JPWO2013008338A1 - 土壌殺菌処理装置及び土壌殺菌処理方法 - Google Patents

土壌殺菌処理装置及び土壌殺菌処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013008338A1
JPWO2013008338A1 JP2013523760A JP2013523760A JPWO2013008338A1 JP WO2013008338 A1 JPWO2013008338 A1 JP WO2013008338A1 JP 2013523760 A JP2013523760 A JP 2013523760A JP 2013523760 A JP2013523760 A JP 2013523760A JP WO2013008338 A1 JPWO2013008338 A1 JP WO2013008338A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
superheated steam
treated
supply unit
sterilization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013523760A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5784123B2 (ja
Inventor
伊藤 智章
智章 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ONEWORLD CORPORATION
Original Assignee
ONEWORLD CORPORATION
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ONEWORLD CORPORATION filed Critical ONEWORLD CORPORATION
Publication of JPWO2013008338A1 publication Critical patent/JPWO2013008338A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5784123B2 publication Critical patent/JP5784123B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09CRECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09C1/00Reclamation of contaminated soil
    • B09C1/06Reclamation of contaminated soil thermally
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G11/00Sterilising soil by steam
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/02Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena
    • A61L2/04Heat
    • A61L2/06Hot gas
    • A61L2/07Steam

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

化学薬剤を使用することなく処理対象土壌を殺菌処理することができて安全性に優れると共に、処理対象土壌を効率良くかつ十分に殺菌できる土壌殺菌処理装置を提供する。水蒸気を生成するボイラー(2)と、前記ボイラーから移送される水蒸気から過熱水蒸気を発生させる過熱水蒸気発生装置(3)と、殺菌処理時に処理対象の土壌(X)内に埋設され、該土壌(X)内に過熱水蒸気を供給する過熱水蒸気供給部(4)と、前記過熱水蒸気発生装置(3)で発生する過熱水蒸気を前記過熱水蒸気供給部(4)に供給する供給管部(5)と、を備えた構成とする。

Description

本発明は、動物(牛、鶏等)の死骸が埋設されている土壌を殺菌するのに好適に用いられる土壌殺菌処理装置及び土壌殺菌処理方法に関する。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「殺菌」の語は、殺菌(殺細菌)のみならず、殺ウイルスをも含む意味で用いる。
近年、狂牛病、鳥インフルエンザ等が発生しているが、これらの感染している牛、鶏等の動物が殺処分されて生じた動物の死骸は、所定の土壌に埋設されて処理されるのが一般的である。このように感染動物の死骸が埋設された土壌に対しては、安全衛生面から、通常、殺菌処理が施される。
