JPWO2014136740A1 - 経路情報交換方法、通信ノード、通信システム、及び通信ノードのプログラム - Google Patents

経路情報交換方法、通信ノード、通信システム、及び通信ノードのプログラム Download PDF

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Abstract

本願の課題は、異なるルーティングドメイン間における経路情報の交換に対し、階層構造を構築する段階において無駄な経路情報の交換を削減しながらも、ネットワークの分断を許容する経路認識のロバスト性を維持することが可能な技術を提供することである。本願は、隣接する通信ノードから受信した経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードが保有する階層情報に記載されている、階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す管理通信ノード識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子と送信元通信ノードを示す識別子とを用いて前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じであるかを識別し、前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと異なる場合に自通信ノードが保有する経路情報を広告する。

Description

本発明は、経路情報交換方法、通信ノード、通信システム、及び通信ノードのプログラムに関する。
近年、ネットワークインフラの無い僻地や災害時における通信手段としてモバイルアドホックネットワーク(MANET:Mobile Ad−Hoc Networks)が注目されており、ネットワークインフラと同様に広範囲かつ多数の通信端末が参加する大規模環境での運用が可能になることが望まれている。
しかしながら、MANETは、通信ノード(通信端末)同士が無線通信を用いて直接通信するため、ネットワークに参加する各々の通信端末の通信電波によって通信干渉が発生し、利用可能な通信帯域は制限される。また、通信端末の移動や障害物による電波遮断により通信電波が届かなくなることで通信端末間の通信リンクが頻繁に途切れることや、ネットワークが分断されることが発生し得る。そこで、例えば特許文献1のような、無線アドホックネットワーク間、又はノード間の接続性が不安定なばあいであっても、エンド間でデータを高信頼で届けることを可能にする技術が開示されている。
WO2009‐078427公報
しかしながら、上記技術では多数の通信端末によってネットワークを構築しており、通信に必要な宛先通信端末までの通信経路を示す経路情報は膨大な量になる。さらに、各々の通信端末が膨大な経路情報を交換することによって、さらに通信端末が使用可能な帯域を狭めることになってしまう。
また、上記のような広範囲かつ多数のノードでネットワークを構成し利用可能な通信帯域が狭帯域かつネットワークが分断される環境では、経路情報の管理方法に対し、
条件1.経路情報の増加を防ぐスケーラブル性、
条件2.ネットワークの分断を許容する経路認識のロバスト性、
があることが求められる。しかしながら、既存のMANET及びDTN(Delay-Tolerant Network)ルーティングでは、条件1と条件2とを同時に満たすことは困難であった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、異なるルーティングドメイン間における経路情報の交換に対し、階層構造を構築する段階において無駄な経路情報の交換を削減しながらも、ネットワークの分断を許容する経路認識のロバスト性を維持することが可能な経路情報交換方法を提供することである。
上記課題を解決するための本願発明は、経路情報交換方法であって、通信ノードは、隣接する通信ノードから受信した経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードが保有する階層情報に記載されている、階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す管理通信ノード識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子と送信元通信ノードを示す識別子とを用いて前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じであるかを識別し、前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと異なる場合に自通信ノードが保有する経路情報を広告する、ことを特徴とする。
上記課題を解決するための本願発明は、通信システムであって、隣接する通信ノードから経受信した経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードの保有する階層情報に記載されている、階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す管理通信ノード識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子と送信元通信ノードを示す識別子とを用いて、前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じであるかを識別する識別手段と、前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと異なる場合に自通信ノードが保有する経路情報を広告する広告手段とを、備えることを特徴とする。
上記課題を解決するための本願発明は、通信ノードのプログラムであって、前記プログラムは前記通信ノードを、隣接する通信ノードから経受信した経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードの保有する階層情報に記載されている、階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す管理通信ノード識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子と送信元通信ノードを示す識別子とを用いて、前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じであるかを識別する識別手段と、前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと異なる場合に自通信ノードが保有する経路情報を広告する広告手段として機能させる。
本発明の効果は、ネットワークにおける階層構造を構築する段階において、異なるルーティングドメイン間における経路情報の無駄な交換を削減できることである。
