JPWO2014199978A1 - ユーザ端末、基地局、及びプロセッサ - Google Patents

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Abstract

UE100−1は、パケット交換方式の音声通話をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。UE100−1は、eNB200から受信するブロードキャスト情報に基づいて、eNB200へランダムアクセスを行うために、ランダムアクセス信号をeNB200に送信する。ブロードキャスト情報は、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき緊急呼用パラメータを含む。UE100−1は、緊急呼を発信するためにランダムアクセスを行う場合に、ブロードキャスト情報に含まれる緊急呼用パラメータを適用して、緊急呼用ランダムアクセス信号をeNB200に送信する。

Description

本発明は、パケット交換方式の音声通話をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末、基地局、及びプロセッサに関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、VoLTE(Voice over LTE)の標準化が進められている。VoLTEは、パケット交換方式を採用するLTE(Long Term Evolution)システム上で音声通話を行う技術である。
VoLTEでは、優先制御の仕組みが、RRC(Radio Resource Control)層、及びRRC層よりも上位の上位層に導入されている。優先制御は、緊急呼を通常の呼よりも優先して処理するための制御である。
RRC層における優先制御では、緊急呼を発信するユーザ端末(発信側端末)は、基地局とのRRC接続の確立を要求するためのRRC接続要求メッセージに、緊急呼であることを示す情報を含める(非特許文献1参照)。発信側端末は、そのRRC接続要求メッセージを基地局に送信する。そのRRC接続要求メッセージを受信した基地局は、その発信側端末に対する処理を優先する。
上位層における優先制御では、発信側端末は、基地局とのRRC接続を確立した後において、着信側端末とのセッションを確立するためのSIP(Session Initiation Protocol)メッセージに、緊急呼であることを示す情報を含める(非特許文献2参照)。発信側端末は、そのSIPメッセージをIMS(IP Multimedia Subsystem)に送信する。そのSIPメッセージを受信したIMSは、その発信側端末に対する処理を優先する。
3GPP技術仕様書 「TS36.331 V11.3.0」 2013年3月18日 3GPP技術仕様書 「TS23.167 V11.6.0」 2012年12月18日
ところで、ユーザ端末は、基地局とのRRC接続の確立に先立ち、RRC層よりも下位のMAC(Media Access Control)層において、基地局へのランダムアクセスを行う。
ここで、例えば複数のユーザ端末が基地局へのランダムアクセスを同時に行う場合、複数のユーザ端末からのランダムアクセス信号が競合することにより、ランダムアクセス障害が発生し得る。
しかしながら、現状のVoLTEでは、緊急呼を通常の呼よりも優先して処理するための優先制御の仕組みがMAC層に導入されていない。このため、緊急呼であってもランダムアクセス障害が発生し、RRC接続を速やかに確立することができない問題があった。
そこで、本発明は、緊急呼におけるランダムアクセス障害の発生を抑制できるユーザ端末、基地局、及びプロセッサを提供することを目的とする。
第1の特徴に係るユーザ端末は、パケット交換方式の音声通話をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。前記ユーザ端末は、基地局から受信するブロードキャスト情報に基づいて、前記基地局へランダムアクセスを行うために、ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する制御部を備える。前記ブロードキャスト情報は、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき緊急呼用パラメータを含む。前記制御部は、緊急呼を発信するために前記ランダムアクセスを行う場合、前記ブロードキャスト情報に含まれる前記緊急呼用パラメータを適用して、前記緊急呼用ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する。
第2の特徴に係る基地局は、パケット交換方式の音声通話をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。前記基地局は、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき緊急呼用パラメータを含むブロードキャスト情報を送信する送信部と、緊急呼を発信するために前記基地局へのランダムアクセスを行うユーザ端末から、前記緊急呼用パラメータが適用された前記緊急呼用ランダムアクセス信号を受信する受信部と、を備える。
第3の特徴に係るプロセッサは、パケット交換方式の音声通話をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末に備えられる。前記プロセッサは、基地局から受信するブロードキャスト情報に基づいて、前記基地局へランダムアクセスを行うために、ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する処理を行う。前記ブロードキャスト情報は、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき緊急呼用パラメータを含む。前記プロセッサは、緊急呼を発信するために前記ランダムアクセスを行う場合、前記ブロードキャスト情報に含まれる前記緊急呼用パラメータを適用して、前記緊急呼用ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する。
