JPWO2013168298A1 - 移動局および無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

移動局は、一つまたは複数の基地局が同一無線リソースを用いて複数の移動局宛の信号を送信する際に、各移動局に割当てられる個別パイロット信号を取得する。移動局は、自局に接続される基地局から無線信号を受信する。移動局は、取得した他の移動局に割当てられた個別パイロット信号を用いて、他の移動局に接続される基地局から他の移動局宛に送信された無線信号が自局に届くチャネルを推定する。移動局は、自局に割当てられた個別パイロット信号を用いて、受信した無線信号から自局宛のデータ信号を復号する際に、推定された推定値を用いて、無線信号における干渉信号を抑圧する。

Description

本発明は、移動局および無線通信方法に関する。
近年、携帯電話システム等の無線通信システムにおいて、無線通信の更なる高速化や大容量化等を図るため、次世代の無線通信技術について議論が行われている。例えば、標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、LTE(Long Term Evolution)と呼ばれる通信規格や、LTEの無線通信技術をベースとしたLTE−A(LTE−Advanced)と呼ばれる通信規格の標準化が行われている。
LTE−Aでは、システム容量を増大させる技術の1つとして、MU−MIMO(Multi−user Multiple Input Multiple Output)伝送の適用をサポートしており、同一無線リソース上に複数のユーザ信号を空間多重して伝送を行う。
また、LTEのリリース8では、各移動体端末装置(User Equipment:UE)への伝送がランク数1に制限されており、プリコーディング重みは予め定義されたコードブックの中から選択される。例えば、無線基地局(evolutional Node B:eNB)は、下り制御チャネルを用いて、選択したプリコーディング重みの情報であるPMI(Precoding Matrix Index)をUEに通知する。UEは、通知されたPMI情報とCRS(Cell−specific Reference Signals)とを用いて、自局宛のデータ信号(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)を復調する。
また、LTEのリリース9では、UE当たりのランク数が2まで拡張され、最大2レイヤの個別パイロット信号(DM−RS)の挿入を可能とする。さらに、LTEのリリース10では、最大8レイヤのDM−RSの挿入が可能になっている。LTEのリリース9以降では、データチャネルと同一のプリコーディングが適用されたDM−RSの導入により、プリコーディング重みをコードブックから選択する制約がない。
このため、eNBは、任意のプリコーディングを適用することができ、各UEへPMIを通知せず、自局に割り当てられたDM−RSのアンテナポート番号を通知する。UEは、通知されたDM−RSを用いてPDSCHを復調する。なお、LTEのリリース10では、下りリンクDM−RSとして、8つのアンテナポートが規定されており、最大8レイヤの空間多重伝送をサポートする。
また、LTE−Aでは、セル間干渉の低減や受信信号強度の改善を行うために、CoMP(Coordinated MultiPoint)通信技術の導入が検討されている。CoMPでは、地理的に離れた複数の通信ポイントが協調して通信を行う。各通信ポイントは、例えば、基地局、フェムト基地局、リモートアンテナ等で構成される。これら複数の通信ポイントを用いて、多地点間での送受信が調整される。
例えば、下りリンクのCoMPでは、JT(Joint Transmission)、DPS(Dynamic Point Selection)、CS/CB(Coordinated Scheduling/Coordinated Beamforming)が検討されている。なお、JTは、複数の通信ポイントから無線端末へ同一のデータを同時送信する方法である。DPSは、複数の通信ポイントの中から実際に送信するポイントを動的に選択する方法である。CS/CBは、複数ポイント間で協調したプリコーディング制御を行う方法である。
JTやDPSでは、複数の協調通信ポイントが、同一のUEに対してデータ信号を送信する。CS/CBでは、協調する各セルが、それぞれ自セルのUEに対してデータを送信する。また、上りリンクのCoMPでは、複数のポイントで受信された信号をポイント間で通信しながら結合処理する方法(Joint Reception:JR)や、DPSなどの方法が検討されている。
3GPP TS36.211 V10.4.0(2011−12) 3GPP TS36.212 V10.5.0(2012−3) 3GPP TS36.213 V10.5.0(2012−3) 3GPP TS36.214 V10.1.0(2012−3) 3GPP TS36.914 V9.0.0(2010−03)
しかしながら、従来技術では、干渉の抑圧を十分に行えないので、通信品質が劣化するという問題がある。
例えば、LTEのリリース9以降では、DM−RSを用いた下りリンクのMU−MIMO送信が標準化され、リリース11では、下りCoMP送信の標準化が進められている。下りリンクのMU−MIMO送信では、同一無線リソースに複数のUE宛ての信号を多重する。また、下りリンクのCoMP送信においても、CS/CBでは協調セル間で同一無線リソースを用いてそれぞれ自セルのUEに対してデータ送信を行う。
いずれの場合でも、eNBは、UEからフィードバックされたPMIが互いに直交するUEの組を選択したり、プリコーディングの調整を行ったりする。ところが、これらのように、送信時の干渉対策では受信信号から干渉信号を十分に除去するのは難しく、各UEが復号した自装置宛ての信号は、通信品質がよくない。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、通信品質の劣化を抑制できる移動局および無線通信方法を提供することを目的とする。
本願の開示する移動局および無線通信方法は、一つの態様において、一つまたは複数の基地局が同一無線リソースを用いて複数の移動局宛の信号を送信する際に、各移動局に割当てられる個別パイロット信号を取得する取得部を有する。本願の開示する移動局および無線通信方法は、自局に接続される基地局から無線信号を受信する受信部を有する。本願の開示する移動局および無線通信方法は、前記取得部が取得した他の移動局に割当てられた個別パイロット信号を用いて、前記他の移動局に接続される基地局から前記他の移動局宛に送信された無線信号が前記自局に届くチャネルを推定する推定部を有する。本願の開示する移動局および無線通信方法は、自局に割当てられた個別パイロット信号を用いて、前記受信した無線信号から前記自局宛のデータ信号を復号する際に、前記推定部によって推定された推定値を用いて、前記無線信号における干渉信号を抑圧する復号部を有する。
本願の開示する移動局および無線通信方法の一つの態様によれば、通信品質の劣化を抑制できるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る無線通信システムの全体構成例を示す図である。 図2は、基地局の機能構成を示す機能ブロック図である。 図3は、移動局の機能構成を示す機能ブロック図である。 図4は、対応表の例1を示す図である。 図5は、対応表の例2を示す図である。 図6は、無線通信システムで実行される処理シーケンス図である。 図7は、無線通信システムにおける移動局が実行する処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、実施例2に係る無線通信システムの全体構成例を示す図である。 図9は、実施例2に係る無線通信システムで実行される処理シーケンス図である。 図10は、実施例3に係る無線通信システムで実行される処理シーケンス図である。 図11は、実施例3に係る無線通信システムにおける移動局が実行する処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、実施例3に係る無線通信システムで実行される処理シーケンス図である。 図13は、基地局のハードウェア構成を示す図である。 図14は、端末のハードウェア構成を示す図である。
以下に、本発明にかかる移動局および無線通信方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[全体構成]
