JPWO2015080039A1 - 通信制御方法及び基地局 - Google Patents
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Abstract
通信制御方法は、自セルをオフしようとするeNB200−2と、eNB200−2のセルを補完するためのセル拡張を行うべきeNB200−3と、を有する移動通信システムにおいて用いられる。通信制御方法は、eNB200−2が、自セルをオフするよりも前において、UE100−1の受け入れを要求するHandover Requestを受信するステップと、eNB200−2が、Handover Requestを了承する場合に、eNB200−3に対して、UE100−1との接続を確立するために必要な接続設定の実施を要求するPreHandover Requestを送信するステップと、を備える。
Description
本発明は、移動通信システムにおいて用いられる通信制御方法及び基地局に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、ネットワークの消費電力を削減する省電力(エナジーセービング)技術が導入されている(例えば、非特許文献1参照)。例えば、通信トラフィックの少ない夜間などにおいて、基地局が管理しているセルをオフ(Deactivate)する。
また、3GPPでは、リリース12以降において、改良されたエナジーセービング技術が導入される予定である。例えば、一のセルをオフする場合に、近隣の他セルの送信電力を上昇させる。これにより、当該他セルのカバレッジを拡張(セル拡張)し、オフされるセルのカバレッジを補完(すなわち、エリア補完)することができる。
3GPP技術報告書 「TR 36.927 V11.0.0」 2012年9月
ここで、自セルをオフしようとするオフ対象基地局に対して、ユーザ端末のハンドオーバを行うケースを想定する。
このようなケースでは、オフ対象基地局が自セルをオフする際に、オフ対象基地局から、セル拡張を行う拡張対象基地局に対して、改めて当該ユーザ端末のハンドオーバを行うことが考えられる。
しかしながら、このような方法では、オフ対象基地局から拡張対象基地局へのハンドオーバが間に合わずに、ユーザ端末において通信断が生じる虞がある。また、上述したようなハンドオーバの繰り返しは、ハンドオーバに伴うシグナリングの増大を引き起こす。
そこで、本発明は、エナジーセービング技術が導入された場合のハンドオーバを効率化することができる通信制御方法及び基地局を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る通信制御方法は、自セルをオフしようとするオフ対象基地局と、前記オフ対象基地局のセルを補完するためのセル拡張を行うべき拡張対象基地局と、を有する移動通信システムにおいて用いられる。前記通信制御方法は、前記オフ対象基地局が、自セルをオフするよりも前において、ユーザ端末の受け入れを要求するハンドオーバ要求を受信するステップと、前記オフ対象基地局が、前記ハンドオーバ要求を了承する場合に、前記拡張対象基地局に対して、前記ユーザ端末との接続を確立するために必要な接続設定の実施を要求する事前ハンドオーバ要求を送信するステップと、を備える。
第2の特徴に係る基地局は、自セルをオフしようとするオフ対象基地局と、前記オフ対象基地局のセルを補完するためのセル拡張を行うべき拡張対象基地局と、を有する移動通信システムにおいて、前記オフ対象基地局に該当する。前記基地局は、自セルをオフするよりも前において、ユーザ端末の受け入れを要求するハンドオーバ要求を受信する受信部と、前記ハンドオーバ要求を了承する場合に、前記拡張対象基地局に対して、前記ユーザ端末との接続を確立するために必要な接続設定の実施を要求する事前ハンドオーバ要求を送信する送信部と、を含む。
[実施形態の概要]
実施形態に係る通信制御方法は、自セルをオフしようとするオフ対象基地局と、前記オフ対象基地局のセルを補完するためのセル拡張を行うべき拡張対象基地局と、を有する移動通信システムにおいて用いられる。前記通信制御方法は、前記オフ対象基地局が、自セルをオフするよりも前において、ユーザ端末の受け入れを要求するハンドオーバ要求を受信するステップと、前記オフ対象基地局が、前記ハンドオーバ要求を了承する場合に、前記拡張対象基地局に対して、前記ユーザ端末との接続を確立するために必要な接続設定の実施を要求する事前ハンドオーバ要求を送信するステップと、を備える。
実施形態に係る通信制御方法は、自セルをオフしようとするオフ対象基地局と、前記オフ対象基地局のセルを補完するためのセル拡張を行うべき拡張対象基地局と、を有する移動通信システムにおいて用いられる。前記通信制御方法は、前記オフ対象基地局が、自セルをオフするよりも前において、ユーザ端末の受け入れを要求するハンドオーバ要求を受信するステップと、前記オフ対象基地局が、前記ハンドオーバ要求を了承する場合に、前記拡張対象基地局に対して、前記ユーザ端末との接続を確立するために必要な接続設定の実施を要求する事前ハンドオーバ要求を送信するステップと、を備える。
