JPWO2014196134A1 - 解析処理システム - Google Patents

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Abstract

本発明における解析処理システム100は、連続して入力された解析対象データを記憶装置110に順次蓄積するデータ蓄積手段101と、解析対象データに対する予め設定された解析処理を実行する解析処理手段102と、解析処理手段による解析処理動作を制御する解析制御手段103と、を備え、上記解析制御手段103は、予め設定されたタイミングで、記憶装置110に蓄積された解析対象データを過去方向に向かって所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に解析対象データに対する解析処理を解析処理手段102にて行うよう制御する、という構成をとる。

Description

本発明は、解析処理システムにかかり、特に、連続的に入力されるデータの解析処理を制御する解析処理システムに関する。
近年、情報処理技術の発達に伴い、様々なデータの解析を行う解析システムの開発が行われている。例えば、動画像データから特定の服装の人物を抽出する、動画像データから特定の顔の人物を抽出する、動画像データから人間の動線をトレースする位置情報を生成する、音声データからテキストデータを生成するなど、様々な解析エンジンが開発されている。
また、同種あるいは異種の解析エンジンを複数組み合わせて、入力データから様々な解析処理結果を得ることができる解析システムも開発されている。例えば、カメラから入力した動画像データを、動線抽出エンジン、顔抽出エンジン、年齢判別エンジンなどを用いて並列又は直列に処理し、所定の挙動の人物を判定する、といった解析処理を行うシステムも開発されている。このようなカメラにて撮影した動画像データから人物を判定するといった解析システムでは、解析対象データの入力時から、遅滞なく迅速に、望ましくはリアルタイムに、解析処理結果を得ることが要求されている。
特開2010−147997号公報
しかしながら、解析対象データが、動画像データや音声データといった連続的に入力され、かつ、容量が比較的大きいデータである場合には、解析エンジンで行う解析処理の負荷が高まり、消費資源が多い。例えば、特許文献1には、映像データから移動物体を追跡する装置が開示されており、常に移動物体の追跡処理を行っている。このため、解析処理を行う資源の消費量が多く、解析処理の負荷が高まり、高精度な解析処理結果を迅速に得ることができない、という問題が生じる。
また、上記特許文献1の技術では、具体的に、まず、順次入力される入力画像から同一移動物体を追跡する。そして、複数の移動物体が交差した状態を検知すると、交差した状態が生じる以前の画像を用いて、交差した移動物体のぞれぞれを追跡している。ところが、かかる特許文献1の技術では、複数の移動物体が交差した時点に対して所定時間ほど前(例えば、Δt秒前)の過去の映像から、時刻が進む方向に映像データの解析処理を行っているため、解析結果を得るまでの遅延が大きくなる。特に、所定時間ほど前(Δt秒前)の過去の映像データから所望の解析結果が得られない場合には、さらに過去の映像データに対する解析処理を行わなければならず、解析結果を得るまでの時間がさらに遅延する、という問題が生じる。
このため、本発明の目的は、連続的に入力されるデータから、所望の解析結果を得ることが遅延する、という問題を解決することができる解析処理システムを提供することにある。
本発明の一形態である解析処理システムは、
連続して入力された解析対象データを記憶装置に順次蓄積するデータ蓄積手段と、
前記解析対象データに対する予め設定された解析処理を実行する解析処理手段と、
前記解析処理手段による解析処理動作を制御する解析制御手段と、を備え、
前記解析制御手段は、予め設定されたタイミングで、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを過去方向に向かって所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態である解析制御装置は、
連続して入力された解析対象データを記憶装置に順次蓄積するデータ蓄積手段と、
前記解析対象データに対する予め設定された解析処理を実行する解析処理手段による解析処理動作を制御する解析制御手段と、を備え、
前記解析制御手段は、予め設定されたタイミングで、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを過去方向に向かって所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
連続して入力された解析対象データを記憶装置に順次蓄積するデータ蓄積手段と、
前記解析対象データに対する予め設定された解析処理を実行する解析処理手段による解析処理動作を制御する解析制御手段と、を実現させると共に、
前記解析制御手段は、予め設定されたタイミングで、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを過去方向に向かって所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
ことを実現させるためのプログラムである。
また、本発明の他の形態である解析制御方法は、
連続して入力された解析対象データを記憶装置に順次蓄積し、
前記解析対象データに対する予め設定された解析処理を実行する解析処理手段による解析処理動作を制御すると共に、
予め設定されたタイミングで、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを過去方向に向かって所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されることにより、解析処理を行う資源の消費量を抑制しつつ、高精度な解析処理結果を迅速に得ることができる。
本発明の実施形態1における解析処理システムの構成を示すブロック図である。 図1に開示した解析処理システムに記憶されるデータの一例を示す図である。 図1に開示した解析処理システムにおける解析制御処理の様子を説明するための図である。 図1に開示した解析処理システムにおける解析制御処理の様子を説明するための図である。 図1に開示した解析処理システムにおける解析制御処理の様子を説明するための図である。 図1に開示した解析処理システムの動作を示すシーケンス図である。 図1に開示した解析処理システムの動作を示すシーケンス図である。 図1に開示した解析処理システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態2における解析処理システムにおける解析制御処理の様子を説明するための図である。 本発明の実施形態2における解析処理システムに記憶されるデータの一例を示す図である。 本発明の実施形態2における解析処理システムにおける解析制御処理の様子を説明するための図である。 本発明の実施形態2における解析処理システムにおける解析制御処理の様子を説明するための図である。 本発明の実施形態2における解析処理システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の付記1における解析処理システムの構成を示すブロック図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図8を参照して説明する。図1乃至図2は、解析処理システムの構成を説明するための図であり、図3乃至図8は、解析処理システムの動作を説明するための図である。
