JPWO2015011902A1 - 静電容量式センサを用いた検出方法と電子機器 - Google Patents

静電容量式センサを用いた検出方法と電子機器 Download PDF

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Abstract

素手により静電容量式センサの電極が操作されたか否かを判定する素手用スキャンと、グローブを着用した手により電極が操作されたか否かを判定するグローブ用スキャンとを行う基本スキャンを行うことにより、電極が素手とグローブを着用した手とのいずれにより操作されたかを判定する。この検出方法により、静電容量式センサの誤検出を少なくすることができる。

Description

本発明は、各種電子機器に搭載される静電容量式センサを用いた検出方法とその静電容量式センサを備えた電子機器に関する。
近年、静電容量式タッチパネルを搭載した、スマートフォンなどの移動体通信機器等の電子機器が普及している。移動体通信機器以外の電子機器に対しても、その入力操作部に静電容量式タッチパネルや静電容量式センサ等を搭載して所定の入力操作で機器を作動させることができるものが増えている。
そのような電子機器は、例えば液晶表示装置等の表示部の前面側に配置された透明な静電容量式センサを備える。使用者は、表示部に表示された所定アイコンやメニューなどを、上記センサを介して視認して所望のアイコンや項目などを選択する。つまり、上記所望のアイコンやメニューなどに応じたセンサ箇所を指で触れて各種の入力操作を行う。
指で静電容量式センサに触れてタッチ操作すると、タッチ操作された静電容量式センサの箇所に静電容量の変化が生じて、この静電容量の変化を基に機器内に搭載された制御部がその操作された位置を検出し、上記所望のアイコンやメニューなどに割り当てられた機能構成部を作動させる。
このような電子機器は、素手の指での操作とグローブを着けた指での操作のいずれでも操作位置が検出可能であることも多い。このとき、素手の指でのタッチ操作に対し、グローブを着けた指でのタッチ操作では、静電容量式センサに生じる静電容量の変化が小さくなる。したがって、例えば、特許文献1に記載されているように、両者のタッチ操作を判定するために、タッチ操作による静電容量の変化の値に対する基準値が予め設定されている。タッチ操作で得られる静電容量の変化の値が上記基準値より大きい場合には素手の指でのタッチ操作と判定し、静電容量変化の値が上記基準値より小さい場合にはグローブを着けた指でのタッチ操作と判定することができる。
素手の指でタッチ操作しているか、グローブを着けた指でタッチ操作しているかを予め設定された基準値を用いて判定する従来の電子機器は、ある程度の精度でそれらを判定することはできるが、使用場所や状況等によっては正確に判定できない場合がある。
特開2008−33701号公報
素手により静電容量式センサの電極が操作されたか否かを判定する素手用スキャンと、グローブを着用した手により電極が操作されたか否かを判定するグローブ用スキャンとを行う基本スキャンを行うことにより、電極が素手とグローブを着用した手とのいずれにより操作されたかを判定する。
この検出方法により、静電容量式センサの誤検出を少なくすることができる。
図1Aは実施の形態1における静電容量式センサを搭載した電子機器のブロック図である。 図1Bは実施の形態1における静電容量式センサのブロック図である。 図2は実施の形態1における静電容量式センサを用いた検出方法を示す図である。 図3は実施の形態1における静電容量式センサを用いた検出方法を示すフローチャートである。 図4は実施の形態1における静電容量式センサの検出信号を示す図である。 図5は実施の形態1における静電容量式センサの検出信号を示す図である。 図6は実施の形態1における静電容量式センサの検出信号を示す図である。 図7は実施の形態2における静電容量式センサの電極の模式図である。 図8は実施の形態2における静電容量式センサの検出信号を示す図である。 図9は実施の形態2における静電容量式センサの検出信号を示す図である。 図10は実施の形態2における静電容量式センサの検出信号を示す図である。 図11は実施の形態2における静電容量式センサの検出信号を示す図である。
(実施の形態1)
図1Aは実施の形態1における静電容量式センサ5を搭載した電子機器1のブロック図である。電子機器1は、液晶表示装置などからなる表示部10と、表示部10の前面に配置された静電容量式センサ5と、静電容量式センサ5および表示部10に接続されたマイクロコンピュータなどからなる制御部15と、制御部15によって制御される機能構成部20(20A、20B、・・・、20N)を備える。制御部15は静電容量式センサ5および表示部10を制御する。
図1Bは静電容量式センサ5のブロック図である。静電容量式センサ5は、電極5Aと、電極5Aに接続された検出部5Bと、電極5Aを覆う絶縁性のカバー5Cを備える。使用者は素手91で、またはグローブ92を着用した手93でカバー5Cに触れることにより、電極5Aにおいて静電容量式センサ5をタッチ操作する。検出部5Bは電極5Aの静電容量に応じた検出信号を制御部15に出力する。
