JPWO2013014842A1 - コアネットワーク装置、無線基地局、移動端末、移動通信システム及び動作制御方法 - Google Patents

コアネットワーク装置、無線基地局、移動端末、移動通信システム及び動作制御方法 Download PDF

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Abstract

コアネットワーク装置(1)は、移動通信システムにおけるコアネットワーク装置であって、自装置のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、MME利用促進状態に遷移して移動端末(3)に通信を促すためのMMEプロモーション開始メッセージ(111)を無線基地局(2)に送信する制御部(101)を含む。利用促進メッセージであるMMEプロモーション開始メッセージを送信することにより、ネットワークの利用率が低いときに利用率の向上を図ることができる。

Description

本発明はコアネットワーク装置、無線基地局、移動端末、移動通信システム及び動作制御方法に関し、特にコアネットワークと無線基地局と移動端末とを含む移動通信システムに関する。
本発明に関連する移動通信システムについて図19を用いて説明する。本発明に関連する移動通信システムは、ユーザが使用する移動可能な無線機でありLTE(Long Term Evolution)ではUE(User Equipment)と称される端末903と、端末903と無線通信を行いLTEではeNB(Enhanced NodeB)と称される無線基地局902と、それらの上位ネットワークでありLTEではMME(Mobility Management Entity)とSGW(Serving Gateway)と称されるコアネットワーク1とを含む。
また、それらノード間のインターフェイスとして、無線インターフェイスとしてRRC(Radio Resource Control)インターフェイス913、基地局902間インターフェイスとしてX2インターフェイス912、基地局902とコアネットワーク901間インターフェイスとしてS1インターフェイス911がある。
移動通信システムのネットワークは、時間や場所、電波環境などの違いにより、動的に利用率が変化する。ここで言う利用率とは、無線基地局やコアネットワークにおけるハードウェアのリソース使用状況、また、RRC、X2、S1各インターフェイスにおける無線・有線の帯域占有率、ユーザ数、データ量のことである。
移動通信システムにはユーザの受け入れ規制や輻輳制御といった利用率を下げる技術はあるが(例えば特許文献1参照)、移動通信システムのオペレータの収益を上げ、かつ、ユーザの満足度を上げるには、ネットワークの利用率を上げて平滑化することが望ましい。
特開2006−135516号公報
移動通信システムのネットワークの利用率が低いときは、ユーザに動的に価格等の面で有利な条件を提示するプロモーションを行うことにより利用率を向上させる事がオペレータにとって新たな収益源につながる。しかし、動的にユーザに利用を促し利用率を上げる手段はない。
本発明の目的は、上述した課題を解決し、ネットワークの利用率が低いときに利用率の向上を図ることができるコアネットワーク装置、無線基地局、移動端末、移動通信システム及び動作制御方法を提供することにある。
本発明によるコアネットワーク装置は、移動通信システムにおけるコアネットワーク装置であって、自装置のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、コアネットワーク利用促進状態に遷移して移動端末に通信を促すための利用促進メッセージを無線基地局に送信する手段を含むことを特徴とする。
本発明による動作制御方法は、移動通信システムにおけるコアネットワーク装置の動作制御方法であって、自装置のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、コアネットワーク利用促進状態に遷移して移動端末に通信を促すための利用促進メッセージを無線基地局に送信するステップを含むことを特徴とする。
本発明による無線基地局は、移動通信システムにおける無線基地局であって、コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを受信したとき、自局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、無線基地局利用促進状態に遷移して前記移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを前記移動端末に送信する手段を含むことを特徴とする。
本発明による動作制御方法は、移動通信システムにおける無線基地局の動作制御方法であって、コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを受信したとき、自局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、無線基地局利用促進状態に遷移して前記移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを前記移動端末に送信するステップを含むことを特徴とする。
本発明による移動端末は、移動通信システムにおける移動端末であって、コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを無線基地局が受信したときに前記無線基地局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に無線基地局利用促進状態に遷移した前記無線基地局から送信される移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを受信した場合、端末利用促進状態に遷移して自端末を用いた通信をユーザに促すメッセージを表示する手段を含むことを特徴とする。
本発明による移動端末は、移動通信システムにおける移動端末であって、コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを無線基地局が受信したときに前記無線基地局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に無線基地局利用促進状態に遷移した前記無線基地局から送信される移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを受信した場合、端末利用促進状態に遷移して、自端末が保持する所定のデータを所定の送信先に送信すべく、また所定の受信先から所定のデータを受信すべく前記無線基地局に接続要求を行う手段を含むことを特徴とする。
本発明による動作制御方法は、移動通信システムにおける移動端末の動作制御方法であって、コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを無線基地局が受信したときに前記無線基地局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に無線基地局利用促進状態に遷移した前記無線基地局から送信される移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを受信した場合、端末利用促進状態に遷移して自端末を用いた通信をユーザに促すメッセージを表示するステップを含むことを特徴とする。
本発明による動作制御方法は、移動通信システムにおける移動端末の動作制御方法であって、コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを無線基地局が受信したときに前記無線基地局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に無線基地局利用促進状態に遷移した前記無線基地局から送信される移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを受信した場合、端末利用促進状態に遷移して、自端末が保持する所定のデータを所定の送信先に送信すべく、また所定の受信先から所定のデータを受信すべく前記無線基地局に接続要求を行うステップを含むことを特徴とする。
