JPWO2015008732A1 - 光学文字認識装置 - Google Patents

光学文字認識装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015008732A1
JPWO2015008732A1 JP2015527291A JP2015527291A JPWO2015008732A1 JP WO2015008732 A1 JPWO2015008732 A1 JP WO2015008732A1 JP 2015527291 A JP2015527291 A JP 2015527291A JP 2015527291 A JP2015527291 A JP 2015527291A JP WO2015008732 A1 JPWO2015008732 A1 JP WO2015008732A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character string
candidate
character
date
candidates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015527291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6344389B2 (ja
Inventor
美 張
美 張
中村 圭吾
圭吾 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuyama Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yuyama Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuyama Manufacturing Co Ltd filed Critical Yuyama Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2015008732A1 publication Critical patent/JPWO2015008732A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6344389B2 publication Critical patent/JP6344389B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition
    • G06V30/18Extraction of features or characteristics of the image
    • G06V30/1801Detecting partial patterns, e.g. edges or contours, or configurations, e.g. loops, corners, strokes or intersections
    • G06V30/18019Detecting partial patterns, e.g. edges or contours, or configurations, e.g. loops, corners, strokes or intersections by matching or filtering
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F18/00Pattern recognition
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J2200/00General characteristics or adaptations
    • A61J2200/70Device provided with specific sensor or indicating means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J2205/00General identification or selection means
    • A61J2205/30Printed labels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J7/00Devices for administering medicines orally, e.g. spoons; Pill counting devices; Arrangements for time indication or reminder for taking medicine
    • A61J7/0015Devices specially adapted for taking medicines
    • A61J7/0046Cups, bottles or bags
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition

Abstract

光学文字認識装置は、入力画像から、認識対象のオブジェクトを含む目標領域を抽出する。光学文字認識装置は、目標領域に含まれるオブジェクトから、少なくとも1つの文字列候補のオブジェクトを含む候補オブジェクトを抽出する。光学文字認識装置は、候補オブジェクトのラベリングを行って、予め決められた方向に延在して互いに近接した複数のオブジェクトを文字列候補として抽出し、文字列候補が、年を表す2桁又は4桁の数字と、月を表す1桁又は2桁の数字と、予め決められた約物とを含む日付のパターンを有するか否かを判断し、文字列候補が日付のパターンを有するとき、文字列候補を日付として認識する。

Description

本発明は、文字列を光学的に認識する光学文字認識装置に関し、特に、日付を表す文字列を認識する光学文字認識装置に関する。本発明はまた、日付を表す文字列を認識するための光学文字認識方法、コンピュータプログラム、及び記録媒体に関する。
薬品の容器に印字されている文字を光学的に認識する装置に対する需要が存在している(特許文献1を参照)。例えば、病棟にいったん運ばれ、結果的に使用されなかった注射薬などの薬品を保管庫に返却する場合、その薬品を次回の使用時に迅速かつ間違いなく取り出せるように、薬品の種類、名称、及び使用期限などに基づいて仕分けをして保管する必要がある。光学文字認識装置を用いて、この仕分けを自動的に行う返戻装置を実現することができれば、作業の効率化及びミスの削減のために効果的である。また、このような返戻装置を用いて薬品を保管する場合、薬品の保管場所が記録されるので、次回の使用の際にも、処方に基づいて適切な薬品を自動的に払い出すことができる。
特許第4857768号公報。
光学文字認識装置により文字列を光学的に認識する場合、文字列の画像に含まれるさまざまなノイズに起因して、誤認識が生じる可能性がある。認識の精度を向上させるためには、画像から予めノイズを除去する必要がある。
本発明は、以上の課題を解決し、従来よりも高い精度で日付を表す文字列を認識することができる光学文字認識装置、光学文字認識方法、コンピュータプログラム、及び記録媒体を提供することにある。
本発明の第1の態様に係る光学文字認識装置によれば、文字列を光学的に認識する光学文字認識装置において、上記光学文字認識装置は、
入力画像から、認識対象のオブジェクトを含む目標領域を抽出する第1の処理手段と、
上記目標領域に含まれるオブジェクトから、少なくとも1つの文字列候補のオブジェクトを含む候補オブジェクトを抽出する第2の処理手段と、
上記候補オブジェクトのラベリングを行って、予め決められた方向に延在して互いに近接した複数のオブジェクトを上記文字列候補として抽出し、上記文字列候補が、年を表す2桁又は4桁の数字と、月を表す1桁又は2桁の数字と、予め決められた約物とを含む日付のパターンを有するか否かを判断し、上記文字列候補が上記日付のパターンを有するとき、上記文字列候補を日付として認識する第3の処理手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る光学文字認識装置によれば、第1の態様に係る光学文字認識装置において、
上記第2の処理手段は、
上記目標領域に含まれるオブジェクトの輪郭及びエッジを検出し、
互いに重なり合う輪郭及びエッジを有するオブジェクトを上記候補オブジェクトとして抽出することを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る光学文字認識装置によれば、第2の態様に係る光学文字認識装置において、
上記第2の処理手段は、
上記目標領域にソーベルフィルタを適用して第1のエッジを検出し、
上記第1のエッジの近傍の領域にキャニーフィルタを適用して第2のエッジを検出し、
上記第2のエッジを、上記目標領域に含まれるオブジェクトのエッジとして使用することを特徴とする。
本発明の第4の態様に係る光学文字認識装置によれば、第1〜第3のいずれか1つの態様に係る光学文字認識装置において、
上記第3の処理手段は、
上記文字列候補のオブジェクトのラベリングを行って複数の文字候補を抽出し、
上記文字列候補が延在する方向に平行な幅及び上記文字列候補が延在する方向に直交する高さを有する矩形形状をそれぞれ有し、上記各文字候補をそれぞれ包囲する複数のバウンディングボックスを生成し、
上記各バウンディングボックスを、当該バウンディングボックスの高さが低いほど当該バウンディングボックスの幅を拡大するように変形し、
変形により連結されたバウンディングボックスに含まれる文字候補の組を、新たな文字列候補として抽出することを特徴とする。
本発明の第5の態様に係る光学文字認識装置によれば、第1〜第4のいずれか1つの態様に係る光学文字認識装置において、
上記第3の処理手段は、
上記文字列候補のオブジェクトのラベリングを行って複数の文字候補を抽出し、
10個より多数の文字候補を含む文字列候補を削除することを特徴とする。
本発明の第6の態様に係る光学文字認識装置によれば、第1〜第5のいずれか1つの態様に係る光学文字認識装置において、
上記第3の処理手段は、
上記文字列候補のオブジェクトのラベリングを行って複数の文字候補を抽出し、
上記文字列候補が延在する方向に直交する方向において2個以上のオブジェクトを含む文字候補のみを含む文字列候補を削除することを特徴とする。
本発明の第7の態様に係る光学文字認識装置によれば、第1〜第6のいずれか1つの態様に係る光学文字認識装置において、
上記第3の処理手段は、
上記文字列候補のオブジェクトの輪郭及びエッジを検出し、
上記エッジの画素が上記輪郭の画素に一致する部分が上記エッジの画素の面積の60%以下である文字列候補を削除することを特徴とする。
本発明の第8の態様に係る光学文字認識装置によれば、第1〜第7のいずれか1つの態様に係る光学文字認識装置において、
上記第3の処理手段は、上記文字列候補が明らかに数字と間違えることのない英字を含むとき、上記文字列候補を日付ではないものとして認識することを特徴とする。
本発明の第9の態様に係る光学文字認識装置によれば、第1〜第8のいずれか1つの態様に係る光学文字認識装置において、
上記第3の処理手段は、上記文字列候補が、月を表す2つの数字と、上記月を表す2つの数字に後続する少なくとも1つの他の文字とを含むとき、かつ、上記月を表す2つの数字間の距離が、上記月を表す2つの数字と他の文字との距離及び上記他の文字間の距離の平均値より大きいとき、上記月を表す2つの数字の1の位の数字及び上記他の文字を除去することを特徴とする。