本願における階層構造を説明するための図である。 本願における階層構造を説明するための図である。 本願におけるルーティングドメインを説明するための図である。 本願における階層構造を説明するための図である。 本願における階層構造を説明するための図である。 本願における階層構造を説明するための図である。 本願における階層構造を説明するための図である。 本願の構成の一例を示す図である。 本願のネットワークの一例を示す図である。 経路制御を説明するための図である。 経路制御メッセージを説明するための図である。 経路制御メッセージ内の階層アドレスの最上位階層を示す部分を説明するための図である。 経路制御メッセージの末尾を説明するための図である。 階層レベルを用いた経路制御メッセージを説明するための図である。 ルーティングドメインの経路情報を説明するための図である。 自ルーティングドメインの経路情報を説明するための図である。 本願における階層構造の状態遷移を説明するための図である。 本願における階層構造の状態遷移を説明するための図である。 本願における階層構造の状態遷移を説明するための図である。 本願における階層構造の状態遷移を説明するための図である。 本願における階層構造の状態遷移を説明するための図である。 認識している階層アドレス群を説明するための図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
まず、本願における前提について説明する。
通常、DTN技術において、経路情報の交換を実施するタイミングとして、異なるルーティングドメインを検知した時が、DTN技術における経路情報の交換を実施するタイミングとされている。以下にこのタイミングの一例を説明する。
経路情報を広告する通信端末が互いに同じルーティングドメイン(同じ階層構造)に所属している場合は、MANET技術の階層化ルーティングに基づき、図1に示す階層構造を構築し、管理端末CHは、管理範囲CA内の他の通信端末を管理する。これにより、複数の通信端末の宛先を1つの管理端末に集約する。
そして、図2に示すように、管理端末CHは自端末の位置する階層情報(階層アドレスAD100)を管理範囲内CAに定期的に経路情報として広告することで、経路情報のスケーラブル化を行う。反対に、通信端末がお互いに異なるルーティングドメイン(異なる階層構造)に所属していた場合は、DTN技術のDTNルーティングにおける経路情報の交換方法を用いて、図3に示すように、異なるルーティングドメイン(異なる階層構造)への経路を他の通信端末へ広告する。
図3に示すように、周囲の通信端末に広告されている階層アドレスAD100の最上位階層の通信端末を示す識別子を比較することでルーティングドメインの違いを検知し、DTN技術に基づく経路情報の交換を実施するタイミングを判断する。これにより、自通信端末と同じルーティングドメインと判断した場合はMANET技術を使用し、異なるルーティングドメインと判断した場合はDTN技術の経路情報の交換を実施するタイミングであると判断して行う。その結果、
条件1.経路情報の増加を防ぐスケーラブル性、
条件2.ネットワークの分断を許容する経路認識のロバスト性、
の両立を実現させることができる。
ここで、上記の方法ではネットワークの階層構造の構築が収束していること、言い換えると、ルーティングドメインの変化が安定していることが前提となる。それゆえ、階層構造を構築している段階においては、前記方法では経路情報の交換に問題が発生する。
例えば、「異なるルーティングドメイン」を検知することに用いる階層アドレスAD100は、階層構造を構築途中の段階では、一時的な最上位の管理端末が何度も発生、変化するため、同様に何度も変化することが考えられる。図4に示すように、階層構造の構築を開始した段階では、上位の管理端末が存在しないため、各々の管理端末の階層アドレスAD100には、各々の管理端末の識別子が入ったものだけになる。その後、図5に示すように、階層構造の構築途中で一時的に最上位管理端末となった通信端末(端末CHaと端末CHc)の階層アドレスにより、それらの通信端末の下位階層の通信端末CHh〜CHlの階層アドレスが変更される。
そして、完全な木構造の階層を作るために、さらに階層構造の構築が進み、前述した通信端末の上位管理端末CHaとCHcの中から最上位管理端末が決定される(図6)。図6では、新たに最上位管理端末となった通信端末CHaにより、その階層構造の階層アドレスは新たに更新され、図5で一時的に最上位管理端末であった通信端末CHcが管理する階層アドレスは違うものになり、通信端末CHcの配下の管理端末(図6影部)の階層アドレスも変更されることになる。
図5で一時的に最上位管理端末であった通信端末CHcの階層アドレスは、「C」から管理端末CHcの上位の管理端末CHaの識別子を加えた「A−C」へと変化する。そして、通信端末CHcが更新された自通信端末の階層アドレスを広告した際に、配下の通信端末CHj〜CHlのうち、例えば通信端末CHjは、これまでに認識していた自通信端末の階層アドレス「C−J」の最上位階層を示す部分「C」と、新たに受信する階層アドレス「A−C」の最上位階層を示す部分「A」の識別子が異なることを検出する。
その結果、上位の管理端末の階層アドレスが更新された際に、その管理端末の下位の階層に位置する管理端末は、上位の管理端末が広告する新たな階層アドレスを、これまでに自端末が認識していた階層アドレスと異なるもの、つまり、異なるルーティングドメインからのメッセージとして判断してしまい、DTN技術を用いた経路情報の交換を実行してしまうことになる。
実際には、自通信端末が所属する階層構造の階層アドレスが更新されただけであり、最終的には図7に示すように、1つの階層構造(ルーティングドメイン)に収束する。それゆえ、DTN技術を用いた経路情報を交換する必要はない。上記の階層アドレスの更新は、階層構造が最上位の管理端末を頂点とした木構造が構築されるまで、新たな階層が生まれる度に何度も繰り返される処理であり、その都度、無駄な経路情報の交換が発生することになる。以下に、この無駄となってしまう経路情報の交換を防ぐ方法を記載する。
[構成の説明]
図8を参照すると、本発明の形態は、他の通信端末と無線通信する無線通信機能部A11と通信端末(ノード)の保有情報を管理する情報管理部A12と、宛先通信端末と通信を行うための経路情報を制御する経路制御部A13を備えた通信端末A1が多数集まっている。図9に示すように無線通信機能部A11が行う無線通信L1でお互いを接続し、モバイルアドホックネットワーク(MANET)を構築し、複数のMANETが混在した環境を作ることで実現される。このとき、ネットワーク内の通信端末は、移動もしくは静止した状態であっても良い。
さらに、各々の通信端末で、図10に示すMANETの経路制御技術である経路情報を集約し削減する階層化ルーティングに基づく階層構造の構築と経路管理が行われることで実現される。
本実施の形態では、このクラスタリングは図10に示すように、ネットワークが接続されている範囲を1つのルーティングドメインとし、各階層の管理端末CHごとに固有の階層情報(階層アドレスAD100)が割り当てられている。この階層アドレスAD100は、図11に示すように、階層構造に従った生成規則があり、階層構造内の各階層の階層アドレスAD100には、当該階層を管理する上位管理端末の階層アドレスを含む。また、階層アドレスの末尾に自通信端末の固有値(識別子)を付加したものを自身の階層アドレスとし、最上位階層の管理端末から最下位の端末に向かって再帰的に生成されていくものである(図2)。それゆえに、階層構造内の各階層の上下関係を示す識別子にもなる。
階層構造の各階層を管理する管理端末CHは、自通信端末の階層アドレスを、その階層の階層情報として経路制御メッセージD100に記載し、階層アドレス記載の経路制御メッセージD100hとして近隣の通信端末に通知する。これにより、階層構造の構築/維持と階層構造内の経路表を作成することができる。そして、各々の通信端末は他の通信端末と通信を行う際は階層アドレスに基づいたルーティングを行う。
