JPWO2015033978A1 - 通信処理装置、集積回路、無線通信端末、メモリーカード、無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

通信処理装置、集積回路、無線通信端末、メモリーカード、無線通信装置および無線通信方法 Download PDF

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Abstract

[課題]優先的に送信する必要のあるデータを、他の通信装置へ影響をできるだけ少なく抑えて、送信可能にする。[解決手段]本発明の一態様としての無線通信装置は、第1のチャネルを用いて通信し、第2のチャネルを用いて前記第1のチャネルと異なる通信方式により通信する無線通信装置に搭載される通信処理装置であって、アクセス制御部を備える。前記アクセス制御部は、送信データが優先的に送信する必要のあるデータか否かを判定し、判定結果に応じて前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルから少なくとも1つのチャネルを特定し、特定したチャネルを用いて前記送信データを送信するように制御する。

Description

この発明の実施形態は、通信処理装置、集積回路、無線通信端末、メモリーカード、無線通信装置および無線通信方法に関する。
人体に形成する無線ネットワークとしてボディエリアネットワークと呼ばれるネットワークが知られている。ボディエリアネットワークは、たとえば人体に中央装置としてのハブと、端末装置としてのノードを装着して、ハブおよびノード間で通信を行う。端末は、生体センサーを搭載し、生体センサーで取得した情報等を、中央装置に無線送信する。無線送信する情報によっては、緊急データとして、優先的にかつ確実に送信する必要があるものがある。ボディエリアネットワークに関する標準化仕様であるIEEE802.15.6では、緊急データ発生時の対応として、ビーコン信号の送信タイミング直後に、緊急データ専用の時間を割り当てる仕組みを用いている。
また、ボディエリアネットワークではないが、ノードが緊急データ発生時に、緊急通信要求を送信することで、緊急データの送信時間を確保する仕組みが考えられている。緊急通信要求は、緊急データ用の優先度の高い制御チャネルにて送る。この方法では、緊急通信要求を受信したアクセスポイントが次のダウンリンクタイミングにて、緊急データ送信があることを全端末に通知する。その後は、緊急データが発生したノードが、制御チャネル及びデータチャネルを占有して、緊急データを送信し、それ以外のノードはその期間の間、送受信を停止する。
また、別の方法として、重要データの場合には、同一データを、他のデータチャネルで再度送信する仕組みも考えられている。他のデータチャネルは重要データ発生時のバックアップデータ送信のみに使用され、かつ重要データのバックアップデータはあらかじめ決められたタイミングで送信する。
従来のIEE802.15.6の方式では、緊急データ送信用の時間を事前に割り当てておく必要があり、緊急データが発生しない通常動作ではこの割り当て時間が無駄になる。また、上述の優先度の高い制御チャネルを用いる方法では、複数の制御チャネルとデータチャネルを用いたシステムを前提としているが、緊急データ発生時に、他のノードに通常とは異なる動作を行わせる必要がある。さらに重要データを他のデータチャネルで再送する上記方法では、バックアップ送信用にデータチャネルを確保しておく必要がある。
特開2006−352191号公報 特開2011−199581号公報
802.15.6-2012 - IEEE Standard for Local and metropolitan area networks - Part 15.6: Wireless Body Area Networks
この発明の実施形態は、優先的に送信する必要のあるデータを、他の通信装置への影響をできるだけ少なく抑えて、送信可能にすることを目的とする。
本発明の一態様としての無線通信装置は、第1のチャネルを用いて通信し、第2のチャネルを用いて前記第1のチャネルと異なる通信方式により通信する無線通信装置に搭載される通信処理装置であって、アクセス制御部を備える。
前記アクセス制御部は、送信データが優先的に送信する必要のあるデータか否かを判定し、判定結果に応じて前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルから少なくとも1つのチャネルを特定し、特定したチャネルを用いて前記送信データを送信するように制御する。
実施形態1に係る無線ネットワークシステムの一例を示す図。 実施形態1に係る処理のフローチャート。 実施形態1に係るハブにおける無線通信装置のブロック図。 実施形態1に係るハブにおける無線通信装置のブロック図。 実施形態2に係る処理のフローチャート。 実施形態3に係る処理のフローチャート。 実施形態3に係る緊急割り当てノードのタイミング図。 実施形態3に係る緊急割り当てノードのタイミング図。 実施形態3に係る緊急割り当てノードのタイミング図。 実施形態4に係る処理のフローチャート。 実施形態4に係る他の処理のフローチャート。 実施形態4で用いる緊急割り当て要求のフレーム構成例を示す図。 緊急割り当て要求及び応答のやり取りを示すノードのタイミング図。 実施形態5に係る緊急割り当てノードのタイミング図。 実施形態6に係るノードおよびハブのタイミング図。 実施形態6に係るノードおよびハブのタイミング図。 実施形態6に係るノードおよびハブのタイミング図。 実施形態7に係るハブにおける無線通信装置のブロック図。 実施形態7に係るノードにおける無線通信装置のブロック図。 実施形態8に係るハブにおける無線通信装置のブロック図。 実施形態8に係るノードにおける無線通信装置のブロック図。 実施形態9に係る無線通信装置のハードウェアブロック図。 実施形態10に係る無線通信端末の斜視図。 実施形態10に係るメモリーカードを示す図。 実施形態18に係る無線通信システムを示す図。 実施形態18に係るノードのハードウェアブロック図。 実施形態18に係るハブのハードウェアブロック図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(実施形態1)
図1に実施形態1に係る無線ネットワークシステムの一例を示す。図1に示す無線ネットワークシステム100は、ハブ10と、複数のノード20、21、22を含む。ハブ10は中央装置として動作する無線通信装置を含む。各ノードは、中央装置の端末として動作する無線通信装置を含む。ハブ10の無線通信装置は、ノード20、21、22にとっての対象通信装置であり、ノード20、21、22の無線通信装置は、ハブ10にとっての対象通信装置である。
各ノードは、たとえば1つまたは複数のセンサーを内蔵しており、センサーで取得したセンシング情報を、ハブ10に無線送信する。また各ノードは、通信に必要な制御情報等をハブから無線で受信する。ボディエリアネットワークの場合では、各ノードおよびハブが人体に装着される。人体に装着とは、人体に直接接触する形態、服の上から装着する形態、首からかけた紐に設ける形態、ポケットの収容する形態など、人体に近接した位置に配置するあらゆる場合を含んでよい。センサーは、たとえば睡眠センサー、加速度センサー、心電図センサー、体温センサー、脈センサーなどの生体センサーが想定される。ただし、本実施形態はボディエリアネットワークに限定されず、ハブとノードを配置可能である限り、任意のネットワークを構築できる。たとえばハブとノードを、動物や植物等の人体以外の生体に設置してもよいし、生体以外の物体、たとえば自動車の複数箇所(たとえばボディと車輪など)に設置してもよい。
ハブとノードは、それぞれ制御チャネル(Cch)とデータチャネル(Dch)を用いて送受信を行う。制御チャネルとデータチャネルは、一例として、それぞれ1つであり、互いに異なる周波数帯域に属する。ただし、制御チャネルおよびデータチャネルのうちの一方もしくは両方が、複数であってもよい。制御チャネルとデータチャネルで用いる通信方式は特定のものに限定されないが、本実施形態では、制御チャネルがキャリアセンスを用いた通信方式、具体的にCSMA(Carrier Sense Multiple Access:キャリアセンス多重アクセアス)ベースの通信方式、データチャネルがTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)ベースの通信方式を前提とする。
図3Aに本実施形態に係るハブにおける無線通信装置のブロック図を示す。ハブは、アンテナ10、PHY&RF部 20、本実施形態に係る通信処理装置であるMAC部30及び上位処理部40を備える。PHY&RF部 20は送信部21と受信部22を含む。MAC部30は、送信処理部31、受信処理部32、アクセス制御部33 、チャネル制御部34、送信バッファ35及び受信バッファ36を含む。
アクセス制御部33は、制御チャネルおよびデータチャネルのアクセスを管理し、所望タイミングにて、各チャネルでのビーコン信号の送信を制御する。アクセス制御部33は、送信処理部31に制御チャネルまたはデータチャネルのビーコン信号の送信を指示すると、送信処理部31は、制御チャネルまたはデータチャネルのビーコン信号のフレームを生成し、生成したフレームを送信部21へ出力する。
送信部21は、制御チャネルの送信と、データチャネルの送信とを行う。受信部22は、制御チャネルの受信と、データチャネルの受信とを行う。
制御チャネルのビーコン信号フレームは、制御チャネルにて送信し、データチャネルのビーコン信号フレームは、データチャネルにて送信を行う。データフレームは後述するようにデータチャネルで送信する。また制御チャネルのフレーム受信は、受信部22を制御チャネル用に設定した状態で行い、データチャネルのフレーム受信は受信部を制御チャネル用に設定した状態で行う。
送信部21は、送信処理部31から入力されたフレームに対し、所望の物理層の処理を行って、D/A変換や周波数変換等を行い、アンテナ10を介して信号を空間に電波として送信する。
受信部22はアンテナ10を介して信号を受信し、受信処理を行って、処理後のフレームを受信処理部32へ出力する。受信処理としては、たとえばベースバンドへの周波数変換やA/D変換、A/D変換後のフレームの物理ヘッダーの解析や復調処理など所望の物理層処理を含んでもよい。
