JPWO2013046411A1 - 移動通信システム、基地局、及びユーザ端末 - Google Patents

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Abstract

FDD方式を採用する移動通信システムにおいて、HeNB(100−1)及びUE(200−1)は、UL CCとDL CCとの対を無線通信に使用する。HeNB(100−1)及びUE(200−1)は、無線通信の実行中に、UL CCとDL CCとの対のうち、DL CCを維持しつつ、UL CCを他のCCに変更する。

Description

本発明は、FDD方式を採用する移動通信システム、基地局、及びユーザ端末に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、3GPPリリース10以降において、LTE(Long Term Evolution)を高度化したLTE Advancedの標準化を進めている。
LTE及びLTE Advancedは、周波数分割複信(FDD)又は時分割複信(TDD)を採用可能である。
また、LTE及びLTE Advancedは、住居や会社に設けられる小型の基地局であるホーム基地局が導入される(非特許文献1参照)。ホーム基地局は、接続制限を設けるべく、特定ユーザのみが接続可能なCSG(Closed Subscriber Group)セルを構成する場合がある。
さらに、LTE Advancedは、LTEとの後方互換性を確保しながら広帯域化を実現すべく、LTEにおけるキャリア(周波数帯)をコンポーネントキャリアと位置付け、複数のキャリアを組み合わせて無線通信に使用するキャリアアグリゲーションが導入される(非特許文献1参照)。
3GPP技術仕様 TS 36.300 V10.4.0
ところで、ホーム基地局は、オペレータの置局設計により設置されるマクロ基地局とは異なり、ユーザが任意に設置し得るため、基地局間の干渉の原因となる。
このため、3GPPリリース11以降において、上述したキャリアアグリゲーションを応用して、基地局間干渉を回避する仕組みの実現が望まれる。
そこで、本発明は、基地局間干渉を回避できる移動通信システム、基地局、及びユーザ端末を提供する。
本発明の特徴によれば、周波数分割複信方式を採用する移動通信システムであって、ユーザ端末と、少なくとも一対の上り・下りキャリアを前記ユーザ端末との無線通信に使用する基地局と、を有し、前記基地局及び前記ユーザ端末は、前記無線通信の実行中に、前記一対の上り・下りキャリアのうちの上りキャリアを他のキャリアに変更する移動通信システムが提供される。
本発明の他の特徴によれば、前記基地局は、前記上りキャリアを変更する前に、前記他のキャリアを示す上りキャリア情報を送信し、前記ユーザ端末は、前記基地局からの前記上りキャリア情報を受信する。
本発明の他の特徴によれば、前記基地局は、前記上りキャリア情報を、ユーザ端末個別のメッセージに含めて送信する。
本発明の他の特徴によれば、前記基地局は、前記上りキャリア情報を、複数のユーザ端末に共通の情報ブロックに含めて送信する。
本発明の他の特徴によれば、前記基地局は、前記上りキャリア情報を送信した後、予め定められたタイミングで、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更し、前記ユーザ端末は、前記上りキャリア情報を受信した後、前記予め定められたタイミングで、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更する。
本発明の他の特徴によれば、前記基地局は、前記上りキャリアを変更する前に、前記上りキャリアを変更するタイミングを示すタイミング情報を送信し、前記ユーザ端末は、前記基地局からの前記タイミング情報を受信する。
本発明の他の特徴によれば、前記基地局は、前記タイミング情報を送信した後、前記タイミング情報に対応するタイミングで、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更し、前記ユーザ端末は、前記タイミング情報を受信した後、前記タイミング情報に対応するタイミングで、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更する。
本発明の他の特徴によれば、前記基地局及び前記ユーザ端末は、前記無線通信の実行中に、前記上りキャリアの帯域幅を維持しつつ、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更する。
本発明の他の特徴によれば、前記基地局及び前記ユーザ端末は、前記無線通信の実行中に、前記上りキャリアの帯域幅と、前記上りキャリアに対応付けられたコンテキストと、を維持しつつ、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更する。
本発明の他の特徴によれば、前記基地局及び前記ユーザ端末は、前記無線通信の実行中に、前記一対の上り・下りキャリアのうちの下りキャリアを維持しつつ、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更する。
