JPWO2013128556A1 - 光信号分岐装置および光伝送システム - Google Patents
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Abstract
光信号分岐装置は、第1〜第3の入力ポートと、第1〜第3の出力ポートと、第1〜第3の光スプリッタと、第1〜第3の光カプラと、それぞれ第1の波長帯を通過させる第1〜第3の短波長通過フィルタと、それぞれ第2の波長帯を通過させる第1〜第3の長波長通過フィルタ、を有する。各光スプリッタは、対応する入力ポートを介して入力されるWDM光信号を分岐して対応する短波長通過フィルタおよび対応する長波長通過フィルタに導く。各光カプラは、対応する短波長通過フィルタの出力光信号および対応する長波長通過フィルタの出力光信号を合波して対応する出力ポートへ導く。
Description
本発明は、光信号分岐装置および光伝送システムに係わる。
光伝送システムにおいて、複数の地点間で情報を伝送するために、光信号を分岐する光信号分岐装置が使用される。光信号分岐装置は、3以上の地点間で、任意の地点から送信される光信号を他の任意の地点へ導くことができる。或いは、光信号分岐装置は、光伝送路上の光信号の一部を分岐して所定のノードへ導くことができる。
図1は、従来の光信号分岐装置の一例を示す。図1に示す光信号分岐装置100は、地点A、地点B、地点Cを接続する。この例では、地点Aと地点Bとの間に幹線伝送路が設定されている。また、地点Cは、分岐伝送路を介して幹線伝送路に接続される。そして、光信号分岐装置100は、入力側幹線伝送路の光信号を出力側幹線伝送路および分岐伝送路に導く光デバイス、および分岐伝送路の光信号を出力側幹線伝送路に導く光デバイスを有する。
ただし、この構成では、地点Aと地点Cとの間で光信号を伝送するための1組の分岐伝送路、および地点Bと地点Cとの間で光信号を伝送するための1組の分岐伝送路が必要である。すなわち、図1に示す構成では、2組の分岐伝送路が必要である。
図2は、従来の光信号分岐装置の他の例を示す。図2に示す光信号分岐装置110は、地点A、地点B、地点Cを接続するために、光サーキュレータE1〜E6、および光フィルタF1〜F4を有する。なお、以下の説明では、波長λ1の光信号、波長λ2の光信号、波長λ3の光信号を、それぞれ光信号λ1、光信号λ2、光信号λ3と呼ぶことにする。
地点Aの光伝送装置は、光信号λ1および光信号λ2を送信する。光サーキュレータE1は、光信号λ1および光信号λ2を光フィルタF1に導く。光フィルタF1は、光信号λ2を通過させて光サーキュレータE2に導く。光サーキュレータE2は、光信号λ2を地点Bに接続される光伝送路に導く。これにより、地点Aから送信される光信号λ2は、地点Bに導かれる。また、光フィルタF1は、光サーキュレータE1から導かれてくる光信号λ1を反射する。光フィルタF1により反射された光信号λ1は、光サーキュレータE1によって光フィルタF3に導かれる。光フィルタF3は、この光信号λ1を通過させて光サーキュレータE5に導く。光サーキュレータE5は、光信号λ1を地点Cに接続される光伝送路に導く。これにより、地点Aから送信される光信号λ1は、地点Cに導かれる。
同様に、光信号分岐装置110は、地点Bから送信される光信号λ2および光信号λ3を、それぞれ地点Aおよび地点Cに導く。また、光信号分岐装置110は、地点Cから送信される光信号λ1および光信号λ3を、それぞれ地点Aおよび地点Bに導く。
図2に示す構成によれば、光信号分岐装置110と各地点A〜Cとの間には、それぞれ1組の光伝送路が設けられる。すなわち、図2に示す構成によれば、図1に示す構成と比較して、少ない光伝送路で地点A〜C間での光信号の伝送が可能となる。
なお、図2に示す構成に関連する技術は、たとえば、特許文献1に記載されている。また、特許文献2には、他の関連する技術が記載されている。
なお、図2に示す構成に関連する技術は、たとえば、特許文献1に記載されている。また、特許文献2には、他の関連する技術が記載されている。
従来の構成においては、通信資源(ここでは、波長)の使用効率が低い。例えば、図2に示す例では、地点A〜C間で光信号を伝送するために3つの波長λ1〜λ3が必要である。そして、この問題は、WDM伝送の帯域を割り当てるケースにおいても同様に生じ得る。
例えば、WDM伝送の帯域幅が36nmであるものとする。そして、地点A〜Cに対して均等に帯域を割り当てるものとする。この場合、地点Aと地点Bとの間の通信、地点Bと地点Cとの間の通信、地点Cと地点Aとの間の通信に対して割り当てられる帯域は、それぞれ最大で12nmである。
本発明の課題は、3以上の地点間で光信号を伝送する光伝送システムにおいて、通信資源を効率的に利用できるようにすることである。