チャネル制御部34は、PHY&RF部20の設定、すなわち、送信部21および受信部22の設定を制御する。チャネル制御部34は、アクセス制御部33からの指示に応じて、使用するチャネル(データチャネルあるいは制御チャネル)の番号を指定した動作チャネル情報をPHY&RF部20に送り、PHY&RF部20は動作チャネル情報に応じて、送信に使用するチャネルを切り替える。なお、送受信部をデータチャネルと制御チャネルで2系統用意する構成の場合は、チャネル切り替えを行わずに、それぞれ独立して動作させることも可能である。この場合、各送受信部に対応してそれぞれアンテナを配置する。
受信処理部32は、受信部22から入力されたフレームのMACヘッダーの解析等を行う。受信処理部32は、ノードから接続要求信号フレームを受信した場合には、アクセス制御部33にノードからの接続要求を通知する。アクセス制御部33は、当該接続要求への割り当てに対する応答の判断を行い、判断結果を送信処理部31に通知する。たとえばノードに対し割り当てる時間(スロット)を決定、すなわちスロットの個数と、スロットの位置を決定する。送信処理部31は、アクセス制御部33の判断結果に応じた接続応答信号のフレームを生成する。ノードからの接続要求信号に、ノードが対応するセンサー種別もしくはそれに類する情報が含まれる場合、アクセス制御部33は、上位処理部40に当該情報を通知してもよい。上位処理部40は、当該情報に基づき、ノードへの割り当てスロット数を判断しても構わない。この場合、上位処理部40は、決定した割り当てスロット数の情報をアクセス制御部33に通知し、アクセス制御部33は、通知された割り当てスロット数等の情報からスロット割り当てを行う。アクセス制御部33は、スロットの割り当て情報を含む接続応答信号のフレームを送信処理部30に生成させ、ノードに送信部21から制御チャネルを介して送信する。
また、受信処理部32は、受信部22から入力されたフレームのMACヘッダーの解析等受信したフレームがデータフレームである場合は、必要に応じて、処理後のフレームを上位処理部40へ出力する。
なお、ノードへ個別に送信するダウンリンクのデータがあるときは、上位処理部40はそのデータを含むデータフレームを送信処理部31に渡す。アクセス制御部33は、ノードに対して任意の方法(たとえばデータチャネルまたは制御チャネルのビーコン信号を用いた方法)で確保したダウンリンク用のスロットでデータフレームの送信を送信処理部31に指示する。送信処理部31は、当該フレームにMACヘッダー付加処理などを実施して、処理後のフレームを送信部21へ出力する。送信部21は、送信処理部31から入力されたフレームをデータチャネルで送信する。具体的に当該フレームに対して、変調処理や物理ヘッダー付加など、所望の物理層処理を行う。そして、処理後のフレームに対してD/A変換や周波数変換を行い、アンテナ10を介して信号を空間に電波として放射する。
図3Bに本実施形態に係るノードにおける無線通信装置のブロック図を示す。ノードは、アンテナ110、PHY&RF部120、本実施形態に係る通信処理装置であるMAC部130、及びセンサー制御部である上位処理部140を備える。PHY&RF部120は送信部121と受信部122を含む。MAC部130は、送信処理部131、受信処理部132、アクセス制御部133 、チャネル制御部134、送信バッファ135及び受信バッファ136を含む。上位処理部140は、センサーの情報を取得するセンサー情報取得部141を備える。センサーの情報は、センサーのセンシング情報のみならず、センサーの状態を特定する情報、センシング時刻の情報などを含んでもよい。
上位処理部(センサー制御部)140は、起動時や送信データ発生時など所定のタイミングで、ハブとの接続を行うべく送信要求をアクセス制御部133に行う。また、上位処理部140は、センシング情報など、送信データを含むデータフレームを生成し、送信バッファ135に出力する。送信データとしては、たとえば生体センサー等のセンサーにより取得されたセンシング情報や、センシング情報をアプリケーションなどにより処理した結果のデータや、または、現在のノードの状態を含むデータなどがあり得るが、特定のデータに限定されない。
ここで、上位処理部140は、送信データまたはデータフレームに、送信データのデータ種別を含める。データ種別はたとえばノードが搭載するセンサーの種類でもよいし、センシング情報の値から決まるセンシング情報の重要度でもよいし、センサーの状態が異常か正常かを表す値でもよい。データ種別は送信データを優先的に送信するかを判断するために用いられる。
上位処理部140は、CPU等のプロセッサによって構成してもよいし、ハードウェアによって構成してもよいし、これらのソフトウェアとハードウェアの両方によって構成してもよい。上位処理部140は、TCP/IPやUDP/IPなど、MAC層の上位層の通信プロトコルの処理を行っても良い。
アクセス制御部133は、上位処理部140から上記送信要求を受けると、接続要求信号の送信指示を送信処理部131に出し、送信処理部131は接続要求信号のフレームを、送信部121に出力する。
送信部121は、制御チャネルの送信と、データチャネルの送信とを行う。受信部122は、制御チャネルの受信と、データチャネルの受信とを行う。
制御チャネルのビーコン信号フレームは、制御チャネルにて受信し、データチャネルのビーコン信号フレームまたはデータフレームは、データチャネルにて受信を行う。
チャネル制御部134は、アクセス制御部133からの指示に応じて、動作チャネル情報をPHY&RF部120に送り、PHY&RF部120は、データチャネルおよび制御チャネルの切り替えを行う。
なお、ノードにアンテナが2つ用意し、データチャネルと制御チャネル用にそれぞれ送受信部を用意することで、制御チャネルとデータチャネルを同時に使用可能な構成でもかまわない。この場合、それぞれの動作のオン/オフを回路への電力供給により制御してもよい。
受信処理部132は、受信部122から入力されたフレームのMACヘッダーの解析等を行う。受信信号が接続応答信号である場合、アクセス制御部133に当該接続応答を通知する。アクセス制御部133は当該接続応答を受けると、動作チャネルを制御チャネルからデータチャネルに切り替えることを決定し、チャネル制御部134にチャネル切り替えを通知する。チャネル制御部134は、データチャネルへの切り替え設定をPHY&RF部120に指示する。
アクセス制御部133は、接続応答信号に含まれるデータチャネルの割り当てスロットの情報に基づき、データチャネルへのアクセスを制御する。アクセス制御部33は、送信処理部131のフレーム保持状況を把握しており、自ノードに割り当てられたスロットのタイミングにて、送信処理部31へデータフレームの送信を指示する。送信処理部31は、データフレームにMACヘッダー付加処理などを実施して、送信部121へ出力する。
ここで、送信バッファ135では上位処理部140から入力されたデータフレームのデータ種別に基づきフレームのキュー管理(QoS制御)を行う。送信バッファ135は、上位処理部140からデータフレームの入力があると、そのデータフレームの送信要求とともにそのデータフレームのデータ種別を、アクセス制御部133に出力する。アクセス制御部133は、送信バッファ135から入力されるこれらの情報に基づき、送信バッファのキュー状態を把握する。
アクセス制御部33は、送信バッファ135からデータフレームの送信要求およびデータ種別が入力されると、データ種別に応じて、そのデータフレームが含むデータが、他に優先的に送信する必要のあるデータ(以下、緊急データ)か否かを決定する。たとえばデータ種別がセンサーの種別の場合は、センサーの種別に応じて事前に緊急データか否かを定義しておいてもよい。または、センサーの種別と優先度とを対応づけたテーブルに基づき優先度を求め、優先度が最高もしくは一定値以上のデータフレームは、緊急データと決定してもよい。またデータ種別がセンサーの正常または異常を表す値である場合は、データ種別が異常を示すときは、緊急データと判定してもよい。
アクセス制御部33は、緊急データでないと判定した場合は、当該データフレームをデータチャネルの予め割り当てられたスロットで送ると決定する。このように決定されたデータフレームは通常のデータフレームとして送信バッファ135でキュー管理され、アクセス制御部133は、送信バッファ135のキュー状態に応じて、次に送信するデータフレームを決定し、データチャネルの予め割り当てられたスロットで送信するよう制御する。あるいは、フレームの出力順序制御は送信処理部131または送信バッファ135が行うようにしてもよい。この場合、アクセス制御部133は、データチャネルの割り当てスロットのタイミングに応じて、送信処理部131に送信指示を出す。送信処理部131は、上記フレームの出力順序制御に応じて次に送信するデータフレームを決定して送信バッファ135から読み出し、読み出したフレームをMAC処理して、処理したフレームを送信部121を介して送信する。
一方、アクセス制御部133は、データフレームが緊急データを含むと判定した場合は、アクセス制御部133は、そのデータフレームを最優先で送信することを決定する。その場合、アクセス制御部133は、その緊急データを含むデータフレームを制御チャネルで送ることを決定する。アクセス制御部133はチャネル制御部134に制御チャネルへの変更指示を送り、送信処理部131に当該緊急データを含むデータフレームの読み出し指示を送る。送信処理部131は、指示されたデータフレームを読み出して送信部121に出力する。アクセス制御部133は、送信処理部31に当該緊急データを含むデータフレームの読み出し指示を送る代わりに、送信バッファ135に当該緊急データを含むデータフレームの出力指示を出しても良い。この際、アクセス制御部133は、その緊急データをMACの最優先データ(Highest priority data)として判断し、CSMAのContention windowやBackoff値を他のデータよりも小さく設定するよう、チャネル制御部133に指示し、チャネル制御部133はその指示に従って、CSMAのパラメータを調整してもよい。これにより、CSMAベースのアクセス時にも優先的にデータ送信を行うことができる。
受信処理部132は、受信部122から入力されたフレームのMACヘッダーの解析等の結果、受信したフレームがデータフレームである場合は、必要に応じて、処理後のフレームを受信バッファ136を介して上位処理部140へ出力する。
