JPWO2014155577A1 - 眼部水分測定器および眼部水分測定方法 - Google Patents

眼部水分測定器および眼部水分測定方法 Download PDF

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Abstract

眼部水分測定器1は、結膜、強膜もしくは角膜に接触する位置、または結膜、強膜もしくは角膜に対向する位置に配置される検出面30と、検出面30に設けられる静電容量式のセンサ40と、を備えている。この結果として、涙液の状態を簡便且つ客観的に測定することが可能な眼部水分測定器および眼部水分測定方法を提供する。

Description

本発明は、眼部の水分の状態、すなわち眼球の表面およびその周辺の涙液の状態を測定するための眼部水分測定器および眼部水分測定方法に関する。
従来、ドライアイ等の診断において、眼球の表面およびその周辺の涙液の状態を測定する方法として、シルマー試験、綿糸法、および涙液層破壊時間(BUT)検査などが用いられている。このうち、シルマー試験は、細長い濾紙を瞼に挟んだ状態を数分間維持し、この間に涙液が濾紙に浸透した長さを測定する方法であり、綿糸法は、濾紙の代わりに綿糸を用いる方法である(例えば、特許文献1参照)。また、涙液層破壊時間検査は、瞬きしない状態を維持した際に涙液層が破れてドライスポットが生じるまでの時間を測定する方法であり、予め涙液をフルオレセイン液で染色しておくことによって涙液層の破れを視覚的に判別するものである。
特開平6−154165号公報
しかしながら、シルマー試験や涙液層破壊時間検査では、実施施設毎に様々なバリエーションが存在する等、統一的な測定手法が確立されていないため、客観的な測定が難しいという問題があった。すなわち、シルマー試験においては、濾紙の挟み方や測定前に涙を拭き取っておくか否か等、細かい手順が明確に定められておらず、また、濾紙の挟み方によっては濾紙から受ける刺激によって涙液の分泌が促進される場合もあり、涙液の状態を客観的に測定することは困難であった。
また、涙液層破壊時間検査においては、どのような状態またはどの時点をもって涙液層の破れと判定するかが定かではなく、また、使用するフルオレセイン液の量や濃度に応じて涙液層の破れの判別にばらつきが生じ得るため、やはり客観的な測定は困難となっていた。
本発明は、斯かる実情に鑑み、涙液の状態を簡便且つ客観的に測定することが可能な眼部水分測定器および眼部水分測定方法を提供しようとするものである。
(1)本発明は、結膜、強膜もしくは角膜に接触する位置、または結膜、強膜もしくは角膜に対向する位置に配置される検出面と、前記検出面に設けられる静電容量式のセンサと、を備えることを特徴とする、眼部水分測定器である。
(2)本発明はまた、上記手段の眼部水分測定器において、前記検出面と接続される略棒状の把持部を備え、前記把持部の長手方向と前記検出面のなす角度は、0乃至45°であることを特徴とする。
(3)本発明はまた、上記手段の眼部水分測定器において、前記把持部の長手方向の一端側に着脱可能に接続される着脱部を備え、前記検出面は、前記着脱部に設けられることを特徴とする。
(4)本発明はまた、上記手段の眼部水分測定器において、前記着脱部は、前記把持部から前記検出面に向けて漸次断面積が減少しながら湾曲する形状に構成されることを特徴とする。
(5)本発明はまた、上記手段の眼部水分測定器において、前記検出面は、前記把持部の外周面よりも外周側となる位置に設けられることを特徴とする。
(6)本発明はまた、上記手段の眼部水分測定器において、前記検出面は、円形状または楕円形状に構成されることを特徴とする。
(7)本発明はまた、上記手段の眼部水分測定器において、前記センサを制御する制御部と、前記センサによる測定結果を表示する表示部と、前記制御部および前記表示部に電力を供給する電源部と、を備え、前記制御部、前記表示部および前記電源部は、前記把持部に設けられることを特徴とする。
(8)本発明はまた、上記手段の眼部水分測定器において、開口縁が顔面に当接するように配置される略カップ状の被覆部を備え、前記検出面は、前記被覆部の内側に設けられることを特徴とする。
(9)本発明はまた、上記手段の眼部水分測定器において、前記検出面は、前記被覆部の底部に設けられることを特徴とする。
(10)本発明はまた、上記手段の眼部水分測定器において、前記被覆部は、前記センサが取り付けられるセンサ取付部材と、顔面に当接する当接部材と、を備え、前記センサ取付部材および前記当接部材は、互いに着脱可能に接続されることを特徴とする。
(11)本発明はまた、上記手段の眼部水分測定器において、前記センサは、前記検出面に沿って配置される基板と、前記基板の同一面に形成される第1の電極および第2の電極と、を備え、前記第1の電極と前記第2の電極の間には、直線状の隙間が少なくとも1つ設けられることを特徴とする。