本発明による移動通信システムは、コアネットワークと、無線基地局と、移動端末とを含み、前記コアネットワークは、前記コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、コアネットワーク利用促進状態に遷移して前記移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを前記無線基地局に送信する手段を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークの利用率が低いときに利用率の向上を図ることができるという効果が得られる。
本発明の実施の形態による移動通信システムの構成を示す図である。 図1のコアネットワークの構成を示す図である。 図1の無線基地局の構成を示す図である。 図1の端末の構成を示す図である。 図1の移動通信システムにおけるプロモーション呼の接続動作例を示すシーケンス図である。 図1のコアネットワークの状態遷移図である。 図1のコアネットワークにおけるMME利用促進状態への遷移のための判定フローチャートである。 図1のコアネットワークにおけるMME非利用促進状態への遷移のための判定フローチャートである。 図1の無線基地局の状態遷移図である。 図1の無線基地局におけるeNB利用促進状態への遷移のための判定フローチャートである。 図1の無線基地局におけるeNB非利用促進状態への遷移のための判定フローチャートである。 図1の端末における端末利用促進状態/端末非利用促進状態への遷移のための判定フローチャートである。 端末利用促進状態にある図1の端末を使ってユーザがプロモーション呼を発信するフローチャートである。 端末利用促進状態に遷移した図1の端末が自動的にプロモーション呼を発信するフローチャートである。 本発明の実施の形態によるプロモーション呼のハンドオーバ動作例を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態によるプロモーション呼のハンドオーバ動作の他の例を示すシーケンス図である。 本発明の他の実施の形態によるプロモーション呼のハンドオーバ動作例を示すシーケンス図である。 本発明の他の実施の形態によるプロモーション呼のハンドオーバ動作の他の例を示すシーケンス図である。 関連する移動通信システムの構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。まず、本発明による移動通信システムの概要について説明する。本発明による移動通信システムは、コアネットワークと、無線基地局と、移動端末とを含み、コアネットワークは、コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、コアネットワーク利用促進状態に遷移して移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを無線基地局に送信する手段を含む。
このように、コアネットワークは、自身のリソース利用率が低い場合に、移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを無線基地局に送信するようにしているので、利用率の向上を図ることが可能となる。
図1は本発明の実施の形態による移動通信システムの構成を示す図である。図1において、本発明の実施の形態による移動通信システムは、ユーザが使用する移動可能な無線機でありLTEではUEと称される端末3と、端末3と無線通信を行いLTEではeNBと称される無線基地局2と、それらの上位ネットワークでありLTEではMMEとSGWと称されるコアネットワーク1とを含む。また、それらノード間のインターフェイスとして、無線によるRRCインターフェイス13、基地局2間のX2インターフェイス12、基地局2とコアネットワーク1間のS1インターフェイス11がある。
コアネットワーク1は、ネットワーク制御を行うMMEやユーザデータを扱うSGWで構成され、サービス制御や課金制御、インターネットや電話網への接続を行う。図2は図1のコアネットワーク1の構成を示す図である。コアネットワーク1のリソース利用率判定部103は、MMEやSGW自身に接続されているユーザ数や処理中のユーザデータ量を測定し、自らの許容値と比較することで得られるリソース利用率を所定値と比較する。リソース利用率が所定値より低い場合、コアネットワーク1の制御部101は利用促進が可能な状態であると判断する。
その場合は、制御部101が通信部102を用いて、S1インターフェイス11を通して接続される無線基地局2に対してMMEプロモーション開始メッセージ111を送信する。MMEプロモーション開始メッセージ111は、コアネットワーク1配下の無線基地局2に対して、端末に通信を促す利用促進の開始を伝える情報である。
コアネットワーク1は、このメッセージ送信をトリガーに接続されプロモーション呼受付判定部104により受け入れ可と判定された呼をプロモーション呼として扱い、ユーザに対してディスカウント課金や定額課金として処理する。一方、リソース利用率が所定値より高い場合は、制御部101は利用促進が不可能な状態であると判断し、S1インターフェイス11を通して接続される無線基地局2に対してMMEプロモーション停止メッセージ112を送信し、プロモーション呼の接続を止める。
無線基地局2は、端末3との間で無線通信を行う装置であり、上位のコアネットワーク1の制御の下にユーザデータを端末3とコアネットワーク1の間で中継する役割を有する。図3は図1の無線基地局2の構成を示す図である。無線基地局2は、通信部202を用いてコアネットワーク1よりMMEプロモーション開始メッセージ111を受領することにより、接続されたコアネットワーク1が利用促進状態にあると判断する。
また、無線基地局2のリソース利用率判定部203は、無線基地局2に接続されたユーザ数や処理中のデータ量や無線リソース、S1やX2インターフェイスの伝送路情報量を測定し、自らの許容値と比較することで得られるリソース利用率を所定値と比較する。リソース利用率が所定値より低い場合は、無線基地局2の制御部201は利用促進が可能な状態であると判断する。
その場合は、制御部201が無線通信部205を用いて、RRCインターフェイス13を通して自局の無線カバレッジ内に存在する端末3に対してeNBプロモーションメッセージ131を送信する。eNBプロモーションメッセージ131は、無線基地局2配下の端末3に対して通信を促す利用促進を伝える情報である。このeNBプロモーションメッセージ131は、報知情報(System Information)を使って定期的に配下の端末3に一斉通知するとよい。また、無線基地局2のプロモーション呼受付判定部204は、このメッセージ送信をトリガーに端末から発せられた接続要求の受け入れ可否を判定する。
端末3は、ユーザが音声通話やデータの送受信をする無線機器である。図4は図1の端末3の構成を示す図である。端末3は、無線通信部302を用いて無線基地局2からeNBプロモーションメッセージ131を受信することにより、コアネットワーク1及び無線基地局2が利用促進状態にあると判断する。そして、端末3の制御部301は自端末を用いた通信をユーザに促すメッセージを表示部303に表示し、当該表示を見たユーザの操作によって通信をプロモーション呼として開始する。または、ユーザによる主導発信によらず、自動的にデータの送受信をプロモーション呼として開始する。この自動発信は、端末3の自動発信判定部304の判定結果に従って制御部301が行う。
無線基地局2とコアネットワーク1間のS1インターフェイス11に、コアネットワーク1から無線基地局2方向へ流れるMMEプロモーション開始メッセージ111を設ける。MMEプロモーション開始メッセージ111は、MMEが利用促進状態にあることを通知するメッセージであり、コアネットワーク識別ID、メッセージ有効期限、利用促進可能な呼のQOSタイプとデータ量、プロモーション呼受け入れ可否判定に使うユニークな値であるMMEプロモーションコードなどを含めることができる。また、S1インターフェイス11に、コアネットワーク1から無線基地局2方向へ流れるMMEプロモーション停止メッセージ112を設ける。これはMMEが非利用促進状態になったことを通知する。