本発明の1つの態様の光信号分岐装置は、第1の波長帯および前記第1の波長帯よりも長波長側に配置される第2の波長帯を含むWDM光信号を伝送する光伝送システムにおいて使用され、第1〜第3の入力ポートと、第1〜第3の出力ポートと、第1〜第3の光スプリッタと、第1〜第3の光カプラと、それぞれ、前記第1の波長帯を通過させると共に前記第2の波長帯を阻止する、第1〜第3の短波長通過フィルタと、それぞれ、前記第2の波長帯を通過させると共に前記第1の波長帯を阻止する、第1〜第3の長波長通過フィルタと、を有する。前記第1の光スプリッタは、前記第1の入力ポートを介して入力されるWDM光信号を分岐して前記第1の短波長通過フィルタおよび前記第1の長波長通過フィルタに導く。前記第2の光スプリッタは、前記第2の入力ポートを介して入力されるWDM光信号を分岐して前記第2の短波長通過フィルタおよび前記第2の長波長通過フィルタに導く。前記第3の光スプリッタは、前記第3の入力ポートを介して入力されるWDM光信号を分岐して前記第3の短波長通過フィルタおよび前記第3の長波長通過フィルタに導く。前記第1の光カプラは、前記第1の短波長通過フィルタの出力光信号および前記第3の長波長通過フィルタの出力光信号を合波して前記第2の出力ポートへ導く。前記第2の光カプラは、前記第2の短波長通過フィルタの出力光信号および前記第1の長波長通過フィルタの出力光信号を合波して前記第3の出力ポートへ導く。前記第3の光カプラは、前記第3の短波長通過フィルタの出力光信号および前記第2の長波長通過フィルタの出力光信号を合波して前記第1の出力ポートへ導く。
上述の態様によれば、3以上の地点間で光信号を伝送する光伝送システムにおいて、通信資源を効率的に利用できる。
図3は、本発明の実施形態に係る光信号分岐装置が使用される光伝送システムの一例を示す。図3に示す光伝送システム1は、光伝送装置2A、2B、2C、および光信号分岐装置3を有する。光伝送装置2A、2B、2Cは、それぞれ、地点A、地点B、地点Cに設けられている。
光伝送システム1は、光伝送路を介してWDM光信号を伝送する。すなわち、各光伝送装置2A〜2Cは、WDM光信号を送信および受信することができる。WDM光信号は、図4に示すように、波長帯BWの中に配置される波長λ1〜λnを利用して複数の光信号を伝送することができる。波長λ1〜λnは、例えば、一定の間隔で配置される。なお、以下の説明では、波長λ1〜λnの光信号を、それぞれ、光信号λ1〜λnと呼ぶことがある。
光伝送装置2Aは、光伝送装置2Bへ送信するデータを波長λ1〜λmに割り当てる。すなわち、光伝送装置2Aは、光信号λ1〜λmを利用して、光伝送装置2Bへデータを送信できる。また、光伝送装置2Aは、光伝送装置2Cへ送信するデータを波長λm+1〜λnに割り当てる。すなわち、光伝送装置2Aは、光信号λm+1〜λnを利用して、光伝送装置2Cへデータを送信できる。ここで、波長λ1〜λmは、図4に示すように、WDM光信号の波長帯B1に属する。また、波長λm+1〜λnは、WDM光信号の波長帯B2に属する。なお、波長帯B2は、波長帯B1よりも長波長側に配置されている。
このように、光伝送装置2Aは、波長帯B1を利用して光伝送装置2Bへデータを送信し、波長帯B2を利用して光伝送装置2Cへデータを送信する。換言すれば、光伝送装置2Aは、光伝送装置2B宛ての光信号が波長帯B1に配置され、且つ、光伝送装置2C宛ての光信号が波長帯B2に配置された、WDM光信号を送信する。したがって、光伝送装置2Aから送信されるWDM光信号において、波長帯B1には光伝送装置2B宛ての光信号が配置され、波長帯B2には光伝送装置2C宛ての光信号が配置される。
なお、図3および以下の説明において、「a→b」は、光伝送装置2Aから光伝送装置2Bへの伝送を表す。たとえば、B1(a→b)は、光伝送装置2Aから光伝送装置2Bへ伝送される光信号を含む波長帯B1を表す。同様に、「b→a」は、光伝送装置2Bから光伝送装置2Aへの伝送を表し、「a→c」は、光伝送装置2Aから光伝送装置2Cへの伝送を表し、「c→a」は、光伝送装置2Cから光伝送装置2Aへの伝送を表し、「b→c」は、光伝送装置2Bから光伝送装置2Cへの伝送を表し、「c→b」は、光伝送装置2Cから光伝送装置2Bへの伝送を表す。
光伝送装置2Bは、波長帯B1を利用して光伝送装置2Cへデータを送信し、波長帯B2を利用して光伝送装置2Aへデータを送信する。換言すれば、光伝送装置2Bは、光伝送装置2C宛ての光信号が波長帯B1に配置され、且つ、光伝送装置2A宛ての光信号が波長帯B2に配置された、WDM光信号を送信する。よって、光伝送装置2Bから送信されるWDM光信号において、波長帯B1には光伝送装置2C宛ての光信号が配置され、波長帯B2には光伝送装置2A宛ての光信号が配置される。
同様に、光伝送装置2Cは、波長帯B1を利用して光伝送装置2Aへデータを送信し、波長帯B2を利用して光伝送装置2Bへデータを送信する。換言すれば、光伝送装置2Cは、光伝送装置2A宛ての光信号が波長帯B1に配置され、且つ、光伝送装置2B宛ての光信号が波長帯B2に配置された、WDM光信号を送信する。よって、光伝送装置2Cから送信されるWDM光信号において、波長帯B1には光伝送装置2A宛ての光信号が配置され、波長帯B2には光伝送装置2B宛ての光信号が配置される。
各光伝送装置2A〜2Cから送信されるWDM光信号は、光伝送路を介して伝送され、光信号分岐装置3に導かれる。また、各光伝送装置2A〜2Cは、光信号分岐装置3を介してWDM信号を受信する。
このように、実施形態の光伝送システム1においては、対向装置へデータを送信するための波長帯とその対向装置からデータを受信するための波長帯とが互いに異なっている。例えば、光伝送装置2A、2Bに注目した場合、光伝送装置2Aから光伝送装置2Bへ波長帯B1を利用してデータが伝送され、光伝送装置2Bから光伝送装置2Aへ波長帯B2を利用してデータが伝送される。他の光伝送装置のペアにおいても同様である。
図5は、光伝送装置の構成例を示す。図5に示す光伝送装置2は、図3に示す光伝送装置2A〜2Cの一例である。
