JPWO2013021949A1 - 置換4,4−ジフルオロ−2−ブテン−1−オン化合物及び置換イソキサゾリン化合物の製造方法 - Google Patents
置換4,4−ジフルオロ−2−ブテン−1−オン化合物及び置換イソキサゾリン化合物の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
また、置換4,4−ジフルオロ−2−ブテン−1−オン化合物から置換イソキサゾリン化合物を製造する方法としては、塩基及び水の存在下、非極性溶媒中、相間移動触媒を添加して行う方法が知られている(例えば、特許文献3参照)。
また、置換ケトン化合物と置換アセチル化合物を出発原料として、1工程で置換4,4−ジフルオロ−2−ブテン−1−オン化合物を製造する方法として特許文献3に記載されている製造方法では、10時間以上といった長時間の反応が必要であった。また特許文献4に記載されている製造方法では、塩基として水酸化カルシウムを用いる場合は、反応系中にジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒の添加が必要であり、さらに非プロトン性極性溶媒を反応系中に添加した場合は、後処理時の分液操作で非プロトン性極性溶媒の回収が困難となり、環境への負荷が大きく、工業的製法としては満足のいくものではなかった。一方、塩基として炭酸カリウム又は1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセンを使用する場合は、反応系中から水を除去する必要があり、その為に溶媒として使用しているアセトニトリルを留去・追加投入し続ける必要があり、大過剰量のアセトニトリルを使用しなければならないこと、また、留去したアセトニトリルは、水を含む為、アセトニトリルを溶媒として再利用する為には、乾燥操作が追加で必要となり、工業的製法として満足のいくものではなかった。
一般式(2):
Xは、水素原子又はハロゲン原子を表す。]で表される置換4,4−ジフルオロ−3−ヒドロキシブタン−1−オン化合物を、相間移動触媒の存在下、脱水反応させることによる、一般式(1):
一般式(3):
Xは、水素原子又はハロゲン原子を表す。]で表されるケトン化合物と、一般式(4):
一般式(2):
Xは、水素原子又はハロゲン原子を表す。]で表される置換4,4−ジフルオロ−3−ヒドロキシブタン−1−オン化合物を、相間移動触媒の存在下で脱水反応を行い、続いてヒドロキシルアミン化合物と反応させることによる、一般式(5):
一般式(3):
Xは、水素原子又はハロゲン原子を表す。]で表されるケトン化合物と、一般式(4):
〔5−1〕
前記相間移動触媒が、一般式(6):
V1、V2、V3及びV4は、各々独立してC1〜C18アルキル、V5で任意に置換されたC1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、ベンジル、ベンゼン環において(V6)r1で置換されたベンジル、フェニル、(V6)r1で置換されたフェニル、フェロセニルメチル又は1−ナフチルメチルを表すか、或いはV1及びV2は一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、それらが結合するM1と共に5〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
V5は、ハロゲン原子、−OH、−OC(O)V7 、−OC(O)NH2又は−SC(O)V7を表し、
V6は、C1〜C4アルキル、ハロゲン原子又はニトロを表し、
V7は、メチル又はフェニルを表し、
r1は、1〜5の整数を表し、
r2は、1又は2の整数を表し、
X4は、フッ素原子、−OH、−OC(O)CH3又は−SO4を表す。]
で表される化合物である、〔1〕又は〔2〕に記載の製造方法。
〔5−2〕
前記相間移動触媒が、一般式(6):
V1、V2、V3及びV4は、各々独立してC1〜C18アルキル、V5で任意に置換されたC1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、ベンジル、ベンゼン環において(V6)r1で置換されたベンジル、フェニル、(V6)r1で置換されたフェニル、フェロセニルメチル又は1−ナフチルメチルを表すか、或いはV1及びV2は一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、それらが結合するM1と共に5〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
V5は、ハロゲン原子、−OH、−OC(O)V7 、−OC(O)NH2又は−SC(O)V7を表し、
V6は、C1〜C4アルキル、ハロゲン原子又はニトロを表し、
V7は、メチル又はフェニルを表し、
r1は、1〜5の整数を表し、
r2は、1又は2の整数を表し、
X4は、フッ素原子、−OH、−OC(O)CH3又は−SO4を表す。]
で表される化合物である、〔3〕又は〔4〕に記載の製造方法。
〔6−1〕
前記一般式(6)中、V1、V2、V3及びV4は、各々独立してC1〜C4アルキル、ベンジル又はフェニルを表す、〔5−1〕記載の製造方法。
〔6−2〕
前記一般式(6)中、V1、V2、V3及びV4は、各々独立してC1〜C4アルキル、ベンジル又はフェニルを表す、〔5−2〕記載の製造方法。
〔7−1〕
前記相間移動触媒が、一般式(7):
V1、V2、V3及びV4は、各々独立してC1〜C18アルキル、V5で任意に置換されたC1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、ベンジル、ベンゼン環において(V6)r1で置換されたベンジル、フェニル、(V6)r1で置換されたフェニル、フェロセニルメチル又は1−ナフチルメチルを表すか、或いはV1及びV2は一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、それらが結合するM1と共に5〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
V5は、ハロゲン原子、−OH、−OC(O)V7 、−OC(O)NH2又は−SC(O)V7を表し、
V6は、C1〜C4アルキル、ハロゲン原子又はニトロを表し、
V7は、メチル又はフェニルを表し、
r1は、1〜5の整数を表し、
X5は、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表す。]で表される化合物、又はクラウンエーテルであり、前記脱水反応を該相間移動触媒と塩基性化合物の存在下で行う、〔1〕又は〔2〕に記載の製造方法。
〔7−2〕
前記相間移動触媒が、一般式(7):
V1、V2、V3及びV4は、各々独立してC1〜C18アルキル、V5で任意に置換されたC1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、ベンジル、ベンゼン環において(V6)r1で置換されたベンジル、フェニル、(V6)r1で置換されたフェニル、フェロセニルメチル又は1−ナフチルメチルを表すか、或いはV1及びV2は一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、それらが結合するM1と共に5〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
V5は、ハロゲン原子、−OH、−OC(O)V7 、−OC(O)NH2又は−SC(O)V7を表し、
V6は、C1〜C4アルキル、ハロゲン原子又はニトロを表し、
V7は、メチル又はフェニルを表し、
r1は、1〜5の整数を表し、
X5は、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表す。]で表される化合物、又はクラウンエーテルであり、前記脱水反応を該相間移動触媒と塩基性化合物の存在下で行う、〔3〕又は〔4〕に記載の製造方法。
〔8−1〕
前記塩基性化合物が、一般式(8):
M2は、前記と同じ意味を表し、
V6は、C1〜C4アルキル、ハロゲン原子又はニトロを表し、
r1は、1〜5の整数を表す。]で表される塩である、〔7−1〕に記載の製造方法。
〔8−2〕
前記塩基性化合物が、一般式(8):
M2は、前記と同じ意味を表し、
V6は、C1〜C4アルキル、ハロゲン原子又はニトロを表し、
r1は、1〜5の整数を表す。]で表される塩である、〔7−2〕に記載の製造方法。
〔9−1〕
前記塩基性化合物が、一般式(8):
〔9−2〕
前記塩基性化合物が、一般式(8):
〔10−1〕
前記相間移動触媒が、式中のV1、V2、V3及びV4が、各々独立してC1〜C4アルキル、ベンジル又はフェニルを表す一般式(7)で表される化合物であるか、又は、18−クラウン−6−エーテル、ジベンゾ−18−クラウン−6−エーテル及び15−クラウン−5−エーテルからなる群から選択されるクラウンエーテルであり、
前記塩基性化合物は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸水素二カリウム、フタルイミドカリウム又は酢酸カリウムである、〔7−1〕に記載の製造方法。
〔10−2〕
前記相間移動触媒が、式中のV1、V2、V3及びV4が、各々独立してC1〜C4アルキル、ベンジル又はフェニルを表す一般式(7)で表される化合物であるか、又は、18−クラウン−6−エーテル、ジベンゾ−18−クラウン−6−エーテル及び15−クラウン−5−エーテルからなる群から選択されるクラウンエーテルであり、
前記塩基性化合物は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸水素二カリウム、フタルイミドカリウム又は酢酸カリウムである、〔7−2〕に記載の製造方法。
〔11−1〕
前記塩基性化合物は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸水素二カリウム、フタルイミドカリウム又は酢酸カリウムである、〔10−1〕に記載の製造方法。
〔11−2〕
前記塩基性化合物は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸水素二カリウム、フタルイミドカリウム又は酢酸カリウムである、〔10−2〕に記載の製造方法。
〔12−1〕
前記塩基性化合物は、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムである、〔11−1〕に記載の製造方法。
〔12−2〕
前記塩基性化合物は、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムである、〔11−2〕に記載の製造方法。
〔13−1〕
前記相間移動触媒が、一般式(7):
V1、V2、V3及びV4は、各々独立してC1〜C18アルキル、V5で任意に置換されたC1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、ベンジル、ベンゼン環において(V6)r1で置換されたベンジル、フェニル、(V6)r1で置換されたフェニル、フェロセニルメチル又は1−ナフチルメチルを表すか、或いはV1及びV2は一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、それらが結合するM1と共に5〜7員環を形成してもよく、このときアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
V5は、ハロゲン原子、−OH、−OC(O)V7 、−OC(O)NH2又は−SC(O)V7を表し、
V6は、C1〜C4アルキル、ハロゲン原子又はニトロを表し、
V7は、メチル又はフェニルを表し、
r1は、1〜5の整数を表し、
X5は、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表す。]で表される化合物、又はクラウンエーテルであり、前記脱水反応を該相間移動触媒と一般式(15):
〔13−2〕
前記相間移動触媒が、一般式(7):
V1、V2、V3及びV4は、各々独立してC1〜C18アルキル、V5で任意に置換されたC1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、ベンジル、ベンゼン環において(V6)r1で置換されたベンジル、フェニル、(V6)r1で置換されたフェニル、フェロセニルメチル又は1−ナフチルメチルを表すか、或いはV1及びV2は一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、それらが結合するM1と共に5〜7員環を形成してもよく、このときアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
V5は、ハロゲン原子、−OH、−OC(O)V7 、−OC(O)NH2又は−SC(O)V7を表し、
V6は、C1〜C4アルキル、ハロゲン原子又はニトロを表し、
V7は、メチル又はフェニルを表し、
r1は、1〜5の整数を表し、
X5は、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表す。]で表される化合物、又はクラウンエーテルであり、前記脱水反応を該相間移動触媒と一般式(15):
〔14−1〕
前記相間移動触媒が、式中のV1、V2、V3及びV4が、各々独立してC1〜C4アルキル、ベンジル又はフェニルを表す一般式(7)で表される化合物であるか、又は、18−クラウン−6−エーテル及びジベンゾ−18−クラウン−6−エーテルからなる群から選択されるクラウンエーテルであり、
前記フッ化物塩がフッ化カリウムである、〔13−1〕に記載の製造方法。
〔14−2〕
前記相間移動触媒が、式中のV1、V2、V3及びV4が、各々独立してC1〜C4アルキル、ベンジル又はフェニルを表す一般式(7)で表される化合物であるか、又は、18−クラウン−6−エーテル及びジベンゾ−18−クラウン−6−エーテルからなる群から選択されるクラウンエーテルであり、
前記フッ化物塩がフッ化カリウムである、〔13−2〕に記載の製造方法。
〔15−1〕
前記一般式(2)で表される置換4,4−ジフルオロ−3−ヒドロキシブタン−1−オン化合物の、相間移動触媒の存在下での脱水反応を、溶媒を用いた共沸脱水により行う、〔1〕及び〔5−1〕乃至〔14−1〕のうち何れか一項に記載の製造方法。
〔15−2〕
前記一般式(2)で表される置換4,4−ジフルオロ−3−ヒドロキシブタン−1−オン化合物の、相間移動触媒の存在下での脱水反応を、溶媒を用いた共沸脱水により行う、〔3〕及び〔5−2〕乃至〔14−2〕のうち何れか一項に記載の製造方法。
〔16−1〕
前記一般式(3)で表されるケトン化合物と、前記式(4)で表されるアセチル化合物の、相間移動触媒の存在下での脱水反応を、溶媒を用いた共沸脱水により行う、〔2〕及び〔5−1〕乃至〔14−1〕のうち何れか一項に記載の方法。
〔16−2〕
前記一般式(3)で表されるケトン化合物と、前記式(4)で表されるアセチル化合物の、相間移動触媒の存在下での脱水反応を、溶媒を用いた共沸脱水により行う、〔4〕及び〔5−2〕乃至〔14−2〕のうち何れか一項に記載の方法。
〔17−1〕
前記一般式(2)中、
Tが、一般式(16):
A5は、N又はC−X2を表し、
X2は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4ハロアルコキシを表し、
X3は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4ハロアルコキシ又はC1〜C4ハロアルキルチオを表す。]で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールであり、
Yが一般式(17):
Rは、C1〜C6アルキル、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、-NH2、-N(R5)R4、-OH、-OR3、ベンジルオキシ、-OSO2R3、フェニルスルホニルオキシ、(Z)p1によって置換されたフェニルスルホニルオキシ、-C(O)OH、-C(O)OR3、-C(O)NH2、-C(O)N(R1b)R1a、-C(S)N(R1b)R1a、-L-Q、-L-N(R1c)R1d、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルチオ、-S(O)r-L2-Q2又はD-1乃至D-50を表し、
R3は、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C6ハロアルキル又はC1〜C3ハロアルコキシ(C1〜C3)ハロアルキルを表し、
Jは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2又は-N(R5)R4を表し、各々のJは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、また、
隣接する2つのJが一緒になって、−A8=A9-A10=A11−を形成していてもよく、
A8、A9、A10及びA11は、各々独立にN又はC-J1を表し、
J1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2又は-N(R5)R4を表し、各々のJ1は互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
R4は、C1〜C6アルキル、-CHO、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C1〜C6(アルキルチオ)カルボニル、C1〜C6アルコキシチオカルボニル、C1〜C6(アルキルチオ)チオカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル又はC1〜C6ハロアルキルスルホニルを表し、
R5は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R1aは、C1〜C6アルキル、R8によって任意に置換されたC1〜C6アルキル、ベンゼン環によって縮環されていてもよいC3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、-N(R11)R10、-C(O)OR9、-C(O)NH2、-C(O)NHR9、-C(R7)=NOR6、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-5、D-7、D-10、D-11、D-12、D-14、D-15、D-18、D-31、D-32、D-42、D-43、D-45、D-46、D-48、E-1、E-2、E-3、E-4、E-7、E-9〜E-19又はE-20を表し、
R1bは、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、シアノ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6アルキニル、-C(O)R9又は-C(O)OR9を表し、
或いはR1b及びR1aは一緒になってC2〜C6アルキレン鎖を表し、これらが結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
Lは、-C(R2a)(R2b)-、-C(R2a)(R2b)CH2-又は-CH2C(R2a)(R2b)-を表し、
Qは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ又はG-1〜G-5を表し、
R1cは、水素原子、-C(O)R3a、-C(O)OR3a、-C(O)SR3a、-C(O)N(R3b)R3a、-C(S)N(R3b)R3a又は-S(O)2R3aを表し、
R1dは、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4ハロアルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4アルキルチオ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4アルキルスルホニル(C1〜C4)アルキル、シアノ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、-C(O)R3c、-C(O)OR3c、-C(O)SR3c、C1〜C6ハロアルキルチオ又はC1〜C6アルキルスルホニルを表すか、
或いは、R1c及びR1dは一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、これらが結合する窒素原子と共に5〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つC1〜C6アルキル基、-CHO基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6ハロアルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基、C1〜C6ハロアルコキシカルボニル基、C1〜C6アルキルアミノカルボニル基、C1〜C6ハロアルキルアミノカルボニル基、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されていてもよく、