階層化ルーティングは、図10に示すように、例えば通信端末CHhは、宛先通信端末の階層アドレス(A-C-L)を基に、自通信端末が保有する経路情報RT100内で最長一致する階層情報が記載されているエントリーを選び、その情報の送信元通信端末へ情報を転送する。この手順を転送経路となる通信端末において再帰的に繰り返すことで、宛先通信端末の階層アドレスを持つ通信端末にたどり着く事が可能である。
無線通信機能部A11は、無線通信部A111を備えている。
無線通信部A111は、情報管理部A12や経路情報広告部A134から受け取った経路制御メッセージ(階層アドレスAD100が記載や、自ルーティングドメインの経路情報RT100m、他のルーティングドメインの経路情報RT100dが記載)、他の通信端末の情報を送信、または他の通信端末から、それらの情報を受信する機能を有する。また、他の通信端末から経路制御メッセージD100を受信した際には、経路制御部A13の経路制御判断部A130に経路制御メッセージD100を受け渡す機能も有する。
情報管理部A12は、経路情報記憶部A121を備えている。
経路情報記憶部A121は、経路制御部A13のDTN経路制御部A132から受け取った他ルーティングドメインの経路制御メッセージD100dや他ルーティングドメインの経路情報RT100d及び、MANET経路制御部A133から受け取った自ルーティングドメインの経路制御メッセージD100mと自ルーティングドメインの経路情報RT100mを記憶すること、経路制御判断部A130,DTN経路制御部A132、MANET経路制御部A133と経路情報広告部A134から、経路情報の読み出し要求を受けた場合は、該当する経路情報や経路制御メッセージを応答する機能を有する。
経路制御部A13は、経路制御判断部A130、ドメイン識別部A131、DTN経路制御部A132、MANET経路制御部A133、経路情報広告部A134を備えている。
経路制御部A130は、無線通信部A11から経路制御メッセージD100を受け取り、当該経路制御メッセージD100は、他の通信端末の階層アドレスAD100が記載された経路制御メッセージD100hか、他の通信端末のDTN経路制御部A132が送信した他のルーティングドメインへの経路情報RT100dを記載された経路制御メッセージかどうかを判断し、受信した経路制御メッセージD100をDTN経路制御部A132及びMANET経路制御部A133にそれぞれ振り分け、実行すべき経路制御部を判断する機能を有する。
経路制御判断部A130が行う、受信した経路制御メッセージD100の識別は、様々な方法が考えられる。例えば、通信端末間で交換される経路制御メッセージ内のメッセージタイプフィールドに、階層アドレスが記載された場合と経路情報が記載されている場合の識別子を記載することで、階層アドレスが記載されたものなのか、経路情報が記載されたものなのかを判別しても良い。または、経路制御メッセージ内に記載されている階層アドレスが1つであれば階層アドレスが記載された経路制御メッセージD100h、2つ以上記載されていれば経路情報RT100dの通知メッセージと判断しても良い。
階層アドレス記載の経路制御メッセージD100hであると判断した場合は、受信した経路制御メッセージD100をドメイン識別部A131に通知し、自階層構造(自ルーティングドメイン)に関するものか、他の階層構造(他ルーティングドメイン)に関するものであるかを判断する。自階層構造に関する経路制御メッセージD100mであった場合は、MANET経路制御部A133のみに経路制御メッセージD100を受け渡す。他の階層構造に関する経路制御メッセージD100dであった場合は、DTN経路制御部A132及びMANET経路制御部A133の両方に受け渡し、DTN経路制御部A132において経路制御の処理と、MANET経路制御部A133において階層構造構築の処理を行うようにする。また、受信した経路制御メッセージD100に記載されているものが経路情報であった場合は、DTN経路制御部A132に受け渡す。
ドメイン識別部A131は、経路制御部A130から他の通信端末の階層アドレスが記載された経路制御メッセージD100hを受け取ると、それが自階層構造(自ルーティングドメイン)に関する経路制御メッセージD100mか、他の階層構造(他のルーティングドメイン)に関する経路制御メッセージD100dかを判断する機能を有する。
例えば、ドメイン識別部A131は、階層情報記憶A121から、自ルーティングドメインの階層情報(自通信端末の階層アドレスAD100n)及び、自通信端末が認識している他の通信端末の階層情報(階層アドレス群AD110)を読み出し、前記2つの階層情報と経路制御部A130から受け取った階層アドレス記載の経路制御メッセージD100hの階層情報とを比較することで、自通信端末が受信した経路制御メッセージD100が自ルーティングドメインに関する経路制御メッセージD100mか、他ルーティングドメインに関する経路制御メッセージD100dかを識別する。
階層アドレス記載の経路制御メッセージD100hには、図2と図11に示すように、経路制御メッセージD100hに記載されている階層アドレスAD100の末尾部分には、当該メッセージの送信元通信端末の固有値(識別子)AD100sが記載されている。一方で、先頭部分には、現在の階層構造を管理している最上位管理端末の固有値(識別子)AD100tが記載されている。これらを用いて、次のように受信した経路制御メッセージD100hの識別を行う。
まず、階層アドレスの最上位階層を示す部分(階層アドレスの先頭部の識別子AD100t)に記載されている識別子について、受信した階層アドレス記載の経路制御メッセージD100に記載の階層アドレスと自通信端末の階層アドレスAD100nの当該箇所を比較する(図12)。
図12内の経路制御メッセージD101のように、最上位階層を示す部分の識別子が一致した場合は、両通信端末の階層構造を管理する最上位管理端末が同じであるため、受信した階層アドレス記載の経路制御メッセージD100hと自通信端末は、同じ階層構造に属するものになる。それゆえ、ドメイン識別部A131は、受信した階層アドレス記載の経路制御メッセージD100hは自通信端末のルーティングドメインに関するものと判断する。一方で、図12内の経路制御メッセージD102のように、識別子が一致しない場合は、次の判断を行う。
前述の判断で一致しなかった場合は、階層アドレスの末尾部分に記載されている識別子AD100sについて、受信した経路制御メッセージD100に記載の階層アドレスと自通信端末が認識している他の通信端末の階層アドレス群AD110の当該箇所を比較する(図13)。
図13内の経路制御メッセージD102のように、末尾部分に記載の識別子が一致した場合は、受信した階層アドレス記載の経路制御メッセージD100hは、自通信端末にとって既知の通信端末が送信した階層アドレス記載の経路制御メッセージ、つまり、更新された当該通信端末の階層アドレスとして認識し、自通信端末のルーティングドメインに関するメッセージであると判断する。一方で、図13内の経路制御メッセージD103のように一致しなかった場合は、自通信端末にとって未知の通信端末が送信した階層アドレス記載の経路制御メッセージであるため、他のルーティングドメインに関するメッセージと判断する。
