JPWO2015022750A1 - 無線通信システムにおける通信装置および通信方法 - Google Patents

無線通信システムにおける通信装置および通信方法 Download PDF

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Abstract

プライマリセルが割り当てられた第1の基地局と、セカンダリセルが割り当てられた第2の基地局が含まれるキャリアアグリゲーションシステムの第2の基地局を構成する通信装置が提供される。通信装置は、伝播遅延量推定部とネットワーク側インタフェースを含む。伝播遅延量推定部は、前記プライマリセルと前記セカンダリセルの間の伝播遅延量および複数のユーザ装置が前記第2の基地局と同期するために補正される送信タイミングの補正量である上りタイミング補正量を推定する。ネットワーク側インタフェースは、前記伝播遅延量および前記上りタイミング補正量を前記第1の基地局に送信する。

Description

本発明は、無線通信システムにおける通信装置および通信方法に関するものである。
3rd Generation Partnership Project(3GPP)では、通信の高速化、大容量化を実現するために次世代移動通信システムとして、Long Term Evolution(LTE)を高度化したモバイル第4世代(4G)電気通信システムの標準化を進めている。モバイル第4世代(4G)電気通信システムとしては、たとえば、LTE−Advanced(LTE−A)が含まれる。
LTE−Advancedでは、LTEとの互換性を確保しながら、広帯域化を実現するために、異なる周波数範囲の複数のキャリアを結合するキャリアアグリゲーション技術が導入される。キャリアアグリゲーション技術では、結合される各キャリアはコンポーネントキャリアと呼ばれる。
キャリアアグリゲーション技術を用いた通信で使用されるコンポーネントキャリアは、キャリアアグリゲーション通信の開始時や再設定時に基地局から端末固有のものとして割り当てられる。通信が媒介されるセルは、1つのプライマリーセル(以下、PCellとも呼ぶ)と、1つ以上のセカンダリセル(以下、SCellとも呼ぶ)によって構成される。
PCellは主に制御情報とデータ情報の通信を行う。PCellに対応するコンポーネントキャリア(Component Carrier、CC)をプライマリコンポーネントキャリア(PCC)と呼ぶ。SCellは主にデータ情報の通信を行う。SCellに対応するコンポーネントキャリアをセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)と呼ぶ。
SCCにはコンフィギュア(configure)状態と、非コンフィギュア状態がある。さらに、コンフィギュア状態には、アクティベート(activate)状態とデアクティベート(deactivate)状態がある。デアクティベート状態では、データ通信はできない。キャリアアグリゲーションを行う場合、SCellの追加が行われるが、追加された直後のSCellに対応するSCCのコンフィギュア状態は、デアクティベート状態である。基地局は、ユーザ装置(UE、移動端末、移動局と呼ぶことがある)からの情報に基づいてデアクティベートなSCellの通信品質を判定し、そのSCellと通信を行った方が良いと判断すると、そのSCellのコンフィギュア状態をアクティベート状態に変更し、移動局と通信を開始させる。
また増大するトラフィックに対処する上で、大きなセルサイズのエリア(マクロセル)の中に小さなセルサイズ(スモールセル)の基地局でエリアを形成させ、全体としての容量を増やすために、ヘテロジニアスネットワーク(HetNet)が知られている。ヘテロジニアスネットワーク(HetNet)は、異なる要素を組み合わせてネットワークを構成する。一般的には通常の基地局がカバーするマクロセルに重複させてピコセルやフェムトセルを狭い範囲をカバーするように階層的に配置する。また、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)など異種ネットワークの利用も許容し、ネットワーク全体のトラヒックバランスの適正化を図ることができる。
また、3GPPでは、Evolved Universal Terrestirial Radio Access(EUTRA)の標準化が進められている。EUTRAの下りリンクの通信方式は、マルチパス干渉に強く、高速伝送に適したOrthogonal Frequency Division Multiplex(OFDM)が採用されている。また、上りリンクの通信方式は、送信信号のピーク対平均電力比(Peak to Average Power Ratio、PAPR)を低減できるシングルキャリア周波数多重分割方式(SC−FDMA)が採用されている。
EUTRAの進化版であるAdvanced−EUTRAでは、EUTRAの20MHz以下の帯域を複数個束ねることで、最大で100MHz帯域を実現することが構想されている。Advanced−EUTRAでは、EUTRAの20MHz以下の帯域を持つ周波数キャリアをコンポーネントキャリアと呼び、1つの下りリンクのコンポーネントキャリアと1つの上りリンクのコンポーネントキャリアを組み合わせて1つのセルを構成する。基地局は、ユーザ端末に複数セルを割り当て、割り当てたセルを介してユーザ装置と通信を行う。
3GPP技術仕様 TS 36.300 V10.6.0、「7.5 Carrier Aggregation」
プライマリセル(PCell)とセカンダリセル(SCell)で異なる周波数帯域を使用し、PCellにSCellのカバーエリアがオーバーラップしPCellとSCellがタイミング同期する環境下において、あるユーザ装置(User Equipment)UE#Aがマクロ基地局に上り同期し、別のユーザ装置UE#BがSCellに上り同期し、ユーザ装置UE#AがPCellとSCell間において上りキャリアアグリゲーションを行う場合、SCellの受信点におけるユーザ装置UE#A、UE#B間の上り受信タイミングがずれる場合がある。それにより、SCellの受信点におけるユーザ装置UE#AとUE#Bからの上りシンボル間干渉が発生し上りスループットが劣化するという問題がある。
よって、一つの側面として、本発明は、セカンダリセル(SCell)のコンフィギュア状態をアクティベート状態に変更した後の、SCellの受信点におけるユーザ装置UE#A、UE#B間の上り受信タイミングのずれが発生しないようにユーザ装置の送信タイミングを補正することで、ユーザ装置UE#AとUE#Bからの上りシンボル間干渉の発生を抑制することができ、上りスループットを改善する無線通信システムにおける通信装置および通信方法を提供することを目的とする。