図1は、実施例1に係る無線通信システムの全体構成例を示す図である。図1に示す無線通信システムは、基地局(eNBi)と基地局(eNBj)とが隣接し、多地点協調通信(CoMP)を実行するシステムである。この無線通信システムは、基地局と移動局とがLTEによって無線通信を実行する。ここでは、各基地局が各セル内にある移動局に、同一無線リソースを用いてデータ信号を送信する場合を想定する。つまり、下りリンクの多地点協調通信を例にして説明する。なお、移動局の一例としては、携帯電話やスマートフォンが挙げられる。
eNBiは、無線リソースAを用いて、携帯電話などの移動局(UEk)にデータ信号を送信する。UEkは、eNBiの電波が届くセルiに接続し、eNBiからデータ信号を受信する。
eNBjは、eNBiが使用する無線リソースAと同じ無線リソースAを用いて、携帯電話などの移動局(UEc)にデータ信号を送信する。UEcは、eNBjの電波が届くセルjに接続し、eNBjからデータ信号を受信する。
このような場合、UEkは、eNBiから受信するデータ信号に加え、eNBjから出力される信号も受信することになるので、自局宛のデータ信号の品質が悪い。そこで、UEkは、UEcに割り当てられている個別パイロット信号を知ることができれば、干渉信号の等価チャネル情報を推定することができる。
ここで、セルiにおいてUEk宛の送信信号に適用しているプリコーディングベクトルを「Wkj」と表記し、セルj−UEk間のチャネル行例を「Hkj」と表記するものとする。この場合、UEkは、UEcに割り当てられている個別パイロット信号を知ることができれば、セルjにおいて同一無線リソースを用いて通信を行っているUEcからの干渉信号の等価チャネル情報「H(k) ij=Hkj×Wcj」を推定することができる。そうすると、UEkは、自局宛信号の等価チャネル情報「H(k) ij=Hkj×Wki」と、干渉信号の等価チャネル情報「H(k) ij=Hkj×Wcj」とを用いて、データ信号を復号する際に干渉信号を抑圧することができる。
具体的には、UEkは、eNBiとeNBjとが各移動局に割り当てる個別パイロット信号の対応関係を記憶する。そして、UEkは、自局に割当てられた個別パイロット信号に対応付けられる、他の移動局に割当てられた個別パイロット信号を取得する。その後、UEkは、他の移動局に割当てられた個別パイロット信号を用いて、UEcに接続されるeNBjからUEc宛に送信された無線信号が自局に届くチャネルを推定する。そして、UEkは、自局に割当てられた個別パイロット信号を用いて、受信したデータ信号から自局宛の信号を復号する際に、推定した推定値を用いてデータ信号から干渉信号を抑圧する。
この結果、UEkは、eNBiから受信したデータ信号を復号する際に、当該データ信号と干渉する、eNBjからの干渉信号を抑圧することができる。このため、UEkは、eNBiから受信するデータ信号の通信品質の劣化を抑制できる。
[基地局の構成]
次に、図1に示した各基地局の機能構成を説明する。なお、図1に示したeNBiとeNBjとは同様の構成を有するので、ここでは、基地局10として説明する。図2は、基地局の機能構成を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、基地局10は、受信アンテナ11、無線処理部12、FFT(Fast Fourier Transform)部13、復調部14、復号部15、MAC/RLC(Medium Access Control/Radio Link Control)処理部16、無線リソース制御部17を有する。また、基地局10は、MAC制御部18、パケット生成部19、MACスケジューリング部20、符号化部21、変調部22、プリコーディング部23、多重部24、IFFT部25、無線処理部26、送信アンテナ27を有する。なお、ここで説明する処理部は、あくまで例示であり、基地局10は、図示する処理部以外の処理部を含んでいてもよい。
受信アンテナ11は、無線信号を受信して無線処理部12に出力する。具体的には、受信アンテナ11は、セル内に位置するUEから送信されたOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号を受信する。例えば、受信アンテナ11は、上りのデータチャネルや制御チャネルを介して上り信号を受信する。信号を受信するチャネルは、PRACH(Physical Random Access Channel)、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)を含む。上り信号は、参照信号RS(Reference Signal)、制御信号、データ信号を含む。
なお、基地局10は、複数の受信アンテナを備えるものとしてもよい。また、受信アンテナ11と送信アンテナ27とは、送信受信アンテナとして、送信と受信とを切替えて構成するものとしてもよい。
無線処理部12は、受信アンテナ11から入力された受信信号に、ダウンコンバート、A/D(アナログ/デジタル)変換、直交復調等の受信処理を実行する処理部である。例えば、無線処理部12は、アナログ信号である受信信号をデジタル信号に変換して、FFT部13に出力する。
FFT部13は、無線処理部12から入力された信号にFFT処理を実行する処理部である。例えば、FFT部13は、無線受信処理後のデジタル信号に対して、FFT処理を施して周波数領域信号に変換し、復調部14に出力する。
復調部14は、予め通知されるあるいは格納される制御情報や復調のための参照信号に基づいて、FFT処理された信号の復調処理を実行する処理部である。例えば、復調部14は、UEkから送信された参照信号を用いてUEkと自装置との間のチャネル推定を実行する。そして、復調部14は、FFT部13から入力された信号に対してチャネル推定値を用いてチャネル補償を行い、FFT処理された信号を復調する。
復号部15は、予め通知されるあるいは格納される制御情報や参照信号から推定されるチャネル推定値に基づいて、復調処理された信号を復号する処理部である。そして、復号部15は、復号した信号をMAC/RLC処理部16に出力する。なお、復号処理は、例えば、参照信号を用いて推定されたPUSCHのチャネル推定値を用いて行われる。
MAC/RLC処理部16は、復号部15によって復号処理された信号のリオーダリング処理等を実行し、受信データを取得する処理部である。受信データは、例えば図示しない受信バッファに格納されてアプリケーション等により処理される。また、MAC/RLC処理部16は、受信信号から取得される受信品質や制御情報等を出力する。また、MAC/RLC処理部16、データ信号の復号結果として、ACK(ACKnowledgement)やNACK(Negative ACKnowledgement)を無線リソース制御部17に出力する。さらに、MAC/RLC処理部16は、データ信号の復号結果として、PMI情報、RI(Rank Indicator)、CQI(Channel Quality Indicator)を無線リソース制御部17に出力する。
無線リソース制御部17は、CoMP協調セル間における協調結果に基づいたCoMP適用UEの選択を実行する処理部である。例えば、無線リソース制御部17は、MAC/RLC処理部16から入力された情報、すなわちUEからフィードバックされたPMI情報、RI、CQI等に基づいてUEの選択を実行する。
一例を挙げると、無線リソース制御部17は、CoMPで協調する基地局間で使用するアンテナポートの対応表を保持する。なお、アンテナポートの対応表の一例は、後述する。そして、無線リソース制御部17は、CoMPで協調する他方の基地局が使用するアンテナポート番号を、他方の基地局から受信する。その後、無線リソース制御部17は、受信した他方の基地局が使用するアンテナポート番号に対応付けられたアンテナポート番号を、保持する対応表から特定してMAC制御部18に出力する。なお、UE側が対応表を保持していない場合、無線リソース制御部17は、UEに対応表を送信するために、対応表をパケット生成部19に出力する。その後、基地局10からUEに対応表が送信される。
MAC制御部18は、各UEへのアンテナポート番号の割り当てを実行する処理部である。例えば、MAC制御部18は、無線リソース制御部17から通知されたアンテナポート番号をUEに割当てる。そして、MAC制御部18は、データ送信時にPDCCHを用いて、割当てたアンテナポート番号の通知を実行する。また、MAC制御部18は、MACスケジューリングに使用される制御情報を、MACスケジューリング部20に通知する。また、MAC制御部18は、PDCCHを介して送信する制御信号を多重部29に出力する。