なお、チャネル制御部134およびアクセス制御部133は、それぞれ制御に必要な情報を内部に保持しても良いし、アクセス可能な図示しない記憶部に保持してもよい。たとえば、ノードの状況、ハブの状況、データチャネルのチャネル番号、現在の動作チャネルの情報などを保持してもよい。たとえばノードの状況として、接続処理済みか否かの情報、バッテリー残量の情報を含んでも良い。また、ハブの状況として、制御チャネルのビーコン信号やデータチャネルのビーコン信号の送信タイミングの情報や、ハブの電源のオン/オフ状態を含んでも良いし、その他の情報を含んでも良い。
以下、ノードの動作例として、接続要求信号を送信してからスロットの割り当てを受けて、データフレームの送信を行うまでの例を示す。上位処理部140からの送信要求に基づき、アクセス制御部133は制御チャネルのアクセスを管理し、送信処理部131へ接続要求信号の送信を指示する。送信処理部131は、接続要求信号のフレームを生成して、送信部121の制御チャネルを介して送信し、アクセス制御部133はハブからの接続応答信号を待つ。アクセス制御部133は、接続応答信号の受信をトリガーに、動作チャネルを制御チャネルからデータチャネルへ切り替えるようチャネル制御部134に指示し、チャネル制御部134は、当該指示に応じた動作チャネル情報をPHY&RF部120に通知する。PHY&RF部120は、動作チャネル情報に従って、データチャネルへ切り替えを行う。また、アクセス制御部133は、接続応答信号に含まれるデータチャネルでの割り当てスロットの情報に基づき、データチャネルへのアクセスを管理する。アクセス制御部133は、送信処理部131のフレーム保持状況を把握し、自ノードの割り当てスロットのタイミングにて、送信処理部131へデータフレームの送信を指示する。
次にノードの別の動作例として、緊急データが検出されたときの動作を説明する。図2に本実施形態におけるノードの処理フローを示す。
上位処理部140またはセンサー情報取得部41は、センサー情報などのデータを含むデータフレームを送信バッファ135に出力する(S101)。送信バッファ135は、データフレームが入力されると、そのデータフレームの送信要求とデータ種別をアクセス制御部133に通知し、アクセス制御部133では、そのデータ種別からそのデータフレームが緊急データを含むか、すなわちそのデータフレームを緊急送信する必要があるかを判断する(S102)。判断の方法は前述した通りである。
緊急データを含むフレームと判断したときには、アクセス制御部133は、そのフレームを制御チャネルで送信することを決定する。この場合、アクセス制御部133は、チャネル制御部134に、動作チャネルを制御チャネルに切り換えるよう指示し(S103)、その緊急データフレームを送信するよう送信処理部131に指示する。送信処理部131は、そのフレームを送信バッファ135から読み出し、必要な処理を行って送信部121の制御チャネルを介して送信する(S105)。
一方、ステップS102で、緊急データを含むデータフレームでないと判断した場合は、アクセス制御部133は、通常通り、そのデータフレームをデータチャネルのスロットで送信することを決定する。そのデータフレームは送信バッファ135で管理され、QoS制御に従ったタイミングで送信バッファ135から出力され、データチャネルの割り当てスロットで送信される(S104)。
なお、本実施形態ではデータフレームに含まれるデータ種別に基づき緊急送信するかを判断したが、緊急送信するかの判断方法は、これに限定されない。たとえばデータフレームとは別に緊急送信指示を上位処理部からアクセス制御部に入力し、アクセス制御部は、緊急送信指示がなされたデータフレームを緊急送信の対象として決定してもよい。また緊急送信指示がなされてから一定期間内に送信するすべてのデータフレームを緊急送信の対象として決定してもよい。
以上、第1の実施形態に係る無線通信装置は、制御チャネルを用いて緊急データを送信することで、データチャネルの割り当てスロットを用いた送信よりも、早急に送信を行う可能性を高めることができる。また、緊急データが発生したノード(緊急データ発生ノード)以外の他のノードでは、緊急データ発生ノードが制御チャネルでデータ送信を行うため、その間、制御チャネルのビジー検出率が高くはなるものの、当該他のノードは、データチャネルの利用を控えるといったような特別な処理を行う必要がない。つまり、当該他のノードは、緊急データ発生ノードが緊急データを送信する場合に、通常と異なる処理を行う必要はない。
(実施形態2)
本実施形態のノードのブロック図は実施形態1と同様であるため、以下では実施形態1の説明で用いた図3Bのブロック図を元に説明を行う。本実施形態でもデータチャネルではTDMA方式、制御チャネルではCSMA方式を用いるとする。本実施形態ではアクセス制御部133の動作が実施形態1と異なる。実施形態1と重複する動作の説明は省略する。
本実施形態では、データチャネルの各ノードへの割り当てスロットは、ハブによるデータチャネルのビーコン信号の送信から連続した時間内にまとめて配置され、その後の時間は次のビーコン信号まで空きスロットである形態の場合を想定する。つまり、ビーコンインターバル内の時間的に早い方のビーコン信号送信から始まる連続した時間領域にスロットが配置されている。これはスロット割り当てを効率的に行うためである。ただし、この形態はあくまで一例であり、ビーコンインターバル内で離散的な位置に各ノードのスロットが配置されていても何らかまわない。このようにデータチャネルのビーコン信号の送信から連続して、もしくは離散的に配置された各ノードの割り当てスロットの集合の期間を、“TDMAタイムスロット割り当てタイミング期間”と呼ぶ。例えば後述する、図6や図7等にはデータチャネルと制御チャネルのタイミング図が示されており、これらの図では連続した割り当てを仮定し、データチャネルにおいて「B」で示すビーコン信号の送信直後から始まる破線で囲まれた領域がTDMAタイムスロット割り当てタイミング期間に相当する。そして、TDMAタイムスロット割り当てタイミング期間終了後の次のビーコン信号までの破線で囲まれていない期間は、スロットが割り当てられていない期間である。
図4は実施形態2に係るノードの動作フローを示す。
実施形態1と同様、上位処理部140からデータフレームが入力されると、送信バッファ135は、データフレームをデータ種別に応じてキュー管理するとともに、当該データフレームの送信要求とデータ種別をアクセス制御部133に通知する(S201)。
アクセス制御部133は、実施形態1と同様にして、データ種別に基づき、そのデータフレームを緊急送信する必要があるかを判断する(S202)。緊急送信する必要がないと判断した場合は、アクセス制御部133は、通常通り、そのデータフレームをデータチャネルの割り当てスロットで送信することを決定する。そのデータフレームは送信バッファ135で管理され、QoS制御に従ったタイミングで送信バッファ135から出力され、データチャネルの自分の割り当てスロットで送信される(S208)。
一方、緊急送信する必要があると判断した場合は、データチャネルのスロット割り当て状況に基づき、送信をデータチャネルで行うか、制御チャネルで行うかを決定する(S202、S203、S204)。
一例として、緊急送信する必要有りと決定した時点すなわち送信要求されたデータフレームが緊急データを含むことを検出した時点(緊急データ検出時点)のタイミングが、TDMAタイムスロット割り当てタイミング期間に含まれるかを判断する(S203)。これは、データチャネルでハブから送信されるビーコン信号に、割り当て済みスロット数もしくは、割り当て済み時間長が把握できる情報が挿入されており(例えばNumber of allocation slotsフィールド等)、該情報と、直前に受信したデータチャネルのビーコン信号からの経過時間とから現時点の割り当て状況を把握できる。緊急データ検出時点がTDMAタイムスロット割り当てタイミング期間に含まれる場合は(S203のYES)、さらに、当該TDMAタイムスロット割り当てタイミング期間内の自分の割り当てスロットでの送信に、これから送信動作を開始しても間に合うかを判断する(S204)。間に合わない場合は、制御チャネルで送信することを決定し、チャネル制御部134に動作チャネルを制御チャネルに変更することをアクセス制御部133は指示する(S205)。これにより、緊急データフレームは制御チャネルで送信される(S206)。
緊急データ検出時点がTDMAタイムスロット割り当てタイミング期間に含まれるが、当該自分の割り当てスロットでの送信に間に合う場合は(S204のYES)、そのデータフレームをデータチャネルの割り当てスロットで送信することを決定する。この場合、データフレームはデータチャネルの自分の割り当てスロットで、送信される(S208)。この場合、送信バッファ内の他のデータフレームよりも優先して緊急データフレームを送信することとなる。
緊急データ検出時点が、TDMAタイムスロット割り当てタイミング期間に含まれない場合は(S203のNO)、すなわちビーコンインターバル内でTDMAタイムスロット割り当てタイミング期間が既に経過した場合は、空きのデータチャネルで送信することを決定する(S207)。これは、前述したように本実施形態ではビーコン信号の送信から連続する時間内に各ノードの割り当てスロットが配置されているため、緊急データ検出時点でデータチャネルにスロットが割り当てられていないときは、データチャネルでの次のビーコン信号まではスロットが空きであると判断できるためである。この場合、最も早く送信可能な空きのスロットもしくはその次以降の空きのスロットでデータフレームを送信する(S207)。この場合、ハブに対してあらかじめスロットの割り当て要求等を行わず、直接にそのスロットでデータフレームを送信してもよい。あるいは、別の方法として、新たに緊急データ用のデータチャネルスロットの割り当て要求処理をハブとの間で制御チャネルを用いて行い、割り当てられたスロットを用いて送信を行っても良い。
本処理フローでは、ステップS204でデータチャネルの自分の割り当てスロットでの送信が間に合う場合は、自分の割り当てスロットで緊急データフレームを送信した。これの変形例として、緊急データ検出時点から自分の割り当てスロットが到来するまでの時間が一定時間以上要する場合は、例外的に自分の割り当てスロットではなく、制御チャネルで即時送信するようにしてもよい。