プライマリセルが割り当てられた第1の基地局と、セカンダリセルが割り当てられた第2の基地局が含まれるキャリアアグリゲーションシステムの第2の基地局を構成する通信装置が提供される。通信装置は、伝播遅延量推定部とネットワーク側インタフェースを含む。伝播遅延量推定部は、前記第2の基地局のカバーエリア範囲内に存在し前記プライマリセルと上り同期状態にあるセルが割り当てられたユーザ装置のリストである端末リストと、前記プライマリセルにおける上りパイロット信号に関する情報とを、前記第1の基地局から受信し、前記端末リストに含まれる前記複数のユーザ装置の一つについて、前記第1の基地局に送信される前記上りパイロット信号をスニファリングし、前記プライマリセルにおける前記上りパイロット信号と前記第2の基地局を構成する通信装置自身が保持している受信タイミングとから、前記プライマリセルと前記セカンダリセルの間の伝播遅延量および前記複数のユーザ装置が前記第2の基地局と同期するために補正される送信タイミングの補正量である上りタイミング補正量を推定する。ネットワーク側インタフェースは、前記伝播遅延量および前記上りタイミング補正量を前記第1の基地局に送信する。
セカンダリセル(SCell)のコンフィギュア状態をアクティベート状態に変更した後の、SCellの受信点におけるユーザ装置UE#A、UE#B間の上り受信タイミングのずれが発生しないようにユーザ装置の送信タイミングを補正することで、ユーザ装置UE#AとUE#Bからの上りシンボル間干渉の発生を抑制することができ、上りスループットを改善することができる。
キャリアアグリゲーションシステムの概要を示す図である。 キャリアアグリゲーションについて説明する図である。 ヘテロジニアスネットワーク環境下でのアップリンクキャリアアグリゲーションについて説明する図である。 基地局の通信装置の機能ブロック図の例を示す図である。 比較例におけるセカンダリセル(SCell)の上りタイミング同期処理の流れを示す図である。 実施例における基地局の通信装置の機能ブロック図の例を示す図である。 SCellにおける伝播遅延量の推定の流れを示す図である。 上り同期状態端末リスト、上りパイロット信号割り当て情報の通知で用いられるフォーマットの例を示す図である。 伝播遅延量の通知で用いられるフォーマットの例を示す図である。 基地局の通信装置のハードウェア構成の例を表した図である。 実施例におけるSCellの上りタイミング同期処理の流れを示す図である。 プライマリセル(PCell)と同期状態の端末リストの作成処理における処理の流れの例を示すフローチャートである。 PCellとSCell間の伝播遅延量の推定処理における処理の流れの例を示すフローチャートである。
図面を参照して、まず、キャリアアグリゲーションシステムにおけるセカンダリセル(SCell)の上りタイミング同期について説明する。
<セカンダリセルの上りタイミング同期>
図1は、無線通信システム、特にキャリアアグリゲーションシステムの概要を示す図である。
以下の無線通信システム10は、Long Term Evolution(LTE)−Advanced(3rd Generation Partnership Project(3GPP)リリース10以降)に基づいて構成される。
図1に示すように、無線通信システム10は、無線アクセスネットワークであるEvolved−Universal Mobile Telecommunications System Terrestrical Radio Access Network(E−UTRAN)として構成されている。さらに、このE−UTRAN10は、ヘテロジーニアスネットワーク(HetNet)として構成されており、サービスエリア範囲が異なる複数種類の基地局を含む。基地局(eNB)11、12は、自基地局の接続可能エリアであるセルA1、A2を形成し、基地局とユーザ装置(User Equipment、UE、移動局とも呼ぶ)13、14の間で無線インタフェースを介して相互通信を行う。たとえば、図1では、LTEに準拠した基地局(evolutional Node B、eNB)11はセルA1をサービスエリア範囲としてカバーし、基地局11はセルA1内に存在するユーザ装置13と通信する。また、基地局12はセルA2をサービスエリア範囲としてカバーし、基地局12はセルA2内に存在するユーザ装置14と通信する。
図2は、キャリアアグリゲーションについて説明する図である。
LTE−Advancedでは、広帯域化を実現するために、複数の周波数帯域に属する複数のキャリアを結合するキャリアアグリゲーション(CA)技術が導入される。結合される各キャリアはコンポーネントキャリア(CC)と呼ばれる。キャリアアグリゲーション技術では、複数のコンポーネントキャリアを束ね複数の周波数帯域を同時に使用する事で、収容ユーザ数の増加、最大スループットの増加を行う事ができる。
また、3GPPでは、Evolved Universal Terrestirial Radio Access(EUTRA)の標準化が進められている。EUTRAの下りリンクの通信方式は、マルチパス干渉に強く、高速伝送に適したOrthogonal Frequency Division Multiplex(OFDM)が採用されている。また、上りシンクの通信方式は、送信信号のピーク対平均電力比(Peak to Average Power Ratio、PAPR)を低減できるシングルキャリア周波数多重分割方式(SC−FDMA)が採用されている。
EUTRAの進化版であるAdvanced−EUTRAでは、EUTRAの20MHz以下の帯域を複数個束ねることで、最大で100MHz帯域を実現することが構想されている。Advanced−EUTRAでは、EUTRAの20MHz以下の帯域を持つ周波数キャリアをコンポーネントキャリアと呼び、1つの下りリンクのコンポーネントキャリアと1つの上りリンクのコンポーネントキャリアを組み合わせて1つのセルを構成する。基地局は、ユーザ端末に複数セルを割り当て、割り当てたセルを介してユーザ装置と通信を行う。
キャリアアグリゲーション技術を用いた通信で使用されるコンポーネントキャリアは、キャリアアグリゲーション通信の開始時や再設定時に基地局から端末固有のものとして割り当てられる。通信を行うセルは、1つのプライマリーセル(以下、PCellとも呼ぶ)と、1つ以上のセカンダリセル(以下、SCellとも呼ぶ)によって構成される。SCellのコンフィギュア状態をアクティベート(activate)状態またはデアクティベート(deactivate)状態に設定することによって、ユーザ装置からSCellへのまたはSCellからのユーザ装置への通信を開始したり、停止したりすることができる。
また、ユーザ装置の消費電力を低減するために、割り当て直後のSCellに対し、ユーザ装置は下りリンクの受信処理は行わず、基地局からアクティベートを指示された後、アクティベートを指示されたScellに対して下りリンクの受信処理を開始する。また、ユーザ装置は、基地局がアクティベート状態にあるSCellに対してデアクティベートを指示した後、デアクティベートを指示されたSCellに対して下りリンク受信処理を停止する。基地局からアクティベートを指示され、下りリンク受信処理を行っているSCellをアクティベートセルと呼ぶ。基地局からユーザ装置への割り当て直後のSCellや、デアクティベートを指示され、下りリンク受信処理を停止しているSCellをデアクティベートセルと呼ぶ、PCellはアクティベートセルである。