本発明の第10の態様に係る光学文字認識装置によれば、第1〜第9のいずれか1つの態様に係る光学文字認識装置において、
上記入力画像は、回転可能に保持された円筒形状の容器の画像であることを特徴とする。
本発明の第11の態様に係る光学文字認識装置によれば、第10の態様に係る光学文字認識装置において、
上記第1の処理手段は、上記入力画像から、上記円筒形状の容器の回転軸に実質的に直交する方向に延在するエッジと、予め決められたしきい値よりも高い輝度の部分とを含む領域を、上記目標領域として抽出することを特徴とする。
本発明の第12の態様に係る光学文字認識装置によれば、第10又は第11の態様に係る光学文字認識装置において、
上記光学文字認識装置は、上記容器を回転させながら撮影された上記容器の異なる角度をそれぞれ表す複数の入力画像を取得し、
上記第3の処理手段は、1つの入力画像に係る文字列候補が月を表す数字として「1」のみを含むとき、他の入力画像に係る文字列候補が月を表す数字として「1」のみを含むか否かを判断することを特徴とする。
本発明の第13の態様に係る光学文字認識装置によれば、第10〜第12のいずれか1つの態様に係る光学文字認識装置において、
上記光学文字認識装置は、
カメラと、
上記円筒形状の容器の回転軸の周りに回転可能であるように上記容器を保持する撮影台と、
少なくとも1つの保管庫と上記撮影台との間で上記容器を移動させる移動装置とを備え、
上記容器には、上記容器中の薬品の使用期限の日付を表す文字列が印字されていることを特徴とする。
本発明の第14の態様に係る光学文字認識方法によれば、
文字列を光学的に認識する光学文字認識方法において、上記光学文字認識方法は、
入力画像から、認識対象のオブジェクトを含む目標領域を抽出する第1のステップと、
上記目標領域に含まれるオブジェクトから、少なくとも1つの文字列候補のオブジェクトを含む候補オブジェクトを抽出する第2のステップと、
上記候補オブジェクトのラベリングを行って、予め決められた方向に延在して互いに近接した複数のオブジェクトを上記文字列候補として抽出し、上記文字列候補が、年を表す2桁又は4桁の数字と、月を表す1桁又は2桁の数字と、予め決められた約物とを含む日付のパターンを有するか否かを判断し、上記文字列候補が上記日付のパターンを有するとき、上記文字列候補を日付として認識する第3のステップとを備えたことを特徴とする。
本発明の第15の態様に係るコンピュータプログラムによれば、
コンピュータによって実行されたときに文字列を光学的に認識するコンピュータプログラムにおいて、上記コンピュータプログラムは、
入力画像から、認識対象のオブジェクトを含む目標領域を抽出する第1のステップと、
上記目標領域に含まれるオブジェクトから、少なくとも1つの文字列候補のオブジェクトを含む候補オブジェクトを抽出する第2のステップと、
上記候補オブジェクトのラベリングを行って、予め決められた方向に延在して互いに近接した複数のオブジェクトを上記文字列候補として抽出し、上記文字列候補が、年を表す2桁又は4桁の数字と、月を表す1桁又は2桁の数字と、予め決められた約物とを含む日付のパターンを有するか否かを判断し、上記文字列候補が上記日付のパターンを有するとき、上記文字列候補を日付として認識する第3のステップとを備えたことを特徴とする。
本発明の第16の態様に係る記録媒体によれば、
コンピュータによって実行されたときに文字列を光学的に認識するコンピュータプログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体において、上記コンピュータプログラムは、
入力画像から、認識対象のオブジェクトを含む目標領域を抽出する第1のステップと、
上記目標領域に含まれるオブジェクトから、少なくとも1つの文字列候補のオブジェクトを含む候補オブジェクトを抽出する第2のステップと、
上記候補オブジェクトのラベリングを行って、予め決められた方向に延在して互いに近接した複数のオブジェクトを上記文字列候補として抽出し、上記文字列候補が、年を表す2桁又は4桁の数字と、月を表す1桁又は2桁の数字と、予め決められた約物とを含む日付のパターンを有するか否かを判断し、上記文字列候補が上記日付のパターンを有するとき、上記文字列候補を日付として認識する第3のステップとを備えたことを特徴とする。
本発明の第17の態様に係る光学文字認識装置によれば、第1〜第13のいずれか1つの態様に係る光学文字認識装置において、
上記光学文字認識装置は、上記容器を回転させながら撮影された上記容器の異なる角度をそれぞれ表す複数の入力画像を取得し、上記複数の入力画像を連結することを特徴とする。
本発明の光学文字認識装置、光学文字認識方法、コンピュータプログラム、及び記録媒体は、従来よりも高い精度で日付を表す文字列を認識することができる。
本発明の第1の実施形態に係る光学文字認識装置の構成を示すブロック図である。 第1の例に係る文字列が印字された容器13aを示す上面図である。 第2の例に係る文字列が印字された容器13bを示す上面図である。 第3の例に係る文字列が印字された容器13cを示す上面図である。 第4の例に係る文字列が印字された容器13dを示す上面図である。 図1の制御装置1によって実行される日付検出処理を示すフローチャートである。 図6のステップS2における目標領域抽出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図6のステップS4における候補オブジェクト抽出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図6のステップS6におけるOCR処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図9のステップS51,S53,S55,S57におけるOCRサブルーチンの第1の部分を示すフローチャートである。 図9のステップS51,S53,S55,S57におけるOCRサブルーチンの第2の部分を示すフローチャートである。 図11のステップS68におけるエッジ強度及び領域輝度判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図11のステップS69における平均高さ判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図11のステップS72,S75における日付パターン判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図7のステップS21において抽出された画像中の輝度が高い部分の例を示す図である。 図7のステップS22において抽出された画像中の長い縦エッジの例を示す図である。 図15の輝度が高い部分及び図16の長い縦エッジを重ね合わせた図である。 図15の輝度が高い部分及び図16の長い縦エッジを含む目標領域21を示す図である。 図8のステップS31において抽出された明オブジェクトの例を示す図である。 図8のステップS33において抽出された暗オブジェクトの例を示す図である。 図8のステップS31における移動平均フィルタを用いた明オブジェクトの抽出を示す図である。 明オブジェクト及び暗オブジェクトを含む画像を示す図である。 図22Aの画像からの明オブジェクトの抽出を示す図である。 図22Aの画像からの暗オブジェクトの抽出を示す図である。 図8のステップS35においてソーベルフィルタを用いて抽出された画像中のエッジの例を示す図である。 図8のステップS36において、ステップS35において抽出されたエッジ以外の領域を削除した後の画像の例を示す図である。 図8のステップS37においてしきい値15のキャニーフィルタを用いて抽出された画像中のエッジの例を示す図である。 図8のステップS37においてしきい値4のキャニーフィルタを用いて抽出された画像中のエッジの例を示す図である。 図8のステップS38において抽出された明オブジェクトの候補オブジェクトの例を示す図である。 図8のステップS39において抽出された暗オブジェクトの候補オブジェクトの例を示す図である。 オブジェクトの例を示す図である。 図29Bはしきい値200を用いて抽出された図29Aの2値化画像を示す図である。 図29Bの輪郭を示す図である。 しきい値50を用いて抽出された図29Aのエッジを示す図である。 しきい値200を用いて抽出された図29Aのエッジを示す図である。 文字の輪郭及びエッジを示す図である。 図10のステップS61において抽出された文字列候補の例を示す図である。 図10のステップS61における文字列候補の抽出を示す図である。 図10のステップS62において抽出された文字候補及び生成されたバウンディングボックスの例を示す図である。 図10のステップS61において抽出された文字列候補の例を示す図である。 図10のステップS62において抽出された文字候補及び生成されたバウンディングボックス42の例を示す図である。 図10のステップS63において変形されたバウンディングボックス43の例を示す図である。 図10のステップS64において抽出された新たな文字列候補の例を示す図である。 図10のステップS61において抽出された文字列候補の他の例を示す図である。 図10のステップS62において抽出された文字候補及び生成されたバウンディングボックス42の他の例を示す図である。 図10のステップS65,S66,S67において一部の文字列候補を削除した後の文字列候補の例を示す図である。 図10のステップS64において抽出された文字列候補の例を示す図である。 図36Aの文字列候補に含まれる各文字候補の高さ方向におけるオブジェクトの個数を示す図である。 図10のステップS64において抽出された文字列候補の他の例を示す図である。 図37Aの文字列候補に含まれる各文字候補の高さ方向におけるオブジェクトの個数を示す図である。 入力画像の例を示す図である。 図38Aの画像から抽出された明オブジェクトの候補オブジェクトを示す図である。 図38Bの候補オブジェクトの輪郭を示す図である。 図38Aの画像から抽出されたエッジを示す図である。 入力画像の例を示す図である。 図39Aの画像から抽出された暗オブジェクトの候補オブジェクトを示す図である。 図39Bの候補オブジェクトの輪郭を示す図である。 図39Aの画像から抽出されたエッジを示す図である。 図11のステップS68におけるエッジ強度及び領域輝度判定処理を説明するための入力画像の例を示す図である。 図12のステップS90において選択された文字列候補の例を示す図である。 図11のステップS68におけるエッジ強度及び領域輝度判定処理によって処理された文字列候補の例を示す図である。 図13のステップS101において選択された文字列候補の例を示す図である。 図13のステップS104において抽出された新たな文字列候補の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る光学文字認識装置の制御装置1によって実行される日付検出処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る光学文字認識装置の制御装置1によって実行される日付検出処理を示すフローチャートである。 図45のステップS15における連結画像の日付検出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る光学文字認識装置の制御装置1によって実行される日付検出処理の日付パターン判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 日付の文字列及び他の文字を含む文字列候補の例を示す図である。
第1の実施形態.