実施形態では、前記通信制御方法は、前記事前ハンドオーバ要求を受信した前記拡張対象基地局が、前記事前ハンドオーバ要求を了承する場合に、前記接続設定を実施するステップと、前記接続設定に係る接続設定情報を含んだ事前ハンドオーバ肯定応答を前記拡張対象基地局から前記オフ対象基地局に対して送信するステップと、をさらに備える。
実施形態では、前記拡張対象基地局で実施する前記接続設定は、前記ユーザ端末に対するC−RNTIの割り当てを含む。前記接続設定情報は、前記ユーザ端末に対して割り当てられた前記C−RNTIを含む。
実施形態では、前記通信制御方法は、前記事前ハンドオーバ肯定応答を受信した前記オフ対象基地局が、前記オフ対象基地局への前記ユーザ端末のハンドオーバ後において、前記接続設定情報を含んだ事前接続通知を前記ユーザ端末に対して送信するステップをさらに備える。
実施形態では、前記通信制御方法は、前記オフ対象基地局のセルをオフする際に、前記拡張対象基地局が前記セル拡張を開始するステップと、前記事前接続通知を受信した前記ユーザ端末が、前記接続設定情報に基づいて、前記セル拡張を開始した前記拡張対象基地局との同期をとることにより前記拡張対象基地局へ接続を切り替えるステップと、をさらに備える。
実施形態では、前記通信制御方法は、前記オフ対象基地局への前記ユーザ端末のハンドオーバの際に、前記ユーザ端末に対するデータパスの事前切り替えのためのデータパス事前切り替え要求を前記オフ対象基地局から前記拡張対象基地局に対して送信するステップと、前記データパス事前切り替え要求を受信した前記拡張対象基地局が、前記拡張対象基地局とコアネットワークとの間に前記データパスを設定するためのデータパス切り替え要求を前記コアネットワークに対して送信するステップと、をさらに備える。
実施形態では、前記通信制御方法は、前記オフ対象基地局が、前記拡張対象基地局に対して、自セルをオフする予定であることを示すオフ予告通知を送信するステップと、前記オフ予告通知を受信した前記拡張対象基地局が、前記オフ対象基地局のセルをオフするタイミングを推定するための第1のタイマを起動するステップと、をさらに備える。前記第1のタイマの満了時に、前記拡張対象基地局が前記セル拡張を開始する。
実施形態では、前記通信制御方法は、前記オフ予告通知を受信した前記拡張対象基地局が、前記接続設定を解放するタイミングを決定するための第2のタイマを起動するステップと、前記第2のタイマの満了時に、前記ユーザ端末が前記拡張対象基地局への接続切り替えを行っていない場合に、前記接続設定を解放するステップと、をさらに備える。
実施形態に係る基地局は、自セルをオフしようとするオフ対象基地局と、前記オフ対象基地局のセルを補完するためのセル拡張を行うべき拡張対象基地局と、を有する移動通信システムにおいて、前記オフ対象基地局に該当する。前記基地局は、自セルをオフするよりも前において、ユーザ端末の受け入れを要求するハンドオーバ要求を受信する受信部と、前記ハンドオーバ要求を了承する場合に、前記拡張対象基地局に対して、前記ユーザ端末との接続を確立するために必要な接続設定の実施を要求する事前ハンドオーバ要求を送信する送信部と、を含む。
[実施形態]
以下において、本発明をLTEシステムに適用する場合の実施形態を説明する。
以下において、本発明をLTEシステムに適用する場合の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。図1に示すように、実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。図1に示すように、実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、セル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータのルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための計測制御機能などを有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。E−UTRAN10及びEPC20は、LTEシステムのネットワークを構成する。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御などを行う。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、複数のアンテナ101、無線送受信機110、ユーザインターフェイス120、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130、バッテリ140、メモリ150、及びプロセッサ160を備える。メモリ150は記憶部に相当する。プロセッサ160(及びメモリ150)は、制御部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