第1実施形態及び第2実施形態に係るLTEシステムの構成図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係るUEのブロック図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係るeNBのブロック図である。 LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係る動作環境を説明するための図である。 第1実施形態に係るランダムアクセス信号の信号系列を説明するための図である。 第1実施形態に係る動作シーケンス図である。 第1実施形態に係る「PRACH−ConfigSIB」を説明するための図である。 第2実施形態に係るランダムアクセス信号の送信電力を説明するための図である。 第2実施形態に係る「RACH−ConfigCommon」を説明するための図である。 第2実施形態に係る動作シーケンス図である。
[実施形態の概要]
第1実施形態及び第2実施形態に係るユーザ端末は、パケット交換方式の音声通話をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。前記ユーザ端末は、基地局から受信するブロードキャスト情報に基づいて、前記基地局へランダムアクセスを行うために、ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する制御部を備える。前記ブロードキャスト情報は、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき緊急呼用パラメータを含む。前記制御部は、緊急呼を発信するために前記ランダムアクセスを行う場合、前記ブロードキャスト情報に含まれる前記緊急呼用パラメータを適用して、前記緊急呼用ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する。
第1実施形態及び第2実施形態では、前記ブロードキャスト情報は、前記基地局が前記緊急呼用ランダムアクセス信号をサポートしているか否かを示す情報をさらに含む。前記制御部は、緊急呼を発信するために前記ランダムアクセスを行う場合で、かつ、前記基地局が前記緊急呼用ランダムアクセス信号をサポートしている場合に、前記ブロードキャスト情報に含まれる前記緊急呼用パラメータを適用して、前記緊急呼用ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する。
第1実施形態では、前記緊急呼用パラメータは、前記緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき信号系列である緊急呼用信号系列を示すパラメータである。
第1実施形態では、前記緊急呼用信号系列は、非緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき信号系列とは別に確保される。
第2実施形態では、前記緊急呼用パラメータは、前記緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき送信電力である緊急呼用送信電力を示すパラメータである。
第2実施形態では、前記緊急呼用送信電力は、非緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき送信電力よりも高い電力になるよう設定される。
第1実施形態及び第2実施形態に係る基地局は、パケット交換方式の音声通話をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。前記基地局は、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき緊急呼用パラメータを含むブロードキャスト情報を送信する送信部と、緊急呼を発信するために前記基地局へのランダムアクセスを行うユーザ端末から、前記緊急呼用パラメータが適用された前記緊急呼用ランダムアクセス信号を受信する受信部と、を備える。
第1実施形態及び第2実施形態では、前記ブロードキャスト情報は、前記基地局が前記緊急呼用ランダムアクセス信号をサポートしているか否かを示す情報をさらに含む。
第1実施形態では、前記基地局は、前記緊急呼用ランダムアクセス信号の受信と非緊急呼用ランダムアクセス信号の受信とが競合した場合に、前記緊急呼用ランダムアクセス信号を優先して処理する制御部をさらに備える。
第1実施形態では、前記緊急呼用パラメータは、前記緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき信号系列である緊急呼用信号系列を示すパラメータである。
第1実施形態では、前記緊急呼用信号系列は、非緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき信号系列とは別に確保される。
第2実施形態では、前記緊急呼用パラメータは、前記緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき送信電力である緊急呼用送信電力を示すパラメータである。
第2実施形態では、前記緊急呼用送信電力は、非緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき送信電力よりも高い電力になるよう設定される。
第1実施形態及び第2実施形態に係るプロセッサは、パケット交換方式の音声通話をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末に備えられる。前記プロセッサは、基地局から受信するブロードキャスト情報に基づいて、前記基地局へランダムアクセスを行うために、ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する処理を行う。前記ブロードキャスト情報は、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき緊急呼用パラメータを含む。前記プロセッサは、緊急呼を発信するために前記ランダムアクセスを行う場合、前記ブロードキャスト情報に含まれる前記緊急呼用パラメータを適用して、前記緊急呼用ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する。
[第1実施形態]
以下において、本発明をLTEシステムに適用する場合の第1実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、第1実施形態に係るLTEシステムの構成図である。第1実施形態に係るLTEシステムは、パケット交換方式の音声通話(VoLTE)をサポートする。