本発明の他の特徴によれば、前記基地局及び前記ユーザ端末は、前記下りキャリアと、前記下りキャリアに対応付けられたコンテキストと、を維持しつつ、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更する。
本発明の特徴によれば、周波数分割複信方式を採用する移動通信システムにおいて、少なくとも一対の上り・下りキャリアをユーザ端末との無線通信に使用する基地局であって、前記無線通信の実行中に、前記一対の上り・下りキャリアのうちの上りキャリアを他のキャリアに変更する基地局が提供される。
本発明の特徴によれば、周波数分割複信方式を採用する移動通信システムにおいて、少なくとも一対の上り・下りキャリアを基地局との無線通信に使用するユーザ端末であって、前記無線通信の実行中に、前記一対の上り・下りキャリアのうちの上りキャリアを他のキャリアに変更するユーザ端末が提供される。
第1実施形態〜第3実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 ULにおける干渉が生じる場合を説明するための図である。 第1実施形態〜第3実施形態に係るHeNBのブロック図である。 第1実施形態〜第3実施形態に係るUEのブロック図である。 第1実施形態に係るHeNBの動作フロー図である。 第1実施形態に係るUEの動作フロー図である。 第2実施形態に係るHeNBの動作フロー図である。 第3実施形態に係るHeNBの動作フロー図である。 第3実施形態に係るUEの動作フロー図である。
図面を参照して、本発明の第1実施形態〜第3実施形態、及びその他の実施形態を説明する。以下の各実施形態に係る図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付す。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。本実施形態に係る移動通信システムは、3GPPで仕様が策定されているLTE−Advancedに基づいて構成されており、FDD方式を採用する。また、本実施形態に係る移動通信システムには、複数のコンポーネントキャリア(CC)を組み合わせて無線通信に使用するキャリアアグリゲーションが導入されている。なお、各CCは、リソース割り当て単位であるリソースブロック(RB)を複数含んで構成される。
図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、複数のホーム基地局(Home evolved Node B:HeNB)100と、複数のユーザ端末(User Equipment:UE)200と、を有する。本実施形態では、オフィス環境などのように、CSGの異なるHeNB100が複数設置される環境を想定している。HeNB100−1はCSG#1のCSGセルを構成し、HeNB100−2はCSG#2のCSGセルを構成し、HeNB100−3はCSG#3のCSGセルを構成する。
各HeNB100は、電源投入時に、周辺で送受信されている無線信号をモニタリングすることによって、周辺で使用されているCCを判別する。そして、各HeNB100は、周辺で使用されているCCとは異なるCCを、自HeNBで使用するCCとして決定する。
HeNB100−1及びHeNB100−2は、互いに近接して設置されている。このため、HeNB100−1及びHeNB100−2は、上り(UL)及び下り(DL)毎に異なるCCを無線通信に使用する。詳細には、HeNB100−1は、ULにCC#1、DLにCC#2を使用する。これに対し、HeNB100−2は、ULにCC#3、DLにCC#4を使用する。
UE200−1は、CSG#1に属しており、HeNB100−1に接続している。すなわち、UE200−1は、HeNB100−1によって構成されるCSGセルをサービングセルとしている。UE200−1は、ULにCC#1、DLにCC#2を使用して、HeNB100−1との無線通信を行う。
また、UE200−2は、CSG#2に属しており、HeNB100−2に接続している。すなわち、UE200−2は、HeNB100−2によって構成されるCSGセルをサービングセルとしている。UE200−2は、ULにCC#3、DLにCC#4を使用して、HeNB100−2との無線通信を行う。
HeNB100−3は、HeNB100−1及びHeNB100−2の遠方に設置されている。このため、HeNB100−3は、上述したモニタリングによって、周囲でCCが使用されていないと判断し、自HeNBで使用するCCを任意に決定する。その結果、HeNB100−3は、HeNB100−1と同様に、ULにCC#1、DLにCC#2を使用する。
UE200−3は、CSG#3に属しており、HeNB100−3に接続している。すなわち、UE200−3は、HeNB100−3によって構成されるCSGセルをサービングセルとしている。UE200−3は、ULにCC#1、DLにCC#2を使用して、HeNB100−3との無線通信を行う。
HeNB100及びUE200が図1に示す位置関係であれば、UL及びDLの何れにおいても干渉は生じない。しかしながら、CSGの異なるHeNB100が複数設置される環境下では、UE200は、近傍のHeNB100への接続が許容されずに、接続の許容される遠方のHeNB100へ接続せざるを得ない場合があり、この場合にはULにおける干渉が生じる。