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光学文字認識装置の構成を示すブロック図である。図1の光学文字認識装置は、円筒形状の容器13の表面に印字された日付の文字列を光学的に認識する。
図1の光学文字認識装置は、制御装置1、レール2、移動装置3、カメラ4〜6、照明装置7a,7b、及びローラー8a,8bを備える。少なくとも2つのローラー8a,8bは、互いに平行に設けられ、かつ、制御装置1の制御下で動作する駆動装置を備え、これにより、容器13を回転可能に保持する。光学文字認識装置は、さらに、容器13を収容する少なくとも1つのトレー(又は保管庫)11,12を備える。移動装置3は、制御装置1の制御下で、トレー11,12及びローラー8a,8bの間で容器13を移動させる。カメラ4〜6は、トレー11,12及びローラー8a,8b上にそれぞれ設けられ、容器13がトレー11,12及びローラー8a,8b上にあるときに容器13の画像をそれぞれ取得し、制御装置1に送る。照明装置7a,7bは、ローラー8a,8b上の容器13に照明を当てる。ローラー8a,8b及び照明装置7a,7bは、容器13のための撮影台として機能する。光学文字認識装置は、ローラー8a,8bに代えて、円筒形状の容器13の回転軸の周りに回転可能であるように容器13を保持する他の機構を備えてもよい。制御装置1は、カメラ5から送られた容器13の画像に対して、図6〜図14を参照して後述する日付検出処理を実行し、容器13の表面に印字された日付を認識する。移動装置3に追加のカメラが設けられてもよい。制御装置1は、記録媒体10から読み取られたコンピュータプログラムに従って動作する外部のパーソナルコンピュータ(PC)9に接続されていてもよい。
容器13は、例えば、薬品の容器(アンプル)であり、容器13には、容器13中の薬品の使用期限の日付を表す文字列が印字されている。例えば、このような容器13が病棟から返却されてトレー11に置かれたとき、光学文字認識装置は、移動装置3を用いて容器13をトレー11からローラー8a,8b上に移動させ、ローラー8a,8b上において、容器13に印字された使用期限の日付を光学的に認識する。次いで、光学文字認識装置は、認識された日付に基づいて、容器を保管するか廃棄するかを決定し、移動装置3を用いて、適切な保管庫又はゴミ箱に関連付けられた他のトレー12に容器13を移動させる。
図2〜図5に、容器13に印字された文字列の例を示す。図2は、第1の例に係る文字列が印字された容器13aを示す上面図である。図3は、第2の例に係る文字列が印字された容器13bを示す上面図である。図4は、第3の例に係る文字列が印字された容器13cを示す上面図である。図5は、第4の例に係る文字列が印字された容器13dを示す上面図である。文字列は、容器に貼られたラベル上に印字されていてもよく、容器上に直接に印字されていてもよい。また、文字列の向きは、円筒形状の容器13の回転軸に平行であってもよく、容器13の回転軸に直交してもよく、又は、これらの向きの文字列が混在していてもよい。
制御装置1は、入力画像から、認識対象のオブジェクトを含む目標領域を抽出する第1の処理手段として動作する。また、制御装置1は、目標領域に含まれるオブジェクトから、少なくとも1つの文字列候補のオブジェクトを含む候補オブジェクトを抽出する第2の処理手段として動作する。また、制御装置1は、候補オブジェクトのラベリングを行って、予め決められた方向に延在して互いに近接した複数のオブジェクトを文字列候補として抽出し、文字列候補が、年を表す2桁又は4桁の数字と、月を表す1桁又は2桁の数字と、予め決められた約物(punctuation mark)とを含む日付のパターンを有するか否かを判断し、文字列候補が日付のパターンを有するとき、文字列候補を日付として認識する第3の処理手段として動作する。
以下、図6〜図14を参照して、図1の制御装置1によって実行される日付検出処理について説明する。
図6は、図1の制御装置1によって実行される日付検出処理を示すフローチャートである。制御装置1は、ローラー8a,8bを用いて容器13を一定角度(例えば15度)ずつ回転させながらカメラ5により容器13を撮影して、容器13の異なる角度をそれぞれ表す複数の画像(入力画像)を取得する。カメラ5としては、容器13に印字された文字列を光学的に認識するために十分な解像度を有するものが使用される。例えば、容器13は直径10〜40mmを有し、例えば、容器13を含む120×90mmにわたる範囲を、画素数3840×2748(約1000万画素)で撮影する白黒のカメラが使用される。この場合、容器13上の1mmは32画素に相当する。図6のステップS1において、制御装置1は、容器13の複数の画像のうちの1つを取得する。ステップS2において、制御装置1は、目標領域抽出処理を実行する。
図7は、図6のステップS2における目標領域抽出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図7のステップS21において、制御装置1は、ステップS1で取得された画像から、予め決められたしきい値よりも高い輝度の部分(例えば照明の反射を含む部分)を抽出する。制御装置1は、例えば画素の輝度が0〜255にわたって変化するとき、例えば220より高い輝度を有する部分を抽出する。図15は、図7のステップS21において抽出された画像中の輝度が高い部分の例を示す図である。ここで、入力画像は、図5の容器13dの画像である。
次いで、図7のステップS22において、制御装置1は、ステップS1で取得された画像から、円筒形状の容器13の回転軸に実質的に直交する方向に延在する長いエッジ(縦エッジ)を抽出する。容器13の背景にはローラー8a,8bが存在するが、ローラー8a,8bは、容器13の回転軸に平行に延在するので、縦エッジを抽出することでローラー8a,8bの影響を除去することができる。
ステップS22においてエッジを抽出するために、次式のソーベル(Sobel)フィルタが使用される。
Figure 2015008732
ソーベルフィルタにより抽出されたエッジのうち、短いもの、例えば55画素の長さに満たないものは、ノイズとして削除される。図16は、図7のステップS22において抽出された画像中の長い縦エッジの例を示す図である。図5の容器13dの回転軸は図5のX軸に平行であり、従って、ステップS22では、図5のY軸に実質的に平行な方向に延在するエッジが抽出される。
図7のステップS23において、制御装置1は、輝度が高い部分及び縦エッジを含む矩形領域(幅w1×高さh1)を目標領域として抽出し、目標領域の外部の領域を削除する。図17は、図15の輝度が高い部分及び図16の長い縦エッジを重ね合わせた図である。図18は、図15の輝度が高い部分及び図16の長い縦エッジを含む目標領域21を示す図である。目標領域は、認識対象の文字列のオブジェクトを含むと考えられる領域である。
再び図6を参照すると、ステップS2の目標領域抽出処理の実行後、ステップS3において、制御装置1は、目標領域の抽出に成功したか否かを判断し、YESのときはステップS4に進み、NOのときはステップS10に進む。ステップS4において、制御装置1は、候補オブジェクト抽出処理を実行する。
図8は、図6のステップS4における候補オブジェクト抽出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図8のステップS31において、制御装置1は、目標領域の画像に対して移動平均フィルタを適用することにより、周囲よりも明るい明オブジェクトを抽出し、画像を2値化する。黒地に白字の文字列は、明オブジェクトとして抽出される。照明の当たり方にムラがあるので、単純な2値化を行うだけではオブジェクトを検出できない。従って、移動平均フィルタを用いた2値化方法(動的しきい値法)を使用する。図21は、図8のステップS31における移動平均フィルタを用いた明オブジェクトの抽出を示す図である。図21に示す原理によれば、制御装置1は、入力画像(ここでは、目標領域の画像)の輝度から、その局所的な平均輝度を計算し、局所的な平均輝度に所定のオフセットを加算した輝度よりも高い輝度を有するオブジェクト(すなわち、周囲と比べて突出した明るさを有するオブジェクト)を、明オブジェクトとして抽出する。局所的な平均輝度を計算するために参照する局所的な領域のサイズは、目標領域全体のサイズに基づいて決定される。図19は、図8のステップS31において抽出された明オブジェクトの例を示す図である。次いで、ステップS32において、制御装置1は、2値化された明オブジェクトの輪郭を検出する。
次いで、図8のステップS33〜S34では、ステップS31〜S32で明オブジェクトに対して行った処理と同様の処理を、暗オブジェクトに対して行う。ステップS33において、制御装置1は、目標領域の画像に対して移動平均フィルタを適用することにより、周囲よりも暗い暗オブジェクトを抽出し、画像を2値化する。白地に黒字の文字列は、暗オブジェクトとして抽出される。図20は、図8のステップS33において抽出された暗オブジェクトの例を示す図である。ステップS34において、制御装置1は、2値化された暗オブジェクトの輪郭を検出する。
図22Aは、明オブジェクト及び暗オブジェクトを含む画像を示す図である。図22Bは、図22Aの画像からの明オブジェクトの抽出を示す図である。図22Cは、図22Aの画像からの暗オブジェクトの抽出を示す図である。1つの文字列は、明オブジェクト及び暗オブジェクトの一方であると考えられる。図8のステップS31〜S34において明オブジェクト及び暗オブジェクトの両方を抽出しているので、容器13に印字された日付を確実に検出することができる。
次いで、図8のステップS35において、制御装置1は、次式のソーベルフィルタを用いて、目標領域の画像中のエッジを抽出する。
Figure 2015008732
Figure 2015008732
Figure 2015008732
ここで、bは、ある画素に演算子Bを適用した結果を示し、cは、同じ画素に演算子Cを適用した結果を示す。図23は、図8のステップS35においてソーベルフィルタを用いて抽出された画像中のエッジの例を示す図である。
