JPWO2014083752A1 - 別視点画像生成装置および別視点画像生成方法 - Google Patents

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Abstract

別視点画像生成装置(100)は、2以上の視点位置それぞれにおいて取得された2以上の画像から、仮想視点位置において取得される画像に相当する画像であって、画素値が欠落した領域である穴領域が含まれる画像である別視点画像を1つずつ生成する別視点画像生成部(101、102)と、生成された2以上の別視点画像の各々について、処理単位ごとに、当該処理単位を含む所定領域内に占める穴領域の割合である穴密度を算出する穴密度算出部(103)と、2以上の別視点画像の各々の穴密度の大きさに基づいて2以上の別視点画像の各々の合成比率を処理単位ごとに算出する合成比率算出部(104)と、2以上の別視点画像を、算出された合成比率に基づいて合成する別視点画像合成部(106)とを備える。

Description

本開示は、3次元(3D)表示用の画像処理技術に関し、特に、互いに異なる視点位置で撮影された2以上の画像から、当該2以上の画像とは視点位置が異なる別の画像を生成する別視点画像生成装置に関する。
視聴者の左右の目に対して視差のある画像(以下、ステレオ画像とも記載する)を表示することにより、視聴者に平面映像を立体映像として知覚させる技術が知られている。
また、一組のステレオ画像から、当該ステレオ画像とは別の視点の画像(別視点画像)を生成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術は、画像の奥行き方向の距離を示すデプスマップを使用し、奥行き方向の距離に応じて画素を水平方向に移動することにより、別視点画像を生成する技術である。このような技術は、一般的に、DIBR(Depth Image Based Rendering)と呼ばれる。
DIBRにより生成された画像は、元のステレオ画像には現れない領域を含む場合がある。このような領域は、画素値の割り当てられていない領域(以下、穴領域と記載する)であるため、なんらかの処理によって補間される必要がある。
特開2010−218548号公報
そこで、本開示は、別視点画像に生じた穴領域を、高品質に補間することができる別視点画像生成装置を提供する。
本開示の一態様に係る別視点画像生成装置は、画像内の各画素の奥行きを示す距離情報に基づいて、2以上の視点位置それぞれにおいて取得された2以上の画像の各々から、前記2以上の視点位置とは異なる仮想視点位置において取得される画像に相当する画像であって、画素値が欠落した領域である穴領域が含まれる画像である別視点画像を1つずつ生成する別視点画像生成部と、生成された2以上の別視点画像の各々について、1以上の画素からなる処理単位ごとに、当該処理単位を含む所定領域内に占める、当該別視点画像内の穴領域の割合である穴密度を算出する穴密度算出部と、前記2以上の別視点画像の各々の前記穴密度に基づいて、前記2以上の別視点画像の各々の合成比率を前記処理単位ごとに算出する合成比率算出部と、前記2以上の別視点画像を、算出された合成比率に基づいて合成する別視点画像合成部とを備える。
なお、この包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示に係る別視点画像生成装置によれば、別視点画像に生じた穴領域を、高品質に補間することができる。
図1は、実施の形態に係る別視点画像生成装置の全体構成図である。 図2は、別視点画像生成部に入力される画像およびデプスマップの一例を示す図である。 図3は、別視点画像生成部が生成する別視点画像を示す図である。 図4は、穴密度算出部の穴密度の算出方法を示す図である。 図5は、穴密度の算出方法の具体例を説明するための模式図である。 図6は、合成比率算出部が生成する合成比率マップを示す図である。 図7は、左別視点画像の穴密度と右別視点画像の穴密度との差と、合成比率αとの関係を示す図である。 図8は、穴埋め処理後の左別視点画像および穴埋め処理後の右別視点画像を示す模式図である。 図9は、別視点画像合成部が生成した出力画像を示す図である。 図10は、実施の形態に係る別視点画像生成装置の動作のフローチャートである。 図11は、その他の実施の形態に係る別視点画像生成装置の全体構成図である。 図12は、その他の実施の形態に係る別視点画像生成装置の動作のフローチャートである。 図13は、別視点画像生成装置の適用例を示す第1の図である。 図14は、別視点画像生成装置の適用例を示す第2の図である。
(本開示の基礎となった知見)
3D映画や3DTV等の立体映像を表示する方法としては様々な技術が存在する。これらの技術は、視聴者の左右の目に対して視差のあるステレオ画像を表示することにより、視聴者に平面映像を立体映像として知覚させる点において共通している。視聴者の左右の目に表示するステレオ画像の間の視差量が大きい程、視聴者の感じる立体感は強くなる。逆に、ステレオ画像の視差量が小さい場合は、視聴者の感じる立体感は弱まる。
ステレオ画像の視差量は、ステレオ画像を撮影するステレオカメラのレンズ間距離によって決まるが、撮影後のステレオ画像の視差量は、事後的に変更されて立体感を調整できる構成であることが望ましい。
また、レンチキュラレンズ等を用いた裸眼3Dディスプレイでは、視聴者の位置に応じて視点位置の異なるステレオ画像を表示する。このような場合、表示されるステレオ画像の切り替えが目立たないようにするためには、あらかじめ多数の視点位置において撮影された画像を撮影しておく必要があるが、多数の視点位置における画像の撮影は、非常にコストがかかる。したがって、ステレオ画像を変形して、視点位置の異なる複数の画像を生成する必要がある。
