JPWO2013160981A1 - 冷凍手術装置用プローブ外筒及び治療子ユニット - Google Patents
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Abstract
患部近傍の正常な細胞を保護し、凍結、解凍の熱効率が高い簡易な構造の冷凍手術装置用プローブ外筒及び治療子ユニットを提供する。被検体内部の患部に穿刺可能な先端部を有し、凍結ガスと解凍ガスとを交互に噴出する冷凍手術装置用プローブを装填可能な中空の内部空間を有する外筒であって、前記外筒は、前記凍結ガスによって前記先端部を含む外周に氷塊を形成する所定領域を有し、前記所定領域以外の部分は、前記内部空間と外部との間の熱交換を遮断する断熱手段を有する冷凍手術装置用プローブ外筒及び前記冷凍手術装置用プローブ外筒を含む治療子ユニットを提供する。
Description
本発明は、凍結治療に使用する冷凍手術装置用プローブ外筒及び冷凍手術装置用プローブ外筒を含む治療子ユニットに関するものである。
生体の細胞は、凍結させることにより壊死することが知られているが、この特性を利用して、患部の細胞のみを凍結させ、その後で解凍させ、その解凍の過程で塩濃度の差の発生により、細胞内を破壊し、当該細胞を死に至らしめる冷凍手術装置が提供されている。前記凍結と解凍を1サイクルとすれば、2乃至3サイクル行うことによって腫瘍等患部の壊死を実現することができる(たとえば、非特許文献1)。
前記冷凍手術装置は、凍結と解凍に2つの高圧ガスを使用する。高圧ガスは、急激に体積を膨張させると、分子の種類により急激に温度を上げるものと、急激に温度を下げるものとがある(ジュールトムソン効果)。たとえば、温度を下げるには高圧アルゴンガス(−160度程度)を使用し、温度を上げるにはヘリウムガス(+40度程度)を使用する。
前記冷凍手術装置は、たとえば、直径2mm程度の中空のステンレスパイプを外筒とし、この外筒に前記高圧ガスを先端の細孔から噴射するプローブを挿通装填する。このとき、前記外筒は、その先端部を予め患部に穿刺しているため、的確にターゲットとなる患部細胞を凍結、壊死させることができる。
ところで、前記プローブの先端は、凍結と解凍の2つの作用が繰り返されるが、エネルギーの有効利用を図るために、プローブ内に熱交換器を有する(たとえば、特許文献1参照)。すなわち、プローブ内は、前記高圧ガスが熱交換器内を経て前記細孔方向に送出される往路と、プローブの内部空間と熱交換器との間に形成された空間を前記細孔から噴出されたガスの一部がプローブ基端方向に返る復路とが設けられている。
前記先端部分では、前記熱交換機構により凍結と解凍を繰り返すが、特に、凍結の場合、極低温となるため、患部近傍の正常な細胞を損傷しないようにしなければならない。従来、方向性のある熱の指向特性に大小を持たせて病巣部位に応じた集中的な熱エネルギー付与のための熱分布特性を与えるために、外筒先端の周縁の一部に突起を設けていた(たとえば、特許文献2参照)。
SeishiNakatsuka, Kansei Iwata et.al 「On freeze-thaw sequence of vital organ ofassuming the cryoablation for malignant lung tumors by using cryoprobe as heatsource」CRYOBIOLOGY 61 (2010) 317-326
しかし、前記外筒内におけるプローブの熱交換プロセスは、外筒も冷却するため、外筒の外表面基端方向に着霜又は着氷が生じ、外筒近傍の患部の正常な細胞を損傷するおそれがあった。
また、前記従来のプローブは、内部の狭小な空間に熱交換器を設けるため、プローブが複雑化し、製造コストが高価になるという問題があった。
さらに、プローブの内部構造が複雑化しているために、ガスの排気通路が狭小となり、前記凍結、解凍の熱効率が悪く、ジュールトムソン効果を十分に発揮することができない可能性があった。
そこで、本発明は、患部近傍の正常な細胞を保護し、凍結、解凍の熱効率が高い簡易な構造の冷凍手術装置用プローブ外筒及び治療子ユニットを提供することを目的とする。