複数のアンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換して複数のアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、複数のアンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示すUE位置情報(経度・緯度など)を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160により実行されるプログラム、及びプロセッサ160による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、複数のアンテナ201、無線送受信機210、ネットワークインターフェイス220、メモリ230、及びプロセッサ240を備える。メモリ230は記憶部に相当する。プロセッサ240(及びメモリ230)は、制御部を構成する。
複数のアンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換して複数のアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、複数のアンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して近隣eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240により実行されるプログラム、及びプロセッサ240による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式)及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はコネクティッド状態(RRCコネクティッド状態)であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態(RRCアイドル状態)である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリア及び1つのシンボルによりリソースエレメントが構成される。UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより構成され、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により構成される。
(実施形態に係る通信制御方法)
以下において、実施形態に係る通信制御方法について説明する。
以下において、実施形態に係る通信制御方法について説明する。
(1)通信制御方法の概要
実施形態に係る通信制御方法は、改良されたエナジーセービング(ES)技術に関する。具体的には、ESを行うために一のセルをオフする場合に、近隣の他セルの送信電力を上昇させる。これにより、当該他セルのカバレッジを拡張(セル拡張)し、オフされるセルのカバレッジを補完(すなわち、エリア補完)することができる。
実施形態に係る通信制御方法は、改良されたエナジーセービング(ES)技術に関する。具体的には、ESを行うために一のセルをオフする場合に、近隣の他セルの送信電力を上昇させる。これにより、当該他セルのカバレッジを拡張(セル拡張)し、オフされるセルのカバレッジを補完(すなわち、エリア補完)することができる。
ここで、自セルをオフしようとするオフ対象eNB(以下、「ESeNB」という)に対して、UE100のハンドオーバを行うケースを想定する。このようなケースでは、ESeNBが自セルをオフする際に、ESeNBから、セル拡張を行う拡張対象eNB(以下、「エリア補完eNB」という)に対して、改めて当該UE100のハンドオーバを行うことが考えられる。
しかしながら、このような方法では、ESeNBからエリア補完eNBへのハンドオーバが間に合わずに、UE100において通信断が生じる虞がある。また、上述したようなハンドオーバの繰り返しは、ハンドオーバに伴うシグナリングの増大を引き起こす。そこで、実施形態では、以下のような方法により、ES技術が導入された場合のハンドオーバを効率化する。
図6は、実施形態に係る通信制御方法の概要を説明するための図である。図6において、eNB200−2は、自セル(セル2)をオフしようとするESeNBに相当する。eNB200−3は、自セル(セル3)のセル拡張を行うエリア補完eNBに相当する。
図6(a)に示すように、UE100−1は、eNB200−1のセル1に接続した状態(コネクティッド状態)である。具体的には、UE100−1には、セル1における一時的なUE識別子であるC−RNTI(Cell−Radio Network Temporary Identifier)1がeNB200−1から割り当てられている。eNB200−1は、C−RNTI1を用いてUE100−1との通信を制御する。
UE100−1はセル1のカバレッジ及びセル2のカバレッジの重複する領域に位置しており、eNB200−1は、セル1からセル2へUE100−1のサービングセルを切り替えるハンドオーバを決定する。
図6(b)に示すように、eNB200−2は、セル2へのUE100−1のハンドオーバ時に、セル2におけるC−RNTI2をUE100−1に割り当てる。その結果、UE100−1は、eNB200−2のセル2に接続した状態になる。また、eNB200−3は、セル3におけるC−RNTI3をUE100−1に割り当てる。その結果、UE100−1は、C−RNTI2に対応するRRC接続をeNB200−2と確立するとともに、C−RNTI3に対応するRRC接続をeNB200−3と確立した状態になる。