また、本処理フローでは、緊急データ検出時点が、TDMAタイムスロット割り当てタイミング期間に含まれかつ、当該自分の割り当てスロットでの送信に間に合わない場合は、制御チャネルで送信した。これの変形例として、緊急データ検出時点が当該割り当てタイミング期間の終了間近であり、緊急データ検出時点から一定時間内に空きのデータチャネルでの送信が可能と判断される場合は、データチャネルの空きスロットで送信するようにしてもよい。
以上、実施形態2に係る無線通信装置は、緊急データ検出時点でのデータチャネルのスロット割り当て状況によって、より早く送信できるチャネルを選択することが可能となる。
(実施形態3)
第1及び第2の実施形態では、緊急データ検出時に制御チャネル、データチャネルどちらか一方のチャネルを選択して緊急データフレームを送信する場合を示した。一方、本実施形態では、緊急データ検出時には両チャネルにて緊急データフレームを送信する。本実施形態のノードのブロック図は実施形態1と同様である。このため、以下では実施形態1の説明で用いた図3Bのブロック図を元に説明を行う。本実施形態でもデータチャネルはTDMA方式、制御チャネルはCSMA方式が用いられるとする。本実施形態ではアクセス制御部133の動作が、実施形態1、2と異なる。実施形態1、2と重複する動作の説明は省略する。
図5本実施形態3に係る処理フローを示す。
実施形態1、2と同様、上位処理部140からデータフレームが送信バッファ135に入力され、アクセス制御部133が送信バッファ135からの送信要求とデータ種別の通知に基づき、データフレームを緊急送信するか判断するまでは、図4と同じである(S301、S302)。緊急送信する必要の無い場合は、実施形態2と同様、そのデータフレームを通常通り、データチャネルの自分の割り当てスロットで送信する(S312)。
緊急送信する必要のある場合は、すなわちそのデータフレームが緊急データフレームである場合は、以下にようになる。
実施形態2と同様に、緊急データ検出時点が、TDMAタイムスロット割り当てタイミング期間に含まれるかを判断する(S303)。当該割り当てタイミング期間に含まれる場合は、さらに、当該タイミング期間内の自分の割り当てスロットでの送信が、これから送信動作を開始しても間に合うかを判断する(S304)。間に合わない場合は、制御チャネルで送信することを決定する。この場合、チャネル制御部134に動作チャネルを制御チャネルに変更することをアクセス制御部133は指示し(S305)、制御チャネルで緊急データフレームを送信する(S306)。さらに、この後、本実施形態では、この緊急データフレームと同一のデータを含むデータフレームを、データチャネルでも送信する。すなわち、上記割り当てタイミング期間の終了後、データチャネルの空きスロットのタイミングで当該データフレームを送信する。このため、アクセス制御部133は、チャネル制御部134にデータチャネルへの変更指示を出し、チャネル制御部134はデータチャネルへ切り換える(S307)。アクセス制御部133は、空きスロットに応じたタイミングで当該データフレームの送信指示を送信処理部131に出し、送信処理部131は、そのデータフレームをMAC処理して、送信部121からデータチャネルを介して送信する。
一方、緊急データ検出時点が、TDMAタイムスロット割り当てタイミング期間に含まれるが、当該自分の割り当てスロットでの送信に間に合う場合は(S304のYES)、そのデータフレームをデータチャネルの割り当てスロットで送信することを決定する。この場合、データフレームはデータチャネルの自分の割り当てスロットで、送信される(S313)。つまり、送信バッファ内の他のデータフレームよりも優先して緊急データフレームを送信することとなる。さらにこの後、緊急データフレームと同一のデータを含むデータフレームを制御チャネルでも送信する。すなわち、アクセス制御部133は、チャネル制御部134に制御チャネルへの変更指示を出し、チャネル制御部134は制御チャネルへPHY&RF部120の設定を変更する(S314)。アクセス制御部133は、送信処理部131に当該データフレームの送信指示を出し、送信処理部131はMAC処理を行って、処理後のフレームを、送信部121から制御チャネルを介して送信する(S315)。
緊急データ検出時点が、TDMAタイムスロット割り当てタイミング期間に含まれない場合は(S303のNO)、すなわち当該タイミング期間が経過した場合は、実施形態2と同様に、空きのデータチャネルで送信することを決定する。この場合、たとえば最も早く送信可能な空きのスロットもしくはその次以降の空きのスロットでデータフレームを送信する(S309)。この場合、ハブに対してあらかじめスロットの割り当て要求等を行わず、直接にそのスロットでデータフレームを送信してもよい。あるいは、別の方法として、新たに緊急データ用のデータチャネルスロットの割り当て処理をハブとの間で制御チャネルを用いて行い、割り当てられたスロットを用いて送信を行っても良い。本実施形態ではこの後さらに、動作チャネルを制御チャネルに変更して、制御チャネルでも、当該緊急データフレームと同一データを含むデータフレームの送信を行う。すなわち、アクセス制御部133は、チャネル制御部134に制御チャネルへの変更指示を出し、チャネル制御部134は制御チャネルへPHY&RF部120の設定を変更する(S310)。アクセス制御部133は、送信処理部131に当該データフレームの送信指示を出し、送信処理部131はMAC処理を行って、処理後のフレームを送信部121に出力し、送信部121は制御チャネルでアンテナ110を介してフレームを送信する(S311)。
ステップS309〜S311では、データチャネルの空きスロットで送信した後、制御チャネルで送信したが、変形例として、制御チャネルで送信した後、データチャネルの空きスロットで送信してもよい。また、データチャネルの送信と制御チャネルの送信は時間的に一部重なっても良い。例えばノードがアンテナを複数有する場合は、このような動作が可能である。
ここで、ステップS309〜S311では、データチャネルと制御チャネルの両方でデータフレームを送信したが、この理由は、他のハブや他システムもデータチャネルと同一チャネルを用いている可能性があり、その時は空きスロットを選択しても衝突することもあるためである。またデータチャネルの状況が悪い場合もあり得る。そのため、データチャネルに空きのスロットがある場合にも、データチャネルでの送信後に、制御チャネルでも送信している。なお、データチャネルで、衝突等の心配がなく、信頼性が高いと判断できるような状況の場合には、データチャネルのみで送信してもよい。
図6〜図8に、本実施形態に係る緊急データが発生したノード(緊急データ発生ノード)とハブのタイミング図を示す。図6は、図5のステップS309〜S311の処理の第1例のタイミング図、図7は図5のステップS309〜S311の処理の第2例のタイミング図、図8は、ステップS305〜S308の処理を行う場合のタイミング図を示す。各図において、横軸は時間を表す。縦長の矩形は信号を表す。矩形の横幅は信号の送信時間あるいは信号サイズに対応する。「B」が記述された矩形の信号はビーコン信号、「D」が記述された矩形の信号はデータフレーム信号、「A」が記述された矩形の信号はACK信号を表す。「Dch」はデータチャネル、「Cch」は制御チャネルを表している。横長の破線の矩形は、タイムスロット割り当て期間を表している。
図6では、緊急データの検出時がTDMAタイムスロット割り当てタイミング期間中でないため、まず制御チャネルで緊急データフレームを送信し、送信後に空きのデータチャネルのスロットを利用して同じデータのフレームを送信する。図5のフロー(S309〜S311)ではデータチャネルでの送信の後、制御チャネルの送信を行う場合を基本フローとしたが、この順序は逆でもよいと述べた。図6ではこの逆の場合の処理が示されている。図6に示す例では、制御チャネルでの送信開始後、これと並行してデータチャネルでも送信を開始しているため、時間的に重なっている。なお、ノードのデータチャネルは常時起動しており、一方、制御チャネルは必要時のみ起動し、それ以外では停止に設定されている。「Cch on」は制御チャネルが起動しており、「Cch off」は制御チャネルが停止していることを表す。ハブ側はデータチャネルも制御チャネルも常時起動しているとする。。
図7では、緊急データの検出時がスロット割り当てタイミング期間中でないため、当該割り当てタイミング期間経過後の空きのデータチャネルのスロットを利用して緊急データフレームを送信し、その後、制御チャネルで同一のデータフレームを送信する。データチャネルでの送信終了をトリガーに、制御チャネルを起動させ、同一のデータを含むフレームを送信する。制御チャネルでの送信が完了したら、制御チャネルの動作を停止させる。
図7に示した例ではデータチャネルでの送受信が完了した後で制御チャネルでの送信を行うため、制御チャネルおよびデータチャネルの動作が重ならず、図6に示した例よりも処理負荷が低い利点がある。
図8では、緊急データの検出時にスロット割り当てタイミング期間中であるため、まず制御チャネルで緊急データフレームを送信する。そして、送信後に、割り当てタイミング期間の経過後に、空きのデータチャネルのスロットを利用して同じデータのフレームを送信する。
以上、実施形態3では、緊急データの場合には、制御チャネルとデータチャネルの両方でそれぞれのアクセス方式に従って同一データを送信することで、より緊急データを確実に送信することができる。
(実施形態4)
本実施形態では、緊急データフレームのサイズを考慮して、データチャネルと制御チャネルのどちらで緊急データフレームを送信するかを決定する方法について説明する。
緊急データとしては、センサーが感知したアラーム的な情報や、センサーが取得したデータそのものが考えられる。これらの2つのデータではそのデータサイズに大きな違いがあると考えらえる。一方、データチャネルの空スロットを用いて、事前に割り当て要求なしに送信する場合、それによる影響が他ノード等に及ぶのは好ましくない。例えば、アラーム的な情報のみであれば、情報量が少なく、そのスロットが空いていれば、空スロット内に収まると考えらえるため、事前割り当て要求等なしにスロットを用いても他ノード等への影響は無いか、あっても小さいと考えられる。本実施形態ではこれらの点を考慮する。