R2aは、水素原子、シアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2又は-C(S)NH2を表し、
R2bは、水素原子又はC1〜C6アルキルを表すか、或いは、R2a及びR2bは一緒になってC2〜C5アルキレン鎖を表し、これらが結合する炭素原子と共に3〜6員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、
R3aは、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、R4aによって任意に置換された(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、E-1、E-2、E-4、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル、フェニル、(V)p1によって置換されたフェニル、D-3、D-4、D-12〜D-14、D-42又はD-43を表し、
R3bは、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R3cは、水素原子、C1〜C4アルキル、R3dによって任意に置換された(C1〜C4)アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、フェニル、R14aによって置換されたフェニル、D-42、D-43又はD-44を表し、
R3dは、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C6アルコキシカルボニル、S(O)rR5a、フェニル、D-42、D-43又はD-44を表し、
G-1〜G-5は、それぞれ以下の構造式で表される環を表し、
R5aは、C1〜C4アルキルを表し、
Vは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、-OH、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルスルホニルオキシ、C1〜C6ハロアルキルスルホニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2、C1〜C6アルキルアミノ、ジ(C1〜C6アルキル)アミノ、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2、C1〜C6アルキルアミノカルボニル、C1〜C6ハロアルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜C6アルキル)アミノカルボニル、-C(S)NH2、-S(O)2NH2、C1〜C6アルキルアミノスルホニル又はジ(C1〜C6アルキル)アミノスルホニルを表し、p1が2以上の整数を表すとき、各々のVは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
さらに、2つのVが隣接する場合には、隣接する2つのVは一緒になって-OCH2O-又は-OCH2CH2O-を表し、2つのVのそれぞれが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はハロゲン原子によって任意に置換されていてもよく、
R6は、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6ハロアルキニル、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-42、D-45〜D-49、E-1〜E-4又はE-7を表し、
R7は、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C6)アルキル、C1〜C6アルキルチオ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル又はフェニルを表し、
R8は、ハロゲン原子、シアノ、アミノ、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-C(O)R14、-C(O)OR14、-C(O)NH2、-C(O)N(R15)R14、-C(S)NH2、-C(S)N(R15)R14、-C(R7)=NOR6、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-1〜D-50又はE-1〜E-20を表し、
D-1〜D-50は、それぞれ下記の構造式で表される芳香族複素環を表し、
E-1〜E-20は、それぞれ下記の構造式で表される複素環を表し、
Z2は、水素原子又はC1〜C6ハロアルキルカルボニルを表し、
R9は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C6アルキルチオ(C1〜C4)アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R10は、C1〜C6ハロアルキル、-C(O)R14、-C(O)OR14、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-3、D-4、D-18、D-42、D-45、D-46、D-48又はD-49を表し、
R11は、水素原子、C1〜C6アルキル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R12は、C1〜C6アルキル、フェニル又は(Z)p1によって置換されたフェニルを表し、
R13は、C1〜C4アルキルを表し、q2、q3又はq4が2以上の整数を表すとき、各々のR13は互いに同一であっても、又は互いに相異なっていてもよく、さらに、2つのR13が同一の炭素原子上に置換している場合、2つのR13は一緒になってオキソを形成してもよいことを表し、
R14は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルキル、フェニル、R14aによって置換されたフェニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R14aは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2、-S(O)2NH2、C1〜C6アルキルアミノスルホニル又はジ(C1〜C6アルキル)アミノスルホニルを表し、
R15は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R16は、-OH、C1〜C4アルコキシ又はC1〜C4アルキルチオを表し、
R17は、水素原子、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、-C(R5)=NOR19、-C(O)OR19、-C(O)NH2、-C(O)N(R5)R19、-C(O)NHC(O)R19、-C(O)N(R5)C(O)OR19、-N(R21)R20又はフェニルを表し、
R18は、水素原子、C1〜C6アルキル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R19は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル又はC2〜C6アルケニルを表し、
R20は、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、フェニル、R20aによって置換されたフェニル、D-42〜D-46又はD-47を表し、
R20aは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ又はC1〜C6アルキルスルホニルを表し、
R21は、水素原子、C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
L2は、単結合又はC1〜C6アルキレン鎖を表し、
Q2は、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6アルキニル、-N(R23)R22、-C(O)N(R23)R22、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-18〜D-20、D-42〜D-46又はD-47を表し、
R22は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、フェニル又は(Z)p1によって置換されたフェニルを表し、
R23は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
p1は、1〜5の整数を表し、
p2は、0〜4の整数を表し、
p3は、0〜3の整数を表し、
p4は、0〜2の整数を表し、
p5は、0又は1の整数を表し、
q2は、0〜5の整数を表し、
q3は、0〜7の整数を表し、
q4は、0〜9の整数を表し、
rは、0〜2の整数を表し、
tは、0又は1の整数を表す。]
で表される置換アリール又は置換へテロアリールであるところの置換4,4−ジフルオロ−3−ヒドロキシブタン−1−オン化合物を用いる、〔1〕及び〔3〕並びに〔5−1〕乃至〔16−1〕のうち何れか一項に記載の製造方法。
〔17−2〕
前記一般式(2)中、
Tが、一般式(16):
A5は、N又はC−X2を表し、
X2は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4ハロアルコキシを表し、
X3は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4ハロアルコキシ又はC1〜C4ハロアルキルチオを表す。]で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールであり、
Yが一般式(17):
Rは、C1〜C6アルキル、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、-NH2、-N(R5)R4、-OH、-OR3、ベンジルオキシ、-OSO2R3、フェニルスルホニルオキシ、(Z)p1によって置換されたフェニルスルホニルオキシ、-C(O)OH、-C(O)OR3、-C(O)NH2、-C(O)N(R1b)R1a、-C(S)N(R1b)R1a、-L-Q、-L-N(R1c)R1d、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルチオ、-S(O)r-L2-Q2又はD-1乃至D-50を表し、
R3は、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C6ハロアルキル又はC1〜C3ハロアルコキシ(C1〜C3)ハロアルキルを表し、
Jは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2又は-N(R5)R4を表し、各々のJは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、また、
隣接する2つのJが一緒になって、−A8=A9-A10=A11−を形成していてもよく、
A8、A9、A10及びA11は、各々独立にN又はC-J1を表し、
J1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2又は-N(R5)R4を表し、各々のJ1は互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
R4は、C1〜C6アルキル、-CHO、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C1〜C6(アルキルチオ)カルボニル、C1〜C6アルコキシチオカルボニル、C1〜C6(アルキルチオ)チオカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル又はC1〜C6ハロアルキルスルホニルを表し、
R5は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R1aは、C1〜C6アルキル、R8によって任意に置換されたC1〜C6アルキル、ベンゼン環によって縮環されていてもよいC3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、-N(R11)R10、-C(O)OR9、-C(O)NH2、-C(O)NHR9、-C(R7)=NOR6、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-5、D-7、D-10、D-11、D-12、D-14、D-15、D-18、D-31、D-32、D-42、D-43、D-45、D-46、D-48、E-1、E-2、E-3、E-4、E-7、E-9〜E-19又はE-20を表し、
R1bは、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、シアノ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6アルキニル、-C(O)R9又は-C(O)OR9を表し、
或いはR1b及びR1aは一緒になってC2〜C6アルキレン鎖を表し、これらが結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
Lは、-C(R2a)(R2b)-、-C(R2a)(R2b)CH2-又は-CH2C(R2a)(R2b)-を表し、
Qは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ又はG-1〜G-5を表し、
R1cは、水素原子、-C(O)R3a、-C(O)OR3a、-C(O)SR3a、-C(O)N(R3b)R3a、-C(S)N(R3b)R3a又は-S(O)2R3aを表し、
R1dは、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4ハロアルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4アルキルチオ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4アルキルスルホニル(C1〜C4)アルキル、シアノ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、-C(O)R3c、-C(O)OR3c、-C(O)SR3c、C1〜C6ハロアルキルチオ又はC1〜C6アルキルスルホニルを表すか、
或いは、R1c及びR1dは一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、これらが結合する窒素原子と共に5〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つC1〜C6アルキル基、-CHO基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6ハロアルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基、C1〜C6ハロアルコキシカルボニル基、C1〜C6アルキルアミノカルボニル基、C1〜C6ハロアルキルアミノカルボニル基、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されていてもよく、
R2aは、水素原子、シアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2又は-C(S)NH2を表し、
R2bは、水素原子又はC1〜C6アルキルを表すか、或いは、R2a及びR2bは一緒になってC2〜C5アルキレン鎖を表し、これらが結合する炭素原子と共に3〜6員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、
R3aは、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、R4aによって任意に置換された(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、E-1、E-2、E-4、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル、フェニル、(V)p1によって置換されたフェニル、D-3、D-4、D-12〜D-14、D-42又はD-43を表し、
R3bは、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R3cは、水素原子、C1〜C4アルキル、R3dによって任意に置換された(C1〜C4)アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、フェニル、R14aによって置換されたフェニル、D-42、D-43又はD-44を表し、
R3dは、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C6アルコキシカルボニル、S(O)rR5a、フェニル、D-42、D-43又はD-44を表し、
G-1〜G-5は、それぞれ以下の構造式で表される環を表し、
R5aは、C1〜C4アルキルを表し、
Vは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、-OH、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルスルホニルオキシ、C1〜C6ハロアルキルスルホニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2、C1〜C6アルキルアミノ、ジ(C1〜C6アルキル)アミノ、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2、C1〜C6アルキルアミノカルボニル、C1〜C6ハロアルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜C6アルキル)アミノカルボニル、-C(S)NH2、-S(O)2NH2、C1〜C6アルキルアミノスルホニル又はジ(C1〜C6アルキル)アミノスルホニルを表し、p1が2以上の整数を表すとき、各々のVは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
さらに、2つのVが隣接する場合には、隣接する2つのVは一緒になって-OCH2O-又は-OCH2CH2O-を表し、2つのVのそれぞれが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はハロゲン原子によって任意に置換されていてもよく、
R6は、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6ハロアルキニル、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-42、D-45〜D-49、E-1〜E-4又はE-7を表し、
R7は、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C6)アルキル、C1〜C6アルキルチオ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル又はフェニルを表し、
R8は、ハロゲン原子、シアノ、アミノ、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-C(O)R14、-C(O)OR14、-C(O)NH2、-C(O)N(R15)R14、-C(S)NH2、-C(S)N(R15)R14、-C(R7)=NOR6、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-1〜D-50又はE-1〜E-20を表し、
D-1〜D-50は、それぞれ下記の構造式で表される芳香族複素環を表し、
E-1〜E-20は、それぞれ下記の構造式で表される複素環を表し、
Z2は、水素原子又はC1〜C6ハロアルキルカルボニルを表し、
R9は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C6アルキルチオ(C1〜C4)アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R10は、C1〜C6ハロアルキル、-C(O)R14、-C(O)OR14、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-3、D-4、D-18、D-42、D-45、D-46、D-48又はD-49を表し、
R11は、水素原子、C1〜C6アルキル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R12は、C1〜C6アルキル、フェニル又は(Z)p1によって置換されたフェニルを表し、
R13は、C1〜C4アルキルを表し、q2、q3又はq4が2以上の整数を表すとき、各々のR13は互いに同一であっても、又は互いに相異なっていてもよく、さらに、2つのR13が同一の炭素原子上に置換している場合、2つのR13は一緒になってオキソを形成してもよいことを表し、