従来、土壌の殺菌方法としては、臭化メチルを用いる方法が広く知られている。しかし、この臭化メチルは、無臭であってガス毒性が強いために、中毒を起こしやすく安全性に問題があった。
そこで、臭化メチルを用いる方法の代替として、二酸化塩素水の希釈液を土壌に散布して殺菌を行う土壌殺菌方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開平9−71502号公報
しかしながら、上記従来技術では、二酸化塩素がガス化しやすいので、作業者が二酸化塩素ガスに晒されることになるから、依然として安全性に問題がある。更に、散布された二酸化塩素水は、土壌中において垂直方向には浸透しても水平方向には拡散し難いので、殺菌対象の土壌を隅々までもれなく十分に殺菌することは困難であった。
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、化学薬剤を使用することなく処理対象土壌を殺菌処理することができて安全性に優れると共に、処理対象土壌を効率良くかつ十分に殺菌できる土壌殺菌処理装置および土壌殺菌処理方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]水蒸気を生成するボイラーと、
前記ボイラーから移送される水蒸気から過熱水蒸気を発生させる過熱水蒸気発生装置と、
殺菌処理時に処理対象の土壌内に埋設され、該土壌内に過熱水蒸気を供給する過熱水蒸気供給部と、
前記過熱水蒸気発生装置で発生する過熱水蒸気を前記過熱水蒸気供給部に供給する供給管部と、を備えることを特徴とする土壌殺菌処理装置。
[2]前記過熱水蒸気供給部は、長さ方向の一端側に接続用開口部が設けられると共に側面壁に複数の供給孔が設けられた管体を含み、前記管体の一端側の接続用開口部に前記供給管部が接続されている前項1に記載の土壌殺菌処理装置。
[3]前記過熱水蒸気供給部の外面の少なくとも一部を接触状態に被覆する高温加熱体を更に備える前項1または2に記載の土壌殺菌処理装置。
[4]前記高温加熱体はシート状であり、該高温加熱体自体を800℃以上の高温にすることができるものである前項3に記載の土壌殺菌処理装置。
[5]前記処理対象の土壌の上面との間に内部空間を形成できて該内部空間に存在する気化成分の外部への漏出を抑制できるカバー体と、
凝縮器と、
一端が前記カバー体に設けられた接続用孔に接続され、他端が前記凝縮器に接続され、前記カバー体の内部空間に存在する気化成分を前記凝縮器に回収する回収管と、
前記凝縮器で凝縮せしめた凝縮液を回収する回収容器と、を更に備える前項1〜4のいずれか1項に記載の土壌殺菌処理装置。
[6]前記回収管の途中に配置された触媒反応器を更に備える前項5に記載の土壌殺菌処理装置。
[7]動物の死骸が埋設されている土壌を殺菌処理するのに用いられる前項1〜6のいずれか1項に記載の土壌殺菌処理装置。
[8]過熱水蒸気発生装置で発生させた過熱水蒸気を、処理対象の土壌内に埋設した過熱水蒸気供給部に供給し、該過熱水蒸気供給部から過熱水蒸気を処理対象土壌中に放散させることによって、処理対象土壌を殺菌処理することを特徴とする土壌殺菌処理方法。
[9]前記過熱水蒸気供給部は、側面壁に複数の供給孔が設けられた管体を含み、該複数の供給孔を介して過熱水蒸気を土壌中に放散させる前項8に記載の土壌殺菌処理方法。
[10]前記過熱水蒸気供給部から120℃以上の過熱水蒸気を処理対象土壌中に放散させる前項8または9に記載の土壌殺菌処理方法。
[11]前記処理対象土壌は、動物の死骸が埋設されている土壌である前項8〜10のいずれか1項に記載の土壌殺菌処理方法。
[12]前記過熱水蒸気供給部から150℃以上の過熱水蒸気を処理対象土壌中に放散させることによって、処理対象土壌を殺菌処理すると共に、該土壌中の動物死骸の炭化処理も行う前項11に記載の土壌殺菌処理方法。
[1]の発明では、殺菌処理時に過熱水蒸気供給部を処理対象の土壌内に埋設し、過熱水蒸気発生装置で発生させた過熱水蒸気を過熱水蒸気供給部を介して土壌中に放散させることにより土壌を殺菌処理することができ、このように化学薬剤を使用することなく土壌を殺菌処理できるので、安全性に優れる。また、過熱水蒸気供給部から土壌中に放散された過熱水蒸気は、土壌中において上下方向、水平方向等あらゆる方向に自在に拡散できるので、殺菌対象土壌を隅々までもれなく十分にかつ効率良く殺菌することができる。