[構成]
本実施形態における解析処理システムは、1台又は複数台の情報処理装置にて構成されており、取得した解析対象データに対する所定の解析処理を行うシステムである。例えば、本実施形態における解析処理システムは、カメラにて撮影した映像データ(解析対象データ)を取得し、当該映像データに移動物体が映し出されるなどの特定の状況を検出し、その状況となったときに、映像データから人物の顔の特徴量抽出及び照合を行う、というものである。
以下、解析処理システムの具体的な構成について説明するが、本発明は、必ずしも上述した解析対象データに対する解析処理を行うシステムであることに限定されない。つまり、本発明は、映像データとは異なるデータを解析対象としてもよく、また、人物の顔の特徴量検出や照合などの解析処理に限定されず他の解析処理を行うものであってもよい。
本実施形態における解析処理システムの構成の一例を、図1に示す。この図に示すように、解析処理システムは、まず、映像データ(解析対象データ)を撮影して取り込むカメラなどのデータソース1と、当該映像データを一時的に記憶する一時記憶部3(記憶装置)と、映像データに対する解析処理を行う解析処理装置41〜4n(解析処理手段)と、映像データに対する解析処理動作を制御する解析管理装置2と、を備えている。
上記解析処理装置41〜4nは、それぞれ演算装置と記憶装置とを備えた情報処理装置にて構成されており、映像データに対して予め定められた解析処理を実行するものである。解析処理装置41〜4nは、それぞれが同じ内容の解析処理を行うものであってもよいが、本実施形態では、それぞれが異なる解析処理を行うものである。
具体的に、本実施形態では、符号41に示す解析処理装置aは、データソース1から入力された映像データに対して、当該映像データ内に移動物体が存在するか否かを解析するものである。なお、この解析処理装置a41による「移動物体が存在する」という解析処理結果は、後述するように、解析処理装置b42にて解析処理を行うトリガとなる状況(予め設定されたタイミング)となったことを表す。また、符号42に示す解析処理装置bは、映像データ内に存在する移動物体が人物であることを判定し、その人物の顔部分を抽出し、さらに、顔部分の特徴量を抽出して予め登録された特徴量と照合する解析処理を行うものである。但し、解析処理装置41〜4nの解析処理の内容は、上述した内容に限定されない。
ここで、上述した解析処理装置a41や解析処理装置b42による解析処理の手法は、一般的に広く知られている内容であるため、その説明は省略する。但し、本実施形態では、解析処理装置a41によって実行される移動物体の存在を検出するといった解析処理にかかる処理負荷は、解析処理装置b42によって実行される人物の顔部分の特徴量抽出等の解析処理にかかる処理負荷よりも低いものであることとする。
解析管理装置2は、演算装置と記憶装置とを備えた情報処理装置にて構成されている。そして、解析管理装置2は、装備された演算装置にプログラムが組み込まれることで構築された、配信切替部21、一時記憶管理部22、配信決定部23、解析状態管理部24、を備えている。また、解析管理装置2は、装備された記憶装置に、配信ルール格納部25を備えている。なお、解析管理装置2は、目的の解析処理結果を得るために他の構成を備えていてもよいが、当該他の構成に関する説明は省略する。
配信切替部21は、データソース1から連続して入力された映像データを取得する。そして、配信切替部21は、取得した映像データを、順次フレーム毎に解析処理装置a41に配信すると共に、一時記憶管理部22にも渡す。すると、一時記憶管理部22は、連続して入力された映像データを、時系列に沿って順番に一時記憶部3に蓄積する。このように、配信切替部21と一時記憶管理部22とは、連続して入力された映像データを、一時記憶部3に順次蓄積するデータ蓄積手段として機能している。
なお、解析処理装置a41は、上述したように映像データが一時記憶部3に順次蓄積されることと並行して、配信切替部21から入力された映像データに対して、当該映像データ中に移動物体が存在するか否かを、順次解析して判定する。そして、解析処理装置a41は、映像データ中に移動物体が存在したと判定した場合には、その旨を解析状態管理部24に通知する。このとき、解析処理装置a41は、映像データ中に移動物体が存在したと判定したときの時刻や映像データ中のフレーム画像番号などを解析状態管理部24に通知する。
解析状態管理部24は、解析処理システムa41から映像データ中に移動物体が存在したと判定した通知を受けると、「トリガ状況」となったことを検出する。本実施形態では、映像データ中に移動物体が存在したことをもって、映像データの撮影範囲に「人物の侵入を検知」という「トリガ状況」を検出する。そして、解析状態管理部24は、「人物の侵入検知」という状態変化を、配信決定部23に通知する。このように、解析処理装置a41と解析状態管理部25とは、予め設定されたタイミングである「トリガ状況」となったか否かを検出するトリガ検出手段として機能している。
配信決定部23は、解析状態管理部24から状態変化の通知を受けると、かかる状態変化の内容と、配信ルール格納部25に予め記憶されている配信ルールと、に基づいて、映像データの配信状態を決定する。ここで、図2に配信ルールの一例を示す。この図に示すように、配信ルールの1つとして、対象モジュール:「解析処理装置a」、状態変化:「人物の侵入検知」、配信元:「一時記憶部」、最大遡り時間「10秒」、配信先への追加:「解析処理装置b」というルールが設定されている。上述した場合には、配信決定部23は、「解析処理システムa」から「人物の侵入検知」という状態変化の通知を受けたため、「一時記憶部」から「遡って10秒間」の映像データを「解析処理装置b」に配信する、という配信状態に設定することを決定し、配信切替部21に通知する。なお、配信ルールには、映像データの配信先として「解析処理装置b」を追加することが設定されているため、これまでデータソース1から解析処理装置aに配信していた映像データについては、そのまま解析処理装置aへの配信を継続する。
配信切替部21は、配信決定部23から通知を受けると、決定された映像データの配信状態となるよう制御する。上述した例では、「侵入検知」のタイミングで、その時点から一時記憶部3に蓄積された映像データを過去に遡って、つまり、「侵入検知」の時点から映像データを逆再生して、解析処理装置bに配信するよう制御する。このように、配信決定部23及び配信切り替え部21は、「侵入検知」のタイミングで、一時記憶部3に蓄積された映像データを過去方向に向かって所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に映像データに対する解析処理を解析処理装置Bにて行うよう制御する、解析制御手段として機能する。
ここで、図3乃至図5を参照して、配信切替部21による映像データの配信切り替えの具体例を説明する。まず、図3の上段に示すように、右方向に時間が進むよう時間軸を設定した場合に、「fl,・・・,fn−3,fn−2,fn−1,fn,fn+1,fn+2,・・・,fm,fm+1,fm+2,・・・」のそれぞれの時刻でフレーム画像が取得され、各フレーム画像にて映像データが構成されていることとする。なお、図4は、矢印T1に示すように(A)〜(E)の順に連続して入力された各フレーム画像の一例を示しており、これらフレーム画像に手映像データが構成されている。