使用者が電子機器1を使用するときには、制御部15は、アイコンやメニューなどの指標を表示部10に表示し、使用者は静電容量式センサ5を介して指標を視認し、指標に応じた静電容量式センサ5の箇所を指で触れるタッチ操作を行う。タッチ操作が行われると、静電容量式センサ5の触れた箇所に静電容量の変化が生じる。制御部15は、静電容量の変化を基に触れた箇所を検出して、指標に割り当てられた機能構成部20を作動させる。
実施の形態1における静電容量式センサ5を備えた電子機器1では、上記タッチ操作において、素手91で静電容量式センサ5を操作しても、グローブ92を着用した手93で静電容量式センサ5を操作しても誤検出少なく良好に静電容量式センサ5を操作したことを制御部15で検出できる。以下に、電子機器1の動作について説明する。
図2は実施の形態1における電子機器1の静電容量式センサ5を用いた検出方法を示す。図3は静電容量式センサ5を用いた検出方法を示すフローチャートである。制御部15は静電容量式センサ5を用いて基本スキャンを行って静電容量式センサ5が操作されたか否かを判定する。基本スキャンでは、制御部15は、素手91により電極5Aが操作されたか否かを判定する素手用スキャンを行い、その後、制御部15は静電容量式センサ5の検出部5Bのパラメータを変更して検出部5Bの感度を上げて、グローブ92を着用した手93により電極5Aが操作されたか否かを判定するグローブ用スキャンを素手用スキャンに続いて行う(ステップS101)。制御部15は、基本スキャンでのグローブ用スキャンと素手用スキャンとの間の期間Tdでは検出部5Bのパラメータを更新する。制御部15は、基本スキャンと個別スキャンとの間の期間Tcでは検出部5Bのパラメータを更新したり演算処理を行ったりする。
制御部15は、使用者が静電容量式センサ5を操作していないときに基本スキャンを繰り返し行う。1回の基本スキャンには演算処理を含んで数百μsec程度の時間がかかる。基本スキャンでの素手用スキャンとグローブ用スキャンの順序は特に限定はされないが、素手用スキャンとグローブ用スキャンのうち静電容量式センサ5の操作の優先度が高いと推定されるスキャンを先に行うことが好ましい。なお、パラメータとしては、周波数や入出力時間、入出力回数などが挙げられる。
制御部15はステップS101において基本スキャンを行い、静電容量式センサ5の電極5Aが操作されているか否かを判定する(ステップS102)。ステップS102において電極5Aが操作されていると制御部15が判定した場合には(ステップS102の「Yes」)、制御部15は、素手91とグローブ92を着用した手93とのいずれで電極5Aを操作しているかを判定してその判定の結果を第1の判定結果として保存する(ステップS103)。基本スキャンでは、素手用スキャンとグローブ用スキャンは時系列的に個々に連続して行われるので、素手91での操作であってもグローブ92を着用した手93の操作のいずれであっても適正なレベルで操作を検出できる。
ここで、基本スキャンの素手用スキャンとグローブ用スキャンについて説明する。図4と図5はそれぞれ素手用スキャンとグローブ用スキャンでの検出部5Bの出力する検出信号を示す。図4と図5において、縦軸は検出信号のレベルを示し、横軸は時間を示す。
素手用スキャンでは、図4に示すように、制御部15は電極5Aの静電容量を検出して演算し、演算した結果得られた検出信号のレベルを所定の閾値D11および閾値D11より大きい所定の閾値D12と対比する。制御部15は、検出信号のレベルが閾値D12より大きいときに、素手91で静電容量式センサ5の電極5Aが操作されていると判定する。一方、制御部15は、検出信号のレベルが閾値D12以下であるときに、素手91で静電容量式センサ5の電極5Aが操作されていないと判定する。
グローブ用スキャンでは、図5に示すように、制御部15は電極5Aの静電容量を検出して演算し、演算した結果である検出信号のレベルを所定の閾値D21および閾値D21より大きい所定の閾値D22と対比する。制御部15は、検出信号のレベルが閾値D22より大きいとき、グローブ92を着用した手93で電極5Aが操作されていると判定する。一方、制御部15は、検出信号のレベルが閾値D22以下であるとき、グローブ92を着用した手93で電極5Aが操作されていないと判定する。閾値D22は図4に示す素手用スキャンでの閾値D11よりごく小さい。なお、グローブ用スキャンでは、素手91による操作時でのグローブ用スキャンによる誤検出を防止するために、検出信号のレベルが閾値D22より大きい閾値D23より大きい場合には、グローブ92を着用した手93で電極5Aが操作されていないと判定する。なお、グローブ用スキャンでは、制御部15は、素手91が静電容量式センサ5から僅かな距離だけ離れているホバリング状態を、グローブ92を着用した手93で電極5Aを操作している状態と区別するホバリング判定を行う。ホバリング判定については後に詳述する。
以上に説明したように、基本スキャンでは、連続する素手用スキャンとグローブ用スキャンにより、素手91での操作時にもグローブ92を着用した手93による操作時にも制御部15は適正なレベルで操作を検出できる。
ステップS102において制御部15が電極5Aを操作していないと判定した場合には(ステップS102の「No」)、ステップS101において制御部15は基本スキャンを行う。
