JPWO2012157187A1 - ネットワーク制御方法、経路制御装置、ネットワーク制御システムおよび経路制御プログラム - Google Patents

ネットワーク制御方法、経路制御装置、ネットワーク制御システムおよび経路制御プログラム Download PDF

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Abstract

総電力量算出手段81は、所定の期間内に各通信装置で使用できる総電力量を算出する。使用可能電力算出手段82は、期間内の任意の時間帯において使用可能な電力の割合を定義した関数である分配関数と総電力量とに基づいて、指定された時間帯に各通信装置が使用可能な電力量を算出する。使用可能電力量判断手段83は、トラフィックを収容する時間帯を指定して経路設定要求が行われたときに、その時間帯においてそのトラフィックの収容に必要な電力量である消費電力が使用可能な電力量を超えているか否かを通信経路上の通信装置ごとに判断する。

Description

本発明は、フローの通信経路を設定してネットワークを制御するネットワーク制御方法、経路制御装置、ネットワーク制御システムおよび経路制御プログラムに関する。
近年の情報化の進展に伴い、携帯電話機などを用いた通信インフラの需要が増加している。携帯電話機の需要は世界中で高まっており、電力インフラがまだ整っておらず電気が届いていない地域においても携帯電話網の普及が期待されている。そのような環境下では、有線網を用いた通信インフラの構築が困難なため、無線通信を用いたネットワークを構築する必要がある。また電力網が整備されていないため、通信ネットワークを構成する各通信装置は、外部からの電力に頼ることができない。そのため、各通信装置は、太陽光発電などの自家発電によって必要な電力を得る必要がある。
太陽光発電は、文字通り、太陽の光を用いて発電する方法である。そのため、発電量は、その日の天候や時間帯に依存してしまう。通信ネットワークを常時維持するためには、バッテリーに電力を予め貯めておき、発電量が低下したときにその電力を使えるようにしておく必要がある。
特許文献1には、電源部が太陽電池と二次電池とによって構成されるワイヤレスメッシュルータが記載されている。特許文献1に記載されたワイヤレスメッシュルータは、二次電池や太陽電池の使用状態等に基づいて、電源部の制御やルーティング制御を行う。
また、特許文献2には、周波数帯域及び電力を考慮して無線回線を割り当てる無線回線割当方法が記載されている。特許文献2に記載された方法では、トラフィック量の情報、使用可能電力量などをもとに、カテゴリ毎に無線回線を最適に割り当てる。
なお、特許文献3には、未来の時点における雲の分布を予測し、その予測に基づいて太陽光パネルの発電電力を予測する太陽光発電システムが記載されている。また、特許文献4には、主電源バッテリーの電力残量を気象情報に応じて算出する制御装置が記載されている。また、非特許文献1には、オンデマンドで経路を探索するAODV(Ad hoc On-Demand Distance Vector)ルーティングについて記載されている。
特開2010−252225号公報 特開2003−102061号公報 特開2007−184354号公報 特開2008−167047号公報
C. Perkins et al "Ad hoc On-Demand Distance Vector (AODV) Routing", IETF RFC 3561, july, 2003
太陽光発電などの自家発電によって必要な電力を得る通信装置では、コストなどの理由から、各通信装置に備え付けられる太陽光パネルのサイズやバッテリー容量が制限される。そのため、電力の使用を制限せずに使えるだけ使えるようにしてしまうと、電力が不足し、トラヒックを収容できなくなってしまうという問題がある。
例えば、トラヒックを大量に収容することを目的として、バッテリーに貯めた電力を含め、ほとんどの電力を晴天の日の間に使ってしまったとする。仮に、次の日に雨が降ってしまうと、太陽光発電による発電量が低下することになる。このような場合、バッテリーに電力が残っておらず、発電量も不足するため、トラヒックを収容できなくなってしまうという問題が生じる。
また、太陽光発電では、同様に、夜間においても発電することが困難である。そのため、夜間でもトラヒックを収容するために、夜間で使用する電力を予め見越して昼間の電力使用を制限する必要がある。
特許文献1に記載されたワイヤレスメッシュルータは、太陽電池および二次電池の残量に応じて無線出力を制御している。しかし、例えば、通信が集中するなどして電池の残量が急激に減った場合、そのルータを経由する経路はしばらく使用できなくなってしまう。そのため、特許文献1に記載されたワイヤレスメッシュルータでは、ネットワークの稼働率や、安定したトラフィック収容率を考慮した経路設定を行うことができないという問題がある。
また、特許文献2に記載された無線回線割当方法では、収容率が最大になるように無線回線を割り当てている。しかし、特許文献2には、トラフィック需要に対するアドミッションレート(収容率)を安定した状態で一定に保つ方法には言及されていない。自家発電を必要とする通信装置には、トラヒックを収容するために必要な電力を確保しつつ、安定したトラフィックの収容を継続して行うことが望まれる。
そこで、本発明は、使用可能な電力量が変動する通信装置が通信ネットワーク上に存在する場合であっても、安定したトラフィックの収容を継続して行うことができるネットワーク制御方法、経路制御装置、ネットワーク制御システムおよび経路制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明によるネットワーク制御方法は、所定の期間内に各通信装置で使用できる総電力量を算出し、期間内の任意の時間帯において使用可能な電力の割合を定義した関数である分配関数と総電力量とに基づいて、指定された時間帯に各通信装置が使用可能な電力量を算出し、トラフィックを収容する時間帯を指定して経路設定要求が行われたときに、その時間帯においてそのトラフィックの収容に必要な電力量である消費電力が使用可能な電力量を超えているか否かを通信経路上の通信装置ごとに判断することを特徴とする。
本発明による経路制御装置は、所定の期間内に各通信装置で使用できる総電力量を算出する総電力量算出手段と、期間内の任意の時間帯において使用可能な電力の割合を定義した関数である分配関数と総電力量とに基づいて、指定された時間帯に各通信装置が使用可能な電力量を算出する使用可能電力算出手段と、トラフィックを収容する時間帯を指定して経路設定要求が行われたときに、その時間帯においてそのトラフィックの収容に必要な電力量である消費電力が使用可能な電力量を超えているか否かを通信経路上の通信装置ごとに判断する使用可能電力量判断手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によるネットワーク制御システムは、通信装置と、通信装置の通信経路制御を行う少なくとも1つ以上の経路制御装置とを備え、経路制御装置が、所定の期間内に各通信装置で使用できる総電力量を算出する総電力量算出手段と、期間内の任意の時間帯において使用可能な電力の割合を定義した関数である分配関数と総電力量とに基づいて、指定された時間帯に各通信装置が使用可能な電力量を算出する使用可能電力算出手段と、トラフィックを収容する時間帯を指定して経路設定要求が行われたときに、その時間帯においてそのトラフィックの収容に必要な電力量である消費電力が使用可能な電力量を超えているか否かを通信経路上の通信装置ごとに判断する使用可能電力量判断手段とを備えたことを特徴とする。