そして、取得された各フレーム画像は、まず、解析処理装置a41及び一時記憶部3に配信される。これにより、一時記憶部3には、各フレーム画像が時系列に沿って順次蓄積され、解析処理装置a41は、各フレーム画像を時系列に沿って順番に解析処理する。つまり、まずはじめの状態では、図5(A)の矢印Aに示すように、解析処理装置のうちトリガ状況を検知(侵入検知)する解析処理装置A41に対してのみ、データソース1から映像データを構成する各フレーム画像が配信される。そして、図3の中段に示すように、解析処理装置a41は、各フレーム画像に対して、ほぼリアルタイムで人物が侵入したか否かを検知する解析処理を行う。
ここで、星印で示す図3中段の符号fnのフレーム画像、図4では(C)に示すフレーム画像に対する侵入検知の解析処理を行った際に、「トリガ状況を検知」つまり「侵入検知」と判断したこととする。すると、上述したように、配信決定部23は、映像データの配信先として解析処理装置b42を追加することを決定し、これを受けて、配信切替部21は、一時記憶部3に蓄積された映像データを過去に遡って、つまり、映像データを逆再生して、解析処理装置b42に配信するよう制御する。
例えば、図3の下段に示すように、侵入を検知したフレーム画像fnから過去に遡って、fn−1,fn−2,・・・,flの順に、各フレーム画像が一時記憶部3から解析処理装置b42に配信される。図4の例では、矢印T2に示すように、侵入を検知したフレーム画像(C)から過去に遡って、(B),(A)の順に、各フレーム画像が一時記憶部3から解析処理装置b42に配信される。このため、「侵入検知」の後には、図5(B)の矢印Aに示すように、データソース1からトリガ状況を検知(侵入検知)する解析処理装置a41に対して映像データが配信されると共に、図5(B)の矢印Bに示すように、一時記憶部3から顔解析を行う解析処理装置b42に対して映像データが逆再生にて配信される。
上述したように一時記憶部3から逆再生の映像データが配信された解析処理装置b42は、各フレーム画像に対して、当該フレーム画像内に存在する移動物体が人物であることを判定し、その人物の顔部分を抽出し、さらに、顔部分の特徴量を抽出する解析処理を行う。そして、解析処理装置b42は、予め設定された基準を満たす程度の顔部分の特徴量を抽出できると、解析処理完了と判断して、解析状態管理部24に通知する。なお、解析処理装置b42は、例えば、所定の値以上の数の顔部分の特徴量を取得できた場合に解析処理完了と判断してもよく、さらに別の基準により顔照合処理が行える程度に顔部分の特徴量を取得できた場合に解析処理完了と判断してもよい。
このように「人物の侵入検知」のタイミングとなったときに、解析処理装置b42にて処理負荷の高い顔画像の解析処理を行うことで、通常時における解析処理を行う資源の消費量を抑制できる。また、解析処理装置b42による顔画像の解析処理の対象を、「人物の侵入検知」のタイミングとなったときから逆再生した映像データとすることで、顔画像の解析処理を行っていない直近の過去の映像から所望の解析結果を得られることがあるため、高精度な解析処理結果を迅速に得ることができる。例えば、図4に示すように、「侵入検知」となった図4(C)以降は、人物の顔が横を向いてしまっている場合には、所望の顔部分の特徴量を抽出できない場合がある。一方で、「侵入検知」となる前の図4(A)で人物の顔が正面を向いている場合には、直近の過去の映像から所望の解析結果を迅速に得ることができる。
また、上記解析状態管理部24は、上述したように解析処理装置b42から「解析処理完了」の通知を受けると、「解析完了」状態となったことを検出する。そして、解析状態管理部24は、「解析完了」という状態変化を、配信決定部23に通知する。
上記配信決定部23は、解析状態管理部24から「解析完了」という状態変化の通知を受けると、かかる状態変化の内容に対応して設定された配信ルールに従って、映像データの配信状態を決定する。「解析完了」という状態変化の場合には、図2に示すように、配信元:「一時記憶部」、配信先から削除:「解析処理装置b」というルールが設定されているため、「一時記憶部」から「解析処理装置b」への映像データの配信を停止することを決定し、配信切り替え部21に通知する。なお、これまで解析処理装置A41に配信していた映像データについては、そのまま解析処理装置a41への配信を継続する。
上記配信切替部21は、配信決定部23から通知を受けると、決定された映像データの配信状態となるよう制御する。上述した例では、「解析完了」のタイミングで、一時記憶部3に蓄積された映像データの解析処理装置b42への配信を停止し、データソース1からの映像データは、解析処理装置a41に配信したままとする。つまり、図5の矢印Y2に示すように、図5(B)の状態から図5(A)の状態となるよう映像データの配信を切り替える。
[動作]
次に、上述した構成である解析処理システムの動作を、主に図6乃至図8のシーケンス図を参照して説明する。
まず、映像データがデータソース1から配信切替部21に連続して入力される(ステップS1)。配信切り替え部21は、入力された映像データの各フレーム画像を、順次、解析処理装置a41及び一時記憶管理部22に配信する(ステップS2)。つまり、この場合には、解析処理装置に対しては、図5(A)の矢印Aに示すように、解析処理装置a41にのみデータソース1から映像データが配信されることとなる。
解析処理装置a41は、配信された各フレーム画像に対して、人物が侵入したか否かを検知する解析処理を順次行う(ステップS3)。また、一時記憶管理部22は、連続して入力された各フレーム画像を、時系列に沿って一時記憶部3に蓄積する(ステップS4,S5)。
その後、解析処理装置a41は、配信されたフレーム画像から、人物が侵入したことを検知すると、その旨を解析状態管理部24に通知する(ステップS6)。例えば、図3の中段の星印の付いた符号fnで示すフレーム画像や、星印の付いた図4(C)に示すフレーム画像のときに、「侵入検知」となったとする。
なお、上述した図6のステップS1からS6の処理は、ループ処理として常時実行される。
続いて、解析状態管理部24は、解析処理システムa41から「侵入検知」の通知を受けると、当該「侵入検知」に状態変化したと判定し、その旨を配信決定部23に通知する(ステップS7)。配信決定部23は、通知された状態変化に対応する映像データの配信状態を決定する。この場合には、配信決定部22は、データソース1から解析処理装置a41に、一時記憶部3から解析処理装置b42に、映像データを配信すると決定する。このため、配信決定部23は、かかる指示を配信切替部21に通知すると共に(ステップS8)、一時記憶管理部22に一時記憶部3に蓄積された映像データを逆再生するよう指示する(ステップS9)。これを受けて、一時記憶管理部22は、一時記憶部3に対して映像データの逆再生を開始するよう指示する(ステップS10)。
その後、一時記憶部3から、蓄積された映像データが、最新の時点から逆再生にて配信切替部21に出力される(ステップS11)。そして、配信切替部21は、逆再生された映像データを解析処理装置b42に配信する(ステップS12)。つまり、「侵入検知」のタイミングで、その時点から一時記憶部3に蓄積された映像データが過去に遡って、解析処理装置b42に配信される。
例えば、図3の下段に示すように、侵入を検知したフレーム画像fnから過去に遡って、fn−1,fn−2,・・・,flの順に、各フレーム画像が一時記憶部3から解析処理装置b42に配信される。図4の例では、矢印T2に示すように、侵入を検知したフレーム画像(C)から過去に遡って、(B),(A)の順に、各フレーム画像が一時記憶部3から解析処理装置b42に配信される。なお、このときもステップS1からS6のループ処理は実行されている。このため、図5(B)の矢印A,Bに示すように、データソース1から映像データが解析処理装置a41に配信され、また上述したように一時記憶部3から蓄積された映像データが解析処理装置b42に配信された状態となっている。