[2]の発明では、過熱水蒸気供給部は、長さ方向の一端側に接続用開口部が設けられると共に側面壁に複数の供給孔が設けられた管体を含み、管体の一端側の接続用開口部に供給管部が接続された構成であるから、該管体を処理対象土壌に刺し入れるだけで埋設することができ、このように過熱水蒸気供給部の埋設作業を容易に行うことができる利点がある。更に、管体の側面壁に複数の供給孔が形成されているから、過熱水蒸気を過熱水蒸気供給部から土壌中に効率良く放散させることができる。
[3]の発明では、過熱水蒸気供給部の外面の少なくとも一部を高温加熱体で接触状態に被覆した状態にして使用することで、過熱水蒸気供給部からより高い温度の過熱水蒸気を土壌中に放散できるので、殺菌効率をより向上させることができる。
[4]の発明では、高温加熱体がシート状であることで過熱水蒸気供給部の外面に高温加熱体を十分に接触させることができる(接触面積を増大できる)上に、高温加熱体自体を800℃以上の高温にすることができるものであるから、過熱水蒸気供給部からより一層高い温度の過熱水蒸気を土壌中に放散できて、殺菌効率をより一層向上させることができる。
[5]の発明では、処理対象の土壌の上面との間に内部空間を形成できて該内部空間に存在する気化成分の外部への漏出を抑制できるカバー体と、凝縮器と、一端がカバー体に設けられた接続用孔に接続され、他端が凝縮器に接続され、カバー体の内部空間に存在する気化成分を前記器に回収する回収管と、凝縮器で凝縮せしめた凝縮液を回収する回収容器と、を更に備えており、過熱水蒸気を土壌中に放散させることによって処理対象土壌の上の空間(処理対象土壌の上面とカバー体との間の内部空間)に出てきた気化成分(水蒸気、動物死骸からの熱分解成分、油分、脂肪酸、メタンガス、水など)を回収管を介して凝縮器に集めて該凝縮器で凝縮せしめて回収容器に回収できるので、環境負荷を低減できる。
[6]の発明では、回収管の途中に触媒反応器が配置されているから、この触媒反応器で塩素、酸などを除去することができて、回収容器に回収された凝縮液(回収液)を利用しやすくできる利点がある。
[7]の発明では、動物の死骸が埋設されている土壌を隅々までもれなく十分にかつ効率良く殺菌することができる。
[8]の発明では、過熱水蒸気発生装置で発生させた過熱水蒸気を、処理対象の土壌内に埋設した過熱水蒸気供給部に供給し、該過熱水蒸気供給部から過熱水蒸気を土壌中に放散させるから、土壌中に放散された過熱水蒸気は、土壌中において上下方向、水平方向等あらゆる方向に自在に拡散できるので、殺菌対象の土壌を隅々までもれなく十分にかつ効率良く殺菌することができる。また、化学薬剤を使用することなく土壌を殺菌処理できるので、安全性に優れる。
[9]の発明では、過熱水蒸気供給部は、側面壁に複数の供給孔が設けられた管体を含む構成であるから、該管体を処理対象土壌に刺し入れるだけで埋設することができ、このように過熱水蒸気供給部の埋設作業を容易に行うことができる利点がある。更に、管体の側面壁に複数の供給孔が形成されているから、過熱水蒸気をこれら複数の供給孔から土壌中に効率良く放散させることができる。
[10]の発明では、120℃以上の過熱水蒸気を処理対象土壌中に放散させるから、土壌を十分に殺菌処理できる。
[11]の発明では、動物の死骸が埋設されている土壌を隅々までもれなく十分にかつ効率良く殺菌することができる。
[12]の発明では、150℃以上の過熱水蒸気を処理対象土壌中に放散させるから、処理対象土壌を十分に殺菌できると共に、土壌中の動物死骸の炭化処理も行うことができる。炭化処理できることで燃料化できる(炭化物を燃料として利用できる)という利点がある。
本発明に係る土壌殺菌処理装置の一実施形態を示す概略平面図である。 図1の土壌殺菌処理装置の概略正面図である。 図1におけるA−A線の概略断面図である。 図1におけるB−B線の概略断面図である。 過熱水蒸気供給部を示す斜視図である。 図1においてカバー体及びフレームを削除して示す概略平面図(供給主管21、分岐フレキシブル管22、過熱水蒸気供給部4の相互接続状態を示す平面図)である。
本発明に係る土壌殺菌処理装置の一実施形態を図1〜4に示す。この土壌殺菌処理装置は、牛、鶏等の動物の死骸が埋設されている土壌を殺菌するのに好適に用いられる。
本発明の土壌殺菌処理装置1は、ボイラー2と、過熱水蒸気発生装置3と、過熱水蒸気供給部4と、供給管部5と、を備える。
前記ボイラー2は、水から水蒸気を生成する装置である。このボイラー2で生成させた水蒸気は、連通管31を介して前記過熱水蒸気発生装置3に移送される。即ち、前記ボイラー2と前記過熱水蒸気発生装置3は連通管31で接続されている(図1参照)。前記ボイラー2としては、特に限定されるものではないが、例えば貫流蒸気ボイラー等が挙げられる。
前記過熱水蒸気発生装置3は、水蒸気から過熱水蒸気を発生させる装置である。即ち、過熱水蒸気発生装置3は、前記ボイラー2から移送されてくる水蒸気から過熱水蒸気を発生させる。前記過熱水蒸気発生装置3としては、特に限定されるものではないが、例えば誘導過熱式の過熱水蒸気発生装置などが挙げられる。前記過熱水蒸気発生装置3で発生させる過熱水蒸気の温度としては、例えば700℃などを例示できるが、特にこのような条件に限定されない。