図2には、周波数帯域が異なる2つのコンポーネントキャリアCC#0、CC#1が束ねられる様子が示されている。図2では、コンポーネントキャリアCC#0はPCellに対応し、コンポーネントキャリアCC#1はSCellに対応する。
図2ではコンポーネントキャリアの数は2であるが、コンポーネントキャリアの数は2に限定されない。また、図2ではコンポーネントキャリアCC#0とCC#1は隣接しているが、両者の間にはギャップが存在しても良い。またたとえば、コンポーネントキャリアCC#0は800MHz帯に、コンポーネントキャリアCC#1は1.5GHz帯に属していても良い。また、隣接するコンポーネントキャリアは周波数領域で接していても良い。
コンポーネントキャリアのそれぞれは、LTEの1キャリア(周波数帯)に対応する。
図3は、HetNet環境下でのアップリンクキャリアアグリゲーションについて説明する図である。ヘテロジニアスネットワーク(HetNet)では、高電力基地局(マクロ基地局とも呼ぶ)だけでなく、サービスエリア範囲が小さい低電力基地局(ピコ基地局)が配置される。図3では、マクロ基地局21のサービスエリア範囲内に1つのピコ基地局22が配置されているが、マクロ基地局21のサービスエリア範囲内に配置されるピコ基地局の数は1に限定されず、2以上であってもよい。
図3に示されている無線通信システムにおいて、マクロ基地局21はエリアA3をサービスエリア範囲とし、PCellが割り当てられている。ピコ基地局22はエリアA4をサービスエリア範囲とし、SCellが割り当てられている。マクロ基地局21(PCell)とピコ基地局22(SCell)は異なる周波数帯域を使用しているが、下りタイミング同期は取れている。エリアA4は、エリアA3の一部である。エリアA4内にはユーザ装置23(UE#A)と、ユーザ装置24(UE#B)が存在している。ユーザ装置23(UE#A)は、マクロ基地局21(PCell)に上り同期しており、ユーザ装置24(UE#B)がピコ基地局22(SCell)に上り同期している。つまり、ユーザ装置23(UE#A)は、マクロ基地局21(PCell)に対し調整されたアップリンク(UL)タイミングで送信する。ユーザ装置24(UE#B)はピコ基地局22(SCell)に対し調整されたアップリンク(UL)タイミングで送信する。
図3では、マクロ基地局21(PCell)とピコ基地局22(SCell)のそれぞれに、1つのユーザ装置23(UE#A)とユーザ装置24(UE#B)が接続されているが、より多くのユーザ装置が接続されても良い。キャリアアグリゲーション技術をサポートするユーザ装置は、複数のコンポーネントキャリアを結合し、通信に用いることができる。つまり、キャリアアグリゲーション技術をサポートするユーザ装置は、複数のセル、PCellおよび/またはSCellと同時に通信をすることができる。
ユーザ装置23(UE#A)がマクロ基地局21(PCell)とピコ基地局22(SCell)の間で上りCAを行う場合、ピコ基地局22(SCell)の受信点でユーザ装置23(UE#A)とユーザ装置24(UE#B)の間の上り受信タイミングがずれることがある。すると、ピコ基地局22(SCell)の受信点でユーザ装置23(UE#A)からの信号とユーザ装置24(UE#B)からの信号の間で干渉が発生する。
図4は、基地局の通信装置40の機能ブロック図の例を示す図である。基地局の通信装置40は、通信処理部41と基地局用アンテナ47を含む。さらに通信処理部41は、ネットワーク側インタフェース(NW側IF)42、上位処理部43、ベースバンド処理部44、送受信処理部45、無線処理回路46を含む。
基地局用アンテナ47はユーザ装置23(UE#A)とユーザ装置24(UE#B)などの移動局に向けて無線信号を放射したり、移動局からの無線信号を受けたりする。
無線処理回路46はベースバンド周波数と無線周波数間の相互変換を行う。
送受信処理部45は、レイヤー1処理を行う。送受信処理部45は下り送信部(DL送信部)451と上り受信部(UL受信部)452を含む。下り送信部(DL送信部)451は、ユーザ装置23(UE#A)とユーザ装置24(UE#B)などの移動局に対し送信処理を行う。上り受信部(UL受信部)452は、移動局からの信号を受信し復号する。
ベースバンド処理部44はスケジューラ部441を含む。ベースバンド処理部44はレイヤー1とレイヤー2の制御管理を行う。
上位処理部43は、アプリケーション部431を含む。上位処理部43は、レイヤー2処理、無線リソース管理、基地局間信号送受信処理等の上位処理を行う。アプリケーション部431では、アプリケーションの処理を行う。
ネットワーク側インタフェース(NW側IF)42はNW側装置との信号送受信等の上位処理を行う。
図5は、比較例におけるセカンダリセル(SCell)の上りタイミング同期処理の流れを示す図である。
図5は、マクロ基地局21(PCell)、ピコ基地局22(SCell)、ユーザ装置23(UE#A)、ユーザ装置24(UE#B)を含むキャリアアグリゲーションシステム20において、SCellをアクティベートする際の処理の流れを示している。処理が開始される前、ピコ基地局22(SCell)のコンフィギュア状態は、デアクティベート状態である。また、ユーザ装置23(UE#A)はマクロ基地局21(PCell)と上り同期状態にあるとする。さらに、ユーザ装置24(UE#B)はピコ基地局22(SCell)と上り同期状態にあるとする。
S101でユーザ装置23(UE#A)は、マクロ基地局21(PCell)からアクティベートの指示を含む信号を受信する。
S102でユーザ装置23(UE#A)は、ピコ基地局22(SCell)との送受信を開始する。
S103でピコ基地局22(SCell)はユーザ装置23(UE#A)に、上り共有チャンネル(CH)送信許可のための通知を行う。たとえば、ピコ基地局22(SCell)はユーザ装置23(UE#A)に上り共有チャネル(CH)で使用される無線リソース情報、変調方式、符号化率等を通知する。
S104でユーザ装置23(UE#A)はピコ基地局22(SCell)に、上り共有チャンネル(CH)を通知する。
S104とほぼ同時に、S105でユーザ装置24(UE#B)はピコ基地局22(SCell)に、上り共有チャンネル(CH)を通知する。
すると、ユーザ装置23(UE#A)からの信号とユーザ装置24(UE#B)からの信号が、ピコ基地局22(SCell)の受信点で干渉する。
S106でピコ基地局22(SCell)は、上りタイミングの補正量を推定する。
S107でピコ基地局22(SCell)はユーザ装置23(UE#A)に、S106で推定した上りタイミング補正量を通知する。
S108でユーザ装置23(UE#A)は、上り送信タイミングを調整する。このステップの処理を終了すると、ユーザ装置23(UE#A)は、マクロ基地局21(PCell)と同期状態になる。
S109でピコ基地局22(SCell)はユーザ装置23(UE#A)に、上り共有チャンネル(CH)送信許可のための通知を行う。