本発明による経路制御プログラムは、コンピュータに、所定の期間内に各通信装置で使用できる総電力量を算出する総電力量算出処理、期間内の任意の時間帯において使用可能な電力の割合を定義した関数である分配関数と総電力量とに基づいて、指定された時間帯に各通信装置が使用可能な電力量を算出する使用可能電力算出処理、および、トラフィックを収容する時間帯を指定して経路設定要求が行われたときに、その時間帯においてそのトラフィックの収容に必要な電力量である消費電力が使用可能な電力量を超えているか否かを通信経路上の通信装置ごとに判断する使用可能電力量判断処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、使用可能な電力量が変動する通信装置が通信ネットワーク上に存在する場合であっても、安定したトラフィックの収容を継続して行うことができる。
本発明によるネットワーク制御システムが適用されるネットワークの一例示す説明図である。 経路制御装置の一実施形態の構成例を示すブロック図である。 通信装置の一実施形態の構成例を示すブロック図である。 経路制御部302の動作例を示すフローチャートである。 通信装置と通信装置間のリンクの一例を示す説明図である。 通信装置のトポロジーの例を示す説明図である。 図1に例示するネットワークにおける各無線リンクの帯域と使用帯域との関係の例を示す説明図である。 図1に例示するネットワークにおける各通信装置の仕様の例を示す説明図である。 本発明による経路制御装置の最小構成の例を示すブロック図である。 本発明によるネットワーク制御システムの最小構成の例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明によるネットワーク制御システムが適用されるネットワークの一例を示す説明図である。本発明によるネットワーク制御システムは、経路制御装置201と、通信装置202〜205とを備えている。なお、図1には、ネットワーク制御システムが4台の通信装置を備える場合を例示しているが、通信装置の台数は4台に限定されない。通信装置の台数は、2〜3台であってもよく、5台以上であってもよい。
通信装置202〜205は、自立した電源とバッテリーを備えた、使用可能な電力量が変動する装置である。通信装置202〜205の動力源は、主に、太陽光発電とバッテリーに貯められた電力に依存する。また、通信装置202〜205は、適応変調機能を有する無線リンクに接続される。
経路制御装置201と通信装置205とは、有線291で接続される。また、通信装置205は、無線リンク292で通信装置203に接続され、無線リンク293で通信装置204に接続される。また、通信装置204は、無線リンク295で通信装置203に接続され、無線リンク294で通信装置202に接続される。また、通信装置203は、無線リンク296で通信装置202に接続される。すなわち、通信装置202〜205は、無線メッシュネットワークに接続されていると言うこともできる。
上述するように、以下の説明では、本発明によるネットワーク制御システムがモバイルバックホールネットワークに適用される場合について説明する。
経路制御装置201は、通信ネットワーク全体を管理する。例えば、新規フローの受付処理や終了処理などは、経路制御装置201が全て行う。また、経路制御装置201は、各通信装置202〜205から、使用している変調方式など、無線リンクのリンク品質や、バッテリー容量などの情報を取得する。
図2は、経路制御装置の一実施形態の構成例を示すブロック図である。本実施形態における経路制御装置201は、通信部301と、経路制御部302と、トポロジー情報管理部303と、トラヒック情報管理部304と、通信装置情報管理部305とを含む。
通信部301は、有線291を介して、通信装置205との通信を行う。
トポロジー情報管理部303は、経路制御装置201や通信装置202〜205が接続されたネットワークのトポロジー情報を記憶する。トポロジー情報には、例えば、ノードの隣接関係や、リンクを示すネットワーク情報が含まれる。
トラヒック情報管理部304は、ネットワークを流れるフローの情報を記憶する。また、トラヒック情報管理部304は、ネットワークを流れるトラヒック全体の統計情報などを含むトラヒックプロファイル情報も記憶する。また、トラヒック情報管理部304は、フローの使用帯域や経路などを表すトラヒック情報を記憶していてもよい。
通信装置情報管理部305は、各通信装置202〜205の情報を記憶する。具体的には、通信装置情報管理部305は、各通信装置202〜205が備えるバッテリーの容量や予測発電量を表す通信装置情報、各通信装置202〜205が管理するリンクの情報(以下、リンク情報と記す。)を記憶する。リンク情報には、例えば、リンクの空き帯域や、リンクを使用しているフローのリストなどが挙げられる。通信装置情報管理部305は、他にも、通信装置の発電能力、リンク品質情報、BER(Bit error rate)、SNR(Signal to Noise ratio )、および、現在の変調方式を記憶していてもよい。
トポロジー情報管理部303、トラヒック情報管理部304および通信装置情報管理部305は、例えば、磁気ディスク等により実現される。
経路制御部302は、経路制御装置201に送信される新規フローのリクエストや終了通知を受け取ると、トポロジー情報管理部303、トラヒック情報管理部304および通信装置情報管理部305から必要な情報を抽出し、経路の設定や帯域の割り当てなどを行う。なお、経路制御部302の動作については後述する。
なお、経路制御部302は、プログラム(ネットワーク制御プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。例えば、プログラムは、経路制御装置201の記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、経路制御部302として動作してもよい。
図3は、通信装置の一実施形態の構成例を示すブロック図である。本実施形態における通信装置202〜205は、それぞれ、通信部401と、トラヒック制御部402と、フロー管理部403と、電源管理部404とを含む。
通信部401は、有線または無線リンクを介して他の通信装置や経路制御装置201との通信を行う。また、通信部401は、後述するトラヒック制御部402の指示に応じ、無線リンクで使用する変調方式を変更する。
フロー管理部403は、リンクを使用するフローの割り当て帯域や転送先など、フローに関する情報(以下、リソース割り当て情報と記す。)を記憶する。具体的には、フロー管理部403は、経路制御装置201から受信したリソース割り当て情報を記憶する。また、フロー管理部403は、リンクを流れるトラヒック情報を記憶していてもよい。