図2は、ULにおける干渉が生じる場合を説明するための図である。図2に示すように、CSG#3に属するUE200−3は、HeNB100−1の近傍であって、HeNB100−3の遠方に位置している。UE200−3は、無線状態が良好ではないものの、接続の許容される遠方のHeNB100−3に接続する。
UE200−3からHeNB100−3へのUL信号は、HeNB100−3だけでなく、HeNB100−1においても受信される。また、HeNB100−3及びUE200−3は、HeNB100−1及びUE200−1と同様に、ULにCC#1を使用している。よって、UE200−3からHeNB100−3へのUL信号は、HeNB100−1に強い干渉を与える。その結果、HeNB100−1は、UE200−1からのUL信号を正常に受信できなくなり、HeNB100−1とUE200−1との間の無線通信が途絶する。
そこで、本実施形態では、無線通信中にULにおける干渉を検知した場合、HeNB100−1及びUE200−1は、ULに使用するCC(以下、「UL CC」と称する)をCC#1から他のCC(例えばCC#5)に変更する。これにより、ULにおける干渉が回避される。また、変更後のUL CCを、変更前のUL CCと同じ帯域幅とすることによって、UL CCを変更しても、UL CCに対応付けられたコンテキストを維持できる。UL CCに対応付けられたコンテキストの具体例については後述する。
HeNB100−1及びUE200−1は、UL CCを変更しても、DLに使用するCC(以下、「DL CC」と称する)は変更せずに維持する。これにより、上述したモニタリングによって周囲との関係で決定したDL CCを維持でき、且つ、UE200−1が再接続を行う必要が無くなる。また、DL CCに対応付けられたコンテキストを維持できる。DL CCに対応付けられたコンテキストの具体例については後述する。
次に、HeNB100の構成を説明する。HeNB100−1〜HeNB100−3は同様に構成されるため、ここではHeNB100−1の構成を説明する。図3は、HeNB100−1のブロック図である。
図3に示すように、HeNB100は、アンテナ101と、無線通信部110と、ネットワーク通信部120と、記憶部130と、制御部140と、を含む。
無線通信部110は、アンテナ101を介して無線通信を行うように構成される。送信については、無線通信部110は、制御部140から入力されるベースバンド信号のアップコンバート及び増幅等を行って無線信号をアンテナ101から出力する。受信については、無線通信部110は、アンテナ101から入力される受信信号の増幅及びダウンコンバート等を行った後、ベースバンド信号を制御部140に出力する。
ネットワーク通信部120は、S1インターフェイスを用いて、コアネットワーク(Evolved Packet Core:EPC)との通信を行う。また、ネットワーク通信部120は、X2インターフェイスを用いて、他のHeNBとの通信(基地局間通信)を行う。
記憶部130は、例えばメモリを用いて構成され、制御部140による制御等に用いられる各種の情報を記憶する。記憶部130は、移動通信システムで利用可能な各CC(CC#1〜CC#N)に関する情報として、例えば、各CC(CC#1〜CC#N)の中心周波数、各CC(CC#1〜CC#N)の帯域幅などの情報を記憶する。
記憶部130は、UE200−1との無線通信に関するコンテキストを記憶する。詳細には、記憶部130は、UE200−1とのUL通信に関するコンテキスト(すなわち、UL CCに対応付けられたコンテキスト)として、HARQ(Hybrid Automatic Repeat ReQuest)の状態、セミパーシステントスケジューリング(SPS)の設定、TTI(Transmission Time Interval)バンドリングの設定、SRS(Sounding Reference Signal)の設定、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)の設定などを記憶する。
ここで、HARQとは、自動再送要求(ARQ)と前方誤り訂正(FEC)とを組み合わせたものであり、HARQの状態とは、例えば複数のHARQ entityをUEが有する場合における、UEからの受信途中データ(受信に失敗したデータ)のソフト・バッファや今までの送信回数等である。
SPSとは、固定的なリソース割り当てを行うスケジューリング方式であり、SPSの設定とは、例えば割り当てRB、MCS(Modulation and Coding Scheme)、サブフレーム間隔などである。
TTIバンドリングとは、UE200からのフィードバック無しで連続的に再送データを送信する方式であり、TTIバンドリングの設定とは、例えばTTIバンドリングの設定有無などである。
SRSとは、UE200が周波数ホッピングにより周期的に送信する上り参照信号であり、SRSの設定とは、例えばTS36.213(v.10.2.0) 8.2 UE sounding procedureに記載されているような、周期や帯域幅やホッピング帯域幅、サイクリックシフト、送信アンテナポート数などである。
PUCCHとは、UL CCの端部に相当するRBを用いて構成される制御チャネルであり、PUCCHの設定とは、例えばPUCCH用リソースのパラメータである。PUCCH用リソースのパラメータとは、例えば、UL CC変更前後でセルIDが変わらないことを前提として、TS36.211(v.10.1.0) 5.4 Physical uplink control channelに記載されている、上位レイヤから通知されるN(2)RBやN(1)CSなどである。