ステップS103にて判定の結果を第1の判定結果として保存した後で、制御部15はステップS101と同様に基本スキャンを行う(ステップS104)。
ステップS104での基本スキャンを行い、ステップS102と同様に、制御部15は静電容量式センサ5の電極5Aが操作されているか否かを判定する(ステップS105)。ステップS105において電極5Aを操作していると制御部15が判定した場合には(ステップS105の「Yes」)、制御部15は、素手91とグローブ92を着用した手93とのいずれで電極5Aを操作しているかを判定して、その判定の結果を第2の判定結果として電極5Aの位置である操作位置と共に保存する(ステップS106)。
ステップS105において制御部15が電極5Aを操作していないと判定した場合には(ステップS105の「No」)、ステップS101において制御部15は基本スキャンを行う。
ステップS106において第2の判定結果が得られると、制御部15は、第1の判定結果と第2の判定結果とが一致しているか否かを判定する(ステップS107)。
ステップS107において第1の判定結果と第2の判定結果とが一致している場合で(ステップS107の「Yes」)、第1の判定結果と第2の判定結果の双方において制御部15は素手91で静電容量式センサ5を操作したか否かを判定する(ステップS109)。ステップS109において制御部15が素手91で静電容量式センサ5を操作したと判定した場合には(ステップS109の「Yes」)、制御部15は素手91で静電容量式センサ5の電極5Aを操作したと最終的に判定して最終判定結果を確定する(ステップS110)。ステップS110で最終判定結果を確定すると、制御部15は、素手91でのタッチ操作を検出する閾値が閾値D12より大きい閾値D13に設定された個別スキャンである素手用個別スキャンを行う(ステップS113)。ステップS113での素手用個別スキャン中に使用者が静電容量式センサ5を素手91でタッチ操作したか否かを判定する(ステップS114)。使用者が素手91で静電容量式センサ5をタッチ操作すると、検出信号のレベルが閾値D13を超えて、制御部15はタッチ操作が行われていると判定する(ステップS114の「Yes」)。制御部15は、その操作位置としてはタッチ操作を検出した操作位置を採用する。ステップS114において制御部15は素手でのタッチ操作が行われていると判定すると(ステップS114の「Yes」)、制御部15はステップS113の素手用個別スキャンを行う。実施の形態1では、第1の判定結果と第2の判定結果の二回続けての判定結果が一致することで静電容量式センサ5の操作を最終的に判定するが、3回以上の複数回続けての判定結果が一致することで静電容量式センサ5の操作を最終的に判定してもよい。ステップS113での素手用個別スキャンで得られた検出信号のレベルが閾値D13以下になると、制御部15は素手91でのタッチ操作をしていないと判定する(ステップS114の「No」)、素手91でのタッチ操作が終了したと判定し、制御部15はステップS101において基本スキャンを行う。
一方、ステップS109において素手91で静電容量式センサ5を操作していない場合には(ステップS109の「No」)、すなわち第1の判定結果と第2の判定結果の双方においてグローブ92を着用した手93で静電容量式センサ5を操作したと判定した場合には、制御部15は前述のホバリング判定を行う(ステップS111)。素手91で静電容量式センサ5を操作せずに静電容量式センサ5のごく近くに素手91が位置するホバリング状態でも制御部15はグローブ用スキャンによりグローブ92を着用した手93で静電容量式センサ5を操作したと誤って判定する場合がある。
実施の形態1では、制御部15はホバリング判定を行うことによりグローブ92を着用した手93で第1の判定結果と第2の判定結果の双方で静電容量式センサ5を操作したか否かを判定して(ステップS112)、上記の誤った判定を防ぐことができる。図6は実施の形態1における静電容量式センサ5のホバリング判定での検出信号のレベルを示す。図6において、縦軸は検出信号のレベルを示し、横軸は時間を示す。制御部15はグローブ用スキャンでは検出部5Bの感度を上げているので、素手91で静電容量式センサ5をタッチしていないホバリング状態でも、図5に示す検出信号のレベルが閾値D22より大きくかつ閾値D23より小さい範囲内になることがある。ホバリング状態では、グローブ92を着用した手93により静電容量式センサ5を操作した状態に比べて、静電容量式センサ5の電極5Aに対する素手91の位置がより大きく変動し、図6に示すように、第1の判定結果でのグローブ用スキャンでの検出信号のレベルと第2の判定結果でのグローブ用スキャンでの検出信号のレベルとの差P1が大きくなる。実施の形態1における静電容量式センサ5では、ホバリング判定として、上記の差P1を所定の値と対比する。差P1が所定の値以下である場合には、制御部15は第1の判定結果と第2の判定結果でも共にグローブ92を着用した手93で静電容量式センサ5を操作したと判定する(ステップS112の「Yes」)。差P1が所定の値よりも大きい場合には、第1の判定結果と第2の判定結果が共にグローブ92を着用した手93で静電容量式センサ5を操作したと一致しても、制御部15は、グローブ92を着用した手93で静電容量式センサ5を操作していないと判定する。なお、三つ以上の判定結果が一致することで操作を判定している場合には、制御部15はそれらの判定結果での検出信号のレベルの最大値と最小値との差を差P1として所定の値と対比すると好ましい。