以上のようにして、受信した経路制御メッセージD100を識別することで、受信した経路制御メッセージが自ルーティングドメインに関するものか、特に、それが特定の通信端末に関する更新情報であるかを判断することが可能になる。前述の例で述べた識別方法は、特に順番は決まっておらず、入れ替える、もしくは別々に判定し、結果のみを見て判定するなどしても良い。また、下記に述べるように、経路情報の交換を削減するために、新たな判定を加えても良い。
未知の通信端末からの階層アドレス記載の経路制御メッセージとして判定されたメッセージに対し、さらに追加の判定条件を設けることで、他のルーティングドメインからのメッセージと判定される状況を削減し、経路情報の交換を削減しても良い。
例えば、階層アドレスAD100だけではなく、階層構造の階層の深さに着目して判断する方法が考えられる。階層アドレスの通知方法には、階層管理端末の位置する階層アドレスだけを通知するのではなく、自端末が最下層の階層から何階層目(階層レベルHL100)に位置しているのかを通知する方法が考えられ、この階層レベルを用いた判定方法も考えることができる。この階層レベルHL100に基づいた判断を行うことで、他ルーティングドメインに関する経路制御メッセージかどうかの判定をさらに行っても良い。
図14に示す経路制御メッセージD103からは、階層レベルを用いることで、受信した経路制御メッセージが使用されている階層構造は、少なくとも識別子Dと識別子Eを持つ2台の階層管理端末から構成されていることがわかる。さらに、そのメッセージ送信元端末は、識別子Eを持つ通信端末であることも認識できる。それゆえに、複数の通信端末でMANETが構築されていると判断し、経路情報の交換を実施するため、他のルーティングドメインと判定しても良い。
また、経路制御メッセージD104からは、受信した経路制御メッセージに記載の情報より、階層構造は1階層かつ、そのメッセージ送信元端末が階層の最上位にいることがわかる。このことから、メッセージ送信元端末は、単独、または孤立している通信端末と判断する。このような通信リンクが断絶しているような環境でルーティングを行えるようにするには、DTN技術の経路情報の交換が必要となる。そのため、他のルーティングドメインと判定し、経路情報の交換を実施しても良い。
経路制御メッセージD105からは、受信した経路制御メッセージに記載の情報より、階層構造は4階層かつ、そのメッセージ送信元端末が階層の最上位にいることがわかる。このことから、規模の大きいMANETが構築されていることがわかる。しかし、最上位の管理端末は、階層構造構築の段階では、幾度も入れ替わり発生することが考えられる。それゆえ、最上位の管理端末が送信する経路制御メッセージに基づいて経路情報を交換していては、無駄な経路情報の交換が発生するため、受信した経路制御メッセージは、自ルーティングドメインに関する経路制御メッセージD100mと判定し、DTN技術に基づいた経路情報の交換を抑制する方法が考えられる。
経路制御メッセージD105のような経路制御メッセージを受信する場合は、規模の大きいMANETが構築されているため、他の通信端末から経路制御メッセージD103のようなメッセージを受信することになり、その際に経路情報の交換を実施すれば、必要な経路情報の交換が可能である。
DTN経路制御部A132は、経路制御判断部A130から自通信端末が所属するルーティングドメイン以外の他ルーティングドメインの経路制御メッセージD100d、または他ルーティングドメインの経路情報RT100dを受け取ると、他ルーティングドメインへの経路情報として経路エントリーを新規に追加、または、同一の他ルーティングドメイン、経路エントリーが経路表内にあった場合は該当エントリーを更新し、経路情報記憶部A121に経路情報を記憶する機能を有する。
例えば、DTN経路制御部A132は、経路情報記憶部A121から、これまでに認識している他ルーティングドメインの経路情報を読み出し、読み出した経路情報に対して経路制御判断部130から受け取った他ルーティングドメインの経路制御メッセージD100d及び経路情報RT100dを、前述の経路制御メッセージ及び経路表に記載されている階層アドレスAD100と送信元通信端末(送信元IPアドレス)を経路情報として、他ルーティングドメインの経路情報に追記、もしくは、既にある経路エントリーを更新した後、経路情報記憶部A121に記憶する。
このとき、他ルーティングドメインの経路情報の更新は、様々な方法が考えられる。例えば、自通信端末のルーティングドメイン(MANET)内の通信端末への経路とは異なり、通信要求が発生した際に必ずしも通信可能とは限らない。そのため、既存のDTN技術における経路表の管理方法と同様に、他ルーティングドメインの経路情報は、図15に示すように、宛先階層アドレスと転送先となる次ホップの通信端末、次ホップの通信端末から宛先通信端末への到達確率を記載し、他のルーティングドメインの情報を受信した際の送信元通信端末を、当該ルーティングドメインに記載の通信端末に最も情報を届けることが可能な通信端末として管理することが考えられる。
そして、通信端末は、他ルーティングドメインへの通信に対しては、自通信端末より宛先にデータを届けることができそうな通信端末が現れるまでは、転送データを保有することで他ルーティングドメイン間での通信を実現する。さらに、宛先通信端末への到達確率だけでなく、これまでの転送ホップ数、経路エントリーの有効期限、登録時刻の情報を追加し、経路制御をより正確に管理しても良い。
また、経路情報判断部A130から他ルーティングドメインの経路制御メッセージD100dを受信した際、DTN経路制御部A132は、受け取った他ルーティングドメインの経路制御メッセージD100d及び経路情報RT100dを、これまでに記録していた他ルーティングドメインの経路制御メッセージ、または他ルーティングドメインの経路情報と比較して、他の通信端末に広告すべき経路情報や経路制御メッセージを自通信端末が保有していないかどうかを判断し、広告する機能を有する。
例えば、受信した経路制御メッセージ及び経路情報に記載されているルーティングドメインとは異なるルーティングドメインの経路情報を保有、または更新日時が新しい情報を保有していた場合は、自ルーティングドメインの経路情報に加えて、それらの経路情報を広告情報D200として経路情報広告部A131に送り、他の通信端末に広告する。
その際、記録していた経路制御メッセージ、もしくは、経路情報をそのまま広告することや、前記情報が記載された経路制御メッセージは、MANET経路制御部A133が行う階層構造の構築に影響を与えないように、階層構造に構築に使用する経路制御メッセージでないこと前述のメッセージタイプフィールドに設定し、送信することが考えられる。
さらに、記録していた他ルーティングドメインの経路制御メッセージや、経路情報を再送信する際には、記載されている経路情報の信頼度(到達確率)を自通信端末が受信した時刻から経過時間に基づいて減算したものを含めて広告することが考えられる。一方で、他ルーティングドメインの経路情報及び、自ルーティングドメインの経路情報を広告する際には、前述したように、DTN技術の経路管理方法と同様に、当該情報を前回更新した時刻からの経過時間に基づいて、経路の到達確率を追記、または修正を行い、広告することも考えられる。
