。MAC層で用いられるトランスポートチャネルにおけるデータの単位を、トランスポートブロック(transport block: TB)またはMAC PDU(Protocol Data Unit)とも称する。MAC層においてトランスポートブロック毎にHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の制御が行なわれる。トランスポートブロックは、MAC層が物理層に渡す(deliver)データの単位である。物理層において、トランスポートブロックはコードワードにマップされ、コードワード毎に符号化処理が行なわれる。
本実施形態の無線フレーム(radio frame)の構造(structure)について説明する。
LTEでは、2つの無線フレーム構造がサポートされる。2つの無線フレーム構造は、フレーム構造タイプ1とフレーム構造タイプ2である。フレーム構造タイプ1はFDDに適用可能である。フレーム構造タイプ2はTDDに適用可能である。
図2は、本実施形態の無線フレームの概略構成を示す図である。図2において、横軸は時間軸である。また、タイプ1およびタイプ2の無線フレームのそれぞれは、10ms長であり、10のサブフレームによって定義される。サブフレームのそれぞれは、1ms長であり、2つの連続するスロットによって定義される。スロットのそれぞれは、0.5ms長である。無線フレーム内のi番目のサブフレームは、(2×i)番目のスロットと(2×i+1)番目のスロットとから構成される。
フレーム構造タイプ2に対して、以下の3つのタイプのサブフレームが定義される。
・下りリンクサブフレーム
・上りリンクサブフレーム
・スペシャルサブフレーム
下りリンクサブフレームは下りリンク送信のためにリザーブされるサブフレームである。上りリンクサブフレームは上りリンク送信のためにリザーブされるサブフレームである。スペシャルサブフレームは3つのフィールドから構成される。該3つのフィールドは、DwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、GP(Guard Period)、およびUpPTS(Uplink Pilot Time Slot)である。DwPTS、GP、およびUpPTSの合計の長さは1msである。DwPTSは下りリンク送信のためにリザーブされるフィールドである。UpPTSは上りリンク送信のためにリザーブされるフィールドである。GPは下りリンク送信および上りリンク送信が行なわれないフィールドである。尚、スペシャルサブフレームは、DwPTSおよびGPのみによって構成されてもよいし、GPおよびUpPTSのみによって構成されてもよい。
フレーム構造タイプ2の無線フレームは、少なくとも下りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、およびスペシャルサブフレームから構成される。
本実施形態のスロットの構成について説明する。
図3は、本実施形態のスロットの構成を示す図である。図3において、OFDMシンボルまたはSC−FDMAシンボルに対してノーマルCP(Cyclic Prefix)が適用される。スロットのそれぞれにおいて送信される物理信号または物理チャネルは、リソースグリッドによって表現される。図3において、横軸は時間軸であり、縦軸は周波数軸である。下りリンクにおいて、リソースグリッドは複数のサブキャリアと複数のOFDMシンボルによって定義される。上りリンクにおいて、リソースグリッドは複数のサブキャリアと複数のSC−FDMAシンボルによって定義される。例えば、D2Dリンクにおいて、リソースグリッドは複数のサブキャリアと複数のSC−FDMAシンボルによって定義されてもよい。1つのスロットを構成するサブキャリアの数は、セルの帯域幅に依存する。1つのスロットを構成するOFDMシンボルまたはSC−FDMAシンボルの数は7である。リソースグリッド内のエレメントのそれぞれをリソースエレメントと称する。リソースエレメントは、サブキャリアの番号とOFDMシンボルまたはSC−FDMAシンボルの番号とを用いて識別する。
リソースブロックは、ある物理チャネル(PDSCHまたはPUSCHなど)のリソースエレメントへのマッピングを表現するために用いられる。リソースブロックは、仮想リソースブロックと物理リソースブロックが定義される。ある物理チャネルは、まず仮想リソースブロックにマップされる。その後、仮想リソースブロックは、物理リソースブロックにマップされる。1つの物理リソースブロックは、時間領域において7個の連続するOFDMシンボルまたはSC−FDMAシンボルと周波数領域において12個の連続するサブキャリアとから定義される。ゆえに、1つの物理リソースブロックは(7×12)個のリソースエレメントから構成される。また、1つの物理リソースブロックは、時間領域において1つのスロットに対応し、周波数領域において180kHzに対応する。物理リソースブロックは周波数領域において0から番号が付けられる。
尚、OFDMシンボルまたはSC−FDMAシンボルに対して拡張(extended)CPが適用されてもよい。拡張CPの場合、1つのスロットを構成するOFDMシンボルまたはSC−FDMAシンボルの数は7である。
図4に、本実施形態に係るMAC PDUの構成の一例を示す。1つのMAC PDUは1つのMACヘッダと0個以上のMACサービスデータユニット(MAC Service Data Units:MAC SDU)と0個以上のMAC制御要素(MAC Control Element:MAC CE)とパディングにより構成される。
MACヘッダは複数のサブヘッダから構成され、各サブヘッダが同一MAC PDU内のMAC SDU、MAC CE、およびパディングに対応する。サブヘッダには、対応するMAC SDU、MAC CE、あるいはパディングの論理チャネルIDが示される他、必要に応じて対応するMAC SDUやMAC CEのサイズなどの情報やパディングビットが含まれる。サブヘッダ内の論理チャネルIDについては、その一例を後述する。
UL−SCHにマッピングされるMAC PDUにおいて適用可能なMAC CEには上りリンクのバッファステータスレポート(Buffer Status Report:BSR)を報告するための BSR MAC CE(MAC BSR CEと称される場合がある)、D2DリンクのBSRを報告するためのD2D BSR MAC CE、C−RNTI(Cell-Radio. Network Temporary Identifier)を通知するためのC−RNTI MAC CE、パワーヘッドルーム(Power Headroom:PH、送信電力余力)レポートを報告するためのPH MAC CEが含まれる。
BSR MAC CEは、端末装置1における上りリンクバッファおよびD2Dバッファに含まれる送信可能なデータ量に関する情報を基地局装置3に提供するために使用される。D2D BSR MAC CEは、端末装置1におけるD2Dバッファに含まれる送信可能なデータ量に関する情報を基地局装置3に提供するために使用される。BSRに関する説明は後述する。
C−RNTI MAC CEは、セル内のどの端末装置が送信した信号であるかを識別するためのC−RNTIを含む。図5はC−RNTI MAC CEの構成を示す一例である。C−RNTI MAC CEは端末装置のC−RNTIを含むC−RNTIフィールドから構成される。C−RNTIフィールドの長さは16ビット(2オクテット)である。C−RNTI MAC CEであることは、対応するMAC PDUサブヘッダにより識別される。
PH MAC CEは、アクティベートされたサービングセル毎の端末装置1の基準最大送信電力(nominal UE maximum transmit power)とUL−SCHの送信に求められる電力との差分に関する情報と、プライマリーセルにおける端末装置1の基準最大送信電力とUL−SCHおよびPUCCHの送信に求められる電力との差分に関する情報と、を基地局装置3に提供するPHに使用される。図6はPH MAC CEの構成を示す一例である。PH MAC CEは0にセットされる2ビットの予約ビット(reserved bit)とPHを示す6ビットのPHフィールドの計8ビット(1オクテット)で構成さる。PH MAC CEであることは、対応するMAC PDUサブヘッダにより識別される。ただし、複数のサービングセルを用いて送信が行われる場合に、サービングセル毎のPHを通知するための拡張PH MAC CE(extended PH MAC CE)が用いられてもよい。
以下に、本実施形態に係るBSRおよびスケジューリング要求(Scheduling Request:SR)について説明する。