S110でユーザ装置23(UE#A)はピコ基地局22(SCell)に、上り共有チャンネル(CH)を通知する。
またS110とほぼ同時に、S111でユーザ装置24(UE#B)はピコ基地局22(SCell)に、上り共有チャンネル(CH)を通知する。
このとき、ユーザ装置23(UE#A)からの信号とユーザ装置24(UE#B)からの信号が、ピコ基地局22(SCell)の受信点で干渉しない。
このように、ユーザ装置23(UE#A)がピコ基地局22(SCell)とマクロ基地局21(PCell)間において上りキャリアアグリゲーションを行う場合、ピコ基地局22(SCell)の受信点におけるユーザ装置23(UE#A)、ユーザ装置24(UE#B)間の上り受信タイミングがずれる場合がある。それにより、上りシンボル間干渉が発生し上りスループットが劣化するという問題がある。
そこで以下で説明する通信装置および通信方法は、以下のような処理を行うことによって、ピコ基地局22(SCell)の受信点におけるユーザ装置23(UE#A)、ユーザ装置24(UE#B)間の上り受信タイミングのずれをなくし、シンボル間干渉を解消する。
(S1)マクロ基地局21(PCell)はピコ基地局22(SCell)のアクティベートに先立ち、ピコ基地局22(SCell)の近傍に存在し、且つマクロ基地局21(PCell)と上り同期状態にある端末リストを作成する。
(S2)マクロ基地局21(PCell)はピコ基地局22(SCell)に向けて、上り同期状態端末リストとマクロ基地局21(PCell)における上りパイロット信号の割り当て情報を送信する。
(S3)上りパイロット信号の割り当て情報を受信したピコ基地局22(SCell)は、上り同期状態端末リスト中の端末に関しマクロ基地局21(PCell)へ送信される上りパイロット信号をスニファリング(盗み見る形で受信)しマクロ基地局21(PCell)とピコ基地局22(SCell)間の伝播遅延量を推定し、マクロ基地局21(PCell)に送信する。
(S4)マクロ基地局21(PCell)は、ピコ基地局22(SCell)のアクティベートと同時に伝搬遅延推定結果に基づく上りタイミング補正量を端末に送信する。
上の(S1)〜(S4)を行うことによって、SCellの受信点におけるユーザ装置UE#A、UE#B間の上り受信タイミングのずれが発生しないようにユーザ装置の送信タイミングを補正することで、ユーザ装置UE#AとUE#Bからの上りシンボル間干渉の発生を抑制することができ、上りスループットを改善することができる。
<通信装置>
図6は実施例における基地局の通信装置50の機能ブロック図の例を示す図である。
通信装置50は、基地局の通信装置40と同様、通信処理部51と基地局用アンテナ57を含む。さらに通信処理部51は、ネットワーク側インタフェース(NW側IF)52、上位処理部53、ベースバンド処理部54、送受信処理部55、無線処理回路56を含む。
基地局用アンテナ57はユーザ装置23(UE#A)とユーザ装置24(UE#B)などの移動局に向けて無線信号を放射したり、移動局からの無線信号を受けたりする。
無線処理回路56はベースバンド周波数と無線周波数間の相互変換を行う。
送受信処理部55は、レイヤー1処理を行う。送受信処理部55は下り送信部(DL送信部)551と上り受信部(UL受信部)552を含む。
下り送信部(DL送信部)551は、ユーザ装置23(UE#A)とユーザ装置24(UE#B)などの移動局に対し送信処理を行う。たとえば、通信装置50がマクロ基地局21(PCell)の場合、下り送信部(DL送信部)551は、ピコ基地局22(SCell)に向けて、上り同期状態端末リストとマクロ基地局21(PCell)における上りパイロット信号の割り当て情報を送信する。
図8は、上り同期状態端末リスト、上りパイロット信号割り当て情報の通知で用いられるフォーマット70の例を示す図である。
フォーマット70は、上り同期状態端末リストと、上りパイロット信号割り当て情報を1つのフォーマットで受け渡す場合の例である。
フォーマット70の第1行目には、「キャリア周波数情報」フィールド71と「上り同期状態端末数」フィールド72が含まれている。「キャリア周波数情報」フィールド71には、たとえば、マクロ基地局21(PCell)のキャリア周波数が格納される。キャリア周波数情報は、ピコ基地局22(SCell)においてマクロ基地局21(PCell)への信号をスニファリングする為に使用する。「上り同期状態端末数」フィールド72には、以降に続くリストにエントリーされる端末数nが格納され得る。
フォーマット70の第2行目以降の各行には、「装置名」フィールド730〜73n−1、「端末識別子」フィールドフィールド740〜74n−1、「パイロット信号系列番号」フィールド750〜75n−1、「周波数領域リソース情報」フィールド760〜76n−1、「時間領域周波数リソース情報」フィールド770〜77n−1が含まれる。
端末識別子は、端末を一意に特定可能な識別子(ID)が格納される。端末識別子は、Cell−Radio. Network Temporary Identifier(C−RNTI)であっても良い。
パイロット信号系列番号は、パイロット信号のレプリカを作成する為に必要な情報である。パイロット信号系列番号は、例えば、パイロット信号の系列番号、サイクリックシフト量、トランスミッションコーム番号を含み得る。
周波数領域リソース情報は、パイロット信号を端末が送信する周波数リソースを示す。周波数領域リソース情報は、例えば開始リソースブロック番号、使用リソースブロック数を含み得る。
時間領域周波数リソース情報は、パイロット信号が送信されるタイミング情報を示す。時間領域周波数リソース情報は、例えばサブフレーム周期、サブフレームオフセット番号を含み得る。
また、通信装置50がピコ基地局22(SCell)の場合、上り受信部(UL受信部)552は、伝播遅延推定部553を含む。上り受信部(UL受信部)552は移動局からの信号を受信し復号する。
また、通信装置50がピコ基地局22(SCell)の場合、伝播遅延推定部553は、マクロ基地局21(PCell)から送られた上りパイロット信号の割り当て情報に基づいて、上り同期状態端末リスト中の端末に関しマクロ基地局21(PCell)へ送信される上りパイロット信号をスニファリング(盗み見る形で受信)しマクロ基地局21(PCell)とピコ基地局22(SCell)間の伝播遅延量を推定する。
図7は、SCellにおける伝播遅延量の推定の流れを示す図である。図7に示されている伝播遅延量推定器60は、通信装置50がピコ基地局22(SCell)の場合に、通信装置50に備えられ得る。
図7に示されているように、伝播遅延推定部553は、サイクリックプリフィックス除去部61、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transformation、FFT)演算部62、周波数成分抽出部63、第1演算部64、第2演算部65、逆フーリエ変換演算部66を含み得る。また、伝播遅延推定部553は、図示されていないが、チャネル推定、サイクリックシフト除去等の機能を有する構成要素を含み得る。
