JPWO2015118648A1 - 基地局装置、及び無線アクセスシステム - Google Patents

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Abstract

メッセージを端末装置へ送信可能なサイズのデータに分割し、当該分割されたデータを配下の全前記端末装置へブロードキャストで送信する基地局装置において、前記分割された各データの繰り返し回数と前記各データの送信周期に基づいて、前記メッセージを繰り返し送信する場合の前記各メッセージの送信周期に対して1つの前記メッセージを送信する場合に要する時間の割合を示す無線利用率を算出する無線利用率算出部と、前記無線利用率に基づいて前記データの送信スケジュールを決定する送信判断部とを備える。

Description

本発明は、基地局装置、及び無線アクセスシステムに関する。
現在、携帯電話システムや無線LAN(Local Area Network)などの無線アクセスシステムが広く利用されている。また、無線通信の分野では、通信速度や通信容量を更に向上させるべく、次世代の通信技術について継続的な議論が行われている。例えば、標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、LTE(Long Term Evolution)と呼ばれる通信規格や、LTEをベースとしたLTE−A(LTE-Advanced)と呼ばれる通信規格の標準化が完了若しくは検討されている。
このような無線アクセスシステムにおいて、基地局装置は自局のカバレッジ内に存在する全端末装置に対してブロードキャストで情報を配信する場合がある。このような配信システムとしては、例えば、ETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)やCMAS(Commercial Mobile Alert System)がある。
ETWSは、例えば、津波や自身などの緊急性の高い情報を端末装置へ配信するシステムである。また、CMASは、例えば、大統領メッセージ、商品の広告など幅広い情報を端末装置へ配信するシステムである。
ETWSとCMASに関して基地局装置は、S1 Application Protocol(S1AP) Messageである「WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」(以下、「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」と称する場合がある)をMME(Mobile Management Entity)から受信する。基地局装置はこのメッセージの受信を契機にして端末装置へメッセージを配信する。この場合、MMEに対して「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」を基地局装置へ送信するよう指示する上位装置が存在する場合もある。
図16(A)は「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」に含まれるパラメータ(又はIE(Information Element))の例を示す。「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」には、「Message Identifier」、「Serial Number」、「Repetition Period」、「Number of Broadcasts Requested」、「warning type」、「Warning Message Contents」の各パラメータが含まれる。
「Message Identifier」と「Serial Number」は、例えば、メッセージ内容を識別する識別子を表わしている。「Message Identifier」と「Serial Number」は、例えば、無線区間でも使用され、端末装置はこの2つのパラメータを用いてメッセージの重複受信などを確認できる。
「Repetition Period」は、例えば、メッセージ内容の送信周期を示す。また、「Number of Broadcasts Requested」は、例えば、メッセージ内容の送信回数を示す。
「warning type」は、例えば、災害の種類を示し、ETWSに含まれるパラメータであるが、CMASには含まれないパラメータである。「Warning Message Contents」は、例えば、メッセージ内容が含まれる。
基地局装置は、「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」をMMEから受信し、「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」に含まれるメッセージ内容を端末装置へ配信する。
例えば、基地局装置は報知情報であるSI(System Information)を用いてメッセージ内容を配信する。SIには10種類以上のSIB(System Information Block type)が定義される。ETWSにおいては、SIB10,SIB11が用いられる。基地局装置は、例えば、最初にSIB10を配信して災害の到来を知らせ、次にSIB11を配信することで災害の具体的な情報を端末装置へ送信する。一方、CMASにおいてはSIB12の1種類が用いられる。
図16(B)はSIB10、図17(A)はSIB11、図17(B)はSIB12に含まれるパラメータの例をそれぞれ表わす。
SIB10には、「massageIdentifier」、「serialNumber」、及び「warningType」が含まれる。
「massageIdentifier」と「serialNumber」は、「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」の「Message Identifier」と「Serial Number」にそれぞれ対応し、メッセージ内容を識別する識別子を表わす。
「warningType」は、「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」の「warning type」に対応し、災害の種別を表わす。
SIB11には、「massageIdentifier」、「serialNumber」、「warningMessageSegmentType」、「warningMessageSegmentNumber」、及び「warningMessageSegment」が含まれる。
「massageIdentifier」と「serialNumber」は、SIB10の「massageIdentifier」と「serialNumber」と同一の情報が夫々含まれる。
基地局装置では、例えば、「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」の「Warning Message Contents」に含まれるメッセージ内容を、端末装置へ送信可能なサイズのセグメントに分割する。そして、基地局装置では、分割した各セグメントをSIB11により各々送信する。
「warningMessageSegmentType」は、例えば、分割されたメッセージの最後のセグメントであるかことを示す識別子を表わす。また、「warningMessageSegmentNumber」は、例えば、分割されたメッセージの番号を表わす。さらに、「warningMessageSegment」は、例えば、メッセージ内容を示す。これらのパラメータに基づいて、例えば、端末装置はセグメントを統合してメッセージを再現する。
SIB12は、例えば、SIB11と同等のパラメータを含む。パラメータに含まれる「r9」はRelease9を表わしている。
SIB3以降の各SIBについて基地局装置がどのようなタイミングで送信するかについては、SIB1に含まれる「SchedulingInfo」によって規定される。「SchedulingInfo」は基地局装置から端末装置へ通知される。端末装置は「SchedulingInfo」により指定されたタイミングでSIBの待ち受けを行う。
図18はSIB1に含まれる「SchedulingInfo」の設定パラメータの例を表わす。「SchedulingInfo」には、「si−Periodicity」と「SIB−MappingInfo」の2つのパラメータが含まれる。
「si−Periodicity」によって、例えば、SIBの送信周期が無線フレーム単位(1radio frame=10subframe=0.01秒)で指定される。また、「SIB−MappingInfo」により、例えば、「si−Periodicity」で指定した周期で送信するSIBの種類が指定される。図18に示すように、複数の送信周期の中から各SIBの送信周期が設定可能となっている。
なお、基地局装置がMMEから受信する「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」の「Repetition Period」と、基地局装置が端末装置へ送信する「SchedulingInfo」に含まれる「si−Periodicity」は異なる値である。例えば、「Repetition Period」はメッセージの送信周期であり、単位も秒単位となっている。一方、「si−Periodicity」はSIBの送信周期であり、単位も無線フレーム単位となっている。
3GPP TS 36.413 V9.8.0 (2011-12) 3GPP TS 36.313 V9.16.9 (2013-09)
ETWSでは、例えば、基地局装置は複数のメッセージを端末装置へ同時に送信することが許容されていない。例えば、基地局装置が複数メッセージを同時に配信しようとすると、送信タイミングが競合し、メッセージの送信遅延や未到達などが発生する場合があるからである。