端末装置1において送信可能な上りリンクデータあるいはD2Dデータが発生し、かつUL−SCHリソースが割り当てられていない場合、基地局装置3から割り当てられたPUCCHを利用して、SRを基地局装置3に送信する。例えば、上りリンクデータは、上りリンクにおける論理チャネルのデータである。例えば、D2Dデータは、D2Dリンクにおける論理チャネルのデータである。
尚、モード2が設定されている端末装置1は、端末装置1において送信可能なD2Dデータが発生し、かつUL−SCHリソースが割り当てられていない場合、基地局装置3から割り当てられたPUCCHを利用して、SRを基地局装置3に送信しなくても良い。
すなわち、モード1が設定されている端末装置1において送信可能なD2Dデータが発生し、かつUL−SCHリソースが割り当てられていない場合、SRがトリガーされる。また、モード2が設定されている端末装置1において送信可能なD2Dデータが発生し、かつUL−SCHリソースが割り当てられていない場合、SRがトリガーされない。モード1からモード2に再設定された端末装置1は、端末装置1において送信可能なD2Dデータが発生し、かつUL−SCHリソースが割り当てられていないことのみが原因によってトリガーされたSRをキャンセルしてもよい。
SRを送信後、基地局装置3からUL−SCHを割り当てられた場合、端末装置1は、割り当てられたUL−SCHリソースで端末装置1の上りリンクデータもしくはD2Dデータのバッファ状態情報を示すBSRを基地局装置3へ送信する。本実施形態では上りリンク送信データのBSRを上りリンクBSRと称し、D2D送信データのBSRをD2D BSRと称する。基地局装置3は、端末装置1から上りリンクBSRを受信した場合は、端末装置1への上りリンクデータのスケジューリングを行い、端末装置1からD2D BSRを受信した場合は、端末装置1へのD2Dデータのスケジューリングを行う。
SRを送信後、基地局装置3からUL−SCHを割り当てられない場合、端末装置1は、再度SRを送信する。SRの再送を所定の回数繰り返しても基地局装置3からUL−SCHを割り当てられない場合、端末装置1は、割り当てられているPUCCHおよびSRSを開放して、ランダムアクセス手順を実行する。
次に本実施形態に係る上りリンクBSRについて以下に説明する。
上りリンクにおいて、各論理チャネルは論理チャネルグループ(Logical Channel Group:LCG)に分類される。上りリンクBSRでは、各LCGに対応した上りリンクデータの送信データバッファ量をMAC層のメッセージとして基地局装置に通知する。
上りリンクBSRは、トリガーされる条件により、レギュラーBSR(regular BSR)、周期的BSR(periodic BSR)、およびパディングBSR(padding BSR)を含む。
レギュラーBSRは、あるLCGに属する論理チャネルのデータが送信可能になり、かつその送信優先順位がいずれかのLCGに属する既に送信可能な論理チャネルより高い場合か、いずれかのLCGに属する論理チャネルにおいて送信可能なデータがない場合にトリガーされる。また、レギュラーBSRは、所定の再送タイマーretxBSR−Timerが満了し、かつUEがあるLCGに属する論理チャネルで送信可能なデータを持つ場合にトリガーされる。
周期的BSRは、所定の周期的タイマーperiodicBSR−Timerが満了した場合にトリガーされる。
パディングBSRは、UL−SCHが割り当てられており、かつパディングビット数がBSR MAC CEとそのサブヘッダのサイズに等しいか、又はそれより大きい場合にトリガーされる。
また、上りリンクBSRを送信するMAC CEのフォーマットにはロングBSR(Long BSR)、ショートBSR(Short BSR)、および短縮BSR(Truncated BSR)が含まれる。
図7にLCGの数が4である場合のショートBSRあるいは短縮BSRの構成の一例を示す。図7において、ショートBSRあるいは短縮BSRはどのLCGのバッファステータスレポートであるかを示す2ビットのLCG IDフィールドと該LCGのバッファサイズを示す6ビットのバッファサイズフィールドの計8ビット(1オクテット)で構成され、1つのLCGのバッファステータスレポートを送信することが可能である。
バッファサイズフィールドは、TTI(Transmission Time Interval:送信時間間隔)に対する全てのMAC PDUが構築(built)された後の論理チャネルグループの全ての論理チャネルに渡る利用可能なデータの総量を示す。
図8にLCGの数が4である場合のロングBSRの構成の一例を示す。図8において、ロングBSRはLCG IDが#0から#3であるLCG各々のバッファサイズを示す4つのバッファサイズフィールドの計24ビット(3オクテット)で構成され、4つのLCG全てのバッファステータスレポートを送信することが可能である。
ショートBSR、短縮BSR、およびロングBSRの6ビットのバッファサイズフィールドによって示されるバッファサイズ基準の一例を図9および図10に示す。端末装置1は上位レイヤのパラメータextendedBSR−Sizesが設定されていない場合、図9に示すバッファサイズ基準を使用し、extendedBSR−Sizesが設定されている場合、図10に示す拡張バッファサイズ基準を使用する。
レギュラーBSRおよび周期的BSRを行う場合、BSRを送信するTTIにおいて、2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在する場合、端末装置1はロングBSRをレポートし、その他の場合にはショートBSRをレポートする。
パディングBSRを行う場合、BSRを送信するTTIにおいてパディングビット数がロングBSRを送信するMAC CEとそのサブヘッダのサイズ以上である場合、端末装置1はロングBSRをレポートする。パディングビット数がロングBSRを送信するMAC CEとそのサブヘッダのサイズ未満であるが、ショートBSRを送信するMAC CEとそのサブヘッダのサイズ以上である場合、端末装置1は次の動作を行う。2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在する場合、最も優先度の高いLCGの短縮BSRをレポートし、その他の場合ショートBSRをレポートする。
全てのトリガーされた上りリンクBSRは以下の場合にキャンセルされる。
(1)MAC PDUにBSRが含まれる場合
(2)上りリンクグラントにより割り当てられたUL−SCHでバッファ内の全ての上りリンクデータを送信可能であるが、追加してBSR MAC CEとそのサブヘッダを送るためにはリソースが不足している場合
次に本実施形態に係るD2D BSRについて以下に説明する。
D2D BSRでは、D2D通信において使用可能な論理チャネルにおけるD2D送信データのバッファ量をMAC層のメッセージとして基地局装置に通知する。D2D BSRの一態様では、D2D通信において使用可能な論理チャネルを1種類としてD2D BSRは該論理チャネルにおける送信データバッファ量を通知する。ただし、D2D通信において使用可能な論理チャネルが2種類以上である場合、上りリンクBSRと同様に各論理チャネルの送信データバッファ量、または2種類以上の論理チャネルからなるLCG毎の送信データバッファ量を通知してもよい。また、D2D BSRのトリガー条件は、上りリンクBSRと同様に、レギュラーBSR、周期的BSR、およびパディングBSRの全てが用いられてもよいし、一部のトリガー条件のみ用いられてもよい。
次に、D2D BSR MAC CEのフォーマットについて説明する。
D2D BSR MAC CEは、上りリンクBSRと同一のフォーマットである図7のショートBSRあるいは短縮BSR、および図8のロングBSRが用いられて良いし、異なるフォーマットが用いられても良い。例えば、D2Dにおいて用いられるLCGの数が1つである場合に、図11のようにLCG IDフィールドを用いない第2のショートBSRを用いてもよいし、例えばD2Dにおいて用いられるLCGの数が2つである場合に、図12のようにLCG IDが#0および#1である2つの4ビットのバッファサイズフィールドを用いる第3のショートBSRを用いてもよい。また、例えばD2Dにおいて用いられるLCGの数が4つである場合に、図13のように4ビットのバッファサイズフィールドを4つ用いた2オクテットで構成されるミドルBSRを用いてもよい。