R14は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルキル、フェニル、R14aによって置換されたフェニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R14aは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2、-S(O)2NH2、C1〜C6アルキルアミノスルホニル又はジ(C1〜C6アルキル)アミノスルホニルを表し、
R15は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R16は、-OH、C1〜C4アルコキシ又はC1〜C4アルキルチオを表し、
R17は、水素原子、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、-C(R5)=NOR19、-C(O)OR19、-C(O)NH2、-C(O)N(R5)R19、-C(O)NHC(O)R19、-C(O)N(R5)C(O)OR19、-N(R21)R20又はフェニルを表し、
R18は、水素原子、C1〜C6アルキル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R19は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル又はC2〜C6アルケニルを表し、
R20は、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、フェニル、R20aによって置換されたフェニル、D-42〜D-46又はD-47を表し、
R20aは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ又はC1〜C6アルキルスルホニルを表し、
R21は、水素原子、C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
L2は、単結合又はC1〜C6アルキレン鎖を表し、
Q2は、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6アルキニル、-N(R23)R22、-C(O)N(R23)R22、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-18〜D-20、D-42〜D-46又はD-47を表し、
R22は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、フェニル又は(Z)p1によって置換されたフェニルを表し、
R23は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
p1は、1〜5の整数を表し、
p2は、0〜4の整数を表し、
p3は、0〜3の整数を表し、
p4は、0〜2の整数を表し、
p5は、0又は1の整数を表し、
q2は、0〜5の整数を表し、
q3は、0〜7の整数を表し、
q4は、0〜9の整数を表し、
rは、0〜2の整数を表し、
tは、0又は1の整数を表す。]
で表される置換アリール又は置換へテロアリールであるところの置換4,4−ジフルオロ−3−ヒドロキシブタン−1−オン化合物を用いる、〔1〕及び〔3〕並びに〔5−2〕乃至〔16−2〕のうち何れか一項に記載の製造方法。
〔18−1〕
前記一般式(16)で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールにおいて、
X1及びX3は、各々独立にハロゲン原子、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4ハロアルコキシを表し、
A5は、C-Hを表し、
前記一般式(17)で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールにおいて、
A1、A2及びA3は、C-Hを表し、
A4は、C-J2を表し、
J2は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ハロアルキルを表し、
Rは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、-C(O)OR3、-C(O)NH2、-C(O)N(R1b)R1a又は-L-N(R1c)R1dを表し、
R3、R1a、R1b、L、R1c及びR1dは、〔17−1〕に記載の定義と同じ意味を表す、〔17−1〕に記載の製造方法。
〔18−2〕
前記一般式(16)で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールにおいて、
X1及びX3は、各々独立にハロゲン原子、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4ハロアルコキシを表し、
A5は、C-Hを表し、
前記一般式(17)で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールにおいて、
A1、A2及びA3は、C-Hを表し、
A4は、C-J2を表し、
J2は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ハロアルキルを表し、
Rは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、-C(O)OR3、-C(O)NH2、-C(O)N(R1b)R1a又は-L-N(R1c)R1dを表し、
R3、R1a、R1b、L、R1c及びR1dは、〔17−2〕に記載の定義と同じ意味を表す、〔17−2〕に記載の製造方法。
〔19−1〕
前記一般式(3)中、
Tが、一般式(16):
A5は、N又はC−X2を表し、
X2は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4ハロアルコキシを表し、
X3は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4ハロアルコキシ又はC1〜C4ハロアルキルチオを表す。]で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールであり、
前記一般式(4)中、
Yが一般式(17):
Rは、C1〜C6アルキル、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、-NH2、-N(R5)R4、-OH、-OR3、ベンジルオキシ、-OSO2R3、フェニルスルホニルオキシ、(Z)p1によって置換されたフェニルスルホニルオキシ、-C(O)OH、-C(O)OR3、-C(O)NH2、-C(O)N(R1b)R1a、-C(S)N(R1b)R1a、-L-Q、-L-N(R1c)R1d、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルチオ、-S(O)r-L2-Q2又はD-1乃至D-50を表し、
R3は、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C6ハロアルキル又はC1〜C3ハロアルコキシ(C1〜C3)ハロアルキルを表し、
Jは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2又は-N(R5)R4を表し、各々のJは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、また、
隣接する2つのJが一緒になって、−A8=A9-A10=A11−を形成していてもよく、
A8、A9、A10及びA11は、各々独立にN又はC-J1を表し、
J1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2又は-N(R5)R4を表し、各々のJ1は互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
R4は、C1〜C6アルキル、-CHO、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C1〜C6(アルキルチオ)カルボニル、C1〜C6アルコキシチオカルボニル、C1〜C6(アルキルチオ)チオカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル又はC1〜C6ハロアルキルスルホニルを表し、
R5は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R1aは、C1〜C6アルキル、R8によって任意に置換されたC1〜C6アルキル、ベンゼン環によって縮環されていてもよいC3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、-N(R11)R10、-C(O)OR9、-C(O)NH2、-C(O)NHR9、-C(R7)=NOR6、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-5、D-7、D-10、D-11、D-12、D-14、D-15、D-18、D-31、D-32、D-42、D-43、D-45、D-46、D-48、E-1、E-2、E-3、E-4、E-7、E-9〜E-19又はE-20を表し、
R1bは、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、シアノ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6アルキニル、-C(O)R9又は-C(O)OR9を表し、
或いはR1b及びR1aは一緒になってC2〜C6アルキレン鎖を表し、これらが結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
Lは、-C(R2a)(R2b)-、-C(R2a)(R2b)CH2-又は-CH2C(R2a)(R2b)-を表し、
Qは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ又はG-1〜G-5を表し、
R1cは、水素原子、-C(O)R3a、-C(O)OR3a、-C(O)SR3a、-C(O)N(R3b)R3a、-C(S)N(R3b)R3a又は-S(O)2R3aを表し、
R1dは、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4ハロアルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4アルキルチオ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4アルキルスルホニル(C1〜C4)アルキル、シアノ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、-C(O)R3c、-C(O)OR3c、-C(O)SR3c、C1〜C6ハロアルキルチオ又はC1〜C6アルキルスルホニルを表すか、
或いは、R1c及びR1dは一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、これらが結合する窒素原子と共に5〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つC1〜C6アルキル基、-CHO基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6ハロアルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基、C1〜C6ハロアルコキシカルボニル基、C1〜C6アルキルアミノカルボニル基、C1〜C6ハロアルキルアミノカルボニル基、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されていてもよく、
R2aは、水素原子、シアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2又は-C(S)NH2を表し、
R2bは、水素原子又はC1〜C6アルキルを表すか、或いは、R2a及びR2bは一緒になってC2〜C5アルキレン鎖を表し、これらが結合する炭素原子と共に3〜6員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、
R3aは、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、R4aによって任意に置換された(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、E-1、E-2、E-4、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル、フェニル、(V)p1によって置換されたフェニル、D-3、D-4、D-12〜D-14、D-42又はD-43を表し、
R3bは、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R3cは、水素原子、C1〜C4アルキル、R3dによって任意に置換された(C1〜C4)アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、フェニル、R14aによって置換されたフェニル、D-42、D-43又はD-44を表し、
R3dは、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C6アルコキシカルボニル、S(O)rR5a、フェニル、D-42、D-43又はD-44を表し、
G-1〜G-5は、それぞれ以下の構造式で表される環を表し、
R5aは、C1〜C4アルキルを表し、
Vは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、-OH、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルスルホニルオキシ、C1〜C6ハロアルキルスルホニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2、C1〜C6アルキルアミノ、ジ(C1〜C6アルキル)アミノ、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2、C1〜C6アルキルアミノカルボニル、C1〜C6ハロアルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜C6アルキル)アミノカルボニル、-C(S)NH2、-S(O)2NH2、C1〜C6アルキルアミノスルホニル又はジ(C1〜C6アルキル)アミノスルホニルを表し、p1が2以上の整数を表すとき、各々のVは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
さらに、2つのVが隣接する場合には、隣接する2つのVは一緒になって-OCH2O-又は-OCH2CH2O-を表し、2つのVのそれぞれが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はハロゲン原子によって任意に置換されていてもよく、
R6は、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6ハロアルキニル、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-42、D-45〜D-49、E-1〜E-4又はE-7を表し、
R7は、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C6)アルキル、C1〜C6アルキルチオ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル又はフェニルを表し、
R8は、ハロゲン原子、シアノ、アミノ、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-C(O)R14、-C(O)OR14、-C(O)NH2、-C(O)N(R15)R14、-C(S)NH2、-C(S)N(R15)R14、-C(R7)=NOR6、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-1〜D-50又はE-1〜E-20を表し、
D-1〜D-50は、それぞれ下記の構造式で表される芳香族複素環を表し、
E-1〜E-20は、それぞれ下記の構造式で表される複素環を表し、
Z2は、水素原子又はC1〜C6ハロアルキルカルボニルを表し、
R9は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C6アルキルチオ(C1〜C4)アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R10は、C1〜C6ハロアルキル、-C(O)R14、-C(O)OR14、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-3、D-4、D-18、D-42、D-45、D-46、D-48又はD-49を表し、
R11は、水素原子、C1〜C6アルキル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R12は、C1〜C6アルキル、フェニル又は(Z)p1によって置換されたフェニルを表し、
R13は、C1〜C4アルキルを表し、q2、q3又はq4が2以上の整数を表すとき、各々のR13は互いに同一であっても、又は互いに相異なっていてもよく、さらに、2つのR13が同一の炭素原子上に置換している場合、2つのR13は一緒になってオキソを形成してもよいことを表し、
R14は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルキル、フェニル、R14aによって置換されたフェニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R14aは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2、-S(O)2NH2、C1〜C6アルキルアミノスルホニル又はジ(C1〜C6アルキル)アミノスルホニルを表し、
R15は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R16は、-OH、C1〜C4アルコキシ又はC1〜C4アルキルチオを表し、
R17は、水素原子、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、-C(R5)=NOR19、-C(O)OR19、-C(O)NH2、-C(O)N(R5)R19、-C(O)NHC(O)R19、-C(O)N(R5)C(O)OR19、-N(R21)R20又はフェニルを表し、
R18は、水素原子、C1〜C6アルキル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R19は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル又はC2〜C6アルケニルを表し、
R20は、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、フェニル、R20aによって置換されたフェニル、D-42〜D-46又はD-47を表し、
R20aは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ又はC1〜C6アルキルスルホニルを表し、
R21は、水素原子、C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
L2は、単結合又はC1〜C6アルキレン鎖を表し、
Q2は、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6アルキニル、-N(R23)R22、-C(O)N(R23)R22、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-18〜D-20、D-42〜D-46又はD-47を表し、
R22は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、フェニル又は(Z)p1によって置換されたフェニルを表し、
R23は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
p1は、1〜5の整数を表し、
p2は、0〜4の整数を表し、
p3は、0〜3の整数を表し、
p4は、0〜2の整数を表し、
p5は、0又は1の整数を表し、
q2は、0〜5の整数を表し、
q3は、0〜7の整数を表し、
q4は、0〜9の整数を表し、
rは、0〜2の整数を表し、
tは、0又は1の整数を表す。]
で表される置換アリール又は置換へテロアリールであるところの置換4,4−ジフルオロ−3−ヒドロキシブタン−1−オン化合物を用いる、〔2〕及び〔4〕並びに〔5−1〕乃至〔16−1〕のうち何れか一項に記載の製造方法。
〔19−2〕
前記一般式(3)中、
Tが、一般式(16):
A5は、N又はC−X2を表し、