ここで、背景技術で説明したように、ステレオ画像から当該ステレオ画像とは別の視点の画像を生成するDIBRと呼ばれる技術が知られている。
DIBRにより生成された画像は、画素値の割り当てられていない領域である穴領域を含む場合があり、穴領域は、なんらかの処理によって補間される必要がある。
穴領域は、穴領域の周辺領域の画素値を用いた線形補間処理によって単純に補間することができるが、このような方法は、穴領域が大きい場合、補間による画質の劣化が目立つという課題がある。
これに対し、特許文献1の記載の技術は、ステレオ画像のうちの左視点画像から生成された別視点画像の穴領域に対して、右視点画像の対応する領域の画素値を当てはめることで穴領域を補間する技術である。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、穴領域に対してそのまま反対視点の画像の画素値をあてはめるので、補間後の穴領域と周辺領域との境界が滑らかに繋がらないという課題がある。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る別視点画像生成装置は、画像内の各画素の奥行きを示す距離情報に基づいて、2以上の視点位置それぞれにおいて取得された2以上の画像の各々から、前記2以上の視点位置とは異なる仮想視点位置において取得される画像に相当する画像であって、画素値が欠落した領域である穴領域が含まれる画像である別視点画像を1つずつ生成する別視点画像生成部と、生成された2以上の別視点画像の各々について、1以上の画素からなる処理単位ごとに、当該処理単位を含む所定領域内に占める、当該別視点画像内の穴領域の割合である穴密度を算出する穴密度算出部と、前記2以上の別視点画像の各々の前記穴密度に基づいて、前記2以上の別視点画像の各々の合成比率を前記処理単位ごとに算出する合成比率算出部と、前記2以上の別視点画像を、算出された合成比率に基づいて合成する別視点画像合成部とを備える。
これにより、別視点画像を生成する際に生じる穴領域を高品質に補間することができる。したがって、2以上の画像から高品質な別視点画像を生成することができる。
また、さらに、前記2以上の別視点画像の各々の穴領域を当該別視点画像内の画素値を用いて補間する穴領域補間部を備え、前記別視点画像合成部は、穴領域が補間された前記2以上の別視点画像を、算出された合成比率に基づいて合成してもよい。
また、さらに、前記別視点画像合成部が合成した画像内の穴領域を当該画像内の画素値を用いて補間する穴領域補間部を備えてもよい。
また、前記穴密度算出部は、前記2以上の別視点画像の各々について、処理単位ごとに、当該処理単位を中心とした前記所定領域であるウィンドウ内に占める穴領域の割合を前記穴密度として算出してもよい。
また、前記穴密度算出部は、前記ウィンドウ内の中央部に位置する穴領域と、前記ウィンドウ内の周辺部に位置する穴領域とにそれぞれ異なる重みを与えて前記穴密度を算出してもよい。
また、前記合成比率算出部は、前記穴密度の大きさが小さい別視点画像ほど合成比率が大きくなるように、前記2以上の別視点画像の各々の合成比率を前記処理単位ごとに算出してもよい。
また、前記合成比率算出部は、穴密度の大きさが等しい場合には、視点位置が前記仮想視点位置と近い別視点画像ほど合成比率が大きくなるように、前記2以上の別視点画像の各々の合成比率を前記処理単位ごとに算出してもよい。
また、前記処理単位は、画素であり、前記穴密度算出部は、前記2以上の別視点画像の各々について、画素ごとに穴密度を算出し、前記合成比率算出部は、前記2以上の別視点画像の各々の合成比率を画素ごとに算出してもよい。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
図1は、実施の形態に係る別視点画像生成装置100の全体構成図である。
別視点画像生成装置100は、左別視点画像生成部101と、右別視点画像生成部102と、穴密度算出部103と、合成比率算出部104と、穴領域補間部105と、別視点画像合成部106とを備える。本実施の形態では、別視点画像生成装置100がステレオ画像である左視点画像および右視点画像から、別視点の画像を生成する例について説明する。
左別視点画像生成部101は、左視点画像と左視点画像のデプスマップ(左デプスマップ)とに基づいて、左視点画像に含まれる各画素を当該画素の奥行きに基づいて水平方向に移動させた左別視点画像を生成する。
右別視点画像生成部102は、右視点画像と右視点画像のデプスマップ(右デプスマップ)とに基づいて、右視点画像に含まれる各画素を当該画素の奥行きに基づいて水平方向に移動させた右別視点画像を生成する。
なお、左視点画像は、左視点位置において撮影された画像であり、右視点画像は、左視点位置とは異なる右視点位置において撮影された画像である。また、左別視点画像と右別視点画像とは、いずれも同一の仮想視点位置(左視点位置および右視点位置のいずれの視点位置とも異なる位置)において取得される画像に相当する画像である。デプスマップとは、画像内の各画素の奥行き(視点位置から当該各画素に表示されている被写体までの距離)を示す距離情報である。