実施形態1〜3では、データチャネルの空きスロットで送信する場合には、(A)その空きスロットを直接用いて送信を行うか、あるいは、(B)緊急データ用の割り当て要求/割り当て応答のやり取りを行ってスロットの割り当てを受け、当該割り当てられたスロットを用いて送信を行っていた。本実施形態4では、上記(A)、(B)のどちらを用いるかに加え、緊急データフレームのサイズも考慮して決める。
図9に、本実施形態4に係る処理フローを示す。
ステップS401、S402、S409は、図5のS301、S302、S312と同一であるため、説明を省略する。
ステップS403では、緊急データフレームのサイズ(もしくはフレームに含まれる緊急データ本体のサイズ。以下同様)から決まる送信時間がTDMAの1スロットに収まるかを判断する。収まる場合には(S403のYES)、割り当てタイミング期間経過後の空きスロットでそのまま送信する(S404)。すなわち、事前にスロットの割り当て要求なしに、当該空きスロットで緊急データフレームを送信する。
一方、緊急データフレームから決まる送信時間が1スロットに収まらないと判断した場合には(S403のNO)、動作チャネルを制御チャネルに切り替え(S405)、制御チャネルにて、緊急割り当て要求信号を送信し、緊急割り当て応答信号を受ける(S406)。当該要求信号および応答信号のやりとりが終了したら、動作チャネルをデータチャネルに切り替えるとともに(S407)、応答信号に含まれる割り当て情報に基づき割り当てスロットを特定する。そして、そのスロットのタイミングでデータチャネルにて緊急データフレームを送信する(S408)。
図9で述べた例では、TDMAフレームの1スロット長に緊急データフレームのサイズが収まるかを判断基準したが、別の例として、データチャネルの次のビーコン信号までの期間を考慮して、次のビーコン信号にデータ送信が重ならなければ、ステップS404の処理と同様に、データチャネルの空きスロットで送信すると決定してもよい。一方、次のビーコン信号にデータ送信が重なるのであれば、ステップS405〜S408の処理と同様にしてスロットを確保して送信を行う。もしくは、図4のS205〜S206と同様、制御チャネルにてデータ送信を行う。
上述した図9に示した例では、緊急データフレームのサイズのみに基づき、処理(S404)を行うか、処理(S405〜S409)を行うかを分けたが、実施形態2、3と同様に、データチャネルのスロット割り当て状況も追加的に考慮しても構わない。
図10に、図9の処理フローにデータチャネルの割り当て状況に基づく判断ステップを加えた処理フローを示す。図9のステップS401〜S409に対し、ステップS410、S411、S412が追加されている。ステップS410、S411、S412、S413は、図4のS203、S204、S205、S206と同一である。
ステップS402の処理で緊急送信を行うと判断された場合、タイムスロット割り当てタイミング期間中かを判断し(S410)、割り当てタイミング中である場合には(S411のYES)、図4のステップS204〜S206、S208と同様の判断および処理を行う(S411、S412、S413、S409)。割り当てタイミング中でない場合は(S410のNO)、図9と同様である(S403〜S408)。
図11に本実施形態に係る緊急割り当て要求信号のフレーム構成例を示す。本図は一例を示したものであり、フレーム内のフィールドの順番が変更されても、一部のフィールドが存在しなくても、もしくは新たにフィールドが加わってもかまわない。
緊急割り当て要求には、ハブ及びノードのアドレスや、緊急データ用の割り当て時間長(スロット長)と、その頻度情報等が含まれる。割り当て時間長は、“Allocation Request Length”フィールドに記述され、割り当て頻度は、“Allocation Request frequency”フィールドに記述される。割り当て時間長は、緊急データフレーム(または緊急データ本体)のサイズから決まる送信時間、もしくは送信時間に応答信号受信までの時間を加えた値を記述する。割り当て頻度は、たとえばデータチャネルのビーコン信号の何周期ごとに1回割り当てるのかを記述する。緊急データを1回のみ送信するだけの単発の緊急データの場合には割り当て頻度の記載は必須ではなく、そのフィールドを無くしてもよいし、もしくは頻度“1”と記載することで単発であることを示しても良い。
図12に、緊急割り当て要求信号及び緊急割り当て応答信号のやり取りを行うノードとハブのタイミング図を示す。
緊急データが検出され(緊急要求が発生し)、緊急割り当て要求及び応答のやり取りを行うと判断すると、ノードは制御チャネルを起動し、制御チャネルにて緊急割り当て要求(Emergency Request)を送信する(A101)。ノードは、ハブから緊急割り当て応答(Emergency Response)を受信すると(A102)、緊急割り当て応答に記載された割り当て情報(割り当てスロット、割り当て頻度)を用いて、データチャネルにて緊急データフレームを送信する(A103)。ノードは、ハブから緊急割り当て応答の受信をトリガーに、制御チャネルを停止する。図12に示した例では、緊急データを1回のみ送信する単発の緊急データの場合(頻度“1”の場合)を示したが、ある頻度での定期的なスロットの割り当てを緊急割り当て要求で要求して、定期的に緊急データ用のスロットを確保してもよい。
なお、図12に示す「C−Req」と「C−Ass」は、(緊急ではない)接続要求および接続応答を示している。ノードは、通常、データチャネルのスロットの割り当てを要求するとき、接続要求をハブに送り(A111)、ハブから接続応答を受けることで(A112)、接続応答に示されるデータフレーム送信用のスロット割り当てを受ける。これによりノードはデータチャネルでの周期的なデータ送信のスロットを確保し、このスロットでデータフレームを送信できる(A113)。
なお、図12に示したタイミング図では、緊急割り当て要求信号および緊急割り当て応答信号といった制御信号に対してACK等の応答信号を記載していないが、実際には各制御信号に対する応答信号を返すようにしても構わない。
また、図12に示した例では、緊急割り当て要求信号や緊急割り当て応答信号は制御チャネルでやりとりするのを前提とした処理を示したが、データチャネルが空いていれば、上記緊急割り当てに関係する制御信号についてのみ、その送受信をデータチャネルで行う構成であっても構わない。
以上、実施形態4では、アラーム的なサイズの小さい緊急データの場合には、空きのスロットで、事前のスロット割り当て処理を行うことなく、送信することで、より簡単に緊急データが送信できる。また、緊急データのサイズが大きく、他ノードへの影響が及ぶ可能性が高い場合には、事前にスロットの割り当て処理を行ってスロットを確保し、確保したスロットで送信を行うことで、他ノードへの影響を低減することが可能となる。
(実施形態5)
実施形態4では、緊急割り当て要求信号をノードがハブに送信し、ハブから緊急割り当て応答信号を受信し、その応答信号に含まれる割り当て情報に従ったスロットで、ノードがデータチャネルにて緊急データを送信する例を示した。
本実施形態5では、緊急割り当て要求及び応答のやりとりを行うのではなく、ノードが個別にデータチャネルの空スロットの中から、緊急データを送信したいスロットを特定し、ハブに通知する仕組みを導入する。これは、少なくともデータチャネルのビーコン信号に、TDMAの割り当て済みスロット数もしくは、割り当て済み時間長が把握できる情報(例えば“Number of allocation slots”フィールドの値)が挿入されているので、各ノードは自分が接続しているハブのデータチャネルでの占有スロットと空スロットが把握できることによる。ノードは、使用したいスロットを指定した通知信号をハブに送信し、通知信号の送信後、当該通知したスロットにてデータ送信を試みる。通知信号のフォーマットとしては、一例として、緊急割り当て応答信号のフォーマットを用いることができる。
図13に、本実施形態に係るノードとハブのタイミング図を示す。
緊急データの検出後、ノードは、制御チャネルにて、使用したいスロットを指定した情報を含む緊急割り当て応答信号を送信する(A131)。その後、ノードは、指定したスロットにて緊急データフレームを送信する(A132)。
なお、図13に示したタイミング図では、緊急割り当て応答信号といった制御信号に対してACK等の応答信号を記載していないが、実際には制御信号に対する応答信号を返すようにしても構わない。また、図13に示した例では、緊急割り当て応答信号は制御チャネルでやりとりするのを前提とした処理を示したが、データチャネルが空いていれば、緊急データに関係する制御信号についてのみ、その送受信をデータチャネルで行う構成であっても構わない。
以上、実施形態5では、ノードが緊急データフレーム送信用のスロットを自分で決定してハブに通知し、通知したスロットで緊急データフレームを送信することで、より簡単にハブと連絡を行うことができる。
(実施形態6)
実施形態1〜5では、制御チャネルとデータチャネルが周波数軸上で異なる周波数を用いていた。一方、実施形態6では、同じ周波数チャネル、すなわち1つのチャネルで、制御チャネルとデータチャネルの両方が時分割で動作する場合において、緊急データフレームを送信する場合を説明する。
図14〜図16に本実施形態6に係るノードおよびハブのタイミング図を示す。なお、図14〜図16では、データチャネルのみの動作が示されており、制御チャネルの動作の図示は省略している。
図14は緊急データ検出時がTDMAタイムスロット割り当てタイミング期間経過後である場合、図15および図16は緊急データ検出時が、TDMAタイムスロット割り当てタイミング期間中である場合をそれぞれ示す。
図14のように、緊急データ検出時が割り当てタイミング経過後の場合には、送信可能な最も早いスロットもしくはそれ以降のスロット(ただしビーコンインターバル内)で、緊急データフレームの送信を行う。
一方、図15のように、緊急データ検出時がTDMAタイムスロット割り当てタイミング期間中であり、かつ、現ビーコンインターバルの自ノード用の割り当てスロットが過ぎている場合または当該自ノード用の割り当てスロットでの送信に間に合わない場合(たとえば当該割り当てスロットまでの時間が閾値以下の場合)には、スロット割り当てタイミング期間経過後の空きのスロットで送信する。たとえばTDMAタイムスロット割り当てタイミング期間終了後で送信可能な最早のスロットか、それより後のスロット(ただしビーコンインターバル内)で送信する。