他方、CMASでは、例えば、基地局装置は複数のメッセージを端末装置へ同時に送信することが許容されている。ただし、メッセージについては送信周期「Repetition Period」が存在しており、例えば、1つのメッセージは限られた時間内で送信される。さらに、各セグメントを乗せるSIB12の送信タイミングも「si−Periodicity」で指定されており、例えば、セグメントの合計送信回数も「Repetition Period」により制限を受ける。
標準化活動を行っている3GPPでは、基地局装置がメッセージを配信する場合のSIB12の送信スケジュールについては規定されていない。このため、各ベンダーは、3GPPによる規定の制約を受けずにSIB12の送信スケジュールを装置に実装することが可能である。
しかし、基地局装置があるメッセージをSIB12で送信する場合、SIB12の送信スケジュールが実装されていないと、メッセージの送信周期「Repetition Period」内に当該メッセージの全セグメントを送信できない場合もある。
また、基地局装置はあるメッセージをSIB12で送信しているときに他のメッセージをSIB12で送信しようとする場合、SIB12の送信スケジュールが実装されていないと、メッセージの送信周期「Repetition Period」内に他のメッセージを送信できない場合もある。
さらに、CMASでは、基地局装置は複数種類のメッセージを同時に送信することも可能であるが、SIB12の送信スケジュールが実装されていない場合、商品の広告に関するメッセージは送信できても、大統領メッセージは送信できないなどの事態が発生する場合もある。
いずれの場合においても、端末装置はメッセージを受けることができず、メッセージ内容の情報を得ることができない。
そこで、本発明の一目的は、メッセージを効率的に送信できるようにした基地局装置、及び無線アクセスシステムを提供することにある。
一態様によれば、メッセージを端末装置へ送信可能なサイズのデータに分割し、当該分割されたデータを配下の全前記端末装置へブロードキャストで送信する基地局装置において、前記分割された各データの繰り返し回数と前記各データの送信周期に基づいて、前記メッセージを繰り返し送信する場合の前記各メッセージの送信周期に対して1つの前記メッセージを送信する場合に要する時間の割合を示す無線利用率を算出する無線利用率算出部と、前記無線利用率に基づいて前記データの送信スケジュールを決定する送信判断部とを備える。
メッセージを効率的に送信できるようにした基地局装置、及び無線アクセスシステムを提供することができる。
図1は無線アクセスシステムの構成例を表わす図である。 図2は情報配信システムの構成例を表わす図である。 図3はWarinigサーバとMMEの構成例を表わす図である。 図4は基地局装置の構成例を表わす図である。 図5は端末装置の構成例を表わす図である。 図6(A)から図6(C)はEDFスケジューリングによるタスク処理の例を表わす図である。 図7はスケジューリングリストの例を表わす図である。 図8(A)はsi−Periodicity、図8(B)はIteration Number、図8(C)はRepetition Periodの例を表わす図である。 図9はCMAS無線利用率算出機能の動作例を表わすフローチャートである。 図10(A)から図10(D)は無線利用率を説明するための図、図10(E)はデータ記憶部に記憶された無線利用率の例を表わす図である。 図11はCMAS送信可否判断機能の動作例を表わすフローチャートである。 図12はCMAS送信可否判断機能の動作例を表わすフローチャートである。 図13(A)から図13(E)はCMAS送信可否判断機能を説明するための図である。 図14はCMAS送信可否判断機能を説明するための図である。 図15は送信SIB決定機能の動作例を表わすフローチャートである。 図16(A)はWRITE−REPLACE WARNING REQUEST、図16(B)はSIB10に含まれるパラメータの例を夫々表わす図である。 図17(A)はSIB11、図17(B)はSIB12に含まれるパラメータの例を夫々表わす図である。 図18はSIB1に含まれるSchedulingInfoの例を表わす図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は第1の実施の形態における無線アクセスシステム20の構成例を表わす図である。無線アクセスシステム20は、基地局装置300と端末装置400を備える。
基地局装置300は、自局のカバレッジ範囲内において端末装置400と無線通信を行い、端末装置400に対して様々なサービスを提供できる。一方、端末装置400は、スマートフォン、フィーチャーフォン、タブレット、パーソナルコンピュータなどであって、基地局装置300のカバレッジ範囲内において基地局装置300と無線通信することができる。
基地局装置300は、メッセージを端末装置400へ送信可能なサイズのデータに分割し、当該分割されたデータを配下の全端末装置400へブロードキャストで送信する。
基地局装置300は、無線利用率算出部390、送信判断部391、及び送信部392を備える。一方、端末装置400は受信部490を備える。
無線利用率算出部390は、分割された各データの繰り返し回数と各データの送信周期に基づいて、メッセージを繰り返し送信する場合の各メッセージの送信周期に対して1つのメッセージを送信する場合に要する時間の割合を示す無線利用率を算出する。
送信判断部391は、無線利用率に基づいて、データの送信スケジュールを決定する。
送信部392は、決定された送信スケジュールに従ってデータを端末装置400へ送信する。
端末装置400の受信部490は、基地局装置300から送信されたデータを受信する。
このように、本第1の実施の形態において基地局装置300は、無線利用率に基づいて、メッセージをデータに分割し、分割されたデータの送信スケジュールを決定するようにしている。この場合、無線利用率は、例えば、メッセージの送信周期に対して1つのメッセージを送信する場合に要する時間の割合を示している。
よって、基地局装置300は、メッセージの送信周期内において、繰り返しデータを送信することができ、かつ、メッセージの各データを全て送信するように送信スケジュールを決定することもできる。
従って、例えば、メッセージの送信周期を越えるような非効率的なデータの送信スケジュールとはならずに、メッセージの送信周期内に当該メッセージに関する全データを送信できるような効率的なメッセージの送信を行うことが可能となる。
また、例えば、複数のメッセージを同時に送信する場合でも、他のメッセージの送信によって当該メッセージの送信に際して当該メッセージの送信周期内に当該メッセージの全データを送信するようにスケジューリングすることも可能である。よって、この場合も効率的なメッセージの送信が可能となる。
なお、メッセージの例としてはCMASに関するメッセージであって、データの例としてはSIB12などがある。この場合、無線アクセスシステム20はCMASによる配信システム内において適用される。
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態においては、以下の順番で説明する。
<1.情報配信システムの構成例>
<2.WarningサーバとMMEの構成例>
<3.基地局の構成例>
<4.端末の構成例>
<5.EDFスケジューリングについて>
<6.Iteration Numberについて>
<7.動作例>
<1.情報配信システムの構成例>
情報配信システムの構成例について説明する。図2は情報配信システム10の構成例を表わす図である。
情報配信システム10は、例えば、CMAS(Commercial Mobile Alert System)などであって、メッセージを端末装置(以下、「端末」と称する場合がある)400−1〜400−6へ配信するシステムである。メッセージとしては、例えば、大統領メッセージ、生命の安全に対する脅威に関する警報、商品広告などがある。情報配信システム10は、例えば、複数種類のメッセージを同時に端末400−1〜400−6へ配信できる。
情報配信システム10は、Warningサーバ100、MME(Mobile Management Entity)200−1,200−2、基地局装置(以下、「基地局」と称する場合がある)300−1〜300−4、及び端末400−1〜400−6を備える。
Warningサーバ100は、「Warning Message Transmission Procedure実行要求」メッセージをMME200−1,200−2へ送信する。
MME200−1,200−2は、例えば、ベアラの設定、認証、セキュリティに関する制御などを行う。本第2の実施の形態においては、MME200−1,200−2は、「Warning Message Transmission Procedure実行要求」メッセージをWarningサーバ100から受信すると、S1AP Application Protocol Messsage(以下、「S1APメッセージ」と称する場合がある)で規定された「WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」(以下、「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」と称する場合がある)メッセージを生成する。MME200−1,200−2は、生成した「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」を配下の基地局300−1〜300−4へ送信する。「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」に含まれるパラメータは、例えば、図16(A)に示される。
基地局300−1〜300−4は、自局のカバレッジ内の端末400−1〜400−6と無線通信を行い、端末400−1〜400−6に対して通話サービス、映像配信サービスなど種々のサービスを提供する。本第2の実施の形態において基地局300−1〜300−4は、MME200−1,200−2から「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」を受信すると、「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」に含まれるメッセージ内容を配下の全端末400−1〜400−6へ送信する。