RRCインターフェイス13に、無線基地局2から端末3方向へ流れるeNBプロモーションメッセージ131を設ける。eNBプロモーションメッセージ131は、eNBが利用促進状態にあるときに定期的に送信されるメッセージである。eNBプロモーションメッセージ131には、eNBセル識別ID、メッセージ有効期限、利用促進可能な呼のQOSタイプとデータ量、プロモーション呼受け入れ可否判定に使うユニークな値であるeNBプロモーションコード、及びコアネットワーク1から受領したMMEプロモーションコードなどを含めることができる。
図5は図1に示した本発明の実施の形態による移動通信システムにおけるプロモーション呼の接続動作例を示すシーケンス図である。図5において、コアネットワーク1がMME利用促進状態になると(ステップS1)、S1インターフェイス上にMMEプロモーション開始メッセージを無線基地局2宛に送信する(ステップS2)。MMEプロモーション開始メッセージを受けた無線基地局2は、eNB利用促進状態になることにより(ステップS3)、RRCインターフェイス上にeNBプロモーションメッセージを定期的に端末3宛に送信する(ステップS4)。
eNBプロモーションメッセージを受けた端末3は、プロモーション呼発信の処理を通して(ステップS5)、RRC接続要求を無線基地局2宛にRRCインターフェイス上に送信する(ステップS6)。この際、eNBプロモーションメッセージにて受け取ったeNBプロモーションコードやMMEプロモーションコードを無線基地局2に送信する。端末3からeNBプロモーションコードを受け取った無線基地局2は、当該コードを、自局がステップS4にてeNBプロモーションメッセージを用いて端末3に送信したeNBプロモーションコードと比較して接続要求の受け入れ可否を判定する。
これら両者が異なれば無線基地局2は端末3の接続を拒絶し、両者が同じであれば接続を受け付け(ステップS7)、コアネットワーク1へ呼接続要求をする(ステップS8)。呼接続要求は、端末3から受領したMMEプロモーションコードを含めてS1インターフェイス上のInitial UEメッセージまたはNASメッセージに含めて行うこととなる。MMEプロモーションコードを含む呼接続要求を受領したコアネットワーク1は、当該コードと、ステップS2のMMEプロモーション開始メッセージ送信時のMMEプロモーションコードを比較して接続要求の受け入れ可否を判定する。
これら両者が異なればコアネットワーク1は呼接続を拒絶し、両者が同じであれば呼接続を受け付ける(ステップS9)。その後、端末3の認証を通して(ステップS10)、端末3とコアネットワーク1間で通話・データ送信状態となる(ステップS11)。コアネットワーク1は、ステップS9のプロモーション呼受付処理を通して接続された呼をプロモーション呼として扱い、ユーザに対して割引や定額等の特別料金を当てはめる課金処理をする(ステップS12)。
次に、図1のコアネットワーク1の動作について図6〜図8を用いて説明する。図6は図1のコアネットワーク1の状態遷移図である。図6に示すように、コアネットワーク1には、MME利用促進状態15とMME非利用促進状態16の二つの状態がある。MME利用促進状態15にあるコアネットワーク1は、MMEプロモーション開始メッセージを無線基地局2に向けてS1インターフェイス上に送信し、無線基地局2からのプロモーション呼の呼接続要求時にはMMEプロモーションコードの一致確認をしてプロモーション呼受付をする。MME非利用促進状態16にあるコアネットワーク1は、MMEプロモーション停止メッセージをS1インターフェイス上に送信し、無線基地局2からのプロモーション呼の呼接続要求を拒絶し、また接続中のプロモーション呼を切断する。
図7は図1のコアネットワーク1におけるMME利用促進状態への遷移のための判定フローチャートである。MME非利用促進状態にあるコアネットワーク1(ステップS15)は、コアネットワーク1のリソース利用率が閾値aより低いと判断した場合(ステップS16)、MME利用促進状態へ状態遷移する(ステップS17)。ここでのリソース利用率とは、MMEやSGWのハードウェア処理負荷、ハードウェア間インターフェイス上の情報量、接続ユーザ数やデータ量などの各値の対許容量比である。
図8は図1のコアネットワーク1におけるMME非利用促進状態への遷移のための判定フローチャートである。MME利用促進状態にあるコアネットワーク1(ステップS18)は、コアネットワーク1のリソース利用率が閾値bより高いと判断した場合(ステップS19)、MME非利用促進状態へ状態遷移する(ステップS20)。ここでのリソース利用率とは、MMEやSGWのハードウェア処理負荷、ハードウェア間インターフェイス上の情報量、接続ユーザ数やデータ量などの各値の対許容量比である。
次に、図1の無線基地局2の動作について図9〜図11を用いて説明する。図9は図1の無線基地局2の状態遷移図である。図9に示すように、無線基地局2には、eNB利用促進状態21とeNB非利用促進状態22の二つの状態がある。eNB利用促進状態21にある無線基地局2は、eNBプロモーションメッセージを端末3に対してRRCインターフェイス上に定期的に送信し、また、端末3からのプロモーション呼のRRC接続要求をeNBプロモーションコードの一致確認した場合受け付ける。eNB非利用促進状態22にある無線基地局2は、RRCインターフェイス上へのeNBプロモーションメッセージ送信をやめ、端末3からのプロモーション呼のRRC接続要求を拒絶し、また接続中のプロモーション呼を切断する。
図10は図1の無線基地局2におけるeNB利用促進状態への遷移のための判定フローチャートである。eNB非利用促進状態にある無線基地局2(ステップS21)は、コアネットワーク1よりMMEプロモーション開始メッセージを受領すると(ステップS22)、ステップS23に移る。ステップS23において無線基地局2は、無線基地局2のリソース利用率が閾値cより低いと判断した場合、eNB利用促進状態へ状態遷移する(ステップS24)。ここでのリソース利用率とは、無線基地局2のハードウェア処理負荷、S1やX2インターフェイス上の情報量、無線送受信電力、接続ユーザ数やデータ量の各値の対許容量比である。
図11は図1の無線基地局2におけるeNB非利用促進状態への遷移のための判定フローチャートである。eNB利用促進状態にある無線基地局2(ステップS25)は、コアネットワーク1よりMMEプロモーション停止メッセージを受領すると(ステップS26)、ステップS28に移る。またステップS26にてMMEプロモーション停止メッセージを受領しない場合でも、無線基地局2は無線基地局2のリソース利用率が閾値dより高いと判断した場合(ステップS27)、ステップS28に移る。ステップS28では無線基地局2は、eNB非利用促進状態へ状態遷移することとなる。ここでのリソース利用率とは、無線基地局2のハードウェア処理負荷、S1やX2インターフェイス上の情報量、無線送受信電力、接続ユーザ数やデータ量の各値の対許容量比である。
次に、図1の端末3の動作について図12〜図14を用いて説明する。図12は図1の端末3における端末利用促進状態/端末非利用促進状態への遷移のための判定フローチャートである。図12に示すように、端末3には、端末利用促進状態(ステップS31)と端末非利用促進状態(ステップS32)の二つの状態がある。どちらの状態においても、端末3は定期的に無線基地局2からのRRCインターフェイス上でのeNBプロモーションメッセージ受領を確認した場合(ステップS33)、端末利用促進状態に遷移する(ステップS31)。
また、eNBプロモーションメッセージを受信しない場合でも、無線基地局2から最後に受けたeNBプロモーションメッセージに示された有効期限内であると判定された場合は(ステップS34)、端末3は端末利用促進状態を継続し(ステップS31)、有効期限外と判断された場合は(ステップS34)端末非利用促進状態に遷移する(ステップS32)。なお、端末非利用促進状態にある端末3は、プロモーション呼を発信できない。