ステップS112においてグローブ92を着用した手93で静電容量式センサ5を操作したと判定した場合には(ステップS112の「Yes」)、制御部15は、グローブ92を着用した手93で静電容量式センサ5を操作したと最終的に判定して最終判定結果を確定する(ステップS110)。ステップS110で最終判定結果を確定すると、制御部15は、グローブ92を着用した手93でのタッチ操作を検出する閾値D24での個別スキャンであるグローブ用個別スキャンを行う(ステップS113)。閾値D24は閾値D23より大きい。ステップS113でのグローブ用個別スキャン中に使用者がグローブ92を着用した手93で静電容量式センサ5をタッチ操作したか否かを判定する(ステップS114)。使用者がグローブ92を着用した手93で静電容量式センサ5をタッチ操作すると、検出信号のレベルが閾値D24を超えて、制御部15はタッチ操作が行われていると判定する(ステップS114のYes)。制御部15は、その操作位置としてはタッチ操作を検出した操作位置を採用する。ステップS113でのグローブ用個別スキャンで得られた検出信号のレベルが閾値D24以下になると、制御部15はグローブ92を着用した手93でのタッチ操作が行われていないと判定して(ステップS114の「No」)、タッチ操作が終了したと判定し、制御部15はステップS101において基本スキャンを行う。
ステップS112においてグローブ92を着用した手93で静電容量式センサ5を操作していないと判定した場合には(ステップS112の「No」)、素手91はホバリング状態にあり静電容量式センサ5は操作されていないと判定して、制御部15はステップS101において基本スキャンを行い、ステップS102、S103を経て第1の判定結果を得る。
ステップS107において第1の判定結果と第2の判定結果が一致しない場合(ステップS107の「No」)、図3に示すように、制御部15は、第2の判定結果を第1の判定結果として保存して(ステップS08)、ステップS104において基本スキャンを行い、ステップS105、S106を経て新たに第2の判定結果を得て、ステップS107において制御部15は第2の判定結果が第1の判定結果と一致するか否かを判定する。
なお、実施の形態1における静電容量式センサ5では、制御部15はホバリング判定を行う図3に示すステップS109、S111、S112を必ずしも実行しなくてもよい。その場合には、ステップS107にて第1と第2の判定結果が一致した場合に(ステップS107の「Yes」)、ステップS110にて制御部15は素手91で静電容量式センサ5の電極5Aを操作したかもしくはグローブ92を着用した手93で電極5Aを操作したかを最終的に判定して最終判定結果を確定する。
以上に説明したように、実施の形態1における静電容量式センサ5を備えた電子機器1では、素手用スキャンとグローブ用スキャンとを連続して行う基本スキャンによって、静電容量式センサ5を操作するものが、素手91またはグローブ92を着用した手93のいずれかであるかを最終判定結果として確定させる。最終判定結果として静電容量式センサ5が素手91により操作されたと確定した場合は、制御部15は、素手91でのタッチ操作を検出する閾値D13を用いてタッチ操作の有無を判定するステップS113の個別スキャン(素手用個別スキャン)を行う。一方、最終判定結果として静電容量式センサ5がグローブ92を着用した手93により操作されたと確定した場合は、制御部15は、グローブ92を着用した手93でのタッチ操作を検出する閾値D24を用いてタッチ操作の有無を判定するステップS113の個別スキャン(グローブ用個別スキャン)を行う。制御部15は使用者のタッチ操作を検出して静電容量式センサ5の電極5Aの位置に対応する機能構成部20を作動させる。
これにより、素手91でのタッチ操作、グローブ92を着用した手93でのタッチ操作のいずれも、基本スキャンで適正な感度で検出することができ、したがって、誤検出少なく高精度に静電容量式センサ5への操作を判定することができる。さらに、複数の基本スキャンを通じて得られる第1の判定結果と第2の判定結果が連続して一致することで最終判定結果を得るので静電容量式センサ5への操作の誤検出を低減させることができる。
制御部15は、最終判定結果の確定後に、図2に示すように、静電容量式センサ5に対して、最終判定結果で得られた操作でのスキャンのみである個別スキャンを繰り返し行う。制御部15は図3に示すステップS110において静電容量式センサ5が素手91で操作されていると最終的に判定して最終判定結果を確定すると、その後、制御部15は、素手91のタッチ操作を検出するステップS113の個別スキャン(素手用個別スキャン)を繰り返し行う。一方、制御部15は図3に示すステップS110においてグローブ92を着用した手93により静電容量式センサ5を操作したと最終的に判定して最終判定結果を確定すると、その後、制御部15は、グローブ92を着用した手93のタッチ操作を検出するステップS113の個別スキャン(グローブ用個別スキャン)を繰り返し行う。制御部15は、タッチ操作が解除されるまで個別スキャンを繰り返し行う。この動作により、制御部15は効率的に短時間でかつ高精度に操作を検出し続けることができ、誤検出を少なくすることができる。