この場合、基地局300−1〜300−4は、SIB(System Information Block type)12を用いてメッセージ内容を配信する。SIB12に含まれるパラメータは、例えば、図17(B)に示される。
なお、基地局300−1〜300−4は、「SchedulingInfo」を含むSIB1を配下の全端末400−1〜400−6へ配信する。「SchedulingInfo」は、例えば、図18に示すように、SIB12の送信周期が含まれる。端末400−1〜400−6は、「SchedulingInfo」に含まれるSIB12の送信周期に従ってSIB12の送信を待ち受けることができる。
端末400−1〜400−6は、各基地局300−1〜300−4のカバレッジエリア内において、各基地局300−1〜300−4と無線通信を行う。端末400−1〜400−6は、各基地局300−1〜300−6からSIB12の配信を受けて、セグメントに分割されたメッセージ内容を統合することでCMASに関するメッセージ内容を受信できる。
なお、情報配信システム10には、例えば、無線アクセスシステム20が含まれる。無線アクセスシステム20は、例えば、基地局300−1〜300−4と端末400−1〜400−6を含む。
図2の例では、Warningサーバ100は2つのMME200−1,200−2に接続している例を表わしているが、接続するMMEの数は1つでもよいし、3つ以上でもよい。また、図2の例では、MME200−1は2つの基地局300−1,300−2と接続する例を表わしているが、接続する基地局数は1つでもよいし、3つ以上でもよい。MME200−2においても同様である。各基地局300−1〜300−4における端末400−1〜400−6の接続数も、1つでもよいし複数でもよい。
なお、MME200−1,200−2はいずれも同一構成のため、例えば、MME200と称する場合がある。また、基地局300−1〜300−4についても同一構成のため、例えば、基地局300と称する場合がある。さらに、端末400−1〜400−6についても同一構成のため、例えば、端末400と称する場合ある。
さらに、情報配信システム10としては、例えば、メッセージの配信が可能なシステムであれば、CMAS以外の情報配信システムであっても適用可能である。
以降において、情報配信システム10に含まれる各装置の構成例について説明する。
<2.WarningサーバとMMEの構成例>
図3はWarningサーバ100とMME200の構成例を表わす図である。
Warningサーバ100は、実行要求生成部110とメモリ120を備える。実行要求生成部110は、「Warning Message Transmission Procedure実行要求」メッセージを生成し、MME200−1へ送信する。メモリ120は、「Warning Message Transmission Procedure実行要求」メッセージに含まれるパラメータなどが記憶される。
例えば、実行要求生成部110はWarningサーバ100の操作者による操作により、メモリ120からパラメータを読み出して「Warning Message Transmission Procedure実行要求」メッセージを生成して送信する。
なお、Warningサーバ100はハードウェア構成として、例えば、CPU(Central Processing Unit)130とメモリ120を備える。CPU130は、例えば、実行要求生成部110に対応する。
MME200は、S1処理部210とメモリ220を備える。S1処理部210は、S1APメッセージの送信と受信に関する処理を行う。
S1処理部210は、例えば、以下の処理を行う。すなわち、S1処理部210は、Warningサーバ100から「Warning Message Transmission Procedure実行要求」メッセージを受信すると、当該メッセージに含まれるパラメータを抽出する。そして、S1処理部210は、抽出したパラメータを含む「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」を生成する。S1処理部210は、生成した「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」を基地局300へ送信する。
メモリ220は、例えば、S1処理部210において処理が行われる際の作業領域として機能する。メモリ220には、例えば、「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」に含まれるパラメータなどが記憶されてもよい。この場合、メモリ220に記憶されたパラメータはS1処理部210により適宜読み出され、「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」が生成される。
なお、MME200はハードウェア構成として、例えば、CPU230とメモリ220を備える。CPU230は、例えば、S1処理部210に対応する。
<3.基地局の構成例>
図4は基地局300の構成例を表わす。基地局300は、S1処理部310、Telecom処理部320、送信SIB決定部330、RRC(Radio Resource Control)情報処理部340、データ記憶部350、SCHEDULER360、ベースバンド処理部370、無線信号送受信部380を備える。
S1処理部310は、S1APメッセージの送信と受信に関する処理を行う。例えば、S1処理部310は以下のような処理を行う。
すなわち、S1処理部310は、MME200から送信された「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」を受信すると、受信した当該メッセージに「warning type」が含まれているか否かを確認する。S1処理部310は、受信した当該メッセージに「warning type」が含まれていると、当該メッセージはETWSによるメッセージと判別する。また、S1処理部310は、当該メッセージに「warning type」が含まれていないと、当該メッセージはCMASによるメッセージと判別する。この場合、S1処理部310は、受信した「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」をTelecom処理部320へ出力する。
なお、以下においては、「warning type」が含まれない「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」をCMASメッセージと称する場合がある。また、「warning type」が含まれない「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」において「warning Message Contents」に含まれるメッセージのこともCMASメッセージと称する場合もある。
Telecom処理部320は、呼接続処理や呼通信処理などを行う。また、Telecom処理部320は、無線利用率算出機能(又は無線利用率算出部)321、送信可否判断機能(又は送信判断部)322、及びSIB作成機能(又はSIB作成部)323を備える。Telecom処理部320におけるこれらの機能は、例えば、Telecom処理部320において実行される機能である。これらの機能の実行主体は、例えば、Telecom処理部320であるが、これらの機能の相違などを考慮して各機能321〜323が実行するものとして以下説明する。
なお、第1の実施の形態における無線利用率算出部390は、例えば、無線利用率算出機能321に対応する。また、第1の実施の形態における送信判断部391は、例えば、送信可否判断機能322に対応する。さらに、第1の実施の形態における送信部392は、例えば、送信SIB決定部330、ベースバンド処理部370、及び無線信号送受信部380に対応する。
無線利用率算出機能321は、受信したCMASメッセージに対してCMAS無線利用率を算出する。CMAS無線利用率の詳細は後述する。無線利用率算出機能321は、RRC情報処理部340に記憶されたスケジューリングリストに含まれるSCHEDULER毎にCMAS無線利用率を算出する。無線利用率算出機能321は、算出したCMAS無線利用率や受信したCMASメッセージに含まれるパラメータをデータ記憶部350に記憶する。
なお、SCHEDULERとは、例えば、「SchedulingInfo」により定義又は規定されたSIBの送信方法のことである。「SchedulingInfo」は、例えば、SIB1に含まれる情報であって、SIB3以降のSIBの送信方法を規定したものである。「SchedulingInfo」の例は図18に示される。SCHEDULERの詳細についても後述する。
送信可否判断機能322は、例えば、CMAS無線利用率とその時点でのCMAS無線利用率の合計値とに基づいてCMASメッセージの送信可否を判断する。送信可否判断機能322は、送信可否判断によって、CMASメッセージをSIB12により送信する際にどのSCHEDULERを用いるかを決定し、決定したSCHEDULERに関する情報をSIB作成機能323へ出力する。また、送信可否判断機能322は、データ記憶部350に記憶されたCMASメッセージの各パラメータも読み出してSIB作成機能323へ出力する。送信可否判断の詳細は後述する。
SIB作成機能323は、送信可否判断機能322から受け取ったSCHEDULERをメモリ386に記憶する。メモリ386に記憶されたSCHEDULERが、例えば、SCHEDULER360となる。また、SIB作成機能323は、例えば、送信可否判断機能322から受け取ったCMASメッセージに対してSIB12を生成する。SIB作成機能323は、生成したSIB12を送信SIB決定部330とSCHEDULER360へ出力する。さらに、SIB作成機能323は、例えば、送信可否判断機能322から受け取ったCMASメッセージの各パラメータもSCHEDULER360と送信SIB決定部330に出力する。