なお、左別視点画像生成部101および右別視点画像生成部102は、図1に示されるようにそれぞれ分離した構成でなくてもよい。すなわち、1つの別視点画像生成部が、左右の視点画像および左右のデプスマップから、左別視点画像および右別視点画像をそれぞれ生成してもよい。言い換えれば、別視点画像生成部は、画像内の各画素の奥行きを示す距離情報に基づいて、2つの視点位置それぞれにおいて取得された2つの画像の各々から、2つの視点位置とは異なる仮想視点位置において取得される画像に相当する別視点画像を1つずつ生成する。
穴密度算出部103は、左別視点画像生成部101および右別視点画像生成部102が生成した左別視点画像および右別視点画像のそれぞれについて、処理単位ごとの穴領域の分布を示す穴密度マップを生成する。具体的には、穴密度算出部103は、生成された2つの別視点画像の各々について、1以上の画素からなる処理単位ごとに、当該処理単位を含む所定領域内に占める穴領域の割合である穴密度を算出する。なお、穴領域とは、別視点画像内の画素値が欠落した領域である。
また、本実施の形態では、上記処理単位は、画素であり、穴密度算出部103は、2つの別視点画像の各々について、画素ごとに穴密度を算出する。また、本実施の形態では、上記所定領域として、後述するウィンドウが用いられる。
合成比率算出部104は、穴密度算出部103が生成した穴密度マップに基づいて、左別視点画像と右別視点画像とを合成する際の比率を示す合成比率マップを生成する。具体的には、合成比率算出部104は、2つの別視点画像の各々の穴密度の大きさを対応する画素(処理単位)ごとに比較し、比較した穴密度の大きさに応じて2つの別視点画像の各々の合成比率を画素(処理単位)ごとに算出する。
穴領域補間部105は、左別視点画像生成部101および右別視点画像生成部102が生成した左別視点画像および右別視点画像の各々に対して、穴領域を同一画像内の穴領域の周辺に位置する画素値を用いて補間する穴埋め処理を施す。つまり、穴領域補間部105は、2つの別視点画像の各々の穴領域を当該別視点画像内の画素値を用いて補間する。
なお、画素値とは、少なくとも画素の輝度および色を示す情報である。画素値は、具体的には、RGBの色成分の各輝度値からなる情報や、輝度値と色差とからなる情報などである。また、画素値には、色に関する情報に加えて、デプス値のような付加情報が含まれてもよい。
別視点画像合成部106は、合成比率算出部104が生成した合成比率マップによって示される合成比率に基づき、穴領域補間部105により穴埋め処理済みの左別視点画像および右別視点画像に対して合成処理を行った出力画像(出力別視点画像)を生成する。具体的には、別視点画像合成部106は、穴領域が補間された2つの別視点画像を算出された合成比率に基づいて合成する。
なお、別視点画像生成装置100の各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
次に、別視点画像生成装置100の各構成要素が行う動作について詳細に説明する。まず、左別視点画像生成部101および右別視点画像生成部102が行う別視点画像の生成処理について詳細に説明する。
図2は、左別視点画像生成部101および右別視点画像生成部102に入力される画像およびデプスマップの一例を示す図である。
左視点画像211は、左視点位置210において被写体201および被写体202を撮影した画像である。右視点画像221は、右視点位置220において被写体201および被写体202を撮影した画像である。左視点画像211と、右視点画像221とは、同一の被写体201および被写体202を撮影した立体視用の画像であり、被写体201および被写体202の画像内における相対位置がそれぞれ異なる。
左デプスマップ212は、左視点画像211の背景および被写体201のデプスを示す画像である。右デプスマップ222は、右視点画像221の背景および被写体201のデプスを示す画像である。つまり、左デプスマップ212は、左視点位置210から被写体201までの距離を示し、右デプスマップ222は、右視点位置220から被写体201までの距離を示す。なお、実際には、左デプスマップ212および右デプスマップ222において被写体202のデプスも示されるが、本実施の形態では、被写体202のデプスは、説明の簡略化のために省略される。
なお、本実施の形態のデプスマップは、視点位置から近い距離に位置する被写体が撮影された画素ほど明るい輝度値となり、視点位置から遠い距離に位置する被写体が撮影された画素ほど暗い輝度値となる。
左別視点画像生成部101は、図2に示されるような左視点画像および左デプスマップから仮想視点位置において取得される画像に相当する左別視点画像を生成する。同様に、右別視点画像生成部102は、図2に示されるような右視点画像および右デプスマップから仮想視点位置において取得される画像に相当する右別視点画像を生成する。
図3は、左別視点画像生成部101が生成する左別視点画像と、右別視点画像生成部102が生成する右別視点画像を示す図である。
一般に、視点位置から近い被写体201は、視点位置から遠い被写体202よりも視点位置の違いによる移動量が大きくなる。そこで、左別視点画像生成部101および右別視点画像生成部102は、入力画像(左視点画像211および右視点画像221)の視点位置から仮想視点位置までの距離を考慮して入力画像の画素を水平方向に移動する。このとき。左別視点画像生成部101および右別視点画像生成部102は、画像の奥行き方向の距離を示すデプスマップを使用し、奥行き方向の距離に応じて各画素の移動量を調整する。