さらに、図16のように、緊急データ検出時がTDMAタイムスロット割り当てタイミング期間であるが、現ビーコンインターバルの自ノード用の割り当てスロットの送信までに間に合う場合には、自ノード用の割り当てスロットを用いて、緊急データフレームを送信する。
図14〜図16に示した処理では、緊急データのサイズを考慮していないが、実際には図14〜図16の処理に、緊急データのサイズを考慮した処理を含めても良い。例えば、データチャネルと制御チャネルが同一周波数チャネル上で時間分割されているとした場合、データサイズによっては、制御チャネルの時間中に緊急割り当て要求および緊急割り当て応答のやりとりを行って、データチャネルでのスロット割り当てを受け、当該スロットで送信を行ってもよい。
(実施形態7)
図17に実施形態7に係るハブにおける無線通信装置のブロック図を示す。
図17に示すハブは、図3Aに示した実施形態1におけるバッファ35、36、アクセス制御部33にバス73を接続し、バス73に上位インターフェース部74とプロセッサ部75を接続した形態を有する。MAC部30は、上位インターフェース部74において上位処理部40と接続されている。プロセッサ部75では、ファームウェアが動作する。ファームウェアの書き換えによって無線通信装置の機能変更を容易に行うことができる。アクセス制御部33およびチャネル制御部34の少なくとも一方の機能をプロセッサ部75で実現してもよい。
図18に実施形態7に係るノードにおける無線通信装置のブロック図を示す。
図18に示すノードは、図3Bに示した実施形態1におけるバッファ135、136、アクセス制御部133にバス173を接続し、バス173に上位インターフェース部174とプロセッサ部175を接続した形態を有する。MAC部130は、上位インターフェース部174において上位処理部140と接続されている。プロセッサ部175では、ファームウェアが動作する。ファームウェアの書き換えによって無線通信装置の機能変更を容易に行うことができる。アクセス制御部133およびチャネル制御部134の少なくとも一方の機能をプロセッサ部175で実現してもよい。
(実施形態8)
図19に実施形態8に係るハブにおける無線通信装置のブロック図を示す。
図19に示す無線通信装置は、図3Aに示した実施形態1に係るハブにおけるMAC部30にクロック生成部76を接続した形態を有する。クロック生成部76は、出力端子を介して外部のホスト(ここでは上位処理部40)に接続され、クロック生成部76により生成されたクロックは、MAC部30に与えられるとともに、外部のホストにも出力される。ホストをクロック生成部76から入力されるクロックによって動作させることにより、ホスト側と無線通信装置側を同期させて動作させることが可能となる。この例ではクロック生成部76は、MAC部の外側に配置されているが、MAC部の内部に設けてもよい。
図20に実施形態8に係るノードにおける無線通信装置のブロック図を示す。
図20に示す無線通信装置は、図3Bに示した実施形態1に係るノードにおけるMAC部130にクロック生成部176を接続した形態を有する。クロック生成部176は、出力端子を介して外部のホスト(ここでは上位処理部140)に接続され、クロック生成部176により生成されたクロックは、MAC部130に与えられるとともに、外部のホストにも出力される。ホストをクロック生成部176から入力されるクロックによって動作させることにより、ホスト側と無線通信装置側を同期させて動作させることが可能となる。この例ではクロック生成部176は、MAC部の外側に配置されているが、MAC部の内部に設けてもよい。
(実施形態9)
図21は、実施形態9に係る無線通信装置のハードウェア構成例を示したものである。このハードウェア構成は一例であり、ハードウェア構成は種々の変更が可能である。図21に示した無線通信装置の動作は、これまで述べた実施形態の無線通信装置と同様であるため、以下では、ハードウェア構成上の違いを中心に説明し、詳細な動作の説明は省略する。なお、図示のハードウェア構成は、ハブとして動作する無線通信装置およびノードとして動作する無線通信装置のいずれにも適用可能である。
本無線通信装置は、ベースバンド部211、RF部221と、アンテナ50(1)〜50(N)(Nは1以上の整数)とを備える。
ベースバンド部211は、制御回路212と、送信処理回路213と、受信処理回路214と、DA変換回路215、216と、AD変換回路217、218とを含む。RF部221とベースバンド部211は、まとめて1チップのIC(Integrated Circuit:集積回路)として構成されてもよいし、別々のチップで構成されてもよい。
一例として、ベースバンド部211は、ベースバンドLSIまたはベースバンドICである。または、ベースバンド部211が、図示の点線の枠で示すように、IC232とIC231とを備えてもよい。このとき、IC232が制御回路212と送信処理回路213と受信処理回路214とを含み、IC231が、DA変換回路215、216とAD変換回路217、218を含むように、各ICに分かれてもよい。
制御回路212は、主として図3Aおよび図3B等のMAC部30、130の機能を実行する。上位処理部40、140の機能を、制御回路212に含めても構わない。
送信処理回路213は、図3Aおよび図3B等の送信部21、121のDA変換処理の前までを行う部分に対応する。すなわち、送信処理回路213は、プリアンブル及びPHYヘッダーの追加や符号化、変調(MIMO変調を含んでも良い)などの物理層の処理を主に行い、例えば2種類のデジタルベースバンド信号(以下、デジタルI信号とデジタルQ信号)を生成する。なお、図3Aおよび図3B等の送信部21、121のDA変換処理の前までの機能を送信処理回路213に含めるとともに、受信部22、122のAD変換処理より後の機能を受信処理回路214に含める構成も可能である。
本実施形態の通信処理装置は、例えば制御回路212と送信処理回路213と受信処理回路214に対応する。本実施形態の通信処理装置は、1チップICの形態、複数のチップICからなる形態のいずれも含む。
DA変換回路215、216は、図3Aおよび図3B等の送信部21、121の処理のうち、DA変換を行う部分に相当する。DA変換回路215、216は、送信処理回路213から入力される信号をDA変換する。より詳細には、DA変換回路215はデジタルI信号をアナログのI信号に変換し、DA変換回路216はデジタルQ信号をアナログのQ信号に変換する。なお、直交変調せずに一系統の信号のままで送信する場合もありうる。この場合、DA変換回路は1つだけでもよい。また、一系統または複数系統の送信信号をアンテナの数だけ振り分けて送信する場合には、アンテナの数に応じた数のDA変換回路を設けてもよい。
RF部221は、一例としてRFアナログICあるいは高周波ICである。RF部221における送信回路222は、図3Aおよび図3B等に示した送信部21、121の処理のうち、DA変換より後の送信時の処理を行う部分に相当する。送信回路222は、DA変換回路215、216によりDA変換されたフレームの信号から所望帯域の信号を抽出する送信フィルタ、発振装置から供給される一定周波数の信号を利用して、フィルタリング後の信号を無線周波数にアップコンバートするミキサ、アップコンバート後の信号を増幅するプリアンプ(PA)等を含む。
RF部221における受信回路223は、図3Aおよび図3B等に示した受信部22、122の処理のうち、AD変換より前までの受信時の処理を行う部分に相当する。受信回路223は、アンテナで受信された信号を増幅するLNA(低雑音増幅器)、発振装置から供給される一定周波数の信号を利用して、増幅後の信号をベースバンドにダウンコンバートするミキサ、ダウンコーバート後の信号から所望帯域の信号を抽出する受信フィルタ等を含む。より詳細には、受信回路223は、不図示の低雑音増幅部で低雑音増幅された受信信号を互いに90°位相のずれた搬送波により直交復調して、受信信号と同位相のI(In-phase)信号と、これより90°位相が遅れたQ(Quad-phase)信号とを生成する。これらI信号とQ信号は、ゲインが調整された後に、受信回路223から出力される。
制御回路212は、送信回路222の送信フィルタおよび受信回路223の受信フィルタの動作を制御してもよい。送信回路222および受信回路223を制御する別の制御部が存在し、制御回路212がその制御部に指示を出すことで、同様の制御を行ってもよい。
ベースバンド部211におけるAD変換回路217、218は、図3Aおよび図3B等に示した受信部22、122の処理のうち、AD変換を行う部分に相当する。AD変換回路217、218は、受信回路223からの入力信号をAD変換する。より詳細には、AD変換回路217はI信号をデジタルI信号に変換し、AD変換回路218はQ信号をデジタルQ信号に変換する。なお、直交復調せずに一系統の信号だけを受信する場合もありうる。この場合、AD変換回路は1つだけでよい。また、複数のアンテナが設けられる場合には、アンテナの数に応じた数のAD変換回路を設けてもよい。受信処理回路214は、図3Aおよび図3B等に示した受信部22、122の処理のうち、AD変換より後の処理を行う部分に対応する。すなわち、受信処理回路214は、AD変換後の信号の復調処理、プリアンブル及びPHYヘッダーを取り除く処理などを行い、処理後のフレームを制御回路212に渡す。
なお、アンテナ50(1)〜50(N)を、送信回路222および受信回路223のいずれか一方に切り換えるスイッチがRF部に配置されてもよい。スイッチを制御することで、送信時にはアンテナ50(1)〜50(N)を送信回路222に接続し、受信時には、アンテナ50(1)〜50(N)を受信回路223に接続してもよい。
図21では、DA変換回路215、216およびAD変換回路217、218がベースバンド部211側に配置されていたが、RF部221側に配置されるように構成してもよい。
なお、送信回路222および受信回路223により無線通信部を形成してもよい。送信回路222および受信回路223にさらに、DA変換回路215、216およびDA変換回路217、218を含めて無線通信部を形成してもよい。さらに、これらに加えて、送信処理回路213および受信処理回路214のPHY処理部分(すなわち変調部55および復調部56)を含めて無線通信部を形成してもよい。または、送信処理回路213および受信処理回路214のPHY受信処理部分により無線通信部を形成してもよい。