前記目的を達成させるために、本発明にかかる冷凍手術装置用プローブ外筒は、被検体内部の患部に穿刺可能な先端部を有し、凍結ガスと解凍ガスとを交互に噴出する冷凍手術装置用プローブを装填可能な中空の内部空間を有する外筒であって、前記外筒は、前記凍結ガスによって前記先端部を含む外周に氷塊を形成する所定領域を有し、前記所定領域以外の部分は、前記内部空間と外部との間の熱交換を遮断する断熱手段を有することを最も主要な特徴とする。
前記構成によれば、冷凍手術装置用プローブ外筒の氷塊を形成する領域以外の部分は、施術時に凍結ガスを投入しても、断熱手段による断熱効果により、外表面が低温になることを阻止することができる。
なお、前記断熱手段は、前記外筒の内側面全周に亘って内設された閉塞空間または外側面全周に亘って覆設された閉塞空間の少なくともいずれか一方を有するものであればよく、この閉塞空間を真空層とし、前記内部空間表面を鏡面加工した反射手段を設けたもの、または前記所定領域以外の部分の外表面と内部空間との間の全周に亘って真空層を形成し、前記真空層にバリヤ材からなる反射手段を介在させたものであってもよい。さらに、前記閉塞空間に断熱材を充填させたものであってもよい。
本発明の冷凍手術装置用プローブ外筒は、凍結、解凍の熱効率が高い簡易な構造で、患部近傍の正常な細胞を保護することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る治療子ユニットを使用する冷凍手術装置の原理構成図である。1は、本発明に係る治療子ユニットで、後述するように、先端を患部に穿刺し、貫通させた状態で、所定の高圧ガスが供給される。治療子ユニット1は、前記所定の高圧ガスの圧力を調整するガス圧調整部Rと、ガス圧調整部Rの制御、ガスの供給量及び供給するガスの切換えを制御する制御部Cとを介して、ガス供給源G1及びG2に接続されている。
ガス供給源G1は、治療子ユニット1に冷凍ガス(本実施の形態では、ヘリウムガス)が充填された液体ガスボンベからなり、ガス供給源G2は、治療子ユニット1に解凍ガス(本実施の形態では、アルゴンガス)が充填された液体ガスボンベからなる。
治療子ユニット1は、ガス供給源G1及びガス供給源G2から、交互に冷凍ガスと解凍ガスが供給されるが、制御部Cは、供給するガスの切換え弁及びガス供給源G1及びG2の開閉弁(図示せず)を制御する。前記切換え弁に供給されるガスの圧力は、図示しない圧力検出部によって検出されて制御部Cに送られる。また、前記切換え弁により送出されるガスの供給量及び切換え弁に戻ってくるガスの戻り量は、図示しない流量検出部によって検出されて制御部Cに送られる。制御部Cは、前記検出されたデータを予め設定等された値にするために、前記切換え弁、開閉弁、及びガス圧調整部Rを制御する。なお、これらの制御は、術者等のオペレータが、タッチパネル等の画面からなるマンマシーンインターフェースを介した指示によって行うことができる。
図2は、本発明に係る外筒にガイド針を挿通した状態を示し、図3は、本発明に係る外筒にプローブを挿通した状態を示したものである。
治療子ユニット1は、少なくとも、前記ガスが供給されるプローブ12とプローブ12を挿通する外筒11とから構成される。外筒11は、たとえば、無底筒状のステンレス管からなる。外筒11の長手方向先端側の開放端11aは、外径を徐々に縮径したテーパー状に形成され、開放端11aの端面は、患部に穿刺可能なように尖形に形成されている。開放端11aの内径は、後述するプローブ12及びガイド針13の尖形に形成された先端部12b及び先端部13bの途上で外接支持し、先端部12b及び先端部13bよりも大径に形成された胴部12a、13aが開放端11aを通過しないように絞り込まれている。一方、外筒11の長手方向基端側の開放端11bは、後述するプローブ12の栓体部12gによって閉塞される外径を有する。外筒11の寸法は、本発明の趣旨に逸脱しない限り、特に限定はないが、たとえば、全長150mm、外径φ3mm、管の肉厚0.3mm程度であればよい。