パケット生成部19は、ユーザデータや対応表のパケットを生成する処理部である。ユーザデータは、例えば、上位装置や他の基地局から取得され、図示しない送信バッファに格納される。また、パケット生成部19が生成したパケットは、MACスケジューリング部20によって、送信バッファ等から読み出される。
MACスケジューリング部20は、パケット生成部19によって生成されたパケットに対して、トランスポートブロックへの割当て等を実行する処理部である。MACスケジューリング部20は、トランスポートブロックへの割当てが完了した送信データを符号化部21に出力する。
符号化部21は、MACスケジューリング部20から入力された送信データを、制御情報に基づいて、符号化する処理部である。符号化部21は、符号化したデータを変調部22に出力する。
変調部22は、符号化部21から入力された符号化後のデータを、制御情報に基づいて変調する処理部である。例えば、変調部22は、64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)やQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)などの変調方式を用いて符号化データを変調し、プリコーディング部23に出力する。
プリコーディング部23は、各UEへのデータおよび付随するアンテナポート番号に対して、UE個別のプリコーディングを実行する処理部である。例えば、プリコーディング部23は、UEごとの送信データに対してUEごとに重み付けを実行し、多重部24に出力する。
多重部24は、変調された送信データ、セルに共通の参照信号、個別制御信号(PDCCH)等を、無線リソースに割り当てる処理部である。例えば、多重部24は、送信データ、セル共通参照信号、個別制御信号を周波数軸においてマッピングすることにより周波数多重を実行し、IFFT部25に出力する。すなわち、多重部24は、OFDMを用いたデジタル変調を実行する。
ここで、CoMP通信を実行する実施例1の場合、eNBiの多重部24がUEkの送信データに割当てた無線リソースと、eNBjの多重部24がUEcの送信データに割当てた無線リソースとが同じであるとする。
IFFT部25は、多重部24から入力された信号にIFFT処理を実行する処理部である。つまり、IFFT部25は、多重された信号を時間領域信号、すなわちOFDM信号に変換して、無線処理部26に出力する。
無線処理部26は、IFFT処理後の信号に、D/A変換、歪補償処理、増幅処理、アップコンバート、直交変調等を行って、送信アンテナ27に出力する処理部である。
送信アンテナ27は、無線処理部26から入力される送信信号を送信する。なお、基地局10は、複数の送信アンテナを備えるものとしてもよい。送信アンテナ27は、例えば下りのデータチャネルや制御チャネルを介して、下り信号を送信する。信号を送信するチャネルは、PSCH(Primary Search Channel)、PBCH(Physical Broadcast Channel)、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)を含む。下り信号は、参照信号RS、制御信号、データ信号を含む。
[移動局の構成]
次に、図1に示した各移動局の機能構成を説明する。なお、図1に示したUEkとUEcとは同様の構成を有するので、ここでは、移動局30として説明する。図3は、移動局の機能構成を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、移動局30は、アンテナ31、無線処理部32、FFT部33、制御チャネル復調部34、復調部35、復号部36、制御情報処理部37を有する。また、移動局30は、データ処理部38、多重部39、シンボルマッピング部40、多重部41、FFT部42、周波数マッピング部43、送信電力制御部44、IFFT部45、無線処理部46を有する。なお、ここで説明する処理部は、あくまで例示であり、移動局30は、図示する処理部以外の処理部を含んでいてもよい。
アンテナ31は、送信と受信とを切替え可能であり、無線信号の送信や受信を実行する。アンテナ31は、送信の場合、無線処理部46から出力されるOFDM信号を送信する。アンテナ31は、受信の場合、受信したOFDM信号を無線処理部32に出力する。なお、アンテナは送信と受信で別体としてもよい。また、複数のアンテナを備えるものとしてもよい。
無線処理部32は、受信された下りの無線信号に、ダウンコンバート、直交復調、A/D変換等の受信処理を実行する処理部である。例えば、無線処理部32は、アナログ信号である受信信号をデジタル信号に変換して、FFT部33に出力する。
FFT部33は、無線処理部32から入力された信号にFFT処理を実行する処理部である。例えば、FFT部33は、無線受信処理後のデジタル信号に対して受信されたOFDM信号にFFT処理を施し、OFDM信号からサブキャリア信号を取得して、制御チャネル復調部34と復調部35とに出力する。
制御チャネル復調部34は、制御情報処理部37から通知されるRNTI(Radio Network Temporary Identity)などの制御情報に基づいて、制御チャネル情報を復調する処理部である。例えば、制御チャネル復調部34は、復調結果として、基地局10が自局宛の送信データに使用したアンテナポートを復調部35に出力する。また、制御チャネル復調部34は、復調結果として、基地局10が自局宛の送信データに使用した無線リソースの割当て情報を復号部36に出力する。
復調部35は、個別制御チャネルで通知された制御情報を用いて、データ信号を復調する処理部である。具体的には、復調部35は、互いに隣接するeNBiとeNBjとが同一無線リソースを用いて移動局宛の信号を送信する際に、各eNBが移動局に割当てるアンテナポートの対応関係を保持する。そして、復調部35は、自局宛のデータ信号に用いられたアンテナポート番号を制御チャネル復調部34から取得する。その後、復調部35は、自局のアンテナポート番号に対応付けられた、他局宛のデータ信号に用いられたアンテナポート番号を対応表から特定する。
続いて、復調部35は、他局のアンテナポート番号によって個別パイロット信号の位置を特定し、他局に対するチャネルを推定する。そして、復調部35は、自局のアンテナポート番号によって個別パイロット信号の位置を特定し、受信信号から自局宛のデータ信号を復調する際に、推定された他局のチャネル推定値を用いて、受信信号に含まれる干渉信号を抑圧する。つまり、復調部35は、受信信号に含まれる自局宛のデータ信号の重みを大きく、受信信号に含まれる他局宛の干渉信号の重みを小さくして、自局宛のデータ信号を復調する。なお、復調部35は、アンテナポート番号を用いることで、LTEのリリース10におけるダウンリンクの個別パイロット信号のマッピングから、個別パイロット信号の位置を特定することができる。
図4は、対応表の例1を示す図である。図4に示すように、対応表は、「割り当てアンテナポート番号、干渉アンテナポート番号(全2ポート、全4ポート、全6ポート)」を対応付けた情報である。「割り当てアンテナポート番号」は、自局に割当てられたアンテナポート番号を示す。「干渉アンテナポート番号(全2ポート)」は、協調する基地局が使用するアンテナポートの総数が2である場合に、当該使用するアンテナポートの番号を示す。「干渉アンテナポート番号(全4ポート)」は、協調する基地局が使用するアンテナポートの総数が4である場合に、当該使用するアンテナポートの番号を示す。「干渉アンテナポート番号(全6ポート)」は、協調する基地局が使用するアンテナポートの総数が6である場合に、当該使用するアンテナポートの番号を示す。
図4の場合、自局に割り当てられたポート番号が7番と8番である状態で、協調先の基地局が2ポートを使用している場合には、そのアンテナポートの番号が9番と10番であることを示す。また、自局割当てられたポート番号が7番と8番である状態で、協調先の基地局が4ポートを使用している場合には、そのアンテナポートの番号が9番と10番と11番と13番であることを示す。また、自局割当てられたポート番号が7番と8番である状態で、協調先の基地局が6ポートを使用している場合には、そのアンテナポートの番号が9番と10番と11番と12番と13番と14番であることを示す。
なお、この対応関係は、基地局と移動局との間で共通に予め定義されており、協調先の基地局が使用するアンテナポートの総数は、RRC(Radio Resource Control)シグナリング等を用いて、基地局から移動局に通知される。また、図4では、自局に2つのアンテナポートが割当てられた例を図示したが、これに限定されるものではない。例えば、図5に示すように、復調部35は、自局に4つのアンテナポートが割当てられた場合にも同様の対応関係を保持することができる。