また、他通信端末に広告すべき情報の判断は、様々な方法が考えられる。例えば、情報交換量を削減するのであれば、自通信端末が所属するルーティングドメインの経路制御メッセージ、または経路情報のみを広告する方法や、受け取った経路制御メッセージのルーティングドメインとは異なるルーティングドメインの経路情報を全て渡すのではなく、経路情報の信頼度(到達確率)に基づき、有効だと考えられる到達確率が60%以上のものを少なくとも1つ以上選んで渡すことが考えられる。
一方で、多くの経路を認識するために、経路情報記憶部A121が保有する情報のうち、受け取った経路制御情報のルーティングドメインと異なるルーティングドメインの経路制御メッセージや経路情報を全て広告情報D200としても良い。
MANET経路制御部A133は、経路制御判断部A130から受け取る経路制御メッセージD100に基づいて、ルーティングドメイン内の階層構造を制御する機能を有する。本実施の形態では、ネットワークの階層構造に基づく経路制御アルゴリズムを用いるため、自通信端末の階層構造の情報である階層アドレスAD100が変更された際に、他の通信端末に対して新しい階層アドレスが記載された経路制御メッセージを送信する。経路制御メッセージD100の送信は、経路情報広告部A134に広告情報として送信する経路制御メッセージD100とその広告要求を送ることで行う。
さらに、MANET経路制御部A133は、経路制御判断部A130から経路制御メッセージD100を受け取ると、自ルーティングドメインの経路情報RT100mを更新、または、経路制御メッセージに記載されている経路情報を新たに追加し、更新された経路情報を経路情報記憶部A121に記憶する機能を有する。
例えば、MANET経路制御部A133は、経路情報記憶部A121から自通信端末が所属するルーティングドメインの経路情報を読み出し、当該経路情報の経路エントリーに対して、経路制御判断部A130から受け取った経路制御メッセージに記載の階層アドレスと同じものがあれば、当該経路表のエントリーを更新し、ない場合は新規に追加することで、図16に示す自ルーティングドメインの経路情報RT100mを管理する。
このとき、経路エントリーの新旧の識別、最短経路のエントリーを管理する場合は、図16の情報に加えて、エントリーの作成日時や受信した経路制御メッセージのシーケンスナンバー、転送ホップ数などを追加しても良い。これらの情報により、有効なMANETの経路をより正確に管理することが可能である。
経路表が更新された際、更新された自ルーティングドメインの経路情報は、経路情報記憶部A121に受け渡され、記憶される。また、経路情報の更新が発生し、自通信端末が所属するルーティングドメイン内の他の通信端末に更新された経路情報を広告する必要がある場合は、経路情報広告部A134に広告情報D200として、更新された経路情報と広告要求を送っても良い。
経路情報広告部A134は、定期的にルーティングドメイン内で経路を認識するために、経路制御メッセージD100を、無線通信部A111を通じて他の通信端末に送信する機能及び、DTN経路制御部A132とMANET経路制御部A133から広告情報D200その広告要求を受け取ると、当該広告情報を含んだ経路制御メッセージを生成し、無線通信部A111を通じて他の通信端末に広告する。その際、経路制御メッセージに記載されている情報が、DTN経路制御部A132による他ルーティングドメインへの経路情報のみの通知、または、階層アドレスが記載された階層アドレス記載の経路制御メッセージ、または経路情報であることがわかるように、当該経路制御メッセージのメッセージタイプフィールドに各々の識別子を記載しても良い。
他の通信端末への広告情報は、DTN経路制御部A132とMANET経路制御部A133から指示された情報を、経路情報記憶部A121から経路情報広告部A134が読み出して、無線通信機部A111を通じて他の通信端末に広告しても良い。
[動作の説明]
次に、図17〜図21を参照して、本実施の形態における無駄な経路情報の交換を削減する動作について説明する。
図17に示す通信端末CHa、通信端末CHc、通信端末CHh〜CH1は、通信端末間で送信データを中継、マルチホップ転送することによって通信端末間で通信可能な範囲に存在している。そして、MANET技術の階層化ルーティングの処理に従い階層構造を構築する途中の状態であるとする。図17では、一時的な最上位管理端末として、通信端末CHaと通信端末CHcが存在し、各々の両管理端末が管理する端末として下位の階層の他の管理端末が存在し、それらの管理端末によって、どの階層の管理端末にもなっていない端末A1が管理されている。
本実施の形態では、説明を容易にするため、本来であれば多くの通信端末、他のルーティングドメインである他の階層構造などが存在するが、説明を容易にするために省略し簡略化している。また、DTN技術を用いた経路情報の交換が発生する状況も複数存在するが、その状況についても1つの状況に言及し、他の交換は省略し説明する。
前述した状況において、図17に示す階層構造の状態から、さらに階層構造の構築が進み最上位管理端末が端末CHaに決まり(図18)、階層構造内の通信端末の階層アドレスが更新され(図19)、その際に、各々の通信端末が階層アドレスの更新を判断し、DTN技術を用いた経路情報の交換を抑制する動作について、図20、図21を用いて説明する。
図17に記載の通信端末CHa、通信端末CHc、端末CHh〜CHlは、自通信端末の階層アドレスAD100を記載した経路制御メッセージD100を定期的に送信することで、MANET内の経路情報を把握しつつ、階層構造の構築を進める。一時的に最上位管理端末となっている通信端末CHaと通信端末CHcは、お互いが送信する経路制御メッセージD100に基づき、両通信端末の中から、さらに上位の管理端末となる通信端末を選び、図18に示す階層構造へと現在の階層構造を変化させる。
図18では、最上位管理端末が通信端末CHaに決まり、最上位管理端末に選ばれなかった通信端末CHcは、通信端末CHaが送信する経路制御メッセージに記載の階層アドレスに基づいて、自通信端末の階層アドレスを「C」から「A−C」に更新する。その後、新たな階層アドレスを記載した経路制御メッセージを定期的に送信し始めることによって周囲の通信端末に自通信端末の階層アドレスを知らせる。
通信端末CHcの下位の階層の管理端末である通信端末CHj〜CHl、及び自通信端末CHcは、通信端末CHcの経路制御メッセージD100を受信可能な範囲に存在するため、階層アドレス「A−C」が記載された当該経路制御メッセージを受信することになる。
当該経路制御メッセージを受信する通信端末のうち、通信端末CHjを例に経路情報交換のステップを説明する。
通信端末CHjは、通信端末CHcより、階層アドレス「A−C」が記載された経路情報メッセージD100を受信すると、図20に示すステップS100の処理を開始する。
ステップS100では、通信端末CHjは経路制御判断部A130を用いて、受信した経路制御メッセージD100は、階層アドレスが記載された経路制御メッセージD100hであるか、経路情報のみが記載された経路情報メッセージであるかを判断する。
経路情報のみの記載であった場合は、ステップS102dに進み、通信端末CHjは、DTN経路制御部A132を用いて、経路情報の更新処理を行う。その際、更新情報の広告が必要あれば、ステップS103の経路情報広告処理を行い、経路情報交換処理を終了する。