図1に示すように、第1実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、EPC(Evolved Packet Core)20、及びPDN(Packet Data Network)30を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、接続先のセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理する。eNB200は、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータのルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能などを有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御などを行う。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。また、EPC20は、PCRF(Policy and Charging Rules Function)/P−GW(PDN Gateway)400を含む。PCRFは、QoS制御及び課金制御などを行う。P−GWは、PDN30との接続点であり、ユーザデータの転送制御を行う。
PDN30は、IPマルチメディアサービスのためのIMS(IP Multimedia Subsystem)に相当する。PDN30は、SIPを利用した音声通話サービスなどを提供する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101、無線送受信機110、ユーザインターフェイス120、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130、バッテリ140、メモリ150、及びプロセッサ160を備える。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160により実行されるプログラム、及びプロセッサ160による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201、無線送受信機210、ネットワークインターフェイス220、メモリ230、及びプロセッサ240を備える。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240により実行されるプログラム、及びプロセッサ240による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びRRC接続確立時のランダムアクセス手順などを行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式)及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。ランダムアクセス手順の詳細については後述する。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRC接続状態であり、そうでない場合、UE100はRRCアイドル状態である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主にユーザデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央の6リソースブロックは、ランダムアクセス信号を伝送するための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)として使用できる領域である。各サブフレームにおける他の部分は、主にユーザデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。
(ランダムアクセス手順)
UE100は、eNB200とのRRC接続の確立に先立ち、MAC層においてeNB200へのランダムアクセスを行う。ここで、LTEシステムにおける一般的なランダムアクセスについて説明する。
ランダムアクセスに先立ち、UE100は、セルサーチにより下りリンクの同期をeNB200のセルと確立する。ランダムアクセスの一つの目的は、上りリンクの同期をそのセルと確立することである。
ランダムアクセス手順の第1の処理として、UE100は、ランダムアクセス信号をPRACH上でeNB200に送信する。ランダムアクセス信号は、MAC層においてUE100からeNB200へのランダムアクセスを行うための信号である。ランダムアクセス信号は、仕様上、ランダムアクセスプリアンブルと称される。
ランダムアクセス信号の送信に使用されるリソースとしては、ランダムアクセス信号の信号系列、及びランダムアクセス信号の送信タイミングなどがある。以下、当該リソースを「ランダムアクセスリソース」という。
RRCアイドル状態にあるUE100がランダムアクセスを行う場合、UE100は、eNB200からブロードキャスト情報を受信する。UE100は、受信したブロードキャスト情報に基づいて、ランダムアクセスリソースを選択する。ブロードキャスト情報は、マスタ情報ブロック(MIB)及びシステム情報ブロック(SIB)を含む。ブロードキャスト情報は、RRCアイドル状態にあるUE100が受信及び復号可能な情報である。SIBには、複数のタイプが規定されている。その中でSIBのタイプ2(SIB2)は、UE100がeNB200のセルにアクセスするために必要な情報を含む。例えば、SIB2は、上りリンク帯域幅に関する情報、PRACHに関する情報、及び上りリンク電力制御に関する情報を含む。SIB2に含まれるPRACH情報は、「PRACH−ConfigSIB」と称される。UE100は、「PRACH−ConfigSIB」に基づいて選択したランダムアクセスリソースを使用して、ランダムアクセス信号をeNB200に送信する。このようなランダムアクセスは、「コンテンションベース」と称される。コンテンションベースにおいては、複数のUE100が同じランダムアクセスリソースを使用してランダムアクセス信号をeNB200に送信することによるコンテンションが発生し得る。
一方、RRC接続状態にあるUE100がハンドオーバを行う場合、ハンドオーバ元のセルからUE100に対してランダムアクセスリソースが指定される。そして、UE100は、指定されたランダムアクセスリソースを使用して、ランダムアクセス信号をハンドオーバ先のセルに送信する。このようなeNB200の管理下で行われるランダムアクセスは、「非コンテンションベース」と称される。