制御部15は個別スキャンを繰り返し行っている状態でタッチ操作が解除されると、制御部15は個別スキャンを通じてタッチ操作の解除を検出し、作動させた機能構成部20を停止し、図3に示すステップS101で基本スキャンを行う。
なお、実施の形態1では、タッチ操作で作動される装置として電子機器1は機能構成部20(20A、20B、・・・、20N)を備えるが、それらの装置は制御部15により制御される別の機器であってもよい。
静電容量式センサ5は表示部10から離れて単体で配置されていてもよい。
実施の形態1における静電容量式センサ5では、グローブ92は厚くかつ絶縁性を有する。グローブ92が薄い場合もしくはグローブ92が導電性を有する場合には、制御部15はグローブ92を着用した手93で静電容量式センサ5を操作した場合でも、素手91で静電容量式センサ5を操作したと判定し、結果、安定して高精度に静電容量式センサ5の操作を判定することができる。
上述のように、制御部15は、素手91により静電容量式センサ5の電極5Aが操作されたか否かを判定する素手用スキャンと、グローブ92を着用した手93により電極5Aが操作されたか否かを判定するグローブ用スキャンとを行うことにより、電極5Aが素手91とグローブ92を着用した手93とのいずれにより操作されたかを判定する第1の基本スキャンを行う。
制御部15は、第1の基本スキャンを行って素手91により電極5Aが操作されたと判定した後で、素手91により電極5Aが操作されたか否かを判定する素手用個別スキャンを行ってもよい。また、制御部15は、第1の基本スキャンを行ってグローブ92を着用した手93で電極5Aが操作されたと判定した後で、グローブ92を着用した手93で電極5Aが操作されたか否かを判定するグローブ用個別スキャンを行ってもよい。
制御部15は、第1の基本スキャンに引き続いて、素手用スキャンとグローブ用スキャンとを行うことにより電極5Aが素手91とグローブ92を着用した手93とのいずれにより操作されたかを判定する第2の基本スキャンを少なくとも1回行ってもよい。この場合に、制御部15は、第1の基本スキャンと少なくとも1回の第2の基本スキャンとの全てにおいて素手91で電極5Aが操作されたと判定した場合に、素手91で電極5Aが操作されたと最終的に判定する。また、制御部15は、第1の基本スキャンと少なくとも1回の第2の基本スキャンとの全てにおいてグローブ92を着用した手93で電極5Aが操作されたと判定した場合に、グローブ92を着用した手93で電極5Aが操作されたと最終的に判定する。
制御部15は、第1の基本スキャンと少なくとも1回の第2の基本スキャンとにおいてグローブ92を着用した手93で電極5Aが操作されたと判定した場合に、静電容量式センサ5の電極5Aの静電容量に応じた複数の検出信号を得る。制御部15は、複数の検出信号のレベルの最大値と最小値との差が所定の値より小さい場合に、グローブ92を着用した手93で電極5Aが操作されたと最終的に判定する。また、制御部15は、複数の検出信号のレベルの最大値と最小値との差が所定の値以上である場合に、グローブ92を着用した手93で電極5Aが操作されていないと最終的に判定する。
制御部15は、素手91で電極5Aが操作されたと最終的に判定した後で、素手91により電極5Aが操作されたか否かを判定する素手用個別スキャンを行ってもよい。また、制御部15は、グローブ92を着用した手93で電極5Aが操作されたと最終的に判定した後で、グローブ92を着用した手93で電極5Aが操作されたか否かを判定するグローブ用個別スキャンを行ってもよい。
静電容量式センサ5としては、指などが近接したりタッチしたりして静電容量の変化が生じて、その静電容量の変化を基に制御部15にて操作された位置が検出できるものであれば形状や詳細構成などは限定されず、例えば、静電容量式タッチパネルであってもよい。また、それを搭載する電子機器1についてもスマートフォンなどの移動体通信機器や情報通信端末を始めとして、家電用の電子機器、自動車などの車載用の機器やステアリングスイッチであってもよく、さらにはタッチ操作で所定動作をする構成の電子部品などに対しても実施の形態1における静電容量式センサ5や制御部15を適用可能である。
(実施の形態2)
図7は実施の形態2における静電容量式センサ35の電極41、42,43の模式図である。図1Bに示す実施の形態1における静電容量式センサ5は1つの電極5Aを有するが、静電容量式センサ35は互いに独立して一列に並べて配された3つの電極41〜43を有する。静電容量式センサ35は図1Aに示す実施の形態1における静電容量式センサ5と同様に制御部15に接続されている。