前記過熱水蒸気供給部4は、本実施形態では、5個備えられている。前記過熱水蒸気供給部4は、図5に示すように、側面壁に複数の供給孔4aが設けられた管体(パイプ)からなる。前記過熱水蒸気供給部4の長さ方向の一端(上端)に接続用開口部4bが形成され、長さ方向の他端(下端)は閉塞されている。前記過熱水蒸気供給部4は、その少なくとも一部が、殺菌処理時に処理対象の土壌X内に埋設されて使用される(図3、4参照)。
前記供給管部5は、供給主管21と、該供給主管21の一端部から分岐した5本の分岐フレキシブル管22とからなる。前記供給主管21の他端が前記過熱水蒸気発生装置3に接続され、5本の分岐フレキシブル管22のそれぞれが前記5本の過熱水蒸気供給部4の一端の接続用開口部4bの各々に接続されている。即ち、前記供給管部5の一方の端部が前記過熱水蒸気発生装置3に接続され、前記供給管部5の他方の端部が前記過熱水蒸気供給部4に接続されている。しかして、前記過熱水蒸気発生装置3で発生させた過熱水蒸気を前記供給管部5を介して前記過熱水蒸気供給部4に供給することができる。
前記供給主管21の一端部は、前記カバー体11の挿通孔11bを介してカバー体11の内部空間40内に配置されて先端側が屈曲して水平方向に沿うように延ばされている(図6参照)。この供給主管21の水平部分(カバー体内水平部分)21aから前記5本の分岐フレキシブル管22がそれぞれ分岐して接続されている。前記分岐フレキシブル管22としては、特に限定されるものではないが、SUS(ステンレス鋼)製分岐フレキシブル管が好適である。
なお、図1における7は操作制御盤である。この操作制御盤7は、前記ボイラー2、過熱水蒸気発生装置3の運転開始、停止等を指示できると共に、ボイラー2で発生する水蒸気の温度、過熱水蒸気発生装置3で発生する過熱水蒸気の圧力、温度等を制御することができる。土壌中の動物(牛、鶏等)の死骸を十分に殺菌するには前記過熱水蒸気発生装置3で120℃以上の過熱水蒸気を発生させるのが好ましく、130℃〜1000℃の過熱水蒸気を発生させるのが特に好ましい。
また、前記過熱水蒸気発生装置3で150℃以上の過熱水蒸気を発生させた場合には、処理対象土壌の殺菌を行うことができる上に、土壌中の動物の死骸の炭化処理も行うことができる。エネルギーコストを抑制しつつ炭化処理を十分に行わせるには、前記過熱水蒸気発生装置3で160℃〜1000℃の過熱水蒸気を発生させるのが好ましい。
本実施形態では、更に高温加熱体6を備えている。前記高温加熱体6はシート状に形成されたものであり、この高温加熱体自体を800℃以上の高温にすることができるものである。即ち、図示しない電源回路によって高温加熱体6自体を800℃以上の高温にすることができる。前記高温加熱体6の材料としては、例えば、スペシャルメタルズ社のインコネル(商品名)を例示できる。殺菌処理時には、図5に示すように、前記過熱水蒸気供給部4の外面の少なくとも一部に接触状態に巻き付けて(被覆して)使用する。
本実施形態では、カバー体11と、凝縮器12と、回収管13と、回収容器14と、を更に備える。
前記カバー体11は、処理対象の土壌Xの上面との間に内部空間40を形成するように張設される(図4参照)。このようなカバー体11を処理対象の土壌Xの上に張設することによって、土壌Xの上面の内部空間40と外気とを遮断する。前記カバー体11は、通常は、シート状であり、その素材としては、特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂、ゴム等が挙げられる。図1等における23は、前記カバー体11に設けられた、人が出入りするための開閉部(出入口部)であり、ファスナーで自在に開閉できるように構成されている。また、図1等における24は、フレームであり、前記カバー体11を略ドーム状に張設する(吊り下げる)ために用いられている。
前記回収管13は、一端が前記カバー体11に設けられた接続用孔11aに接続され、他端が前記凝縮器12に接続されている。前記回収管13は、カバー体11の内部空間40に存在する気化成分を取り込んで前記凝縮器12に移送することができる。即ち、カバー体11の内部空間40に存在する気化成分は、カバー体11の接続用孔11aを介して前記回収管13内に入り込んで該回収管13内を通過して前記凝縮器12内に入る。前記接続用孔11aは、張設されたカバー体11の頂部(最も高い部位)に設けられるのが好ましい。
前記凝縮器12は、気化成分を液体に凝縮させる装置である。本実施形態では、水冷方式の装置を採用している。前記凝縮器12は、前記回収管13から移送されてきた前記気化成分(内部空間40に存在する気化成分)を凝縮させて液体にする。