上りリンクBSRと同一のフォーマットを用いる場合、6ビットのバッファサイズフィールドには図9および図10のような上りリンクBSRと同一のバッファサイズ基準および拡張バッファサイズ基準を用いることができる。ただし、extendedBSR−Sizesにより上りリンクBSRに対して使用するバッファサイズ基準を切り替える場合に、D2D BSRに対して常に図9のバッファサイズ基準を適用してもよい。すなわち、extendedBSR−Sizesがセットされている場合、D2D BSRに対して拡張バッファ基準を用いなくてもよい。
また、D2D BSRにおいては上りリンクとは独立にバッファサイズ基準を切り替える上位レイヤのパラメータが用いられてもよい。この場合、上りリンクBSRにおけるバッファサイズの分布とD2D BSRにおけるバッファサイズの分布が異なる場合に、異なるバッファサイズ基準を設定することができる。
ただし、D2D BSRには上りリンクBSRとは異なるバッファサイズ基準が用いられてもよい。例えば、図14に示す8ビットのバッファサイズ基準が用いられてもよいし、図15に示す4ビットのバッファサイズ基準が用いられてもよい。これにより、第2のショートBSRや第3のショートBSRの適用が可能となる。
図16に本実施形態に係るUL−SCHのための論理チャネルIDの一例を示す。MAC PDUヘッダにおいてMAC PDUサブヘッダ毎に示される5ビットの論理チャネルIDにより基地局装置は対応するMAC CE、MAC SDU、およびパディングを識別することができる。
ただし、図16では1種類のD2D BSRフォーマット(例えばショートBSR)のみ用いられる場合に有効であるが、D2D BSRにおいてショートBSR、短縮BSRおよびロングBSRが用いられる場合には、図17の論理チャネルIDを適用してもよい。
その他、任意の数の論理チャネルIDをD2D BSRに適用してもよい。
以下、本発明の端末装置において、送信すべき上りリンクデータに複数の論理チャネルが含まれる場合の動作を説明する。
MAC層は、各論理チャネルをMAC PDUにマッピングする機能を持っており、新規伝送が行われる場合、論理チャネル優先順位付け(Logical Channel Prioritization:LCP)手順を用いる。基本的なLCP手順は、各論理チャネルの優先度と、無線ベアラのQoS(Quality of Service)に対応する一定期間内に送信しなければならない送信ビットレート(Prioritized Bit Rate:PBR)とを考慮して送信データの送信優先順位を決定し、上りリンクグラントを受信した時点での送信優先順位の高いデータからMAC PDUにマッピングを行う。
RRC層は、各論理チャネルに対応する、値が大きいほど優先度が低いことを示すパラメータpriority、優先ビットレート(Prioritized Bit Rate:PBR)を示すパラメータprioritisedBitRate、およびバケットサイズデュレーション(Bucket Size Duration:BSD)を示すパラメータbucketSizeDurationをシグナリングすることにより上りリンクデータのスケジューリングを制御する。
端末装置1は、各論理チャネルjに対して変数Bjを保持する。Bjは関連する論理チャネルが確立された場合にゼロに初期化され、TTI毎に論理チャネルjにおけるPBRとTTI期間を乗算した値(PBR×TTI dulation)が加算される。ただし、Bjの値はバケットサイズを超過することはなく、Bjの値が論理チャネルjのバケットサイズより大きくなる場合には、Bjの値はバケットサイズにセットされる。ある論理チャネルにおけるバケットサイズはPBR×BSDに等しい。
端末装置1は、下記手順に従い、論理チャネルにリソースを割り当てる。
ステップ1:Bj>0である全ての論理チャネルが優先度の高い順に割り当てられる。ある無線ベアラのPBRが無限大にセットされている場合には、端末装置1は他の優先度の低い無線ベアラのPBRを判断する前に該無線ベアラの全ての送信可能なデータにリソースを割り当てる。
ステップ2:端末装置1は、ステップ1において論理チャネルjに割り当てられたMAC SDUのサイズの合計分の値を、Bjから減算する。ただし、Bjは負の値をとることができる。
ステップ3:リソースに空きがある場合、Bjの値に関係なく、論理チャネルのデータまたは上りリンクグラントがなくなるまで、優先度の高い順に全ての論理チャネルが割り当てられる。優先度の等しい論理チャネルには等しく割り当てが行われる。
本実施形態に係るLCP手順の優先度は、高い順に下記の通りである。
・C−RNTI MAC CEまたはUL−CCCHからのデータ
・パディングBSRを除くBSR MAC CE
・パディングBSRを除くD2D BSR MAC CE
・PHR MAC CEまたは拡張PHR MAC CE
・UL−CCCHを除く論理チャネルからのデータ
・パディングBSRによるBSR MAC CE
・パディングBSRによるD2D BSR MAC CE
このようにD2D BSRのためのMAC CEに比べて上りリンクBSRのためのMAC CEに対し高い優先度を設定することにより、上りリンクBSRとD2D BSRが同時にトリガーされている場合に、D2D BSR MAC CEが割り当てられることによりBSR MAC CEを割り当てるリソースが不足することを防ぐことができる。上りリンクBSRの通知は、端末装置1が基地局装置3から上りリンクリソースを割り当てられるために必要である。そのためD2D BSR MAC CEが割り当てられることにより上りリンクBSRが基地局装置3へ通知されなかった場合には、上りリンクBSRのためにSR処理が求められ、上りリンク通信のリソース割り当てに遅延が生じ、通信効率が落ちることが考えられる。
ただし、D2Dに関するMAC CEより上りリンクに関するMAC CEを優先するという観点から、D2D BSR MAC CEの優先度は異なるものであってもよい。例えば、D2D BSR MAC CEはPHR MAC CEまたは拡張PHR MAC CEより低い優先度であっても良いし、UL−CCCHを除く論理チャネルからのデータより低い優先度であっても良い。
ただし、パディングBSRによるBSR MAC CEとパディングBSRによるD2D BSR MAC CEの間には任意の優先度が設定されても良い。
例えば、BSR MAC CEでショートBSR、短縮BSRおよびロングBSRが使用可能であり、D2D BSR MAC CEでショートBSRのみ使用可能である場合、端末装置1はパディングビット数に応じて下記の動作を行ってもよい。
パディングビット数が1つのショートBSRおよびそのサブヘッダのサイズ以上で、2つのショートBSRおよびそのサブヘッダのサイズより小さい場合、端末装置1は下記の動作を行う。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクで送信可能なデータが存在せず、D2Dで送信可能なデータが存在する場合、ショートBSRを用いたD2D BSRを送信する。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクの2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在する場合、最も優先度の高いLCGの短縮BSRを用いた上りリンクBSRを送信する。
・その他の場合、ショートBSRを用いた上りリンクBSRを送信する。
パディングビット数が2つのショートBSRおよびそのサブヘッダのサイズ以上で、1つのロングBSRおよびそのサブヘッダのサイズより小さい場合、端末装置1は下記の動作を行う。
・BSRを送信するTTIにおいて、D2Dで送信可能なデータが存在する場合、ショートBSRを用いたD2D BSRを送信する。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクの2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在する場合、最も優先度の高いLCGの短縮BSRを用いた上りリンクBSRを送信する。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクの1つのLCGで送信可能なデータが存在する場合、または上りリンクで送信可能なデータが存在しない場合、ショートBSRを用いた上りリンクBSRを送信する。