(12)本発明はまた、上記手段の眼部水分測定器において、前記第1の電極および前記第2の電極は、前記直線状の隙間を挟んで隣接する隣接部をそれぞれ備え、前記隣接部は、前記直線状の隙間の距離方向の寸法が前記直線状の隙間の距離よりも大きい形状に形成されることを特徴とする。
(13)本発明はまた、結膜、強膜もしくは角膜に接触する位置、または結膜、強膜もしくは角膜に対向する位置に、静電容量式のセンサが設けられた検出面を配置することを特徴とする、眼部水分測定方法である。
本発明に係る眼部水分測定器および眼部水分測定方法によれば、涙液の状態を簡便且つ客観的に測定することが可能という優れた効果を奏し得る。
本発明の第1の実施形態に係る眼部水分測定器の外観を示す斜視図である。 (a)眼部水分測定器の平面図である。(b)眼部水分測定器の正面図である。(c)眼部水分測定器の左側面図である。 (a)着脱部の正面図である。(b)着脱部の底面図である。 (a)センサの構造を示した概略図である。(b)センサのその他の構造の一例を示した概略図である。 (a)〜(c)センサの配置例を示した概略図である。 眼部水分測定器の使用状態の一例を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る眼部水分測定器の外観を示す斜視図である。 (a)被覆部の正面図である。(b)図8(a)のA−A線断面図である。 眼部水分測定器の使用状態の一例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施形態に係る眼部水分測定器1について説明する。図1は、本実施形態に係る眼部水分測定器1の外観を示す斜視図である。また、図2(a)は、眼部水分測定器1の平面図であり、同図(b)は、眼部水分測定器1の正面図であり、同図(c)は、眼部水分測定器1の左側面図である。
これらの図に示されるように、眼部水分測定器1は、略棒状の把持部10と、把持部10の一端側に取り付けられる着脱部20と、着脱部20に設けられた検出面30と、検出面30に配置されたセンサ40と、把持部10の内部に配置された制御部50および電源部60と、把持部10の正面側に配置された表示部70および操作ボタン80と、を備えている。
把持部10は、測定時に測定者が把持する部分である。把持部10は、図2(a)に示されるように、平面視の形状が略紡錘形状に構成されると共に、正面視の形状が着脱部20に向けてやや湾曲しつつ漸次高さが低くなるような形状に構成されている。本実施形態の眼部水分測定器1は、測定時に検出面30を眼球に近接または接触させて使用するものであるため、被測定者に恐怖感を抱かせないよう、把持部10および着脱部20を柔らかな曲線および曲面から構成している。また、本実施形態では、制御部50、電源部60、表示部70および操作ボタン80を把持部10に設けることにより、装置全体をコンパクトにまとめると共に、ケーブル等に煩わされない容易且つ簡便な測定を可能としている。
着脱部20は、被測定者に接触する検出面30を有する部材であり、把持部10に着脱可能に取り付けられることで、所謂ディスポとして使い捨てされる部分である。着脱部20は、把持部10から検出面30に向けて漸次断面積が減少しながら湾曲する形状に構成されており、外周面が把持部10から連続する1つの曲面を構成するようになっている。このようにすることで、検出面30を小さく構成して眼部の狭い領域への接触を容易としながらも、被測定者の抱く恐怖感を和らげることが可能となる。
図3(a)は、着脱部20の正面図であり、同図(b)は、着脱部20の底面図である。これらの図に示されるように、着脱部20は、把持部10側の端部に2つの係止片22を備えており、これらの係止片22を把持部10に設けられた係止部12に係止させることにより、把持部10に取り付けられるようになっている。また、2つの係止片22の間には、センサ40と電気的に接続された2つの棒状のコネクタ端子24が設けられている。すなわち、これら2つのコネクタ端子24は、着脱部20を把持部10に取り付けることにより把持部10側の端子と接続され、これにより、センサ40と制御部50が電気的に接続されるようになっている。
着脱部20の把持部10側の端部にはまた、把持部10に対する着脱部20の位置決めおよびコネクタ端子24の保護のための2つの突起26が設けられている。また、着脱部20の外周面に設けられた2つの円形の凹部28は、着脱部20の取り付け、取り外しの際に指を配置して滑り止めとするためのものである。
検出面30は、被測定者の眼部における結膜、強膜もしくは角膜に接触させる部分である。図2(b)に示されるように、検出面30は、把持部10の長手方向の軸心C1に対して略平行に形成されると共に、把持部10の外周面よりも外周側となる位置に設けられている。本実施形態では、検出面30をこのように構成することで、把持部10の軸心C1に直交する方向に眼部水分測定器1を移動させて、検出面30を結膜等に接触させることを可能としている。このようにすることで、棒状のもので眼を突かれるようなイメージを払拭し、測定時の被測定者の恐怖感を和らげることができるため、測定をスムーズに行うことが可能となる。