図13は端末利用促進状態にある図1の端末3を使ってユーザがプロモーション呼を発信するフローチャートである。端末利用促進状態に遷移した端末3(ステップS41)は表示部303に、利用を促す(端末3を用いた通信を促す)表示を行う(ステップS42)。例えば、ユーザに有利な価格等の通話条件を提示する表示であり、「20%通話料割引中」、「24時まで定額料金適用中」などである。表示内容は無線基地局2から通知されたeNBプロモーションメッセージに含まれた情報を利用すればよい。
その表示を見たユーザが音声やデータ通信の発信操作を行うと(ステップS43)、端末3はeNBプロモーションコードとMMEプロモーションコードを含めてRRC接続要求を無線基地局2へ送信する(ステップS44)。その後、無線基地局2によるプロモーション呼の受付を得て(ステップS45)、さらにコアネットワーク1によるプロモーション呼の受付と認証を得ることにより(ステップS46)、プロモーション呼の通信開始に至る(ステップS47)。
図14は端末利用促進状態に遷移した図1の端末3が自動的にプロモーション呼を発信するフローチャートである。端末非利用促進状態にある端末3は、送信予定のデータを図示せぬメモリに保持しており、また、受信候補のデータのリストをメモリに保持している(ステップS51)。端末3が端末利用促進状態に遷移した場合(ステップS52)、プロモーション呼自動発信判定を行う(ステップS53)。判定条件は、無線基地局2からeNBプロモーションメッセージで送られてきた条件(メッセージ有効期限、呼の許容QOSタイプとデータ量)に基づき、送受信予定のデータがメッセージ有効期限内に送受信できるか、送受信予定のデータの送受信が指定されたQOSで満たせるか、送受信予定のデータ量が指定された範囲内かなどである。
プロモーション呼自動発信判定において条件を満たすデータがある場合、端末3は、当該データの所定の送信先に送信すべく、または当該データの所定の受信先から受信すべく、eNBプロモーションコードとMMEプロモーションコードを含めてRRC接続要求を無線基地局2へ送信する(ステップS54)。その後、無線基地局2によるプロモーション呼の受付を得て(ステップS55)、さらにコアネットワーク1によるプロモーション呼の受付と認証を得ることにより(ステップS56)、プロモーション呼の通信開始に至る(ステップS57)。そして通信開始と共に、上記条件を満たすデータの送受信を行う。
図14では、送信予定のデータとして速報性(今すぐリアルタイムに通知)の必要のないデータを、端末3が端末利用促進状態に遷移した場合に送信することが考えられる。データの例としては、・端末3を具備する自動販売機で集計した、一日の売上情報、・端末3を具備する各種メータで集計した、電気/ガスの利用情報、・端末3を具備する乗り物が収集した、地理情報、・端末3を具備するセンサが集計した、気象、環境情報、・端末3が収集した、電波環境、位置情報、ユーザの端末利用状況(トラフィック量、サービス種別、通信品質、時間等)の情報、・端末3のユーザが送信予約した、電子メール、ゲームスコア/結果、写真、動画、音楽、文書、ソフトウェア、個人情報、掲示板投稿、データベース等、が考えられる。
また、図14では、受信候補のデータとして速報性(今すぐリアルタイムに知る)の必要のないデータを予めリストアップしておき、端末3が端末利用促進状態に遷移した場合に受信することが考えられる。受信後、オフラインでユーザがそれら情報を利用することができる。データの例としては、・端末3自身、また端末3を具備するコンピュータ、自動販売機、機械等に適用する更新ソフトウェア、ミドルウェア、データベース等の情報、・端末3のユーザが受信予約した、電子メール、ゲームソフト、写真、動画、音楽、文書、図書、ソフトウェア、ニュース、掲示板投稿、テレビ番組表、気象情報、地図情報、製品価格情報、データベース、RSSフィード情報(ニュースサイトやブログ、ポッドキャスト配信で使用)等、が考えられる。
次に、プロモーション呼にて通信中の端末3が無線基地局2のセル間でハンドオーバする時の無線基地局2の動作について図15及び図16を用いて説明する。図15は、ハンドオーバ移動元であるソース無線基地局2−1とハンドオーバ移動先であるターゲット無線基地局2−2とがX2インターフェイスで接続されている場合のプロモーション呼のハンドオーバ動作を示すシーケンス図である。
端末3の場所や無線環境の変化により、ソース無線基地局2−1が端末3のハンドオーバが必要と判断したとき(ステップS61)、X2インターフェイスを通してターゲット無線基地局2−2へプロモーション呼のハンドオーバ要求のメッセージを通知する(ステップS62)。実現具体例としては、Handover Requestメッセージに含まれる端末の接続呼情報に、「Promotion call」といった形でプロモーション呼であることを示すフラグ情報を含めるとよい。
プロモーション呼のハンドオーバ要求のメッセージを受信したターゲット無線基地局2−2は、自局2−2がeNB利用促進状態である場合、このプロモーション呼を受け付け可能と判断する(ステップS63)。そして、ターゲット無線基地局2−2は、プロモーション呼を受け付け可能と判断した場合は、ハンドオーバ受け付け許可メッセージを送信する(ステップS64a)。一方、ターゲット無線基地局2−2は、自局2−2がeNB非利用促進状態でありプロモーション呼を受け入れ不可能と判断した場合は、ハンドオーバ受け付け拒否メッセージを送信する(ステップS64b)。
ステップS64a及びS64bの処理は、X2インターフェイス上における既存メッセージである、Handover Request Acknowledgeメッセージ(ステップS64a)、Handover Preparation Failureメッセージ(ステップS64b)をソース無線基地局2−1に向けて送信するとよい。
図16は、ハンドオーバ移動元であるソース無線基地局2−1とハンドオーバ移動先であるターゲット無線基地局2−2とがX2インターフェイスで接続されていない場合のプロモーション呼のハンドオーバ動作を示すシーケンス図である。
この場合は、コアネットワーク1と接続されたS1インターフェイスを経由してハンドオーバのメッセージが送受信される。端末3の場所や無線環境の変化により、ソース無線基地局2−1が端末3のハンドオーバが必要と判断したとき(ステップS71)、S1インターフェイスを通してコアネットワーク1へプロモーション呼のハンドオーバ要求のメッセージを通知する(ステップS72)。実現具体例としては、Handover Requiredメッセージに含まれる端末の接続呼情報に、「Promotion call」といった形でプロモーション呼であることを示すフラグ情報を含めるとよい。
プロモーション呼のハンドオーバ要求のメッセージを受信したコアネットワーク1は、S1インターフェイスを通してターゲット無線基地局2−2へプロモーション呼のハンドオーバ要求のメッセージを通知する(ステップS73)。実現具体例としては、Handover Requestメッセージに含まれる端末の接続呼情報に、「Promotion call」といった形でプロモーション呼であることを示すフラグ情報を含めるとよい。
プロモーション呼のハンドオーバ要求のメッセージを受信したターゲット無線基地局2−2は、自局2−2がeNB利用促進状態である場合、このプロモーション呼を受け付け可能と判断する(ステップS74)。そして、ターゲット無線基地局2−2は、プロモーション呼を受け付け可能と判断した場合はハンドオーバ受け付け許可メッセージを送信し(ステップS75a)、これを受けてコアネットワーク1もハンドオーバ受け付け許可メッセージを送信する(ステップS76a)。一方、ターゲット無線基地局2−2は、自局2−2がeNB非利用促進状態でありプロモーション呼を受け入れ不可能と判断した場合はハンドオーバ受け付け拒否メッセージを送信し(ステップS75b)、これを受けてコアネットワーク1もハンドオーバ受け付け拒否メッセージを送信する(ステップS76b)。