サイクリックプリフィックス除去部61では、ピコ基地局22(SCell)の受信タイミングに従い、マクロ基地局21(PCell)へ送信される上りパイロット信号から、サイクリックプリフィックス(Cyclic prefix)を除去する。
高速フーリエ変換演算部62では、サイクリックプリフィックスが除去された上りパイロット信号をフーリエ変換し、周波数領域の信号に変換する。
周波数成分抽出部63では、マクロ基地局21(PCell)へ送信される上りパイロット信号に含まれる周波数成分を抽出する。
第1演算部64には、マクロ基地局21(PCell)におけるパイロット信号の周波数領域のレプリカが入力される。第1演算部64は、入力された信号の複素共役を取る。
第2演算部65には、周波数成分抽出部63から出力されたパイロット信号の周波数成分抽出後の信号と、第1演算部64から出力された信号の積が演算される。
逆フーリエ変換演算部66では、第2演算部65の出力信号を逆フーリエ変換し、位相情報を時間情報に変換する。第2演算部65は、伝播遅延量を出力する。
また、通信装置50がマクロ基地局21(PCell)の場合、下り送信部(DL送信部)551は、ピコ基地局22(SCell)中の伝播遅延推定部553で推定された伝播遅延量を、ピコ基地局22(SCell)のアクティベートと同時にユーザ装置23(UE#A)、ユーザ装置24(UE#B)等の端末に向けて送信する。
図9は、伝播遅延量の通知で用いられるフォーマットの例を示す図である。
図9に示されているフォーマットは、TS36.321 V10.5.0 6.1.5 MAC PDU(Random Access Response)中のTiming Advance Commandと類似している。しかしながら、伝播遅延量の通知で用いられるフォーマットは図9に示されているものには限定されず、伝播遅延量が含まれていればよい。
Long Term Evolution(LTE)の場合、時間領域でのサンプリング時間Tsの間隔を1Ts=0.033マイクロ秒とすると、上りのタイミング制御はタイミングアドバンス(Timing advance(Ta))量の解像度で行われる。たとえば、1Ta=16Ts=0.52マイクロ秒であり得る。伝搬遅延量は1Ta=0.52マイクロ秒の整数倍で指定しても良い。
ベースバンド処理部54はスケジューラ部541を含む。ベースバンド処理部54はレイヤー1とレイヤー2の制御管理を行う。スケジューラ部541は、送受信処理部55による信号の送受信のユーザ間のスケジュールを制御する。
上位処理部53は、アプリケーション部531を含む。さらに通信装置50がマクロ基地局21(PCell)の場合、アプリケーション部531は、同期端末検出部532を含む。上位処理部53は、レイヤー2処理、無線リソース管理、基地局間信号送受信処理等の上位処理を行う。アプリケーション部531では、アプリケーションの処理を行う。同期端末検出部532は、ピコ基地局22(SCell)のアクティベートに先立ち、ピコ基地局22(SCell)の近傍に存在し、且つマクロ基地局21(PCell)と上り同期状態にある端末リストを作成する。
ネットワーク側インタフェース(NW側IF)52はNW側装置との信号送受信等の上位処理を行う。
このように、キャリアアグリゲーションシステムは、アクティベートセルであるプライマリセルが割り当てられたマクロ基地局21と、アクティベートセルまたはデアクティベートセルであるセカンダリセルが割り当てられたピコ基地局22とが、プライマリセルまたはセカンダリセルを複数のユーザ装置の各々に割り当て、マクロ基地局21またはピコ基地局22とユーザ装置の各々とがプライマリセルまたはセカンダリセルを介して通信を行う無線通信システムである。
セカンダリセルが割り当てられたピコ基地局22を構成する通信装置は、伝播遅延量推定部553と、下り送信部551を含む。
ピコ基地局22の伝播遅延量推定部553は、ピコ基地局22のカバーエリア範囲内に存在しプライマリセルと上り同期状態にあるセルが割り当てられたユーザ装置のリストである端末リストと、プライマリセルにおける上りパイロット信号に関する情報とを、マクロ基地局21から受信し、端末リストに含まれる複数のユーザ装置の一つについて、マクロ基地局21に送信される上りパイロット信号をスニファリングし、プライマリセルにおける上りパイロット信号とピコ基地局22自身が保持している受信タイミングとから、プライマリセルとセカンダリセルの間の伝播遅延量および前記複数のユーザ装置が前記第2の基地局と同期するために補正される送信タイミングの補正量である上りタイミング補正量を推定する。
ピコ基地局22のネットワーク側インタフェース(NW側IF)52は、伝播遅延量推定部553で推定された伝播遅延量および上りタイミング補正量をマクロ基地局21に送信する。伝播遅延量および上りタイミング補正量を受けたマクロ基地局21は、上りタイミング補正量をユーザ装置に送信する。
また、マクロ基地局21は、同期端末検出部532と送受信処理部55を含む。
マクロ基地局21の同期端末検出部532は、プライマリセルにおける上りパイロット信号に関する情報をピコ基地局22に送信し、ピコ基地局22のカバーエリア範囲内に存在しプライマリセルと上り同期状態にあるセルが割り当てられた複数のユーザ装置の一つを検出し、ユーザ装置のリストである端末リストを作成する。
ピコ基地局22の伝播遅延推定部553は、端末リストに含まれる複数のユーザ装置の一つから送信される上りパイロット信号をスニファリングし、マクロ基地局21の送受信処理部55は、マクロ基地局21における上りパイロット信号とピコ基地局22が保持している受信タイミングから推定されたプライマリセルとセカンダリセルの間の伝播遅延量を受信し、上りタイミング補正量とピコ基地局22に割り当てられたセカンダリセルがアクティベートされたことを複数のユーザ装置の一つに送信する。
このように、図6に示されている通信装置50は、アプリケーション部531中の同期検出部532において、ピコ基地局22(SCell)の近傍に存在し、且つマクロ基地局21(PCell)と上り同期状態にある端末リストを作成し、作成した上り同期状態端末リストとマクロ基地局21(PCell)における上りパイロット信号の割り当て情報を、マクロ基地局21(PCell)からピコ基地局22(SCell)に送信する処理を行う。さらに、ピコ基地局22(SCell)における上り受信部552中の伝播遅延推定部553は、マクロ基地局21(PCell)から受信した上り同期状態端末リスト中の端末に関しマクロ基地局21(PCell)へ送信される上りパイロット信号をスニファリング(盗み見る形で受信)しマクロ基地局21(PCell)とピコ基地局22(SCell)間の伝播遅延を推定する。そして、伝搬遅延推定結果をマクロ基地局21(PCell)に返送する処理を行う。さらにマクロ基地局21(PCell)は、プライマリセルにおける上りパイロット信号とピコ基地局22(SCell)自身が保持している受信タイミングから推定されたプライマリセルとセカンダリセルの間の伝播遅延量を受信し、ユーザ装置がピコ基地局22(SCell)が同期するためにユーザ装置が補正する上りタイミング補正量とピコ基地局22(SCell)に割り当てられたセカンダリセルがアクティベートされたことをユーザ装置に送信する。