X2は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4ハロアルコキシを表し、
X3は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4ハロアルコキシ又はC1〜C4ハロアルキルチオを表す。]で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールであり、
前記一般式(4)中、
Yが一般式(17):
Rは、C1〜C6アルキル、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、-NH2、-N(R5)R4、-OH、-OR3、ベンジルオキシ、-OSO2R3、フェニルスルホニルオキシ、(Z)p1によって置換されたフェニルスルホニルオキシ、-C(O)OH、-C(O)OR3、-C(O)NH2、-C(O)N(R1b)R1a、-C(S)N(R1b)R1a、-L-Q、-L-N(R1c)R1d、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルチオ、-S(O)r-L2-Q2又はD-1乃至D-50を表し、
R3は、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C6ハロアルキル又はC1〜C3ハロアルコキシ(C1〜C3)ハロアルキルを表し、
Jは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2又は-N(R5)R4を表し、各々のJは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、また、
隣接する2つのJが一緒になって、−A8=A9-A10=A11−を形成していてもよく、
A8、A9、A10及びA11は、各々独立にN又はC-J1を表し、
J1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2又は-N(R5)R4を表し、各々のJ1は互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
R4は、C1〜C6アルキル、-CHO、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C1〜C6(アルキルチオ)カルボニル、C1〜C6アルコキシチオカルボニル、C1〜C6(アルキルチオ)チオカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル又はC1〜C6ハロアルキルスルホニルを表し、
R5は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R1aは、C1〜C6アルキル、R8によって任意に置換されたC1〜C6アルキル、ベンゼン環によって縮環されていてもよいC3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、-N(R11)R10、-C(O)OR9、-C(O)NH2、-C(O)NHR9、-C(R7)=NOR6、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-5、D-7、D-10、D-11、D-12、D-14、D-15、D-18、D-31、D-32、D-42、D-43、D-45、D-46、D-48、E-1、E-2、E-3、E-4、E-7、E-9〜E-19又はE-20を表し、
R1bは、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、シアノ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6アルキニル、-C(O)R9又は-C(O)OR9を表し、
或いはR1b及びR1aは一緒になってC2〜C6アルキレン鎖を表し、これらが結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
Lは、-C(R2a)(R2b)-、-C(R2a)(R2b)CH2-又は-CH2C(R2a)(R2b)-を表し、
Qは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ又はG-1〜G-5を表し、
R1cは、水素原子、-C(O)R3a、-C(O)OR3a、-C(O)SR3a、-C(O)N(R3b)R3a、-C(S)N(R3b)R3a又は-S(O)2R3aを表し、
R1dは、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4ハロアルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4アルキルチオ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4アルキルスルホニル(C1〜C4)アルキル、シアノ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、-C(O)R3c、-C(O)OR3c、-C(O)SR3c、C1〜C6ハロアルキルチオ又はC1〜C6アルキルスルホニルを表すか、
或いは、R1c及びR1dは一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、これらが結合する窒素原子と共に5〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つC1〜C6アルキル基、-CHO基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6ハロアルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基、C1〜C6ハロアルコキシカルボニル基、C1〜C6アルキルアミノカルボニル基、C1〜C6ハロアルキルアミノカルボニル基、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されていてもよく、
R2aは、水素原子、シアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2又は-C(S)NH2を表し、
R2bは、水素原子又はC1〜C6アルキルを表すか、或いは、R2a及びR2bは一緒になってC2〜C5アルキレン鎖を表し、これらが結合する炭素原子と共に3〜6員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、
R3aは、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、R4aによって任意に置換された(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、E-1、E-2、E-4、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル、フェニル、(V)p1によって置換されたフェニル、D-3、D-4、D-12〜D-14、D-42又はD-43を表し、
R3bは、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R3cは、水素原子、C1〜C4アルキル、R3dによって任意に置換された(C1〜C4)アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、フェニル、R14aによって置換されたフェニル、D-42、D-43又はD-44を表し、
R3dは、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C6アルコキシカルボニル、S(O)rR5a、フェニル、D-42、D-43又はD-44を表し、
G-1〜G-5は、それぞれ以下の構造式で表される環を表し、
R5aは、C1〜C4アルキルを表し、
Vは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、-OH、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルスルホニルオキシ、C1〜C6ハロアルキルスルホニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2、C1〜C6アルキルアミノ、ジ(C1〜C6アルキル)アミノ、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2、C1〜C6アルキルアミノカルボニル、C1〜C6ハロアルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜C6アルキル)アミノカルボニル、-C(S)NH2、-S(O)2NH2、C1〜C6アルキルアミノスルホニル又はジ(C1〜C6アルキル)アミノスルホニルを表し、p1が2以上の整数を表すとき、各々のVは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
さらに、2つのVが隣接する場合には、隣接する2つのVは一緒になって-OCH2O-又は-OCH2CH2O-を表し、2つのVのそれぞれが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はハロゲン原子によって任意に置換されていてもよく、
R6は、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6ハロアルキニル、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-42、D-45〜D-49、E-1〜E-4又はE-7を表し、
R7は、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C6)アルキル、C1〜C6アルキルチオ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル又はフェニルを表し、
R8は、ハロゲン原子、シアノ、アミノ、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-C(O)R14、-C(O)OR14、-C(O)NH2、-C(O)N(R15)R14、-C(S)NH2、-C(S)N(R15)R14、-C(R7)=NOR6、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-1〜D-50又はE-1〜E-20を表し、
D-1〜D-50は、それぞれ下記の構造式で表される芳香族複素環を表し、
E-1〜E-20は、それぞれ下記の構造式で表される複素環を表し、
Z2は、水素原子又はC1〜C6ハロアルキルカルボニルを表し、
R9は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C6アルキルチオ(C1〜C4)アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R10は、C1〜C6ハロアルキル、-C(O)R14、-C(O)OR14、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-3、D-4、D-18、D-42、D-45、D-46、D-48又はD-49を表し、
R11は、水素原子、C1〜C6アルキル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R12は、C1〜C6アルキル、フェニル又は(Z)p1によって置換されたフェニルを表し、
R13は、C1〜C4アルキルを表し、q2、q3又はq4が2以上の整数を表すとき、各々のR13は互いに同一であっても、又は互いに相異なっていてもよく、さらに、2つのR13が同一の炭素原子上に置換している場合、2つのR13は一緒になってオキソを形成してもよいことを表し、
R14は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルキル、フェニル、R14aによって置換されたフェニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R14aは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2、-S(O)2NH2、C1〜C6アルキルアミノスルホニル又はジ(C1〜C6アルキル)アミノスルホニルを表し、
R15は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R16は、-OH、C1〜C4アルコキシ又はC1〜C4アルキルチオを表し、
R17は、水素原子、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、-C(R5)=NOR19、-C(O)OR19、-C(O)NH2、-C(O)N(R5)R19、-C(O)NHC(O)R19、-C(O)N(R5)C(O)OR19、-N(R21)R20又はフェニルを表し、
R18は、水素原子、C1〜C6アルキル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R19は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル又はC2〜C6アルケニルを表し、
R20は、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、フェニル、R20aによって置換されたフェニル、D-42〜D-46又はD-47を表し、
R20aは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ又はC1〜C6アルキルスルホニルを表し、
R21は、水素原子、C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
L2は、単結合又はC1〜C6アルキレン鎖を表し、
Q2は、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6アルキニル、-N(R23)R22、-C(O)N(R23)R22、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-18〜D-20、D-42〜D-46又はD-47を表し、
R22は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、フェニル又は(Z)p1によって置換されたフェニルを表し、
R23は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
p1は、1〜5の整数を表し、
p2は、0〜4の整数を表し、
p3は、0〜3の整数を表し、
p4は、0〜2の整数を表し、
p5は、0又は1の整数を表し、
q2は、0〜5の整数を表し、
q3は、0〜7の整数を表し、
q4は、0〜9の整数を表し、
rは、0〜2の整数を表し、
tは、0又は1の整数を表す。]
で表される置換アリール又は置換へテロアリールであるところの置換4,4−ジフルオロ−3−ヒドロキシブタン−1−オン化合物を用いる、〔2〕及び〔4〕並びに〔5−2〕乃至〔16−2〕のうち何れか一項に記載の製造方法。
〔20−1〕
前記一般式(16)で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールにおいて、
X1及びX3は、各々独立にハロゲン原子、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4ハロアルコキシを表し、
A5は、C-Hを表し、
前記一般式(17)で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールにおいて、
A1、A2及びA3は、C-Hを表し、
A4は、C-J2を表し、
J2は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ハロアルキルを表し、
Rは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、-C(O)OR3、-C(O)NH2、-C(O)N(R1b)R1a又は-L-N(R1c)R1dを表し、
R3、R1a、R1b、L、R1c及びR1dは、〔19−1〕に記載の定義と同じ意味を表す、〔19−1〕に記載の製造方法。
〔20−2〕
前記一般式(16)で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールにおいて、
X1及びX3は、各々独立にハロゲン原子、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4ハロアルコキシを表し、
A5は、C-Hを表し、
前記一般式(17)で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールにおいて、
A1、A2及びA3は、C-Hを表し、
A4は、C-J2を表し、
J2は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ハロアルキルを表し、
Rは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、-C(O)OR3、-C(O)NH2、-C(O)N(R1b)R1a又は-L-N(R1c)R1dを表し、
R3、R1a、R1b、L、R1c及びR1dは、〔19−2〕に記載の定義と同じ意味を表す、〔19−2〕に記載の製造方法。
次に、本明細書において示した各置換基の具体例を以下に示す。ここで、n-はノルマル、i-はイソ、s-はセカンダリー及びt-はターシャリーを各々意味し、Phはフェニルを意味する。
本明細書における「置換アリール」の表記は、置換基T及びYの定義におけるアリールに関して、非置換であるか、または、少なくとも1個の非水素置換基を有する基を指す。置換基T及びYは、本発明に記載の方法における反応に係る分子の部分の末端部である為、極めて幅広い範囲の数及びタイプの両方の置換基が本発明に記載の方法に適合する。他に示されていない限りにおいて、場合により置換されている基は、基の置換可能な位置の各々で置換基を有していてもよく、各置換は互いに独立している。
本明細書における「置換へテロアリール」の表記は、置換基T及びYの定義におけるヘテロアリールに関して、非置換であるか、または、少なくとも1個の非水素置換基を有する基を指す。置換基T及びYは、本発明に記載の方法における反応に係る分子の部分の末端部である為、極めて幅広い範囲の数及びタイプの両方の置換基が本発明に記載の方法に適合する。他に示されていない限りにおいて、場合により置換されている基は、基の置換可能な位置の各々で置換基を有していてもよく、各置換は互いに独立している。
なお、相間移動触媒として、一般式(7)で表される化合物、クラウンエーテル、又はピリジニウム塩(塩化物塩、臭化物塩、フッ化物塩)を使用する場合には、後述する塩基性化合物を併用して脱水反応を実施する。
このとき使用可能な塩基性化合物としては、水酸化物塩、炭酸塩、炭酸水素塩、亜硫酸塩、リン酸塩、リン酸水素塩、タングステン酸塩、含窒素有機化合物、有機酸塩等が挙げられる。ここで塩とはアルカリ金属塩を意味し、該アルカリ金属としてはナトリウム又はカリウムが挙げられる。これら塩基性化合物の具体例としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素二カリウム、タングステン酸ナトリウム、ピリジン、2−メチル−5−エチルピリジン、ピペリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノネン、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムフェノキシド、安息香酸ナトリウム、カリウム−t−ブトキシド及びフタルイミドカリウム等が挙げられる。
なかでも好ましい塩基性化合物として、前記式(8)で表される水酸化物塩、前記式(9)で表される炭酸塩、前記式(10)で表される炭酸水素塩、前記式(11)で表される亜硫酸塩、前記式(12)で表されるリン酸水素塩、前記式(13)で表されるフタルイミド塩、そして前記式(14)で表される有機酸塩が挙げられ、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸水素二カリウム、フタルイミドカリウム、酢酸カリウムが挙げられ、さらに好ましい塩基として水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが挙げられる。
塩基性化合物の使用量は、一般式(2)で表される化合物又は一般式(4)で表される化合物1モルに対して、通常0.0001〜1倍モル、好ましくは0.0005〜0.8倍モル、特に好ましくは0.001〜0.5倍モルである。
また当製造方法において、反応は、一般式(15)で表されるフッ化物塩の存在下で行うことが出来る。
一般式(15)で表されるフッ化物塩の具体例としては、例えば、フッ化リチウム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化ルビジウム、フッ化セシウム、フッ化アンモニウム等が挙げられ、好ましくは、フッ化カリウム、フッ化セシウム、フッ化アンモニウムが挙げられる。