パディングビット数が1つのロングBSRおよびそのサブヘッダのサイズ以上で、1つのロングBSRと1つのショートBSRおよびそれらのサブヘッダのサイズより小さい場合、端末装置1は下記の動作を行う。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクの2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在する場合、ロングBSRを用いた上りリンクBSRを送信する。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクの1つのLCGで送信可能なデータが存在する場合、または上りリンクで送信可能なデータが存在しない場合、ショートBSRを用いた上りリンクBSRとショートBSRを用いたD2D BSRを送信する。
パディングビット数が1つのロングBSRと1つのショートBSRおよびそれらのサブヘッダのサイズ以上である場合、端末装置1は下記の動作を行う。
・BSRを送信するTTIにおいて、ロングBSRを用いた上りリンクBSRとショートBSRを用いたD2D BSRを送信する。
また、BSR MAC CEとD2D BSR MAC CEでそれぞれショートBSR、短縮BSRおよびロングBSRが使用可能である場合、端末装置1はパディングビット数に応じて下記の動作を行ってもよい。
パディングビット数が1つのショートBSRおよびそのサブヘッダのサイズ以上で、2つのショートBSRおよびそのサブヘッダのサイズより小さい場合、端末装置1は下記の動作を行う。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクで送信可能なデータが存在せず、D2Dの2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在する場合、最も優先度の高いLCGの短縮BSRを用いたD2D BSRを送信する。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクで送信可能なデータが存在せず、D2Dの1つのLCGで送信可能なデータが存在する場合、ショートBSRを用いたD2D BSRを送信する。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクの2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在する場合、最も優先度の高いLCGの短縮BSRを用いた上りリンクBSRを送信する。
・その他の場合、ショートBSRを用いた上りリンクBSRを送信する。
パディングビット数が2つのショートBSRおよびそのサブヘッダのサイズ以上で、1つのロングBSRおよびそのサブヘッダのサイズより小さい場合、端末装置1は下記の動作を行う。
・BSRを送信するTTIにおいて、D2Dの2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在する場合、最も優先度の高いLCGの短縮BSRを用いたD2D BSRを送信する。
・BSRを送信するTTIにおいて、D2Dの1つのLCGで送信可能なデータが存在する場合、またはD2Dで送信可能なデータが存在しない場合、ショートBSRを用いたD2D BSRを送信する。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクの2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在する場合、最も優先度の高いLCGの短縮BSRを用いた上りリンクBSRを送信する。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクの1つのLCGで送信可能なデータが存在する場合、または上りリンクで送信可能なデータが存在しない場合、ショートBSRを用いた上りリンクBSRを送信する。
パディングビット数が1つのロングBSRおよびそのサブヘッダのサイズ以上で、1つのロングBSRと1つのショートBSRおよびそれらのサブヘッダのサイズより小さい場合、端末装置1は下記の動作を行う。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクで2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在する場合、ロングBSRを用いた上りリンクBSRを送信する。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクで送信可能なデータが存在せず、D2Dリンクの2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在する場合、ロングBSRを用いたD2D BSRを送信する。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクの1つのLCGで送信可能なデータが存在し、D2Dリンクの2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在する場合、ショートBSRを用いた上りリンクBSRとD2Dリンクで最も優先度の高いLCGの短縮BSRを用いたD2D BSRを送信する。
・その他の場合、ショートBSRを用いた上りリンクBSRとショートBSRを用いたD2D BSRを送信する。
パディングビット数が1つのロングBSRと1つのショートBSRおよびそれらのサブヘッダのサイズ以上で、2つのロングBSRおよびそれらのサブヘッダのサイズより小さい場合、端末装置1は下記の動作を行う。
・BSRを送信するTTIにおいて、D2Dで2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在しない場合、ロングBSRを用いた上りリンクBSRとショートBSRを用いたD2D BSRを送信する。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクの2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在せず、D2Dの2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在する場合、ショートBSRを用いた上りリンクBSRとロングBSRを用いたD2D BSRを送信する。
・BSRを送信するTTIにおいて、上りリンクの2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在し、D2Dの2つ以上のLCGで送信可能なデータが存在する場合、ロングBSRを用いた上りリンクBSRとD2Dリンクで最も優先度の高いLCGの短縮BSRを用いたD2D BSRを送信する。
パディングビット数が2つのロングBSRおよびそれらのサブヘッダのサイズより以上である場合、ロングBSRを用いた上りリンクBSRとロングBSRを用いたD2D BSRを送信する。
このような動作により、パディングビットを用いて効率よく上りリンクBSRとD2D BSRを送信することができる。
ただし、以上の説明ではパディングBSRを送信する場合にD2D BSRに比べて上りリンクBSRを優先したが、D2D BSRを優先して送信することも有効である。この場合、レギュラーBSRまたは周期的BSRについてD2D BSRに比べて上りリンクBSRを優先することによるD2D BSRの送信機会の減少をパディングBSRを用いたD2D BSRにより補うことができる。
ただし、パディングBSRを送信する場合、上りリンクBSRとD2D BSRのうち端末装置1が選択した任意のBSRを送信してもよい。
ただし、パディングBSRを送信する場合、上りリンクBSRとD2D BSRを交互に送信してもよい。すなわち、上りリンクBSRとD2D BSRのうち、最後のパディングBSRで送信されていないBSRを送信してもよい。
また、端末装置1が1つのTTIにおける複数のMAC PDUの送信を要求されている場合、端末装置1は下記の動作の一部または全部を行ってもよい。
・上りリンクBSRとD2D BSRを同じ、または、異なるMAC PDUに含める。
・上りリンクに対するレギュラーBSRまたは上りリンクに対する周期的BSRを含まないMAC PDUに上りリンクに対するパディングBSRを含める。
・D2Dリンクに対するレギュラーBSRまたはD2Dリンクに対する周期的BSRを含まないMAC PDUにD2Dリンクに対するパディングBSRを含める。
例えば、端末装置1が1つのTTIで複数のMAC PDUの送信が要求されており、第1のMAC PDUに上りリンクに対するレギュラーBSR、周期的BSR、またはパディングBSRを含める場合に、第2のMAC PDUにD2Dリンクに対するレギュラーBSR、周期的BSR、またはパディングBSRを含めてもよい。