ランダムアクセス手順の第2の処理として、eNB200は、UE100から受信したランダムアクセス信号に基づいて、UE100との間の上りリンク遅延を推定する。また、eNB200は、UE100に割り当てる無線リソースを決定する。そして、eNB200は、ランダムアクセス応答をUE100に送信する。ランダムアクセス応答は、遅延推定の結果に基づくタイミング補正値、決定した割当て無線リソースの情報、及びUE100から受信したランダムアクセス信号の信号系列を示す情報などを含む。
以下の何れかの場合には、eNB200は、第2の処理を完了できない、又はランダムアクセス応答を送信するまでに長時間を要することがある。
・eNB200において輻輳が発生している場合。
・eNB200が多数のUE100から一斉にランダムアクセス信号を受信した場合。
・eNB200がランダムアクセス信号を検出できない場合。
UE100は、ランダムアクセス信号を送信してから、所定の時間内に、そのランダムアクセス信号に対応する情報を含んだランダムアクセス応答を受信する。この場合、UE100は、ランダムアクセス成功と判断する。そうでない場合、UE100は、ランダムアクセス障害が発生したと判断し、改めて第1の処理を行う。UE100は、2回目のランダムアクセス信号の送信時においては、ランダムアクセスの成功率を高めるために、初回のランダムアクセス信号の送信時よりも高い送信電力を設定する。
ランダムアクセス手順の第3の処理として、ランダムアクセス成功と判断したUE100は、ランダムアクセス応答に含まれる情報に基づいて、RRC接続要求メッセージをeNB200に送信する。RRC接続要求メッセージは、RRC層において送信され、RRC接続の確立を要求するためのメッセージである。RRC接続要求メッセージは、送信元のUE100の識別子を含む。
ランダムアクセス手順の第4の処理として、eNB200は、RRC接続要求メッセージに対する応答メッセージをUE100に送信する。応答メッセージは、送信先のUE100の識別子を含む。同じランダムアクセスリソースを使用したことによるコンテンションが発生した場合、複数のUE100が同一のランダムアクセス応答に反応し得る。そのようなコンテンションは第4の処理により解決される。
(第1実施形態に係る動作)
次に、第1実施形態に係る動作について説明する。図6は、第1実施形態に係る動作環境を説明するための図である。
図6に示すように、eNB200のカバレッジエリア内に、RRCアイドル状態にある複数のUE(UE100−1乃至100−3)が位置している。ここでは、複数のUE100がコンテンションベースのランダムアクセスをeNB200に一斉に行う状況を想定する。
UE100−1は、警察、消防、又は救急などの緊急呼受理機関に設けられた着信側端末に対する緊急呼を発信しようとするUEである。UE100−2及び100−3は、緊急性がない音声通話又はデータ通信などを行おうとするUEである。
このような状況では、UE100−1においてランダムアクセス障害が発生することは好ましくない。ランダムアクセス障害によりRRC接続の確立が遅延し、その結果、緊急呼受理機関に設けられた着信側端末との音声通話が開始されるまでの時間が増大するためである。そこで、第1実施形態では、以下のようにして、緊急呼を優先して処理するための優先制御の仕組みをMAC層に導入する。
図7は、第1実施形態に係るランダムアクセス信号の信号系列を説明するための図である。
図7に示すように、ランダムアクセス信号の信号系列は、セルごとに最大で64個(すなわち、k=64)用意されている。eNB200は、64個の信号系列のうち一部の信号系列を緊急呼用信号系列として確保し、残りの信号系列を非緊急呼用に使用する。非緊急呼用信号系列は、コンテンションベース用の信号系列と非コンテンションベース用の信号系列とに分けられている。以下において、緊急呼によるランダムアクセスに使用されるランダムアクセス信号を「緊急呼用ランダムアクセス信号」という。一方、緊急呼以外のランダムアクセスに使用されるランダムアクセス信号を「非緊急呼用ランダムアクセス信号」という。
このように、緊急呼用信号系列は、非緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき信号系列とは別に確保される。
図8は、第1実施形態に係る動作シーケンス図である。本シーケンスの初期状態において、UE100−1はRRCアイドル状態にある。
図8に示すように、ステップS11において、eNB200は、「PRACH−ConfigSIB」を含むブロードキャスト情報(SIB2)を送信する。UE100−1は、eNB200から受信した「PRACH−ConfigSIB」を記憶する。「PRACH−ConfigSIB」は、eNB200が緊急呼用ランダムアクセス信号をサポートしているか否かを示す情報を含む。また、第1実施形態では、eNB200が緊急呼用ランダムアクセス信号をサポートしている場合に、「PRACH−ConfigSIB」は、緊急呼用信号系列を示すパラメータを含む。「PRACH−ConfigSIB」の構成については後述する。
ステップS12において、UE100−1は、ユーザインターフェイス120を用いた緊急呼発信操作を検出する。緊急呼発信操作を検出したUE100−1は、RRC接続状態に遷移するために、eNB200に対するランダムアクセス手順を開始する。UE100−1は、ステップS11でeNB200から受信した「PRACH−ConfigSIB」に基づいて、eNB200が緊急呼用ランダムアクセス信号をサポートしていると判断する。また、UE100−1は、「PRACH−ConfigSIB」に含まれる緊急呼用信号系列の中から、何れかの緊急呼用信号系列を選択する。
ステップS13において、UE100−1は、選択した緊急呼用信号系列を適用して、緊急呼用ランダムアクセス信号をeNB200に送信する。eNB200は、UE100−1からの緊急呼用ランダムアクセス信号を受信する。
ステップS14において、eNB200は、UE100−1から受信したランダムアクセス信号に適用されている信号系列が緊急呼用信号系列であることを認識し、緊急呼によるランダムアクセスであると判断する。また、eNB200は、緊急呼用ランダムアクセス信号の受信と非緊急呼用ランダムアクセス信号の受信とが競合した場合に、緊急呼用ランダムアクセス信号を優先して処理する。例えば、eNB200は、緊急呼用ランダムアクセス信号に対するランダムアクセス応答を最優先で送信する。