なお、検出面30の把持部10の外周面からの突出量Pは、特に限定されるものではないが、被測定者に恐怖感を抱かせずに検出面30を結膜等にスムーズに接触させるためには、突出量Pは、0.5mm以上10mm以下の範囲内であることが好ましく、2mm以上8mm以下の範囲内であればより好ましく、3mm以上4mm以下の範囲内であることが最も好ましい。また、検出面30は、把持部10の軸心C1と平行なものに限定されず、軸心C1に対して角度を有するものであってもよい。但し、被測定者の恐怖感を考慮すれば、検出面30と把持部10の軸心C1のなす角度θは、0°以上45°以下の範囲内であることが好ましく、0°以上30°以下の範囲内であればより好ましく、0°以上10°以下の範囲内であることが最も好ましい。
検出面30の形状は、特に限定されるものではないが、角部を有さない形状であることが好ましく、本実施形態では、図3(b)に示されるように、検出面30を略円形状に構成している。このように、検出面30を円形状または楕円形状に構成することで、測定時に結膜等が傷つけられる可能性を低減し、測定の安全性を高めることができる。なお、検出面30の外周部には適宜の丸みがつけられている。
検出面30の大きさは、特に限定されるものではないが、接触可能な部位の範囲を広げ、より正確且つ客観的な測定を可能とするためには、なるべく小さいことが好ましい。具体的には、検出面30の直径(楕円形とした場合は、長軸)Dは、6mm以下であることが好ましく、5mm以下であればより好ましく、4mm以下であることが最も好ましい。
センサ40は、静電容量式のセンサであり、図3(b)に示されるように、検出面30に配置されている。図4(a)は、センサ40の構造を示した概略図である。同図に示されるように、センサ40は、略正方形板状の絶縁体である基板42と、基板42の表面42aに形成された導電性薄膜である第1の電極44および第2の電極46と、を備えている。すなわち、センサ40は、第1の電極44と第2の電極46の間の静電容量の変化に基づいて、センサ40の周辺に存在する導電体である水分の量を測定するものである。
本実施形態では、第1の電極44および第2の電極46は、コネクタ端子24と電気的に接続される端子部44a、46aをそれぞれ備えると共に、直線状の隙間48を挟んで互いに隣接する略矩形状の隣接部44b、46bをそれぞれ備えている。そして、第1の電極44および第2の電極46は、隣接部44b、46bにおける電極幅Wが、それぞれ隣接部44b、46bの間隔CLよりも大きくなるように構成されている。より具体的には、隣接部44b、46bにおける隙間48の距離CL方向の寸法である電極幅Wは、隙間48の距離CLよりも大きくなっている。
本実施形態では、第1の電極44および第2の電極46をこのように構成することで、センサ40を小型化しながらも水分の検出感度が低下しないようにしており、結果として、基板42の一辺の長さLを2mm以下にまで小型化することを可能としている。そして、これにより、検出面30を、眼部における結膜等に容易に接触可能な程度まで小型化することを実現している。具体的に、本実施形態のセンサ40では、基板42の一辺の長さLを2mmとし、第1の電極44および第2の電極46の隣接部44b、46bの電極幅Wをそれぞれ0.9mm、隣接部44b、46bの間隔CLを0.1mmとしており、これにより十分な検出感度を確保しながらも、検出面30の直径を4mm以下とすることを可能としている。
図4(b)は、センサ40のその他の構造の一例を示した概略図である。同図に示されるように、第1の電極44および第2の電極46は、略帯状の隣接部44b、46bが櫛歯状に配置された形状のものであってもよい。この場合においても、隣接部44b、46bにおける電極幅Wを隣接部44b、46bの間隔CLよりも大きくすることで、基板42の一辺の長さLを2mm以下にまで小型化しながらも、十分な検出感度を確保することが可能となる。
なお、本願の発明者らは、JIS C5101−8に準拠した方法により、図4(a)に示す本実施形態のセンサ40について、乾燥時の静電容量Cと湿潤時の静電容量Cとの比C/Cを測定したところ、C=0.29(pF)、C=2.3(pF)となり、C/C=0.13というきわめて良好な検出感度を示す結果を得ている。ここで、乾燥時の静電容量Cは、常温常湿(温度25℃、湿度65%RH)の環境における静電容量であり、湿潤時の静電容量Cは、1.5%濃度の食塩水を含んだ無塵ペーパータオルにセンサ面を接触させた状態における静電容量である。また、測定を行ったセンサ40の寸法は上記の通りであり、静電容量測定における入力電圧の周波数は100kHzである。
さらに、本願の発明者らは、図4(b)に示す構造のセンサ40についても、同様の測定を行ったところ、C=0.8(pF)、C=1.9(pF)となり、こちらの構造のセンサ40についてもC/C=0.42という良好な検出感度を示す結果を得ている。なお、測定を行った図4(b)に示す構造のセンサ40の寸法は、基板42の一辺の長さLが2mm、第1の電極44のおよび第2の電極46の隣接部44b、46bの電極幅Wがそれぞれ0.2mm、隣接部44b、46bの間隔CLが0.05mmである。