例えば、端末装置1が1つのTTIで複数のMAC PDUの送信が要求されており、第1のMAC PDUに上りリンクに対するレギュラー/周期的BSR、および、D2Dリンクに対するパディングBSRを含める場合に、第2のMAC PDUにD2Dリンクに対するレギュラー/周期的BSR、および、上りリンクに対するパディングBSRを含め、第3のMAC PDUに上りリンクに対するパディングBSR、および、D2Dリンクに対するパディングBSRを含めてもよい。
ただし、1つのMAC PDUには多くとも1つのBSR MAC CEと1つのD2D BSR MAC CEしか含まないことが望ましい。このような条件でBSRを送信可能なタイミングで複数のイベントが上りリンクBSRをトリガーした場合、パディングBSRよりレギュラーBSRおよび周期的BSRが優先される。このような条件でBSRを送信可能なタイミングで複数のイベントがD2D BSRをトリガーした場合、パディングBSRよりレギュラーBSRおよび周期的BSRが優先される。
また、MAC PDUに多くとも1つのBSR MAC CEまたは1つのD2D BSR MAC CEしか含まなくてもよい。このような条件でBSRを送信可能なタイミングで複数のイベントが上りリンクBSRおよびD2D BSRをトリガーした場合、パディングBSRによる上りリンクBSRよりレギュラーBSRおよび周期的BSRによるD2D BSRが優先されることが望ましい。
以上の説明では、上りリンクBSRとD2D BSRでは異なるMAC CE(BSR MAC CEとD2D BSR MAC CE)を定義した。ただし、本発明における別の態様として、上りリンクBSRが通知する1つのLCGにD2D BSRを割り当てることも有効である。例えば、BSR MAC CEに4つのLCGが用いられた場合に、1つのLCGをD2D BSRに割り当ててもよい。どのLCGをD2D BSRに割り当てるかは、例えば、LCG ID #4のように定められていてもよいし、上位レイヤのシグナリングにより設定されてもよい。
以下、本実施形態における装置の構成について説明する。
図18は、本実施形態の基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、基地局装置3は、論理チャネル割当部301、送信部302、受信部303、MAC情報検出部304、リソース割当部305と送受信アンテナ306を含んで構成される。論理チャネル割当部301は、端末装置1に対して、論理チャネルの識別情報を割り当てる。例えば、論理チャネルの識別情報には、各論理チャネルの識別子に加え、前述した各論理チャネルの優先度、PBR、BSD等が含まれる。
送信部302は、端末装置1に対して、送受信アンテナ306を介してデータ信号や制御信号を送信するように構成されている。ただし、送信部302は、論理チャネル割当部301によって割り当てられた論理チャネルの識別情報を送信するように構成されている。また、送信部302は、リソース割当部305によって端末装置1に割り当てられた上りリンクリソースの割当情報とD2Dリソースの割当情報をそれぞれ所定のタイミングで端末装置1に送信するように構成されている。
受信部303は、端末装置1から送信されたデータ信号や制御信号を送受信アンテナ306を介して受信するように構成されている。
MAC情報検出部304は、受信部303で受信した信号からMAC PDUを検出し、該MAC PDUに含まれるMACサブヘッダによって、該MAC PDUからC−RNTIやBSR、PHといった情報を含む各MAC CEを検出する。
リソース割当部305は、MAC情報検出部304で検出されたBSR MAC CEにより示される端末装置1毎の上りリンクバッファのデータ量を考慮して、各端末装置1に上りリンクリソースを割り当て、D2D BSR MAC CEにより示される端末装置1毎のD2Dバッファのデータ量を考慮して、各端末装置1にD2Dリソースを割り当てる。割り当てた上りリンクリソースおよびD2Dリソースの情報は送信部302に出力される。
図19は、本実施形態の端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、端末装置1は、受信部101、上りリンクバッファ102、D2Dバッファ103、BSR生成部104、MAC情報生成部105、送信部106と送受信アンテナ107を含んで構成される。
受信部101は、基地局装置3または他の端末装置1から送信されたデータ信号や制御信号を送受信アンテナ107を介して受信するように構成されている。また、受信部101は、基地局装置3から送信された論理チャネルの識別情報と、上りリンクリソースあるいはD2Dリソースの割当情報を受信する。
上りリンクバッファ102は、基地局装置3へ送信する上りリンクデータが発生した場合に、基地局装置3への送信が完了するまで一時的に保管するように構成されている。D2Dバッファ103は、他の端末装置1へ送信するD2D送信データが発生した場合に、他の端末装置1への送信が完了するまで一時的に保管するように構成されている。ただし、上りリンクバッファ102とD2Dバッファ103には、同一の記憶領域を共有して用いてもよい。
BSR生成部104は、所定のタイミングにおいて、上りリンクバッファ102内に保管されているLCG毎の上りリンクデータ量を通知するための上りリンクBSRを生成する。またBSR生成部104は、所定のタイミングにおいて、D2Dバッファ103内に保管されているLCG(あるいは論理チャネル)毎のD2D送信データ量を通知するためのD2D BSRを生成する。生成された上りリンクBSRおよびD2D BSRは、BSRの情報としてMAC情報生成部105に出力される。
MAC情報生成部105は、C−RNTIやBSR、PHに関する情報からMAC CEを生成し、送信データを含めて基地局装置3へ通知するためのMAC PDUを生成するように構成されている。ここで、MAC情報生成部105は、前述のLCP手順に基づいてMAC PDUを生成する。具体的には、割り当てられた上りリンクリソースに基づいたMAC PDUのサイズに対して、全てのMAC CEおよび送信データ割り当てることができない場合には、各MAC CEおよび送信データの優先度に基づいてその一部をドロップする。
送信部106は、基地局装置3に対して、送受信アンテナ107を介して上りリンクのデータ信号や制御信号を送信するように構成されている。また、送信部106は、他の端末装置1に対して、送受信アンテナ107を介してD2D信号を送信するように構成されている。
以上より、本実施形態の端末装置1は下記の様な特徴を有してよい。
本実施形態の端末装置1は、基地局装置3(ここではE−UTRANと称する)とのセルラ通信(ここでは第1の通信と称する)、および、端末装置1間のD2D通信(ここでは第2の通信と称する)を行なう端末装置1であって、前記第1の通信の上りリンクにおいて、前記第1の通信に対する上りリンクBSR(ここでは第1のバッファステータスレポートと称する)および前記第2の通信に対するD2D BSR(ここでは第2のバッファステータスレポートと称する)を報告する送信部106を備え、論理チャネル優先順位付け手順に対して、前記第2のバッファステータスレポートの優先度より前記第1のバッファステータスレポートの優先度が高い。
また、本実施形態において、前記端末装置1の前記送信部106は、前記第1の通信の上りリンクにおいて、前記第1の通信に対するパワーヘッドルームレポートを報告し、前記論理チャネル優先順位付け手順に対して、前記パワーヘッドルームレポートの優先度より、前記第2のバッファステータスレポートの優先度が高い。
また、本実施形態において、前記端末装置1の前記論理チャネル優先順位付け手順は、初期送信が実行される場合において適用される。
また、本実施形態において、前記端末装置1は、前記論理チャネル優先順位付け手順において、前記優先度の順に上りリンクリソースを割り当てる。
また、本実施形態において、前記端末装置1の前記第1のバッファステータスレポートは、前記第1の通信に対するレギュラーバッファステータスレポート(レギュラーBSR)、または、前記第1の通信に対する周期的バッファステータスレポート(周期的BSR)であり、前記第2のバッファステータスレポートは、前記第2の通信に対するレギュラーバッファステータスレポート、または、前記第2の通信に対する周期的バッファステータスレポートである。