フッ化物塩の使用量は、一般式(2)で表される化合物又は一般式(4)で表される化合物1モルに対して、通常0.0001〜1倍モル、好ましくは0.0005〜0.8倍モル、特に好ましくは0.001〜0.5倍モルである。
溶媒量としては、反応系の撹拌が十分にできる量であれば良いが、一般式(2)で表される化合物又は一般式(4)で表される化合物1質量部に対して、通常0.1〜100質量部、好ましくは0.5〜50質量部、特に好ましくは1〜15質量部である。
なかでも好ましい塩基性化合物として、前記式(8)で表される水酸化物塩、前記式(9)で表される炭酸塩、前記式(10)で表される炭酸水素塩、前記式(11)で表される亜硫酸塩、前記式(12)で表されるリン酸水素塩、前記式(13)で表されるフタルイミド塩、そして前記式(14)で表される有機酸塩が挙げられ、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸水素二カリウム、フタルイミドカリウム、酢酸カリウムが挙げられ、さらに好ましい塩基として水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが挙げられる。
塩基性化合物の使用量は、一般式(2)で表される化合物1モルに対して、通常0.0001〜1倍モル、好ましくは0.0005〜0.8倍モル、特に好ましくは0.001〜0.5倍モルである。
溶媒量としては、反応系の撹拌が十分にできる量であれば良いが、一般式(2)で表される化合物1質量部に対して、通常0.1〜100質量部、好ましくは0.5〜50質量部、特に好ましくは1〜15質量部である。
ヒドロキシルアミン化合物の使用量は、一般式(2)で表される化合物1モルに対して、通常0.5〜100倍モル、好ましくは1〜10倍モル、特に好ましくは1〜2倍モルである。
このとき使用可能な塩基性化合物としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、ナトリウムメトキシド、カリウム−t−ブトキシド、ピリジン、2−メチル−5−エチルピリジン、ピペリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノネン、トリエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン、ピロリジン又は1,1,3,3−テトラメチルグアニジン等が挙げられ、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、炭酸カリウム、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノネンが挙げられ、さらに好ましい塩基として水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノネンが挙げられる。
塩基性化合物を添加する場合の使用量は、一般式(1)で表される化合物1モルに対して、通常0.01〜10倍モル、好ましくは0.1〜5倍モルである。
また当製造方法において、一般式(1)で表される化合物から一般式(5)で表される化合物を製造する工程では、相関移動触媒を任意に添加することができ、添加する相関移動触媒としては、4級アンモニウム塩、クラウンエーテル等が挙げられ、好ましくは4級アンモニウム塩が挙げられ、4級アンモニウム塩としては、例えば、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、トリブチルアンモニウムヒドロキシド、トリブチルアンモニウムブロミド、メチルトリ−n−オクチルアンモニウムクロリド等が挙げられる。
相関移動触媒を添加する場合の使用量は、一般式(1)で表される化合物1モルに対して、通常0.0001〜1倍モル、好ましくは0.001〜0.8倍モルである。
なかでも好ましい塩基性化合物として、前記式(8)で表される水酸化物塩、前記式(9)で表される炭酸塩、前記式(10)で表される炭酸水素塩、前記式(11)で表される亜硫酸塩、前記式(12)で表されるリン酸水素塩、前記式(13)で表されるフタルイミド塩、そして前記式(14)で表される有機酸塩が挙げられ、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸水素二カリウム、フタルイミドカリウム、酢酸カリウムが挙げられ、さらに好ましい塩基として水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが挙げられる。
塩基性化合物の使用量は、一般式(4)で表される化合物1モルに対して、通常0.0001〜1倍モル、好ましくは0.0005〜0.8倍モル、特に好ましくは0.001〜0.5倍モルである。
溶媒量としては、反応系の撹拌が十分にできる量であれば良いが、一般式(4)で表される化合物1質量部に対して、通常0.1〜100質量部、好ましくは0.5〜50質量部、特に好ましくは1〜15質量部である。
ヒドロキシルアミン化合物の使用量は、一般式(4)で表される化合物1モルに対して、通常0.5〜100倍モル、好ましくは1〜10倍モル、特に好ましくは1〜2倍モルである。
このとき使用可能な塩基性化合物としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、ナトリウムメトキシド、カリウム−t−ブトキシド、ピリジン、2−メチル−5−エチルピリジン、ピペリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノネン、トリエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン、ピロリジン又は1,1,3,3−テトラメチルグアニジン等が挙げられ、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、炭酸カリウム、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノネンが挙げられ、さらに好ましい塩基として水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノネンが挙げられる。
塩基性化合物を添加する場合の使用量は、一般式(1)で表される化合物1モルに対して、通常0.01〜10倍モル、好ましくは0.1〜5倍モルである。
また当製造方法において、一般式(1)で表される化合物から一般式(5)で表される化合物を製造する工程では、相関移動触媒を任意に添加することができ、添加する相関移動触媒としては、4級アンモニウム塩、クラウンエーテル等が挙げられ、好ましくは4級アンモニウム塩が挙げられ、4級アンモニウム塩としては、例えば、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、トリブチルアンモニウムヒドロキシド、トリブチルアンモニウムブロミド、メチルトリ−n−オクチルアンモニウムクロリド等が挙げられる。
相関移動触媒を添加する場合の使用量は、一般式(1)で表される化合物1モルに対して、通常0.0001〜1倍モル、好ましくは0.001〜0.8倍モルである。
当製造方法において、相関移動触媒を任意に添加することができ、添加する相関移動触媒としては、4級アンモニウム塩、クラウンエーテル等が挙げられ、好ましくは4級アンモニウム塩が挙げられ、4級アンモニウム塩としては、例えば、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、トリブチルアンモニウムヒドロキシド、トリブチルアンモニウムブロミド、メチルトリ−n−オクチルアンモニウムクロリド等が挙げられる。
相関移動触媒を添加する場合の使用量は、一般式(1)で表される化合物1モルに対して、通常0.0001〜1倍モル、好ましくは0.001〜0.8倍モルである。
また、例えば公知の一般式(1−1)で表される化合物、トルエンに代表される溶媒、ヒドロキシルアミン化合物、及び添加物(塩基性化合物)として1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン又は1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノネンに代表される有機塩基を反応器に仕込み、撹拌下反応させることによって、一般式(5−1)で表される化合物を得ることも出来る。
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
反応容器に4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミド0.40g、シクロペンチルメチルエーテル10mL及び10質量%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド水溶液0.15gを添加した。95℃まで加熱した後、同温度で2時間撹拌した。その後105℃まで昇温し、さらに3時間撹拌を継続した。室温で一晩撹拌した後、再び105℃で9時間撹拌した。反応液の一部を抜き出し、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)にて分析した結果、目的物の相対面積百分率は83.0%であった。
またHPLCによる分析条件を以下に示す。
カラム:Inertsil Ph−3 150mm 4.6mmφ 3μm(ジーエルサイエンス社製)、
流速:0.5mL/min
溶離液:アセトニトリル/0.1体積%トリフルオロ酢酸水=50/50〜80/20(体積比)のグラジエント
検出:UV 220nm
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
シクロペンチルメチルエーテルでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミド0.95g、シクロペンチルメチルエーテル10mL及び10質量%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド水溶液0.17gを添加し、95℃に加熱した。5分撹拌し、反応液中に固体として存在していた4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドが溶解したことを確認した後、25kPaまで減圧し、3時間加熱還流し、共沸脱水を行った。反応終了後、室温まで冷却し、1N塩酸、水の順で反応混合液を洗浄した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥・ろ別後、減圧下にて溶媒を留去した。残留物をヘキサン/酢酸エチル=〔1/3(体積比、以下同じである)〕にて溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、目的物0.87gを黄色固体として得た。
融点122.0〜122.5℃
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
反応容器に4−アセチル−2−メチル安息香酸アミド0.20g、トルエン2mL、ベンジルトリブチルアンモニウムクロリド0.035g、炭酸カリウム94mg及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.30gを添加し、85℃で3時間加熱した。反応液の一部を抜き出し、HPLCにて分析したところ、トルエンを削除した目的物の相対面積百分率は84.4%であった。
またHPLCのによる分析条件を以下に示す。
カラム:Inertsil Ph−3 150mm 4.6mmφ 3μm(ジーエルサイエンス社製)
流速:0.5mL/min
溶離液:アセトニトリル/0.1体積%トリフルオロ酢酸水=50/50(体積比)
検出:UV 220nm
実施例3と同じ実験操作で、溶媒をトルエンから変更して反応を行った。使用した溶媒、反応時間及び使用した溶媒を削除した目的物の相対面積百分率を下記の表2に示す。
なお表中の「DMSO」の表記は「ジメチルスルホキシド」を表す。
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
反応容器に4−アセチル−2−メチル安息香酸アミド0.20g、シクロペンチルメチルエーテル2mL、40質量%ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液2滴及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.30gを添加し、95℃で5時間撹拌した。撹拌終了後、反応液の一部を抜き出し、実施例3と同じ分析条件でHPLCにて分析した結果、目的物の面積百分率は86.0%であった。この反応液に40質量%ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液1滴を追加し、105℃に昇温して、さらに2時間撹拌を継続した。撹拌終了後、反応液の一部を抜き出し、実施例1と同じ分析条件でHPLCにて分析した結果、目的物の相対面積百分率は90.0%であった。
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
シクロペンチルメチルエーテルでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−アセチル−2−メチル安息香酸アミド0.40g、シクロペンチルメチルエーテル10mL、10質量%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド水溶液0.29g及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.58gを添加し、95℃に加熱した。5分撹拌し、反応液中に固体として存在していた4−アセチル−2−メチル安息香酸アミドが溶解したことを確認した後、30kPaまで減圧し、3時間加熱還流し共沸脱水を行った。反応液の一部を抜き出し、実施例3と同じ分析条件でHPLCにて分析した結果、目的物の相対面積百分率は98.1%であった。その反応終了後、室温まで冷却し、該反応溶液を1N塩酸、水の順で洗浄した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥ろ別後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物をヘキサン/酢酸エチル=1/3にて溶出するシリカゲルクロマトグラフィで精製し、目的物0.87gを黄色固体として得た。
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
シクロペンチルメチルエーテルでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−アセチル−2−メチル安息香酸アミド0.40g、シクロペンチルメチルエーテル10mL、40%テトラブチルホスホニウムヒドロキシド水溶液0.08g及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.58gを添加し、95℃に加熱した。5分撹拌し、反応液中に固体として存在していた4−アセチル−2−メチル安息香酸アミド0.40gが溶解したことを確認した後、30kPaまで減圧し、3時間加熱還流し共沸脱水を行った。撹拌終了後、反応液の一部を抜き出し、実施例3と同じ分析条件でHPLCにて分析した結果、目的物の相対面積百分率は89.1%であった。
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
シクロペンチルメチルエーテルでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−アセチル−2−メチル安息香酸アミド0.40g、テトラブチルアンモニウムブロミド22mg、シクロペンチルメチルエーテル10mL、0.02g/mLの水酸化ナトリウム水溶液0.135mL及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.55gを添加し、95℃に加熱した。15分撹拌した後、反応液中に固体として存在していた4−アセチル−2−メチル安息香酸アミドが溶解したことを確認した後、30kPaまで減圧し、3時間還流させ共沸脱水を行った。撹拌終了後、反応液の一部を抜き出し実施例3と同じ分析条件でHPLCにて分析したところ、目的物の相対面積百分率は94.8%であった。
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
シクロペンチルメチルエーテルでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−アセチル−2−メチル安息香酸アミド0.40g、18−クラウン−6 29mg、シクロペンチルメチルエーテル10mL、0.06g/mLの水酸化カリウム水溶液0.1mL及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.6gを添加し、95℃に加熱した。30分撹拌した後、反応液中に固体として存在していた4−アセチル−2−メチル安息香酸アミドが溶解したことを確認した後、30kPaまで減圧し、5時間還流させ共沸脱水を行った。撹拌終了後、反応液を一部抜き出し、実施例3と同じ分析条件でHPLCにて分析した結果、目的物の相対面積百分率は94.5%であった。
4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
シクロペンチルメチルエーテルでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−アセチル−2−メチル安息香酸アミド0.40g、シクロペンチルメチルエーテル10mL、10質量%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド水溶液0.29g及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.58gを添加し、95℃に加熱した。5分撹拌した後、反応液中に固体として存在していた4−アセチル−2−メチル安息香酸アミドが溶解したことを確認した後、30kPaまで減圧し、3時間還流させ共沸脱水を行った。
撹拌終了後、室温まで冷却し、400g/LのNaOH水溶液0.49mL、水0.5mL及び50質量%ヒドロキシルアミン水溶液0.30gを別途混合した溶液を添加し、24時間撹拌を継続した。撹拌終了後、反応液を一部抜き出し、HPLCを用いた内部標準分析法により反応液を分析したところ、目的物が0.80g含有することが判明した。
またHPLCを用いた内部標準分析法の分析条件を以下に示す。
カラム:Kinetics C18 100mm 3mmφ 2.6μm (フェノメネックス社製)、
流速:0.5mL/min、
溶離液:アセトニトリル/0.1体積%酢酸水=55/45(体積比)、
検出:UV 254nm、
内部標準物質:4−t−ブチルビフェニル
4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
テトラブチルアンモニウムブロミド0.364gに水0.364g及び水酸化カリウム水溶液0.84g(85質量%水酸化カリウム1.0gを水10gに溶かしたもの)を添加し、相間移動触媒の水溶液を調製した。
別途反応容器にトルエンでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけ、4−アセチル−2−メチル安息香酸アミド2.00g、トルエン20.0g、上記の相間移動触媒の水溶液0.774g及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン2.80gを添加し、90℃に加熱した。同温度にて10分撹拌した後、昇温前に該反応液中に固体として存在していた4−アセチル−2−メチル安息香酸アミドがトルエンに溶解したことを確認した後、反応容器内を30kPaまで減圧し、トルエンを還流させながら4時間撹拌し、共沸脱水を行った。撹拌終了後、該反応液の一部を抜き出し、HPLCにて分析したところ、トルエンに相当する面積を削除した4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの相対面積百分率は93.0%であった。
分析終了後、反応容器内の圧力を常圧に戻し、トルエン25.4gを添加し、該反応液を10℃まで冷却した。冷却後、該反応液に1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン0.859g及び15質量%ヒドロキシルアミン水溶液3.73gを滴下した。滴下終了後、同温度にて2時間撹拌した。反応終了後、該反応液に酢酸エチル100mL及び1N塩酸18mLを添加し、分液操作を行い、有機層を分離した。得られた有機層の一部を抜き出し、HPLCを用いた内部標準分析法により該有機層を分析したところ、目的物を4.07g含有することが判明した。
また、HPLCによる分析条件を以下に示す。
カラム : Inertsil Ph-3、φ4.6mm、長さ50mm、粒子径3μm (ジーエルサイエンス社製)
流速 : 1.0 ml / min.