その後、解析処理装置b42は、上述したように一時記憶部3から配信された逆再生の映像データを構成する各フレーム画像に対して、当該フレーム画像内に存在する移動物体が人物であることを判定し、その人物の顔部分を抽出し、さらに、顔部分の特徴量を抽出する解析処理を行う(ステップS13)。そして、解析処理装置b42は、予め設定された基準を満たす程度の顔部分の特徴量を抽出できると、解析処理完了と判断して、解析状態管理部24に通知する(ステップS14)。
例えば、図4に示すように、「侵入検知」となった図4(C)よりも前の図4(A)のフレーム画像に、基準を満たす特徴量を抽出可能なよう人物の顔が正面を向いているものがある場合には、解析処理装置b42は、図4(A)のフレーム画像に対する解析処理後に「解析完了」と判断し、解析状態管理部24に通知する。
続いて、上記解析状態管理部24は、「解析処理完了」の通知を受けて、「解析完了」に状態変化したことを配信決定部23に通知する(ステップS15)。配信決定部23は、「解析完了」という状態変化の通知を受けると、かかる状態変化の内容に対応して設定された配信ルールに従って、映像データの配信状態を決定する。この場合には、一時記憶部3から解析処理装置b42への配信を停止するよう、配信切替部21に指示する(ステップS16)。これを受けて、配信切替部21は、一時記憶部3から解析処理装置b42への映像データの配信を停止する(ステップS17)。これにより、図5の矢印Y2に示すように、図5(B)の状態から図5(A)の状態となるよう映像データの配信を切り替える。
以上のように、本実施形態における解析処理システムでは、まず、「人物の侵入検知」のタイミングとなったときに、解析処理装置b42にて処理負荷の高い顔画像の解析処理が開始されるため、通常時における解析処理を行う資源の消費量を抑制できる。また、解析処理装置b42による顔画像の解析処理の対象を、「人物の侵入検知」のタイミングとなったときから逆再生した映像データとすることで、顔画像の解析処理を行っていない直近の過去の映像から所望の解析結果を得られることがあり、高精度な解析処理結果を迅速に得ることができる。
<実施形態2>
本発明の第2の実施形態を、図9乃至図13を参照して説明する。図9は、解析処理システムの構成を説明するための図であり、図10乃至図13は、解析システムの動作を説明するための図である。
[構成]
本実施形態における解析処理システムは、実施形態1で説明した図1に示すものとほぼ同様の構成をとっている。但し、本実施形態では、映像データに移動物体が映し出されるなどの特定の状況を検出し、その状況となったときに、過去に遡った映像データのみならず、現在の映像データに対しても人物の顔の特徴量抽出等を行う、という点で、実施形態1とは異なる。以下、実施形態1とは異なる構成について、主に説明する。
まず、本実施形態における配信ルール格納部25には、例えば、図9に示す内容の配信ルールが記憶されている。この図に示すように、配信ルールの1つとして、対象モジュール:「解析処理装置a」、状態変化:「人物の侵入検知」の場合に、(1)配信元:「一時記憶部」、最大遡り時間「10秒」、配信先への追加:「解析処理装置b」と、(2)配信元:「データソース」、配信先への追加:「解析処理装置b」、という2つの配信が設定されている。つまり、かかる配信ルールによると、解析処理装置aで「侵入検知」の際に、配信決定部23及び配信切替部21にて、(1)実施形態1と同様に、「一時記憶部3」から「遡って10秒間」の映像データを「解析処理装置b」に配信する、という配信状態と、(2)「データソース1」から映像データを「解析処理装置b」に配信する、という配信状態と、になるよう設定される。
ここで、図10乃至図12を参照して、配信切替部21による映像データの配信切り替えの具体例を説明する。まず、図10の最上段に示すように、右方向に時間が進むよう時間軸を設定した場合に、「fl,・・・,fn−3,fn−2,fn−1,fn,fn+1,fn+2,・・・,fm,fm+1,fm+2,・・・」のそれぞれの時刻でフレーム画像が取得され、各フレーム画像にて映像データが構成されていることとする。なお、図11は、矢印T11に示すように(A)〜(E)の順に連続して入力された各フレーム画像の一例を示しており、これらフレーム画像に手映像データが構成されている。
そして、取得された各フレーム画像は、まず、解析処理装置a41及び一時記憶部3に配信される。これにより、一時記憶部3には、各フレーム画像が時系列に沿って順次蓄積され、解析処理装置a41は、各フレーム画像を時系列に沿って順番に解析処理する。つまり、まずはじめの状態では、図12(A)の矢印Aに示すように、解析処理装置のうちトリガ状況を検知(侵入検知)する解析処理装置A41に対してのみ、データソース1から映像データを構成する各フレーム画像が配信される。そして、図10の二段目に示すように、解析処理装置a41は、各フレーム画像に対して、ほぼリアルタイムで人物が侵入したか否かを検知する解析処理を行う。
ここで、星印で示す図10の2段目の符号fnのフレーム画像、図11では(C)に示すフレーム画像に対する侵入検知の解析処理を行った際に、「トリガ状況を検知」つまり「侵入検知」と判断したこととする。すると、配信決定部23は、配信ルールに従って、一時記憶部3に蓄積された映像データの配信先として解析処理装置b42を追加することを決定し、これを受けて、配信切替部21は、一時記憶部3に蓄積された映像データを過去に遡って、つまり、映像データを逆再生して、解析処理装置b42に配信するよう制御する。これと共に、配信決定部23は、配信ルールに従って、データソース1から取得した映像データの配信先としても解析処理装置b42を追加することを決定し、これを受けて、配信切替部21は、データソース1から取得した映像データを、順次、解析処理装置b42に配信するよう制御する。
例えば、図10の3段目に示すように、侵入を検知したフレーム画像fnから過去に遡って、fn−1,fn−2,・・・,flの順に、各フレーム画像が一時記憶部3から解析処理装置b42に配信される。これと共に、図10の最下段に示すように、侵入を検知したフレーム画像fnから現在方向に向かって、fn+1,fn+2,・・・,fmの順に、各フレーム画像がデータソース1から解析処理装置b42に配信される。
図11の例では、矢印T12に示すように、侵入を検知したフレーム画像(C)から過去に遡って、(B),(A)の順に、各フレーム画像が一時記憶部3から解析処理装置b42に配信される。これと共に、矢印T13に示すように、侵入を検知したフレーム画像(C)から後の各フレーム画像が、(D),(E)の順に、データソース1から解析処理装置b42に配信される。
このため、「侵入検知」の後には、図12(B)の矢印Aに示すように、データソース1からトリガ状況を検知(侵入検知)する解析処理装置a41に対して映像データが配信されると共に、図12(B)の矢印Bに示すように一時記憶部3から顔解析を行う解析処理装置b42に対して、及び、矢印Cに示すようにデータソース1から顔解析を行う解析処理装置b42に対して、並列に映像データが配信される。