1つの電極5Aを有する静電容量式センサ5を備えた実施の形態1における電子機器1において、静電容量式センサ5がタッチ操作される。しかし、静電容量式センサは複数の電極を有していてもよい。複数の電極41〜43を有する静電容量式センサ35を備えた電子機器1は、静電容量式センサ35への入力操作もタッチ操作だけでなく、静電容量式センサ35の上面を指などでなぞることで複数の電極41〜43を連続的に操作するスライド操作やフリック操作などの所謂ジェスチャ操作を検出できる。実施の形態2における静電容量式センサ35を備えた電子機器1は、ジェスチャ操作においても当該発明の思想によりジェスチャ操作の誤検出を少なくすることができる。
制御部15は実施の形態1における静電容量式センサ5の電極5Aと同様に、静電容量式センサ35の電極41〜43に対してそれぞれ独立に基本スキャンを行って図3に示すステップS110で最終判定結果を確定させる。制御部15は、実施の形態2における静電容量式センサ35では、電極41、42、43に素手用スキャンを順次行い、その後、電極41、42、43にグローブ用スキャンを順次行う。つまり、制御部15は電極41〜43に対して同時に基本スキャンを行わない。
実施の形態2における静電容量式センサ35では、電極41、42、43のいずれかがステップS110で最終判定結果を確定すると、その最終判定結果で得られた操作での個別スキャンが電極41〜43の全てで行われる。例えば電極41〜43のうち電極41が一番早くステップS110において最終判定結果として素手91で操作されたと確定すると、その最終判定結果が確定された時点以降では、制御部15は、電極42、43は個々の最終判定結果が確定されていなくても他の電極42、43では基本スキャンを行わずに素手91の操作の個別スキャンを開始する。これにより、静電容量式センサ35の電極41〜43を連続的に操作したジェスチャ操作においても誤検出を少なくすることができる。
なお、個別スキャン中のタッチ操作の検出については、実施の形態1における静電容量式センサ5と同様に、最終判定結果として素手91で静電容量式センサ35が操作されたと確定したときは、制御部15は、閾値D13での個別スキャン(素手用個別スキャン)を行って素手91によるタッチ操作を検出する。最終判定結果としてグローブ92を着用した手93で静電容量式センサ35が操作されたと確定したときは、制御部15は、閾値D24での個別スキャン(グローブ用個別スキャン)を行ってグローブ92を着用した手93によるタッチ操作を検出する。
以下に、素手91で電極41〜43を電極41、42、43の順でジェスチャ操作した場合の静電容量式センサ35の動作を説明する。
図8と図9は素手91で静電容量式センサ35の電極41〜43を電極41、42、43の順に連続的に操作したときの検出信号のレベルを示す。図8と図9において、縦軸は検出信号のレベルを示し、横軸は時間を示す。電極41〜43での静電容量式センサ35の操作により、静電容量式センサ35は検出信号S41〜S43をそれぞれ出力する。
なお、素手91で静電容量式センサ35が操作されるまでの間、制御部15は、電極41〜43でのそれぞれ個々の基本スキャンを繰り返し行っている。
図8に示すように、素手91で電極41を操作すると検出信号S41のレベルが閾値D11より大きい閾値D12より大きくなる。これにより制御部15は、電極41の操作が素手91での操作である最終判定結果として確定し、その後は閾値D12より大きい閾値D14での個別スキャン(素手用個別スキャン)を繰り返し行う。なお、実施の形態2では、ジェスチャ操作を検出する閾値D14はタッチ操作を検出する閾値D13より小さい値である。閾値D14は閾値D13と同じであってもよい。
図8に示す動作では、時点t1において電極41の最終判定結果が確定される。時点t1において電極42の検出信号S42のレベルが閾値D11より小さいので、電極42での最終判定結果は確定されていない。しかし、制御部15は、時点t1から電極42のジェスチャ操作を検出する閾値D14での個別スキャン(素手用個別スキャン)を繰り返し行う。同様に、時点t1において電極43は検出信号S43のレベルが閾値D11より小さいので、電極43での最終判定結果は確定されていない。しかし、制御部15は、時点t1から電極43のジェスチャ操作を検出する閾値D14での個別スキャン(素手用個別スキャン)を繰り返し行う。
時点t1から所定の期間Tf内に電極42、43での操作による検出信号S42、S43のレベルがジェスチャ操作の有無を検知する閾値D14を超えると、制御部15は電極41〜43で使用者がジェスチャ操作を行ったと判定する。制御部15はジェスチャ操作に基づいて機能構成部20を動作させ、もしくは表示部10で表示された画面のスクロールや拡大縮小等の操作を行う。なお、電極41での操作による検出信号S41が閾値D14を超えていてもよい。
図9に示すように、時点t1から所定の期間Tf内に検出信号S42、S43のレベルの少なくとも1つがジェスチャ操作の有無を検知する閾値D14を超えない場合、すなわち、時点t1から所定の期間Tfの間に電極42、43での操作による検出信号S42、S43のレベルが閾値D14以下であれば、制御部15は電極41〜43で使用者がジェスチャ操作を行なっていないと判定する。実施の形態2における静電容量式センサ5では、所定の期間Tfは300msecであるが、これには限定されず、適宜決定することができる。
次に、グローブ92を着用した手93で電極41〜43を電極41、42、43の順でジェスチャ操作した場合の静電容量式センサ35の動作を説明する。