ステップS15において、eNB200は、ランダムアクセス応答をUE100−1に送信する。UE100−1は、eNB200からのランダムアクセス応答を受信する。
ステップS16において、UE100−1及びeNB200は、RRC接続を確立するための、上述した第3の処理及び第4の処理を行う。ここで、UE100−1は、緊急呼であることを示す情報をRRC接続要求メッセージに含めて、当該情報を含むRRC接続要求メッセージをeNB200に送信する。RRC接続要求メッセージを受信したeNB200は、UE100−1に対する処理を優先する。
ステップS17において、UE100−1及びEPC20は、UE100−1のネットワーク登録処理などを行う。
ステップS18において、UE100−1は、着信側端末とのセッションを確立するために、SIPメッセージの一種であるINVITEメッセージをPDN30(IMS)に送信する。ここで、UE100−1は、緊急呼であることを示す情報をINVITEメッセージに含めて、当該情報を含むINVITEメッセージをPDN30(IMS)に送信する。INVITEメッセージを受信したPDN30(IMS)は、UE100−1に対する処理を優先する。
図9は、第1実施形態に係る「PRACH−ConfigSIB」を説明するための図である。
図9に示すように、「PRACH−ConfigSIB」は、「rootSequenceIndex」及び「PRACH−ConfigInfo」を含む。「rootSequenceIndex」は、ランダムアクセス信号のルート信号系列に関するパラメータである。ルート信号系列としては、Zadoff−Chu系列が使用される。ルート信号系列をサイクリックシフトすることにより、1つのルート信号系列から64系列のランダムアクセス信号を生成可能である。「PRACH−ConfigInfo」は、その他のPRACH設定に関するパラメータである。
「PRACH−ConfigInfo」は、「prach−ConfigIndex」、「highSpeedFlag」、「zeroCorrelationZoneConfig」、及び「prach−FreqOffset」を含む。「prach−ConfigIndex」は、ランダムアクセス信号のフォーマット、送信無線フレーム、及び送信サブフレームに関するパラメータである。「highSpeedFlag」は、使用可能な信号系列数の制限に関するパラメータである。「zeroCorrelationZoneConfig」は、ルート信号系列のサイクリックシフトに関するパラメータである。「prach−FreqOffset」は、ランダムアクセス信号の周波数オフセットに関するパラメータである。
第1実施形態では、「PRACH−ConfigInfo」は、新たな情報要素(IE)として、「EmergencyCallFlag」及び「Emergency−ra−PreambleIndex」を含む。
「EmergencyCallFlag」は、eNB200のセルが緊急呼用ランダムアクセス信号をサポートしているか否かを示す情報である。「EmergencyCallFlag」は、「TRUE」又は「FALSE」の何れかに設定される。「TRUE」は、緊急呼用ランダムアクセス信号をサポートしていることを示す。「FALSE」は、緊急呼用ランダムアクセス信号をサポートしていないことを示す。
「Emergency−ra−PreambleIndex」は、緊急呼用信号系列を示すパラメータである。「Emergency−ra−PreambleIndex」で指定された値は、一般呼のRandom Access Preamble(非緊急呼用ランダムアクセス信号)では指定できないとしてもよい。
緊急呼を発信するUE100−1は、「EmergencyCallFlag」が「TRUE」である場合に、緊急呼用ランダムアクセス信号がサポートされていると認識する。この場合に、UE100−1は、「Emergency−ra−PreambleIndex」により示される信号系列をランダムアクセス信号に適用する。
これに対し、緊急呼を発信しないUE100−2及び100−3は、「EmergencyCallFlag」が「TRUE」である場合に、「Emergency−ra−PreambleIndex」により示される信号系列以外の信号系列をランダムアクセス信号に適用する。
(第1実施形態のまとめ)
第1実施形態では、ブロードキャスト情報(SIB2)は、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき緊急呼用信号系列を含む。緊急呼用信号系列は、非緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき信号系列とは別に確保される。
UE100−1は、緊急呼を発信するためにランダムアクセスを行う場合に、ブロードキャスト情報に含まれる緊急呼用信号系列を適用して、緊急呼用ランダムアクセス信号をeNB200に送信する。eNB200は、UE100−1から、緊急呼用信号系列が適用された緊急呼用ランダムアクセス信号を受信する。
よって、eNB200は、緊急呼によるランダムアクセスであることを認識し、緊急呼を優先して処理するための優先制御を行うことができる。具体的には、eNB200は、緊急呼用ランダムアクセス信号の受信と非緊急呼用ランダムアクセス信号の受信とが競合した場合に、緊急呼用ランダムアクセス信号を優先して処理する。
従って、緊急呼におけるランダムアクセス障害を抑制できるため、UE100−1は、緊急呼におけるRRC接続を速やかに確立し、音声通話を速やかに開始できる。
[第1実施形態の変更例]
上述した第1実施形態は、次のように変更してもよい。
UE100−1がEmergency−ra−RreambleIndexの値を指定してRandom Access Preamble(緊急呼用ランダムアクセス信号)を送信し、かつ、既に当該指定された値は他のUEが使用している場合を想定する。この場合に、eNB200は、他のUEに割り当てていないra−PreambleIndexを指定してRandom Access Preamble AssingnmentをUE100−1に送信する。すなわち、eNB200は、非コンテンションベースでra−PreambleIndexをUE100−1に対して割り当てる。そして、UE100−1は、Random Access Preamble Assingnmentにおいて指定されたra−PreambleIndexの値を指定してRandom Access Preambleを送信する。
[第2実施形態]