電源管理部404は、太陽光パネルおよびバッテリー(図示せず)を有する。電源管理部404は、バッテリー容量や予測発電量、現在の使用電力など、通信装置の電力に関する情報(以下、通信装置電力情報と記す。)を管理する。具体的には、電源管理部404は、太陽光パネルによる発電量や、現在のバッテリー容量を測定し、測定結果を記憶する。また、電源管理部404は、これらの通信装置電力情報を経路制御装置201に通知する。電源管理部404は、予め定められたタイミングで通信装置電力情報を経路制御装置201に通知してもよく、経路制御装置201からの問い合わせに応じて通信装置電力情報を経路制御装置201に通知してもよい。
トラヒック制御部402は、リンクを使用するフローの帯域制御および経路制御を行う。トラヒック制御部402は、各フローに対する割り当て帯域や、各フローの転送先を示す情報(すなわち、リソース割り当て情報)を経路制御装置201から受信すると、受信した情報をフロー管理部403に記憶させる。また、トラヒック制御部402は、フロー管理部403に記憶された情報(リソース割り当て情報)をもとにトラヒック制御を行う。
また、トラヒック制御部402は、フロー管理部403が管理するリソース割り当て情報に基づき、通信部401に対して無線リンクで使用する変調方式の変更などを指示する。
次に、経路制御部302の動作概要を説明する。図4は、経路制御部302の動作例を示すフローチャートである。
以下の説明では、太陽光発電の発電サイクルがちょうど日単位であることから、各通信装置が使用できる電力量を日単位で制限するものとする。すなわち、以下の説明では、経路制御部302は、各通信装置が一日に使用できる総電力量を算出するものとする。ここで、総電力量を算出する期間を[Ns,Nf]とすると、例えば、一日の期間は、Ns=0時0分0秒、Nf=23時59分59秒になる。なお、以下の説明では、期間[Ns,Nf]のことを、制御区間と記すこともある。
まず、経路制御部302は、各通信装置が期間[Ns,Nf]の間に使用できる総電力量を算出する。総電力量Aは、Ns時点におけるバッテリー容量B(Ns)、および、Nfから所定の期間(例えば、2日間または3日間)の天候予測に基づく予測発電量Wに基づき、以下に示す式1で算出される(ステップS101)。
A = h(B(Ns),W) (式1)
ここで、h(*)は、B(Ns)およびWの値を基にAの値を求める任意の関数である。この関数に基づいて、経路制御部302は、使用できる総電力量をある一定量に制限する。また、バッテリー容量B(Ns)は、バッテリー残量と言うこともできる。
次に、経路制御部302は、期間[Ns,Nf]の間で、指定された時間帯に各通信装置が使用可能な電力量を算出する。まず、経路制御部302は、期間[Ns,Nf]の間に使用できる総電力量Aのうち、期間内の任意の時間帯「時刻tからt’」までの間に使用可能な電力量の割合を定義した関数である分配関数F(t,t’)|t’≧tを設定する(ステップS102)。分配関数F(t,t’)は、以下に示す式2で定義される。
F(t,t’) = G(t’)−G(t) (式2)
ここで、G(t)は、G(Nf)=1、G(Ns)≧0を満たす任意の単調非減少関数である。すなわち、G(t)は、時刻NsからNfまでの期間に使用可能な電力量の累積割合を表す関数(以下、累積使用可能電力関数と記す。)ということができる。なお、ステップS101及びステップS102は、期間[Ns,Nf]ごとに、予め定めたスパンで定期的に実行される。
次に、期間[Ns,Nf]間の時刻tに、終了時刻がt’のフローについてアドミッション要求を他の装置から受け取ると(すなわち、トラフィックを収容する時間帯を指定して経路設定要求が行われると)、経路制御装置201の経路制御部302は、ステップS101及びステップS102で算出した総電力量A及び分配関数F(t,t’)を用いて、フローが発生する間(すなわち、時刻tからt’まで)に各通信装置が使用可能な電力を算出する。時刻tからt’までに各通信装置が使用可能な電力量は、以下に示す式3で算出される。
A * F(t,t’) (式3)
そして、経路制御部302は、各通信装置の消費電力が使用可能電力を超えないように経路を探索する(ステップS103)。具体的には、経路制御部302は、アドミッション要求が行われた時間帯において、トラフィックの収容に必要な電力量が使用可能な電力量を超えているか否かを通信経路上の通信装置ごとに判断する。そして、経路制御部302は、消費電力が使用可能な電力量を超えていない通信装置を経由する経路を探索する。経路制御部302は、例えば、フローの要求帯域や継続時間から、各通信装置の消費電力が使用可能な電力量の範囲内に収まる経路を探索する。なお、経路が見つからない場合、他の装置からのフロー要求(アドミッション要求)はリジェクトされる。以上の手順に従って、経路制御装置は、各通信装置の使用電力量を制御する。
次に、本実施形態の経路制御装置201の動作を詳しく説明する。まず、ステップS101の処理を説明する。経路制御装置201の経路制御部302は、制御区間[Ns,Nf]を決定し、各通信装置が制御区間[Ns,Nf]で使用できる総電力量Aを算出する(ステップS101)。本実施形態では、制御区間の範囲を一日とする。
具体的には、ステップS101において、まず、経路制御部302は、通信装置情報管理部305から各通信装置の発電能力やバッテリー容量を取得する。各通信装置の発電能力やバッテリー容量を示す情報が古い場合、経路制御部302は、各通信装置に対して直接これらの情報を問い合わせてもよい。
次に、経路制御部302は、現在のバッテリー容量の割合や、天候予測にもとづく今後の予測発電量から、ある一定の期間[Ns,Nf]で使用可能な電力を算出する。各通信装置nが期間[Ns,Nf]で使用可能な総電力量Aは、以下に示す式4で算出できる。
= h(B(Ns),W) (式4)
ここで、B(Ns)は、Ns時点における通信装置nのバッテリー容量(残量)を表す。Wは、Nfからx日間の天候予測に基づく通信装置nの予測発電量を表す。また、h(*)は、B(Ns)及びWの値を基にAの値を算出する任意の関数を表す。
なお、予測発電量を算出する際に利用する天候予測は、例えば、外部の他のシステム(天候予測システム)から受け取った情報であってもよく、経路制御装置201自身が導出した情報であってもよい。
経路制御部302は、例えば、天候予測の精度が所定の基準値を満たす期間(日数)を、通信装置nの予測発電量を算出する期間xと決定してもよい。経路制御部302は、例えば、過去の統計情報から、天候予測の精度が所定の基準値を超える期間を予測発電量を算出する期間xと決定する。例えば、精度の基準値が70%であり、3日先までの天候予測の精度が70%以上、4日先までの天候予測が60%の場合、経路制御部302は、期間xを3日と決定する。