図10と図11はグローブ92を着用した手93で静電容量式センサ35の電極41〜43を電極41、42、43の順に連続的に操作したときの検出信号のレベルを示す。図10と図11において、縦軸は検出信号のレベルを示し、横軸は時間を示す。電極41〜43での静電容量式センサ35の操作により、静電容量式センサ35は検出信号S41〜S43をそれぞれ出力する。
なお、グローブ92を着用した手93で静電容量式センサ35が操作されるまでの間、制御部15は、電極41〜43のそれぞれ個々の基本スキャンを繰り返し行っている。
図10に示すように、グローブ92を着用した手93で電極41を操作すると検出信号S41のレベルが閾値D21より大きい閾値D22より大きくなる。これにより制御部15は最終判定結果として、電極41の操作は、グローブ92を着用した手93での操作であると確定し、その後は閾値D22より大きい閾値D25での個別スキャン(グローブ用個別スキャン)を繰り返し行う。なお、ジェスチャ操作を検出する閾値D25はタッチ操作を検出する閾値D24より小さい値である。閾値D25は閾値D24を同じであってもよい。
図10に示す動作では、時点t1において電極41の最終判定結果が確定される。時点t1において電極42の検出信号S42のレベルが閾値D21より小さいので、電極42での最終判定結果は確定されていない。しかし、制御部15は、時点t1から電極42のジェスチャ操作の有無を検出する閾値D25での個別スキャン(グローブ用個別スキャン)を繰り返し行う。同様に、時点t1において電極43の検出信号S43のレベルが閾値D21より小さいので、電極43での最終判定結果は確定されていない。しかし、制御部15は、時点t1からジェスチャ操作の有無を検出する閾値D25での個別スキャン(グローブ用個別スキャン)を繰り返し行う。
時点t1から所定の期間Tf内に電極42、43での操作による検出信号S42、S43のレベルがジェスチャ操作の有無を検知する閾値D25を超えると、制御部15は電極41〜43で使用者がジェスチャ操作を行ったと判定する。制御部15はジェスチャ操作に基づいて機能構成部20を動作させ、もしくは表示部10の画面のスクロールや拡大縮小等の操作を行う。なお、電極41での操作による検出信号S41のレベルが閾値D25を超えていてもよい。
図11に示すように、時点t1から所定の期間Tf内に検出信号S42、S43のレベルの少なくとも1つがジェスチャ操作の有無を検知する閾値D25を超えない場合、すなわち、時点t1から所定の期間Tfの間に電極42、43での操作による検出信号S42、S43のレベルが閾値D25以下であれば、制御部15は電極41〜43で使用者がジェスチャ操作を行なっていないと判定する。
上述のように、素手91で電極41を操作したと最終的に判定した時点t1から所定の期間Tf内に素手91により電極42が操作されたと判定した場合に、少なくとも電極41、42にジェスチャ操作が行われたと判定する。また、制御部15は、グローブ92を着用した手93で電極41を操作したと最終的に判定した時点t1から所定の期間Tf内にグローブ92を着用した手93により電極42が操作されたと判定した場合に、少なくとも電極41、42にジェスチャ操作が行われたと判定する。
実施の形態2における静電容量式センサ35は、一列に配列された3つの電極41〜43を有するが、電極の配置位置や数はこれのみに限定はされない。
本発明における静電容量式センサを用いた検出方法は誤検出を低減でき、各種電子機器に有用である。
1 電子機器
5 静電容量式センサ
5A 電極(第1の電極)
15 制御部
35 静電容量式センサ
41 電極(第1の電極)
42 電極(第2の電極)
ステップS107において第1の判定結果と第2の判定結果が一致しない場合(ステップS107の「No」)、図3に示すように、制御部15は、第2の判定結果を第1の判定結果として保存して(ステップS108)、ステップS104において基本スキャンを行い、ステップS105、S106を経て新たに第2の判定結果を得て、ステップS107において制御部15は第2の判定結果が第1の判定結果と一致するか否かを判定する。

Claims (10)

  1. 第1の電極を有する静電容量式センサを準備するステップと、
    素手により前記静電容量式センサの前記第1の電極が操作されたか否かを判定する素手用スキャンと、グローブを着用した手により前記第1の電極が操作されたか否かを判定するグローブ用スキャンとを行うことにより、前記第1の電極が前記素手と前記グローブを着用した前記手とのいずれにより操作されたかを判定する第1の基本スキャンを行うステップと、
    を含む、静電容量式センサを用いた検出方法。
  2. 前記第1の基本スキャンを行うステップにおいて前記素手により前記第1の電極が操作されたと判定した後で、前記素手により前記第1の電極が操作されたか否かを判定する素手用個別スキャンを行うステップと、
    前記第1の基本スキャンを行うステップにおいて前記グローブを着用した前記手で前記第1の電極が操作されたと判定した後で、前記グローブを着用した前記手で前記第1の電極が操作されたか否かを判定するグローブ用個別スキャンを行うステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載の静電容量式センサを用いた検出方法。