前記回収容器14は、前記凝縮器12の下方に配置されており、前記凝縮器12から落下する回収液体を回収する。
また、前記回収管13の途中に触媒反応器15が配置されている。この触媒反応器15により回収管13中の気化成分のうちの塩素、酸等を除去することができる。前記触媒反応器15で使用される触媒成分としては、特に限定されるものではないが、例えば、酸化鉄、水酸化ナトリウム等が挙げられる。
次に、本発明の土壌殺菌処理装置1を用いて土壌Xを殺菌処理する方法の一例について説明する。
処理対象土壌としては、例えば、動物(牛、鶏等)の死骸が埋設されている土壌等が挙げられる。前記動物(牛、鶏等)の死骸が埋設されている土壌は、一般に、動物の死骸等の粗大有機物、該粗大有機物が微生物等の作用によって変質して生じる有機物(腐植)等を含有する。
処理対象土壌Xに過熱水蒸気供給部4を差し込んで埋設する(図4参照)。この処理対象土壌Xの上面との間に内部空間40を形成できるようにカバー体11を張設する(図1〜4参照)。
また、上述した構成となるように、ボイラー2、過熱水蒸気発生装置3、供給管部5、凝縮器12、回収管13、回収容器14、触媒反応器15を組み付けて、現場において土壌殺菌処理装置1を設置する(図1〜4参照)。
しかして、ボイラー2、過熱水蒸気発生装置3、凝縮器12等を作動させる。ボイラー2で発生した水蒸気が連通管31を介して過熱水蒸気発生装置3に移送され、この過熱水蒸気発生装置3において水蒸気から過熱水蒸気が発生し、この過熱水蒸気が供給管部5を介して過熱水蒸気供給部4に供給されて、この過熱水蒸気供給部4の供給孔4aから過熱水蒸気が土壌X内に放散される。
このように処理対象土壌X中に埋設された過熱水蒸気供給部4を介して過熱水蒸気を土壌中に放散(拡散)させることができ、土壌中に放散された過熱水蒸気は、土壌中において上下方向、水平方向等あらゆる方向に自在に拡散できるので、殺菌対象の土壌Xを隅々までもれなく十分にかつ効率良く殺菌することができる。また、過熱水蒸気で殺菌処理するものであって化学薬剤を使用することなく土壌を殺菌処理できるので、安全性に優れている。
なお、過熱水蒸気発生装置3で発生させる過熱水蒸気の温度が約700℃である場合には、土壌の温度は、約600℃程度になることが多い。また、過熱水蒸気供給部4の外面に接触状態に高温加熱体(800℃以上)6を巻き付けた場合には、土壌の温度は、600℃よりもさらに高い温度になる。
なお、過熱水蒸気供給部4から放散させる過熱水蒸気の温度は120℃以上であるのが好ましく、中でも、過熱水蒸気供給部4から放散させる過熱水蒸気の温度は130℃〜1000℃であるのが特に好ましく、この場合にはエネルギーコストを抑制できると共に十分に殺菌処理を行うことができる。
また、過熱水蒸気供給部4から放散させる過熱水蒸気の温度は150℃以上である場合には、処理対象土壌の殺菌を行うことができる上に、土壌中の動物の死骸の炭化処理も行うことができる。エネルギーコストを抑制しつつ炭化処理を十分に行わせるには、過熱水蒸気供給部4から放散させる過熱水蒸気の温度は160℃〜1000℃であるのが好ましい。
一方、処理対象土壌X内へ供給された過熱水蒸気は、その後、気化成分(水蒸気、動物死骸からの熱分解成分、水、メタンガス、油、脂肪酸等を含む場合が多い)となって土壌X外へ出て、土壌Xの上面とカバー体11との間の内部空間40に滞留し、順次、前記カバー体11の接続用孔11aを介して前記回収管13内に回収されていく。前記回収管13内を通過中に触媒反応器15によって塩素、酸などが除去される。前記回収管13を通過した気化成分は、凝縮器12に集められてこの凝縮器12で凝縮されて液体(凝縮液)となり、回収容器に回収される。このように過熱水蒸気を土壌中に放散させることによって処理対象土壌Xの上の空間に出てきた気化成分を回収できるので、環境負荷を低減できる。
上記土壌殺菌処理方法は、その一例を示したものに過ぎず、特にこのような態様に限定されるものではない。
次に、前記土壌殺菌処理装置1、土壌殺菌処理方法を用いて処理対象土壌Xを殺菌処理する一例を示す。
処理対象土壌Xの体積は400m3(縦10m×横10m×深さ4m)である。即ち、処理対象土壌Xは、平面視において縦10m×横10mの矩形状で深さ4mまで堀り込んだ状態で合成樹脂シートがこの堀り込み形状に沿わせて配設され、この堀り込み凹部に土壌Xが充填されたものである。処理対象土壌Xに放散された過熱水蒸気は、合成樹脂シートが被せられた堀り込み凹部から土壌の外方(水平方向や下方向等)に逃げることはなく、土壌X内を通過した後、カバー体11と土壌の上面との間の内部空間40に逃げる。カバー体11は、縦20m、横20m、最高高さ2.5mであり、カバー体11と土壌の上面との間の内部空間40の内容積は1188m3である。