階層アドレスが記載された経路制御メッセージD100hであった場合は、ステップS101に進み、受信した経路制御メッセージD100hは、自ルーティングドメインに関する経路制御メッセージD100mか、他ルーティングドメインに関する経路制御メッセージD100dかどうかのドメイン識別処理を行う。
ステップS101では、図21に示す処理を行うことで経路制御メッセージD100hのドメインを識別する。ステップS101では、まず図21に示す、ステップS101aの処理を行う。
ステップS101aでは、受信した経路制御メッセージD100hに記載されている階層アドレスAD100及び、自通信端末の階層アドレス内の最上位階層を示す部分の識別子TAD100を比較する。
識別子が一致した場合は、ステップS101cの処理へ進み、自ドメインに関する経路制御メッセージD100mという識別結果を経路制御判断部A130に通知し、S101の処理を終了する。
本実施の形態では、通信端末CHcから階層アドレス記載の経路制御メッセージD100h(階層アドレスA−C)を受信した際の通信端末CHjの階層アドレスAD100は「C−J」であり、最上位部分の識別子AD100tが「C」と「A」で一致しないため、次のステップS101bの処理を開始する。
ステップS101bでは、受信した経路制御メッセージD100hに記載されている階層アドレスAD100及び自通信端末が認識している他の端末の階層アドレスAD110(図22)において、階層アドレスAD100内の送信元通信端末の階層を示す部分の識別子AD100sを比較する。
識別子が一致した場合は、ステップS101cの処理に進み、自ドメインに関する経路制御メッセージD100mという識別結果を経路制御判断部A130に通知し、S101の処理を終了する。
識別子が一致しない場合は、次のステップS101dの処理を開始する。ステップS101dでは、受信した階層アドレス記載の経路制御メッセージD100hは、他ドメインに関する経路制御メッセージD100dという識別結果を経路制御判断部A130に通知し、S101の処理を終了する。
このとき、識別子が一致しない場合は、さらに階層レベルに基づいた判定処理を行い、DTN技術を用いた経路情報の交換を行うことになる他ルーティングドメインの判定をさらに制限しても良い。
本実施の形態では、受信した経路制御メッセージD100hに記載されている階層アドレスAD100の送信元通信端末の階層を示す識別子AD100sは、「C」であり、この識別子は、図22に示す端末CHjが認識している他の通信端末の階層アドレス群AD110内の階層アドレス「C」と一致するため、自ルーティングドメインに関する経路制御メッセージD100mと判定し、S101の処理を終了する。
ステップS101の処理が終了すると、ステップS101の判定結果に基づいて、ステップS102mとS102dのいずれかの処理を開始する。ステップ102dの処理は、前述した内容と同様の処理を行う。
本実施の形態では、ステップS101において、自ルーティングドメインに関する経路制御メッセージD100mと判定されたので、次にステップS102の処理を実行する。
ステップS102の処理では、経路制御部A130から受け取った経路制御メッセージD100hと、階層情報記憶部A121から自ルーティングドメインの経路情報RT100mを読み出し、経路情報の更新、または、階層管理を行う。もし、更新情報の広告が必要であった場合は、ステップS103の処理を行い、必要ない場合は、経路情報の交換処理を終了する。
ステップS103では、通信端末CHjは、経路情報広告部A134を用いて、MANET経路制御部A133から受け取った広告情報D200を他の通信端末に広告する。その後、経路情報交換処理を終了する。
以上のように、図20のステップS101において、図21に示すドメイン識別の処理S101を行うことで、DTN技術を用いた経路情報の交換開始条件である「他のルーティングドメインからの経路制御メッセージ」という判定を削減することができ、その結果、経路情報の交換を削減することが可能である。
本発明によると、ネットワークにおける階層構造を構築する段階において、異なるルーティングドメイン間における経路情報の無駄な交換を削減できる。その理由は、他の通信端末から広告された階層情報が、自通信端末の所属する階層構造である自ルーティングドメインに関する更新情報かどうかを識別できることにより、適切な経路情報の交換タイミングを判断できるためである。
(付記1)
経路情報交換方法であって、
通信ノードは、隣接する通信ノードから受信した経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードが保有する階層情報に記載されている、階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す管理通信ノード識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子と送信元通信ノードを示す識別子とを用いて前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じであるかを識別し、
前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと異なる場合に自通信ノードが保有する経路情報を広告する、
ことを特徴とする経路情報交換方法。
(付記2)
前記通信ノードは、前記ルーティングドメインの識別の結果、隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じ場合に、自通信ノードが保有する経路情報を広告しないことを特徴とする付記1に記載の経路情報交換方法。
(付記3)
前記ルーティングドメインの識別は、前記経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードの階層情報に記載されている、前記階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子が一致した場合に、同じルーティングドメインであると判定することを特徴とする付記1又は付記2のいずれか1つに記載の経路情報交換方法。
(付記4)
前記ルーティングドメインの識別は、前記管理通信ノード識別子のうち、送信元通信ノードを示す識別子と一致した場合に、同じルーティングドメインであると判定することを特徴とする付記1〜3のいずれか1つに記載の経路情報交換方法。
(付記5)
前記ルーティングドメインの識別は、前記管理通信ノード識別子、及び当該通信ノードが位置する階層の深さの情報を用いて、前記当該通信ノードが位置する階層が最上位階層であるかを判定し、判定の結果、最上位階層であった場合は同じルーティングドメインであると判定することを特徴とする付記1〜4のいずれか1つに記載の経路情報交換方法。
(付記6)
前記階層情報は、階層化されたネットワーク構造を管理する通信ノードにおいて、当該ノードの識別子と上位の管理ノードの階層情報とを含み、最上位の管理ノードから下位の管理ノードに向かって再帰的に生成されることを特徴とする付記1〜5のいずれか1つに記載の経路情報交換方法。
(付記7)
前記階層化されたネットワーク構造は、各階層を管理する複数の通信ノードによって構成され、最上階層を管理する通信ノードを頂点とした木構造であることを特徴とする付記1〜6のいずれか1つに記載の経路情報交換方法。
(付記8)
通信ノードであって、