図6(c)に示すように、eNB200−2がセル2をオフすることによりES状態に移行し、かつ、eNB200−3がセル3を拡張することによりエリア補完を行う。UE100−1は、C−RNTI3に対応するRRC接続を既にeNB200−3と確立しているため、下位レイヤ(物理層及びMAC層など)での接続処理、具体的には、eNB200−3との同期をとることにより、eNB200−3との通信が可能な状態になる。なお、このような下位レイヤのみの接続処理を図面中「再同期」と表記する。
このような通信制御方法によれば、ESeNB(eNB200−2)からエリア補完eNB(eNB200−3)へのハンドオーバが間に合わずに通信断が生じる問題を回避できるとともに、ハンドオーバに伴うシグナリングの増大を回避できる。
(2)動作シーケンス
図7は、上述した通信制御方法に係る動作シーケンスを示す図である。図7の初期状態において、eNB200−1は、所定時間後に自セル(セル2)をオフすることを決定しており、自セル(セル2)をオフするES状態へ移行する途中である。
図7は、上述した通信制御方法に係る動作シーケンスを示す図である。図7の初期状態において、eNB200−1は、所定時間後に自セル(セル2)をオフすることを決定しており、自セル(セル2)をオフするES状態へ移行する途中である。
図7に示すように、ステップS101において、UE100−1とMME/S−GW300との間にデータパスが設定されており、当該データパスを介してデータを送受信する。ステップS102において、UE100−1は、サービングセル(セル1)及び近隣セル(セル2)の測定結果を示すMeasurement ReportをeNB200−1に送信する。Measurement Reportを受信したeNB200−1は、当該受信したMeasurement Reportに基づいて、セル2へのUE100−1のハンドオーバを決定する。ステップS103において、eNB200−1は、UE100−1の受け入れを要求するHandover Request(ハンドオーバ要求)をeNB200−2に送信する。
ステップS104において、Handover Requestを受信したeNB200−2は、当該受信したHandover Requestを了承する場合に、eNB200−3に対して、UE100−1との接続を確立するために必要な接続設定の実施を要求するPreHandover Request(事前ハンドオーバ要求)を送信する。PreHandover Requestを受信したeNB200−3は、PreHandover Requestを了承する場合に、接続設定を実施する。eNB200−3で実施する接続設定は、UE100−1に対するC−RNTI3の割り当てを含む。
ステップS105において、eNB200−3は、接続設定に係る接続設定情報(CRNTI3など)を含んだPreHandover Request Ack(事前ハンドオーバ肯定応答)をeNB200−2に送信する。ステップS106において、PreHandover Request Ackを受信したeNB200−2は、Handover Request Ack(ハンドオーバ肯定応答)をeNB200−1に送信する。ステップS107において、Handover Request Ackを受信したeNB200−1は、セル2へのハンドオーバに必要な情報を含んだハンドオーバ指令をUE100−1に送信する。
ステップS108において、eNB200−1は、UE100−1との送受信データに関するSN Status TransferをeNB200−2に送信する。ステップS109において、SN Status Transferを受信したeNB200−2は、当該受信したSN Status TransferをeNB200−3に転送する。ステップS110において、eNB200−1は、UE100−1への未送信データを含んだData ForwardingをeNB200−2に送信する。ステップS111において、Data Forwardingを受信したeNB200−2は、当該受信したData ForwardingをeNB200−3に転送する。
ステップS112乃至S114において、UE100−1は、ハンドオーバ指令に基づいて、eNB200−2との接続を確立するための非競合ベース・ランダムアクセス手順を行う。具体的には、ステップS112において、UE100−1は、ハンドオーバ指令により指定されたランダムアクセスプリアンブルをランダムアクセスチャネル(Rach)上でeNB200−2に送信する。ステップS113において、ランダムアクセスプリアンブルを受信したeNB200−2は、上りリンクタイミング補正値及びC−RNTI2等を含んだランダムアクセス応答をUE100−1に送信する。ランダムアクセス応答を受信したUE100−1は、RRC接続の確立を要求する接続要求(いわゆる、Msg3)をeNB200−2に送信する。その結果、UE100−1とeNB200−2との間でRRC接続が確立し、ハンドオーバが完了する。
ステップS115において、eNB200−2は、UE100−1に対するデータパスの事前切り替えのためのPass Switch Notice(データパス事前切り替え要求)をeNB200−3に送信する。