上述したように一時記憶部3及びデータソース1から映像データが配信された解析処理装置b42は、それぞれ過去及び現在の各フレーム画像に対して、並列に、当該フレーム画像内に存在する移動物体が人物であることを判定し、その人物の顔部分を抽出し、さらに、顔部分の特徴量を抽出する解析処理を行う。そして、解析処理装置b42は、過去及び現在のフレーム画像のうち、いずれか一方のフレーム画像から予め設定された基準を満たす程度の顔部分の特徴量を抽出できると、解析処理完了と判断して、解析状態管理部24に通知する。
このように、本実施形態では、解析処理装置b42による顔画像の解析処理の対象を、「人物の侵入検知」のタイミングとなったときから逆再生した過去の映像データ、及び、「人物の侵入検知」のタイミングとなったときから順次入力される現在の映像データ、とすることで、迅速に所望の解析結果を得ることができる。例えば、図11に示すように、「侵入検知」となった図11(C)より以前は、人物の顔が横を向いてしまっている場合には、過去映像からは所望の顔部分の特徴量を抽出できない場合がある。一方で、「侵入検知」となった以降の図11(E)で人物の顔が正面を向いている場合には、直近の映像から所望の解析結果を迅速に得ることができる。
また、上述した本実施形態における図9に示す配信ルールには、「解析完了」という状態変化に対応して、いずれの配信元(一時記憶部、データソース)に対しても、配信先から「解析処理装置b」を削除する、というルールが設定されている。このため、配信決定部23は、解析処理装置b42によって過去あるいは現在のいずれかの映像データの解析結果から「解析完了」となると、一時記憶部3及びデータソース1からの解析処理装置b42への映像データの配信は停止する。つまり、図12の矢印Y12に示すように、図12(B)の状態から図12(A)の状態となるよう映像データの配信を切り替える。
[動作]
次に、上述した構成である解析処理システムの動作を、主に図13のシーケンス図を参照して説明する。なお、実施形態1と同様の動作については、簡単に説明する。
まず、映像データがデータソース1から配信切替部21に連続して入力される。配信切替部21は、入力された映像データの各フレーム画像を、順次、解析処理装置a41及び一時記憶管理部22に配信する。つまり、この時点では、解析処理装置に対しては、図12(A)の矢印Aに示すように、解析処理装置a41にのみデータソース1から映像データが配信されることとなる。
解析処理装置a41は、配信された各フレーム画像に対して、人物が侵入したか否かを検知する解析処理を順次行う。また、一時記憶管理部22は、連続して入力された各フレーム画像を、時系列に沿って一時記憶部3に蓄積する。
その後、解析処理装置a41は、配信されたフレーム画像から、人物が侵入したことを検知すると、その旨を解析状態管理部24に通知する。例えば、図10の中段の星印の付いた符号fnで示すフレーム画像や、星印の付いた図11(C)に示すフレーム画像のときに、「侵入検知」となったとする。
続いて、解析状態管理部24は、解析処理システムa41から「侵入検知」の通知を受けると、当該「侵入検知」に状態変化したと判定し、その旨を配信決定部23に通知する。配信決定部23は、通知された状態変化に対応する映像データの配信状態を決定する。すると、まず一時記憶部3から、蓄積された映像データが、最新の時点から逆再生にて配信切替部21に出力される(ステップS21)。そして、配信切替部21は、逆再生された映像データを解析処理装置b42に配信する(ステップS23)。このとき、データソース1からも現在撮影された映像データが配信切替部21に出力されているが(ステップS22)、かかるデータソース1からの映像データも、配信切替部21が解析処理装置b42に順次配信する(ステップS23)。つまり、「侵入検知」のタイミングで、一時記憶部3に蓄積された映像データがその時点から過去に遡って、解析処理装置b42に配信されると共に、その時点からデータソース1にて取り込まれた映像データが、順次、解析処理装置b42に配信される。
例えば、図10の最下段に示すように、侵入を検知したフレーム画像fnから過去に遡って、fn−1,fn−2,・・・,flの順に、各フレーム画像が一時記憶部3から解析処理装置b42に配信されると共に、侵入を検知したフレーム画像fn以降に順次取り込まれるフレーム画像fn+1,fn+2,・・・,fmが、データソース1から解析処理装置b42に配信される。
図11の例では、矢印T12に示すように、侵入を検知したフレーム画像(C)から過去に遡って、(B),(A)の順に、各フレーム画像が一時記憶部3から解析処理装置b42に配信されると共に、矢印T13に示すように、侵入を検知したフレーム画像(C)から後の各フレーム画像(D),(E)が、順次、データソース1から解析処理装置b42に配信される。
そして、解析処理装置b42は、上述したように一時記憶部3から配信された逆再生の映像データを構成する各フレーム画像、及び、データソース1から配信された現在取り込まれている各フレーム画像、のそれぞれに対して、当該フレーム画像内に存在する人物の顔部分の特徴量抽出などの解析処理を行う(ステップS24)。解析処理装置b42は、過去あるいは現在のいずれかのフレーム画像から、予め設定された基準を満たす程度の顔部分の特徴量を抽出できると、解析処理完了と判断して、解析状態管理部24に通知する(ステップS25)。
続いて、上記解析状態管理部24は、「解析処理完了」の通知を受けて、「解析完了」に状態変化したことを配信決定部23に通知する。配信決定部23は、「解析完了」という状態変化の通知を受けると、かかる状態変化の内容に対応して設定された配信ルールに従って、映像データの配信状態を決定する。この場合には、一時記憶部3及びデータソース1から解析処理装置b42への配信をそれぞれ停止するよう、配信切替部21に指示する。これを受けて、配信切替部21は、一時記憶部3及びデータソース1から解析処理装置b42への映像データの配信を停止する。これにより、図12の矢印Y12に示すように、図12(B)の状態から図12(A)の状態となるよう映像データの配信を切り替える。
以上のように、本実施形態における解析処理システムでは、まず、「人物の侵入検知」のタイミングとなったときに、解析処理装置b42にて処理負荷の高い顔画像の解析処理が開始されるため、通常時における解析処理を行う資源の消費量を抑制できる。また、解析処理装置b42による顔画像の解析処理の対象を、「人物の侵入検知」のタイミングとなったときから逆再生した映像データ、及び、それ以降に入力される映像データ、とすることで、顔画像の解析処理を行っていない直近の映像から所望の解析結果を得られることがあり、高精度な解析処理結果を迅速に得ることができる。
ここで、上記では、「人物の侵入検知」のタイミングとなったときに、一時記憶部3から過去の映像データと、データソース1から現在の映像データと、の解析処理装置b42への配信を同時に行っている場合を例示したが、同時であることに限定されない。例えば、まず、過去の映像データを逆再生して解析処理装置b42に配信し、所定時間内に解析処理装置b42にて解析完了とならない場合に、データソース1から現在の映像データを解析処理装置b42に配信するようにしてもよい。あるいは、逆に、まず、データソース1から現在の映像データを解析処理装置b42に配信し、所定時間内に解析処理装置b42にて解析完了とならない場合に、過去の映像データを逆再生して解析処理装置b42に配信してもよい。つまり、まず、過去及び現在のうち、いずれかの一方の映像データを解析処理装置b42に配信し、その後、他方の映像データを配信してもよい。
<変形例>
次に、実施形態1,2で説明した解析処理システムの変形例を説明する。