過熱水蒸気発生装置3で発生する600℃の過熱水蒸気を5本の過熱水蒸気供給部4を介して土壌X中に放散させる。5本の過熱水蒸気供給部4から合計で250L/分の過熱水蒸気を土壌中に10時間連続して放散させる。これら5本の過熱水蒸気供給部4の平面配置は、図1に示すとおりであり、中心の過熱水蒸気供給部4を取り囲む4本の過熱水蒸気供給部4の相互の間隔(縦方向、横方向)は8mである(即ち中心の過熱水蒸気供給部4を取り囲む4本の過熱水蒸気供給部4で形成される平面視正方形の一辺の長さは8mである)。
過熱水蒸気の放散を開始してから90分経過後における深さ約1.5mの位置(合成樹脂シートから50cm内側に入った位置であってかつ土壌上面から深さ約1.5mの位置)での土壌内の温度は450℃である。このように処理対象土壌Xの温度が450℃になるので、本発明の土壌殺菌処理装置1、土壌殺菌処理方法を用いて処理対象土壌Xを殺菌処理できることがわかる。
なお、上記条件等は一例を示すものであって、特にこのような条件等に限定されるものではない。
本発明に係る土壌殺菌処理装置及び土壌殺菌処理方法は、牛、鶏等の動物の死骸が埋設されている土壌を殺菌するのに好適に用いられるが、特にこのような用途に限定されるものではない。また、本発明に係る土壌殺菌処理装置及び土壌殺菌処理方法は、高い温度の過熱水蒸気を用いることにより、土壌の殺菌のみならず、土壌中の動物死骸の炭化処理も行うことができる。
1…土壌殺菌処理装置
2…ボイラー
3…過熱水蒸気発生装置
4…過熱水蒸気供給部
4a…供給孔
4b…接続用開口部
5…供給管部
6…高温加熱体
11…カバー体
11a…接続用孔
12…凝縮器
13…回収管
14…回収容器
15…触媒反応器
40…内部空間
X…処理対象土壌

Claims (12)

  1. 水蒸気を生成するボイラーと、
    前記ボイラーから移送される水蒸気から過熱水蒸気を発生させる過熱水蒸気発生装置と、
    殺菌処理時に処理対象の土壌内に埋設され、該土壌内に過熱水蒸気を供給する過熱水蒸気供給部と、
    前記過熱水蒸気発生装置で発生する過熱水蒸気を前記過熱水蒸気供給部に供給する供給管部と、を備えることを特徴とする土壌殺菌処理装置。
  2. 前記過熱水蒸気供給部は、長さ方向の一端側に接続用開口部が設けられると共に側面壁に複数の供給孔が設けられた管体を含み、前記管体の一端側の接続用開口部に前記供給管部が接続されている請求項1に記載の土壌殺菌処理装置。
  3. 前記過熱水蒸気供給部の外面の少なくとも一部を接触状態に被覆する高温加熱体を更に備える請求項1または2に記載の土壌殺菌処理装置。
  4. 前記高温加熱体はシート状であり、該高温加熱体自体を800℃以上の高温にすることができるものである請求項3に記載の土壌殺菌処理装置。
  5. 前記処理対象の土壌の上面との間に内部空間を形成できて該内部空間に存在する気化成分の外部への漏出を抑制できるカバー体と、
    凝縮器と、
    一端が前記カバー体に設けられた接続用孔に接続され、他端が前記凝縮器に接続され、前記カバー体の内部空間に存在する気化成分を前記凝縮器に回収する回収管と、
    前記凝縮器で凝縮せしめた凝縮液を回収する回収容器と、を更に備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の土壌殺菌処理装置。
  6. 前記回収管の途中に配置された触媒反応器を更に備える請求項5に記載の土壌殺菌処理装置。
  7. 動物の死骸が埋設されている土壌を殺菌処理するのに用いられる請求項1〜6のいずれか1項に記載の土壌殺菌処理装置。
  8. 過熱水蒸気発生装置で発生させた過熱水蒸気を、処理対象の土壌内に埋設した過熱水蒸気供給部に供給し、該過熱水蒸気供給部から過熱水蒸気を処理対象土壌中に放散させることによって、処理対象土壌を殺菌処理することを特徴とする土壌殺菌処理方法。
  9. 前記過熱水蒸気供給部は、側面壁に複数の供給孔が設けられた管体を含み、該複数の供給孔を介して過熱水蒸気を土壌中に放散させる請求項8に記載の土壌殺菌処理方法。
  10. 前記過熱水蒸気供給部から120℃以上の過熱水蒸気を処理対象土壌中に放散させる請求項8または9に記載の土壌殺菌処理方法。
  11. 前記処理対象土壌は、動物の死骸が埋設されている土壌である請求項8〜10のいずれか1項に記載の土壌殺菌処理方法。
  12. 前記過熱水蒸気供給部から150℃以上の過熱水蒸気を処理対象土壌中に放散させることによって、処理対象土壌を殺菌処理すると共に、該土壌中の動物死骸の炭化処理も行う請求項11に記載の土壌殺菌処理方法。