ステップS116において、Pass Switch Noticeを受信したeNB200−3は、eNB200−3とMME/S−GW300との間にデータパスを設定するためのPath Switch Request(データパス切り替え要求)をMME/S−GW300に送信する。eNB200−3からPath Switch Requestを受信したMME/S−GW300は、UE100−1に対するデータパスを、eNB200−1からeNB200−2に切り替えるのではなく、eNB200−1からeNB200−3に切り替える。その結果、UE100−1とMME/S−GW300との間には、eNB200−2及びeNB200−3を経由するデータパスが設定される。ステップS117において、当該データパスを介してデータを送受信する。
ステップS118において、eNB200−2は、eNB200−3の接続設定情報(C−RNTI3など)を含んだ事前接続通知をUE100−1に送信する。事前接続通知は、C−RNTI3に対応するセル3のセルIDをさらに含む。UE100−1にC−RNTI3が割り当てられることにより、UE100−1は、eNB200−3とのRRC接続を確立する。
ステップS119において、eNB200−2は、自セル(セル2)をオフ、すなわち停波することにより、ES状態へ移行する。また、セル2をオフする際に、eNB200−3は、セル3のセル拡張を開始する。UE100−1は、セル2の参照信号を検知できなくなり、セル3の参照信号を検知する。
ステップS120において、UE100−1は、eNB200−3の接続設定情報(C−RNTI3)に基づいて、セル3(eNB200−3)との同期をとることによりeNB200−3とのRRC接続へ切り替える。ここで、通信接続をするためにUE100−1からステップS112乃至S114と同様の手順を行う。これにより、UE100−1は、サービングセルをセル2からセル3に切り替える。
ステップS121において、eNB200−3は、UE100−1との同期が完了したことを示す通知をeNB200−2に送信する。ステップS122において、当該通知を受信したeNB200−2は、SN Status TransferをeNB200−3に送信する。その結果、UE100−1とMME/S−GW300との間には、eNB200−2を経由せずにeNB200−3を経由するデータパスが設定される。ステップS123において、当該データパスを介してデータを送受信する。
なお、ステップS105乃至S123はeNB200−3においてUE100−1の受け入れが可能である場合の動作であるが、eNB200−3においてUE100−1の受け入れが不可である場合には、PreHandover Requestを受信したeNB200−3は、PreHandover Requestを拒否する旨のPreHandover Preparation failureをeNB200−2に送信する(ステップS124)。PreHandover Preparation failureを受信したeNB200−2は、ハンドオーバの拒否する旨のHandover Preparation failureをeNB200−1に送信する(ステップS125)。
(3)動作フロー
次に、上述した動作シーケンスに係る各eNB200の動作フローを説明する。
次に、上述した動作シーケンスに係る各eNB200の動作フローを説明する。
図8は、eNB200−1からのHandover Request受信時におけるeNB200−2の動作フロー図である。
図8に示すように、eNB200−2は、Handover Requestを受信し(ステップS1201)、Handover Requestを了承するか否かを判断する(ステップS1202)。Handover Requestを了承しない場合(ステップS1202;NO)、eNB200−2は、Handover Preparation failureをeNB200−1に送信する(ステップS1203)。
Handover Requestを了承する場合(ステップS1202;YES)、eNB200−2は、ES状態へ移行する途中であるか否かを判断する(ステップS1204)。ES状態へ移行する途中ではない場合(ステップS1204;NO)、eNB200−2は、Handover Request AckをeNB200−1に送信する(ステップS1205)。
ES状態へ移行する途中である場合(ステップS1204;YES)、eNB200−2は、エリア補完eNBであるeNB200−3に対してPreHandover Requestを送信し(ステップS1211)、eNB200−3から応答を受信する(ステップS1212)。
当該応答がPreHandover Request Ackではない場合(ステップS1213;NO)、eNB200−2は、Handover Preparation failureをeNB200−1に送信する(ステップS1214)。これに対し、当該応答がPreHandover Request Ackである場合(ステップS1213;YES)、eNB200−2は、Handover Request AckをeNB200−1に送信する(ステップS1215)。
図9は、eNB200−2からのPreHandover Request受信時におけるeNB200−3の動作フロー図である。