まず、上記では、解析状態管理部24にて「侵入検知」つまり「トリガ状況」となったことを検出する方法として、データソース1から入力された映像データに対する解析処理結果を利用する場合を例示したが、「トリガ状態」の検出は他の方法で行ってもよい。例えば、映像データを用いず、赤外線センサなどの各種センサを用いて人物の侵入を検知して解析状態管理部24に通知し、「トリガ状況」となったことを検出してもよい。この場合には、人物の侵入を検知するためのセンサ及び解析状態管理部24が、解析処理装置b42による解析処理を行うタイミングである「トリガ状況」となったか否かを検出するトリガ検出手段として機能することとなる。
なお、「トリガ状況」は、必ずしも「人物の侵入を検知」という状況であることに限定されず、他の状況を「トリガ状況」として検出してもよい。
また、上記では、一時記憶部3から過去に遡って映像データを解析処理装置b42に配信する際に、1フレーム画像ずつ配信している場合を例示しているが、配信する映像データの単位は、1フレームであることに限定されず、他のデータ単位でもよい。例えば、予め設定された複数のフレーム単位や所定の時間単位で、過去に遡って映像データを解析処理装置b42に配信してもよい。一例をあげると、図3で説明したfnのフレームで「トリガ状況」を検出した場合に、まず、「(fn−4)〜fn」までの5フレームからなるフレーム群を解析処理装置b42に配信し、その次に、「(fn−5)〜(fn−9)」までの5フレームからなるフレーム群を解析処理装置b42に配信する。すると、解析処理装置b42では、「(fn−4)〜fn」のフレーム群のうち、時間が経過する方向に各フレーム画像を順次解析することとなるが、フレーム群単位では、過去に遡って配信及び解析されていることとなる。
また、上記では、解析処理装置b42によって所望の解析結果が得られたときに、当該解析処理装置b42に対する一時記憶部3などからの映像データの配信を停止することとしているが、当該配信を停止する条件は、これに限定されない。例えば、配信ルールに設定されている時間(最大遡り時間)が経過した際に、一時記憶部3からの映像データの配信を停止してもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における解析処理システム(図14参照)、解析制御装置、プログラム、解析処理方法の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
連続して入力された解析対象データを記憶装置110に順次蓄積するデータ蓄積手段101と、
前記解析対象データに対する予め設定された解析処理を実行する解析処理手段102と、
前記解析処理手段による解析処理動作を制御する解析制御手段103と、を備え、
前記解析制御手段103は、予め設定されたタイミングで、前記記憶装置110に蓄積された前記解析対象データを過去方向に向かって所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段102にて行うよう制御する、
解析処理システム100。
上記発明によると、まず、データ蓄積手段が、連続して入力された解析対象データを記憶装置に順次蓄積する。そして、予め設定されたタイミングとなったときに、解析制御手段が、記憶装置に蓄積された解析対象データを過去方向に向かって順次取り出して、取り出した順に、解析対象データに対する解析処理を解析処理手段にて実行するよう制御する。つまり、予め設定されたタイミングとなったときから、解析対象データを時間的に順次遡って解析処理する。このため、予め設定されたタイミングとなったときから、過去方向に所望の解析結果を得ることができる解析対象データが存在する場合には、迅速に所望の解析結果を得ることができる。その結果、解析処理を行う資源の消費量を抑制でき、高精度な解析処理結果を迅速に得ることができる。
(付記2)
付記1に記載の解析処理システムであって、
予め設定されたタイミングであるトリガ状況となったか否かを検出するトリガ検出手段を備え、
前記解析制御手段は、前記トリガ検出手段にて前記トリガ状況が検出されたときに、当該トリガ状況が検出された時点から過去方向に向かって、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
解析処理システム。
(付記3)
付記2に記載の解析処理システムであって、
前記トリガ検出手段は、入力された前記解析対象データに対して、前記解析処理手段による解析処理よりも処理負荷の低い所定の処理を実行し、その処理結果に基づいて前記トリガ状況となったか否かを検出する、
解析処理システム。
上記発明によると、まず、データ蓄積手段が、連続して入力された解析対象データを記憶装置に順次蓄積すると共に、トリガ検出手段がトリガ状況となったか否かを検出する。このとき、トリガ検出手段は、入力された解析対象データに対して、順次、処理負荷の低い処理を行って、トリガ状況となったか否かを検出してもよい。そして、トリガ状況が検出されたときに、解析制御手段が、当該トリガ状況が検出された時点から過去方向に向かって、記憶装置に蓄積された解析対象データを順次取り出し、取り出した順に、解析対象データに対する解析処理を解析処理手段にて実行するよう制御する。これにより、トリガ状況となるまでは資源の消費量を抑制できるため、限られた資源にて、高精度な解析処理結果を迅速に得ることができる。
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載の解析処理システムであって、
前記解析制御手段は、前記記憶装置から過去方向に向かって順次取り出した前記解析対象データに対する解析処理に加え、現在方向に順次入力された前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
解析処理システム。
(付記5)
付記4に記載の解析処理システムであって、
予め設定されたタイミングであるトリガ状況となったか否かを検出するトリガ検出手段を備え、
前記解析制御手段は、前記トリガ検出手段にて前記トリガ状況が検出されたときに、当該トリガ状況が検出された時点から過去方向に向かって前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御すると同時に、前記トリガ状況が検出された時点から現在方向に向かって順次入力された前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
解析処理システム。
(付記6)
付記4に記載の解析処理システムであって、
予め設定されたタイミングであるトリガ状況となったか否かを検出するトリガ検出手段を備え、
前記解析制御手段は、前記トリガ検出手段にて前記トリガ状況が検出されたときに、当該トリガ状況が検出された時点から過去方向に向かって前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する処理、及び、前記トリガ状況が検出された時点から現在方向に向かって順次入力された前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する処理、のうちいずれか一方の処理を開始し、その後、他方の処理を開始する、
解析処理システム。
上記発明によると、解析制御手段は、過去の解析対象データに対する解析処理と、現在方向に向かって入力される解析対象データに対する解析処理とを、並列に、あるいは、いずれか一方ずつを実行するよう制御する。このとき、これらの解析処理を、トリガ状況を検出したときに、同時に開始してもよく、時間差を設けて開始してもよい。これにより、過去の解析対象データだけでなく、現在方向に入力され続けている解析対象データからも所望の解析結果を得ることができるため、高精度な解析処理結果を迅速に得ることができる。