なお、本願の発明者らの研究に基づく知見によれば、電極幅Wと間隔CLの比W/CLは、1より大きく10以下の範囲内であることが好ましい。また、間隔CLは、0.05mm以上0.2mm以下の範囲内であることが好ましく、電極幅Wは、0.1mm以上2mm以下であることが好ましい。
なお、センサ40の基板42の材質は、例えば樹脂やセラミックス等、適宜の材質を採用することができる。また、第1の電極44および第2の電極46の材質は、例えば銅やアルミ等、適宜の材質を採用することができる。また、センサ40の耐食性を向上させるべく、例えば第1の電極44および第2の電極46の表面にさらに金メッキ等を施すようにしてもよい。さらに、第1の電極44および第2の電極46ならびに基板42の表面42aに絶縁性樹脂等のコーティングを施すようにしてもよい。すなわち、コーティングにより第1の電極44および第2の電極46の短絡を防止することで、センサ40を直接結膜等に接触可能に構成してもよい。
図5(a)〜(c)は、センサ40の配置例を示した概略図である。センサ40は、例えば同図(a)に示されるように、第1の電極44および第2の電極46が形成された表面42aが露出した状態で且つ検出面30と略面一となるように配置されてもよいし、同図(b)に示されるように、検出面30を構成する樹脂等の外壁30aの内側に配置されてもよい。さらに、同図(c)に示されるように、露出した表面42aを外側から樹脂フィルム30b等で被覆するようにしてもよい。
すなわち、センサ40は、第1の電極44および第2の電極46の短絡が防止されていれば、結膜等に直接接触するものであってもよいし、直接接触しないものであってもよい。換言すれば、センサ40の配置は、センサ40と結膜等の間に、上述のコーティングを含む適宜の絶縁体(誘電体)が介在するものであればよい。
本実施形態では、静電容量式のセンサ40を採用することで、センサ40を直接結膜等に接触させることなく、水分を測定することを可能としている。従って、センサ40の配置や被覆状態等を適宜に設定することで、使用目的や使用環境等に応じた適切な衛生状態で測定を行うことが可能となっている。また、本実施形態では、着脱部20と共にセンサ40もディスポとすることにより、洗浄や消毒等を可能な限り省略し、適切な衛生状態を容易に得ることを可能としている。なお、測定後に着脱部20を洗浄、消毒することで、着脱部20を再使用するようにしてもよいことは言うまでもない。この場合にも、本実施形態では、把持部10から着脱部20を取り外すことにより、容易に洗浄、消毒することが可能となっている。
図1および2に戻って、制御部50は、適宜のマイコンチップ等を備えた既知の構成を備え、センサ40および表示部70を制御するものである。制御部50はまた、センサ40からの信号に基づいて、測定結果である水分量や、これに基づく各種指標等を演算し、これらを表示部70に表示させる。電源部60は、例えば乾電池や充電池等のバッテリを収容可能に構成され、制御部50および表示部70等に電力を供給するものである。表示部70は、例えば液晶パネル等から構成され、測定結果等の各種情報を表示するものである。操作ボタン80は、電源のON/OFFやモード切り替え等の各種操作を行うものである。
次に、眼部水分測定器1の使用方法について説明する。図6は、眼部水分測定器1の使用状態の一例を示した図である。眼部水分測定器1による眼部の水分の測定では、予め把持部10に新しい着脱部20(または、洗浄、消毒済みの着脱部20)を取り付けておく。そして、操作ボタン80を操作して眼部水分測定器1の電源をONにすると共に測定モードとする。
眼部水分測定器1を測定モードとしたならば、把持部10を掴み、図6に示されるように、把持部10の軸心C1に略垂直な方向に眼部水分測定器1を移動させて、検出面30を被測定者の眼部100に近接させ、眼部100のいずれかの部位に検出面30を接触させる。このとき、把持部10および把持部10を掴んだ測定者の手は、被測定者の視界の端または視界から外れた所に位置しているため、被測定者は検出面30の接触を抵抗なく受け入れることが可能である。
検出面30を接触させる部位は、同図に示されるように、下眼瞼102の内側の結膜(瞼結膜および円蓋部結膜)102aが好適である。すなわち、下眼瞼102の内側の結膜102aであれば、指等により下眼瞼102をめくって比較的容易に露出させることが可能であり、また、検出面30を接触させることによる痛みも感じにくいため、スムーズに検出面30を接触させることができる。
検出面30を結膜102aに接触させたならば、所定の時間(例えば、2〜3秒間)だけ接触状態を保持し、その後検出面30を結膜102aから離す。これにより、センサ40による測定が完了し、測定結果である水分量および各種指標等が表示部70に表示される。このように、本実施形態の眼部水分測定器1によれば、従来のシルマー試験等と比較してきわめて短時間且つ簡便に測定を行うことが可能となっている。また、測定結果として、水分量や水分量に基づく各種指標等を、数値として表示することができるため、客観的な測定を行うことが可能となっている。