第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。第2実施形態のシステム構成及び動作環境は、第1実施形態と同様である。第2実施形態では、ランダムアクセス信号の送信電力を制御することにより、緊急呼におけるランダムアクセス障害の発生を抑制する。
(ランダムアクセス信号送信電力)
ここでは、LTEシステムにおける一般的なランダムアクセス信号送信電力について説明する。
UE100は、eNB200から受信するブロードキャスト情報(SIB)に基づいて、ランダムアクセス信号の送信電力を設定する。ブロードキャスト情報は、セル内で共通の無線リソース設定を示す「RadioResourceConfigCommonSIB」を含む。
また、「RadioResourceConfigCommonSIB」は、ランダムアクセスに関する「RACH−ConfigCommon」を含む。「RACH−ConfigCommon」は、「preambleInitialReceivedTargetPower」及び「powerRampingStep」を含む。「preambleInitialReceivedTargetPower」は、ランダムアクセス信号の初期送信電力を示すパラメータである。「powerRampingStep」は、2回目以降のランダムアクセス信号の送信電力増分を示すパラメータである。
UE100のRRC層は、「preambleInitialReceivedTargetPower」及び「powerRampingStep」をUE100のMAC層に通知する。UE100のMAC層は、ランダムアクセス信号の送信電力を示す「PREAMBLE_RECEIVED_TARGET_POWER」を以下の式により算出する。
preambleInitialReceivedTargetPower+DELTA_PREAMBLE+(PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER−1)*powerRampingStep
ここで、「DELTA_PREAMBLE」は、ランダムアクセス信号のフォーマットに応じて定まるオフセットを示すパラメータである。「PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER」は、ランダムアクセス信号の繰り返し送信回数を示すパラメータである。
UE100のMAC層は、算出した「PREAMBLE_RECEIVED_TARGET_POWER」をUE100の物理層に通知する。UE100の物理層は、MAC層から通知された「PREAMBLE_RECEIVED_TARGET_POWER」に従った送信電力でランダムアクセス信号をeNB200に送信する。
図10は、ランダムアクセス信号の送信電力を説明するための図である。
図10に示すように、UE100は、最初のランダムアクセス信号を送信する。UE100は、「preambleInitialReceivedTargetPower」により定まる送信電力を最初のランダムアクセス信号の送信電力として設定する。
次に、UE100は、ランダムアクセス障害が発生したと判断した場合に、2回目のランダムアクセス信号を送信する。UE100は、ランダムアクセスの成功率を高めるために、「powerRampingStep」に基づいて、初回のランダムアクセス信号の送信時よりも高い送信電力を2回目のランダムアクセス信号の送信に設定する。具体的には、UE100は、2回目のランダムアクセス信号の送信電力を、「powerRampingStep」により定まる送信電力だけ上昇させる。
次に、UE100は、ランダムアクセス障害が発生したと判断した場合に、「powerRampingStep」に基づいて、さらに高い送信電力で3回目のランダムアクセス信号を送信する。具体的には、UE100は、3回目のランダムアクセス信号の送信電力を、「powerRampingStep」により定まる送信電力だけさらに上昇させる。
(第2実施形態に係る動作)
上述したランダムアクセス信号の繰り返し送信により、緊急呼を発信するUE100−1において、RRC接続の確立が遅延し得る。その結果、音声通話が開始されるまでの時間が増大することは好ましくない。
そこで、第2実施形態では、「RadioResourceConfigCommonSIB」中の「RACH−ConfigCommon」は、上述した「preambleInitialReceivedTargetPower」及び「powerRampingStep」に加えて、緊急呼用送信電力を示すパラメータを含む。緊急呼用送信電力とは、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき送信電力である。
図11は、第2実施形態に係る「RACH−ConfigCommon」を説明するための図である。
図11に示すように、「RACH−ConfigCommon」は、緊急呼用送信電力を示すパラメータとして、「EmergencypreambleInitialReceivedTargetPower」及び「EmergencypowerRampingStep」を含む。「EmergencypreambleInitialReceivedTargetPower」は、緊急呼用ランダムアクセス信号の初期送信電力を示すパラメータである。「EmergencypowerRampingStep」は、2回目以降の緊急呼用ランダムアクセス信号の送信電力増分を示すパラメータである。
緊急呼用送信電力は、非緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき送信電力よりも高い電力になるよう設定される。具体的には、「EmergencypreambleInitialReceivedTargetPower」は、通常の「preambleInitialReceivedTargetPower」よりも大きい値に設定される。「EmergencypowerRampingStep」は、通常の「powerRampingStep」よりも大きい値に設定される。
図12は、第2実施形態に係る動作シーケンス図である。UE100−1は、緊急呼を発信しようとする発信側端末である。本シーケンスの初期状態において、UE100−1はRRCアイドル状態にある。
図12に示すように、ステップS21において、eNB200は、「RACH−ConfigCommon」を含むブロードキャスト情報(SIB)を送信する。UE100−1は、eNB200から受信した「RACH−ConfigCommon」を記憶する。「RACH−ConfigCommon」は、eNB200が緊急呼用ランダムアクセス信号をサポートしているか否かを示す情報を含んでもよい。