送信SIB決定部330は、送信SIB決定機能を実行する。送信SIB決定機能により、SIB12についてどのような順番で端末400へ送信するかが決定され、その順番に従ってSIB12がベースバンド処理部370へ出力される。この場合、送信SIB決定部330は、例えば、EDFスケジューリングに従ってSIB12の送信スケジュールを決定する。送信SIB決定機能とEDFスケジューリングの詳細は後述する。
RRC情報処理部340は、例えば、RRCメッセージに関する処理を行う。本第2の実施の形態においては、RRC情報処理部340はスケジューリングリスト341を記憶する。スケジューリングリスト341は1又は複数のSCHEDULERを含む。スケジューリングリスト341は、例えば、基地局300が設置される際に記憶される。
図7はスケジューリングリスト341の例を表わす。スケジューリングリスト341には、1又は複数の「SchedulingInfo」を含む。「SchedulingInfo」は、例えば、各SIBの送信スケジュールを規定又は定義したものであり、具体的には各SIBに対してどのような送信周期で送信するかについて規定又は定義したものである。上述したように、例えば、「SchedulingInfo」によりSCHEDULERが規定される。
例えば、「SchedulingInfo#1(341−1)」には、送信周期が「32rf(radio frame)」で送信される「SIB3」、「SIB4」、「SIB12」が規定されている。また、「SchedulingInfo#2(342−1)」には、送信周期「64rf」で送信される「SIB4」、「SIB6」、「SIB12」が規定されている。
例えば、「SchedulingInfo#1(341−1)」はSCHEDULER#1(342−1)、「SchedulingInfo#2(341−2)」はSCHEDULER#2(342−2)にそれぞれ対応する。
なお、j番目のSchedulingInfoで定義されたSCHEDULERを、例えば、SCHEDULERと称する場合がある。
図4に戻り、データ記憶部350は、CMAS無線利用率やCMASメッセージのパラメータなどを記憶する。また、データ記憶部350はCMASスタック機能351を有する。CMASスタック機能351により、CMASスタック機能351により例えば各CMASメッセージに対して優先度の設定が可能となっている。
SCHEDULER360は、例えば、送信可否判断機能322で選択されたSCHEDULERがメモリ386に記憶されたものであり、各SIBの送信スケジュールを管理する。
ベースバンド処理部370は、例えば、送信SIB決定部330から出力された送信SIBに対して誤り訂正符号化処理や変調処理などを施してベースバンド信号へ変換する。ベースバンド処理部370は、変換後のベースバンド信号を無線信号送受信部380へ出力する。ベースバンド処理部370ではこのような処理が行われるよう誤り訂正符号化回路や変調回路などを内部に備えるようにしてもよい。
無線信号送受信部380は、ベースバンド処理部370から出力されたベースバンド信号に対して無線帯域の無線信号へ変換(アップコンバート)する。無線信号送受信部380は、変換後の無線信号を端末400へ送信する。無線信号送受信部380は、このような変換が行われるよう周波数変換回路やD/A(Digital to Analogue)変換回路などを内部に備えるようにしてもよい。無線信号送受信部380は、例えば、「Paging」メッセージを端末400に送信し、待ち受け状態の端末400に対してSIBの着信を通知する。「Paging」メッセージは、例えば、Telecom処理部320などで生成される。
なお、基地局300は、ハードウェアとして、CPU(Central Processing Unit)385、メモリ386、DSP(Digital Signal Processor)387、及びRF(Radio Frequency)388を備えるようにしてもよい。CPU385は、例えば、S1処理部310、Telecom処理部320、送信SIB決定部330に対応する。また、メモリ386は、例えば、RRC情報処理部340、データ記憶部350、SCHEDULER360に対応する。さらに、DSP387は、例えば、ベースバンド処理部370に対応する。さらに、RF388は、例えば、無線信号送受信部380に対応する。
CPU385は、例えば、メモリ386に記憶されたプログラムを読み出し、当該プログラムを実行することで、S1処理部310、Telecom処理部320、送信SIB決定部330で行われる機能を実現できる。
<4.端末の構成例>
図5は端末400の構成例を表わす図である。端末400は、無線信号送受信部410、ベースバンド処理部420、SIB処理部430、データ記憶部440、及び表示部450を備える。
なお、第1の実施の形態における受信部490は、例えば、無線信号送受信部410、ベースバンド処理部420、及びSIB処理部430に対応する。
無線信号送受信部410は、基地局300から送信された無線信号を受信し、無線信号をベースバンド信号へ変換(ダウンコンバート)する。無線信号送受信部410では、このような周波数変換処理が行われるように周波数変換回路を内部に備えるようにしてもよい。
ベースバンド処理部420は、無線信号送受信部410から出力されたベースバンド信号に対して復調処理や誤り訂正復号化処理などを施して、基地局300から送信されたSIBを抽出する。ベースバンド処理部420では、このような処理が行われるように復調回路や誤り訂正復号化回路などを内部に備えるようにしてもよい。
SIB処理部430は、ベースバンド処理部420から出力されたSIB12に対して、SIB12に含まれるパラメータに基づいてメッセージを再現する。例えば、SIB処理部430は、「warningMessageSegmentType」、「warningMessageSegmentNumber」、及び「warningMessageSegment」に基づいてセグメントを統合してメッセージ内容を再現する。この場合、SIB処理部430は、データ記憶部440に適宜アクセスして、SIB12に含まれるパラメータなどを記憶する。
また、SIB処理部430は、SIB1を受信すると、SIB1に含まれる「SchedulingInfo」に関する情報をデータ記憶部440に記憶する。この場合、SIB処理部430は「SchedulingInfo」に含まれる「si−Periodicity」の周期でSIB12を受信するように無線信号送受信部410などに指示する。
データ記憶部440は、例えば、各SIBのパラメータを記憶する。また、データ記憶部440は、例えば、SIB処理部430においてセグメントを統合してメッセージ内容を再現する際の作業領域としても機能する。
表示部450は、例えば、SIB処理部430からの指示に従って、SIB処理部430から出力されたSIB12に含まれるメッセージ内容を表示する。
なお、端末400は、ハードウェア構成として、表示部450、RF460、DSP465、CPU470、及びメモリ475を備えるようにしてもよい。この場合、RF460は、例えば、無線信号送受信部410に対応する。DSP465は、例えば、ベースバンド処理部420に対応する。また、CPU470は、例えば、SIB処理部430に対応する。さらに、メモリ475は、例えば、データ記憶部440に対応する。
<5.EDFスケジューリングについて>
次に、EDF(Earliest Deadline First)スケジューリングについて説明する。本第2の実施の形態においては、基地局300はEDFスケジューリングを利用してSIB12を送信する。
EDFスケジューリングとは、例えば、リアルタイムOS(Operating System)においてシングルプロセッサによる処理が行われるとき、所定の条件を満たせばプロセッサはデッドラインミスを起こすことなく処理できるようにしたスケジューリング方法である。
なお、デッドラインとは、例えば、この時間内に処理が終了しないとエラーが発生するという時間のことである。以降においては、そのタスクを終了するまでのデッドラインとタスクが次に発生するまでの周期とは同一であるとして説明する。
EDFスケジューリングにおいては、例えば、以下の判定を単位時間(例えば、秒やミリ秒)毎に行う。
1)判定タイミングにおいて実行しているタスクがない場合、実行を要求されているタスクのうち、最もデッドラインが近いタスクが実行され、他のタスクは次の判定タイミングまで保留される。
2)判定タイミングにおいて実行しているタスクがある場合、実行を要求されているタスクの中に、既に実行中のタスクよりデッドラインが近いタスクがある場合、実行中のタスクの処理を中断し、デッドラインの最も近いタスクが実行される。
以上から、EDFスケジューリングは、例えば、デッドラインの近いタスクから優先し、かつ、後から発生したタスクによる割込み処理を許容するスケジューリングと考えることができる。
例えば、各タスクの一回の処理にかかる時間をC、各タスクの周期をT、各タスクのCPU利用率をUi=C/Tをすると、
を満たす限り、EDFスケジューリングを用いたタスク処理はエラーなくスケジューリング可能となる。
図6(A)〜図6(C)はEDFスケジューリングによるタスク処理の例を表わす図である。横軸は時間を表わし、横軸方向における1目盛りは単位時間を表わす。また、太線の目盛りは各タスクの周期時間を表わす。例えば、図6(A)に示すように、タスク1について1回の処理にかかる時間Cは「4」であり、タスク1の周期Tは「10」となっており、「10」単位時間ごとに太線による目盛りが示されている。
例えば、時刻T0ではタスク1からタスク3まで実行が要求されている場合、EDFスケジューリングの上記1)により、T0から最もデッドライン(又は周期)が近いタスク3が最初に実行される。タスク3の実行開始後「1」単位時間経過したとき、上記2)を満たすこともないため、タスク3が継続して実行される。