また、記憶部130は、UE200−1とのDL通信に関するコンテキスト(すなわち、DL CCに対応付けられたコンテキスト)として、セルID、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)などを記憶する。セルIDは、セルを識別する識別子である。RNTIは、UE200−1に割り当てられる一時的な識別子である。
さらに、記憶部130は、HeNB100−1が属するCSG(すなわち、CSG#1)を識別するCSG IDを記憶する。
制御部140は、例えばプロセッサを用いて構成され、HeNB100の各種の機能を制御する。
制御部140は、HeNB100−1の電源投入時に、記憶部130に記憶されているCCに関する情報に基づいて、無線通信部110が受信する無線信号の状態をCC毎に測定(モニタリング)し、周辺で使用されているCCを判別する。そして、制御部140は、周辺で使用されているCCとは異なるCCを、HeNB100−1で使用するCCとして決定する。なお、制御部140は、UL CC及びDL CCを決定した後においても、モニタリングを周期的に行ってもよい。
制御部140は、UL CC及びDL CCを決定した後、当該UL CCを示す情報及び当該DL CCを示す情報を、システム情報ブロック(SIB)に含めて自セル内に周期的にブロードキャストするよう無線通信部110を制御する。また、制御部140は、HeNB100−1が構成するセル(CSGセル)のセルID及びCSG IDを周期的にブロードキャストするよう無線通信部110を制御する。
制御部140は、UL及びDLのそれぞれについてRBをUE200−1に割り当てるスケジューラ機能を有する。詳細には、制御部140は、UL CCに含まれる複数のRBの中からUE200−1に割り当てるRBを決定するとともに、DL CCに含まれる複数のRBの中からUE200−1に割り当てるRBを決定する。そして、制御部140は、決定したUL及びDLそれぞれの割り当てRBを、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)上でUE200−1に送信するよう無線通信部110を制御する。
制御部140は、UE200−1の接続時において、UE200−1に適用するSRSの設定や、TTIバンドリングの設定、PUCCHの設定、RNTIなどを示す情報を、上位レイヤのシグナリング(すなわち、RRC Configurationメッセージ)に含めてUE200−1に送信するよう無線通信部110を制御する。
制御部140は、UE200−1の接続後、UE200−1との無線通信を実行中において、ULにおいて受ける干渉レベルを測定する。制御部140は、当該干渉レベルが所定レベルを超えた場合に、UL CCの変更を決定する。本実施形態では、制御部140は、周辺CC使用状況のモニタリングの結果に基づいて、周辺で使用していないCC又はUL干渉レベルの低いCCを、変更後のUL CCとして決定する。
なお、制御部140は、電源投入時に行ったモニタリングの結果に基づいて変更後のUL CCを決定してもよく、周期的に行うモニタリングの結果に基づいて変更後のUL CCを決定してもよい。あるいは、UL CCの変更を決定した後、改めてモニタリングを行い、当該モニタリングの結果に基づいて決定してもよい。以下においては、UL CCの変更を決定した後、改めてモニタリングを行う一例を説明する。
ここで、制御部140は、変更後のUL CCの帯域幅と変更前のUL CCの帯域幅とが等しくなるように、変更後のUL CCを決定する。変更後のUL CCの帯域幅と変更前のUL CCの帯域幅とが等しい場合には、UL CCを変更しても、UL CCに対応付けられたコンテキストを維持できるためである。
制御部140は、変更後のUL CCを決定するとともに、UL CCの変更タイミングを決定する。当該変更タイミングは、例えば、無線フレーム番号及び/又はサブフレーム番号によって定められる。なお、10個のサブフレームによって1個の無線フレームが構成される。
制御部140は、変更後のUL CC及びUL CCの変更タイミングを決定すると、変更後のUL CCを示すUL CC情報及びUL CCの変更タイミングを示すタイミング情報を送信するよう無線通信部110を制御する。UL CC情報は、例えば、変更後のUL CCの中心周波数を示す情報及び変更後のUL CCの帯域幅を示す情報を含む。タイミング情報は、例えばUL CCを変更する無線フレーム番号及び/又はサブフレーム番号を含む。
制御部140は、UL CC情報及びタイミング情報を、上位レイヤのシグナリング(すなわち、RRC Reconfigurationメッセージ)に含めてUE200−1に送信するよう無線通信部110を制御する。このような送信方法によれば、UE200毎に個別に送信できるため、UE200毎に異なるUL CC情報及びタイミング情報を送信できる。なお、UL CCの変更タイミングは、RRC Reconfigurationメッセージに対するUEからのACKが得られると予測されるタイミングの後とすることが望ましい。