また、本実施形態において、前記端末装置1の前記送信部106は、前記第1の通信の上りリンクにおいて、前記第1の通信に対する第3のバッファステータスレポート(例えばパディングBSRを用いた上りリンクBSRである)および前記第2の通信に対する第4のバッファステータスレポート(例えばパディングBSRを用いたD2D BSRである)を報告し、前記論理チャネル優先順位付け手順に対して、前記第3のバッファステータスレポートおよび前記第4のバッファステータスレポートの優先度より、前記第2のバッファステータスレポートの優先度が高い。
また、本実施形態において、前記端末装置1は、前記第1のバッファステータスレポートおよび前記第3のバッファステータスレポートがトリガーされている場合、前記第1のバッファステータスレポートおよび前記第3のバッファステータスレポートのうち最大で1つのバッファステータスレポートが1つのMAC PDUに含まれ、前記第1のバッファステータスレポートは前記第3のバッファステータスレポートに対して優先権を持っている。
また、本実施形態において、前記端末装置1は、前記第2のバッファステータスレポートおよび前記第4のバッファステータスレポートがトリガーされている場合、前記第2のバッファステータスレポートおよび前記第4のバッファステータスレポートのうち最大で1つのバッファステータスレポートが1つのMAC PDUに含まれ、前記第2のバッファステータスレポートは前記第4のバッファステータスレポートに対して優先権を持っていることを特徴とする。
また、本実施形態において、前記端末装置1は、前記第1のバッファステータスレポート、前記第2のバッファステータスレポート、前記第3のバッファステータスレポート、および、前記第4のバッファステータスレポートがトリガーされ、且つ、ある1つのTTIにおいて複数のMAC PDUを送信することを要求されている場合、前記第1のバッファステータスレポートを含めない何れのMAC PDUに前記第3のバッファステータスレポートを含め、前記第2のバッファステータスレポートを含めない何れのMAC PDUに前記第4のバッファステータスレポートを含める。
また、本実施形態の端末装置1は、E−UTRANとの第1の通信、および、端末装置1間の第2の通信を行なう端末装置1であって、前記第1の通信の上りリンクにおいて、前記第1の通信に対する第1のバッファステータスレポートMAC CE(例えば、BSR MAC CE)および前記第2の通信に対する第2のバッファステータスレポートMAC CE(例えばD2D BSR MAC CE)を含む1つまたは複数のMAC PDUを送信する送信部106を備え、前記第1のバッファステータスレポートMAC CEおよび前記第2のバッファステータスレポートMAC CEは、論理チャネルグループに対応するバッファサイズフィールドを含み、前記バッファサイズフィールドは、前記1つまたは複数のMAC PDUを含む全てのMAC PDUを構築した後の前記対応する論理チャネルグループ(LCG)の全ての論理チャネルにわたって利用可能なデータの総量を示し、第1のパラメータ(例えば、extendedBSR−Sizes)が設定されていない場合、前記第1のバッファステータスレポートMAC CEに含まれるバッファステータスフィールドの値は、バッファサイズの値に関連するバッファサイズ基準(ここでは第1のテーブルと称する)に基づいて選択され、前記第1のパラメータが設定されている場合、前記第1のバッファステータスレポートMAC CEに含まれるバッファステータスフィールドの値は、前記バッファサイズの値に関連する前記第1のテーブルと異なる拡張バッファサイズ基準(ここでは第2のテーブルと称する)に基づいて選択され、前記第2のバッファステータスレポートMAC CEに含まれるバッファステータスフィールドの値を選択する場合に用いられる第3のテーブルは、前記第1のパラメータに依らない。
また、本実施形態において、前記端末装置1の前記第2のバッファステータスレポートMAC CEに含まれるバッファステータスフィールドの値を選択する場合に用いられる第3のテーブルは、前記第1のテーブルと同一のテーブルである。
また、本実施形態において、前記端末装置1で用いられる前記第1のテーブルと前記第2のテーブルのそれぞれは、前記バッファサイズの値とインデックスの対応を示し、前記第2のテーブルにおけるインデックスは、前記第1のテーブルにおけるインデックスが対応するバッファサイズの値よりも拡張されたバッファサイズの値を示す。
また、本実施形態において、前記端末装置1で用いられる前記第2のバッファステータスレポートに含まれるバッファサイズフィールドのビット数は、前記第1のバッファステータスレポートに含まれるバッファサイズフィールドのビット数より少ない。
また、本実施形態の端末装置1は、E−UTRANとの第1の通信、および、端末装置1間の第2の通信を行なう端末装置1であって、前記第2の通信のためのリソースが前記E−UTRANによって制御される第1のモード(例えばモード1)、または、リソースプールの中から前記第2の通信のためのリソースが前記端末装置1によって選択される第2のモード(例えばモード2)を設定する設定部と、前記第1の通信の上りリンクにおいて、前記第2の通信に対するバッファステータスレポートを報告する送信部と、を備え、前記第2のモードが設定されている場合、前記第2の通信に対するバッファステータスレポートはトリガーされない。
また、本実施形態の前記端末装置1は、前記第1のモードが設定されている場合、前記第2の通信に対するバッファステータスレポートはトリガーされうる。
また、本実施形態の前記端末装置1は、前記第2のモードが設定または再設定された場合、トリガーされた前記第2の通信に対するバッファステータスレポートはキャンセルされる。
また、本実施形態において、前記端末装置1の前記第2の通信に対するバッファステータスレポートは、レギュラーバッファステータスレポートであり、前記第2の通信に対するレギュラーバッファステータスレポートは、retxBSR-Timerが満了している、且つ、前記端末装置1が前記第2の通信に対する送信のために利用可能なデータを持っているというイベントに基づいてトリガーされる。
また、本実施形態の前記端末装置1は、前記第2の通信に対するバッファステータスレポートがトリガーされ、且つ、キャンセルされていないことに少なくとも基づいて、スケジューリングリクエストがトリガーされ、前記スケジューリングリクエストは、前記第1の通信の上りリンクにおける初期送信のためのUL−SCHリソースを要求するために用いられる。
また、本実施形態の前記端末装置1は、前記第2のモードが設定または再設定された場合、前記イベントに基づく前記第2の通信に対するレギュラーバッファステータスレポートに由来するペンディングしているスケジューリングリクエストをキャンセルする。
また、本実施形態の集積回路は、E−UTRANとの第1の通信、および、端末装置1間の第2の通信を行なう端末装置1に実装される集積回路であって、前記第1の通信の上りリンクにおいて、前記第1の通信に対する第1のバッファステータスレポートおよび前記第2の通信に対する第2のバッファステータスレポートを報告する機能を含む一連の機能を前記端末装置1に発揮させ、論理チャネル優先順位付け手順に対して、前記第2のバッファステータスレポートの優先度より前記第1のバッファステータスレポートの優先度が高い。
また、本実施形態の集積回路は、E−UTRANとの第1の通信、および、端末装置1間の第2の通信を行なう端末装置1に実装される集積回路であって、前記第1の通信の上りリンクにおいて、前記第1の通信に対する第1のバッファステータスレポートMAC CEおよび前記第2の通信に対する第2のバッファステータスレポートMAC CEを含む1つまたは複数のMAC PDUを送信する機能を含む一連の機能を前記端末装置1に発揮させ、前記第1のバッファステータスレポートMAC CEおよび前記第2のバッファステータスレポートMAC CEは、論理チャネルグループに対応するバッファサイズフィールドを含み、前記バッファサイズフィールドは、前記1つまたは複数のMAC PDUを含む全てのMAC PDUを構築した後の前記対応する論理チャネルグループの全ての論理チャネルにわたって利用可能なデータの総量を示し、第1のパラメータが設定されていない場合、前記第1のバッファステータスレポートMAC CEに含まれるバッファステータスフィールドの値は、バッファサイズの値に関連する第1のテーブルに基づいて選択され、前記第1のパラメータが設定されている場合、前記第1のバッファステータスレポートMAC CEに含まれるバッファステータスフィールドの値は、前記バッファサイズの値に関連する前記第1のテーブルと異なる第2のテーブルに基づいて選択され、前記第2のバッファステータスレポートMAC CEに含まれるバッファステータスフィールドの値を選択する場合に用いられる第3のテーブルは、前記第1のパラメータに依らない。