タスク3の処理の実行が終了すると、次に、タスク1とタスク2のいずれかが実行されるが、タスク1の方がタスク2よりもデッドラインが近いため、タスク1が実行される。
時刻T1においては、タスク2が実行され、タスク3の周期期間が終了してタスク3の実行が開始可能となるため、タスク2とタスク3とが競合する。この場合、タスク2の方がタスク3よりもデッドラインが近いため、タスク2が優先され、そのままタスク2が継続して実行される。
時刻T3においては、タスク1が実行途中であり、タスク3の開始時刻となっておりタスク1とタスク3とが競合する。この場合、デッドラインはタスク3の方がタスク1よりも近いため、タスク1の処理が途中で一旦終了され、タスク3が優先して(割り込んで)実行される。
本第2の実施の形態では、SIB12の送信スケジューリングについてEDFスケジューリングを適用させるようにしている。その具体例については後述する。
<6.Iteration Numberについて>
次に、Iteration Numberについて説明する。上述したように基地局300は、例えば、メッセージ内容をセグメントに分割し、セグメントを含むSIB12を送信する。これにより、例えば、無線区間において送信可能なサイズにメッセージ内容が分割され、当該無線区間においてメッセージ内容が送信可能となる。なお、セグメントとは、例えば、分割されたメッセージ内容のことである。
図8(A)は1つのメッセージが4つのセグメントに分割されて送信される例を表わしている。4つに分割されたセグメントは、4つのSIB12(SIB12(1)からSIB12(4))により送信される。また、各SIB12は「si−Periodicity」で規定された送信周期(例えば「32rf」)毎に送信される。
このようにメッセージ内容は各セグメントに分割されて基地局300から端末400へ送信される。この場合、基地局300は同一内容のSIB12を一回しか送信しないことは実装上ほとんど有り得ず、複数回繰り返し送信する場合がある。同一内容のSIB12を繰り返し送信する場合において最低限送信しなければならない回数を、例えば、minIterationNumberと称する場合がある。また、同一内容のSIBを繰り返し送信する場合においてそれ以上送信することのない回数を、例えば、maxIterationNumberと称する場合がある。minIterationNumberとmaxIterationNumberの2つの値に挟まれた適用可能な繰り返し回数を、例えば、IterationNumberと称する場合がある。同一SIBが繰り返し送信されることで、例えば、1回だけSIBが送信される場合と比較して、端末400はSIB12を受信できる可能性が高くなる。
なお、minIterationNumberとmaxIterationNumberは、例えば、SCHEDULER毎に異なってもよい。
また、「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」に含まれる「Number of Broadcasts Requested」によりメッセージ内容の繰り返し回数が規定されている。他方、セグメントを送信するSIB12のIterationNumberも実装可能となっている。メッセージの繰り返し回数と、SIB12の繰り返し回数について、各々で繰り返し送信させるようにしているのは、例えば、レイヤ毎に冗長性を確保するようにしているためである。
図8(B)の例では、IterationNumber=「5」の例を表わしており、同一内容のSIBが連続して5回送信されている。また、図8(C)に示すように、「Repetition Period」で規定されたメッセージの送信周期経過後、再度、同一SIB12がIterationNumber分繰り返し送信される。
<7.動作例>
次に、情報配信システム10又は無線アクセスシステム20における動作例について説明する。本動作例については、以下の順番で説明する。
<7.1 CMAS無線利用率算出機能の動作例>
<7.2 CMAS送信可否判断機能の動作例>
<7.3 送信SIB決定機能の動作例>
上記3つの動作例は、例えば、基地局300において行われる。基地局300では、MME200から「S1AP:WRITE−REPLACE WARNING REQUEST」を受信し、当該メッセージがCMASメッセージか否かを判別する。基地局300は、当該メッセージがCMASメッセージのとき、受信したCMASメッセージをTelecom処理部320に入力させて、CMAS無線利用率算出機能、CMAS送信可否判断機能、及び送信SIB決定機能の各機能をこの順番で実行する。
なお、以下において、基地局300がi番目に受信したCMASメッセージのことを、例えば、CMASと称する場合がある。また、RRC情報処理部340においてはSCHEDULERが記憶されており、SIB12に関するSCHEDULERを、例えば、SCHEDULER(1≦j≦J)と称する場合がある。
<7.1 CMAS無線利用率算出機能の動作例>
CMAS無線利用率算出機能の動作例について説明する。図9はCMAS無線利用率算出機能の動作例を表わすフローチャートであり、図10(A)から図10(E)はCMAS無線利用率を説明するための図である。
無線利用率算出機能321は、CMAS無線利用率算出機能の処理を開始すると(S10)、SIB12に関する各SCHEDULER(1≦j≦J)に対して以下の処理を行う(S11)。
すなわち、無線利用率算出機能321は、S1処理部310からよりCMAS情報を受信する(S12)。以下では、CMASに含まれるパラメータ情報を、例えば、CMAS情報と称する場合がある。
次に、無線利用率算出機能321は、RRC情報処理部340からSCHEDULER情報を取得する(S13)。以下では、SCHEDULERに含まれる情報を、例えば、SCHEDULER情報と称する場合がある。
次に、無線利用率算出機能321は、ProcessingTime を算出する(S14)。ProcessingTime は、例えば、各SCHEDULERについて1つのCMASを送信し終えるのに最低限必要な時間を表わしている。
以下、ProcessingTime について説明する。図10(A)から図10(C)は、ProcessingTime を説明するための図である。例えば、CMASに含まれるメッセージ内容(CMAS#1)はセグメント数=Nに分割される。また、SIB12に関して、2つのSCHEDULER(#1,#2)342−1,342−2がRRC情報処理部340に記憶されているものとする。SCHEDULER(#1)342−1は、SIB12の送信周期が「a[rf]」、minIterationNumberが「α」とする。また、SCHEDULER(#2)342−2は、SIB12の送信周期が「b[rf]」、minIterationNumberが「β」となっている。
この場合において、CMASに含まれるメッセージをSCHEDULER(#1)342−1を用いて送信する場合に、1つのCMASに含まれるメッセージ内容を送信し終えるのに必要な時間は、
a×N×α
となる。この「a×N×α」がSCHEDULER(#1)342−1を用いた場合のProcessingTime となる。
また、CMASに含まれるメッセージをSCHEDULER(#2)342−2を用いて送信する場合に、1つのCMASに含まれるメッセージ内容を送信し終えるのに必要な時間は、
b×N×β
となる。この「b×N×β」が、SCHEDULER(#2)342−2を用いた場合のProcessingTime となる。
以上から、ProcessingTime は以下のように算出可能である。すなわち、j番目のSCHEDULERの「si−Periodicity」をsi−Periodicity、SCHEDULERに対応する「minIterationNumber」をminIterationNumberとする。また、CMASに含まれるメッセージ内容のセグメント数をSegmentNumberする。この場合、各SCHEDULERにおけるProcessingTime は、例えば、以下のように表わすことができる。
ProcessingTime は、例えば、i番目のCMASメッセージに対して、j番目のスケジューラを用いた場合、1つのCMASメッセージに含まれるメッセージ内容をSIB12で送信するのにかかる時間(又は無線リソース)を表わしている。ProcessingTime は、例えば、[数2]を秒単位で切り上げた値となる。
図9に戻り、次に、無線利用率算出機能321は、CMAS無線利用率を表わすRadioUtlization を算出する(S15)。RadioUtlization は、例えば、スケジューラ毎にCMASメッセージをSIB12で送信するのにかかる時間(又は無線リソース)がCMASメッセージの送信周期(又は全無線リソース)に対してどの程度の割合を示すかを表わしている。例えば、「i」はCMASメッセージの順番、「j」は対象となるSCHEDULERの番号を表わしており、RadioUtlization はCMASをSCHEDULERで送信する場合のCMAS無線利用率を表わしている。
図10(C)と図10(D)は、RadioUtlization を説明するための図である。
CMASに対して、SCHEDULER(#1)342−1を利用した場合のProcessingTime は「a×N×α」と算出され、CMASの送信周期は「RP」とする。この場合、SCHEDULER(#1)342−1を利用した場合のRadioUtlization は、
(a×N×α)/RP
となる。
また、SCHEDULER(#1)342−1を利用した場合のProcessingTime は「b×N×β」と算出された場合、SCHEDULER(#1)342−1を利用した場合のRadioUtlization は、
(b×N×β)/RP
となる。