あるいは、制御部140は、UL CC情報及びタイミング情報を、SIBに含めてブロードキャスト送信するよう無線通信部110を制御する。このような送信方法によれば、複数のUE200に対してUL CC情報及びタイミング情報を一括して送信できるため、オーバーヘッドを削減できる。
制御部140は、UL CC情報及びタイミング情報を送信した後、タイミング情報に対応するタイミング(無線フレーム番号及び/又はサブフレーム番号)で、UL CC情報に対応する変更後のUL CCに変更する。
制御部140は、UL CCを変更した後、UE200−1との無線通信を継続する。上述したように、変更後のUL CCの帯域幅と変更前のUL CCの帯域幅とが等しいため、UL CCを変更しても、UL CCに対応付けられたコンテキストを維持してUL通信を継続する。また、DL CCは変更していないため、DL CCに対応付けられたコンテキストを維持してDL通信を継続する。
次に、UE200の構成を説明する。UE200−1〜UE200−3は同様に構成されるため、ここではUE200−1の構成を説明する。図4は、UE200−1のブロック図である。
図4に示すように、UE200は、アンテナ201と、無線通信部210と、記憶部220と、制御部230と、を含む。
無線通信部210は、アンテナ201を介して無線通信を行うように構成される。送信については、無線通信部210は、制御部230から入力されるベースバンド信号のアップコンバート及び増幅等を行って無線信号をアンテナ201から出力する。受信については、無線通信部210は、アンテナ201から入力される受信信号の増幅及びダウンコンバート等を行った後、ベースバンド信号を制御部230に出力する。
記憶部220は、例えばメモリを用いて構成され、制御部230による制御等に用いられる各種の情報を記憶する。また、記憶部220は、UE200−1が属するCSG(すなわち、CSG#1)のCSG IDを記憶する。
記憶部220は、HeNB100−1との無線通信に関するコンテキストを記憶する。詳細には、記憶部220は、HeNB100−1とのUL通信に関するコンテキスト(すなわち、UL CCに対応付けられたコンテキスト)として、HARQの状態、SPSの設定、TTIバンドリングの設定、SRSの設定、PUCCHの設定などを記憶する。また、記憶部220は、HeNB100−1とのDL通信に関するコンテキスト(すなわち、DL CCに対応付けられたコンテキスト)として、セルID、RNTIなどを記憶する。
制御部230は、例えばプロセッサを用いて構成され、UE200−1の各種の機能を制御する。
制御部230は、無線通信部210が受信する無線信号の状態を測定するとともに、当該無線信号に含まれるセルID及びCSG IDを取得する。そして、制御部230は、無線通信が可能な状態であって、記憶部220に記憶されているCSG IDと一致するCSG IDを送信するセル(本実施形態では、HeNB100−1によって構成されるセル)をサービングセルとして決定し、接続を試みる。また、制御部230は、HeNB100−1から無線通信部210が受信するSIBを取得し、当該SIBに基づいてHeNB100−1で使用されるUL CC及びDL CCを判別する。
制御部230は、SRSの設定や、TTIバンドリングの設定、PUCCHの設定、RNTIなどを示す情報をHeNB100−1から無線通信部210が受信すると、受信した情報を記憶するよう記憶部220を制御する。
制御部230は、HeNB100−1への接続後、無線通信部210がPDCCH上で受信する割り当て情報に基づいて割り当てRBを判別し、当該割り当てRBを用いて無線通信(データ送受信)を行うよう無線通信部210を制御する。
制御部230は、HeNB100−1との無線通信中に、UL CC情報及びタイミング情報をHeNB100−1から無線通信部210が受信すると、当該タイミング情報に対応するタイミング(無線フレーム番号及び/又はサブフレーム番号)で、当該UL CC情報に対応する変更後のUL CCに変更する。
制御部230は、UL CCを変更した後、HeNB100−1との無線通信を継続する。上述したように、変更後のUL CCの帯域幅と変更前のUL CCの帯域幅とが等しいため、UL CCを変更しても、UL CCに対応付けられたコンテキストを維持してUL通信を継続する。また、DL CCは変更していないため、DL CCに対応付けられたコンテキストを維持してDL通信を継続する。
次に、本実施形態に係る移動通信システムの動作について、HeNB100−1の動作、UE200−1の動作、の順に説明する。ここでは、eNB100−1とUE200−1との間の無線通信が行われている際に、UL CCを変更する動作を説明する。
図5は、本実施形態に係るHeNB100−1の動作フロー図である。
図5に示すように、ステップS101において、制御部140は、ULにおいて受ける干渉レベルを測定する。制御部140は、当該干渉レベルが所定レベルを超えた場合(ステップS101;YES)に、UL CCの変更を決定する。
ステップS102において、制御部140は、周辺CC使用状況のモニタリングを行う。
ステップS103において、制御部140は、当該モニタリングの結果に基づいて、周辺で使用していないCC又はUL干渉レベルの低いCCを、変更後のUL CCとして決定する。また、制御部140は、変更後のUL CCを決定するとともに、UL CCの変更タイミングを決定する。当該変更タイミングは、例えば、無線フレーム番号及び/又はサブフレーム番号によって定められる。