図5は、対応表の例2を示す図である。図5に示すように、自局割当てられたポート番号が7番と8番と11番と13番である状態で、協調先の基地局が4ポートを使用している場合には、そのアンテナポートの番号が9番と10番と12番と14番であることを示す。なお、図4や図5に示すアンテナポートの組み合わせは任意に設定変更することができる。ただし、アンテナポートの組み合わせは、空間多重を実行する際にマッピングされる個別パイロット信号の位置が同じポート番号の組み合わせにすることが好ましく、そうすることで、データをより多く送信することができる。
ここで、図1に示した図を用いて、干渉信号の抑圧について説明する。UEkは、受信信号に対する自局宛の重み係数「w」を、MMSE(Minimum Mean Squared Error)法を用いて算出する。例えば、UEkは、UEcに割り当てられているアンテナポート番号を対応表から特定し、UEcの個別パイロット信号の位置を特定することができる。この結果、UEkは、セルjにおいて同一無線リソースを用いて通信を行っているUEcからの干渉信号の等価チャネル情報「H(k) ij=Hkj×Wcj」を推定することができる。また、UEkは、自局に用いられているアンテナポート番号から個別パイロット信号の位置を特定し、自局宛信号の等価チャネル情報「H(k) ij=Hkj×Wki」を推定することができる。
そして、UEkは、自局宛信号の等価チャネル情報「H(k) ij=Hkj×Wki」と、干渉信号の等価チャネル情報「H(k) ij=Hkj×Wcj」とを式(1)に代入することで、自局宛の重み係数「w」を算出する。その後、UEkは、受信信号からデータ信号を復調する際に、この重み係数「w」による重み付けを行って復調することで、干渉信号を抑圧した状態でデータ信号を復調することができる。なお、式(1)における「σ」は、雑音+協調セル以外からの他セル干渉の共分散行列を示す。また、ここでは、MMSE法を用いた例を説明したが、これに限定されるものではなく、様々な復調方法を用いることができる。
Figure 2013168298
図3に戻り、復号部36は、復調部35によって復調されたデータ信号を、個別制御チャネルで通知された制御情報を用いて復号する処理部である。復号されて取得された受信データは、例えば図示しない受信バッファに格納され、図示しないアプリケーション処理部により処理される。また、復号されて取得された制御情報は、制御情報処理部37に出力される。復号して得られる制御情報は、RRC制御情報、MAC−CE(Control Element)制御情報、報知情報、ページング情報を含む。
また、復号部36によって取得された参照信号から、受信品質を取得することもできる。受信品質には、例えば、SIR(Signal to Interference Ratio)、SINR(Signal to Interference and Noise Ratio)が含まれる。また、受信品質には、RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Power=受信電力値/総電力値)が含まれる。
制御情報処理部37は、受信された制御情報を処理し、制御チャネル復調部34や送信電力制御部44に出力する処理部である。例えば、制御情報処理部37は、RNTI情報を制御チャネル復調部34に出力する。また、制御情報処理部37は、送信電力制御部44に、送信電力制御パラメータを出力する。
データ処理部38は、送信データからデータ信号を生成する処理部である。例えば、送信データは、図示しないアプリケーション処理部により処理されて、図示しない送信バッファに格納される。データ処理部38は、アプリケーション等が送信バッファに格納されたデータを読み出し、データ信号を生成して多重部39に出力する。
多重部39は、データ処理部38から入力されたデータ信号に、RRCやMAC−CEなどの制御情報から生成される制御信号を多重する処理部である。そして、多重部39は、多重した信号をシンボルマッピング部40に出力する。なお、多重部39が使用する多重方式は、SC−FDMA(Single Carrier−Frequency Division Multiple Access)など、任意の多重方式を用いることができる。
シンボルマッピング部40は、多重部39から入力された送信対象の信号を時間軸方向にマッピングする処理部である。そして、シンボルマッピング部40は、マッピングが完了した信号を多重部41に出力する。
多重部41は、シンボルマッピング部40によってシンボルマッピングされた信号に、参照信号であるパイロット信号を多重する処理部である。そして、多重部41は、多重した信号をFFT部42に出力する。なお、多重部41が使用する多重方式は、任意の多重方式を用いることができる。
FFT部42は、多重部41によって多重された信号にFFT処理を実行して、周波数マッピング部43に出力する処理部である。周波数マッピング部43は、FFT部42によってFFT処理された信号を周波数方向にマッピングして、IFFT部45に出力する処理部である。
IFFT部45は、周波数マッピング部43によって周波数マッピングされた信号にIFFT処理を実行して、送信信号を生成する処理部である。無線処理部46は、IFFT処理部45によってIFFT処理された信号にD/A変換処理等を実行して、アンテナ31に出力する処理部である。
なお、説明を省略したが、OFDM信号には、CP(Cyclic Prefix)が付加されてもよい。この場合には、FFT部33の入力段でCPが除去され、IFFT部45の出力段でCPが付加される。
[処理の流れ]
次に、図1に示した無線通信システムで実行される処理の流れを説明する。ここでは、図6を用いて、無線通信システムで実行される処理シーケンスを説明し、図7を用いて、移動局が実行する処理の流れを説明する。
(シーケンス)
図6は、無線通信システムで実行される処理シーケンス図である。ここでは、eNBiとUEkとeNBjとUEcとの間で、使用するアンテナポート番号の総数が予め規定されているものとする。
例えば、無線通信システムで使用されるアンテナポートの総数が6であり、eNBiが使用するアンテナポートが2個である場合、eNBjが使用するアンテナポートが4個となる。そして、UEkは、自局に割当てられたアンテナポートが2個であることから、CoMP送信の対象となるUEcには4個のアンテナポートが割当てられていると特定することができる。なお、予め規定されていない場合には、使用するアンテナポートの数を互いに事前にやり取りすることもできる。
図6に示すように、eNBiは、隣接するeNBjに、スケジュール情報を送信する(S101)。ここで送信されるスケジュール情報は、CoMPを適用するUEkのスケジュール情報であって、UEkに割り当てる無線リソースの情報とアンテナポート番号とが含まれる。
続いて、eNBjは、eNBiが送信したスケジュール情報を受信する(S102)。eNBjは、このスケジュール情報から、CoMP送信を実行する無線リソースと、CoMP送信でeNBiがUEkに割り当てるアンテナポート番号とを特定することができる。そして、eNBjは、図4や図5に示した対応表を参照し、eNBiが割り当てるアンテナポート番号に対応するアンテナポート番号を特定し、特定したアンテナポート番号を使用すると決定する。
その後、eNBiは、下りリンクのスケジュール情報をUEkに送信し(S104とS105)、UEkは、eNBiが送信したスケジュール情報を受信する(S106)。ここで送信されるスケジュール情報には、UEkに割り当てるアンテナポート番号が含まれる。
同様に、eNBjは、下りリンクのスケジュール情報をUEcに送信し(S107とS108)、UEcは、eNBjが送信したスケジュール情報を受信する(S109)。ここで送信されるスケジュール情報には、S103で受信したスケジュール情報から特定し、UEcに割り当てたアンテナポート番号が含まれる。
そして、eNBiは、S101でeNBjに通知した無線リソースを用いて、無線信号をUEkに送信し(S110とS111)、UEkは、eNBiが送信した無線信号を受信する(S112)。続いて、UEkは、受信した無線信号から自局宛のデータ信号を復号する(S113)。