EDFスケジューリングの考え方からすると、この「Repetition Period」が1回のCMASメッセージ送信の「デッドライン」と考えることができる。SIB12をIterrationNumber分繰り返し送信する場合においても、基地局300では、CMASメッセージの送信についてはこの「デッドライン」内に収まるようにスケジューリングする。
「デッドライン」でもあるCMASメッセージの送信周期に対して、ProcessingTime がどの程度の割合を示しているのかをSCHEDULER毎に算出したものが、例えば、RadioUtlization と考えることができる。
言い換えると、RadioUtlization は、例えば、分割された各SIB12の繰り返し回数と各SIB12の送信周期とに基づいて、CMASメッセージの送信周期に対して、1つのCMASメッセージを送信する場合に要する時間の割合を示す。
以上から、CMASの「Repetition Period」をRepetitionPeriodとし、CMASをSCHEDULERで送信する場合のRadioUtlization は、例えば、以下のように表わすことができる。
図9に戻り、次に、無線利用率算出機能321は、対象となるSCHEDULERに対するループを終了させ(S16)、算出したProcessingTime とRadioUtlization をデータ記憶部350へ記憶する(S17)。
図10(E)は、データ記憶部350に記憶されたRadioUtlization の例を表わす図である。1番目のCMAS#1について、SCHEDULER#1を用いるとRadioUtlization は「0.2」、SCHEDULER#2を用いるとRadioUtlization は「0.15」となっている。
なお、無線利用率算出機能321はデータ記憶部350にProcessingTime を記憶するようにしてもよい。
また、無線利用率算出機能321は、例えば、各CMASメッセージに含まれるパラメータをデータ記憶部350に記憶する。
図9に戻り、次に、無線利用率算出機能321はCMAS無線利用率算出機能の処理を終了させる(S18)。
なお、「si−Periodicity」(SIBの送信周期)と「Repetition Period」(メッセージの送信周期)の設定範囲を考慮すると、IterationNumberをminIterationNumberに設定した場合において全てのSCHEDULERでRadioUtlization が「1」を超える場合はほとんど起こり得ない。
しかし、例えば、IterationNumnerをminIterationNumberに設定したにも拘わらず、全てのSCHEDULERでRadioUtlization が「1」を超える場合がある。このような場合、無線利用率算出機能321は、RepetitionPeriodを指定されたRepetitionPeriodよりも長い値に補正(又は変更)する。補正の方法としては、例えば、
N×ProcessingTime −RepetitionPeriod(Nは2以上の整数)
により行われてもよい。
また、データ記憶部350は、例えば、RadioUtlization とProcessingTime を記憶するとき(S16)、CMASスタック機能351によって各CMASメッセージに対して優先度の設定が可能となっている。
優先度としては、例えば、CMASメッセージの受信順序に基づくものでもよいし、CMASメッセージの種類に基づくものでもよい。CMASメッセージには、例えば、大統領メッセージから商品広告のメッセージなど多種のメッセージがある。CMASメッセージに種類は、例えば、CMASメッセージに含まれる「Message Identifier」と「Serial Number」(又はいずれか一方)に基づいて判別可能である。
例えば、Telecom処理部320は、S1処理部310から受け取ったCMASメッセージの「Message Identifier」と「Serial Number」に基づいて、受信したCMASメッセージの種別を判別し、優先度を判定する。そして、Telecom処理部320は、判定した優先度をデータ記憶部350に記憶する。例えば、大統領メッセージは最も優先度が高くし、商品広告は最も優先度を低くするなどとすることができる。このような判定基準は、例えば、データ記憶部350に記憶しておき、CMASスタック機能351とTelecom処理部320とにより判定基準を読み出すことで処理が行われる。図10(E)には、データ記憶部350に優先度が記憶された例を表わしている。
なお、基地局300はMME200からS1APメッセージとして、「KILL REQUEST」を受信する場合もある。「KILL REQUEST」は、例えば、メッセージの配信の指示後、その配信の停止又は中止を指示するS1APメッセージである。「KILL REQUEST」は、例えば、停止対象となるCMASメッセージのパラメータが含まれている。例えば、無線利用率算出機能321は「KILL REQUEST」に含まれるパラメータに基づいて、CMASメッセージをデータ記憶部350から削除する。
<7.2 CMAS送信可否判断機能の動作例>
次に、CMAS送信可否判断機能の動作例について説明する。CMAS送信可否判断機能は、例えば、送信可否判断機能322において実行される。図11と図12はCMAS送信可否判断機能の動作例を表わすフローチャートであり、図13(A)から図14はCMAS送信可否判断の例を表わす図である。
送信可否判断機能322は、CMAS送信可否判断機能を開始すると(S20)、Loop#1を開始させる(S21)。Loop#1はデータ記憶部350に記憶された各CMASメッセージに対するループであって、送信可否判断機能322は各CMASメッセージに対して以下の処理を繰り返す。
すなわち、送信可否判断機能322は、データ記憶部350からCMAS情報を読み出す(S22)。送信可否判断機能322は、優先度の高い順にCMASメッセージのCMAS情報と、RadioUtlization を読み出す。
次に、送信可否判断機能322はLoop#2を開始させる(S23)。Loop#2は、各SCHEDULERに対するループであって、送信可否判断機能322は各SCHEDULERに対して以下の処理を繰り返す。送信可否判断機能322、優先度の高いCMASメッセージから順番に各SCHEDULERについて以下の処理を行う。
すなわち、送信可否判断機能322は、RRC情報処理部340からSCHEDULER情報を取得する(S24)。各SCHEDULERには、minIterationNumber、maxIterationNumber、TotalRadioUtilization、radioThreshold、CMASNuberThresholdの各情報が各SCHEDULERに対応してRRC情報処理部340に記憶されているものとする。
TotalRadioUtilizationは、例えば、各時刻でCMASメッセージを送信する場合の各SCHEDULERにおけるその時点での合計無線区間利用率のことである。
例えば、あるCMASメッセージをある時刻でSCHEDULER#1で送信する場合に、他のCMASメッセージについてもある時刻でSCHEDULER#1で送信する場合もある。ある時刻(又は一定期間内)において、SCHEDULER#1を用いて送信する各CMASメッセージのCMAS無線利用率の合計が、例えば、TotalRadioUtilizationとなる。SCHEDULERにおけるTotalRadioUtilizationは、例えば、以下のように表わすことができる。
radioThresholdは、例えば、CMAS無線利用率の上限値として定義された値である。radioThresholdは、radioThreshold≦1を満たす値として設定されているものとする。
CMASNuberThresholdは、例えば、CMASメッセージ数の上限値として定義された値である。CMASNuberThresholdは、CMASNuberThreshold≦∞を満たす値として設定されるものとする。なお、ある時刻においてSCHEDULERで送信するCMASメッセージの合計数を、例えば、CMASTransmitNumberとする。
送信可否判断機能322は、RRC情報処理部340からSCHEDULER情報と、当該SCHEDULERに対応するminIterationNumber、maxIterationNumber、TotalRadioUtilization、radioThreshold、CMASNuberThresholdを取得するものとする。
次に、送信可否判断機能322は割り当て送信可否判断を行う(S25)。割り当て送信可否判断は、例えば、送信可否判断機能322によって、「CMASメッセージをSIB12で送信可能な「SchedulingInfo」があるか否かを走査し」、「CMASメッセージを送信可能な「SchedulingInfo」の中から1つSchedulingInfoを選択する」動作により行われる。
まず、「CMASメッセージをSIB12で送信可能な「SchedulingInfo」があるかを走査する」動作について、図13(A)から図13(C)を例にして説明する。
図13(A)はCMASメッセージ#1に対するCMAS無線利用率の例を表わしている。CMAS無線利用率は、例えば、SCHEDULER毎に異なる値を取り得る。図13(B)及び図13(C)に示すように、CMASメッセージ#1についてSCHEDULER#1を利用した場合のCMAS無線利用率は「0.2」、SCHEDULER#2を利用した場合のCMAS無線利用率は「0.15」となっている。
この場合、ある時刻において、SCHEDULER#1については他のCMASメッセージの送信により「0.6」のCMAS無線利用率が使用されている。また、SCHEDULER#2については他のCMASメッセージの送信により「0.7」のCMAS無線利用率が使用されている。
また、CMAS無線利用率の上限値として「0.8」が設定されているものとする。CMAS無線利用率の上限値は、例えば、数3を考慮すると「1」となる場合が考えられるが、無線区間における無線リソースなどを考慮して、「1」よりも少ない値が設定されている。