光伝送装置2は、送信モジュールおよび受信モジュールを有する。送信モジュールは、波長(λ1〜λn)ごとに、O/E部11、信号処理部(FEC)12、E/O部13、分散補償器(DC)14を有する。O/E部11は、入力光信号を電気信号に変換する。入力光信号は、例えば、局内装置またはクライアントによって生成される。複数の入力光信号を電気信号に変換する場合には、O/E部11は、複数のO/E素子を有する。信号処理部12は、O/E部11の出力信号に対して所定の処理を施す。このとき、信号処理部12は、データ列に誤り訂正符号を付与してもよい。E/O部13は、信号処理部13の出力信号を光信号に変換する。分散補償器14は、例えば分散補償ファイバであって、光伝送路の波長分散を補償する。WDMマルチプレクサ15は、光信号λ1〜λnを多重化してWDM光信号を生成する。光増幅器16は、WDMマルチプレクサ15から出力されるWDM光信号を増幅する。
受信モジュールにおいて、光増幅器21は、光伝送路を介して受信するWDM光信号を増幅する。WDMデマルチプレクサ22は、受信WDM光信号を波長ごとに分離する。受信モジュールは、波長ごとに、分散補償部23、O/E部24、信号処理部(FEC)25、E/O部26を有する。分散補償器23は、例えば分散補償ファイバであって、光伝送路の波長分散を補償する。O/E部24は、分散補償器23の出力信号を電気信号に変換する。信号処理部25は、O/E部24の出力信号を終端する。このとき、信号処理部25は、誤り訂正処理を行ってもよい。E/O部26は、信号処理部25の出力信号を光信号に変換する。E/O部26から出力される光信号は、対応する局内装置またはクライアントに導かれる。複数の局内装置またはクライアントへ信号を送信する場合には、E/O部26は、複数のE/O素子を有する。
このように、光伝送装置2は、WDM光信号を送信する送信モジュールおよびWDM光信号を受信する受信モジュールを有する。ただし、図5に示す構成は1つの実施例であって、実施形態の光伝送システム1および光信号分岐装置3は、光伝送装置2の構成には依存しない。
図3に示す光伝送システム1は、例えば、海底ケーブルシステムに適用される。海底ケーブルシステムは、例えば、図6に示すように、陸上に設けられる陸揚げ局4A〜4C、および陸揚げ局間に敷設される海底ケーブル5を含む。各陸揚げ局4A〜4Cは、光伝送装置を有する。また、各陸揚げ局4A〜4Cは、給電装置、海底システム監視装置、ケーブル終端器、ネットワーク切替え装置、SDH接続装置、ネットワーク監視装置などを有してもよい。
海底ケーブルシステムは、光信号分岐装置3を有する。光信号分岐装置3は、海底ケーブルを介して伝送されるWDM光信号に含まれる複数の光信号の一部を分岐することができる。例えば、光信号分岐装置3は、陸揚げ局4Aから送信されるWDM光信号に含まれる複数の光信号の一部を分岐して陸揚げ局4Bへ導き、他の光信号を陸揚げ局4Cへ導くことができる。なお、光信号分岐装置3は、図6に示す例では、海底に設けられている。
なお、海底ケーブルシステムは、WDM光信号を増幅する光増幅中継器(REP)を有してもよい。また、海底ケーブルシステムは、WDM光信号に含まれる複数の光信号のパワーを等化する利得等化器(GEQ)を有してもよい。
図7は、実施形態の光信号分岐装置3の構成および動作を説明する図である。光信号分岐装置3は、図3に示す光伝送システム1において使用されるものとする。
光信号分岐装置3は、ポートP1〜P6を有する。ポートP1〜P3は、光入力ポートとして使用される。ポートP4〜P6は、光出力ポートとして使用される。また、光信号分岐装置3は、光スプリッタS1〜S3、光カプラC1〜C3、光フィルタLF1〜LF3、および光フィルタHF1〜HF3を有する。
各光スプリッタS1〜S3は、入力光を分岐する。分岐比は、特に限定されるものではないが、例えば1:1である。また、各光スプリッタS1〜S3は、例えば、光カプラで実現してもよい。
各光カプラC1〜C3は、2つの入力光を合波する。また、各光カプラC1〜C3は、例えば、WDMカプラで実現してもよい。
各光フィルタLF1〜LF3は、WDM光信号の波長帯の中の短い波長を通過させる。すなわち、各光フィルタLF1〜LF3は、図4に示す波長帯B1(λ1〜λm)を通過させ、波長帯B2(λm+1〜λn)を阻止する。なお、図7において、各光フィルタLF1〜LF3に対して表記されている「B1」は、通過波長帯を表す。
各光フィルタHF1〜HF3は、WDM光信号の波長帯の中の長い波長を通過させる。すなわち、各光フィルタHF1〜HF3は、図4に示す波長帯B2(λm+1〜λn)を通過させ、波長帯B1(λ1〜λm)を阻止する。なお、図7において、各光フィルタHF1〜HF3に対して表記されている「B2」は、通過波長帯を表す。
なお、光フィルタLF1〜LF3および光フィルタHF1〜HF3は、特定の波長(または、波長帯)を透過、阻止、または減衰させる波長依存特性を有する光フィルタにより実現される。例えば、光フィルタLF1〜LF3および光フィルタHF1〜HF3は、ファイバグレーティング(FBG:Fiber Bragg Grating)または誘電体多層膜で実現してもよい。
ポートP1は、地点Aに設けられている光伝送装置2Aと光信号分岐装置3との間の光伝送路に光学的に接続されている。光信号分岐装置3は、波長帯B1(a→b)および波長帯B2(a→c)を含むWDM光信号を、ポートP1を介して受信する。ポートP2は、地点Bに設けられている光伝送装置2Bと光信号分岐装置3との間の光伝送路に光学的に接続されている。光信号分岐装置3は、波長帯B1(b→c)および波長帯B2(b→a)を含むWDM光信号を、ポートP2を介して受信する。ポートP3は、地点Cに設けられている光伝送装置2Cと光信号分岐装置3との間の光伝送路に光学的に接続されている。光信号分岐装置3は、波長帯B1(c→a)および波長帯B2(c→b)を含むWDM光信号を、ポートP3を介して受信する。