また、経路制御部302は、例えば、各天候における一日の平均的な発電量に基づいて、x日間の予測発電量を算出する。太陽光発電による発電量は基本的に天候に大きく左右されるため、例えば、各天候における一日の平均的な発電量を、晴天の場合に600Wh、曇りの場合に300Wh、雨の場合に100Whと定めておく。次に、経路制御部302は、期間x日間の天候予測に基づいて、予測発電量Wを算出する。例えば、予測発電量を算出する期間xが3日間であり、3日間の天候予測が「晴天、晴天、曇り」であったとする。このとき、経路制御部302は、W=600+600+300=1500Whと算出する。
例えば、期間[Ns,Nf]における予測発電量がEexpであり、Nsの時点におけるバッテリー容量がB(Ns)であり、バッテリー容量の下限がBlimであるとする。ここで、B(Ns)+Eexp−A<Blimが成り立つ場合、総電力量Aは、以下に示す式5のように設定される。
= B(Ns)+Eexp−Blim (式5)
次に、ステップS102の処理を説明する。経路制御部302は、制御区間[Ns,Nf]内の時間[t,t’]で使用可能な電力量の分配を定義する分配関数F(t,t’)を決定する(ステップS102)。ここでは、上述した式2を使用するものとする。なお、上述するように、ステップS101及びステップS102の処理は、制御区間[Ns,Nf]のサイクルで定期的に行われる。
具体的には、ステップS102において、経路制御部302は、期間[Ns,Nf]の間の時間[t,t’]で使用可能な電力量の分配を定義する分配関数F(t,t’)|t’≧tを決定する。ここでは、分配関数を上記の式2と定義し、G(t)には、トラヒックプロファイルに準じた分配関数G(t)を用いることとする。
経路制御部302は、トラヒック情報管理部304から、期間[Ns,Nf]間のトラヒックプロファイル情報tr(t)を取得する。このとき、経路制御部302は、G(t)を以下の式6のように設定する。
G(t) = ∫Ns tr(t)/∫Ns Nftr(t) (式6)
ここで、tr(t)は、時刻tのときのトラヒック量を表す。すなわち、上記の式6において、分子は、Nsからtまでのtr(t)の定積分であり、分母は、NsからNfのtr(t)の定積分である。このとき、分配関数F(t,t’)は、以下に示す式7で定義できる。
F(t,t’)
= G(t’)−G(t)
= ∫Ns t’tr(t)/∫Ns Nftr(t)−∫Ns tr(t)/∫Ns Nftr(t)
= ∫ t’tr(t)/∫Ns Nftr(t) (式7)
すなわち、経路制御部302は、トラフィックプロファイルに基づいて分配関数F(t,t’)を定義する。具体的には、経路制御部302は、期間[Ns,Nf]のトラフィック量に対する期間[t,t’]のトラフィック量の割合を算出し、その割合を分配関数F(t,t’)と定義する。
次に、ステップS103の処理について説明する。制御区間[Ns,Nf]の間にフローのアドミッション要求を受け取ると、経路制御装置201の経路制御部302は、各通信装置がフローを収容するために使用可能な電力を、ステップS101及びステップS102の結果(すなわち、総電力量Aおよび分配関数F(t,t’))を元に計算する。そして、経路制御部302は、使用可能な電力の範囲内でトラフィックを収容可能な経路を探索する(ステップS103)。
具体的には、ステップS103において、まず、経路制御部302は、期間[Ns,Nf]中の時刻tにおいて終了時間がt’のフローのアドミッション要求をうけると、ステップS101及びステップS102で求めた総電力量A及び分配関数F(t,t’)を用いて、各通信装置がフロー収容中に使用可能な電力量を算出する。そして、経路制御部302は、フローを収容した場合に、各通信装置の消費電力が使用可能な電力量に収まる経路を探索する。
通信装置の消費電力が使用可能な電力以上になる場合は、経路制御部302は、その通信装置を候補から除外する。また、経路が見つかった場合、経路制御部302は、各通信装置にその情報を通知し、フローを受け付ける。経路制御部302は、経路上の通信装置にフローを受け付けた経路を示す情報を送信してもよく、経路制御装置201が管理する全ての通信装置にフローを受け付けた経路を示す情報を送信してもよい。
通信装置の消費電力が使用可能な電力を上回るか否かを判断する手順を説明する。図5は、通信装置と通信装置間のリンクの一例を示す説明図である。図5に示す例では、3台の通信装置(通信装置n−1,n,n+1)が存在し、通信装置n−1と通信装置nとがリンクl1で接続され、通信装置nと通信装置n+1とがリンクl2で接続されている。また、図5に示す例では、通信装置n−1から通信装置nを経由して通信装置n+1にフローが流れることを示す。
図5に例示するように、フローが片方向の場合、経路制御部302は、通信装置nからリンクl2を経由する経路の探索時に、以下に示す式8の不等式が成り立つか調べる。
+Dl2 <= A*F(t,t’)
n+1+Dl2 <= An+1*F(t,t’) (式8)
ここで、Pを通信装置nの現在の消費電力、Dl2をリンクl2にフローを追加したときの増加消費電力とする。
一方、フローが双方向(bi−directional)の場合、例えば、図5に示す例では、通信装置n+1から通信装置nを経由して通信装置n−1にも(すなわち、逆方向にも)フローが流れる。そのため、経路探索中に各通信装置の消費電力を計算するときは、経路の一方向のリンクの消費電力だけでなく、直前の通信装置との間のリンクにおける消費電力の変化を考慮する必要がある。よって、経路制御部302は、経路の途中に存在する通信装置nについて、以下に示す式9の不等式が成り立つか調べる必要がある。なお、Dl1は、リンクl1にフローを追加したときの増加消費電力である。
+Dl1+Dl2 <= A*F(t,t’)
n+1+Dl2 <= An+1*F(t,t’) (式9)
なお、上記の式8及び式9が示す不等式は、発電量が時間的に一定である場合を前提としている。ただし、実際の発電量は、時間的に変動する。そのため、上記の式8及び式9が示す不等式を満たしていても、フローを収容することで、フロー収容中に各通信装置のバッテリー容量が予め設定されたBlimを一時的に下回ってしまうことがある。このことが予想される場合、経路制御部302は、その通信装置を候補からはずしてもよい。
次に、経路を探索する方法を説明する。図6は、通信装置のトポロジーの例を示す説明図である。図6に例示するa,b,cおよびdは、それぞれ通信装置を示す。また、通信装置間を結ぶ実線は、各通信装置を接続するリンクを示す。ここでは、aからdまでの経路を探索するものとする。
経路制御部302は、各通信装置に接続されたリンクから目的の通信装置までの経路を順に探索する。図6に示す例では、経路制御部302は、a−c,a−b,a−b−d,a−c−dの順に経路を探索する。そして、経路制御部302は、リンクを辿るごとに通信装置の使用可能電力量と消費電力とを比較する。図6に示す例では、a−cの経路を探索した場合、経路制御部302は、aおよびcの消費電力量を算出し、使用可能電力量と比較する。同様に、a−c−dの経路を探索した場合、経路制御部302は、a−cおよびc−dのリンクを使用した場合のa,cおよびdの消費電力量を算出し、使用可能電力量と比較する。