なお、検出面30を接触させる部位は、上述のように下眼瞼102の内側の結膜102aが好適であるが、その他の部位であってもよい。すなわち、検出面30を接触させる部位は、上眼瞼104の内側の結膜(瞼結膜および円蓋部結膜)であってもよいし、眼球106表面の球結膜、強膜または角膜であってもよい。また、涙腺に繋がる外排泄管や上下涙点、涙丘等に接触させるようにしてもよい。このように、様々な部位の水分量を測定することで、より多面的な評価、診断が可能となる場合がある。
また、検出面30を接触させる際の眼部水分測定器1の姿勢は、把持部10の軸心C1を略鉛直方向とする姿勢に限定されるものではなく、軸心C1を水平方向とする姿勢や、斜め方向とする姿勢であってもよいことは言うまでもない。
次に、本発明の第2の実施形態に係る眼部水分測定器2について説明する。本実施形態の眼部水分測定器2は、眼部からの水分の蒸発量、すなわち涙液の蒸発量を測定するためのものであり、基本的な構成は、第1の実施形態の眼部水分測定器1と同様となっている。従って、以下、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付すと共にその説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図7は、本実施形態に係る眼部水分測定器2の外観を示す斜視図である。同図に示されるように、眼部水分測定器2は、本体部12と、図示を簡略化したケーブル14を介して本体部12と接続される被覆部90と、を備えている。本体部12は、内部に制御部50の一部および電源部60を収容すると共に、表示部70および操作ボタン80が設けられるものである。
被覆部90は、底部90aおよびスカート部90bからなる略カップ状の、水泳用のゴーグルに似た形状に構成されており、底部90aの内側に検出面30が設けられている。図8(a)は、被覆部30の正面図であり、同図(b)は、同図(a)のA−A線断面図である。これらの図に示されるように、被覆部90は、底部90aを構成する略鍔付き円盤状のセンサ取付部材92と、センサ取付部材92に接続されてスカート部90bを構成する略筒状の当接部材94と、を備えている。
センサ取付部材92は、当接部材94の内部に向けて突出した略矩形状の突出部92aを中央部に備えており、この突出部92aの先端面92bにセンサ40が配置されている。すなわち、突出部92aの先端面92bは、検出面30を構成している。また、図示は省略するが、センサ取付部材92の内部には、センサ40における静電容量の変化を検出するための発振回路および発振状態検出回路等、制御部50を構成する回路の一部が必要に応じて配置されている。これらの回路およびセンサ40は、本体部12に繋がるケーブル14を介して、本体部12内の制御部50と電気的に接続されている。
当接部材94は、一端側に設けられた係止片94aをセンサ取付部材92の係止部92cに係止させることによってセンサ取付部材92に着脱可能に接続されるようになっている。具体的には、係止片94aをセンサ取付部材92の挿入孔92dに挿入した後に、当接部材94を軸心C2周りに回転させることにより、係止片94aが係止部92cに係止するようになっている。当接部材94のセンサ取付部材92の反対側の開口縁94bは、被測定者の顔面に当接される部分であり、被測定者の顔面の曲面に合わせた形状に構成されている。また、当接部材94は、例えばゴムや樹脂等の適宜の可撓性を有する素材から構成されており、適度に押圧することによって開口縁94bが被測定者の顔面に略密着するようになっている。
すなわち、被覆部90は、開口縁94bを被測定者の眼部の周辺に密着させることで眼部の前方に密閉空間を形成すると共に、この密閉空間内において検出面30(センサ40)を眼球に対向させて配置するように構成されている。そして、本実施形態の眼部水分測定器2は、センサ40によって密閉空間内の水分量(すなわち、湿度)を測定することで、眼部(主に眼球表面)からの涙液の蒸発量を測定するように構成されている。
なお、本実施形態におけるセンサ40は、図4(b)に示したセンサ40と同様の構造を有しているが、第1の実施形態におけるセンサ40よりもサイズの大きいもの(基板42の一辺の長さLの大きいもの)を採用している。すなわち、本実施形態では、センサ40のサイズを第1の実施形態よりも大きくすることによって、密閉空間内の湿度の変化を高感度に検出することを可能としている。さらに、本実施形態では、図4(b)に示したものよりも、隣接部44b、46bの数(櫛歯の数)を増やすことで、検出感度をより高めるようにしている。