JP2013523760A 2011-07-14 2011-07-14 土壌殺菌処理装置及び土壌殺菌処理方法 Active JP5784123B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2011/066115 WO2013008338A1 (ja) 2011-07-14 2011-07-14 土壌殺菌処理装置及び土壌殺菌処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013008338A1 true JPWO2013008338A1 (ja) 2015-02-23
JP5784123B2 JP5784123B2 (ja) 2015-09-24

Family

ID=47505657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013523760A Active JP5784123B2 (ja) 2011-07-14 2011-07-14 土壌殺菌処理装置及び土壌殺菌処理方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5784123B2 (ja)
CN (1) CN103702775A (ja)
WO (1) WO2013008338A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104488612A (zh) * 2014-11-18 2015-04-08 北京农业信息技术研究中心 一种节能育苗地床土壤消毒系统及方法
CN104509245B (zh) * 2014-12-29 2016-03-09 韩京龙 一种废弃人参地土壤改良方法及其土壤消毒装置
CN104542549B (zh) * 2015-01-20 2016-08-17 内蒙古工业大学 基于聚光集热的太阳能杀虫灭菌装置
CN105618474B (zh) * 2016-02-25 2019-03-05 安徽省通源环境节能股份有限公司 蒸馏处理土壤污染物的装置及方法
KR101860351B1 (ko) * 2017-06-02 2018-05-24 아름다운 환경건설(주) 토양 내 유기 오염물 및 휘발성 중금속 정화 장치 및 정화 방법
CN109349266A (zh) * 2018-11-20 2019-02-19 慕乃道 一种土壤高温杀虫灭菌处理方法
TWI672991B (zh) * 2018-11-27 2019-10-01 楊浩 組裝式輸送管、具有該組裝式輸送管的輸送系統以及灌溉方法與土壤殺菌方法
CN109983966A (zh) * 2019-05-09 2019-07-09 亳州市皖北药业有限责任公司 一种种植土壤净化装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10309563A (ja) * 1997-05-09 1998-11-24 Taisei Corp 土壌の浄化装置及びその浄化方法
JP2004243195A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Mn Engineering Kk 汚染土壌の浄化方法
JP2007296409A (ja) * 2006-02-22 2007-11-15 Nishimatsu Constr Co Ltd 土壌浄化方法および土壌浄化装置
JP2010227733A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Ohbayashi Corp 汚染土壌の原位置浄化方法及び汚染土壌の原位置浄化システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6632047B2 (en) * 2000-04-14 2003-10-14 Board Of Regents, The University Of Texas System Heater element for use in an in situ thermal desorption soil remediation system
JP2006034202A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Miura Co Ltd 農芸作物育成システムおよび農芸作物育成方法
JP2006071116A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Shihen Tech Corp 過熱水蒸気発生装置
CN101019526A (zh) * 2007-03-28 2007-08-22 郑建秋 利用太阳能蒸汽杀灭设施园艺中土传病虫的装置