図9に示すように、eNB200−3は、PreHandover Requestを受信し(ステップS1301)、PreHandover Requestを了承するか否かを判断する(ステップS1302)。PreHandover Requestを了承しない場合(ステップS1302;NO)、eNB200−3は、PreHandover Preparation failureをeNB200−2に送信する(ステップS1303)。これに対し、PreHandover Requestを了承する場合(ステップS1302;YES)、eNB200−3は、PreHandover Request AckをeNB200−2に送信する(ステップS1304)。
[変更例1]
上述した実施形態では、eNB200−1(セル1)からeNB200−2(セル2)へのUE100−1のハンドオーバが失敗するケースについて触れなかったが、ハンドオーバ失敗時には以下のように動作する。
上述した実施形態では、eNB200−1(セル1)からeNB200−2(セル2)へのUE100−1のハンドオーバが失敗するケースについて触れなかったが、ハンドオーバ失敗時には以下のように動作する。
図10は、ハンドオーバ失敗時におけるeNB200−2の動作フロー図である。
図10に示すように、eNB200−2は、自セル(セル2)へのUE100−1のハンドオーバ失敗を検知した場合(ステップS1221;YES)、eNB200−3(エリア補完eNB)からのPreHandover Request Ackを受信済みであるか否かを判断する(ステップS1222)。PreHandover Request Ackを受信済みである場合(ステップS1222;YES)、eNB200−2は、ハンドオーバ取り止めを示すPreHandover CancelをeNB200−3に送信する(ステップS1223)。
図11は、ハンドオーバ失敗時におけるeNB200−3の動作フロー図である。
図11に示すように、eNB200−3は、eNB200−2からのPreHandover Cancelを受信し(ステップS1311)、UE100−1のために確保したリソース(C−RNTI3など)があるか否かを判断する(ステップS1312)。当該リソースがある場合(ステップS1312;YES)、eNB200−3は、当該リソースを解放する(ステップS1313)。
[変更例2]
上述した実施形態では、エリア補完eNBが複数存在するケースについて触れなかったが、複数のエリア補完eNBが設定されている場合、eNB200−2は、当該複数のエリア補完eNBに対してPreHandover Requestを送信する。或いは、複数のエリア補完eNBのうちUE100−1が接続する可能性が高いエリア補完eNBに対してのみPreHandover Requestを送信してもよい。
上述した実施形態では、エリア補完eNBが複数存在するケースについて触れなかったが、複数のエリア補完eNBが設定されている場合、eNB200−2は、当該複数のエリア補完eNBに対してPreHandover Requestを送信する。或いは、複数のエリア補完eNBのうちUE100−1が接続する可能性が高いエリア補完eNBに対してのみPreHandover Requestを送信してもよい。
図12は、複数のエリア補完eNB(eNB200−3、eNB200−4)が設定されている場合における動作シーケンスを示す図である。ここでは、上述した実施形態に係る動作シーケンス(図7)との相違点について説明する。
図12に示すように、複数のエリア補完eNB(eNB200−3、eNB200−4)が設定されている場合、eNB200−2は、PreHandover RequestをeNB200−3及びeNB200−4に送信する(ステップS104)。eNB200−3及びeNB200−4のそれぞれは、PreHandover Requestを了承する場合に、PreHandover Request AckをeNB200−2に送信する。
また、複数のエリア補完eNB(eNB200−3、eNB200−4)が設定されている場合、eNB200−2は、SN Status TransferをeNB200−3及びeNB200−4に送信し(ステップS109)、Data ForwardingをeNB200−3及びeNB200−4に送信する(ステップS111)。
但し、Pass Switch Noticeについては、eNB200−2は、eNB200−3及びeNB200−4のうち何れか一方(ここでは、eNB200−3)にのみ送信する(ステップS115)。その結果、eNB200−3とMME/S−GW300との間にデータパスが設定される。
ここで、UE100−1がeNB200−3ではなくeNB200−4との同期をとることにより、UE100−1がeNB200−4とのRRC接続に切り替えた場合(ステップS120)、eNB200−4は、UE100−1との同期が完了したことを示す通知をeNB200−2に送信する(ステップS121)。