外筒11の前記基端側から長手方向に所定の長さまでは、外筒11の内側面全周に亘って断熱部11cが形成されている。本実施の形態では、断熱部11cは、内側面に閉塞空間を設けて、外筒11の外側面と内側面との間に真空層11dを設けたが、断熱作用を奏するものであれば、前記閉塞空間に断熱材を充填するものであってもよい。また、外筒11の内側面に閉塞空間を内設するもののほか、外筒11の外側面全周に亘って断熱部を覆設して閉塞空間を形成する形態であってもよい(図示せず)。外筒11の断熱部11cが形成されていない先端側は、後述するとおり、外表面に氷塊が形成される。すなわち、外筒11は、長手方向に、氷塊形成領域A1と断熱領域A2とから構成されている。なお、氷塊形成領域A1と断熱領域A2は、用途に応じて、適宜寸法を決定すればよいが、たとえば、氷塊を外筒11の先端から約40mm程度のところまで形成するときは、断熱領域A2は、110mm程度とすればよい。また、断熱部11cの肉厚は、後述するプローブ12の外径との関係で決定されるが、たとえば、0.1mm程度の幅の真空層を形成する場合、肉厚0.1mm程度の断熱壁とすればよい。
ガイド針13は、治療子ユニット1で施術する前に、外筒11を患部に案内する穿刺具であり、前記したとおり、円筒形の胴部13aと、一端が尖形に形成された先端部13bと、他端が外筒11の基端側開放端11bの外径より大きく形成された鍔部13bとを有する。
プローブ12は、中空円筒形の胴部12aと、胴部12aの先端に尖形に形成された先端部12bとを有し、胴部12aの内部に、前記高圧ガス(冷凍ガス及び解凍ガス)を先端部12b方向に供給する往路管12cが、胴部12aと略同軸であって非接触状態で内挿されている。往路管12cの先端は、前記供給された高圧ガスが、プローブ12の先端で噴射されるように、噴射孔12dを有する。プローブ12は、往路管12cの内部空間に形成された往路12eと、胴部12aと往路管12cとの間に形成された復路12fを有する。なお、プローブ12の素材は特に限定しないが、たとえば、外筒11同様、ステンレス管であればよい。また、外筒11に挿通充填されるので、外径は、たとえば、φ2.4mm程度であればよい。
以下、治療子ユニット1を使用した施術の手順を説明する。外筒11の基端側開放端11bよりガイド針13を挿通し、ガイド針13の先端部13bを外筒11の先端側開放端11aから露出させる。施術のターゲットとなる患部に向けて皮膚上から、前記露出させたガイド針13の先端部13bを穿刺する。ガイド針13を穿刺させた状態で、外筒11をガイド針13と同軸の穿刺方向に送り込む。以上のガイド針13と外筒11の穿刺プロセスを患部に到達するまで繰り返す。
公知のCT監視法に基づいて、外筒11からガイド針13を抜き、外筒11が患部に到達したことを確認する。外筒が患部に到達したことを確認した後、プローブ12を外筒11の基端側開放端11bから挿通する。なお、このとき、あらかじめ外筒11内に蒸留水や生理食塩水を注入しておく。これにより、外筒11内の空気を排出するとともに、外筒11とプローブ12との間に水膜が形成され、両者の摩擦が軽減されるため、プローブ12の挿通をスムーズにする。
プローブ12が患部に穿刺された状態で、図1で説明した制御部Cを凍結治療モードにすると、ガス供給源G1より、ヘリウムガスがプローブ12の往路管12cに供給される。ヘリウムガスは、所定のガス圧により、往路12eを通過して噴射孔12dに達し、プローブ12の先端部12b内に噴射され、急激に膨張するため、ジュールトムソン効果により、プローブ12の先端部12b及び外筒11の先端近傍(氷塊形成領域A1)は、極低温に冷却され、患部が凍結する。
凍結された患部組織は、外筒11の氷塊形成領域A1で氷塊Iを形成するが、断熱領域A2は、外筒11の断熱部11cにより、氷塊はもとより、着霜、着氷されない。したがって、断熱領域A2に接する正常な細胞、組織を前記極低温によって損傷させることはない。
なお、噴射孔12から先端部12b内に噴射されたヘリウムガスは、後続の順次供給されるヘリウムガスによって、復路12f側に送り込まれる。復路12fを通過するヘリウムガスは、断熱部11cの断熱効果により、往路12e内を通過するヘリウムガスを冷却して熱交換作用が促進され、エネルギーの有効利用を図ることができる。復路12fを経由したヘリウムガスは、栓体部12gに形成された排気口12hから図示しない排気手段を経て大気に放出される。