目的地までの経路が複数存在する場合、経路制御部302は、消費電力の合計が少ない経路を選択してもよい。図6に示す例では、aからdまでの経路はa−b−dとa−c−dの2つ存在する。a−b−dとa−c−dのいずれも経路として使用可能な場合(すなわち、消費電力量が使用可能電力量を下回る場合)、経路制御部302は、それぞれの経路で使用されるリンクコストの合計を比較し、合計値が少ない経路を選択してもよい。なお、この場合のリンクコストには、リンクの増加消費電力量を使用すればよい。
以上のように、本実施形態によれば、経路制御部302が通信装置202〜205で期間[Ns,Nf]に使用できる総電力量Aを算出する。また、経路制御部302が期間[Ns,Nf]内の時間帯(t,t’)において使用可能な電力の割合を定義した分配関数Fと総電力量Aとに基づいて、指定された時間帯に各通信装置202〜205が使用可能な電力量を算出する。そして、トラフィックを収容する時間帯を指定して経路設定要求が行われたときに、経路制御部302が、その時間帯における消費電力が使用可能な電力量を超えているか否かを通信経路上の通信装置ごとに判断する。よって、使用可能な電力量が変動する通信装置が通信ネットワーク上に存在する場合であっても、安定したトラフィックの収容を継続して行うことができる。
すなわち、ステップS101において、経路制御部302は、例えば、晴天時の発電量や平均的な発電量を基準に、使用できる電力量をある一定量に制限する。そのため、過剰な電力使用を抑制できる。さらに、経路制御部302が、バッテリーに残っている電力および発電予測に基づいて、使用可能な電力を決定する。そのため、バッテリーの電力が低下した場合や、今後の予測発電量が低下することが予期される場合、使用可能電力を抑制できる。よって、その後の発電量低下に備えることが可能になる。
また、ステップS101で算出された使用可能電力に対して、経路制御部302は、ステップS102でその配分を決定する。そのため、収容トラヒック量を時間ごとにコントロールできる。よって、例えば、昼のトラヒック量を抑え、その分、夜間のトラヒック量を増やすといったトラヒック量の制御が可能になる。
また、経路制御部302が、フローのアドミッション要求を受けて経路探索を行う際、ステップS101及びステップS102の処理で算出した使用可能電力の範囲内で収容できる経路を探索する。例えば、経路制御部302は、経路が見つからなかった場合、アドミッション制御として、フローをリジェクトする。よって、各通信装置の消費電力を、ステップS101およびステップS102で決定した電力使用量の範囲内に収めることができる。
本実施形態では、経路制御装置201が各通信装置の総電力量および使用可能電力を算出して経路制御を行う場合について説明したが、各通信装置202〜205が、経路制御を行うようにしてもよい。すなわち、各通信装置202〜205のトラヒック制御部402が、経路制御装置201の経路制御部302の機能を備えていてもよい。この場合、経路制御の処理負荷を各通信装置に分散できる。
また、本実施形態では、通信装置202〜205が太陽光発電を行う場合を例に説明したが、通信装置202〜205が発電を行う方法は太陽光発電に限定されない。通信装置202〜205は、他の自然エネルギーを動力源として発電を行ってもよい。
すなわち、本実施形態では、各通信装置が太陽光発電及びバッテリーからの電力を動力に動作する無線メッシュネットワークにおいて、各時間において使用できる電力量を制限している。よって、時間帯やその日の天候による発電量の変動に影響されずに安定したトラヒック収容を実現できる。
以下、具体的な実施例により本発明を説明するが、本発明の範囲は以下に説明する内容に限定されない。本実施例では、図1に示す通信ネットワークを制御する場合を例に説明する。
また、本実施例では、トラヒックプロファイルを基に分配関数F(t,t’)を設定するものとし、時間に関わらずトラヒック量が一定なトラヒックプロファイル(tr(t)=K、Kは定数)が与えられているとする。
経路制御装置201の経路制御部302は、各通信装置202〜205がそれぞれ期間[Ns,Nf]で使用できる総電力量Aを、以下の式10に示すように、Ns時点でのバッテリー容量B(Ns)およびNfから3日間の予測発電量Wを用いて算出する。
A=h(B(Ns),W)
=Esun*(1−((1−B(Ns)/BMAX)*(1−W/(3*E ))))
(式10)
ここで、Esunは、晴天である場合における期間[Ns,Nf]に見込める発電量、または、過去の統計情報に基づく平均的な期間[Ns,Nf]での発電量を示す。また、BMAXは、バッテリーの最大容量を示し、Eは、晴天時の一日分の発電量を示す。すなわち、3*E は、Nsからの3日間がすべて晴天だったときの発電量ということができる。なお、E は、各通信装置の発電量を識別していることを示す。また、Eは、晴天時の一日分の発電量に限定されない。Eとして、統計情報に基づく平均的な発電量を用いてもよい。このように、経路制御部302は、式10に示すように、晴天時に見込める発電量または統計情報に基づく平均的な発電量(例えば、Esun)を基準とし、バッテリーの最大容量(例えば、BMAX)に対するバッテリー残量(例えば、バッテリー容量B(Ns))の割合、および、所定の期間(例えば、3日間)の晴天時における発電量に対する、所定の期間の天候予測に基づく予測発電量(例えば、W)の割合に基づいて総電力量を算出する。
上記の式10に示す関数は、バッテリー容量B(Ns)が低下するほど、総電力量Aの値が低下することを示す。また、上記の式10に示す関数は、バッテリー容量B(Ns)が高くなると、総電力量Aが、Esunに近づくことを示す。さらに、上記の式10に示す関数は、Nfからの天候が悪く、発電量が見込めない場合、総電力量Aが抑えられる方向に働くこと示す。このように、Esunを基準に総電力量Aを決めているため、過剰な電力使用を抑えることができる。
上述の通り、本実施例における通信ネットワークには、図1に示すように、経路制御装置201と、通信装置202〜205が含まれるものとする。経路制御装置201と通信装置205とは、有線291で接続される。また、通信装置205は、無線リンク292で通信装置203に接続され、無線リンク293で通信装置204に接続される。また、通信装置204は、無線リンク295で通信装置203に接続され、無線リンク294で通信装置202に接続される。また、通信装置203は、無線リンク296で通信装置202に接続される。
各無線リンクは双方向リンクであり、片方向の帯域は、変調方式QPSK,16QAM,32QAMに応じて、それぞれ40Mbps,80Mbps,108Mbpsと変化する。また、送信側の通信装置にかかる消費電力は、変調方式QPSK,16QAM,32QAMに応じて、それぞれ10W,12W,16Wと変化する。
図7は、図1に例示するネットワークにおける各無線リンクの帯域と使用帯域との関係の例を示す説明図である。図7に示す例では、例えば、無線リンク292の変調方式がQPSK、帯域が40Mbps、使用帯域が40Mbpsであることを示す。