この場合、eNB200−2は、SN Status TransferをeNB200−4に送信し(ステップS122)、Pass Switch NoticeをeNB200−4に送信する(ステップS201)。Pass Switch Noticeを受信したeNB200−4は、Path Switch RequestをMME/SGW300に送信する(ステップS202)。eNB200−4からPath Switch Requestを受信したMME/S−GW300は、UE100−1に対するデータパスを、eNB200−3からeNB200−4に切り替える(ステップS123)。
なお、図12の動作シーケンスは、以下のように変更してもよい。
具体的には、eNB200−4は、UE100−1との同期が完了したことを示す通知を、eNB200−2だけでなくeNB200−3にも送信する。当該通知を受信したeNB200−3は、SN Status TransferをeNB200−4に送信する。そして、SN Status Transferを受信したeNB200−4は、Path Switch RequestをMME/S−GW300に送信する。その結果、MME/S−GW300は、UE100−1に対するデータパスを、eNB200−3からeNB200−4に切り替える。
[変更例3]
変更例3では、エリア補完eNBであるeNB200−3がセル拡張を行うタイミング等を決定するための方法について説明する。図13は、変更例3に係る動作シーケンスを示す図である。図13において、UE100−1乃至UE100−3は、eNB200−1(セル1)からeNB200−2(セル2)へのハンドオーバを行うUEである。
変更例3では、エリア補完eNBであるeNB200−3がセル拡張を行うタイミング等を決定するための方法について説明する。図13は、変更例3に係る動作シーケンスを示す図である。図13において、UE100−1乃至UE100−3は、eNB200−1(セル1)からeNB200−2(セル2)へのハンドオーバを行うUEである。
図13に示すように、ステップS301において、eNB200−2は、eNB200−3に対して、自セル(セル2)をオフする予定であることを示すES Request(オフ予告通知)を送信する。
ステップS302において、ES Requestを受信したeNB200−3は、ES Request AckをeNB200−2に送信する。
ステップS303において、eNB200−3は、eNB200−2のセル2をオフするタイミング(以下、「オフタイミング」という)を推定するためのタイマt1と、接続設定(C−RNTI3など)を解放するタイミング(以下、「解放タイミング」という)を決定するためのタイマt2と、を起動する。
なお、ES Requestは、オフタイミング或いはセル拡張開始タイミングを示す値t1(タイマ値、時刻など)を含んでいてもよい。この場合、eNB200−3は、当該値t1をタイマt1に設定し、タイマt1を起動する。
また、ES Requestは、解放タイミングを示す値t2(タイマ値、時刻など)を含んでいてもよい。この場合、eNB200−3は、当該値t2をタイマt2に設定し、タイマt2を起動する。
さらに、ES Requestは、セル拡張を終了するタイミングを示す値t3(タイマ値、時刻など)を含んでいてもよい。この場合、eNB200−3は、当該値t3をタイマt3に設定し、タイマt3を起動する。
ステップS304、S305、S307において、UE100−1乃至UE100−3は、上述した実施形態に係る動作シーケンスにより、eNB200−2(及びeNB200−3)とのRRC接続を確立する。かかる動作シーケンスにおいて、eNB200−2は、eNB200−3の接続設定情報(C−RNTI3など)を含んだ事前接続通知をUE100−1乃至UE100−3に送信する際に、解放タイミングを示す値t2をUE100−1乃至UE100−3に通知してもよい。
ステップS306において、eNB200−3は、タイマt1の満了時に、セル3の拡張(エリア拡張)を開始する。
ステップS308及びS309において、UE100−1及びUE100−2は、eNB200−3(セル3)との同期をとることによりeNB200−3とのRRC接続に切り替える。
ステップS310において、eNB200−3は、タイマt2の満了時に、eNB200−3への接続切り替えを行っていないUE100−3について、接続設定(C−RNTI3など)を解放する。UE100−3においても同様に接続設定(C−RNTI3など)を解放する。
[その他の実施形態]
上述した実施形態では、ハンドオーバ元eNBがエリア補完eNBであるケースを考慮していなかった。しかしながら、ハンドオーバ元eNBがエリア補完eNBであるケースでは、上述した実施形態に係る動作を次のように変更する。具体的には、図6において、ハンドオーバ元eNB(セル1)におけるC−RNTI1とエリア補完eNB(セル3)におけるC−RNTI3とがあるが、エリア補完eNB=ハンドオーバ元eNB(セル3=セル1)となる場合には、C−RNTI3=C−RNTI1と読み替える。この場合、ESeNB(セル2)からのHandover Requestに対して、Handover Request AckでC−RNTI1を返してもよい。