ステップS75a及びS75bの処理は、S1インターフェイス上における既存メッセージである、Handover Request Acknowledgeメッセージ(ステップS75a)、Handover Failureメッセージ(ステップS75b)をコアネットワーク1に向けて送信するとよい。また、ステップS76a及びS76bの処理は、S1インターフェイス上における既存メッセージである、Handover Commandメッセージ(ステップS76a)、Handover Preparation Failureメッセージ(ステップS76b)をソース無線基地局2−1に向けて送信するとよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態による移動通信システムでは、コアネットワーク1は、自身のリソース利用率が低い場合に、端末3に通信を促すための利用促進情報をS1インターフェイスを通して配下の無線基地局2に送信するようにしているので、利用率の向上を図ることが可能となる。
また、無線基地局2は、自身のリソース利用率及び上位のコアネットワーク1のリソース利用率が低い場合に、RRCインターフェイスを通して利用促進情報を配下の端末3に通知するようにしているので、利用率の向上を図ることが可能となる。
また、端末3が無線基地局2からの利用促進情報に基づいてユーザにプロモーション情報を画面提示することにより、ユーザによるネットワークの通信利用を促進することができる。
また、端末3が無線基地局2からの利用促進情報に基づいて予めメモリ上に保持されたデータやリストアップされた受信候補のデータを自動的に送受信開始することにより、ネットワークの通信利用を促進することができる。
また、利用促進情報により開始された通信(プロモーション呼)に対してコアネットワーク1が割引や定額等の特別料金による課金処理を行うことにより、移動通信システムのオペレータにとって新たな収益源に成る一方、ユーザにとっても魅力的な価格を享受することができる。
また、無線基地局2間のハンドオーバ時にプロモーション呼であるフラグ情報を含むハンドオーバ要求のメッセージを無線基地局2間のX2インターフェイス、または、コアネットワーク1を介したS1インターフェイスを通して送受信することにより、利用促進情報により開始された通信(プロモーション呼)のハンドオーバを可能としている。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。本発明の他の実施の形態による移動通信システムの基本的構成は上記の通りであるが、プロモーション呼のハンドオーバ動作についてさらに工夫している。図17は、本発明の他の実施の形態における、ハンドオーバ移動元であるソース無線基地局2−1とハンドオーバ移動先であるターゲット無線基地局2−2とがX2インターフェイスで接続されている場合のプロモーション呼のハンドオーバ動作を示すシーケンス図である。
eNB利用促進状態に遷移した無線基地局2−2(ステップS81a)は、X2インターフェイスを介して近隣の無線基地局2−1にeNBプロモーション開始メッセージを送信する(ステップS82a)。ソース無線基地局2−1にてプロモーション呼のハンドオーバが必要となった場合、ソース無線基地局2−1は、ターゲット無線基地局2−2からeNBプロモーション開始メッセージを受信していれば、プロモーション呼はターゲット無線基地局2−2で受け付け可能と判断し(ステップS83a)、プロモーション呼のハンドオーバ要求メッセージを送信する(ステップS84a)。この場合は、例えばHandover Requestメッセージを送信すればよく、これ以降のハンドオーバ動作は既存の仕様に準ずるとよい。
一方、eNB非利用促進状態に遷移した無線基地局2−2(ステップS81b)は、X2インターフェイスを介して近隣の無線基地局2−1にeNBプロモーション停止メッセージを送信する(ステップS82b)。ソース無線基地局2−1にてプロモーション呼のハンドオーバが必要となった場合、ソース無線基地局2−1は、ターゲット無線基地局2−2からeNBプロモーション停止メッセージを受信しているため、プロモーション呼はターゲット無線基地局2−2で受け付け不可能と判断し(ステップS83b)、プロモーション呼のハンドオーバ要求メッセージを送信しない(ステップS84b)。
図18は、本発明の他の実施の形態における、ハンドオーバ移動元であるソース無線基地局2−1とハンドオーバ移動先であるターゲット無線基地局2−2とがX2インターフェイスで接続されていない場合のプロモーション呼のハンドオーバ動作を示すシーケンス図である。eNB利用促進状態に遷移した無線基地局2−2(ステップS91a)は、近隣の無線基地局2−1に通知すべく、S1インターフェイスを介してコアネットワーク1に対してeNBプロモーション開始メッセージを送信する(ステップS92a)。コアネットワーク1は、受け取ったeNBプロモーション開始メッセージを無線基地局2−2のアドレスを含めて無線基地局2−1に転送する(ステップS93a)。
ソース無線基地局2−1にてプロモーション呼のハンドオーバが必要となった場合、ソース無線基地局2−1は、ターゲット無線基地局2−2からのeNBプロモーション開始メッセージを受信していれば、プロモーション呼はターゲット無線基地局2−2で受け付け可能と判断し(ステップS94a)、プロモーション呼のハンドオーバ要求メッセージを送信する(ステップS95a)。これを受けてコアネットワーク1もプロモーション呼のハンドオーバ要求メッセージを送信する(ステップS96a)。この場合、例えばHandover Requiredメッセージ(ステップS95a)、Handover Requestメッセージ(ステップS96a)を送信すればよく、これ以降のハンドオーバ動作は既存の仕様に準ずるとよい。
一方、eNB非利用促進状態に遷移した無線基地局2−2(ステップS91b)は、近隣の無線基地局2−1に通知すべく、S1インターフェイスを介してコアネットワーク1にeNBプロモーション停止メッセージを送信する(ステップS92b)。コアネットワーク1は、受け取ったeNBプロモーション停止メッセージを無線基地局2−2のアドレスを含めて無線基地局2−1に転送する(ステップS93b)。ソース無線基地局2−1にてプロモーション呼のハンドオーバが必要となった場合、ソース無線基地局2−1は、ターゲット無線基地局2−2からeNBプロモーション停止メッセージを受信しているため、プロモーション呼はターゲット無線基地局2−2で受け付け不可能と判断し(ステップS94b)、プロモーション呼のハンドオーバ要求メッセージを送信しない(ステップS95b)。
本発明の他の実施の形態では、無線基地局2各々は自局がeNB利用促進状態とeNB非利用促進状態のいずれにあるかを近隣の無線基地局2に通知するようにしているので、ソース無線基地局2−1は、プロモーション呼のハンドオーバ要求を送信する前に、ターゲット無線基地局2−2においてプロモーション呼を受け付け可能か否か判断することができる。
上記の実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下の記載には限定されない。
[付記1]
移動通信システムにおけるコアネットワーク装置であって、
自装置のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、コアネットワーク利用促進状態に遷移して移動端末に通信を促すための利用促進メッセージを無線基地局に送信する手段を含み、
前記手段は、前記無線基地局を介した前記利用促進メッセージの受信に応答して端末利用促進状態に遷移した移動端末から前記無線基地局を介して受信される接続要求の受け入れ可否の判定に用いるコアネットワーク判定用情報を前記利用促進メッセージに含めて送信し、
前記コアネットワーク利用促進状態において、前記端末利用促進状態にある前記移動端末から前記無線基地局を介して受信される接続要求に含まれる前記コアネットワーク判定用情報を基に当該接続要求の受け入れ可否を判定する判定手段と、
自装置のリソース利用率が所定の閾値より大である場合に、前記コアネットワーク利用促進状態からコアネットワーク非利用促進状態に遷移して利用促進停止メッセージを前記無線基地局に送信する手段とを更に含むことを特徴とするコアネットワーク装置。
[付記2]
前記コアネットワーク非利用促進状態において、前記端末利用促進状態にある前記移動端末から前記無線基地局を介して接続要求を受信する場合、当該接続要求の受け入れを拒絶することを特徴とする付記1記載のコアネットワーク装置。
[付記3]