溶離液 : アセトニトリル / 0.1体積%酢酸水 = 35 / 65 〜 80 / 20(体積比)のグラジエント
検出 : UV 220nm
HPLCを用いた内分標準分析法の分析条件を以下に示す。
カラム : Inertsil Ph-3、φ4.6mm、長さ50mm、粒子径3μm (ジーエルサイエンス社製)
流速 : 1.0 ml / min.
溶離液 : アセトニトリル / 0.1体積%酢酸水 = 35 / 65 (体積比)
検出 : UV 220nm
内部標準物質 : フタル酸 ジノルマルブチルエステル
4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
トルエンでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−アセチル−2−メチル安息香酸アミド2.00g、トルエン20.0g、40質量%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド水溶液0.362g及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン2.80gを添加し、95℃に加熱した。同温度にて10分撹拌した後、撹拌前に該反応液中に固体として存在していた4−アセチル−2−メチル安息香酸アミドがトルエンに溶解したことを確認した後、反応容器内を30kPaまで減圧し、トルエンを還流させながら3時間撹拌し、共沸脱水を行った。撹拌終了後、該反応液の一部を抜き出し、HPLCにて分析したところ、トルエンに相当する面積を削除した4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの相対面積百分率は97.2%であった。
分析終了後、反応容器内の圧力を常圧に戻し、トルエン25.4g及びテトラブチルアンモニウムブロミド0.364gを添加し、該反応液を10℃まで冷却した。冷却後、該反応液に、別途反応容器内で調製したヒドロキシルアミン塩酸塩1.18g、水2.24g及び10N水酸化ナトリウム水溶液2.26mLの混合溶液を滴下した。滴下終了後、同温度にて20時間撹拌した。反応終了後、該反応液に酢酸エチル30mL及び1N塩酸10mLを添加し、分液操作を行い、有機層を分離した。得られた有機層の一部を抜き出し、HPLCを用いた内部標準分析法により反応液を分析したところ、目的物を3.92g含有することが判明した。
また、HPLCによる分析条件を以下に示す。
カラム : Inertsil Ph-3、φ4.6mm、長さ50mm、粒子径3μm (ジーエルサイエンス社製)
流速 : 1.0 ml / min.
溶離液 : アセトニトリル / 0.1体積%酢酸水 = 35 / 65 (体積比)
検出 : UV 220nm
HPLCを用いた内分標準分析法の分析条件を以下に示す。
カラム : Inertsil Ph-3、φ4.6mm、長さ50mm、粒子径3μm (ジーエルサイエンス社製)
流速 : 1.0 ml / min.
溶離液 : アセトニトリル / 0.1体積%酢酸水 = 35 / 65 (体積比)
検出 : UV 220nm
内部標準物質 : フタル酸 ジノルマルブチルエステル
4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
シクロペンチルメチルエーテルでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミド0.95g、シクロペンチルメチルエーテル10mL及び10質量%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド水溶液0.17gを添加し、85℃に加熱した。5分撹拌した後、反応液中に固体として存在していた4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドが溶解したことを確認した後、25kPaまで減圧し、3時間還流させ共沸脱水を行った。
撹拌終了後、20℃まで冷却し、400g/Lの水酸化ナトリウム水溶液0.49mL、水0.5mL及び50質量%ヒドロキシルアミン水溶液0.30gを別途混合した溶液を添加し、22時間撹拌を継続した。撹拌終了後、反応液を一部抜き出し、HPLCで分析した結果、目的物の相対面積百分率は95.8%であった。
またHPLCを用いた分析条件を以下に示す。
カラム:Inertsil Ph-3 50mm 4.6mmφ 3μm(ジーエルサイエンス社製)、
流速:1mL/min、
溶離液:アセトニトリル/水/酢酸=800/1200/1.2(体積比)、
検出:UV 220nm
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
シクロペンチルメチルエーテルでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−アセチル−2−メチル安息香酸アミド0.40g、シクロペンチルメチルエーテル10mL、3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.58g及び40質量%ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液0.047gを添加し、95℃に加熱した。5分撹拌した後、反応液中に固体として存在していた4−アセチル−2−メチル安息香酸アミドが溶解したことを確認した後、25kPaまで減圧し、2時間半還流させ共沸脱水を行った。撹拌終了後室温まで冷却し、1N塩酸、水の順で洗浄した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥・ろ過した。得られた有機層を一部抜き出し、HPLCを用いた内部標準分析法により反応液を分析した結果、目的物を0.87g含有することが判明した。
またHPLCを用いた内部標準分析法の分析条件を以下に示す。
カラム:Inertsil Ph−3 50mm 4.6mmφ 3μm(ジーエルサイエンス社製)、
流速:1mL/min、
溶離液:アセトニトリル/水/酢酸=2/1/0.001(体積比)、
検出:コロナ検出器
内部標準物質:4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチル安息香酸
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチルベンゾニトリルの合成
シクロペンチルメチルエーテルでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−アセチル−2−メチルベンゾニトリル0.36g、シクロペンチルメチルエーテル10mL、10質量%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド水溶液0.17g及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.56gを添加し、95℃に加熱した。5分撹拌した後、25kPaまで減圧し、1.5時間加熱還流させ共沸脱水を行った。反応終了後、反応液を実施例1と同じ分析条件で分析した結果、目的物の相対面積百分率は95.9%であった。
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチルベンゾニトリルの合成
シクロペンチルメチルエーテルでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−アセチル−2−メチルベンゾニトリル0.40g、シクロペンチルメチルエーテル10mL、テトラブチルアンモニウムフルオリド3水和物0.04g及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.62gを添加し、75℃に加熱した。5分撹拌した後、20kPaまで減圧し、2.5時間加熱還流させ共沸脱水を行った。反応終了後、反応液を実施例1と同じ分析条件で分析した結果、目的物の相対面積百分率は95.5%であった。
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチルベンゾニトリルの合成
シクロペンチルメチルエーテルでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−アセチル−2−メチルベンゾニトリル0.40g、シクロペンチルメチルエーテル10mL、テトラブチルアンモニウムアセタート0.023g、水0.2mL及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.62gを添加し、95℃に加熱した。5分撹拌した後、30kPaまで減圧し、1.5時間加熱還流させ共沸脱水を行った。反応液を実施例1と同じ分析条件で分析した結果、目的物の相対面積百分率は91.2%であった。
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチルベンゾニトリルの合成
シクロペンチルメチルエーテルでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−アセチル−2−メチルベンゾニトリル0.40g、シクロペンチルメチルエーテル10mL、50質量%硫酸テトラブチルアンモニウム水溶液0.17g、水0.1mL及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.62gを添加し、95℃に加熱した。5分撹拌した後、30kPaまで減圧し、4時間加熱還流させ共沸脱水を行った。反応終了後、反応液を実施例10と同じ分析条件で分析した結果、目的物の相対面積百分率は93.0%であった。
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチルベンゾニトリルの合成
反応容器に4−アセチル−2−メチルベンゾニトリル0.20g、のシクロペンチルメチルエーテル3mL溶液に、テトラブチルアンモニウムブロミド0.02g、炭酸水素カリウム6mg及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.31gを添加し、95℃で5.5時間撹拌した。撹拌終了後、反応液を実施例1と同じ分析条件で分析した結果、目的物の相対面積百分率は82.8%であった。
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
トルエンでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−アセチル−2−メチル安息香酸アミド0.40g、トルエン10mL、テトラブチルアンモニウムブロミド0.022g、水0.2mLに炭酸カリウム9mgを溶解させた水溶液及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.56gを添加し、95℃に加熱した。5分撹拌した後、30kPaまで減圧し、4時間加熱還流させ共沸脱水を行った。反応終了後、反応液を実施例1と同じ分析条件で分析した結果、トルエンを削除した目的物の相対面積百分率は92.0%であった。
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
トルエンでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけた反応容器に、4−アセチル−2−メチル安息香酸アミド0.40g、トルエン10mL、水0.2mLに炭酸カリウム9mgを溶解させた水溶液及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.56gを添加し、95℃に加熱した。30分撹拌した後、30kPaまで減圧し、4時間加熱還流させ共沸脱水を行った。反応液を実施例1と同じ分析条件で分析した結果、トルエンを削除した目的物の相対面積百分率は21.0%であった。
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの合成
反応容器に4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミド0.40g、のシクロペンチルメチルエーテル10mL溶液に、テトラブチルアンモニウムブロミド0.015g及びタングステン酸ナトリウム二水和物0.016gを添加し、95℃で2時間撹拌した。撹拌終了後、反応液を実施例1と同じ分析条件で分析した結果、目的物の相対面積百分率は17.5%であった。
4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−[(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイルメチル]安息香酸アミドの合成
工程1:4−アセチル−2−メチル−N−[N−(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイルメチル]安息香酸アミドの合成
国際公開第2009/001942号パンフレットに記載の方法に準じて合成した4−アセチル−2−メチル安息香酸5.00g及びトリエチルアミン0.06gのトルエン50mL溶液を80℃に加熱し、塩化チオニル4.00gをゆっくり滴下した。滴下終了後、同温度にて1時間撹拌した後、トルエンを30mL留去し、4−アセチル−2−メチル安息香酸クロリドのトルエン溶液を得た。
別途反応容器に26.3質量%の2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド水溶液18.32g、トリエチルアミン3.70g及び酢酸エチル30mLの溶液を調製した。該反応液を10℃に冷却し、上記工程で得られた4−アセチル−2−メチル安息香酸クロリドのトルエン溶液を全量滴下し、室温にて2時間撹拌した。反応完了後、水30mLを滴下し、分液した後に得られた有機層を、1N塩酸50mL、水50mLの順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて脱水・乾燥、減圧にて溶媒を留去した。得られた残留物にトルエン40mL及び酢酸エチル8mLを添加し、該溶液中に生じた結晶を濾別し、黄色固体5.77gを得た。得られた固体をクロロホルム50mLに懸濁させ、1時間撹拌した後に、減圧下にて濾過し、得られた固体を乾燥することにより、目的物2.94gを淡黄色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3, DMSO-d6, Me4Si, 300MHz) δ 8.08 (br, 1H), 7.75-7.85 (m, 2H), 7.51 (d, J = 8.1Hz, 1H), 7.43 (br, 1H), 4.16 (d, J = 5.4Hz, 2H), 3.85-3.97 (m, 2H), 2.62 (s, 3H), 2.50 (s, 3H) 。
融点127.5〜130.0℃
テトラブチルアンモニウムブロミド0.50gに85質量%水酸化カリウム0.10g及び水2.5mLを添加し、相間移動触媒の水溶液を調製した。
別途反応容器にトルエンでトラップ部分を満たしたディーン・スターク装置をつけ、上記工程1で合成した4−アセチル−2−メチル−N−[N−(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイルメチル]安息香酸アミド1.00gのトルエン6mL溶液を70〜75℃に加熱し、該反応液に上記の相間移動触媒の水溶液0.31g、次いで3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン0.78gを滴下した。滴下終了後、加熱還流下にて共沸脱水を行い、加熱還流開始から、3時間後、5時間後及び6時間後に上記の触媒水溶液0.31g、0.62g及び0.62gをそれぞれ滴下し、9時間後に加熱を停止した。反応液の一部を抜き出し、HPLCにて分析したところ、トルエンに相当する面積を削除した4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル−N−[N−(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイルメチル]安息香酸アミドの相対面積百分率は73.3%であった。
分析終了後、該反応液を放冷した後にトルエン6mLを添加し、5℃まで冷却し、該反応液に、別途反応容器に調製したテトラブチルアンモニウムブロミド0.11g、ヒドロキシルアミン塩酸塩0、34g及び水0.84mLの水溶液を滴下し、続いて水酸化ナトリウム0.44g及び水1mLの水溶液を滴下した。滴下終了後、室温にて14時間撹拌した。反応終了後、該反応液に酢酸エチル15mLを添加し、分液操作を行い、有機層を分離した。得られた有機層を1N塩酸10mLにて2回、水10mLにて1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて脱水・乾燥、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物をn−ヘキサン:酢酸エチル[1:2(体積比)]にて溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した後、トルエン5mL及び酢酸エチル1mLの混合溶媒にて結晶化することにより、目的物0.66gを淡黄色固体として得た。
HPLCによる分析条件を以下に示す。
カラム:Inertsil ODS-SP、φ4.6mm、長さ150mm、粒子径3μm (シ゛ーエルサイエンス社製)
流速:1.0 ml / min.