制御部Cは、あらかじめプログラムされたヘリウムガスの供給時間が経過すると、解凍治療モードになり、ガスの供給源が切換弁によってアルゴンガスを供給するガス供給源G2に切換り、アルゴンガスがプローブ12の往路管12cに供給される。アルゴンガスは、所定のガス圧により、往路12eを通過して噴射孔12dに達し、プローブ12の先端部12b内に噴射され、急激に膨張するため、ジュールトムソン効果により、プローブ12の先端部12b及び外筒11の先端近傍は、加熱され凍結していた患部が解凍される。なお、復路12e側に送り込まれるアルゴンガスによって熱交換作用が促進されるのは、前記ヘリウムガスの場合と同様である。また、排気口12hから排気される工程も同様である。
以上のガス供給手順を一定周期で繰り返すことにより、ジュールトムソン効果により、患部の組織細胞だけが壊死する。
ところで、従来の治療子ユニットでは、前記熱交換作用を往路管に形成した熱交換器によって行っていたが、狭小空間に熱交換器を形成しなければならず、構造が複雑なため、製造コストが高額になっていた。本願発明は、外筒11に構造が簡易な断熱部11cを設けることで、前記従来の熱交換作用と同様の作用を奏することが可能になったため、製造コストを抑えることが可能になったともに、断熱部11cが形成された外筒11の外表面は、内部の熱交換作用の影響を受けないため、着霜、着氷を阻止することが可能になり、精度の高い治療を実現することができるようになった。さらに、構造が簡易になったことにより、復路12fの容積を増大させることができるようになったため、排気圧が低くなり、従来に比べて良好なジュールトムソン効果を得られるようになった。
以下、図4及び図5により、本発明に係る外筒11の具体的な実施例を説明する。なお、図1、図2、図3と共通する部分は、同一の番号を付し、詳細な説明は割愛する。図4は、外筒11の内部に、真空層11dを介して設けられた断熱部11cの表面11eを鏡面加工したものであり、図5は、真空層11d内に銅箔等のバリヤ材11fを介在させたものである。図4、図5の構成により、プローブ12内の前記熱交換作用によって生じる輻射熱を反射させ、熱エネルギーをプローブ12内に保持するようにし、外筒11の外部には熱を伝達しにくくしている。
1 治療子ユニット
11 外筒
11c 断熱部
11d 真空層
12 プローブ
13 ガイド針
C 制御部
R ガス圧調整部
G1、G2 ガス供給源
A1 氷塊形成領域
A2 断熱領域
11 外筒
11c 断熱部
11d 真空層
12 プローブ
13 ガイド針
C 制御部
R ガス圧調整部
G1、G2 ガス供給源
A1 氷塊形成領域
A2 断熱領域
Claims (6)
- 被検体内部の患部に穿刺可能な先端部を有し、凍結ガスと解凍ガスとを交互に噴出する冷凍手術装置用プローブを装填可能な中空の内部空間を有する外筒であって、
前記外筒は、前記凍結ガスによって前記先端部を含む外周に氷塊を形成する所定領域を有し、前記所定領域以外の部分は、前記内部空間と外部との間の熱交換を遮断する断熱手段を有することを特徴とする冷凍手術装置用プローブ外筒。 - 前記断熱手段は、前記外筒の内側面全周に亘って内設された閉塞空間または外側面全周に亘って覆設された閉塞空間の少なくともいずれか一方を有するものであることを特徴とする請求項1記載の冷凍手術装置用プローブ外筒。
- 前記断熱手段は、前記いずれかの閉塞空間を真空層とし、前記閉塞空間表面を鏡面加工した反射手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の冷凍手術装置用プローブ外筒。
- 前記断熱手段は、前記いずれかの閉塞空間を真空層とし、前記真空層にバリヤ材からなる反射手段を介在させたことを特徴とする請求項2記載の冷凍手術装置用プローブ外筒。
- 前記断熱手段は、前記いずれかの閉塞空間に断熱材を充填させたものであることを特徴とする請求項2記載の冷凍手術装置用プローブ外筒。
- 少なくとも、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の冷凍手術装置用プローブと冷凍手術装置用プローブ外筒とを有することを特徴とする治療子ユニット。
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