光スプリッタS1は、ポートP1を介して受信するWDM信号を光フィルタLF1および光フィルタHF1に導く。すなわち、波長帯B1(a→b)および波長帯B2(a→c)を含むWDM光信号が、光フィルタLF1および光フィルタHF1に導かれる。
光フィルタLF1は、上述の通り、波長帯B1を通過させると共に、波長帯B2を阻止する。よって、光フィルタLF1は、波長帯B1(a→b)を通過させ、波長帯B2(a→c)を阻止する。したがって、光フィルタLF1から光カプラC1へ波長帯B1(a→b)が導かれる。
光フィルタHF1は、上述の通り、波長帯B2を通過させると共に、波長帯B1を阻止する。よって、光フィルタHF1は、波長帯B2(a→c)を通過させ、波長帯B1(a→b)を阻止する。したがって、光フィルタHF1から光カプラC2へ波長帯B2(a→c)が導かれる。
光スプリッタS2は、ポートP2を介して受信するWDM信号を光フィルタLF2および光フィルタHF2に導く。すなわち、波長帯B1(b→c)および波長帯B2(b→a)を含むWDM光信号が、光フィルタLF2および光フィルタHF2に導かれる。
光フィルタLF2は、波長帯B1を通過させると共に、波長帯B2を阻止する。すなわち、光フィルタLF2は、波長帯B1(b→c)を通過させ、波長帯B2(b→a)を阻止する。したがって、光フィルタLF2から光カプラC2へ波長帯B1(b→c)が導かれる。
光フィルタHF2は、波長帯B2を通過させると共に、波長帯B1を阻止する。すなわち、光フィルタHF2は、波長帯B2(b→a)を通過させ、波長帯B1(b→c)を阻止する。したがって、光フィルタHF2から光カプラC3へ波長帯B2(b→a)が導かれる。
光スプリッタS3は、ポートP3を介して受信するWDM信号を光フィルタLF3および光フィルタHF3に導く。すなわち、波長帯B1(c→a)および波長帯B2(c→b)を含むWDM光信号が、光フィルタLF3および光フィルタHF3に導かれる。
光フィルタLF3は、波長帯B1を通過させると共に、波長帯B2を阻止する。すなわち、光フィルタLF3は、波長帯B1(c→a)を通過させ、波長帯B2(c→b)を阻止する。したがって、光フィルタLF3から光カプラC3へ波長帯B1(c→a)が導かれる。
光フィルタHF3は、波長帯B2を通過させると共に、波長帯B1を阻止する。すなわち、光フィルタHF3は、波長帯B2(c→b)を通過させ、波長帯B1(c→a)を阻止する。したがって、光フィルタHF3から光カプラC1へ波長帯B2(c→b)が導かれる。
光カプラC1には、光フィルタLF1から出力される波長帯B1(a→b)、および光フィルタHF3から出力される波長帯B2(c→b)が導かれる。そして、光カプラC1は、波長帯B1(a→b)および波長帯B2(c→b)を合波する。また、光カプラC1の出力光は、ポートP5に導かれる。したがって、波長帯B1(a→b)および波長帯B2(c→b)を含むWDM光信号は、ポートP5を介して出力され、地点Bに設けられている光伝送装置2Bへ伝送される。なお、ポートP5は、光信号分岐装置3と地点Bに設けられている光伝送装置2Bとの間の光伝送路に光学的に接続されている。
光カプラC2には、光フィルタLF2から出力される波長帯B1(b→c)、および光フィルタHF1から出力される波長帯B2(a→c)が導かれる。そして、光カプラC2は、波長帯B1(b→c)および波長帯B2(a→c)を合波する。また、光カプラC2の出力光は、ポートP6に導かれる。したがって、波長帯B1(b→c)および波長帯B2(a→c)を含むWDM光信号は、ポートP6を介して出力され、地点Cに設けられている光伝送装置2Cへ伝送される。なお、ポートP6は、光信号分岐装置3と地点Cに設けられている光伝送装置2Cとの間の光伝送路に光学的に接続されている。
光カプラC3には、光フィルタLF3から出力される波長帯B1(c→a)、および光フィルタHF2から出力される波長帯B2(b→a)が導かれる。そして、光カプラC3は、波長帯B1(c→a)および波長帯B2(b→a)を合波する。また、光カプラC3の出力光は、ポートP4に導かれる。したがって、波長帯B1(c→a)および波長帯B2(b→a)を含むWDM光信号は、ポートP4を介して出力され、地点Aに設けられている光伝送装置2Aへ伝送される。なお、ポートP4は、光信号分岐装置3と地点Aに設けられている光伝送装置2Aとの間の光伝送路に光学的に接続されている。
このように、光信号分岐装置3は、地点Aから受信するWDM光信号を波長帯B1および波長帯B2に分岐し、波長帯B1の光信号を地点Bへ送信するとともに、波長帯B2の光信号を地点Cへ送信する。また、光信号分岐装置3は、地点Bから受信するWDM光信号を波長帯B1および波長帯B2に分岐し、波長帯B1の光信号を地点Cへ送信するとともに、波長帯B2の光信号を地点Aへ送信する。さらに、光信号分岐装置3は、地点Cから受信するWDM光信号を波長帯B1および波長帯B2に分岐し、波長帯B1の光信号を地点Aへ送信するとともに、波長帯B2の光信号を地点Bへ送信する。