(実施形態10)
図22(A)および図22(B)は、それぞれ実施形態10に係る無線通信端末(無線機器)の斜視図である。図22(A)の無線機器はノートPC301であり、図22(B)の無線機器は移動体端末321である。それぞれ、端末(基地局および子局のいずれとして動作してもよい)の一形態に対応する。ノートPC301および移動体端末321は、それぞれ無線通信装置305、315を搭載している。無線通信装置305、315として、これまで説明してきた無線通信装置を用いることができる。無線通信装置を搭載する無線機器は、ノートPCや移動体端末に限定されない。例えば、TV、デジタルカメラ、ウェアラブルデバイス、タブレット、スマートフォン等にも搭載可能である。
また、無線通信装置は、メモリーカードにも搭載可能である。当該無線通信装置をメモリーカードに搭載した例を図23に示す。メモリーカード331は、無線通信装置355と、メモリーカード本体332とを含む。メモリーカード331は、外部の装置との無線通信のために無線通信装置335を利用する。なお、図23では、メモリーカード331内の他の要素(例えばメモリ等)の記載は省略している。
(実施形態11)
実施形態11では、実施形態1〜10のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、バス、プロセッサ部、及び外部インターフェース部を備える。プロセッサ部及び外部インターフェース部は、バスを介してバッファと接続される。プロセッサ部ではファームウェアが動作する。このように、ファームウェアを無線通信装置に含める構成とすることにより、ファームウェアの書き換えによって無線通信装置の機能の変更を容易に行うことが可能となる。
(実施形態12)
実施形態12では、実施形態1〜10のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、クロック生成部を備える。クロック生成部は、クロックを生成して出力端子より無線通信装置の外部にクロックを出力する。このように、無線通信装置内部で生成されたクロックを外部に出力し、外部に出力されたクロックによってホスト側を動作させることにより、ホスト側と無線通信装置側とを同期させて動作させることが可能となる。
(実施形態13)
実施形態13では、実施形態1〜10のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、電源部、電源制御部、及び無線電力給電部を含む。電源制御部は、電源部と無線電力給電部とに接続され、無線通信装置に供給する電源を選択する制御を行う。このように、電源を無線通信装置に備える構成とすることにより、電源を制御した低消費電力化動作が可能となる。
(実施形態14)
実施形態14では、実施形態13に係る無線通信装置の構成に加えて、SIMカードを含む。SIMカードは、例えば、無線通信装置におけるMAC部53、または、制御部212等と接続される。このように、SIMカードを無線通信装置に備える構成とすることにより、容易に認証処理を行うことが可能となる。
(実施形態15)
実施形態15では、実施形態11に係る無線通信装置の構成に加えて、動画像圧縮/伸長部を含む。動画像圧縮/伸長部は、バスと接続される。このように、動画像圧縮/伸長部を無線通信装置に備える構成とすることにより、圧縮した動画像の伝送と受信した圧縮動画像の伸長とを容易に行うことが可能となる。
(実施形態16)
実施形態16では、実施形態1〜10に係る無線通信装置の構成に加えて、LED部を含む。LED部は、例えば、無線通信装置におけるMAC部53、送信処理回路213、受信処理回路214、または制御回路212等と接続される。このように、LED部を無線通信装置に備える構成とすることにより、無線通信装置の動作状態を、ユーザに容易に通知することが可能となる。
(実施形態17)
実施形態17では、実施形態1〜10のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、バイブレータ部を含む。バイブレータ部は、例えば、無線通信装置におけるMAC部53、送信処理回路213、受信処理回路214、または制御回路212等と接続される。このように、バイブレータ部を無線通信装置に備える構成とすることにより、無線通信装置の動作状態を、ユーザに容易に通知することが可能となる。
(実施形態18)
図24は、実施形態18に係る無線通信システムの全体構成を示す。この無線通信システムは、ボディエリアネットワークの例である。無線通信システムは、ノード401、402を含む複数のノードと、ハブ451とを含む。各ノードおよびハブは人体に装着され、各ノードはハブ451と無線通信を行う。人体に装着とは、人体に直接接触する形態、服の上から装着する形態、首からかけた紐に設ける形態、ポケットの収容する形態など、人体に近接した位置に配置するあらゆる場合を含んでよい。ハブ451は、一例として、スマートフォンや携帯電話、タブレット、ノート型PCなどの端末である。
ノード401は、生体センサー411と無線通信装置412を備える。生体センサー411として、例えば、体温、血圧、脈拍、心電、心拍、血中酸素濃度、尿糖、または血糖等をセンシングするセンサーを用いることができる。ただし、これら以外の生体データをセンシングするセンサーを用いてもかまわない。無線通信装置412は、これまで述べた実施形態のいずれかの無線通信装置である。無線通信装置412は、ハブ451の無線通信装置453と無線通信を行う。無線通信装置412は、生体センサー411でセンシングされた生体データ(センシング情報)を、ハブ451の無線通信装置453に無線送信する。ノード401はタグ状の装置として構成されてもよい。
ノード402は、生体センサー421と無線通信装置422を備える。生体センサー421と無線通信装置422は、ノード401の生体センサー411と無線通信装置412と同様であるため、説明を省略する。
ハブ451は、通信装置452と無線通信装置453とを備える。無線通信装置453は、各ノードの無線通信装置と無線通信を行う。無線通信装置453は、これまで述べた実施形態のいずれかの無線通信装置でもよいし、ノードの無線通信装置と通信可能であれば、これまで述べた実施形態とは別の無線通信装置でもよい。通信装置452は、有線または無線によりネットワーク471と接続される。ネットワーク471は、インターネットや無線LAN等のネットワークでもよいし、有線ネットワークと無線ネットワークとのハイブリッドネットワークでもよい。通信装置452は、無線通信装置453により各ノードから収集されたデータを、ネットワーク471上の装置に送信する。無線通信装置453から通信装置へのデータの受け渡しは、CPUやメモリ、補助記憶装置等を介して、行われてもよい。ネットワーク471上の装置は、具体的に、データを保存するサーバ装置でもよいし、データ解析を行うサーバ装置でもよいし、その他のサーバ装置でもよい。ハブ451も、ノード401、402と同様に生体センサーを搭載してもよい。この場合、ハブ451は、当該生体センサーで取得したデータも、通信装置452を介してネットワーク471上の装置に送信する。ハブ451にSDカード等のメモリーカードを挿入するインターフェースを搭載し、生体センサーで取得したデータまたは各ノードから取得したデータを、メモリーカードに保存してもよい。また、ハブ451に、ユーザが各種指示を入力するユーザ入力部、およびデータ等を画像表示する表示部を搭載してもよい。
図25は、図24に示したノード401またはノード402のハードウェア構成例を示したブロック図である。CPU512、メモリ513、補助記憶装置516、無線通信装置514、および生体センサー515がバス511に接続されている。ここでは1つのバスに各部512〜516が接続されているが、チップセット等を介して複数のバスを設け、各部512〜516が複数のバスに分かれて接続されてもよい。無線通信装置514は、図24の無線通信装置412、422に対応し、生体センサー515は、図24の生体センサー411、421に対応する。CPU512は、無線通信装置514および生体センサー514を制御する。補助記憶装置516は、SSD、ハードディスク等のデータを永続的に記憶する装置である。補助記憶装置516は、CPU512が実行するプログラムを格納している。また、補助記憶装置516は、生体センサー515により取得されたデータを格納してもよい。CPU512は、補助記憶装置516からプログラムを読み出して、メモリ513に展開して実行する。メモリ513は、DRAM等の揮発性メモリでもよいし、MRAM等の不揮発メモリでもよい。CPU512は、生体センサー515を駆動し、生体センサー515により取得されたデータをメモリ513または補助記憶装置516に格納し、当該データを、無線通信装置514を介してハブに送信する。CPU512は、MAC層より上位の通信プロトコルやアプリケーション層の処理を実行してもよい。
図26は、図24に示したハブ451のハードウェア構成例を示したブロック図である。CPU612、メモリ613、補助記憶装置616、通信装置614、無線通信装置615、入力部616および表示部617が、バス611に接続されている。ここでは1つのバスに各部612〜617が接続されているが、チップセット等を介して複数のバスを設け、各部612〜617が複数のバスに分かれて接続されてもよい。生体センサーまたはメモリカードインタフェースが、さらにバス611に接続されてもよい。入力部616は、各種指示の入力をユーザから受けて、入力された指示の信号をCPU612に出力する。表示部617は、CPU612により指示されたデータ等を画像表示する。通信装置614および無線通信装置615は、図24のハブが備える通信装置452および無線通信装置453にそれぞれ対応する。CPU612は、無線通信装置615および通信装置614を制御する。補助記憶装置616は、SSD、ハードディスク等のデータを永続的に記憶する装置である。補助記憶装置616は、CPU612が実行するプログラムを格納しており、また、各ノードから受信したデータを格納してもよい。CPU612は、補助記憶装置616からプログラムを読み出して、メモリ613に展開して実行する。メモリ613は、DRAM等の揮発性メモリでもよいし、MRAM等の不揮発メモリでもよい。CPU612は、無線通信装置615で各ノードから受信したデータをメモリ613または補助記憶装置616に格納し、当該データを、通信装置614を介してネットワーク471に送信する。CPU612は、MAC層より上位の通信プロトコルやアプリケーション層の処理を実行してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100:無線ネットワークシステム