図8は、図1に例示するネットワークにおける各通信装置の仕様の例を示す説明図である。図8に示す例では、各通信装置の晴天時における期間[Ns,Nf]での平均発電量Esun、バッテリーの最大容量BMAX、および、Ns時でのバッテリー容量B(Ns)の関係を例示している。
ここで、Nsからの3日間で予測される発電量がすべて晴天だったときの発電量(すなわち、3*E )を1とし、この発電量に対する3日間の予測発電量Wの割合をδ=0.5とする。ここで、δ=W/(3*E )である。この場合、各通信装置が期間[Ns,Nf]で使用可能な電力Aは、以下に示す式12のように算出される。
202= 960*(1 − 1/2 * (1−0.5))= 720Wh
203=2000*(1 − 1/4 * (1−0.5))=1750Wh
204=1200*(1 − 3/4 * (1−0.5))= 750Wh
205= 900*(1 − 1/3 * (1−0.5))= 750Wh
(式11)
次に、経路制御部302は、時刻tからt’までの間に使用可能な電力量の割合を定義した分配関数F(t,t’)を設定する。本実施例では、経路制御部302は、トラヒック量が一定なトラフィックプロファイル(tr(t) =K)に基づいて、分配関数F(t,t’)を、以下に示す式12のように設定する。なお、ここでは、時間の単位を時(hour)とする。
G(t)=∫Ns tr(t)/∫Ns Nftr(t)
=(t−Ns)/(Nf−Ns)=t/24
F(t,t’)= G(t’)− G(t)=(t’−t)/24 (式12)
ここで、経路制御装置201が、時刻tにおいて、通信装置202と通信装置205との間で時刻tからt’=t+2までの期間に10Mbpsを使用する双方向(bi−directional)フローのアドミッション要求(通信帯域確保要求)を受け付けたとする。このとき、経路制御装置201の経路制御部302は、各通信装置がフローの継続時間中に使用可能な電力を計算する。この場合、経路制御部302は、式11を用いてF(t,t’)=1/12と算出する。この場合、各通信装置が使用可能な電力は、以下に示す式13のように算出される。
202*F(t,t’)= 720/12= 60Wh
203*F(t,t’)=1750/12≒145Wh
204*F(t,t’)= 750/12≒ 62Wh
205*F(t,t’)= 750/12≒ 62Wh (式13)
次に、経路制御装置201の経路制御部302は、フローを収容するための経路を探索する。ここでは、経路制御部302は、通信装置202から通信装置205への経路として、経路「通信装置202−通信装置203−通信装置205」が利用可能か否かを調べる。まず、経路制御部302は、通信装置202から通信装置203への経路を調べる。
図1に示す例では、通信装置202から通信装置203への経路では、無線リンク296を経由する。そこで、経路制御部302は、無線リンク296にフローを追加した場合における通信装置202および通信装置203の消費電力を調べる。具体的には、現在の通信装置202の消費電力をP202、通信装置203の消費電力をP203とし、フローを追加したときの無線リンク296の消費電力の増加をD296とした場合、経路制御部302は、以下の式14に示す不等式が成立するか否かを調べる。
(P202+D296)*(t’−t)<=A202*F(t,t’)
(P203+D296)*(t’−t)<=A203*F(t,t’) (式14)
通信装置202および通信装置203の消費電力は、それぞれのリンクの消費電力の合計である。そのため、P202=20,P203=30と算出される。また、無線リンク296は、変調方式を変えなくともフローを収容できるだけの帯域が余っている。そのため、D296=0と算出される。よって、式14に示す不等式が成立する
202+D296=(20+0)*2 < 60
203+D296=(30+0)*2 < 145
次に、経路制御部302は、通信装置203から通信装置205への経路を調べる。経路制御部302は、上述する方法と同様に、通信装置203と通信装置205とを結ぶ無線リンク292にフローを追加した場合における通信装置203および通信装置205の消費電力を調べる。
ここで、直前の経路「通信装置202−通信装置203」の間で、無線リンク296が使用されている。このため、この経路を選択する場合における通信装置203の消費電力の合計は、P203+D296+D292になる。経路制御部302は、通信装置203および通信装置205について、消費電力と使用可能電力とを比較する。具体的には、通信装置205の消費電力をP205とし、フローを追加したときの無線リンク296の消費電力の増加をD296とした場合、経路制御部302は、以下の式15に示す不等式が成立するか否かを調べる。
(P203+D296+D292)*(t’−t)<=A203*F(t,t’)
(P205 +D292)*(t’−t)<=A205*F(t,t’) (式15)
図1に示す例では、フローを収容するための帯域を確保するために、無線リンク292が変調方式をQPSKから16QAMに変える必要がある。そのため、消費電力が2W増加する。すなわち、D292=2になる。したがって、P203=30、P205=20より、以下に示す不等式が成立する。
203+D296+D292=(30+0+2)*2 < 145
205 +D292=(20 +2)*2 < 62
したがって、フローを収容するにあたり、経路「通信装置202−通信装置203−通信装置205」を用いても、各通信装置の使用電力が割り当て以上にならないことが分かる。そこで、経路制御装置201は、フローのアドミッション要求を受け付け、経路を設定する。
なお、上述する経路設定は、非特許文献1に記載されたAODVのように、分散で経路を計算する経路制御方式でも実施可能である。この場合、各通信装置は、Route Requestの転送や、Route Replyの転送をする際、フローの消費電力が自身の使用可能電力を超えないか調べる。そして、大丈夫な場合(すなわち、フローの消費電力が自身の使用可能電力を超えない場合)のみ、各通信装置は、Route RequestおよびReplyを転送する。
本実施例では、単一の経路ではフローを収容できない場合の動作例を説明する。具体的には、本実施例では、探索した経路において消費電力が使用可能な電力量を超える場合、経路制御部302が他の経路も使用してフローを収容する場合の動作を説明する。本実施例でも、図1に示す通信ネットワークを制御する場合を例に説明する。
経路制御装置201が、時刻tにおいて、通信装置202と通信装置204との間で時刻tからt’=t+2までの期間に30Mbpsを使用するフローの経路設定要求を受け付けたとする。このとき、経路制御装置201の経路制御部302は、各通信装置がフローの継続時間中に使用可能な電力を計算する。各通信装置が使用可能な電力は、上述する式13によって算出される電力と同様である。
次に、経路制御部302は、通信装置202から通信装置204への経路を調べる。現在の通信装置204の消費電力をP204とし、フローを追加したときの無線リンク294の消費電力の増加をD294とした場合、経路制御部302は、以下の式16に示す不等式が成立するか否かを調べる。