ステップS22において、UE100−1は、ユーザインターフェイス120を用いた緊急呼発信操作を検出する。緊急呼発信操作を検出したUE100−1は、RRC接続状態に遷移するために、eNB200に対するランダムアクセス手順を開始する。
UE100−1は、ステップS21でeNB200から受信した「RACH−ConfigCommon」に基づいて、緊急呼用送信電力を設定する。具体的には、UE100−1は、「RACH−ConfigCommon」に含まれる「EmergencypreambleInitialReceivedTargetPower」及び「EmergencypowerRampingStep」に基づいてランダムアクセス信号の送信電力を設定する。
ステップS23において、UE100−1は、緊急呼用送信電力を適用して、緊急呼用ランダムアクセス信号をeNB200に送信する。緊急呼用送信電力は、非緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき送信電力よりも高い電力になるよう設定される。このため、緊急呼用ランダムアクセス信号はeNB200において高い確率で検出される。
ステップS24において、eNB200は、緊急呼用ランダムアクセス信号に対するランダムアクセス応答をUE100−1に送信する。UE100−1は、eNB200からのランダムアクセス応答を受信する。
ステップS25において、UE100−1及びeNB200は、RRC接続を確立するための、上述した第3の処理及び第4の処理を行う。ここで、UE100−1は、緊急呼であることを示す情報をRRC接続要求メッセージに含めて、当該情報を含むRRC接続要求メッセージをeNB200に送信する。RRC接続要求メッセージを受信したeNB200は、UE100−1に対する処理を優先する。
ステップS26において、UE100−1及びEPC20は、UE100−1のネットワーク登録処理などを行う。
ステップS27において、UE100−1は、着信側端末とのセッションを確立するために、SIPメッセージの一種であるINVITEメッセージをPDN30(IMS)に送信する。ここで、UE100−1は、緊急呼であることを示す情報をINVITEメッセージに含めて、当該情報を含むINVITEメッセージをPDN30(IMS)に送信する。INVITEメッセージを受信したPDN30(IMS)は、UE100−1に対する処理を優先する。
(第2実施形態のまとめ)
第2実施形態では、ブロードキャスト情報(SIB)は、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき緊急呼用送信電力を含む。緊急呼用送信電力は、非緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき送信電力よりも高い電力になるよう設定される。
UE100−1は、緊急呼を発信するためにランダムアクセスを行う場合に、ブロードキャスト情報に含まれる緊急呼用送信電力を適用して、緊急呼用ランダムアクセス信号をeNB200に送信する。eNB200は、UE100−1から、緊急呼用送信電力が適用された緊急呼用ランダムアクセス信号を受信する。
よって、緊急呼によるランダムアクセスを高い確率で成功させることができる。従って、緊急呼におけるランダムアクセス障害を抑制でき、UE100−1は、緊急呼におけるRRC接続を速やかに確立し、音声通話を速やかに開始できる。一方、通常の呼におけるランダムアクセスには通常の送信電力が適用されるため、隣接セルへの干渉の増大を抑制できる。
[その他の実施形態]
上述した第1実施形態及び第2実施形態は、別個独立して実施する場合に限らず、相互に組み合わせて実施してもよい。第1実施形態及び第2実施形態を併用することにより、緊急呼におけるランダムアクセス障害をより確実に抑制できる。
上述した第1実施形態において、緊急呼を発信するUE100−1は、緊急呼用ランダムアクセス信号をeNB200に送信するとともに、非緊急呼用ランダムアクセス信号をeNB200に送信してもよい。例えば、UE100−1は、緊急呼用ランダムアクセス信号と非緊急呼用ランダムアクセス信号とを同時又は連続的に送信する。災害時などにおいて緊急呼が多発する場合には、緊急呼用信号系列が重複する可能性が高まる。よって、緊急呼用ランダムアクセス信号を送信するだけでなく非緊急呼用ランダムアクセス信号も送信することが好ましい。
上述した実施形態では、本発明をLTEシステムに適用するケースを主として説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
日本国特許出願第2013−121774号(2013年6月10日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本発明は、移動通信分野において有用である。
第1の特徴に係るユーザ端末は、パケット交換方式の音声通話をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末である。前記ユーザ端末は、基地局から受信するブロードキャスト情報に基づいて、ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する処理を行う制御部を備える。前記ブロードキャスト情報は、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべきパラメータを含む。前記制御部は、緊急呼を発信する場合、前記ブロードキャスト情報に含まれる前記パラメータを適用して、前記緊急呼用ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する処理を行う
第2の特徴に係る基地局は、パケット交換方式の音声通話をサポートする移動通信システムにおける基地局である。前記基地局は、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべきパラメータを含むブロードキャスト情報を送信する送信部と、緊急呼を発信するために前記基地局へのランダムアクセスを行うユーザ端末から、前記パラメータが適用された前記緊急呼用ランダムアクセス信号を受信する受信部と、を備える。