10:ハブ
20〜22:ノード
10、110:アンテナ
20、120:送受信部
21、121:送信部
22、122:受信部
30、130:MAC部
31、131:送信処理部
32、132:受信処理部
33、133:アクセス制御部
34、134:チャネル制御部
35、135:送信バッファ
36、136:受信バッファ
141:センサー情報取得部
40、140:上位処理部
71、72、171、172:バッファ
73、173:バス
74、174:上位インターフェース部
75、175:プロセッサ部
76、176:クロック生成部
211:ベースバンド部
221:RF部
50(1)〜50(N):アンテナ
212:制御回路
213:送信処理回路
214:受信処理回路
215、216:DA変換回路
217、218:AD変換回路
231、232:IC
301:ノートPC
321:移動体端末
305、315:無線通信装置
331:メモリーカード
332:メモリーカード本体
355:無線通信装置
401、402:ノード
451:ハブ
471:ネットワーク
511、611:バス
512、612:CPU
513、613:メモリ
514、615:無線通信装置
515:生体センサー
516、616:補助記憶装置
614:通信装置

Claims (26)

  1. 第1のチャネルを用いて通信し、第2のチャネルを用いて前記第1のチャネルと異なる通信方式により通信する無線通信装置に搭載される通信処理装置であって、
    送信データが優先的に送信する必要のあるデータか否かを判定し、判定結果に応じて前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルから少なくとも1つのチャネルを特定し、特定したチャネルを用いて前記送信データを送信するように制御するアクセス制御部
    を備えた通信処理装置。
  2. 前記アクセス制御部は、
    前記第1のチャネルを用いてキャリアセンス方式により通信し、
    前記第2のチャネルを用いて時分割多元アクセス方式により通信するよう制御する
    請求項1に記載の通信処理装置。
  3. 前記アクセス制御部は、前記送信データが優先的に送信する必要のあるデータである場合は、前記送信データを前記第1のチャネルで送信するよう制御する
    請求項2に記載の通信処理装置。
  4. 前記アクセス制御部は、前記送信データが優先的に送信する必要のあるデータである場合は、前記第2のチャネルの空きスロットで前記送信データを送信するよう制御する
    請求項2に記載の通信処理装置。
  5. 前記アクセス制御部は、前記送信データが優先的に送信する必要のあるデータである場合は、前記第1のチャネルを用いて前記送信データを送信すること、前記第2のチャネルの予め割り当てられたスロットを用いて前記送信データを送信すること、前記第2のチャネルの空きのスロットを用いて前記送信データを送信することのうちの1つを、前記第2のチャネルにおける他の無線通信装置へのスロットの割り当て状況に応じて特定し、実行するように制御する
    請求項2に記載の通信処理装置。
  6. 前記アクセス制御部は、前記送信データが優先的に送信する必要のあるデータである場合は、前記第1のチャネルを用いて前記送信データを送信すること、前記第2のチャネルの予め割り当てられたスロットを用いて前記送信データを送信すること、前記第2のチャネルの空きのスロットを用いて前記送信データを送信することのうち少なくとも2つを実行するよう制御する
    請求項2に記載の通信処理装置。
  7. 前記アクセス制御部は、前記第1のチャネルを用いて前記送信データを送信することと、前記第2のチャネルの空きのスロットを用いて前記送信データを送信することを実行するように制御する
    請求項6に記載の通信処理装置。
  8. 前記アクセス制御部は、前記第1のチャネルを用いて前記送信データを送信することを前記第2のチャネルの空きスロットを用いて前記送信データを送信することよりも先に実行する、もしくはこれと逆の順序で実行するように制御する
    請求項7に記載の通信処理装置。
  9. 前記アクセス制御部は、前記第2のチャネルにおける他の無線通信装置へのスロットの割り当て状況に応じて、前記送信データを前記第1のチャネルを用いて送信すること、前記第2のチャネルの予め割り当てられたスロットを用いて送信すること、および前記第2のチャネルの空きのスロットを用いて送信することのうち、少なくとも2つを特定し、実行するように制御する
    請求項6に記載の通信処理装置。
  10. 前記アクセス制御部は、前記第2のチャネルの空きスロットを用いて前記送信データを送信する場合、前記第2のチャネルの空きのスロットを、スロットの割り当て要求を送信することなく用いる
    請求項4ないし9のいずれか一項に記載の通信処理装置。
  11. 前記アクセス制御部は、前記第2のチャネルの空きスロットを用いて前記送信データを送信する場合、前記第1のチャネルを用いて前記第2のチャネルのスロットの割り当て要求を送信し、前記第1のチャネルで返される応答を前記送受信部から受信し、前記応答で指定されるスロットを用いて、前記送信データを送信するよう制御する
    請求項4ないし9のいずれか一項に記載の通信処理装置。
  12. 前記アクセス制御部は、前記送信データのサイズが所定値以上の場合に、前記割り当て要求を送信し、前記送信データのサイズが所定値未満の場合に、前記第2のチャネルの空きのスロットを、スロットの割り当て要求を送信することなく用いる
    請求項11に記載の通信処理装置。
  13. 前記所定値は、1つのスロットで送信可能なデータサイズを表す
    請求項12に記載の通信処理装置。
  14. 前記無線通信装置は設定チャネルを前記第1および第2のチャネル間で切り替え可能であり、
    前記アクセス制御部は、前記割り当て要求の送信前に前記送受信部の設定チャネルを前記第1のチャネルにし、前記割り当て要求に対する応答が受信された後、前記割り当て要求に対する応答が受信された後、前記送受信部の設定チャネルを前記第2のチャネルへ切り換えるよう制御する
    請求項11ないし13のいずれか一項に記載の通信処理装置。
  15. 前記割り当て要求は、前記送信データの識別子と、前記第2のチャネルの割り当てを要求するスロット数に関する情報を含む
    請求項11ないし14のいずれか一項に記載の通信処理装置。
  16. 前記アクセス制御部は、前記第2のチャネルの空きのスロットで前記送信データを行う場合、前記第2のチャネルの使用するスロットを指定した通知信号を前記第1のチャネルを用いて送信するよう制御し、
    前記アクセス制御部は、前記通知信号が送信された後、前記通知信号で指定したスロットを用いて前記送信データを前記第2のチャネルを用いて送信するよう制御する
    請求項4ないし9のいずれか一項に記載の通信処理装置。
  17. 前記通知信号は、前記送信データの識別子と、前記第2のチャネルの使用するスロットに関する情報を含む
    請求項15に記載の通信処理装置。
  18. 前記アクセス制御部は、前記送信データが優先的に送信するデータでない場合は、前記第2のチャネルの予め割り当てられたスロットで前記送信データを送信するよう制御する
    請求項2ないし16のいずれか一項に記載の通信処理装置。
  19. 前記送信データは、センサーのセンシング情報を含み、
    前記アクセス制御部は、前記送信データが優先的に送信するデータであるか否かを、前記センサーの種別、前記センサーのセンシング情報、および前記センサーの状態の少なくとも1つに基づき判断する
    請求項1ないし18のいずれか一項に記載の通信処理装置。
  20. 前記第1のチャネルと前記第2のチャネルは互いに異なる周波数帯域に属する
    請求項1ないし19のいずれか一項に記載の通信処理装置。
  21. 前記第1のチャネルと前記第2のチャネルは同じ周波数帯域に属する
    請求項1ないし19のいずれか一項に記載の通信処理装置。
  22. 請求項1ないし21のいずれか一項に従った通信処理装置を含む集積回路。
  23. 請求項1ないし21のいずれか一項に従った通信処理装置と、
    アンテナを介して前記第1のチャネル、および前記第2のチャネルを用いて信号を送受信する送受信部と
    備え、
    前記通信処理装置は前記送受信部を用いて通信する
    無線通信装置。
  24. 請求項1ないし21のいずれか一項に従った通信処理装置と、
    少なくとも1つのアンテナと、
    前記アンテナを介して、前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルを用いて信号を送受信する送受信部と、
    を備え、前記通信処理装置は前記送受信部を用いて通信する
    無線通信端末。
  25. 請求項1ないし21のいずれか一項に従った通信処理装置と、
    少なくとも1つのアンテナと、
    前記アンテナを介して前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルを用いて信号を送受信する送受信部と
    を備え、
    前記通信処理装置は前記送受信部を用いて通信する
    メモリーカード。
  26. 第1のチャネルを用いて通信し、第2のチャネルを用いて前記第1のチャネルと異なる通信方式により通信する無線通信方法であって、
    送信データが優先的に送信する必要のあるデータか否かを判定するステップと、
    判定結果に応じて前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルから少なくとも1つのチャネルを特定し、特定したチャネルを用いて前記送信データを送信するように制御するステップと
    を備えた無線通信方法。
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