このような場合、CMASメッセージ#1についてSCHEDULER#1を利用すると、「0.6」+「0.2」=「0.8」となり上限値以下となる。一方、CMASメッセージ#1についてSCHEDULER#1を利用すると、「0.7」+「0.15」=「0.85」となり上限値を超える。
例えば、上記した加算値が上限値以下の場合、「デッドライン」であるメッセージの送信周期(「Repetition Period」)範囲内でSIB12がスケジューリングされていることになる。しかし、加算値が上限値を超える場合は「デッドライン」であるメッセージの送信周期を超えたスケジューリングとなっている。
従って、図13(B)及び図13(C)の例では、送信可否判断機能322はSCHEDULER#1を選択する(又はSCHEDULER#1に対応するSchedulingInfoを選択する)。この選択が、「CMASメッセージを送信可能な「SchedulingInfo」の中から1つSchedulingInfoを選択する」動作に対応する。以後、CMASメッセージ#1の送信はSCHEDULER#1を用いて行われる。
ただし、上述したようにCMASメッセージ数に上限値が設けられている。この上限値が、例えば、CMASNuberThresholdである。送信可否判断機能322は、各SCHEDULERに対して、CMASTransmitNumberをカウントしており、CMASTransmitNumber+1がCMASNuberThreshold以下であることも確認する。
すなわち、送信可否判断機能322は、選択したCMASに対して、以下を満たすSCHEDULERを選択する。
かつ
送信可否判断機能322は、例えば、数5かつ数6を満たすSCHEDULERの中から、受信したCMASメッセージを割り当てるのに最適なSCHEDULERを選択する。
この場合、図13(B)及び図13(C)の例のように、複数のSCHEDULERの中から数5及び数6を満たすSCHEDULERが1つ選択できれば、選択された1つのSCHEDULERが「最適なSCHEDULER」となり得る。
しかし、複数のSCHEDULERが数5及び数6を満たす場合もある。このような場合は、数5及び数6を満たす複数のSCHEDULERの中から1つ「最適なSCHEDULER」が選択される。
最適なSCHEDULERの選択方法としては、例えば、RadioUtlization +TotalRadioUtilizationが最小となるSCHEDULERを選択する方法がある。図13(D)及び図13(E)はこのような場合の選択例を表わす図である。
SCHEDULER#1の場合は、RadioUtlization +TotalRadioUtilization=0.5、SCHEDULER#2の場合は、RadioUtlization +TotalRadioUtilization=0.35となる。従って、送信可否判断機能322は、上限値である「0.8」までの距離が最も遠い(又は無線リソースに最も余裕のある)SCHEDULER#2(又はSCHEDULER#2に対応するSchedulingInfo)を選択する。
図11に戻り、次に、送信可否判断機能322はIterationNumberを決定する(S26)。送信可否判断機能322は、例えば、以下のようにしてIterationNumberを決定する。
すなわち、上述したCMAS無線利用率の算出(例えば図9のS10)においては、例えば、同一SIBの送信回数(又はIterationNumber)についてはminIterarionNumberによりCMAS無線利用率が算出された(例えばS14とS15)。
同一SIBの送信回数については、minIterarionNumberからmaxIterationNumberまでの回数があり、その間における同一SIBの送信回数をIterationNumberである。
IterationNumberに対するCMAS無線利用率をUpdateRadioUtlization とする。UpdateRadioUtlization は、例えば、minIterarionNumberをIterationNumberに置き換えてRadioUtlization を再計算した場合のCMAS無線利用率とする。このような場合、送信可否判断機能322は、IterationNumberについて、以下を満たす範囲でその回数を選択する。
IterationNumberの選択方法としては、例えば、CMAS無線利用率に関する無線リソースの限界まで大きくする方法がある。図14はその場合の例を説明するための図である。図14の例では、RadioUtlization +TotalRadioUtilization=0.4となっている。また、IterationNumberについてmaxIterationNumberまで変化させた場合のUpdateRadioUtlization が数7を満たすものとなっている。このような場合、送信可否判断機能322は、IterationNumberをmaxIterationNumberとする。
他方、IterationNumberをmaxIterationNumberまで変化させたときに、UpdateRadioUtlization +TotalRadioUtilizationがRadioThresholdを超える場合がある。このような場合、送信可否判断機能322は、UpdateRadioUtlization +TotalRadioUtilization=RadioThresholdを満たす、IterationNumberを選択する。
図11に戻り、次に、送信可否判断機能322はLoop#2を終了させる(S27)。すなわち、送信可否判断機能322は、S23で選択したSCHEDULERに対する処理を終了させる。
次に、送信可否判断機能322は、割り当て可能なSCHEDULERがあったか否かを判別する(図12のS28)。例えば、送信可否判断機能322は、S23で選択したSCHEDULERについて、数5かつ数6を満たすものがあったか否かにより判別する。
送信可否判断機能322は、割り当て可能なSCHEDULERがあれば(S28でY)、割り当て先SCHEDULERを選択する(S29)。例えば、送信可否判断機能322は、S25で選択したSCHEDULERを本処理で選択するようにしてもよい。
次に、送信可否判断機能322は、S25で選択したSCHEDULERと、対象となるCMASメッセージとをRRC情報処理部340とデータ記憶部350からそれぞれ読み出して、SIB作成機能323へ通知する(S30)。このとき、送信可否判断機能322は、データ記憶部350から該当するCMAS情報を削除する。
次に、送信可否判断機能322は、Loop#1を終了させ、対象となるCMASに対する処理を終了させ、次に優先度の高いCMASに対する処理を行う(S31)。
そして、送信可否判断機能322は、CMAS送信可否判断機能に関する処理を終了させる(S32)。
一方、送信可否判断機能322は、割り当て可能なSCHEDULERがない場合(S28でN)、CMASに対する送信可能なSCHEDULERがないため、S29とS30に対する処理を行うことなく、Loop#1を終了させる(S31)。例えば、全てのSCHEDULERについて数5及び数6を満たすSCHEDULERが存在しない場合などである。
基地局300はCMAS送信可否判断機能を終了させると、次にSIB作成機能323によりSIB12の作成を行う。
SIB作成機能323は、セグメント数などに基づいてSIB12を作成する。その後、送信SIB決定部330において送信SIB決定機能が実行され、SIB12の送信スケジュールが決定される。
<7.3 送信SIB決定機能の動作例>
図15は、送信SIB決定機能の動作例を表わすフローチャートである。送信SIB決定部330は、送信SIB決定機能の処理を開始すると(S50)、Loopを開始させる(S51)。このLoopは、例えば、SCHEDULERに対するループであり、SCHEDULERごとに以下の処理を繰り返す。
すなわち、送信SIB決定部330は割り込み判断を行う(S52)。すなわち、送信SIB決定部330は、現在送信中のSIB12より「デッドライン」が近いSIB12があるか否かを判別する。このような判別は、例えば、EDFスケジューリングに対応する。
図15には、あるSCHEDULERにおいて3つのCMASメッセージを送信する場合の送信スケジュールの例が示されている。3つのCMASメッセージについては、それそれ「T#1」、「T#2」、「T#3」の「デッドライン」までの時間が設定されている。「デッドライン」は、例えば、各メッセージの送信周期(「Repetition Period」)である。
EDFスケジューリングで説明した上記1)の場合、3つのCMASメッセージのうち、デッドラインが最も近いメッセージ(例えば、CMAS#1メッセージ)のSIB12を送信する。また、EDFスケジューリングで説明した上記2)の場合、既に送信中のSIB12よりデッドラインが近いSIB12がある場合、送信SIB決定部330は送信中のSIB12(例えば、CMAS#1メッセージのSIB12)の送信を中断し、デッドラインが最も近いSIB(例えば、CMAS#3メッセージのSIB12)の送信を行う。
よって、送信SIB決定部330は、現在送信中のCMASメッセージのSIB12よりデッドラインが近いCMASメッセージのSIB12があれば(S52でY)、SIB送信対象のCMASメッセージを変更する(S53)。
そして、送信SIB決定部330は、変更後のCMASメッセージのSIB12をベースバンド処理部370へ出力する(S54)。
一方、送信SIB決定部330は、現在送信中のCMASメッセージのSIB12よりデッドラインが近いCMASメッセージのSIB12がなければ(S52でN)、そのまま当該CMASメッセージのSIB12の送信を継続する(S54)。
次に、送信SIB決定部330はLoopを終了させ(S55)、全てのSCHEDULERに対する処理が終了するまで処理を繰り返し(S51からS55)、全てのSCHEDULERに対する処理が終了すると送信SIB決定機能を終了させる(S56)。