JP2009077668A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Unicafe Inc 高湿度熱気を用いたコーヒーとそのコーヒー製品
JP4966239B2 (ja) * 2008-03-28 2012-07-04 メタウォーター株式会社 有機性廃棄物処理方法、ガス化炉、改質炉、有機性廃棄物処理装置
CN201743950U (zh) * 2009-12-17 2011-02-16 富阳茶叶机械总厂 一种基质杀菌消毒装备

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10309563A (ja) * 1997-05-09 1998-11-24 Taisei Corp 土壌の浄化装置及びその浄化方法
JP2004243195A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Mn Engineering Kk 汚染土壌の浄化方法
JP2007296409A (ja) * 2006-02-22 2007-11-15 Nishimatsu Constr Co Ltd 土壌浄化方法および土壌浄化装置
JP2010227733A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Ohbayashi Corp 汚染土壌の原位置浄化方法及び汚染土壌の原位置浄化システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN103702775A (zh) 2014-04-02
WO2013008338A1 (ja) 2013-01-17
JP5784123B2 (ja) 2015-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5784123B2 (ja) 土壌殺菌処理装置及び土壌殺菌処理方法
JP5784122B2 (ja) 土壌中有機物炭化処理装置及び炭化処理方法
CN204655473U (zh) 一种泌尿科用熏蒸器
CN110934646A (zh) 一种具有杀菌功能的分存式畜牧兽医工具箱
EP2696141B1 (en) Processing system and method for stabilizing livestock reclaimed ground by on-site underground combustion
KR20220118017A (ko) 축사의 살균 및 탈취장치
KR20110020885A (ko) 축사용 소독장치
CN110506642A (zh) 一种带粪便清理功能的饲养猪舍
CN209420734U (zh) 一种用于球虫灭活的蒸汽消毒装置
CN209204145U (zh) 一种新型医用消毒箱
CN206333274U (zh) 一种蔬菜消毒设备
CN104668269A (zh) 一种可回收利用的动物无害化处理工艺
CN206777547U (zh) 一种废旧织物消毒设备
CN211031333U (zh) 一种兽医站废弃物处理设备
JP3129858U (ja) 洗浄殺菌装置
CN207428114U (zh) 一种用于养猪场喷雾降温和环境消毒的装置
CN218247875U (zh) 一种消杀房
KR20100036116A (ko) 사체처리시 발생하는 응축수 재활용장치
CN211098093U (zh) 一种畜牧养殖厂用空气过滤设备
CN215422211U (zh) 一种畜牧兽医用病畜隔离笼
CN108066791A (zh) 一种耳鼻喉科用具消毒装置
EP4005373A1 (en) System and method for electrosterilizing animal stall bedding, through the synergism of pulsed electric fields and condensed electromagnetic waves applied to corresponding agricultural equipment/implements
KR102199170B1 (ko) 악취제거가 가능한 폐사가축 매몰탱크
JP5138512B2 (ja) 医療廃棄物の処理方法
KR20210107269A (ko) 미생물을 활용한 환경 친화적 가축 사체처리시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5784123

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350