図7に示す光信号分岐装置3は、3つの地点A〜C間でWDM光信号を伝送する光伝送システムで使用される。しかしながら、本発明はこの構成に限定されるものではない。すなわち、本発明の実施形態に係る光信号分岐装置は、4以上の地点間でWDM光信号を伝送する光伝送システムで使用することもできる。
図8は、4つの地点間でWDM光信号を伝送する光伝送システムで使用される光信号分岐装置の構成を示す。この光信号分岐装置6は、2つの分岐モジュール3a、3bを有する。各分岐モジュール3a、3bは、図7に光信号分岐装置3と類似の構成を有する。ただし、分岐モジュール3a、3bが有する各光フィルタの特性は、図7に示す光フィルタLF1〜LF3、HF1〜HF3とは異なっている。
なお、以下の説明では、地点A〜Dにそれぞれ光伝送装置2A〜2Dが設けられているものとする。そして、各光伝送装置2A〜2Dは、以下のWDM光信号を生成して送信する。なお、WDM光信号の波長帯BWは、4つの波長帯B1〜B4に分割されて使用される。
光伝送装置2A:B1(a→b)+B2(a→c)+B4(a→d)
光伝送装置2B:B1(b→d)+B2(b→a)+B4(b→c)
光伝送装置2C:B1(c→a)+B2(c→d)+B3(c→b)
光伝送装置2D:B1(d→c)+B2(d→b)+B3(d→a)
光伝送装置2A:B1(a→b)+B2(a→c)+B4(a→d)
光伝送装置2B:B1(b→d)+B2(b→a)+B4(b→c)
光伝送装置2C:B1(c→a)+B2(c→d)+B3(c→b)
光伝送装置2D:B1(d→c)+B2(d→b)+B3(d→a)
このケースにおいても、任意の1組の光伝送装置間の通信においては、双方向に伝送される光信号の波長(または、波長帯)は互いに異なっている。例えば、光伝送装置2Aから光伝送装置2Dへ向かう信号に対して波長帯B4が割り当てられ、光伝送装置2Dから光伝送装置2Aへ向かう信号に対して波長帯B3が割り当てられている。
分岐モジュール3aは、ポートP11〜P16、光スプリッタS11〜S13、光カプラC11〜C13、光フィルタF11〜F16を有する。分岐モジュール3bは、ポートP21〜P26、光スプリッタS21〜S23、光カプラC21〜C23、光フィルタF21〜F26を有する。
ポートP11、P14は、それぞれ、光信号分岐装置3と地点Aに設けられている光伝送装置2Aとの間の光伝送路に光学的に接続されている。ポートP13、P16は、それぞれ、光信号分岐装置3と地点Cに設けられている光伝送装置2Cとの間の光伝送路に光学的に接続されている。ポートP22、P25は、それぞれ、光信号分岐装置3と地点Bに設けられている光伝送装置2Bとの間の光伝送路に光学的に接続されている。ポートP23、P26は、それぞれ、光信号分岐装置3と地点Dに設けられている光伝送装置2Dとの間の光伝送路に光学的に接続されている。
分岐モジュール3aのポートP12、P15は、それぞれ、分岐モジュール3bのポートP24、P21に光学的に接続されている。すなわち、分岐モジュール3aの1組の光入力ポートおよび光出力ポートは、分岐モジュール3bの対応する1組の光出力ポートおよび光入力ポートにそれぞれ光学的に接続されている。
光フィルタF11〜F16、F21〜F26は、それぞれ、光伝送システム内の波長配置に応じて決められた波長特性を有する。各光フィルタF11〜F16、F21〜F26の波長特性は、図8に示す通りである。なお、図8において光フィルタF11〜F16、F21〜F26に付されている表記B1〜B4は、通過波長帯を表す。例えば、光フィルタF11に対して「B1、B4」が表記されている。この表記は、光フィルタF11が波長帯B1および波長帯B4を通過させ、他の波長を阻止することを表している。また、光フィルタF12に対して「B2」が表記されている。この表記は、光フィルタF12が波長帯B2を通過させ、他の波長を阻止することを表している。
上記構成の光信号分岐装置6の動作を説明する。以下では、地点Aに設けられている光伝送装置2Aから送信されるWDM光信号について説明する。このWDM光信号は、ポートP11を介して入力され、光スプリッタS11に導かれる。
光スプリッタS11は、入力WDM光信号を光フィルタF11および光フィルタF12に導く。すなわち、B1(a→b)、B2(a→c)、B4(a→d)を含むWDM光信号が、光フィルタF11および光フィルタF12に導かれる。
光フィルタF11は、図8に示すように、波長帯B1、B4を通過させると共に、波長帯B2、B3を阻止する。よって、光フィルタF11は、B1(a→b)およびB4(a→d)を通過させ、B2(a→c)を阻止する。光フィルタF11から出力されるB1(a→b)の光信号およびB4(a→d)の光信号は、光カプラC11、ポートP15、ポートP21を介して光スプリッタS21に導かれる。
光スプリッタS21は、入力光を光フィルタF21および光フィルタF22に導く。すなわち、B1(a→b)およびB4(a→d)を含むWDM光信号が、光フィルタF21および光フィルタF22に導かれる。ただし、このWDM光信号は、図8に示すように、波長帯B2、B3も含んでいる。
光フィルタF21は、図8に示すように、波長帯B1、B3を通過させると共に、波長帯B2、B4を阻止する。したがって、光フィルタF21は、少なくともB1(a→b)を通過させる。そして、光フィルタF21から出力されるB1(a→b)の光信号は、光カプラC21、ポートP25を介して地点Bに設けられている光伝送装置2Bへ送信される。ただし、ポートP25から送信されるWDM光信号は、B1(a→b)だけでなく、B2(d→b)およびB3(c→b)も含んでいる。