ステップS104において、制御部140は、変更後のUL CC及びUL CCの変更タイミングを決定すると、変更後のUL CCを示すUL CC情報及びUL CCの変更タイミングを示すタイミング情報を送信するよう無線通信部110を制御する。
ステップS105において、制御部140は、タイミング情報に対応するタイミングになるまで待ち状態になる。
ステップS106において、タイミング情報に対応するタイミング(無線フレーム番号及び/又はサブフレーム番号)で、UL CC情報に対応する変更後のUL CCに変更する。制御部140は、UL CCを変更した後、UE200−1との無線通信を継続するよう制御する。上述したように、変更後のUL CCの帯域幅と変更前のUL CCの帯域幅とが等しいため、UL CCを変更しても、UL CCに対応付けられたコンテキストを維持してUL通信を継続する。また、DL CCは変更していないため、DL CCに対応付けられたコンテキストを維持してDL通信を継続する。
図6は、本実施形態に係るUE200−1の動作フロー図である。
図6に示すように、ステップS151において、制御部230は、UL CC情報及びタイミング情報をHeNB100−1から無線通信部210が受信したか否かを確認する。UL CC情報及びタイミング情報を受信した場合(ステップS151;YES)、処理がステップS152に進む。
ステップS152において、制御部230は、タイミング情報に対応するタイミングになるまで待ち状態になる。
ステップS153において、制御部230は、当該タイミング情報に対応するタイミング(無線フレーム番号及び/又はサブフレーム番号)で、当該UL CC情報に対応する変更後のUL CCに変更する。そして、制御部230は、UL CCを変更した後、HeNB100−1との無線通信を継続する。上述したように、変更後のUL CCの帯域幅と変更前のUL CCの帯域幅とが等しいため、UL CCを変更しても、UL CCに対応付けられたコンテキストを維持してUL通信を継続する。また、DL CCは変更していないため、DL CCに対応付けられたコンテキストを維持してDL通信を継続する。
以上説明したように、本実施形態によれば、HeNB100−1及びUE200−1は、無線通信の実行中に、UL CCとDL CCとの対のうち、UL CCを他のCCに変更する。これにより、ULにおける干渉が回避される。
本実施形態では、HeNB100−1は、UL CCを変更する前に、変更後のUL CCを示すUL CC情報を送信し、UE200−1は、HeNB100−1からのUL CC情報を受信する。これにより、変更後のUL CCを事前にUE200−1に通知できる。
本実施形態では、HeNB100−1は、UL CCを変更する前に、UL CCを変更するタイミングを示すタイミング情報を送信し、UE200−1は、HeNB100−1からのタイミング情報を受信する。これにより、UL CCの変更タイミングをHeNB100−1がUE200−1に対して指定できる。
本実施形態では、HeNB100−1及びUE200−1は、無線通信の実行中に、UL CCの帯域幅を維持しつつ、UL CCを他のCCに変更する。これにより、UL CCに対応付けられたコンテキストを維持してUL通信を継続できる。
本実施形態では、HeNB100−1及びUE200−1は、無線通信の実行中に、DL CCを維持しつつ、UL CCを他のCCに変更する。これにより、DL CCに対応付けられたコンテキストを維持してDL通信を継続できる。
[第2実施形態]
以下、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。本実施形態では、UL CCを変更した後、変更前のCCでULにおける干渉が十分に低下した場合に、変更後のCCから変更前のCCに戻すようにする。
次に、本実施形態に係るHeNB100−1の動作を説明する。ここでは、HeNB100−1及びUE200−1がUL CCを変更した後における動作を説明する。図7は、本実施形態に係るHeNB100−1の動作フロー図である。
図7に示すように、ステップS201において、制御部140は、変更前のCC(UL CC)において受ける干渉レベルを測定する。
ステップS202において、制御部140は、当該干渉レベルが所定レベル未満であるか否かを確認する。当該干渉レベルが所定レベル未満である場合(ステップS202;YES)、処理がステップS203に進む。これに対し、当該干渉レベルが所定レベル未満である場合(ステップS202;NO)、処理がステップS201に戻る。
ステップS203において、制御部140は、変更前のCCを新たなUL CCとして決定する。また、制御部140は、新たなUL CCを決定するとともに、UL CCの変更タイミングを決定する。
ステップS204において、制御部140は、新たなUL CC及びUL CCの変更タイミングを決定すると、当該新たなUL CCを示すUL CC情報及びUL CCの変更タイミングを示すタイミング情報を送信するよう無線通信部110を制御する。
ステップS205において、制御部140は、タイミング情報に対応するタイミングになるまで待ち状態になる。