隣接する通信ノードから経受信した経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードの保有する階層情報に記載されている、階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す管理通信ノード識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子と送信元通信ノードを示す識別子とを用いて、前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じであるかを識別する識別手段と、
前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと異なる場合に自通信ノードが保有する経路情報を広告する広告手段とを、
備えることを特徴とする通信ノード。
(付記9)
前記通信ノードは、前記ルーティングドメインの識別の結果、隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じ場合に、自通信ノードが保有する経路情報を広告しないことを特徴とする付記8に記載の通信ノード。
(付記10)
前記ルーティングドメインの識別は、前記経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードの階層情報に記載されている、前記階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子が一致した場合に、同じルーティングドメインであると判定することを特徴とする付記8又は付記9に記載の通信ノード。
(付記11)
前記ルーティングドメインの識別は、前記管理通信ノード識別子のうち、送信元通信ノードを示す識別子と一致した場合に、同じルーティングドメインであると判定することを特徴とする付記8〜10のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記12)
前記ルーティングドメインの識別は、前記管理通信ノード識別子、及び当該通信ノードが位置する階層の深さの情報を用いて、前記当該通信ノードが位置する階層が最上位階層であるかを判定し、判定の結果、最上位階層であった場合は同じルーティングドメインであると判定することを特徴とする付記8〜11のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記13)
前記階層情報は、階層化されたネットワーク構造を管理する通信ノードにおいて、当該ノードの識別子と上位の管理ノードの階層情報とを含み、最上位の管理ノードから下位の管理ノードに向かって再帰的に生成されることを特徴とする付記8〜12のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記14)
前記階層化されたネットワーク構造は、各階層を管理する複数の通信ノードによって構成され、最上階層を管理する通信ノードを頂点とした木構造であることを特徴とする付記8〜13のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記15)
通信システムであって、
隣接する通信ノードから経受信した経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードの保有する階層情報に記載されている、階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す管理通信ノード識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子と送信元通信ノードを示す識別子とを用いて、前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じであるかを識別する識別手段と、
前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと異なる場合に自通信ノードが保有する経路情報を広告する広告手段とを、
備えることを特徴とする通信システム。
(付記16)
前記通信ノードは、前記ルーティングドメインの識別の結果、隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じ場合に、自通信ノードが保有する経路情報を広告しないことを特徴とする付記15に記載の通信システム。
(付記17)
前記ルーティングドメインの識別は、前記経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードの階層情報に記載されている、前記階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子が一致した場合に、同じルーティングドメインであると判定することを特徴とする付記15又は付記16に記載の通信システム。
(付記18)
前記ルーティングドメインの識別は、前記管理通信ノード識別子のうち、送信元通信ノードを示す識別子と一致した場合に、同じルーティングドメインであると判定することを特徴とする付記15〜17のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記19)
前記ルーティングドメインの識別は、前記管理通信ノード識別子、及び当該通信ノードが位置する階層の深さの情報を用いて、前記当該通信ノードが位置する階層が最上位階層であるかを判定し、判定の結果、最上位階層であった場合は同じルーティングドメインであると判定することを特徴とする付記15〜18のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記20)
前記階層情報は、階層化されたネットワーク構造を管理する通信ノードにおいて、当該ノードの識別子と上位の管理ノードの階層情報とを含み、最上位の管理ノードから下位の管理ノードに向かって再帰的に生成されることを特徴とする付記15〜19のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記21)
前記階層化されたネットワーク構造は、各階層を管理する複数の通信ノードによって構成され、最上階層を管理する通信ノードを頂点とした木構造であることを特徴とする付記15〜20のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記22)
通信ノードのプログラムであって、前記プログラムは前記通信ノードを、
隣接する通信ノードから経受信した経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードの保有する階層情報に記載されている、階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す管理通信ノード識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子と送信元通信ノードを示す識別子とを用いて、前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じであるかを識別する識別手段と、
前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと異なる場合に自通信ノードが保有する経路情報を広告する広告手段と
して機能させるプログラム。