また、本実施形態の集積回路は、E−UTRANとの第1の通信、および、端末装置1間の第2の通信を行なう端末装置1に実装される集積回路であって、前記第2の通信のためのリソースが前記E−UTRANによって制御される第1のモード、または、リソースプールの中から前記第2の通信のためのリソースが前記端末装置1によって選択される第2のモードを設定する機能と、前記第1の通信の上りリンクにおいて、前記第2の通信に対するバッファステータスレポートを報告する機能と、を含む一連の機能を前記端末装置1に発揮させ、前記第2のモードが設定されている場合、前記第2の通信に対するバッファステータスレポートはトリガーされない。
また、本実施形態の無線通信方法は、E−UTRANとの第1の通信、および、端末装置1間の第2の通信を行なう端末装置1に用いられる無線通信方法であって、前記第1の通信の上りリンクにおいて、前記第1の通信に対する第1のバッファステータスレポートおよび前記第2の通信に対する第2のバッファステータスレポートを報告し、論理チャネル優先順位付け手順に対して、前記第2のバッファステータスレポートの優先度より前記第1のバッファステータスレポートの優先度が高い。
また、本実施形態の無線通信方法は、E−UTRANとの第1の通信、および、端末装置1間の第2の通信を行なう端末装置1に用いられる無線通信方法であって、前記第1の通信の上りリンクにおいて、前記第1の通信に対する第1のバッファステータスレポートMAC CEおよび前記第2の通信に対する第2のバッファステータスレポートMAC CEを含む1つまたは複数のMAC PDUを送信し、前記第1のバッファステータスレポートMAC CEおよび前記第2のバッファステータスレポートMAC CEは、論理チャネルグループに対応するバッファサイズフィールドを含み、前記バッファサイズフィールドは、前記1つまたは複数のMAC PDUを含む全てのMAC PDUを構築した後の前記対応する論理チャネルグループの全ての論理チャネルにわたって利用可能なデータの総量を示し、第1のパラメータが設定されていない場合、前記第1のバッファステータスレポートMAC CEに含まれるバッファステータスフィールドの値は、バッファサイズの値に関連する第1のテーブルに基づいて選択され、前記第1のパラメータが設定されている場合、前記第1のバッファステータスレポートMAC CEに含まれるバッファステータスフィールドの値は、前記バッファサイズの値に関連する前記第1のテーブルとは異なる第2のテーブルに基づいて選択され、前記第2のバッファステータスレポートMAC CEに含まれるバッファステータスフィールドの値を選択する場合に用いられる第3のテーブルは、前記第1のパラメータに依らない。
また、本実施形態の無線通信方法は、E−UTRANとの第1の通信、および、端末装置1間の第2の通信を行なう端末装置1に用いられる無線通信方法であって、前記第2の通信のためのリソースが前記E−UTRANによって制御される第1のモード、または、リソースプールの中から前記第2の通信のためのリソースが前記端末装置1によって選択される第2のモードを設定し、前記第1の通信の上りリンクにおいて、前記第2の通信に対するバッファステータスレポートを報告し、前記第2のモードが設定されている場合、前記第2の通信に対するバッファステータスレポートはトリガーされない。
本発明に関わる基地局装置3、および端末装置1で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であっても良い。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHDD(Hard Disk Drive)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行われる。
尚、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。
尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、端末装置1、又は基地局装置3に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、複数の装置から構成される集合体(装置グループ)として実現することもできる。装置グループを構成する装置の各々は、上述した実施形態に関わる基地局装置3の各機能または各機能ブロックの一部、または、全部を備えてもよい。装置グループとして、基地局装置3の一通りの各機能または各機能ブロックを有していればよい。また、上述した実施形態に関わる端末装置1は、集合体としての基地局装置と通信することも可能である。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、EUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)であってもよい。また、上述した実施形態における基地局装置3は、eNodeBに対する上位ノードの機能の一部または全部を有してもよい。
また、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよいし、チップセットとして実現してもよい。端末装置1、基地局装置3の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
また、上述した実施形態では、通信装置の一例として端末装置を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置にも適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
本発明は、携帯電話などの通信装置、AV機器などの生活家電その他の電子機器に適用できる。
1(1A、1B、1C) 端末装置
2 リピータ
3 基地局装置
101 受信部
102 上りリンクバッファ
103 D2Dバッファ
104 BSR生成部
105 MAC情報生成部
106 送信部
107 送受信アンテナ
301 論理チャネル割当部
302 送信部
303 受信部
304 MAC情報検出部
305 リソース割当部
306 送受信アンテナ

Claims (12)

  1. 上りリンクを介して基地局装置へ信号を送信する端末装置であって、
    前記上りリンクに対する第1のバッファ内の送信可能な第1データの量を示す第1のバッファサイズフィールドを含む第1のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、前記端末装置と他の端末装置との間の通信に用いられる第1のリンクに対する第2のバッファ内の送信可能な第2データの量を示す第2のバッファサイズフィールドを含む第2のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信する送信部を備え、
    上位レイヤにより示される第1のパラメータが設定されていない場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、第1のテーブルによって示され、
    前記第1のパラメータが設定されている場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、前記第1のテーブルと異なる第2のテーブルによって示され、
    前記第2のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、常に前記第1のテーブルによって示される
    端末装置。
  2. 前記第1のテーブルと前記第2のテーブルのそれぞれは、前記バッファサイズの値とインデックスの対応を示し、
    前記第2のテーブルにおけるインデックスは、前記第1のテーブルにおけるインデックスが対応するバッファサイズの値よりも拡張されたバッファサイズの値を示す
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記第1のテーブルには下記表(7)が用いられ、前記第2のテーブルには下記表(8)が用いられる
    請求項2に記載の端末装置。
    Figure 2015141832

    Figure 2015141832
  4. 上りリンクを介して基地局装置へ信号を送信する端末装置であって、