前記コアネットワーク非利用促進状態において、自装置が前記コアネットワーク利用促進状態にある時に前記端末利用促進状態にある前記移動端末からの接続要求を受け入れたことにより接続中の呼を切断することを特徴とする付記1または2記載のコアネットワーク装置。
[付記4]
移動通信システムにおける無線基地局であって、
コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを受信したとき、自局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、無線基地局利用促進状態に遷移して前記移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを前記移動端末に送信する手段を含み、
前記手段は、前記無線基地局利用促進メッセージの受信に応答して端末利用促進状態に遷移した前記移動端末から受信される接続要求の受け入れ可否の判定に用いる無線基地局判定用情報と、受信された前記コアネットワーク利用促進メッセージに含まれ前記コアネットワークにおける前記接続要求の受け入れ可否の判定に用いるコアネットワーク判定用情報とを前記無線基地局利用促進メッセージに含めて送信し、
前記無線基地局利用促進状態において、前記端末利用促進状態にある前記移動端末から受信された接続要求に含まれる前記無線基地局判定用情報を基に当該接続要求の受け入れ可否を判定する判定手段と、受け入れ可と判定された前記接続要求を前記コアネットワークに送信する手段とを更に含むことを特徴とする無線基地局。
[付記5]
前記無線基地局利用促進状態において前記無線基地局利用促進メッセージの送信を定期的に行い、
前記コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より大である場合に前記コアネットワーク利用促進状態からコアネットワーク非利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信されるコアネットワーク利用促進停止メッセージを受信した場合、または自局のリソース利用率が所定の閾値より大である場合に、前記無線基地局利用促進状態から無線基地局非利用促進状態に遷移して前記無線基地局利用促進メッセージの送信を停止することを特徴とする付記4記載の無線基地局。
[付記6]
前記無線基地局非利用促進状態において、前記端末利用促進状態にある前記移動端末から接続要求を受信する場合、当該接続要求の受け入れを拒絶することを特徴とする付記5記載の無線基地局。
[付記7]
前記無線基地局非利用促進状態において、自局が前記無線基地局利用促進状態にある時に前記端末利用促進状態にある前記移動端末からの接続要求を受け入れたことにより接続中の呼を切断することを特徴とする付記5または6記載の無線基地局。
[付記8]
移動通信システムにおける移動端末であって、
コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを無線基地局が受信したときに前記無線基地局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に無線基地局利用促進状態に遷移した前記無線基地局から送信される移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを受信した場合、端末利用促進状態に遷移して自端末を用いた通信をユーザに促すメッセージを表示する手段を含み、
前記端末利用促進状態において前記無線基地局に接続要求を行う場合、受信された前記無線基地局利用促進メッセージに含まれる、前記無線基地局における前記接続要求の受け入れ可否の判定に用いる無線基地局判定用情報と、前記コアネットワークにおける前記接続要求の受け入れ可否の判定に用いるコアネットワーク判定用情報とを前記接続要求に含めることを特徴とする移動端末。
[付記9]
移動通信システムにおける移動端末であって、
コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを無線基地局が受信したときに前記無線基地局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に無線基地局利用促進状態に遷移した前記無線基地局から送信される移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを受信した場合、端末利用促進状態に遷移して、自端末が保持する所定のデータを所定の送信先に送信すべく、また所定の受信先から所定のデータを受信すべく前記無線基地局に接続要求を行う手段を含み、
前記無線基地局利用促進メッセージはデータ送受信条件情報を含み、
前記手段は、前記データ送受信条件を満足する前記所定のデータがある場合に前記接続要求を行うことを特徴とする移動端末。
[付記10]
前記端末利用促進状態において前記無線基地局に接続要求を行う場合、受信された前記無線基地局利用促進メッセージに含まれる、前記無線基地局における前記接続要求の受け入れ可否の判定に用いる無線基地局判定用情報と、前記コアネットワークにおける前記接続要求の受け入れ可否の判定に用いるコアネットワーク判定用情報とを前記接続要求に含めることを特徴とする付記9記載の移動端末。
[付記11]
前記無線基地局利用促進メッセージは、当該メッセージの有効期限情報を含み、前記無線基地局利用促進状態にある前記無線基地局から定期的に送信され、
前記コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より大である場合に前記コアネットワーク利用促進状態からコアネットワーク非利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信されるコアネットワーク利用促進停止メッセージを前記無線基地局が受信した場合、または前記無線基地局のリソース利用率が所定の閾値より大である場合に、前記無線基地局が前記無線基地局利用促進状態から無線基地局非利用促進状態に遷移して前記無線基地局利用促進メッセージの送信が停止され、
前記無線基地局利用促進メッセージを受信してから再び無線基地局利用促進メッセージを受信することなく前記有効期限が経過した場合、前記端末利用促進状態から端末非利用促進状態に遷移することを特徴とする付記8〜10いずれか記載の移動端末。
[付記12]
コアネットワークと、無線基地局と、移動端末とを含み、
前記コアネットワークは、前記コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、コアネットワーク利用促進状態に遷移して前記移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを前記無線基地局に送信する手段を含み、
前記無線基地局は、前記コアネットワーク利用促進メッセージを受信したとき、前記無線基地局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、無線基地局利用促進状態に遷移して前記移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを前記移動端末に送信する手段を含むことを特徴とする移動通信システム。
[付記13]
前記移動端末は、前記無線基地局利用促進メッセージを受信した場合、端末利用促進状態に遷移して自端末を用いた通信をユーザに促すメッセージを表示する手段を含むことを特徴とする付記12記載の移動通信システム。
[付記14]
前記移動端末は、前記無線基地局利用促進メッセージを受信した場合、端末利用促進状態に遷移して、自端末が保持する所定のデータを所定の送信先に送信すべく、また所定の受信先から所定のデータを受信すべく前記無線基地局に接続要求を行う手段を含むことを特徴とする付記12記載の移動通信システム。
[付記15]
前記無線基地局利用促進メッセージはデータ送受信条件情報を含み、
前記移動端末は、前記データ送受信条件を満足する前記所定のデータがある場合に前記接続要求を行うことを特徴とする付記14記載の移動通信システム。
[付記16]
前記コアネットワークは、前記端末利用促進状態にある前記移動端末から前記無線基地局を介して受信される接続要求の受け入れ可否の判定に用いるコアネットワーク判定用情報を前記コアネットワーク利用促進メッセージに含めて送信し、