このような構成を採用することによって、ピコ基地局22(SCell)のコンフィギュア状態をアクティベート状態に変更した後の、SCellの受信点におけるユーザ装置UE#A、UE#B間の上り受信タイミングのずれが発生しないようにユーザ装置の送信タイミングを補正することで、ユーザ装置UE#AとUE#Bからの上りシンボル間干渉の発生を抑制することができ、上りスループットを改善することができる
図6において、通信装置50は、汎用のコンピュータ200として構成され得る。
図10は、通信装置50のハードウェア構成例を表した図である。
このコンピュータ200は、Central Processing Unit(CPU)202、Read Only Memory(ROM)204、及びRandom Access Memory(RAM)206、ハードディスク装置208、入力装置210、表示装置212、インタフェース装置214、及び記録媒体駆動装置216を備えている。なお、これらの構成要素はバスライン220を介して接続されており、CPU202の管理の下で各種のデータを相互に授受することができる。
CPU202は、このコンピュータ200全体の動作を制御する演算処理装置であり、コンピュータ200の制御処理部として機能する。
ROM204は、所定の基本制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリである。CPU202は、この基本制御プログラムをコンピュータ200の起動時に読み出して実行することにより、このコンピュータ200の各構成要素の動作制御が可能になる。
RAM206は、CPU202が各種の制御プログラムを実行する際に、必要に応じて作業用記憶領域として使用する、随時書き込み読み出し可能な半導体メモリである。
ハードディスク装置208は、CPU202によって実行される各種の制御プログラムや各種のデータを記憶しておく記憶装置である。CPU202は、ハードディスク装置208に記憶されている所定の制御プログラムを読み出して実行することにより、後述する各種の制御処理を行えるようになる。
入力装置210は、例えばマウス装置やキーボード装置であり、情報処理装置のユーザにより操作されると、その操作内容に対応付けられている各種情報の入力を取得し、取得した入力情報をCPU202に送付する。
表示装置212は例えば液晶ディスプレイであり、CPU202から送付される表示データに応じて各種のテキストや画像を表示する。
インタフェース装置214は、このコンピュータ200に接続される各種機器との間での各種情報の授受の管理を行う。
記録媒体駆動装置216は、可搬型記録媒体218に記録されている各種の制御プログラムやデータの読み出しを行う装置である。CPU202は、可搬型記録媒体218に記録されている所定の制御プログラムを、記録媒体駆動装置216を介して読み出して実行することによって、後述する各種の制御処理を行うようにすることもできる。なお、可搬型記録媒体218としては、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のコネクタが備えられているフラッシュメモリ、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)などがある。
このようなコンピュータ200にセカンダリセルの上りタイミング同期の処理を行わせるには、例えば、後述する制御処理をCPU202に行わせるための制御プログラムを作成する。作成された制御プログラムはハードディスク装置208若しくは可搬型記録媒体220に予め格納しておく。そして、CPU202に所定の指示を与えてこの制御プログラムを読み出させて実行させる。こうすることで、セカンダリセルの上りタイミング同期の処理をコンピュータ200が行えるようになる。
<通信方法>
図11は、実施例におけるセカンダリセル(SCell)の上りタイミング同期処理の流れを示す図である。
また、通信装置が図10に示されているような汎用コンピュータ200である場合には、下記の説明は、そのような処理を行う制御プログラムを定義する。すなわち、以下では、下記に説明する処理を汎用コンピュータに行わせる制御プログラムの説明でもある。
図11は、マクロ基地局21(PCell)、ピコ基地局22(SCell)、ユーザ装置23(UE#A)、ユーザ装置24(UE#B)を含むキャリアアグリゲーションシステム20において、SCellをアクティベートする際の処理の流れを示している。処理が開始される前、ピコ基地局22(SCell)のコンフィギュア状態は、デアクティベート状態である。以下では、ユーザ装置を端末と呼ぶことがある。また、ユーザ装置23(UE#A)はマクロ基地局21(PCell)と上り同期状態にあるとする。さらに、ユーザ装置24(UE#B)はピコ基地局22(SCell)と上り同期状態にあるとする。
S201でユーザ装置23(UE#A)は、S201でマクロ基地局21(PCell)から下りパイロット信号を受信する。たとえば、ユーザ装置23(UE#A)は、下りパイロット信号受信電力を測定する。
S202でユーザ装置23(UE#A)はマクロ基地局21(PCell)に、下りパイロット信号受信電力を通知する。
S203でマクロ基地局21(PCell)は、自身と同期状態の端末リストの作成処理を行う。
S203のマクロ基地局21(PCell)による端末リストの作成処理について、図12を参照しながら説明する。この処理は、通信装置50のアプリケーション部531の同期端末検出部532で行われ得る。
処理を開始するとS301でマクロ基地局21(PCell)のアプリケーション部531の同期端末検出部532は、マクロ基地局21(PCell)と接続状態にある総端末数mを取得する。
S302で同期端末検出部532は、端末をインデックスする整数を表すダミー変数iをリセットする。すなわち、i=0とする。さらに、ピコ基地局22(SCell)近傍に存在しマクロ基地局21(PCell)と上り同期状態にあるユーザ装置の数nをリセットする。すなわち、n=0とする。
S303でマクロ基地局21(PCell)の同期端末検出部532は、ダミー変数iの値を1つ増やす。
S304でマクロ基地局21(PCell)の同期端末検出部532は、下りパイロット送信電力と下りパイロット信号受信電力の差が閾値Lthより小さいかを判定する。この判定で“Yes”、すなわち下りパイロット送信電力と下りパイロット信号受信電力の差が閾値Lthより小さい場合には、S305に進む。また、この判定で“No”、すなわち下りパイロット送信電力と下りパイロット信号受信電力の差が閾値Lthより小さくない場合には、S307に進む。