例えば、UEkは、図4や図5に示した対応表を参照し、eNBjが使用するアンテナポート番号として、S106で通知されたアンテナポート番号に対応するアンテナポート番号を特定する。そして、UEkは、特定したアンテナポート番号からUEcの個別パイロット信号の位置を特定するとともに、S105で通知されたアンテナポート番号から自局の個別パイロット信号の位置を特定する。続いて、UEkは、UEcの個別パイロット信号を用いて、eNBjがUEcに送信した無線信号であって、eNBiから無線信号を受信する際に含まれる無線信号のチャネルを推定する。その後、UEkは、自局の個別パイロット信号を用いて、受信した無線信号から自局宛のデータ信号を復号する。この際、UEkは、推定したeNBjからのチャネル推定値を用いて、干渉信号を抑圧する。
同様に、eNBjは、S103でeNBiから通知された無線リソースを用いて、無線信号をUEcに送信する(S114とS115)、UEcは、eNBjが送信した無線信号を受信する(S116)。続いて、UEcは、受信した無線信号から自局宛のデータ信号を復号する(S117)。
例えば、UEcは、図4や図5に示した対応表を参照し、eNBiが使用するアンテナポート番号として、S103で通知されたアンテナポート番号を特定する。そして、UEcは、特定したアンテナポート番号からUEkの個別パイロット信号の位置を特定するとともに、S107で通知されたアンテナポート番号から自局の個別パイロット信号の位置を特定する。続いて、UEcは、UEkの個別パイロット信号を用いて、eNBiがUEkに送信した無線信号であって、eNBjから無線信号を受信する際に含まれる無線信号のチャネルを推定する。その後、UEcは、自局の個別パイロット信号を用いて、受信した無線信号から自局宛のデータ信号を復号する。この際、UEcは、推定したeNBiからのチャネル推定値を用いて、干渉信号を抑圧する。
その後、基地局から移動局に対して下りリンクのデータ送信が実行される場合には、S101からS117の処理が実行される。
(移動局における処理)
図7は、無線通信システムにおける移動局が実行する処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、UEkを例にして説明する。
図7に示すように、UEkは、自局が接続されるeNBiから、下りリンクのスケジュール情報を受信する(S201)。このスケジュール情報には、自局に割り当てられたアンテナポート番号が含まれる。また、UEkは、無線通信システムにおけるCoMP通信で使用されるアンテナポートの最大数を把握しているものとする。つまり、UEkは、最大数が6の状態で、S201で2つのアンテナポート番号が通知された場合、他局に4つのアンテナポート番号が割当てられていると特定することができる。
続いて、UEkは、自局が接続される基地局であるeNBiから無線信号を受信する(S202)。そして、UEkは、図4や図5に示した対応表を参照し、S201で受信した自局のアンテナポート番号に対応する、他局に割り当てられたアンテナポート番号を特定する(S203)。
その後、UEkは、S203で特定した、他局に割り当てられたアンテナポート番号から他局の個別パイロット信号の位置を特定し、特定した他局の個別パイロット信号を用いて、干渉信号のチャネルを推定する(S204)。
そして、UEkは、S201で受信した自局のアンテナポート番号から特定される個別パイロット信号を用いて無線信号からデータ信号を復号する際に、干渉信号のチャネル推定値を用いて干渉信号を抑圧して復号する(S205)。
[効果]
このように、実施例1によれば、移動局は、CoMP送信を実行する各基地局が移動局に割当てるアンテナポート番号の対応表を保持する。このため、各移動局は、複数の基地局が同一の無線リソースを用いて、異なる移動局にデータを送信した場合であっても、他の移動局のアンテナポート番号を特定することができる。したがって、各移動局は、干渉信号のチャネルを推定することができる。この結果、各移動局は、データ信号を復号する際に干渉信号を抑圧することができる。したがって、各移動局は、受信するデータ信号の通信品質の劣化を抑制できる。また、他移動局に割り当てられたアンテナポート番号を各移動局に通知しないことから、制御情報のオーバーヘッドを削減することができる。
実施例1では、CoMP送信を行う例を説明したが、これに限定されるものではなく、マルチユーザMIMO送信であっても同様に処理することができる。そこで、実施例2では、マルチユーザMIMO送信を例にして説明する。なお、実施例2に係る各装置の機能構成は、実施例1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
[全体構成]
図8は、実施例2に係る無線通信システムの全体構成例を示す図である。図8に示す無線通信システムは、基地局(eNBi)がマルチユーザMIMO送信を用いて、移動局(UEk)宛のデータ信号と移動局(UEc)宛のデータ信号とを同一無線リソースに多重して送信するシステムである。この無線通信システムは、基地局と移動局とがLTEによって無線通信を実行する。ここでは、eNBiが各セル内にある2つの移動局に、同一無線リソースに多重してデータ信号を送信する場合を想定する。つまり、下りリンクのマルチユーザMIMO通信を例にして説明する。
例えば、eNBiがセル内に位置する2つのUEにMIMO送信を実行する場合、図2に示した多重部24は、UEごとにプリコーディングされた2つの送信データを、同一無線リソースに多重する。また、ここでは、UEkを例にして説明するが、UEcについても同様に処理することができる。
eNBiは、UEk宛のデータ信号とUEc宛のデータ信号とを無線リソースAに多重して送信する。UEkは、eNBiの電波が届くセルiに接続し、eNBiからデータ信号を受信する。同様に、UEcは、eNBiの電波が届くセルiに接続し、eNBiからデータ信号を受信する。
このような場合、UEkは、多重されたデータ信号をeNBiから受信することになるので、受信した無線信号に他局宛のデータが含まれており、自局宛のデータ信号の品質が悪い。そこで、UEkは、UEcに割り当てられている個別パイロット信号を知ることができれば、干渉信号の等価チャネル情報を推定することができる。
ここで、セルiにおいてUEk宛の送信信号に適用しているプリコーディングベクトルを「Wkj」と表記し、セルj−UEk間のチャネル行例を「Hkj」と表記するものとする。この場合、UEkは、UEcに割り当てられている個別パイロット信号を知ることができれば、セルjにおいて同一無線リソースを用いて通信を行っているUEcからの干渉信号の等価チャネル情報「H(k) ic=Hkj×Wci」を推定することができる。
そして、UEkは、自局宛信号の等価チャネル情報「H(k) ij=Hkj×Wki」と、干渉信号の等価チャネル情報「H(k) ic=Hkj×Wci」とを、式(2)に代入することで、自局宛の重み係数「w」を算出する。その後、UEkは、受信信号からデータ信号を復号する際に、この重み係数「w」による重み付けを行って復号することで、干渉信号を抑圧した状態でデータ信号を復号することができる。なお、式(2)における「σ」は、雑音+協調セル以外からの他セル干渉の共分散行列を示す。また、ここでは、実施例1と同様に、MMSE法を用いた例を説明したが、これに限定されるものではなく、様々な復号方法を用いることができる。
Figure 2013168298
具体的には、UEkは、eNBiが各UEに割当てるアンテナポート番号の組み合わせの対応表を保持する。そして、UEkは、eNBjが自局に割り当てる自局のアンテナポート番号を受信する。続いて、UEkは、対応表を参照し、受信した自局のアンテナポート番号に対応するアンテナポート番号を、UEcの割り当てる他局のアンテナポート番号として特定する。
この結果、UEkは、自局のアンテナポート番号から自局の個別パイロット信号を特定でき、他局のアンテナポート番号からUEcの個別パイロット信号を特定できる。したがって、UEkは、自局宛信号の等価チャネル情報「H(k) ij=Hkj×Wki」と、干渉信号の等価チャネル情報「H(k) ic=Hkj×Wci」とを算出することができる。そして、UEkは、これらの値を式(2)に代入することで、重み係数「w」を算出する。そして、UEkは、この重み係数「w」による重み付けをして復号することで、干渉信号を抑圧してデータ信号を復号することができる。
[処理の流れ]
次に、図8に示した実施例2に係る無線通信システムで実行される処理の流れを説明する。ここでは、無線通信システムで実行される処理シーケンスを説明する。なお。移動局が実行する処理は、実施例1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