また、センサ40は、第1の実施形態において図5に示した例と同様に、第1の電極44および第2の電極46が形成された表面42aが適宜の樹脂等で覆われた状態で配置されてもよいし、短絡の可能性が少ないことから、第1の電極44および第2の電極46が露出した状態で配置されてもよい。また、センサ40の表面42a側に空気中の水分を吸着する高分子感湿膜を配置するようにしてもよい。また、センサ40に眼球等が接触しないように、センサ40の前方(顔面側)に保護壁を配置するようにしてもよい。
次に、眼部水分測定器2の使用方法について説明する。図9は、眼部水分測定器2の使用状態の一例を示した図である。眼部水分測定器2による眼部の水分の測定では、予めセンサ取付部材92に新しい当接部材94(または、洗浄、消毒済みの当接部材94)を取り付けておく。そして、本体部12の操作ボタン80を操作して眼部水分測定器1の電源をONにすると共に測定モードとする。
眼部水分測定器2を測定モードとしたならば、図9に示されるように、測定者が被覆部90の開口縁94bを被測定者の顔面に当接させ、被覆部90によって眼部100を覆う。これにより、眼部100の前方に密閉空間Sが形成される。また、眼球106の主に角膜106aに対向する位置に検出面30が配置され、これにより、センサ40の表面42aが主に角膜106aに対向した状態となる。
その後、所定の時間(例えば、数秒〜数十秒間)だけ、被覆部90の開口縁94bを被測定者の顔面に当接させた状態を保持し、その間にセンサ40が密閉空間S内の水分量、すなわち眼球106表面から蒸発した涙液の量を測定し、測定結果および各種指標等が表示部70に表示される。
涙液の蒸発量と涙液の分泌量の間には相関関係があることは、従来よく知られており、例えば涙液の蒸発量が少ない場合には涙液の分泌量が少ないと判断することができる。また、涙液の蒸発量の経時変化を測定することで、涙点からの涙液の排出状態や、眼球106表面の涙液における粘液層、水層および油層の各層の状態等、涙液に関する様々な状態を評価することができる。
特に、本実施形態では、センサ40を配置した検出面30を眼球106に対向するように配置しているため、眼球106の表面(すなわち、角膜106a、強膜および球結膜)から蒸発した水分を高感度に検出することが可能となっている。また、本実施形態では、検出面30を設けた突出部92aの突出量を調節することで、眼球106表面と検出面30の間の距離を容易に調整することが可能であり、これにより、適切な検出感度の設定およびこれに基づく測定時間の短縮化を図ることが可能となっている。
なお、本実施形態では、被覆部90を1つだけ設けて片眼ずつ測定を行うようにしているが、被覆部90を2つ設け、両目を一度に測定可能に構成してもよい。また、被覆部90は、例えばゴムバンド等によって被測定者の顔面に固定されるものであってもよい。また、測定においては、初めに瞼を閉じた状態で蒸発量を測定し、その後瞼を開いた状態で蒸発量を測定するようにしてもよい。このようにすることで、瞼等からの発汗による影響を排除することができる。
以上説明したように、上記実施形態に係る眼部水分測定器1、2は、結膜、強膜もしくは角膜に接触する位置、または結膜、強膜もしくは角膜に対向する位置に配置される検出面30と、検出面30に設けられる静電容量式のセンサ40と、を備えている。
また、上記実施形態に係る眼部水分測定方法は、結膜、強膜もしくは角膜に接触する位置、または結膜、強膜もしくは角膜に対向する位置に、静電容量式のセンサ40が設けられた検出面30を配置する。
このような構成とすることで、涙液の状態を簡便且つ客観的に測定することができる。すなわち、静電容量式のセンサ40を採用することで、センサ40を適宜に配置するだけで眼部の水分量を高精度に測定し、測定結果や測定結果に基づく指標等を客観的な数値として表示することができる。
また、眼部水分測定器1は、検出面30と接続される略棒状の把持部10を備え、把持部10の長手方向(軸心C1)と検出面30のなす角度θは、0乃至45°となっている。このようにすることで、被測定者に恐怖感を抱かせることなく、検出面30を結膜等に接触させ、測定を行うことができる。
また、眼部水分測定器1は、把持部10の長手方向の一端側に着脱可能に接続される着脱部20を備え、検出面30は、着脱部20に設けられている。このようにすることで、被測定者に接触する検出面30を使い捨てとしたり、検出面30周辺の洗浄や消毒を容易としたりすることができるため、適切な衛生状態を保つことができる。
また、眼部水分測定器1では、着脱部20は、把持部10から検出面30に向けて漸次断面積が減少しながら湾曲する形状に構成されている。このようにすることで、検出面30を可能な限り小さく構成しながらも、被測定者に恐怖感を抱かせることなく検出面30を結膜等に接触させることが可能となる。
また、眼部水分測定器1では、検出面30は、把持部10の外周面よりも外周側となる位置に設けられている。このようにすることで、被測定者に恐怖感を抱かせないように眼部水分測定器1を近接させながらも、検出面30を適切且つスムーズに結膜等に接触させることができる。
また、眼部水分測定器1では、検出面30は、円形状または楕円形状に構成されている。このようにすることで、結膜等が傷つけられる可能性を低減し、安全に測定を行うことができる。