次いで、図8のステップS36において、制御装置1は、目標領域の画像から、ステップS35で抽出されたエッジ以外の領域を削除する。図24は、図8のステップS36において、ステップS35において抽出されたエッジ以外の領域を削除した後の画像の例を示す図である。次いで、図8のステップS37において、制御装置1は、ステップS36の削除を行った後の画像に対してキャニー(Canny)フィルタを適用し、画像中のエッジを抽出する。
キャニーのエッジ検出方法は、以下の3つのステップを含む。第1のステップとして、画像について、次式の勾配の大きさg(x,y)及び勾配の向きd(x,y)を計算する。
Figure 2015008732
Figure 2015008732
ここで、f(x,y)は、標準偏差σを有するガウス関数のx方向に関する一次微分と、画素値関数との畳み込みを示し、f(x,y)は、同じガウス関数のy方向に関する一次微分と、画素値関数との畳み込みを示す。
キャニーのエッジ検出方法の第2のステップとして、勾配の大きさg(x,y)の最大値を求めることで、エッジを検出する。このとき、注目画素の周囲8画素を用いて勾配の向きd(x,y)に対して補間した勾配の大きさを推定し、それらの推定値と比較することにより、注目画素の勾配の大きさg(x,y)が真の最大値を有しているのかを判断する。
キャニーのエッジ検出方法の第3のステップとして、高いしきい値Th_H及び低いしきい値Th_Lを設定し、ヒステリシスのあるしきい値判断を行う。勾配の大きさg(x,y)が高いしきい値Th_Hよりも大きいとき、その画素をエッジであると判断する。勾配の大きさg(x,y)が低いしきい値Th_Lよりも小さいとき、その画素はエッジではないと判断する。勾配の大きさg(x,y)が高いしきい値Th_H及び低いしきい値Th_Lの間にあるとき、その画素がエッジとして検出された画素に隣接しているときのみ、エッジであると判断する。
本開示の例では、ステップS37において、ガウス関数の標準偏差σ=1.4、高いしきい値Th_H=10、及び低いしきい値Th_L=5を有するキャニーフィルタを用いた。しきい値の可能な値の範囲は、0〜255である。
図8のステップ40では、直後のステップS38,S39と、後述する図10のステップS67との両方で使用するために、2種類のキャニーフィルタを用いて2種類のエッジを抽出する。図25は、図8のステップS37においてしきい値15のキャニーフィルタを用いて抽出された画像中のエッジの例を示す図である。図26は、図8のステップS37においてしきい値4のキャニーフィルタを用いて抽出された画像中のエッジの例を示す図である。本開示の例では、図26のエッジをステップS38,S39で使用し、図25のエッジを図10のステップS67で用いた。
ソーベルフィルタを用いてエッジを抽出すると、高速だが、抽出されるエッジの幅が太くなる。キャニーフィルタを用いてエッジを抽出すると、低速だが、詳細なエッジを抽出できる。一方、本実施形態では、いったんソーベルフィルタを用いてエッジを抽出し(ステップS35)、抽出されたエッジ以外の領域を削除し(ステップS36)、ソーベルフィルタを用いて抽出されたエッジの近傍の領域のみにキャニーフィルタを適用してエッジを抽出し(ステップS37)、このエッジを、目標領域に含まれるオブジェクトのエッジとして使用する。このように、ソーベルフィルタ及びキャニーフィルタを組み合わせることで、キャニーフィルタのみを用いる場合よりも、エッジの抽出が約10倍速くなる。
次いで図8のステップS38において、制御装置1は、輪郭及びエッジを有する明オブジェクトであって、輪郭及びエッジが互いに重なり合い、実質的に一致している明オブジェクトを候補オブジェクトとして抽出する。図27は、図8のステップS38において抽出された明オブジェクトの候補オブジェクトの例を示す図である。次いで図8のステップS39において、制御装置1は、輪郭及びエッジを有する暗オブジェクトであって、輪郭及びエッジが互いに重なり合い、実質的に一致している暗オブジェクトを候補オブジェクトとして抽出する。図28は、図8のステップS39において抽出された暗オブジェクトの候補オブジェクトの例を示す図である。
図29Aはオブジェクトの例を示す図である。図29Bはしきい値200を用いて抽出された図29Aの2値化画像を示す図である。図29Cは図29Bの輪郭を示す図である。図29Dはしきい値50を用いて抽出された図29Aのエッジを示す図である。図29Eはしきい値200を用いて抽出された図29Aのエッジを示す図である。図29Fは文字の輪郭及びエッジを示す図である。図29Aのオブジェクトは、例えば画素の輝度が0〜255にわたって変化するとき、輝度0の部分、輝度128の部分、及び輝度255の部分を含む。図29Aのオブジェクトの輪郭は、その2値化画像(図29B)の輪郭として得られる(図29C)。図29Aのオブジェクトのエッジは、輝度が急に変化する部分として得られ、異なるしきい値を用いることにより異なるエッジが抽出される(図29D、図29E)。図29C〜図29Eに示すように、一般に、オブジェクトの輪郭及びエッジは一致するとは限らない。ただし、文字のオブジェクトは常に閉じたエッジを有し、オブジェクトの輪郭及びエッジは一致すると考えられる。従って、実質的に一致した輪郭及びエッジを有するオブジェクトを抽出することにより、文字のオブジェクトを抽出することができる。エッジと輪郭が一致しないオブジェクトは、ノイズとして削除される。
次いで図6のステップS5において、制御装置1は、候補オブジェクトの抽出に成功したか否かを判断し、YESのときはステップS6に進み、NOのときはステップS10に進む。ステップS6において、制御装置1はOCR処理を実行する。
図9は、図6のステップS6におけるOCR処理のサブルーチンを示すフローチャートである。認識対象の文字列が明オブジェクトであるのか、それとも暗オブジェクトであるのか未知であり、また、認識対象の文字列が図5のX軸に平行に延在するのか、それともY軸に平行に延在するのか未知であるので、これらすべての組み合わせについて図10及び図11のOCRサブルーチンを実行する。認識装置の文字列が明オブジェクトであると仮定するとき、図8のステップS38で抽出された明オブジェクトの候補オブジェクトを用いる。認識装置の文字列が暗オブジェクトであると仮定するとき、図8のステップS39で抽出された暗オブジェクトの候補オブジェクトを用いる。認識装置の文字列がX軸に平行に延在すると仮定するとき、目標領域の画像をそのまま使用する。認識装置の文字列がY軸に平行に延在すると仮定するとき、目標領域の画像を90度回転して使用する。
図9のステップS51において、制御装置1は、認識装置の文字列がX軸に平行に延在する明オブジェクトであると仮定して、OCRサブルーチンを実行する。ステップS52において、制御装置1は、OCRに成功したか否かを判断し、YESのときは図6のステップS7に進み、NOのときはステップS53に進む。ステップS53において、制御装置1は、認識装置の文字列がY軸に平行に延在する明オブジェクトであると仮定して、OCRサブルーチンを実行する。ステップS54において、制御装置1は、OCRに成功したか否かを判断し、YESのときは図6のステップS7に進み、NOのときはステップS55に進む。ステップS55において、制御装置1は、認識装置の文字列がX軸に平行に延在する暗オブジェクトであると仮定して、OCRサブルーチンを実行する。ステップS56において、制御装置1は、OCRに成功したか否かを判断し、YESのときは図6のステップS7に進み、NOのときはステップS57に進む。ステップS57において、制御装置1は、認識装置の文字列がY軸に平行に延在する暗オブジェクトであると仮定して、OCRサブルーチンを実行し、その後、図6のステップS7に進む。
図10は、図9のステップS51,S53,S55,S57におけるOCRサブルーチンの第1の部分を示すフローチャートである。図11は、図9のステップS51,S53,S55,S57におけるOCRサブルーチンの第2の部分を示すフローチャートである。
図10のステップS61において、制御装置1は、候補オブジェクトのラベリングを行って、予め決められた方向に延在して互いに近接した複数のオブジェクトを文字列候補として抽出する。図30は、図10のステップS61において抽出された文字列候補の例を示す図である。図31は、図10のステップS61における文字列候補の抽出を示す図である。図31において、文字列候補を抽出するための文字列候補マスク31は、例えば、幅w2=75画素、高さh2=3画素を有する。ある位置に配置された文字列候補マスク31が候補オブジェクトの画素を1つでも含むとき、文字列候補マスク31内の領域は、文字列候補の一部であると判断される。文字列候補マスク31を目標領域の全体にわたってスキャンし、個別の連結した文字列候補に対してラベルを付与する。
ステップS61において候補オブジェクトのラベリングを行って文字列候補を抽出するとき、近接した複数の文字列が1つの文字列候補として抽出される可能性がある。従って、いったん文字列候補を文字候補に分離し、各文字候補の特徴量(幅及び高さ)に基づいて、類似した特徴量を有する文字候補を文字列候補として再結合する。図10のステップS62において、制御装置1は、各文字列候補中のオブジェクトのラベリングを行って当該文字列候補に含まれる複数の文字候補を抽出し、各文字候補のバウンディングボックスを生成する。各バウンディングボックスは、文字列候補が延在する方向に平行な幅及び文字列候補が延在する方向に直交する高さを有する矩形形状をそれぞれ有し、各文字候補をそれぞれ包囲する最小外接矩形である。ステップS63において、制御装置1は、各バウンディングボックスを、その幅及び高さに基づいて、当該バウンディングボックスの高さが低いほど当該バウンディングボックスの幅を拡大するように変形する。ステップS64において、制御装置1は、変形により連結されたバウンディングボックスに含まれる文字候補の組を、新たな文字列候補として抽出する。図32は、図10のステップS62において抽出された文字候補及び生成されたバウンディングボックスの例を示す図である。