ステップS206において、タイミング情報に対応するタイミング(無線フレーム番号及び/又はサブフレーム番号)で、UL CC情報に対応する変更後のUL CCに変更する。制御部140は、UL CCを変更した後、UE200−1との無線通信を継続するよう制御する。変更後のUL CCの帯域幅と変更前のUL CCの帯域幅とが等しいため、UL CCを変更しても、UL CCに対応付けられたコンテキストを維持してUL通信を継続する。また、DL CCは変更していないため、DL CCに対応付けられたコンテキストを維持してDL通信を継続する。
[第3実施形態]
以下、第3実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。上述した第1実施形態では、HeNB100−1からUE200−1へタイミング情報を送信していた。これに対し、第2実施形態では、HeNB100−1及びUE200−1でUL CCの変更タイミングに関する規則を予め共有(記憶)しておくことで、タイミング情報の送受信を省略する。
変更タイミングに関する規則とは、例えば、UL CC情報の送受信が行われた無線フレームの次の無線フレームに含まれる先頭サブフレームでUL CCを変更するという規則である。あるいは、UL CC情報の送受信が行われたサブフレームのNサブフレーム後のサブフレームでUL CCを変更する規則であってもよい。
次に、本実施形態に係る移動通信システムの動作について、HeNB100−1の動作、UE200−1の動作、の順に説明する。ここでは、HeNB100−1とUE200−1との間の無線通信が行われている際に、UL CCを変更する動作を説明する。
図8は、本実施形態に係るHeNB100−1の動作フロー図である。
図8に示すように、ステップS301において、制御部140は、ULにおいて受ける干渉レベルを測定する。制御部140は、当該干渉レベルが所定レベルを超えた場合(ステップS301;YES)に、UL CCの変更を決定する。
ステップS302において、制御部140は、周辺CC使用状況のモニタリングを行う。
ステップS303において、制御部140は、当該モニタリングの結果に基づいて、周辺で使用していないCC又はUL干渉レベルの低いCCを、変更後のUL CCとして決定する。
ステップS304において、制御部140は、変更後のUL CCを示すUL CC情報を送信するよう無線通信部110を制御する。
ステップS305において、制御部140は、変更タイミングに関する規則により定められるタイミングになるまで待ち状態になる。
ステップS306において、変更タイミングに関する規則により定められるタイミングで、UL CC情報に対応する変更後のUL CCに変更する。制御部140は、UL CCを変更した後、UE200−1との無線通信を継続するよう制御する。
図9は、本実施形態に係るUE200−1の動作フロー図である。
図9に示すように、ステップS351において、制御部230は、UL CC情報をHeNB100−1から無線通信部210が受信したか否かを確認する。UL CC情報を受信した場合(ステップS351;YES)、処理がステップS352に進む。
ステップS352において、制御部230は、変更タイミングに関する規則により定められるタイミングになるまで待ち状態になる。
ステップS353において、制御部230は、変更タイミングに関する規則により定められるタイミングで、当該UL CC情報に対応する変更後のUL CCに変更する。そして、制御部230は、UL CCを変更した後、HeNB100−1との無線通信を継続する。
以上説明したように、本実施形態によれば、HeNB100−1は、UL CC情報を送信した後、予め定められたタイミングでUL CCを変更し、UE200−1は、UL CC情報を受信した後、予め定められたタイミングでUL CCを変更する。これにより、タイミング情報を省略できるため、オーバーヘッドを削減できる。
[その他の実施形態]
上記のように、本発明は各実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した各実施形態では、ULにおける干渉検知をトリガとしてUL CCを変更する一例を説明した。しかしながら、ULにおける輻輳検知をトリガとしてUL CCを変更してもよい。すなわち、ULにおいて輻輳が生じた場合に、帯域幅の広いUL CCに変更することでUL通信容量が増大するため、ULにおける輻輳を解消できる。なお、ULにおける輻輳の有無は、例えばULにおけるRB使用率が所定値を超えたか否かによって判定できる。
また、上述した実施形態では、基地局の一種であるHeNBを例に説明したが、HeNBに限らず、マクロ基地局(MeNB)やピコ基地局(PeNB)を本発明に係る基地局としてもよい。
さらに、将来的には、1つのCCを分割して各分割キャリアを新たなCCとして取り扱うことも想定されているが、本明細書におけるコンポーネントキャリア(CC)は、そのような新たなCCも含むものとする。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。
次に、本実施形態に係る移動通信システムの動作について、HeNB100−1の動作、UE200−1の動作、の順に説明する。ここでは、eNB100−1とUE200−1との間の無線通信が行われている際に、UL CCを変更する動作を説明する。