溶離液:アセトニトリル / 水 / 酢酸 = 600 / 400 / 1 (体積比)
検出:UV 220nm
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチル安息香酸アミドの合成(WO2009/001942号パンフレット記載の方法)
4−アセチル−2−メチル安息香酸アミド0.35g、及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロアセトフェノン0.49g、のトルエン1.72g溶液に、トリ−n−ブチルアミン0.19gを仕込み添加し、60℃にて25時間撹拌した。室温まで放冷し、スラリーとなっている反応液を減圧下濾過し、得られた固体を少量のトルエンで洗浄した。減圧下乾燥し、淡黄色固体として4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル)−2−メチル安息香酸アミド0.65gを得た。
1H-NMR (CDCl3, Me4Si, 400MHz) δ 7.74-7.81 (m, 2H), 7.56 (d, J = 8.6Hz, 1H), 7.47-7.51 (m, 2H), 7.36 (t, J = 1.8Hz, 1H), 5.93 (br s, 1H), 5.79 (br s, 1H), 5.68 (br s, 1H), 3.84 (d, J = 17.4Hz, 1H), 3.68 (d, J = 17.6Hz, 1H), 2.57 (s, 3H) 。
融点 152−154℃
4−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテノイル]−2−メチルベンゾニトリルの合成
反応容器に4−アセチル−2−メチルベンゾニトリル0.40g、シクロペンチルメチルエーテル10mL及び3’,5’−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロメチルアセトフェノン0.62gを添加し、0℃に冷却し、10%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド0.19gを反応液が5℃を超えない速度で滴下した。0℃で1時間撹拌した後、室温に昇温し、同温度で2日間撹拌を継続した。撹拌終了後、反応液を実施例1と同じ分析条件で分析した結果、目的物の相対面積百分率は60.0%であった。
Claims (20)
- 前記相間移動触媒が、式(6):
V1、V2、V3及びV4は、各々独立してC1〜C18アルキル、V5で任意に置換されたC1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、ベンジル、ベンゼン環において(V6)r1で置換されたベンジル、フェニル、(V6)r1で置換されたフェニル、フェロセニルメチル又は1−ナフチルメチルを表すか、或いはV1及びV2は一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、それらが結合するM1と共に5〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
V5は、ハロゲン原子、−OH、−OC(O)V7 、−OC(O)NH2又は−SC(O)V7を表し、
V6は、C1〜C4アルキル、ハロゲン原子又はニトロを表し、
V7は、メチル又はフェニルを表し、
r1は、1〜5の整数を表し、
r2は、1又は2の整数を表し、
X4は、フッ素原子、−OH、−OC(O)CH3又は−SO4を表す。]
で表される化合物である、請求項1乃至請求項4のうち何れか一項に記載の製造方法。 - 前記式(6)中、V1、V2、V3及びV4は、各々独立してC1〜C4アルキル、ベンジル又はフェニルを表す、請求項5記載の製造方法。
- 前記相間移動触媒が、式(7):
V1、V2、V3及びV4は、各々独立してC1〜C18アルキル、V5で任意に置換されたC1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、ベンジル、ベンゼン環において(V6)r1で置換されたベンジル、フェニル、(V6)r1で置換されたフェニル、フェロセニルメチル又は1−ナフチルメチルを表すか、或いはV1及びV2は一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、それらが結合するM1と共に5〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
V5は、ハロゲン原子、−OH、−OC(O)V7 、−OC(O)NH2又は−SC(O)V7を表し、
V6は、C1〜C4アルキル、ハロゲン原子又はニトロを表し、
V7は、メチル又はフェニルを表し、
r1は、1〜5の整数を表し、
X5は、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表す。]で表される化合物、又はクラウンエーテルであり、前記脱水反応を該相間移動触媒と塩基性化合物の存在下で行う、請求項1乃至請求項4のうち何れか一項に記載の製造方法。 - 前記塩基性化合物が、式(8):
M2は、前記と同じ意味を表し、
V6は、C1〜C4アルキル、ハロゲン原子又はニトロを表し、
r1は、1〜5の整数を表す。]で表される塩である、請求項7に記載の製造方法。 - 前記相間移動触媒が、式中のV1、V2、V3及びV4が、各々独立してC1〜C4アルキル、ベンジル又はフェニルを表す式(7)で表される化合物であるか、又は、18−クラウン−6−エーテル、ジベンゾ−18−クラウン−6−エーテル及び15−クラウン−5−エーテルからなる群から選択されるクラウンエーテルであり、
前記塩基性化合物は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸水素二カリウム、フタルイミドカリウム又は酢酸カリウムである、請求項7に記載の製造方法。 - 前記塩基性化合物は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸水素二カリウム、フタルイミドカリウム又は酢酸カリウムである、請求項10に記載の製造方法。
- 前記塩基性化合物は、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムである、請求項11に記載の製造方法。
- 。
前記相間移動触媒が、式(7):
V1、V2、V3及びV4は、各々独立してC1〜C18アルキル、V5で任意に置換されたC1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、ベンジル、ベンゼン環において(V6)r1で置換されたベンジル、フェニル、(V6)r1で置換されたフェニル、フェロセニルメチル又は1−ナフチルメチルを表すか、或いはV1及びV2は一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、それらが結合するM1と共に5〜7員環を形成してもよく、このときアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
V5は、ハロゲン原子、−OH、−OC(O)V7 、−OC(O)NH2又は−SC(O)V7を表し、
V6は、C1〜C4アルキル、ハロゲン原子又はニトロを表し、
V7は、メチル又はフェニルを表し、
r1は、1〜5の整数を表し、
X5は、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表す。]で表される化合物、又はクラウンエーテルであり、前記脱水反応を該相間移動触媒と式(15):
- 前記相間移動触媒が、式中のV1、V2、V3及びV4が、各々独立してC1〜C4アルキル、ベンジル又はフェニルを表す式(7)で表される化合物であるか、又は、18−クラウン−6−エーテル及びジベンゾ−18−クラウン−6−エーテルからなる群から選択されるクラウンエーテルであり、
前記フッ化物塩がフッ化カリウムである、請求項13に記載の製造方法。 - 前記式(2)で表される置換4,4−ジフルオロ−3−ヒドロキシブタン−1−オン化合物の、相間移動触媒の存在下での脱水反応を、溶媒を用いた共沸脱水により行う、請求項1及び請求項3並びに請求項5乃至請求項14のうち何れか一項に記載の製造方法。
- 前記式(3)で表されるケトン化合物と、前記式(4)で表されるアセチル化合物の、相間移動触媒の存在下での脱水反応を、溶媒を用いた共沸脱水により行う、請求項2及び請求項4乃至請求項14のうち何れか一項に記載の方法。
- 前記式(2)中、
Tが、式(16):
A5は、N又はC−X2を表し、
X2は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4ハロアルコキシを表し、
X3は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4ハロアルコキシ又はC1〜C4ハロアルキルチオを表す。]で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールであり、
Yが式(17):
Rは、C1〜C6アルキル、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、-NH2、-N(R5)R4、-OH、-OR3、ベンジルオキシ、-OSO2R3、フェニルスルホニルオキシ、(Z)p1によって置換されたフェニルスルホニルオキシ、-C(O)OH、-C(O)OR3、-C(O)NH2、-C(O)N(R1b)R1a、-C(S)N(R1b)R1a、-L-Q、-L-N(R1c)R1d、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルチオ、-S(O)r-L2-Q2又はD-1乃至D-50を表し、
R3は、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C6ハロアルキル又はC1〜C3ハロアルコキシ(C1〜C3)ハロアルキルを表し、
Jは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2又は-N(R5)R4を表し、各々のJは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、また、
隣接する2つのJが一緒になって、−A8=A9-A10=A11−を形成していてもよく、
A8、A9、A10及びA11は、各々独立にN又はC-J1を表し、
J1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2又は-N(R5)R4を表し、各々のJ1は互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
R4は、C1〜C6アルキル、-CHO、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C1〜C6(アルキルチオ)カルボニル、C1〜C6アルコキシチオカルボニル、C1〜C6(アルキルチオ)チオカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル又はC1〜C6ハロアルキルスルホニルを表し、
R5は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R1aは、C1〜C6アルキル、R8によって任意に置換されたC1〜C6アルキル、ベンゼン環によって縮環されていてもよいC3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、-N(R11)R10、-C(O)OR9、-C(O)NH2、-C(O)NHR9、-C(R7)=NOR6、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-5、D-7、D-10、D-11、D-12、D-14、D-15、D-18、D-31、D-32、D-42、D-43、D-45、D-46、D-48、E-1、E-2、E-3、E-4、E-7、E-9〜E-19又はE-20を表し、
R1bは、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、シアノ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6アルキニル、-C(O)R9又は-C(O)OR9を表し、
或いはR1b及びR1aは一緒になってC2〜C6アルキレン鎖を表し、これらが結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
Lは、-C(R2a)(R2b)-、-C(R2a)(R2b)CH2-又は-CH2C(R2a)(R2b)-を表し、
Qは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ又はG-1〜G-5を表し、
R1cは、水素原子、-C(O)R3a、-C(O)OR3a、-C(O)SR3a、-C(O)N(R3b)R3a、-C(S)N(R3b)R3a又は-S(O)2R3aを表し、
R1dは、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4ハロアルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4アルキルチオ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4アルキルスルホニル(C1〜C4)アルキル、シアノ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、-C(O)R3c、-C(O)OR3c、-C(O)SR3c、C1〜C6ハロアルキルチオ又はC1〜C6アルキルスルホニルを表すか、
或いは、R1c及びR1dは一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、これらが結合する窒素原子と共に5〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つC1〜C6アルキル基、-CHO基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6ハロアルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基、C1〜C6ハロアルコキシカルボニル基、C1〜C6アルキルアミノカルボニル基、C1〜C6ハロアルキルアミノカルボニル基、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されていてもよく、
R2aは、水素原子、シアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2又は-C(S)NH2を表し、
R2bは、水素原子又はC1〜C6アルキルを表すか、或いは、R2a及びR2bは一緒になってC2〜C5アルキレン鎖を表し、これらが結合する炭素原子と共に3〜6員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、
R3aは、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、R4aによって任意に置換された(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、E-1、E-2、E-4、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル、フェニル、(V)p1によって置換されたフェニル、D-3、D-4、D-12〜D-14、D-42又はD-43を表し、
R3bは、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R3cは、水素原子、C1〜C4アルキル、R3dによって任意に置換された(C1〜C4)アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、フェニル、R14aによって置換されたフェニル、D-42、D-43又はD-44を表し、
R3dは、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C6アルコキシカルボニル、S(O)rR5a、フェニル、D-42、D-43又はD-44を表し、
G-1〜G-5は、それぞれ以下の構造式で表される環を表し、
R5aは、C1〜C4アルキルを表し、
Vは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、-OH、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルスルホニルオキシ、C1〜C6ハロアルキルスルホニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2、C1〜C6アルキルアミノ、ジ(C1〜C6アルキル)アミノ、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2、C1〜C6アルキルアミノカルボニル、C1〜C6ハロアルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜C6アルキル)アミノカルボニル、-C(S)NH2、-S(O)2NH2、C1〜C6アルキルアミノスルホニル又はジ(C1〜C6アルキル)アミノスルホニルを表し、p1が2以上の整数を表すとき、各々のVは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
さらに、2つのVが隣接する場合には、隣接する2つのVは一緒になって-OCH2O-又は-OCH2CH2O-を表し、2つのVのそれぞれが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はハロゲン原子によって任意に置換されていてもよく、
R6は、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6ハロアルキニル、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-42、D-45〜D-49、E-1〜E-4又はE-7を表し、
R7は、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C6)アルキル、C1〜C6アルキルチオ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル又はフェニルを表し、
R8は、ハロゲン原子、シアノ、アミノ、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-C(O)R14、-C(O)OR14、-C(O)NH2、-C(O)N(R15)R14、-C(S)NH2、-C(S)N(R15)R14、-C(R7)=NOR6、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-1〜D-50又はE-1〜E-20を表し、
D-1〜D-50は、それぞれ下記の構造式で表される芳香族複素環を表し、
E-1〜E-20は、それぞれ下記の構造式で表される複素環を表し、
Z2は、水素原子又はC1〜C6ハロアルキルカルボニルを表し、
R9は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C6アルキルチオ(C1〜C4)アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R10は、C1〜C6ハロアルキル、-C(O)R14、-C(O)OR14、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-3、D-4、D-18、D-42、D-45、D-46、D-48又はD-49を表し、
R11は、水素原子、C1〜C6アルキル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R12は、C1〜C6アルキル、フェニル又は(Z)p1によって置換されたフェニルを表し、
R13は、C1〜C4アルキルを表し、q2、q3又はq4が2以上の整数を表すとき、各々のR13は互いに同一であっても、又は互いに相異なっていてもよく、さらに、2つのR13が同一の炭素原子上に置換している場合、2つのR13は一緒になってオキソを形成してもよいことを表し、