    前記上りリンクに対する第1のバッファ内の送信可能な第1データの量を示す第1のバッファサイズフィールドを含む第1のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、前記端末装置と他の端末装置との間の通信に用いられる第1のリンクに対する第2のバッファ内の送信可能な第2データの量を示す第2のバッファサイズフィールドを含む第2のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信する送信部を備え、
    上位レイヤにより示される第1のパラメータが設定されていない場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第1のバッファ内の送信可能な第1データの量との対応は、第1のテーブルによって与えられる第1の対応によって示され、
    前記第1のパラメータが設定されている場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第1のバッファ内の送信可能な第1データの量との対応は、前記第1のテーブルと異なる第2のテーブルによって与えられる第2の対応によって示され、
    前記第2のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第2のバッファ内の送信可能な第2データの量との対応は、前記第1の対応によって示される
    端末装置。
  5. 上りリンクを介して基地局装置へ信号を送信する端末装置に実装される集積回路であって、
    前記上りリンクに対する第1のバッファ内の送信可能な第1データの量を示す第1のバッファサイズフィールドを含む第1のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、前記端末装置と他の端末装置との間の通信に用いられる第1のリンクに対する第2のバッファ内の送信可能な第2データの量を示す第2のバッファサイズフィールドを含む第2のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信する機能を含む一連の機能を前記端末装置に発揮させ、
    上位レイヤにより示される第1のパラメータが設定されていない場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、第1のテーブルによって示され、
    前記第1のパラメータが設定されている場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、前記第1のテーブルと異なる第2のテーブルによって示され、
    前記第2のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、常に前記第1のテーブルによって示される
    集積回路。
  6. 前記第1のテーブルと前記第2のテーブルのそれぞれは、前記バッファサイズの値とインデックスの対応を示し、
    前記第2のテーブルにおけるインデックスは、前記第1のテーブルにおけるインデックスが対応するバッファサイズの値よりも拡張されたバッファサイズの値を示す
    請求項5に記載の集積回路。
  7. 前記第1のテーブルには下記表(9)が用いられ、前記第2のテーブルには下記表(10)が用いられる
    請求項6に記載の端末装置。
    Figure 2015141832

    Figure 2015141832
  8. 上りリンクを介して基地局装置へ信号を送信する端末装置に実装される集積回路であって、
    前記上りリンクに対する第1のバッファ内の送信可能な第1データの量を示す第1のバッファサイズフィールドを含む第1のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、前記端末装置と他の端末装置との間の通信に用いられる第1のリンクに対する第2のバッファ内の送信可能な第2データの量を示す第2のバッファサイズフィールドを含む第2のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信する機能を含む一連の機能を前記端末装置に発揮させ、
    上位レイヤにより示される第1のパラメータが設定されていない場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第1のバッファ内の送信可能な第1データの量との対応は、第1のテーブルによって与えられる第1の対応によって示され、
    前記第1のパラメータが設定されている場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第1のバッファ内の送信可能な第1データの量との対応は、前記第1のテーブルと異なる第2のテーブルによって与えられる第2の対応によって示され、
    前記第2のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第2のバッファ内の送信可能な第2データの量との対応は、前記第1の対応によって示される
    集積回路。
  9. 上りリンクを介して基地局装置へ信号を送信する端末装置に用いられる無線通信方法であって、
    前記上りリンクに対する第1のバッファ内の送信可能な第1データの量を示す第1のバッファサイズフィールドを含む第1のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、前記端末装置と他の端末装置との間の通信に用いられる第1のリンクに対する第2のバッファ内の送信可能な第2データの量を示す第2のバッファサイズフィールドを含む第2のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、
    上位レイヤにより示される第1のパラメータが設定されていない場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、第1のテーブルによって示され、
    前記第1のパラメータが設定されている場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、前記第1のテーブルと異なる第2のテーブルによって示され、
    前記第2のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値は、常に前記第1のテーブルによって示される
    無線通信方法。
  10. 前記第1のテーブルと前記第2のテーブルのそれぞれは、前記バッファサイズの値とインデックスの対応を示し、
    前記第2のテーブルにおけるインデックスは、前記第1のテーブルにおけるインデックスが対応するバッファサイズの値よりも拡張されたバッファサイズの値を示す
    請求項9に記載の無線通信方法。
  11. 前記第1のテーブルには下記表(11)が用いられ、前記第2のテーブルには下記表(12)が用いられる
    請求項10に記載の無線通信方法。
    Figure 2015141832

    Figure 2015141832
  12. 上りリンクを介して基地局装置へ信号を送信する端末装置に用いられる無線通信方法であって、
    前記上りリンクに対する第1のバッファ内の送信可能な第1データの量を示す第1のバッファサイズフィールドを含む第1のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、前記端末装置と他の端末装置との間の通信に用いられる第1のリンクに対する第2のバッファ内の送信可能な第2データの量を示す第2のバッファサイズフィールドを含む第2のMAC制御要素を前記基地局装置へ送信し、
    上位レイヤにより示される第1のパラメータが設定されていない場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第1のバッファ内の送信可能な第1データの量との対応は、第1のテーブルによって与えられる第1の対応によって示され、
    前記第1のパラメータが設定されている場合は、前記第1のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第1のバッファ内の送信可能な第1データの量との対応は、前記第1のテーブルと異なる第2のテーブルによって与えられる第2の対応によって示され、
    前記第2のバッファサイズフィールドにおいて用いられる値と前記第2のバッファ内の送信可能な第2データの量との対応は、前記第1の対応によって示される
    無線通信方法。
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