(P204+D294)*(t’−t)<=A204*F(t,t’) (式16)
この場合、フローを収容するにあたり、無線リンク294は、変調方式をQPSKから16QAMへの変更にする。そのため、消費電力は2W増加する。すなわち、D294=2になる。したがって、P204=30より、不等式は、以下の関係を示す。
204+D294=(30+2)*2 > 62
したがって、経路「通信装置202−通信装置204」を用いた場合、消費電力が使用可能電力を超えてしまう。そのため、この経路だけでは、使用できない。
同様に、経路「通信装置202−通信装置203−通信装置205」を用いる場合、経路「通信装置203−通信装置204」の間の無線リンク295において、変調方式をQPSKから16QAMに変更する。そのため、消費電力は2W増加する。すなわち、D295=2になる。よって、P204=30より、不等式は、以下の関係を示す。
204+D295=(30+2)*2 > 62
したがって、経路「通信装置202−通信装置203−通信装置205」を用いた場合も、消費電力が使用可能電力を超えてしまう。そのため、この経路だけでは、使用できない。
このような場合、経路制御部302は、フローを分割し、マルチパスにすることでフローを収容できるかどうかを調べる。具体的には、経路制御部302は、各リンクの消費電力増が一番少なくフローを収容できる経路を探索する。すなわち、経路制御部302は、経路上のリンクの消費電力増加が最小になる空き帯域を算出する。
経路制御部302は、例えば、経路設定の要求がなされたフローを収容したときに、各リンクで生じる消費電力の増加をリンクのコストとし、そのコストの合計が一番少ない経路を採用してもよい。この場合、フローを収容できるだけの空き帯域が無いリンクや、フローを収容することに伴う消費電力の増加により中継局に割り当てられた使用可能電力量を超えてしまうようなリンクは、予め除外しておいてもよい。
経路制御部302は、例えば、Dijkstra法を用いて、リンクコストが最小になる経路を探索してもよい。ただし、経路を探索する方法は、上記方法に限定されない。経路制御部302は、他にも、候補になる経路をすべてリストアップし、その経路の中でリンクコストの合計値が一番少ない経路を採用するようにしてもよい。
図1に示す例では、経路「通信装置202−通信装置204」で、10Mbps分のフローをリンクの消費電力を増加させずに収容できる余裕があることがわかる。そこで、経路制御部302は、30Mbpsのうち、10Mbps分を経路「通信装置202−通信装置204」に設定する。すなわち、経路制御部302は、算出した空き帯域に基づいてフローの帯域を分割する。10Mbps分のフローを経路「通信装置202−通信装置204」に設定した場合、通信装置202および通信装置204の消費電力と使用可能電力との関係は、以下の関係を満たす。
202+D294=(20+0)*2 < 60
204+D294=(30+0)*2 < 62
したがって、使用可能電力の範囲内でフローを収容できる。残りの20Mbps分のフローには、経路「通信装置202−通信装置203−通信装置204」を用いる。経路制御部302は、各通信装置の消費電力について調べる。このとき、経路制御部302は、通信装置202および通信装置204の消費電力を、既に求めた経路「通信装置202−通信装置204」に10Mbps分のフローを流しているとして調べる。この場合、消費電力と使用可能電力との関係は、以下の関係を満たす。
202+D294+D296=(20+0+0)*2 < 60
203+D296+D295=(30+0+0)*2 < 145
204+D294+D295=(30+0+0)*2 < 62
したがって、通信装置202、通信装置203および通信装置204のいずれも消費電力が使用可能電力を下回る。よって、使用可能電力の範囲内でフローを収容できるため、経路として用いることができる。
以上のように、経路「通信装置202−通信装置204」と経路「通信装置202−通信装置203−通信装置204」のマルチパスを設定することでフローを収容できる。そのため、経路制御部302は、これらのマルチパスを経路に設定する。
このように、探索した少なくとも2つ以上の経路において消費電力が使用可能な電力量を超える場合、経路制御部302が、経路上のリンクの消費電力増加が最小になる空き帯域を算出する。そして、経路制御部302は、算出した空き帯域に基づいてフローの帯域を分割し、分割後のフローに基づいて経路を探索する。よって。第1の実施例の効果に加え、経路設定要求をより満たすことが可能になる。
次に、本発明の最小構成例を説明する。図9は、本発明による経路制御装置の最小構成の例を示すブロック図である。本発明による経路制御装置(例えば、経路制御装置201)は、所定の期間内(例えば、日単位)に各通信装置(例えば、通信装置202〜205)で使用できる総電力量(例えば、総電力量A)を算出する総電力量算出手段81(例えば、経路制御部302)と、期間内の任意の時間帯(例えば、時刻tからt’)において使用可能な電力の割合を定義した関数である分配関数(例えば、分配関数F(t,t’))と総電力量とに基づいて、指定された時間帯に各通信装置が使用可能な電力量を算出する使用可能電力算出手段82(例えば、経路制御部302)と、トラフィックを収容する時間帯を指定して経路設定要求(例えば、アドミッション要求)が行われたときに、その時間帯においてそのトラフィックの収容に必要な電力量である消費電力(例えば、通信装置の消費電力およびリンクの増加消費電力)が使用可能な電力量を超えているか否かを通信経路上の通信装置ごとに判断する使用可能電力量判断手段83(例えば、経路制御部302)とを備えている。
そのような構成により、使用可能な電力量が変動する通信装置が通信ネットワーク上に存在する場合であっても、安定したトラフィックの収容を継続して行うことができる。
例えば、一般的な経路制御方式では主にリンク帯域が考慮されるため、通信装置の使用可能電力を考慮した経路制御を行うことができない。しかし、本実施形態によれば、使用可能電力算出手段82が算出した使用可能電力量に基づいて、使用可能電力量判断手段83が、通信装置の消費電力が使用可能な電力量を超えているか否かを判断する。よって、通信装置の使用可能電力を考慮した経路制御を行うことができる。言い換えると、各通信装置が使用できる電力量を制限することで、発電量の違いがトラヒックの収容量に与える影響を軽減する。そのため、安定したトラヒック収容を実現できる。
また、使用可能電力量判断手段83は、使用可能な電力量の判断結果に基づいて、消費電力が使用可能な電力量を超えていない通信装置を経由する経路を探索してもよい。
すなわち、本実施形態では、各時間帯におけるトラヒック需要に対するアドミッションレート(収容率)を一定に保つために、各時間帯で使える電力量を、全体におけるその時間帯のトラヒック量の比率(すなわち、分配関数F)を用いて制限している。そして、使用可能電力量判断手段83は、その制約を満たしつつ、トラヒックのQoS(Quality of Service)を維持できる経路を探索している。よって、安定したトラフィックの収容を継続して行うことができる。