光フィルタF22は、図8に示すように、波長帯B2、B4を通過させると共に、波長帯B1、B3を阻止する。したがって、光フィルタF22は、少なくともB4(a→d)を通過させる。そして、光フィルタF22から出力されるB4(a→d)の光信号は、光カプラC22、ポートP26を介して地点Dに設けられている光伝送装置2Dへ送信される。ただし、ポートP26から送信されるWDM光信号は、B4(a→d)だけでなく、B1(b→d)およびB2(c→d)も含んでいる。
光フィルタF12は、図8に示すように、波長帯B2を通過させると共に、波長帯B1、B3、B4を阻止する。したがって、光フィルタF12は、少なくともB2(a→c)を通過させる。そして、光フィルタF12から出力されるB2(a→c)の光信号は、光カプラC12、ポートP16を介して地点Cに設けられている光伝送装置2Cへ送信される。ただし、ポートP16から送信されるWDM光信号は、B2(a→c)だけでなく、B1(d→c)およびB4(b→c)も含んでいる。
このように、地点Aから図8に示すWDM光信号を受信すると、光信号分岐装置6は、そのWDM光信号に含まれている波長帯B1の光信号、波長帯B2の光信号、波長帯B4の光信号を、それぞれ地点B、地点C、地点Dへ導く。なお、説明は省略するが、他の地点(B、C、D)から光信号分岐装置6へ伝送されてくるWDM光信号についても、同様の分岐動作が適用される。したがって、図8に示す構成によれば、4つの地点にそれぞれ光伝送装置が設けられている光伝送システムにおいて、任意の光伝送装置間でデータを送信および受信することができる。
図8に示す光信号分岐装置6は、4つの地点A〜D間でWDM光信号を伝送する光伝送システムで使用される。しかしながら、本発明の実施形態に係る光信号分岐装置は、分岐モジュールを増やすことにより、5以上の地点間でWDM光信号を伝送する光伝送システムで使用することもできる。例えば、5つの地点間でWDM光信号を伝送する光伝送システムにおいては、光信号分岐装置は、3つの分岐モジュールを有する。また、6つの地点間でWDM光信号を伝送する光伝送システムにおいては、光信号分岐装置は、4つの分岐モジュールを有する。
ただし、各光伝送装置が相手ごとに使用する波長帯、および各分岐モジュール内の各光フィルタの波長特性は、地点の数に応じて適切に決定される。一例として、5つの地点間で光信号を伝送する光伝送システムにおいては、各地点A〜Eから送信されるWDM光信号の波長配置は以下の通りである。
地点A:B1(a→b)+B2(a→c)+B4(a→d)+B3(a→e)
地点B:B2(b→a)+B5(b→c)+B3(b→d)+B1(b→e)
地点C:B1(c→a)+B6(c→b)+B2(c→d)+B5(c→e)
地点D:B3(d→a)+B4(d→b)+B1(d→c)+B2(d→e)
地点E:B4(e→a)+B2(e→b)+B6(e→c)+B1(e→d)
地点A:B1(a→b)+B2(a→c)+B4(a→d)+B3(a→e)
地点B:B2(b→a)+B5(b→c)+B3(b→d)+B1(b→e)
地点C:B1(c→a)+B6(c→b)+B2(c→d)+B5(c→e)
地点D:B3(d→a)+B4(d→b)+B1(d→c)+B2(d→e)
地点E:B4(e→a)+B2(e→b)+B6(e→c)+B1(e→d)
このケースにおいても、任意の1組の地点間の通信においては、双方向に伝送される光信号の波長(または、波長帯)は互いに異なっている。例えば、地点Aから地点Eへ向かう信号に対して波長帯B3が割り当てられ、地点Eから地点Aへ向かう信号に対して波長帯B4が割り当てられている。
<実施形態の構成による効果>
本発明の実施形態の構成による効果について説明する。以下では、図2に示す従来の構成と比較しながら、本発明の実施形態の構成による効果を説明する。
本発明の実施形態の構成による効果について説明する。以下では、図2に示す従来の構成と比較しながら、本発明の実施形態の構成による効果を説明する。
図2に示す従来の構成においては、地点A、B間の双方向伝送に波長λ2が割り当てられ、地点B、C間の双方向伝送に波長λ3が割り当てられ、地点C、A間の双方向伝送に波長λ1が割り当てられる。このため、この構成を利用してWDM光信号を分岐する場合には、WDM伝送の波長帯は3つの波長帯に分割される。ここで、WDM伝送の帯域幅が36nmであるものとする。この場合、光伝送装置が各宛先に対して割り当て可能な帯域幅は、12nmである。すなわち、各光伝送装置は、36nmのうちの12nm分の帯域を利用することができない。したがって、図2に示す従来の構成では、通信資源(ここでは、波長)の利用効率が低い。
なお、図2において、地点Aの光伝送装置が、光信号λ1、λ2に加えて、光信号λ3を送信するものとする。また、光フィルタF3は、波長λ3を通過させるものとする。そうすると、地点Aから送信される光信号λ3は、光信号分岐装置110によって地点Cに導かれる。しかしながら、この場合、地点Aから送信される光信号λ3は、例えば、光サーキュレータE5において、地点Bから送信される光信号λ3と干渉する。したがって、地点Aの光伝送装置は、実質的に、光信号λ3を送信することはできない。
これに対して、図3および図7に示す実施形態の構成によれば、2つの波長帯B1、B2を利用して、地点A〜C間で任意の伝送が実現される。たとえば、光伝送装置2Aは、波長帯B1を利用して地点Bへ信号を送信し、波長帯B2を利用して地点Cへ信号を送信する。ここで、上述の例と同様に、WDM伝送の帯域幅が36nmであるものとする。この場合、光伝送装置が各宛先に対して割り当て可能な帯域幅は、18nmである。すなわち、各光伝送装置は、WDM伝送の全帯域を利用することができる。したがって、実施形態の構成においては、通信資源(ここでは、波長)の利用効率が高い。