(付記7)
付記1乃至6のいずれかに記載の解析処理システムであって、
前記解析制御手段は、前記解析処理手段にて予め設定された基準を満たす解析結果を得たときに、前記解析対象データに対する前記解析処理手段による解析処理を終了するよう制御する、
解析処理システム。
上記発明によると、過去方向、あるいは、現在方向に向かって解析対象データの解析処理を行い、所望の解析結果が得られると、解析対象データに対する解析処理を終了する。これにより、解析処理を行うための資源の消費量を抑制しつつ、高精度な解析処理結果を迅速に得ることができる。
(付記8)
付記1乃至7のいずれかに記載の解析処理システムであって、
予め設定されたタイミングであるトリガ状況となったか否かを検出するトリガ検出手段を備え、
前記トリガ検出手段は、入力された前記解析対象データである映像データ内に移動物体が存在するか否かを調べ、当該映像データ内に移動物体が存在する場合に前記トリガ状況となったことを検出し、
前記解析処理手段は、前記解析対象データ内の移動物体に対する予め設定された解析処理を行う、
解析処理システム。
(付記9)
連続して入力された解析対象データを記憶装置に順次蓄積するデータ蓄積手段と、
前記解析対象データに対する予め設定された解析処理を実行する解析処理手段による解析処理動作を制御する解析制御手段と、を備え、
前記解析制御手段は、予め設定されたタイミングで、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを過去方向に向かって所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
解析制御装置。
(付記10)
付記9に記載の解析制御装置であって、
予め設定されたタイミングであるトリガ状況となったか否かを検出するトリガ検出手段を備え、
前記解析制御手段は、前記トリガ検出手段にて前記トリガ状況が検出されたときに、当該トリガ状況が検出された時点から過去方向に向かって、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
解析制御装置。
(付記11)
付記9又は10に記載の解析制御装置であって、
前記解析制御手段は、前記記憶装置から過去方向に向かって順次取り出した前記解析対象データに対する解析処理に加え、現在方向に順次入力された前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
解析制御装置。
(付記12)
情報処理装置に、
連続して入力された解析対象データを記憶装置に順次蓄積するデータ蓄積手段と、
前記解析対象データに対する予め設定された解析処理を実行する解析処理手段による解析処理動作を制御する解析制御手段と、を実現させると共に、
前記解析制御手段は、予め設定されたタイミングで、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを過去方向に向かって所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
ことを実現させるためのプログラム。
(付記13)
付記12に記載のプログラムであって、
前記情報処理装置に、さらに、予め設定されたタイミングであるトリガ状況となったか否かを検出するトリガ検出手段を実現させると共に、
前記解析制御手段は、前記トリガ検出手段にて前記トリガ状況が検出されたときに、当該トリガ状況が検出された時点から過去方向に向かって、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
ことを実現させるためのプログラム。
(付記14)
付記12又は13に記載のプログラムであって、
前記解析制御手段は、前記記憶装置から過去方向に向かって順次取り出した前記解析対象データに対する解析処理に加え、現在方向に順次入力された前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
プログラム。
(付記15)
連続して入力された解析対象データを記憶装置に順次蓄積し、
前記解析対象データに対する予め設定された解析処理を実行する解析処理手段による解析処理動作を制御すると共に、
予め設定されたタイミングで、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを過去方向に向かって所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
解析制御方法。
(付記16)
付記15に記載の解析制御方法であって、
予め設定されたタイミングであるトリガ状況となったか否かを検出し、
前記トリガ状況が検出されたときに、当該トリガ状況が検出された時点から過去方向に向かって、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
解析制御方法。
(付記17)
付記15又は16に記載の解析制御方法であって、
前記記憶装置から過去方向に向かって順次取り出した前記解析対象データに対する解析処理に加え、現在方向に順次入力された前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
解析制御方法。
ここで、本願におけるプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
なお、本発明は、日本国にて2013年6月6日に特許出願された特願2013−119383の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願に記載された内容は、全て本明細書に含まれるものとする。
1 データソース
2 解析管理装置
3 一時記憶部
21 配信切替部
22 一時記憶管理部
23 配信決定部
24 解析状態管理部
25 配信ルール格納部
41 解析処理装置a
42 解析処理装置b
4n 解析処理装置n
100 解析処理システム
101 データ蓄積手段
102 解析処理手段
103 解析制御手段
110 記憶装置

Claims (17)

  1. 連続して入力された解析対象データを記憶装置に順次蓄積するデータ蓄積手段と、
    前記解析対象データに対する予め設定された解析処理を実行する解析処理手段と、
    前記解析処理手段による解析処理動作を制御する解析制御手段と、を備え、
    前記解析制御手段は、予め設定されたタイミングで、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを過去方向に向かって所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
    解析処理システム。
  2. 請求項1に記載の解析処理システムであって、
    予め設定されたタイミングであるトリガ状況となったか否かを検出するトリガ検出手段を備え、
    前記解析制御手段は、前記トリガ検出手段にて前記トリガ状況が検出されたときに、当該トリガ状況が検出された時点から過去方向に向かって、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
    解析処理システム。
  3. 請求項2に記載の解析処理システムであって、
    前記トリガ検出手段は、入力された前記解析対象データに対して、前記解析処理手段による解析処理よりも処理負荷の低い所定の処理を実行し、その処理結果に基づいて前記トリガ状況となったか否かを検出する、