この出願は、2013年3月5日に出願された日本出願特願2013−042876を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
A1 通信端末
A11 無線通信機能部
A111 無線通信部
A12 情報管理部
A121 経路情報記憶部
A13 経路制御部
A130 経路制御判断部
A131 ドメイン識別部
A132 DTN経路制御部
A133 MANET経路制御部
A134 経路情報広告部
L1 無線通信
CH、CHa、CHc、CHh〜CHl 管理端末
CA 管理範囲
AD100 階層アドレス
AD100s 階層アドレス内の送信元端末識別子
AD100t 階層アドレス内の最上位階層を示す識別子
AD100n 自端末の階層アドレス
AD110 認識している他の通信端末の階層アドレス群
HL100 階層レベル
D100〜D105 経路制御メッセージ
D100m 自階層構造に関する経路制御メッセージ
D100d 他階層構造に関する経路制御メッセージ
D100h 階層アドレス記載の経路制御メッセージ
D200 広告情報
RT100 経路情報
RT100m 自ルーティングドメインの経路情報
RT100d 他ルーティングドメインの経路情報

Claims (10)

  1. 経路情報交換方法であって、
    通信ノードは、隣接する通信ノードから受信した経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードが保有する階層情報に記載されている、階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す管理通信ノード識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子と送信元通信ノードを示す識別子とを用いて前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じであるかを識別し、
    前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと異なる場合に自通信ノードが保有する経路情報を広告する、
    ことを特徴とする経路情報交換方法。
  2. 前記通信ノードは、前記ルーティングドメインの識別の結果、隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じ場合に、自通信ノードが保有する経路情報を広告しないことを特徴とする請求項1に記載の経路情報交換方法。
  3. 前記ルーティングドメインの識別は、前記経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードの階層情報に記載されている、前記階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子が一致した場合に、同じルーティングドメインであると判定することを特徴とする請求項1、請求項2のいずれか1つに記載の経路情報交換方法。
  4. 前記ルーティングドメインの識別は、前記管理通信ノード識別子のうち、送信元通信ノードを示す識別子と一致した場合に、同じルーティングドメインであると判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の経路情報交換方法。
  5. 前記ルーティングドメインの識別は、前記管理通信ノード識別子、及び当該通信ノードが位置する階層の深さの情報を用いて、前記当該通信ノードが位置する階層が最上位階層であるかを判定し、判定の結果、最上位階層であった場合は同じルーティングドメインであると判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の経路情報交換方法。
  6. 前記階層情報は、階層化されたネットワーク構造を管理する通信ノードにおいて、当該ノードの識別子と上位の管理ノードの階層情報とを含み、最上位の管理ノードから下位の管理ノードに向かって再帰的に生成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の経路情報交換方法。
  7. 前記階層化されたネットワーク構造は、各階層を管理する複数の通信ノードによって構成され、最上階層を管理する通信ノードを頂点とした木構造であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の経路情報交換方法。
  8. 通信ノードであって、
    隣接する通信ノードから経受信した経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードの保有する階層情報に記載されている、階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す管理通信ノード識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子と送信元通信ノードを示す識別子とを用いて、前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じであるかを識別する識別手段と、
    前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと異なる場合に自通信ノードが保有する経路情報を広告する広告手段とを、
    備えることを特徴とする通信ノード。
  9. 通信システムであって、
    隣接する通信ノードから経受信した経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードの保有する階層情報に記載されている、階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す管理通信ノード識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子と送信元通信ノードを示す識別子とを用いて、前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じであるかを識別する識別手段と、
    前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと異なる場合に自通信ノードが保有する経路情報を広告する広告手段とを、
    備えることを特徴とする通信システム。
  10. 通信ノードのプログラムであって、前記プログラムは前記通信ノードを、
    隣接する通信ノードから経受信した経路制御メッセージに含まれる階層情報及び自通信ノードの保有する階層情報に記載されている、階層化されたネットワーク構造の各階層を管理する通信ノードを示す管理通信ノード識別子のうち、最上位階層の通信ノードを示す識別子と送信元通信ノードを示す識別子とを用いて、前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと同じであるかを識別する識別手段と、
    前記隣接する通信ノードが属するルーティングドメインが自通信ノードのルーティングドメインと異なる場合に自通信ノードが保有する経路情報を広告する広告手段と
    して機能させるプログラム。
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