通信資源の利用効率についての効果は、光伝送システムがサポートする地点の数が増えた場合にも得られる。すなわち、図2に示す従来の構成を利用する場合、例えば、4地点間の伝送に対して5波長が必要であり、5地点間の伝送に対して8波長が必要である。これに対して実施形態の構成によれば、4波長で4地点間の伝送が可能であり、6波長で5地点間の伝送が可能である。このように、実施形態の構成によれば、図2に示す構成と比較して、必要な波長数(または、波長帯の数)は少ない。したがって、実施形態の構成においては、通信資源(ここでは、波長)の利用効率が高い。
また、図2に示す従来の構成では、3種類の光フィルタ(λ1、λ2、λ3を通過させるフィルタ)を用意する必要がある。これに対して、実施形態の構成では、図7に示すように、2種類の光フィルタ(波長帯B1、B2を通過させるフィルタ)で光信号分岐装置を実現できる。
さらに、図2に示す従来の構成では、光フィルタF1〜F6による反射を利用して光信号の分岐を実現する。このため、光信号分岐装置内で損失が大きくなる可能性がある。これに対して図7に示す実施形態では、シンプルな構成で光信号の分岐が実現されるので、光信号分岐装置内での損失が抑制される。
<その他の構成>
上述の実施例では、光信号分岐装置が備える光スプリッタの分岐比は、例えば、1:1である。この場合、光スプリッタは、入力光を均等に2分岐させる3dBカプラで実現することができる。ただし、光スプリッタの分岐比は、1:1に限定されるものではない。光スプリッタの分岐比は、例えば、光伝送路の距離に応じて決定してもよい。
上述の実施例では、光信号分岐装置が備える光スプリッタの分岐比は、例えば、1:1である。この場合、光スプリッタは、入力光を均等に2分岐させる3dBカプラで実現することができる。ただし、光スプリッタの分岐比は、1:1に限定されるものではない。光スプリッタの分岐比は、例えば、光伝送路の距離に応じて決定してもよい。
光伝送装置の送信モジュールは、フルバンドのチューナブルレーザを利用して光信号を生成してもよい。また、光伝送装置の受信モジュールは、フルバンドのチューナブルフィルタを利用して所望の波長(または、波長帯)の光信号を抽出してもよい。このような構成を採用すれば、各地点に設けられる光伝送装置は、対地の数に依存しない汎用的な構成を採用することができる。
Claims (4)
- 第1の波長帯および前記第1の波長帯よりも長波長側に配置される第2の波長帯を含むWDM光信号を伝送する光伝送システムにおいて使用される光信号分岐装置であって、
第1〜第3の入力ポートと、
第1〜第3の出力ポートと、
第1〜第3の光スプリッタと、
第1〜第3の光カプラと、
それぞれ、前記第1の波長帯を通過させると共に、前記第2の波長帯を阻止する、第1〜第3の短波長通過フィルタと、
それぞれ、前記第2の波長帯を通過させると共に、前記第1の波長帯を阻止する、第1〜第3の長波長通過フィルタと、を有し、
前記第1の光スプリッタは、前記第1の入力ポートを介して入力されるWDM光信号を分岐して前記第1の短波長通過フィルタおよび前記第1の長波長通過フィルタに導き、
前記第2の光スプリッタは、前記第2の入力ポートを介して入力されるWDM光信号を分岐して前記第2の短波長通過フィルタおよび前記第2の長波長通過フィルタに導き、
前記第3の光スプリッタは、前記第3の入力ポートを介して入力されるWDM光信号を分岐して前記第3の短波長通過フィルタおよび前記第3の長波長通過フィルタに導き、
前記第1の光カプラは、前記第1の短波長通過フィルタの出力光信号および前記第3の長波長通過フィルタの出力光信号を合波して前記第2の出力ポートへ導き、
前記第2の光カプラは、前記第2の短波長通過フィルタの出力光信号および前記第1の長波長通過フィルタの出力光信号を合波して前記第3の出力ポートへ導き、
前記第3の光カプラは、前記第3の短波長通過フィルタの出力光信号および前記第2の長波長通過フィルタの出力光信号を合波して前記第1の出力ポートへ導く
ことを特徴とする光信号分岐装置。 - 前記第1の入力ポートには、前記第1の波長帯に第1の地点から第2の地点へ向かう光信号が配置され、前記第2の波長帯に第1の地点から第3の地点へ向かう光信号が配置されたWDM光信号が入力され、
前記第2の入力ポートには、前記第1の波長帯に第2の地点から第3の地点へ向かう光信号が配置され、前記第2の波長帯に第2の地点から第1の地点へ向かう光信号が配置されたWDM光信号が入力され、
前記第3の入力ポートには、前記第1の波長帯に第3の地点から第1の地点へ向かう光信号が配置され、前記第2の波長帯に第3の地点から第2の地点へ向かう光信号が配置されたWDM光信号が入力される
ことを特徴とする請求項1に記載の光信号分岐装置。 - 第1〜第3の光伝送装置および光信号分岐装置を含み、第1の波長帯および前記第1の波長帯よりも長波長側に配置される第2の波長帯を含むWDM光信号を伝送する光伝送システムであって、
前記第1の光伝送装置は、前記第2の光伝送装置宛ての光信号が前記第1の波長帯に配置され、前記第3の光伝送装置宛ての光信号が前記第2の波長帯に配置されたWDM光信号を生成し、