図3に示されるように、左別視点画像生成部101は、仮想視点位置301において被写体201および202を撮影した場合に得られる画像に相当する左別視点画像302を生成する。また、右別視点画像生成部102は、仮想視点位置301において被写体201および202を撮影した場合に得られる右別視点画像303を生成する。
ここで、上述のように、視点位置が左視点位置210から仮想視点位置301へ移動した場合、手前側の被写体201の移動量は、奥側の被写体202の移動量よりも大きい。視点位置が右視点位置220から仮想視点位置301へ移動する場合についても、移動方向が逆になる点以外は同様である。つまり、視点位置の移動に伴う各画素の画素値の移動量Δxは、以下の(式1)により求められる。
Δx = d・Δb ・・・(式1)
ここで、dは、各画素のデプス値(デプスマップの値)であり、視点位置から遠い奥側ほど小さい値となり、視点位置に近い手前側ほど大きい値となる。Δbは、視点位置の移動量(左視点位置210から仮想視点位置301までの移動量または右視点位置220から仮想視点位置301までの移動量)を表す。
デプス値dが大きい画素ほど、移動量Δxの値が大きくなるため、視点移動後の左別視点画像302および右別視点画像303内のそれぞれ被写体201の横側に、画素値の存在しない領域である穴領域が発生する。具体的には、左視点画像211から生成された左別視点画像302は、画像内の被写体201の右側に穴領域310が発生し、右視点画像221から生成された右別視点画像303では、画像内の被写体201の左側に穴領域311が発生する。
なお、実際には、図3において、被写体202が背景と同じ距離に存在しない限り、画像内の被写体202の横側にも穴領域が生じるが、図3では被写体202に生じる穴領域に関しては図示が省略されている。
次に、穴密度算出部103の穴密度の算出方法について説明する。図4は、穴密度算出部103の穴密度の算出方法を示す図である。
穴密度算出部103は、左別視点画像302から穴領域のみを抽出した穴マップ401(図4の(a))と、右別視点画像303から穴領域のみを抽出した穴マップ402(図4の(b))のそれぞれについて、ウィンドウ403を走査する。そして、穴マップ401および402のそれぞれについて画素(処理単位)ごとに、当該画素にウィンドウ403の中心が重なったときのウィンドウ403全体に占める穴領域の割合を穴密度Denとして算出する。そして、穴密度算出部103は、算出された穴密度からなる穴密度マップ406および407を、以下の(式2)によって求める。
Den(x,y) = ΣisHole(H[x+dx,y+dy])/N
・・・(式2)
式2において、Nはウィンドウ内の画素数の合計であり、H[x+dx,y+dy]は、穴マップ内の座標[x+dx,y+dy]上の成分である。dxおよびdyは、ウィンドウ中心からの相対位置を意味する。
穴密度算出部103は、H[x+dx,y+dy]が穴領域である数を合計してNで割ることで、座標(x,y)に位置する画素の穴密度Denを算出する。例えば、図4において、穴マップ401のウィンドウ404の穴密度は、穴マップ402のウィンドウ405の穴密度よりも小さい。
以下、図5を用いて穴密度の算出方法の具体例について説明する。図5は、穴密度の算出方法の具体例を説明するための模式図である。
図5の(a)に示される穴マップ408においては、4×5画素の大きさの穴領域409が存在する。画素Aの穴密度は、例えば、画素Aを中心とした5×5画素の大きさのウィンドウ410aに占める、穴領域409に含まれる画素の数で求められる。すわなち、画素Aの穴密度は、3/25=0.12と算出される。同様に、画素Bの穴密度は、ウィンドウ410bに占める、穴領域409に含まれる画素の数で求められ、10/25=0.4と算出される。
なお、上述したウィンドウの形状は、正方形であっても長方形であってもかまわない。また、ウィンドウの形状は、矩形に限定されず、円や楕円であってもよい。
また、穴密度算出部103は、ウィンドウ内の中央部に位置する穴領域とウィンドウ内の周辺部に位置する穴領域とにそれぞれ異なる重みを与えて穴密度Denを算出してもよい。
穴密度算出部103は、例えば、図5の(b)に示されるように、画素Bの穴密度の算出において、ウィンドウ410bの中央部に位置する穴領域については、1画素を2ポイントとして計算し、これに対し、穴密度算出部103は、ウィンドウ410bの周辺部に位置する穴領域については、1画素を1ポイントとして計算する。これにより、ウィンドウ内の穴領域の位置を考慮して、後述する合成比率が算出される。
また、ウィンドウのサイズは、ユーザの別視点画像生成装置100へのパラメータ入力によりユーザが指定可能な構成であってもよい。
以上のような穴密度算出部103の処理によって、左別視点画像302および右別視点画像303のそれぞれについて画素ごとに穴密度が算出される。左別視点画像302において画素ごとに算出された穴密度を画像化したものが穴密度マップ406(図4の(c))であり、右別視点画像303において画素ごとに算出された穴密度を画像化したものが穴密度マップ407(図4の(d))である。
穴密度マップ406および407に示されるように、穴領域のエッジ付近に位置する画素は穴密度が低く、穴領域の中央付近に位置する画素は穴密度が高い。
次に、合成比率算出部104の合成比率の算出方法について説明する。合成比率算出部104は、穴密度マップ406および407の穴密度を同じ位置の画素ごとに比較し、左視点画像と右視点画像とを合成する際に用いる合成比率(画素値の混合の重み)αを求める。この結果、図6に示される合成比率マップ510が生成される。