以上説明したように、本第2の実施の形態における基地局300は、例えば、SIB12によりCMASメッセージを端末400へ送信する際に、CMAS無線利用率に基づいてSIB12の送信スケジュールを決定するようにしている。
CMAS無線利用率については、例えば、メッセージの送信周期の範囲内に収まるように送信スケジュールが決定されることで、MME200から指定されたメッセージの送信周期の範囲内で、CMASメッセージをSIB12により送信することが可能となる。この場合、基地局300は、メッセージの送信周期の範囲内で同一SIB12を繰り返し送信することも可能となる。
また、基地局300は、複数のSCHEDULERのうち、最も余裕のあるSCHEDULERを選択している(例えば、図11のS25)。従って、基地局300は、同一SIBの繰り返し回数について最大値まで繰り返すことも可能となる。よって、同一SIBの繰り返し回数を最大値まで行うことができない場合と比較して、端末400においてCMASメッセージを受信する確率を高くすることもできる。
さらに、基地局300は、複数のCMASメッセージをMME200から受信したときは、例えば、優先度の最も高いCMASメッセージから順番に送信スケジュールを決定するようにしている(例えば図11のS22)。従って、優先度の最も高いCMASメッセージから順番に端末400へ送信することが可能となる。よって、大統領メッセージに関するCMASメッセージを送信できずに商品広告に関するCMASメッセージを送信するような事態を回避したり、MME200からの受信順序が遅いCMASメッセージから先にスケジューリングするような事態を回避することもできる。
さらに、基地局300は、SIB12の送信に関してEDFスケジューリングに基づいて送信を行うようにしている(例えば図15のS52)。従って、基地局300は、「デッドライン」までの時間を空き時間なく有効活用しつつ、SIB12を送信することも可能となる。
以上から、基地局300はメッセージの送信を効率的に端末400へ送信することができる。
なお、第2の実施の形態においては、基地局300は分割したメッセージをSIB12に乗せて送信する例について説明した。分割したメッセージを送信することができれば、SIB12に限らず、他のSIBでもよいし、SIB以外の所定サイズで無線区間において送信可能なブロックデータ又はパケットデータであってもよい。
10:情報配信システム 20:無線アクセスシステム
100:Warningサーバ 200(200−1,200−2):MME
300(300−1〜300−4):基地局装置(基地局)
310:S1処理部 320:Telecom処理部
321:無線利用率算出機能 322:送信可否判断機能
323:SIB作成機能 330:送信SIB決定部
340:RRC情報処理部 341:スケジューリングリスト
341−1,342−1:SchedulingInfo
342−1〜342−J:SCHDULER#1〜#J
350:データ記憶部 351:CMASスタック機能
360:SCHEDULER 370:ベースバンド処理部
385:CPU 386:メモリ
400:端末装置(端末) 475 SIB処理部

Claims (17)

  1. メッセージを端末装置へ送信可能なサイズのデータに分割し、当該分割されたデータを配下の全前記端末装置へブロードキャストで送信する基地局装置において、
    前記分割された各データの繰り返し回数と前記各データの送信周期に基づいて、前記メッセージを繰り返し送信する場合の前記各メッセージの送信周期に対して1つの前記メッセージを送信する場合に要する時間の割合を示す無線利用率を算出する無線利用率算出部と、
    前記無線利用率に基づいて前記データの送信スケジュールを決定する送信判断部と
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  2. 前記無線利用率算出部は、複数の前記送信スケジュールの各々に対して前記無線利用率を算出し、
    前記送信判断部は、前記各送信スケジュールに対する前記無線利用率に基づいていずれかの前記送信スケジュールを決定することを特徴とする基地局装置。
  3. 前記無線利用率算出部は、前記各データの繰り返し回数と前記各データの送信周期、及び前記メッセージのメッセージサイズに基づいて前記無線利用率を算出することを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  4. 前記メッセージのメッセージサイズは、前記メッセージを分割した場合の各データの個数であることを特徴とする請求項3記載の基地局装置。
  5. 前記無線利用率算出部は、前記データの繰り返し回数を第1の閾値よりも少ない最低回数とした場合の前記無線利用率を算出することを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  6. 前記無線利用率算出部は、他のメッセージが送信可能サイズに分割された他のデータに対して前記端末装置へ送信するときの他の無線利用率を算出し、
    前記送信判断部は、前記無線利用率と前記他の無線利用率との合計値に基づいて前記送信スケジュールを決定することを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  7. 前記送信判断部は、前記合計値が「1」より小さい第2の閾値以下のとき、前記データの送信スケジュールを決定し、前記合計値が前記第2の閾値を超えるとき、前記データの送信スケジュールを利用しないことを特徴とする請求項6記載の基地局装置。
  8. 前記無線利用率算出部は、複数の前記送信スケジュールの各々に対して前記無線利用率と前記他の無線利用率を算出し、
    前記送信判断部は、前記無線利用率と前記他の無線利用率の合計値が「1」より小さい第2の閾値以下の送信スケジュールを前記データの送信スケジュールとして決定し、前記合計値が前記第2の閾値を超える送信スケジュールは前記データの送信スケジュールとして利用しないことを特徴とする請求項6記載の基地局装置。
  9. 前記送信判断部は、前記合計値が前記第2の閾値以下の送信スケジュールが複数あるときは、前記第2の閾値までの距離が最も遠い送信スケジュールを前記データの送信スケジュールとして決定することを特徴とする請求項8記載の基地局装置。
  10. 前記送信判断部は、前記決定した送信スケジュールに対して、前記データの繰り返し回数を前記最低回数から第3の閾値よりも多い最大回数までの各前記無線利用率を算出し、前記最大回数のときの前記無線利用率に対する前記合計値が前記第2の閾値以下のとき、前記データを最大回数繰り返し送信することを決定し、前記合計値が前記第2の閾値を超えるとき、前記合計値が前記第2の閾値となる前記データの繰り返し回数、前記データを繰り返し送信することを特徴とする請求項6記載の基地局装置。
  11. 前記無線利用率算出部は、複数のメッセージに対してはメッセージ毎に前記無線利用率を算出し、当該メッセージ毎に優先度を決定し、
    前記送信判断部は、前記優先度の高いメッセージから順に前記各無線利用率に基づいて前記データの送信スケジュールを決定することを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  12. 前記無線利用率算出部は、前記複数のメッセージの前記基地局装置における受信順序、又は前記メッセージの種類に基づいて前記優先度を決定することを特徴とする請求項11記載の基地局装置。
  13. 更に、送信決定部を備え、
    前記送信決定部は、第1及び第2のメッセージを夫々分割した第1及び第2のデータを前記決定した送信スケジュールに基づいて送信するとき、
    前記第1のデータに対する第1の送信周期と前記第2のデータに対する第2の送信周期のうち送信周期が近い前記第1のデータを優先して送信し、
    前記第1のデータを送信しているときに前記第2のデータの送信が要求される場合において、前記第1の送信周期よりも前記第2の送信周期の方が近い場合、前記第1のデータの送信を中止し、前記第2のデータの送信を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  14. 前記基地局装置は、前記メッセージと前記メッセージの繰り返し回数とを他の装置から受信することを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  15. 前記送信スケジュールは、前記データの送信周期であることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  16. 前記データはSIB(System Information Block type)12であり、前記メッセージはCMAS(Commercial Mobile Alert System)に関するメッセージであることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  17. 端末装置と、
    メッセージを前記端末装置へ送信可能なサイズのデータに分割し、当該分割されたデータを配下の全前記端末装置へブロードキャストで送信する基地局装置とを備える無線アクセスシステムにおいて、
    前記基地局装置は、
    前記分割された各データの繰り返し回数と前記各データの送信周期に基づいて、前記メッセージを繰り返し送信する場合の前記各メッセージの送信周期に対して1つの前記メッセージを送信する場合に要する時間の割合を示す無線利用率を算出する無線利用率算出部と、
    前記無線利用率に基づいて前記データの送信スケジュールを決定する送信判断部と、
    決定された送信スケジュールに従って前記データを前記端末装置へ送信する送信決定部とを備え、
    前記端末装置は、
    前記基地局装置から送信された前記データを受信する受信部を備えることを特徴とする無線アクセスシステム。
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