図33Aは、図10のステップS61において抽出された文字列候補の例を示す図である。図33Bは、図10のステップS62において抽出された文字候補及び生成されたバウンディングボックス42の例を示す図である。図33Cは、図10のステップS63において変形されたバウンディングボックス43の例を示す図である。図33Dは、図10のステップS64において抽出された新たな文字列候補の例を示す図である。図33Aの文字列候補は、2つの文字列「2012.1」及び「abc」を含んでいるが、1つの文字列候補として抽出されている。図33Aには、説明のために、文字列候補のバウンディングボックス41を示す。次に、図33Bに示すように、図33Aの文字列候補中のオブジェクトのラベリングを行って当該文字列候補に含まれる複数の文字候補を抽出し、各文字候補のバウンディングボックス42を生成する。各文字候補のバウンディングボックス42は、幅w3及び高さh3を有する。次に、図33Cに示すように、各バウンディングボックスを、その幅及び高さに基づいて変形する。変形後のバウンディングボックス43の幅w3’及び高さh3’は、次式によって得られる。
Figure 2015008732
Figure 2015008732
ここで、Wは、各文字候補のバウンディングボックス42の幅の最大値であり、Hは、各文字候補のバウンディングボックス42の高さの最大値である。
図33Cに示すように、各文字候補のバウンディングボックスは、高さh3が低いほど幅w3を拡大するように変形される。従って、「.」及び「1」の距離は「1」及び「a」の距離よりも大きいが、変形後のバウンディングボックス43では、「.」及び「1」が連結され、「1」及び「a」が分離されている。図33Dに示すように、変形により連結されたバウンディングボックスに含まれる文字候補の組を、新たな文字列候補として抽出する。図33Dには、説明のために、新たな文字列候補のバウンディングボックス41a,41bを示す。
図34Aは、図10のステップS61において抽出された文字列候補の他の例を示す図である。図34Bは、図10のステップS62において抽出された文字候補及び生成されたバウンディングボックス42の他の例を示す図である。ステップS64において、変形により連結されたバウンディングボックスに含まれる文字候補の組が新たな文字列候補として抽出されないとき、図34Aの文字列候補に含まれていたオブジェクトは、ノイズとして削除される。
次いで、ステップS65〜S67では、誤認識の防止のために、明らかに日付の文字列ではない文字列候補を削除する。
図10のステップS65において、制御装置1は、10個より多数の文字候補を含む文字列候補を削除する。日付の文字列は、たかだか10個以下の文字を含むと考えられる。従って、10個より多数の文字候補を含む文字列候補は、ノイズとして削除される。
次いでステップS66において、制御装置1は、高さ方向において2個以上のオブジェクトを含む文字候補のみを含む文字列候補を削除する。ここでは、各文字候補において、当該文字候補に含まれるオブジェクトを高さ方向に連結し、連結後のオブジェクトの個数を数える。数字「0」〜「9」は単一の連結されたオブジェクトである。従って、文字列候補が日付であるならば、当該文字列候補に含まれるすべての文字候補が、高さ方向においてただ1つのオブジェクトを含むはずである。しかしながら、日付の文字列であるにもかかわらずノイズなどに起因して高さ方向において2個以上のオブジェクトを含む文字候補が存在する可能性(余分なオブジェクトが存在する場合、連結したオブジェクトが切断されている場合、など)を考慮して、高さ方向において2個以上のオブジェクトを含む文字候補のみを含む文字列候補を、ノイズとして削除する。図36Aは、図10のステップS64において抽出された文字列候補の例を示す図である。図36Bは、図36Aの文字列候補に含まれる各文字候補の高さ方向におけるオブジェクトの個数を示す図である。図36Bの文字候補51の上に、各文字候補の高さ方向におけるオブジェクトの個数を示す。
図37Aは、図10のステップS64において抽出された文字列候補の他の例を示す図である。図37Bは、図37Aの文字列候補に含まれる各文字候補の高さ方向におけるオブジェクトの個数を示す図である。図37A及び図37Bは、文字列が縦に延在するにもかかわらず、誤って横に延在するものとして処理している例である。図37Bに示すように、各文字候補の高さ方向におけるオブジェクトの個数はすべて2個以上であるので、図37A及び図37Bの文字列候補は、ノイズとして削除される。
次いでステップS67において、制御装置1は、各オブジェクトにおけるエッジの画素が輪郭の画素に一致する部分がエッジの画素の面積(画素数)の60%以下である文字列候補を削除するある領域から明オブジェクト及び暗オブジェクトの候補オブジェクトを抽出したとき、それらの一方にのみ正しい文字列候補が含まれる。正しく抽出された候補オブジェクトでは、そのエッジの画素が輪郭の画素に実質的に一致すると考えられる。一方、他方の候補オブジェクトから抽出された文字列候補は、ノイズとして削除される。オブジェクトのエッジとして、図8のステップS37で抽出されたエッジを使用する。図38Aは、入力画像の例を示す図である。図38Bは、図38Aの画像から抽出された明オブジェクトの候補オブジェクトを示す図である。図38Cは、図38Bの候補オブジェクトの輪郭を示す図である。図38Dは、図38Aの画像から抽出されたエッジを示す図である。図39Aは、入力画像の例を示す図である。図39Bは、図39Aの画像から抽出された暗オブジェクトの候補オブジェクトを示す図である。図39Cは、図39Bの候補オブジェクトの輪郭を示す図である。図39Dは、図39Aの画像から抽出されたエッジを示す図である。図38A及び図39Aの入力画像は、暗オブジェクトを含む。従って、図39Cの輪郭及び図39Dのエッジは実質的に一致しているが、図38Cの輪郭及び図38Dのは一致しない。
図35は、図10のステップS65,S66,S67において一部の文字列候補を削除した後の文字列候補の例を示す図である。図30に比較して、ノイズが削減されていることがわかる。
次いで図11のステップS68において、制御装置1は、エッジ強度及び領域輝度判定処理を実行する。
図12は、図11のステップS68におけるエッジ強度及び領域輝度判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図12のステップS90において、制御装置1は、1つの文字列候補を選択する。ステップS91において、制御装置1は、文字候補の領域の輪郭を抽出して膨張させる。ここで、文字候補の領域の輪郭の画素に1画素を付加することにより膨張させる。ステップS92において、制御装置1は、ステップS91において膨張された輪郭に対してキャニーフィルタを適用し、文字列候補の領域のエッジを検出する。ここでは、ガウス関数の標準偏差σ=1、高いしきい値Th_H=30、及び低いしきい値Th_L=10を有するキャニーフィルタを用いた。
ステップS93において、制御装置1は、文字列候補の領域のエッジ強度の平均edge_M及び偏差edge_Dを計算する。エッジ強度の平均edge_M及び偏差edge_Dに基づき、次式を用いて、エッジ強度の基準範囲の下限edge_L及び上限edge_Hを計算する。
Figure 2015008732
Figure 2015008732
次いでステップS94において、制御装置1は、文字列候補の領域の輝度の平均I_M及び偏差I_Dを計算する。輝度の平均I_M及び偏差I_Dに基づき、次式を用いて、輝度の基準範囲の下限I_L及び上限I_Hを計算する。
Figure 2015008732
Figure 2015008732
ステップS95において、制御装置1は、選択された文字列候補における1つの文字候補を選択する。ステップS96において、制御装置1は、選択された文字候補の領域のエッジ強度の平均を計算する。ステップS97において、制御装置1は、選択された文字候補の領域の輝度の平均を計算する。ステップS98において、制御装置1は、選択された文字候補が、基準範囲外のエッジ強度及び輝度を有する場合には、その文字候補を削除する。詳しくは、下限edge_L未満のエッジ強度又は上限edge_Hより大きなエッジ強度を有する文字候補は、ノイズとして削除される。また、下限I_L未満の輝度又は上限I_Hより大きな輝度を有する文字候補は、ノイズとして削除される。
次いでステップS99において、制御装置1は、未処理の文字候補があるか否かを判断し、YESのときはステップS95に進み、NOのときはステップS100に進む。ステップS100において、制御装置1は、未処理の文字列候補があるか否かを判断し、YESのときはステップS90に進み、NOのときは図11のステップS69に進む。
図40は、図11のステップS68におけるエッジ強度及び領域輝度判定処理を説明するための入力画像の例を示す図である。図41は、図12のステップS90において選択された文字列候補の例を示す図である。図42は、図11のステップS68におけるエッジ強度及び領域輝度判定処理によって処理された文字列候補の例を示す図である。図40〜図42によれば、エッジ強度及び領域輝度に基づいてノイズが削減されていることがわかる。
図11のステップS69において、制御装置1は平均高さ判定処理を実行する。
図13は、図11のステップS69における平均高さ判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。ステップS101において、制御装置1は、1つの文字列候補を選択する。ステップS102において、制御装置1は、各文字候補に含まれるオブジェクトを高さ方向に連結する。オブジェクトを高さ方向に連結するために、高さ方向にクロージング処理を行う(すなわち、領域の拡張処理を行い、次いで収縮処理を行う)。ステップS103において、制御装置1は、各文字候補の高さの平均及び偏差を計算し、高さの基準範囲を決定する。高さの基準範囲を決定するために、平均及び偏差を計算することに代えて、文字列候補中の各オブジェクトの高さの中間値を計算してもよい。この場合、例えば、5画素以上かつ高さの中間値の1.1倍以下の範囲を基準範囲としてもよい。ステップS104において、制御装置1は、規定範囲の高さをもたない文字候補を削除し、元の文字列候補から、文字候補の削除により分離された新たな文字列候補を抽出する。図43Aは、図13のステップS101において選択された文字列候補の例を示す図である。図43Bは、図13のステップS104において抽出された新たな文字列候補の例を示す図である。文字候補42aはノイズとして削除され、新たな文字列候補41c,41dが抽出される。次いで図13のステップS105において、制御装置1は、未処理の文字列候補があるか否かを判断し、YESのときはステップS101に進み、NOのときは図11のステップS70に進む。