    解析処理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の解析処理システムであって、
    前記解析制御手段は、前記記憶装置から過去方向に向かって順次取り出した前記解析対象データに対する解析処理に加え、現在方向に順次入力された前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
    解析処理システム。
  5. 請求項4に記載の解析処理システムであって、
    予め設定されたタイミングであるトリガ状況となったか否かを検出するトリガ検出手段を備え、
    前記解析制御手段は、前記トリガ検出手段にて前記トリガ状況が検出されたときに、当該トリガ状況が検出された時点から過去方向に向かって前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御すると同時に、前記トリガ状況が検出された時点から現在方向に向かって順次入力された前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
    解析処理システム。
  6. 請求項4に記載の解析処理システムであって、
    予め設定されたタイミングであるトリガ状況となったか否かを検出するトリガ検出手段を備え、
    前記解析制御手段は、前記トリガ検出手段にて前記トリガ状況が検出されたときに、当該トリガ状況が検出された時点から過去方向に向かって前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する処理、及び、前記トリガ状況が検出された時点から現在方向に向かって順次入力された前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する処理、のうちいずれか一方の処理を開始し、その後、他方の処理を開始する、
    解析処理システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の解析処理システムであって、
    前記解析制御手段は、前記解析処理手段にて予め設定された基準を満たす解析結果を得たときに、前記解析対象データに対する前記解析処理手段による解析処理を終了するよう制御する、
    解析処理システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の解析処理システムであって、
    予め設定されたタイミングであるトリガ状況となったか否かを検出するトリガ検出手段を備え、
    前記トリガ検出手段は、入力された前記解析対象データである映像データ内に移動物体が存在するか否かを調べ、当該映像データ内に移動物体が存在する場合に前記トリガ状況となったことを検出し、
    前記解析処理手段は、前記解析対象データ内の移動物体に対する予め設定された解析処理を行う、
    解析処理システム。
  9. 連続して入力された解析対象データを記憶装置に順次蓄積するデータ蓄積手段と、
    前記解析対象データに対する予め設定された解析処理を実行する解析処理手段による解析処理動作を制御する解析制御手段と、を備え、
    前記解析制御手段は、予め設定されたタイミングで、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを過去方向に向かって所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
    解析制御装置。
  10. 請求項9に記載の解析制御装置であって、
    予め設定されたタイミングであるトリガ状況となったか否かを検出するトリガ検出手段を備え、
    前記解析制御手段は、前記トリガ検出手段にて前記トリガ状況が検出されたときに、当該トリガ状況が検出された時点から過去方向に向かって、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
    解析制御装置。
  11. 請求項9又は10に記載の解析制御装置であって、
    前記解析制御手段は、前記記憶装置から過去方向に向かって順次取り出した前記解析対象データに対する解析処理に加え、現在方向に順次入力された前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
    解析制御装置。
  12. 情報処理装置に、
    連続して入力された解析対象データを記憶装置に順次蓄積するデータ蓄積手段と、
    前記解析対象データに対する予め設定された解析処理を実行する解析処理手段による解析処理動作を制御する解析制御手段と、を実現させると共に、
    前記解析制御手段は、予め設定されたタイミングで、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを過去方向に向かって所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
    ことを実現させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムであって、
    前記情報処理装置に、さらに、予め設定されたタイミングであるトリガ状況となったか否かを検出するトリガ検出手段を実現させると共に、
    前記解析制御手段は、前記トリガ検出手段にて前記トリガ状況が検出されたときに、当該トリガ状況が検出された時点から過去方向に向かって、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
    ことを実現させるためのプログラム。
  14. 請求項12又は13に記載のプログラムであって、
    前記解析制御手段は、前記記憶装置から過去方向に向かって順次取り出した前記解析対象データに対する解析処理に加え、現在方向に順次入力された前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
    プログラム。
  15. 連続して入力された解析対象データを記憶装置に順次蓄積し、
    前記解析対象データに対する予め設定された解析処理を実行する解析処理手段による解析処理動作を制御すると共に、
    予め設定されたタイミングで、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを過去方向に向かって所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
    解析制御方法。
  16. 請求項15に記載の解析制御方法であって、
    予め設定されたタイミングであるトリガ状況となったか否かを検出し、
    前記トリガ状況が検出されたときに、当該トリガ状況が検出された時点から過去方向に向かって、前記記憶装置に蓄積された前記解析対象データを所定のデータ単位毎に順次取り出して、当該取り出した順に前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
    解析制御方法。
  17. 請求項15又は16に記載の解析制御方法であって、
    前記記憶装置から過去方向に向かって順次取り出した前記解析対象データに対する解析処理に加え、現在方向に順次入力された前記解析対象データに対する解析処理を前記解析処理手段にて行うよう制御する、
    解析制御方法。
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