前記第2の光伝送装置は、前記第3の光伝送装置宛ての光信号が前記第1の波長帯に配置され、前記第1の光伝送装置宛ての光信号が前記第2の波長帯に配置されたWDM光信号を生成し、
前記第3の光伝送装置は、前記第1の光伝送装置宛ての光信号が前記第1の波長帯に配置され、前記第2の光伝送装置宛ての光信号が前記第2の波長帯に配置されたWDM光信号を生成し、
前記光信号分岐装置は、
前記第1の光伝送装置により生成されるWDM光信号を伝送する光伝送路に光学的に接続される第1の入力ポートと、
前記第2の光伝送装置により生成されるWDM光信号を伝送する光伝送路に光学的に接続される第2の入力ポートと、
前記第3の光伝送装置により生成されるWDM光信号を伝送する光伝送路に光学的に接続される第3の入力ポートと、
前記第1の光伝送装置へ向けてWDM光信号を伝送する光伝送路に光学的に接続される第1の出力ポートと、
前記第2の光伝送装置へ向けてWDM光信号を伝送する光伝送路に光学的に接続される第2の出力ポートと、
前記第3の光伝送装置へ向けてWDM光信号を伝送する光伝送路に光学的に接続される第3の出力ポートと、
第1〜第3の光スプリッタと、
第1〜第3の光カプラと、
それぞれ、前記第1の波長帯を通過させると共に、前記第2の波長帯を阻止する、第1〜第3の短波長通過フィルタと、
それぞれ、前記第2の波長帯を通過させると共に、前記第1の波長帯を阻止する、第1〜第3の長波長通過フィルタと、を有し、
前記第1の光スプリッタは、前記第1の入力ポートを介して入力されるWDM光信号を分岐して前記第1の短波長通過フィルタおよび前記第1の長波長通過フィルタに導き、
前記第2の光スプリッタは、前記第2の入力ポートを介して入力されるWDM光信号を分岐して前記第2の短波長通過フィルタおよび前記第2の長波長通過フィルタに導き、
前記第3の光スプリッタは、前記第3の入力ポートを介して入力されるWDM光信号を分岐して前記第3の短波長通過フィルタおよび前記第3の長波長通過フィルタに導き、
前記第1の光カプラは、前記第1の短波長通過フィルタの出力光信号および前記第3の長波長通過フィルタの出力光信号を合波して前記第2の出力ポートへ導き、
前記第2の光カプラは、前記第2の短波長通過フィルタの出力光信号および前記第1の長波長通過フィルタの出力光信号を合波して前記第3の出力ポートへ導き、
前記第3の光カプラは、前記第3の短波長通過フィルタの出力光信号および前記第2の長波長通過フィルタの出力光信号を合波して前記第1の出力ポートへ導く
ことを特徴とする光伝送システム。 - 光学的に接続された複数の分岐モジュールを含む光信号分岐装置であって、
各分岐モジュールは、
第1〜第3の入力ポートと、
第1〜第3の出力ポートと、
第1〜第3の光スプリッタと、
第1〜第3の光カプラと、
WDM光信号の一部の波長帯を通過させると共に、WDM光信号の残りの波長帯を阻止する、第1〜第6の光フィルタと、を有し、
前記第1の光スプリッタは、前記第1の入力ポートを介して入力されるWDM光信号を分岐して、互いに波長特性の異なる前記第1の光フィルタおよび前記第2の光フィルタに導き、
前記第2の光スプリッタは、前記第2の入力ポートを介して入力されるWDM光信号を分岐して、互いに波長特性の異なる前記第3の光フィルタおよび前記第4の光フィルタに導き、
前記第3の光スプリッタは、前記第3の入力ポートを介して入力されるWDM光信号を分岐して、互いに波長特性の異なる前記第5の光フィルタおよび前記第6の光フィルタに導き、
前記第1の光カプラは、前記第1の光フィルタの出力光信号および前記第6の光フィルタの出力光信号を合波して前記第2の出力ポートへ導き、
前記第2の光カプラは、前記第2の光フィルタの出力光信号および前記第3の光フィルタの出力光信号を合波して前記第3の出力ポートへ導き、
前記第3の光カプラは、前記第4の光フィルタの出力光信号および前記第5の光フィルタの出力光信号を合波して前記第1の出力ポートへ導き、
前記複数の分岐モジュールの中の所定の1つを除く各分岐モジュールの第2の入力ポートおよび第2の出力ポートは、対応する分岐モジュールの第1の出力ポートおよび第1の入力ポートにそれぞれ光学的に接続されている
ことを特徴とする光信号分岐装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014501863A JPWO2013128556A1 (ja) | 2012-02-27 | 2012-02-27 | 光信号分岐装置および光伝送システム |
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JP2014501863A JPWO2013128556A1 (ja) | 2012-02-27 | 2012-02-27 | 光信号分岐装置および光伝送システム |
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JP2014501863A Pending JPWO2013128556A1 (ja) | 2012-02-27 | 2012-02-27 | 光信号分岐装置および光伝送システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2012-02-27 JP JP2014501863A patent/JPWO2013128556A1/ja active Pending
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