ステップS202において、制御部140は、当該干渉レベルが所定レベル未満であるか否かを確認する。当該干渉レベルが所定レベル未満である場合(ステップS202;YES)、処理がステップS203に進む。これに対し、当該干渉レベルが所定レベル未満でない場合(ステップS202;NO)、処理がステップS201に戻る。
[第3実施形態]
以下、第3実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。上述した第1実施形態では、HeNB100−1からUE200−1へタイミング情報を送信していた。これに対し、第実施形態では、HeNB100−1及びUE200−1でUL CCの変更タイミングに関する規則を予め共有(記憶)しておくことで、タイミング情報の送受信を省略する。

Claims (13)

  1. 周波数分割複信方式を採用する移動通信システムであって、
    ユーザ端末と、
    少なくとも一対の上り・下りキャリアを前記ユーザ端末との無線通信に使用する基地局と、
    を有し、
    前記基地局及び前記ユーザ端末は、前記無線通信の実行中に、前記一対の上り・下りキャリアのうちの上りキャリアを他のキャリアに変更することを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記基地局は、前記上りキャリアを変更する前に、前記他のキャリアを示す上りキャリア情報を送信し、
    前記ユーザ端末は、前記基地局からの前記上りキャリア情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記基地局は、前記上りキャリア情報を、ユーザ端末個別のメッセージに含めて送信することを特徴とする請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記基地局は、前記上りキャリア情報を、複数のユーザ端末に共通の情報ブロックに含めて送信することを特徴とする請求項2に記載の移動通信システム。
  5. 前記基地局は、前記上りキャリア情報を送信した後、予め定められたタイミングで、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更し、
    前記ユーザ端末は、前記上りキャリア情報を受信した後、前記予め定められたタイミングで、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更することを特徴とする請求項2に記載の移動通信システム。
  6. 前記基地局は、前記上りキャリアを変更する前に、前記上りキャリアを変更するタイミングを示すタイミング情報を送信し、
    前記ユーザ端末は、前記基地局からの前記タイミング情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  7. 前記基地局は、前記タイミング情報を送信した後、前記タイミング情報に対応するタイミングで、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更し、
    前記ユーザ端末は、前記タイミング情報を受信した後、前記タイミング情報に対応するタイミングで、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更することを特徴とする請求項6に記載の移動通信システム。
  8. 前記基地局及び前記ユーザ端末は、前記無線通信の実行中に、前記上りキャリアの帯域幅を維持しつつ、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  9. 前記基地局及び前記ユーザ端末は、前記無線通信の実行中に、前記上りキャリアの帯域幅と、前記上りキャリアに対応付けられたコンテキストと、を維持しつつ、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更することを特徴とする請求項8に記載の移動通信システム。
  10. 前記基地局及び前記ユーザ端末は、前記無線通信の実行中に、前記一対の上り・下りキャリアのうちの下りキャリアを維持しつつ、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  11. 前記基地局及び前記ユーザ端末は、前記下りキャリアと、前記下りキャリアに対応付けられたコンテキストと、を維持しつつ、前記上りキャリアを前記他のキャリアに変更することを特徴とする請求項10に記載の移動通信システム。
  12. 周波数分割複信方式を採用する移動通信システムにおいて、少なくとも一対の上り・下りキャリアをユーザ端末との無線通信に使用する基地局であって、
    前記無線通信の実行中に、前記一対の上り・下りキャリアのうちの上りキャリアを他のキャリアに変更することを特徴とする基地局。
  13. 周波数分割複信方式を採用する移動通信システムにおいて、少なくとも一対の上り・下りキャリアを基地局との無線通信に使用するユーザ端末であって、
    前記無線通信の実行中に、前記一対の上り・下りキャリアのうちの上りキャリアを他のキャリアに変更することを特徴とするユーザ端末。
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