上述した実施形態では、ハンドオーバ元eNBがエリア補完eNBであるケースを考慮していなかった。しかしながら、ハンドオーバ元eNBがエリア補完eNBであるケースでは、上述した実施形態に係る動作を次のように変更する。具体的には、図6において、ハンドオーバ元eNB(セル1)におけるC−RNTI1とエリア補完eNB(セル3)におけるC−RNTI3とがあるが、エリア補完eNB=ハンドオーバ元eNB(セル3=セル1)となる場合には、C−RNTI3=C−RNTI1と読み替える。この場合、ESeNB(セル2)からのHandover Requestに対して、Handover Request AckでC−RNTI1を返してもよい。
上述した実施形態では、移動通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
なお、本願は2013年11月26日付けの特願2013−244260の優先権を主張し、その内容の全てが本明細書に組み込まれている。
本発明は、移動通信等の無線通信分野において有用である。
Claims (9)
- 自セルをオフしようとするオフ対象基地局と、前記オフ対象基地局のセルを補完するためのセル拡張を行うべき拡張対象基地局と、を有する移動通信システムにおいて用いられる通信制御方法であって、
前記オフ対象基地局が、自セルをオフするよりも前において、ユーザ端末の受け入れを要求するハンドオーバ要求を受信するステップと、
前記オフ対象基地局が、前記ハンドオーバ要求を了承する場合に、前記拡張対象基地局に対して、前記ユーザ端末との接続を確立するために必要な接続設定の実施を要求する事前ハンドオーバ要求を送信するステップと、を備えることを特徴とする通信制御方法。 - 前記事前ハンドオーバ要求を受信した前記拡張対象基地局が、前記事前ハンドオーバ要求を了承する場合に、前記接続設定を実施するステップと、
前記接続設定に係る接続設定情報を含んだ事前ハンドオーバ肯定応答を前記拡張対象基地局から前記オフ対象基地局に対して送信するステップと、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。 - 前記拡張対象基地局で実施する前記接続設定は、前記ユーザ端末に対するC−RNTIの割り当てを含み、
前記接続設定情報は、前記ユーザ端末に対して割り当てられた前記C−RNTIを含むことを特徴とする請求項2に記載の通信制御方法。 - 前記事前ハンドオーバ肯定応答を受信した前記オフ対象基地局が、前記オフ対象基地局への前記ユーザ端末のハンドオーバ後において、前記接続設定情報を含んだ事前接続通知を前記ユーザ端末に対して送信するステップをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の通信制御方法。
- 前記オフ対象基地局のセルをオフする際に、前記拡張対象基地局が前記セル拡張を開始するステップと、
前記事前接続通知を受信した前記ユーザ端末が、前記接続設定情報に基づいて、前記セル拡張を開始した前記拡張対象基地局との同期をとることにより前記拡張対象基地局へ接続を切り替えるステップと、をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の通信制御方法。 - 前記オフ対象基地局への前記ユーザ端末のハンドオーバの際に、前記ユーザ端末に対するデータパスの事前切り替えのためのデータパス事前切り替え要求を前記オフ対象基地局から前記拡張対象基地局に対して送信するステップと、
前記データパス事前切り替え要求を受信した前記拡張対象基地局が、前記拡張対象基地局とコアネットワークとの間に前記データパスを設定するためのデータパス切り替え要求を前記コアネットワークに対して送信するステップと、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。 - 前記オフ対象基地局が、前記拡張対象基地局に対して、自セルをオフする予定であることを示すオフ予告通知を送信するステップと、
前記オフ予告通知を受信した前記拡張対象基地局が、前記オフ対象基地局のセルをオフするタイミングを推定するための第1のタイマを起動するステップと、をさらに備え、
前記第1のタイマの満了時に、前記拡張対象基地局が前記セル拡張を開始することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。 - 前記オフ予告通知を受信した前記拡張対象基地局が、前記接続設定を解放するタイミングを決定するための第2のタイマを起動するステップと、
前記第2のタイマの満了時に、前記ユーザ端末が前記拡張対象基地局への接続切り替えを行っていない場合に、前記接続設定を解放するステップと、をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の通信制御方法。 - 自セルをオフしようとするオフ対象基地局と、前記オフ対象基地局のセルを補完するためのセル拡張を行うべき拡張対象基地局と、を有する移動通信システムにおいて、前記オフ対象基地局に該当する基地局であって、
自セルをオフするよりも前において、ユーザ端末の受け入れを要求するハンドオーバ要求を受信する受信部と、
前記ハンドオーバ要求を了承する場合に、前記拡張対象基地局に対して、前記ユーザ端末との接続を確立するために必要な接続設定の実施を要求する事前ハンドオーバ要求を送信する送信部と、を備えることを特徴とする基地局。
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