図11のステップS70において、制御装置1は、文字列候補の個数は0であるか否かを判断し、YESのときは図9のステップS52,S54,S56、又は図6のステップS7に進み、NOのときはステップS71に進む。ステップS71において、制御装置1は、1つの文字列候補を選択する。ステップS72において、制御装置1は、日付パターン判定処理を実行する。
図14は、図11のステップS72,S75における日付パターン判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
制御装置1は、年を表す2桁又は4桁の数字と、月を表す1桁又は2桁の数字と、予め決められた約物とを含む複数の日付パターンを含むテーブルを内部に保持している。「2012年7月」を例にすると、日付は例えば以下のパターンを有する。
[表1]
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(1)「2012.07」 数字4桁+ピリオド+数字2桁
(2)「2012.7」 数字4桁+ピリオド+数字1桁
(3)「2012−07」 数字4桁+ハイフン+数字2桁
(4)「2012−7」 数字4桁+ハイフン+数字1桁
(5)「’12.07」 アポストロフィ+数字2桁+ピリオド+数字2桁
(6)「’12.7」 アポストロフィ+数字2桁+ピリオド+数字1桁
(7)「2012,07」 (1)のピリオドが汚れている場合の予防措置
(8)「2012,7」 (2)のピリオドが汚れている場合の予防措置
―――――――――――――――――――――――――――――――――
各日付パターンは、数字及び約物がどのように並んでいるのかを特定する。
図14のステップS111において、制御装置1は、文字列候補に対して英数字用OCRを行う。ステップS112において、制御装置1は、内部のテーブルに保持した日付パターンのうち1つの日付パターンを選択する。制御装置1は、以下のステップにおいて、ステップS111で認識された文字列が、ステップS112で選択された日付パターンに一致するか否かを判断する。ステップS113において、制御装置1は、文字列は日付パターンに一致したか否かを判断し、YESのときはステップS114に進み、NOのときはステップS115に進む。ステップS114において、制御装置1は、文字列は「明らかに数字と間違えることのない英字」を含むか否かを判断し、YESのときはステップS115に進み、NOのときはステップS117に進む。「明らかに数字と間違えることのない英字」は、例えば、「O」、「o」、「C」、「c」、「U」、「u」、「Z」、「z」、「n」、「L」、「l」、「I」、「J」、「D」を含む。文字列が「明らかに数字と間違えることのない英字」を含むとき、文字列を日付ではないものとして認識する。ステップS115において、制御装置1は、すべての日付パターンを使用したか否かを判断し、YESのときは図11のステップS73(又はステップS76)に進み、NOのときはステップS112に戻り、他の日付パターンを選択する。ステップS117において、制御装置1は、文字列中の文字の高さは一定であるか否かを判断し、YESのときはステップS116に進み、NOのときはステップS113に戻る。ステップS116において、制御装置1は、文字列は英字を含むか否かを判断し、YESのときはステップS117に進み、NOのときはステップS118に進む。ステップS117において、制御装置1は、文字列候補に対して数字用OCRを行い、文字列候補が英字を含んでいても、それを数字として認識する。
ステップS117の後で、傾き補正を行ってもよい。傾き補正を行うことにより、「1」を含む文字列を誤りなく認識することができる。
図14のステップS118において、制御装置1は、文字列は日付であるか否かを判断し、YESのときは図11のステップS73(又はステップS76)に進み、NOのときはステップS113に戻る。
図11のステップS73において、制御装置1は、日付パターンの判定に成功したか否かを判断し、YESのときは図9のステップS52,S54,S56、又は図6のステップS7に進み、NOのときはステップS74に進む。ステップS74において、制御装置1は、文字列候補を180度回転する。ステップS75において、制御装置1は、180度回転された文字列候補に対して、前述のものと同じ日付パターン判定処理を実行する。ステップS76において、制御装置1は、日付パターンの判定に成功したか否かを判断し、YESのときは図9のステップS52,S54,S56、又は図6のステップS7に進み、NOのときはステップS77に進む。ステップS77において、制御装置1は、未処理の文字列候補があるか否かを判断し、YESのときはステップS71に戻り、NOのときは図9のステップS52,S54,S56、又は図6のステップS7にステップSに進む。
図6のステップS7において、制御装置1は、OCRに成功したか否か、すなわち、使用期限の日付を表す文字列の抽出に成功したか否かを判断し、YESのときはステップS8に進み、NOのときはステップS10に進む。月が「1」であると認識した場合、実際には「10」〜「12」であるところ、容器13の角度などに起因して誤って「1」であると認識している可能性がある。以下のステップでは、1つの入力画像に係る文字列候補が月を表す数字として「1」のみを含むとき、他の入力画像に係る文字列候補が月を表す数字として「1」のみを含むか否かを判断する。ステップS8において、制御装置1は、月は「1」であるか否かを判断し、YESのときはステップS9に進み、NOのときはステップS12に進む。ステップS9において、制御装置1は、同じ日付を2回検出したか否かを判断し、YESのときはステップS12に進み、NOのときはステップS10に進む。ステップS10において、制御装置1は、容器13を1周させたか否かを判断し、YESのときはステップS13に進み、NOのときはステップS11に進む。ステップS11において、制御装置1は、容器13を回転させる。例えば、容器13を15度ずつ回転させる場合には、合計で24個の入力画像を取得することができる。また、容器13の直径が異なる場合であっても一定の角度毎に画像を取得するために、容器13を2周にわたって回転させて直径を検出し、一定の時間間隔で容器13の画像を取得しながら、その直径に応じて異なる速度で容器13を回転させてもよい。ステップS12において、制御装置1は、日付を出力する。ステップS13において、制御装置1は、エラーを出力する。
以上説明したように、本実施形態に係る光学文字認識装置によれば、文字列の画像に含まれるさまざまなノイズを、文字列を光学的に認識する前に予め除去することにより、従来よりも高い精度で日付を表す文字列を認識することができる。
入力画像は、円筒形状の容器の画像に限定されず、他の画像であってもよい(平坦な物体の画像、又は任意の画像データ)。
制御装置1が外部のPC9に接続されているとき、図6〜図14の日付検出処理は、少なくとも部分的にPC9によって実行されてもよい。
以上説明したように日付を表す文字列を認識する光学文字認識方法を実施してもよい。また、そのような光学文字認識方法は、コンピュータによって実行されたときに文字列を光学的に認識するコンピュータプログラムとして実施されてもよい。また、そのようなコンピュータプログラムは、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。例えば、図1の記録媒体10にそのようなコンピュータプログラムを格納し、PC9は、記録媒体10からコンピュータプログラムを読み取ったとき、当該コンピュータプログラムに従って光学文字認識方法を実施する。
第2の実施形態.
第1の実施形態に係る光学文字認識装置は、日付が予め決められた約物を含み、通常の書体を有する文字で印字されていれば、従来よりも高い精度で日付を表す文字列を認識することができる。しかしながら、特殊な約物を含む日付(例えば、「2015/5」、「2015 5」)、特殊な書体(例えば、互いに分離した複数のドットからなるもの)を有する文字で印字された日付、など(以下、特殊パターンという)を認識するためには、図6〜図14の日付検出処理におけるさまざまな判断の条件(しきい値など)を緩和して、多数の文字列候補を抽出する必要がある。日付検出処理における判断の条件を緩和すると、ノイズが増大し、日付検出処理を実行するのに必要な時間が長くなるので、実行時間の増大を抑えながら、特殊パターンの日付を認識できることが望まれる。
図44は、本発明の第2の実施形態に係る光学文字認識装置の制御装置1によって実行される日付検出処理を示すフローチャートである。図44のステップS1〜S12は、図6のステップS1〜S12と同様である。図44の日付検出処理は、図1のステップS13に代えて、ステップS14の特殊パターンの日付検出処理を含む。ステップS14の特殊パターンの日付検出処理では、図44のステップS2、S4、及びS6で用いたものよりも緩和した判断の条件(しきい値など)を設定して、図6の日付検出処理を実行する。特殊パターンの日付が印字された容器の種類及び数量は少なく、大部分の容器に印字された日付は、ある程度限定的な条件を設定した日付検出処理を実行することにより認識することができる。
図44の日付検出処理によれば、図44のステップS1〜S11を実行して日付の文字列を認識できなかったときのみ、ステップS14の特殊パターンの日付検出処理を実行するので、実行時間の増大を抑えながら、特殊パターンの日付を認識することができる。
第3の実施形態.