前記無線基地局は、受信された前記コアネットワーク利用促進メッセージに含まれる前記コアネットワーク判定用情報と、前記端末利用促進状態にある前記移動端末から受信される接続要求の受け入れ可否の判定に用いる無線基地局判定用情報とを前記無線基地局利用促進メッセージに含めて送信し、
前記移動端末は、前記端末利用促進状態において前記無線基地局に接続要求を行う場合、受信された前記無線基地局利用促進メッセージに含まれる前記コアネットワーク判定用情報及び前記無線基地局判定用情報を前記接続要求に含めることを特徴とする付記13〜15いずれか記載の移動通信システム。
[付記17]
前記無線基地局は、前記無線基地局利用促進状態において、前記端末利用促進状態にある前記移動端末から受信された前記接続要求に含まれる前記無線基地局判定用情報を基に当該接続要求の受け入れ可否を判定する判定手段と、受け入れ可と判定された前記接続要求を前記コアネットワークに送信する手段とを含み、
前記コアネットワークは、前記コアネットワーク利用促進状態において前記無線基地局から受信された前記接続要求に含まれる前記コアネットワーク判定用情報を基に当該接続要求の受け入れ可否を判定する判定手段を含むことを特徴とする付記16記載の移動通信システム。
[付記18]
前記コアネットワークは、前記コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より大である場合に、前記コアネットワーク利用促進状態からコアネットワーク非利用促進状態に遷移してコアネットワーク利用促進停止メッセージを前記無線基地局に送信することを特徴とする付記13〜17いずれか記載の移動通信システム。
[付記19]
前記コアネットワークは、前記コアネットワーク非利用促進状態において、前記端末利用促進状態にある前記移動端末から前記無線基地局を介して接続要求を受信する場合、当該接続要求の受け入れを拒絶することを特徴とする付記18記載の移動通信システム。
[付記20]
前記コアネットワークは、前記コアネットワーク非利用促進状態において、前記コアネットワークが前記コアネットワーク利用促進状態にある時に前記端末利用促進状態にある前記移動端末からの接続要求を受け入れたことにより接続中の呼を切断することを特徴とする付記18または19記載の移動通信システム。
[付記21]
前記無線基地局は、前記無線基地局利用促進状態において前記無線基地局利用促進メッセージの送信を定期的に行い、前記コアネットワーク利用促進停止メッセージを受信した場合、または前記無線基地局のリソース利用率が所定の閾値より大である場合に、前記無線基地局利用促進状態から無線基地局非利用促進状態に遷移して前記無線基地局利用促進メッセージの送信を停止することを特徴とする付記18〜20いずれか記載の移動通信システム。
[付記22]
前記無線基地局は、前記無線基地局非利用促進状態において、前記端末利用促進状態にある前記移動端末から接続要求を受信する場合、当該接続要求の受け入れを拒絶することを特徴とする付記21記載の移動通信システム。
[付記23]
前記無線基地局は、前記無線基地局非利用促進状態において、前記無線基地局が前記無線基地局利用促進状態にある時に前記端末利用促進状態にある前記移動端末からの接続要求を受け入れたことにより接続中の呼を切断することを特徴とする付記21または22記載の移動通信システム。
[付記24]
前記無線基地局利用促進メッセージは当該メッセージの有効期限情報を含み、
前記移動端末は、前記無線基地局利用促進メッセージを受信してから再び無線基地局利用促進メッセージを受信することなく前記有効期限が経過した場合、前記端末利用促進状態から端末非利用促進状態に遷移することを特徴とする付記21〜23いずれか記載の移動通信システム。
[付記25]
前記コアネットワーク及び前記無線基地局が前記端末利用促進状態にある前記移動端末からの接続要求を受け入れたことにより接続中の呼(以下、促進呼と称す)を有する前記移動端末のハンドオーバ時、前記ハンドオーバ元の無線基地局は、前記ハンドオーバ対象の呼が前記促進呼であることを示すフラグ情報を含むハンドオーバ要求を前記ハンドオーバ先の無線基地局に送信し、前記ハンドオーバ先の無線基地局は、前記フラグ情報を含む前記ハンドオーバ要求を受信した場合、自局が前記無線基地局利用促進状態にあるか否かに応じて当該ハンドオーバ要求の受け入れ可否を判定することを特徴とする付記13〜24いずれか記載の移動通信システム。
[付記26]
前記無線基地局は、自局が前記無線基地局利用促進状態にあるか否かを近隣の無線基地局に通知し、
前記コアネットワーク及び前記無線基地局が前記端末利用促進状態にある前記移動端末からの接続要求を受け入れたことにより接続中の呼を有する前記移動端末のハンドオーバ時、前記ハンドオーバ元の無線基地局は、前記ハンドオーバ先の無線基地局が前記無線基地局利用促進状態にあるか否かに応じて前記ハンドオーバ先の無線基地局へのハンドオーバ要求の送信可否を判定することを特徴とする付記13〜24いずれか記載の移動通信システム。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2011年7月27日に出願された日本出願特願2011−163794を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 コアネットワーク
2 無線基地局
3 端末
11 S1インターフェイス
12 X2インターフェイス
13 RRCインターフェイス
101 制御部
102 通信部
103 リソース利用率判定部
104 プロモーション呼受付判定部
111 MMEプロモーション開始メッセージ
112 MMEプロモーション停止メッセージ
131 eNBプロモーションメッセージ
201 制御部
202 通信部
203 リソース利用率判定部
204 プロモーション呼受付判定部
205 無線通信部
301 制御部
302 無線通信部
303 表示部
304 自動発信判定部
本発明に関連する移動通信システムについて図19を用いて説明する。本発明に関連する移動通信システムは、ユーザが使用する移動可能な無線機でありLTE(Long Term Evolution)ではUE(User Equipment)と称される端末903と、端末903と無線通信を行いLTEではeNB(Enhanced NodeB)と称される無線基地局902と、それらの上位ネットワークでありLTEではMME(Mobility Management Entity)とSGW(Serving Gateway)と称されるコアネットワーク901とを含む。
端末3は、ユーザが音声通話やデータの送受信をする無線機器である。図4は図1の端末3の構成を示す図である。端末3は、無線通信部302を用いて無線基地局2からeNBプロモーションメッセージ131を受信することにより、コアネットワーク1及び無線基地局2が利用促進状態にあると判断する。そして、端末3の制御部301は自端末を用いた通信をユーザに促すメッセージを表示部303に表示し、当該表示を見たユーザの操作によって通信をプロモーション呼として開始する。または、ユーザによる手動発信によらず、自動的にデータの送受信をプロモーション呼として開始する。この自動発信は、端末3の自動発信判定部304の判定結果に従って制御部301が行う。
eNB利用促進状態に遷移したターゲット無線基地局2−2(ステップS81a)は、X2インターフェイスを介して近隣のソース無線基地局2−1にeNBプロモーション開始メッセージを送信する(ステップS82a)。ソース無線基地局2−1にてプロモーション呼のハンドオーバが必要となった場合、ソース無線基地局2−1は、ターゲット無線基地局2−2からeNBプロモーション開始メッセージを受信していれば、プロモーション呼はターゲット無線基地局2−2で受け付け可能と判断し(ステップS83a)、プロモーション呼のハンドオーバ要求メッセージを送信する(ステップS84a)。この場合は、例えばHandover Requestメッセージを送信すればよく、これ以降のハンドオーバ動作は既存の仕様に準ずるとよい。