本実施の形態では、合成比率αは、0から1の値をとり、右別視点画像303に対してどの程度左別視点画像302を合成するかの割合となる。すなわちα=1の画素には、左別視点画像302の画素値をそのまま使用し右別視点画像303の画素値を使用しない。一方、α=0の画素は、左別視点画像302の画素値を使用せず右別視点画像303の画素値をそのまま使用する。
合成比率αは、具体的には、以下の(式3)により求められる。
α=1 : 0≧Den(L)−Den(R)
α=0 : Den(L)−Den(R)≧T
α=1−((Den(L)−Den(R))/T) :
0<Den(L)−Den(R)<T
・・・(式3)
(式3)では、左別視点画像302の穴密度をDen(L)、右別視点画像303の穴密度をDen(R)とし、Tは閾値を表す。また、図7は、(式3)で定められる左別視点画像302の穴密度と右別視点画像303の穴密度との差と、合成比率αとの関係を示す図である。
Den(L)−Den(R)≦0である画素については、合成比率算出部104は、左視点画像の合成比率αを1とする。また、Den(L)−Den(R)が閾値T以上の画素については、合成比率算出部104は、合成比率αを0とする。0<Den(L)−Den(R)<Tとなる画素については、Den(L)とDen(R)との大きさに応じて線形的に合成比率が決定される。
このように、合成比率算出部104は、比較した穴密度の大きさが小さい別視点画像ほど合成比率が大きくなるように、2つの別視点画像の各々の合成比率を画素ごとに算出する。
なお、図6に示される合成比率マップ510中において、領域511(白色でない領域)はα<1となる領域であり、それ以外の領域(白色の領域)はα=1である。
なお、(式3)において、閾値Tは、ユーザの別視点画像生成装置100へのパラメータ入力によりユーザによって変更可能な構成であってもよい。また、0<Den(L)−Den(R)<Tとなる画素の合成比率αの値は、非線形に決定されてもよい。
本実施の形態では、図3に示されるように、左視点位置210から仮想視点位置301までの距離が、右視点位置220から仮想視点位置301までの距離よりも近い。よって、原則的には、穴領域の少ない左別視点画像302の画素値が、合成後の別視点画像の画素値として用いられる。
よって、図7に示されるグラフ500の横軸((式3)の基準となる式)は、横軸がDen(L)−Den(R)となる。逆に、左視点位置210から仮想視点位置301までの距離が、右視点位置220から仮想視点位置301の距離よりも遠い場合、図7に示されるグラフの横軸((式3)の基準となる式)は、Den(R)−Den(L)となる。
このように、本実施の形態では、Den(L)=Den(R)となる場合には、左別視点画像302の画素値に対する合成比率が高くなる。言い換えれば、合成比率算出部104は、穴密度の大きさが等しい場合には、視点位置が仮想視点位置301と近い別視点画像ほど合成比率が大きくなるように、2つの別視点画像の各々の合成比率を画素ごとに算出する。
これにより、結果的には、合成後の別視点画像(出力画像)においては、穴領域の少ない画像中の画素値が多く使用されるため、別視点画像生成装置100は、より精度の高い出力画像を生成することができる。
なお、合成比率の算出方法は、(式3)に限定されるものではなく、その他の算出方法であってもよい。
次に、穴領域補間部105の穴領域の補間方法について説明する。穴領域補間部105は、左別視点画像生成部101および右別視点画像生成部102から左別視点画像302および右別視点画像303をそれぞれ取得し、左別視点画像302および右別視点画像303内の穴領域の穴埋め処理(補間処理)を行う。
本実施の形態では、穴領域補間部105は、穴領域の周辺の画素値を用いて穴埋め処理を行う。図8は、穴埋め処理後の左別視点画像(以下、左補間後画像とも記載する)および穴埋め処理後の右別視点画像(以下、右補間後画像とも記載する)を示す模式図である。
図8では、一例として穴領域補間部105が水平方向に隣接する画素値を用いて水平補間処理(水平方向の線形補間処理)を行った場合の左補間後画像600(図8の(a))および右補間後画像610(図8の(b))が図示されている。水平補間処理を用いた場合、図8の(a)に示される左補間後画像600の被補間領域601(元々穴領域であった領域)は、穴領域の左右に位置する画素の画素値が引き伸ばされるように補間される。図8の(b)に示される右補間後画像610の被補間領域611についても同様である。
なお、穴領域補間部105の補間処理(面内補間処理)は、線形補間以外の処理でもかまわない。例えば、穴領域の水平方向に隣接する座標におけるデプスマップのデプス値を比較して、より視点から遠い側の画素値を用いて外挿処理をしてもよい。
次に、別視点画像合成部106の画像の合成方法について説明する。別視点画像合成部106は、左補間後画像600および右補間後画像610を取得し、穴密度算出部103から合成比率マップ510を取得する。そして、別視点画像合成部106は、2つの補間後画像(左補間後画像600および右補間後画像610)を合成した出力画像を生成する。図9は、別視点画像合成部106が生成した出力画像を示す図である。
左補間後画像600をL(x,y)、右補間後画像610をR(x,y)、合成比率マップ510をα(x,y)とすると、出力画像700(O(x,y))は、以下の(式4)により求められる。
O(x,y)=L(x,y)・α(x,y)+R(x,y)・{1−α(x,y)}
・・・(式4)
図9に示される出力画像700内の被写体201の右側領域701は、合成比率マップ510内の領域511に相当する。