S305でマクロ基地局21(PCell)の同期端末検出部532は、インデックスiで指定される端末がマクロ基地局21(PCell)と上り同期状態にあるかを判定する。この判定で“Yes”、すなわちインデックスiで指定される端末がマクロ基地局21(PCell)と上り同期状態にある場合には、S306に進む。また、この判定で“No”、すなわちインデックスiで指定される端末がマクロ基地局21(PCell)と上り同期状態にない場合には、S307に進む。
S306でマクロ基地局21(PCell)の同期端末検出部532は、インデックスiで指定される端末を上り同期状態端末リストに登録し、ピコ基地局22(SCell)近傍に存在しマクロ基地局21(PCell)と上り同期状態にあるユーザ装置の数nの値(n値)を1つ増やす。
S307でマクロ基地局21(PCell)の同期端末検出部532は、インデックスiの値がマクロ基地局21(PCell)と接続状態にある総端末数m以上かどうかを判定する。この判定で“Yes”、すなわちインデックスiの値(i値)がマクロ基地局21(PCell)と接続状態にある総端末数m以上である場合には、処理を終了する。また、この判定で“No”、すなわちインデックスiの値がマクロ基地局21(PCell)と接続状態にある総端末数m未満である場合には、S303に戻る。
図11に戻って、S204でマクロ基地局21(PCell)の同期端末検出部532はピコ基地局22(SCell)に、S203で作成した上り同期状態端末リストを通知する。
S205でマクロ基地局21(PCell)はピコ基地局22(SCell)に、上りパイロット信号割り当て情報を通知する。
S206でユーザ装置23(UE#A)はマクロ基地局21(PCell)に上りパイロット信号を通知する。
S207でピコ基地局22(SCell)は、上り同期状態端末リスト中の端末に関しマクロ基地局21(PCell)へ送信される上りパイロット信号をスニファリング(盗み見る形で受信)する。
S208でピコ基地局22(SCell)は、マクロ基地局21(PCell)とピコ基地局22(SCell)間の伝播遅延量の推定処理を行う。
マクロ基地局21(PCell)とピコ基地局22(SCell)間の伝播遅延量の推定処理について図13を参照して説明する。
処理を開始するとS401でピコ基地局22(SCell)の伝播遅延推定部553は、上り同期状態の端末リストの端末数n、すなわち上り同期状態端末リストに含まれている端末数nを取得する。
S402でピコ基地局22(SCell)の伝播遅延推定部553は、端末をインデックスする整数を表すダミー変数iをリセットする。すなわち、i=0とする。
S403でピコ基地局22(SCell)の伝播遅延推定部553は、ダミー変数iの値を更新する。たとえば、ピコ基地局22(SCell)の伝播遅延推定部553は、ダミー変数iの値を1つ増やす。
S404でピコ基地局22(SCell)の伝播遅延推定部553は、マクロ基地局21(PCell)とピコ基地局22(SCell)間の伝播遅延量を推定する。この際、ピコ基地局22(SCell)の伝播遅延推定部553は、図7に示されている方法に基づいて伝播遅延量を推定しても良い。
S405でピコ基地局22(SCell)の伝播遅延推定部553は、伝播遅延量に基づいて、自身が保持する受信タイミングとマクロ基地局21(PCell)が保持する受信タイミングの差であるタイミング差Tdiffを計算する。
S406でピコ基地局22(SCell)の伝播遅延推定部553は、インデックスiの値が上り同期状態端末リスト中の端末数n以上かどうかを判定する。この判定で“Yes”、すなわちインデックスiの値が上り同期状態端末リスト中の端末数n以上である場合には、処理を終了する。また、この判定で“No”、すなわちインデックスiの値(i値)が上り同期状態端末リスト中の端末数n未満である場合には、S403に戻る。
図11に戻り、S209でピコ基地局22(SCell)はマクロ基地局21(PCell)に、マクロ基地局21(PCell)とピコ基地局22(SCell)間の伝播遅延量を通知する。
S210でマクロ基地局21(PCell)はユーザ装置23(UE#A)に、ピコ基地局22(SCell)のアクティベートを通知する。また、S210でマクロ基地局21(PCell)はユーザ装置23(UE#A)に、上りタイミング補正量Tdiffを通知する。
S211でユーザ装置23(UE#A)は、ピコ基地局22(SCell)との送受信を開始する。
S212でユーザ装置23(UE#A)は、上りタイミング補正量Tdiffを用いて上り送信タイミングを調整する。
S213でピコ基地局22(SCell)はユーザ装置23(UE#A)に、上り共有チャンネル(CH)送信許可のための通知を行う。
S214でユーザ装置23(UE#A)はピコ基地局22(SCell)に向けて、上り共有チャンネル(CH)を通知する。
またS214とほぼ同時に、S215でユーザ装置24(UE#B)はピコ基地局22(SCell)に、上り共有チャンネル(CH)を通知する。
このようにピコ基地局22を構成する通信装置で処理される通信方法は、ピコ基地局22のカバーエリア範囲内に存在しプライマリセルと上り同期状態にあるセルが割り当てられたユーザ装置のリストである端末リストおよびプライマリセルにおける上りパイロット信号に関する情報をマクロ基地局21から受信し、端末リストに含まれる前記複数のユーザ装置の一つについて、マクロ基地局21に送信される上りパイロット信号をスニファリングし、マクロ基地局21における上りパイロット信号とピコ基地局22自身が保持している受信タイミングからプライマリセルとセカンダリセルの間の伝播遅延量および上りタイミング補正量を推定することと、推定された伝播遅延量および前記上りタイミング補正量を前記第1の基地局に送信することを含む。
また、マクロ基地局21を構成する通信装置で処理される通信方法は、プライマリセルにおける上りパイロット信号に関する情報をピコ基地局22に送信し、前記セカンダリセルが割り当てられたピコ基地局22のカバーエリア範囲内に存在し前記プライマリセルと上り同期状態にあるセルが割り当てられた複数のユーザ装置の一つを検出し、前記ユーザ装置のリストである端末リストを作成することと、端末リストに含まれる複数のユーザ装置の一つから送信される前記上りパイロット信号をスニファリングし、プライマリセルにおける上りパイロット信号とピコ基地局22が保持している受信タイミングから推定されたプライマリセルとセカンダリセルの間の伝播遅延量を受信し、上りタイミング補正量とピコ基地局22に割り当てられたセカンダリセルがアクティベートされたことを複数のユーザ装置の一つに送信することを含む。
上のような処理を行うことによって、セカンダリセル(SCell)のコンフィギュア状態をアクティベート状態に変更した後の、SCellの受信点におけるユーザ装置UE#A、UE#B間の上り受信タイミングのずれが発生しないようにユーザ装置の送信タイミングを補正することで、ユーザ装置UE#AとUE#Bからの上りシンボル間干渉の発生を抑制することができ、上りスループットを改善することができる
40、50 通信装置(基地局)
41、51 通信処理部
42、52 ネットワーク側インタフェース(NW側IF)
43、53 上位処理部
431、531 アプリケーション部
532 同期端末検出部