また、眼部水分測定器1は、センサ40を制御する制御部50と、センサ40による測定結果を表示する表示部70と、制御部50および表示部70に電力を供給する電源部60と、を備え、制御部50、表示部70および電源部60は、把持部10に設けられている。このようにすることで、眼部水分測定器1の取り扱いを簡便にすると共に、例えば自宅や屋外等、様々な場所で測定を行うことが可能となる。
また、眼部水分測定器2は、開口縁94bが顔面に当接するように配置される略カップ状の被覆部90を備え、検出面30は、被覆部90の内側に設けられている。このようにすることで、検出面30を結膜等に接触させることなく涙液の状態を測定することが可能となるため、眼部の状態によらず測定を行うことができる。また、眼部水分測定器1とは異なる種類の情報が得られるため、涙液の状態をより多面的に評価することができる。
また、眼部水分測定器2では、検出面30は、被覆部90の底部90aに設けられている。このようにすることで、涙液の蒸発量をセンサ40によって効率的に測定することができる。
また、眼部水分測定器2では、被覆部90は、センサ40が取り付けられるセンサ取付部材92と、顔面に当接する当接部材94と、を備え、センサ取付部材92および当接部材94は、互いに着脱可能に接続されている。このようにすることで、被測定者に接触する当接部材94を使い捨てとしたり、当接部材94の洗浄や消毒を容易としたりすることが可能となるため、適切な衛生状態を保つことができる。
また、センサ40は、検出面30に沿って配置される基板42と、基板42の同一面に形成される第1の電極44および第2の電極46と、を備え、第1の電極44と第2の電極46の間には、直線状の隙間48が少なくとも1つ設けられている。このようにすることで、センサ40を小型化しながらも、適切な検出感度を確保することができる。この結果、検出面30を小さくすることができるため、検出面30を接触可能な部位を増やし、従来にないきめ細やかな測定および評価を行うことができる。
また、第1の電極44および第2の電極46は、直線状の隙間48を挟んで隣接する隣接部44b、46bをそれぞれ備え、隣接部44b、46bは、直線状の隙間48の距離CL方向の寸法Wが直線状の隙間48の距離CLよりも大きい形状に形成されている。このようにすることで、センサ40の小型化と検出感度の向上を両立させることが可能となるため、多彩な態様の測定を高精度に行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の眼部水分測定器および眼部水分測定方法は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、把持部10、本体部12、着脱部20および被覆部90等の各部材の形状は、上記実施形態において示した形状に限定されるものではなく、その他の形状であってもよい。また、把持部10および着脱部20の形状によっては、眼部水分測定器1を把持部10の長手方向の軸心C1と略平行な方向に移動させて、検出面30を結膜等に接触させるようにしてもよい。また、センサ40の基板42の形状は、例えば長方形等であってもよいし、第1の電極44および第2の電極46の形状は、上記実施形態で示した形状以外の適宜の形状を採用することができる。
また、把持部10への着脱部20の取付、およびセンサ取付部材92と当接部材94の接続は、係止以外にも、例えば螺合やクランプ、圧入等、その他の手法によるものであってもよい。また、センサ取付部材92は、被覆部90の底部90aのみを構成するものに限定されず、底部90aおよびスカート部90bの一部を構成するものであってもよく、この場合、センサ40はスカート部90bに配置されてもよい。
また、把持部10は、被覆部90を接続可能なものであってもよい。すなわち、把持部10は、制御部50等を適宜に構成することで、眼部水分測定器1、2で兼用されるものであってもよく、この場合、被覆部90は、ケーブル14を介さずに直接把持部10に取り付けられるように構成されるものであってもよい。
また、把持部10および本体部12は、無線通信または有線通信により外部のコンピュータ等とデータの送受信を行う通信部を備えるものであってもよい。また、眼部水分測定器1において、制御部50、電源部60、表示部70および操作ボタン80は、把持部10の外部に設けられるものであってもよく、さらに、これらを既存のコンピュータから構成するようにしてもよい。同様に、眼部水分測定器2において、本体部12を既存のコンピュータから構成するようにしてもよい。
また、センサ40の性能や構造等によっては、検出面30に複数のセンサ40を配置するようにしてもよいし、検出面30を複数設けるようにしてもよい。例えば、眼部水分測定器1において、2つの検出面30を両目に同時に接触させられるように構成してもよいし、眼部水分測定器2において、複数のセンサ40を眼球表面の複数の部位に対向させるように配置してもよい。