また、使用可能電力算出手段82は、各通信装置が使用可能な電力量を、トラフィックプロファイル(例えば、トラヒックプロファイル情報tr(t))に基づいて定義された分配関数(例えば、式7)に基づいて算出してもよい。
また、総電力量算出手段81は、晴天時に見込める発電量または統計情報に基づく平均的な発電量(例えば、Esun)を基準とし、バッテリーの最大容量に対するバッテリー残量の割合(例えば、B(Ns)/BMAX)、および、所定の期間の晴天時における発電量に対する、所定の期間の天候予測に基づく予測発電量の割合(例えば、W/(3*E ))に基づいて(例えば、式10を用いて)総電力量を算出してもよい。
また、使用可能電力量判断手段83は、探索した少なくとも2つ以上の経路のいずれも消費電力が使用可能な電力量を超える場合、経路上のリンクの消費電力増加が最小になる空き帯域を算出し、算出した空き帯域に基づいてフローの帯域を分割し、分割した帯域のフローによる消費電力が使用可能な電力量を超えていない通信装置を経由する経路を探索してもよい。
また、図10は、本発明によるネットワーク制御システムの最小構成の例を示すブロック図である。図10に例示するネットワーク制御システムは、通信装置90(例えば、通信装置202〜205)と、通信装置の通信経路制御を行う少なくとも1つ以上の経路制御装置80(例えば、経路制御装置201)とを備えている。なお、経路制御装置80の内容は、図9に例示する経路制御装置の内容と同様であるため、説明を省略する。
このような構成であっても、使用可能な電力量が変動する通信装置が通信ネットワーク上に存在する場合であっても、安定したトラフィックの収容を継続して行うことができる。
以上、実施形態及び実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2011年5月13日に出願された日本特許出願2011−108090を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、フローの通信経路を設定してネットワークを制御するネットワーク制御システムに好適に適用される。例えば、本発明を携帯電話網におけるモバイルバックホールに利用が可能である。
201 経路制御装置
202〜205 通信装置
291 有線リンク
292〜296 無線リンク
301 通信部
302 経路制御部
303 トポロジー情報管理部
304 トラヒック情報管理部
305 通信装置情報管理部
401 通信部
402 トラヒック制御部
403 フロー管理部
404 電源管理部

Claims (10)

  1. 所定の期間内に各通信装置で使用できる総電力量を算出し、
    前記期間内の任意の時間帯において使用可能な電力の割合を定義した関数である分配関数と前記総電力量とに基づいて、指定された時間帯に前記各通信装置が使用可能な電力量を算出し、
    トラフィックを収容する時間帯を指定して経路設定要求が行われたときに、当該時間帯において当該トラフィックの収容に必要な電力量である消費電力が前記使用可能な電力量を超えているか否かを通信経路上の通信装置ごとに判断する
    ことを特徴とするネットワーク制御方法。
  2. 使用可能な電力量の判断結果に基づいて、消費電力が使用可能な電力量を超えていない通信装置を経由する経路を探索する
    請求項1記載のネットワーク制御方法。
  3. 各通信装置が使用可能な電力量を、トラフィックプロファイルに基づいて定義された分配関数に基づいて算出する
    請求項1または請求項2記載のネットワーク制御方法。
  4. 総電力量を算出する際、晴天時に見込める発電量または統計情報に基づく平均的な発電量を基準とし、バッテリーの最大容量に対するバッテリー残量の割合、および、所定の期間の晴天時における発電量に対する、所定の期間の天候予測に基づく予測発電量の割合に基づいて総電力量を算出する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のネットワーク制御方法。
  5. 経路を探索する際、探索した少なくとも2つ以上の経路のいずれも消費電力が使用可能な電力量を超える場合、前記経路上のリンクの消費電力増加が最小になる空き帯域を算出し、算出した空き帯域に基づいてフローの帯域を分割し、分割した帯域のフローによる消費電力が使用可能な電力量を超えていない通信装置を経由する経路を探索する
    請求項2から請求項4のうちのいずれか1項に記載のネットワーク制御方法。
  6. 所定の期間内に各通信装置で使用できる総電力量を算出する総電力量算出手段と、
    前記期間内の任意の時間帯において使用可能な電力の割合を定義した関数である分配関数と前記総電力量とに基づいて、指定された時間帯に前記各通信装置が使用可能な電力量を算出する使用可能電力算出手段と、
    トラフィックを収容する時間帯を指定して経路設定要求が行われたときに、当該時間帯において当該トラフィックの収容に必要な電力量である消費電力が前記使用可能な電力量を超えているか否かを通信経路上の通信装置ごとに判断する使用可能電力量判断手段とを備えた
    ことを特徴とする経路制御装置。
  7. 使用可能電力量判断手段は、使用可能な電力量の判断結果に基づいて、消費電力が使用可能な電力量を超えていない通信装置を経由する経路を探索する
    請求項6記載の経路制御装置。
  8. 通信装置と、
    前記通信装置の通信経路制御を行う少なくとも1つ以上の経路制御装置とを備え、
    前記経路制御装置は、
    所定の期間内に各通信装置で使用できる総電力量を算出する総電力量算出手段と、
    前記期間内の任意の時間帯において使用可能な電力の割合を定義した関数である分配関数と前記総電力量とに基づいて、指定された時間帯に前記各通信装置が使用可能な電力量を算出する使用可能電力算出手段と、
    トラフィックを収容する時間帯を指定して経路設定要求が行われたときに、当該時間帯において当該トラフィックの収容に必要な電力量である消費電力が前記使用可能な電力量を超えているか否かを通信経路上の通信装置ごとに判断する使用可能電力量判断手段とを備えた
    ことを特徴とするネットワーク制御システム。
  9. 少なくとも1台以上の通信装置が、経路制御装置として動作する
    請求項8記載のネットワーク制御システム。
  10. コンピュータに、
    所定の期間内に各通信装置で使用できる総電力量を算出する総電力量算出処理、
    前記期間内の任意の時間帯において使用可能な電力の割合を定義した関数である分配関数と前記総電力量とに基づいて、指定された時間帯に前記各通信装置が使用可能な電力量を算出する使用可能電力算出処理、および、
    トラフィックを収容する時間帯を指定して経路設定要求が行われたときに、当該時間帯において当該トラフィックの収容に必要な電力量である消費電力が前記使用可能な電力量を超えているか否かを通信経路上の通信装置ごとに判断する使用可能電力量判断処理
    を実行させるための経路制御プログラム。
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