44、54 ベースバンド処理部
441、541 スケジューラ部
45、55 送受信処理部
451、551 下り送信部
452、552 上り受信部
553 伝播遅延推定部
46、56 無線処理回路
47、57 基地局アンテナ
S108でユーザ装置23(UE#A)は、上り送信タイミングを調整する。このステップの処理を終了すると、ユーザ装置23(UE#A)は、ピコ基地局22(SCell)と同期状態になる。

Claims (6)

  1. アクティベートセルであるプライマリセルが割り当てられた第1の基地局と、アクティベートセルまたはデアクティベートセルであるセカンダリセルが割り当てられた第2の基地局とが、前記プライマリセルまたは前記セカンダリセルを複数のユーザ装置の各々に割り当て、前記第1または前記第2の基地局と前記ユーザ装置の各々とが前記プライマリセルまたは前記セカンダリセルを介して通信を行う無線通信システムにおいて、前記第2の基地局を構成する通信装置であって、
    前記第2の基地局のカバーエリア範囲内に存在し前記プライマリセルと上り同期状態にあるセルが割り当てられたユーザ装置のリストである端末リストと、前記プライマリセルにおける上りパイロット信号に関する情報とを、前記第1の基地局から受信し、前記端末リストに含まれる前記複数のユーザ装置の一つについて、前記第1の基地局に送信される前記上りパイロット信号をスニファリングし、前記プライマリセルにおける前記上りパイロット信号と前記通信装置が保持している受信タイミングとから、前記プライマリセルと前記セカンダリセルの間の伝播遅延量および前記複数のユーザ装置が前記第2の基地局と同期するために補正される送信タイミングの補正量である上りタイミング補正量を推定する伝播遅延量推定部と、
    前記伝播遅延量推定部で推定された前記伝播遅延量および前記上りタイミング補正量を前記第1の基地局に送信するネットワーク側インタフェースと、
    を含む通信装置。
  2. 前記伝播遅延量推定部は、前記第1の基地局に割り当てられたプライマリセルにおける上りパイロット信号の割り当て設定情報に基づいて、前記ユーザ装置の一つと前記前記第1の基地局との間の伝播遅延量を推定し、前記伝播遅延量に基づいて前記第1の基地局が保持する受信タイミングと前記第2の基地局が保持する受信タイミングの間の差であるタイミング差を推定する、請求項1に記載の通信装置。
  3. アクティベートセルであるプライマリセルが割り当てられた第1の基地局と、アクティベートセルまたはデアクティベートセルであるセカンダリセルが割り当てられた第2の基地局とが、前記プライマリセルまたは前記セカンダリセルを複数のユーザ装置の各々に割り当て、前記第1または前記第2の基地局と前記ユーザ装置の各々とが前記プライマリセルまたは前記セカンダリセルを介して通信を行う無線通信システムにおいて、前記第1の基地局を構成する通信装置であって、
    前記プライマリセルにおける上りパイロット信号に関する情報を前記第2の基地局に送信し、前記第2の基地局のカバーエリア範囲内に存在し前記プライマリセルと上り同期状態にあるセルが割り当てられた前記複数のユーザ装置の一つを検出し、前記ユーザ装置のリストである端末リストを作成する同期端末検出部と、
    前記端末リストに含まれる前記複数のユーザ装置の一つから送信される前記上りパイロット信号をスニファリングし、前記プライマリセルにおける前記上りパイロット信号と前記第2の基地局が保持している受信タイミングから推定された前記プライマリセルと前記セカンダリセルの間の伝播遅延量を受信し、前記上りタイミング補正量と前記第2の基地局に割り当てられたセカンダリセルがアクティベートされたことを前記複数のユーザ装置の一つに送信する送受信処理部と、
    を含む通信装置。
  4. アクティベートセルであるプライマリセルが割り当てられた第1の基地局と、アクティベートセルまたはデアクティベートセルであるセカンダリセルが割り当てられた第2の基地局とが、前記プライマリセルまたは前記セカンダリセルを複数のユーザ装置の各々に割り当て、前記第1または前記第2の基地局と前記ユーザ装置の各々とが前記プライマリセルまたは前記セカンダリセルを介して通信を行う無線通信システムにおいて、前記第2の基地局を構成する通信装置で処理される通信方法あって、
    前記第2の基地局のカバーエリア範囲内に存在し前記プライマリセルと上り同期状態にあるセルが割り当てられたユーザ装置のリストである端末リストおよび前記プライマリセルにおける上りパイロット信号に関する情報を前記第1の基地局から受信し、前記端末リストに含まれる前記複数のユーザ装置の一つについて、前記第1の基地局に送信される前記上りパイロット信号をスニファリングし、前記第1の基地局における前記上りパイロット信号と通信装置自身が保持している受信タイミングから前記プライマリセルと前記セカンダリセルの間の伝播遅延量および前記複数のユーザ装置が前記第2の基地局と同期するために補正される送信タイミングの補正量である上りタイミング補正量を推定することと、
    推定された前記伝播遅延量および前記上りタイミング補正量を前記第1の基地局に送信することと、
    を含む通信方法。
  5. さらに、前記第1の基地局に割り当てられたプライマリセルにおける上りパイロット信号の割り当て設定情報に基づいて、前記ユーザ装置の各々と前記前記第1の基地局との間の伝播遅延量を推定し、前記伝播遅延量に基づいて前記第1の基地局が保持する受信タイミングと前記第2の基地局が保持する受信タイミングの間の差であるタイミング差を推定することを含む、請求項5に記載の通信方法。
  6. アクティベートセルであるプライマリセルが割り当てられた第1の基地局と、アクティベートセルまたはデアクティベートセルであるセカンダリセルが割り当てられた第2の基地局とが、前記プライマリセルまたは前記セカンダリセルを複数のユーザ装置の各々に割り当て、前記第1または前記第2の基地局と前記ユーザ装置の各々とが前記プライマリセルまたは前記セカンダリセルを介して通信を行う無線通信システムにおいて、前記第1の基地局を構成する通信装置で処理される通信方法であって、
    前記プライマリセルにおける上りパイロット信号に関する情報を前記第2の基地局に送信し、前記第2の基地局のカバーエリア範囲内に存在し前記プライマリセルと上り同期状態にあるセルが割り当てられた前記複数のユーザ装置の一つを検出し、前記ユーザ装置のリストである端末リストを作成することと、
    前記端末リストに含まれる前記複数のユーザ装置の一つから送信される前記上りパイロット信号をスニファリングし、前記プライマリセルにおける前記上りパイロット信号と前記第2の基地局が保持している受信タイミングから推定された前記プライマリセルと前記セカンダリセルの間の伝播遅延量を受信し、前記上りタイミング補正量と前記第2の基地局に割り当てられたセカンダリセルがアクティベートされたことを前記複数のユーザ装置の一つに送信することと、
    を含む通信方法。
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