R14は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルキル、フェニル、R14aによって置換されたフェニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R14aは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2、-S(O)2NH2、C1〜C6アルキルアミノスルホニル又はジ(C1〜C6アルキル)アミノスルホニルを表し、
R15は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R16は、-OH、C1〜C4アルコキシ又はC1〜C4アルキルチオを表し、
R17は、水素原子、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、-C(R5)=NOR19、-C(O)OR19、-C(O)NH2、-C(O)N(R5)R19、-C(O)NHC(O)R19、-C(O)N(R5)C(O)OR19、-N(R21)R20又はフェニルを表し、
R18は、水素原子、C1〜C6アルキル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R19は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル又はC2〜C6アルケニルを表し、
R20は、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、フェニル、R20aによって置換されたフェニル、D-42〜D-46又はD-47を表し、
R20aは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ又はC1〜C6アルキルスルホニルを表し、
R21は、水素原子、C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
L2は、単結合又はC1〜C6アルキレン鎖を表し、
Q2は、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6アルキニル、-N(R23)R22、-C(O)N(R23)R22、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-18〜D-20、D-42〜D-46又はD-47を表し、
R22は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、フェニル又は(Z)p1によって置換されたフェニルを表し、
R23は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
p1は、1〜5の整数を表し、
p2は、0〜4の整数を表し、
p3は、0〜3の整数を表し、
p4は、0〜2の整数を表し、
p5は、0又は1の整数を表し、
q2は、0〜5の整数を表し、
q3は、0〜7の整数を表し、
q4は、0〜9の整数を表し、
rは、0〜2の整数を表し、
tは、0又は1の整数を表す。]
で表される置換アリール又は置換へテロアリールであるところの置換4,4−ジフルオロ−3−ヒドロキシブタン−1−オン化合物を用いる、請求項1及び請求項3並びに請求項5乃至請求項16のうち何れか一項に記載の製造方法。 - 前記式(16)で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールにおいて、
X1及びX3は、各々独立にハロゲン原子、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4ハロアルコキシを表し、
A5は、C-Hを表し、
前記式(17)で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールにおいて、
A1、A2及びA3は、C-Hを表し、
A4は、C-J2を表し、
J2は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ハロアルキルを表し、
Rは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、-C(O)OR3、-C(O)NH2、-C(O)N(R1b)R1a、又は-L-N(R1c)R1dを表し、
R3、R1a、R1b、L、R1c及びR1dは、請求項17に記載の定義と同じ意味を表す、請求項17に記載の製造方法。 - 前記式(3)中、
Tが、式(16):
A5は、N又はC−X2を表し、
X2は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4ハロアルコキシを表し、
X3は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4ハロアルコキシ又はC1〜C4ハロアルキルチオを表す。]で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールであり、
前記式(4)中、
Yが式(17):
Rは、C1〜C6アルキル、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、-NH2、-N(R5)R4、-OH、-OR3、ベンジルオキシ、-OSO2R3、フェニルスルホニルオキシ、(Z)p1によって置換されたフェニルスルホニルオキシ、-C(O)OH、-C(O)OR3、-C(O)NH2、-C(O)N(R1b)R1a、-C(S)N(R1b)R1a、-L-Q、-L-N(R1c)R1d、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルチオ、-S(O)r-L2-Q2又はD-1乃至D-50を表し、
R3は、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C6ハロアルキル又はC1〜C3ハロアルコキシ(C1〜C3)ハロアルキルを表し、
Jは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2又は-N(R5)R4を表し、各々のJは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、また、
隣接する2つのJが一緒になって、−A8=A9-A10=A11−を形成していてもよく、
A8、A9、A10及びA11は、各々独立にN又はC-J1を表し、
J1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2又は-N(R5)R4を表し、各々のJ1は互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
R4は、C1〜C6アルキル、-CHO、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C1〜C6(アルキルチオ)カルボニル、C1〜C6アルコキシチオカルボニル、C1〜C6(アルキルチオ)チオカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル又はC1〜C6ハロアルキルスルホニルを表し、
R5は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R1aは、C1〜C6アルキル、R8によって任意に置換されたC1〜C6アルキル、ベンゼン環によって縮環されていてもよいC3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、-N(R11)R10、-C(O)OR9、-C(O)NH2、-C(O)NHR9、-C(R7)=NOR6、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-5、D-7、D-10、D-11、D-12、D-14、D-15、D-18、D-31、D-32、D-42、D-43、D-45、D-46、D-48、E-1、E-2、E-3、E-4、E-7、E-9〜E-19又はE-20を表し、
R1bは、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、シアノ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6アルキニル、-C(O)R9又は-C(O)OR9を表し、
或いはR1b及びR1aは一緒になってC2〜C6アルキレン鎖を表し、これらが結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、
Lは、-C(R2a)(R2b)-、-C(R2a)(R2b)CH2-又は-CH2C(R2a)(R2b)-を表し、
Qは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ又はG-1〜G-5を表し、
R1cは、水素原子、-C(O)R3a、-C(O)OR3a、-C(O)SR3a、-C(O)N(R3b)R3a、-C(S)N(R3b)R3a又は-S(O)2R3aを表し、
R1dは、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4ハロアルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4アルキルチオ(C1〜C4)アルキル、C1〜C4アルキルスルホニル(C1〜C4)アルキル、シアノ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、-C(O)R3c、-C(O)OR3c、-C(O)SR3c、C1〜C6ハロアルキルチオ又はC1〜C6アルキルスルホニルを表すか、
或いは、R1c及びR1dは一緒になってC4〜C6アルキレン鎖を表し、これらが結合する窒素原子と共に5〜7員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つC1〜C6アルキル基、-CHO基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6ハロアルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基、C1〜C6ハロアルコキシカルボニル基、C1〜C6アルキルアミノカルボニル基、C1〜C6ハロアルキルアミノカルボニル基、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されていてもよく、
R2aは、水素原子、シアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2又は-C(S)NH2を表し、
R2bは、水素原子又はC1〜C6アルキルを表すか、或いは、R2a及びR2bは一緒になってC2〜C5アルキレン鎖を表し、これらが結合する炭素原子と共に3〜6員環を形成してもよく、このとき該アルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、
R3aは、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、R4aによって任意に置換された(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、E-1、E-2、E-4、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル、フェニル、(V)p1によって置換されたフェニル、D-3、D-4、D-12〜D-14、D-42又はD-43を表し、
R3bは、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R3cは、水素原子、C1〜C4アルキル、R3dによって任意に置換された(C1〜C4)アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、フェニル、R14aによって置換されたフェニル、D-42、D-43又はD-44を表し、
R3dは、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C6アルコキシカルボニル、S(O)rR5a、フェニル、D-42、D-43又はD-44を表し、
G-1〜G-5は、それぞれ以下の構造式で表される環を表し、
R5aは、C1〜C4アルキルを表し、
Vは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、-OH、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルスルホニルオキシ、C1〜C6ハロアルキルスルホニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-NH2、C1〜C6アルキルアミノ、ジ(C1〜C6アルキル)アミノ、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2、C1〜C6アルキルアミノカルボニル、C1〜C6ハロアルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜C6アルキル)アミノカルボニル、-C(S)NH2、-S(O)2NH2、C1〜C6アルキルアミノスルホニル又はジ(C1〜C6アルキル)アミノスルホニルを表し、p1が2以上の整数を表すとき、各々のVは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
さらに、2つのVが隣接する場合には、隣接する2つのVは一緒になって-OCH2O-又は-OCH2CH2O-を表し、2つのVのそれぞれが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はハロゲン原子によって任意に置換されていてもよく、
R6は、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6ハロアルキニル、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-42、D-45〜D-49、E-1〜E-4又はE-7を表し、
R7は、水素原子、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C6)アルキル、C1〜C6アルキルチオ(C1〜C6)アルキル、C3〜C6シクロアルキル又はフェニルを表し、
R8は、ハロゲン原子、シアノ、アミノ、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、-C(O)R14、-C(O)OR14、-C(O)NH2、-C(O)N(R15)R14、-C(S)NH2、-C(S)N(R15)R14、-C(R7)=NOR6、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-1〜D-50又はE-1〜E-20を表し、
D-1〜D-50は、それぞれ下記の構造式で表される芳香族複素環を表し、
E-1〜E-20は、それぞれ下記の構造式で表される複素環を表し、
Z2は、水素原子又はC1〜C6ハロアルキルカルボニルを表し、
R9は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C4)アルキル、C1〜C6アルキルチオ(C1〜C4)アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R10は、C1〜C6ハロアルキル、-C(O)R14、-C(O)OR14、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-3、D-4、D-18、D-42、D-45、D-46、D-48又はD-49を表し、
R11は、水素原子、C1〜C6アルキル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R12は、C1〜C6アルキル、フェニル又は(Z)p1によって置換されたフェニルを表し、
R13は、C1〜C4アルキルを表し、q2、q3又はq4が2以上の整数を表すとき、各々のR13は互いに同一であっても、又は互いに相異なっていてもよく、さらに、2つのR13が同一の炭素原子上に置換している場合、2つのR13は一緒になってオキソを形成してもよいことを表し、
R14は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ(C1〜C6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルキル、フェニル、R14aによって置換されたフェニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R14aは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、-C(O)NH2、-S(O)2NH2、C1〜C6アルキルアミノスルホニル又はジ(C1〜C6アルキル)アミノスルホニルを表し、
R15は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
R16は、-OH、C1〜C4アルコキシ又はC1〜C4アルキルチオを表し、
R17は、水素原子、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、-C(R5)=NOR19、-C(O)OR19、-C(O)NH2、-C(O)N(R5)R19、-C(O)NHC(O)R19、-C(O)N(R5)C(O)OR19、-N(R21)R20又はフェニルを表し、
R18は、水素原子、C1〜C6アルキル又はC3〜C6アルキニルを表し、
R19は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル又はC2〜C6アルケニルを表し、
R20は、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、フェニル、R20aによって置換されたフェニル、D-42〜D-46又はD-47を表し、
R20aは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ又はC1〜C6アルキルスルホニルを表し、
R21は、水素原子、C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル又はC3〜C6アルキニルを表し、
L2は、単結合又はC1〜C6アルキレン鎖を表し、
Q2は、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6アルキニル、-N(R23)R22、-C(O)N(R23)R22、フェニル、(Z)p1によって置換されたフェニル、D-18〜D-20、D-42〜D-46又はD-47を表し、
R22は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、フェニル又は(Z)p1によって置換されたフェニルを表し、
R23は、水素原子又はC1〜C6アルキルを表し、
p1は、1〜5の整数を表し、
p2は、0〜4の整数を表し、
p3は、0〜3の整数を表し、
p4は、0〜2の整数を表し、
p5は、0又は1の整数を表し、
q2は、0〜5の整数を表し、
q3は、0〜7の整数を表し、
q4は、0〜9の整数を表し、
rは、0〜2の整数を表し、
tは、0又は1の整数を表す。]
で表される置換アリール又は置換へテロアリールであるところの置換4,4−ジフルオロ−3−ヒドロキシブタン−1−オン化合物を用いる、請求項2及び請求項4乃至請求項16のうち何れか一項に記載の製造方法。 - 前記式(16)で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールにおいて、
X1及びX3は、各々独立にハロゲン原子、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4ハロアルコキシを表し、
A5は、C-Hを表し、
前記式(17)で表される置換アリール又は置換ヘテロアリールにおいて、
A1、A2及びA3は、C-Hを表し、
A4は、C-J2を表し、
J2は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ハロアルキルを表し、
Rは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、-C(O)OR3、-C(O)NH2、-C(O)N(R1b)R1a又は-L-N(R1c)R1dを表し、
R3、R1a、R1b、L、R1c及びR1dは、請求項19に記載の定義と同じ意味を表す、請求項19に記載の製造方法。
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