  3. 前記第1の基本スキャンを行うステップに引き続いて、前記素手用スキャンと前記グローブ用スキャンとを行うことにより前記第1の電極が前記素手と前記グローブを着用した前記手とのいずれにより操作されたかを判定する第2の基本スキャンを少なくとも1回行うステップと、
    前記第1の基本スキャンを行うステップと前記第2の基本スキャンを少なくとも1回行うステップとの全てにおいて前記素手で前記第1の電極が操作されたと判定した場合に、前記素手で前記第1の電極が操作されたと最終的に判定するステップと、
    前記第1の基本スキャンを行うステップと前記第2の基本スキャンを少なくとも1回行うステップとの全てにおいて前記グローブを着用した前記手で前記第1の電極が操作されたと判定した場合に、前記グローブを着用した前記手で前記第1の電極が操作されたと最終的に判定するステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載の静電容量式センサを用いた検出方法。
  4. 前記第1の基本スキャンを行うステップと前記第2の基本スキャンを少なくとも1回行うステップとにおいて前記グローブを着用した前記手で前記第1の電極が操作されたと判定した場合に、前記静電容量式センサの前記第1の電極の静電容量に応じた複数の検出信号を得るステップをさらに含み、
    前記グローブを着用した前記手で前記第1の電極が操作されたと最終的に判定するステップは、
    前記複数の検出信号のレベルの最大値と最小値との差が所定の値より小さい場合に、前記グローブを着用した前記手で前記第1の電極が操作されたと最終的に判定するステップと、
    前記複数の検出信号の前記レベルの前記最大値と前記最小値との前記差が前記所定の値以上である場合に、前記グローブを着用した前記手で前記第1の電極が操作されていないと最終的に判定するステップと、
    を含む、請求項3に記載の静電容量式センサを用いた検出方法。
  5. 前記素手で前記第1の電極が操作されたと最終的に判定するステップの後で、前記素手により前記第1の電極が操作されたか否かを判定する素手用個別スキャンを行うステップと、
    前記グローブを着用した前記手で前記第1の電極が操作されたと最終的に判定するステップの後で、前記グローブを着用した前記手で前記第1の電極が操作されたか否かを判定するグローブ用個別スキャンを行うステップと、
    をさらに含む、請求項3または4に記載の静電容量式センサを用いた検出方法。
  6. 前記静電容量式センサは第2の電極をさらに有し、
    前記素手で前記第1の電極を操作したと最終的に判定するステップにおいて前記素手で前記第1の電極を操作したと最終的に判定した時点から所定の期間内に前記素手により前記第2の電極が操作されたと判定した場合に、前記第1の電極と前記第2の電極にジェスチャ操作が行われたと判定するステップをさらに含む、請求項3に記載の静電容量式センサを用いた検出方法。
  7. 前記静電容量式センサは第2の電極をさらに有し、
    前記グローブを着用した前記手で前記第1の電極を操作したと最終的に判定するステップにおいて前記グローブを着用した前記手で前記第1の電極を操作したと最終的に判定した時点から所定の期間内に前記グローブを着用した前記手により前記第2の電極が操作されたと判定した場合に、前記第1の電極と前記第2の電極にジェスチャ操作が行われたと判定するステップをさらに含む、請求項3に記載の静電容量式センサを用いた検出方法。
  8. 前記静電容量式センサは第2の電極をさらに有し、
    前記第1の基本スキャンを行うステップにおいて前記素手で前記第1の電極を操作したと判定した時点から所定の期間内に前記素手により前記第2の電極が操作されたと判定した場合に、前記第1の電極と前記第2の電極にジェスチャ操作が行われたと判定するステップをさらに含む、請求項1に記載の静電容量式センサを用いた検出方法。
  9. 前記静電容量式センサは第2の電極をさらに有し、
    前記第1の基本スキャンを行うステップにおいて前記グローブを着用した前記手で前記第1の電極を操作したと判定した時点から所定の期間内に前記グローブを着用した前記手により前記第2の電極が操作されたと判定した場合に、前記第1の電極と前記第2の電極にジェスチャ操作が行われたと判定するステップをさらに含む、請求項1に記載の静電容量式センサを用いた検出方法。
  10. 電極を有する静電容量式センサと、
    前記静電容量式センサに接続された制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、素手により前記静電容量式センサの前記電極が操作されたか否かを判定する素手用スキャンと、グローブを着用した手により前記電極が操作されたか否かを判定するグローブ用スキャンとを行うことにより前記第1の電極が前記素手と前記グローブを着用した前記手とのいずれにより操作されたかを判定する基本スキャンを行う、電子機器。
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