右側領域701のうちの中央部分に位置する画素には、右補間後画像610の画素値が割り当てられる。右側領域701以外の領域に位置する画素には、左補間後画像600の画素値が割り当てられる。右側領域701うちの周辺部分に位置する画素には、左補間後画像600の画素値および右補間後画像610の画素値が合成比率αに応じて混合された画素値が割り当てられる。
最後に、別視点画像生成装置100の動作順序について図10を用いて説明する。図10は、別視点画像生成装置100の動作のフローチャートである。
まず、左別視点画像生成部101および右別視点画像生成部102は、入力画像(左視点画像211および右視点画像221)およびデプスマップから左別視点画像302および右別視点画像303を生成する(S101)。
次に、穴密度算出部103は、左別視点画像302および右別視点画像303のそれぞれにおける穴領域に対して画素ごとに穴密度を算出する(S102)。そして、合成比率算出部104は、左別視点画像302および右別視点画像303を合成する際の合成比率を算出する(S103)。
また、穴領域補間部105は、左別視点画像302および右別視点画像303における穴領域を補間する(S104)。
最後に、別視点画像合成部106は、ステップS104において補間された左別視点画像および補間された右別視点画像を、ステップS103において算出された合成比率に基づいて合成する(S105)。
なお、ステップS102、ステップS103、およびステップS104の順番は、特に限定されるものではない。別視点画像生成装置100は、ステップS102、ステップS103、ステップS104の順で処理を行ってもよいし、ステップS104、ステップS102、ステップS103の順で処理を行ってもよい。また、ステップS102、ステップS103、およびステップS104の処理が並列に行われてもよい。
以上説明したように、別視点画像生成装置100では、穴密度算出部103と合成比率算出部104とにより合成比率マップ510を算出する。そして、別視点画像合成部106は、左視点画像および右視点画像から生成された2つの別視点画像の各々を、算出された合成比率に応じて合成する。
これにより、穴領域のうち補間が必要な領域にのみ補間処理が行われ、当該補間処理では穴密度に基づいて算出された合成比率が反映されるため、穴領域が滑らかに補間される。つまり、別視点画像生成装置100によれば、別視点画像に生じた穴領域を、高品質に補間することができる。言い換えれば、別視点画像生成装置100は、高品質な別視点画像(出力画像)を生成することができる。
(その他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
上記実施の形態では、穴領域が補間された2つの別視点画像を合成したが、穴領域を有する2つの別視点画像を合成した後に、合成後の画像に含まれる穴領域が補間されてもよい。
図11は、その他の実施の形態に係る別視点画像生成装置100aの全体構成図である。図12は、別視点画像生成装置100aの動作のフローチャートである。なお、以下の説明では、別視点画像生成装置100との相違点を中心に説明し、上記実施の形態と重複する説明については省略される。
別視点画像合成部106は、左別視点画像302と、右別視点画像303とを合成比率算出部104が算出した合成比率に応じて合成する(図12のS106)。このとき、左別視点画像302と、右別視点画像303との対応する画素(同じ座標に位置する画素)の両方が穴領域である場合に当該画素を穴領域として取り扱う。したがって、別視点画像合成部106が合成した画像には、穴領域が含まれる。
次に、穴領域補間部105aは、別視点画像合成部106が合成した画像内の穴領域を当該画像内の画素値を用いて補間する(図12のS107)。このときの補間の方法は、上記実施の形態で述べたように既存のどのような手法が用いられてもよい。
別視点画像生成装置100aのような構成であっても、2つの別視点画像のうち穴領域の少ないほうの画素値が優先して合成することができる。したがって、別視点画像生成装置100aは、高品質な別視点画像(出力画像)を生成することができる。
また、上記実施の形態では、別視点画像生成装置100および100aは、互いに異なる視点位置で撮影された2つの画像から、当該2つの画像とは視点位置が異なる別視点画像を生成した。しかしながら、別視点画像生成装置100および100aは、互いに異なる視点位置で撮影された2以上の画像から、当該2以上の画像とは視点位置が異なる別視点画像を生成してもよい。
具体的には、例えば、別視点画像生成装置100および100aは、互いに異なる視点位置で撮影された3つの画像から、当該3つの画像とは視点位置が異なる別視点画像を生成してもよい。この場合、合成比率算出部104は、例えば、3つの画像の穴密度の大きさそれぞれに比例する各別視点画像の合成比率を算出する。
また、上記実施の形態では、画素ごとに穴密度が算出されたが、1以上の画素からなる処理単位(例えば、ブロックサイズが4×4画素の処理単位)ごとに穴密度が算出されてもよい。この場合、処理単位ごとにウィンドウが設定され、穴密度の比較も処理単位ごとに行われる。
また、上記実施の形態では、別視点画像生成装置100および100aは、互いに異なる視点位置で撮影された2つの画像から、2つの視点位置の間の別視点画像を生成したが、2つの視点位置の間以外の視点位置の別視点画像を生成することも可能である。また、2つの画像は、立体視用に撮影されたものでなくてもよく、同一の被写体を撮影した画像であればよい。