第1の実施形態に係る光学文字認識装置によれば、容器13の異なる角度をそれぞれ表す複数の画像(入力画像)を取得するので、日付の文字列が円筒形状の容器の回転軸に直交しているとき(図3及び図4)、日付の全体が1つ画像中に入らない可能性がある。日付の文字列が、円筒形状の容器の側面の半周以上にわたっているときは、日付の全体を含む画像を取得することができない。
図45は、本発明の第3の実施形態に係る光学文字認識装置の制御装置1によって実行される日付検出処理を示すフローチャートである。図45のステップS1〜S12は、図6のステップS1〜S12と同様である。図45の日付検出処理は、図1のステップS13に代えて、ステップS15の連結画像の日付検出処理を含む。図46は、図45のステップS15における連結画像の日付検出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。前述のように、制御装置1は、ローラー8a,8bを用いて容器13を一定角度ずつ回転させながらカメラ5により容器13を撮影して、容器13の異なる角度をそれぞれ表す複数の画像を取得する。図46のステップS1Aにおいて、制御装置1は、容器13の互いに隣接する部分を含む複数の画像を連結して1つの連結画像を生成する。詳しくは、制御装置1は、互いに隣接する2画像において類似のオブジェクトを認識することにより、これらの画像を連結する。連結画像は、容器の側面を展開した平面画像である。制御装置1は、容器13の曲面で湾曲している部分については、容器13の幅を円柱の直径として、射影変換を用いて平面に補正する。図46のステップS2〜S9、S12、及びS13は、図6のステップステップS2〜S9、S12、及びS13と同様である。
連結画像の生成にはある程度の時間がかかるので、制御装置1は、図45のステップS15を実行する前に、連結画像を予め生成しておいてもよい。
従来、円筒形状の物体の側面の画像を生成するために、ラインカメラが知られている。しかしながら、ラインカメラを用いるためには、ラインカメラ自体のコストがかかることに加えて、物体を高い精度で回転させるための機構を設けることのコストがかかる。薬品の容器はさまざまな形状及びサイズを有するので、ラインカメラによる撮影のために十分な精度で回転させるためのコストは非常に大きくなる。一方、図45の日付検出処理によれば、通常のカメラにより撮影された複数の画像を連結して連結画像を生成することで、コストの増大を抑えることができる。
図45の日付検出処理によれば、図45のステップS1〜S11を実行して日付の文字列を認識できなかったときのみ、ステップS15の連結画像の日付検出処理を実行するので、実行時間の増大を抑えながら、1つ画像中に入らない日付を認識することができる。
第4の実施形態.
日付の文字列の直後(右側)に他の文字(「O」、「J」、「Z」など)があるとき、他の文字が日付の一部であると誤って認識される可能性がある。従って、このような日付の一部ではない他の文字を文字列候補から除去する必要がある。
図47は、本発明の第4の実施形態に係る光学文字認識装置の制御装置1によって実行される日付検出処理の日付パターン判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。図47の日付パターン判定処理は、図11のステップS72及びS75において実行され、図14のステップS113及びS114の間に追加のステップS121及びS122を含む。図47のステップS121において、制御装置1は、日付パターンに一致した文字列の月を表す数字が「10」、「11」、「12」のいずれかであるとき、以下に説明する基準に基づいて、日付の後に他の文字があるか否かを判断し、YESのときはステップS122に進み、NOのときはステップS114に進む。
図48は、日付の文字列及び他の文字を含む文字列候補の例を示す図である。日付「2016.1」の後に他の文字「CJ932」が存在する。「C」を誤って「0」と認識すると、日付パターンに一致した文字列が誤って「2016.10」と認識される。制御装置1は、日付の文字列「2016.10」を検出したとき、その最後の「0」が実際に日付の一部であるのか否かを判断する。
図48の文字間の距離D1〜D10は、画素数を単位として、例えば以下の通りである。
[表2]
――――――――――――――
D1=50.4231
D2=49.8108
D3=43.7262
D4=44.1873
D5=82.874
D6=82.8974
D7=55.6709
D8=39.335
D9=49.1936
D10=45.8404
――――――――――――――
「2016.10」の最後の「0」が日付の一部であるか否かを判断するために、まず、日付の文字間の距離D1〜D6を比較する場合を考える。この場合、最後の「1」と「0」との距離(「1」と「C」との距離)D6が、「.」と「1」との距離D5と同程度であるので、「2016.10」の最後の「0」が日付の一部ではないと判断できない。
本実施形態では、「2016.10」の最後の「0」が日付の一部であるか否かを判断するために、距離D6と、「2016.10」の後の文字間の距離D7〜D10の平均値とを比較する。距離D6が距離D7〜D10の平均値よりも大きいとき、制御装置1は、「2016.10」の最後の「0」が日付の一部ではないと判断し、ステップS122において文字「CJ932」を除去する。一方、距離D6が距離D7〜D10の平均値以下であるとき、制御装置1は、「2016.10」の最後の「0」が日付の一部であると判断する。これにより、日付の文字列の直後に他の文字があっても、高い精度で日付を表す文字列を認識することができる。
以上説明したように、制御装置1は、文字列候補が、月を表す2つの数字と、月を表す2つの数字に後続する少なくとも1つの他の文字とを含むとき、かつ、月を表す2つの数字間の距離が、月を表す2つの数字と他の文字との距離及び他の文字間の距離の平均値より大きいとき(ステップS121)、月を表す2つの数字の1の位の数字及び他の文字を除去する(ステップS122)。
本発明の光学文字認識装置、光学文字認識方法、コンピュータプログラム、及び記録媒体は、従来よりも高い精度で日付を表す文字列を認識することができる。
1…制御装置、
2…レール、
3…移動装置、
4〜6…カメラ、
7a,7b…照明装置、
8a,8b…ローラー、
9…パーソナルコンピュータ(PC)、
10…記録媒体、
11,12…トレー、
13,13a〜13d…容器、
21…目標領域、
22…トリミングされた目標領域、
31…文字列候補マスク、
41…文字列候補のバウンディングボックス、
41a,41b…新たな文字列候補のバウンディングボックス、
42,42a…文字候補のバウンディングボックス、
43…変形された文字候補のバウンディングボックス、
51…文字候補。

Claims (16)

  1. 文字列を光学的に認識する光学文字認識装置において、上記光学文字認識装置は、
    入力画像から、認識対象のオブジェクトを含む目標領域を抽出する第1の処理手段と、
    上記目標領域に含まれるオブジェクトから、少なくとも1つの文字列候補のオブジェクトを含む候補オブジェクトを抽出する第2の処理手段と、
    上記候補オブジェクトのラベリングを行って、予め決められた方向に延在して互いに近接した複数のオブジェクトを上記文字列候補として抽出し、上記文字列候補が、年を表す2桁又は4桁の数字と、月を表す1桁又は2桁の数字と、予め決められた約物とを含む日付のパターンを有するか否かを判断し、上記文字列候補が上記日付のパターンを有するとき、上記文字列候補を日付として認識する第3の処理手段とを備えたことを特徴とする光学文字認識装置。
  2. 上記第2の処理手段は、
    上記目標領域に含まれるオブジェクトの輪郭及びエッジを検出し、
    互いに重なり合う輪郭及びエッジを有するオブジェクトを上記候補オブジェクトとして抽出することを特徴とする請求項1記載の光学文字認識装置。
  3. 上記第2の処理手段は、
    上記目標領域にソーベルフィルタを適用して第1のエッジを検出し、
    上記第1のエッジの近傍の領域にキャニーフィルタを適用して第2のエッジを検出し、
    上記第2のエッジを、上記目標領域に含まれるオブジェクトのエッジとして使用することを特徴とする請求項2記載の光学文字認識装置。
  4. 上記第3の処理手段は、
    上記文字列候補のオブジェクトのラベリングを行って複数の文字候補を抽出し、
    上記文字列候補が延在する方向に平行な幅及び上記文字列候補が延在する方向に直交する高さを有する矩形形状をそれぞれ有し、上記各文字候補をそれぞれ包囲する複数のバウンディングボックスを生成し、
    上記各バウンディングボックスを、当該バウンディングボックスの高さが低いほど当該バウンディングボックスの幅を拡大するように変形し、
    変形により連結されたバウンディングボックスに含まれる文字候補の組を、新たな文字列候補として抽出することを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の光学文字認識装置。
  5. 上記第3の処理手段は、
    上記文字列候補のオブジェクトのラベリングを行って複数の文字候補を抽出し、
    10個より多数の文字候補を含む文字列候補を削除することを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の光学文字認識装置。
  6. 上記第3の処理手段は、
    上記文字列候補のオブジェクトのラベリングを行って複数の文字候補を抽出し、
    上記文字列候補が延在する方向に直交する方向において2個以上のオブジェクトを含む文字候補のみを含む文字列候補を削除することを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載の光学文字認識装置。
  7. 上記第3の処理手段は、
    上記文字列候補のオブジェクトの輪郭及びエッジを検出し、
    上記エッジの画素が上記輪郭の画素に一致する部分が上記エッジの画素の面積の60%以下である文字列候補を削除することを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の光学文字認識装置。
  8. 上記第3の処理手段は、上記文字列候補が明らかに数字と間違えることのない英字を含むとき、上記文字列候補を日付ではないものとして認識することを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の光学文字認識装置。
  9. 上記第3の処理手段は、上記文字列候補が、月を表す2つの数字と、上記月を表す2つの数字に後続する少なくとも1つの他の文字とを含むとき、かつ、上記月を表す2つの数字間の距離が、上記月を表す2つの数字と他の文字との距離及び上記他の文字間の距離の平均値より大きいとき、上記月を表す2つの数字の1の位の数字及び上記他の文字を除去することを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載の光学文字認識装置。
  10. 上記入力画像は、回転可能に保持された円筒形状の容器の画像であることを特徴とする請求項1〜9のうちのいずれか1つに記載の光学文字認識装置。
  11. 上記第1の処理手段は、上記入力画像から、上記円筒形状の容器の回転軸に実質的に直交する方向に延在するエッジと、予め決められたしきい値よりも高い輝度の部分とを含む領域を、上記目標領域として抽出することを特徴とする請求項10記載の光学文字認識装置。
  12. 上記光学文字認識装置は、上記容器を回転させながら撮影された上記容器の異なる角度をそれぞれ表す複数の入力画像を取得し、
    上記第3の処理手段は、1つの入力画像に係る文字列候補が月を表す数字として「1」のみを含むとき、他の入力画像に係る文字列候補が月を表す数字として「1」のみを含むか否かを判断することを特徴とする請求項10又は11記載の光学文字認識装置。
  13. 上記光学文字認識装置は、
    カメラと、
    上記円筒形状の容器の回転軸の周りに回転可能であるように上記容器を保持する撮影台と、
    少なくとも1つの保管庫と上記撮影台との間で上記容器を移動させる移動装置とを備え、
    上記容器には、上記容器中の薬品の使用期限の日付を表す文字列が印字されていることを特徴とする請求項10〜12のうちのいずれか1つに記載の光学文字認識装置。
  14. 文字列を光学的に認識する光学文字認識方法において、上記光学文字認識方法は、
    入力画像から、認識対象のオブジェクトを含む目標領域を抽出する第1のステップと、
    上記目標領域に含まれるオブジェクトから、少なくとも1つの文字列候補のオブジェクトを含む候補オブジェクトを抽出する第2のステップと、
    上記候補オブジェクトのラベリングを行って、予め決められた方向に延在して互いに近接した複数のオブジェクトを上記文字列候補として抽出し、上記文字列候補が、年を表す2桁又は4桁の数字と、月を表す1桁又は2桁の数字と、予め決められた約物とを含む日付のパターンを有するか否かを判断し、上記文字列候補が上記日付のパターンを有するとき、上記文字列候補を日付として認識する第3のステップとを備えたことを特徴とする光学文字認識方法。