図9は、実施例2に係る無線通信システムで実行される処理シーケンス図である。ここでは、eNBiとUEkとUEcとの間で、使用するアンテナポート番号の総数が予め規定されているものとする。
図9に示すように、eNBiは、セル内に位置するUEkとUEcの各々に、スケジュール情報を送信する(S301〜S303)。ここで、UEkに送信されるスケジュール情報は、マルチユーザMIMO送信を適用するUEkのスケジュール情報であって、UEkに割り当てる無線リソースの情報とUEkに割り当てるアンテナポート番号とが含まれる。同様に、UEcに送信されるスケジュール情報は、マルチユーザMIMO送信を適用するUEcのスケジュール情報であって、UEcに割り当てる無線リソースの情報とUEcに割り当てるアンテナポート番号とが含まれる。
続いて、UEkは、eNBiが送信したスケジュール情報を受信する(S304)。UEkは、このスケジュール情報から、マルチユーザMIMO送信を実行する無線リソースと、マルチユーザMIMO送信でUEkに割当てられたアンテナポート番号とを特定することができる。そして、UEkは、図4や図5に示した対応表を参照し、自局が使用するアンテナポート番号に対応するUEcのアンテナポート番号を特定する。
同様に、UEcは、eNBiが送信したスケジュール情報を受信する(S305)。UEcは、このスケジュール情報から、マルチユーザMIMO送信を実行する無線リソースと、マルチユーザMIMO送信でUEcに割当てられたアンテナポート番号とを特定することができる。そして、UEcは、図4や図5に示した対応表を参照し、自局が使用するアンテナポート番号に対応するUEkのアンテナポート番号を特定する。
そして、eNBiは、S301で通知した無線リソースを用いて各局宛のデータを多重して、UEkとUEcとに送信する(S306〜S308)。UEkは、eNBiが送信した無線信号を受信する(S309)。続いて、UEkは、受信した無線信号から自局宛のデータ信号を復号する(S310)。このとき、UEkは、UEcのアンテナポート番号から特定される個別パイロット信号を用いてチャネル推定値を算出し、チャネル推定値を用いて干渉信号を抑圧して復号する。
同様に、UEcは、eNBiが送信した無線信号を受信する(S311)。続いて、UEcは、受信した無線信号から自局宛のデータ信号を復号する(S312)。このとき、UEcは、UEkのアンテナポート番号から特定される個別パイロット信号を用いてチャネル推定値を算出し、チャネル推定値を用いて干渉信号を抑圧して復号する。その後、マルチユーザMIMO送信が実行される場合には、S301以降が繰り返される。
[効果]
このように、実施例2によれば、移動局は、マルチユーザMIMO送信を実行する基地局が各移動局に割当てるアンテナポート番号の対応表を保持する。このため、各移動局は、基地局が同一の無線リソースに異なる移動局にデータを多重して送信した場合であっても、他の移動局のアンテナポート番号を特定することができる。したがって、各移動局は、干渉信号のチャネルを推定することができる。この結果、各移動局は、データ信号を復号する際に干渉信号を抑圧することができる。したがって、各移動局は、受信するデータ信号の通信品質の劣化を抑制できる。
実施例1では、CoMP送信において、CoMP適用対象のUEがアンテナポート番号の対応表を保持している例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、基地局が、CoMP適用対象のUEに割り当てられたアンテナポート番号を各UEに通知することもできる。なお、実施例3に係る無線通信システムの全体構成や各装置の機能構成は、実施例1と同様であるので、詳細な説明は省略する。ここでは、実施例3に係る無線通信システムにおける処理の流れと、移動局が実行する処理の流れとを説明する。
(シーケンス)
図10は、実施例3に係る無線通信システムで実行される処理シーケンス図である。図10に示すように、eNBiは、隣接するeNBjに、スケジュール情報を送信する(S401とS402)。ここで送信されるスケジュール情報は、CoMPを適用するUEkのスケジュール情報であって、UEkに割り当てた無線リソースの情報とアンテナポート番号とが含まれる。
続いて、eNBjは、eNBiが送信したスケジュール情報を受信する(S403)。eNBjは、このスケジュール情報から、CoMP送信を実行する無線リソースと、CoMP送信でeNBiがUEkに割り当てるアンテナポート番号とを特定することができる。
そして、eNBjは、隣接するeNBiに、スケジュール情報を送信する(S404とS405)。ここで送信されるスケジュール情報は、CoMPを適用するUEcのスケジュール情報であって、UEcに割り当てた無線リソースの情報とアンテナポート番号とが含まれる。
続いて、eNBiは、eNBjが送信したスケジュール情報を受信する(S406)。eNBiは、このスケジュール情報から、CoMP送信でeNBjがUEcに割り当てるアンテナポート番号を特定することができる。
その後、eNBiは、下りリンクのスケジュール情報をUEkに送信し(S407とS408)、UEkは、eNBiが送信したスケジュール情報を受信する(S409)。ここで送信されるスケジュール情報には、UEkに割り当てるアンテナポート番号とUEcに割り当てるアンテナポート番号とが含まれる。
同様に、eNBjは、下りリンクのスケジュール情報をUEcに送信し(S410とS411)、UEcは、eNBjが送信したスケジュール情報を受信する(S412)。ここで送信されるスケジュール情報には、UEkに割り当てるアンテナポート番号とUEcに割り当てるアンテナポート番号とが含まれる。
そして、eNBiは、S401でeNBjに通知した無線リソースを用いて、無線信号をUEkに送信し(S413とS414)、UEkは、eNBiが送信した無線信号を受信する(S415)。続いて、UEkは、受信した無線信号から自局宛のデータ信号を復号する(S416)。
すなわち、UEkは、S409で受信した自局に割り当てられたアンテナポート番号から特定される個別パイロット信号を用いて、受信した無線信号からデータ信号を復号する。このとき、UEkは、S409で受信したUEcに割り当てられたアンテナポート番号から個別パイロット信号を特定する。そして、UEkは、eNBjがUEcに送信した無線信号であって、eNBiから無線信号を受信する際に含まれる無線信号のチャネルを推定する。その後、UEkは、受信した無線信号から自局宛のデータ信号を復号する際に、推定したeNBjからのチャネル推定値を用いて、干渉信号を抑圧する。
同様に、eNBjは、S401でeNBiから通知された無線リソースを用いて、無線信号をUEcに送信し(S417とS418)、UEcは、eNBjが送信した無線信号を受信する(S419)。続いて、UEcは、受信した無線信号から自局宛のデータ信号を復号する(S420)。
すなわち、UEcは、S412で受信した自局に割り当てられたアンテナポート番号から特定される個別パイロット信号を用いて、受信した無線信号からデータ信号を復号する。このとき、UEcは、S412で受信したUEkに割当てられたアンテナポート番号から個別パイロット信号を特定する。そして、UEcは、eNBiがUEkに送信した無線信号であって、eNBjから無線信号を受信する際に含まれる無線信号のチャネルを推定する。その後、UEcは、受信した無線信号から自局宛のデータ信号を復号する際に、推定したeNBiからのチャネル推定値を用いて、干渉信号を抑圧する。
その後、S401からS406でやり取りされたアンテナポート番号に変更がない場合、S407からS420までの処理が繰り返される。また、S401からS406でやり取りされたアンテナポート番号に変更がある場合、S401以降の処理を実行する。
(移動局における処理)
図11は、実施例3に係る無線通信システムにおける移動局が実行する処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、UEkを例にして説明する。
図11に示すように、UEkは、自局が接続されるeNBiから、下りリンクのスケジュール情報を受信する(S501)。このスケジュール情報には、自局に割り当てられたアンテナポート番号と、CoMP適用先のUEcに割り当てられるアンテナポート番号とが含まれる。
続いて、UEkは、自局が接続される基地局であるeNBiから無線信号を受信する(S502)。そして、UEkは、S501で受信した他局であるUEcに割当てられたアンテナポート番号から他局の個別パイロット信号の位置を特定し、特定した他局の個別パイロット信号を用いて、干渉信号のチャネルを推定する(S503)。