また、上記実施形態において示した作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したものに過ぎず、本発明による作用および効果は、これらに限定されるものではない。
本発明の眼部水分測定器および眼部水分測定方法は、ドライアイの診断やコンタクトレンズの選定等の眼科医療の分野以外にも、例えば各種点眼薬やアイウェア等の開発、さらには日常的な眼の健康管理等、眼に関連する様々な分野において利用することができる。
1、2 眼部水分測定器
10 把持部
20 着脱部
30 検出面
40 センサ
42 基板
44 第1の電極
46 第2の電極
48 直線状の隙間
50 制御部
60 電源部
70 表示部
90 被覆部
90a 被覆部の底部
92 センサ取付部材
94 当接部材
94b 被覆部の開口縁
C1 把持部の長手方向の軸心
CL 隣接部の間隔(隙間の距離)
W 電極幅(隙間の距離方向の寸法)
θ 把持部の長手方向の軸心と検出面のなす角度
)本発明はまた、上記手段の眼部水分測定器において、前記センサは、前記検出面に沿って配置される基板と、前記基板の同一面に形成される第1の電極および第2の電極と、を備え、前記第1の電極と前記第2の電極の間には、直線状の隙間が少なくとも1つ設けられることを特徴とする。
)本発明はまた、上記手段の眼部水分測定器において、前記第1の電極および前記第2の電極は、前記直線状の隙間を挟んで隣接する隣接部をそれぞれ備え、前記隣接部は、前記直線状の隙間の距離方向の寸法が前記直線状の隙間の距離よりも大きい形状に形成されることを特徴とする。
10)本発明はまた、結膜、強膜もしくは角膜に接触する位置、または結膜、強膜もしくは角膜に対向する位置に、静電容量式のセンサが設けられた検出面を配置することを特徴とする、眼部水分測定方法である。

Claims (13)

  1. 結膜、強膜もしくは角膜に接触する位置、または結膜、強膜もしくは角膜に対向する位置に配置される検出面と、
    前記検出面に設けられる静電容量式のセンサと、を備えることを特徴とする、
    眼部水分測定器。
  2. 前記検出面と接続される略棒状の把持部を備え、
    前記把持部の長手方向と前記検出面のなす角度は、0乃至45°であることを特徴とする、
    請求の範囲1に記載の眼部水分測定器。
  3. 前記把持部の長手方向の一端側に着脱可能に接続される着脱部を備え、
    前記検出面は、前記着脱部に設けられることを特徴とする、
    請求の範囲2に記載の眼部水分測定器。
  4. 前記着脱部は、前記把持部から前記検出面に向けて漸次断面積が減少しながら湾曲する形状に構成されることを特徴とする、
    請求の範囲3に記載の眼部水分測定器。
  5. 前記検出面は、前記把持部の外周面よりも外周側となる位置に設けられることを特徴とする、
    請求の範囲2乃至4のいずれかに記載の眼部水分測定器。
  6. 前記検出面は、円形状または楕円形状に構成されることを特徴とする、
    請求の範囲2乃至5のいずれかに記載の眼部水分測定器。
  7. 前記センサを制御する制御部と、
    前記センサによる測定結果を表示する表示部と、
    前記制御部および前記表示部に電力を供給する電源部と、を備え、
    前記制御部、前記表示部および前記電源部は、前記把持部に設けられることを特徴とする、
    請求の範囲2乃至6に記載の眼部水分測定器。
  8. 開口縁が顔面に当接するように配置される略カップ状の被覆部を備え、
    前記検出面は、前記被覆部の内側に設けられることを特徴とする、
    請求の範囲1に記載の眼部水分測定器。
  9. 前記検出面は、前記被覆部の底部に設けられることを特徴とする、
    請求の範囲8に記載の眼部水分測定器。
  10. 前記被覆部は、前記センサが取り付けられるセンサ取付部材と、顔面に当接する当接部材と、を備え、
    前記センサ取付部材および前記当接部材は、互いに着脱可能に接続されることを特徴とする、
    請求の範囲8または9に記載の眼部水分測定器。
  11. 前記センサは、前記検出面に沿って配置される基板と、前記基板の同一面に形成される第1の電極および第2の電極と、を備え、
    前記第1の電極と前記第2の電極の間には、直線状の隙間が少なくとも1つ設けられることを特徴とする、
    請求の範囲1乃至10のいずれかに記載の眼部水分量測定器。
  12. 前記第1の電極および前記第2の電極は、前記直線状の隙間を挟んで隣接する隣接部をそれぞれ備え、
    前記隣接部は、前記直線状の隙間の距離方向の寸法が前記直線状の隙間の距離よりも大きい形状に形成されることを特徴とする、
    請求の範囲11に記載の眼部水分量測定器。
  13. 結膜、強膜もしくは角膜に接触する位置、または結膜、強膜もしくは角膜に対向する位置に、静電容量式のセンサが設けられた検出面を配置することを特徴とする、
    眼部水分測定方法。
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