第3の特徴に係るプロセッサは、パケット交換方式の音声通話をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末を制御する。前記プロセッサは、基地局から受信するブロードキャスト情報に基づいて、ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する処理を行う。前記ブロードキャスト情報は、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべきパラメータを含む。前記プロセッサは、緊急呼を発信する場合に、前記ブロードキャスト情報に含まれる前記パラメータを適用して、前記緊急呼用ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する処理を行う

Claims (14)

  1. パケット交換方式の音声通話をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末であって、
    基地局から受信するブロードキャスト情報に基づいて、前記基地局へランダムアクセスを行うために、ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する制御部を備え、
    前記ブロードキャスト情報は、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき緊急呼用パラメータを含み、
    前記制御部は、緊急呼を発信するために前記ランダムアクセスを行う場合、前記ブロードキャスト情報に含まれる前記緊急呼用パラメータを適用して、前記緊急呼用ランダムアクセス信号を前記基地局に送信することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記ブロードキャスト情報は、前記基地局が前記緊急呼用ランダムアクセス信号をサポートしているか否かを示す情報をさらに含み、
    前記制御部は、緊急呼を発信するために前記ランダムアクセスを行う場合で、かつ、前記基地局が前記緊急呼用ランダムアクセス信号をサポートしている場合に、前記ブロードキャスト情報に含まれる前記緊急呼用パラメータを適用して、前記緊急呼用ランダムアクセス信号を前記基地局に送信することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記緊急呼用パラメータは、前記緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき信号系列である緊急呼用信号系列を示すパラメータであることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  4. 前記緊急呼用信号系列は、非緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき信号系列とは別に確保されることを特徴とする請求項3に記載のユーザ端末。
  5. 前記緊急呼用パラメータは、前記緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき送信電力である緊急呼用送信電力を示すパラメータであることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  6. 前記緊急呼用送信電力は、非緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき送信電力よりも高い電力になるよう設定されることを特徴とする請求項5に記載のユーザ端末。
  7. パケット交換方式の音声通話をサポートする移動通信システムにおける基地局であって、
    緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき緊急呼用パラメータを含むブロードキャスト情報を送信する送信部と、
    緊急呼を発信するために前記基地局へのランダムアクセスを行うユーザ端末から、前記緊急呼用パラメータが適用された前記緊急呼用ランダムアクセス信号を受信する受信部と、を備えることを特徴とする基地局。
  8. 前記ブロードキャスト情報は、前記基地局が前記緊急呼用ランダムアクセス信号をサポートしているか否かを示す情報をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の基地局。
  9. 前記緊急呼用ランダムアクセス信号の受信と非緊急呼用ランダムアクセス信号の受信とが競合した場合に、前記緊急呼用ランダムアクセス信号を優先して処理する制御部をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の基地局。
  10. 前記緊急呼用パラメータは、前記緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき信号系列である緊急呼用信号系列を示すパラメータであることを特徴とする請求項9に記載の基地局。
  11. 前記緊急呼用信号系列は、非緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき信号系列とは別に確保されることを特徴とする請求項10に記載の基地局。
  12. 前記緊急呼用パラメータは、前記緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき送信電力である緊急呼用送信電力を示すパラメータであることを特徴とする請求項7に記載の基地局。
  13. 前記緊急呼用送信電力は、非緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき送信電力よりも高い電力になるよう設定されることを特徴とする請求項12に記載の基地局。
  14. パケット交換方式の音声通話をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末に備えられるプロセッサであって、
    前記プロセッサは、基地局から受信するブロードキャスト情報に基づいて、前記基地局へランダムアクセスを行うために、ランダムアクセス信号を前記基地局に送信する処理を行い、
    前記ブロードキャスト情報は、緊急呼用ランダムアクセス信号の送信に適用すべき緊急呼用パラメータを含み、
    前記プロセッサは、緊急呼を発信するために前記ランダムアクセスを行う場合、前記ブロードキャスト情報に含まれる前記緊急呼用パラメータを適用して、前記緊急呼用ランダムアクセス信号を前記基地局に送信することを特徴とするプロセッサ。
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