そして、UEkは、S501で受信した自局のアンテナポート番号から特定される個別パイロット信号を用いて無線信号からデータ信号を復号する際に、干渉信号のチャネル推定値を用いて干渉信号を抑圧して復号する(S504)。
[効果]
このように、実施例3によれば、移動局は、アンテナポート番号の対応表を保持していない場合でも、実施例1と同様に、干渉信号のチャネルを推定することができる。したがって、移動局は、受信信号からデータ信号を復号する際に、干渉信号を抑圧することができ、データ信号の通信品質の劣化を抑制できる。また、移動局は、対応表を保持しないので、メモリ容量を削減でき、小型化を推進することができる。
実施例2では、マルチユーザMIMO送信において、UEがアンテナポート番号の対応表を保持している例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、基地局が、マルチユーザMIMO送信対象のUEに割当てられたアンテナポート番号を各UEに通知することもできる。なお、実施例4に係る無線通信システムの全体構成や各装置の機能構成は、実施例2と同様であるので、詳細な説明は省略する。ここでは、実施例4に係る無線通信システムにおける処理の流れを説明する。なお、移動局が実行する処理は、実施例3と同様の処理なので、詳細な説明は省略する。
図12は、実施例3に係る無線通信システムで実行される処理シーケンス図である。図12に示すように、eNBiは、セル内に位置するUEkとUEcの各々に、スケジュール情報を送信する(S601〜S603)。
ここで、UEkおよびUKcに送信されるスケジュール情報は、マルチユーザMIMO送信を適用するUEkおよびUKcのスケジュール情報である。このスケジュール情報には、UEkおよびUEcに割当てる無線リソースの情報と、UEkに割り当てるアンテナポート番号と、UEcに割り当てるアンテナポート番号とが含まれる。
続いて、UEkは、eNBiが送信したスケジュール情報を受信する(S604)。UEkは、このスケジュール情報から、マルチユーザMIMO送信を実行する無線リソースと、マルチユーザMIMO送信でUEkに割り当てられたアンテナポート番号と、UEcに割り当てられたアンテナポート番号とを特定することができる。
同様に、UEcは、eNBiが送信したスケジュール情報を受信する(S605)。UEcは、このスケジュール情報から、マルチユーザMIMO送信を実行する無線リソースと、マルチユーザMIMO送信でUEkに割り当てられたアンテナポート番号と、UEcに割り当てられたアンテナポート番号とを特定することができる。
そして、eNBiは、S601で通知した無線リソースを用いて各局宛のデータを多重して、UEkとUEcとに送信する(S606〜S608)。UEkは、eNBiが送信した無線信号を受信する(S609)。続いて、UEkは、受信した無線信号から自局宛のデータ信号を復号する(S610)。このとき、UEkは、UEcのアンテナポート番号から特定される個別パイロット信号を用いてチャネル推定値を算出し、チャネル推定値を用いて干渉信号を抑圧して復号する。
同様に、UEcは、eNBiが送信した無線信号を受信する(S611)。続いて、UEcは、受信した無線信号から自局宛のデータ信号を復号する(S612)。このとき、UEcは、UEkのアンテナポート番号から特定される個別パイロット信号を用いてチャネル推定値を算出し、チャネル推定値を用いて干渉信号を抑圧して復号する。その後、マルチユーザMIMO送信が実行される場合には、S601以降が繰り返される。
[効果]
このように、実施例4によれば、移動局は、アンテナポート番号の対応表を保持していない場合でも、実施例2と同様に、干渉信号のチャネルを推定することができる。したがって、移動局は、受信信号からデータ信号を復号する際に、干渉信号を抑圧することができ、データ信号の通信品質の劣化を抑制できる。また、移動局は、対応表を保持しないので、メモリ容量を削減でき、小型化を推進することができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施例を説明する。
(個別パイロット信号)
上記実施例では、各UEがアンテナポート番号を用いて個別パイロット信号を特定する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、上記実施例では、個別パイロット信号そのものを用いてもよく、個別パイロット信号と特定できる情報であればどのような情報であっても、上記実施例と同様に処理することができる。
(推奨PMI)
例えば、実施例2や実施例4で説明したマルチユーザMIMO送信などでは、UEkからの推奨PMI情報をeNBiにフィードバックする場合、例えば式(3)のようにフィードバックPMIを決めることができる。具体的には、「コードブックの中からベクトルxに最も近いエントリベクトルのインデックスを返す関数」と「Eig(M):行列Mの最大固有値に対応する固有ベクトル」との積によって決定することができる。
Figure 2013168298
(システム)
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(基地局のハードウェア構成)
図13は、基地局のハードウェア構成を示す図である。図13に示すように、基地局10は、ハードウェアの構成要素として、DSP(Digital Signal Processor)10a、FPGA(Field Programmable Gate Array)10bを有する。さらに、基地局10は、メモリ30c、RF(Radio Frequency)回路10d、ネットワークIF(Inter Face)10eを有する。
DSP10aと、FPGA10bとは、スイッチ等のネットワークIF10eを介して各種信号やデータの入出力が可能なように接続されている。RF回路10dは、アンテナを有する。メモリ10cは、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリにより構成される。図2に示した各種制御部は、例えばDSP10a、FPGA10b等により実現される。図2に示した無線処理部灯は、RF回路10dにより実現される。
(移動局のハードウェア構成)
図14は、端末のハードウェア構成を示す図である。図14に示すように、移動局30は、CPU(Central Processing Unit)10a、メモリ10b、アンテナを有するRF回路10c、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置10dを有する。メモリ10bは、例えば、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリにより構成される。図3に示した無線処理部は、RF回路10cにより実現される。また、図3に示した各種制御部は、例えばCPU10a等により実現される。
10 基地局
11 受信アンテナ
12 無線処理部
13 FFT部
14 復調部
15 復号部
16 MAC/RLC処理部
17 無線リソース制御部
18 MAC制御部
19 パケット生成部
20 MACスケジューリング部
21 符号化部
22 変調部
23 プリコーディング部
24 多重部
25 IFFT部
26 無線処理部
27 送信アンテナ
30 移動局
31 アンテナ
32 無線処理部
33 FFT部
34 制御チャネル復調部
35 復調部
36 復号部
37 制御情報処理部
38 データ処理部
39 多重部
40 シンボルマッピング部
41 多重部
42 FFT部
43 周波数マッピング部
44 送信電力制御部
45 IFFT部
46 無線処理部
3GPP TS36.211 V10.4.0(2011−12) 3GPP TS36.212 V10.5.0(2012−3) 3GPP TS36.213 V10.5.0(2012−3) 3GPP TS36.214 V10.1.0(2011−3) 3GPP TR36.814 V9.0.0(2010−03)
ここで、セルiにおいてUEk宛の送信信号に適用しているプリコーディングベクトルを「W 」と表記し、セルj−UEk間のチャネル行例を「Hkj」と表記するものとする。この場合、UEkは、UEcに割り当てられている個別パイロット信号を知ることができれば、セルjにおいて同一無線リソースを用いて通信を行っているUEcからの干渉信号の等価チャネル情報「H(k) ij=Hkj×Wcj」を推定することができる。そうすると、UEkは、自局宛信号の等価チャネル情報「H(k) =H ×Wki」と、干渉信号の等価チャネル情報「H(k) ij=Hkj×Wcj」とを用いて、データ信号を復号する際に干渉信号を抑圧することができる。