また、別視点画像生成装置100および100aは、例えば、図13に示されるテレビ800として実現される。この場合、別視点画像生成装置100および100aは、あらかじめ撮影された立体視用の2つの画像から、別視点画像を生成する。そして、別視点画像生成装置100および100aは、生成された別視点画像、およびあらかじめ撮影された立体視用の2つの画像のうちから2つの画像を組み合わせてユーザに表示することができる。これにより、ユーザがリモートコントローラでテレビ800に表示される画像の視差を調整するような構成が実現可能となる。
また、別視点画像生成装置100および100aは、例えば、Blu−Ray(登録商標)プレーヤ810として実現される。この場合、別視点画像生成装置100および100aは、挿入されるBlu−Ray(登録商標)ディスクに記録された立体視用の2つの画像から別視点画像を生成する。また、別視点画像生成装置100および100aは、セットトップボックス820として実現されてもよい。この場合、別視点画像生成装置100および100aは、ケーブルテレビ放送等から取得した立体視用の2つの画像から別視点画像を生成する。
また、別視点画像生成装置100および100aは、図14の(a)に示される3D撮影機能を有するDSC(Digital Still Camera)や、図14の(b)に示される3D撮影機能を有するデジタルビデオカメラとして実現されてもよい。別視点画像生成装置100および100aは、あらかじめ撮影された立体視用の2つの画像から、別視点画像を生成する。
また、別視点画像生成装置100および100aは、サーバ・クライアント方式で実現されてもよい。
なお、別視点画像生成装置100および100aによって生成された別視点画像は、主に、上述のような視差の調整に用いられるが、その他の用途に用いられてもよい。
また、以下のような場合も本開示に含まれる。
(1)上記の別視点画像生成装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAMまたはハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、別視点画像生成装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(2)上記の別視点画像生成装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(3)上記の別視点画像生成装置を構成する構成要素の一部または全部は、別視点画像生成装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカードまたは前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカードまたは前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、前記ICカードまたは前記モジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(4)本開示は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本開示は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本開示は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本開示は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムにしたがって動作するとしてもよい。
また、前記プログラムまたは前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、または前記プログラムまたは前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(5)上記実施の形態および上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
なお、本開示は、この実施の形態またはその変形例に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態またはその変形例に施したもの、あるいは異なる実施の形態またはその変形例における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれる。
本開示に係る別視点画像生成装置および別視点画像生成方法によれば、撮像装置により撮像されたデプスマップ情報付きの画像から、高品質な別視点画像を生成することができる。これらの構成は、例えば民生用もしくは業務用の撮像装置(デジタルスチルカメラ、およびビデオカメラ)、または携帯端末などの機器に適用することができる。
100、100a 別視点画像生成装置
101 左別視点画像生成部
102 右別視点画像生成部
103 穴密度算出部
104 合成比率算出部
105、105a 穴領域補間部
106 別視点画像合成部
201、202 被写体
210 左視点位置
211 左視点画像
212 左デプスマップ
220 右視点位置
221 右視点画像
222 右デプスマップ
301 仮想視点位置
302 左別視点画像
303 右別視点画像
310、311、409 穴領域
401、402、408 穴マップ
403、404、405、410a、410b ウィンドウ