  15. コンピュータによって実行されたときに文字列を光学的に認識するコンピュータプログラムにおいて、上記コンピュータプログラムは、
    入力画像から、認識対象のオブジェクトを含む目標領域を抽出する第1のステップと、
    上記目標領域に含まれるオブジェクトから、少なくとも1つの文字列候補のオブジェクトを含む候補オブジェクトを抽出する第2のステップと、
    上記候補オブジェクトのラベリングを行って、予め決められた方向に延在して互いに近接した複数のオブジェクトを上記文字列候補として抽出し、上記文字列候補が、年を表す2桁又は4桁の数字と、月を表す1桁又は2桁の数字と、予め決められた約物とを含む日付のパターンを有するか否かを判断し、上記文字列候補が上記日付のパターンを有するとき、上記文字列候補を日付として認識する第3のステップとを備えたことを特徴とするコンピュータプログラム。
  16. コンピュータによって実行されたときに文字列を光学的に認識するコンピュータプログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体において、上記コンピュータプログラムは、
    入力画像から、認識対象のオブジェクトを含む目標領域を抽出する第1のステップと、
    上記目標領域に含まれるオブジェクトから、少なくとも1つの文字列候補のオブジェクトを含む候補オブジェクトを抽出する第2のステップと、
    上記候補オブジェクトのラベリングを行って、予め決められた方向に延在して互いに近接した複数のオブジェクトを上記文字列候補として抽出し、上記文字列候補が、年を表す2桁又は4桁の数字と、月を表す1桁又は2桁の数字と、予め決められた約物とを含む日付のパターンを有するか否かを判断し、上記文字列候補が上記日付のパターンを有するとき、上記文字列候補を日付として認識する第3のステップとを備えたことを特徴とする記録媒体。
JP2015527291A 2013-07-16 2014-07-14 光学文字認識装置 Active JP6344389B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013147546 2013-07-16
JP2013147546 2013-07-16
PCT/JP2014/068725 WO2015008732A1 (ja) 2013-07-16 2014-07-14 光学文字認識装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015008732A1 true JPWO2015008732A1 (ja) 2017-03-02
JP6344389B2 JP6344389B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=52346186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015527291A Active JP6344389B2 (ja) 2013-07-16 2014-07-14 光学文字認識装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6344389B2 (ja)
CN (1) CN105431866A (ja)
TW (1) TWI608422B (ja)
WO (1) WO2015008732A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106156767A (zh) * 2016-03-02 2016-11-23 平安科技(深圳)有限公司 行驶证有效期自动提取方法、服务器及终端
CN106407976B (zh) * 2016-08-30 2019-11-05 百度在线网络技术(北京)有限公司 图像字符识别模型生成和竖列字符图像识别方法和装置
JP6401806B2 (ja) * 2017-02-14 2018-10-10 株式会社Pfu 日付識別装置、日付識別方法及び日付識別プログラム
JP6480985B2 (ja) * 2017-07-03 2019-03-13 ファナック株式会社 Ncプログラム変換装置
JP6949596B2 (ja) 2017-07-20 2021-10-13 東芝テック株式会社 商品データ処理装置及び商品データ処理プログラム
CN110414496B (zh) * 2018-04-26 2022-05-27 百度在线网络技术(北京)有限公司 相似字识别方法、装置、计算机设备及存储介质
TWI685796B (zh) * 2018-05-31 2020-02-21 國立中興大學 智慧型文字圖形識別方法
CN110490192A (zh) * 2019-07-16 2019-11-22 广东工业大学 一种商品生产日期标签检测方法及系统
TWI797531B (zh) * 2020-12-31 2023-04-01 國立臺北科技大學 藥庫管理系統

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001175808A (ja) * 1999-12-22 2001-06-29 Fujitsu Ltd 画像処理装置、及び画像処理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2004178044A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Mitsubishi Electric Corp 属性抽出方法及びその装置及び属性抽出プログラム
JP2009294704A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ナンバー認識装置およびナンバー認識方法
JP2010115339A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Ookuma Electronic Co Ltd 注射液用空容器の情報読取装置
JP2011521520A (ja) * 2008-04-16 2011-07-21 ワイコフ, リチャード ダレル 携帯型マルチメディア受信および送信装置
JP2012137841A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Institute Of National Colleges Of Technology Japan ピッキングシステムおよびピッキング方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5405015A (en) * 1993-08-11 1995-04-11 Videojet Systems International, Inc. System and method for seeking and presenting an area for reading with a vision system
TW200641708A (en) * 2005-05-25 2006-12-01 Systex Corp Fast inquiry system and method for merchandise data
JP2009199102A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Fujitsu Ltd 文字認識プログラム、文字認識装置及び文字認識方法
US8577145B2 (en) * 2009-12-19 2013-11-05 Pcas Patient Care Automation Services Inc. Automated dispensary for identifying embossed characters and package labeling
CN101968865B (zh) * 2010-11-17 2013-12-11 上海合合信息科技发展有限公司 在电子日历中添加提醒事件的方法
JP5647919B2 (ja) * 2011-03-07 2015-01-07 株式会社Nttドコモ 文字認識装置、文字認識方法、文字認識システム、および文字認識プログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001175808A (ja) * 1999-12-22 2001-06-29 Fujitsu Ltd 画像処理装置、及び画像処理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2004178044A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Mitsubishi Electric Corp 属性抽出方法及びその装置及び属性抽出プログラム
JP2011521520A (ja) * 2008-04-16 2011-07-21 ワイコフ, リチャード ダレル 携帯型マルチメディア受信および送信装置
JP2009294704A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ナンバー認識装置およびナンバー認識方法
JP2010115339A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Ookuma Electronic Co Ltd 注射液用空容器の情報読取装置
JP2012137841A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Institute Of National Colleges Of Technology Japan ピッキングシステムおよびピッキング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6344389B2 (ja) 2018-06-20
WO2015008732A1 (ja) 2015-01-22
TW201506800A (zh) 2015-02-16
TWI608422B (zh) 2017-12-11
CN105431866A (zh) 2016-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6344389B2 (ja) 光学文字認識装置
US8300928B2 (en) System and method for locating a target region in an image
JP7102490B2 (ja) 画像認識装置
JP6143111B2 (ja) 物体識別装置、物体識別方法、及びプログラム
US8526668B2 (en) Marker processing method, marker processing device, marker, object having a marker, and marker processing program
JPWO2014103297A1 (ja) 物体識別装置、方法及びプログラム
US8538170B2 (en) System and method for document location and recognition
JP6831951B2 (ja) 画像認識システム
TWI751426B (zh) 影像處理系統、影像處理方法及程式產品
CN113903024A (zh) 一种手写票据数值信息识别方法、系统、介质及装置
CN107403179B (zh) 一种物品包装信息的注册方法及装置
US9652652B2 (en) Method and device for identifying a two-dimensional barcode
JP2023040038A (ja) プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
TWI725465B (zh) 影像處理系統、影像處理方法及程式產品
JP6628336B2 (ja) 情報処理システム
JP7449505B2 (ja) 情報処理システム
JP6885563B2 (ja) 陳列状況判定システム
JP5160366B2 (ja) 電子部品のパターンマッチング方法
JP2006330872A (ja) 指紋照合装置、方法およびプログラム
JP2017173925A (ja) 光学文字認識装置
JP6890849B2 (ja) 情報処理システム
JP2007140729A (ja) 物品の位置及び姿勢を検出する方法および装置
JP6941331B2 (ja) 画像認識システム
US11817207B1 (en) Medication inventory system including image based boundary determination for generating a medication tray stocking list and related methods
WO2023171132A1 (ja) 情報処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170209

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6344389

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250