ここで、図1に示した図を用いて、干渉信号の抑圧について説明する。UEkは、受信信号に対する自局宛の重み係数「w」を、MMSE(Minimum Mean Squared Error)法を用いて算出する。例えば、UEkは、UEcに割り当てられているアンテナポート番号を対応表から特定し、UEcの個別パイロット信号の位置を特定することができる。この結果、UEkは、セルjにおいて同一無線リソースを用いて通信を行っているUEcからの干渉信号の等価チャネル情報「H(k) ij=Hkj×Wcj」を推定することができる。また、UEkは、自局に用いられているアンテナポート番号から個別パイロット信号の位置を特定し、自局宛信号の等価チャネル情報「H(k) =H ×Wki」を推定することができる。
そして、UEkは、自局宛信号の等価チャネル情報「H(k) =H ×Wki」と、干渉信号の等価チャネル情報「H(k) ij=Hkj×Wcj」とを式(1)に代入することで、自局宛の重み係数「w」を算出する。その後、UEkは、受信信号からデータ信号を復調する際に、この重み係数「w」による重み付けを行って復調することで、干渉信号を抑圧した状態でデータ信号を復調することができる。なお、式(1)における「σ」は、雑音+協調セル以外からの他セル干渉の共分散行列を示す。また、ここでは、MMSE法を用いた例を説明したが、これに限定されるものではなく、様々な復調方法を用いることができる。
IFFT部45は、周波数マッピング部43によって周波数マッピングされた信号にIFFT処理を実行して、送信信号を生成する処理部である。無線処理部46は、IFFT部45によってIFFT処理された信号にD/A変換処理等を実行して、アンテナ31に出力する処理部である。
ここで、セルiにおいてUEk宛の送信信号に適用しているプリコーディングベクトルを「W 」と表記し、セルj−UEk間のチャネル行例を「Hkj」と表記するものとする。この場合、UEkは、UEcに割り当てられている個別パイロット信号を知ることができれば、セルjにおいて同一無線リソースを用いて通信を行っているUEcからの干渉信号の等価チャネル情報「H(k) ic=H ×Wci」を推定することができる。
そして、UEkは、自局宛信号の等価チャネル情報「H(k) =H ×Wki」と、干渉信号の等価チャネル情報「H(k) ic=H ×Wci」とを、式(2)に代入することで、自局宛の重み係数「w」を算出する。その後、UEkは、受信信号からデータ信号を復号する際に、この重み係数「w」による重み付けを行って復号することで、干渉信号を抑圧した状態でデータ信号を復号することができる。なお、式(2)における「σ」は、雑音+協調セル以外からの他セル干渉の共分散行列を示す。また、ここでは、実施例1と同様に、MMSE法を用いた例を説明したが、これに限定されるものではなく、様々な復号方法を用いることができる。
この結果、UEkは、自局のアンテナポート番号から自局の個別パイロット信号を特定でき、他局のアンテナポート番号からUEcの個別パイロット信号を特定できる。したがって、UEkは、自局宛信号の等価チャネル情報「H(k) =H ×Wki」と、干渉信号の等価チャネル情報「H(k) ic=H ×Wci」とを算出することができる。そして、UEkは、これらの値を式(2)に代入することで、重み係数「w」を算出する。そして、UEkは、この重み係数「w」による重み付けをして復号することで、干渉信号を抑圧してデータ信号を復号することができる。
(基地局のハードウェア構成)
図13は、基地局のハードウェア構成を示す図である。図13に示すように、基地局10は、ハードウェアの構成要素として、DSP(Digital Signal Processor)10a、FPGA(Field Programmable Gate Array)10bを有する。さらに、基地局10は、メモリ0c、RF(Radio Frequency)回路10d、ネットワークIF(Inter Face)10eを有する。
(移動局のハードウェア構成)
図14は、端末のハードウェア構成を示す図である。図14に示すように、移動局30は、CPU(Central Processing Unit)30a、メモリ30b、アンテナを有するRF回路30c、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置30dを有する。メモリ30bは、例えば、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリにより構成される。図3に示した無線処理部は、RF回路30cにより実現される。また、図3に示した各種制御部は、例えばCPU30a等により実現される。

Claims (6)

  1. 一つまたは複数の基地局が同一無線リソースを用いて複数の移動局宛の信号を送信する際に、各移動局に割当てられる個別パイロット信号を取得する取得部と、
    自局に接続される基地局から無線信号を受信する受信部と、
    前記取得部が取得した他の移動局に割当てられた個別パイロット信号を用いて、前記他の移動局に接続される基地局から前記他の移動局宛に送信された無線信号が前記自局に届くチャネルを推定する推定部と、
    自局に割当てられた個別パイロット信号を用いて、前記受信した無線信号から前記自局宛のデータ信号を復号する際に、前記推定部によって推定された推定値を用いて、前記無線信号における干渉信号を抑圧する復号部と
    を有することを特徴とする移動局。
  2. 前記一つまたは複数の基地局が各移動局に割当てる個別パイロット信号の対応関係を記憶する記憶部をさらに有し、
    前記取得部は、前記自局に割当てられた個別パイロット信号に対応付けられる、前記他の移動局に割当てられた個別パイロット信号を前記記憶部から取得することを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  3. 前記取得部は、前記自局が接続される第一の基地局と同一の無線リソースを用いて他の移動局に無線信号を送信する第二の基地局が、前記第二の基地局と接続される他の移動局に割当てた個別パイロット信号を、前記第一の基地局から取得することを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  4. 前記取得部は、前記同一無線リソースを利用するユーザデータの数の最大値を、前記自局が接続される基地局からさらに取得し、
    前記推定部は、前記最大値から前記自局に割当てられた個別パイロット信号の数を除いた数の前記他の移動局に割当てられた個別パイロット信号を用いて、前記他の移動局に接続される基地局から前記他の移動局宛に送信された無線信号が前記自局に届くチャネルを推定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の移動局。
  5. 移動局が
    一つまたは複数の基地局が同一無線リソースを用いて複数の移動局宛の信号を送信する際に、各移動局に割当てる個別パイロット信号を取得し、
    自局に接続される基地局から無線信号を受信し、
    取得した他の移動局に割当てられた個別パイロット信号を用いて前記他の移動局に接続される基地局から前記他の移動局宛に送信された無線信号が前記自局に届くチャネルを推定し、
    自局に割当てられた個別パイロット信号を用いて、前記受信した無線信号から前記自局宛のデータ信号を復号する際に、推定した推定値を用いて、前記無線信号における干渉信号を抑圧する
    各処理を実行することを特徴とする無線通信方法。
  6. メモリと、
    前記メモリに接続されるプロセッサと、を有し、
    前記プロセッサは、
    一つまたは複数の基地局が同一無線リソースを用いて複数の移動局宛の信号を送信する際に、各移動局に割当てる個別パイロット信号を取得し、
    自局に接続される基地局から無線信号を受信し、
    取得した他の移動局に割当てられた個別パイロット信号を用いて、前記他の移動局に接続される基地局から前記他の移動局宛に送信された無線信号が前記自局に届くチャネルを推定し、
    自局に割当てられた個別パイロット信号を用いて、前記受信した無線信号から前記自局宛のデータ信号を復号する際に、推定した推定値を用いて、前記無線信号における干渉信号を抑圧する
    各処理を実行することを特徴とする移動局。
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