一方、eNB非利用促進状態に遷移したターゲット無線基地局2−2(ステップS81b)は、X2インターフェイスを介して近隣のソース無線基地局2−1にeNBプロモーション停止メッセージを送信する(ステップS82b)。ソース無線基地局2−1にてプロモーション呼のハンドオーバが必要となった場合、ソース無線基地局2−1は、ターゲット無線基地局2−2からeNBプロモーション停止メッセージを受信しているため、プロモーション呼はターゲット無線基地局2−2で受け付け不可能と判断し(ステップS83b)、プロモーション呼のハンドオーバ要求メッセージを送信しない(ステップS84b)。
図18は、本発明の他の実施の形態における、ハンドオーバ移動元であるソース無線基地局2−1とハンドオーバ移動先であるターゲット無線基地局2−2とがX2インターフェイスで接続されていない場合のプロモーション呼のハンドオーバ動作を示すシーケンス図である。eNB利用促進状態に遷移したターゲット無線基地局2−2(ステップS91a)は、近隣のソース無線基地局2−1に通知すべく、S1インターフェイスを介してコアネットワーク1に対してeNBプロモーション開始メッセージを送信する(ステップS92a)。コアネットワーク1は、受け取ったeNBプロモーション開始メッセージをターゲット無線基地局2−2のアドレスを含めてソース無線基地局2−1に転送する(ステップS93a)。
一方、eNB非利用促進状態に遷移したターゲット無線基地局2−2(ステップS91b)は、近隣のソース無線基地局2−1に通知すべく、S1インターフェイスを介してコアネットワーク1にeNBプロモーション停止メッセージを送信する(ステップS92b)。コアネットワーク1は、受け取ったeNBプロモーション停止メッセージをターゲット無線基地局2−2のアドレスを含めてソース無線基地局2−1に転送する(ステップS93b)。ソース無線基地局2−1にてプロモーション呼のハンドオーバが必要となった場合、ソース無線基地局2−1は、ターゲット無線基地局2−2からeNBプロモーション停止メッセージを受信しているため、プロモーション呼はターゲット無線基地局2−2で受け付け不可能と判断し(ステップS94b)、プロモーション呼のハンドオーバ要求メッセージを送信しない(ステップS95b)。

Claims (10)

  1. 移動通信システムにおけるコアネットワーク装置であって、
    自装置のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、コアネットワーク利用促進状態に遷移して移動端末に通信を促すための利用促進メッセージを無線基地局に送信する手段を含むことを特徴とするコアネットワーク装置。
  2. 前記手段は、前記無線基地局を介した前記利用促進メッセージの受信に応答して端末利用促進状態に遷移した移動端末から前記無線基地局を介して受信される接続要求の受け入れ可否の判定に用いるコアネットワーク判定用情報を前記利用促進メッセージに含めて送信し、
    前記コアネットワーク利用促進状態において、前記端末利用促進状態にある前記移動端末から前記無線基地局を介して受信される接続要求に含まれる前記コアネットワーク判定用情報を基に当該接続要求の受け入れ可否を判定する判定手段を含むことを特徴とする請求項1記載のコアネットワーク装置。
  3. 移動通信システムにおけるコアネットワーク装置の動作制御方法であって、
    自装置のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、コアネットワーク利用促進状態に遷移して移動端末に通信を促すための利用促進メッセージを無線基地局に送信することを特徴とする動作制御方法。
  4. 移動通信システムにおける無線基地局であって、
    コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを受信したとき、自局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、無線基地局利用促進状態に遷移して前記移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを前記移動端末に送信する手段を含むことを特徴とする無線基地局。
  5. 移動通信システムにおける無線基地局の動作制御方法であって、
    コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを受信したとき、自局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、無線基地局利用促進状態に遷移して前記移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを前記移動端末に送信することを特徴とする動作制御方法。
  6. 移動通信システムにおける移動端末であって、
    コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを無線基地局が受信したときに前記無線基地局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に無線基地局利用促進状態に遷移した前記無線基地局から送信される移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを受信した場合、端末利用促進状態に遷移して自端末を用いた通信をユーザに促すメッセージを表示する手段を含むことを特徴とする移動端末。
  7. 移動通信システムにおける移動端末であって、
    コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを無線基地局が受信したときに前記無線基地局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に無線基地局利用促進状態に遷移した前記無線基地局から送信される移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを受信した場合、端末利用促進状態に遷移して、自端末が保持する所定のデータを所定の送信先に送信すべく、また所定の受信先から所定のデータを受信すべく前記無線基地局に接続要求を行う手段を含むことを特徴とする移動端末。
  8. 移動通信システムにおける移動端末の動作制御方法であって、
    コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを無線基地局が受信したときに前記無線基地局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に無線基地局利用促進状態に遷移した前記無線基地局から送信される移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを受信した場合、端末利用促進状態に遷移して自端末を用いた通信をユーザに促すメッセージを表示することを特徴とする動作制御方法。
  9. 移動通信システムにおける移動端末の動作制御方法であって、
    コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合にコアネットワーク利用促進状態に遷移した前記コアネットワークから送信される移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを無線基地局が受信したときに前記無線基地局のリソース利用率が所定の閾値より小である場合に無線基地局利用促進状態に遷移した前記無線基地局から送信される移動端末に通信を促すための無線基地局利用促進メッセージを受信した場合、端末利用促進状態に遷移して、自端末が保持する所定のデータを所定の送信先に送信すべく、また所定の受信先から所定のデータを受信すべく前記無線基地局に接続要求を行うことを特徴とする動作制御方法。
  10. コアネットワークと、無線基地局と、移動端末とを含み、
    前記コアネットワークは、前記コアネットワークのリソース利用率が所定の閾値より小である場合に、コアネットワーク利用促進状態に遷移して前記移動端末に通信を促すためのコアネットワーク利用促進メッセージを前記無線基地局に送信する手段を含むことを特徴とする移動通信システム。
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