406、407 穴密度マップ
500 グラフ
510 合成比率マップ
511 領域
600 左補間後画像
610 右補間後画像
601、611 被補間領域
700 出力画像
701 右側領域
800 テレビ
810 Blu−Ray(登録商標)プレーヤ
820 セットトップボックス

Claims (11)

  1. 画像内の各画素の奥行きを示す距離情報に基づいて、2以上の視点位置それぞれにおいて取得された2以上の画像の各々から、前記2以上の視点位置とは異なる仮想視点位置において取得される画像に相当する画像であって、画素値が欠落した領域である穴領域が含まれる画像である別視点画像を1つずつ生成する別視点画像生成部と、
    生成された2以上の別視点画像の各々について、1以上の画素からなる処理単位ごとに、当該処理単位を含む所定領域内に占める、当該別視点画像内の穴領域の割合である穴密度を算出する穴密度算出部と、
    前記2以上の別視点画像の各々の前記穴密度に基づいて、前記2以上の別視点画像の各々の合成比率を前記処理単位ごとに算出する合成比率算出部と、
    前記2以上の別視点画像を、算出された合成比率に基づいて合成する別視点画像合成部とを備える
    別視点画像生成装置。
  2. さらに、前記2以上の別視点画像の各々の穴領域を当該別視点画像内の画素値を用いて補間する穴領域補間部を備え、
    前記別視点画像合成部は、穴領域が補間された前記2以上の別視点画像を、算出された合成比率に基づいて合成する
    請求項1に記載の別視点画像生成装置。
  3. さらに、前記別視点画像合成部が合成した画像内の穴領域を当該画像内の画素値を用いて補間する穴領域補間部を備える
    請求項1に記載の別視点画像生成装置。
  4. 前記穴密度算出部は、前記2以上の別視点画像の各々について、処理単位ごとに、当該処理単位を中心とした前記所定領域であるウィンドウ内に占める穴領域の割合を前記穴密度として算出する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の別視点画像生成装置。
  5. 前記穴密度算出部は、前記ウィンドウ内の中央部に位置する穴領域と、前記ウィンドウ内の周辺部に位置する穴領域とにそれぞれ異なる重みを与えて前記穴密度を算出する
    請求項4に記載の別視点画像生成装置。
  6. 前記合成比率算出部は、前記穴密度の大きさが小さい別視点画像ほど合成比率が大きくなるように、前記2以上の別視点画像の各々の合成比率を前記処理単位ごとに算出する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の別視点画像生成装置。
  7. 前記合成比率算出部は、穴密度の大きさが等しい場合には、視点位置が前記仮想視点位置と近い別視点画像ほど合成比率が大きくなるように、前記2以上の別視点画像の各々の合成比率を前記処理単位ごとに算出する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の別視点画像生成装置。
  8. 前記処理単位は、画素であり、
    前記穴密度算出部は、前記2以上の別視点画像の各々について、画素ごとに穴密度を算出し、
    前記合成比率算出部は、前記2以上の別視点画像の各々の合成比率を画素ごとに算出する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の別視点画像生成装置。
  9. 画像内の各画素の奥行きを示す距離情報に基づいて、2以上の視点位置それぞれにおいて取得された2以上の画像の各々から、前記2以上の視点位置とは異なる仮想視点位置において取得される画像に相当する画像であって、画素値が欠落した領域である穴領域が含まれる画像である別視点画像を1つずつ生成する別視点画像生成ステップと、
    生成された2以上の別視点画像の各々について、1以上の画素からなる処理単位ごとに、当該処理単位を含む所定領域内に占める、当該別視点画像内の前記穴領域の割合である穴密度を算出する穴密度算出ステップと、
    前記2以上の別視点画像の各々の前記穴密度に基づいて、前記2以上の別視点画像の各々の合成比率を前記処理単位ごとに算出する合成比率算出ステップと、
    前記2以上の別視点画像を、算出された合成比率に基づいて合成する別視点画像合成ステップとを含む
    別視点画像生成方法。
  10. 請求項9に記載の別視点画像生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 画像内の各画素の奥行きを示す距離情報に基づいて、2以上の視点位置それぞれにおいて取得された2以上の画像の各々から、前記2以上の視点位置とは異なる仮想視点位置において取得される画像に相当する画像であって、画素値が欠落した領域である穴領域が含まれる画像である別視点画像を1つずつ生成する別視点画像生成部と、
    生成された2以上の別視点画像の各々について、1以上の画素からなる処理単位ごとに、当該処理単位を含む所定領域内に占める、当該別視点画像内の前記穴領域の割合である穴密度を算出する穴密度算出部と、
    前記2以上の別視点画像の各々の前記穴密度に基づいて、前記2以上の別視点画像の各々の合成比率を前記処理単位ごとに算出する合成比率算出部と、
    前記2以上の別視点画像を、算出された合成比率に基づいて合成する別視点画像合成部とを備える
    集積回路。
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